図面 (/)

技術 乳化化粧料

出願人 信越化学工業株式会社
発明者 森谷浩幸
出願日 2016年4月28日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-090824
公開日 2017年11月2日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-197490
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード アクリルシリコーン共重合体 ハロゲン化有機溶剤 水系増 ポリグリセリン鎖 合成樹脂粉 分岐状ポリグリセリン 固形化剤 美容オイル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

乳化定性に優れた、ベタつきのない乳化化粧料を提供することを目的とする。

解決手段

乳化化粧料であって、(A)モノマー単位として、(I)塩基によって中和された、カルボン酸リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%と、(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体

化1

(B)油剤、及び(C)水を含むものであることを特徴とする乳化化粧料。

概要

背景

油剤を含む組成物乳化には界面活性剤が必要であり、シリコーン構造を含む界面活性剤は広く検討が行われてきた。例えば、ポリエーテル変性シリコーンポリグリセリン変性シリコーンがある(特許文献1〜4)。また、主鎖にアクリル構造を持つグラフト型アクリルシリコーンポリマー皮膜形成剤として広く使用されてきた(特許文献5)。界面活性剤としての検討も示唆されている(特許文献6、7)。

しかしながら、これらのシリコーン界面活性剤を使用した乳化化粧料は安定性満足するものではなく、経時で分離や使用感が変化したりする問題があった。また、塗布時にベタつきがある等の問題があり、その解決が求められていた。

概要

乳化安定性に優れた、ベタつきのない乳化化粧料を提供することを目的とする。 乳化化粧料であって、(A)モノマー単位として、(I)塩基によって中和された、カルボン酸リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%と、(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体、 (B)油剤、及び(C)水を含むものであることを特徴とする乳化化粧料。

目的

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、従来、乳化化粧料に使用されていたシリコーン界面活性剤が持っていた問題を解決するものであり、即ち、乳化安定性に優れた、ベタつきのない乳化化粧料を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

乳化化粧料であって、(A)モノマー単位として、少なくとも、(I)塩基によって中和された、カルボン酸リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%と、(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上、とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体、[上記式(1)中、Xは炭素数6〜12の2価の芳香族基もしくは−COOR3−であり、但しR3はSiと結合されている脂肪族基であり、R1は水素原子またはメチル基であり、R2は互いに同一もしくは異なる、フッ素置換された、または非置換の炭素数1〜30の1価アルキル基、もしくはアリール基であり、nは1〜100の整数を示す。](B)油剤、及び(C)水を含むものであることを特徴とする乳化化粧料。

請求項2

前記(B)油剤がシリコーン油であることを特徴とする請求項1に記載の乳化化粧料。

請求項3

前記(B)油剤が極性油であることを特徴とする請求項1に記載の乳化化粧料。

請求項4

形態が多相エマルションであることを特徴とする請求項3に記載の乳化化粧料。

請求項5

更に、(D)水系増粘剤を含むものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の乳化化粧料。

請求項6

更に、前記(A)成分以外の(E)界面活性剤を含むものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の乳化化粧料。

請求項7

前記シリコーンデンドロン基含有重合性モノマーが下記式から選択されるものであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の乳化化粧料。

技術分野

0001

本発明は、乳化化粧料に関する。

背景技術

0002

油剤を含む組成物乳化には界面活性剤が必要であり、シリコーン構造を含む界面活性剤は広く検討が行われてきた。例えば、ポリエーテル変性シリコーンポリグリセリン変性シリコーンがある(特許文献1〜4)。また、主鎖にアクリル構造を持つグラフト型アクリルシリコーンポリマー皮膜形成剤として広く使用されてきた(特許文献5)。界面活性剤としての検討も示唆されている(特許文献6、7)。

0003

しかしながら、これらのシリコーン界面活性剤を使用した乳化化粧料は安定性満足するものではなく、経時で分離や使用感が変化したりする問題があった。また、塗布時にベタつきがある等の問題があり、その解決が求められていた。

先行技術

0004

特開昭61−212324号公報
特開平05−93136号公報
特開平10−66856号公報
特開2000−53554号公報
特開平10−182356号公報
特開2001−139414号公報
特開2012−72081号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、従来、乳化化粧料に使用されていたシリコーン界面活性剤が持っていた問題を解決するものであり、即ち、乳化安定性に優れた、ベタつきのない乳化化粧料を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために、本発明によれば、乳化化粧料であって、
(A)モノマー単位として、少なくとも、
(I)塩基によって中和された、カルボン酸リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%と、
(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上、とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体



[上記式(1)中、Xは炭素数6〜12の2価の芳香族基もしくは−COOR3−であり、但しR3はSiと結合されている脂肪族基であり、R1は水素原子またはメチル基であり、R2は互いに同一もしくは異なる、フッ素置換された、または非置換の炭素数1〜30の1価アルキル基、もしくはアリール基であり、nは1〜100の整数を示す。]
(B)油剤、及び
(C)水
を含むものであることを特徴とする乳化化粧料を提供する。

0007

このような乳化化粧料であれば、乳化安定性に優れ、化粧持ちがよく、ベタつきのない、さっぱりとした感触の乳化化粧料となる。

0008

またこの場合、前記(B)油剤がシリコーン油であることが好ましい。

0009

このように、前記(B)油剤がシリコーン油であれば、乳化化粧料の使用感が更に良好なものとなる。

0010

またこの場合、前記(B)油剤が極性油であることが好ましい。

0011

また、本発明では、形態が多相エマルションである乳化化粧料とすることができる。

0012

このように、前記(B)油剤が極性油であれば、得られる乳化化粧料を多相エマルションの形態とすることができる。

0013

また、更に、(D)水系増粘剤を含むものであることが好ましい。

0014

このような(D)水系増粘剤を含む乳化化粧料であれば、乳化物の分離を抑制し、さっぱりとした感触を付与することができる。

0015

また、更に、前記(A)成分以外の(E)界面活性剤を含むものであることが好ましい。

0016

このような(A)成分以外の(E)界面活性剤を含むことで、より使用性にすぐれた乳化化粧料となる。

0017

また、前記シリコーンデンドロン基含有重合性モノマーが下記式から選択されるものであることが好ましい。

0018

このように、前記(II)におけるシリコーンデンドロン基含有重合性モノマーとしては、上記式から選択されるシリコーンデンドロン基含有重合性モノマーが挙げられる。

発明の効果

0019

本発明で使用される(A)成分は様々な油剤を安定に乳化することができ、乳化安定性に優れた乳化化粧料を得ることができ、このような(A)〜(C)成分を含有する乳化化粧料は、乳化安定性に優れ、化粧持ちがよく、ベタつきもなく、さっぱりとした感触の乳化化粧料となる。特に(B)成分として極性油を配合した場合、多相エマルションとすることができる。通常、多相エマルションの製造には多段階の乳化ステップが必要であるが、本発明で得られた多相エマルションは1段階で乳化が可能である。

図面の簡単な説明

0020

実施例1のクリームのW/Oエマルションの顕微鏡写真である。
実施例5のクリームの多相エマルションの顕微鏡写真である。
実施例7のクリームの多相エマルションの顕微鏡写真である。

0021

本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、下記(A)〜(C)成分を含有する乳化化粧料が、乳化安定性に優れ、化粧持ちがよく、ベタつきもなく、さっぱりとした感触が得られることを見出した。特に、界面活性剤としての(A)中の親水基のカルボン酸、リン酸、スルホン酸が塩基性物質で中和された形で存在すること、アクリルポリマー中でシリコーンがランダムグラフトした形で存在することで、乳化安定性に優れた効果を発揮することを見出し、本発明を完成させた。

0022

すなわち、本発明は、乳化化粧料であって、
(A)モノマー単位として、少なくとも、
(I)塩基によって中和された、カルボン酸、リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%と、
(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上、とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体、



[上記式(1)中、Xは炭素数6〜12の2価の芳香族基もしくは−COOR3−であり、但しR3はSiと結合されている脂肪族基であり、R1は水素原子またはメチル基であり、R2は互いに同一もしくは異なる、フッ素置換された、または非置換の炭素数1〜30の1価アルキル基、もしくはアリール基であり、nは1〜100の整数を示す。]
(B)油剤、及び
(C)水
を含むものであることを特徴とする乳化化粧料を提供する。以下、(A)〜(C)成分、その他成分について詳細に説明する。

0023

(A)アニオン性アクリルシリコーン共重合体
本発明における(A)成分は、モノマー単位として、少なくとも、(I)塩基によって中和された、カルボン酸、リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー;1〜30質量%、(II)下記で示す一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー;10質量%以上、とを含む構造であり、主鎖にアクリル鎖を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体であり、主鎖にアクリル構造を有し、シリコーンがランダムにグラフトした構造を有するアニオン性アクリルシリコーン共重合体である。

0024

(I)塩基によって中和された、カルボン酸、リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマー
本発明の乳化化粧料における(A)成分は、モノマー単位(I)として、カルボン酸、リン酸、又はスルホン酸を有する重合性親水性モノマーが塩基によって中和された構造単位を有する。

0025

カルボン酸を含有する重合性親水性モノマーとしては(メタアクリル酸イタコン酸クロトン酸フマル酸マレイン酸等のカルボン酸含有ビニル単量体が挙げられ、好ましくは(メタ)アクリル酸、イタコン酸であり、より好ましくは(メタ)アクリル酸である。

0026

リン酸を含有する重合性親水性モノマーとしてはアシッドホスホキシエチルメタクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホキシプロピルメタクリレート、アシッドホスホキシプロピルメタクリレート、アシッドホスホキシエチルアクリレート、アシッドホスホキシポリオキシエチレングリコールモノメタクリレート、アシッドホスホキシポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレートメタクリルアミドホスホン酸アクリルアミドホスホン酸、メタクリルアミドジホスホン酸、アクリルアミドジホスホン酸などが挙げられ、好ましくはアシッドホスホキシエチルメタクリレート、アシッドホスホキシプロピルメタクリレート、アシッドホスホキシエチルアクリレート、アシッドホスホキシポリオキシエチレングリコールモノメタクリレート、アシッドホスホキシポリオキシプロピレングリコールモノメタクリレートである。

0027

スルホン酸を含有する重合性親水性モノマーとしてはビニルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、(メタ)アクリル酸ブチル−4−スルホン酸、(メタ)アクリロオキシベンゼンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が挙げられる。好ましくはビニルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸であり、特に2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が好ましいが、本発明に使用できるスルホン酸基含有不飽和モノマーはこれらに限定されるものではない。

0028

これらの重合性親水性モノマー由来のモノマー単位は、アニオン性アクリルシリコーン共重合体中の1〜30質量%である。1質量%未満、30質量%を超える場合は安定な乳化物が得ることができない。

0029

また、本発明の乳化化粧料は、これらの重合性親水性モノマーの酸部位が、塩基性物質で中和された状態で含有される。中和しない場合、安定性の高いエマルションが得られない。塩基性物質としては、塩が形成されれば下記に特に限定されるものではないが、アルカリ金属アルカリ土類金属を含有する塩基性化合物アミン化合物が挙げられる。好ましくは、水酸化ナトリウム炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウム水素化ナトリウムナトリウムアルコキシド水酸化カリウム炭酸水素カリウム炭酸カリウムカリウムアルコキシドジエチルアミントリエチルアミン2−エチルヘキシルアミン、3−メトキシプロピルアミン、3−エトシキプロピルアミンジイソブチルアミンモノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミンイソプロピルアミンジイソプロピルアミンイソプロパノールアミン、N,N−ジイソプロパノールアミン2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−(ジメチルアミノ)−2−メチルプロパノール、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノールアミン、N−(2−アミノエチル)エタノールアミン、N−メチルジエタノールアミンN−メチルエタノールアミン、3−アミノ1−プロパノールモルホリン、n—メチルモルホリン等が挙げられる。

0030

(II)下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー
本発明の乳化化粧料における(A)成分は、モノマー単位(II)として、下記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマーの構造単位を有する。

0031

下記式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー由来の、又は、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー由来構成単位親油性基となり、各種油剤への溶解性を高める。また、乳化物中でグラフトしたシリコーン鎖油相中に安定に存在することによって乳化安定性を高める。

0032

(II)におけるシリコーンマクロモノマーは、下記一般式(1)で示される。



[上記式(1)中、Xは炭素数6〜12の2価の芳香族基もしくは−COOR3−であり、但しR3はSiと結合されている脂肪族基であり、R1は水素原子またはメチル基であり、R2は互いに同一もしくは異なる、フッ素置換された、または非置換の炭素数1〜30の1価アルキル基、もしくはアリール基であり、nは1〜100の整数を示す。]

0033

上記式(1)で示されるシリコーンマクロモノマーのR1は、水素原子またはメチル基であるが、好ましくはメチル基である。

0034

また、R2は互いに同一もしくは異なる、フッ素置換された、または非置換の炭素数1〜30の1価アルキル基、もしくはアリール基であるが、皮膚に対してより好ましいのはフッ素置換された、または非置換の炭素数1〜6の1価のアルキル基、アリール基である。更に好ましくは皮膚に対する低刺激性滑り性の観点からメチル基、フェニル基トリフロロプロピル基であり、もっとも好ましいのはメチル基である。

0035

Xは、炭素数6〜12の2価の芳香族基もしくは−COOR3−であり、好ましくは炭素数6〜8の2価の芳香族基もしくは−COOR3−である。2価の芳香族基としては、フェニレン基トリレン基、キシリレン基メシチレン基等が例示され、好ましくはフェニレン基である。また、−COOR3‐において、R3はSiに結合されている脂肪族基であり、カルボニル基共重合体主鎖の炭素原子に結合されている。R3は例えば−(CH2)a−であり、ここでaは1〜9の整数、好ましくは2〜7の整数、より好ましくは3〜5の整数である。

0036

nは1〜100の整数、好ましくは3〜80の整数、より好ましくは5〜65の整数である。nが上限値100を超えると、(A)の共重合体製造時において重合反応反応性が低下する場合がある。

0037

(II)におけるシリコーンデンドロンモノマーとしては、下記が挙げられる。

0038

上記一般式(1)で示されるシリコーンマクロモノマー、または、シリコーンデンドロン基含有重合性モノマー由来のモノマー単位は、アニオン性アクリルシリコーン共重合体中10質量%以上含まれ、好ましくは、10質量%以上、70質量%以下である。

0039

(A)成分を構成する、他のモノマー単位成分としては、ラジカル重合性ビニル基を有するものであり、かかるビニル系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の低級アルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級アルキル(メタ)アクリレート;酢酸ビニルプロピオン酸ビニル酪酸ビニルカプロン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリン酸ビニルステアリン酸ビニル等の脂肪酸ビニルエステルスチレンビニルトルエンベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香族含有単量体;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメトキシ(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、N−ビニルアセトアミド等のアミド基含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、グリセリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルアクリルアミド等の水酸基含有ビニル型単量体;テトラヒドロフルフリルメタアクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチルビニルエーテルセチルビニルエーテル、2ーエチルヘキシルビニルエーテル等のエーテル結合含有ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アリルグリシジルエーテルメタクリロイルオキシエチルイソシアネート等が挙げられる。

0040

また、多官能ビニル系単量体使用可能であり、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、スチリル基封鎖ポリジメチルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン化合物等が例示される。

0041

成分(A)を製造するための重合は、上記モノマーとベンゾイルパーオキサイドラウロイルパーオキサイドアゾビスイソブチロニトリル等のラジカル重合開始剤の存在下に行うことができる。重合方法は、溶液重合法乳化重合法懸濁重合法、バルク重合法のいずれの方法の適用も可能である。これらの中でも、溶液重合法は、得られる重量平均分子量を調べる際のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)のグラフの分散と共重合体の重量平均分子量を適宜調製することが容易であることから好ましい方法である。重合の際、用いられる溶媒としては、ペンタンヘキサンデカンドデカンヘキサデカンオクタデカン等の脂肪族有機溶剤ベンゼントルエンキシレン等の芳香族系有機溶剤メタノールエタノールプロパノールブタノールヘキサノールデカノール等のアルコール系有機溶剤クロロホルム四塩化炭素等のハロゲン化有機溶剤アセトンメチルエチルケトン等のケトン系有機溶剤中で重合反応を行っても良い。しかし、化粧品用途として用いる観点からは、無溶剤、エタノール、又はイソプロパノールを使用することが好ましい。

0042

本発明の乳化化粧料中に含まれる(A)成分は、重合性親水性モノマーの酸部位(カルボン酸、リン酸、又はスルホン酸)が、塩基性物質で中和された状態でモノマー単位として含有される。中和は、乳化化粧料の調製前に予め、共重合体に対して塩基を反応させることで行っても良いし、また、乳化化粧料の調製の際に塩基と混合することによって行っても良い。

0043

このようにして製造される成分(A)のGPCにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量は700〜300,000が好ましく、特には5000〜200,000が好ましく、より一層好ましくは8000〜100,000である。

0044

(B)油剤
本発明の乳化化粧料は、1種または2種以上の(B)油剤を含む。(B)油剤としては、通常の化粧料に使用される、固体半固体、液状の何れの油剤も使用することができる。

0045

本発明で使用される(B)油剤のシリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、カプリリルメチコンフェニルトリメチコンメチルフェニルポリシロキサンメチルヘキシルポリシロキサンメチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度の直鎖或いは分岐状のオルガノポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンドデカメチルシクロヘキサシロキサンテトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン等の環状オルガノポリシロキサン、トリストリメチルシロキシメチルシランテトラキストリメチルシロキシシラン等の分岐状オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン高重合度ガム状ジメチルポリシロキサン、ガム状アミノ変性オルガノポリシロキサン、ガム状のジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等のシリコーンゴム、及びシリコーンガムゴム環状シロキサン溶液トリメチルシロキシケイ酸、トリメチルシロキシケイ酸の環状オルガノポリシロキサン溶液、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン長鎖アルキル変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、シリコーン樹脂及びシリコーンレジン溶解物等が挙げられる。シリコーン油の配合量としては1〜60質量%であり、好ましくは3〜40質量%であり、さらに好ましくは5〜30質量%である。化粧品に配合が許容される他の油剤を併用して使用してもよい。

0046

極性油としては、アジピン酸ジイソブチルアジピン酸2−ヘキシルデシルアジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステルオレイン酸オレイルオレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジオタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールクエン酸トリエチルコハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル酢酸エチル酢酸ブチルステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチルセバシン酸ジイソプロピルセバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル乳酸ミリスチルイソノナン酸イソノニルイソノナン酸イソトリデシルパルミチン酸イソプロピルパルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリルコレステリルジペンタエリスリトール脂肪酸エステルミリスチン酸イソプロピルミリスチン酸オクチルドデシルミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチルジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、ラウロイルサルコシンイソプロピルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。グリセライド油としては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリルアボガド油アマニ油アーモンド油、イボタロウエノ油オリーブ油カカオ脂カポックロウカヤ油カルナウバロウ肝油キャンデリラロウ、精製キャンデリラロウ、牛脂脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油小麦胚芽油ゴマ油コメ胚芽油、コメヌカ油サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油シアバターシナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、スクワランスクワレンセラックロウタートル油、大豆油実油、ツバキ油月見草油トウモロコシ油豚脂ナタネ油、日本キリ油ヌカロウ、胚芽油、脂、パーシック油、パーム油パーム核油ヒマシ油硬化ヒマシ油ヒマシ油脂肪酸メチルエステルヒマワリ油ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油水添ホホバ油マカデミアナッツ油ミツロウミンク油、メドウフォーム油綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂落花生油ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリンラノリンアルコール硬質ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等、 ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸リノレン酸アラキドン酸エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸ラウリルアルコールミリスチルアルコールパルミチルアルコールステアリルアルコールベヘニルアルコールヘキサデシルアルコールオレイルアルコールイソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノールオクチルドデカノールセトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロールフィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテルバチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテルセラキルアルコール)等が挙げられる。パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン系紫外線吸収剤等が挙げられる。但し、POEはポリオキシエチレンを意味する。エステル油の配合量としては1〜60質量%であり、好ましくは3〜40質量%であり、さらに好ましくは5〜30質量%である。化粧品に配合が許容される他の油剤を併用して使用してもよい。

0047

油剤として極性油を用いた場合、多相エマルションが得られる。この多相エマルションは油性成分中高せん断ミキサー等で撹拌しながら水性成分を添加、もしくは油性成分と水性成分を同時に高せん断ミキサー等で撹拌することによって得られる。通常、多相エマルションの製造には多段階の乳化ステップが必要であるが、本発明で得られた多相エマルションは1段階で乳化が可能である。

0048

また本発明の乳化化粧料は、(B)油剤として、炭化水素油を含んでいても良い。例えば、直鎖状、分岐状、さらに揮発性の炭化水素油等が挙げられ、具体的には、オゾケライトα−オレフィンオリゴマー軽質イソパラフィンイソドデカン軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワレン、セレシンパラフィンパラフィンワックスポリエチレンワックスポリエチレンポリピロピレンワックス、(エチレンプロピレン/スチレン)コポリマー、(ブチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、流動パラフィン流動イソパラフィンプリスタンポリイソブチレン水添ポリイソブテンマイクロクリスタリンワックスワセリン等が挙げられる。

0049

また本発明の乳化化粧料は、(C)成分として、水を含むものである。このような(A)〜(C)成分を含む乳化化粧料であれば、乳化安定性に優れ、化粧持ちがよく、ベタつきのない、さっぱりとした感触の乳化化粧料となる。

0050

本発明の乳化化粧料は、(D)水系増粘剤を含むことができる。例えば、アラビアゴムトラガカントガラクタンキャロブガム、グアーガムカラヤガムカラギーナンペクチン寒天クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシバレイショコムギ)、アルゲコロイドトラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子キサンタンガムデキストランサクシノグルカンプルラン等の微生物系高分子、コラーゲンカゼインアルブミンゼラチン等の動物系高分子カルボキシメチルデンプンメチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロースエチルセルロースメチルヒドロキシプロピルセルロースカルボキシメチルセルロースヒドロキシメチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースニトロセルロースセルロース硫酸ナトリウムカルボキシメチルセルロースナトリウム結晶セルロース、セルロース末のセルロース高分子、アルギン酸ナトリウムアルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテルカルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミドアクリロイルジメチルタウリン塩コポリマー等のアクリル系高分子ポリエチレンイミンカチオンポリマーなど他の合成水溶性高分子ベントナイトケイ酸アルミニウムマグネシウムモンモリロナイトバイデライトノントロナイトサポナイトヘクトライト無水ケイ酸ポリビニルアルコールポリビニルピロリドンが挙げられる。水系増粘剤を含むことで乳化物の分離を抑制し、さっぱりとした感触を付与できる。配合量としては0.1〜15質量%であり、好ましくは0.1〜10質量%であり、さらに好ましくは0.5〜5質量%である。

0051

さらに、本発明の乳化化粧料は、(A)成分以外の(E)界面活性剤を含むことができる。本発明の乳化化粧料は使用目的に応じて界面活性剤を配合することで、より使用性にすぐれた化粧料となる。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性非イオン性及び両性の界面活性剤があるが、本発明の乳化化粧料に含まれる(A)成分以外の界面活性剤(E)は特に制限されるものではなく、通常の化粧料に使用されるものであれば、いずれのものも使用することができる。

0053

非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステルグリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルプロピレングリコール脂肪酸エステルポリエチレングリコール脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルメチルグルコシド脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシドポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシプロピレンアルキルエーテルポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルポリオキシエチレン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、直鎖或いは分岐状ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、直鎖或いは分岐状ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、直鎖或いは分岐状ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、直鎖或いは分岐状ポリグリセリン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。

0055

これらの界面活性剤の中でも、分子中にポリオキシエチレン鎖を有する直鎖或いは分岐状のオルガノポリシロキサン、分子中にポリグリセリン鎖を有する直鎖或いは分岐状のオルガノポリシロキサン、或いはそれぞれのアルキル共変性オルガノポリシロキサンである界面活性剤が好ましい。市販品としては、特に限定されるものではないが、KF−6011、KF−6011P、KF−6043、KF−6012、KF−6013、KF−6015、KF−6016、KF−6017、KF−6028、KF−6028P、KF−6038、KF-6048、KF−6100、KF−6104、KF−6105(何れも信越化学工業(株)製)等がある。また、HLBが2〜10である界面活性剤が好ましく、配合量は、乳化化粧料全体の0.1〜20質量%であることが好ましく、特に0.2〜10質量%の範囲が好適である。

0056

本発明の乳化化粧料には粉体を含んでも良い。粉体としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径煙霧状、微粒子顔料級等)、粒子構造多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば無機粉体有機粉体、界面活性剤金属塩粉体有色顔料パール顔料金属粉末顔料タール色素天然色素染料等の着色剤があげられる。

0059

界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)の例としては、ウンデシレン酸亜鉛、イソステアリン酸アルミニウムステアリン酸亜鉛ステアリン酸アルミニウムステアリン酸カルシウムステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウムパルミチン酸亜鉛パルミチン酸アルミニウムラウリン酸亜鉛等が挙げられる。

0060

有色顔料の具体例としては、酸化鉄水酸化鉄チタン酸鉄無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料黄酸化鉄黄土等の無機黄色系顔料黒酸化鉄カーボンブラック等の無機黒色顔料マンガンバイオレットコバルトバイオレット等の無機紫色顔料水酸化クロム酸化クロム酸化コバルトチタン酸コバルト等の無機緑色顔料紺青群青等の無機青色系顔料タール系色素レーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等が挙げられる。

0061

パール顔料の具体例としては、酸化チタン被覆雲母酸化チタン被覆マイカオキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等が挙げられる。

0062

タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸ラッカイン酸カルサミン、ブラジリンクロシン等から選ばれる粉体が挙げられる。

0063

これらの粉体のうち、本発明においては、少なくとも一部がジメチルポリシロキサンを架橋した構造を持つ架橋型球状ジメチルポリシロキサン微粉末、架橋型球状ポリメチルシルセスキオキサン微粉末、架橋型球状ポリシロキサンゴム表面をポリメチルシルセスキオキサン粒子で被覆してなる微粉末架橋型球状ジフェニルポリシロキサンゴム表面をポリメチルシルセスキオキサン粒子で被覆してなる微粉末、疎水化シリカが好ましく、また、フッ素基を有する粉体、着色剤も用いられる。市販品としては、KMP−590、KSP−100、KSP−101、KSP−102、KSP−105、KSP−300(何れも信越化学工業(株)製)等がある。

0064

これらの粉体は、粉体の複合化や一般油剤、シリコーン油、フッ素化合物、界面活性剤等で処理したものも使用することができる。例えば、フッ素化合物処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理メカノケミカル処理などによって事前表面処理されていてもいなくてもかまわない。必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。また、これらの粉体の配合量は、乳化化粧料全体の99質量%以下の範囲が好適である。特に、粉末化粧料の場合の配合量は、乳化化粧料全体の80〜99質量%の範囲が好適である。

0065

本発明の乳化化粧料は、分子構造中にアルコール性水酸基を有する化合物を含んでも良い。かかる化合物としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコールソルビトールマルトース等の糖アルコール等があり、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等のステロールブチレングリコールプロピレングリコールジブレングリコールペンチレングリコール等の多価アルコール等があるが、通常は水溶性一価のアルコール、水溶性多価アルコールが多く用いられる。分子構造中にアルコール性水酸基を有する化合物の配合量は、乳化化粧料全体の98質量%以下の範囲が好適である。

0066

本発明の乳化化粧料は、親水性基を有しない架橋型オルガノポリシロキサン重合物液状油剤からなる組成物を含んでも良い。該架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、アルキルハイドロジェンポリシロキサン分子鎖末端に反応性ビニル性不飽和基を有する架橋剤と反応することによって得られる。アルキルハイドロジェンポリシロキサンとしては直鎖ないし一部分岐単位を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン、炭素数が6〜20のアルキル鎖がグラフトされたメチルハイドロジェンポリシロキサン等をあげることができる。ケイ素原子に結合した水素原子は、分子中に平均で二つ以上必要である。架橋剤は、メチルビニルポリシロキサンやα、ω−アルケニルジエン等のように、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持つものがあげられる。これらの例として特許第1925781号、特許1932769号、国際公開WO03−24413、特開2009−185296の各公報に記載されている組成物が挙げられる。該架橋型メチルポリシロキサンを、例えば自重以上の0.65mm2/秒(25℃)〜100.0mm2/秒(25℃)の低粘度シリコーン、流動パラフィン、スクワラン、イソドデカン等の炭化水素油やトリオクタノイン等のグリセライド油、エステル油で膨潤させる。また、これらの架橋型オルガノポリシロキサンは市販品としては、特に限定されるものではないが、シリコーン油でペースト状にしたKSG−15、KSG−16、KSG−18、KSG−1610、USG−103、炭化水素油やトリグリセライド油でペースト状にしたUSG−106、KSG−41、KSG−42、KSG−43、KSG−44、KSG−810(何れも信越化学工業(株)製)等がある。該親水性基を有しない架橋型オルガノポリシロキサンと液状油剤からなる組成物の配合量は、化粧料の総量に対して0.1〜50質量%であることが好ましく、更に好ましくは1〜30質量%である。

0067

本発明の乳化化粧料は、さらに親水性架橋型オルガノポリシロキサン重合物と液状油剤からなる組成物を含んでも良い。親水性基としては、ポリエーテル基ポリグリセリン基が好ましい。該ポリエーテル基及び/又はポリグリセリン基を有する架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、アルキルハイドロジェンポリシロキサンを分子鎖末端に反応性ビニル性不飽和基を有する架橋剤と反応することによって得られる。アルキルハイドロジェンポリシロキサンとしてポリオキシエチレン鎖がグラフトされたメチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリグリセリン鎖がグラフトされたメチルハイドロジェンポリシロキサン等をあげることができ、ケイ素原子に結合した水素原子は、分子中に平均で二つ以上必要である。架橋剤は、メチルビニルポリシロキサンやα、ω−アルケニルジエン、グリセリントリアリルエーテル、ポリオキシアルキニル化グリセリントリアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリルエーテル、ポリオキシアルキニル化トリメチロールプロパントリアリルエーテル等のように、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を持つものがあげられるが、これらを反応させた架橋物は、少なくとも1つの親水基を有するものである。このような組成物としては、特許2631772号、特開平9−136813号、特開2001−342255号、国際公開WO03/20828、特開2009−185296の各公報に記載されているものが好ましい。架橋型オルガノポリシロキサン重合物を、自重以上の0.65mm2/秒(25℃)〜100.0mm2/秒(25℃)の低粘度シリコーン、流動パラフィン、スクワラン、イソドデカン等の炭化水素油やトリオクタノイン等のグリセライド油、エステル油に膨潤させる。また、これらの架橋型オルガノポリシロキサンは市販品としては、特に限定されるものではないが、シリコーン油でペースト状にしたKSG−210、KSG−240、KSG−710、炭化水素油やトリグリセライド油でペースト状にしたKSG−310、KSG−320、KSG−330、KSG−340、KSG−820、KSG−830、KSG−840(何れも信越化学工業(株)製)等がある。また、該親水性架橋型オルガノポリシロキサンと液状油剤からなる組成物の配合量は、化粧料の総量に対して0.1〜50質量%であることが好ましく、更に好ましくは1〜30質量%である。

0068

本発明の乳化化粧料は、(A)成分以外のシリコーン樹脂を含んでも良い。このようなシリコーン樹脂は、SiO2単位及び/又はRSiO1.5(Rはアルキル基)を含むシリコーン網状化合物、直鎖状のアクリル/シリコーングラフト、又はこれらのブロック共重合体からなる群より選ばれるものであることが好ましい。直鎖状のアクリル/シリコーングラフト又は前記ブロック共重合体は、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分及びフルオロアルキル部分、カルボン酸などのアニオン部分の中から選択される少なくとも1種を有していてよい。市販品としては、特に限定されるものではないが、シリコーン油や炭化水素油、アルコールに溶解したKP−541、KP−543、KP−545、KP−549、KP−550、KP−571、KP−575、KP−581(何れも信越化学工業(株)製)等が例示される。

0069

前記シリコーン網状化合物は、MQ、MDQMTMDT、MDTQと表されるシリコーン網状化合物であることが好ましい。但しM、D、T、Qは、それぞれ、R3SiO0.5単位、R2SiO単位、RSiO1.5単位、SiO2単位を表す。シリコーン網状化合物は、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分及びフルオロアルキル部分、アミノ部分の中から選択される少なくとも1種を分子中に含有していてよい。市販品としては、特に限定されるものではないが、KF−7312J、KF−7312K、KF−7312T(何れも信越化学工業(株)製)等が例示される。

0070

前記シリコーン樹脂は、低粘度シリコーン油や揮発性シリコーン油、及びその他の溶剤に溶解させたものでもよい。何れも、前記シリコーン樹脂の配合量は、本発明の乳化化粧料の総量に対して樹脂量が0.1〜20質量%であることが好ましく、更に好ましくは1〜10質量%である。

0071

本発明の乳化化粧料は、シリコーンワックスを含むこともできる。このシリコーンワックスは、5員環以上のラクトン化合物開環重合物であるポリラクトンを結合させたポリラクトン変性ポリシロキサンであることが好ましい。あるいは、このシリコーンワックスは、ピロリドン基長鎖アルキル基ポリオキシアルキレン基フルオロアルキル基から選択された少なくとも一つの官能基を分子中に含有するアクリル変性ポリシロキサンであることが好ましい。市販品としては、長鎖アルキル基を有するワックスとして、KP−561P、KP−562P(何れも信越化学工業(株)製)等が例示される。

0072

あるいは、このシリコーンワックスが、オレフィンワックスと1分子中1個以上のSiH結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを付加反応させることによって得られるシリコーン変性オレフィンワックスであることが好ましい。また、オレフィンワックスは、エチレンと少なくとも1種のジエンを共重合して得られるもの、または、エチレンと炭素数3〜12のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種のオレフィンと少なくとも1種のジエンを共重合して得られるものであり、このジエンとしては、ビニルノルボルネンが好適である。

0073

何れのシリコーンワックスを選択するにせよ、シリコーンワックスを用いる場合、その配合量は、本発明の乳化化粧料の総量に対して0.1〜20重量%であることが好ましく、特に1〜10重量%であることが好ましい。

0074

さらに本発明の乳化化粧料には、通常の化粧料に使用される成分、油溶性ゲル化剤有機変性粘土鉱物)、樹脂、制汗剤保湿剤防菌防腐剤香料塩類酸化防止剤pH調整剤キレート剤清涼剤抗炎症剤美肌用成分(美白剤細胞賦活剤肌荒れ改善剤血行促進剤皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類アミノ酸類核酸ホルモン包接化合物毛髪用固形化剤等を添加することができる。

0075

前記油溶性ゲル化剤としては、例えばアルミニウムステアレートマグネシウムステアレートジンミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステルショ糖パルミチン酸エステルショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖ステアリン酸エステル、フラクトオリゴ糖2−エチルヘキサン酸エステル等のフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等から選ばれる1種または2種以上の油溶性ゲル化剤が挙げられる。

0076

前記制汗剤としては、例えばアルミニウムクロロハイドレート塩化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレートジルコニルヒドロキシクロライド、アルミニウムジルコニウムヒドロキシクロライド、アルミニウムジルコニウムグリシン錯体等から選ばれる1種または2種以上の制汗剤が挙げられる。

0077

前記保湿剤としては、例えばグリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、グルコースキシリトールマルチトール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸コンドロイチン硫酸ピロリドンカルボン酸塩ポリオキシエチレンメチルグルコシドポリオキシプロピレンメチルグルコシド等から選ばれる1種または2種以上の保湿剤が挙げられる。

0078

前記防菌防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキルエステル安息香酸安息香酸ナトリウムソルビン酸ソルビン酸カリウムフェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾールヘキサクロロフェン塩化ベンザルコニウム塩化クロルヘキシジントリクロロカルバニリド感光素、フェノキシエタノール等から選ばれる1種または2種以上の防菌防腐剤が挙げられる。

0079

前記塩類としては、例えば無機塩有機酸塩、アミン塩及びアミノ酸塩が挙げられる。無機塩としては、たとえば、塩酸硫酸炭酸硝酸等の無機酸のナトリウム塩カリウム塩マグネシウム塩カルシウム塩アルミニウム塩ジルコニウム塩亜鉛塩等;有機酸塩としては、例えば酢酸、デヒドロ酢酸クエン酸りんご酸、コハク酸、アスコルビン酸、ステアリン酸等の有機酸類の塩;アミン塩及びアミノ酸塩としては、例えば、トリエタノールアミン等のアミン類の塩、グルタミン酸等のアミノ酸類の塩等から選ばれる1種または2種以上の塩類が挙げられる。また、その他、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の塩、アルミニウムジルコニウムグリシン錯体等や、更には、化粧品処方の中で使用される酸−アルカリ中和塩等も使用することができる。

0080

前記酸化防止剤としては、例えばトコフェロールブチルヒドロキシアニソールジブチルヒドロキシトルエンフィチン酸等、pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キレート剤としては、アラニンエデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウムメタリン酸ナトリウム、リン酸等、清涼剤としては、L−メントールカンフル等、抗炎症剤としては、アラントイングリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びグリチルレチン酸ステアリルトラネキサム酸アズレン等から選ばれる1種または2種以上の酸化防腐剤が挙げられる。

0081

前記美肌用成分としては、例えば胎盤抽出液アルブチングルタチオンユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニルワレニルアミドニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステルカプサイシンジンゲロンカンタリスチンキイクタモールカフェインタンニン酸、α−ボルネオールニコチン酸トコフェロールイノシトールヘキサニコチネートシクランデレートシンナリジントラゾリンアセチルコリンベラパミルセファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウチアトロール等の抗脂漏剤等から選ばれる1種または2種以上の美肌用成分が挙げられる。

0082

前記ビタミン類としては、例えばビタミンA油レチノール酢酸レチノールパルミチン酸レチノール等のビタミンA類リボフラビン酪酸リボフラビンフラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類ピリドキシン塩酸塩ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシントリパルミテート等のビタミンB6類、ビタミンB12及びその誘導体、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム等のビタミンC類、エルゴカルシフェロールコレカルシフェロール等のビタミンD類、α−トコフェロール、β−トコフェロールγ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミンE類ビタミンHビタミンP、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコールパントテニルエチルエーテルアセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類ビオチン等から選ばれる1種または2種以上のビタミン類が挙げられる。

0083

前記アミノ酸類としては、例えばグリシン、バリンロイシンイソロイシンセリントレオニンフェニルアラニンアルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチンシステインメチオニントリプトファン等、核酸としては、デオキシリボ核酸等、ホルモンとしては、エストラジオールエテニルエストラジオール等から選ばれる1種または2種以上のアミノ酸類が挙げられる。

0084

前記毛髪固定用高分子化合物としては、例えば両性、アニオン性、カチオン性、非イオン性の各高分子化合物が挙げられ、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体等の、ポリビニルピロリドン系高分子化合物、メチルビニルエーテル無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体等の酸性ビニルエーテル系高分子化合物、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体等の酸性ポリ酢酸ビニル系高分子、(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリレート/アルキルアクリルアミド共重合体等の酸性アクリル系高分子化合物、N−メタクリロイルエチル−N、N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン/アルキル(メタ)アクリレート共重合体、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレート/アクリル酸オクチルアミド共重合体等の両性アクリル系高分子化合物から選ばれる1種または2種以上の毛髪固定用高分子化合物が挙げられる。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチンおよびコラーゲンまたはその誘導体等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。

0086

以下、合成例、及び本発明の乳化化粧料の実施例、比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。尚、特に断らない限り、以下に記載する「%」は「質量%」を意味し、各例の全体の質量を100%として各成分の質量%を表す。粘度は25℃での数値である。

0087

(合成例(1)〜(6))
攪拌機温度計還流冷却器を備えたガラスフラスコに、イソプロパノール140.0g、下記表1に示した各モノマーと、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート4.0gを入れ、窒素気流下にて攪拌しながら加熱還流した。5時間重合を行った後、減圧下で揮発性成分を留去してシリコーン共重合体(合成例(1)〜(6))を得た。ただし、合成例(3)については揮発分留去前に水酸化ナトリウム0.6gを精製水5gに溶解させた水溶液を添加して、リン酸部位を中和した。合成例(1)、(2)、(4)で得られたシリコーン共重合体は、カルボン酸、スルホン酸基を有するが、合成例(5)、(6)で得られたシリコーン共重合体は、カルボン酸、リン酸、スルホン酸のいずれの部位も有さないものであった。また、GPCにて数平均分子量(ポリスチレン換算)を求めた。

0088

0090

シリコーンマクロマー(2)

0091

シリコーンデンドロンモノマー

0092

(実施例1〜7及び比較例1〜7)
常法(油性成分に水性成分を添加する方法)により、下記表2に示す組成のクリームを調製した。得られたクリームについて、下記方法で官能評価を行った。結果を下記表に示す。

0093

[官能評価方法]
下記表2に示すクリームを皮膚に2g塗付し、十分に馴染ませた後、評価を行った。塗布時のさっぱり感、塗布後のベタつき、40℃一ヶ月後のエマルション安定性について官能評価した。結果を「効果がある」と回答したパネラーの人数により、下記の評価基準で示す。

0094

[評価基準]
◎:4〜5人が効果あると回答
○:3人が効果あると回答
△:2人が効果あると回答
×:効果あると回答したのは1人または0人

0095

0096

上記結果により、アクリルシリコーンの酸部位が塩基(水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン)によって中和されたものを含有する実施例のクリームは比較例のクリームに比べ、乳化経時安定性が高く、さっぱり感があり、べたつきのない軽い感触の化粧料であった。図1に実施例1のW/Oエマルションの顕微鏡写真を、図2に実施例5の多相エマルションの顕微鏡写真を、図3に実施例7の多相エマルションの顕微鏡写真を示した。

0097

(実施例8〜10及び比較例8〜10)
常法により下記油中水型リキッドファンデーションを調製した。得られたリキッドファンデーションについて、下記方法で評価を行った。結果を下記表に示す。

0098

評価方法
リキッドファンデーションの50℃3ヶ月後の乳化安定性を目視にて評価した。評価基準を下記に示す。
◎:分離なし
○:上層に僅かに分離あり
△:上層分離
×:上下層分離

0099

さらに、リキッドファンデーション調製後、皮膚に2g塗付し、十分に馴染ませ、評価を行った。色相均一性、べたつきのなさ、化粧持ちの良さ、塗布時の軽さについて官能評価した。結果を「効果がある」と回答したパネラーの人数により、下記の評価基準で示す。

0100

[評価基準]
◎:4〜5人が効果あると回答
○:3人が効果あると回答
△:2人が効果あると回答
×:効果あると回答したのは1人または0人

0101

0102

上記の結果のようにアクリルシリコーンの酸部位が塩基によって中和されたものを含有する実施例のリキッドファンデーションは比較例のリキッドファンデーションに比べ、乳化経時安定性が高く、色相が均一で粉体の分散安定性が良く、べたつきのない、化粧持ちの優れる、軽い感触の化粧料であった。

実施例

0103

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に含有される。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社ミルボンの「 毛髪処理方法、毛髪用第1組成物及び毛髪用第2組成物」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】柔らかさ、滑らかさといった手触りに優れる毛髪処理方法、並びに、この方法で使用される毛髪用第1組成物及び毛髪用第2組成物の提供。【解決手段】毛髪処理方法は、酸及び/又はその塩が配合された酸性の毛... 詳細

  • 三菱ケミカル株式会社の「 ポリビニルアルコール系樹脂粉末」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】不純物の分布が均一であるポリビニルアルコール系樹脂粉末。【解決手段】粒径500〜1000μmのポリビニルアルコール系樹脂の酢酸ナトリウムの含有量(重量%)/粒径100〜300μmのポリビニルア... 詳細

  • サンスター株式会社の「 口腔用組成物」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】炭化水素油を含みながらも経時安定性に優れた口腔用組成物を提供すること。【解決手段】炭化水素油、多価アルコール、及び界面活性剤を含有する口腔用組成物であって、(i)グリセリン、並びにポリグリセリ... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ