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技術 巻取装置

出願人 中発販売株式会社株式会社リーレックス
発明者 中田直樹大橋史也
出願日 2016年4月26日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-088144
公開日 2017年11月2日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-197323
状態 特許登録済
技術分野 ウインチ
主要キーワード 突起板 突条間 円周方向一端 ぜんまいばね 軸線方向他端 ドラムカバー 軸線方向一端 トラバーサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

索体巻き取り時、索体が巻取ドラムから外れてしまうことを簡素な構造で実現可能な巻取装置を提供する。

解決手段

円筒部5Aに組み付けられた索体押さえ7は、回転軸線方向変位可能であって、少なくとも回転軸線方向両端部7A、7Bが一対のフランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより巻取部3A側に位置している。これにより、巻取ドラム3が回転する際に、巻取ドラム3又は一対のフランジ部3B、3Cが回転軸線方向に変位した場合であっても、その変位に連動して索体押さえ7が回転軸線方向に変位する。

概要

背景

例えば、特許文献1に記載の巻取装置では、巻取ドラム巻取部に巻かれたロープを当該巻取部の回転中心に向けて押圧するローラを有している。

概要

索体巻き取り時、索体が巻取ドラムから外れてしまうことを簡素な構造で実現可能な巻取装置を提供する。円筒部5Aに組み付けられた索体押さえ7は、回転軸線方向変位可能であって、少なくとも回転軸線方向両端部7A、7Bが一対のフランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより巻取部3A側に位置している。これにより、巻取ドラム3が回転する際に、巻取ドラム3又は一対のフランジ部3B、3Cが回転軸線方向に変位した場合であっても、その変位に連動して索体押さえ7が回転軸線方向に変位する。

目的

本発明は、上記点に鑑み、索体の巻き取り時、索体が巻取ドラムから外れてしまうことを簡素な構造で抑制することを目的とする

効果

実績

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請求項1

可撓性を有する索体を巻き取る巻取装置において、回転することにより前記索体を巻き取る巻取部、及び前記巻取部の回転軸線方向両端側に設けられ、当該巻取部から径方向外側に突出した一対のフランジ部を有する巻取ドラムと、前記巻取部の径方向外側を覆う円筒部を有するドラムカバーと、前記回転軸線方向に変位可能な状態で前記円筒部に組み付けられた索体押さえであって、少なくとも前記回転軸線方向両端部が前記一対のフランジ部の外径端より前記巻取部側に位置する索体押さえとを備えることを特徴とする巻取装置。

請求項2

前記円筒部には、前記索体が出入り可能な開口部が設けられており、前記索体押さえは、前記巻取部の回転中心を挟んで前記開口部と反対側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。

請求項3

前記索体押さえの前記回転軸線方向両端部には、前記巻取部側に突出し、かつ、当該巻取部の回転方向に沿って延びる突条が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻取装置。

請求項4

前記索体押さえのうち一対の前記突条間の部位は、前記一対のフランジ部の外径端より径方向外側に位置することを特徴とする請求項3に記載の巻取装置。

請求項5

前記索体を巻き取る向きに前記巻取部を回転させる弾性力を発揮する渦巻き状の第1ぜんまいばねと、前記第1ぜんまいばねに重ねられ、前記第1ぜんまいばねの周長より短い周長にて構成された渦巻き状の第2ぜんまいばねとを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の巻取装置。

技術分野

0001

本発明は、可撓性を有する索体を巻き取る巻取装置に関する。

背景技術

0002

例えば、特許文献1に記載の巻取装置では、巻取ドラム巻取部に巻かれたロープを当該巻取部の回転中心に向けて押圧するローラを有している。

先行技術

0003

特開昭54−146366号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ロープ等の可撓性を有する索体が巻取部に巻かれていく際に、索体が回転軸線方向整列した状態で巻かれず、特定の箇所に重なるように積層された状態で巻取部に巻かれると、索体が巻取ドラムから外れてしまう可能性がある。

0005

なお、索体を整列状態で巻き取るための手段として「トラバーサ」が知られている。しかし、トラバーサを用いると、巻取装置の構造が複雑になる可能性がある。
本発明は、上記点に鑑み、索体の巻き取り時、索体が巻取ドラムから外れてしまうことを簡素な構造で抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本願では、可撓性を有する索体(C)を巻き取る巻取装置において、回転することにより索体(C)を巻き取る巻取部(3A)、及び巻取部(3A)の回転軸線方向両端側に設けられ、当該巻取部(3A)から径方向外側に突出した一対のフランジ部(3B、3C)を有する巻取ドラム(3)と、巻取部(3A)の径方向外側を覆う円筒部(5A)を有するドラムカバー(5)と、回転軸線方向に変位可能な状態で円筒部(5A)に組み付けられた索体押さえ(7)であって、少なくとも回転軸線方向両端部(7A、7B)が一対のフランジ部(3B、3C)の外径端(3E、3F)より巻取部(3A)側に位置する索体押さえ(7)とを備える。

0007

これにより、索体押さえ(7)により索体(C)が巻取ドラム(3)から外れてしまうことを抑制できる。
すなわち、索体押さえ(7)の回転軸線方向両端部(7A、7B)が一対のフランジ部(3B、3C)の外径端(3E、3F)より巻取部(3A)側に位置し、かつ、回転軸線方向に変位可能である。

0008

このため、巻取ドラム(3)が回転する際に、巻取ドラム(3)又は一対のフランジ部(3B、3C)が回転軸線方向に変位した場合であっても、その変位に連動して索体押さえ(7)が変位する。

0009

したがって、巻取ドラム(3)又は一対のフランジ部(3B、3C)が回転軸線方向に変位した場合であっても、索体押さえ(7)の回転軸線方向両端部(7A、7B)と一対のフランジ部(3B、3C)との隙間を索体(C)の直径寸法未満に維持できるので、索体(C)が巻取ドラム(3)から外れてしまうことを確実に抑制できる。

0010

因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施形態に係る巻取装置1であって、図3のA−A断面図である。
図1のA部拡大図である。
本発明の実施形態に係る巻取装置1の正面図である。
図3のB部拡大図である。
図3のC矢視図である。
図1のB−B断面図である。

実施例

0012

以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。

0013

以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。

0014

少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。
(第1実施形態)
1.巻取装置の構成
本実施形態は、電気コードを巻き取るための巻取装置に本発明を適用したものである。つまり、本実施形態に係る電気コードは、可撓性を有する索体の一例である。本実施形形態に係る巻取装置1は、図1に示すように、少なくなくとも巻取ドラム3、ドラムカバー5及び索体押さえ7等を有する。

0015

1.1巻取ドラム
巻取ドラム3は、巻取部3A及び一対のフランジ部3B、3Cを有する。巻取部3Aは、索体Cを巻き取るための回転体であって、回転しながら当該索体Cを巻き取る。一対のフランジ部3B、3Cそれぞれは、図2に示すように、巻取部3Aの回転軸線方向一端側及び他端側それぞれに設けられている。

0016

各フランジ部3B、3Cは、巻取部3Aから径方向外側に突出している。つまり、一対のフランジ部3B、3Cの外径寸法D1は、巻取部3Aの直径寸法D2より大きい寸法である。

0017

なお、本実施形態に係る一対のフランジ部3B、3Cは、円盤状に構成され、かつ、巻取部3Aに一体化されている。回転軸線方向とは、図1に示す巻取ドラム3の回転軸線Loと平行な方向いう。

0018

1.2ドラムカバー
本実施形態に係るドラムカバー5は、図3に示すように、円筒部5A、円板部5B及びフランジ部5D等を有している。円筒部5Aは、図1に示すように、巻取部3Aの径方向外側を覆う円筒状の部位である。

0019

円筒部5Aには、図3に示すように、索体Cが出入り可能な開口部5Eが設けられている。巻取ドラム3が巻き取の向き回転して索体Cが巻き取られた場合、及び巻取ドラム3が引き出しの向き回転して索体Cが引き出された場合には、索体Cは開口部5Eを通過して移動する。

0020

円板部5Bは、図1に示すように、円筒部5Aの軸線方向一端閉塞する。当該円板部5Bは、円筒部5Aに一体化されているとともに、巻取ドラム3の回転シャフト3Dを支持する軸受部5Cを有する。

0021

なお、円筒部5Aの軸線方向他端側には、図3に示すように、環状のフランジ部5Dが設けられている。ドラムカバー5は、図1に示すように、フランジ部5Dを介してベースプレート9に組み付けられている。

0022

ベースプレート9は、円筒部5Aの軸線方向他端側を閉塞するとともに、回転シャフト3Dを支持する軸受部9Aを有している。なお、本実施形態では、ドラムカバー5は、SPCC等の金属製である。そして、円筒部5A、円板部5B及びフランジ部5Dがプレス加工により一体成形されている。

0023

1.3索体押さえ
索体押さえ7は、索体Cが巻取ドラム3に巻き取られる際に、当該索体Cが巻取ドラム3から外れることを防止するための部材である。そして、索体押さえ7は、回転軸線方向に変位可能な状態で円筒部5Aに組み付けられている。

0024

すなわち、索体押さえ7は、図3に示すように、巻取部3Aの回転中心O1を挟んで開口部5Eと反対側の位置に設けられている。当該位置には、図4に示すように、索体押さえ7を保持する保持板11が設けられている。

0025

保持板11は、一対のレール部11A、Bを有するとともに、ねじ等の締結具により円筒部5Aに固定されている(図5参照)。一対のレール部11A、Bは、索体押さえ7を変位可能に保持する。すなわち、レール部11Aは、円周方向一端側で索体押さえ7を保持し、レール部11Bは円周方向他端側で索体押さえ7を保持する。

0026

索体押さえ7は、保持板11を介して円筒部5Aに組み付けられた状態においては、図2に示すように、少なくとも回転軸線方向両端部7A、7Bが一対のフランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより巻取部3A側に位置する。

0027

具体的には、索体押さえ7の回転軸線方向両端部7A、7Bそれぞれには、突条7C、7Dが設けられている。突条7C、7Dは、当該両端部7A、7Bから巻取部3A側に突出し、かつ、巻取部3Aの回転方向に沿って延びる壁状の部位である。

0028

そして、一対の突条7C、7Dの先端は、フランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより巻取部3A側に位置する。索体押さえ7のうち一対の突条7C、7D間の部位7Eは、一対のフランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより径方向外側に位置している。

0029

なお、本実施形態に係る索体押さえ7及び保持板11は、POM等の耐摩耗性に優れ、かつ、摩擦係数が小さい樹脂製である。
1.4ぜんまいばね
ベースプレート9側には、図1に示すように、第1ぜんまいばね13A及び第2ぜんまいばね13Bが配設されている。第1ぜんまいばね13A及び第2ぜんまいばね13Bは、図6に示すように、帯板状の金属板等が渦巻き状に巻かれたばねである。

0030

第1ぜんまいばね13Aは、索体Cを巻き取る向きに巻取部3Aを回転させる弾性力を発揮する。具体的には、第1ぜんまいばね13Aの渦巻き中心側は、回転シャフト3Dに引っ掛かって係止されている。第1ぜんまいばね13Aの渦巻き外方側はベースプレート9に係止されている。

0031

第2ぜんまいばね13Bは、第1ぜんまいばね13Aの周長より短い周長にて構成された渦巻き状のばねであって、第1ぜんまいばね13Aに重ねられている。「周長」とは螺旋状の渦巻きに沿って計測した長さである。

0032

「第2ぜんまいばね13Bが第1ぜんまいばね13Aに重ねられている」とは、第2ぜんまいばね13Bの渦巻き中心側及び渦巻き外方側が第1ぜんまいばね13A等に係止されておらず、第1ぜんまいばね13Aと第2ぜんまいばね13Bとが互いに滑り接触可能に接触している状態をいう。

0033

2.本実施形態に係る巻取装置の特徴
本実施形態では、円筒部5Aに組み付けられた索体押さえ7は、回転軸線方向に変位可能であって、少なくとも回転軸線方向両端部7A、7Bが一対のフランジ部3B、3Cの外径端3E、3Fより巻取部3A側に位置している。

0034

これにより、巻取ドラム3が回転する際に、巻取ドラム3又は一対のフランジ部3B、3Cが回転軸線方向に変位した場合であっても、その変位に連動して索体押さえ7が回転軸線方向に変位する。

0035

したがって、巻取ドラム3又は一対のフランジ部3B、3Cが回転軸線方向に変位した場合であっても、索体押さえ7の回転軸線方向両端部7A、7Bと一対のフランジ部3B、3Cとの隙間15A、15B(図2参照)を索体Cの直径寸法未満に維持でき得る。このため、索体Cが巻取ドラム3から外れてしまうことを確実に抑制できるので、索体押さえ7により索体Cが巻取ドラム3から外れてしまうことを抑制できる。

0036

なお、仮に索体押さえ7が転軸線方向に変位不可能な構成においては、巻取ドラム3の寸法公差を厳しくするとともに、ドラムカバー5、巻取ドラム3及びベースプレート9の寸法バラツキ、及びこれらの組み付け寸法バラツキを厳格に管理する必要がある。

0037

つまり、寸法バラツキが大きいと、巻取ドラム3等が回転軸線方向に変位した場合に、(a)隙間15A、15Bが索体Cの直径寸法より大きくなってしまう、又は(b)索体押さえ7と一対のフランジ部3B、3Cとが干渉してしまい、巻取ドラム3の回転を阻害する、等の不具合が発生する可能性が高い。

0038

このため、索体押さえ7が転軸線方向に変位不可能な場合には、巻取装置1の製造原価が大きく上昇するおそれが高い。これに対して、本実施形態では、索体押さえ7が転軸線方向に変位可能であるので、巻取装置1の製造原価上昇を抑制しながら索体Cが巻取ドラム3から外れてしまうことを抑制できる。

0039

そして、索体押さえ7が巻取部3Aの回転中心O1を挟んで開口部5Eと反対側の位置に設けられていると、索体押さえ7を1つとすることが可能となる。
また、本実施形態では、第1ぜんまいばね13Aの渦巻き中心に、第1ぜんまいばね13Aより少ない巻数に構成された渦巻き状の第2ぜんまいばね13Bが配設されている。

0040

これにより、第1ぜんまいばね13Aに発生する最大応力緩和できるので、第1ぜんまいばね13Aの耐久性を向上させることが可能となる。なお、本実施形態では、第2ぜんまいばね13Bが第1ぜんまいばね13Aより渦巻き中心側(内側)に配設されているので、効果的に最大応力を緩和でき得る。

0041

(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る一対のフランジ部3B、3Cは、円盤状に構成され、かつ、巻取部3Aに一体化されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定間隔毎に径方向外側に突出した突起板にて一対のフランジ部3B、3Cを構成してもよい。

0042

上述の実施形態に係るドラムカバー5は、円板部5Bを有していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、円板部5Bを廃止した構成、又は穴が設けられた円板部5Bを用いた構成であってもよい。

0043

上述の実施形態では、第2ぜんまいばね13Bを有していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第2ぜんまいばね13Bを廃止してもよい。
上述の実施形態では、実施形態では、第2ぜんまいばね13Bが第1ぜんまいばね13Aより渦巻き中心側(内側)に配設されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第2ぜんまいばね13Bが第1ぜんまいばね13Aより外側に配設されていてもよい。

0044

上述の実施形態では、1つの索体押さえ7が巻取部3Aの回転中心O1を挟んで開口部5Eと反対側の位置に設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数の索体押さえ7を設ける、又は巻取部3Aの回転中心O1を挟んで開口部5Eと反対側の位置以外の位置に索体押さえ7を設けてもよい。

0045

また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。

0046

1…巻取装置3…巻取ドラム3A…巻取部 3B…フランジ部
3D…回転シャフト5…ドラムカバー5A…円筒部
5B…円板部 5E… 開口部 5C…軸受部
5D… フランジ部 7C…突条9… ベースプレート

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