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技術 栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニット

出願人 関根良一
発明者 関根良一
出願日 2016年4月19日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-083551
公開日 2017年10月26日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2017-192322
状態 特許登録済
技術分野 栽培用器(植木鉢),播種用鉢
主要キーワード 結合パイプ フランジ付ナット 外法寸法 各仕切り板 安全キャップ 内法寸法 パイプ端 スタンド装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月26日)のものです。
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図面 (18)

課題

草花美観及び生育環境の向上を図ることができる栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットを提供すること。

解決手段

上下方向に複数段積み重ねられて配置可能な栽培容器1であって、一面側が開口した下部容器2と、一面側が開口し、周壁34が傾斜状に形成されるとともに前記周壁34に形成された植物を植え付け植付口34a及び他面側に形成された植物を植え付ける植付口34bを有する上部容器3と、を具備し、前記下部容器2の開口と前記上部容器3の開口とが対向するように組み合わされる。

概要

背景

草花の美しさを楽しむ人々によって、様々な種類の草花を植えたを庭先や玄関先にところ狭しと置かれている光景はよく見かけられる。このような光景は、乱雑さを招くばかりではなく、草花の美観を損なう虞がある。
ところで、植木鉢積み重ね式として立体的な植木鉢を構成するものが各種提案されている(特許文献1乃至特許文献6参照)。

概要

草花の美観及び生育環境の向上をることができる栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットを提供すること。上下方向に複数段に積み重ねられて配置可能な栽培容器1であって、一面側が開口した下部容器2と、一面側が開口し、周壁34が傾斜状に形成されるとともに前記周壁34に形成された植物を植え付け植付口34a及び他面側に形成された植物を植え付ける植付口34bを有する上部容器3と、を具備し、前記下部容器2の開口と前記上部容器3の開口とが対向するように組み合わされる。

目的

本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、草花の美観及び生育環境の向上を図ることができる栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

上下方向に複数段積み重ねられて配置可能な栽培容器であって、一面側が開口した下部容器と、一面側が開口し、周壁が傾斜状に形成されるとともに前記周壁に形成された植物を植え付け植付口及び他面側に形成された植物を植え付ける植付口を有する上部容器と、を具備し、前記下部容器の開口と前記上部容器の開口とが対向するように組み合わされることを特徴とする栽培容器。

請求項2

前記下部容器と上部容器とは、結合パイプにより結合されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。

請求項3

前記下部容器及び上部容器の周壁には、複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の栽培容器。

請求項4

前記下部容器及び上部容器の開口の大きさは、上部容器の開口より下部容器の開口の方が大きく、下部容器と上部容器とが組み合わされたとき、上部容器の開口縁部が下部容器の開口の内側に入り込むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の栽培容器。

請求項5

基台と、この基台に立設された支柱とを有するスタンド装置を備え、前記支柱に前記結合パイプを貫通させて、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の栽培容器を複数段に積み重ねて配置することを特徴とする栽培容器ユニット

請求項6

上部に配置される栽培容器と下部に配置される栽培容器との当接部には、摩擦力を低減する半球形状の突起が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の栽培容器ユニット。

請求項7

前記スタンド装置は、基台上に栽培容器積載台を備え、この栽培容器積載台には、支柱を中心として栽培容器積載台が回転可能なキャスターが設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の栽培容器ユニット。

請求項8

複数段に積み重ねて配置された栽培容器の相互間には、荷重受け手段が設けられていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の栽培容器ユニット。

請求項9

請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の栽培容器ユニットであって、栽培容器の外形を上部の段に向かうに従い小さくしたことを特徴とする栽培容器ユニット。

請求項10

構造物吊り下げられて固定される支柱と、この支柱に前記結合パイプを貫通させて、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の栽培容器を複数段に積み重ねるように吊り下げて配置することを特徴とする栽培容器ユニット。

請求項11

請求項5乃至請求項9のいずれか一項に記載の栽培容器ユニットを複数組み合わせて連結したことを特徴とする複合栽培容器ユニット。

技術分野

0001

本発明は、上下方向に複数段積み重ねられて配置するのに適する栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットに関する。

背景技術

0002

草花の美しさを楽しむ人々によって、様々な種類の草花を植えたを庭先や玄関先にところ狭しと置かれている光景はよく見かけられる。このような光景は、乱雑さを招くばかりではなく、草花の美観を損なう虞がある。
ところで、植木鉢を積み重ね式として立体的な植木鉢を構成するものが各種提案されている(特許文献1乃至特許文献6参照)。

先行技術

0003

特開平9−84466号公報
特開平10−75664号公報
特開平11−48589号公報
特開平11−313551号公報
特開2003−219730号公報
特許第5021091号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記のような立体的な植木鉢の構成では、植木鉢の配置スペースを少なくして多くの草花を植え付けることができるものの、草花の美観や生育環境の向上において改善の余地が残されている。また、積み重ね式の立体的な植木鉢のため、構造的に不安定であり、さらに、日当たりも十分に得られ難いという課題も生じる。

0005

本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、草花の美観及び生育環境の向上を図ることができる栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の栽培容器は、上下方向に複数段に積み重ねられて配置可能な栽培容器であって、一面側が開口した下部容器と、一面側が開口し、周壁が傾斜状に形成されるとともに前記周壁に形成された植物を植え付ける植付口及び他面側に形成された植物を植え付ける植付口を有する上部容器と、を具備し、前記下部容器の開口と前記上部容器の開口とが対向するように組み合わされることを特徴とする。
かかる発明によれば、草花の美観及び生育環境の向上を図ることができる。
請求項2に記載の栽培容器は、請求項1に記載の栽培容器において、前記下部容器と上部容器とは、結合パイプにより結合されていることを特徴とする。

0007

請求項3に記載の栽培容器は、請求項1又は請求項2に記載の栽培容器において、前記下部容器及び上部容器の周壁には、複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
貫通孔は、例えば、追肥、給水や通気のために機能させることができる。

0008

請求項4に記載の栽培容器は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の栽培容器において、前記下部容器及び上部容器の開口の大きさは、上部容器の開口より下部容器の開口の方が大きく、下部容器と上部容器とが組み合わされたとき、上部容器の開口縁部が下部容器の開口の内側に入り込むことを特徴とする。

0009

請求項5に記載の栽培容器ユニットは、基台と、この基台に立設された支柱とを有するスタンド装置を備え、前記支柱に前記結合パイプを貫通させて、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の栽培容器を複数段に積み重ねて配置することを特徴とする栽培容器ユニット。
かかる発明によれば栽培容器の設置スペースを少なくすることができる。

0010

請求項6に記載の栽培容器ユニットは、請求項5に記載の栽培容器ユニットにおいて、上部に配置される栽培容器と下部に配置される栽培容器との当接部には、摩擦力を低減する半球形状の突起が設けられていることを特徴とする。

0011

請求項7に記載の栽培容器ユニットは、請求項5又は請求項6に記載の栽培容器ユニットにおいて、前記スタンド装置は、基台上に栽培容器積載台を備え、この栽培容器積載台には、支柱を中心として栽培容器積載台が回転可能なキャスターが設けられていることを特徴とする。

0012

請求項8に記載の栽培容器ユニットは、請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の栽培容器ユニットにおいて、複数段に積み重ねて配置された栽培容器の相互間には、荷重受け手段が設けられていることを特徴とする。

0013

請求項9に記載の栽培容器ユニットは、請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載の栽培容器ユニットであって、栽培容器の外形を上部の段に向かうに従い小さくしたことを特徴とする。
請求項10に記載の栽培容器ユニットは、構造物吊り下げられて固定される支柱と、

0014

この支柱に前記結合パイプを貫通させて、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の栽培容器を複数段に積み重ねるように吊り下げて配置することを特徴とする。

0015

請求項11に記載の複合栽培容器ユニットは、請求項5乃至請求項9のいずれか一項に記載の栽培容器ユニットを複数組み合わせて連結したことを特徴とする。

発明の効果

0016

本発明の実施形態によれば、草花の美観及び生育環境の向上を図ることができる栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットを提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の第1の実施形態に係る栽培容器を示す斜視図である。
同栽培容器を分解して示す斜視図である。
同栽培容器における結合パイプを示す斜視図である。
同栽培容器を示す断面図である。
同栽培容器におけるスタンド装置を示す斜視図である。
同栽培容器に植物を植え付ける過程を示す斜視図である。
同栽培容器が積み重ねられた場合に、中間部に配置される栽培容器を示す斜視図である。
同栽培容器が積み重ねられた場合に、最上部に配置される栽培容器を示す斜視図である。
同スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す斜視図である。
同じく、スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す断面図である。
同じく、スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す外観写真である。
本発明の第2の実施形態(実施例1)に係る複合栽培容器ユニットを示す斜視図である。
同(実施例2)に係る複合栽培容器ユニットを示す斜視図である。
本発明の第3の実施形態に係る栽培容器を示す斜視図である。
同栽培容器ユニットを示す斜視図である。
本発明の第4の実施形態に係る栽培容器ユニットを示す斜視図である。
本発明の第5の実施形態に係る栽培容器ユニットを示す斜視図である。

実施例

0018

以下、本発明の第1の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。図1は、栽培容器を示す斜視図であり、図2は、栽培容器を分解して示す斜視図であり、図3は、結合パイプを示す斜視図である。また、図4は、栽培容器を示す断面図であり、図5は、栽培容器のスタンド装置を示す斜視図であり、図6は、栽培容器に植物を植え付ける過程を示す斜視図である。図7は、積み重ねられた場合に中間部に配置される栽培容器を示す斜視図であり、図8は、積み重ねられた場合に最上部に配置される栽培容器を示す斜視図である。さらに、図9は、スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す斜視図であり、図10は、スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す断面図であり、図11は、スタンド装置に栽培容器が積み重ねられた状態を示す外観写真である。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

0019

図1乃至図4に示すように、栽培容器1は、下部容器2と、上部容器3と、結合パイプ4とを備えている。栽培容器1は、下部容器2と上部容器3とが組み合わされて構成されるようになっている。

0020

下部容器2は、樹脂材料から形成されていて、全体的には椀状の形状をなし、底壁21及び周壁22を有して一面側(上面側)が開口している。底壁21は、平坦円形状に形成されており、略中央部には、後述する結合パイプ4が貫通する貫通孔21aが形成されている。また、貫通孔21aの周囲には、適宜数の排水孔21bが形成されている。

0021

周壁22は、曲面をなして上方に向かって拡大する傾斜状に形成されており、開口縁部には、植物を植え付ける複数の植付口22aが形成されている。この植付口22aは、開口縁部から下方に向かって馬蹄形の略弧状に切り欠かれて開口して形成されている。また、植付口22aの両端には、丸みのある略三角形状リブが内側に突出するように形成されており、このリブは仕切り板22bとして機能するようになっている。さらに、各仕切り板22bの中間部には、同様の仕切り板22cが形成されている。

0022

また、周壁22には、複数の貫通孔として追肥開口22dが形成されている。追肥は、図2に示すように追肥具Tdを用いて行われる。追肥具Tdは、細長パイプ長手方向に半割りに開口させ、片方パイプ端部を斜めに切り落とした形態のパイプ状部に把手を設けたものである。追肥開口22dの直径は、追肥具Tdのパイプ状部の直径より2mmほど大きく形成されている。また、その追肥開口22dには、周壁22の内側より例えば、ポリプロピレンで作られた追肥開口部網22eが貼り付けられ、下部容器2内の土が流出するのを防ぐようになっている。追肥開口部網22eには、中心線上部に逆T字状の切り込みが形成され、追肥具Tdのパイプ状部が挿入しやすくなっている。

0023

下部容器2の底壁21側には、複数の脚部23が設けられている。具体的には、図4に示すように脚部23は、周壁22における底壁21の近傍に設けられており、この脚部23の下端には半球形状の突起23aが形成されている。

0024

上部容器3は、下部容器2と同様に、樹脂材料から形成されていて、上部容器主部31と上部容器皿状部32とを備えている。上部容器主部31は、全体的には、下部容器2と比較して浅い椀状の蓋形状をなし、上壁33及び周壁34を有して一面側(下面側)が開口している。上壁33は、平坦な円形状に形成されており、周壁34は、曲面をなして下方に向かって拡大する傾斜状に形成されており、開口縁部には、植物を植え付ける複数の植付口34aが形成されている。この植付口34aは、開口縁部から上方に向かって馬蹄形の略弧状に切り欠かれて開口して形成されている。また、これら隣接する植付口34aの中間部には補助植付口34bが形成されている。補助植付口34bは、略半円形状であり、植付口34aより上方へ向かう寸法が短く、前記下部容器2の植付口22aと合わさって略楕円形状の開口を形成する。

0025

また、植付口34a及び補助植付口34bの両端には、丸みのあるリブが外側に突出するように形成されており、このリブは仕切り板34c及び34dとして機能するようになっている。さらに、周壁34には、下部容器2と同様に、複数の貫通孔として追肥開口34eが形成されている。

0026

上部容器皿状部32は、上部容器主部31に接合されて設けられている。上部容器皿状部32は、皿状であり、底壁35及び高さ方向に低い周壁36を有している。底壁35は、円形状であり、前記上部容器主部31の上壁33と略同じ形状に形成されている。また、周壁36は、上面側へ向かい拡大する傾斜状に形成されている。

0027

なお、上部容器皿状部32と上部容器主部31との接合には、接着やねじ止め等の各種手段が用いられる。また、上部容器皿状部32と上部容器主部31とを一体的に形成するようにしてもよい。

0028

底壁35の略中央部には、結合パイプ4が貫通する貫通孔35aが形成されている。この貫通孔35aを中心に対角的に複数の円形状の最上部植付口35bが形成されている。加えて、底壁35の周縁部には複数の給水孔35cが形成されている。すなわち、最上部植付口35bは、上部容器3の一面側(下面側)の開口に対して他面側(上面側)に形成されている。

0029

なお、これら貫通孔35a、最上部植付口35b及び給水孔35cに対応して、上部容器主部31の上壁33にも、これら貫通孔35a、最上部植付口35b及び給水孔35cと連通する貫通孔が形成されており、それぞれの機能が果たせるようになっている。

0030

また、栽培容器1を構成する下部容器2及び上部容器3は、積み重ねられたときの自重を軽くする必要から、ともに樹脂材料から形成されるのが好ましいが、金属製又は陶器製等であってもよい。材質が限定されるものではない。

0031

図3に示すように結合パイプ4は、下部容器2と上部容器3とを組み合わせて結合するものであり、例えば、ポリ塩化ビニル製中空パイプであり、両端部の外周に雄ねじ部41a、41bが形成されている。この結合パイプ4の雄ねじ部41a、41bには、下部ナット42a、42b及び下部補強プレート43、上部ナット44a、44b及び上部補強プレート45が係着されるようになっている。なお、下部ナット42bの下面側には、半球状の突起42cが形成されているのが望ましい(図4参照)。また、結合パイプ4、下部ナット42a、42b及び下部補強プレート43、上部ナット44a、44b及び上部補強プレート45は、樹脂材料又は金属材料から形成されている。

0032

以上のような栽培容器1において、下部容器2の上面側の開口と上部容器3の下面側の開口との大きさは、上部容器3の開口より下部容器2の開口の方が6cmほど大きく、下部容器2と上部容器3とが組み合わされたとき、上部容器3の開口縁部が下部容器2の開口の内側に入り込み接するような大きさの形態であることが好ましい。但し、各開口の大きさは、格別限定されるものではなく、同じ大きさであってもよいし、前記とは反対に下部容器2の開口より上部容器3の開口の方が大きい場合であってもよい。

0033

また、上部容器3の仕切り板34c、仕切り板34dの両側の内法寸法は、下部容器2の仕切り板22b、仕切り板22cの外法寸法より4mm程度広く設定されている。

0034

次に、主として図3及び図4を参照して、下部容器2と上部容器3とを組み合わせて結合する方法について説明する。まず、下部容器2において、結合パイプ4の雄ねじ部41aに下部ナット42aがねじ込まれた結合パイプ4(図3参照)を、貫通孔21aに差し入れる。次いで、下部容器2の底壁21における下側から下部補強プレート43を結合パイプ4に通して介在させ、下部ナット42bをねじ込んで締め付ける

0035

一方、結合パイプ4の上端の雄ねじ部41bより上部ナット44bをねじ込み、上部補強プレート45を結合パイプ4に通して配置する。この状態において、上部容器3を下部容器2に対して覆うように配置する。つまり、下部容器2の開口と上部容器3の開口とが対向するように上部容器3を下部容器2に対して被せて配置する。具体的には、上部容器3の貫通孔35aに結合パイプ4の上部を通し、結合パイプ4の雄ねじ部41bに上部ナット44aをねじ込んで締め付ける。

0036

この上部容器3を下部容器2に被せる場合、上部容器3の仕切り板34cと下部容器2の仕切り板22c、上部容器3の仕切り板34dと下部容器2の仕切り板22bとの位置がそれぞれ一致するように配置する。

0037

下部容器2と上部容器3とが組み合わされた状態においては、図4に代表して示すように、上部容器3の開口縁部と下部容器2の開口縁部とが接合する接線を接合線Ljとした場合、これを中心線として上部容器3の傾斜状の周壁34と下部容器2の傾斜状の周壁22とに植付口34a並びに補助植付口34b及び植付口22aが合わさって形成される植付口が構成される。
なお、植付口の数が少なくても足りる場合には、上部容器3の周壁34の植付口34aのみを形成するようにしてもよい。

0038

次に、栽培容器1のスタンド装置5について図5を参照して説明する。スタンド装置5は、栽培容器1を上下方向に複数段積み重ねて安定的に配置することができる装置である。

0039

スタンド装置5は、基台としての底板51と、支柱52と、栽培容器積載台53とを備えている。このスタンド装置5の支柱52に栽培容器1の結合パイプ4を貫通させて、栽培容器1を複数段に積み重ねて立体的に配置する。

0040

底板51は、樹脂製又は金属製であり栽培容器1の直径より5cmほど大きい直径の略円形平板状でに形成されている。この底板51の外周縁部には複数、具体的には4個の貫通孔51aが形成されている。この貫通孔51aには、略L字状のアンカー51bが貫通し、アンカー51bによって底板51が地盤に固定されるようになる。また、底板51の中央部にはフランジ付ナット51cが取り付けられている。なお、このフランジ付ナット51cは底板51と一体的に形成してもよい。

0041

支柱52は、長尺状のボルトであり、この一端部側が前記フランジ付ナット51cにねじ込まれ、底板51に立設するように固定されている。支柱52は、強度的な面から金属製であることが好ましい。

0042

栽培容器積載台53は、樹脂製であり、略円形の平板に、前記上部容器皿状部32と同様な皿状の部材が結合されて形成されている。また、中心部には、比較的小さい直径の円柱状部53aが設けられており、この円柱状部53aには支柱52が貫通する貫通孔53bが形成されている。さらに、栽培容器積載台53の底面側には、略円形の平板の円周囲に当該円と平行に複数のキャスター53cが取り付けられている。このように構成された栽培容器積載台53は、貫通孔53bに支柱52が貫通されて底板51上に設置される。

0043

なお、このスタンド装置5には、後述するように固定金物54、この固定金物54を締め合わせる一対のはずれ止めナット55、支柱52の最上端に取り付けられる安全キャップ56及び連結金物57が用意されている。これら部材は、金属製又は樹脂製が望ましい。

0044

次に、図6乃至図11を併せて参照して、栽培容器1への植物の植え付け手順について説明する。まず、既述のように結合パイプ4を下部容器2に取り付ける。次いで、スタンド装置5の支柱52に栽培容器積載台53の貫通孔53bに貫通させて、栽培容器積載台53を底板51上に設置する。

0045

結合パイプ4が取り付けられた下部容器2において、支柱52に結合パイプ4を貫通させて通し、下部容器2を栽培容器積載台53上にセットする。この状態で、図4及び図6に示すように、下部容器2の高さ7分くらいに培養土を入れ、下部容器2の植付口22aに水平との角度θ1が15度程度になるように植物を植え付ける。

0046

次いで、各植付口22aの中間部に形成された仕切り板22cの位置に水平との角度θ2が45度となるように植物を植え付けし、結合パイプ4の上部に取り付けたナット44bの下まで山状に培養土を盛る。そして、下部容器2の仕切り板22cの位置に、上部容器3の植付口34aが配置されるように上部容器3を被せる。これにより、補助植付口34b及び植付口22aが合わさって略楕円形状の植付口が形成され、植物の生育範囲にゆとりができる構成となる。

0047

図4に代表して示すように、栽培容器1は植物の植え付け角度を変えるように構成されている。具体的には、下部容器2側の植え付け角度θ1は水平に対し約15度とし、上部容器3側の植え付け角度θ2は水平に対し約45度となっている。つまり、θ1<θ2の関係になるように構成されている。

0048

植え付けられた植物はこれらの植え付け角度θ1、θ2を中心に成長していくが、下部容器2側では植え付け角度θ1を中心にやや下方向に広がるように成長し、上部容器3では植え付け角度θ2を中心にやや上方向に広がるように成長していく。そして、これら植物が成長するに従い、栽培容器1の側面が見えないほど植物で覆われていく。なお、図4中の矢印は植物の植え付け方向を示している。

0049

その後、上部容器3の貫通孔35aに結合パイプ4の上部を通し、上部ナット44aをねじ込んで締め付ける。このように栽培容器1への植物の植え付けが完了する(図7参照)。

0050

以上のような栽培容器1において、下部容器2の仕切り板22b、22c及び上部容器3の仕切り板34c、34dの役割は3つある。第1に、下部容器2、上部容器3のそれぞれの開口並びに植付口22a、植付口34a及び補助植付口34bの強度を補強すること、第2に、上部容器3と下部容器2との相互の回転を防止して、植え付けた植物が折れたり傷ついたりしないようにすること、第3に、植物の植え付け位置を分りやすくすることである。

0051

また、上述の植物の植え付け手順によれば、下部容器2をスタンド装置5にセットした状態で培養土を入れ、植物を植え付けるので、重量的な負担が軽減され作業が楽になる。つまり、栽培容器1に培養土を入れ、植物を植え付けた後に、この栽培容器1をスタンド装置5にセットする場合には、重くなり、重量的な負担がかかってしまうこととなる。

0052

次に、植物が植え付けられた栽培容器1を複数段積み重ねて配置し、栽培容器ユニット10として構成する場合について主として図9及び図10を参照して説明する。本実施形態においては、例えば、栽培容器1を3段に積み重ねて配置する形態を示している。

0053

段目の栽培容器1が栽培容器積載台53上に載置されセットされた状態において、2段目の栽培容器1を、支柱52に結合パイプ4を貫通させて積み重ねる。この場合、下部容器2に設けられた脚部23の半球形状の突起23aが1段目の上部容器3の上部容器皿状部32に当接される。

0054

続いて、3段目の栽培容器1を、支柱52に結合パイプ4を貫通させて積み重ねる。同様に、下部容器2に設けられた脚部23の半球形状の突起23aが2段目の上部容器3の上部容器皿状部32に当接される。この3段目の栽培容器1は、最上部の栽培容器1であり、この最上部植付口35bにのみ対応して植物が植え付けられている(図8参照)。

0055

このような栽培容器ユニット10においては、栽培容器1は、結合パイプ4と下部補強プレート43及び上部補強プレート45等によって挟まれ、荷重の大半が下部の栽培容器積載台53に伝わる。このため、下段側の栽培容器1は、上段側の栽培容器1からの荷重によって、変形や重量破壊を来す可能性がある。

0056

したがって、栽培容器1の変形や重量破壊を防ぐため、荷重受け手段を設けるのが好ましい。荷重受け手段は、複数段に積み重ねて配置された栽培容器1の相互間に設けられる。具体的には、荷重受け手段は一対のはずれ止めナット55から構成される。この一対のはずれ止めナット55をダブルナットとし、1段目と2段目の栽培容器1の間及び2段目と3段目の栽培容器1の間における支柱52に取り付ける。これにより、下部ナット42bの下面側の半球状の突起42cがはずれ止めナット55の上面側に当接される。このため、上段側の栽培容器1の荷重が下段側の栽培容器1にかかることなく、荷重は支柱52にかかり、底板51に加わることとなる。

0057

なお、最上段の栽培容器1から延出する支柱52の上部には、固定金物54を一対のはずれ止めナット55によって締め合わせる。また、支柱52の最上端には安全のために安全キャップ56が取り付けられる。

0058

このような栽培容器ユニット10は、アンカー51bによって地盤に固定されるようになるが、固定金物54にひも針金等で安定した構造物に固定することで、強風時や地震時又は不用意に人が触れても倒れず、より安定した安全な構造とすることができる。

0059

以上のように本実施形態の栽培容器ユニット10によれば、単に省スペース、省力化を図っただけでなく、植物がより美しく目に映る効果がある。人が美しく感じるのは視覚にて焦点を合わせたところであり、一般的な花壇での植え込みプランターでの植え込みの場合では上から下へ見下ろすが、そのときの焦点は直線的である。この栽培容器ユニット10の場合は高さ方向にも焦点が合うため、焦点の範囲は面となり、より美しさを多く感じられるようになる。

0060

また、上部容器3の傾斜状の周壁34には太陽光が略直角に当たるため、植物に、より有効な日照が得られる。さらに、内部の土壌においても、栽培容器1の上部が、より熱せられるため、温度差が生じ、内部で空気の対流が生まれ、結果的に下部から空気が入り、上部から出ていくことになり、根に新鮮酸素が供給され、根がより活性化されることになる。この傾斜状の周壁34における植付口34aに植物を植え付けることにより、視覚的にもボリームが出せ、効果的な演出もできる。

0061

下部容器2の開口と上部容器3の開口とが対向するように組み合わされ、下部容器2に上部容器3が被るように配置されるので、下部容器2内の培養土の飛散を軽減することができる。加えて、植付口34a等に植物を植え付けるので、雑草が生えるのを抑制することができ管理も容易になる。

0062

また、下部容器2と上部容器3とが組み合わされたとき、上部容器3の開口縁部が下部容器2の開口の内側に入り込み接するような大きさの形態になっているので、散水降雨の場合、水が下部容器2に入りやすくなる。

0063

栽培容器積載台53のキャスター53cによって、栽培容器積載台53は、支柱52を中心として回転でき、すなわち、栽培容器ユニット10を回転でき、また、栽培容器1の脚部23には半球形状の突起23aが設けられており、さらに、下部ナット42bの下面側にも半球状の突起42cが設けられているので、摩擦力が低減されて、栽培容器1を回転しやすく個別に回転でき、植物への日照条件の最適化を図ることができる。

0064

つまり、上部に配置される栽培容器1と下部に配置される栽培容器1との当接部には、摩擦力を低減する半球形状の突起が設けられていて、栽培容器1を個別に回転できるようになっている。

0065

さらに、下部容器2の底壁21には、脚部23が設けられているため、栽培容器1を積み重ねたとき、上段の栽培容器1と下段の栽培容器1との間に空隙が形成されるので、排水孔21b及び追肥開口22dによって排水性通気性や水遣りが確保できる。

0066

また、最上段の栽培容器1における最上部植付口35b及び給水孔35cから水遣りを行うことができ、給水された水は、下段側の栽培容器1へ供給されるようになる。このため、植物(草花)に直接水がかかることを回避することができ、植物の痛みを抑制することができる。

0067

この栽培容器1ひとつで12株分の植物を植え込むことができ、3段に積み重ねた栽培容器ユニット10では最上段では16株の植物を植え込むことができ、合計40株分の植物を植え込むことができる。

0068

なお、前記のように荷重受け手段を設ける場合には、栽培容器1における上部容器3を省略して下部容器2のみを適用し、この下部容器2を積み重ねることで、栽培容器ユニットを構成することも可能となる。

0069

次に、第2の実施形態について図12及び図13を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

0070

本実施形態は、上記栽培容器ユニット10を複数組み合わせて、図5で示す連結金物57で連結し、複合栽培容器ユニット11としたものである。構造的に安定し、美観を向上することができる。
(実施例1)

0071

図12に示すように栽培容器ユニット10を3ユニット三角形状に並べ、それぞれの支柱52の上部を連結金物57で連結したものである。また、固定金物54にひもや針金等で構造物に固定してもよい。より安定性を高めることができる。
(実施例2)

0072

図13に示すように栽培容器ユニット10を6ユニット略円形状に並べ、それぞれの支柱52の上部を連結金物57で連結したものである。また、実施例1と同様に、固定金物54にひもや針金等で構造物に固定してもよい。

0073

次に、第3の実施形態について図14及び図15を参照して説明する。図14は、栽培容器を示す斜視図であり、図15は、栽培容器ユニット10を示す斜視図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

0074

本実施形態は、基本的には第1の実施形態の構成と同様であるが、栽培容器1における下部容器2を、深さ寸法の深い略円錐台形状としたものである。本実施形態によれば、栽培期間が長く、根が深く張る野菜等の植物の生育に適している。

0075

続いて、第4の実施形態について図16を参照して説明する。図16は、栽培容器ユニット10を示す断面図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

0076

本実施形態は、例えば、木製又は金属製の構造物、例えば、梁Jtに複数段に栽培容器1を吊るした状態を示す栽培容器ユニット10である。具体的には、梁Jtに支柱52をはずれ止めナット55を用いて挟みこんで固定し、吊るした支柱52に下から栽培容器1を差し入れて、下部をはずれ止めナット55をダブルナットにして固定する。
したがって、複数の栽培容器1を吊るして、上下方向に複数段に積み重ねて設置することが可能となる。

0077

次に、第5の実施形態について図17を参照して説明する。図17は、栽培容器ユニット10を示す斜視図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。

0078

本実施形態は、支柱52の長さ寸法を長くするとともに、底板51の直径をさらに大きくし、そこに栽培容器1の外径を上に積み重ねるほど漸次小さくした栽培容器1を5段に積み重ねたものである。つまり、栽培容器1の外形を上部の段に向かうに従い小さくしたものである。同径の栽培容器を積み重ねるより日照条件が良好となり、美観も向上する効果が期待できる。なお、栽培容器ユニット10を複数組み合わせて、連結金物57で連結し、複合栽培容器ユニット11として構成してもよい。

0079

本発明は、上記各実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記各実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0080

例えば、上部容器の周壁に形成される植付口の数は格別限定されるものではない。1個でも複数個であってもよく、少なくとも1個あればよい。また、上部容器及び下部容器の形状は、特段限定されるものではない。椀状、円錐台形状や角錐台形状等が適宜適用できる。

0081

また、栽培容器、栽培容器ユニット及び複合栽培容器ユニットは、屋外での使用が主となるため、これらを構成する部材は、強度、防錆性及び耐候性が求められる。したがって、金属製であればステンレス、樹脂製であれば必要とする強度、防錆性及び耐候性を有する材質を選択するのが望ましい。

0082

1・・・・・・・・・栽培容器
2・・・・・・・・・下部容器
3・・・・・・・・・上部容器
4・・・・・・・・・結合パイプ
5・・・・・・・・・スタンド装置
10・・・・・・・・栽培容器ユニット
11・・・・・・・・複合栽培容器ユニット
22・・・・・・・・下部容器の周壁
22a、34a・・・植付口
22d、34e・・・追肥開口
23a、42c・・・半球形状の突起
31・・・・・・・・上部容器主部
32・・・・・・・・上部容器皿状部
34・・・・・・・・上部容器の周壁
34b・・・・・・・補助植付口
35b・・・・・・・最上部植付口
35c・・・・・・・給水孔
51・・・・・・・・基台(底板)
52・・・・・・・・支柱
53・・・・・・・・栽培容器積載台
53c・・・・・・・キャスター
55・・・・・・・・荷重受け手段(一対のはずれ止めナット)

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