図面 (/)

技術 コード式刈払機用ロータ

出願人 間木守弘
発明者 間木守弘
出願日 2017年8月2日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2017-149754
公開日 2017年11月24日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-205124
状態 特許登録済
技術分野 収穫機の構成要素3(刈取部)
主要キーワード 架設体 コード体 フレキシブルブレード 同時装着 操作棹 ロータ押さえ ロータ受け 横断面形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

刈払コード体を簡単に装着することができるコード式刈払機用ロータを提供する。

解決手段

コード式刈払機用ロータ100は、円板状にベース体101の外縁部に径方向外側に向かって開口する筒状の刈払コード収容部110を備えている。刈払コード収容部110は、刈払コード体を折り曲げた状態でかつこの折り曲げた状態の刈払コード体における屈曲部をベース体101の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の部分であり、底板、2つの支柱112および上板113によって構成されている。底板は、刈払コード収容部110の底部を構成する金属製の板状部品であり、ベース体101よりも小径リング状に形成されている。支柱112は、折り曲げた刈払コード体を折り曲げた状態を維持する幅および高さにそれぞれ設定された円柱体で構成されている。上板113は、底板と同じリング形状に形成されている。

概要

背景

従来から、紐状に延びる刈払コード体を原動機による回転駆動力によって回転させて草や低木を刈るコード式刈払機がある。このコード式刈払機においては、棒状に延びる操作棹における先端部に刈払コード体を着脱自在に保持するコード式刈払機用ロータが設けられている。例えば、下記特許文献1には、互いに平行な2つの貫通孔に1つの刈払コード体をU字状に屈曲させた状態で貫通させて保持する動力式刈払機小径ナイロンコードカッター(コード式刈払機用ロータ)が開示されている。

概要

刈払コード体を簡単に装着することができるコード式刈払機用ロータを提供する。コード式刈払機用ロータ100は、円板状にベース体101の外縁部に径方向外側に向かって開口する筒状の刈払コード収容部110を備えている。刈払コード収容部110は、刈払コード体を折り曲げた状態でかつこの折り曲げた状態の刈払コード体における屈曲部をベース体101の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の部分であり、底板、2つの支柱112および上板113によって構成されている。底板は、刈払コード収容部110の底部を構成する金属製の板状部品であり、ベース体101よりも小径のリング状に形成されている。支柱112は、折り曲げた刈払コード体を折り曲げた状態を維持する幅および高さにそれぞれ設定された円柱体で構成されている。上板113は、底板と同じリング形状に形成されている。

目的

本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、刈払コード体を簡単に装着することができるコード式刈払機用ロータを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

棒状に延びる操作棹の先端部に草を刈るための紐状で可撓性を有する刈払コード体を保持しつつ回転駆動可能に設けられるコード式刈払機用ロータであって、板状に形成されたベース体と、前記ベース体の外縁部に設けられて前記刈払コード体を折り曲げた状態でかつ折り曲げた部分を前記ベース体の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の刈払コード収容部とを備え、前記刈払コード収容部は、J字状またはU字状に折り曲げた2つの刈払コード体を挿入可能な幅であってかつこれらの2つの刈払コード体が復元力で折り曲げ部分から広がった状態で収容される幅に形成されていることを特徴とするコード式刈払機用ロータ。

請求項2

請求項1に記載したコード式刈払機用ロータにおいて、前記刈払コード収容部は、前記ベース体の外縁部に起立して設けられた少なくとも2つの柱体と、前記少なくとも2つの柱体間上に架設される架設体とを備えることを特徴とするコード式刈払機用ロータ。

請求項3

請求項1または請求項2に記載したコード式刈払機用ロータにおいて、さらに、前記ベース体の外縁部における前記刈払コード収容部に隣接して前記刈払コード体と同等な太さの紐状のコード体が貫通可能な筒状の楔コード貫通部を備えることを特徴とするコード式刈払機用ロータ。

請求項4

請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載したコード式刈払機用ロータにおいて、前記刈払コード収容部は、互いに異なる横幅からなる複数種類の前記刈払コード収容部が前記ベース体の外縁部に沿って設けられていることを特徴とするコード式刈払機用ロータ。

請求項5

請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載したコード式刈払機用ロータにおいて、前記ベース体は、前記刈払コード収容部より内側に凹状に窪んだ楔コード逃げ部が形成されていることを特徴とするコード式刈払機用ロータ。

技術分野

0001

本発明は、紐状に延びる刈払コード体を回転させて主に草を刈るコード式刈払機において刈払コード体を保持するコード式刈払機用ロータに関する。

背景技術

0002

従来から、紐状に延びる刈払コード体を原動機による回転駆動力によって回転させて草や低木を刈るコード式刈払機がある。このコード式刈払機においては、棒状に延びる操作棹における先端部に刈払コード体を着脱自在に保持するコード式刈払機用ロータが設けられている。例えば、下記特許文献1には、互いに平行な2つの貫通孔に1つの刈払コード体をU字状に屈曲させた状態で貫通させて保持する動力式刈払機小径ナイロンコードカッター(コード式刈払機用ロータ)が開示されている。

0003

実用新案登録第3162553号公報

先行技術

0004

しかしながら、上記特許文献1に記載されたコード式刈払機用ロータにおいては、1つの刈払コード体を1つの目の貫通孔に通した後、動力式刈払機用小径ナイロンコードカッターの内側部分で折り返して2つ目の貫通孔に通すため、刈払コード体の装着作業が煩雑であるという問題があった。

0005

本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、刈払コード体を簡単に装着することができるコード式刈払機用ロータを提供することにある。

0006

上記目的を達成するため、本発明の特徴は、棒状に延びる操作棹の先端部に草を刈るための紐状で可撓性を有する刈払コード体を保持しつつ回転駆動可能に設けられるコード式刈払機用ロータであって、板状に形成されたベース体と、ベース体の外縁部に設けられて刈払コード体を折り曲げた状態でかつ折り曲げた部分をベース体の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の刈払コード収容部とを備え、刈払コード収容部は、J字状またはU字状に折り曲げた2つの刈払コード体を挿入可能な幅であってかつこれらの2つの刈払コード体が復元力で折り曲げ部分から広がった状態で収容される幅に形成されていることにある。

0007

このように構成した本発明の特徴によれば、コード式刈払機用ロータは、板状のベース体上に刈払コード体を折り曲げた状態でかつ折り曲げた部分をベース体の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の刈払コード収容部を備えているため、作業者は刈払コード体を折り曲げた状態で刈払コード収容部に挿し込めばよい。これにより、コード式刈払機用ロータは、刈払コード体を簡単に装着することができる。また、作業者は、ベース体の中央側に露出させた刈払コード体の屈曲部内に刈払コード体と同等な太さの紐状のコード体を挿入することで刈払コード体と刈払コード収容部との間で楔として機能させることによって刈払コード体の刈払コード収容部からの抜けをより効果的に防止することができる。

0008

また、本発明の他の特徴は、前記コード式刈払機用ロータにおいて、刈払コード収容部は、ベース体の外縁部に起立して設けられた少なくとも2つの柱体と、少なくとも2つの柱体間上に架設される架設体とを備えることにある。

0009

このように構成した本発明の他の特徴によれば、コード式刈払機用ロータは、刈払コード収容部がベース体の外縁部に起立して設けられた少なくとも2つの柱体と、これらの柱体間上に架設される架設体とで構成されているため、簡単に刈払コード収容部を構成することができる。また、刈払コード収容部は、単一の材料によって一体的に円筒状や方形筒状に形成してベース体に設けることもできる。

0010

また、本発明の他の特徴は、前記コード式刈払機用ロータにおいて、さらに、ベース体の外縁部における刈払コード収容部に隣接して刈払コード体と同等な太さの紐状の楔コード体が貫通可能な筒状の楔コード貫通部を備えることにある。

0011

このように構成した本発明の他の特徴によれば、コード式刈払機用ロータは、刈払コード収容部に隣接して刈払コード体と同等な太さの紐状の楔コード体が貫通可能な筒状の楔コード貫通部を備えている。これにより、作業者は、刈払コード体の屈曲部内に通した刈払コード体を刈払コード収容部に隣接する楔コード貫通部に通すことによって楔コード体を固定して刈払コード体からの抜けや位置ずれを防止することができる。

0012

また、本発明の他の特徴は、前記コード式刈払機用ロータにおいて、刈払コード収容部は、互いに異なる横幅からなる複数種類の刈払コード収容部がベース体の外縁部に沿って設けられていることにある。

0013

このように構成した本発明の他の特徴によれば、コード式刈払機用ロータは、刈払コード収容部が互いに異なる横幅(開口幅)の複数種類がベース体の外縁部に沿って設けられているため、刈払コード体の太さや硬度に応じた刈払収容部を選択して保持させることによって複数種類の刈払コード体を付け替えてまたは同時に用いることができる。

0014

また、本発明の他の特徴は、前記コード式刈払機用ロータにおいて、ベース体は、刈払コード収容部より内側に凹状に窪んだ楔コード逃げ部が形成されていることにある。

0015

このように構成した本発明の他の特徴によれば、コード式刈払機用ロータは、ベース体における刈払コード収容部より内側に凹状に窪んだ楔コード逃げ部が形成されているため、刈払コード体の屈曲部内に挿し込んだ楔コード体の下端部側を楔コード逃げ部内に仕舞うができるため、楔コード体の損傷を防止できるとともに長い長さの楔コード体を安定的に収容することで刈払コード体からの抜けを防止することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施形態に係るコード式刈払機用ロータの外観構成の概略を示した平面図である。
図1に示すコード式刈払機用ロータの外観構成の概略を示した正面図である。
図1に示すコード式刈払機用ロータが刈払コード体を保持した状態で刈払機の操作棹の先端部に取り付けられた状態を刈払機の側方から見た使用状態図である。
図1に示すコード式刈払機用ロータが刈払コード体を保持した状態を示す一部破断平面図である。
図4に示す5−5線から見たコード式刈払機用ロータの構成の概略を示した断面図である。
本発明の変形例に係るコード式刈払機用ロータが刈払コード体を保持した状態を示す一部破断平面図である。
(A)〜(E)は本発明の他の変形例に係るコード式刈払機用ロータにおける支柱横断面形状のバリエーションを示す2つの支柱の横断面図である。
(A)〜(C)は本発明の他の変形例に係るコード式刈払機用ロータにおける支柱の縦断面形状のバリエーションを示す2つの支柱の縦断面図である。
本発明の他の変形例に係るコード式刈払機用ロータの外観構成の概略を示した平面図である。
図9に示す10−10線から見たコード式刈払機用ロータの構成の概略を示した断面図である。

実施例

0017

以下、本発明に係るコード式刈払機用ロータの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るコード式刈払機用ロータ100(以下、単に「刈払機用ロータ100」という)の外観構成の概略を示した平面図である。また、図2は、図1に示す刈払機用ロータ100の外観構成の概略を示した正面図である。また、図3は、図1に示す刈払機用ロータが刈払コード体100を保持した状態で刈払機10の操作棹11の先端部に取り付けられた状態を刈払機10の側方から見た使用状態図である。この刈払機用ロータ100は、作業者が肩に掛けて草を刈る刈払機において紐状の刈払コード体を着脱自在に保持した状態で棒状に延びる操作棹の先端部に着脱自在に取り付けられる器具である。

0018

(刈払機用ロータ100の構成)
刈払機用ロータ100は、ベース体101を備えている。ベース体101は、刈払機10における操作棹11の先端部に設けられたロータ保持部12に対して着脱自在に取り付けられる部分であり、金属製の板材リング状に形成して構成されている。より具体的には、ベース体101は、直径が127mm、板厚が1.5mmの円板の中央部に取付孔102が形成されている。この場合、取付孔102は、刈払機10のロータ保持部12における図示しない嵌合部に嵌合する大きさに形成された貫通孔である。なお、刈払機10におけるロータ保持部12は、ロータ受け部12aとロータ受け部12aに対して図示しないボルトを介して着脱自在に取り付けられるロータ押さえ具12bとによってベース体101を両側から挟んで保持する。

0019

このベース体101における2つの板面である上面101aおよび下面101bのうち、前記ロータ保持部12におけるロータ受け部12aに押し付けられる上面101a上には、刈払コード収容部110が形成されている。刈払コード収容部110は、刈払機10が実際に草を刈る刈払コード体13を着脱自在に保持する部分であり、ベース体101の上面101a上における外縁部に径方向外側に向かって開口する筒状に形成されている。

0020

より具体的には、刈払コード収容部110は、刈払コード体13を折り曲げた状態でかつこの折り曲げた状態の刈払コード体13における屈曲部13aをベース体101の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の部分であり、主として、底板111、2つの支柱112および上板113によって構成されている。これらのうち、底板111は、刈払コード収容部110の底部を構成する金属製の板状部品であり、ベース体101よりも小径のリング状に形成されている。この場合、底板111の内径は、リングの幅が支柱112の外径同等、または同外径より若干広くなる大きさに形成されている。本実施形態においては、底板111は、外径が123mm、内径が95mm、板厚が1.5mmに形成されている。

0021

2つの支柱112は、刈払コード収容部110の横幅Wおよび高さHをそれぞれ規定する金属製の部品であり、それぞれ円柱体で構成されている。この場合、刈払コード収容部110の横幅Wおよび高さHは、折り曲げた刈払コード体13を折り曲げた状態を維持する幅および高さにそれぞれ設定される。したがって、2つの支柱112は、刈払コード体13を折り曲げた状態を維持する間隔を介して底板111上に配置されて固定される。

0022

この場合、2つの支柱112の間隔、すなわち、刈払コード収容部110の横幅Wは、
1つの刈払コード体13を折り曲げた2つの刈払コード体13の幅以上、すなわち、1つの刈払コード体13の太さの2倍以上の幅で形成されていればよい。例えば、刈払コード収容部110の横幅Wは、1つの刈払コード体13の太さの2倍以上かつ屈曲部13aの幅未満のほか、1つの刈払コード体13を折り曲げた2つの刈払コード体13が互いに平行になる幅、同幅より広い幅、すなわち、2つの刈払コード体13が鋭角を成して広がる状態で収容される幅に形成することができる。また、2つの支柱112は、折り曲げることによって厚さが若干太くなる刈払コード体13が貫通可能な高さであって、折り曲げられた刈払コード体13の弾性力(復元力)および刈払コード体13との間の摩擦に耐えられる太さおよび材質で形成される。

0023

本実施形態においては、刈払機用ロータ100は、直径が12mmの12個の支柱112を用いて5種類の横幅W1〜W5からなる5つの刈払コード収容部110がそれぞれ2つずつ形成されている。この場合、互いに同じ横幅W1〜W5からなる刈払コード収容部110は、ベース体101上において径方向に対象となる位置(換言すれば、180°反対側の位置)に形成される。なお、本実施形態においては、横幅W1〜W5は、それぞれ17.5mm、12.5mm、20mm、10mm、15mmである。また、刈払コード収容部110の高さH,すなわち、支柱112の高さは4.5mmに形成されている。

0024

上板113は、刈払コード収容部110の天井部を構成する金属製の板状部品であり、ベース体101よりも小径のリング状に形成されている。この場合、上板113の内径は、リングの幅が支柱112の外径同等、または同外径より若干広くなる大きさに形成されている。本実施形態においては、上板113は、底板111と同じ形状に形成されている。本実施形態においては、上板113は、外径が123mm、内径が95mm、板厚が1.5mmに形成されている。

0025

そして、これらの底板111、支柱112および上板113が互いに溶接されることによって各刈払コード収容部110を一体的に構成している。また、各刈払コード収容部110は、底板111がベース体101に溶接されることによってベース体101に固定的に形成されている。なお、本実施形態においては、底板111および上板113をベース体101の外縁部よりも内側に配置するとともに、支柱112を底板111および上板113の外縁部よりも内側に配置している。

0026

(刈払機用ロータ100の作動)
次に、上記のように構成した刈払機用ロータ100の作動について説明する。刈払機用ロータ100を用いて草刈作業を行う作業者は、まず、刈払機用ロータ100とともに、刈払機10を用意する。この場合、刈払機10は、棒状に延びる操作棹11の一方の端部に図示しない原動機が設けられるとともに他方の端部に刈払機用ロータ100を着脱自在に保持するロータ保持部12が形成されて構成されており、原動機の回転駆動力によって刈払機用ロータ100を回転させて草刈作業を行うことができるものである。

0027

次に、作業者は、刈払機用ロータ100を刈払機10のロータ保持部12に取り付ける。具体的には、作業者は、刈払機10のロータ保持部12におけるロータ受け部12aからロータ押さえ具12bを外した後、このロータ受け部12aに刈払機用ロータ100におけるベース体101の上面101が当たる向き、すなわち、刈払機用ロータ100の刈払コード収容部110がロータ受け部12a側となる向きでベース体101を嵌め込む。そして、作業者は、ベース体101の下面側からロータ押さえ具12bを宛がってロータ受け部12aに図示しないボルトを介して取り付けることによってベース体101をロータ受け部12aとロータ押さえ具12bとで挟んだ状態で保持させることができる。

0028

次に、作業者は、刈払コード体13および楔コード体14をそれぞれ用意する。この場合、刈払コード体13は、刈払機用ロータ100に保持されて回転することによって草を切断する刃であり、樹脂材を可撓性を有する紐状に形成(所謂フレキシブルブレード)して構成されている。この刈払コード体13は、断面形状が円形や方形に形成されている他に、長手方向に沿って鋸刃状に形成されている公知のものを使用することができる。本実施形態においては、作業者は、長尺の刈払コード体13がロール状に巻かれたものを用意する。したがって、作業者は、ロール状に巻かれた刈払コード体13を引き出して所定の長さの位置で切断することによって刈払コード体13を用意する。この場合、作業者は、刈払機用ロータ100の外縁部から概ね6cm以下の長さで延びる長さ、例えば、全長が15cmの長さで刈払コード体13を用意する。また、作業者は、刈払コード体13を2つ用意する。なお、作業者は、予め所定の長さに形成された市販の刈払コード体13を用意してもよい。

0029

また、楔コード体14は、刈払機用ロータ100に保持させた刈払コード体13の抜けを防止するための可撓性を有する紐体である。本実施形態においては、楔コード体14は、刈払コード体13で構成する。したがって、作業者は、ロール状に巻かれた刈払コード体13を引き出して所定の長さの位置で切断することによって楔コード体14を用意する。この場合、作業者は、刈払コード体13の屈曲部13aの内側を貫通させるに十分な長さ、例えば、刈払いコード体13の半分以上の長さで用意する。また、作業者は、楔コード体14を2つの刈払コード体13に対応させて2つ用意する。なお、作業者は、予め所定の長さに形成された市販の刈払コード体13を楔コード体14として用意してもよい。

0030

次に、作業者は、図4および図5にそれぞれ示すように、刈払コード体13を刈払機用ロータ100に取り付ける。具体的には、作業者は、刈払コード体13の一方の端部側を折り曲げてJ字状にした状態で刈払コード体13を屈曲部13a側から刈払コード収容部110内に挿し込む。この場合、作業者は、刈払コード体13の太さや硬度に応じて適当な横幅W1〜W5の刈払コード収容部110を選択して刈払コード体13を装着する。また、作業者は、J字状に屈曲させた刈払コード体13における草を刈る側の長さの長い刈払いコード体13における内側面が刈払機用ロータ100の回転方向前方に向く向きで刈払コード体13を挿し込むとともに、屈曲部13aが刈払コード収容部110内を貫通して同刈払コード収容部110の内側に露出する挿し込み量で挿し込む。なお、図4においては、上板113の一部を破断して示している。

0031

次いで、作業者は、刈払コード収容部110の内側に露出する屈曲部13aの内側に楔コード体14を挿し込んで一方の端部をベース体101上に這わせるとともに他方の端部を刈払コード体13を挿し込んだ刈払コード収容部110に隣接する刈払コード収容部110内に挿し込む。次いで、作業者は、刈払コード収容部110から径方向外側に向かって長く伸びる草を刈る側の刈払コード体13を径方向外側に引っ張ることによって刈払コード収容部110の内周側の開口部に対して刈払コード体13の屈曲部13aを介して楔コード体14を押し付けて固定することができる。なお、楔コード体14は、刈払コード体13における屈曲部13a内に挿し込まれていればよく、必ずしも本実施形態のように刈払コード体13を挿し込んだ刈払コード収容部110に隣接する刈払コード収容部110内に挿し込む必要はない。

0032

そして、作業者は、刈払コード体13を取り付けた刈払コード収容部110に径方向において対向するもう1つの同じ横幅W1の刈払コード収容部110に対して同様の手順で刈払コード体13を楔コード体14を用いて固定する。これにより、刈払機用ロータ100には、中心部を介して対称な位置の刈払コード収容部110にそれぞれ刈払コード体13が取り付けられる。

0033

次に、作業者は、草刈作業を行う。具体的には、作業者は、刈払機10における図示しない原動機を始動させて刈払機用ロータ100を回転(一般的に、左回り)させることによって刈払コード体13を刈払機用ロータ100を中心に回転させる。したがって、作業者は、回転する刈払コード体13を草に当てることによって草を刈ることができる。

0034

この場合、刈払コード体13は、屈曲部13aの弾性力(復元力)、および楔コード体14がとして作用するため、刈払コード収容部110から抜けることが防止される。また、刈払コード体13は、草を刈る側の刈払コード体13の内側面が刈払機用ロータ100の回転方向前方に面しているため、同回転方向前方に対して凹んだ円弧状の刈払コード体13が回転による遠心力によって同回転方向前方に対して張り出した円弧状に弾性変形する。これにより、刈払コード体13は、回転および草への衝突に際して回転方向後方傾倒することが抑制されるため、効果的に草を刈ることができる。なお、図4においては、刈払機用ロータ100の回転方向および刈払コード体13の弾性変形方向をそれぞれ破線矢印で示すとともに、刈払コード体13が弾性変形した状態を二点鎖線で示している。

0035

また、刈払機用ロータ100は、刈払コード収容部110がロータ受け部12a側となる向きでロータ保持部12に取り付けられているため、刈払コード体13の回転面が刈払機10における操作棹11に設けられた湾曲した板状の防護カバー15の下端面より上方となって刈った草や刈払コード体13によって跳ね飛ばされた異物が作業者側に飛散することを防護カバー15によって防止することができる。また、刈払機用ロータ100は、底板111および上板113をベース体101の外縁部よりも内側に配置するとともに、支柱112を底板111および上板113の外縁部よりも内側に配置しているため、草刈作業中における石などの障害物との接触による刈払コード収容部110の損傷を抑制することができる。

0036

次に、草刈作業を終える場合には、作業者は、刈払機用ロータ100の回転を停止させた後、刈払コード体13を刈払機用ロータ100から取り外す。具体的には、作業者は、楔コード体14を刈払コード体13の屈曲部13a内から抜き取った後、刈払コード体13を刈払機用ロータ100の径方向外側に引っ張ることによって刈払コード収容部110から取り除くことができる。この場合、作業者は、刈払コード収容部110内から延びる短い方と長い方の各刈払コード体13を指で挟んでより屈曲させることによって刈払コード収容部110内から容易に抜くことができる。そして、作業者は、ロータ押さえ具12bをロータ受け部12aから外すことによって刈払機用ロータ100をロータ保持部12から取り外すことができる。

0037

上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、刈払機用ロータ100は、板状のベース体101上に刈払コード体13を折り曲げた状態でかつ折り曲げた屈曲部13aをベース体101の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状の刈払コード収容部110を備えているため、作業者は刈払コード体13を折り曲げた状態で刈払コード収容部110に挿し込めばよい。これにより、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13を簡単に装着することができる。また、作業者は、ベース体101の中央側に露出させた刈払コード体13の屈曲部13a内に刈払コード体13と同等な太さの紐状の楔コード体14を挿入することで刈払コード体13と刈払コード収容部110との間で楔として機能させることによって刈払コード体13の刈払コード収容部110からの抜けをより効果的に防止することができる。

0038

さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、各変形例の説明においては、上記実施形態と同様の部分については同じ符号を付して重複する説明は省略する。

0039

例えば、上記実施形態においては、刈払機用ロータ100は、1つのベース体101上に5種の横幅W1〜W5の刈払コード収容部110を形成した。しかし、刈払機用ロータ100は、図6に示すように、1つのベース体101上に少なくとも1種の横幅Wの刈払コード収容部110が形成されていればよい。なお、刈払機用ロータ100は、1つのベース体101上に複数種類の横幅Wの刈払コード収容部110を備えることによって太さや硬さの異なる幅広い種類の刈払コード体13に対応できるため、草の種類や状況に応じて刈払コード体13を付け替えることができる。また、刈払機用ロータ100は、1つのベース体101上に複数種類の横幅Wの刈払コード収容部110を備えることによって太さや硬さの異なる幅広い種類の刈払コード体13を同時装着することができ、草の種類や状況に応じた草刈作業を行うことができる。また、刈払コード収容部110の横幅Wおよび高さHは、刈払コード13の太さや硬度に応じて適宜設定されるものであり、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。なお、図6においては、上板113の一部を破断して示している。

0040

また、上記実施形態においては、刈払機用ロータ100は、ベース体101上に1種の横幅Wの刈払コード収容部110を2つ径方向に対向し合う位置に設けて構成した。しかし、刈払機用ロータ100は、ベース体101上に1種の横幅Wの刈払コード収容部110を少なくとも1つ設けて構成すればよい。この場合、刈払機用ロータ100は、ベース体101上に1種の横幅Wの刈払コード収容部110を周方向に沿って均等配置することによって刈払機用ロータ100の安定的に回転させることができるため、刈払コード収容部110を2つ以上設けることが好ましい。例えば、刈払機用ロータ100は、ベース体101上に1種の横幅Wの刈払コード収容部110を120°毎や90°毎に配置して刈払コード収容部110を3つや4つ備えて構成することもできる。

0041

また、上記実施形態においては、作業者は、刈払コード収容部110から貫通させた刈払コード体13の屈曲部13aに楔コード体14を通すとともに、この楔コード体14の一方の端部を刈払コード体13を収容した刈払コード収容部110に隣接する刈払コード収容部110内に貫通させた。これにより、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13の抜けをより効果的に防止することができる。

0042

すなわち、楔コード体14を貫通させた刈払コード収容部110は、本発明に係る楔コード貫通部に相当する。この場合、楔コード貫通部120は、上記実施形態のように刈払コード収容部110と兼用する構成でもよいが、図6に示すように、少なくとも1つの楔コード体14を貫通させることができる筒状に形成されていれば刈払コード収容部110に隣接して刈払コード収容部110として機能しない独立したものとして設けることもできる。なお、上記実施形態においては、作業者は、楔コード貫通部120(刈払コード収容部110に隣接する刈払コード収容部110)内に1つの楔コード体14を貫通させたが、楔コード体14をJ字状やU字状に屈曲させた状態で刈払コード体13の屈曲部13aの内側に挿入して両端部を楔コード貫通部に貫通させるようにしてもよい。

0043

また、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13を刈払コード収容部110に屈曲させた状態で収容するだけでも刈払コード体13の弾性力(復元力)によって抜けが防止できるため、楔コード体14および楔コード貫通部120を省略して構成することもできる。

0044

また、上記実施形態においては、刈払機用ロータ100は、刈払コード収容部110をベース体101の上面101上に形成して構成した。これにより、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13の回転面が刈払機10の操作棹11に設けられた防護カバー15の下端面より上方となり易く刈った草や刈払コード体13によって跳ね飛ばされた異物が作業者側に飛散することを防護カバー15によって防止することができる。しかし、刈払機用ロータ100は、刈払コード収容部110をベース体101の上面101とは反対側の下面101b上に形成して構成することもできる。

0045

また、上記実施形態においては、作業者は、1つの刈払コード体13をJ字状に屈曲させた状態で刈払コード収容部110内に挿入した。しかし、作業者は、1つの刈払コード体13をU状に屈曲させた状態で刈払コード収容部110内に挿入することもできる。

0046

また、上記実施形態においては、支柱112は、同一外径で延びる円柱状に形成した。しかし、支柱112は、図7(A)〜(E)にそれぞれ示すように、支柱112の横断面形状を円形状以外の形状、例えば、楕円形状、方形状、半円形状、リング形状またはスプライン形状に形成することができる。これらの場合、支柱112の表面形状を曲面状(図7(A),(C),(D))に形成することにより刈払コード13を直角や鋭角状に屈曲させることなく曲線状に曲げることができるため刈払コード13の損傷を抑制することができる。また、支柱112の横断面形状をリング形状(図7(D)参照)に形成することにより刈払機用ロータ100を軽量化することができる。また、支柱112の横断面形状をスプライン形状(図7(E)参照)のように凹凸を有した形状に形成することにより刈払コード収容部110からの刈払コード体13の抜けを効果的に防止することができる。

0047

また、支柱112は、図8(A)〜(C)にそれぞれ示すように、軸方向に沿って外周面を凹状の円弧状、台形状、または三角形状に凹む形状に形成することができる。これらの場合、支柱112の縦断面形状を軸線方向中央部から両端部に向かって広がる末広がりの形状に形成することにより刈払コード13の回転面の位置を安定化することができるとともに、底板111および上板113への接触面積を確保しつつ支柱112を軽量化することができる。

0048

また、上記実施形態においては、刈払コード収容部110は、底板111を備えて構成した。これにより、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13の屈曲部13aの内側を貫通させた楔コード体14を過度に屈曲させることなくベース体101上に添わせることができる。しかし、刈払コード収容部110は、支柱112をベース体101上に直接設けることで底板111を省略して構成することもできる。これによれば、刈払機用ロータ100は、刈払コード収容部110が軽量化されるため、草刈効率を向上させることができる。

0049

また、刈払機用ロータ100は、図9および図10にそれぞれ示すように、ベース体101における刈払コード収容部110より内側部分に凹状に窪んだ楔コード逃げ部130を形成することができる。これによれば、刈払機用ロータ100は、刈払コード体13の屈曲部13a内に挿し込んだ楔コード体14の下端部側を楔コード逃げ部130内に仕舞うができるため、楔コード体14の損傷を防止できるとともに長い長さの楔コード体14を安定的に収容することで刈払コード体13からの抜けを防止することができる。

0050

また、上記実施形態においては、刈払コード収容部110は、底板111、2つの支柱112および上板113によって構成した。しかし、刈払コード収容部110は、刈払コード体13を折り曲げた状態でかつこの折り曲げた状態の刈払コード体13における屈曲部13aをベース体101の中央側に露出させた状態で貫通させて収容する筒状に形成されていればよい。したがって、刈払コード収容部110は、例えば、樹脂材や金属材を一体的に円形や方形の筒状に形成して構成することもできる。

0051

W,W1〜W5…横幅、H…高さ、
10…刈払機、11…操作棹、12…ロータ保持部、12a…ロータ受け部、12b…ロータ押さえ部、13…刈払コード体、13a…屈曲部、14…楔コード体、15…防護カバー、
100…刈払機用ロータ、101…ベース体、101a…上面、101b…下面、102…取付孔、
110…刈払コード収容部、111…底板、112…支柱、113…上板、
120…楔コード貫通部、
130…楔コード逃げ部。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社クボタの「 草刈機」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題】斜面(法面)において簡単に草刈を行うことができるようにする。【解決手段】草刈機は、機体と、機体に設けられた走行装置と、機体に設けられた草刈装置と、機体の姿勢として少なくとも当該機体のピッチ角を... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 制御装置、作業機及びプログラム」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題・解決手段】簡便な手法により、植物の育成状態を適切に管理する。例えば、自律移動機能を有する作業機を制御する制御装置が、(i)移動中の作業機の照度、及び、(ii)移動中の作業機の進行方向に位置する... 詳細

  • 株式会社クボタの「 草刈機」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題】斜面(法面)において簡単に草刈を行うことができるようにする。【解決手段】草刈機は、機体と、機体に設けられた走行装置と、機体に設けられた草刈装置と、斜面又は斜面の周囲に設置された基準装置を検出す... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ