図面 (/)

技術 クーラントの悪臭を抑制する方法及びクーラントの悪臭を抑制するための組成物

出願人 トヨタ自動車株式会社山本香料株式会社
発明者 中山貴博山本芳邦
出願日 2016年4月28日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2016-091637
公開日 2017年11月2日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2017-197692
状態 特許登録済
技術分野 熱効果発生材料 脂肪類、香料
主要キーワード 吉草酸アミル 酪酸アミル クーラント中 ベルガモットオイル ヘキサン酸アリル 臭気マスキング剤 ピラジン類 ライチ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

本発明は、クーラント悪臭を抑制するための新たな方法を提供することを課題とする。

解決手段

上記課題は、第1成分を含むクーラントと第2成分を含む組成物とを混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させることを含む、クーラントの悪臭を抑制する方法によって解決することができる。

概要

背景

クーラントを長期間使用すると、クーラント中バクテリア繁殖して悪臭を放つことがある。そのため、クーラントの悪臭を抑制する方法として、様々な方法が報告されている。例えば、特許文献1は、オゾンを使用してクーラントを殺菌する方法を開示している。特許文献2は、トリアジン化合物、N−ブチル−1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及び第1級又は第2級有機アミンを含む組成物を使用してクーラントの腐敗を防止することを開示している。特許文献3は、臭気マスキング剤又は芳香剤を不凍濃縮組成物に添加することを開示している。

概要

本発明は、クーラントの悪臭を抑制するための新たな方法を提供することを課題とする。上記課題は、第1成分を含むクーラントと第2成分を含む組成物とを混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させることを含む、クーラントの悪臭を抑制する方法によって解決することができる。なし

目的

本発明は、クーラントの悪臭を抑制するための新たな方法及び組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

第1成分を含むクーラントと第2成分を含む組成物とを混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させることを含む、クーラントの悪臭を抑制する方法。

請求項2

第1成分が2−エチル−1−ヘキサノールを含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

香りが、ライチの香り、マンゴーの香り、アップルの香り、パイナップルの香り又はストロベリーの香りである、請求項2に記載の方法。

請求項4

第1成分がピラジン類を含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

香りが、コーヒーの香り、紅茶の香り又はチョコレートの香りである、請求項4に記載の方法。

請求項6

第1成分を含むクーラントの悪臭を抑制するための、第2成分を含む組成物であって、第1成分を含むクーラントと混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させる、組成物。

請求項7

第1成分が2−エチル−1−ヘキサノールを含む、請求項6に記載の組成物。

請求項8

香りが、ライチの香り、マンゴーの香り、アップルの香り、パイナップルの香り又はストロベリーの香りである、請求項7に記載の組成物。

請求項9

第1成分がピラジン類を含む、請求項6に記載の組成物。

請求項10

香りが、コーヒーの香り、紅茶の香り又はチョコレートの香りである、請求項9に記載の組成物。

技術分野

0001

本発明は、クーラント悪臭を抑制する方法及びクーラントの悪臭を抑制するための組成物に関する。

背景技術

0002

クーラントを長期間使用すると、クーラント中バクテリア繁殖して悪臭を放つことがある。そのため、クーラントの悪臭を抑制する方法として、様々な方法が報告されている。例えば、特許文献1は、オゾンを使用してクーラントを殺菌する方法を開示している。特許文献2は、トリアジン化合物、N−ブチル−1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及び第1級又は第2級有機アミンを含む組成物を使用してクーラントの腐敗を防止することを開示している。特許文献3は、臭気マスキング剤又は芳香剤を不凍濃縮組成物に添加することを開示している。

先行技術

0003

特開2005−088118号公報
特開2014−105244号公報
特許第4438920号公報

発明が解決しようとする課題

0004

クーラントの悪臭を抑制するための芳香剤は、悪臭を打ち消して悪臭を感覚的に感じさせないようにするために、強い香りを有している。そのため、芳香剤の強い香りによって気分が悪くなることがある。また、クーラントの悪臭と芳香剤の香りとの相性が悪い場合には、より強い悪臭が発生することがある。

0005

そのため、本発明は、クーラントの悪臭を抑制するための新たな方法及び組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者等は、クーラントに含まれている成分を利用して好ましい香りを発生させることを検討した。その結果、本発明者等は、好ましい香りが一般的に複数の成分から構成されていることに着目し、好ましい香りを構成する複数の成分のうちでクーラントに含まれていない成分をクーラントに補充することによって、好ましい香りを発生させ、クーラントの悪臭を抑制できることを見出した。

0007

例えば、本発明の実施形態として以下のものを挙げることができる。
[1]
第1成分を含むクーラントと第2成分を含む組成物とを混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させることを含む、クーラントの悪臭を抑制する方法。
[2]
第1成分が2−エチル−1−ヘキサノールを含む、[1]に記載の方法。
[3]
香りが、ライチの香り、マンゴーの香り、アップルの香り、パイナップルの香り又はストロベリーの香りである、[2]に記載の方法。
[4]
第1成分がピラジン類を含む、[1]に記載の方法。
[5]
香りが、コーヒーの香り、紅茶の香り又はチョコレートの香りである、[4]に記載の方法。
[6]
第1成分を含むクーラントの悪臭を抑制するための、第2成分を含む組成物であって、
第1成分を含むクーラントと混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させる、組成物。
[7]
第1成分が2−エチル−1−ヘキサノールを含む、[6]に記載の組成物。
[8]
香りが、ライチの香り、マンゴーの香り、アップルの香り、パイナップルの香り又はストロベリーの香りである、[7]に記載の組成物。
[9]
第1成分がピラジン類を含む、[6]に記載の組成物。
[10]
香りが、コーヒーの香り、紅茶の香り又はチョコレートの香りである、[9]に記載の組成物。

発明の効果

0008

本発明によれば、クーラントの悪臭を抑制するための新たな方法及び組成物を提供することができる。

0009

本発明の第1実施形態は、第1成分を含むクーラントと第2成分を含む組成物とを混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させることを含む、クーラントの悪臭を抑制する方法に関する。

0010

本発明の第2実施形態は、第1成分を含むクーラントの悪臭を抑制するための、第2成分を含む組成物であって、第1成分を含むクーラントと混合することによって、第1成分と第2成分とから構成される香りを発生させる、組成物に関する。

0011

上記の実施形態では、クーラントに含まれている成分を利用するため、クーラントと相性の良い香りを発生させることができる。

0012

上記の実施形態では、クーラントに含まれている成分を利用するため、クーラントの全ての臭いを打ち消す必要がない。そのため、少量の成分を補充するだけで、クーラントの悪臭を抑制することができる。

0013

上記の実施形態では、好ましい香りを発生させて、クーラントの悪臭を抑制することができるため、悪臭によるストレスを軽減することができる。

0014

以下、上記の実施形態について詳細に説明する。

0015

第1成分及び第2成分は、発生させようとする香りに応じて異なる。
第1成分は、1種の成分であってもよいし、2種以上の成分の組み合わせであってもよい。
第2成分は、1種の成分であってもよいし、2種以上の成分の組み合わせであってもよい。

0016

例えば、発生させようとする香りが、A成分、B成分及びC成分から構成される場合、第1成分がA成分であり、第2成分がB成分及びC成分である実施形態を例示することができる。

0017

また、例えば、発生させようとする香りが、A成分、B成分及びC成分から構成される場合、第1成分がA成分及びB成分であり、第2成分がC成分である実施形態を例示することができる。

0018

第1成分の量が少ない場合には、第2成分が第1成分と重複していてもよい。例えば、発生させようとする香りが、A成分、B成分及びC成分から構成される場合、第1成分がA成分であり、第2成分がA成分、B成分及びC成分である実施形態を例示することができる。本実施形態において、第2成分は、発生させようとする香りを構成する全ての成分を含んでいるが、第2成分におけるA成分は第1成分におけるA成分を補充するだけの量しか含まれていない。そのため、第2成分は単独でクーラントの悪臭を抑制できるほどの香りを発生させるものではない。

0019

第1成分としては、例えば、2−エチルヘキサノール(2−エチル−1−ヘキサノール等)、ピラジン類、シクロヘキサノン、4−ウンデカノン、n−テトラデカン、n−ペンタデカン、n−ヘプタデカンn−オクタデカン等を挙げることができる。
ピラジン類としては、2,5−ジメチルピラジン等を挙げることができる。

0020

第2成分は、第1成分と、発生させようとする香りを構成する成分との関係において決定される。

0021

発生させようとする香りとしては、例えば、食べ物の香り、飲み物の香り等を挙げることができる。発生させようとする香りを構成する成分は一般的に知られている。

0022

食べ物としては、例えば、果物(ライチ、マンゴー、アップル、パイナップル、ストロベリー、バナナパッションフルーツ等)、菓子(チョコレート等)、ナッツ類ココナッツ等)等を挙げることができる。
飲み物としては、例えば、コーヒー、紅茶等を挙げることができる。

0023

第1成分が2−エチル−1−ヘキサノールを含む場合、所定の第2成分と組み合わせることによって、ライチの香り、マンゴーの香り、アップルの香り、パイナップルの香り、ストロベリーの香り、バナナの香り、パッションフルーツの香り等を発生させることができる。

0024

第1成分がピラジン類を含む場合、所定の第2成分と組み合わせることによって、コーヒーの香り、紅茶の香り、チョコレートの香り、ココナッツの香り等を発生させることができる。

0025

以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。

0026

[実施例1:ライチの香り]
クーラントに2−エチル−1−ヘキサノールが含有されている場合、下記の処方例(1)の香料をクーラントに1%以下添加するとライチの香りとなる。

0028

[実施例2:マンゴーの香り]
クーラントに2−エチル−1−ヘキサノールが含有されている場合、下記の処方例(2)の香料をクーラントに1%以下添加するとマンゴーの香りとなる。

0029

[表2]
処方例(2)
質量%
ヘキサン酸アリル7
CIS-3-ヘキセノール7
シトロネロール[(S)-(-)-3,7-ジメチル-6-オクテン-1-オール] 3
酪酸エチル3
酢酸エチル7
γ-デカラクトン20
γ-ノナラクトン3
γ-オクタラクトン3
γ-ウンデカラクトン7
酢酸ヘキシル17
β-イオノン3
3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール[リナロール] 10
酢酸3-メチルブチル酢酸イソアミル] 3
(Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール[ネロール] 7
合計 100

0030

[実施例3:アップルの香り]
クーラントに2−エチル−1−ヘキサノールが含有されている場合、下記の処方例(3)の香料をクーラントに1%以下添加するとアップルの香りとなる。

0031

[表3]
処方例(3)
質量%
酪酸エチル15
蟻酸エチル15
蟻酸ペンチル[蟻酸アミル] 4
ペンチルアルコールアミルアルコール] 2
酪酸ペンチル[酪酸アミル] 25
3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール[ゲラニオール] 2
吉草酸ペンチル[吉草酸アミル] 25
ヘキシルアルコール5
酢酸ヘキシル2
アセト酢酸エチル2
3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール[リナロール] 2
酢酸ゲラニル1
合計 100

0032

[実施例4:パイナップルの香り]
クーラントに2−エチル−1−ヘキサノールが含有されている場合、下記の処方例(4)の香料をクーラントに1%以下添加するとパイナップルの香りとなる。

0033

[表4]
処方例(4)
質量%
酢酸エチル25
酪酸エチル30
ヘキサン酸エチル30
ヘキサン酸アリル10
3-シクロヘキシルプロピオン酸アリル 2
エチルバニリン3
合計 100

0034

[実施例5:ストロベリーの香り]
クーラントに2−エチル−1−ヘキサノールが含有されている場合、下記の処方例(5)の香料をクーラントに1%以下添加するとストロベリーの香りとなる。

0035

[表5]
処方例(5)
質量%
酢酸エチル10
酪酸エチル25
吉草酸エチル10
酢酸5
3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール[リナロール] 5
酢酸ベンジル5
3-フェニル-3-メチルオキシラン-2-カルボン酸エチル15
CIS-3-ヘキセノール3
γ-ウンデカラクトン1
バニリン6
乳酸エチル15
合計 100

0036

[実施例6:コーヒーの香り]
クーラントに2,5−ジメチルピラジンが含有されている場合、下記の処方例(6)の香料をクーラントに1%以下添加するとコーヒーの香りとなる。

0037

[表6]
処方例(6)
質量%
2-エチル-3-メチルピラジン0.04
5-メチル-2-フルアルデヒド0.72
2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン0.76
フラン-2-(メタンチオール) 0.08
エタノール90.4
エチルマルトール6
バニリン2
合計 100

0038

[実施例7:紅茶の香り]
クーラントに2,5−ジメチルピラジンが含有されている場合、下記の処方例(7)の香料をクーラントに1%以下添加すると紅茶の香りとなる。

0039

[表7]
処方例(7)
質量%
3,7-ジメチル-1,6-オクタジエン-3-オール[リナロール] 20
2-(2-ヒドロキシ-2-プロピル)-5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン30
[リナロールオキシド]
CIS-3-ヘキセノール6
3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-オール[ゲラニオール] 10
ジプロピレングリコール24
ベルガモットオイル10
合計 100

0040

[実施例8:チョコレートの香り]
クーラントに2,5−ジメチルピラジンが含有されている場合、下記の処方例(8)の香料をクーラントに1%以下添加するとチョコレートの香りとなる。

実施例

0041

[表8]
処方例(8)
質量%
イソ酪酸バニリン30
2-ヒドロキシ-3-メチル-2-シクロペンテノン0.1
バニリン 1
2-エチル-3,5-ジメチルピラジン0.2
エチルマルトール1
ジプロピレングリコール67.7
合計 100

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ