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技術 エレベータ情報表示装置の表示画像確認システム

出願人 日本オーチス・エレベータ株式会社
発明者 中森正則東出元弘
出願日 2016年4月22日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-085652
公開日 2017年10月26日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-193426
状態 特許登録済
技術分野 エレベーターの表示装置及び信号装置
主要キーワード 運行方向 イーサネットボード 光学ディスク装置 商業ビル 号機番号 警告用 入力系統 火災報知
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

簡単な構成でもって、複数のエレベータかごにおいて現在どのように画像情報が表示されているかを管理者が目視で確認できるようにする。

解決手段

複数のエレベータのかごの各々に表示装置1を備えており、表示端末装置2から出力される画像データが表示される。表示端末装置2は、LAN10経由で管理用コンピュータ5から配信された動画等のコンテンツ情報エレベータ制御装置が出力する運行方向等の運行関連情報とを合成して画像データを生成する。表示端末装置2は、キャプチャ機能を有し、実際に表示される画像データをキャプチャして、LAN10を介して管理用コンピュータ5へ送信する。管理用コンピュータ5は、複数のエレベータの画像データを管理用モニタ7上に縦横に並べて分割表示する。

概要

背景

近年のエレベータとりわけ大規模商業ビルなどにおけるエレベータにおいては、特許文献1や特許文献2に記載されているように、かご内に液晶モニタなどからなる表示装置を設け、一般的な宣伝公告ビル内の飲食店等の案内あるいは天気予報ニュース等のコンテンツ情報階床表示などの運行関連情報とともに表示するようにしたエレベータ情報表示装置を備えたものが知られている。

このエレベータ情報表示装置においては、ビルが複数台のエレベータを備える場合、ビルの管理室等に設置される管理用コンピュータによって各エレベータに対してコンテンツ情報をスケジューリング情報とともに配信し、各エレベータでは、スケジューリング情報に従った時刻ないし時間間隔でもって順次コンテンツ情報の表示を行うこととなる。一方、かごの運行方向や階床表示などの運行関連情報は、各エレベータ毎エレベータ制御装置(いわゆる制御盤)に依存するので、一つの表示装置(液晶モニタなど)の画面上に双方を表示するには、各エレベータ毎に設けられる表示端末装置において、コンテンツ情報と運行関連情報とを合成した映像信号を生成し、これをかご内の表示装置に出力して表示させる構成となっていた。

このように複数のエレベータを含むエレベータシステムにおいてエレベータ情報表示装置を備える場合、管理室等にいるエレベータ管理者が、複数のエレベータのかごにおいて現在どのように画像情報が表示されているかを目視で確認するためには、従来、複数台の監視カメラの画像を1つのモニタ分割表示するようにした監視カメラ用の技術が流用されていた。すなわち、各エレベータの表示端末装置からアナログ映像信号として出力された映像信号を分配器を介して2系統分岐し、一方をかご内の表示装置に入力する一方、他方の映像信号を市販の分割表示ユニットを介して管理室等の管理用モニタに入力することで、管理用モニタ上に複数の画像を分割表示していた。分割表示ユニットは、複数個(例えば4個)の入力系統を有し、これらの入力系統に同軸ケーブルを介して入力された複数のアナログ映像信号を、タイル状に分割された小型の画像として一つの画面上に表示するものである(特許文献3参照)。上記分割表示ユニットは多段に接続して用いることで、さらに多数に分割した表示が可能である。例えば、16台のエレベータに対しては、4分割用の分割表示ユニットを4台用いて4つの映像信号にまとめた上で、これらをもう1台の分割表示ユニットによって1つの映像信号にまとめることで、管理用モニタに、16分割された画像を表示することができる。

概要

簡単な構成でもって、複数のエレベータのかごにおいて現在どのように画像情報が表示されているかを管理者が目視で確認できるようにする。複数のエレベータのかごの各々に表示装置1を備えており、表示端末装置2から出力される画像データが表示される。表示端末装置2は、LAN10経由で管理用コンピュータ5から配信された動画等のコンテンツ情報とエレベータ制御装置が出力する運行方向等の運行関連情報とを合成して画像データを生成する。表示端末装置2は、キャプチャ機能を有し、実際に表示される画像データをキャプチャして、LAN10を介して管理用コンピュータ5へ送信する。管理用コンピュータ5は、複数のエレベータの画像データを管理用モニタ7上に縦横に並べて分割表示する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

かご内にそれぞれ表示装置を備えた複数台エレベータと、各エレベータの運転をそれぞれ制御する各エレベータ毎に設けられたエレベータ制御装置と、上記表示装置に表示すべきコンテンツ情報スケジューリング情報とともに各エレベータへ配信する管理用コンピュータと、各エレベータ毎に設けられ、かつ上記管理用コンピュータにローカルエリアネットワークを介して接続されており、上記管理用コンピュータから上記コンテンツ情報およびスケジューリング情報を受信するとともに、上記エレベータ制御装置から当該エレベータの運行に関連する運行関連情報を受信し、この運行関連情報と上記コンテンツ情報とを合成した画像データを、かご内の表示装置に出力する表示端末装置と、を備えてなるエレベータ情報表示装置において、上記表示端末装置が、かご内の表示装置に出力している画像データをキャプチャして、上記ローカルエリアネットワークを介して上記管理用コンピュータに送信する画像キャプチャ機能を備え、上記管理用コンピュータは、各表示端末装置から受信した複数のエレベータの画像データを、当該管理用コンピュータに付設された管理用モニタ上に並べて表示する分割表示機能を備えている、ことを特徴とするエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム

請求項2

上記表示端末装置は、所定の時間間隔で画像データをキャプチャして、静止画像データとして管理用コンピュータに送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

請求項3

かご内の表示装置に出力される画像データが所定フレームレートの動画データであり、上記表示端末装置は、かご内の表示装置に出力される元の画像データよりもフレームレートの低い動画データとして管理用コンピュータに送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

請求項4

上記コンテンツ情報は、動画情報テキスト情報とを含み、両者が上記運行関連情報とともに上記表示装置に表示される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

請求項5

上記運行関連情報は、エレベータの運行方向の表示、かごが位置する階床の表示、非常時の警告表示、の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

請求項6

上記表示端末装置からトラベリングケーブルを介してかご内の表示装置に画像データが出力される、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

請求項7

上記ローカルエリアネットワークは、ハブを介して接続された有線のローカルエリアネットワークからなる、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエレベータ情報表示装置の表示画像確認システム。

技術分野

0001

この発明は、エレベータかご内の表示装置によって種々のコンテンツ情報を表示するエレベータ情報表示装置に関し、特に、複数のエレベータのかごにおいて現在どのように画像情報が表示されているかをエレベータ管理者目視で確認するための表示画像確認システムに関する。

背景技術

0002

近年のエレベータとりわけ大規模商業ビルなどにおけるエレベータにおいては、特許文献1や特許文献2に記載されているように、かご内に液晶モニタなどからなる表示装置を設け、一般的な宣伝公告ビル内の飲食店等の案内あるいは天気予報ニュース等のコンテンツ情報を階床表示などの運行関連情報とともに表示するようにしたエレベータ情報表示装置を備えたものが知られている。

0003

このエレベータ情報表示装置においては、ビルが複数台のエレベータを備える場合、ビルの管理室等に設置される管理用コンピュータによって各エレベータに対してコンテンツ情報をスケジューリング情報とともに配信し、各エレベータでは、スケジューリング情報に従った時刻ないし時間間隔でもって順次コンテンツ情報の表示を行うこととなる。一方、かごの運行方向や階床表示などの運行関連情報は、各エレベータ毎エレベータ制御装置(いわゆる制御盤)に依存するので、一つの表示装置(液晶モニタなど)の画面上に双方を表示するには、各エレベータ毎に設けられる表示端末装置において、コンテンツ情報と運行関連情報とを合成した映像信号を生成し、これをかご内の表示装置に出力して表示させる構成となっていた。

0004

このように複数のエレベータを含むエレベータシステムにおいてエレベータ情報表示装置を備える場合、管理室等にいるエレベータ管理者が、複数のエレベータのかごにおいて現在どのように画像情報が表示されているかを目視で確認するためには、従来、複数台の監視カメラの画像を1つのモニタ分割表示するようにした監視カメラ用の技術が流用されていた。すなわち、各エレベータの表示端末装置からアナログ映像信号として出力された映像信号を分配器を介して2系統分岐し、一方をかご内の表示装置に入力する一方、他方の映像信号を市販の分割表示ユニットを介して管理室等の管理用モニタに入力することで、管理用モニタ上に複数の画像を分割表示していた。分割表示ユニットは、複数個(例えば4個)の入力系統を有し、これらの入力系統に同軸ケーブルを介して入力された複数のアナログ映像信号を、タイル状に分割された小型の画像として一つの画面上に表示するものである(特許文献3参照)。上記分割表示ユニットは多段に接続して用いることで、さらに多数に分割した表示が可能である。例えば、16台のエレベータに対しては、4分割用の分割表示ユニットを4台用いて4つの映像信号にまとめた上で、これらをもう1台の分割表示ユニットによって1つの映像信号にまとめることで、管理用モニタに、16分割された画像を表示することができる。

先行技術

0005

特開2015−168516号公報
特開2015−9974号公報
特開平10−108168号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、複数のエレベータの表示画像確認システムとして上記のような分割表示ユニットを用いた従来の構成では、映像信号のための多数本の同軸ケーブルをエレベータから管理室等まで引き回す必要があり、また、コンテンツ情報の配信とは別に、単に画像確認だけのために多数の分割表示ユニットを用いるので、システムの構成が複雑となる、という問題があった。

課題を解決するための手段

0007

この発明に係るエレベータ情報表示装置の表示画像確認システムは、
かご内にそれぞれ表示装置を備えた複数台のエレベータと、
各エレベータの運転をそれぞれ制御する各エレベータ毎に設けられたエレベータ制御装置と、
上記表示装置に表示すべきコンテンツ情報をスケジューリング情報とともに各エレベータへ配信する管理用コンピュータと、
各エレベータ毎に設けられ、かつ上記管理用コンピュータにローカルエリアネットワークを介して接続されており、上記管理用コンピュータから上記コンテンツ情報およびスケジューリング情報を受信するとともに、上記エレベータ制御装置から当該エレベータの運行に関連する運行関連情報を受信し、この運行関連情報と上記コンテンツ情報とを合成した画像データを、かご内の表示装置に出力する表示端末装置と、
を備えてなるエレベータ情報表示装置において、
上記表示端末装置が、かご内の表示装置に出力している画像データをキャプチャして、上記ローカルエリアネットワークを介して上記管理用コンピュータに送信する画像キャプチャ機能を備え、
上記管理用コンピュータは、各表示端末装置から受信した複数のエレベータの画像データを、当該管理用コンピュータに付設された管理用モニタ上に並べて表示する分割表示機能を備えている、ことを特徴としている。

0008

本発明の好ましい一つの態様では、上記表示端末装置は、所定の時間間隔で画像データをキャプチャして、静止画像データとして管理用コンピュータに送信する。

0009

また、本発明の好ましい他の一つの態様では、かご内の表示装置に出力される画像データが所定フレームレートの動画データであり、上記表示端末装置は、かご内の表示装置に出力される元の画像データよりもフレームレートの低い動画データとして管理用コンピュータに送信する。

0010

一つの例では、上記コンテンツ情報は、動画情報テキスト情報とを含み、両者が上記運行関連情報とともに上記表示装置に表示される。

0011

一つの例では、上記運行関連情報は、エレベータの運行方向の表示、かごが位置する階床の表示、非常時の警告表示、の少なくとも1つを含む。

0012

上記表示端末装置は、例えば、個々のエレベータの機械室昇降路内等に設置され、この表示端末装置からトラベリングケーブルを介してかご内の表示装置に画像データが出力される。

0013

上記ローカルエリアネットワークは、例えば、ハブを介して接続された有線のローカルエリアネットワークからなる。例えば、公知のイーサネット(Ethernet)(IEEE802.3)に準拠したローカルエリアネットワークが用いられる。

0014

すなわち、本発明では、ビルの管理室等に設置される管理用コンピュータが、適宜なファイル形式で備えるコンテンツ情報を、どのような順序や時間等で表示すべきかを指示するスケジューリング情報とともに、各エレベータの表示端末装置に配信する。一方、各エレベータの運転を制御するエレベータ制御装置は、エレベータの運行方向やかごの現在の階床位置などの運行関連情報を、当該エレベータの表示端末装置に与える。表示端末装置は、両者を合成して画像データを生成し、かご内の液晶モニタ等からなる表示装置に出力する。これにより、かご内の乗客は、階床表示等とともに、宣伝広告や天気予報等のコンテンツ情報を見ることができる。このコンテンツ情報は、一般には、乗客の興味をそそるために、何らかの動きがある動画情報を含むものとなる。

0015

そして、各エレベータの表示端末装置は、画像キャプチャ機能を具備しており、かご内に実際に表示している合成された画像データをキャプチャし、静止画像データあるいは元の画像データよりもフレームレートの低い動画データ等として、つまり比較的小さなサイズのデータとして、ローカルエリアネットワークを介して管理用コンピュータへ送信する。

0016

管理用コンピュータでは、分割表示機能によって、複数のエレベータの画像データを、当該管理用コンピュータに付設された管理用モニタ上に並べて表示する。エレベータ管理者は、これにより、各エレベータのかごで実際にどのような情報表示がなされているのか、あるいは、管理用コンピュータから指示したコンテンツ情報が正しく表示されているか否か、等を確認することができる。

発明の効果

0017

この発明によれば、管理用コンピュータと各エレベータの表示端末装置とを接続したローカルエリアネットワークを利用して、コンテンツ情報の配信と、実際の表示画像の確認のための管理用コンピュータへの画像表示と、の双方が行われ、従来の装置に比べて、その構成が非常に簡単なものとなる。特に、映像信号のための多数本の同軸ケーブルをエレベータから管理室等まで引き回す必要がない。

図面の簡単な説明

0018

この発明に係る表示画像確認システム全体の構成を示す構成説明図。
エレベータ情報表示装置の構成を示す構成説明図。
管理用コンピュータの管理用モニタにおける分割画面の説明図。
かご室内の表示装置に表示された画像情報の一例を示す説明図。
非常時の表示の一例を示す説明図。

実施例

0019

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

0020

図1は、この発明に係る表示画像確認システム全体の構成を示す構成説明図である。このシステムは、1つのビル内に複数台のエレベータ、一例としてA号機、B号機、C号機・・・O号機、P号機の16台のエレベータを有しており、各々のエレベータのかご内に、液晶モニタ等の表示装置1を備えている。各々の表示装置1には、各エレベータ毎に設けられた表示端末装置2がデジタル方式もしくはアナログ方式映像信号線3を介して接続されている。なお、表示装置1としては液晶モニタ等のデジタル入力のものが好ましく、この場合には、表示端末装置2からデジタル信号として画像データが供給される。

0021

表示端末装置2は、CPU、ROM、RAM、通信用イーサネットボード、等を含む一種マイクロコンピュータシステムからなり、各エレベータの機械室(あるいは昇降路内)に設置されている。

0022

一方、ビルの管理室(あるいはビルから離れた遠隔のエレベータ管理室でもよい)には、エレベータの種々の管理を行うための管理用コンピュータ5が設置されている。この管理用コンピュータ5は、ハードディスク装置光学ディスク装置を有する本体部6とともに液晶モニタ等の管理用モニタ7やキーボード8等の入力デバイスを含む汎用パーソナルコンピュータから構成されている。本体部6は、通信用のイーサネットボードを備えている。

0023

上記管理用コンピュータ5と16台の表示端末装置2とは、イーサネットに準拠したローカルエリアネットワーク(LAN)10によって互いに接続されている。具体的には、ビル内に敷設されたLANケーブル11およびビル内に適宜に配置された複数台のハブ12によってローカルエリアネットワーク10が構築されている。

0024

図2は、1つのエレベータについてのエレベータ情報表示装置のシステム構成を示しており、前述したように、管理室15の管理用コンピュータ5と各エレベータの機械室16内の表示端末装置2とがローカルエリアネットワーク10によって接続されている。各エレベータの機械室16には、エレベータの運転をそれぞれ制御するエレベータ制御装置(いわゆる制御盤)21が設置されており、表示端末装置2は、このエレベータ制御装置21にもRS−232C等の専用の信号線22を介して接続されている。また、機械室16内の表示端末装置2とかご17内部の表示装置1とは、前述したようにデジタル方式もしくはアナログ方式の映像信号線3を介して接続されているが、その一部は、かご17から昇降路内に吊り下げられているトラベリングケーブル23として構成されている。つまり、かご17内の表示装置1に表示される最終的な画像データは、機械室16内の表示端末装置2からトラベリングケーブル23を介してかご17側に送られる。

0025

各エレベータの表示装置1で表示すべきコンテンツ情報(例えば、一般的な宣伝公告やビル内の飲食店等の案内あるいは天気予報やニュース等)は、管理用コンピュータ5のハードディスク装置などに予め記憶されている。また、複数のコンテンツ情報を、どのような順番で、あるいはどのような時間に表示するか、といった情報表示のスケジュールに関するスケジューリング情報が、同じく管理用コンピュータ5に記憶されている。これらのコンテンツ情報やスケジューリング情報は、管理用コンピュータ5に光学ディスク等を用いて入力することができ、また、スケジューリング情報は、キーボード8等により管理者が適宜に設定・変更することができる。これらのコンテンツ情報およびスケジューリング情報は、管理用コンピュータ5からローカルエリアネットワーク10を介して各エレベータの表示端末装置2に配信される。配信されたコンテンツ情報およびスケジューリング情報は、表示端末装置2のメモリ等の記憶部に記憶保持される。なお、16台のエレベータの全てが同一のコンテンツ情報を同時に表示することに限らず、例えば各エレベータの設置場所等に応じて、異なるコンテンツ情報を各エレベータに配信することもでき、あるいはいくつかの同じコンテンツ情報を異なるスケジュールで表示するようにスケジューリング情報を設定することも可能である。コンテンツ情報およびスケジューリング情報の配信は、管理者の手動操作に基づいて行うことができるほか、例えばタイマを用いて一定時間に自動に配信するように構成することが可能である。

0026

一方、エレベータの運行方向(つまり、上昇か下降か)、かご17が位置する階床、非常時の警告、などの個々のエレベータの運行に関連する運行関連情報は、各エレベータのエレベータ制御装置21から同じ機械室16内に位置する表示端末装置2に与えられる。

0027

表示端末装置2は、指示されたスケジュールに従ったコンテンツ情報とエレベータ制御装置21から受信した運行関連情報とを合成し、かご17内の表示装置1に表示すべき画像データを生成する。例えば、個々の情報にそれぞれ対応した複数のレイヤーを重ね合わせることで、最終的な画像データを生成する。この画像データは、前述したように、トラベリングケーブル23を介して、各かご17内の表示装置1に出力される。

0028

コンテンツ情報としては、例えば、動画情報とテキスト情報との双方を含むことができる。これらの動画情報とテキスト情報とは、表示装置1の画面上で互いに重ね合わせた形で表示してもよく、あるいは、領域を分けた形で表示してもよい。

0029

図4は、最終的な画像データが表示された表示装置1の画面の一例を示しており、画面の下端部を除く大部分の領域に、コンテンツ情報として動画情報31が表示されている。図示例では、コンテンツ情報として、野生撮影した動画が表示されている。また画面の下端部には、帯状にテキスト情報32の領域が設けられており、例えば「いらっしゃいませ・・・」等の文字列が表示されている。一方、エレベータ制御装置21から受信した運行関連情報として、三角形の矢印による運行方向表示33と、数字による階床表示34と、が動画情報31の領域に重ねた形で表示されている。すなわち、画面のレイヤーとして、最も背面に位置する動画情報31のレイヤーの上にテキスト情報32のレイヤーが重ねられ、さらに前面側に、運行方向表示33のレイヤーおよび階床表示34のレイヤーが重ねられている。なお、運行関連情報としては、上記に限らず、例えば、定員超過になっている、何らかの管制運転モードになっている、などの情報の表示も可能である。

0030

また、図5は、非常時、例えば火災発生時における表示装置1の表示画面の一例を示している。このときには、通常時の動画情報31に代えて、画面の下端部を除く大部分の領域に、避難を促すメッセージを含む所定の火災発生時用の静止画情報35が表示される。また、同様に、火災時の警告用のテキスト情報32が画面の下端部に表示される。これらの非常時の警告情報は、コンテンツ情報の一つとして予め管理用コンピュータ5から各表示端末装置2に配信されているものであり、エレベータ制御装置21から与えられる火災報知信号等に応答して表示装置1への表示が実行される。

0031

なお、図2に示す情報表示装置のシステムでは、エレベータの乗り場に配置されるフロア用表示装置41を備えており、このフロア用表示装置41にも、表示端末装置42を介して、かご17内の表示装置1と同様の情報が表示されるようになっている。

0032

各エレベータ毎にかご17内の表示装置1に出力される画像データを作成する表示端末装置2は、専用のハードウェアもしくはソフトウェアから構成されるキャプチャ機能を備えている。表示端末装置2は、このキャプチャ機能によって、かご17内の表示装置1に実際に出力している画像データをキャプチャして、ローカルエリアネットワーク10を介して、管理用コンピュータ5に送信する。

0033

一例としては、表示端末装置2は、所定の時間間隔、例えば1〜3秒程度の時間間隔でもって画像データをキャプチャし、静止画像データとして管理用コンピュータ5に送信する。

0034

他の例としては、表示端末装置2は、かご17内の表示装置1に出力される動画データからなる画像データのフレームレートよりも低いフレームレートの低い動画データとして、画像データをキャプチャし、管理用コンピュータ5に送信する。フレームレートの低減と併せて、データサイズの低減のために、画像の解像度の低減あるいは色数の削減、等を行ってもよい。

0035

静止画像データあるいは動画データのいずれであっても、比較的小さなサイズのデータとして、計16台の表示端末装置2から管理用コンピュータ5にキャプチャした画像データが送られる。

0036

一方、管理用コンピュータ5は、各表示端末装置2から受信した16台のエレベータの画像データを管理用モニタ7上に並べて表示する分割表示機能を備えている。図3は、管理用モニタ7の画面表示の一例を示しており、画面全体を4×4の16個の領域に区分した形で、A号機からP号機までの16個の画像が同時に表示される。また、図3には図示していないが、個々の画像がどのエレベータのものであるかを特定するために、A号機、B号機等の号機番号のラベルが、個々の画像に重ねて、あるいは個々の画像の下側、などに併せて表示される。これにより、管理者は、A号機〜P号機の各エレベータのかご17で実際にどのような情報表示がなされているのか、あるいは、管理用コンピュータ5から指示したコンテンツ情報が正しく表示されているか否か、等を目視で容易に確認することができる。

0037

さらには、管理用モニタ7上の各エレベータの画像表示を利用して、管理者は、各号機のエレベータの運行状況を把握することもできる。例えば、各号機がどの方向に動いているか、何階に停止しているか、定員超過になっていないか、何らかの管制運転になっていないか、等の運行状況を複数台のエレベータについて容易に把握することができる。

0038

このように、上記実施例では、管理用コンピュータ5と各エレベータの表示端末装置2とを接続したイーサネットに準拠したローカルエリアネットワーク10を利用して、各表示端末装置2へのコンテンツ情報の配信と、実際の表示画像の確認のための管理用コンピュータ5への画像表示と、の双方が行われる。従って、従来の監視カメラ用の分割表示ユニットを用いた構成に比べて、その構成が非常に簡単なものとなる。特に、映像信号のための多数本の同軸ケーブルを多数のエレベータから管理室15まで引き回す必要がなくなり、保守点検も容易となる。

0039

なお、管理用コンピュータ5は、必ずしも物理的に1台のパーソナルコンピュータである必要はない。つまり、機械室16内において互いに接続された2台のパーソナルコンピュータを組み合わせて管理用コンピュータ5を構成し、一方からコンテンツ情報等の配信を行い、他方で確認用の分割表示を行うようにすることも可能である。

0040

また、上記実施例では、エレベータが16台である場合を例に説明したが、この「16台」は一例に過ぎず、本発明は、エレベータの台数に限らずに適用が可能である。また、画像を表示すべきエレベータの台数が非常に多い場合には、管理用モニタ7の一画面に全てを並べると個々の画像が過度に小さくなってしまうので、複数枚の画面に分けて、これら複数枚の画面を例えば一定時間毎に順次表示させるようにしてもよい。

0041

1…表示装置
2…表示端末装置
5…管理用コンピュータ
7…管理用モニタ
10…ローカルエリアネットワーク
15…管理室
16…機械室
17…かご
21…エレベータ制御装置
23…トラベリングケーブル
31…動画情報
32…テキスト情報
33…運行方向表示
34…階床表示

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