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技術 防水型電子部品

出願人 ホシデン株式会社任天堂株式会社
発明者 山近直樹武津英明藤田訓平生田紘樹廣瀬新治池田健一有田英樹村上祐介岡田浩明
出願日 2016年4月11日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-078781
公開日 2017年10月19日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-191652
状態 特許登録済
技術分野 コネクタハウジング及び接触部材の保持
主要キーワード シーリングシート 略凹字状 毛細現象 リジットフレキシブル基板 防水領域 メインボディ 記載範囲 防水壁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月19日)のものです。
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図面 (11)

課題

防水構造を簡単に製造することができ且つ防水適用対象を広げることができる防水型電子部品を提供する。

解決手段

防水型電子部品Cは、ボディと、防水対象部Sと、シーリングシート200と、カバー300とを備えている。ボディは、Z−Z’方向に延びた環状の防水壁120を有している。防水対象部Sは、電子部品Cの機能部400の少なくとも一部を有しており且つボディの防水壁120の内側に設けられている。シーリングシート200は、外周部210を有している。シーリングシート200の外周部210がZ方向から防水壁120に当接した状態で、シーリングシート200が防水対象部SをZ方向から覆っている。カバー300は、Z方向からシーリングシート200及び防水壁120を覆うようにボディに固定されている。

概要

背景

下記特許文献1には、防水コネクタである従来の電子部品が記載されている。この電子部品は、複数の端子と、シール部と、ボディとを備えている。端子は、先端部と、中間部と、後端部とを有している。シール部は、端子の中間部に巻き付けられた両面テープである。ボディは絶縁樹脂で構成されている。このボディは、本体部と、この本体部に設けられた筒状の接続部とを有している。本体部内に端子の中間部及びシール部がインサート成形され、接続部内に端子の先端部が配置されている。このように従来の防水型電子部品防水構造は、端子の中間部及びシール部がボディの本体部にインサート成形され、シール部が端子と本体部との間に介在することによって、端子と本体部との間に生じる小さな隙間を塞ぐようになっている。

概要

防水構造を簡単に製造することができ且つ防水の適用対象を広げることができる防水型電子部品を提供する。防水型電子部品Cは、ボディと、防水対象部Sと、シーリングシート200と、カバー300とを備えている。ボディは、Z−Z’方向に延びた環状の防水壁120を有している。防水対象部Sは、電子部品Cの機能部400の少なくとも一部を有しており且つボディの防水壁120の内側に設けられている。シーリングシート200は、外周部210を有している。シーリングシート200の外周部210がZ方向から防水壁120に当接した状態で、シーリングシート200が防水対象部SをZ方向から覆っている。カバー300は、Z方向からシーリングシート200及び防水壁120を覆うようにボディに固定されている。B

目的

本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

防水型電子部品であって、第1方向に延びた環状の防水壁を有するボディと、前記防水型電子部品の機能部の少なくとも一部を有しており且つ前記ボディの前記防水壁の内側に設けられた防水対象部と、外周部を有しており且つ前記外周部が前記第1方向の一方から前記防水壁に当接した状態で、前記防水対象部を前記第1方向の一方から覆うシーリングシートと、前記第1方向の一方から前記シーリングシート及び前記防水壁を覆うように前記ボディに固定されたカバーとを備えている防水型電子部品。

請求項2

請求項1記載の防水型電子部品において、前記ボディは、前記防水壁の周りに設けられた少なくとも一つの溝を更に有している防水型電子部品。

請求項3

請求項2記載の防水型電子部品において、前記溝の短手方向の寸法は、当該溝内に侵入した液体毛管現象によって貯留可能な寸法である防水型電子部品。

請求項4

請求項3記載の防水型電子部品において、前記溝は、当該溝の長手方向において間隔をあけて配置された第1部及び第2部を有しており、前記溝の短手方向の寸法が、前記第1部から前記第2部にかけて漸次低減している防水型電子部品。

請求項5

請求項3記載の防水型電子部品において、前記溝は、直線状の第1溝部と、直線状の第2溝部を有しており、前記第1溝部は、前記第1溝部の長手方向の第1端と、前記第1端の反対側の第2端とを有しており、前記第2溝部は、前記第1溝部の前記第2端から前記第1溝部に対して交差する方向に延びており、前記第2溝部は、前記第2溝部の長手方向の第1端と、前記第2溝部の前記第1端の反対側の第2端とを有しており、前記第2溝部の前記第1端は、前記第1溝部の前記第2端に連通しており、D1<D2<D3であり、D1は前記第1溝部の前記第1端の短手方向の寸法であり、D2は前記第2溝部の前記第1端の短手方向の寸法であり、D3は前記第2溝部の前記第2端の短手方向の寸法である防水型電子部品。

請求項6

請求項5記載の防水型電子部品において、前記溝は、略U字状であり且つ直線状の第3溝部を更に有しており、前記第3溝部は、前記第2溝部の前記第2端から前記第2溝部に対して交差する方向に延びており、前記第3溝部は、前記第3溝部の長手方向の第1端と、前記第3溝部の前記第1端の反対側の第2端とを有しており、前記第3溝部の前記第1端は、前記第2溝部の前記第2端に連通しており、D1<D2<D3<D4であり、D4は前記第3溝部の前記第2端の短手方向の寸法である防水型電子部品。

請求項7

請求項2〜6の何れかに記載の防水型電子部品において、前記ボディは、前記溝の底に設けられた第1貯水孔を更に有している防水型電子部品。

請求項8

請求項2〜7の何れかに記載の防水型電子部品において、前記カバーは、前記シーリングシート及び前記防水壁を覆う板状のカバー本体と、前記カバー本体の端から前記第1方向の他方に延びており且つ前記溝に挿入された側板とを有している防水型電子部品。

請求項9

請求項7記載の防水型電子部品において、前記カバーは、前記シーリングシート及び前記防水壁を覆う板状のカバー本体と、前記カバー本体の端から前記第1方向の他方に延びており且つ前記溝及び前記第1貯水孔に挿入された側板とを有している防水型電子部品。

請求項10

請求項1〜9の何れかに記載の防水型電子部品において、前記ボディは、前記防水壁の周りに設けられた少なくとも一つの第2貯水孔を更に有している防水型電子部品。

請求項11

請求項10記載の防水型電子部品において、前記ボディは、前記第2貯水孔の両側に位置するように前記防水壁から延びた一対の仕切り壁を更に有している防水型電子部品。

請求項12

請求項10〜11の何れかに記載の防水型電子部品において、前記カバーは、前記シーリングシート及び前記防水壁を覆う板状のカバー本体と、前記カバー本体の端から前記第1方向の他方に延びており且つ前記第2貯水孔に挿入された片部とを有している防水型電子部品。

請求項13

請求項12記載の防水型電子部品において、前記カバーの前記片部は、前記第2貯水孔に係合されている防水型電子部品。

請求項14

請求項12〜13の何れかに記載の防水型電子部品において、基板を更に備えており、前記第2貯水孔は、前記ボディを前記第1方向に貫通しており、前記基板は、前記第2貯水孔を前記第1方向の他方から少なくとも部分的に塞ぐように配置されており、前記カバーの前記片部が前記基板にグランド接続されている防水型電子部品。

請求項15

請求項1〜14の何れかに記載の防水型電子部品において、前記シーリングシートは、前記防水壁及び前記カバーに接着した両面テープである防水型電子部品。

技術分野

0001

本発明は、防水型電子部品に関する。

背景技術

0002

下記特許文献1には、防水コネクタである従来の電子部品が記載されている。この電子部品は、複数の端子と、シール部と、ボディとを備えている。端子は、先端部と、中間部と、後端部とを有している。シール部は、端子の中間部に巻き付けられた両面テープである。ボディは絶縁樹脂で構成されている。このボディは、本体部と、この本体部に設けられた筒状の接続部とを有している。本体部内に端子の中間部及びシール部がインサート成形され、接続部内に端子の先端部が配置されている。このように従来の防水型電子部品の防水構造は、端子の中間部及びシール部がボディの本体部にインサート成形され、シール部が端子と本体部との間に介在することによって、端子と本体部との間に生じる小さな隙間を塞ぐようになっている。

先行技術

0003

特開2015-011949号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来の防水型電子部品の防水構造は、インサート成形によって実現されていることから、端子がボディにインサート成形されない構成(例えば、端子がボディの保持孔等に挿入保持される構成)を有する別の電子部品に適用することができない。この別の電子部品の防水構造として、端子に巻き付けられたシール部が端子と共に保持孔に挿入された構造が考えられる。しかし、シール部は両面テープであり、且つ接着性を有するため、端子をボディの保持孔等に挿入することが困難である。このように上記した防水構造は、適用対象が狭い。

0005

他方で、従来の防水型電子部品は、端子毎にシール部を巻き付けなければならないため、当該電子部品の防水構造を実現するために手間がかかる。

0006

本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、防水構造を簡単に製造することができ且つ防水の適用対象を広げることができる防水型電子部品を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の防水型電子部品は、ボディと、防水対象部と、シーリングシートと、カバーとを備えている。ボディは、第1方向に延びた環状の防水壁を有している。防水対象部は、防水型電子部品の機能部の少なくとも一部を有しており且つボディの防水壁の内側に設けられている。シーリングシートは、外周部を有している。シーリングシートの外周部が第1方向の一方から防水壁に当接した状態で、シーリングシートが防水対象部を第1方向の一方から覆っている。カバーは、第1方向の一方からシーリングシート及び防水壁を覆うようにボディに固定されている。

0008

このような態様の防水型電子部品は、以下の技術的特徴を有している。第1に、防水型電子部品の防水構造は防水壁及びシーリングシートで構成されており、簡単に製造できる。具体的には、シーリングシートの外周部を防水壁に当接させると共に、シーリングシートで防水対象部を覆うだけで、防水型電子部品の防水構造が簡単に製造できる。第2に、防水型電子部品の防水の適用対象を広げることができる。防水型電子部品の防水対象部は、防水型電子部品の機能部の少なくとも一部を有し且つ防水壁の内側に設けられていれば良い。よって、防水対象部の対象を広範にすることができる。

0009

ボディは、防水壁の周りに設けられた少なくとも一つの溝を更に有する構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が向上する。液体が溝侵入することによって、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を低減することができるからである。

0010

溝の短手方向の寸法は、当該溝内に侵入した液体を毛管現象によって貯留可能な寸法とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。液体が溝内に侵入すると、溝内で貯留されるので、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0011

溝は、第1部及び第2部を有する構成とすることが可能である。第1部及び第2部は、当該溝の長手方向において間隔をあけて配置された構成とすることが可能である。溝の短手方向の寸法が、第1部から第2部にかけて漸次低減する構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品による場合、溝の第1部と第2部との間のある一部内に侵入した液体は、毛管現象によって当該溝の一部内に滞留する、又は溝の一部から当該溝の第2部側に移動する。このため、溝の一部内に侵入した液体が、当該溝の第1部側へ移動し難くすることができる。

0012

溝は、直線状の第1溝部と、直線状の第2部とを有する構成とすることが可能である。第1溝部は、第1溝部の長手方向の第1端と、第1端の反対側の第2端とを有する構成とすることが可能である。第2溝部は、第1溝部の第2端から第1溝部に対して交差する方向に延びた構成とすることが可能である。第2溝部は、第2溝部の長手方向の第1端と、第2溝部の第1端の反対側の第2端とを有する構成とすることが可能である。第2溝部の第1端は、第1溝部の第2端に連通した構成とすることが可能である。D1<D2<D3とすることが可能である。D1は第1溝部の第1端の短手方向の寸法とすることが可能である。D2は第2溝部の第1端の短手方向の寸法とすることが可能である。D3は第2溝部の第2端の短手方向の寸法とすることが可能である。

0013

このような態様の防水型電子部品による場合、D2<D3であるため、第2溝部の一部内に侵入した液体は、第2溝部の第1端側へ移動したり、第2溝部の第1端を越えて第1溝部内に侵入したりし難くなる。更に、D1<D2であるため、第1溝部内の一部内に侵入した液体は、第1溝部の第1端側へ移動し難くなる。

0014

溝は、略U字状であり且つ直線状の第3溝部を更に有する構成とすることが可能である。第3溝部は第2溝部の第2端から第2溝部に対して交差する方向に延びた構成とすることが可能である。第3溝部は、第3溝部の長手方向の第1端と、第3溝部の第1端の反対側の第2端とを有する構成とすることが可能である。第3溝部の第1端は、第2溝部の第2端に連通した構成とすることが可能である。D1<D2<D3<D4とすることが可能である。D4は第3溝部の第2端の短手方向の寸法とすることが可能である。

0015

このような態様の防水型電子部品による場合、D3<D4であるため、第3溝部の一部内に侵入した液体は、第3溝部の第1端側へ移動したり、第3溝部の第1端を越えて第2溝部内に侵入したりし難くなる。D2<D3であるため、第2溝部の一部内に侵入した液体は、第2溝部の第1端側へ移動したり、第2溝部の第1端を越えて第1溝部内に侵入したりし難くなる。更に、D1<D2であるため、第1溝部内の一部内に侵入した液体は、第1溝部の第1端側へ移動し難くなる。

0016

ボディは、溝の底に設けられた第1貯水孔を更に有する構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。液体が溝から第1貯水孔内に侵入すると、第1貯水孔内で貯留されるので、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0017

カバーは、カバー本体と、側板とを有する構成とすることが可能である。カバー本体は、シーリングシート及び防水壁を覆う板状とすることが可能である。側板は、カバー本体の端から第1方向の他方に延びており且つ溝に挿入された構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。カバー本体に付着した液体が、側板を伝って溝内に侵入するので、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0018

側板は、溝だけでなく、第1貯水孔に挿入された構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。カバー本体に付着した液体が、側板を伝って第1貯水孔内に侵入するので、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0019

ボディは、防水壁の周りに設けられた少なくとも一つの第2貯水孔を更に有する構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が向上する。液体が第2貯水孔に侵入することによって、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0020

ボディは、第2貯水孔の両側に位置するように防水壁から延びた一対の仕切り壁を更に有する構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。第2貯水孔が防水壁及び一対の仕切り壁に囲われているので、液体が第2貯水孔に侵入するときに、第2貯水孔外に漏れ難くなる。

0021

カバーは、片部を更に備えた構成とすることが可能である。片部は、カバー本体の端から第1方向の他方に延びており且つ第2貯水孔に挿入された構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品の防水性が更に向上する。カバー本体に付着した液体が、片部を伝って第2貯水孔内に侵入するので、防水壁及びシーリングシート内に液体が侵入する可能性を更に低減することができるからである。

0022

カバーの片部は、第2貯水孔に係合された構成とすることが可能である。このような態様の防水型電子部品による場合、カバーをボディに容易に固定させることができる。

0023

上記防水型電子部品は基板を更に備えた構成とすることが可能である。第2貯水孔は、ボディを第1方向に貫通した構成とすることが可能である。基板は、第2貯水孔を第1方向の他方から少なくとも部分的に塞ぐように配置された構成とすることが可能である。カバーの片部が基板にグランド接続された構成とすることが可能である。

0024

このような態様の防水型電子部品による場合、カバーを基板に容易にグランド接続でき、且つ当該グランド接続による電子部品の防水性の低下を阻止することができる。カバーの片部をボディの第2貯水孔に挿入し、基板にグランド接続することができる。第2貯水孔は、第1方向の他方から基板で少なくとも部分的に塞がれているので、第2貯水孔内に侵入した液体は、第2貯水孔内に貯留する。よって、液体がシーリングシート及び防水壁の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。

0025

シーリングシートは、防水壁及びカバーに接着した両面テープで構成されていても良い。このような態様の防水型電子部品による場合、シーリングシートが防水壁及びカバーに接着しているので、防水壁内に液体が侵入する可能性を更に低減することができる。しかも、シーリングシートによってカバーが防水壁に接着されているので、カバーのボディに対する固定が強固になる。

図面の簡単な説明

0026

本発明の実施例の一態様に係る防水型電子部品の正面、平面及び右側面から表した斜視図である。
前記電子部品の正面、底面及び右側面から表した斜視図である。
前記電子部品の図1A中の2A−2A断面図である。
前記電子部品の図1A中の2B−2B断面図である。
前記電子部品の図1A中の2C−2C断面図である。
前記電子部品の図1A中の2D−2D断面図である。
前記電子部品の図1A中の2E−2E断面図である。
前記電子部品のカバーを取り外した状態を示す平面図であって、シーリングシートを破線で示した図である。
前記電子部品の正面、平面及び右側面から表した分解斜視図である。
前記電子部品の正面、底面及び右側面から表した分解斜視図である。

実施例

0027

以下、本発明の実施例に係る防水型電子部品Cについて図1A図4Bを参照しつつ説明する。この防水型電子部品C(以下、単に電子部品Cとも称する。)は、ボディ100と、防水対象部Sと、防水構造とを備えている。図2A図2B図2D図2E及び図4A図4Bに示すZ−Z’方向は、電子部品Cのボディ100の防水壁120の高さ方向に相当し且つ特許請求の範囲の第1方向に相当している。Z−Z’方向のうちのZ方向は第1方向の一方に相当し、Z’方向は第1方向の他方に相当している。図2A図2C図2D図3図4Bに示すY−Y’方向は、Z−Z’方向に直交している。図2B図2C図2E図4Bに示すX−X’方向は、Z−Z’方向及びY−Y’方向に直交している。

0028

ボディ100は絶縁樹脂で構成されている。ボディ100はメインボディ110を有している。電子部品Cの防水構造は、ボディ100の防水壁120と、シーリングシート200とを少なくとも備えている。防水壁120は、メインボディ110に設けられており且つZ−Z’方向に延びた環状(例えば、円環状又は角環状)の壁(すなわち、筒)である。なお、本発明における環状の防水壁は、その一部又は複数の部分が破断されているものも含むものとする。

0029

防水対象部Sは、電子部品Cの機能部の少なくとも一部を有しており且つ防水壁120の内側に設けられている。この機能部は、電子部品Cのある機能を発揮する部分であれば良い。本実施例の一態様では、電子部品Cがコネクタであり、その機能部は、複数の端子400である。端子400は、図示しない相手方コネクタの端子に電気的に接続される電子部品C(コネクタ)の接続部としての機能を発揮する。実施例の別の態様では、電子部品Cの機能部は、センサ能動部品受動部品及び/又は基板等とすることができる。センサは、タッチパネルタッチスイッチ又は人感センサ等である。能動部品は、半導体電気モータ等である。受動部品は、抵抗器コンデンサコイルトランスリレー圧電素子振動子等である。このように電子部品Cは、コネクタに限定されない。

0030

防水対象部Sは保持部130を更に有しても良い。保持部130は、メインボディ110の防水壁120の内側に設けられており且つ電子部品Cの機能部の少なくとも一部を保持している。電子部品Cの機能部が端子400である場合、保持部130は、メインボディ110の防水壁120の内側に設けられたブロックであって、端子400の少なくとも一部をX−X’方向に間隔をあけて保持している。例えば、保持部130は、端子400の少なくとも一部を挿入保持する複数の保持孔131を有する構成としても良いし(図2A図2C参照)、端子400が保持部130内にインサート成形された構成としても良い。前者の場合、保持孔131は、メインボディ110の防水壁120の内側のブロックにX−X’方向に間隔をあけて設けられている。保持孔131のZ−Z’方向及びY−Y’方向の断面形状は、端子400の少なくとも一部のZ−Z’方向及びY−Y’方向の断面形状に対応している。保持孔131は、その全部又は一部がZ方向に開放されていても良い。保持孔131は、その全部又は一部がZ’方向に開放されていても良い。なお、電子部品Cの機能部が、センサ、能動部品、受動部品及び/又は基板等である場合、保持部130は、メインボディ110の防水壁120の内側部分に設けられた凹部や収容孔等であって、機能部を収容保持している。

0031

端子400は、少なくともY−Y’方向に延びた金属板である。端子400は、接点部410と、被保持部420と、テール部430とを有している。被保持部420は、保持部130の保持孔131に挿入保持、又は保持部130インサート成形されている。接点部410は、端子400の相手方コネクタの端子に接触可能であるように、ボディ100の保持部130から露出又は突出している。テール部430は、保持部130からZ’方向又はY’方向に露出していても良いし、保持部130からZ’方向又はY’方向に突出していても良い。

0032

図2A及び図4A図4Bでは、端子400は二種類であるが、両者は、テール部430が被保持部420のY方向の端部から延びているのかY’方向の端部が延びているのかの点で相違しているだけである。よって、両者を区別せずに説明する。端子400は、略L字状であり且つアーム440を更に有している。被保持部420は、略下向きU字状であって、保持部130の保持孔131に挿入保持されている。アーム440は、被保持部420からY方向に延びており且つ保持孔131内に収容されている。アーム440は、接点部410に対してZ’方向から荷重が加えられたときに、Z方向に弾性変形可能である。接点部410はアーム440に設けられており且つ保持孔131からZ’方向に突出している。接点部410に相手方コネクタの端子が接触するときに、接点部410が相手方コネクタの端子にZ方向側に押圧される。このようにして接点部410に対してZ’方向から荷重が加えられる。テール部430は、保持孔131外に位置するように被保持部420のY方向の端部又はY’方向の端部からZ’方向に延びている。保持部130の保持孔131は、その全部がZ方向に開放されており、且つ接点部410及びテール部430を露出させる部分がZ’方向に開放されている。

0033

シーリングシート200は、少なくとも防水性を有する両面テープ、ゴムシート又はポリ塩化ビニル等の樹脂シートである。シーリングシート200の外形は、少なくともボディ100の防水壁120の内形よりも大きいと良い。シーリングシート200の外形は、防水壁120の外形と略同じ、小さい又は大きくすることが可能である。シーリングシート200は、外周部210を有している。シーリングシート200の外周部210がZ方向から防水壁120に当接した状態で、シーリングシート200が防水対象部SをZ方向から覆っている。

0034

シーリングシート200が両面テープである場合、外周部210のみが防水壁120のZ方向の面に接着していても良いし、シーリングシート200が防水壁120及び防水対象部Sの保持部130の双方に接着しても良い。シーリングシート200が、両面テープ以外で構成されている場合、外周部210のみが防水壁120のZ方向の面に当接していても良いし、外周部210のみが防水壁120のZ方向の面に接着剤で接着されていても良いし、シーリングシート200が防水壁120及び防水対象部Sの保持部130の双方に接着剤で接着されていても良い。

0035

電子部品Cは、カバー300を更に備えている。カバー300は、金属板又は樹脂板等で構成されている。カバー300は、シーリングシート200及び防水壁120をZ方向から覆うようにボディ100に固定されている。カバー300は、少なくともカバー本体310を有していると良い。カバー本体310は、シーリングシート200及び防水壁120をZ方向から覆う板である。カバー本体310の外形は、少なくともシーリングシート200の外形よりも大きい。また、カバー本体310の外形は、シーリングシート200及び防水壁120の外形よりも大きくすることも可能である。カバー本体310とボディ100の防水壁120とがシーリングシート200の外周部210を直接的に挟持していても良い。この場合、以下の1)又は2)の通りとすることが可能である。1)シーリングシート200が両面テープである場合、カバー本体310はシーリングシート200に接着されている。2)シーリングシート200が両面テープ以外で構成されている場合、カバー本体310は、シーリングシート200に接触していても良いし、接着剤で接着されていても良い。又は、カバー本体310とシーリングシート200との間に他の部材が配置されていても良い。

0036

カバー本体310の外面(Z方向の面)は、手が触れる接触面である場合がある。この場合、手から生じた人の等の体液及び/又は手に付着した水道水等の液体が、カバー本体310の外面に付着する可能性がある。その他の要因でも、カバー本体310の外面に液体が付着する可能性がある。

0037

ボディ100は、少なくとも一つの溝140を更に有していても良い。溝140は、防水壁120の周りに設けられている。溝140は、防水壁120に沿うように、防水壁120の周りに設けられた環状の溝とすることが可能である。又は、溝140は複数とすることが可能である。この場合、複数の溝140が、防水壁120に沿って間隔をあけて配置されるように、防水壁120の周りに設けられていると良い。図2B図2D図3及び図4Aでは、Z方向から見て略U字状(平面視略U字状)の二つの溝140が、防水壁120に沿うように、防水壁120の周りに設けられている。本発明において、略U字状の溝140は、略凹字状の溝及び円弧状の溝を含むものとする。二つの溝140は、防水壁120を挟んで対称配置されている。二つの溝140の端部の間には、間隔が空けられている。

0038

なお、溝140は、Z方向に開口した有底の溝であっても良いし(図2B図2D図3及び図4A参照)、ボディ100をZ−Z’方向に貫通した溝であっても良い。

0039

カバー本体310の外面に付着した液体は、カバー本体310を伝って溝140内に侵入可能である。溝140は、当該溝140内に侵入した液体を貯留可能な構成とすることが可能である。例えば、溝140の短手方向の寸法は、当該溝140内に侵入した液体がその毛細現象によって溝140内に貯留される寸法とすることが可能である。例えば、溝140の短手方向の寸法は、0.1〜0.5mmとすると良いが、これに限定されない。また、溝140は、以下のA)〜C)の何れかの構成を更に有していても良い。

0040

A)溝140は、第1部及び第2部を有していても良い。この第1部及び第2部は、溝140の任意の一部であり且つ互いに溝140の長手方向において間隔をあけて配置されている。例えば、第1部及び第2部は、溝140の長手方向の両端部であっても良いし、溝140の長手方向の両端部より内側の一部であっても良い。溝140の短手方向の寸法が、第1部から第2部にかけて漸次低減していても良い。

0041

B)溝140はZ方向から見て略V字状(平面視略V字状)又は略L字状(平面視略L字状)とすることができる。この場合、溝140は、直線状の第1溝部141と、直線状の第2溝部142とを有している。第1溝部141は、第1溝部141の長手方向の第1端と、この第1端の反対側の第2端とを有している。第2溝部142は、第2溝部142の長手方向の第1端と、この第1端の反対側の第2端とを有している。第2溝部142は、第1溝部141の第2端から第1溝部141に対して交差する方向に延びている。第2溝部142の第1端は、第1溝部141の第2端に連通している。D1<D2<D3である。D1は第1溝部141の第1端の短手方向の寸法である。D2は第2溝部142の第1端の短手方向の寸法である。D3は第2溝部142の第2端の短手方向の寸法である。

0042

C)溝140が上記した平面視略U字状である場合、溝140は、第1溝部141及び第2溝部142に加えて、直線状の第3溝部143を有する構成とすることが可能である。第3溝部143は、第3溝部143の長手方向の第1端と、この第1端の反対側の第2端とを有している。第3溝部143は、第2溝部142の第2端から第2溝部142に対して交差する方向に延びている。第3溝部143の第1端は、第2溝部142の第2端に連通している。D1<D2<D3<D4である。D4は第3溝部143の第2端の短手方向の寸法である

0043

なお、第1溝部141の短手方向の寸法は、第1溝部141の第1端から第1溝部141の第2端にかけて漸次増大していても良い。第2溝部142の短手方向の寸法は、第2溝部142の第1端から第2溝部142の第2端にかけて漸次増大していても良い。第3溝部143の短手方向の寸法は、第3溝部143の第1端から第3溝部143の第2端にかけて漸次増大していても良い。なお、溝140の最も大きい短手方向の寸法は、0.3〜0.4mmとすることができ、溝140の最も小さい短手方向の寸法は、0.15〜0.25mmとすることができる。上記した溝140の短手方向及び長手方法は、Z−Z’方向に直交していると良い。

0044

上記A)の場合、防水壁120の内側であり且つ溝140の第2部近傍の領域(第1高防水領域)が、防水性が高くなる。上記B)及びC)の場合、防水壁120の内側であり且つ溝140の第1溝部141近傍の領域(第2高防水領域)が、防水性が高くなる。よって、防水対象部Sの機能部のうちより高い防水性を必要とする重要部が、第1又は第2高防水領域に配置されていると良い。なお、機能部が端子400である場合、重要部は、例えば、接点部410とすることが可能である。

0045

ボディ100が溝140を有している場合、ボディ100は、少なくとも一つの第1貯水孔150及び/又は係合孔160を更に有していても良い。第1貯水孔150は、溝140の底に設けられており且つ溝140に連通する有底の孔である。第1貯水孔150の短手方向の寸法は、溝140の短手方向の寸法と同じでも良いし、小さくても良いし、大きくても良い。溝140内に侵入した液体が、溝140を通じて第1貯水孔150に侵入し、貯留される。なお、溝140及び/又は第1貯水孔150に貯留された液体は、蒸発によって溝140及び/又は第1貯水孔150から排出される。係合孔160も、溝140の底に設けられており且つ溝140に連通している。なお、図2D及び図3では、第1貯水孔150及び係合孔160が、二つの第1溝部141の第2溝部142の底にY−Y’方向に間隔をあけて各々設けられている。第1貯水孔150は、第2溝部142の第2端寄りに配置されている。

0046

ボディ100が溝140を有している場合、カバー300は、少なくとも一つの側板320を更に有する構成とすることが可能である。側板320は、カバー本体310の端からZ’方向に延びた板である。側板320が溝140のみに挿入されていても良いし、溝140及び第1貯水孔150に挿入されていても良い。前者の場合、側板320のZ−Z’方向の寸法は、溝140のZ−Z’方向の寸法よりも小さい。この側板320がカバー本体310の外面に付着した液体を溝140に導く。後者の場合、側板320のZ−Z’方向の寸法は、溝140のZ−Z’方向の寸法よりも大きく且つ溝140のZ−Z’方向の寸法及び第1貯水孔150のZ−Z’方向の和よりも小さい。この側板320がカバー本体310の外面に付着した液体を溝140及び第1貯水孔150へ導く。

0047

側板320は、溝140に係合される構成とすることが可能である。又は、カバー300は、側板320からZ’方向に延びる少なくとも一つの係合板330を更に有していても良い。係合板330が、ボディ100の係合孔160に係合されている。図4A及び図4Bでは、側板320は、側板320a〜320dを含んでいる。側板320aはカバー本体310のX方向の端からZ’方向に延びている。側板320bはカバー本体310のX’方向の端からZ’方向に延びている。二つの側板320cが、カバー本体310のY方向の端からZ’方向に延びており且つ互いにX−X’方向の間隔をあけて配置されている。二つの側板320dが、カバー本体310のY’方向の端からZ’方向に延びており且つ互いにX−X’方向の間隔をあけて配置されている。係合板330も複数である。係合板330が側板320a及び側板320bからZ’方向に延びている。

0048

ボディ100が溝140を有している場合、ボディ100は、図示しない排水口を更に有していても良い。排水口は溝140に連通しており且つボディ100外に開放されていると良い。この場合、溝140に侵入した液体は、排水口からボディ100外に排出される。

0049

ボディ100は、少なくとも一つの第2貯水孔170を更に有していても良い。第2貯水孔170は、防水壁120の周りに設けられている。第2貯水孔170は、Z方向に開口した有底の孔であっても良いし、ボディ100をZ−Z’方向に貫通した孔であっても良い。図2E及び図3では、第2貯水孔170は、ボディ100の二つの溝140の端部の間に設けられた貫通孔である。第2貯水孔170は、Z方向の第1部と、Z’方向の第2部と、第1部と第2部との間の第3部とを有している。第3部のX−X’方向の寸法が、第1部及び第2部のX−X’方向の寸法よりも小さい。すなわち、第3部が第1部及び第2部よりも幅狭である。カバー本体310の外面に付着した液体は、カバー本体310を伝って第2貯水孔170内に侵入可能である。第2貯水孔170は、当該第2貯水孔170内に侵入した液体を貯留可能な構成とすることが可能である。貯留された液体は、蒸発によって第2貯水孔170から排出される。

0050

ボディ100は、一対の仕切り壁180を更に有していても良い。仕切り壁180は、第2貯水孔170の両側に位置するように防水壁120から延びている。図2E及び図3では、一対の仕切り壁180は防水壁120からY’方向に延びている。一対の仕切り壁180のうちの一方の仕切り壁180は、第2貯水孔170と一方の溝140の端部との間に位置し、他方の仕切り壁180は、第2貯水孔170と他方の溝140の端部との間に位置している。換言すると、すなわち、第2貯水孔170が一対の仕切り壁180と防水壁120の仕切り壁180の間の部分とによって囲われている。

0051

ボディ100が第2貯水孔170を有している場合、カバー300は、片部340を更に有する構成とすることが可能である。片部340は、カバー本体310の端からZ’方向に延びており且つ第2貯水孔170に挿入されている。片部340は、カバー本体310に付着した液体を第2貯水孔170内に導く。片部340は、第2貯水孔170に係合されていても良い。図3図4Bでは、片部340は、カバー本体310のY’方向の端の二つの側板320dの間の部分からZ’方向に延びており、第2貯水孔170に挿入され且つ係合されている。

0052

電子部品Cは、基板500を更に備えた構成とすることが可能である。基板500は、ボディ100に固定されている。基板500は、フレキシブル基板リジットフレキシブル基板及びリジット基板の何れであっても良い。基板500は、次の1)及び2)の少なくとも一方の構成を有していると良い。1)基板500は、ボディ100の保持部130のZ’方向に配置されており且つ端子400のテール部430に接続されていている。この場合、基板500は、テール部430が接続される第1スルーホール電極又は第1表面電極を有していていると良い。2)溝140及び/又は第2貯水孔170がボディ100をZ−Z’方向に貫通している場合、基板500は、Z’方向から溝140及び/又は第2貯水孔170を少なくとも部分的に塞ぐように配置されている。基板500が第2貯水孔170を塞いでいる場合、カバー300は、金属板又は金属が蒸着された樹脂板で構成されており、カバー300の片部340が第2貯水孔170に挿入され且つ基板500にグランド接続されていても良い。この場合、基板500は、カバー300の片部340が接続される第2スルーホール電極又は第2表面電極を有していていると良い。第2スルーホール電極又は第2表面電極は、基板500を介してグランドに接続されていると良い。

0053

電子部品Cは、基板500に代えて、図示しないケーブルを備えていても良い。ケーブルは、端子400のテール部430に接続されていると良い。

0054

以下、図1A図4Bに示される態様の電子部品Cを製造する方法について詳しく説明する。ボディ100及び端子400を用意する。その後、端子400をボディ100の保持部130の保持孔131に挿入し、保持させる。これにより、ボディ100の保持部130が端子400をX−X’方向に間隔をあけて保持する。

0055

その後、シーリングシート200を用意する。シーリングシート200が両面テープである場合には、シーリングシート200の外周部210をボディ100の防水壁120のZ方向の面に接着させ且つシーリングシート200で防水壁120の内側の防水対象部SをZ方向から覆う。このとき、シーリングシート200を保持部130に接着させても良い。シーリングシート200が両面テープ以外で構成されている場合には、シーリングシート200の外周部210をボディ100の防水壁120のZ方向の面に当接させ且つシーリングシート200で防水壁120の内側の防水対象部SをZ方向から覆う。このとき、シーリングシート200を、防水壁120及び/又は保持部130に接着剤で接着させても良い。

0056

その後、カバー300を用意する。カバー300をボディ100に固定する。このカバー300の固定工程は、次の1)〜4)の工程を含む。1)カバー300がZ方向から防水壁120及びシーリングシート200を覆う。2)カバー300の側板320がZ方向からボディ100の溝140に挿入される。3)カバー300の係合板330がZ方向からボディ100の溝140を通じて係合孔160に挿入され、係合される。4)カバー300の片部340がボディ100の第2貯水孔170にZ方向から挿入され且つ係合される。なお、カバー300の固定工程において、カバー300は、シーリングシート200に接着されても良い。

0057

その後、基板500を用意する。基板500をボディ100の保持部130にZ’方向から取り付ける。このとき、端子400のテール部430が基板500の第1スルーホール電極に挿入され、且つカバー300の片部340が基板500の第2スルーホール電極に挿入される。その後、テール部430が基板500の第1スルーホール電極に半田等で接続され、且つ片部340が基板500の第2スルーホール電極に半田等で接続される。このようにして図1A図4Bに示される態様の電子部品Cが製造される。

0058

以上のような態様の防水型電子部品Cは、以下の技術的特徴及び効果を奏する。第1に、電子部品Cの防水構造は、上記の通り、少なくともボディ100の防水壁120及びシーリングシート200で構成されているので、簡単に製造できる。具体的には、シーリングシート200の外周部210を防水壁120に当接又は接着させ、且つシーリングシート200で防水対象部Sを覆うだけで、電子部品Cの防水構造が製造される。また、ボディ100が溝140及び/又は第2貯水孔170を有する場合であっても、溝140及び/又は第2貯水孔170は、ボディ100の成形時に形成できるため、電子部品Cの防水構造の製造工程を増加させることがない。これは、ボディ100が、溝140に加えて、第1貯水孔150及び/又は係合孔160を有する場合も同じである。

0059

第2に、電子部品Cの防水構造の防水の適用対象を広げることができる。電子部品Cの防水対象部Sは、電子部品Cの機能部を有し且つボディ100の防水壁120の内側に設けられていれば良い。よって、防水対象部Sの対象を広範にすることができる。

0060

第3に、電子部品Cの防水性を向上させることができる。その理由は以下の1)〜6)の通りである。1)シーリングシート200の外周部210が防水壁120に当接又は接着し、且つ当該シーリングシート200で防水対象部Sを覆っている。カバー300がシーリングシート200及び防水壁120を覆っている。よって、カバー300の外面に液体が付着したとしても、この液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を低減することができる。

0061

2)ボディ100の防水壁120の周りに、溝140が設けられている場合、溝140及び第1貯水孔150が設けられている場合、及び/又は、第2貯水孔170が設けられている場合、カバー300がシーリングシート200及び防水壁120を覆っているため、カバー300に付着した液体は、カバー300を伝って溝140、第1貯水孔150及び/又は第2貯水孔170に侵入し易くなる。よって、カバー300に付着した液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。

0062

3)ボディ100の溝140にカバー300の側板320が挿入されている場合、カバー300に付着した液体は、カバー300及び側板320を伝って溝140及び/又は第1貯水孔150に侵入し易くなる。ボディ100の第2貯水孔170にカバー300の片部340が挿入されている場合、カバー300に付着した液体は、カバー300及び片部340を伝って第2貯水孔170に侵入し易くなる。これらの場合も、カバー300に付着した液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。

0063

4)溝140、第1貯水孔150及び/又は第2貯水孔170が液体を貯留可能な構成である場合、溝140、第1貯水孔150及び/又は第2貯水孔170内に侵入した液体が、溝140、第1貯水孔150及び/又は第2貯水孔170内に貯留される。よって、カバー300に付着した液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。

0064

5)溝140の短手方向の寸法が上記A)〜C)の何れかである場合、液体が溝140の一部に侵入したとき、液体が溝140の一部から当該一部より溝140の短手方向の寸法が狭い部分に侵入し難くなり、その結果、液体は、毛管現象によって溝140の一部内に滞留する又は溝140の短手方向の寸法が狭い部分よりも広い部分に移動する。防水対象部Sの重要部が、防水壁120の内側であり且つ溝140の短手方向の寸法が最も狭い部分の近傍の領域に配置されることによって、防水対象部Sの重要部の防水性を向上させることができる。

0065

6)シーリングシート200が両面テープである場合、シーリングシート200が防水壁120とカバー300とを接着している。このため、液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。シーリングシート200が両面テープ以外で構成されており、シーリングシート200が防水壁120とカバー300とに接着剤で接着されている場合であっても、同様の効果を得ることができる。

0066

第4に、電子部品Cのカバー300を基板500に容易にグランド接続でき、且つ当該グランド接続による電子部品Cの防水性の低下を阻止することができる。カバー300の片部340をボディ100の第2貯水孔170に挿入し、基板500にグランド接続することができる。第2貯水孔170は、Z’方向から基板500で少なくとも部分的に塞がれているので、第2貯水孔170内に侵入した液体は、第2貯水孔170内に貯留する。よって、液体がシーリングシート200及び防水壁120の内側に侵入する可能性を更に低減することができる。

0067

なお、上記した防水型電子部品は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。

0068

本発明のボディの溝は省略可能である。この場合、ボディの第1貯水孔及び係合孔も省略される。本発明のボディの第2貯水孔は省略可能である。

0069

本発明のカバーの側板は省略可能である。本発明のカバーの係合片も省略可能である。本発明のカバーの片部を省略することも可能である。

0070

なお、上記実施例の各態様及び設計変形例における電子部品の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例の各態様及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。なお、本発明の第1方向は、本発明のボディの環状の防水壁が延びている方向である限り任意に設定可能である。本発明の第2方向は、第1方向に交差する限り任意に設定可能である。本発明の第3方向は、第1方向及び第2方向に交差しており且つ第1方向及び第2方向が位置する平面上に位置しない限り任意に設定することができる。

0071

C:防水型電子部品
100:ボディ
110:メインボディ
120:防水壁
140:溝
141:第1溝部
142:第2溝部
143:第3溝部
150:第1貯水孔
160:係合孔
170:第2貯水孔
180:仕切り壁
S:防水対象部
130:保持部
131:保持孔
400:端子(機能部)
410:接点部
420:被保持部
430:テール部
440:アーム
200:シーリングシート
210:外周部
300:カバー
310:カバー本体
320(320a〜320d):側板
330:係合板
340:片部
500:基板

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