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技術 ボトル

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 今井宏明富山茂
出願日 2016年4月27日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-089396
公開日 2017年11月2日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-197223
状態 特許登録済
技術分野 一体成形容器
主要キーワード 正十二角形 上下方向外側 横断面視形状 横断面視 検証試験 ボトル軸 復元変形 紙ラベル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

多面体形状を有したままヒール部に加えられた外力による変形に対する復元性を向上させたボトルを提供すること。

解決手段

底部5が、筒状のヒール部11と、ヒール部11の下端開口部を閉塞し、接地可能な接地部16を有する底壁部12と、を有し、ヒール部11が、上下方向に延在する稜線部14を介してボトル軸O回りを周回する周方向に連ねられた複数の平坦部15によって構成されており、稜線部14には、上下方向に延在する稜線凹部14Aが形成されている。

概要

背景

この種のボトルとして、例えば下記特許文献1に記載の構成が知られている。ところで、ボトルにデザイン性具備させるなどの理由により、上下方向に延在する稜線部を介して複数の平坦部周方向に連ねることによってヒール部を構成することが考えられる。この場合、ボトル軸に直交する横断面視形状円形状ではなく角形状を呈しているため、成形性が向上すると共に、減圧吸収性能を向上させるなどの効果もある。

概要

多面体形状を有したままヒール部に加えられた外力による変形に対する復元性を向上させたボトルを提供すること。底部5が、筒状のヒール部11と、ヒール部11の下端開口部を閉塞し、接地可能な接地部16を有する底壁部12と、を有し、ヒール部11が、上下方向に延在する稜線部14を介してボトル軸O回りを周回する周方向に連ねられた複数の平坦部15によって構成されており、稜線部14には、上下方向に延在する稜線凹部14Aが形成されている。

目的

本発明は、多面体形状を有したままヒール部の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させたボトルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

口部、肩部胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された有底筒状ボトルであって、前記底部が、筒状のヒール部と、前記ヒール部の下端開口部を閉塞し、接地可能な接地部を有する底壁部と、を有し、前記ヒール部が、上下方向に延在する稜線部を介してボトル軸回りに連ねられた複数の平坦部によって構成されており、前記稜線部には、上下方向に延在する凹部が形成されていることを特徴とするボトル。

請求項2

前記凹部が、前記稜線部の上下方向の全長にわたって連続して延在していることを特徴とする請求項1に記載のボトル。

請求項3

前記ヒール部の外周面における最大半径が、前記胴部の外周面における最大半径よりも小さく、当該ボトルにおいて前記ヒール部に限って、前記平坦部及び前記稜線部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボトル。

請求項4

前記胴部における上下両端部間の中間部が、平滑な筒状とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のボトル。

技術分野

0001

本発明は、ボトルに関する。

背景技術

0002

この種のボトルとして、例えば下記特許文献1に記載の構成が知られている。ところで、ボトルにデザイン性具備させるなどの理由により、上下方向に延在する稜線部を介して複数の平坦部周方向に連ねることによってヒール部を構成することが考えられる。この場合、ボトル軸に直交する横断面視形状円形状ではなく角形状を呈しているため、成形性が向上すると共に、減圧吸収性能を向上させるなどの効果もある。

先行技術

0003

実開平5−81009号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、このような構成のボトルでは、ヒール部にボトル軸に直交する径方向の内側に向けた外力を加えると復元不能な程度まで変形しやすくなるおそれがある。

0005

そこで、本発明は、多面体形状を有したままヒール部の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させたボトルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のボトルは、口部、肩部胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された有底筒状のボトルであって、前記底部が、筒状のヒール部と、前記ヒール部の下端開口部を閉塞し、接地可能な接地部を有する底壁部と、を有し、前記ヒール部が、上下方向に延在する稜線部を介してボトル軸回りに連ねられた複数の平坦部によって構成されており、前記稜線部には、上下方向に延在する凹部が形成されていることを特徴とする。

0007

この発明では、稜線部に凹部が形成されることによって、稜線部に径方向の内側に向けた外力が加えられたときに、稜線部を径方向の外側に向けて復元変形させやすくすることができる。
また、凹部がヒール部のうち稜線部に限って形成されているので、ボトル軸に直交する横断面視で角形状が維持され、デザイン性が損なわれることを抑制できる。
したがって、多面体形状を有したままヒール部の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させることができる。

0008

また、本発明のボトルでは、前記凹部が、前記稜線部の上下方向の全長にわたって連続して延在してもよい。
この発明では、ヒール部の全域にわたってヒール部の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させることができる。

0009

また、本発明のボトルでは、前記ヒール部の外周面における最大半径が、前記胴部の外周面における最大半径よりも小さく、当該ボトルにおいて前記ヒール部に限って、前記平坦部及び前記稜線部が形成されていてもよい。
この発明では、ボトル軸に直交する横断面視で角形状をなすヒール部の外形よりも胴部の外形を大きくすることにより、ボトルをライン上で多数本連立させた状態で搬送したときに、互いに隣接するボトル同士が接触しても、各ボトルのヒール部の稜線部同士が接触するのを抑制することが可能となり、ライン上で搬送されるボトルがボトル軸回りに回転せず、搬送が阻害されることを防止できると共に、互いに隣接するボトルのボトル軸回りに沿う相対的な位置によらず、互いの軸間距離を同等に保つことができる。よって、ライン適性を損なうことを抑制できる。

0010

また、本発明のボトルでは、前記胴部における上下両端部間の中間部が、平滑な筒状とされていてもよい。
この発明では、胴部の中間部が平滑な形状となっているので、中間部に紙ラベルシュリンクラベル貼付しやすくなる。また、胴部の中間部に平坦部及び稜線部による凹凸が付与されていないので、ラベルのデザイン性が損なわれにくくなる。特にシュリンクラベルを胴部及びヒール部にわたって貼付する場合には、ヒール部の外形がラベルを通して浮き出るため、胴部の中間部の平滑な形状とヒール部の角張った形状との対比により、ボトルにデザイン性を付与できる。

発明の効果

0011

この発明に係るボトルによれば、稜線部に凹部を形成することにより、多面体形状を有したままヒール部の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施形態におけるボトルを示す側面図である。
図1のボトルを示す下面図である。
図1のボトルを示すA−A断面図である。
図3のボトルを示す部分拡大図である。

実施例

0013

以下、本発明によるボトルの一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態に係るボトル1は、図1に示すように、円筒状の口部2、円筒状の肩部3、円筒状の胴部4及び有底筒状の底部5が上方から下方に向けてこの順に連設されて構成されている。ここで、ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成された合成樹脂材料からなるプリフォームブロー成形することによって形成されている。なお、ボトル1は、合成樹脂材料以外の他の材料で形成されてもよい。

0014

これら口部2、肩部3、胴部4及び底部5は、それぞれの中心軸線共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸をボトル軸Oと称し、ボトル軸Oから見た平面視でボトル軸Oに直交する方向を径方向、ボトル軸O回りで周回する方向を周方向とする。

0015

口部2には、図示しないキャップが装着される。なお、口部2にキャップを装着させる構造は、適宜変更してもよい。
肩部3の内径及び外径は、上方から下方に向かうにしたがって漸次大きくなっている。
胴部4の上下両端部には、全周にわたって連続して延在し、径方向内側に向けて陥没する環状凹部4A、4Bが各別に形成されている。また、胴部4の内径及び外径は、環状凹部4A、4Bを除いて、上下方向の全長にわたって同等となっている。そのため、胴部4のうち上下両端部間に位置する中間部及び環状凹部4A、4Bの上下方向外側に各別に連なる端部分4C、4Dの横断面視形状は、平滑な円形状を呈している。胴部4の上端部に位置する端部分4Cは、胴部4の下端部に位置する端部分4Dよりも上下方向の長さが短くされている。胴部4の中間部には、ラベルが貼付されてもよい。

0016

底部5は、図1及び図2に示すように、上端縁が胴部4の下端縁に連設された筒状のヒール部11と、ヒール部11の下端縁に連設されてヒール部11の下端開口部を閉塞する底壁部12と、を備える。
ヒール部11の内径及び外径は、胴部4の下端部の内径及び外径よりも小さくなっていると共に、上方から下方に向かうにしたがって漸次小さくなっている。また、ヒール部11と胴部4との接続部分には、段部13が形成されている。
また、ヒール部11の横断面視形状は、図2及び図3に示すように、正角形状(例えば、本実施形態では正十二角形状)を呈しており、ヒール部11は、上下方向に延在する稜線部14を介して周方向に連ねられた複数(例えば、本実施形態では12)の平坦部15によって構成されている。

0017

稜線部14及び平坦部15は、ヒール部11の上下方向の全長にわたって延在している。稜線部14には、図3及び図4に示すように、上下方向の全長にわたって延在し、径方向内側に向けて窪む稜線凹部(凹部)14Aが形成されている。稜線凹部14Aは、横断面視で凹曲面を呈しており、稜線凹部14Aのうち周方向で隣接する平坦部15に連なる周方向両端部14Bは、横断面視で凸曲面を呈している。1つの稜線部14と、この稜線部14を介して周方向で連ねられる2つの平坦部15と、は、稜線部14の周方向の中央を通り径方向に延びる基準線に対して対称に配設されている。

0018

底壁部12は、図1及び図2に示すように、外周縁部に位置する平面視で円環状の接地部16と、接地部16よりも径方向内側に位置すると共に上方に向けて陥没する有頂円筒状の陥没部17と、を有する。接地部16の外周縁は、角形状(正十二角形状)となっており、ヒール部11の平坦部15及び稜線部14が隣接している。また、接地部16の内周縁は、円形状とされている。そして、陥没部17は、底壁部12の中央部に配設されている。

0019

以上、本実施形態に係るボトル1によれば、稜線部14に稜線凹部14Aを形成することにより、多面体形状を有したままヒール部11の径方向の内側に向けた変形に対する復元性を向上させることができる。ここで、稜線凹部14Aが稜線部14の上下方向の全長にわたって形成されているので、径方向の内側に向けた変形に対してヒール部11の全域にわたってより確実に復元変形させられる。このような構成は、特に、軽量化を目的としてボトル1を薄肉化する場合において、より効果を発揮できる。また、ボトル1に高温状態充填された内容物が冷却されることによって、ボトル1の内圧が低下してヒール部11が径方向の内側に向けて変形しやすい状態であっても、同様の効果を得ることができる。

0020

また、胴部4よりも径方向内側に後退した位置にあるヒール部11のみに稜線部14及び平坦部15を形成しているので、ライン適性が損なわれることを抑制できる。
さらに、胴部4の中間部におけるボトル軸Oに直交する横断面視形状が円形状を呈しているので、ラベルのデザイン性を損なうことなくこの中間部にラベルを貼付できる。特にラベルの図柄が胴部4の中間部に位置する場合には、平滑な胴部4の中間部との対比によってヒール部11の角形状の外観が強調され、ボトル1の優れたデザイン性を発揮させやすくなる。また、シュリンクラベルを肩部3、胴部4及びヒール部11にわたって貼付する場合でも、ヒール部11の凹凸形状がラベルを通して発現されるため、胴部4の中間部の平滑な形状とヒール部11の角張った形状との対比により、ボトル1にデザイン性を付与できる。

0021

次に、以上説明した作用効果検証試験について説明する。
実施例として、ヒール部11の稜線部14に稜線凹部14Aを形成したボトル1を採用した。一方、比較例として、稜線部に稜線凹部が形成されていないボトルを採用した。
このような実施例及び比較例に係るボトルに対して、図1に示すように、ボトル軸Oを径方向で挟む両側に配設された半径10mmの2つの球Aを用いてヒール部の稜線部を径方向内側に向けて3mmずつ押し込み、押し込みを解除したときの復元率を測定した。

0022

実施例に係るボトル1では、ヒール部を3mm押し込んだときに2.7mm復元変形した(復元率90%)が、比較例に係るボトルでは、1.8mmしか回復しなかった(復元率60%)。
また、押し込みを解除してからの復元変形の時間変化を測定した。実施例に係るボトル1は、比較例に係るボトルよりも時間経過に対する復元率が押込解除の当初から大きかった。さらに、比較例に係るボトルでは、ヒール部の復元変形がある時間経過後では停止したが、実施例に係るボトルでは、比較例に係るボトルの復元変形の停止後もある程度復元変形し続けた。その結果、上述のように、実施例に係るボトル1では、比較例に係るボトルと比較して、高い復元性を示した。

0023

なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、平坦部及び稜線部は、ヒール部のみに形成されているが、少なくともヒール部に形成されていればよく、底壁部や胴部に形成されていてもよい。
凹部は、稜線部の全長にわたって形成されているが、少なくとも部分的に形成されていればよい。
凹部は、複数の稜線部全てに形成されている必要はなく、複数の稜線部のうち少なくとも1つに形成されていればよい。
1つの稜線部に対して1本の凹部が形成されているが、2本以上の凹部が形成されてもよい。また、1つの稜線部に対して、上下方向に間隔をあけて複数の凹部を形成してもよい。
凹部は、上下方向に延在しているが、ボトル軸に対して傾斜した方向に延在してもよい。
ヒール部におけるボトル軸に直交する横断面視形状は、複数の稜線部が周方向に等間隔をあけて配設された正角形状を呈しているが、稜線部が周方向に等間隔を開けては配設されていない角形状であってもよく、角形状以外の他の形状であってもよい。
胴部の中間部におけるボトル軸に直交する横断面視形状は、円形状に限らず、楕円形状や角形状であってもよい。
胴部の上下両端部に内径及び外径が平滑な筒状の中間部の内径及び外径よりも大きい一対のリブ部を設け、このリブ部に紙ラベルや合成樹脂製のラベルなどを貼付してもよい。

0024

この発明によれば、多面体形状を有したままヒール部に加えられた外力による変形に対する復元性を向上させたボトルに関して、産業上の利用可能性が認められる。

0025

1ボトル、2 口部、3肩部、4胴部、5 底部、11ヒール部、12底壁部、14稜線部、14A 稜線凹部(凹部)、15平坦部、16接地部、O ボトル軸

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