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図面 (6)

課題

マッピング中の解剖学的構造との電極接触をマッピングするためのリアルタイムフィードバックを提供するためのシステムを提供する。

解決手段

カテーテルシステムは、複数のマッピング電極を有するマッピングカテーテルを備え、各マッピング電極は、解剖学的構造に関連する信号を検知するように構成されている。カテーテルシステムはプロセッサを更に備え、プロセッサは、複数のマッピング電極に動作可能に結合されている。プロセッサは、複数のマッピング電極によって検知される信号を受信するように、かつ、複数のマッピング電極の接触特性をその受信された信号の周波数分布に基づいて特定するように、かつ、その特定された接触特性に基づいて解剖学的構造と複数のマッピング電極の接触特性についての出力を生成するように構成されている。

概要

背景

医師は、医療処置において診断及び治療の目的で身体の内部にアクセスするためにカテーテルを用いる。医師にとっては所望とする組織の位置に接触するためにカテーテルを身体内で精密に位置決め可能であることが重要である。これらの処置の間、医師は、治療しようとする心臓の内部へと主要な静脈又は動脈を通じてカテーテルを操縦する。その後、医師はさらに操縦機構を操作して、カテーテルの先端上に保持されている電極心臓内の組織に直接に接触させる。医師は、電極から心筋組織を通じて(単極電極配置における)不関電極又は(双極電極配置における)隣接電極エネルギー送り出して、その組織を切除(ablate)する。

心臓の組織を切除する前に、医師はしばしば、心臓の組織内での電気インパルス伝搬検査することにより、変行伝導経路(aberrant conductive pathway)の位置を特定し、切除される不整脈病巣を確認する。これらの経路解析して病巣の位置を特定するのに使用される技法は一般に、マッピングと呼ばれる。

概要

マッピング中の解剖学的構造との電極接触をマッピングするためのリアルタイムフィードバックを提供するためのシステムを提供する。カテーテルシステムは、複数のマッピング電極を有するマッピングカテーテルを備え、各マッピング電極は、解剖学的構造に関連する信号を検知するように構成されている。カテーテルシステムはプロセッサを更に備え、プロセッサは、複数のマッピング電極に動作可能に結合されている。プロセッサは、複数のマッピング電極によって検知される信号を受信するように、かつ、複数のマッピング電極の接触特性をその受信された信号の周波数分布に基づいて特定するように、かつ、その特定された接触特性に基づいて解剖学的構造と複数のマッピング電極の接触特性についての出力を生成するように構成されている。

目的

より詳細には、本開示は、マッピング中に解剖学的構造との電極接触をマッピングするためのリアルタイムフィードバックを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数のマッピング電極を有するマッピングカテーテルであって、各マッピング電極は、解剖学的構造に関連する信号を検知するように構成されている、マッピングカテーテルと、前記複数のマッピング電極に動作可能に結合されたプロセッサとを備えたカテーテルシステムであって、前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極によって検知される前記信号を受信するように、かつ、前記複数のマッピング電極の接触特性をその受信された信号の周波数分布に基づいて特定するように、かつ、その特定された接触特性に基づいて前記解剖学的構造と前記複数のマッピング電極の接触特性についての出力を生成するように構成されている、カテーテルシステム。

請求項2

前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すグラフ表示を提供するように構成されているディスプレイ装置を更に備える、請求項1に記載のカテーテルシステム。

請求項3

前記ディスプレイ装置は、異なる接触特性を表す複数の色によって前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すように構成されている、請求項1及び2のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項4

前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性の出力をリアルタイム更新するように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項5

前記プロセッサは、閾値振幅よりも大きい振幅を有する信号を検知した電極に基づいて前記解剖学的構造のマップを生成するように更に構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項6

前記プロセッサは、双極信号を検知及び特徴づけるように構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項7

前記プロセッサは、単極信号を検知及び特徴づけるように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項8

前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記解剖学的構造の外形を特定するように更に構成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

請求項9

前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記複数のマッピング電極の向きを特定するように更に構成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のカテーテルシステム。

技術分野

0001

本開示はマッピングシステムに関する。より詳細には、本開示は、マッピング中に解剖学的構造との電極接触をマッピングするためのリアルタイムフィードバックを提供するように構成されたマッピングシステムに関する。

背景技術

0002

医師は、医療処置において診断及び治療の目的で身体の内部にアクセスするためにカテーテルを用いる。医師にとっては所望とする組織の位置に接触するためにカテーテルを身体内で精密に位置決め可能であることが重要である。これらの処置の間、医師は、治療しようとする心臓の内部へと主要な静脈又は動脈を通じてカテーテルを操縦する。その後、医師はさらに操縦機構を操作して、カテーテルの先端上に保持されている電極を心臓内の組織に直接に接触させる。医師は、電極から心筋組織を通じて(単極電極配置における)不関電極又は(双極電極配置における)隣接電極エネルギー送り出して、その組織を切除(ablate)する。

0003

心臓の組織を切除する前に、医師はしばしば、心臓の組織内での電気インパルス伝搬検査することにより、変行伝導経路(aberrant conductive pathway)の位置を特定し、切除される不整脈病巣を確認する。これらの経路解析して病巣の位置を特定するのに使用される技法は一般に、マッピングと呼ばれる。

発明が解決しようとする課題

0004

マッピング中の解剖学的構造との電極接触をマッピングするためのリアルタイムフィードバックを提供するための方法、及びこうした方法を使用する心臓マッピングシステムが本明細書において開示される。

課題を解決するための手段

0005

実施例1において、カテーテルシステムは、複数のマッピング電極を有するマッピングカテーテルを備え、各マッピング電極は、解剖学的構造に関連する信号を検知するように構成されている。カテーテルシステムはプロセッサを更に備え、プロセッサは、前記複数のマッピング電極に動作可能に結合されて、かつ、前記複数のマッピング電極によって検知される前記信号を受信するように構成され、前記複数のマッピング電極によって検知される前記信号をその検知された信号の振幅に基づいて特徴づけるように、かつ、その信号の特徴づけに基づいて前記解剖学的構造と前記複数のマッピング電極の接触特性についての出力を生成するように構成されている。

0006

実施例2において、実施例1に係るカテーテルシステムは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すグラフ表示を提供するように構成されているディスプレイ装置を更に備える。

0007

実施例3において、実施例1又は実施例2に係るカテーテルシステムでは、前記ディスプレイデバイス装置は、異なる接触特性を表す複数の色によって前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すように構成されている。

0008

実施例4において、実施例1〜3のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性の出力をリアルタイムに更新するように構成されている。

0009

実施例5において、実施例1〜4のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、閾値振幅よりも大きい振幅を有する信号を検知した電極に基づいて前記解剖学的構造のマップを生成するように更に構成されている。

0010

実施例6において、実施例1〜5のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、双極信号を検知及び特徴づけるように構成されている。
実施例7において、実施例1〜6のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、単極信号を検知及び特徴づけるように構成されている。

0011

実施例8において、実施例1〜7のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記解剖学的構造の外形を特定するように更に構成されている。

0012

実施例9において、実施例1〜8のいずれか1つに係るカテーテルシステムでは、前記プロセッサは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記複数のマッピング電極の向きを特定するように更に構成されている。

0013

実施例10において、解剖学的構造をマッピングするための方法は、複数のマッピング電極によって解剖学的構造に関連する信号を検知すること、前記複数のマッピング電極の振幅に基づいて前記複数のマッピング電極によって検知される信号を特徴づけること、その信号の特徴づけに基づいて前記解剖学的構造と前記複数のマッピング電極の接触特性を特定すること、及び、前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すグラフ表示を表示することを含む。

0014

実施例11において、実施例10に係る方法では、前記特定するステップは、前記複数のマッピング電極の前記接触特性をリアルタイムに更新することを含む。
実施例12において、実施例10又は11に係る方法は、閾値振幅よりも大きい振幅を有する信号を検知した電極だけに基づいて前記解剖学的構造のマップを生成することを更に含む。

0015

実施例13において、実施例10〜12のいずれか1つに係る方法では、前記表示するステップは、異なる接触特性を表す複数の色によって前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表示することを含む。

0016

実施例14において、実施例10〜13のいずれか1つに係る方法は、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記解剖学的構造の外形を特定することを更に含む。

0017

実施例15において、実施例10〜14のいずれか1つに係る方法は、前記複数のマッピング電極の前記接触特性に基づいて前記複数のマッピング電極の向きを特定することを更に含む。

0018

実施例16において、解剖学的構造をマッピングするための方法は、解剖学的構造に近接して複数のマッピング電極を位置決めすること、前記複数のマッピング電極によって信号を検知すること、前記複数のマッピング電極の振幅に基づいて前記複数のマッピング電極によって検知される信号を特徴づけること、その信号の特徴づけに基づいて前記解剖学的構造と前記複数のマッピング電極の接触特性を特定すること、前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表すグラフ表示を表示すること、前記解剖学的構造に対して前記複数のマッピング電極を再位置決めすること、及び、前記複数の電極が再位置決めされるときに前記複数の電極の前記接触特性が変化するに応じて、前記グラフ表示をリアルタイムに更新することを含む。

0019

実施例17において、実施例16に係る方法では、前記検知するステップは、前記複数のマッピング電極の対によって双極信号を検知することを含む。
実施例18において、実施例16又は17に係る方法では、前記検知するステップは、前記複数のマッピング電極のそれぞれによって単極信号を検知することを含む。

0020

実施例19において、実施例16〜18のいずれか1つに係る方法は、閾値振幅よりも大きい振幅を有する信号を検知した電極だけに基づいて前記解剖学的構造のマップを生成することを更に含む。

0021

実施例20においって、実施例16〜19のいずれか1つによる方法では、前記表示するステップは、異なる接触特性を表す複数の色によって前記複数のマッピング電極の前記接触特性を表示することを含む。

0022

複数の実施形態が開示されるが、本発明の例証的な実施形態を示し述べる以下の詳細な説明から本発明の更なる他の実施形態が当業者に明らかになるであろう。したがって、図面及び詳細な説明は、本質的に例証として見なされるべきものであって、限定的に見なされるべきものではない。

図面の簡単な説明

0023

診断及び治療の目的で身体内の標的の組織領域にアクセスするためのシステムの一実施形態の概略図。
図1のシステムに関連して使用されるバスケット機能要素保持構造を有するマッピングカテーテルの一実施形態の概略図。
複数のマッピング電極を有するバスケット機能要素の一実施形態の概略側面図。
複数のマッピング電極によって検知される双極信号の信号振幅を示すグラフ表示の説明図。
複数のマッピング電極によって検知される単極信号の信号振幅を示すグラフ表示の説明図。

実施例

0024

本発明は種々の変更例及び代替形態受け入れるが、特定の実施形態を例として図面に示し、かつ、以下で詳細に述べている。しかしながら、述べられている特定の実施形態に本発明を限定しないことを意図している。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲に入る全ての変更例、等価物、及び代替物に及ぶことを意図している。

0025

図1は、診断又は治療の目的で身体内の標的の組織領域にアクセスするためのシステム10の概略図である。図1は、心臓の左心室内に設けられたシステム10を全体的に示す。あるいは、システム10は、左心房右心房、又は右心室などの心臓の他の領域内に設けることができる。例示の実施形態は心臓組織を切除(ablate)するために使用されるシステム10を示すが、システム10(及び本明細書で述べる方法)は、前立腺、脳、胆嚢子宮、及び身体内の他の領域内の組織を切除するための処置のような別の組織切除用途での使用のために構成することができ、必ずしもカテーテルをベースにしないシステムを含む。

0026

システム10は、マッピングプローブ14及び切除プローブ16を備える。図1において、それぞれは、適当な経皮的アクセスにより静脈又は動脈(例えば、大腿静脈又は大腿動脈)を通じて、選択された心臓領域12に別々に導入される。あるいは、マッピングプローブ14及び切除プローブ16は、心臓領域12に同時に導入及び展開されるように一体的な構造で組み立てることもできる。

0027

マッピングプローブ14は、可撓性のカテーテル本体18を備える。カテーテル本体18の先端は、三次元多重電極構造20を有する。例示の実施形態において、構造20は、開放された内部空間22(図2参照)を画定するバスケットの形態をとるが、他の多重電極構造を使用することもできる。多重電極構造20は、切除処置が実施される解剖学的領域内因性生理活動を検知するように構成される複数の電極24を保持する。

0028

電極24は、処理システム32に電気的に結合されている。信号ワイヤ(図示せず)は、バスケット構造20上の各電極24に電気的に結合されている。ワイヤは、プローブ14の本体18を通って延びており、電極24を処理システム32及びガイダンスシステム34に電気的に結合している。電極24は、心臓組織の内因性の電気活動を検知する。検知された活動は、処理システム32によって処理されて、切除することが適当な心臓内の部位を医師が特定するのを助ける。

0029

幾つかの実施形態において、処理システム32は、電極24に隣接する心臓組織の内因性の電気活動を測定するように構成されてもよい。例えば、幾つかの実施形態において、処理システム32は、マッピングされる解剖学的特徴内のドミナントロータ(dominant rotor)に関連する内因性の電気活動を検出するように構成される。ドミナントロータが心房細動の開始及び維持に関与し、ロータ経路及び/又はロータコアの切除が心房細動の停止に有効な場合のあることが研究によって示されている。処理システム32は、検知された情報を処理し、切除プローブ16を使用して切除することが適当な部位の位置を導き出す。

0030

切除プローブ16は、1つ又は複数の切除電極36を保持する可撓性カテーテル本体34を備える。1つ又は複数の切除電極36は、切除エネルギー(ablation energy)を1つ又は複数の切除電極36に送り出すように構成された無線周波数発生器37に電気的に接続されている。切除プローブ16は、処置しようとする解剖学的特徴及び構造20に対して移動可能である。切除プローブ16は、処置しようとする組織に対して1つ又は複数の切除電極36が位置決めされるとき、構造20のうち電極24の間かあるいは電極24に隣接して位置決めすることが可能である。

0031

ガイダンスシステム38は、マッピングカテーテル14及び切除カテーテル16に電気的に結合されている。ガイダンスシステム38は、電極24の位置を基準とした切除プローブ16の位置について、バスケット構造20によって画定される空間22内の切除プローブ16の位置に関する情報を収集して処理する。ガイダンスシステム38は、切除用に特定された部位切除電極36が組織に接触するよう誘導するときに医師を補助する位置確認用出力を提供する。ガイダンスシステム38は、特定の位置に固有の情報を種々の方法で処理して提供することもできる。

0032

例示の実施形態において、ガイダンスシステム38は、出力ディスプレイ装置40(例えば、CRTLEDディスプレイ、又はプリンタ)を備える。幾つかの実施形態において、ディスプレイ装置40は、解剖学的構造に対するマッピングカテーテル14及び切除カテーテル16の表示を示すように構成されている。

0033

図2は、図1に示すシステム10で使用するのに適した、先端に電極24を有するマッピングカテーテル14の一実施形態を示す。マッピングカテーテル14は、可撓性のカテーテル本体18を備え、その先端は、マッピング電極すなわちセンサ24を保持するように構成された三次元構造20を有する。マッピング電極24は、心臓組織の内因性の電気活動を検知し、その検知された活動は、その後、処理システム32及びガイダンスシステム38によって処理され、心調律障害を有する部位を特定するときに医師を補助する。このプロセスは一般に、マッピングと呼ばれる。この情報をその後に使用することにより、特定された部位に適切な治療(例えば、切除)を適用するための適切な位置を決定し、1つ又は複数の切除電極36を特定された部位までナビゲートする。

0034

例示の三次元構造20は、ベース部材41及びエンドキャップ42を備え、両者の間には、可撓性の複数のスプライン44が周方向に間隔をおいて全体に延在している。先に述べたように、三次元構造20は、開放された内部空間22を画定するバスケットの形態をとる。幾つかの実施形態において、スプライン44は、例えばニチノール金属又はシリコーンゴムなどの弾性不活性材料で作られており、弾性的に予め張力を与えられた状態でベース部材41とエンドキャップ42との間に接続されており、スプライン44が接触する組織表面に対して一致するように曲げられている。例示の実施形態では、8つのスプライン44が三次元構造20を形成している。他の実施形態では、更なるスプライン44又はより少ない数のスプライン44が使用されることもある。図示するように、各スプライン44は8つのマッピング電極24を保持する。三次元構造20の他の実施形態では、更なるマッピング電極24又はより少ない数のマッピング電極24が各スプライン44上に設けられることもある。例示の実施形態において、三次元構造20は比較的小さい(例えば、直径が40mm以下)。代替の実施形態において、三次元構造20はより大きい(例えば、直径が40mm以上)。

0035

摺動可能なシース50は、カテーテル本体30の主軸に沿って移動可能である。シース50を前方に(すなわち、先端に向かって)移動させることにより、シース50が三次元構造20の上を移動し、それにより、例えば心臓などの内部空間への導入に適したコンパクト薄型の状態に構造20を押しつぶす。対照的に、シース50を後方に(すなわち、基端に向かって)移動させることにより、三次元構造20が解放され、構造20がぱっと開いて図2に示す予め張力が与えられた位置をとることが可能になる。三次元構造20の実施形態の更なる詳細は、「Multiple Electrode Support Structures」というタイトルの米国特許第5,647,870号に開示されており、この特許は参照によりその全体が本明細書中に組み込まれる。

0036

信号ワイヤ(図示せず)は、各マッピング電極26に電気的に結合されている。ワイヤは、マッピングカテーテル20の本体30を通じてハンドル54へと延びており、ハンドル54において、ワイヤは、複数のピンコネクタであり得る外部コネクタ56に結合されている。コネクタ56は、マッピング電極24を処理システム32及びガイダンスシステム38に電気的に結合している。マッピングシステム及びマッピングカテーテルによって生成される信号を処理するための方法に関する更なる詳細は、「Systems and Methodsfor Guiding Movable Electrode Elements within Multiple-Electrode Structure」というタイトルの米国特許第6,070,094号、「Cardiac Mappingand Ablation Systems」というタイトルの米国特許第6,233,491号、及び、「Systems and Processes for Refining a Registered Map of a Body Cavity」というタイトルの米国特許第6,735,465号に開示されており、それらの特許は参照により本明細書中に組み込まれる。

0037

別の多重電極構造を先端に設けることができることを留意されたい。複数のマッピング電極24は、例えば図2に示す単一のマッピングカテーテル14ではなく、2つ以上の構造上に設けられ得ることを更に留意されたい。例えば、複数のマッピング構造によって左心房内でマッピングする場合には、複数のマッピング電極を保持する冠状静脈洞カテーテルと、左心房内に位置決めされる複数のマッピング電極を保持するバスケットカテーテルとを備えた構成を使用してもよい。別の例として、複数のマッピング構造によって右心房内でマッピングする場合には、冠状静脈洞内に位置決めするための複数のマッピング電極を保持する10極カテーテルと、三尖弁輪の周りに位置決めするための複数のマッピング電極を保持するループカテーテルとを備える構成を使用してもよい。

0038

また、マッピング電極24は、マッピングカテーテル14などの専用のプローブによって保持されるものとして述べてきたが、マッピング電極は、マッピング専用ではないプローブ上に保持させることもできる。例えば、切除カテーテル(例えば、切除カテーテル16)は、カテーテル本体の先端上に設けられ、信号処理システム32及びガイダンスシステム38に結合される1つ又は複数のマッピング電極24を備えるように構成することができる。別の例として、切除カテーテルの先端の切除電極が信号処理システム32及びガイダンスシステム38に結合されて、マッピング電極として同様に動作してもよい。

0039

システム10の動作を示すために、図3は、複数のスプライン44上に設けられた複数のマッピング電極24を有するバスケット構造20の一実施形態の概略図である。例示する実施形態において、バスケット構造は、64のマッピング電極24を備える。マッピング電極24は、8つのスプライン44(S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、及びS8と呼ぶ)のそれぞれの上に8つの電極24(E1、E2、E3、E4、E5、E6、E7、及びE8と呼ぶ)のグループで設けられている。64のマッピング電極24をバスケット構造20上に設けて示されているが、マッピング電極24は、異なる数で設けられてもよいし、あるいは異なる構造で設けられてもよい。

0040

バスケット構造20が、マッピングしようとする解剖学的構造(例えば、心臓)に導入されると、電極24のうちの幾つかが解剖学的構造と接触し、解剖学的構造の生理活動の測定が可能になる。その後、その生理活動を用いて解剖学的構造の生理活動のマップを生成し、解剖学的構造を診断及び治療する臨床医を補助する。ただし、解剖学的構造の外形がバスケット構造20の外形に対応しない場合があるため、バスケット構造20内の電極24のうちの幾つかの電極が電極24のうちの他の電極に比べて解剖学的構造と良好に接触することがある。マッピング中の特性データ収集を確保するために、本開示によるマッピングシステム10は、マッピングプロセス中に電極接触特性のリアルタイムフィードバックを臨床医に提供するように構成されている。

0041

幾つかの実施形態において、処理システム32は、電極24のそれぞれから信号を受信し、受信した信号に基づいて電極24のそれぞれの接触特性を特定するように構成されている。幾つかの実施形態において、処理システム32は、バスケット構造20内の電極24のうちの2つの電極にわたる順次又は同時の測定に基づいて、双極信号を測定する。例えば、処理システム32は、同じスプライン(S1〜S8)上の隣接する電極24(例えば、E1〜E2、E3〜E4、E5〜E6、E7〜E8)にわたる信号を測定してもよい。幾つかの実施形態において、処理システムは、電極24のそれぞれによる順次又は同時の信号測定に基づいて、個々に単極信号を測定する。

0042

処理システム32は、電極24から測定された信号を特徴づけることによって電極24の接触特性を確立するように構成されることができる。例えば、幾つかの実施形態において、マッピング電極24のそれぞれの接触特性は、電極24によって測定される信号の振幅の関数である(すなわち、より高い信号振幅はより良い接触に相関する)。別の例として、マッピング電極24のそれぞれの接触特性は、電極24によって測定される信号の周波数分布の関数である。より具体的には、双極測定においてより高い周波数成分を有する信号は、解剖学的構造と良好に接触するチャネルと確認することができる。幾つかの実施形態において、或る閾値を超えるか又は所定の範囲内に入る測定信号パラメータを有する電極は、解剖学的構造と良好に接触している(すなわち、信頼性のあるマッピングデータを提供するのに十分な接触)と確認される。接触特性を特定するための信号測定は、バスケット構造20上に一体化され得る力センサ及び/又はインピーダンスセンサ等の他の接触特定機構と組み合わせることができる。

0043

処理システム32は、電極24の接触特性を表す出力を臨床医に提供するように構成されることができる。例えば、以下で述べるように、処理システム32は、電極24のそれぞれの接触特性をグラフ上に示した情報をディスプレイ装置40に提供し得る。

0044

バスケット構造20が解剖学的構造を通って移動するにつれて、処理システム32は、電極24によって信号を連続的に測定し、電極24のそれぞれに関する接触特性のどんな変化をも監視する。幾つかの実施形態において、処理システム32は、バスケット構造20が解剖学的構造を通って移動するにつれて、電極24の接触特性をリアルタイムに更新する。幾つかの実施形態において、ディスプレイ装置40は、更新された接触特性情報を処理システム32から受信し、電極24のそれぞれの接触特性を表すグラフ表示を更新するように構成される。臨床医は、このリアルタイム更新を使用して、解剖学的構造との間で一定品質の接触がマッピング処置中に行われていることを確保することができる。

0045

また、臨床医は、グラフ表示に基づいて、解剖学的な目印又はカテーテルの向きを確認することができる。例えば、心臓構造をマッピングする場合には、低振幅信号は、電極24が弁等の特定の心臓構造を通過していると予想されることになる。臨床医は、バスケット構造20を回転させて、1つのスプライン44上の電極24から別のスプライン44上の電極24に低振幅がシフトするかどうか調べることができる。臨床医は、この情報を使用して、解剖学的な不連続性と不十分な電極接触とを区別することができる。

0046

解剖学的構造と良好に接触している電極24及び良好に接触していない電極24が確認されると、処理システム32は、この情報を使用して、マッピング中の解剖学的構造の生理活動の視覚化を改善することができる。例えば、処理システム32は、解剖学的構造と不十分に接触していると確認された電極24からの信号を排除又は無視してもよい。その理由は、これらの電極24によって検知される信号は信頼性できないことがあるからである。

0047

先に述べたように、ディスプレイ装置40は、電極24の接触特性のグラフ表現を表示するように構成されてもよい。例えば、図4は、複数のマッピング電極24によって検知される双極信号の信号振幅を示すグラフ表示の一実施形態の説明図である。ディスプレイ装置40は、スプライン44のそれぞれの上の電極24の対によって測定される双極信号の振幅を表すパネル70を含む。特に、パネル70は、スプラインS1〜S8のそれぞれの上の電極対E1〜E2、E3〜E4、E5〜E6、及びE7〜E8にわたる双極信号の振幅(ミリボルトmV))を表す。スケール72は、異なる双極信号振幅のそれぞれに異なる色を割り当てる。図4に示す実施形態において、表示される双極信号の振幅範囲は、0mVから4mVである。より高い双極信号振幅を有する電極対は、関連する電極が解剖学的構造と良好な接触状態にあることを示し、その一方で、より低い双極信号振幅を有する電極対は、関連する電極が不十分な接触状態にあることを示す。そのため、図示する例では、良好な電極接触についての振幅閾値が約2mVであるように選択される場合、臨床医は、スプラインS1、S2、及びS8上の電極対E5〜E6並びにスプラインS1〜S4及びS8上の電極対E7〜E8が不十分に接触していると判定することができる。代替の実施形態において、臨床医は、良好に接触していると閾値の信号値によって判定される電極24を第1の色で表示し、不十分に接触している電極24を第2の色で表示するようにディスプレイ装置40を設定してもよい。

0048

図5は、複数のマッピング電極24によって検知される単極信号の信号振幅を示すグラフ表示の一実施形態の説明図である。ディスプレイ装置40は、スプライン44のそれぞれの上の各電極24によって測定される単極信号の振幅を表すパネル80を含む。特に、パネル80は、スプラインS1〜S8のそれぞれの上の各電極対E1〜E8における単極信号の振幅(ミリボルト(mV))を表す。スケール82は、0mVから10mVの範囲にある異なる単極信号振幅のそれぞれに異なる色を割り当てる。より高い単極信号振幅を有する電極24は、電極24が解剖学的構造と良好な接触状態にあることを示し、その一方で、より低い単極信号振幅を有する電極24は、電極24が不十分な接触状態にあることを示す。そのため、図示する例では、良好な電極接触についての振幅閾値が約2mVであるように選択される場合、臨床医は、スプラインS2、S7、及びS8上の電極対E7及びE8が解剖学的構造と不十分に接触していると判定することができる。代替の実施形態において、臨床医は、良好に接触していると閾値の信号値によって判定される電極24を第1の色で表示し、不十分に接触している電極24を第2の色で表示するようにディスプレイ装置40を設定し得る。

0049

本発明の範囲から逸脱することなく、説明した例示的な実施形態に対して種々の変更及び追加を行うことができる。例えば、上述した実施形態は特定の特徴を参照しているが、本発明の範囲には、異なる特徴の組み合わせを有する実施形態及び説明した特徴の全てを含まない実施形態も含まれる。したがって、本発明の範囲は、請求項の範囲内の全ての代替例、変更例、及び変形例並びにそれらの全ての均等物を包含することを意図される。

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