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技術 無線通信システム、中継装置および受信装置

出願人 株式会社日立国際電気
発明者 横山伸二東一喜
出願日 2017年8月3日 (3年4ヶ月経過) 出願番号 2017-150391
公開日 2017年11月9日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-201837
状態 特許登録済
技術分野 放送分配方式 移動無線通信システム 無線中継システム
主要キーワード セルコール 警報サイレン 周波数偏位変調 アイドル情報 子局アンテナ 定時放送 音楽データ情報 マイクスイッチ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月9日)のものです。
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図面 (20)

課題

受信装置音声復号化方式が特定音再生に適していない場合においても、送信装置からの特定音を受信装置において適切な音で出力する。

解決手段

送信装置から無線送信された放送音を、中継装置を介して受信装置で受信して出力する無線通信システムにおいて、前記送信装置は、特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信し、前記中継装置は、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報を無線送信し、前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力するように構成する。

概要

背景

デジタル簡易無線局を、四値周波数偏位変調(以下、4値FSK(Frequency−shift keying)と称する。)方式による無線設備を用いて構築する無線通信システムがある。この無線通信システムの規格は、社団法人電波産業会標準規格「ARIBSTD−T98 1.2版」により制定されている。

この規格において音声符号化方式は、Digital Voice Systems, Inc.のAMBE+2が推奨されている。AMBE+2は、低ビットレートで高品位音声品質を実現するため、音声(人間の発声)に特化した符号化処理となっている。そのため、音楽のような音声と異なる音源からの非音声を、AMBE+2で符号化すると、復号化した際に符号化する前の音源とは異なった音となってしまう。チャイム音警報サイレンのような非音声についても同様である。

一方、同報防災行政無線システム(以下、同報系システムと称する。)では、音声を放送するだけでなく、例えば時報を知らせる定時放送の際に、チャイム音や音楽を放送するのが一般的である。また、近年、消防庁整備した全国瞬時警報ステム(以下、J−ALERTと称する。)と同報系システムとが連動するシステムの整備が進められている。このシステムは、J−ALERTからの警報音を受信すると、同報系システムが自動起動し、J−ALERTからの警報音を同報系システムで無線放送するものである。

したがって、同報系システムと、AMBE+2の音声符号化方式を使用するデジタル簡易無線局とが連動する無線通信システムを構築すると、チャイム音、音楽、警報音といった非音声を、デジタル簡易無線局では正常に復号化処理できず、正常な音で出力できないという問題が発生する。

このような背景技術について、同報系システムと、自治会地域コミュニティ活動を目的とした地区放送無線システム(以下、地区放送システムと称する。)とが連動する例を、図19を使用して説明する。

同報系システムの親局子局間通信は、デジタル無線通信となっており、変調方式16値直交振幅変調(以下、16QAM(quadrature amplitude modulation)と称する。)方式、音声符号化は16kbps高効率音声符号化方式のCODEC(coder/decoder)(以下、S−CODECと称する。)である。

同報系システムの子局では、親局から受信した音声信号音楽信号をS−CODECで復号化し、アナログ変換したオーディオ信号として、再生し放送する。同報系システムでは、もともと前述の通りチャイム音や音楽を放送する目的があるため、親局から受信した音声信号や音楽信号を、同報系システムの子局で復号化して放送しても音質に問題は発生しない。したがって、同報系システムの子局において、音声信号と音楽信号とを共に正常に再生し放送することが可能である。図19において、○(丸)印は、音声信号や音楽信号を正常に再生可能であることを示し、×印は、音声信号や音楽信号を正常に再生可能でないことを示す。

同報系システムと地区放送システムが接続され連動される接続部分では、同報系システムの子局でアナログ変換したオーディオ信号を、地区放送システムの親局へ有線により伝送するようにしており、音声信号と音楽信号とを共に、アナログオーディオ信号として伝送する。

地区放送システムの親局と子局間の通信は、デジタル簡易無線通信となっており、変調方式は4値FSK方式、音声符号化はAMBE+2である。
地区放送システムの親局では、同報系システムの子局から受信したアナログオーディオ信号をデジタル化し、AMBE+2で音声符号化して、地区放送システムの子局へ無線送信する。また、地区放送システムの親局では、同報系システムの子局から受信したアナログオーディオ信号(音声信号や音楽信号)を、正常に再生し放送することが可能である。

地区放送システムの子局では、地区放送システムの親局からの音声信号については、AMBE+2により正常に復号化して放送することが可能であるが、非音声の音楽信号については、AMBE+2により復号化するので、地区放送子局から正常な音で放送することができない。

下記の特許文献1には、デジタル系の同報系システムとアナログ系の地区放送システムを連動させることが開示されている。

概要

受信装置音声復号化方式が特定音の再生に適していない場合においても、送信装置からの特定音を受信装置において適切な音で出力する。送信装置から無線送信された放送音を、中継装置を介して受信装置で受信して出力する無線通信システムにおいて、前記送信装置は、特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信し、前記中継装置は、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報を無線送信し、前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力するように構成する。

目的

このような背景技術について、同報系システムと、自治会等地域コミュニティ活動を目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

送信装置から無線送信された情報を、中継装置を介して受信装置が受信する無線通信システムであって、前記送信装置は、特定音種の音情報を送信する場合に、前記音情報とともに、前記音情報を特定する制御情報と、アドレス情報とを送信し、前記中継装置は、前記送信装置から前記音情報と前記制御情報と前記アドレス情報とを受信すると、前記アドレス情報に基づいて、前記制御情報の無線送信を実行するか否かと、前記音情報の音での出力を実行するか否かを決定し、前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記音情報を読み出して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

請求項2

送信装置から無線送信された情報を受信装置に中継する中継装置であって、前記送信装置から特定音種の音情報と前記音情報を特定する制御情報とアドレス情報とを受信すると、前記アドレス情報に基づいて、前記制御情報の無線送信を実行するか否かと、前記音情報の音での出力を実行するか否かを決定することを特徴とする中継装置。

請求項3

特定音種の音情報を送信する場合に、前記音情報とともに、前記音情報を特定する制御情報と、アドレス情報とを送信する送信装置から無線送信された情報を、前記送信装置から前記音情報と前記制御情報と前記アドレス情報とを受信すると前記アドレス情報に基づいて前記制御情報の無線送信を実行するか否かと前記音情報の音での出力を実行するか否かを決定する中継装置を介して受信する受信装置であって、記憶部を備え、予め前記音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記音情報を読み出して音で出力することを特徴とする受信装置。

請求項4

特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信する送信装置から無線送信された音情報を、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて記憶部に記憶しておき受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力する受信装置に送信する中継装置であって、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報を前記受信装置に無線送信し、前記送信装置から前記第1の音情報と異なる音種である前記第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を送信することを特徴とする中継装置。

請求項5

特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信する送信装置から無線送信された音情報を、前記送信装置から前記制御情報を受信すると該受信した制御情報を前記受信装置に無線送信する中継装置を介し受信する受信装置であって、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力し、前記中継装置から前記第1の音情報と異なる音種である第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を音で出力することを特徴とする受信装置。

請求項6

特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信する送信装置から無線送信された音情報を、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて記憶部に記憶しておき受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力する受信装置に送信する中継装置であって、前記送信装置から前記第1の音情報と前記制御情報とを受信すると、前記第1の音情報を送信することなく前記制御情報を無線送信することを特徴とする中継装置。

請求項7

特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信する送信装置から無線送信された音情報を、前記送信装置から前記第1の音情報と前記制御情報とを受信すると前記第1の音情報を送信することなく前記制御情報を無線送信する中継装置を介して受信する受信装置であって、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力することを特徴とする受信装置。

技術分野

0001

本発明は、送信装置から受信装置特定音(例えば非音声情報)が送信された場合に、受信装置において送信装置から受信した特定音を正常な音で出力することのできる無線通信システムに関するものである。

背景技術

0002

デジタル簡易無線局を、四値周波数偏位変調(以下、4値FSK(Frequency−shift keying)と称する。)方式による無線設備を用いて構築する無線通信システムがある。この無線通信システムの規格は、社団法人電波産業会標準規格「ARIBSTD−T98 1.2版」により制定されている。

0003

この規格において音声符号化方式は、Digital Voice Systems, Inc.のAMBE+2が推奨されている。AMBE+2は、低ビットレートで高品位音声品質を実現するため、音声(人間の発声)に特化した符号化処理となっている。そのため、音楽のような音声と異なる音源からの非音声を、AMBE+2で符号化すると、復号化した際に符号化する前の音源とは異なった音となってしまう。チャイム音警報サイレンのような非音声についても同様である。

0004

一方、同報防災行政無線システム(以下、同報系システムと称する。)では、音声を放送するだけでなく、例えば時報を知らせる定時放送の際に、チャイム音や音楽を放送するのが一般的である。また、近年、消防庁整備した全国瞬時警報ステム(以下、J−ALERTと称する。)と同報系システムとが連動するシステムの整備が進められている。このシステムは、J−ALERTからの警報音を受信すると、同報系システムが自動起動し、J−ALERTからの警報音を同報系システムで無線放送するものである。

0005

したがって、同報系システムと、AMBE+2の音声符号化方式を使用するデジタル簡易無線局とが連動する無線通信システムを構築すると、チャイム音、音楽、警報音といった非音声を、デジタル簡易無線局では正常に復号化処理できず、正常な音で出力できないという問題が発生する。

0006

このような背景技術について、同報系システムと、自治会地域コミュニティ活動を目的とした地区放送無線システム(以下、地区放送システムと称する。)とが連動する例を、図19を使用して説明する。

0007

同報系システムの親局子局間通信は、デジタル無線通信となっており、変調方式16値直交振幅変調(以下、16QAM(quadrature amplitude modulation)と称する。)方式、音声符号化は16kbps高効率音声符号化方式のCODEC(coder/decoder)(以下、S−CODECと称する。)である。

0008

同報系システムの子局では、親局から受信した音声信号音楽信号をS−CODECで復号化し、アナログ変換したオーディオ信号として、再生し放送する。同報系システムでは、もともと前述の通りチャイム音や音楽を放送する目的があるため、親局から受信した音声信号や音楽信号を、同報系システムの子局で復号化して放送しても音質に問題は発生しない。したがって、同報系システムの子局において、音声信号と音楽信号とを共に正常に再生し放送することが可能である。図19において、○(丸)印は、音声信号や音楽信号を正常に再生可能であることを示し、×印は、音声信号や音楽信号を正常に再生可能でないことを示す。

0009

同報系システムと地区放送システムが接続され連動される接続部分では、同報系システムの子局でアナログ変換したオーディオ信号を、地区放送システムの親局へ有線により伝送するようにしており、音声信号と音楽信号とを共に、アナログオーディオ信号として伝送する。

0010

地区放送システムの親局と子局間の通信は、デジタル簡易無線通信となっており、変調方式は4値FSK方式、音声符号化はAMBE+2である。
地区放送システムの親局では、同報系システムの子局から受信したアナログオーディオ信号をデジタル化し、AMBE+2で音声符号化して、地区放送システムの子局へ無線送信する。また、地区放送システムの親局では、同報系システムの子局から受信したアナログオーディオ信号(音声信号や音楽信号)を、正常に再生し放送することが可能である。

0011

地区放送システムの子局では、地区放送システムの親局からの音声信号については、AMBE+2により正常に復号化して放送することが可能であるが、非音声の音楽信号については、AMBE+2により復号化するので、地区放送子局から正常な音で放送することができない。

0012

下記の特許文献1には、デジタル系の同報系システムとアナログ系の地区放送システムを連動させることが開示されている。

先行技術

0013

特開2013−150297公報

発明が解決しようとする課題

0014

上述したように、背景技術においては、受信装置の音声復号化方式(上述の例では地区放送システム子局のAMBE+2)が、特定音(上述の例では非音声)の再生に適していない場合、その特定音を受信装置において適切な音で出力することができない。
本発明は、上述したような従来の課題を解決するために為されたもので、受信装置の音声復号化方式が特定音の再生に適していない場合においても、送信装置からの特定音を、受信装置において適切な音で出力することのできる無線通信システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

上記課題を解決するための、本願発明の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
送信装置から無線送信された音情報を、中継装置を介して受信装置で受信して出力する無線通信システムであって、
前記送信装置は、特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信し、
前記中継装置は、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報を無線送信し、
前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0016

また、本願発明の代表的な他の構成は、次のとおりである。すなわち、
送信装置から無線送信された情報を、中継装置を介して受信装置が受信する無線通信システムであって、
前記送信装置は、特定音種の音情報を送信する場合に、前記音情報とともに、前記音情報を特定する制御情報と、アドレス情報とを送信し、
前記中継装置は、前記送信装置から前記音情報と前記制御情報と前記アドレス情報とを受信すると、前記アドレス情報に基づいて、前記制御情報の無線送信を実行するか否かと、前記音情報の音での出力を実行するか否かを決定し、
前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記音情報を読み出して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

発明の効果

0017

上記構成によれば、受信装置の音声復号化方式が特定音の再生に適していない場合においても、送信装置からの特定音を、受信装置において適切な音で出力することができる。

図面の簡単な説明

0018

第1実施形態における無線通信システムの構成図である。
第1実施形態における音声放送時の概略を示すである。
第1実施形態における音楽放送時の概略を示すである。
第1実施形態における音楽データ更新時の概略を示すである。
第1実施形態における同報系子局の構成図である。
第1実施形態における地区親局の構成図である。
第1実施形態における地区子局の構成図である。
第1実施形態における同報系システムで用いられるデジタル無線信号の構成例である。
第1実施形態における地区システムで用いられるデジタル無線信号(同期バースト)の構成例である。
第1実施形態における地区システムで用いられるデジタル無線信号(通信チャネル)の構成例である。
第1実施形態における音声放送時の通信制御シーケンスである。
第1実施形態における音楽放送時の通信制御シーケンスである。
第1実施形態における音声及び音楽放送時の通信制御シーケンスである。
第1実施形態における音楽データ更新時の通信制御シーケンスである。
第2実施形態における無線通信システム構成の一部を示す図である。
第2実施形態における放送卓からの放送時の通信制御シーケンスである。
第2実施形態における放送予約時の通信制御シーケンスである。
第2実施形態における予約放送時の通信制御シーケンスである。
背景技術における音声及び音楽放送時の概略を示すである。

実施例

0019

(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の無線通信システムについて、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態における無線通信システムの構成を示す図であり、例えば、同報系システム(同報系防災行政無線システム)と地区放送システム(地区放送無線システム)とが接続され連動されるように構成された無線通信システムの構成例を示す図である。

0020

第1実施形態では、同報系システムの同報系親局10(送信装置)から、同報系子局20と地区親局40を介して、地区放送システムの地区子局50(受信装置)へ、音声や非音声の放送が行われる。同報系子局20と地区親局40は、送信装置から受信装置へ放送音中継する中継装置として機能する。

0021

第1実施形態の無線通信システムの構成の概要を説明する。
図1の無線通信システムにおいて、同報系システムの同報系親局10に、同報系システムの同報系子局20が、例えば60MHz帯のデジタル無線周波数信号により無線接続されている。例えば、このデジタル無線通信の変調方式は16QAM方式、音声符号化及び復号化方式はS−CODECである。図1では、同報系子局20は1つ図示しているが、2つ以上とすることも可能である。

0022

同報系親局10は、第1の音声符号器(S−CODEC)を備え、音声情報や非音声情報を、第1の音声符号器(S−CODEC)で音声符号化し、同報系子局20へデジタル無線により送信する。音声情報とは、人の声についての情報であり、音色や音階を含む情報である。非音声情報とは、人の声以外のサイレン音や警報音や音楽についての音色や音階や旋律を含む情報であり、第1実施形態では音楽情報である。また、同報系親局10は、非音声情報を送信するときは、非音声情報とともに、該非音声情報を特定する制御情報を、同報系子局20へデジタル無線により送信する。

0023

同報系子局20は、地区放送システムの放送卓30と有線で接続されており、第1の音声符号器に対応する第1の音声復号器(S−CODEC)を備える。第1の音声復号器は、第1の音声符号器で符号化された音声情報や非音声情報を復号化するものである。同報系子局20は、同報系親局10から受信した音声情報や非音声情報を、第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化した後、アナログ変換し、該アナログ変換したアナログオーディオ信号27を、放送卓30へ送信する。また、同報系子局20は、非音声情報を送信する場合は、同報系親局10から受信したデジタル制御情報を、制御信号(a)28として放送卓30へ送信する。制御信号(a)28は、非音声情報を特定する制御情報を伝える信号である。

0024

放送卓30は、無線装置39と有線で接続され、同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27を、第1の音声符号器と符号化方式が異なる第2の音声符号器(AMBE+2)で音声符号化し、デジタル音声信号37として無線装置39へ送信する。また、放送卓30は、同報系子局20から受信した制御信号(a)28を、制御信号(b)38として無線装置39へ送信する。このように、放送卓30は、第2の音声符号器(AMBE+2)を備える。
放送卓30と無線装置39とを含むように、地区放送システムの地区親局40が構成される。

0025

無線装置39は、地区子局50と、例えば400MHz帯のデジタル無線で接続されている。このデジタル無線は、デジタル簡易無線通信であり、変調方式は4値FSK方式である。
無線装置39は、放送卓30から受信したデジタル音声信号37や制御信号(b)38を、4値FSK方式で変調し、それぞれ、デジタル音声情報やデジタル制御情報として地区子局50へ無線送信する。

0026

地区子局50は、第2の音声符号器に対応する第2の音声復号器(AMBE+2)を備える。第2の音声復号器は、第2の音声符号器で符号化された音声情報や非音声情報を復号化するものである。地区子局50は、無線装置39からデジタル音声情報を受信した場合は、受信したデジタル音声情報を、第2の音声復号器(AMBE+2)により音声復号化し、スピーカから出力する。また、地区子局50は、無線装置39からデジタル制御情報を受信した場合は、受信したデジタル制御情報に基づき、地区子局50が記憶している非音声情報の中から、受信したデジタル制御情報に対応する非音声情報、例えば音楽情報を選択し、スピーカから出力する。
なお、1つの無線装置39と無線接続される地区子局50は、図1では1つだが、複数存在することができる。地区子局50は、例えば、戸別受信機である。

0027

次に、第1実施形態における音声放送時の概略を説明する。図2は、第1実施形態における音声放送時の概略を示す図である。
まず、同報系親局10から、デジタル無線通信(変調方式は16QAM方式)を用いて、第1の音声符号器(S−CODEC)により音声符号化された音声情報が、同報系子局20へ無線送信される。

0028

同報系子局20は、同報系親局10から音声情報を受信すると、受信した音声情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化してアナログ変換し、該アナログ変換したアナログオーディオ信号27を、地区親局40へ有線で送信する。このとき、同報系子局20において、上記アナログオーディオ信号27を、同報系子局20のスピーカから出力することが可能である。

0029

地区親局40は、同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27を、第2の音声符号器(AMBE+2)により音声符号化し、4値FSK方式で変調して、デジタル音声情報として地区子局50へ無線送信する。このとき、地区親局40において、上記アナログオーディオ信号27を、地区親局40のスピーカから出力することが可能である。

0030

地区子局50は、地区親局40から受信したデジタル音声情報を、第2の音声復号器(AMBE+2)により音声復号化し、地区子局50のスピーカから出力する。

0031

このように、送信装置である同報系親局10から、中継装置である同報系子局20と地区親局40とを介して、受信装置である地区子局50へ音声情報が無線送信される場合は、地区子局50において、受信した音声情報を正常に放送すること、つまり、受信した非音声情報を適切な音で出力することが可能である。また、同報系子局20と地区親局40においても、受信した音声情報を正常に放送することが可能である。

0032

次に、第1実施形態における非音声放送時、ここでは音楽放送時の概略を説明する。図3は、第1実施形態における音楽放送時の概略を示すである。
まず、同報系親局10から、デジタル無線通信(変調方式は16QAM方式)を用いて、第1の音声符号器(S−CODEC)により音声符号化された音楽情報と、該音楽情報を特定する制御情報とが、同報系子局20へ無線送信される。

0033

同報系子局20は、同報系親局10から音楽情報を受信すると、受信した音楽情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で復号化してアナログ変換し、該アナログ変換したアナログオーディオ信号27を、地区親局40へ有線で送信する。また、同報系子局20は、同報系親局10から音楽情報を特定する制御情報を受信すると、デジタル情報のまま、地区親局40へ有線で送信する。このとき、同報系子局20において、上記アナログオーディオ信号27の音楽情報を、同報系子局20のスピーカから出力することが可能である。

0034

地区親局40は、同報系子局20から受信した制御情報を、4値FSK方式で変調して、地区子局50へデジタル無線送信する。同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27については、地区子局50へ無線送信しない。これは、地区子局50の第2の音声復号器(AMBE+2)では、音楽情報を適切な音で出力できないためである。なお、地区親局40において、上記アナログオーディオ信号27を、地区親局40のスピーカから出力することが可能である。

0035

地区子局50は、地区親局40から受信した制御情報に基づき、地区子局50が記憶している音楽情報の中から、上記制御情報に対応する音楽情報を選択し、地区子局50のスピーカから出力する。

0036

こうして、送信装置である同報系親局10から、中継装置である同報系子局20と地区親局40とを介して、受信装置である地区子局50へ非音声情報が無線送信される場合においても、地区子局50において、受信した非音声情報を適切な音で出力することが可能である。また、同報系子局20と地区親局40においても、受信した非音声情報を適切な音で出力することが可能である。

0037

上述したように、本実施形態では、地区子局50に音楽情報のデータを予め格納しておく必要がある。この場合、同報系親局10から放送する音楽の種類は、地区子局50に格納された音楽の種類で制限される。また、地区子局50は多数存在するため、個別に音楽データの登録更新を行うことは大変である。したがって、次に示すように、同報系親局10からデータ通信により地区子局50の音楽情報データを登録又は更新することが好ましい。

0038

第1実施形態における音楽データ更新時の概略を説明する。図4は、第1実施形態における音楽データ更新時の概略を示すである。
まず、同報系親局10から、デジタル無線通信(変調方式は16QAM方式)により、音楽データが、同報系子局20へ無線送信される。この音楽データは、音楽情報と該音楽情報を特定する識別子とを含む。
同報系子局20は、同報系親局10から音楽データを受信すると、受信した音楽データを、デジタル信号のまま、地区親局40へ有線で送信する。

0039

地区親局40は、同報系子局20から受信した音楽データを、4値FSK方式で変調して、デジタル信号として地区子局50へ無線送信する。
地区子局50は、地区親局40から受信した音楽データを、地区子局50の記憶部に記憶する。

0040

こうして、送信装置である同報系親局10から、中継装置である同報系子局20と地区親局40とを介して、データ通信により音楽データを送信し、受信装置である地区子局50に音楽データを登録又は更新することができる。

0041

第1実施形態の無線通信システムの構成の詳細を、図5ないし図10を用いて説明する。まず、第1実施形態における同報系子局20について、図5を用いて説明する。図5は、第1実施形態における同報系子局20の構成図である。同報系子局20は、第1実施形態では、例えば、屋外に設けられ、スピーカを備える屋外拡声子局である。

0042

図5に示すように、第1実施形態の同報系子局20は、子局無線部23、子局制御部21、子局記憶部22、子局増幅部25、トランペットスピーカ26等の各構成部を備える。子局無線部23は、同報系親局10との間でアンテナ24を介してデジタル音声情報やデジタル制御情報等の情報を無線送受信するもので、同報系親局10から受信した音声情報や非音声情報や制御情報を復調する。子局制御部21は、同報系子局20を構成する各構成部を制御する。

0043

子局無線部23が同報系親局10から受信する信号のフォーマットは、例えば図8に示すフォーマットである。図8は、第1実施形態における同報系システムで用いられるデジタル無線信号の構成例である。
図8のデジタル信号は、信号の先頭から順に、30ビット以上のビット同期信号、31ビットのフレーム同期信号、416ビットのデータ信号で構成されている。ビット同期信号は01の繰り返し信号であり、フレーム同期信号は4ビットのキャラクタパターンで構成され、いずれも受信側で同期を取るための同期信号である。

0044

データ信号には、通信内容である通信内容情報(音声情報や非音声情報や制御情報)と、この通信内容情報の宛先を特定するための識別子としてのアドレス情報とが含まれる。音声の通信内容情報は、例えば親局装置10のマイクから入力された音声信号がデジタル情報に変換されたものである。

0045

子局記憶部22は、当該同報系子局20を特定する識別子である自局アドレスを記憶している。
同報系親局10から受信した通信内容情報が、同報系子局20と当該同報系子局20に放送卓30を介して接続された地区子局50とを宛先とする場合、つまり、同報系親局10から受信した通信内容情報の宛先アドレスが、子局記憶部22に記憶された自局アドレスと上記地区子局50のアドレスとを含む場合は、子局制御部21は次の(a)、(b)のように動作する。子局制御部21は、第1の音声復号器(S−CODEC)を備える。

0046

(a)子局無線部23で音声情報を受信した場合は、子局制御部21は、該受信した音声情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化した後、アナログオーディオ信号へ変換し、子局増幅部25でアナログオーディオ信号を増幅させ、トランペットスピーカ26から拡声放送させる。同時に、子局制御部21で変換され生成されたアナログオーディオ信号は、アナログオーディオ信号27として、放送卓30へ出力される。

0047

(b)子局無線部23で非音声情報である音楽情報と該音楽情報を特定する制御情報とを受信した場合は、子局制御部21は、該受信した音楽情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化した後、アナログオーディオ信号へ変換し、子局増幅部25でアナログオーディオ信号を増幅させ、トランペットスピーカ26から拡声放送させる。同時に、子局制御部21で生成されたアナログオーディオ信号は、アナログオーディオ信号27として、放送卓30へ出力される。また、上記受信した制御情報は、制御信号(a)28として、放送卓30へ出力される。

0048

同報系親局10から受信したアドレス情報が自局宛のものでなく、かつ、当該同報系子局20に接続された放送卓30が含まれる地区放送システムに属するいずれかの子局のアドレスである場合は、子局制御部21は次の(c)、(d)のように動作する。

0049

(c)子局無線部23で音声情報を受信した場合は、子局制御部21は、該受信した音声情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化した後、アナログオーディオ信号へ変換するが、子局増幅部25に対し増幅停止信号を送信し、子局増幅部25の増幅処理を停止させ、トランペットスピーカ26から拡声放送させないようにする。このとき、子局制御部21で生成されたアナログオーディオ信号は、アナログオーディオ信号27として、放送卓30へ出力される。

0050

(d)子局無線部23で非音声情報である音楽情報と該音楽情報を特定する制御情報とを受信した場合は、子局制御部21は、該受信した音楽情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化した後、アナログオーディオ信号へ変換するが、子局増幅部25に対し増幅停止信号を送信し、子局増幅部25の増幅処理を停止させ、トランペットスピーカ26から拡声放送させないようにする。このとき、子局制御部21で生成されたアナログオーディオ信号は、アナログオーディオ信号27として、放送卓30へ出力される。また、上記受信した制御情報は、制御信号(a)28として、放送卓30へ出力される。

0051

同報系親局10から受信したアドレス情報が自局宛のものでなく、かつ、当該同報系子局20に接続された放送卓30が含まれる地区放送システムに属するいずれかの子局のアドレスでもない場合は、子局制御部21は次の(e)のように動作する。

0052

(e)子局制御部21は、子局無線部23で受信した音声情報や非音声情報を第1の音声復号器(S−CODEC)で音声復号化する処理を行わず、アナログ音声信号へ変換する処理を行わない。さらに、子局制御部21は、子局増幅部25に対し増幅停止信号を送信し、子局増幅部25の増幅処理を停止させる。当然、アナログ音声信号(a)27は、放送卓30へ送信されない。また、子局無線部23で受信した音楽情報を特定する制御情報は、放送卓30へ送信されない。

0053

次に、第1実施形態における地区放送システムの親局(地区親局)について、図6を用いて説明する。図6は、第1実施形態における地区親局の構成図である。地区親局40は、放送卓30と無線装置39とを備えるように構成される。

0054

図6に示すように、第1実施形態の放送卓30は、音声入力受け付けるマイク33、音声出力を行うスピーカ34、操作者からの操作や各種入力を受付け、また、各種情報を表示する操作表示部35、放送卓制御部31、放送卓記憶部32等の各構成部を備え、無線装置39に有線で接続されている。

0055

放送卓記憶部32は、当該放送卓30の配下の全ての子局、つまり、当該放送卓30が含まれる地区放送システムに属する全ての子局、図1の例では全ての地区子局50のアドレスを記憶している。

0056

また、放送卓記憶部32は、同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27を、放送卓制御部31の指示に従って、音声情報として記憶するバッファとして機能させてもよい。例えば、同報系子局20からアナログオーディオ信号を受け取ってから無線装置39が音声情報を送信するまでの間に時間を要する場合には、放送卓記憶部32が一時保存用のバッファとして機能する。

0057

また、放送卓記憶部32は、放送卓30において予約放送を行う場合に使用される。つまり、操作者が操作表示部35から放送時刻を設定してマイク33から録音した音声を記憶しておく。この場合、放送卓制御部31は、予約時刻になると、放送卓記憶部32に記憶された音声情報を無線装置39へ送信する。その際に、この音声情報は、デジタル音声信号37として、無線装置39へ送信され、無線装置39から地区子局50へ送信され、地区子局50で音声出力される。

0058

このとき、無線装置39から送信される信号のフォーマットは、例えば、デジタル簡易無線局の無線設備標準規格である ARIBSTD−T98 1.2版の4値FSK方式の通信制御方式信号フォーマットとなる。図9は、第1実施形態における地区システムで用いられるデジタル無線信号(同期バースト)の構成例である。図10は、第1実施形態における地区システムで用いられるデジタル無線信号(通信チャネル)の構成例である。

0059

無線装置39から地区子局50へ送信される信号の無線チャネルには、通信チャネル(SC:Service Channel)と同期バースト(SB0:Synchronous Burst0)が含まれる。
同期バーストは、受信側で同期をとるためのものであり、割り当てられた無線チャネルにおける通信時において、通信チャネルの前に送信するバーストデータである。図9に示すように、同期バーストは、プリアンブル(P)、同期ワード(SW)、無線情報チャネル(RICH)、低速付随制御チャネル(SACCH)、パラメータ情報チャネル(PICH)を含むように、408ビット以上で構成される。

0060

通信チャネルは、ユーザが通信のために使用する双方向チャネルであり、図10に示すように、SW、無線情報チャネル(RICH)、低速付随制御チャネル(SACCH)、トラヒックチャネル(TCH)を含むように、384ビットで構成される。TCHは、それぞれ144ビットのTCH1、TCH2に分けられる。

0061

放送卓制御部31は、マイク33、スピーカ34、操作表示部35等の、放送卓30を構成する各構成部を制御する。さらに、放送卓制御部31は、同報系子局20から受信した音声情報や非音声情報等の情報を解析して、該受信した情報に含まれるアドレス情報を抽出し、配下の子局のアドレスが含まれるか否かを判定する処理を行う。また、放送卓制御部31は、第2の音声符号器(AMBE+2)を備える。

0062

同報系子局20から受信した情報に配下の子局のアドレスが含まれている場合は、放送卓制御部31は、次の(f)、(g)のように動作する。
(f)同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27が音声情報である場合は、放送卓制御部31は、アナログオーディオ信号27を、スピーカ34から音で出力するとともに、第2の音声符号器(AMBE+2)で音声符号化して、デジタル音声信号37として無線装置39へ送信する。
(g)同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27が音楽情報である場合は、放送卓制御部31は、アナログオーディオ信号27をスピーカ34から音で出力するとともに、アナログオーディオ信号27を音声符号化せず、デジタル音声信号37を送信しない。そして、放送卓制御部31は、音楽情報を特定する制御信号(a)28を、制御信号(b)38として、無線装置39へ送信する。

0063

同報系子局20から受信した情報に配下の子局のアドレスが含まれていない場合は、放送卓制御部31は、同報系子局20から受信したアナログオーディオ信号27を、スピーカ34から音で出力せず、音声符号化せず、デジタル音声信号37を送信しない。また、放送卓制御部31は、同報系子局20から受信した制御信号(a)28、つまり制御信号(b)38を、無線装置39へ送信しない。

0064

無線装置39は、放送卓30から、デジタル音声信号37や制御信号(b)38を受信すると、4値FSK方式で変調して、地区子局50へデジタル無線送信する。

0065

次に、第1実施形態における地区放送システムの子局を構成する地区子局について、図7を用いて説明する。図7は、第1実施形態における地区子局の構成図である。
図7に示すように、地区子局50は、地区子局制御部51と、地区子局記憶部52と、送信部53と、受信部54と、送受信切換える切換スイッチ55と、アンテナ55aと、操作表示部57と、マイク58と、スピーカ59とを備える。

0066

記憶部52には、非音声データ記憶部52aが設けられている。非音声データ記憶部52aには、1種類以上の非音声データ(第1実施形態では音楽データ)が記憶されている。非音声データは、音楽情報等の非音声情報と、当該非音声情報を特定する識別子とを含むものである。

0067

送信部53は、地区子局制御部51から出力されたベースバンド信号無線周波数信号に変換し、4値FSKで変調した後、アンテナ55aを介して地区親局40へ無線送信を行う。受信部54は、アンテナ55aを介して地区親局40から無線周波数信号を受信し、復調した後、ベースバンド信号に変換して地区子局制御部51へ出力する。切換スイッチ55は、地区子局制御部51の指示に基づき、送信部53又は受信部54とアンテナ55aとを接続する。

0068

地区子局制御部51は、地区子局50を構成する上記各構成部や、地区子局50全体を制御するもので、マイク58から出力された音声信号をベースバンド信号に変換して送信部53へ出力する。地区子局制御部51は、第2の音声復号器(AMBE+2)を備える。

0069

また、地区子局制御部51は、地区親局40から受信した情報に含まれるアドレスが自局のアドレスを含む場合は、次の(h)、(k)のように動作する。
(h)地区親局40から音声情報を受信した場合は、地区子局制御部51は、該音声情報を第2の音声復号器(AMBE+2)で音声復号化してスピーカ59へ出力する。
(k)地区親局40から音楽情報を特定する制御情報を受信した場合は、地区子局制御部51は、該制御情報と対応する音楽情報を記憶部52から読み出し、スピーカ59へ出力する。

0070

また、地区子局制御部51は、地区親局40から音楽データ(音楽情報と該音楽情報を特定する識別子)を受信した場合は、該受信した音楽データを記憶部52に記憶させる。

0071

同報系親局10、子局制御部21、放送卓制御部31、地区子局制御部51は、それぞれ、ハードウエア構成としては、CPU(Central Processing Unit)と当該親局や制御部の動作プログラム等を格納するメモリを備えており、CPUは、この動作プログラムに従って動作する。
また、子局記憶部22、放送卓記憶部32、地区子局記憶部52は、半導体メモリハードディスク装置等により構成することができる。

0072

次に、図2で説明した音声放送時における地区親局から地区子局までの、通信制御シーケンスについて、詳しく説明する。図11は、第1実施形態の音声放送時における地区親局から地区子局までの通信制御シーケンスである。

0073

図11に示すように、地区親局40は、同一内容の同期バーストSB0を、所定回数繰り返し送信する(図11のステップS1)。同期バーストSB0のRICHには、この送信情報が同期バーストであることを示す情報、SACCHには送信元を示す送信元情報が含まれている。送信元情報は、具体的には、SACCHに含まれるユーザーコード製造者番号ある。

0074

なお、地区親局40が、同期バーストSB0を同じ内容で所定回数繰り返し送信する理由は、地区子局50が同期バーストSB0の受信を1回程度失敗したとしても、目的の情報を受信できるようにするためである。

0075

地区子局50は、同期バーストSB0を受信すると、SWで同期検出を行い、SACCH内の送信元情報に基づき、期待している地区親局40、つまり地区子局50が接続されている地区親局40からの送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である場合は、同期を維持し、そうでない場合は、同期を破棄する。

0076

次に、地区親局40は、放送種別を伝達するための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステップS2)。具体的には、放送種別のTCHの情報量は多いので、4つの通信チャネルSCに分割して送信する。この4つの分割送信を1組として、この1組を3回送信する。放送種別の通信チャネルSCのRICHには、TCH(TCH1及び2)が非音声データであるとの情報、SACCHには送信元情報、TCH(TCH1及び2)には、この送信情報の宛先情報が含まれている。宛先情報は、具体的には、TCHに含まれるセルコールの情報である。送信元情報は、前述したように、SACCHに含まれるユーザーコードと製造者番号ある。

0077

地区子局50は、放送種別の通信チャネルSCを受信すると、SWで同期検出を行い、
SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区親局40からの
送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である場合、地
区子局50は、TCH(TCH1及び2)の宛先情報に基づき、自局宛の放送情報かを判
別する。自局宛の場合、以降に送信されてくる情報を有効データとして処理する。

0078

次に、地区親局40は、音声通話のための通信チャネルSCを、複数回数送信する(ス
テップS3)。音声通話のTCHの情報量は多いので、複数の通信チャネルSCに分割し
て、それぞれ1回だけ送信する。RICHには、TCH(TCH1及び2)が音声データ
であるとの情報、TCH(TCH1及び2)には、AMBE+2で音声符号化処理された
音声データの情報が含まれている。

0079

地区子局50は、音声通話の通信チャネルSCを受信すると、SWで同期検出を行い、
SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区親局40からの
送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である場合、地
区子局50は、通信チャネルSCのRICHに基づき、TCH(TCH1及び2)が音声
情報であると判別し、TCH(TCH1及び2)中の音声符号化処理された音声情報を、
AMBE+2で復号化し、音声信号としてスピーカ59から出力する。

0080

音声通話が終了した場合、地区親局40は、終話指示のための通信チャネルSCを、同
一内容で所定回数繰り返し送信する(ステップS4)。通信チャネルSCのRICHには
、TCHに有効な情報がないことを示すアイドル情報、SACCHには、送信元情報と終
話を指示する終話指示情報とが含まれている。

0081

地区子局50は、終話指示の通信チャネルSCを受信すると、SWで同期検出を行い、
SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区親局40からの
送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である場合、地
区子局50は、SACCHの終話指示情報に基づき、通信の終話処理を行う。

0082

次に、図3で説明した非音声(音楽)放送時における地区親局から地区子局までの、通
制御シーケンスについて、詳しく説明する。図12は、第1実施形態の音楽放送時にお
ける地区親局から地区子局までの通信制御シーケンスである。

0083

図12に示すように、地区親局40は、同じ内容の同期バーストSB0を、所定回数繰
り返し送信する(図12のステップS11)。同期バーストSB0の含む情報は、図11
のステップS1での説明と同様である。
地区子局50は、同期バーストSB0を受信すると、図11のステップS1に対する処
理と同様の処理を行う。

0084

次に、地区親局40は、放送種別を伝達するための通信チャネルSCを、所定回数繰り
返し送信する(ステップS12)。この通信チャネルSCの含む情報は、図11のステッ
プS2での説明と同様である。
地区子局50は、放送種別の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS2に
対する処理と同様の処理を行う。つまり、自局宛の放送情報かを判別する。自局宛の場合
、以降に送信されてくる情報を有効データとして処理する。

0085

次に、地区親局40は、非音声通信のための通信チャネルSC、つまり、音楽情報を指
定する制御情報である音楽指定情報を送信するための通信チャネルSCを、所定回数繰り
返し送信する(ステップS13)。RICHには、TCH(TCH1及び2)が非音声情
報であるとの情報、TCH(TCH1及び2)には、音楽情報を指定する音楽指定情報(
音楽情報を特定する識別子)が含まれている。

0086

地区子局50は、非音声通信の通信チャネルSCを受信すると、SWで同期検出を行い
、SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区親局40から
の送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である場合、
地区子局50は、非音声通信の通信チャネルSCのTCH(TCH1及び2)の音楽指定
情報で指定された音楽情報を、地区子局記憶部52から読み出し、スピーカ59から出力
する。

0087

音楽情報送信が終了した場合、地区親局40は、終話指示のための通信チャネルSCを
、所定回数繰り返し送信する(ステップS14)。終話指示の通信チャネルSCの含む情
報は、図11のステップS4での説明と同様である。
地区子局50は、終話指示の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS4に
対する処理と同様の処理を行う。

0088

次に、同一放送で音声と非音声(音楽)放送を行う場合における地区親局から地区子局
までの、通信制御シーケンスについて、詳しく説明する。図13は、第1実施形態におけ
る音声及び音楽放送時の通信制御シーケンスである。

0089

図13に示すように、地区親局40は、同期バーストSB0を、所定回数繰り返し送信
する(図13のステップS21)。同期バーストSB0の含む情報は、図11のステップ
S1での説明と同様である。
地区子局50は、同期バーストSB0を受信すると、図11のステップS1に対する処
理と同様の処理を行う。

0090

次に、地区親局40は、放送種別の通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(
ステップS22)。放送種別の通信チャネルSCの含む情報は、図11のステップS2で
の説明と同様である。
地区子局50は、放送種別の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS2に
対する処理と同様の処理を行う。

0091

次に、地区親局40は、音声通話のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信
する(ステップS23)。音声通話の通信チャネルSCの含む情報は、図11のステップ
S3での説明と同様である。
地区子局50は、音声通話の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS3に
対する処理と同様の処理を行う。

0092

次に、地区親局40は、非音声通信のための通信チャネルSC、つまり、音楽情報を指
定する音楽指定情報送信のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステ
ップS24)。非音声通信の通信チャネルSCの含む情報は、図12のステップS13で
の説明と同様である。
地区子局50は、非音声通信の通信チャネルSCを受信すると、図12のステップS1
3に対する処理と同様の処理を行う。

0093

次に、地区親局40は、音声通話のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信
する(ステップS25)。音声通話の通信チャネルSCの含む情報は、図11のステップ
S3での説明と同様である。
地区子局50は、音声通話の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS3に
対する処理と同様の処理を行う。

0094

次に、地区親局40は、非音声通信のための通信チャネルSC、つまり、音楽情報を指
定する音楽指定情報送信のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステ
ップS26)。非音声通信の通信チャネルSCの含む情報は、図12のステップS13で
の説明と同様である。
地区子局50は、非音声通信の通信チャネルSCを受信すると、図12のステップS1
3に対する処理と同様の処理を行う。

0095

音声情報及び音楽情報の送信が終了した場合、地区親局40は、終話指示のための通信
チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステップS27)。終話指示の通信チャ
ルSCの含む情報は、図11のステップS4での説明と同様である。
地区子局50は、終話指示の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS4に
対する処理と同様の処理を行う。

0096

このようにして、地区親局側からの音声通話と非音声通信を切り替えて送信することに
より、地区子局側も音声と音楽をそれぞれ出力することができる。

0097

次に、音楽データを地区子局に格納させる場合における地区親局から地区子局までの、
通信制御シーケンスについて、詳しく説明する。図14は、第1実施形態における音楽デ
ータ更新時の通信制御シーケンスである。

0098

図14に示すように、地区親局40は、同期バーストSB0を、所定回数繰り返し送信
する(図14のステップS31)。同期バーストSB0の含む情報は、図11のステップ
S1での説明と同様である。
地区子局50は、同期バーストSB0を受信すると、図11のステップS1に対する処
理と同様の処理を行う。

0099

次に、地区親局40は、放送種別を伝達するための通信チャネルSCを、所定回数繰り
返し送信する(ステップS32)。放送種別の通信チャネルSCの含む情報は、図11
ステップS2での説明と同様である。
地区子局50は、放送種別の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS2に
対する処理と同様の処理を行う。

0100

次に、地区親局40は、音楽データ更新開始を指示する音楽データ更新開始指示情報
信のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステップS33)。音楽デ
ータ更新開始指示の通信チャネルSCの含む情報は、TCH以外は、図12のステップS
13での説明と同様である。TCHには、音楽データ更新開始を指示する音楽データ更新
開始指示情報が含まれる。

0101

地区子局50は、音楽データ更新開始指示の通信チャネルSCを受信すると、SWで同
期検出を行い、SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区
親局40からの送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号
である場合、地区子局50は、TCH(TCH1及び2)の音楽データ更新開始指示情報
に基づき、音楽データ更新が開始されることを認識する。

0102

次に、地区親局40は、更新用の音楽データの情報送信のための通信チャネルSCを、
所定回数繰り返し送信する(ステップS34)。更新用音楽データの通信チャネルSCの
含む情報は、TCH以外は、ステップS33での説明と同様である。TCHには、更新用
音楽データ情報が含まれる。

0103

地区子局50は、更新用音楽データの通信チャネルSCを受信すると、SWで同期検出
を行い、SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区親局4
0からの送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号である
場合、地区子局50は、TCH(TCH1及び2)の更新用の音楽データ情報を、地区子
局記憶部52のバッファ部に一時的に格納する。

0104

次に、地区親局40は、音楽データ更新終了を指示する音楽データ更新終了指示情報送
信のための通信チャネルSCを、所定回数繰り返し送信する(ステップS35)。音楽デ
ータ更新終了指示の通信チャネルSCの含む情報は、TCH以外は、ステップS33での
説明と同様である。TCHには、音楽データ更新終了を指示する音楽データ更新終了指示
情報が含まれる。

0105

地区子局50は、音楽データ更新終了指示の通信チャネルSCを受信すると、SWで同
期検出を行い、SACCH内の送信元情報に基づき、地区子局50が接続されている地区
親局40からの送信信号か否かを判別する。接続されている地区親局40からの送信信号
である場合、地区子局50は、TCH(TCH1及び2)の音楽データ更新終了指示情報
に基づき、音楽データ更新が終了することを認識し、地区子局記憶部52のバッファ部に
一時的に格納した音楽データ情報を、非音声データ記憶部52aに格納する。

0106

音楽データ情報の送信が終了すると、地区親局40は、終話指示のための通信チャネル
SCを、所定回数繰り返し送信する(ステップS36)。終話指示の通信チャネルSCの
含む情報は、図11のステップS4での説明と同様である。
地区子局50は、終話指示の通信チャネルSCを受信すると、図11のステップS4に
対する処理と同様の処理を行う。

0107

なお、上述の第1実施形態では、放送種別のTCHに含まれるセルコール信号を受信し
、宛先情報を含むセルコール信号により、自局宛の放送か否かの判別を行っていた。した
がって、放送種別を受信できないと、宛先情報(セルコール信号)が受信できないため、
自局宛の放送か否かを判別することができない。すなわち、何らかの受信不良により放送
種別を受信できない場合や、放送途中から地区子局50の電源を入れた場合、途中からの
放送内容をスピーカ59から出力することができない。

0108

この問題を解決するために、音声通信や非音声通信の通信チャネルSCのSACCHに
含まれる製造者定義形式に、宛先情報(セルコール信号)を付加するように構成してもよ
い。こうすると、放送種別の通信チャネルSCを受信できない場合でも、宛先情報を受信
することができるため、途中からの放送内容をスピーカ59から出力することができる。
ただし、SACCHの領域はTCHの領域よりもデータ容量が小さいため、セルコール信
号を複数の通信チャネルSCに跨って入れることになる。そのため、音声通信や非音声通
信の通信チャネルSCでセルコール信号を受信するための時間は、放送種別の通信チャネ
ルSCで受信するための時間よりも長い時間が必要となる。

0109

また、上述の第1実施形態では、同報系子局と地区親局とを有線により接続したが、無
線により接続するよう構成することも可能である。
また、上述の第1実施形態では、同報系子局と地区親局が音出力機能を持つように構成
したが、同報系子局と地区親局のいずれかが音出力機能を持たない構成、又は、両方が音
出力機能を持たない構成とすることも可能である。

0110

また、上述の第1実施形態では、同報系子局と地区親局と地区子局は、それぞれ、スピ
ーカによる音出力機能を持つ構成としたが、イヤホン等による音出力機能を持つ構成とす
ることも可能である。

0111

また、上述の第1実施形態では、地区親局が地区子局に対し非音声情報を送信する場合
、同報系子局から受信した制御情報を無線送信し、アナログオーディオ信号を無線送信し
ないように構成したが、制御情報とアナログオーディオ信号を無線送信するように構成す
ることも可能である。このように構成した場合は、地区子局において制御情報を受信した
ときは、アナログオーディオ信号を受信しないか、又は無視するようにする。

0112

また、上述の第1実施形態では、同報系防災行政無線システムと地区放送無線システム
とが接続される無線通信システムを例にあげて説明したが、互いに接続される2つの無線
通信システムは、同報系防災行政無線システムや地区放送無線システムに限られるもので
はなく、本発明は様々な無線通信システムに適用できることは言うまでもない。要するに
、第1実施形態の無線通信システムは、送信装置が中継装置を介して受信装置へ音声情報
や非音声情報を送信し、受信装置が音声情報や非音声情報を受信して音で出力するもので
あればよい。

0113

また、上述の第1実施形態では、同報系親局(送信装置)が同報系子局を介して地区親
局へ、非音声情報と非音声情報を特定する制御情報とを送信、又は、音声情報を送信し、
地区親局が地区子局(受信装置)へ、制御情報又は音声情報を送信し、地区子局が制御情
報又は音声情報を受信して音で出力するように構成したが、本発明は、音声情報と非音声
情報に限られるものではない。すなわち、同報系親局(送信装置)が同報系子局を介して
地区親局へ、特定音種の音情報である第1の音情報と第1の音情報を特定する制御情報と
を送信、又は、第1の音情報と異なる音種である第2の音情報を送信し、地区親局が地区
子局(受信装置)へ、制御情報又は第2の音情報を送信し、地区子局が制御情報又は第2
の音情報を受信して音で出力する場合に、本発明を適用することも可能である。

0114

第1実施形態によれば、少なくとも次の効果を得ることができる。
(A1)予め地区子局50が非音声情報を制御情報と対応付けて記憶しておき、同報系
親局10が中継装置(同報系子局20と地区親局40)を介して地区子局50へ制御情報
を送信し、地区子局50は、受信した制御情報に基づき非音声情報を音で出力するように
構成したので、同報系親局10で音声符号化された非音声情報が、地区子局50において
適切に音声復号化されない場合においても、地区子局50において制御情報に基づき非音
声情報を適切な音で出力することができる。
(A2)第1の無線通信システムの第1の親局(同報系親局10)からの第1の音声符
号化された音声情報を、第1の子局(同報系子局20)で音声復号化しアナログ信号に変
換して、第2の無線通信システムの第2の親局(地区親局40)へ送信し、該アナログ
号を第2の親局で第2の音声符号化して第2の子局(地区子局50)へ送信するように構
成したので、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムの音声符号化/復号化方
式が異なる場合においても、第1の親局から送信した音声情報を、第2の子局において適
切な音で出力することができる。
(A3)非音声情報を送信する場合は、第1の無線通信システムの第1の親局から、第
1の子局を介して、第2の無線通信システムの第2の親局へ、非音声情報と制御情報を送
信し、第2の親局から第2の子局へ制御情報を送信するように構成し、音声情報を送信す
る場合は、第1の親局から、第1の子局と第2の親局を介して、音声情報を送信するよう
に構成したので、第1の親局から送信した非音声情報と音声情報を、第2の子局において
適切な音で出力することができる。
(A4)同報系親局10が中継装置(同報系子局20と地区親局40)を介して地区子
局50へ音楽データ等の非音声データ情報を送信し、地区子局50が非音声データ情報を
記憶するように構成したので、同報系親局10から地区子局50が保存する非音声情報を
登録や更新することができる。

0115

第1実施形態では、同報系親局10から放送音を送信し、同報系子局20、地区親局4
0を経由し、地区子局50で受信する構成としているが、同報系親局10や同報系子局2
0が無いシステム、すなわち地区親局40から放送音を送信し、地区子局50で受信する
構成とすることも可能である。この構成を、第2実施形態で説明する。

0116

(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の無線通信システムの構成について説明する。図15は、第2実
施形態における無線通信システムの構成の一部を説明する図である。図15に示すように
、第2実施形態では、地区放送システムは、同報系システムと接続されてなく、代わりに
遠隔操作装置71がLAN(Local Area Network)等のネットワーク74により接続さ
れている。遠隔操作装置71には、公衆網72を介して電話機73が接続されている。ま
た、第1実施形態の無線装置39の代わりに、基地局75が放送卓制御部31に接続され
ている。基地局75と地区子局(ここでは戸別受信機)50間の通信は、第1実施形態と
同様にデジタル簡易無線通信となっており、変調方式は4値FSK方式、音声符号化及び
復号化方式はAMBE+2である。

0117

このように、第2実施形態の無線通信システムは、放送卓30、基地局75、戸別受信
機50、遠隔操作装置71、電話機73を含むように構成される。図15では、戸別受信
機50の図示を省略している。なお、遠隔操作装置71と電話機73を省略する構成とす
ることも可能である。
放送卓30の構成(マイク33、スピーカ34、操作表示部35、放送卓制御部31、
放送卓記憶部32)は、第1実施形態と同様であり、放送卓制御部31は、基地局75に
有線で接続されている。地区親局40は、放送卓30と基地局75とを備えるように構成
される。

0118

音声情報や非音声情報は、第1実施形態と同様に、地区親局40から戸受信機50へ
無線送信される。例えば、操作者によりマイク33から入力されたアナログ音声情報を送
信する場合は、地区親局40は、該アナログ音声情報を、AMBE+2により音声符号化
し、デジタル音声情報として戸別受信機50へ無線送信する。また、操作者により放送卓
30を介して指示された非音声情報を送信する場合は、地区親局40は、該非音声情報を
特定する制御情報を、戸別受信機50へ無線送信する。

0119

戸別受信機50は、デジタル音声情報を受信した場合は、AMBE+2により音声復号
化し、戸別受信機50のスピーカ59から出力する。また、戸別受信機50は、非音声情
報を特定する制御情報を受信した場合は、受信した制御情報に基づき、保持している音源
を選択し、戸別受信機50のスピーカ59から出力する。こうして、音声復号化を行うこ
となく、音声以外の音(サイレン音、チャイム音、ミュージック音等)を出力することが
できる。

0120

同様にして、遠隔操作装置71からの音声情報や非音声情報を、放送卓30と基地局7
5を介して戸別受信機50へ送信し、戸別受信機50のスピーカ59から出力することが
できる。遠隔操作装置71からの放送の通信制御シーケンスは、後述する。

0121

放送卓30から放送する際の通信制御シーケンスについて説明する。図16は、第2実
施形態における放送卓30からの放送時の通信制御シーケンスである。

0122

まず、扱い者(操作者)が、放送卓30で通報先等を選択し呼出スイッチを押下するこ
とで(図16のステップS101)、基地局75に、送信制御要求電文(チャネル確保)を
シリアル回線で送信する(ステップS102)。すると基地局75は、地区放送システム
無線区間のチャネルの確保を行う(ステップS103)。無線区間のチャネルを確保し
た後、基地局75は、放送卓30に状態通知電文(チャネル確保)を送信する(ステップS
104)。放送卓30は、チャネル確保できたことを知ると、基地局75に電文送信要求
電文(音声放送)を送信する(ステップS105)。すると基地局75は、戸別受信機50
に音声放送電文を無線送信する(ステップS106)。すると戸別受信機50は、放送を
受信できる状態になる。基地局75から電文送信応答を受信すると(ステップS107)
、放送卓30は送信可能状態になる(ステップS108)。

0123

次に、扱い者が放送卓30からサイレンスイッチを押下すると(ステップS111)、
放送卓30は、基地局75に制御情報として、電文送信要求電文(サイレン)を送信する(
ステップS112)。すると基地局75は、戸別受信機50に音源切替信号電文(サイレ
ン)を送信する(ステップS113)。すると戸別受信機50は、内部で保持しているサ
イレン音を戸別受信機50のスピーカ59から出力する(ステップS114)。

0124

次に、扱い者が放送卓30からマイクスイッチを押下すると(ステップS115)、放
送卓30は、基地局75に制御情報として、電文送信要求電文(音声)を送信し(ステップ
S116)、放送卓30と基地局75間の音声ライン繋ぐ。すると基地局75は、戸別
受信機50に音源切替信号電文(音声)を送信する(ステップS117)。そして、放送卓
30のマイクからの音声が送信されると(ステップS118)、この音声を戸別受信機5
0のスピーカ59から出力する(ステップS119)。

0125

終話するときには、扱い者が放送卓30の終話スイッチを押下することで(ステップS
121)、放送卓30から基地局75に電文送信要求電文(終話)を送信する(ステップ
S122)。すると基地局75は、戸別受信機50に放送終了信号電文を送信する(ステ
ップS123)。放送終了信号電文を受信すると、戸別受信機50は放送を終了し、放送
音を受信できない状態になる。放送卓30が、基地局75に送信制御要求(チャネル解放
)を送信すると(ステップS124)、基地局75は、確保していた無線区間のチャネル
解放する。

0126

次に、電話機73からの放送予約について説明する。図17は、第2実施形態における
放送予約時の通信制御シーケンスである。

0127

まず、扱い者が、電話機73から公衆網72を介して、遠隔操作装置71に電話をかけ
る(図17のステップS51)。遠隔操作装置71は、電話を受けると音声ガイダンス
流す(ステップS52)。扱い者は、何月何日何時何分に放送を行うか等の予約を電話の
ダイヤル操作によって行い(ステップS53)、音声メッセージ録音を開始する(ステッ
プS54)。すると、電話機73から遠隔操作装置71へ、録音される音声メッセージ
送信される(ステップS55)。遠隔操作装置71は、受信した音声メッセージを、自身
の記憶部に格納する。

0128

音声メッセージが終了すると、扱い者が、電話機73から音声メッセージ終了を遠隔
作装置71に伝える(ステップS56)。扱い者は、遠隔操作装置71からの音声ガイダ
ンスに従って、放送予約終了操作を行い、電話機73をオンフックする(ステップS57
)。

0129

次に、遠隔操作装置71からの予約放送について説明する。図18は、第2実施形態に
おける予約放送時の通信制御シーケンスである。

0130

まず、放送時刻の例えば10秒前になると、遠隔操作装置71が、放送卓30に操作指
コマンド電文(回線確保)を送信する(図18のステップS201)。すると放送卓30
は、回線確保処理を行う。次に、遠隔操作装置71は、放送卓30に操作指示コマンド電
文(呼出)を送信する(ステップS202)。すると放送卓30は、基地局75に送信制御
要求電文(チャネル確保)をシリアル回線で送信する(ステップS203)。すると基地局
75は、無線区間のチャネルの確保を行う(ステップS204)。

0131

基地局75は、チャネル確保ができると、放送卓30に状態通知電文(チャネル確保)を
送信する(ステップS205)。放送卓30は、チャネル確保できたことを確認したうえ
で、予約放送時刻になるまで待ってから、基地局75に電文送信要求電文(音声放送)を送
信する(ステップS206)。基地局75は、戸別受信機50に音声放送電文を無線送信
する(ステップS207)。すると戸別受信機50は、放送を受信できる状態になる。ま
た、基地局75は、放送卓30から電文送信要求電文(音声放送)を受信すると、電文送信
応答を放送卓30へ返信する。すると放送卓30は、通報ステータス(放送可)を遠隔操
作装置71へ送信する(ステップS208)。

0132

放送卓30からの通報ステータス(放送可)を受信すると、遠隔操作装置71は、放送
卓30に音源切替通知電文(チャイム)を送信する(ステップS209)。すると放送卓3
0は、制御情報として、電文送信要求電文(チャイム)を基地局75に送信する(ステップ
S210)。すると基地局75は、戸別受信機50に音源切替信号電文(チャイム)を送
信する(ステップS211)。すると戸別受信機50は、内部で保持しているチャイム音
を戸別受信機50のスピーカ59から出力する(ステップS212)。

0133

次に、遠隔操作装置71は、放送卓30に音源切替通知電文(音声)を送信する(ステッ
プS215)。すると放送卓30は、制御情報として、電文送信要求電文(音声)を基地局
75に送信し(ステップS216)、放送卓30と基地局75間の音声ラインを繋ぐ。す
ると基地局75は、戸別受信機50に音源切替信号電文(音声)を送信する(ステップS2
17)。また、基地局75は、放送卓30からの電文送信要求電文(音声)に対する応答を
、放送卓30を介して、遠隔操作装置71へ送信する(ステップS218)。すると遠隔
操作装置71は、放送卓30と基地局75を介して、戸別受信機50へ音声を送信する。
すると戸別受信機50は、遠隔操作装置71からの音声を、戸別受信機50のスピーカ5
9から出力する(ステップS219)。

0134

遠隔操作装置71は、放送する内容が全て終了したら、放送卓30に操作指示コマンド
電文(終話)を送信する(ステップS221)。すると放送卓30は、基地局75に電文送
信要求電文(終話)を送信する(ステップS222)。すると基地局75は、戸別受信機
50に放送終了信号電文を送信する(ステップS223)。これを受信した戸別受信機5
0は、放送を終了し、放送音を受信できない状態になる。放送卓30が、基地局75に送
制御要求(チャネル解放)を送信すると(ステップS224)、基地局75は、確保し
ていた無線区間のチャネルを解放する。

0135

第2実施形態によれば、少なくとも次の効果を得ることができる。
(B1)予め地区子局50(受信装置)が非音声情報を制御情報と対応付けて記憶して
おき、地区親局40(送信装置)が地区子局50へ制御情報を送信し、地区子局50は、
受信した制御情報に基づき非音声情報を音で出力するように構成したので、地区親局40
で音声符号化された非音声情報が、地区子局50において適切に音声復号化されない場合
においても、地区子局50において制御情報に基づき非音声情報を適切な音で出力するこ
とができる。

0136

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形、組み合わせて実施することができる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行するシステムとしてだけでなく、装置、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、また、ハードウエア回路として構成してもよい。

0137

本明細書には、少なくとも次の構成が含まれる。すなわち、
第1の構成は、
送信装置から無線送信された放送音を、中継装置を介して受信装置で受信して出力する無線通信システムであって、
前記送信装置は、特定音種の音情報である第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信し、
前記中継装置は、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報を無線送信し、
前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0138

第2の構成は、上記第1の構成の無線通信システムであって、
前記送信装置は、前記第1の音情報と異なる音種である第2の音情報を送信し、
前記中継装置は、前記送信装置から前記第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を送信し、
前記受信装置は、前記中継装置から前記第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0139

第3の構成は、上記第1又は第2の構成の無線通信システムであって、
前記中継装置は、前記送信装置から前記第1の音情報と前記制御情報とを受信した場合に、前記第1の音情報を送信することなく前記制御情報を送信することを特徴とする無線通信システム。

0140

第4の構成は、上記第2ないし第3の構成の無線通信システムであって、
前記第1の音情報は、人の声以外の非音声情報であり、前記第2の音情報は、人の声である音声情報であることを特徴とする無線通信システム。

0141

第5の構成は、上記第2ないし第4の構成の無線通信システムであって、
前記中継装置は、前記送信装置から前記第1の音情報又は前記第2の音情報を受信すると、該受信した第1の音情報又は第2の音情報を音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0142

第6の構成は、上記第5の構成の無線通信システムであって、
前記送信装置は、前記第1及び第2の音情報を第1の音声符号器で符号化し、該符号化された前記第1及び第2の音情報と、前記制御情報とを、デジタル信号により無線送信し、
前記中継装置は、
前記送信装置から前記第1の音情報と前記制御情報とを受信した場合は、該受信した第1の音情報を、前記第1の音声符号器に対応する第1の音声復号器で復号化し、第1のアナログ信号に変換して音で出力するとともに、前記受信した制御情報をデジタル信号により前記受信装置へ無線送信し、
前記送信装置から前記第2の音情報を受信した場合は、該受信した第2の音情報を、前記第1の音声復号器で復号化し、第2のアナログ信号に変換して音で出力するとともに、前記第2のアナログ信号を、デジタル信号に変換し、前記第1の音声符号器と異なる第2の音声符号器で符号化して前記受信装置へ無線送信し、
前記受信装置は、
前記中継装置から前記制御情報を受信した場合は、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力し、
前記中継装置から前記第2の音声符号器で符号化された第2の音情報を受信した場合は、該受信した第2の音情報を、前記第2の音声符号器に対応する第2の音声復号器で復号化し、音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0143

第7の構成は、上記第6の構成の無線通信システムであって、
前記送信装置は、第1のデジタル無線通信システムの親局である第1の親局であり、
前記中継装置は、前記第1のデジタル無線通信システムの子局である第1の子局と、第2のデジタル無線通信システムの親局である第2の親局とを含むように構成され、
前記受信装置は、前記第2のデジタル無線通信システムの子局である第2の子局であることを特徴とする無線通信システム。

0144

第8の構成は、上記第7の構成の無線通信システムであって、
前記第1のデジタル無線通信システムは、同報系デジタル無線システムであり、
前記第2のデジタル無線通信システムは、地域放送システムであることを特徴とする無線通信システム。

0145

第9の構成は、上記第7の構成又は第8の構成の無線通信システムであって、
前記第1の子局は、
前記第1の親局から前記第1の音情報と前記制御情報とを受信した場合は、該受信した第1の音情報を、前記第1の音声復号器で復号化し、前記第1のアナログ信号に変換して音で出力するとともに、該第1のアナログ信号と前記受信した制御情報とを前記第2の親局へ送信し、
前記第1の親局から前記第2の音情報を受信した場合は、該受信した第2の音情報を、前記第1の音声復号器で復号化し、前記第2のアナログ信号に変換して音で出力するとともに、前記第2のアナログ信号を前記第2の親局へ送信し、
前記第2の親局は、
前記第1の子局から前記第1のアナログ信号と前記制御情報とを受信した場合は、前記制御情報をデジタル信号により前記第2の子局へ無線送信し、
前記第1の子局から前記第2のアナログ信号を受信した場合は、該受信した第2のアナログ信号を、デジタル信号に変換し前記第2の音声符号器で符号化して前記第2の子局へ無線送信することを特徴とする無線通信システム。

0146

第10の構成は、上記第9の構成の無線通信システムであって、
前記第2の親局は、
前記第1の子局から前記第1のアナログ信号と前記制御情報とを受信した場合は、前記受信した第1のアナログ信号を音で出力し、
前記第1の子局から前記第2のアナログ信号を受信した場合は、該受信した第2のアナログ信号を音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0147

第11の構成は、
送信装置から無線送信された放送音を、中継装置を介して受信装置で受信して出力する無線通信システムであって、
前記送信装置は、特定音種の音情報である第1の音情報と、前記第1の音情報と異なる音種である第2の音情報とを、第1の音声符号器で符号化して送信可能であり、前記第1の音情報を送信する場合に、前記第1の音情報とともに、前記第1の音情報を特定する制御情報を送信し、
前記中継装置は、前記送信装置から、前記第1の音情報と前記制御情報とを受信すると、該受信した前記制御情報を無線送信し、前記第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を、前記第1の音声符号器に対応する第1の音声復号器で復号化した後、前記第1の音声符号器と異なる第2の音声符号器で符号化して無線送信し、
前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記中継装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力し、前記中継装置から前記第2の音声符号器で符号化された第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を、前記第2の音声符号器に対応する第2の音声復号器で復号化して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0148

第12の構成は、
送信装置から無線送信された放送音を、受信装置で受信して出力する無線通信システムであって、
前記送信装置は、第1の音情報を特定する制御情報を送信可能であるとともに、該第1の音情報と異なる音種である第2の音情報を音声符号化して送信可能であり、
前記受信装置は、記憶部を備え、予め前記第1の音情報を前記制御情報と対応付けて前記記憶部に記憶しておき、前記送信装置から前記制御情報を受信すると、該受信した制御情報に基づき前記記憶部から前記第1の音情報を読み出して音で出力し、前記送信装置から前記第2の音情報を受信すると、該受信した第2の音情報を音声復号化して音で出力することを特徴とする無線通信システム。

0149

10…同報系親局(送信装置)、20…同報系子局、21…子局制御部、22…子局記憶部、23…子局無線部、24…子局アンテナ、25…子局増幅部、26…トランペットスピーカ、27…アナログオーディオ信号、28…制御信号(a)、30…放送卓、31…放送卓制御部、32…放送卓記憶部、33…マイク、34…スピーカ、35…操作表示部、37…デジタル音声信号、38…制御信号(b)、39…無線装置、40…地区親局、50…地区子局(受信装置)、51…地区子局制御部、52…地区子局記憶部、52a…非音声データ、53…送信部、54…受信部、55…切換スイッチ、55a…アンテナ、57…操作表示部、58…マイク、59…スピーカ、71…遠隔操作装置、72…公衆網、73…電話機、74…ネットワーク、75…基地局。

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