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技術 愛玩動物用の吸収性物品

出願人 ユニ・チャーム株式会社
発明者 小松原大介
出願日 2016年5月11日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2016-095408
公開日 2017年11月16日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-201933
状態 特許登録済
技術分野 家畜、動物の飼育(3)(その他の飼育)
主要キーワード 凹曲状 内側弾性部材 外側弾性部材 存在域 フック群 フックシート 両端固定 伸縮応力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月16日)のものです。
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図面 (7)

課題

愛玩動物に対して吸収性物品の位置がずれることを抑えることができるフィット性を有すると共に、歩行の妨げとならない吸収性物品を提供する。

解決手段

吸収性物品は縦方向および横方向を有し、腹側域と、背側域と、腹側域と背側域との間において縦方向へ延びる中間域と、中間域から腹側域へ延びる吸収性コアとを含む。吸収性物品の腹側域および背側域は縦方向へ延びる両側縁16c、16dと、横方向へ延びる内端縁16a及び外端縁16bとを有すると共に、外端縁16bを含む外端域34と、内端縁16aを含む内端域33と、内端域33と外端域34との間に位置する中央域35とを有し、腹側域の両側縁16c、16dと背側域の両側縁とを係脱可能に連結する連結手段を備え、中間域には愛玩動物の尻尾挿通可能な開口が位置し、吸収性コアは開口よりも腹側域に位置し、腹側域の内端域33は横方向へ伸縮可能な伸縮域(第1伸縮域)36を有する。

概要

背景

従来、等の愛玩動物の身体に着用させるための吸収性物品は公知である。例えば、特許文献1には、腹側域と、背側域と、背側域と腹側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、内外層シート間に介在された吸収性コアとを有し、愛玩動物の胴回り巻き付けるように着用させる愛玩動物用の吸収性物品(いわゆる開放型)が開示されている。

概要

愛玩動物に対して吸収性物品の位置がずれることを抑えることができるフィット性を有すると共に、歩行の妨げとならない吸収性物品を提供する。吸収性物品は縦方向および横方向を有し、腹側域と、背側域と、腹側域と背側域との間において縦方向へ延びる中間域と、中間域から腹側域へ延びる吸収性コアとを含む。吸収性物品の腹側域および背側域は縦方向へ延びる両側縁16c、16dと、横方向へ延びる内端縁16a及び外端縁16bとを有すると共に、外端縁16bを含む外端域34と、内端縁16aを含む内端域33と、内端域33と外端域34との間に位置する中央域35とを有し、腹側域の両側縁16c、16dと背側域の両側縁とを係脱可能に連結する連結手段を備え、中間域には愛玩動物の尻尾挿通可能な開口が位置し、吸収性コアは開口よりも腹側域に位置し、腹側域の内端域33は横方向へ伸縮可能な伸縮域(第1伸縮域)36を有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

縦方向および横方向を有し、腹側域と、背側域と、前記腹側域と前記背側域との間において前記縦方向へ延びる中間域と、前記中間域から前記腹側域へ延びる吸収性コアとを含む愛玩動物用吸収性物品において、前記腹側域および前記背側域は、前記縦方向へ延びる両側縁と、前記横方向へ延びる内端縁および外端縁とを有するとともに、前記外端縁を含む外端域と、前記内端縁を含む内端域と、前記内端域と前記外端域との間に位置する中央域とを有し、前記腹側域の前記両側縁と前記背側域の前記両側縁とを係脱可能に連結する連結手段を備え、前記中間域には前記愛玩動物尻尾挿通可能な開口が位置し、前記吸収性コアは、前記開口よりも前記腹側域に位置し、前記腹側域の前記内端域は、前記横方向へ伸縮可能な伸縮域を有することを特徴とする吸収性物品。

請求項2

前記腹側域を形成する矩形の腹側パネルと、前記背側域を形成する矩形の背側パネルと、前記腹側パネルと前記背側パネルとに連結して前記縦方向へ延びる、前記吸収性コアが位置する矩形の吸収性パネルとをさらに有し、前記腹側域の前記内端縁は前記横方向へ直状に延び、前記中間域の両側縁は前記縦方向へ直状に延び、前記腹側域の前記内端縁と前記中間域の前記両側縁とが直交する請求項1に記載の吸収性物品。

請求項3

前記吸収性物品は、前記愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面とを有し、前記腹側域は、前記身体対向面に位置する内面シートと、前記非身体対向面に位置する外面シートと、前記内面シートと前記外面シートとの間に位置し、前記横方向へ延びる糸状または紐状弾性部材とを有し、前記伸縮域は、前記内端縁側に位置する前記弾性部材によって画成される第1伸縮域であり、前記腹側域の前記外端域は、前記外端縁側に位置する前記弾性部材によって画成される第2伸縮域を有し、前記第1伸縮域の伸縮応力が、前記第2伸縮域の伸縮応力より大きい請求項1または2に記載の吸収性物品。

請求項4

前記連結手段によって前記腹側域の前記両側縁と前記背側域の前記両側縁とを連結したとき、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とが形成され、前記腹側域は、前記レッグ開口側に前記第1伸縮域を有し、前記ウエスト開口側に前記第2伸縮域を有し、前記第1伸縮域は、前記横方向へ離隔する一対の伸縮域によって画成され、前記一対の伸縮域の間には、平面視において、前記吸収性コアと重なる部分に、非伸縮域を配置してあり、前記中央域は、前記第1伸縮域と前記第2伸縮域に隣接し、前記横方向へ伸縮可能な第3伸縮域を配置してある請求項3に記載の吸収性物品。

請求項5

前記連結手段は、前記腹側域の前記両側縁から前記横方向の外側へ延出する一対のファスニングタブと、前記背側域の前記非身体対向面側に位置して前記ファスニングタブと係合する受止部とを有し、前記一対のファスニングタブは、前記内端縁よりも前記外端縁に偏倚して配置してある請求項3又は4に記載の吸収性物品。

請求項6

前記連結手段は、前記腹側域の前記両側縁から前記横方向の外側へ延出する一対のファスニングタブと、前記背側域の前記非身体対向面側に位置して前記ファスニングタブと係合する受止部とを有し、前記一対のファスニングタブは、前記弾性部材を配置してある領域の前記横方向の外側に配置してある請求項3又は4に記載の吸収性物品。

請求項7

前記ファスニングタブは、前記腹側域に固定された固定部と、前記固定部から前記横方向へ延び、前記腹側域に固定されていない自由部とを有し、前記腹側域は、前記第1伸縮域の前記横方向の両側に、第2非伸縮域を有し、前記固定部は、前記第2非伸縮域に配置してある請求項5または6に記載の吸収性物品。

請求項8

前記背側域は、前記横方向へ伸縮可能な伸縮域を有する請求項1〜7のいずれかに記載の吸収性物品。

技術分野

0001

本発明は、等の愛玩動物ペット)の排泄物を吸収するための吸収性物品に関する。

背景技術

0002

従来、犬や猫等の愛玩動物の身体に着用させるための吸収性物品は公知である。例えば、特許文献1には、腹側域と、背側域と、背側域と腹側域との間に位置する中間域と、透液性を有する内層シートと、不透液性を有する外層シートと、内外層シート間に介在された吸収性コアとを有し、愛玩動物の胴回り巻き付けるように着用させる愛玩動物用の吸収性物品(いわゆる開放型)が開示されている。

先行技術

0003

特開2013−9657号公報(P2013−9657A)

発明が解決しようとする課題

0004

犬等の愛玩動物は、腹側のくびれが小さいため、着用後、愛玩動物の歩行等の動作によって吸収性物品の位置がずれるおそれがある。仮に、愛玩動物の性器を覆う位置から吸収性物品の位置がずれたときには、尿等の体液が吸収性物品から漏れる。

0005

また、犬等の愛玩動物は、歩行のとき、前肢および後肢を前後方向にのみ動かすが、後肢の付け根内側近傍に吸収性物品が位置するため、歩行の際に後肢を動かすと、後肢の付け根が吸収性物品に当たり、歩行の妨げとなって愛玩動物の活動量が低下するおそれがあった。

0006

本発明は、従来の愛玩動物用の吸収性物品の改良であって、愛玩動物に対して吸収性物品の位置がずれることを抑えることができるフィット性を有するとともに、愛玩動物の歩行の妨げとならない吸収性物品の提供を課題にしている。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するために、本発明は、縦方向および横方向を有し、腹側域と、背側域と、前記腹側域と前記背側域との間において前記縦方向へ延びる中間域と、前記中間域から前記腹側域へ延びる吸収性コアとを含む愛玩動物用の吸収性物品に関する。

0008

本発明に係る愛玩動物用の吸収性物品の前記腹側域および前記背側域は、前記縦方向へ延びる両側縁と、前記横方向へ延びる内端縁および外端縁とを有するとともに、前記外端縁を含む外端域と、前記内端縁を含む内端域と、前記内端域と前記外端域との間に位置する中央域とを有し、前記腹側域の前記両側縁と前記背側域の前記両側縁とを係脱可能に連結する連結手段を備え、前記中間域には前記愛玩動物の尻尾挿通可能な開口が位置し、前記吸収性コアは、前記開口よりも前記腹側域に位置し、前記腹側域の前記内端域は、前記横方向へ伸縮可能な伸縮域を有する。

0009

吸収性物品は、前記腹側域を形成する矩形の腹側パネルと、前記背側域を形成する矩形の背側パネルと、前記腹側パネルと前記背側パネルとに連結して前記縦方向へ延びる、前記吸収性コアが位置する矩形の吸収性パネルとをさらに有し、前記腹側域の前記内端縁は前記横方向へ直状に延び、前記中間域の両側縁は前記縦方向へ直状に延び、前記腹側域の前記内端縁と前記中間域の前記両側縁とが直交する。このため、愛玩動物の後肢の付け根の外側に腹側パネル及び吸収性パネルが位置していないので、後肢が前後に移動したときに吸収性物品の一部が当接してその歩行を妨げるおそれはない。

0010

前記吸収性物品は、前記愛玩動物の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面とを有し、前記腹側域は、前記身体対向面に位置する内面シートと、前記非身体対向面に位置する外面シートと、前記内面シートと前記外面シートとの間に位置し、前記横方向へ延びる糸状または紐状弾性部材とを有し、前記伸縮域は、前記内端縁側に位置する前記弾性部材によって画成される第1伸縮域であり、前記腹側域の前記外端域は、前記外端縁側に位置する前記弾性部材によって画成される第2伸縮域を有し、前記第1伸縮域の伸縮応力が、前記第2伸縮域の伸縮応力より大きい。愛玩動物は、胴体に大きなくびれを有していないが、第2伸縮域の伸縮応力によって吸収性物品の位置がずれるのを確実に防止することができる。しかも、第1伸縮域の伸縮応力が、第2伸縮域の伸縮応力より大きいため、愛玩動物の歩行のときに後肢を前後に動かしても第1伸縮域の伸縮応力によって内端域を愛玩動物の身体に対して安定的に押し当てることができる。加えて、内端域が伸縮性を有するため、歩行の際、仮に後肢が内端域に当たったとしても、内端域が後肢の動きに合わせて変形し、愛玩動物の違和感を低減することができる。

0011

前記連結手段によって前記腹側域の前記両側縁と前記背側域の前記両側縁とを連結したとき、ウエスト開口と、一対のレッグ開口とが形成され、前記腹側域は、前記レッグ開口側に前記第1伸縮域を有し、前記ウエスト開口側に前記第2伸縮域を有し、前記第1伸縮域は、前記横方向へ離隔する一対の伸縮域によって画成され、前記一対の伸縮域の間には、平面視において、前記吸収性コアと重なる部分に、非伸縮域を配置してあり、前記中央域は、前記第1伸縮域と前記第2伸縮域に隣接し、前記横方向へ伸縮可能な第3伸縮域を配置してある。よって、吸収性コアと重なる部分には非伸縮域を配置してあるため、吸収性コアが第1伸縮域の伸縮力によって縮まり、体液の吸収が阻害されることを抑えることができる。

0012

前記連結手段は、前記腹側域の前記両側縁から前記横方向の外側へ延出する一対のファスニングタブと、前記背側域の前記非身体対向面側に位置して前記ファスニングタブと係合する受止部とを有し、前記一対のファスニングタブは、前記内端縁よりも前記外端縁に偏倚して配置してある。このため、愛玩動物の後肢の付け根が、ファスニングタブによって過度締め付けられるのを防止することができる。加えて、内端域が後肢の付け根の周囲を過度に締め付けることを防止することができるため、歩行の際、仮に後肢が内端域に当たったとしても、内端域が後肢の動きに合わせて変形し、愛玩動物の違和感を低減することができる。

0013

前記ファスニングタブは、前記腹側域に固定された固定部と、前記固定部から前記横方向へ延び、前記腹側域に固定されていない自由部とを有し、前記腹側域は、前記第1伸縮域の前記横方向の両側に、第2非伸縮域を有し、前記固定部は、前記第2非伸縮域に配置してある。このため、固定部と腹側域との固定を確実にすることができる。

0014

前記背側域は、前記横方向へ伸縮可能な伸縮域を有する。このため、背側域においても愛玩動物の身体に吸収性物品を押し当てることができるため、吸収性物品を愛玩動物の身体に押し当てる面積を広くし、愛玩動物の身体に対して吸収性物品の位置がずれるのを確実に防止することができる。

発明の効果

0015

本発明の1つ以上の実施の形態に係る愛玩動物用の吸収性物品によれば、腹側域の内端域は、横方向へ伸縮可能な伸縮域を有するため、腹側域を愛玩動物の身体に押し当てるフィット性を吸収性物品が有する。このため、愛玩動物に対して吸収性物品の位置がずれることを抑えることができる。しかも、腹側域の内端域は、横方向へ伸縮可能な伸縮域を有するため、腹側域の内端域が愛玩動物の身体から離れるのを抑え、これにより、腹側域の内端域を愛玩動物の身体に押し当てることができ、愛玩動物の歩行の妨げになることを抑えることができる。

図面の簡単な説明

0016

図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明の第1実施形態に係る愛玩動物用の吸収性物品の斜視図。
各弾性部材最大伸長時(弾性材料収縮作用によるギャザーがなくなる程度)まで縦方向及び横方向に伸展した吸収性物品の一部破断展開平面図。
図2のIII−III線に沿う断面図。
図2の腹側域の部分拡大図
吸収性物品を着用した愛玩動物を側面側から視た図。
本発明の第2実施形態に係る愛玩動物用の吸収性物品の斜視図。

実施例

0017

下記の各実施の形態は、図1図6に示す愛玩動物用の吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。

0018

<第1実施形態>
図1図5を参照すると、愛玩動物(ペット)5用の吸収性物品10は、互いに交差する縦方向Y及び横方向Xと、横方向Xの寸法を2等分する縦軸Pと、縦方向Yの寸法を2等分する横軸Qと、愛玩動物5の身体と対向する身体対向面とその反対側に位置する非身体対向面とを有する。

0019

吸収性物品10は、さらに、環状のウエストパネル11と、ウエストパネル11の身体対向面に取り付けられた吸収性パネル12と、腹側域13と、背側域14と、腹側域13と背側域14と間を縦方向Yに延びる中間域15とを含む。ウエストパネル11は、腹側域13を形成する腹側パネル16と、背側域14を形成する背側パネル17とから構成される。

0020

腹側パネル16と背側パネル17とは、それぞれ、吸収性パネル12と交差し、横方向Xへ延びる内端縁16a,17aと、縦方向Yにおいて内端縁16a,17aと離隔対向して横方向Xへ延びる外端縁16b,17bと、内外端縁16a,16b,17a,17bの間において縦方向Yへ延びる両側縁16c,16d,17c,17dとによって画定された横長矩形状を有する。

0021

腹側パネル16と背側パネル17とは、それぞれ、身体対向面側に位置する内層シート25と、非身体対向面側に位置する外層シート27とを有する。内外層シート25,27は、質量15〜30g/m2の不透液性のSMS(スパンボンドメルトブローン・スパンボンド)繊維不織布若しくはスパンボンド不織布、または、プラスチックシートやそれらのラミネートシートとから形成される。内外層シート25,27は、少なくともいずれか一方の内面に間隔をあけて塗布されたホットメルト接着剤又は熱溶着手段によって接合される。

0022

腹側パネル16と背側パネル17とには、内外層シート25,27の間において横方向Xへ延びる複数条ストランド状(糸状)又はストリング状(紐状)の第1弾性部材41が伸長状態収縮可能に配置してある。腹側パネル16および背側パネル17は、第1弾性部材41が配置されることによって、少なくとも横方向Xへ弾性化されている。なお、内外層シート25,27は、第1弾性部材41のほぼ全周に塗布したホットメルト接着剤を介してのみ互いに接合されていてもよい。

0023

腹側パネル16は、図4に示すように、内端縁16aを含む内端域33と、外端縁16bを含む外端域34と、内端域16aと外端域16bとの間に位置する中央域35とを有する。内端域33は、腹側パネル16の縦方向Lの寸法の1/2〜1/5であり、外端域34は、腹側パネル16の縦方向Lの寸法の1/2〜1/5であり、中央域35は、腹側パネル16の縦方向Lの寸法の1/2〜1/5である。以下、腹側パネル16のみに関して説明し、背側パネル17の説明を省略するが、背側パネル17は、腹側パネル16と同様に構成してある。

0024

第1弾性部材41は、内端縁16a側に位置して横方向Xへ延びる複数条の内側弾性部材41Aと、外端縁16a場倭に位置して横方向Xへ延びる複数条の外側弾性部材41Bと、腹側域13および背側域14のそれぞれの縦方向Yの中央に位置して横方向Xへ延びる複数条の中央弾性部材41Cとから構成される。内側弾性部材41Aの伸縮力によって、内端域33には、横方向Xへ伸縮可能な第1伸縮域(伸縮域)36が形成される。換言すれば、内端縁16a側に位置する内側弾性部材41Aによって第1伸縮域が画される。外側弾性部材41Bの伸縮力によって、外端域34には、横方向Xへ伸縮可能な第2伸縮域37が形成される。換言すれば、外端縁16b側に位置する外側弾性部材41Bによって第2伸縮域が画される。中央弾性部材41Cの伸縮力によって、中央域35には、横方向Xへ伸縮可能な第3伸縮域38が形成される。中央域35は、内端域33および外端域34のそれぞれに隣接している。

0025

内側弾性部材41Aおよび中央弾性部材41Cは、腹側パネル16と背側パネル17の両側縁16c,16d,17c,17dから、吸収性コア60の両側縁60c,60dまで延びており、平面視において(縦方向Yおよび横方向Xに交差(直交)する厚さ方向において)吸収性コア60と重なっていない。したがって、第1伸縮域36および第3伸縮域38は、横方向へ離隔する一対の伸縮域36A,38Aによって画成され、一対の伸縮域36A,38Aの間には、平面視において、吸収性コア60と重なる部分に、非伸縮域36B,38Bを配置してある。このように、吸収性コア60と重なる部分に非伸縮域36B,38Bを配置し、内側弾性部材41Aおよび中央弾性部材41Cの収縮力が吸収性コア60に直接作用しないことによって、吸収性コア60が第1伸縮域36および第3伸縮域38の伸縮力によって縮まり、体液の吸収が阻害されるようなギャザーやよれが生じるのを抑制することができる。

0026

内側弾性部材41Aと、外側弾性部材41Bと、中央弾性部材41Cとは、例えば繊度300〜1200dtexのストリング状(糸状)またはストランド状(紐状)の弾性材料を1.5〜4.0倍に伸長した状態で収縮可能に内外層シート25,27に取り付けてある。

0027

内側弾性部材41Aと、外側弾性部材41Bと、中央弾性部材41Cとは、例えば、繊度が同一の弾性材料を使用し、内側弾性部材41Aの縦方向のピッチは、外側弾性部材41Bの縦方向のピッチよりも小さいため、第1伸縮域36の伸長応力は、第2伸縮域37の伸長応力よりも大きく、外側弾性部材41Bの縦方向のピッチは、中央弾性部材41Cの縦方向のピッチよりも小さいため、第2伸縮域37の伸長応力は、第3伸縮域38の伸長応力よりも大きい。

0028

吸収性パネル12は、縦長の略矩形状であって、腹側パネル16の身体対向面に取り付けられた前端部12Aと、背側パネル17の身体対向面に取り付けられた後端部12Bと、前後端部12A,12Bの間において縦方向Yへ延びる中間部12Cとを有する。また、吸収性パネル12は、被覆シート50と、被覆シート50の身体対向面に配置された吸収性コア60と、吸収性コア60の身体対向面を被包する透液性シートから形成された身体側ライナー61と、吸収性コア60と被覆シート50との間に位置する防漏シート62とを有する。

0029

吸収性コア60は、前後端縁60a,60bと、前後端縁60a,60bの間において縦方向Yへ延びる、凹曲状の両側縁60c,60dとから外形輪郭を成し、不水溶性かつ自己質量の10倍以上の吸水力を有するいわゆる高吸収性ポリマーSAP粒子、木材フラッフパルプオプションとして熱可塑性繊維を僅かに含む混合物から形成されている。吸収性コア60は、親水性かつ液拡散性を有する不織布又はティッシュペーパから形成されたコアカバーシート(図示せず)によって包被される。コアカバーシートは、身体側ライナー61及び/又は防漏シート62とホットメルト接着剤を介して接合される。

0030

被覆シート50は、吸収性コア60が配置された中央部51と、中央部51の両側に位置する両側部52とを有する。両側部52は、それぞれ、横方向Xの内側に折り曲げられており、中央部51に固定された両端固定部と、両端固定部間において縦方向Yへ延び、かつ、中央部51及び防漏シート62に固定された固定側部(近位部)55と、固定側部55の横方向Xの内側(又は外側)に位置する自由部(遠位部)56とを有する。自由部56は、被覆シート50の側縁部を折り曲げて形成されたスリーブ状の自由縁部56aを有し、自由縁部56aの内部にはカフ弾性体58が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。吸収性物品10の着用状態において、カフ弾性体58が収縮して自由部56が身体側ライナー61から起立し、排泄物の横漏れを抑制しうる防漏カフスが形成される。

0031

図2及び3を参照すると、吸収性コア60の両側縁60c,60dの横方向Xの外側に位置する両側部52の一部であって被覆シート50の固定側部55には、縦方向Yへ延びる第2弾性部材42が伸長状態で収縮可能に取り付けられている。このように、第2弾性部材42が両側部52に取り付けられていることによって、両側部52には第2弾性部材42の収縮力が作用する縦方向Yへ伸縮可能なサイド弾性域が形成される。両側部52にサイド弾性域が位置することによって、後肢7の大腿部フィットされるので、後肢7の動きによって両側部52が位置ずれして排泄物が横漏れをするのを抑制することができる。

0032

図1及び図2を参照すると、腹側域13の両側縁部の非身体対向面には、ファスニングタブ70の固定部71が取り付けられている。ファスニングタブ70は、固定部71と、腹側域13の両側縁16c,16dから横方向Xの外側へ延出する自由部72とを有し、自由部72の身体対向面側には、掛け止め域73が位置する。掛け止め域73は、背側域14の非身体対向面に係脱可能に止着しうるメカニカルファスナフック群等からなるファスニング要素とファスニング要素をファスニングタブ70のテープ基材に固定するためのフックシートとから構成されている。

0033

腹側域13において、ファスニングタブの固定部71を取り付ける箇所の中央弾性部材41Cは、伸縮力を喪失した状態にあって該箇所(第2非伸縮域38C)が収縮することがない。換言すれば、第3伸縮域38の横方向Xの外側には、第2非伸縮域38Cを配置してあり、ファスニングタブ70の固定部71は、第2非伸縮域38Cに配置してある。このため、固定部71と腹側域13との固定を確実にすることができる。

0034

また、一対のファスニングタブ70は、中央弾性部材41Cを配置してある第3伸縮域38の横方向の外側に配置してあるため、中央弾性部材41Cの収縮力によりファスニングタブ70が引っ張られるため、ファスニングタブ70の掛け止め域73が受け止め域78に食い込むため、連結手段79が容易に外れることがない。

0035

掛け止め域73のファスニング要素は、背側域14の非身体対向面を形成する繊維不織布製の外層シート27に掛け止めることができるものである。換言すれば、掛け止め域73のファスニング要素と、背側域14の非身体対向面である受け止め域(受止部)78とによって、腹側域13の両側縁16c,16dと背側域14の両側縁17c,17dとを径脱可能に連結する連結手段79が構成される。なお、掛け止め域73のファスニング要素を、安定的に掛け止めするために、その外面にメカニカルファスナのループ要素を有するランディングシートを配置してもよい。また、外層シート27が複数のシート層から形成されて、最外層のシートがプラスチックフィルムからなる場合には、掛け止め域73のファスニング要素としてフックシートに替わって粘着剤を用いることが好ましい。ファスニングタブ70の固定部71は、背側域14の非身体対向面に固定するほかに、内外層シート25,27の間に固定してもよいし、背側域14の身体対向面に固定してもよい。掛け止め域73から横方向Xの外側へ延びる、ファスニングタブ70の摘持部は、摘持が容易であって、摘持したときに指先が掛け止め域73に当接しない程度の大きさを有することが好ましい。また、ファスニングタブ70は、単数ではなく複数配置されていてもよい。また、ファスニングタブ70は、弾性伸縮可能であってもよいし、展開可能に複数に折曲された状態で、腹側域13の側縁部に固定されていてもよいし、自由部72が複数に分割可能であって複数の掛け止め域73を有していてもよい。

0036

一対のファスニングタブ70は、内端縁16aよりも外端縁16bに近接するように偏倚して配置してある。このため、愛玩動物5の後肢7の付け根が、ファスニングタブ70によって過度に締め付けられるのを防止することができる。加えて、内端域33が後肢7の付け根の周囲を過度に締め付けることを防止することができるため、歩行の際、仮に後肢7が内端域33に当たったとしても、内端域33が後肢7の動きに合わせて変形し、愛玩動物5の違和感を低減することができる。

0037

図2を参照すると、中間域15において、吸収性物品10の愛玩動物5の尻尾6と対向する部分には、愛玩動物5の尻尾6を挿通する開口(尻尾開口)を形成するための略U字状の切断ライン80(ミシン目)を配置してある。切断ライン80は、防漏カフスを形成する自由縁部56aの間に位置し、吸収性物品10の平面視において互いに重なる身体側ライナー61、防漏シート62及び被覆シート50を貫通している。愛玩動物5に対する吸収性物品10の着用の際、切断ライン80によって形成された開口に尻尾6を挿通させた状態において、ファスニングタブ70の掛け止め域73と、背側域14の受け止め域78とを係止すれば、腹側域13と背側域14との連結を容易にすることができる。また、吸収性コア60は、尻尾6を挿通する開口となる切断ライン80よりも腹側域13側に位置している。具体的には、吸収性コア60の後端縁60bは開口を形成する切断ライン80から離隔しており、切断ライン80の周辺には、吸収性コア60の不存在域が形成されている。

0038

図3および図5を参照すると、腹側域13の両側縁16c,16dの外側に位置するファスニングタブ70の掛け止め域73が、背側域14の非身体対向面に係止されることによって、腹側域13の両側縁16c,16dと背側域14の両側縁17c,17dとが連結されて図1に示すようにウエスト開口21と、一対のレッグ開口22とが形成され、愛玩動物5に吸収性物品10が着用される。この吸収性物品10は、腹側域13の両側縁16c,16dと背側域14の両側縁17c,17dとを係脱可能に連結する連結手段79を有するため、胴回りの大きさが異なる愛玩動物5(比較的に細身の愛玩動物5から比較的に肥満の愛玩動物5)に吸収性物品10を着用させることができる。また、腹側域13の内端域33は、横方向Xへ伸縮可能な第1伸縮域36を有するため、腹側域13の内端域33を愛玩動物5の身体に押し当てるフィット性を吸収性物品10が有する。このため、愛玩動物5に対して吸収性物品10の位置がずれることを防止することができる。しかも、第1伸縮域36に伸縮応力が、第2伸縮域37の伸縮応力よりも大きいため、愛玩動物5の歩行のときに後肢7を前後に動かしても第1伸縮域36の伸縮応力によって内端域33を愛玩動物5の身体に対して安定的に押し当てることができる。加えて、内端域33が伸縮性を有するため、歩行の際、仮に後肢7が内端域33に当たったとしても、内端域33が後肢7の動きに合わせて変形し、愛玩動物5の違和感を低減することができる。また、愛玩動物5は、胴体に大きなくびれを有していないが、第2伸縮域37の伸長応力によって吸収性物品10の位置がずれるのを確実に防止することができる。第2伸縮域37の伸縮応力が、第3伸縮域38の伸縮応力よりも大きいため、ウエスト開口21側から、尿等の体液が漏れるのを防止することができる。

0039

加えて、背側域14は、横方向Xへ伸縮可能な伸縮域36,37,38を有するため、背側域14においても愛玩動物5の身体に吸収性物品10を押し当てることができる。このため、吸収性物品10を愛玩動物5の身体に押し当てる面積を広くし、愛玩動物5の身体に対して吸収性物品10の位置がずれるのを確実に防止することができる。

0040

再び、図2を参照すると、吸収性物品10は、矩形の腹側パネル16と、矩形の背側パネル17と、矩形の吸収性パネル12とから構成されており、腹側域13の内端縁16aは横方向Xへ直状に延び、中間域15の両側縁(吸収性パネル12の両側縁)は縦方向Yへ直状に延びており、それらが互いに直交している。内端縁16a及び又は吸収性パネル12の両側縁が曲状をなして連なっている場合には、歩行時に前後に移動する後肢7の付け根が該曲状を有する部分に当接して歩行の妨げとなるおそれがあるが、本実施形態に係る吸収性物品10のように、腹側パネル16および背側パネル17と、吸収性パネル12とが直交するときには、後肢7の付け根の外側に腹側パネル16及び吸収性パネル12が位置していないので、後肢7が前後に移動したときに吸収性物品10の一部が当接してその歩行を妨げるおそれはない。しかも、3つのパネルによって吸収性物品を製造することができるため、吸収性物品10の製造を容易にすることができる。

0041

<第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係る愛玩動物5用の吸収性物品10の図1と同様の正面図である。本実施形態に係る吸収性物品10は、第1実施形態に係る吸収性物品10と基本的構造が同じであって、相違する点についてのみ以下に説明する。

0042

本実施形態に係る吸収性物品10では、腹側域13の両側縁部16c,16dの身体対向面には、内端域16aから外端域16bまで縦方向Yへ延びるように、ファスニングタブ70の掛け止め域73を配置してある。この吸収性物品10によれば、縦方向Yに延びる掛け止め域73の一部と、受け止め域78の一部とを係止すれば、腹側域13の両側縁16c,16dと、背側域14の両側縁17c,17dとを連結できるため、愛玩動物5に対する吸収性物品10の着用を容易にすることができる。

0043

なお、第1実施形態および第2実施形態には、吸収性物品10は、3つの別体のパネル部材(吸収性パネル12と、腹側パネル16と、背側パネル17)とから構成されているが、本発明の吸収性物品10は、腹側域13と背側域14とが別体ではなく一体の環状パネルから形成されていてもよいし、腹側域13および背側域14と中間域15とが、一体に形成されたシャーシから構成されてもよい。

0044

また、第1実施形態および第2実施形態には、腹側域13において、内端域33、外端域34、および中央域35のそれぞれに弾性部材41を配置する吸収性物品10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、弾性部材41は、外端域34および中央域35には配置せずに内端域33のみに配置してもよい。このように腹側域13を形成すれば、使用する弾性部材41の量を減らすことができるととともに、後肢7に腹側域13の内端域33が当たるのを防止しながら、愛玩動物5に対するフィット性を維持することができる。また、背側域14には、弾性部材41を配置しなくてもよい。

0045

さらに、第1実施形態および第2実施形態には、腹側域13にファスニングタブ70を取り付ける吸収性物品10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、背側域14にファスニングタブを取り付けてもよい。

0046

吸収性物品10を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」及び「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。

0047

5愛玩動物
6尻尾
10吸収性物品
12吸収性パネル
13腹側域
14 背側域
15中間域
16 腹側パネル
16a内端縁
16b外端縁
16c側縁
16d 側縁
17 背側パネル
17a 内端縁
17b 外端縁
17c 側縁
17d 側縁
25内層シート(内面シート)
27外層シート(外面シート)
33 内端域
34外端域
35中央域
36B非伸縮域
36 第1伸縮域(伸縮域)
37 第2伸縮域
38B 第2非伸縮域
38 第3伸縮域
41 第1弾性部材(弾性部材)
41A内側弾性部材
41B外側弾性部材
41C中央弾性部材
60吸収性コア
70ファスニングタブ
71 固定部
72 自由部
73 受け止め域(受止部)
79連結手段
X 横方向
Y 縦方向

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