図面 (/)

技術 洗濯機

出願人 シャープ株式会社
発明者 小西朗登
出願日 2016年5月17日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2016-098592
公開日 2017年11月24日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-205199
状態 特許登録済
技術分野 洗濯一般
主要キーワード 最小水位 空気循環ダクト タンブリング動作 溢水管 排水ダクト モータートルク 汚れセンサ 導圧パイプ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

簡単な構成で洗浄性能の高い洗濯機を提供すること。

解決手段

洗濯機が、馴染ませ工程の前に、水位センサにより検出された水位外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位に達するまで、外槽の内部に水を供給すると共に、馴染ませ工程時に、送風ファンと上記加熱装置とを制御して、内槽の内部に加熱装置により加熱された空気を供給する、制御装置を備えている。

概要

背景

特許文献1には、洗濯槽と、この洗濯槽の内部に回動可能に配置された回転ドラムと、洗濯槽および回転ドラムの内部に洗濯水を給水する給水路と、洗濯槽および回転ドラムの内部に乾燥風循環させる乾燥風路とを備えた洗濯機が記載されている。

上記洗濯機では、給水路と乾燥風路とを繋ぐ副給水路を設け、この副給水路を介して、給水路を流れる洗濯水を乾燥風路に流すことにより、洗濯水の給水時に洗濯物を温めて、洗浄性能を高めている。

概要

簡単な構成で洗浄性能の高い洗濯機を提供すること。洗濯機が、馴染ませ工程の前に、水位センサにより検出された水位外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位に達するまで、外槽の内部に水を供給すると共に、馴染ませ工程時に、送風ファンと上記加熱装置とを制御して、内槽の内部に加熱装置により加熱された空気を供給する、制御装置を備えている。

目的

本発明の課題は、簡単な構成で洗浄性能の高い洗濯機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

外槽と、上記外槽の内部に回動可能に配置され、洗濯物が収容される内槽と、上記内槽を回転させる駆動装置と、上記外槽の内部に水および洗剤を供給する給水装置と、上記内槽の内部に空気を供給する送風ファンと、上記送風ファンにより上記内槽の内部に供給される空気を加熱する加熱装置と、上記外槽の内部の水位を検出する水位センサと、上記駆動装置、上記給水装置、上記送風ファン、および、上記加熱装置を制御して、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、および、乾燥工程を行う制御装置と、を備え、上記洗濯工程が、上記洗濯物を洗う前に上記洗濯物と上記外槽の内部に供給された水とを馴染ませる馴染ませ工程と、上記内槽を回転させることにより上記洗濯物を洗う洗い工程とを含んでおり、上記制御装置が、上記馴染ませ工程の前に、上記水位センサにより検出された水位が上記外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位に達するまで、上記外槽の内部に水を供給すると共に、上記馴染ませ工程時に、上記送風ファンと上記加熱装置とを制御して、上記内槽の内部に上記加熱装置により加熱された空気を供給することを特徴とする洗濯機

請求項2

請求項1に記載の洗濯機において、上記洗濯工程時の上記送風ファンの回転数が、上記乾燥工程時の上記送風ファンの回転数よりも小さく、上記洗濯工程時の上記加熱装置の出力が、上記乾燥工程時の上記加熱装置の出力よりも小さいことを特徴とする洗濯機。

請求項3

請求項1または2に記載の洗濯機において、上記制御装置が、上記馴染ませ工程時に上記駆動装置を制御して、上記内槽の内部に収容された洗濯物と上記外槽の内部に供給された水とを馴染ませるタンブリング動作を行うことを特徴とする洗濯機。

請求項4

請求項3に記載の洗濯機において、上記馴染ませ工程時の上記タンブリング動作の上記内槽の回転数が、上記洗い工程時の上記内槽の回転数よりも小さいことを特徴とする洗濯機。

請求項5

請求項1から4のいずれか1つに記載の洗濯機において、上記洗濯工程中に、上記水位センサにより検出された上記外槽の内部の水位が所定の値未満である場合、上記制御装置が上記給水装置を制御して、上記水位センサにより検出された水位が上記所定の値に達するまで、上記外槽の内部に水を供給することを特徴とする洗濯機。

技術分野

0001

この発明は、洗濯機に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、洗濯槽と、この洗濯槽の内部に回動可能に配置された回転ドラムと、洗濯槽および回転ドラムの内部に洗濯水を給水する給水路と、洗濯槽および回転ドラムの内部に乾燥風循環させる乾燥風路とを備えた洗濯機が記載されている。

0003

上記洗濯機では、給水路と乾燥風路とを繋ぐ副給水路を設け、この副給水路を介して、給水路を流れる洗濯水を乾燥風路に流すことにより、洗濯水の給水時に洗濯物を温めて、洗浄性能を高めている。

先行技術

0004

特許第5762063号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上記洗濯機では、給水路と乾燥風路とを繋ぐ副給水路を設けなければならないので、構造が複雑になる場合がある。

0006

そこで、本発明の課題は、簡単な構成で洗浄性能の高い洗濯機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、
外槽と、
上記外槽の内部に回動可能に配置され、洗濯物が収容される内槽と、
上記内槽を回転させる駆動装置と、
上記外槽の内部に水および洗剤を供給する給水装置と、
上記内槽の内部に空気を供給する送風ファンと、
上記送風ファンにより上記内槽の内部に供給される空気を加熱する加熱装置と、
上記外槽の内部の水位を検出する水位センサと、
上記駆動装置、上記給水装置、上記送風ファン、および、上記加熱装置を制御して、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、および、乾燥工程を行う制御装置と、
を備え、
上記洗濯工程が、上記洗濯物を洗う前に上記洗濯物と上記外槽の内部に供給された水とを馴染ませる馴染ませ工程と、上記内槽を回転させることにより上記洗濯物を洗う洗い工程とを含んでおり、
上記制御装置が、上記馴染ませ工程の前に、上記水位センサにより検出された水位が上記外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位に達するまで、上記外槽の内部に水を供給すると共に、上記馴染ませ工程時に、上記送風ファンと上記加熱装置とを制御して、上記内槽の内部に上記加熱装置により加熱された空気を供給することを特徴としている。

発明の効果

0008

本発明の洗濯機によれば、洗い工程の前に、洗剤を溶かすために必要な最小限の水が外槽の内部に供給されると共に、内槽の内部に加熱された空気が供給されるので、洗剤が溶けた水を効率よく温めて、洗剤を活性化させることができる。このため、洗い工程で使用する洗濯水を温めるための特別な構成を追加することなく、簡単な構成で、洗濯機の洗浄性能を高めることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の第1実施形態の洗濯機の一例のドラム式洗濯機外観斜視図である。
図1ドラム式洗濯乾燥機のA−A矢視断面模式図である。
図1のドラム式洗濯乾燥機の空気の循環を説明するための模式図である。
図1のドラム式洗濯乾燥機の制御ブロック図である。
図1のドラム式洗濯乾燥機の洗濯工程のフローチャートである。
図5に続く図1のドラム式洗濯乾燥機の洗濯工程のフローチャートである。
図6に続く図1のドラム式洗濯乾燥機の洗濯工程のフローチャートである。

実施例

0010

以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。

0011

(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1は、図1に示すように、前面に開口部2を有する外箱1aを備えている。この外箱1aには、ヒンジで回動自在に取り付けられたドア3と、選択部の一例の操作表示部5とが設けられている。また、外箱1aの内部には、図2に示すように、外槽4と、この外槽4の内部に配置された内槽であるドラム6と、給水装置7とが設けられている。

0012

ドア3は、外箱1aの前面の略中央に、開口部2を開閉できるように配置されている。ドア3の一部は、ドラム6の内部を視認できるように、ガラス等の透明部材で構成されている。

0013

操作表示部5は、外箱1aの前面の上側隅部に配置され、電源入/切キー運転内容運転モード)を選択して決定するための複数の選択キー(例えば、洗濯コース選択キー、スタートキー等)、および、選択キーによって選択された運転内容を表示する表示部等を有している。

0014

外槽4は、有底の筒形状を有し、その後側の底部に設けられたサスペンション16によって、外箱1aに弾性支持されている。外槽4の前面には、弾性体からなるパッキン20が固着されている開口部15が設けられている。この開口部15は、外箱1aの開口部2に対向するように配置されている。外槽4の後面には、ドラム6を回転させる駆動装置の一例のメインモータ17が設けられている。外槽4の底部には、外槽4の内部の洗濯水等を外部に排水するための排水口26が設けられている。また、外槽4の側壁には、溢水口60が設けられている。この溢水口60は、外槽4の開口部15の縁部よりやや下方に配置され、図示しない溢水管を介して、後述する排水ホース29に接続されている。

0015

ドラム6は、その内部に洗濯物が収容可能な有底の筒形状を有し、外槽4に回動可能に支持されている。ドラム6の前面には、開口部18が設けられており、この開口部18が、外箱1aの開口部2および外槽4の開口部15に対向している。また、ドラム6の周壁には、全域に亘って、複数の貫通孔19(図2においては6個のみを代表的に図示)が設けられている。この貫通孔19によって、外槽4およびドラム6の間の空間とドラム6の内部空間との間で、洗濯処理剤(洗剤、柔軟剤漂白剤等)、水、および、空気が流通するようになっている。

0016

なお、ドラム6の回転軸は、外槽4の重心を通る前後方向の軸と平行になっており、水平方向に対して5°から30°の角度を有するように傾斜するか又は水平になっている。

0017

給水装置7は、収容ケース8と、給水部12とを備えている。収容ケース8は、外槽4の前面の上側に配置されている。また、給水部12は、外槽4の後面の上側に配置されている。

0018

収容ケース8と給水部12とは、収容ケース給水経路9を介して接続されている。給水部12には、水道の蛇口(図示せず)からの水道水が供給されるようになっている。収容ケース給水経路9には、この収容ケース給水経路9を開閉する給水弁13が設けられている。また、収容ケース8は、外槽給水経路10を介して外槽4に接続されている。

0019

収容ケース8は、本体部21と蓋部22とで構成されている。本体部21は、外箱1aの天面に対向する開口部を有し、その内部に洗濯処理剤が収容可能になっている。本体部21には、図示していないが、洗剤収容室と柔軟剤収容室とが設けられている。蓋部22は、本体部21の開口部を開閉可能に覆い、外箱1aの一部を構成している。

0020

収容ケース給水経路9は、第1経路23と第2経路24とで構成されている。この第1,第2経路23,24は、給水弁13によって、何れか一方のみ、あるいは、両方を同時に開閉できるようになっている。第1経路23は、給水部12と収容ケース8の本体部21の洗剤収容室とに接続されている。また、第2経路24は、給水弁13と収容ケース8の本体部21の柔軟剤収容室とに接続されている。

0021

また、外箱1aの内部の外槽4の下側には、排水口26に接続された排水ダクト27と、排水ダクト27に接続されたフィルタケース28と、フィルタケース28に接続された排水ホース29とが設けられている。外槽4の内部の洗濯水は、排水口26、排水ダクト27、フィルタケース28、および、排水ホース29を通って外箱1aの外部に排出されるようになっている。

0022

フィルタケース28は、その内部に、樹脂製または金属製のリントフィルタ32を有している。このリントフィルタ32によって、フィルタケース28を通過する洗濯水から糸屑等の異物が除去される。また、フィルタケース28には、エアトラップ33が一体に設けられている。このエアトラップ33には、導圧パイプ34を介して、外槽4の内部の水位を検出する水位センサ42(図4に示す)が接続されている。排水ホース29は、その一端が外箱1aの外部に位置しており、フィルタケース28に近い側の端部に、排水用モータ31(図4に示す)により開閉される排水弁30を有している。

0023

水位センサ42は、コイルと、エアトラップ33の内部の空気圧の変化に応じてコイルの内部を移動する磁性体とを有し、外槽4の排水口26よりも高い位置に配置されている。この水位センサ42は、磁性体の位置によって生ずるコイルのインダクタンス発振周波数として検出し、検出された発振周波数に基づいて、外槽4の内部の水位を検出する。

0024

また、外箱1aの内部の外槽4の下側には、外槽4の開口部15の上部に接続され、外槽4の内部の洗濯水を循環させるための循環経路(図示せず)が設けられている。この循環経路には、循環ポンプ35(図4に示す)が設けられている。この循環ポンプ35は、排水口26から排水された洗濯水を再び外槽4の内部に戻すようになっている。

0025

なお、外箱1aの内部には、回転速度センサ43、電圧センサ44、振動センサ45、循環ポンプ35、インバータ47、ヒートポンプユニット100、および、送風ファン110等が設けられている。回転速度センサ43は、ドラム6の回転速度を検出する。電圧センサ44は、メインモータ17の電圧を検出する。また、振動センサ45は、ドラム6の振動を検出する。

0026

また、上記ドラム式洗濯乾燥機1は、図3に示すように、フィルタ装置41と、ヒートポンプユニット100と、送風ファン110と、ヒートポンプユニット100を介して外槽4の内部の空気を循環させるための空気循環ダクト(図示せず)とを備えている。

0027

ヒートポンプユニット100は、ケーシング101と、蒸発器102、圧縮機103、凝縮器104、および、膨張機構(図示せず)で構成される冷媒回路とを有している。この冷媒回路は、ケーシング101の内部に収容され、通過する空気を加熱するようになっているなお、膨張機構としては、例えば、膨張弁キャピラリチューブなどが用いられる。

0028

ケーシング101には、吸気口105と吹出口106とが設けられている。吸気口105は、フィルタ装置41に接続されている。また、吹出口106は、送風ファン110の吸入口に接続されている。

0029

送風ファン110は、その吹出口が外槽4に接続されている。送風ファン110から吹き出された空気は、図3の矢印に示すように、外槽4、フィルタ装置41、ヒートポンプユニット100の順に流れ、再び送風ファン110に戻るようになっている。

0030

また、ドラム式洗濯乾燥機1は、図4に示すように、演算等を行うCPU、洗濯機1の制御に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM、および、入出力回路等からなる制御装置40を備えている。

0031

制御装置40は、操作表示部5、水位センサ42、回転速度センサ43、電圧センサ44、および、振動センサ45から入力された信号に基づいて、操作表示部5および負荷駆動回路46を制御する。負荷駆動回路46は、制御装置40からの命令に基づいて、給水弁13、排水用モータ31、循環ポンプ35、メインモータ17、ヒートポンプユニット100、および、送風ファン110を駆動させる。なお、メインモータ17は、インバータ47を介して駆動される。

0032

ドラム式洗濯乾燥機1には、複数の運転モードが設けられており、操作表示部5を介して選択可能になっている。制御装置40は、選択された運転モードに応じて、メインモータ17、給水弁13、ヒートポンプユニット100、および、送風ファン110を制御する。

0033

複数の運転モードには、洗濯工程、すすぎ工程、および、脱水工程で構成された標準洗濯コースと、乾燥工程で構成された乾燥コースとが含まれている。洗濯工程には、第1,第2給水工程と、馴染ませ工程と、洗い工程とが含まれており、第1給水工程、馴染ませ工程、第2給水工程、および、洗い工程の順に行われるようになっている。なお、馴染ませ工程は、洗濯物70と外槽4の内部に供給された水とを馴染ませる工程であり、ドラム6の内部にヒートポンプユニット100により加熱された空気が供給されるようになっている。

0034

また、制御装置40は、布量算出部40aと、水位決定部40bと、時間判定部40cとを有している。布量算出部40a、水位決定部40b、および、時間判定部40cは、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。

0035

布量算出部40aは、ドラム6の内部に収容された洗濯物70の量を算出する。洗濯物70の量は、例えば、洗濯物70が収容されたドラム6をメインモータ17によって回転させた場合のモータートルク変動値によって算出される。

0036

時間計測部40bは、例えば、洗濯工程の馴染ませ工程において、ヒートポンプユニット100および送風ファン110がオンされたときから経過した時間、および、洗濯工程の洗い工程において、メインモータ17の駆動を開始したときから経過した時間を計測する。

0037

次に、図5〜7を参照して、ドラム式洗濯乾燥機1の標準洗濯コースの洗濯工程における処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、制御装置40が所定のプログラムを実行することで実施される。

0038

図5に示すように、洗濯工程がスタートすると、まず、第1給水工程が行われる。この第1給水工程では、まず、布量算出部40aが容量センシングを行い、ドラム6の内部に収容された洗濯物70の量を算出する(ステップS11)。

0039

ドラム6の内部に収容された洗濯物70の量が算出されると、制御装置40が給水弁13をオンする(ステップS12)。

0040

給水弁13がオンされると、制御装置40は、水位センサ42により検出された外槽4の内部の水位が第1水位に達したか否かを判定する(ステップS13)。第1水位に達したと判定された場合、制御装置40は、給水弁13をオフして(ステップS14)、第1給水工程を終了させる。一方、第1水位に達していないと判定された場合、水位センサ42により検出された外槽4の内部の水位が第1水位に達するまで、ステップS13が繰り返される。

0041

なお、第1水位は、給水装置7の収容ケース8から外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位であり、例えば、外槽4の内部に約5リットルの水が供給されたときの水位である。この第1水位は、予め決定されており、洗濯物の量(洗剤量)および水温等にかかわらず一定である。

0042

図6に示すように、第1給水工程が終了すると、馴染ませ工程がスタートする。この馴染ませ工程では、まず、制御装置40は、メインモータ17を制御して、ドラム6の内部の洗濯物70と外槽4の内部の洗濯水とを馴染ませる、馴染ませタンブリング動作を開始させる(ステップS21)。馴染ませタンブリング動作では、30rpmで6秒間、ドラム6を正回転させた後、20秒間停止させ、その後、30rpmで6秒間、ドラム6を逆回転させる一連の動作が、順次繰り返される。

0043

馴染ませタンブリング動作が開始すると、制御装置40は、ヒートポンプユニット100および送風ファン110をオンする(ステップS22)。なお、馴染ませタンブリング動作中、制御装置40は、循環ポンプ35を作動させて、洗濯物70全体に洗濯水が行き渡るようにしている。

0044

ヒートポンプユニット100および送風ファン110がオンされると、時間判定部40cが、ヒートポンプユニット100および送風ファン110がオンされたときから経過した時間(以下、馴染ませ経過時間という)が所定時間に到達したか否かを判定する(ステップS23)。馴染ませ工程における所定時間は、外槽4の内部の水の温度が、溶けている洗剤を活性化させる値まで上昇するのに必要な時間であり、洗濯物70の量等に応じて変動する。

0045

馴染ませ経過時間が所定時間に到達したと判定された場合、制御装置40は、ヒートポンプユニット100および送風ファン110をオフし(ステップS24)、馴染ませタンブリング動作を停止させて(ステップS25)、馴染ませ工程を終了させる。一方、馴染ませ経過時間が所定時間に到達していないと判定された場合、馴染ませ経過時間が所定時間に到達するまで、ステップS23が繰り返される。

0046

図7に示すように、馴染ませ工程が終了すると、第2給水工程がスタートする。この第2給水工程では、制御装置40は、給水弁13をオンして(ステップS31)、水位センサ42により検出された外槽4の内部の水位が、第2水位に到達したか否かを判定する(ステップS32)。第2水位に達したと判定された場合、制御装置40は、給水弁13をオフして(ステップS33)、第2給水工程を終了させる。一方、第2水位に達していないと判定された場合、水位センサ42により検出された外槽4の内部の水位が第2水位に達するまで、ステップS32が繰り返される。

0047

なお、第2水位は、洗う工程時に必要な水量に対応する外槽4の内部の水位であり、例えば、洗濯物の量(洗剤量)および水温等にかかわらず、外槽4の内部に約16リットルの水が供給されたときの水位である。この第2水位は、予め決定されており、洗濯物の量(洗剤量)および水温等にかかわらず一定である。

0048

第2給水工程が終了すると、洗い工程がスタートする。この洗い工程では、制御装置40がメインモータ17を制御して、洗いタンブリング動作を開始させる(ステップS34)。洗いタンブリング動作では、49rpmで20秒間、ドラム6を正回転させた後、6秒間停止させ、その後、49rpmで20秒間、ドラム6を逆回転させる一連の動作が、順次繰り返される。

0049

洗いタンブリング動作が開始すると、時間判定部40cが、洗いタンブリング動作が開始されたときから経過した時間(以下、洗い経過時間という)が所定時間に到達したか否かを判定する(ステップS35)。洗い工程における所定時間は、洗濯物70の汚れを落とすのに必要な時間であり、運転モード等に応じて変動する。

0050

洗い経過時間が所定時間に到達したと判定された場合、制御装置40は、洗いタンブリング動作を停止させ(ステップS36)、外槽4の内部の洗濯水を排水して(ステップS37)、洗い工程を終了させる。これにより、洗濯工程の全行程が終了する。一方、洗い経過時間が所定時間に到達していないと判定された場合、洗い経過時間が所定時間に到達するまで、ステップS35が繰り返される。

0051

このように、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1では、洗い工程の前に、洗剤を溶かすために必要な最小限の水が外槽4の内部に供給されると共に、ドラム6の内部に加熱された空気が供給されるので、洗剤が溶けた洗濯水を効率よく温めて、洗剤を活性化させることができる。このため、洗い工程で使用する洗濯水を温めるための特別な構成を追加することなく、簡単な構成で、ドラム式洗濯乾燥機1の洗浄性能を高めることができる。

0052

また、馴染ませ工程時に、馴染ませタンブリング動作を行っているので、外槽4の内部の水位が低くても、洗濯物70と洗濯水とを馴染ませることができる。

0053

また、馴染ませ工程時のタンブリング動作のドラム6の回転数が、洗い工程時のドラム6の回転数よりも小さくなるようにしている。これにより、馴染ませ工程時に発生する水流を弱めて、洗濯水を効率よく温めることができる共に、洗濯水がヒートポンプユニット100および送風ファン110に付着するのを防止できる。

0054

なお、馴染ませタンブリング動作におけるドラム6の回転数は、洗いタンブリング動作におけるドラム6の回転数と同じ、あるいは、それ以上にすることもできる。

0055

また、馴染ませタンブリング動作は、省略することもできる。この場合、例えば、ドラム6の内部の洗濯物70に向けてシャワー流噴射可能なシャワーノズルを設けて、このシャワーノズルを介して外槽4の内部に水を供給することにより、馴染ませタンブリング動作を省略しても、洗濯物70と洗濯水とを馴染ませることができる。

0056

(第2実施形態)
本発明の第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機1は、図6のステップS22において、馴染ませ工程時のヒートポンプユニット100の出力が、乾燥工程時のヒートポンプユニット100の出力よりも小さく、馴染ませ工程時の送風ファン110の回転数が、乾燥工程時の送風ファン110の回転数よりも小さくなるように、ヒートポンプユニット100および送風ファン110が制御される点で、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と異なっている。

0057

馴染ませ工程では、外槽4の内部に水を貯留した状態で送風ファン110が駆動するので、洗濯水がヒートポンプユニット100あるいは送風ファン110に付着し易い。このため、第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機1では、馴染ませ工程時の送風ファン110の回転数を乾燥工程時の送風ファン110の回転数よりも小さくすることで、洗濯水がヒートポンプユニット100あるいは送風ファン110に付着することによる不具合を防止できる。

0058

また、送風ファン110の回転数を小さくすると、送風ファン110によるヒートポンプユニット100の冷却効果が低下するので、ヒートポンプユニット100の周辺温度、および、吹出温度が上昇し易くなる。このため、第2実施形態のドラム式洗濯乾燥機1では、馴染ませ工程時のヒートポンプユニット100の出力を乾燥工程時のヒートポンプユニット100の出力よりも小さくすることで、ヒートポンプユニット100の周辺温度、および、吹出温度が上昇することによる不具合を防止できる。

0059

(第3実施形態)
本発明の第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機1は、馴染ませ工程および洗い工程中に、水位センサ42により検出された外槽4の内部の水位が第1水位あるいは第2水位未満である場合、制御装置40が給水弁13を制御して、水位センサ42により検出された水位が第1水位あるいは第2水位に達するまで、外槽4の内部に水を供給している点で、第1実施形態のドラム式洗濯乾燥機1と異なっている。

0060

このように、第3実施形態のドラム式洗濯乾燥機1では、洗濯物70の量あるいは種類にかかわらず、馴染ませ工程および洗い工程を適切な水位で実行できる。

0061

(第4実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、洗濯物の量(洗剤量)および水温等にかかわらず一定になるように、第1,第2水位を予め決定しているが、これに限らない。例えば、制御装置40に、洗濯物の量(洗剤量)および水温等に応じて第1,第2水位を決定する水位決定部を設けてもよい。

0062

例えば、第1水位は、洗濯液の光の透過率、あるいは、導電率を検出し、この検出結果に基づいて使用している洗剤の種類を判別する汚れセンサを設けて、この汚れセンサにより検出された洗剤の種類に応じて決定してもよいし、外槽4の内部の洗濯水の温度を検出する温度センサを設けて、この温度センサより検出された水温に応じて決定してもよいし、また、ステップS11の容量センシングの後に、算出されたドラム6の内部に収容された洗濯物70の量に応じて決定してもよい。

0063

このように、洗濯物の量(洗剤量)および水温等に応じて第1水位を決定することで、
給水装置7の収容ケース8から外槽の内部に供給された洗剤を溶かすことができる最小水位で、馴染ませ工程を行うことができる。このため、洗剤が溶けた洗濯水をさらに効率よく温めることができる。

0064

(第5実施形態)
上記第1〜第4実施形態では、ドラム式洗濯乾燥機について説明したが、縦型洗濯乾燥機にこの発明を適用してもよい。

0065

本発明および実施形態をまとめると、次のようになる。

0066

本発明の洗濯機1は、
外槽4と、
上記外槽4の内部に回動可能に配置され、洗濯物70が収容される内槽6と、
上記内槽6を回転させる駆動装置17と、
上記外槽4の内部に水および洗剤を供給する給水装置7と、
上記内槽6の内部に空気を供給する送風ファン110と、
上記送風ファン110により上記内槽6の内部に供給される空気を加熱する加熱装置100と、
上記外槽4の内部の水位を検出する水位センサ42と、
上記駆動装置17、上記給水装置7、送風ファン110、および、加熱装置100を制御して、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、および、乾燥工程を行う制御装置40と、
を備え、
上記洗濯工程が、上記洗濯物70を洗う前に上記洗濯物70と上記外槽4の内部に供給された水とを馴染ませる馴染ませ工程と、上記内槽6を回転させることにより上記洗濯物70を洗う洗い工程とを含んでおり、
上記制御装置40が、上記馴染ませ工程の前に、上記水位センサ42により検出された水位が上記外槽4の内部に供給された洗剤を溶かすことができる水位に達するまで、上記外槽4の内部に水を供給すると共に、上記馴染ませ工程時に、上記送風ファン110と上記加熱装置100とを制御して、上記内槽6の内部に上記加熱装置100により加熱された空気を供給することを特徴としている。

0067

上記構成によれば、洗い工程の前に、洗剤を溶かすために必要な最小限の水が外槽4の内部に供給されると共に、内槽6の内部に加熱された空気が供給されるので、洗剤が溶けた洗濯水を効率よく温めて、洗剤を活性化させることができる。このため、洗い工程で使用する洗濯水を温めるための特別な構成を追加することなく、簡単な構成で、洗濯機1の洗浄性能を高めることができる。

0068

また、一実施形態の洗濯機1では、
上記洗濯工程時の上記送風ファン110の回転数が、上記乾燥工程時の上記送風ファン110の回転数よりも小さく、上記洗濯工程時の上記加熱装置100の出力が、上記乾燥工程時の上記加熱装置100の出力よりも小さい。

0069

上記実施形態によれば、馴染ませ工程時の送風ファン110の回転数を乾燥工程時の送風ファン110の回転数よりも小さくすることで、洗濯水が加熱装置100あるいは送風ファン110に付着することによる不具合を防止できる。また、馴染ませ工程時の加熱装置100の出力を乾燥工程時の加熱装置100の出力よりも小さくすることで、加熱装置100の周辺温度、および、吹出温度が上昇することによる不具合を防止できる。

0070

また、一実施形態の洗濯機1では、
上記制御装置40が、上記馴染ませ工程時に上記駆動装置17を制御して、上記内槽6の内部に収容された洗濯物70と上記外槽4の内部に供給された水とを馴染ませるタンブリング動作を行う。

0071

上記実施形態によれば、馴染ませ工程時にタンブリング動作を行うので、外槽4の内部の水位が低くても、洗濯物70と洗濯水とを馴染ませることができる。

0072

また、一実施形態の洗濯機1では、
上記馴染ませ工程時の上記タンブリング動作の上記内槽6の回転数が、上記洗い工程時の上記内槽6の回転数よりも小さい。

0073

上記実施形態によれば、馴染ませ工程時に発生する水流を弱めて、洗濯水を効率よく温めることができる共に、洗濯水が加熱装置100および送風ファン110に付着するのを防止できる。

0074

また、一実施形態の洗濯機1では、
上記洗濯工程中に、上記水位センサ42により検出された上記外槽4の内部の水位が所定の値未満である場合、上記制御装置40が上記給水装置7を制御して、上記水位センサ42により検出された水位が上記所定の値に達するまで、上記外槽4の内部に水を供給する。

0075

上記実施形態によれば、洗濯物70の量あるいは種類にかかわらず、馴染ませ工程および洗い工程を適切な水位で実行できる。

0076

上記第1〜第5実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいことは、勿論である。

0077

1ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機)
1a外箱
2 開口部
3ドア
4外槽
5操作表示部
6ドラム(内槽)
7給水装置
70洗濯物
8収容ケース
9 収容ケース給水経路
10 外槽給水経路
12 給水部
13給水弁
15 開口部
16サスペンション
17メインモータ(駆動装置)
18 開口部
19貫通孔
20パッキン
21 本体部
22 蓋部
23 第1経路
24 第2経路
26 排水口
27排水ダクト
28フィルタケース
29排水ホース
30排水弁
31排水用モータ
32リントフィルタ
33エアトラップ
34導圧パイプ
35循環ポンプ
40制御装置
40a 布量算出部
40b時間計測部
41フィルタ装置
42水位センサ
43回転速度センサ
44電圧センサ
45振動センサ
46負荷駆動回路
47インバータ
60溢水口
70 洗濯物
100ヒートポンプユニット
110 送風ファン

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本電産テクノモータ株式会社の「 洗濯機」が 公開されました。( 2019/10/31)

    【課題】洗濯槽の中心軸に対して重量のアンバランスが生じ難く、振動の発生を抑制することができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯槽を有する洗濯機は、前記洗濯槽の中心軸CAを中心として回転する第1プーリ2... 詳細

  • 日本電産テクノモータ株式会社の「 洗濯機」が 公開されました。( 2018/12/20)

    【課題】振動及び騒音の発生を低減できる洗濯機を提供する。【解決手段】水槽内に軸線L周りに回転可能に配置される洗濯槽17と、洗濯槽17内の底部に洗濯槽17と同軸に配置される撹拌羽根18と、駆動機構19と... 詳細

  • 日本電産テクノモータ株式会社の「 洗濯機及び配管ユニット」が 公開されました。( 2018/11/22)

    【課題】フィルタを備え、水槽の水を再度水槽に戻して再利用する洗濯機について、フィルタを洗浄ために余分な水を使用しない洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、水槽12と、フィルタ部26と、第1のポンプ2... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ