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技術 車両用ドアトリム

出願人 しげる工業株式会社
発明者 稲垣賢治
出願日 2016年4月21日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-085402
公開日 2017年10月26日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-193281
状態 特許登録済
技術分野 車両のドア 階段・物品収容 車両の内装・外装、防音・断熱
主要キーワード フェルトシート ポケット部材 ポケット空間 フェルト層 ポケット開口 射出成形樹脂 一体接合 ポケット構造
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

車両のポケット部材ひいてはドアトリムを軽量化する。

解決手段

ドアトリム本体10の車室側とは反対側にポケット部材20を配置する。ドアトリム本体10とポケット部材20との間にポケット空間2aを画成する。ポケット部材20を、1種又は複数種フェルト繊維を含有するフェルトシート20Xによって構成する。フェルト繊維として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、低融点PET(LPET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の化学繊維が挙げられる。

概要

背景

車両のドアトリムには、ドアポケットが設けられている(特許文献1等参照)。ドアポケットは、ドアトリム本体とポケット部材とによって構成されている。ドアトリム本体には、ポケット開口部が形成されている。ポケット部材は、ドアトリム本体と同様の射出成形樹脂で形成され、ドアトリム本体の裏側(車室側とは反対側)に配置されている。ドアトリム本体とポケット部材との間にポケット空間が形成されている。ポケット空間の上側部が、ドアトリム本体のポケット開口部を通して車室に臨んでいる。

概要

車両のポケット部材ひいてはドアトリムを軽量化する。ドアトリム本体10の車室側とは反対側にポケット部材20を配置する。ドアトリム本体10とポケット部材20との間にポケット空間2aを画成する。ポケット部材20を、1種又は複数種フェルト繊維を含有するフェルトシート20Xによって構成する。フェルト繊維として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、低融点PET(LPET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の化学繊維が挙げられる。

目的

本発明は、かかる事情に鑑み、ポケット部材ひいてはドアトリムの一層の軽量化の要請応えることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車室に臨むポケット開口部を有するドアトリム本体と、前記ドアトリム本体の車室側とは反対側に配置され、前記ドアトリム本体との間に前記ポケット開口部に連なるポケット空間画成するポケット部材とを備え、前記ポケット部材が、1種又は複数種フェルト繊維を含有するフェルトシートによって構成されていることを特徴とする車両用ドアトリム

請求項2

前記フェルトシートが、複数積層されたフェルト層を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアトリム。

技術分野

0001

本発明は、車両におけるドアトリムに関し、特にドアトリムのポケット構造に関する。

背景技術

0002

車両のドアトリムには、ドアポケットが設けられている(特許文献1等参照)。ドアポケットは、ドアトリム本体とポケット部材とによって構成されている。ドアトリム本体には、ポケット開口部が形成されている。ポケット部材は、ドアトリム本体と同様の射出成形樹脂で形成され、ドアトリム本体の裏側(車室側とは反対側)に配置されている。ドアトリム本体とポケット部材との間にポケット空間が形成されている。ポケット空間の上側部が、ドアトリム本体のポケット開口部を通して車室に臨んでいる。

先行技術

0003

特開2010−036513号公報(図2、[0002])

発明が解決しようとする課題

0004

近年、車両のドアトリムは、できるだけ軽量であることが求められている。ポケット部材を薄肉化したり発泡成形したりすることで軽量化することが考えられるが、最近の射出成形樹脂製のポケット部材の厚みは2mm程度であり、これ以上の薄肉・軽量化は困難である。
本発明は、かかる事情に鑑み、ポケット部材ひいてはドアトリムの一層の軽量化の要請応えることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

前記問題点を解決するために、本発明に係る車両用ドアトリムは、車室に臨むポケット開口部を有するドアトリム本体と、前記ドアトリム本体の車室側とは反対側に配置され、前記ドアトリム本体との間に前記ポケット開口部に連なるポケット空間を画成するポケット部材とを備え、前記ポケット部材が、1種又は複数種フェルト繊維を含有するフェルトシートによって構成されていることを特徴とする。
ポケット部材をフェルトシートによって構成することで軽量化でき、ひいてはドアトリムを軽量化することができる。加えて、副次的効果として、ドアトリム本体とポケット部材との間からビレ音等の振動音が発生するのを防止できる。更に、ポケット構造の質感を高めて高級感を出すことができる。

0006

前記フェルトシートが、一層のフェルト層にて構成されていてもよい。
前記フェルトシートが、複数積層されたフェルト層を含んでいてもよい。
前記フェルトシートの目付は、500g/m2以上1000g/m2以下であることが好ましい。

発明の効果

0007

本発明によれば、ポケット部材をフェルトシートによって構成することで、ドアトリムを軽量化することができる。

図面の簡単な説明

0008

図1は、本発明の一実施形態に係るドアトリムを車室側から見た図である。
図2は、前記ドアトリムのポケット部材を車室側から見た図である。
図3は、前記ポケット部材の斜視図である。
図4は、図1のIV−IV線に沿う、前記ドアトリムの断面図である。
図5(a)は、図4に示すドアトリムの下側部分の拡大断面図である。図5(b)は、図1のV−V線に沿う、前記ドアトリムの拡大断面図である。
図6(a)は、前記ポケット部材を構成するフェルトシートの断面構造の一例を示す断面図である。図6(b)は、前記フェルトシートの断面構造の他の一例を示す断面図である。

実施例

0009

以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、車両のドアトリム1を示したものである。ドアトリム1は、ドアトリム本体10と、ポケット部材20を備えている。図4に示すように、ドアトリム本体10とポケット部材20とによってドアポケット2が形成されている。

0010

ドアトリム本体10の材質は、ポリププレン(PP)等である。ドアトリム本体10は、例えば射出成形等によって製造されている。図1及び図4に示すように、ドアトリム本体10の概略中央部には、ポケット開口部12aが形成されている。ドアトリム本体10の裏面(車室側とは反対側(図4において右側)の面)には、複数の止着部13,14が形成されている。図4に示すように、止着部13は、爪状の突起にて構成されている。図5に示すように、止着部14は、筒状の突起にて構成されている。図1に示すように、これら止着部13,14が、互いにポケット開口部12aの周りに環状に分散配置されている。

0011

図1及び図4に示すように、ポケット部材20は、ドアトリム本体10の裏側(車室とは反対側、図4において右側)に配置されている。ドアトリム本体10の一部分とポケット部材20との間にポケット空間2aが形成されている。ポケット空間2aの上側部が、ポケット開口部12aに連なり、更にポケット開口部12aを介して車室に臨んでいる。ポケット部材20がポケット開口部12aを裏側(図1において紙面奥側)から覆っている。
ポケット部材20には、ボトル収容部2b等が設けられていてもよい。

0012

図1に示すように、ポケット部材20の周縁部は、ドアトリム本体10に止着されている。
図2及び図3に示すように、ポケット部材20の周縁部には、複数の被止着部23,24が形成されている。これら被止着部23,24が、ポケット部材20の周方向に沿って互いに離れて配置されている。各被止着部23,24は、車室側(図2において紙面手前側)から見て概略四角形状の凹みになっている。図2及び図4に示すように、被止着部23には、長方形係止孔23aが貫通形成されている。係止孔23aは、ドアトリム本体10の爪状の止着部13と一対一に対応している。図5(a)に示すように、止着部13が、対応する係止孔23aに挿通されて係止されている。図2及び図5(b)に示すように、被止着部24には、円形溶着孔24aが貫通形成されている。溶着孔24aは、ドアトリム本体10の筒状の止着部14と一対一に対応している。各止着部14が、対応する溶着孔24aを貫通し、かつ図5(b)の二点鎖線にて示すように、被止着部24と溶着されて、溶着後止着部14Aとなっている。

0013

図4に示すように、ポケット部材20は、フェルトシート20Xを成形することによって構成されている。フェルトシート20Xは、複数種のフェルト繊維を含有する。フェルト繊維として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、低融点PET(LPET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の化学繊維が挙げられる。
本実施形態では、フェルトシート20Xは、PETとLPETとの複合繊維材にて構成されている。PETとLPETの重量比は、例えばPET:LPET=80:20〜50:50程度であり、好ましくはPET:LPET=60:40程度である。フェルトシート20XにLPET繊維を含有させることによって、ポケット部材20の剛性ないしは保形性を高めることができる。

0014

図6(a)に示すように、フェルトシート20Xは、好ましくは1層のフェルト層20aで構成されている。
なお、図6(b)に示すように、フェルトシート20Xは、2層(複数層)のフェルト層20b,20cで構成されていてもよい。2層のフェルト層20b,20cは、互いに重ねられた後、多数の針で串刺しされることで、これらフェルト層20b,20cのフェルト繊維どうしが絡まり合い、一体接合されている。好ましくは、表側(図6(b)において上側)のフェルト層20bは、車室から見え得るために意匠性を高くする。裏側(図6(b)において下側)のフェルト層20cは、剛性を高くする。

0015

フェルトシート20Xの目付は、好ましくは500g/m2以上、1000g/m2以下である。フェルトシート20Xの目付が大きすぎると、ポケット部材20の重量が増し、ドアトリム1の軽量化に資することができない。フェルトシート20Xの目付が小さすぎると、ポケット部材20の強度を確保するのが困難になる。
フェルトシート20Xの厚みは、好ましくは3mm〜6mm程度であり、より好ましくは4mm程度である。フェルトシート20Xの厚みが大きすぎても小さすぎてもポケット部材20の強度を確保するのが困難になる。

0016

ポケット部材20は、次のようにして製造される。
平坦なフェルトシート20Xを用意する。このフェルトシート20Xを加熱したうえで、コールドプレスすることで、ポケット部材20の形状に成形する。
このポケット部材20を、別途、射出成形したドアトリム本体10に取り付ける。
ドアトリム本体10の止着部13をポケット部材20の被止着部23に通し、止着部14を被止着部24に溶着させる。これによって、ポケット部材20がドアトリム本体10に止着される。
なお、ポケット部材20の周縁部を全周にわたってドアトリム本体10に溶着してもよい。

0017

ドアトリム1によれば、ポケット部材20を射出成形樹脂製のものよりも軽量化できる。ひいては、ドアトリム1を軽量化できる。
加えて、射出成形樹脂製のドアトリム本体10とフェルトシート20X製のポケット部材20との間には、ビレ音等の振動音が生じない。ちなみに、ドアトリム本体10とポケット部材20が共に射出成形樹脂製であると、車両の振動等によるビレ音が発生しやすい。
更には、フェルトシート20X製のポケット部材20が、ポケット開口部12aを通して車室に現れることで、ポケット構造の質感を高めて高級感を出すことができる。

0018

本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、フェルトシート20Xが、1種又は複数種のフェルト繊維に加えて添加樹脂を含有していてもよい。添加樹脂成分は、好ましくはポリプロピレン(PP)であるが、これに限られず、ポリエチレン(PE)等の他の樹脂成分であってもよい。添加樹脂によって、ポケット部材20の剛性が高まり、保形性を確保できる。
フェルトシート20Xに波形状にしたり折り目を付けたりすることによって、ポケット部材20の剛性ないしは保形性を高めてもよい。

0019

本発明は、車両のドアトリムに適用できる。

0020

1ドアトリム
2ドアポケット
2aポケット空間
2bボトル収容部
10 ドアトリム本体
12aポケット開口部
13 爪状の止着部
14 筒状の止着部
20ポケット部材
20aフェルト層
20b,20c フェルト層
20Xフェルトシート
21フェルト繊維
23 被止着部
23a長方形の係止孔
24 被止着部
24a円形の溶着孔

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