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図面 (6)

課題

車両の航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる表示制御方法および表示制御装置を提供する。

解決手段

航続可能距離を繰り返し算出し、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を表示装置に表示させることが可能な表示制御方法であって、今回航続可能距離と前回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、今回航続可能距離を表示させる前に、遷移航続可能距離を表示させる遷移表示制御を行う。

概要

背景

従来、瞬間電費バッテリの残電気量とに基づいて車両の航続可能距離を算出し、算出した航続可能距離を表示する技術が知られている(たとえば特許文献1)。

概要

車両の航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる表示制御方法および表示制御装置を提供する。航続可能距離を繰り返し算出し、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を表示装置に表示させることが可能な表示制御方法であって、今回航続可能距離と前回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、今回航続可能距離を表示させる前に、遷移航続可能距離を表示させる遷移表示制御を行う。

目的

本発明が解決しようとする課題は、航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる表示制御方法および表示制御装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

航続可能距離を繰り返し算出し、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を表示装置に表示させることが可能な表示制御方法であって、前記今回航続可能距離と前記前回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、前記今回航続可能距離を表示させる前に、前記遷移航続可能距離を表示させる遷移表示制御を行う表示制御方法。

請求項2

請求項1に記載の表示制御方法であって、ユーザが所定の操作を行った場合に、前記遷移表示制御を実行する表示制御方法。

請求項3

請求項2に記載の表示制御方法であって、ユーザが前記所定の操作を行った場合でも、前記今回航続可能距離と前記前回航続可能距離との差分が所定値未満である場合には、前記遷移表示制御を実行しない表示制御方法。

請求項4

請求項1に記載の表示制御方法であって、前記今回航続可能距離と前記前回航続可能距離との差分が所定値未満である場合には、前記遷移表示制御を実行しない表示制御方法。

請求項5

請求項1〜4のいずれかに記載の表示制御方法であって、前記遷移表示制御において、前記今回航続可能距離から前記前回航続可能距離までの間の異なる複数の距離を、複数の前記遷移航続可能距離として算出し、前記複数の遷移航続可能距離を、前記前回航続可能距離の値に近い方から順に段階的に表示させる表示制御方法。

請求項6

請求項5に記載の表示制御方法であって、前記複数の遷移航続可能距離間の間隔が均等である表示制御方法。

請求項7

請求項1〜6のいずれかに記載の表示制御方法であって、前記表示装置が前記航続可能距離を表示しておらず、前記航続可能距離とは異なる情報を表示している場合において、前記遷移表示制御を実行する場合には、前記情報に加えて、または、前記情報に代えて、前記遷移航続可能距離を表示させる表示制御方法。

請求項8

請求項1〜7のいずれかに記載の表示制御方法であって、前記遷移航続可能距離の表示中も航続可能距離を繰り返し算出し、前記遷移航続可能距離の表示中に航続可能距離が変化した場合には、表示中の前記遷移航続可能距離と新たに算出した航続可能距離である今回航続可能距離との間の距離を、新たな遷移航続可能距離として算出し、前記新たに算出した今回航続可能距離を表示する前に、前記新たな遷移航続可能距離を表示させる表示制御方法。

請求項9

航続可能距離を繰り返し算出し、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を、表示装置に表示させることが可能な表示制御装置であって、前記今回航続可能距離と前記前回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、前記今回航続可能距離を表示させる前に、前記遷移航続可能距離を表示させる表示制御装置。

技術分野

0001

本発明は、航続可能距離の表示を制御する表示制御方法および表示制御装置に関する。

背景技術

0002

従来、瞬間電費バッテリの残電気量とに基づいて車両の航続可能距離を算出し、算出した航続可能距離を表示する技術が知られている(たとえば特許文献1)。

先行技術

0003

特開2012−100474号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来技術では、航続可能距離を算出した場合に、算出した航続可能距離が瞬時にユーザに表示されるため、航続可能距離が変化したことを、ユーザが把握できない場合があった。

0005

本発明が解決しようとする課題は、航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる表示制御方法および表示制御装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、航続可能距離を繰り返し算出し、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を表示装置に表示させることが可能な表示制御方法または表示制御装置において、前回航続可能距離と今回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、今回航続可能距離を表示させる前に、遷移航続可能距離を表示させることで、上記課題を解決する。

発明の効果

0007

本発明によれば、今回航続可能距離を表示させる前に、前回航続可能距離と今回航続可能距離との間の距離である遷移航続可能距離を表示させることで、航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる。

図面の簡単な説明

0008

本実施形態に係る車載装置の構成を示す構成図である。
本実施形態に係る表示制御処理を示すフローチャートである。
ユーザの操作により車両の航続可能距離が変化した場面における表示制御方法を説明するための図である。
遷移航続可能距離の表示中に、ユーザの操作により車両の航続可能距離が変化した場面における表示制御方法を説明するための図である。
ユーザの操作による航続可能距離の変動量が所定値未満である場面における表示制御方法を説明するための図である。

実施例

0009

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、エンジン自動車に搭載された車載装置を例示して、本発明を説明する。

0010

図1は、本実施形態に係る車載装置100の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る車載装置100は、エンジン制御装置110と、車載機器120と、車速センサ130と、フューエルセンサ140と、表示制御装置150と、表示装置160とを有している。これら装置は、相互に情報の授受を行うためにCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続されている。

0011

エンジン制御装置110は、燃料噴射量センサ(不図示)から燃料噴射量の情報を取得し、取得した燃料噴射量の情報に基づいて、内燃機関の動作を制御する。また、エンジン制御装置110は燃料噴射量の情報を表示制御装置150に出力する。

0012

車載機器120は、ユーザが操作可能な操作部材である。このような車載機器120には、ユーザが車載機器120を操作することで、車両の航続可能距離を変化させるものが含まれる。車両の航続可能距離を変化させる車載機器120の一例として、車両の燃費が低減するようにアクセル制御アシストする「エコモード」と、「ノーマルモード」とを切り替えエコモードスイッチや、エアコンオンオフを切り替えるエアコンスイッチなどが挙げられる。たとえば、ユーザがエコモードスイッチを操作して、「エコモード」に設定した場合には、「ノーマルモード」に設定した場合と比べて、車両の航続可能距離は長くなり、反対に、「ノーマルモード」に設定した場合には、「エコモード」に設定した場合と比べて、車両の航続可能距離は短くなる。また、ユーザがエアコンスイッチを操作して、エアコンを「オフ」に設定した場合には、エアコンを「オン」に設定した場合と比べて、車両の航続可能距離は長くなり、反対に、エアコンを「オン」に設定した場合には、エアコンを「オフ」に設定した場合と比べて、車両の航続可能距離は短くなる。さらに、車両の航続可能距離を変化させる車載機器120の他の例として、アクセルペダルブレーキペダルなどを挙げることもできる。たとえば、ユーザがアクセルペダルやブレーキペダルを過度に踏み込む傾向にある場合には、車両の航続可能距離は短くなる傾向にある。このように、車載機器120には、ユーザが操作することで、車両の航続可能距離に影響を与えるものが含まれており、表示制御装置150は、車載機器120から車載機器120の操作情報を受信することで、受信した車載機器120の操作情報に基づいて、車両の航続可能距離に影響を与える操作を行ったか否かを判断することが可能となっている。

0013

車速センサ130は、車両の走行速度を検出する。たとえば、車速センサ130は、車輪回転数を検知する車輪速センサにより検出された車輪速から、車両の走行速度を算出することができる。なお、車速センサ130により検出された車両の走行速度の情報は、表示制御装置150に送信される。

0014

フューエルセンサ140は、車両の燃料残容量を検出する。なお、フューエルセンサ140により検出された燃料残容量の情報は、表示制御装置150に送信される。

0015

表示装置160は、車両の航続可能距離を含む情報をユーザに表示するための装置である。このような表示装置160として、たとえば、メータディスプレイナビゲーション装置ディスプレイインストルメントパネルに設けられたディスプレイ、およびヘッドアップディスプレイなどを用いることができる。なお、以下においては、表示装置160として、メータディスプレイを用いる構成を例示して説明する。

0016

表示制御装置150は、表示装置160による情報の表示を制御するためのプログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)とから構成される。なお、動作回路としては、CPU(Central Processing Unit)に代えて又はこれとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。

0017

表示制御装置150は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、車両の航続可能距離を算出する航続可能距離算出機能と、航続可能距離を含む情報の表示を制御する表示制御機能と、を備える。以下において、表示制御装置150が備える各機能について説明する。

0018

表示制御装置150の航続可能距離算出機能は、エンジン制御装置110から受信した燃料噴射量の情報と、車速センサ130から取得した車両の走行速度の情報とに基づいて、車両の燃費を算出する。また、航続可能距離算出機能は、算出した車両の燃費と、フューエルセンサ140から取得した車両の燃料残容量とに基づいて、車両の航続可能距離を算出する。

0019

また、航続可能距離算出機能は、車載機器120から取得した車載機器120の操作情報に基づいて、ユーザが車両の航続可能距離に影響を与える操作を行ったか否かを判断し、ユーザが車両の航続可能距離に影響を与える操作を行ったと判断できる場合には、車載機器120の操作情報に基づいて車両の燃費を補正し、補正した燃費に基づいて車両の航続可能距離を算出することができる。たとえば、航続可能距離算出機能は、ユーザによりエコモードスイッチが操作され、「エコモード」が設定されたとの操作情報を取得した場合には、「ノーマルモード」が設定されている場合と比べて、車両の燃費を高い値に補正することができる。あるいは、航続可能距離算出機能は、ユーザによりエアコンスイッチが操作され、エアコンが「オフ」に設定されたとの情報を取得した場合には、エアコンが「オン」に設定されている場合と比べて、車両の燃費を高い値に補正することができる。さらに、航続可能距離算出機能は、ユーザがアクセルペダルやブレーキペダルを過度に踏み込む傾向にある場合には、車両の燃費を高い値に補正することもできる。そして、航続可能距離算出機能は、補正された燃費を、フューエルセンサ140から取得した車両の燃料残容量で乗じることで、車両の航続可能距離を算出することができる。

0020

表示制御装置150の表示制御機能は、表示装置160による、航続可能距離を含む情報の表示を制御する。以下に、図2を参照して、表示制御機能による表示制御処理について説明する。図2は、本実施形態に係る表示制御処理を示すフローチャートである。なお、以下に説明する表示制御処理は、イグニッションオンで開始され、イグニッションオフになるまで、表示制御装置150により繰り返し実行される。

0021

テップS101では、表示制御装置150の航続可能距離算出機能により、車両の航続可能距離の算出に必要な各種情報の取得が行われる。たとえば、航続可能距離算出機能は、エンジン制御装置110から燃料噴射量の情報を、車載機器120から車載機器120の操作情報を、車速センサ130から車両の走行速度の情報を、フューエルセンサ140から燃料残容量の情報を取得することができる。

0022

ステップS102では、航続可能距離算出機能により、ステップS101で取得した各種情報に基づいて、今回航続可能距離の算出が行われる。たとえば、航続可能距離算出機能は、ステップS101で取得した燃料噴射量と車両の走行速度の情報とに基づいて、車両の燃費を算出し、算出した燃費とステップS101で取得した燃料残容量とに基づいて、車両の航続可能距離を算出することができる。また、航続可能距離算出機能は、ステップS101で取得した車載機器120の操作情報に基づいて、車両の燃費を補正し、補正した燃費に基づいて航続可能距離を算出することもできる。なお、本実施形態では、図2に示す表示制御処理を繰り返し実行しており、以下においては、今回の表示制御処理(n回目の表示制御処理)で算出された最新の航続可能距離を今回航続可能距離とし、前回の表示制御処理(n−1回目の表示制御処理)で算出された航続可能距離を前回航続可能距離として説明する。

0023

ステップS103では、表示制御装置150の表示制御機能により、ステップS101で取得した車載機器120の操作情報に基づいて、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行ったか否かの判断が行われる。たとえば、表示制御機能は、ユーザがエコモードスイッチの切り替え操作を行った場合、ユーザがエアコンスイッチのオン/オフ操作を行った場合、アクセルペダルまたはブレーキペダルの操作を行った場合などに、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行ったと判断することができる。車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行ったと判断された場合には、処理はステップS106に進む。一方、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行っていないと判断された場合には、処理はステップS104に進む。

0024

ステップS104では、表示制御機能により、ステップS102で算出した今回航続可能距離の表示が行われてから、一定時間以上経過したか否かの判断が行われる。ここで、ステップS103において、ユーザが車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作を行ったと判断された場合には(ステップS103=Yes)、後述するステップS111,S113,S114において、ステップS102で算出した今回航続可能距離が表示装置160に表示される。そして、今回航続可能距離の表示後、処理はステップS101に戻り、ユーザが車両の航続可能距離に影響を与える操作を再度行うことなく(ステップS103=No)、今回航続可能距離が表示されてから一定時間以上経過したと判断された場合には(ステップS104=Yes)、処理はステップS115に進む。一方、イグニッションがオンになった後に、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作がユーザに一度も行われていない場合には(ステップS103=No)、今回航続可能距離は表示されないため、今回航続可能距離の表示が行われてから一定時間以上経過したとは判断されず(ステップS104=No)、処理はステップS105に進む。ステップS105では、表示制御機能により、ステップS102で算出された今回航続可能距離が、前回航続可能距離として設定される。その後、処理はステップS101に戻る。

0025

また、ステップS103において、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行ったと判断された場合には、処理はステップS106に進む。ステップS106では、表示制御機能により、航続可能距離が表示装置160に表示されているか否かの判断が行われる。具体的には、表示制御機能は、今回航続可能距離、後述する遷移航続可能距離、および前回航続可能距離のいずれかが表示装置160に表示されているか否かを判断する。今回航続可能距離、遷移航続可能距離および前回航続可能距離のいずれも表示装置160に表示されていない場合には、処理はステップS107に進む。ステップS107では、表示制御機能により、前回航続可能距離の割り込み表示(詳細は後述する。)が行われ、その後、処理はステップS108に進む。一方、ステップS106において、今回航続可能距離、遷移航続可能距離および前回航続可能距離のいずれかが表示装置160に表示されている場合には、ステップS107の処理を行わずに、処理はステップS108に進む。

0026

ここで、図3を参照して、ステップS101〜S107の処理について詳しく説明する。図3は、ユーザの操作により車両の航続可能距離が変化した場面における表示制御方法を説明するための図である。図3に示すように、本実施形態に係るメータディスプレイは、情報を表示するための表示スペースが狭いため、車速、燃費、航続可能距離などの情報のうち1つの情報のみが表示可能となっている。また、メータディスプレイには、表示切り替えタンが設けられており、ユーザが表示切り替えボタンを操作することで、車速、燃費および航続可能距離などの情報の中から1つの情報を選択し、メータディスプレイに表示することが可能となっている。なお、図3に示す例では、燃費の情報を表示することをユーザが予め選択しており、メータディスプレイに燃費の情報が予め表示されている(以下、図4に示す例においても同様。)。

0027

図3に示す例では、時刻t1において、ユーザがエコモードスイッチを操作し、車両の走行状態が「ノーマルモード」から「エコモード」に変更したことで、航続可能距離が変化している。一方、時刻t1よりも前の時刻(たとえば時刻t0)では、イグニッションオン後、車両の航続可能距離に影響を与える操作がユーザにより一度も行われていないため(ステップS103=No)、航続可能距離の表示は行われておらず、ユーザが選択した燃費の情報が引き続き表示されたままとなっている。なお、時刻t1で車両の航続可能距離に影響を与える操作が行われるまでは(ステップS103=No)、ステップS101〜S105の処理が繰り返し行われる。すなわち、今回航続可能距離の算出(ステップS102)や、算出した今回航続可能距離を前回航続可能距離として設定する処理(ステップS105)が繰り返し行われる。

0028

そして、時刻t1では、ユーザがエコモードスイッチを操作し、車両の走行状態が「ノーマルモード」から「エコモード」に変更したことにより、車両の航続可能距離が「500km」から「580km」に変化している。この場合、表示制御機能は、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作がユーザにより行われたと判断し(ステップS103=Yes)、航続可能距離が表示装置160に表示されているか否かを判断する(ステップS106)。図3に示す例では、時刻t1までは航続可能距離が表示装置160に表示されていないため(ステップS106=No)、前回航続可能距離の割り込み表示が行われる(ステップS107)。具体的には、表示制御機能は、現在表示されている燃費情報に代えて、前回航続可能距離を表示装置160に強制的に表示させる。これにより、図3に示すように、時刻t1では、燃費情報「15km/L」に代えて、前回航続可能距離である「500km」が表示装置160に表示される。なお、今回(n回目)の表示制御処理で表示装置160に表示される前回航続可能距離は、前回(n−1回目)の表示制御処理のステップS105で設定された前回航続可能距離が用いられる。

0029

図2に戻り、ステップS108では、表示制御機能により、航続可能距離が所定値以上変化したか否かの判断が行われる。具体的には、表示制御機能は、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分を算出し、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値以上である場合に、航続可能距離が所定値以上変化したと判断することができる。航続可能距離が所定値以上変化していると判断された場合には、処理はステップS109に進む。一方、航続可能距離が所定値以上変化していないと判断された場合には、処理はステップS114に進む。

0030

ステップ109では、表示制御機能により、前回の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離が表示装置160に表示されているか否かの判断が行われる。本実施形態では、後述するステップS111,S113で遷移航続可能距離の表示を開始した後も、図2に示す表示制御処理が繰り返し実行されており、処理がステップS101に戻った後、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作がユーザにより再度行われた場合には、遷移航続可能距離の表示が終了する前に、再度ステップS109まで処理が進む場合がある。この場合、前回(n−1回目)の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離が表示装置160に表示されている状態で、今回(n回目)の表示制御処理のステップS109まで進むこととなる。このように、ステップS109において、前回の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離が表示装置160に表示されている場合には、処理はステップS112に進む。一方、前回の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離が表示装置160に表示されていない場合には、処理はステップS110に進む。

0031

ステップS110では、表示制御機能により、遷移航続可能距離の算出が行われる。具体的には、表示制御機能は、まず、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分D1を、所定の変動分割数Nで割ることで、演出変動量A1を算出する(A1=D1/N)。そして、表示制御機能は、今回航続可能距離から前回航続可能距離までの間の距離であり、かつ、それぞれの距離間隔が演出変動量A1だけ均等に離れている複数の距離を、遷移航続可能距離として算出する。

0032

そして、ステップS111では、表示制御機能により、遷移航続可能距離および今回航続可能距離の割り込み表示が行われる。具体的には、表示制御機能は、ステップS107で表示した前回航続可能距離に続いて、ステップS110で算出した複数の遷移航続可能距離と、ステップS102で算出した今回航続可能距離とを、前回航続可能距離の値に近い方から順に表示装置160に段階的に表示させる。

0033

たとえば、図3に示す例では、時刻t1において、ユーザがエコモードスイッチを操作したことで、車両の走行状態が「ノーマルモード」から「エコモード」へと変化し、車両の航続可能距離が「500km」から「580km」へと変化している。この場合、表示制御機能は、前回航続可能距離である「500km」と今回航続可能距離である「580km」との差分を「80km」として算出し、差分「80Km」が所定値(図3に示す例では「20km」とする。)以上であるか否かを判断する(ステップS108)。前回航続可能距離と今回航続可能距離との差分「80km」は所定値「20km」以上であるため、処理はステップS109に進む。なお、上述した所定値は一例であり、適宜設定することができる。

0034

図3に示す例では、時刻t1において、遷移航続可能距離は表示されていないため(ステップS109=No)、表示制御機能は、前回航続可能距離と今回航続可能距離との間で、複数の遷移航続可能距離を算出する(ステップS110)。たとえば、変動分割数Nを「4」とした場合、表示制御機能は、前回航続可能距離と今回航続可能距離との差分である「80km」を変動分割数「4」で割った「20km」を、演出変動量A1として算出する。そして、表示制御機能は、前回航続可能距離「500km」から今回航続可能距離「580km」までの間において、それぞれの距離間隔が演出変動量A1である「20km」だけ均等に離れた複数の距離を、遷移航続可能距離として算出する(ステップS110)。この場合、表示制御機能は、「520km」、「540km」、「560km」の3つの遷移航続可能距離を算出することができる。なお、上述した変動分割数は一例であり、適宜設定することができる。

0035

そして、表示制御機能は、算出した遷移航続可能距離および今回航続可能距離の割り込み表示を行う(ステップS111)。図3に示す例では、時刻t1において、前回航続可能距離「500km」が表示されており(ステップS107)、表示制御機能は、その後の時刻t2から時刻t6にかけて、複数の遷移航続可能距離および今回航続可能距離を、前回航続可能距離の値に近い方から順に、表示装置160に段階的に表示させる。たとえば、図3に示す例において、表示制御機能は、時刻t2において遷移航続可能距離「520km」を表示させ、時刻t3において遷移航続可能距離「540km」を表示させ、時刻t4において遷移航続可能距離「560km」を表示させ、時刻t5において今回航続可能距離「580km」を表示させる。

0036

なお、ステップS111,S113において遷移航続可能距離および今回航続可能距離を表示する場合に、表示制御機能は、図3に示すように、前回航続可能距離、遷移航続可能距離および今回航続可能距離を均等な時間間隔で、表示装置160に表示させることもできる。たとえば、図3に示す例において、時刻t1〜時刻t6は、それぞれの時間間隔が均等になっており、前回航続可能距離、遷移航続可能距離および今回航続可能距離が、均等な時間間隔で表示装置160に表示されている。言い換えれば、表示制御機能は、前回航続可能距離、各遷移航続可能距離および今回航続可能距離を、それぞれ同じ時間、表示装置160に表示させることができる。

0037

また、前回(n−1回目)の表示制御処理で算出した遷移航続可能距離を表示している場合において(ステップS109=Yes)、今回(n回目)の表示制御処理において航続可能距離が大きく変化した場合には(ステップS108=Yes)、処理はステップS112に進む。

0038

ステップS112では、表示制御機能により、現在表示されている遷移航続可能距離(n−1回目の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離)と新たに算出された今回航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出された今回航続可能距離)との間で、新たな遷移航続可能距離(n回目の表示制御処理の遷移航続可能距離)の算出が行われる。具体的には、表示制御機能は、現在表示されている遷移航続可能距離と新たに算出した今回航続可能距離との差分D2を算出し、算出した差分D2を所定の演出分割数Nで割ることで新たな演出変動量A2を算出する。そして、表示制御機能は、現在表示されている遷移航続可能距離と新たに算出した今回航続可能距離との間で、互いの距離間隔が均等に演出変動量A2だけ異なる距離を、新たな遷移航続可能距離として算出する。

0039

そして、ステップS113では、表示制御機能により、ステップS112で新たに算出された遷移航続可能距離および今回航続可能距離の割り込み表示が行われる。具体的には、表示制御機能は、現在表示されている遷移航続可能距離(n−1回目の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離)に近い方から順に、ステップS112で算出された新たな遷移航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離)を段階的に表示装置160に表示させ、その後、新たに算出された今回航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出された今回航続可能距離)を表示させる。

0040

ここで、図4を参照して、ステップS109,S112,S113の処理について詳しく説明する。図4は、遷移航続可能距離の表示中に、ユーザの操作により車両の航続可能距離が変化した場面における表示制御方法を説明するための図である。図4に示す例では、図3に示す例と同様に、時刻t11において、ユーザがエコモードスイッチを操作して、車両の走行状態が「ノーマルモード」から「エコモード」へと変更し(ステップS103=Yes)、航続可能距離が「500km」から「580km」へと変化している。その結果、航続可能距離が大きく変化したと判断され(ステップS108=Yes)、時刻t11から時刻t14において、前回航続可能距離「500km」、および遷移航続可能距離「520km」,「540km」が、燃費情報に代えて表示装置160に割り込んで表示されている(ステップS107,S111)。

0041

また、図4に示す例において、遷移航続可能距離を表示している間も、図2に示す表示制御処理が繰り返し行われる。そのため、時刻t12で遷移航続可能距離が表示された後、処理はステップS105に進み、今回航続可能距離が前回航続可能距離として設定された後に、さらに処理はステップS101に戻り、新たな今回航続可能距離の算出が行われる(ステップS102)。そして、図4に示す例では、時刻t14においてユーザが再度エコモードスイッチを操作して、車両の走行状態を「エコモード」から「ノーマルモード」へと変更し、航続可能距離が「580km」から「500km」へと変化している。これにより、車両の航続可能距離に影響を与える操作がユーザにより行われたと判断され(ステップS103=Yes)、処理はステップS106に進む。また、時刻t14では、前回の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離「540km」が表示装置160に表示されているため(ステップS106=Yes)、ステップS107の処理は行われずに、処理はステップS108に進む。ここで、新たに算出された今回航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出された今回航続可能距離)である「500km」と、前回航続可能距離(n−1回目の表示制御処理で算出された今回航続可能距離)である「580km」との差分は所定値(たとえば「20km」)以上であり(ステップS108=Yes)、前回(n−1回目)の表示制御処理で算出された遷移航続可能距離「540km」が表示中であるため(ステップS109=Yes)、この場合、処理はステップS112に進む。

0042

図4に示す例では、時刻t14において表示されている遷移航続可能距離「540km」と、今回航続可能距離である「500km」との差分D2である「40km」が所定の演出分割数Nである「4」で割られることで、新たな演出変動量A2である「10km」が算出される(ステップS112)。そして、表示制御機能は、現在表示されている遷移航続可能距離「540km」と今回航続可能距離「500km」との間の距離であり、かつ、互いの距離間隔が均等に演出変動量A2「10km」だけ離れた距離を、新たな遷移航続可能距離として算出する(ステップS112)。この場合、表示制御機能は、「530km」、「520km」および「510km」を新たな遷移航続可能距離として算出する。そして、表示制御機能は、時刻t15において、新たに算出した遷移航続可能距離「530km」を表示させ、時刻t16において新たに算出した遷移航続可能距離「520km」を表示させ、時刻t17において新たに算出した遷移航続可能距離「510km」を表示させ、時刻t18において新たに算出した今回航続可能距離「500km」を表示させる。

0043

なお、表示制御機能は、図4に示すように、演出変動量が大きいほど、それぞれの遷移航続可能距離を表示する時間を長くする構成とすることができる。たとえば、図4に示す例では、時刻t11から時刻t14までにおいては演出変動量A1が「20km」であり、時刻t14から時刻t19までは演出変動量A2が「10km」である。そのため、図4に示すように、表示制御機能は、時刻t11から時刻t13までの各遷移航続可能距離の表示時間を、時刻t14から時刻19までの各遷移航続可能距離の表示時間よりも長くすることができる。

0044

また、図2に戻り、ステップS108において、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値未満であると判断された場合には、ステップS114に進む。ステップS114では、表示制御機能により、遷移航続可能距離を表示することなく、前回航続可能距離の次に、前回航続可能距離を表示させる制御が行われる。

0045

ここで、図5は、ユーザの操作による航続可能距離の変動量が所定値未満である場面における表示制御方法を説明するための図である。図5に示す例では、時刻t21において、車両の走行状態が「ノーマルモード」から「エコモード」へと変更され(ステップS103=Yes)、車両の航続可能距離が「500km」から「505km」へと変化している。この場合、前回航続可能距離「500km」と今回航続可能距離「505km」との差分である「5km」は所定値(たとえば「20km」)未満となるため(ステップS108=No)、時刻t21では、前回航続可能距離「500km」の次に、今回航続可能距離「505km」が表示される(ステップS114)。

0046

また、図5に示す場面例では、時刻t22において、ユーザの操作により車両の走行状態が「エコモード」から「ノーマルモード」へと変更され(ステップS103=Yes)、航続可能距離が「505km」から「500km」へと変化している。この場合も、前回航続可能距離「505km」と今回航続可能距離「500km」との差分である「5km」は所定値「20km」未満であるため(ステップS108=No)、時刻t22において、前回航続可能距離「505km」の次に、今回航続可能距離「500km」が表示されることとなる(ステップS114)。

0047

なお、図3の時刻t6、図4の時刻t19、および図5の時刻t23では、今回航続可能距離が表示された後(ステップS111,S113,S114)、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが再度行うことなく(ステップS103=No)、一定時間以上が経過している(ステップS104=Yes)。この場合、表示制御機能は、航続可能距離の表示に代えて、航続可能距離の割り込み表示を行う前に表示していた情報を表示装置160に表示させる(ステップS115)。たとえば、図3図5に示す場面では、航続可能距離の割り込み表示前に、ユーザが選択した燃費の情報が予め表示されていたため、表示制御機能は、航続可能距離に代えて、燃費の情報を表示装置160に表示させる。

0048

以上のように、本実施形態では、前回算出した航続可能距離である前回航続可能距離の次に、今回算出した航続可能距離である今回航続可能距離を表示装置160に表示させることが可能な表示制御装置150において、今回航続可能距離と前回航続可能距離との間の距離を遷移航続可能距離として算出し、前回航続可能距離を表示した後、今回航続可能距離を表示する前に、敢えて、遷移航続可能距離を表示させる制御を行う。これにより、本実施形態では、航続可能距離が変化した場合には、今回航続可能距離が表示される前に、前回航続可能距離と今回航続可能距離との間の距離である遷移航続可能距離が表示されるため、航続可能距離が変化する様子をユーザに提示することができる。その結果、今回航続可能距離を瞬時に表示させる場合と比べて、車両の航続可能距離が変化したことを、ユーザに適切に把握させることができる。

0049

また、本実施形態では、車両の航続可能距離に影響を与える所定の操作をユーザが行った場合に、遷移航続可能距離を表示させることで、どのような操作を行った場合に、どのように航続可能距離が変化するのかを、ユーザに適切に把握させることができる。たとえば、ユーザがエコモードスイッチを操作して「エコモード」を設定した場合には、航続可能距離が長くなる様子をユーザに提示することで、「エコモード」を設定した場合に航続可能距離が長くなることをユーザに適切に把握させることができる。また、アクセルペダルやブレーキペダルの過度な踏み込みにより、航続可能距離が短くなる様子をユーザに提示することで、アクセルペダルやブレーキペダルの過度の踏み込みにより、航続可能距離が短くなることをユーザに適切に把握させることができる。

0050

さらに、本実施形態では、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値未満である場合には、遷移航続可能距離を表示しないように制御を行う(ステップS108=No,S114)。仮に、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値未満である場合まで、遷移航続可能距離を段階的に表示してしまうと、却って、ユーザに煩わしさを与えてしまう場合がある。本実施形態では、今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値未満である場合には、遷移航続可能距離を表示しないことで、このような煩わしさをユーザに与えてしまうことを有効に防止することができる。

0051

また、本実施形態では、今回航続可能距離から前回航続可能距離までの間の異なる複数の距離を、複数の遷移航続可能距離として算出し、複数の遷移航続可能距離を、前回航続可能距離の値に近い方から順に表示装置160に段階的に表示させる。さらに、本実施形態では、複数の遷移航続可能距離間の間隔が均等となるように、遷移航続可能距離を算出する。このように、複数の遷移航続可能距離間の間隔が均等となるように、かつ、複数の遷移航続可能距離を前回航続可能距離に近い方から順に表示装置160に段階的に表示させることで、航続可能距離が変化したことを、ユーザがより把握しやすい態様でユーザに提示することができる。特に、本実施形態では、表示装置160に表示される航続可能距離の値が複数回にわたり変化することとなるため、表示装置160に表示される航続可能距離が1度だけ変化する場合と比べて(前回航続可能距離の次に今回航続可能距離が瞬時に表示される場合と比べて)、航続可能距離が変化していることをユーザにより適切に把握させることができる。また、前回航続可能距離の次に今回航続可能距離が表示される場合では、前回航続可能距離と今回航続可能距離との差分が比較的小さい場合に、航続可能距離が変化したことをユーザに把握させることが困難であった。しかしながら、本実施形態では、表示装置160に表示させる航続可能距離を段階的に変化させることで、前回航続可能距離と今回航続可能距離との差分が比較的小さい場合でも、航続可能距離が変化したことをユーザに把握させることが容易となる。

0052

加えて、本実施形態では、表示装置160が航続可能距離を表示しておらず、表示装置160が他のデータ(たとえば図3図5に示す例では燃費情報)を表示している場合でも、車両の航続可能距離が変化した場合には、前回航続可能距離、遷移航続可能距離および今回航続可能距離を、表示装置160に割り込んで表示させる。これにより、図3図5に示すメータディスプレイのように、表示装置160の表示スペースが限られている場合でも、航続可能距離の情報を表示装置160に表示させることができるため、車両の航続可能距離が変化したことをユーザに適切に把握させることが可能となる。

0053

また、本実施形態では、遷移航続可能距離を表示している間も航続可能距離を繰り返し算出し、遷移航続可能距離を表示している間に航続可能距離が変化した場合には(ステップS108=Yes,S109=Yes)、現在表示されている遷移航続可能距離(n−1回目の表示制御処理で算出した遷移航続可能距離)と新たに算出した今回航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出した今回航続可能距離)との間において遷移航続可能距離(n回目の表示制御処理で算出した遷移航続可能距離)を新たに算出し、新たに算出した今回航続可能距離を表示する前に、新たに算出した遷移航続可能距離を表示装置160に段階的に表示させる制御が行われる。これにより、本実施形態では、遷移航続可能距離を表示している間に航続可能距離が変化した場合でも、航続可能距離が新たに変化したことをユーザに適切に把握させることができる。

0054

なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。

0055

たとえば、上述した実施形態では、本発明をエンジン自動車に適用する場面を例示して説明したが、この構成に限定されず、たとえば、電気自動車ハイブリッド自動車に本発明を適用することができる。この場合、電気自動車にあっては、電動モータ動作の制御を行う駆動制御装置を、ハイブリッド自動車にあっては、内燃機関と電動モータとのトルク配分も含む制御を行う駆動制御装置を、エンジン制御装置110の代わりに用いることができる。このような駆動制御装置は、バッテリセンサからバッテリの電圧値やバッテリの充放電電流値などのバッテリ情報を受信し、受信したバッテリの電圧値やバッテリの充放電電流値に基づいてバッテリ残容量を算出するとともに、バッテリの電圧値、バッテリの充放電電流値、算出したバッテリ残容量などのバッテリ情報を表示制御装置150に送信する。そして、表示制御装置150は、駆動制御装置から取得したバッテリ情報に基づいて車両の電費を算出し、算出した電費に基づいて車両の航続可能距離を算出することができる。さらに、表示制御装置150は、車載機器120の操作情報を考慮して、車両の電費を補正して、航続可能距離を算出することもできる。たとえば、表示制御装置150は、ユーザのアクセルペダルやブレーキペダルの操作情報に基づいて、回生電力の取得傾向を算出し、このような回生電力の取得傾向に基づいて、ユーザが運転する車両の電費を補正し、補正後の電費に基づいて車両の航続可能距離を算出することができる。

0056

そして、表示制御装置150は、電気自動車やハイブリッド自動車である場合も、エンジン自動車と同様に、航続可能距離の表示制御を行うことができる。すなわち、表示制御装置150は、バッテリ情報に基づいて算出した今回航続可能距離と前回航続可能距離との差分が所定値以上である場合には、複数の遷移航続可能距離を算出し、今回航続可能距離を表示する前に、複数の遷移航続可能距離を段階的に表示装置160に表示させることができる。これにより、電気自動車やハイブリッド自動車においても、航続可能距離が変化したことをユーザに適切に把握させることができる。たとえば、ユーザのアクセルペダルまたはブレーキペダルの操作により回生電力が発生し航続可能距離が長くなった場合には、ユーザのアクセルペダルまたはブレーキペダルの操作により回生電力が発生し航続可能距離が長くなったことを、ユーザに適切に把握させることができる。

0057

また、上述した実施形態では、表示装置160に燃費の情報が表示されている場合において、航続可能距離の情報を割り込み表示する構成を例示して説明したが、この構成に限定されず、表示装置160に十分な表示スペースがある場合には、燃費情報などの情報に加えて、航続可能距離の情報を表示する構成とすることもできる。

0058

なお、上述した実施形態に係る表示装置160は本発明の表示装置に相当する。

0059

100…車載装置
110…駆動制御装置
120…車載機器
130…車速センサ
140…フューエルセンサ
150…表示制御装置
160…表示装置

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