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技術 系統情報出力装置及び系統情報出力プログラム

出願人 東京電力ホールディングス株式会社
発明者 篠田幸男丸田理高橋真田代洋一郎
出願日 2016年4月26日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-088026
公開日 2017年11月2日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-200280
状態 特許登録済
技術分野 交流の給配電 電池等の充放電回路 給配電網の遠方監視・制御
主要キーワード 供給量情報 供給範囲 日射光 範囲判定 電力供給会社 天候条件 一般電気事業者 電力事業者
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

太陽光発電設備発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量及び当該太陽光発電設備の接続を変更させることなく、電力系統への逆潮流を抑制し、電力系統の電圧を適正な範囲に制御する。

解決手段

太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池充電する充電設備とが接続される電力系統が供給する電力に関する情報を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定部と前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力部とを備える系統情報出力装置である。

概要

背景

近年、電力系統には、発電所が備える発電設備の他、住宅や工場及びメガソーラー施設等に設置される太陽光発電設備が接続される。この場合、電力系統から電力の供給を受ける需要家には、発電所が備える発電設備が発電した電力の他、住宅や工場及びメガソーラー施設等に設置される太陽光発電設備が発電した電力が供給される。太陽光発電設備は、天候等によって発電量が変化する。例えば、晴天の場合、太陽光発電設備の発電量は、上昇する。太陽光発電設備の発電量が上昇し、需要家が消費する消費する電力が電力系統から供給される電力よりも少ない場合、当該太陽光発電設備から電力系統に逆潮流が生じる場合がある。また、太陽光発電設備の発電量が上昇する場合、電力系統と、太陽光発電設備とが接続される位置の電圧が上昇し、当該電力系統が供給する電力の電圧値が、規定の電圧値より上昇する場合がある。
従来、逆潮流が生じることを抑制するため、太陽光発電設備の発電量に応じて、発電所が備える発電設備が発電する発電量を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、電力系統の電圧値が規定値を逸脱する場合は、太陽光発電設備と、電力系統との接続を切断する制御を行う技術が知られている(例えば、特許文献2)。

概要

太陽光発電設備の発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量及び当該太陽光発電設備の接続を変更させることなく、電力系統への逆潮流を抑制し、電力系統の電圧を適正な範囲に制御する。太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池充電する充電設備とが接続される電力系統が供給する電力に関する情報を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定部と前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力部とを備える系統情報出力装置である。

目的

本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、太陽光発電設備の発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量及び当該太陽光発電設備の接続を変更させることなく、電力系統への逆潮流を抑制し、電力系統の電圧を適正な範囲に制御することができる系統情報出力装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池充電する充電設備とが接続される電力系統が供給する電力に関する情報を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定部と、前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする系統情報出力装置

請求項2

前記系統構成情報には、前記充電設備の位置を示す設備位置情報と前記電力系統が電力を供給する供給範囲を示す供給範囲情報とのうち少なくとも1つが含まれ、前記判定部は、前記系統構成情報と前記供給量情報とに基づいて、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統に接続される前記充電設備の位置と、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統が電力を供給する供給範囲とのうち、少なくとも1つを前記電力系統の前記供給の状態として判定し、前記出力部は、前記判定部が前記電力系統の前記供給の状態として判定した前記位置を示す情報又は前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つを前記状態情報として出力することを特徴とする請求項1に記載の系統情報出力装置。

請求項3

前記系統構成情報には、前記充電設備の位置を示す設備位置情報と前記電力系統が電力を供給する供給範囲を示す供給範囲情報とのうち少なくとも1つが含まれ、前記供給量情報には、前記電力系統が供給する電力に関する情報の時間に応じた変化を前記電力系統毎に示す情報が含まれ、前記判定部は、前記系統構成情報と前記供給量情報とに基づいて、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統に接続される前記充電設備の位置と前記供給量情報が基準より多い前記電力系統が電力を供給する供給範囲とのうち、少なくとも1つと、前記供給量情報が基準より多い時間帯とを前記電力系統の前記供給の状態として判定し、前記出力部は、前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態である前記位置を示す情報と前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つと、前記時間帯を示す情報とを状態情報として出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の系統情報出力装置。

請求項4

前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態である前記位置を示す情報と前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つと、前記太陽光発電設備の位置を示す情報とに基づいて、前記供給の状態に優先度を付加する優先度付加部を更に備え、前記出力部は、前記優先度付加部が付加した優先度を更に出力することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の系統情報出力装置。

請求項5

コンピュータに、太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池を充電する充電設備とが接続される電力系統の前記太陽光発電設備が発電する発電量を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定ステップと、前記判定ステップが判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力ステップとを実行させるための系統情報出力プログラム

技術分野

0001

本発明は、系統情報出力装置及び系統情報出力プログラムに関する。

背景技術

0002

近年、電力系統には、発電所が備える発電設備の他、住宅や工場及びメガソーラー施設等に設置される太陽光発電設備が接続される。この場合、電力系統から電力の供給を受ける需要家には、発電所が備える発電設備が発電した電力の他、住宅や工場及びメガソーラー施設等に設置される太陽光発電設備が発電した電力が供給される。太陽光発電設備は、天候等によって発電量が変化する。例えば、晴天の場合、太陽光発電設備の発電量は、上昇する。太陽光発電設備の発電量が上昇し、需要家が消費する消費する電力が電力系統から供給される電力よりも少ない場合、当該太陽光発電設備から電力系統に逆潮流が生じる場合がある。また、太陽光発電設備の発電量が上昇する場合、電力系統と、太陽光発電設備とが接続される位置の電圧が上昇し、当該電力系統が供給する電力の電圧値が、規定の電圧値より上昇する場合がある。
従来、逆潮流が生じることを抑制するため、太陽光発電設備の発電量に応じて、発電所が備える発電設備が発電する発電量を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、電力系統の電圧値が規定値を逸脱する場合は、太陽光発電設備と、電力系統との接続を切断する制御を行う技術が知られている(例えば、特許文献2)。

先行技術

0003

特開2013−255375号公報
特開2014−158319号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、発電所が備える発電設備は、発電量が一定である場合と、発電量が変動する場合とでは、発電量が一定である場合の方が効率的に発電を行うことが可能である場合がある。
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の技術では、太陽光発電設備の発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量が変動するため、発電設備の発電効率の低下を抑制することが困難である場合があった。
また、特許文献2に示されるような従来の技術では、太陽光発電設備の発電量に伴って電力系統に逆潮流が生じる場合、太陽光発電と、電力系統との接続を制御する手間を低減することが困難である場合があった。
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、太陽光発電設備の発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量及び当該太陽光発電設備の接続を変更させることなく、電力系統への逆潮流を抑制し、電力系統の電圧を適正な範囲に制御することができる系統情報出力装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の一態様は、太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池充電する充電設備とが接続される電力系統が供給する電力に関する情報を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定部と、前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力部とを備える系統情報出力装置である。

0006

また、本発明の一態様の系統情報出力装置において、前記系統構成情報には、前記充電設備の位置を示す設備位置情報と前記電力系統が電力を供給する供給範囲を示す供給範囲情報とのうち少なくとも1つが含まれ、前記判定部は、前記系統構成情報と前記供給量情報とに基づいて、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統に接続される前記充電設備の位置と、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統が電力を供給する供給範囲とのうち、少なくとも1つを前記電力系統の前記供給の状態として判定し、前記出力部は、前記判定部が前記電力系統の前記供給の状態として判定した前記位置を示す情報又は前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つを前記状態情報として出力する。

0007

また、本発明の一態様の系統情報出力装置において、前記系統構成情報には、前記充電設備の位置を示す設備位置情報と前記電力系統が電力を供給する供給範囲を示す供給範囲情報とのうち少なくとも1つが含まれ、前記供給量情報には、前記電力系統が供給する電力に関する情報の時間に応じた変化を前記電力系統毎に示す情報が含まれ、前記判定部は、前記系統構成情報と前記供給量情報とに基づいて、前記供給量情報が基準より多い前記電力系統に接続される前記充電設備の位置と前記供給量情報が基準より多い前記電力系統が電力を供給する供給範囲とのうち、少なくとも1つと、前記供給量情報が基準より多い時間帯とを前記電力系統の前記供給の状態として判定し、前記出力部は、前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態である前記位置を示す情報と前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つと、前記時間帯を示す情報とを状態情報として出力する。

0008

また、本発明の一態様の系統情報出力装置において、前記判定部が判定する前記電力系統の前記供給の状態である前記位置を示す情報と前記供給範囲を示す情報とのうち、少なくとも1つと、前記太陽光発電設備の位置を示す情報とに基づいて、前記供給の状態に優先度を付加する優先度付加部を更に備え、前記出力部は、前記優先度付加部が付加した優先度を更に出力する。

0009

また、本発明の一態様は、コンピュータに、太陽光発電設備と、電気自動車が備える蓄電池を充電する充電設備とが接続される電力系統の前記太陽光発電設備が発電する発電量を前記電力系統毎に示す供給量情報と、前記電力系統の構成を示す系統構成情報とに基づいて、前記電力系統の前記供給の状態を判定する判定ステップと、前記判定ステップが判定する前記電力系統の前記供給の状態を示す状態情報を出力する出力ステップとを実行させるための系統情報出力プログラムである。

発明の効果

0010

本発明によれば、太陽光発電設備の発電量に応じて発電所が備える発電設備の発電量及び当該太陽光発電設備の接続を変更させることなく、電力系統への逆潮流を抑制し、電力系統の電圧を適正な範囲に制御することができる系統情報出力装置を提供する

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態の系統情報出力装置の概要を示す図である。
第1実施形態の系統情報出力装置の構成の一例を示す図である。
第1実施形態の設備位置情報の一例を示す表である。
第1実施形態の系統情報出力装置の動作の一例を示す流れ図である。
第2実施形態の系統情報出力装置の構成の一例を示す図である。
第2実施形態の供給範囲情報の一例を示す表である。
第3実施形態の系統情報出力装置の構成の一例を示す図である。
第3実施形態の供給量情報の一例を示すグラフである。
第4実施形態の系統情報出力装置の構成の一例を示す図である。

実施例

0012

[第1実施形態]
以下、図を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の系統情報出力装置1の概要を示す図である。
本実施形態の系統情報出力装置1は、電気自動車Vに備えられる。電気自動車Vとは、例えば、プラグインハイブリッド車EV(Electric Vehicle)車である。電気自動車Vは、蓄電池BT(不図示)を備えており、自車の走行に蓄電池BTの電力を使用する。蓄電池BTは、電気自動車Vに接続された充電設備PSから電力を充電することにより、電力を蓄える。充電設備PSとは、例えば、充電スタンドである。
電気自動車Vは、配電設備DSを介して充電設備PSに供給される電力を蓄電池BTに蓄える。以下、配電設備DSの詳細について説明する。

0013

[配電設備について]
配電設備DSとは、需要家CLに対して電力を供給する設備である。需要家CLとは、電力供給会社から供給される電力の消費者である。変電所SSと、需要家CLとは、配電設備DSを介して接続される。
図1に示す通り、変電所SSは、変圧器QB1と、変圧器QB2とを備える。変圧器QB1と、変圧器QB2とは、発電所から変電所SSに供給される電力の電圧を変圧する。以降の説明において、変圧器QB1と、変圧器QB2とを区別しない場合には、総称して変圧器QBと記載する。
変圧器QB1には、配電線L1が接続される。配電線L1は、変圧器QB1が供給する電力を消費する需要家CLと、変圧器QB1とを接続する。変圧器QB1は、配電線L1を介して接続される需要家CLに電力を供給する。
変圧器QB2には、配電線L2が接続される。配電線L2は、変圧器QB2が供給する電力を消費する需要家CLと、変圧器QB2とを接続する。変圧器QB2は、配電線L2を介して接続される需要家CLに電力を供給する。

0014

また、配電線L1には、太陽光発電設備PV1が接続される。配電線L2には、太陽光発電設備PV2が接続される。太陽光発電設備PV1及び太陽光発電設備PV2とは、日射光等の光の照射に伴い、電力を発電する設備である。以降の説明において、太陽光発電設備PV1及び太陽光発電設備PV2を区別しない場合には、太陽光発電設備PVと記載する。
太陽光発電設備PV1は、配電線L1を介して接続される需要家CLに電力を供給する。太陽光発電設備PV2は、配電線L2を介して接続される需要家CLに電力を供給する。以降の説明において、配電線L1と、配電線L2とを区別しない場合には、総称して配電線Lと記載する。

0015

ここで、変圧器QB1と、配電線L1と、太陽光発電設備PV1とを総称して電力系統EPS1とも記載する。また、変圧器QB2と、配電線L2と、太陽光発電設備PV2とを総称して電力系統EPS2とも記載する。以降の説明において、電力系統EPS1と、電力系統EPS2とを区別しない場合には、電力系統EPSと記載する。
また、以降の説明において、電力系統EPS1を介して電力の供給を受ける需要家CLを需要家CL1と記載する。また、電力系統EPS2を介して電力の供給を受ける需要家CLを需要家CL2と記載する。以降の説明において需要家CL1及び需要家CL2を区別しない場合には、総称して需要家CLと記載する。

0016

需要家CL1には、住宅H1と、充電スタンドPSS1と、社屋OF1と、商業施設DP1とが含まれる。また、需要家CL2には、住宅H2と、充電スタンドPSS2と、社屋OF2と、商業施設DP2とが含まれる。住宅H1及び住宅H2とは、例えば、一戸建てマンション等の一般家庭居住する建物である。充電スタンドPSS1及び充電スタンドPSS2とは、電気自動車Vの蓄電池BTを充電する設備を備えた建物である。社屋OF1及び社屋OF2とは、会社及び企業が使用する建物である。商業施設DP1及び商業施設DP2とは、商業を目的とした建物である。
この一例では、需要家CL1及び需要家CL2に含まれるいずれの建物も充電設備PSを備える。具体的には、住宅H1は、充電設備PS1を備える。充電スタンドPSS1は、充電設備PS2を備える。社屋OF1は、充電設備PS3を備える。商業施設DP1は、充電設備PS4を備える。住宅H2は、充電設備PS5を備える。充電スタンドPSS2は、充電設備PS6を備える。社屋OF2は、充電設備PS7を備える。商業施設DP2は、充電設備PS8を備える。以降の説明において、充電設備PS1、充電設備PS2、充電設備PS3、充電設備PS4、充電設備PS5、充電設備PS6、充電設備PS7及び充電設備PS8を区別しない場合には、総称して充電設備PSと記載する。
需要家CLが備える充電設備PSは、配電線Lを介して電力系統EPSに接続される。

0017

[太陽光発電設備の発電する電力に伴う逆潮流について]
太陽光発電設備PVは、天候によって発電する電力量が異なる。例えば、太陽光発電設備PVは、晴天時の場合、曇天時と比較して発電する電力量が増加する。ここで、太陽光発電設備PV及び変圧器QBから電力系統EPSに供給される電力量と、需要家CLが消費する電力量とのうち、需要家CLが消費する電力量の方が小さい場合、配電設備DSには、逆潮流が生じる。
逆潮流とは、需要家CLから電力系統EPSを介して変圧器QBの方向に向かって電力が流れる現象である。逆潮流が生じることによって配電線Lの電圧が上昇し、配電線Lを介して需要家CLに供給される電力は、品質が悪化する。

0018

ここで、太陽光発電設備PVが発電する電力量の増加に応じて、需要家CLが消費する電力量が増加する場合には、配電設備DSに生じる逆潮流が抑制される。
本実施形態の系統情報出力装置1は、太陽光発電設備PVの発電する電力量に応じて、需要家CLに電力の消費を促す。具体的には、太陽光発電設備PVの発電する電力量が増加する場合、系統情報出力装置1を備える電気自動車Vを需要家CLが備える充電設備PSに接続し、需要家CLが消費する電力を増加させるように促す情報を出力する。

0019

[系統情報出力装置の構成について]
以下、図2を参照して系統情報出力装置1の構成について記載する。
図2は、第1実施形態の系統情報出力装置1の構成の一例を示す図である。
系統情報出力装置1は、情報の送受信が可能なネットワークNを介して系統予測装置FDに接続される。
系統予測装置EFDとは、電力系統EPSが供給する電力量の値を電力系統EPS毎に予測する装置である。系統予測装置EFDは、気象条件季節曜日、祝祭日及び時間帯等に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量を電力系統EPS毎に予測する。電力系統EPSが供給する電力量の値とは、電力系統EPSに接続される変圧器QBが供給する電力と、太陽光発電設備PVが発電する電力量との和である。系統予測装置EFDは、ネットワークNを介して供給量情報EPIを系統情報出力装置1に供給する。供給量情報EPIとは、系統予測装置EFDが予測対象の電力系統EPSが供給する電力量の予測を示す情報である。具体的には、系統予測装置EFDは、電力系統EPS1の供給量情報EPIである供給量情報EPI1と、電力系統EPS2の供給量情報EPIである供給量情報EPI2とを系統情報出力装置1に供給する。以降の説明において、供給量情報EPI1及び供給量情報EPI2を区別しない場合には、総称して供給量情報EPIと記載する。

0020

系統情報出力装置1は、制御部100と、記憶部500とを備える。記憶部500には、設備位置情報SPIが予め記憶される。
設備位置情報SPIとは、配電設備DSから電力の供給を受ける需要家CLの所在地を示す情報である。

0021

[設備位置情報について]
以下、図3を参照して設備位置情報SPIの詳細について説明する。
図3は、第1実施形態の設備位置情報SPIの一例を示す表である。
設備位置情報SPIとは、電力系統EPSと、需要家CLと、充電設備位置PSPとが関連付けられた情報である。充電設備位置PSPとは、需要家CLの位置を示す情報であって、需要家CLが備える充電設備PSの位置を示す情報である。設備位置情報SPIには、電力系統EPSを示す情報と、当該電力系統EPSから電力の供給を受ける需要家CLを示す情報と、当該需要家CLが備える充電設備PSの位置を示す充電設備位置PSPを示す情報とが含まれる。
この一例では、住宅H1の充電設備位置PSPは、住所AD1である。また、住宅H2の充電設備位置PSPは、住所AD2である。また、充電スタンドPSS1の充電設備位置PSPは、住所AD3である。また、充電スタンドPSS2の充電設備位置PSPは、住所AD4である。また、社屋OF1の充電設備位置PSPは、住所AD5である。また。社屋OF2の充電設備位置PSPは、住所AD6である。また、商業施設DP1の充電設備位置PSPは、住所AD7である。また、商業施設DP2の充電設備位置PSPは、住所AD8である。以降の説明において、住所AD1、住所AD2、住所AD3、住所AD4、住所AD5、住所AD6、住所AD7及び住所AD8を区別しない場合には、住所ADと記載する。

0022

[制御部について]
図2戻り、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、系統情報取得部110と、位置判定部120と、出力部130とをその機能部として備える。
系統情報取得部110は、ネットワークNを介して系統予測装置EFDから供給量情報EPIを取得する。系統情報取得部110は、取得した供給量情報EPIを位置判定部120に供給する。

0023

位置判定部120は、系統情報取得部110から供給量情報EPIを取得する。位置判定部120は、取得した供給量情報EPIに基づいて、電力系統EPSが供給する電力がしきい値THより多いか否かを判定する。しきい値THとは、電力系統EPSから電力を供給される需要家CLが消費する電力の平均の値を電力系統EPS毎に示す基準値である。位置判定部120は、取得した供給量情報EPIと、しきい値THとを比較する。位置判定部120は、供給量情報EPIの値がしきい値THより多い場合、当該供給量情報EPIの予測対象である電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを位置判定結果JRPとして出力部130に供給する。また、位置判定部120は、供給量情報EPIの値がしきい値TH以下の場合、位置判定結果JRPを出力部130に供給しない。

0024

位置判定部120は、供給量情報EPI1の値が電力系統EPS1のしきい値THであるしきい値TH1より大きいと判定した場合、供給量情報EPI1の位置判定結果JRPである位置判定結果JRP1を出力部130に供給する。この場合、位置判定結果JRP1には、設備位置情報SPIが示す充電設備位置PSPのうち、電力系統EPS1に接続される充電設備PSの充電設備位置PSPである住所AD1、住所AD3、住所AD5及び住所AD7を示す情報が含まれる。
また、位置判定部120は、供給量情報EPI2の値が電力系統EPS2のしきい値THであるしきい値TH2より大きいと判定した場合、供給量情報EPI2の位置判定結果JRPである位置判定結果JRP2を出力部130に供給する。この場合、位置判定結果JRP2には、設備位置情報SPIが示す充電設備位置PSPのうち、電力系統EPS2に接続される充電設備PSの充電設備位置PSPである住所AD2、住所AD4、住所AD6及び住所AD8を示す情報が含まれる。
この一例では、位置判定部120が位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を出力部130に供給する。

0025

なお、上述では、しきい値THが、電力系統EPSから電力を供給される需要家CLが消費する電力の平均の値を電力系統EPS毎に示す基準値である場合について説明したが、これに限られない。しきい値THとは、既知の方法によって、電力系統EPSから電力を供給される需要家CLが消費する電力の予測値を電力系統EPS毎に示す基準値であってもよい。

0026

ここで、電気事業者とは、電力の供給を受ける需要家CLに電力を供給する一般電気事業者及び小売電気事業者等である。電気事業者は、太陽光発電設備の発電量が上昇する際等、電力系統EPSが供給する電力を購入する場合がある。ここで、電力系統EPSの電力が余剰する際、電力事業者が購入する電力の価格は、低下する。また、電力系統EPSの電力が不足する際、電力事業者が購入する電力の価格は、上昇する。以降の説明において、電力系統EPSが供給する電力を電気事業者が購入する際の当該電力の価格を、電力市場価格と記載する。
したがって、しきい値THとは、電力系統EPSが供給する電力の卸電力市場価格を示す基準値であってもよい。

0027

出力部130は、位置判定部120から位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を取得する。出力部130は、取得した位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を出力する。
出力部130は、例えば、位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPによって示される充電設備PSの位置を示す情報を電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに出力する。カーナビゲーションシステムは、当該カーナビゲーションシステムが備える表示部に位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPによって示される充電設備PSの位置を示す情報を表示する。
位置判定結果JRPに含まれる充電設備位置PSPによって示される充電設備PSの位置を示す情報とは、状態情報の一例である。状態情報とは、電力系統EPSの供給の状態を示す情報である。

0028

[系統情報出力装置の動作について]
以下、図4を参照して系統情報出力装置1の動作について説明する。
図4は、第1実施形態の系統情報出力装置1の動作の一例を示す流れ図である。
系統情報出力装置1は、系統予測装置EFDから供給量情報EPIを取得する(ステップS110)。位置判定部120は、系統情報取得部110が取得した供給量情報EPIの値がしきい値THより多いか否かを判定する(ステップS120)。位置判定部120は、取得した供給量情報EPIの値がしきい値TH以下の場合(ステップS120;NO)、処理を終了する。位置判定部120は、取得した供給量情報EPIの値がしきい値THより多い場合(ステップS120;YES)、設備位置情報SPIのうち、供給量情報EPIの電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを判定する(ステップS130)。出力部130は、位置判定部120が判定した充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRPを出力する(ステップS140)。

0029

[第1実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の系統情報出力装置(第1実施形態の一例では、系統情報出力装置1)が備える判定部(第1実施形態の一例では、位置判定部120)は、設備位置情報(第1実施形態の一例では、設備位置情報SPI)と、供給量情報(第1実施形態の一例では、供給量情報EPI)とに基づいて、供給量情報の値が基準(第1実施形態の一例では、しきい値TH)より多い電力系統(第1実施形態の一例では、電力系統EPS)に接続される充電設備(第1実施形態の一例では、充電設備PS)の位置を電力系統の供給の状態として判定する。
また、出力部(第1実施形態の一例では、出力部130)は、判定部が電力系統の供給の状態として判定した位置を示す情報(第1実施形態の一例では、位置判定結果JRP)を状態情報として出力する。
これにより、本実施形態の系統情報出力装置1は、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報を出力する。

0030

ここで、従来の技術では、天候条件によって電力系統EPSに接続される太陽光発電設備PVの発電する電力量が多い場合、発電所が備える発電設備の発電する電力量を低下させることが求められる場合があった。この場合、発電所の発電設備が発電する電力量が変動されることによって当該発電設備が効率的に発電することが困難である場合があった。
また、電力系統EPSに接続される太陽光発電設備PVの発電する電力量が多い場合、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を切断することが求められる場合があった。この場合、太陽光発電設備PVの発電する電力量に伴って太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減することが困難であった。

0031

本実施形態の系統情報出力装置1によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報を出力することができる。電気自動車Vの運転者は、出力された充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報を参照することにより、当該充電設備PSの位置まで電気自動車Vを移動する。また、電気自動車Vの運転者は、移動先の充電設備PSによって当該電気自動車Vが備える蓄電池BTを充電する。移動先の充電設備PSによって電気自動車Vの蓄電池BTが充電されることによって、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力は、消費される。

0032

本実施形態の系統情報出力装置1によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置を出力することにより、電気自動車Vの運転者に当該電力系統EPSの電力の消費を促すことができる。
本実施形態の系統情報出力装置1は、系統情報出力装置1の出力した充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力が消費される場合、発電所の発電設備が発電する電力量を変動させることなく当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。
また、本実施形態の系統情報出力装置1は、系統情報出力装置1の出力した充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力が消費される場合、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減することができる。

0033

[第2実施形態]
以下、図を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、供給量情報EPIと、設備位置情報SPIとに基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報を出力する場合について説明した。
第2実施形態では、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSが電力を供給する範囲を示す情報を出力する点において第1実施形態とは異なる。
以下、図5を参照して第2実施形態の系統情報出力装置2の構成について説明する。
なお、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。

0034

[系統情報出力装置の構成について]
図5は、第2実施形態の系統情報出力装置2の構成の一例を示す図である。
系統情報出力装置2は、制御部200と、記憶部600とを備える。記憶部600には、供給範囲情報ARIが予め記憶される。
供給範囲情報ARIとは、電力系統EPSが電力を供給する範囲を電力系統EPS毎に示す情報である。

0035

[供給範囲情報について]
以下、図6を参照して供給範囲情報ARIの詳細について説明する。
図6は、第2実施形態の供給範囲情報ARIの一例を示す表である。
供給範囲情報ARIとは、電力系統EPSと、供給範囲ARとが関連付けられた情報である。供給範囲ARとは、電力系統EPSが電力を供給する範囲を示す情報である。供給範囲情報ARIには、ある電力系統EPSが電力を供給する供給範囲ARが示される。
この一例では、電力系統EPS1の供給範囲ARが供給範囲AR1である。また、電力系統EPS2の供給範囲ARが供給範囲AR2である。以降の説明において、供給範囲AR1及び供給範囲AR2を区別しない場合には、供給範囲ARと記載する。

0036

[制御部について]
図5に戻り、制御部200は、CPUを備えており、系統情報取得部110、出力部130及び範囲判定部210をその機能部として備える。
範囲判定部210は、系統情報取得部110から供給量情報EPIを取得する。範囲判定部210は、取得した供給量情報EPIに基づいて、電力系統EPSが供給する電力がしきい値THより多いか否かを判定する。範囲判定部210は、取得した供給量情報EPIと、しきい値THとを比較する。範囲判定部210は、供給量情報EPIの値がしきい値THより多い場合、供給量情報EPIの予測対象である電力系統EPSの供給範囲ARを範囲判定結果JRAとして出力部130に供給する。また、範囲判定部210は、供給量情報EPIの値がしきい値TH以下の場合、範囲判定結果JRAを出力部130に供給しない。

0037

範囲判定部210は、供給量情報EPI1の値が電力系統EPS1のしきい値THであるしきい値TH1より多いと判定した場合、供給量情報EPI1の予測対象である電力系統EPS1の範囲判定結果JRAを示す範囲判定結果JRA1を出力部130に供給する。この場合、範囲判定結果JRA1には、供給範囲情報ARIが示す供給範囲ARのうち、電力系統EPS1が電力を供給する範囲を示す供給範囲AR1を示す情報が含まれる。
また、範囲判定部210が供給量情報EPI2の値が電力系統EPS2のしきい値THであるしきい値TH2より多いと判定した場合、供給量情報EPI2の予測対象である電力系統EPS2の範囲判定結果JRAを示す範囲判定結果JRA2を出力部130に供給する。この場合、範囲判定結果JRA2には、供給範囲情報ARIが示す供給範囲ARのうち、電力系統EPS2が電力を供給する範囲を示す供給範囲AR2を示す情報が含まれる。
この一例では、範囲判定部210が、範囲判定結果JRA1及び範囲判定結果JRA2を出力部130に供給する。

0038

出力部130は、範囲判定部210から範囲判定結果JRA1及び範囲判定結果JRA2を取得する。出力部130は、取得した範囲判定結果JRA1及び範囲判定結果JRA2を出力する。
出力部130は、例えば、範囲判定結果JRA1及び範囲判定結果JRA2に含まれる供給範囲ARを示す情報を電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに出力する。カーナビゲーションシステムは、当該カーナビゲーションシステムが備える表示部に範囲判定結果JRA1及び範囲判定結果JRA2に含まれる供給範囲ARを示す情報を表示する。
範囲判定結果JRAに含まれる供給範囲ARとは、状態情報の一例である。

0039

[第2実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の系統情報出力装置(第2実施形態の一例では、系統情報出力装置2)が備える判定部(第2実施系値の一例では、範囲判定部210)は、供給範囲情報(第2実施形態の一例では、供給範囲情報ARI)と、供給量情報(第2実施形態の一例では、供給量情報EPI)とに基づいて、供給量情報の値が基準(第2実施形態の一例では、しきい値TH)より多い電力系統(第2実施形態の一例では、電力系統EPS)が電力を供給する供給範囲(第2実施形態の一例では、供給範囲AR)を電力系統の供給の状態として判定する。
また、出力部(第2実施形態の一例では、出力部130)は、判定部(第2実施形態の一例では、範囲判定部210)が電力系統の供給の状態として判定した範囲を示す情報(第2実施形態の一例では、範囲判定結果JRA)を状態情報として出力する。
これにより、本実施形態の系統情報出力装置2は、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される供給範囲ARを示す情報を出力する。

0040

本実施形態の系統情報出力装置2によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される供給範囲ARを示す情報を供給することができる。電気自動車Vの運転者は、出力された電力系統EPSが電力を供給する供給範囲ARを示す情報を参照することにより、当該供給範囲ARの位置まで電気自動車Vを移動する。また、電気自動車Vの運転者は、移動先の供給範囲ARに位置するいずれかの充電設備PSによって当該電気自動車Vが備える蓄電池BTを充電する。移動先の供給範囲ARに位置するいずれかの充電設備PSによって電気自動車Vの蓄電池BTが充電されることによって、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力は、消費される。

0041

本実施形態の系統情報出力装置2によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される供給範囲ARを示す情報を出力することにより、電気自動車Vの運転者に当該電力系統EPSの電力の消費を促すことができる。
本実施形態の系統情報出力装置2は、系統情報出力装置2の出力する電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される供給範囲ARを示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSにおいて電力が消費される場合、発電所の発電設備が発電する電力を変動させることなく当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。
また、本実施形態の系統情報出力装置2は、系統情報出力装置2の出力する充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力が消費される場合、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減することができる。
以降の説明において、設備位置情報SPIと、供給範囲情報ARIとを総称して系統構成情報と記載する。また、位置判定部120及び範囲判定部210は、判定部の一例である。

0042

[第3実施形態]
以下、図を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、供給量情報EPIの値が、電力系統EPSの供給する電力量を示す情報である場合について説明した。
第3実施形態では、供給量情報EPIの値が電力系統EPSの供給する電力量の時間推移の予測を示す情報である点において第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。
以下、図7を参照して第3実施形態の系統情報出力装置3の構成について説明する。
なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。

0043

[系統情報出力装置の構成について]
図7は、第3実施形態の系統情報出力装置3の構成の一例を示す図である。
系統情報出力装置3は、制御部300と、記憶部500とを備える。
上述したように、本実施形態の系統情報出力装置3は、系統予測装置EFDから電力系統EPSが供給する電力の時間推移を示す供給量情報EPIを取得する。具体的には、系統情報出力装置3は、系統予測装置EFDから電力系統EPS1が供給する電力量の時間推移の予測を示す供給量情報EPIである供給量情報EPI11を取得する。また、系統情報出力装置3は、系統予測装置EFDから電力系統EPS2が供給する電力量の時間推移の予測を示す供給量情報EPIである供給量情報EPI21を取得する。

0044

[供給量情報について]
以下、図8を参照して本実施形態の供給量情報EPIについて説明する。
図8は、第3実施形態の供給量情報EPI11の一例を示すグラフである。
図8に示すグラフの縦軸は、電力量の値を示す。また、図8に示すグラフの横軸は、時間を示す。波形WEPI11は、供給量情報EPI11を示す波形である。また、波形WQB1は、電力系統EPS1に接続される変圧器QB1を経由して供給される電力量の時間推移の予測を示す波形である。波形WEPI11は、変圧器QB1を経由して電力系統EPS1に供給する電力量を示す波形WQB1に、電力系統EPS1と接続される太陽光発電設備PV1が発電し、電力系統EPS1に供給する電力が重畳された値を示す波形である。

0045

この一例では、供給量情報EPI11の予測対象である電力系統EPS1が供給する電力量は、「12:00」から「17:00」までの間、しきい値THより多い。
この一例では、供給量情報EPI21の予測対象である電力系統EPS2が供給する電力量の時間推移についても、図8に示す供給量情報EPI11と同様の時間推移である。

0046

[制御部について]
図7に戻り、制御部300は、CPUを備えており、系統情報取得部110、出力部130、位置判定部120、時間帯判定部310をその機能部として備える。
時間帯判定部310は、系統情報取得部110から供給量情報EPIを取得する。時間帯判定部310は、取得した供給量情報EPIに基づいて、電力系統EPSが供給する電力がしきい値THより多いか否かを判定する。また、系統情報取得部110は、供給量情報EPIの値がしきい値THより多い場合、供給量情報EPIの値がしきい値THより多い時間帯を判定する。
時間帯判定部310は、供給量情報EPIの値がしきい値THより多い時間帯を時間帯判定結果JRTとして位置判定部120に供給する。また、時間帯判定部310は、供給量情報EPIの値がしきい値TH以下の場合、時間帯判定結果JRTを位置判定部120に供給しない。
時間帯判定部310は、供給量情報EPI11の値が電力系統EPS1のしきい値TH1より多いと判定した時間帯判定結果JRTである時間帯判定結果JRT1を位置判定部120に供給する。また、時間帯判定部310は、供給量情報EPI21の値が電力系統EPS2のしきい値TH2より多いと判定した時間帯判定結果JRTである時間帯判定結果JRT2を位置判定部120に供給する。
この場合、時間帯判定結果JRT1と時間帯判定結果JRT2とには、「12:00」から「17:00」までの時間帯を示す情報が含まれる。時間帯判定部310は、時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2を位置判定部120に供給する。
時間帯判定部310とは、判定部の一例である。

0047

位置判定部120は、時間帯判定部310から時間帯判定結果JRTを取得する。位置判定部120は、取得した時間帯判定結果JRTと設備位置情報SPIとに基づいて、時間帯判定結果JRTの判定対象の電力系統EPSに接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRPを出力部130に供給する。また、位置判定部120は、取得した時間帯判定結果JRTを出力部130に供給する。
位置判定部120は、取得した時間帯判定結果JRT1と、設備位置情報SPIとに基づいて、時間帯判定結果JRT1の判定対象の電力系統EPS1に接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRP1を出力部130に供給する。また、位置判定部120は、時間帯判定結果JRT1を出力部130に供給する。
位置判定部120は、取得した時間帯判定結果JRT2と、設備位置情報SPIとに基づいて、時間帯判定結果JRT2の判定対象の電力系統EPS2に接続される充電設備PSの充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRP2を出力部130に供給する。また、位置判定部120は、時間帯判定結果JRT2を出力部130に供給する。

0048

出力部130は、位置判定部120から位置判定結果JRP1、位置判定結果JRP2、時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2を取得する。出力部130は、位置判定結果JRP1、位置判定結果JRP2、時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2を出力する。
出力部130は、例えば、位置判定結果JRP1、位置判定結果JRP2、時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2を電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに出力する。
カーナビゲーションシステムは、例えば、当該カーナビゲーションシステムが備える表示部に位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備PSの充電設備位置PSPを示す情報と、時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2に含まれる時間帯を示す情報とを表示する。
時間帯判定結果JRT1及び時間帯判定結果JRT2に含まれる時間帯を示す情報とは、状態情報の一例である。

0049

なお、上述では、系統情報出力装置3が備える制御部300は、位置判定部120を備える場合について説明したが、これに限られない。制御部300は、位置判定部120に代わって範囲判定部210を備えていてもよい。
この場合、範囲判定部210は、時間帯判定部310から時間帯判定結果JRTを取得する。範囲判定部210は、取得した時間帯判定結果JRTと供給範囲情報ARIとに基づいて、時間帯判定結果JRTの判定対象の電力系統EPSの供給範囲ARを示す範囲判定結果JRAを出力部130に供給する。また、範囲判定部210は、取得した時間帯判定結果JRTを出力部130に供給する。
範囲判定部210は、取得した時間帯判定結果JRTと、供給範囲情報ARIとに基づいて、時間帯判定結果JRTが示す電力系統EPSの供給範囲ARを示す範囲判定結果JRAを出力部130に供給する。また、範囲判定部210は、時間帯判定結果JRTを出力部130に供給する。

0050

なお、上述では、系統情報出力装置3が位置判定部120又は範囲判定部210を備える場合について説明したが、これに限られない。系統情報出力装置3は、位置判定部120及び範囲判定部210を備えていてもよい。この場合、出力部130は、位置判定部120が判定した充電設備PSの充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRPを出力する。また、出力部130は、範囲判定部210が判定した供給範囲ARを示す範囲判定結果JRAを出力する。また、出力部130は、時間帯判定部310が判定した時間帯を示す時間帯判定結果JRTを出力する。

0051

なお、上述では、時間帯判定部310が判定した時間帯判定結果JRTに基づいて、位置判定部120が位置判定結果JRPを判定する又は範囲判定部210が範囲判定結果JRAを判定する場合について説明したが、これに限られない。系統情報取得部110は、時間帯判定部310、位置判定部120及び範囲判定部210の各々に供給量情報EPIを供給してもよい。この場合、時間帯判定部310、位置判定部120及び範囲判定部210は、系統情報取得部110から取得した供給量情報EPIに基づいて、各々時間帯判定結果JRT、位置判定結果JRP及び範囲判定結果JRAを判定してもよい。また、この場合、時間帯判定部310、位置判定部120及び範囲判定部210は、各々判定した時間帯判定結果JRT、位置判定結果JRP及び範囲判定結果JRAを出力部130に出力してもよい。

0052

[第3実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の系統情報出力装置(第3実施形態の一例では、系統情報出力装置3)が備える判定部(第3実施形態の一例では、位置判定部120と、範囲判定部210のうち、少なくとも1つと、時間帯判定部310)は、系統構成情報(第3実施形態の一例では、設備位置情報SPIと供給範囲情報ARIとのうち、少なくとも1つ)と供給量情報(第3実施形態の一例では、供給量情報EPI)とに基づいて、供給量情報が基準(第3実施形態の一例では、しきい値TH)より多い電力系統(第3実施形態の一例では、電力系統EPS)に接続される充電設備(第3実施形態の一例では、充電設備PS)の位置(第3実施形態の一例では、充電設備位置PSP)と供給量情報が基準より多い電力系統が電力を供給する供給範囲(第3実施形態の一例では、供給範囲AR)とのうち、少なくとも1つと、供給量情報が基準より多い多い時間帯とを電力系統の供給の状態として判定する。
また、出力部130は、判定部が判定する電力系統の供給の状態である位置を示す情報(第3実施形態の一例では、位置判定結果JRP)と供給範囲を示す情報(第3実施形態の一例では、範囲判定結果JRA)とのうち、少なくとも1つと、時間帯を示す情報(第3実施形態の一例では、時間帯判定結果JRT)とを状態情報として出力する。

0053

本実施形態の系統情報出力装置3によれば、電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置と当該電力系統EPSが電力を供給する範囲とのうち、少なくとも1つを示す情報と、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い時間帯とを状態情報として出力することができる。電気自動車Vの運転者は、出力された状態情報を参照することにより、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い時間帯に、当該電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置や当該電力系統EPSが電力を供給する範囲まで、電気自動車Vを移動する。また、電気自動車Vの運転者は、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い時間帯に、移動先の充電設備PSや移動先の供給範囲ARに位置する充電設備PSによって電気自動車Vの蓄電池BTを充電する。電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い時間帯に、移動先の充電設備PSや移動先の供給範囲ARに存在する充電設備PSによって電気自動車Vの蓄電池BTが充電されることによって、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力は、消費される。

0054

本実施形態の系統情報出力装置3によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置と当該電力系統EPSから電力が供給される供給範囲ARとのうち、少なくとも1つを示す情報を出力する。また、本実施形態の系統情報出力装置3によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い時間帯を出力する。これにより、電気自動車Vの運転者に当該電力系統EPSの電力の消費を促すことができる。
本実施形態の系統情報出力装置3は、系統情報出力装置3の出力した状態情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力が消費される場合、発電所の設備が発電する電力を変動させることなく当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。
また、本実施形態の系統情報出力装置3は、系統情報出力装置3の出力する状態情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSの電力が消費される場合、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減することができる。

0055

[第4実施形態]
以下、図を参照して本発明の第4実施形態について説明する。
第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態では、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される位置判定結果JRP、範囲判定結果JRA及び時間帯判定結果JRT等を出力する場合について説明した。
第4実施形態では、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSから電力が供給される位置判定結果JRP又は範囲判定結果JRAに優先度を付加する点において、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態とは異なる。
以下、図9を参照して第4実施形態の系統情報出力装置4の構成について説明する。
なお、上述した第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。

0056

[太陽光発電設備について]
図9は、第4実施形態の系統情報出力装置4の構成の一例を示す図である。
系統情報出力装置4は、制御部400と、記憶部700とを備える。
記憶部700は、設備位置情報SPIと、太陽光発電設備情報PPIとが予め記憶される。
太陽光発電設備情報PPIとは、電力系統EPSと、太陽光発電設備位置PPとが関連付けられた情報である。太陽光発電設備位置PPとは、太陽光発電設備PVが設置される位置を示す情報である。太陽光発電設備情報PPIには、電力系統EPSを示す情報と、当該電力系統EPSに接続される太陽光発電設備PVの位置を示す太陽光発電設備位置PPとが含まれる。
この一例では、太陽光発電設備PV1の太陽光発電設備位置PPは、住所AD9である。また、太陽光発電設備PV2の太陽光発電設備位置PPは、住所AD10である。
この一例では、住所AD9から住所AD7までの距離が、住所AD9から他の住所ADまでの距離より短い。つまり、需要家CLのうち、太陽光発電設備PV1から最も近い距離に位置する建物は、商業施設DP1である。
この一例では、住所AD10から住所AD8までの距離が、住所AD10から他の住所ADまでの距離より短い。つまり、需要家CLのうち、太陽光発電設備PV2から最も近い距離に位置する建物は、商業施設DP2である。

0057

[制御部について]
制御部400は、CPUを備えており、系統情報取得部110と、位置判定部120と、出力部130と、優先度付加部410とを備える。
位置判定部120は、供給量情報EPIの値が電力系統EPSのしきい値THより多いと判定した場合、供給量情報EPIの位置判定結果JRPを優先度付加部410と、出力部130とに供給する。
この一例では、位置判定部120が位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を優先度付加部410と、出力部130とに供給する。

0058

優先度付加部410は、位置判定部120から位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を取得する。
優先度付加部410は、太陽光発電設備情報PPIと、位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2とに基づいて、充電設備位置PSPに優先度を付加する。優先度付加部410は、太陽光発電設備情報PPIと、位置判定結果JRP1とに基づいて、位置判定結果JRP1に含まれる充電設備位置PSP毎に優先度を付加する。

0059

優先度付加部410は、位置判定結果JRP1に含まれる充電設備位置PSPである住所AD1、住所AD3、住所AD5及び住所AD7のうち、太陽光発電設備情報PPIが示す太陽光発電設備位置PPと近い充電設備位置PSPに高い優先度を付加する。
例えば、優先度付加部410は、位置判定結果JRP1に含まれる住所AD7に高い優先度を付加する。また、優先度付加部410は、位置判定結果JRP1に含まれる住所AD7以外の住所ADに低い優先度を付加する。優先度付加部410は、位置判定結果JRP1に対して付加した優先度を優先度情報PRI1として出力部130に供給する。

0060

また、優先度付加部410は、位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPである住所AD2、住所AD4、住所AD6及び住所AD8のうち、太陽光発電設備情報PPIが示す太陽光発電設備位置PPと近い充電設備位置PSPに高い優先度を付加する。
例えば、優先度付加部410は、位置判定結果JRP1に含まれる住所AD8に高い優先度を付加する。また、優先度付加部410は、位置判定結果JRP2に含まれる住所AD8以外の住所ADに低い優先度を付加する。優先度付加部410は、位置判定結果JRP2に対して付加した優先度を優先度情報PRI2として出力部130に供給する。
以降の説明において、優先度付加部410が付加した優先度を総称して優先度情報PRIと記載する。

0061

出力部130は、位置判定部120から位置判定結果JRPを取得する。具体的には、出力部130は、位置判定部120から位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2を取得する。出力部130は、位置判定部120から取得した位置判定結果JRPを出力する。
また、出力部130は、優先度付加部410から優先度情報PRIを取得する。具体的には、出力部130は、優先度付加部410は、優先度情報PRI1及び優先度情報PRI2を取得する。出力部130は、優先度付加部410から取得した優先度情報PRIを出力する。

0062

出力部130は、例えば、位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPによって示される充電設備PSの位置を示す情報を電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに出力する。カーナビゲーションシステムは、当該カーナビゲーションシステムが備える表示部に位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPによって示される充電設備PSの位置を示す情報を表示する。
また、出力部130は、優先度情報PRI1及び優先度情報PRI2を電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに出力する。カーナビゲーションシステムは、当該カーナビゲーションシステムが備える表示部に位置判定結果JRP1及び位置判定結果JRP2に含まれる充電設備位置PSPの優先度情報PRIを表示する。

0063

なお、上述では、系統情報出力装置4が備える制御部400は、位置判定部120を備える場合について説明したが、これに限られない。制御部400は、位置判定部120に代わって範囲判定部210を備えていてもよい。
この場合、範囲判定部210は、供給量情報EPIの値が電力系統EPSのしきい値THより多いと判定した場合、供給量情報EPIの範囲判定結果JRAである範囲判定結果JRAを優先度付加部410と、出力部130とに供給する。
優先度付加部410は、範囲判定結果JRAが示す供給範囲ARのうち、太陽光発電設備情報PPIが示す太陽光発電設備PVの位置である太陽光発電設備位置PPと近い範囲に高い優先度を付加する。優先度付加部410は、範囲判定結果JRAに対して付加した優先度を優先度情報PRIとして出力部130に供給する。

0064

なお、上述では、系統情報出力装置4が位置判定部120又は範囲判定部210を備える場合について説明したが、これに限られない。系統情報出力装置4は、位置判定部120及び範囲判定部210を備えていてもよい。この場合、優先度付加部410は、位置判定結果JRP及び範囲判定結果JRAに付加した優先度を示す優先度情報PRIを出力部130に供給する。また、出力部130は、位置判定部120が判定した充電設備PSの充電設備位置PSPを示す位置判定結果JRPを出力する。また、出力部130は、範囲判定部210が判定した供給範囲ARを示す範囲判定結果JRAを出力する。また、出力部130は、優先度付加部410が付加した優先度情報PRIを出力する。

0065

[第4実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の系統情報出力装置(第4実施形態の一例では、系統情報出力装置4)は、優先度付加部(第4実施形態の一例では、優先度付加部410)を更に備える。
優先度付加部は、判定部(第3実施形態の一例では、位置判定部120と、範囲判定部210のうち、少なくとも1つと)が判定する電力系統(第4実施形態の一例では、電力系統EPS)の供給の状態である位置を示す情報(第4実施形態の一例では、位置判定結果JRP)と供給範囲を示す情報(第4実施形態の一例では、範囲判定結果JRA)とのうち、少なくとも1つと、太陽光発電設備(第4実施形態の一例では、太陽光発電設備PV)の位置を示す情報(第4実施形態の一例では、太陽光発電設備情報PPI)とに基づいて、供給の状態に優先度を付加する。
出力部(第4実施形態の一例では、出力部130)は、優先度付加部が付加した優先度(第4実施形態の一例では、優先度情報PRI)を更に出力する。

0066

本実施形態の系統情報出力装置4は、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置と当該電力系統EPSが電力を供給する範囲とのうち、少なくとも1つを示す情報と、優先度情報PRIとを出力する。

0067

例えば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い場合、当該電力系統EPSが供給する電力の電圧が上昇する場合がある。この場合、当該電力系統EPSの電力を消費することによって電圧の上昇を抑制することが求められる場合がある。
また、太陽光発電設備PVの近傍の位置において電力が消費される場合、太陽光発電設備PVから当該位置との間に生じる配電線Lの線路インピーダンスによる電力損失を低減しつつ、効率的に電圧の上昇を抑制することができる場合がある。

0068

本実施形態の系統情報出力装置4によれば、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置や当該電力系統EPSが電力を供給する供給範囲のうち、優先度が高い位置や供給範囲において、電気自動車Vの運転者に当該電力系統EPSの電力の消費を促すことができる。
電気自動車Vの運転者は、系統情報出力装置4の出力した状態情報及び優先度を示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSであって、かつ優先度が高い位置や供給範囲において電力が消費する。この場合、本実施形態の系統情報出力装置4によれば、発電所の発電設備が発電する電力量を変動させることなく当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。
また、この場合、本実施形態の系統情報出力装置4によれば、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減しつつ、太陽光発電設備PVが発電する電力量を効率的に消費することができる。

0069

なお、上述では、系統情報出力装置4が備える制御部400は、系統情報取得部110と、位置判定部120と、出力部130とを備える場合について説明したが、これに限られない。制御部400は、時間帯判定部310を更に備えていてもよい。この場合、出力部130は、時間帯判定部310が判定した時間帯を示す時間帯判定結果JRTを出力してもよい。

0070

[出力部が出力する情報の出力先について]
なお、上述では、出力部130は、電気自動車Vが備えるカーナビゲーションシステムに状態情報を出力する場合について説明したが、これに限られない。系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4は、ネットワークを介して状態情報を送信する構成であってもよく、出力部130は、ネットワークを介して電気自動車Vの運転者又は所有者携帯端末に状態情報を送信してもよい。これにより、電気自動車Vの運転者又は所有者は、受信した状態情報が示す情報に基づいて、電気自動車Vを移動し、蓄電池BTを充電することを促すことができる。電気自動車Vの運転者又は所有者が受信した状態情報に基づいて電気自動車Vを移動し、発電量が基準より多い電力系統EPSの電力を電気自動車Vが消費する場合、当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。

0071

また、出力部130は、状態情報として電気自動車Vの移動を促すような情報を出力してもよい。例えば、商業施設DPが接続される電力系統EPSの発電量が基準より多い場合、商業施設DP内の店舗において使用することができるクーポン券等を電気自動車Vの運転者又は所有者に出力してもよい。これにより、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4は、電気自動車Vの運転者又は所有者に電力系統EPSが供給する電力量が基準より多い電力系統EPSにおいて電力を消費することを促してもよい。

0072

また、出力部130は、電気自動車Vが備える蓄電池BTの充放電制御を行う機能部に対して、状態情報を出力してもよい。この場合、電気自動車Vが備える蓄電池BTの充放電を制御する機能部は、入力された位置判定結果JRP、範囲判定結果JRA、時間帯判定結果JRT及び優先度情報PRIに基づいて、蓄電池BTの充放電を制御してもよい。
例えば、電気自動車Vの所有者が、住宅H2の居住者であって、当該所有者の勤務地が社屋OF1である場合がある。また、時間帯判定結果JRTが日中に電力系統EPS1の供給する電力がしきい値TH1より大きくなることを示す場合がある。この場合、充放電を制御する機能部は、出力部130から入力された情報に基づいて、電気自動車Vが住宅H2の充電設備PS5に接続される場合であっても、所有者が社屋OF1に出勤する以前は蓄電池BTを充電しない制御を行う。また、充放電を制御する機能部は、出力部130から入力された情報に基づいて、社屋OF1において蓄電池BTを充電する制御を行う。

0073

系統情報出力装置1
[系統情報出力装置の設置場所について]
なお、上述では、電気自動車Vが系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4を備える場合について説明したが、これに限られない。系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4と、電気自動車Vとは、情報の送受信が可能な構成を有していてもよく、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4が出力する位置判定結果JRP、範囲判定結果JRA、時間帯判定結果JRT及び優先度情報PRI等を電気自動車Vに送信してもよい。電気自動車Vの運転者は、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4から受信した位置判定結果JRP、範囲判定結果JRA、時間帯判定結果JRT及び優先度情報PRI等に基づいて、電気自動車Vを移動してもよい。

0074

なお、上述では、電力系統EPS1及び電力系統EPS2が独立した電力系統EPSである場合について説明したが、これに限られない。電力系統EPS1及び電力系統EPS2は、開閉器を介して接続されていてもよい。この場合、供給量情報EPIに示される電力に応じて、開閉器の開閉が制御されることによって、電力系統EPS1及び電力系統EPS2の間において電力を融通してもよい。

0075

なお、上述では、供給量情報EPIが、系統予測装置EFDが予測した電力系統EPSが供給する電力量を示す情報である場合について説明したが、これに限られない。供給量情報EPIは、電力系統EPSを構成する配電線Lの各箇所における電圧値の分布を示す情報であってもよい。
この場合、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4は、太陽光発電設備PVの発電する電力が増加し、電力系統EPSの電圧が基準より高い場合、当該電力系統EPSから電力の供給を受ける需要家CLが消費する電力を増加させるように促す情報を状態情報として出力してもよい。
また、系統予測装置EFDは、供給量情報EPIとして、電力系統EPSが供給する電力量を示す情報及び電力系統EPSを構成する配電線Lの各箇所における電圧値の分布を示す情報を系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4に供給してもよい。

0076

この場合、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4によれば、電力系統EPSが供給する電力の電圧が基準より高い電力系統EPSに接続される充電設備PSの位置や当該電力系統EPSが電力を供給する供給範囲において、電気自動車Vの運転者に当該電力系統EPSの電力の消費を促すことができる。
電気自動車Vの運転者は、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4の出力した状態情報や優先度を示す情報に基づいて、電力系統EPSが供給する電力の電圧が基準より高い電力系統EPSであって、かつ優先度が高い位置や供給範囲において電力が消費する。この場合、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4によれば、発電所の発電設備が発電する電力量を変動させることなく当該電力系統EPSから変電所SSに逆潮流が生じることを抑制することができる。
また、この場合、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4によれば、太陽光発電設備PVと、電力系統EPSとの接続を制御する手間を低減しつつ、太陽光発電設備PVが発電する電力量を効率的に消費することができる。

0077

なお、上述では、ある需要家CLが1つの充電設備PSを備える場合について説明したが、これに限られない。需要家CLは、充電設備PSを備えていなくてもよく、複数の充電設備PSを備えていてもよい。

0078

なお、上記の各実施形態における系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。

0079

なお、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4が備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。

0080

また、系統情報出力装置1、系統情報出力装置2、系統情報出力装置3及び系統情報出力装置4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。

0081

また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。

0082

以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。

0083

1、2、3、4…系統情報出力装置、100、200、300、400…制御部、110…系統情報取得部、120…位置判定部、130…出力部、210…範囲判定部、310…時間帯判定部、410…優先度付加部、V…電気自動車、500、600、700…記憶部、BT…蓄電池、EFD…系統予測装置、SPI…設備位置情報、EPS、EPS1、EPS2…電力系統、CL、CL1、CL2…需要家、AD、AD1、AD2、AD3、AD4、AD5、AD6、AD7、AD8、AD9、AD10…住所、ARI…供給範囲情報、AR、AR1、AR2…供給範囲、EPI、EPI1、EPI11、EPI2、EPI21…供給量情報、JRA、JRA1、JRA2…範囲判定結果、JRP、JRP1、JRP2…位置判定結果、JRT、JRT1、JRT2…時間帯判定結果、L、L1、L2…配電線、N…ネットワーク、H1、H2…住宅、PSS1、PSS2…充電スタンド、OF1、OF2…社屋、DP、DP1、DP2…商業施設、PSP…充電設備位置、PP…太陽光発電設備位置、PPI…太陽光発電設備情報、QB、QB1、QB2…変圧器、SS…変電所、PRI、PRI1、PRI2…優先度情報

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