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技術 指示計

出願人 新コスモス電機株式会社
発明者 仲谷行雄吉崎公也田尻典靖
出願日 2017年7月4日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2017-130911
公開日 2017年10月26日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-194482
状態 特許登録済
技術分野 測定値の指示 計測器の細部
主要キーワード 内部係数 チェックピン 回転開閉 設定区分 テストラン メンテナンススイッチ 設定数値 ガス検知システム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月26日)のものです。
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図面 (13)

課題

表示板及びスケール板取り替えが容易であり、その固定が確実な指示計を提供する。

解決手段

被検知ガスの濃度に応じた出力値を出力する検知部が接続されて、出力値に応じた濃度情報バーグラフとして表示可能である指示計であって、ネームプレートとしての表示板34と、バーグラフの目盛としてのスケール板35と、を取り外し可能に備えると共に、表示板34及びスケール板35を同時に固定可能な留め具39を備えた。

概要

背景

従来から、ネームプレートとしての表示板と、バーグラフ目盛としてのスケール板と、を取り外し可能に備えた指示計があった。

この構成によると、検知部の検知対象域が変わっても、ネームプレートを差し替えることにより、指示計の転用が可能であり、また、被検知ガスの種類が変わって、指示計の表示単位が変わっても、スケール板を差し替えることにより、指示計の転用が可能であった。

概要

表示板及びスケール板の取り替えが容易であり、その固定が確実な指示計を提供する。被検知ガスの濃度に応じた出力値を出力する検知部が接続されて、出力値に応じた濃度情報をバーグラフとして表示可能である指示計であって、ネームプレートとしての表示板34と、バーグラフの目盛としてのスケール板35と、を取り外し可能に備えると共に、表示板34及びスケール板35を同時に固定可能な留め具39を備えた。

目的

上記実情を鑑み、本発明は、表示板及びスケール板の取り替えが容易であり、その固定が確実な指示計を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被検知ガスの濃度に応じた出力値を出力する検知部が接続されて、前記出力値に応じた濃度情報バーグラフとして表示可能であり、ネームプレートとしての表示板と、前記バーグラフの目盛としてのスケール板とを取り外し可能に備える指示計であって、前面パネルに、当該前面パネルの面の一部を引退させた段差部が形成してあり、当該段差部に前記表示板を配置すると共に、前記スケール板を前記表示板の前方に配置し、前記スケール板の前面を押さえ込むことにより、前記表示板及び前記スケール板を同時に固定可能な留め具を備えた指示計。

請求項2

前記留め具は、前記スケール板の前記表示板との重複領域の少なくとも一部を押さえ込むことにより、前記表示板及び前記スケール板を固定するものである請求項1に記載の指示計。

請求項3

前記段差部の左右方向両側に、前記前面パネルの面に沿って内側に突出し、前記前面パネルとの間で、前記表示板の配置をガイドする一対のガイド部が形成してある請求項1または2に記載の指示計。

請求項4

前記スケール板の左右方向両側には、前記スケール板を前記表示板の前方に配置したときに、前記ガイド部との干渉を避けるための切欠き部が形成してある請求項3に記載の指示計。

技術分野

0001

本発明は、被検知ガスの濃度に応じた出力値を出力する検知部が接続されて、出力値に応じた濃度情報バーグラフとして表示可能である指示計に関する。

背景技術

0002

従来から、ネームプレートとしての表示板と、バーグラフの目盛としてのスケール板と、を取り外し可能に備えた指示計があった。

0003

この構成によると、検知部の検知対象域が変わっても、ネームプレートを差し替えることにより、指示計の転用が可能であり、また、被検知ガスの種類が変わって、指示計の表示単位が変わっても、スケール板を差し替えることにより、指示計の転用が可能であった。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、従来の指示計では、例えば、表示板は指示計に対して上方から下方に差し込み式に取り付ける構成であり、横向けにされた状態で指示計が出荷されると、搬送時に運搬車揺れによって表示板が抜け落ちることがあった。また、スケール板については、指示計の前面のパネルに対して裏側からはめ込んで、前面のパネルで裏側から押え込む構成等が多かったため、スケール板の取り替え作業が面倒であった。

0005

上記実情を鑑み、本発明は、表示板及びスケール板の取り替えが容易であり、その固定が確実な指示計を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る指示計の特徴構成は、被検知ガスの濃度に応じた出力値を出力する検知部が接続されて、前記出力値に応じた濃度情報をバーグラフとして表示可能であり、ネームプレートとしての表示板と、前記バーグラフの目盛としてのスケール板とを取り外し可能に備える指示計であって、前面パネルに、当該前面パネルの面の一部を引退させた段差
が形成してあり、当該段差部に前記表示板を配置すると共に、前記スケール板を前記表示板の前方に配置し、前記スケール板の前面を押さえ込むことにより、前記表示板及び前記スケール板を同時に固定可能な留め具を備えた点にある。

0007

本構成であると、表示板とスケール板とは、本体部に対して留め具で固定するものであるから、取り外しが容易であって、表示板とスケール板との交換作業を迅速に行うことができる。

0008

本発明に係る指示計の他の特徴構成は、前記留め具が、前記スケール板の前記表示板との重複領域の少なくとも一部を押さえ込むことにより、前記表示板及び前記スケール板を固定するものである点にある。

0009

本発明に係る指示計の他の特徴構成は、前記段差部の左右方向両側に、前記前面パネルの面に沿って内側に突出し、前記前面パネルとの間で、前記表示板の配置をガイドする一対のガイド部が形成してある点にある。
また、本発明に係る指示計の他の特徴構成は、前記スケール板の左右方向両側に、前記スケール板を前記表示板の前方に配置したときに、前記ガイド部との干渉を避けるための切欠き部が形成してある点にある。

図面の簡単な説明

0010

は、本発明に係るガス検知システム概要を示す模式図である。
は、本発明に係るガス検知システムを示すブロック図である。
のうち、(a)は指示計の正面側の全体斜視図であり、(b)はフロントカバーを開いたときの前面パネル下部付近の斜視図である。
のうち、(a)は指示計の背面側の全体斜視図であり、(b)はサイドカバーを外したときの本体部下部付近の斜視図である。
は、指示計の底面側の斜視図である。
は、指示計の正面図であって、(a)は検知モードのうち濃度情報が第一しきい値よりも小さいときの図であり、(b)は検知モードのうち濃度情報が第一しきい値以上かつ第二しきい値よりも小さいときの図であり、(c)は検知モードのうち濃度情報が第二しきい値よりも大きいときの図であり、(d)は設定モードのときの図である。
は、表示板及びスケール板の固定方法を示す前面パネルの斜視図である。
のうち、(a)は前面パネルの前後方向の縦断断面図であって、(b)は留め具及び前面パネル上部の左右方向の横断断面図である。
は、本体部をケース部に固定したときの指示計の前後方向の縦断断面図である。
は、本体部をケース部から抜き出したときの指示計の前後方向の縦断断面図である。
は、設定作業に際して本体部をケース部から抜き出すときの本体部とケース部との関係を示す模式断面図であって、(a)は本体部をケース部に完全に収容したときの図であり、(b)は下側当接部が開口部の下端部に当接したときの図であり、(c)は本体部が当接箇所Pを中心に傾いたときの図である。
は、本体部をケース部から完全に抜き出すときの本体部とケース部との関係を示す模式断面図であって、(d)は本体部を少し持ち上げたときの図であり、(e)本体部を当接箇所Q回りに回転させたときの図であり、(f)は本体部を完全に抜き出したときの図である。

実施例

0011

以下に、本発明を、被検知ガスの濃度を検出するガス検知システム及び当該ガス検知システムを構成する指示計に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。

0012

1.ガス検知システム
ガス検知システムは、例えば、複数箇所においてガス濃度を検知する必要がある施設、例えば、化学物質製造工場半導体製造工場等に設置される。図1に示すごとく、ガス検知システム1は、各検知対象区域(Area1〜Area5)に夫々配置された検知部2と、夫々の検知部2が個別に接続され、各検知対象区域における被検知ガスの濃度情報(ガス濃度)を表示する複数の指示計3と、何れかの検知対象区域でガス濃度がしきい値を越えたときに警報を発する一つの警報部4と、全ての指示計3からの濃度情報を総括して監視する監視部6と、を備えている。指示計3及び警報部4は一台の総合盤5に集設されており、総合盤5及び監視部6は事務所などの常に人の目が行き届く場所に設置されている。

0013

〔検知部〕
検知部2は、被検知ガスの種類に応じたガス検知素子を備えている。ガス検知素子は被検知ガスを検知し、その濃度に応じた出力値を指示計3に出力する。ガス検知素子としては、例えば、被検知ガスがメタンガスLPG液化石油ガス)のときは、熱線型半導体式センサ接触燃焼式センサを使用し、被検知ガスが水素ガスヘリウムガス二酸化炭素ガスのときは気体熱伝導式センサを使用する。全ての検知対象区域で被検知ガスが同じガスであるとは限られず、被検知ガスが異なる場合は、必要に応じて異なるガス検知素子を配設すれば良い。

0014

〔指示計〕
指示計3は、検知部2が出力した出力値を取得して、その出力値を濃度情報に変換し、
その濃度情報(表示対象値)を表示する。即ち、指示計3は、検知対象区域における被検知ガスの濃度情報をリアルタイムに表示する。濃度情報の表示単位は、特定のものでなくても良く、ppm表示、%LEL表示等のように、ガス種やガス検知素子の検知方式によって適宜変更可能である。また、指示計3は検知部2に電源を供給すると共に、警報部4を経由して監視部6に濃度情報等の信号を出力する。なお、指示計3の詳細については後述する。

0015

〔警報部〕
警報部4は、指示計3に接続され、指示計3における濃度情報がしきい値を超えたときに不図示のスピーカーから警報音を発する。

0016

〔監視部〕
監視部6は、例えば、パソコン等の電子計算機であって、警報部4に接続され、警報部4から被検知ガスの濃度情報を取得する。監視部6は、検知対象区域毎のガス濃度情報の履歴やシステム故障等を監視し、管理する。

0017

2.指示計の概要
指示計3の構成概念を示すブロック図を図2に示す。指示計3は、制御演算部10と、記憶部11と、入力部12と、メンテナンスモード切替部13と、テスト部14と、設定モード切替部15と、補助操作部16と、バーグラフ表示部17と、計器状態表示部18と、を備えている。

0018

指示計3は、通常の検知モードと、メンテナンス第一モードと、メンテナンス第二モードと、設定モードと、にモード切替可能である。メンテナンスモード切替部13の操作によって、検知モードとメンテナンス第一モードとメンテナンス第二モードとの切り替えが可能である。設定モード切替部15の操作によって、検知モードと設定モードとの切り替えが可能である。具体的には、後述するメンテナンススイッチMSW(図3(b)参照)がメンテナンスモード切替部13に相当し、後述する設定スイッチCSW(図5及び図9参照)が設定モード切替部15に相当する。

0019

〔制御演算部〕
制御演算部10は、検知部2からの出力値を濃度情報に変換したり、バーグラフ表示部17に濃度情報を表示させたり、計器状態表示部18に現在の計器状態や設定モードにおける設定項目種別を表示させたりする。計器状態とは、現在何れのモードであるかという情報、故障が発生しているという情報、各種警報を発すべき状態にあるという情報等のことである。

0020

〔記憶部〕
記憶部11は、検知部2からの出力値を濃度情報に変換するための変換式や、指示計3の計器設定情報等を記憶している。計器設定情報は、例えば、メンテナンス時に使用する管理用計器番号や、検知部2の種類や、警報部4が警報を発するしきい値等を示す。

0021

記憶部11に記憶された変換式や計器設定情報は、入力部12の手動操作によって書換可能である。なお、具体的には、後述する設定スイッチCSW(図5及び図9参照)が入力部12に相当する。

0022

〔検知モード〕
検知モードは、検知対象区域のガス濃度情報をバーグラフ表示部17にリアルタイムに表示するモードである。検知モードにおいて、制御演算部10は、検知部2からの出力値を取得し、記憶部11に記憶された変換式に基づいて出力値を濃度情報に変換して、濃度
情報に基づいてバーグラフ表示部17を制御する。また、制御演算部10は、濃度情報を警報部4を介して監視部6に常時出力すると共に、ガス濃度がしきい値を超えたときは、その情報(以下、「警報情報」と称する)を警報部4に出力する。警報部4は、警報情報を取得すると警報音を発する。警報音は、警報部4において所定の消音操作がなされると、消音される。

0023

本実施形態においては、第一段目の警報を発する第一しきい値と、第二段目の警報を発する第二しきい値との二つのしきい値を記憶部11に記憶させてある。例えば、一段目警報は、危険度は低いが注意を要するガス濃度となったことを示し、二段目警報は、危険度が高く、避難を要するガス濃度となったことを報知するものとして設定してある。

0024

また、検知モードでは、制御演算部10は、検知部2及び指示計3の各部の故障や、検知部2と指示計3との電気的接続状態についても監視している。故障等が発生した場合、制御演算部10は、故障が発生したという信号(以下、「故障情報」と称する)を、警報部4を介して監視部6に出力すると共に、計器状態表示部18にそれらの表示を行う。

0025

〔メンテナンス第一モード〕
メンテナンス第一モードは、定期的なメンテナンス等に使用するモードであって、ガス濃度がしきい値を越えても、制御演算部10が警報部4に警報情報を出力しないモードである。即ち、メンテナンス第一モードにおいては、検知対象区域におけるガス濃度に拘らず警報音が発せられない。したがって、メンテナンス第一モードであれば、例えば、検知部2の出力値の変化に対応してバーグラフ表示部17が正常に反応するか否かや、同様に監視部6が正常に反応するか否かを確認するべく、しきい値を超える濃度の被検知ガスを検知部2に吹き掛けても、警報部4から警報音が発せられないため、工場作業者の作業に影響を与えない。よって、工場稼動中においても円滑なメンテナンス作業を行うことができる。

0026

加えて、メンテナンス第一モードであれば、さらにスパン調整用のワンマンメンテナンスモードにモード変更して、スパン調整等の専門の作業員が行うメンテナンス作業も行うことができる。メンテナンス第一モードにおいてワンマンメンテナンスモードに入り、被検知ガスのガス濃度に対応する出力値を設定する。その後、検知部2に実際に被検知ガスを暴露させ、後述する設定スイッチCSWを操作すると、設定した出力値と実測値との関係から自動で内部係数補正され、簡単にスパン調整を行うことができる。本構成によれば、警報音が発せられないため、工場稼働中においても作業に影響を与えず、かつ一人の作業員でも簡単にメンテナンスを行うことができる。

0027

なお、制御演算部10は、メンテナンス第一モードであることを計器状態表示部18に表示する。

0028

〔メンテナンス第二モード〕
メンテナンス第二モードは、ガス検知システム1を導入する初期工事等に使用するモードである。他のモードでは、検知部2が指示計3に接続されていないと、制御演算部10は、警報部4を経由して監視部6に異常信号を出力するが、メンテナンス第二モードにおいては、検知部2が指示計3に接続されていなくても、制御演算部10は、異常信号を監視部6に出力しない。即ち、この異常信号を出力しないという点で、他のモードと区別して、メンテナンス第二モードは「特定モード」であると言える。さらに、メンテナンス第二モードのとき、制御演算部10は、所定値仮想濃度情報を、警報部4を介して監視部6に出力する。

0029

例えば、新築の工場にガス検知システム1を導入する場合、総合盤5及び監視部6は、
工場の生産ラインを構成する機器等が設置される前に配設可能であるが、検知部2は、各機器の位置に対応して配設しなければならないため、各機器が設置されない限りは配設できない。即ち、ガス検知システム1を導入する場合は、総合盤5及び監視部6を先行して配設し、最後に検知部2を配設して、検知部2と指示計3を接続する場合がある。

0030

メンテナンス第二モードであれば、総合盤5及び監視部6だけを配設し、検知部2を未だ配設していない状況で、警報部4を経由する異常信号を監視部6が無駄に取得することなく、かつ、制御演算部10が出力する仮想濃度情報によって、警報部4を介した指示計3と監視部6との接続状態を確認でき、円滑に作業を行うことができる。ただし、メンテナンス第二モードであっても、検知部2が指示計3に接続されている場合は、検知モードと同様に、検知対象区域の現実のガス濃度情報の値が表示される。

0031

メンテナンス第一モードは、一定時間が経過すると自動的に検知モードに戻るが、メンテナンス第二モードは、指示計3の電源が一旦落とされるか、特定の操作が行われるまでリセットされない。したがって、施工が長時間に亘って行われても、勝手にモードが切り替えられず、作業が阻害されない。指示計3の電源が落とされ、再度電源が投入されたときには検知モードに切り替わっている。

0032

なお、制御演算部10は、メンテナンス第二モードであることを計器状態表示部18に表示する。

0033

〔設定モード〕
設定モードは、入力値調整、濃度情報出力調整仕様設定ネットワーク調整等が可能なモードである。即ち、これらの調整や設定が、記憶部11の計器設定情報の書き換え作業に相当する。通常は検知モードから設定モードにモード変更するが、メンテナンス第一モードから設定モードにモード変更することも可能であって、この場合に上述したワンマンメンテナンスモードにモード変更される。

0034

入力値調整には、入力ゼロ値の粗調整、入力ゼロ値の微調整等の設定項目がある。濃度情報出力調整には、出力ゼロ値の調整、メンテナンス第二モードにおける仮想濃度情報の値の設定、バーグラフに表示可能な濃度情報のフルスケール値の設定等の設定項目がある。仕様設定には、検知部2の種類設定等の設定項目がある。ネットワーク調整には、管理用の計器番号の設定、濃度情報の単位設定等の設定項目がある。入力部12の操作によって記憶部11を制御し、設定項目の選択とその設定項目における設定数値書き換えとが可能である。

0035

設定モードにおいて、制御演算部10は、設定作業中の項目が何れの設定項目であるかを計器状態表示部18に表示する。

0036

〔テスト部〕
テスト部14は、所定値の仮想濃度情報を制御演算部10に出力させるものである。この仮想濃度情報の値は、補助操作部16の操作によって大小させられる。具体的には、テストスイッチTSW(図3(b)参照)がテスト部14に相当する。

0037

検知モードにおいてテスト部14を操作すると、検知部2が検知した実際の濃度情報に優先して、仮想濃度情報が、制御演算部10から警報部4を経由して監視部6に出力され、その値はバーグラフ表示部17に表示される。仮想濃度情報の値がしきい値を越えていれば、警報部4は警報を発し、補助操作部16の操作によって仮想濃度情報の値を大小させれば、バーグラフ表示部17の表示はその変化に追従する。

0038

メンテナンス第一モードにおいてテスト部14を操作すると、検知モードの場合と同様である。ただし、仮想濃度情報の値がしきい値を超えていても、あるいは、補助操作部16の操作によって越えても、警報部4は警報を発しない。

0039

メンテナンス第二モードにおいてテスト部14を操作しても、その値がバーグラフ表示部17に表示されるだけで、制御演算部10から警報部4を介して監視部6に出力される濃度情報としては、メンテナンス第二モードにおいて設定されている仮想濃度情報が優先される。即ち、メンテナンス第二モードにおいてテスト部14を操作した上で、補助操作部16を操作してテスト部14の仮想濃度情報の値を大小させることにより、バーグラフ表示部17の動作の確認が可能である。

0040

補助操作部16には、図3(b)に示すアジャストスイッチASW、ハイスイッチHSW、ロースイッチLSWが相当する。

0041

3.指示計の具体的な構成
指示計3は、図9に示すごとく、本体部30と、本体部30を収容するケース部20とを備えている。ケース部20は箱形状をしており、総合盤5に予め固定されている。図3(a)に示すごとく、本体部30は略直方体形状をしている。図9及び図10に示すごとく、本体部30はケース部20に対して抜き差し可能であって、本体部30がケース部20に収容されたとき、本体部30の前面の前面パネル31のみがケース部20から露出する。

0042

前面パネル31には、図3(a)に示すごとく、ネームプレートとしての表示板34と、バーグラフ表示部17と、バーグラフの目盛としてのスケール板35と、計器状態表示部18としてのメインランプL1と、が備えられている。また、図3(b)に示すごとく、前面パネル31の下部には、補助操作部16としてのアジャストスイッチASW、ハイスイッチHSW及びロースイッチLSWと、メンテナンスモード切替部13としてのメンテナンススイッチMSWと、テスト部14としてのテストスイッチTSWと、が備えられている。これらのスイッチは、主に検知モード、メンテナンス第一モード及びメンテナンス第二モードの際に使用するプッシュ式のスイッチであって、通常はフロントカバー32によって覆われている。フロントカバー32は、前面パネル31の下端付近軸支され、水平軸周り回転開閉可能である。なお、テストスイッチTSWは、他のスイッチと異なり、凹入された位置に配設されており、ペン先等のようなものでしか操作できないように構成されている。

0043

図3(a)に示すごとく、本体部30の左側面の下端部分に、後述する設定スイッチCSWの操作方法図説する操作説明部47が表示してある。

0044

本体部30は、図4(a)に示すごとく、右側面に計器状態表示部18としてのサブランプL2を備えている。また、指示計3は、図2及び図4(b)に示すごとく、記憶部11の一部を構成する記憶媒体の一つとして、ROM45を取り外し自在に備えている。ROM45は、既設の指示計との取替え時に計器設定情報等のうち引継ぎが必要な情報を引き継ぐためのものである。ROM45は、本体部30の右側面のサイドカバー33を外すことによって本体部30から取り外すことができる。

0045

図5に示すごとく、本体部30の下面に、入力部12及び設定モード切替部15としての設定スイッチCSWを備えている。設定スイッチCSWは、ダイヤル型のスイッチであり、中立位置に付勢されつつ前後何れの方向にも一定角度だけ回転操作が可能であると共に、中立位置において上方に押し込み操作が可能である。図9に示すごとく、設定スイッチCSWが本体部30の下面から突出しないように、かつ、設定スイッチCSWを操作し
やすいように、本体部30の下面のうち設定スイッチCSWの周辺を少し窪ませてある。

0046

本体部30の背面には、図4に示すごとく、検知部2、警報部4、及び監視部6との接続コネクタ46や、ヒューズホルダ図番なし)等が配設されている。本体部30の上面には、不図示のチェックピンコネクタ等が配設されている。

0047

〔バーグラフ表示部〕
バーグラフ表示部17は、図6(c)に示すごとく、濃度情報がレベル0からレベル50を表示するための51個のセグメントと、最上部に配設され、フルスケールオーバーを表示するための1個のセグメントと、最下部に配設され、濃度情報がレベル0よりも小さいことを表示するための1個のセグメントと、の合計53個のセグメントを備えている。53個のセグメントは一直線状に連続して配置されている。

0048

バーグラフランプBLは、例えば、緑色と赤色との二つのLEDで構成してある。緑色のLEDと赤色のLEDとの両方が点灯すると、橙色を表示できる。図面は白黒表示であるため、バーグラフを示す図において、黒色が「赤色」を表し、濃灰色が「橙色」を表し、淡灰色が「緑色」を表しているものとする。また、図6(c)において、破線で示したバーグラフランプは、点灯していない状態、即ち、色を表示していない状態を示す。なお、バーグラフの状態を見やすくするため、図6(c)以外の図面では、点灯していない(色を表示していない)バーグラフランプは図示していない。

0049

指示計3における基本のモードは検知モードである。検知モードにおいて、ガス濃度(濃度情報)の変化に応じてバーグラフランプBLが三色のうち何れかの色を表示する状態と表示しない状態とに切り替わり、色を表示した状態のバーグラフランプBLが連続することによって単一色のバーグラフが構成される。本実施形態では、表示単位を「%LEL」としてあり、フルスケールのレベル50が100%LELを示す。即ち、バーグラフが一レベル伸びる毎にガス濃度は2%LELずつ高くなる。例えば、図6(a)に示すごとく、レベル0からレベル4までのバーグラフランプBLが点灯している場合は、ガス濃度が8%LELであることを示す。また、図6(b)の状態はガス濃度54%LELを示し、図6(c)の状態はガス濃度88%LELを示している。

0050

本実施形態においては、ガス濃度40%LEL(レベル20)とガス濃度80%LEL(レベル40)とに、上述した第一しきい値と第二しきい値とを設定してある。そして、図6(a)に示すごとく、53個のバーグラフランプBLのうちのレベル20の位置に対応するバーグラフランプBLを橙色で表示し、レベル40の位置に対応するバーグラフランプBLを赤色で表示している。

0051

ガス濃度が第一しきい値40%LEL(レベル20)よりも小さいときは、図6(a)に示すごとく、バーグラフを構成するバーグラフランプBLは緑色を表示する。即ち、バーグラフは、第一及び第二しきい値を示すバーグラフランプBLの表示色(橙色、赤色)とは異なる色(緑色)で表示される。

0052

ガス濃度が第一しきい値40%LEL(レベル20)以上かつ第二しきい値80%LEL(レベル40)よりも小さいときは、図6(b)に示すごとく、バーグラフを構成するバーグラフランプBLは橙色を表示する。即ち、バーグラフは、第二しきい値を示すバーグラフランプBLの表示色(赤色)とは異なる色(橙色)、かつ、バーグラフを構成することとなった第一しきい値を示すバーグラフランプBLが表示する色(橙色)と同じ色(橙色)を表示する。

0053

つまり、ガス濃度が第一しきい値40%LELになって、第一しきい値を示すバーグラ
フランプBLがバーグラフの一部に含まれた瞬間、バーグラフの色は、緑色から、第一しきい値を示すバーグラフランプBLが表示する橙色に変わる。

0054

その後に警報部4において上述の消音操作がなされて消音操作がなされても、消音操作とは別の所定の警報解除操作がなされるまでは、バーグラフは橙色を保ちながらガス濃度に応じたレベルを表示する。即ち、ガス濃度が第一しきい値40%LELよりも小さくなっても、警報解除操作がなされるまではバーグラフは橙色のままである。警報解除操作がなされると、バーグラフは通常通り緑色を表示する。以下、この設定を「自己保持設定」と称する。

0055

ガス濃度が第二しきい値80%LEL(レベル40)以上のときは、図6(c)に示すごとく、バーグラフを構成するバーグラフランプBLは赤色を表示する。即ち、バーグラフは、バーグラフを構成することとなった第二しきい値を示すバーグラフランプBLが表示する色(赤色)と同じ色(赤色)を表示する。

0056

つまり、ガス濃度が第二しきい値80%LELになって、第二しきい値を示すバーグラフランプBLがバーグラフの一部に含まれた瞬間、バーグラフの色は、橙色から、第二しきい値を示すバーグラフランプBLが表示する赤色に変わる。

0057

その後は、自己保持設定により、ガス濃度が第二しきい値80%LELよりも小さくなっても、警報解除操作がなされるまではバーグラフは赤色のままである。警報解除操作がなされると、バーグラフは通常通り、ガス濃度に応じて橙色または緑色を表示する。

0058

以上の構成であると、遠くからの目視であっても、現在のガス濃度がしきい値に対してどの程度の割合であるか、ガス濃度が何れかのしきい値を越えているか否か、の判断が容易かつ瞬時に行える。また、消音操作された後や、ガス濃度が何れかのしきい値を下回った後でも、自己保持設定によって赤色または橙色が保持されるため、どの指示計で、第一段目の警報及び第二段目の警報の何れの警報がなされたのかを、視覚的に容易に確認できる。

0059

検知モード、メンテナンス第一モード、及び、メンテナンス第二モードの相互切替は、メンテナンススイッチMSWの操作によって行う。

0060

メンテナンス第一モードのとき、バーグラフ表示部17には、検知モードの場合と同じく検知対象区域の現実のガス濃度情報の値が表示される。メンテナンス第二モードのとき、バーグラフ表示部17には、第一及び第二しきい値を示すバーグラフランプBL(赤色、橙色)と、最下部のバーグラフランプBL(緑色)と、が表示されるのみである。

0061

メンテナンス第一モードから設定モードにモード変更する場合、即ち、上述したワンマンメンテナンスモードとすると、スパン調整を行うことができる。具体的には、設定スイッチCSWを回転操作し、まずは設定モードに入る。この時、サブランプL2のうち後述する第一ランプL2aが点灯する。さらに、設定スイッチCSWを押し込み操作すると、メインランプL1のうちの後述するメンテナンス第二モードランプL1eが点灯し、ワンマンメンテナンスモードに入る。このとき、バーグラフ表示部17には、赤色のバーグラフによってスパンガス濃度設定予定値が表示される。設定スイッチCSWを回転操作し、スパンガス濃度設定予定値を、検知部2に暴露させる被検知ガスのガス濃度に対する出力値に合わせ、設定スイッチCSWを押し込み操作して決定する。そして、検知部2に被検知ガスを暴露させると、制御演算部10が検知部2からの出力値を受信し、バーグラフ表示部17にはその出力値が緑色のバーグラフによって表示される。ただし、その出力値のピーク値に対応するバーグラフランプBLのみは橙色を表示する。そのピーク値は記憶部
に記憶され、設定スイッチCSWを押し込み操作すると、スパンガス濃度設定予定値と記憶されたピーク値との関係から内部係数が補正され、自動的にスパン調整が行われる。

0062

なお、検知モードのとき、テストスイッチTSWを押し操作すると、仮想のガス濃度情報が出力され、バーグラフ表示部17はその値を表示する。さらにその状態で、ハイスイッチHSWまたはロースイッチLSWを押し操作することにより、仮想のガス濃度情報の値を変化させることができ、それに伴ってバーグラフも変化する。

0063

メンテナンス第一モードのとき、テストスイッチTSWを押し操作した場合も、バーグラフ表示部17は検知モードの場合と同じように動作する。

0064

メンテナンス第二モードのとき、テストスイッチTSWを押し操作すると、バーグラフ表示部17は仮想のガス濃度情報の値を表示する。ただし、その値は出力されない。メンテナンス第二モードにおいて出力されるのは、あくまでも、メンテナンス第二モード用に設定された仮想のガス濃度情報である。

0065

検知モードと設定モードとの相互切替は、設定スイッチCSWの操作によって行う。詳細には、先ず、設定スイッチCSWの回転操作によって設定区分(入力値調整、濃度情報出力調整、仕様設定、ネットワーク調整等)を選択し、押し込み操作により区分を決定する。続いて、設定スイッチCSWの回転操作によって設定項目を選択し、押し込み操作により設定項目を決定する。

0066

設定区分には夫々「1」、「2」、「3」・・・の数値割り当てられており、その下位の設定項目にも夫々「1」、「2」、「3」・・・の数値が割り当てられており、設定スイッチCSWを手前に回転操作すると数値が小さくなり、後方へ回転操作すると数値が大きくなる。設定項目を決定した後は、再度設定スイッチCSWの回転操作と押し込み操作とによって、その設定項目の数値を増減させて書き換える。

0067

設定スイッチCSWは本体部30の下面に配設されていて目視しにくいため、図3に示すごとく、本体部30の左側面の操作説明部47に、「設定スイッチCSWを手前に回転操作すると数値が大きくなり(UP)、後方へ回転操作すると数値が小さくなり(DOWN)、押し込み操作すると数値が決定される(ENTER)」ことを表示してある。

0068

例えば、設定区分「ネットワーク調整」(数値「5」が割当てられている)の設定項目「管理用の計器番号の設定」(数値「1」が割当てられている)を、「125」から「137」に変更する場合について説明する。検知モードにおいて、設定スイッチCSWを後方へ回転操作すると、設定モードに切り替わり、バーグラフ表示部17の表示が図6(d)に示すように切り替わる。バーグラフ表示部17には、上側から、百の位を示すバーグラフランプBLと、十の位を示すバーグラフランプBLと、一の位のバーグラフランプBLと、が九つのバーグラフランプBLを挟んで緑色で表示される。そして、九つのバーグラフランプBLは赤色を表示可能で、その点灯数で各位の桁数を示すよう設定してある。これにより、バーグラフランプBLは0から999までの数字表現することができる。なお、千の位のバーグラフランプBLや、十分の一の位のバーグラフランプBL等を設定して、千以上の数値や、少数の数値等を表示することも可能である。

0069

そして、バーグラフランプBLによって表現された数値を確認しながら設定スイッチCSWを操作し、「5」を選択の上、決定する。その後、同様に設定スイッチCSWを操作し、「1」を選択し、押し込み操作で決定する。すると、バーグラフ表示部17には、現在の「管理用の計器番号」である「125」が図6(d)に示すように表示される。そして、設定スイッチCSWの回転操作で、「125」を「137」まで増加させ、押し込み
操作で決定する。

0070

即ち、メンテナンス第一モードとメンテナンス第二モードとテストスイッチTSWとの操作は、前面パネル31上の操作で済むが、設定モードの操作は、本体部30をケース部20から抜き出した状態でなければ操作できない。このように、重要な情報である計器設定情報がシステム管理者以外の者等に容易に書き換えられることを防止している。

0071

〔計器状態表示部〕
計器状態表示部18は、上述したようにメインランプL1とサブランプL2とから構成されている。メインランプL1は、図3に示すごとく、現在の計器状態を表示するランプであって、指示計3の電源の入り切りを示す電源ランプL1a、故障等が発生していることを示す故障ランプL1b、ガス濃度が第二しきい値を越えたことを示す二段目警報ランプL1c、ガス濃度が第一しきい値を越えたことを示す一段目警報ランプL1d、点滅状態で現在メンテナンス第一モードであることを示し、かつ、点灯状態で現在メンテナンス第二モードであることを示すメンテナンス第二モードランプL1e、現在テストスイッチTSWの操作によって仮想のガス濃度情報が出力されていることを示すテストランプL1fを備えている。メインランプL1は、前面パネル31の操作による状態と、指示計3の操作に関係なく表示が必要となる状態と、を表示するものであるため、常時ケース部20から露出される前面パネル31に配置してある。

0072

サブランプL2は、図4に示すごとく、第一ランプL2a、第二ランプL2b、第三ランプL2c、第四ランプL2d、第五ランプL2eを備えている。サブランプL2は、設定モードにおいて、設定作業中の計器設定情報の設定項目の種別を表示するランプである。例えば、「ネットワーク調整」の「管理用の計器番号の設定」は、故障ランプL1b及び第五ランプL2eの点灯によって表現されるように設定してある。

0073

このように、五つのサブランプL2の点灯と、電源ランプL1a以外の五つのメインランプL1の点灯との組み合わせで、少なくとも25種類の設定項目を表示するよう構成してある。メインランプL1は、計器状態を表示するランプと、設定作業中の計器設定情報の項目種別を表示するランプと、を兼ねていることとなる。

0074

〔表示板34及びスケール板35の固定構造
表示板34については、対応する検知部2の設置場所が、例えば「Area1」から「Area20」等に変わると、その表示を変更する必要がある。よって、それらの変更に合せて、スケール板35を取り替え可能に構成してある。また、表示板34も取り替え可能である。スケール板35と表示板34とを本体部30へ固定する構造について説明する。

0075

図7及び図8に示すごとく、前面パネル31のうち、表示板34及びスケール板35が配設される領域は、背面側に落とし込んで形成してある。前面パネル31の上部に、左右方向内側向けに突出する左右一対のガイド部36を形成すると共に、表示板34の厚み程度の段差部37を形成してある。図7及び図8(b)に示すごとく、表示板34は、前面パネル31の上方から、二つのガイド部36の背面と前面パネル31の前面との間に差し込む。表示板34の下部は、図8(a)に示すごとく、段差部37に当接して保持される。続いて、図7に示すごとく、スケール板35を前傾姿勢にした状態で、スケール板35の下部に形成した凸部35aを、前面パネル31のうちスケール板35が配設される領域の下部に形成した凹部38に差し込み、差し込んだ部分を支点としてスケール板35を起立させる。スケール板35の上部の左右にはガイド部36の形状に対応した左右一対の切欠部35bが形成してある。よって、スケール板35は、ガイド部36と干渉することなく、図8(a)及び(b)に示すごとく、スケール板35の背面は表示板34の前面と密
着する。

0076

上述の状態を維持したまま、図7に示すごとく、留め具39を前面パネル31に固定して、表示板34とスケール板35とを前面パネル31に固定する。図8(a)に示すごとく、前面パネル31のうち表示板34が配設される直上位置に、左右一対の孔部40を形成してある。留め具39は、図8(b)に示すごとく、孔部40に挿入可能な左右一対の爪部39aを備えている。爪部39aは留め具39の押し込み操作によって孔部40に係止すると共に、留め具39の引っ張り操作によってその係止が外れる。図8(a)及び(b)に示すごとく、留め具39には幅広溝形状の引掛け部39bが形成してあり、マイナスドライバーや作業者の爪を引掛け部39bに差し込んで引っ張り操作を行うことができる。

0077

留め具39には、左右方向の全幅に亘って断面四角形状切り欠いて、図8(a)に示すごとく、押え部39cを形成してある。押え部39cの前後方向の長さは、表示板34の厚みとスケール板35との厚みとの合計に略等しい。爪部39aが孔部40に係止して留め具39が前面パネル31に固定されると、押え部39cが表示板34とスケール板35との上端部21aと、スケール板35の前面とを押さえ込む。これにより、表示板34及びスケール板35が同時に前面パネル31に簡単かつ確実に固定される。

0078

なお、図7に表現してあるように、スケール板35のうち、表示部とバーグラフ表示部17とメインランプL1と重なる部分は透明にしてある。

0079

このように簡単に表示板34とスケール板35とを固定できるので、表示板34及びスケール板35の交換も容易である。しかも、留め具39はスケール板35の上部の一部を覆うだけであるため、スケール板35のうち目盛を表示する部分を上下方向に広くすることができる。即ち、前面パネル31においてバーグラフ表示部17を高さ方向に広く設定することができ、目視しやすい指示計3とすることができる。

0080

〔本体部とケース部との関係〕
上述したように、本体部30はケース部20に対して抜き差し可能であって、設定モードにおいて設定スイッチCSWを操作するに際しては、設定スイッチCSWを露出させるべく、少なくとも図10に示す程度は、本体部30をケース部20から抜き出す必要がある。また、本体部30の背面の接続コネクタ46には多くの配線が接続されており、かつ、配線には長さの制限があるため、本体部30をケース部20から完全に抜き出して設定操作を行うのは手間がかかる。そこで、以下の構成を採用し、本体部30を設定スイッチCSWの操作が可能な程度にケース部20から抜き出した状態で、本体部30をケース部20に安定させて保持させることを可能にすると共に、本体部30をケース部20に対して抜き差しし易くしてある。

0081

図9及び図10に示すごとく、ケース部20は箱形状であって、ケース部20の前面には前方向に開口する開口部21が形成してある。本体部30は開口部21からケース部に対して抜き差し可能である。本体部30の上面であって前面パネル31の直後方に、図4及び図10に示すごとく、本体部30をケース部20に完全に収容したときに差し込み方向への付勢力を本体部30に作用させる板バネ44を備えている。板バネ44による差し込み方向への付勢力を受けつつ、図9に示すごとく、前面パネル31部の下部に設けられたブッシュピン43を、ケース部20の前面に穿孔された固定用孔22に差し込むと、本体部30はケース部20に確実に固定される。

0082

図9に示すごとく、本体部30の上面及び下面に、上側へ突出させた上側当接部41と下側へ突出させた下側当接部42とを夫々形成してある。図4及び図5に示すごとく、上
側当接部41及び下側当接部42は、左右方向に長いリブ形状に形成してある。本体部30の抜き差し方向において、上側当接部41は、下側当接部42よりも差し込み方向側(本体部30の背面側)に形成してある。

0083

図11及び図12を参照しつつ、本体部30をケース部20から抜き出す際の手順を示す。図11(a)では、本体部30は、ケース部20に完全に収容されている。図11(b)に示すごとく、本体部30を抜き出すと、下側当接部42が開口部21の下端部21bに内側から当接して係止する。この状態で本体部30から手を離すと、本体部30のうち抜き出された部分の自重によって、本体部30は、ケース部20と下側当接部42との当接箇所Pを中心として、下方に傾く。「当接箇所Pから上側当接部41の上端までの距離H2」が「開口部21の高さH1」よりも大きくなるように、上側当接部41と下側当接部42との高さ及び位置を設定してある。このため、本体部30が傾くと、図11(c
)に示すごとく、ケース部20の上端部21aに上側当接部41が内側から当接して係止する。この結果、設定スイッチCSWを操作できる程度に本体部30を抜き出した状態を維持できる。

0084

本体部30をケース部20から完全に抜き出す場合は、図12(d)に示すごとく、本体部30を一旦上方に持ち上げる。すると、開口部21の上端部21aが本体部30の上面に当接し、本体部30の持ち上げが制限される。「上端部21aと本体部30との当接箇所Qから下側当接部42の下端までの距離H3」が「開口部21の高さH1」よりも小さくなるように、上側当接点と下側当接点との高さ及び位置を設定してある。この状態において、図12(e)に示すごとく、当接箇所Qを中心として、本体部30を上方に回転させると、下側当接部42を開口部21からケース部20の外側へ抜き出すことができる。当然、下側当接部42の位置設定によって、本体部30の最後側下端の角部分は開口部21に接触しない。本体部30の最後側下端の角部分をケース部20の外側へ抜き出した後は、図12(f)に示すごとく、本体部30を少し前下方に移動させれば、本体部30をケース部20から完全に抜き出すことができる。

0085

なお、本体部30をケース部20に差し込む際には、上述の手順と逆の手順を行えば良い。

0086

このように、上側当接部41と下側当接部42とを抜き差し方向において異なる位置に形成してあるため、上側当接部41と下側当接部42とを同位置に形成した場合よりも開口部21の高さを低く抑えられる。また、本体部30の抜き差しに際しても何れかの当接部を抜き差ししてから、他方の当接部を抜き差しすれば良いため、作業が行い易い。

0087

〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態においては、濃度情報の値がしきい値を越えたとき、バーグラフの表示色がしきい値を示すバーグラフランプBLの表示色と同じ色になるが、これに限られず、常時バーグラフの表示色としきい値を示すバーグラフランプBLの表示色とが異なるよう構成してあっても良い。

0088

(2)上述の実施形態においては、しきい値は濃度情報の値の上限を表示するものであった。しかし、被検知ガスの種類によっては、しきい値が濃度情報の下限を表示するものであっても良い。この場合は、濃度情報の値がしきい値を超えている場合は、バーグラフとしきい値との表示色が異なり、しきい値を下回るとバーグラフの表示色がしきい値の表示色と同じになるよう設定する。

0089

(3)上述の実施形態では、自己保持設定がなされている例を示したが、これに限られるものではない。例えば、ガス濃度が第二しきい値80%LELよりも小さくなると、バー
グラフが橙色を表示し、第一しきい値40%LELよりも小さくなると緑色を表示するよう構成してあっても良い。

0090

(4)上述の実施形態においては、上側当接部41は突起部として構成してあったが、これに限られるものではない。上側当接部41は、本体部30の最後側上端部21aであっても良い。また、本体部30の全長や、ケース部20の大きさ、ケース部20の厚みによって、上側当接部41と下側当接部42とに対する制約は変わるため、その制約に応じて両当接部の位置、形状を変更すると良い。

0091

本発明は、ガス濃度を表示する指示計以外の指示計にも適用可能である。

0092

2 検知部
3指示計
34表示板
35スケール板
39留め具
39a 爪部
40 孔部

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