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技術 特に押下ボタンが設けられた加圧流体吐出システム用のスプレーノズル、及びそのようなノズルを備える吐出システム

出願人 アルベアルトレポール
発明者 ジャン-ピエールソンベトマスネフェンス
出願日 2017年4月13日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2017-079975
公開日 2017年10月19日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2017-190188
状態 特許登録済
技術分野 ノズル及び噴霧装置 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 接近角 基端壁 締結リング 加圧製品 渦流形成 噴霧対象 各供給路 受けブロック
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月19日)のものです。
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図面 (10)

課題

特に押下ボタンが設けられた加圧流体吐出システム用のスプレーノズル、及びそのようなノズルを備える吐出システムを提供すること。

解決手段

本発明は、特に押下ボタンが設けられた加圧製品吐出システム用のスプレーノズル(12)であって、吐出口(23)と、吐出口(23)と通ずる渦室(22)とを備え、渦室が、錐状の側面(25)によって画成された錐状の部(31)を備え、錐状の側面が、上流端(26)から吐出口(23)の下流供給端(27)に向かって狭まり、渦室の少なくとも1つの供給路(24)をさらに備え、供給路(24)が、錐状部(31)の上流端(26)に通じ、錐状の側面(25)が、複数の段差(36)が設けられた少なくとも1つの段差部(33)を有する。

概要

背景

ある特定の用途において、上記の吐出システムは、香水化粧品、又は薬品治療に用いられるボトルに装着されるようになっている。実際には、この種のボトルが収容する製品は、製品を圧力によって取り出す装置を備え、例えば押下ボタンにより作動して製品を噴霧する吐出システムによって取り出される。通常、上記の取り出し装置は、例えば押下ボタンにより作動する手動ポンプ又は手動弁を備える。

従来、このような押下ボタンは、互いに組み付けられた作動体及びスプレーノズルを含む少なくとも2つ部品から構成される。全体として、ノズルは、吐出口が設けられた渦室、及びこの渦室の少なくとも1つの供給路を備える。

取り出し装置は、ボトルから管を介して製品を取り出し、取り出し装置の作動要素である押下ボタンに配置された流路に製品を圧力で送給する。この流路は、液体高速で回転させて速度を与えと遠心力を作用させるようになっている、いわゆる渦室に通ずる。この渦室の中央部は、製品が高速で外部に排出される排出口まで延びている。液体は、この速度で移動し且つ遠心力を受けることにより、液滴に分離してエアロゾルを形成する。渦室から排出される液滴の大きさは、使用者が指で押下ボタンを押下してポンプを作用させる力と速度によって部分的に左右される。これは、発生する圧力がこの力と速度に左右されるからである。

ある技術では、上記の液滴の大きさを確実に均一にするために、錐状の渦室を用いる。これにより、液体の流れは溜まりとなって渦室内で回転し、吐出口を介して排出された後にそれ自体が衝突し合う。

特許文献1は、このような錐状の渦室の一例を示している。ここで、供給路が、製品を高速で回転させるための円筒状の回転面である渦室に接線方向に通ずる。さらに、吐出口は、この渦室よりも小さい直径を有するため、回転する製品がこの吐出口から排出されると、十分な速度でそれ自体が衝突し合ってエアロゾルを形成する液滴に分離する。

概要

特に押下ボタンが設けられた加圧流体吐出システム用のスプレーノズル、及びそのようなノズルを備える吐出システムを提供すること。本発明は、特に押下ボタンが設けられた加圧製品吐出システム用のスプレーノズル(12)であって、吐出口(23)と、吐出口(23)と通ずる渦室(22)とを備え、渦室が、錐状の側面(25)によって画成された錐状の部(31)を備え、錐状の側面が、上流端(26)から吐出口(23)の下流供給端(27)に向かって狭まり、渦室の少なくとも1つの供給路(24)をさらに備え、供給路(24)が、錐状部(31)の上流端(26)に通じ、錐状の側面(25)が、複数の段差(36)が設けられた少なくとも1つの段差部(33)を有する。

目的

本発明は、この問題を解決するために、水よりも高い粘度を有する製品を噴霧可能であり、香水や化粧品、又は薬品治療用のボトルに望まれる大きさの液滴を得られる、吐出システム用のスプレーノズルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

特に押下ボタンが設けられた加圧製品吐出システム用のスプレーノズル(12,42)であって、吐出口(23)と、前記吐出口(23)と通ずる渦室(22,42)とを備え、前記渦室が、錐状の側面(25,45)によって画成された錐状部(31,41)を備え、前記錐状の側面が、上流端(26,46)から前記吐出口(23)の下流供給端(27,47)に向かって狭まり、前記渦室の少なくとも1つの供給路(24,44)をさらに備え、前記供給路(24,44)が、前記錐状部(31,41)の前記上流端(26,46)に通じ、前記錐状の側面(25,45)が、1つの段差(36)又は複数の段差(36)が設けられた少なくとも1つの段差部(33,43)を有する、ノズル

請求項2

前記段差部(33)が、前記錐状部(31)の実質的に前記上流端(26)から前記下流端(27)まで延在している、請求項1に記載のノズル。

請求項3

少なくとも1つの連続部(37)を備える、請求項1又は2に記載のノズル。

請求項4

前記段差部が連続部(37)によって分離されている、請求項3に記載のノズル。

請求項5

前記連続部(37)が、隣接する前記段差部(33)に対して突出している、請求項3又は4に記載のノズル。

請求項6

前記錐状の側面(25)が、前記錐状の側面(25)に対称配置された、複数、例えば4つの段差部(33)を備える、請求項3〜5のいずれか一項に記載のノズル。

請求項7

前記供給路(24)が、前記錐状の側面(25)を横切る平面上に延在している、請求項1〜6のいずれか一項に記載のノズル。

請求項8

前記渦室(22)が、前記錐状部(31)の前記上流端(26)に配置され、円筒状の側面(34)によって画成された円筒部(30)を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のノズル。

請求項9

前記供給路(24)の下流端が、円筒部(30)に接線方向に通ずる、請求項8に記載のノズル。

請求項10

前記供給路(24)が内壁(29)及び外壁(28)を備え、前記外壁(28)が前記円筒状の側面(34)に接している請求項9に記載のノズル。

請求項11

前記内壁(29)が、前記供給路の下流端側に進むにつれて、前記外壁(28)に接近する、請求項10に記載のノズル。

請求項12

前記渦室(22)の軸方向の寸法が、前記上流端(26)の内側寸法の少なくとも80%である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のノズル。

請求項13

前記錐状部(31)の軸方向の寸法が、前記渦室(22)の軸方向の寸法の少なくとも50%であり、好ましくは70%であり、さらに好ましくは80%である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のノズル。

請求項14

前記錐状の側面が、吐出軸線Dを中心とする回転により画成される円錐幾何学形状を有し、前記吐出口(23)の軸線が、前記吐出軸線Dと所定の角度を形成する請求項1〜13のいずれか一項に記載のノズル。

請求項15

請求項1〜14のいずれか一項に記載のスプレーノズル(12)を備える、加圧製品吐出システム。

請求項16

押下ボタンを備え、前記ノズル(12)が前記押下ボタンに配置された請求項15に記載の吐出システム。

技術分野

0001

本発明は、容器用スプレーノズルに関し、特に押下ボタンが設けられた加圧流体吐出システム用のスプレーノズルに関する。本発明は、そのようなノズルを備える吐出システムにも関する。

背景技術

0002

ある特定の用途において、上記の吐出システムは、香水化粧品、又は薬品治療に用いられるボトルに装着されるようになっている。実際には、この種のボトルが収容する製品は、製品を圧力によって取り出す装置を備え、例えば押下ボタンにより作動して製品を噴霧する吐出システムによって取り出される。通常、上記の取り出し装置は、例えば押下ボタンにより作動する手動ポンプ又は手動弁を備える。

0003

従来、このような押下ボタンは、互いに組み付けられた作動体及びスプレーノズルを含む少なくとも2つ部品から構成される。全体として、ノズルは、吐出口が設けられた渦室、及びこの渦室の少なくとも1つの供給路を備える。

0004

取り出し装置は、ボトルから管を介して製品を取り出し、取り出し装置の作動要素である押下ボタンに配置された流路に製品を圧力で送給する。この流路は、液体高速で回転させて速度を与えと遠心力を作用させるようになっている、いわゆる渦室に通ずる。この渦室の中央部は、製品が高速で外部に排出される排出口まで延びている。液体は、この速度で移動し且つ遠心力を受けることにより、液滴に分離してエアロゾルを形成する。渦室から排出される液滴の大きさは、使用者が指で押下ボタンを押下してポンプを作用させる力と速度によって部分的に左右される。これは、発生する圧力がこの力と速度に左右されるからである。

0005

ある技術では、上記の液滴の大きさを確実に均一にするために、錐状の渦室を用いる。これにより、液体の流れは溜まりとなって渦室内で回転し、吐出口を介して排出された後にそれ自体が衝突し合う。

0006

特許文献1は、このような錐状の渦室の一例を示している。ここで、供給路が、製品を高速で回転させるための円筒状の回転面である渦室に接線方向に通ずる。さらに、吐出口は、この渦室よりも小さい直径を有するため、回転する製品がこの吐出口から排出されると、十分な速度でそれ自体が衝突し合ってエアロゾルを形成する液滴に分離する。

先行技術

0007

仏国特許発明第2952360号明細書

発明が解決しようとする課題

0008

しかし、この技術の有効性は、水に近い粘度を有する流体に限られている。噴霧対象の製品がより高い粘度、例えば最大で水の50倍又は100倍の粘度を有する場合は、衝突が弱く、中空円錐状の噴霧又は噴流にしかならない。このため、所望の大きさの液滴が得られない。

0009

本発明は、この問題を解決するために、水よりも高い粘度を有する製品を噴霧可能であり、香水や化粧品、又は薬品治療用のボトルに望まれる大きさの液滴を得られる、吐出システム用のスプレーノズルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、特に押下ボタンが設けられた加圧製品吐出システム用のスプレーノズルであって、吐出口と、吐出口と通ずる渦室とを備え、渦室が、錐状の側面によって画成された錐状の部を備え、錐状の側面が、上流端から吐出口の下流供給端に向かって狭まり、渦室の少なくとも1つの供給路をさらに備え、供給路が、錐状部の上流端に通じ、錐状の側面が、1つの段差又は複数の段差が設けられた少なくとも1つの段差部を有することを特徴とするノズルに関する。

0011

段差部は、溜まり自体の衝突をより大きくし、十分に微細な液滴を形成する上で有利である。実際には、液体が層流の溜まりとなって錐状部の表面上を回転し、排出口に接近するとき、溜まりは2つ段差の間で一方の段から他方の段へ流れ込むため、流れが乱流となる。このため、製品の粘度に関係なく、大きな乱流を生成することができる。

0012

組み合わせ可能又は個別に適用可能な本発明の異なる実施例として、
段差部は、錐状の側面の上流端から下流端まで延在し、
段差部は、錐状の側面の一部においてのみ延在し、
錐状の側面は、吐出軸線を中心とする回転により画成される円錐幾何学形状を有し、
段差は、吐出軸線に対して垂直であり、
段差部は、段差が各段を形成する階段状の形状を有し、
段差部は、上流端から下流端の錐状部の直径に比例して減少する幅を有し、
側面は、少なくとも1つの連続部、即ち段差のない部分を有し、
段差部は、連続部によって分離され、
段差部は、錐状部の底辺及び頂点から離間された状態で底辺と頂点との間に位置し、
連続部は、隣接する段差部に対して突出し、
錐状の側面は、側面に配置された複数の段差部を備え、
複数の段差部は、対称配置され、
複数の段差部は、錐状の側面に一定間隔で配置され、
錐状の側面は、4つの段差部を備え、2つずつ段差部が対向し、
供給路は、錐状の側面を横切る平面上に延在し、
渦室は、錐状部の上流端に配置された円筒部を備え、
円筒部は、円筒状の側面によって画成され、
円筒部は、少なくとも上流端の直径と等しい直径を有し、
供給路の下流端は、渦室の円筒部に接線方向に通じ、
供給路は、外壁内壁との間に画成され、
外壁は、円筒部の円筒状の側壁に接し、
外壁及び内壁は、上流端に対して垂直であり、
内壁は、供給路の下流端側に進むにつれて、外壁に接近し、
内壁は、外壁と10°の角度を形成し、
内壁は、丸みを帯びた角部を介して渦室の円筒面に接続され、
丸みを帯びた角部は、0.1mm未満の半径を有し、
吐出口は、下流端の内側寸法と等しい内側寸法の円筒幾何学形状を有し、
渦室の軸方向の寸法は、上流端の内側寸法の少なくとも80%であり、
渦室の軸方向の寸法は、上流端の内側寸法の90%〜200%であり、
渦室の軸方向の寸法は、渦室の軸方向の寸法の少なくとも50%であり、好ましくは70%であり、さらに好ましくは80%であり、
下流端の内側寸法は、上流端の内側寸法の50%未満であり、
下流端の内側寸法は、上流端の内側寸法の20%〜40%であり、
下流端の内側寸法は、0.24mm以下であり、
吐出口の軸方向の寸法は、吐出口の内側寸法の50%未満であり、
供給路の下流端は、渦室の供給部分を形成し、この部分の表面は、上流端の内面の10%未満であり、
渦室の供給部分の表面は、0.01mm2〜0.03mm2であり、
ノズルは、渦室の供給路を少なくとも2つ有し、これら供給路は吐出軸線に対して対称配置され、
ノズルは、渦室及び供給路から形成された空洞が設けられた基端壁を有する。

0013

本発明は、前述したようなノズル−受けブロック組立体にも関する。

0014

本発明は、容器、具体的には化粧品ボトルに用いられる、上記のようなスプレーノズルを備えた加圧製品吐出システムにも関する。この吐出システムは、好適にはスプレーノズルを支持するように配置された押下ボタンを備える。

0015

本発明は、参考のみを目的とし且つ非限定的な以下の説明に照らし合わせることで、よりよく理解される。この説明は、以下の添付の図面を参照して行われる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の第1実施例に係る、吐出手段が設けられた容器の上部の断面図を概略的に示す。
図1における吐出システムの押下ボタンの拡大断面図を概略的に示す。
図1の実施形態に係る吐出システムのノズル内部の拡大断面図を概略的に示す。
図1の実施形態におけるノズルの渦室の拡大斜視図を概略的に示す。
図1の実施形態におけるノズルのノズルの断面図を概略的に示す。
本発明の第2実施例に係るノズルの断面図を概略的に示す。
本発明の第4実施例に係るノズルの断面図である。
本発明の第4実施例に係るノズルを軸方向の平面に沿って切った斜視図である。
本発明の第4実施例に係るノズルを一部切り取った斜視図である。

0017

図1は、第1実施例に係る加圧製品を吐出するためシステムを備える化粧品ボトルを示す。この吐出システムには、押下ボタンが設けられている。この押下ボタンは、環状の囲い2を有する本体1を備える。囲い2は、加圧製品の吸い上げ管4に押下ボタンを取り付けるための縦穴部3を囲繞している。押下ボタンは、使用者が指で押下ボタンに圧力を与えて、押下ボタンを軸方向に移動できるようにする上側領域5をさらに備える。

0018

吐出システムは、縦穴部3内に密嵌された加圧製品の吸い上げ管4が装着された取り出し装置6を備える。既知の形態として、吐出システムは、製品を収容したボトル8への取り付けのための取り付け手段7と、このボトルからの製品の取り出しのための取り出し手段9とをさらに備え、これらは吸い上げ管4に加圧製品を供給するように配置されている。ここで、取り出し装置6は、手動ポンプを備え、製品がボトル8内で加圧された状態でパッケージに入っている場合は、手動弁を備える。したがって、押下ボタンを手動で移動させると、このポンプ又は弁が作動して、吸い上げ管4に加圧製品を供給する。取り付け手段7は、例えば、締結リングと、このリング及び吸い上げ管4を隠す装飾カラーを備える。

0019

図2に示すように、本体1は、縦穴部3に連通した環状のハウジング10をさらに有する。図示した実施例では、ハウジング10は、取り付け縦穴部3の軸線に対して垂直の軸線を有する。これにより、製品を押下ボタンの本体1に対して横方向に回転供給することが可能になる。不図示の別の例では、ハウジング10は、具体的には鼻腔スプレーの先端部分を形成する押下ボタン用に、縦穴部3と同一線上に設けることが可能である。

0020

ハウジング10には、受けブロック11が設けられている。このハウジングと渦室との間に加圧製品の吐出路を形成する目的から、受けブロック11の周囲にスプレーノズル12が取り付けられている。この目的のために、受けブロック11は、ハウジング10の底部から延出し且つ縦穴部3とハウジングとの間に連通路13を残している。

0021

図示した実施例では、上記吐出路は、ノズル12の側壁14の内面とそれに対向配置された受けブロック11の側壁の外面との間に形成された管状の流路18であって、連通路13と連通している上流環状流路18と、ノズル12の基端壁15と受けブロック11の先端壁17との間に形成された下流環状流路21とを、上流側から下流側に連通するように連続して有している。下流側において、吐出路は、渦室の少なくとも1つの供給路24が設けられた渦室22に加圧製品を供給する。より具体的には、図示した実施例では、供給路24は、下流環状流路21に連通している。図示した実施例では、上記ノズルは、渦室22の供給路24を2つ有し、これらの供給路は、吐出軸線Dに対して対称配置されている。別の例として、3つ以上の供給路24を設けることが可能であり、具体的には3つの供給路24を吐出軸線Dに対して対称配置すること可能である。また、1つの供給路24を設けて、渦室22に供給することも可能である。

0022

ノズル12は、側壁14の外面を嵌合させることによって、ハウジング10内に連結される。この外面の後端には、ハウジング内にノズル12を固定するための径方向突起16が設けられている。さらに、渦室の空洞は基端壁15に窪みとして形成され、端部11は平面の先端壁17を有している。先端壁17上にはノズル12の基端壁15が位置して、これらの間に渦流形成部が画成される。ノズル12には、製品が噴霧される吐出口23がさらに設けられている。

0023

有利には、ノズル12及び本体1は成形によって製造され、具体的には、それぞれ異なる熱可塑性材料から構成される。さらに、ノズル12を構成する材料は、本体1を構成する材料の剛性よりも高い剛性を有する。このため、ノズル12の高いスティフネスによって、ハウジング10への取り付け時の変形を回避でき、渦室の幾何学形状が保証される。さらに、本体1のより低いスティフネスによって、取り付け縦穴部3と吸い上げ管4との間のシールを向上させることができる。ある例示的な実施例として、本体1はポリオレフィンから構成され、ノズル12は環状オレフィンコポリマー(COC)、ポリオキシエチレン、又はポリブチレンテレフタレートから構成される。

0024

図3図5に示す実施例では、渦室22は、供給路24の下流端が接線方向に通ずる円筒部30を備える。この円筒部は、円筒状の回転面である側面34によって画成されており、前側が基端壁35によって閉塞されている。渦室22は、円筒部30の下流側に錐状部31をさらに備える。錐状部31は、吐出軸線Dに沿って延在する側面25によって画成され、吐出路24は、この吐出軸線Dを横切る平面上に延在する。錐状部が空間として画成されており、この空間内では、上記の吐出軸線に直行する平面に沿った断面において、錐状部31の底面である第1端部が、錐状部31の頂点である第2端部よりも大きな面積の断面を有する。これら第1及び第2端部を接続する母線は、直線分である必要はなく、少なくとも1つの平坦部分を有する曲線であってもよい。このため、錐状部の底面及び又は頂点は、様々な形状、具体的には円形多角形、又は楕円形などの形状を有してよい。本説明においては、空間的位置に関する記述は、吐出軸線Dに対して定義されている。図示した実施例では、側面25は、吐出軸線Dを中心とする回転面である。側面25は、吐出口23への供給のために、上流端26から下流端27に向かって狭まる。さらに、吐出口23は、下流端27の内側寸法と等しい孔寸法を有する。

0025

このため、加圧製品の吐出時において、この製品を渦室22に接線方向に供給することにより、渦室の円筒部において回転させることができる。この後、製品は、錐状部の上流端26から側面25に沿って回転しながら押されつつ、製品の溜まりを形成する。この製品は、回転速度が上がり、下流端27に向けて収束する。そして、収束した溜まり自体が衝突し合い、吐出口23から出て、アエロゾルを形成する。

0026

本発明では、側面は、1つの段差36又は複数の段差36が設けられた少なくとも1つの段差部33を有する。各段差は、錐状部の底面と頂点との間に位置し、横方向、具体的には渦室22の吐出軸線Dに直行して延在する面を指す。このため、段差部33は、段差36が各段を形成する階段状の形状を有する。本実施例では、段差部33は、錐状部の上流端26から下流端27まで延在し、上流端から下流端の錐状部の直径に比例して減少する幅を有する。図3図5の実施例では、渦室22の錐状部31は、錐状の側面25に一定間隔で対称配置された4つの段差部33を備え、2つずつ段差部33が対向している。段差部33のそれぞれは、側面25の連続部37によって分離されている。好適には、連続部37は、各段差部33の両側から隆起した縁部を形成するように、段差部33の段差33に対して突出している。このため、製品の溜まりは、この縁部に衝突しながら、錐状面25に沿って渦室内を回転する。この縁部によって、移動中の製品内の乱流がさらに増加し、より微細な製品の液滴が均一な大きさで得られる。また、段差部33は、上流端26から下流端27の錐状部31の直径に比例して減少する幅を有する。

0027

さらに、製品を側面25,34に沿って回転させて渦室22に接線方向に供給するために、各供給路24は、外壁28と内壁29との間に画成されたU字状の断面を有する。外壁28及び内壁29は、上流端26に対して垂直である。さらに、外壁28は円筒状の側面34に接し、内壁29はそれから例えば上流端26の内側寸法の30%未満の距離だけオフセットしている。これは、上流端における製品の衝突を回避するためである。図示した実施例では、内壁29は、有利には、外壁28に対して上流−下流方向に接近角を有し、上流端26における供給路24が通ずる部分において、両壁間のオフセットが測定される。好適には、内壁29は、10°以下の接近角を有する。内壁も、好適には0.1mm未満の半径を有する丸みを帯びた角部38を介して渦室の円筒面34に接続されている。

0028

また、供給路24の下流端は、渦室22の供給部分を形成している。押下ボタンの作動時の移動に対する一定量の製品の吐出時間を増やすために、この供給部分を上流端26の内面よりも小さくすることが可能である。具体的には、供給部分の面積を上流端26の内面の10%未満にすることが可能である。好適には、供給部分の面積を0.01mm2〜0.03mm2にすることが可能である。ある例示的な実施例として、上流端26の内側寸法は0.5mm、即ち、内面が0.2mm2であり、各供給路24は、供給部分において、0.12mmの幅及び0.13mmの深さ、即ち、0.016mm2の面積を有する。

0029

図示した実施例では、渦室の下流端27には、吐出軸線Dを中心とする回転により画成された円筒幾何学形状を有する吐出口23が隣接している。この吐出口の内側寸法は、下流端27の内側寸法と等しい。有利には、吐出口23の軸方向の寸法は、渦流の溜まりの収束を妨げないように、その内側寸法よりも小さく設定される。具体的には、吐出口23の軸方向の寸法を、その内側寸法の50%未満にすることが可能である。不図示の別の例では、渦室22の下流端27に吐出口23を形成することも可能である。吐出口23に可能な限り近い位置で溜まりが衝突し合うように下流端27の内側寸法を上流端26の内側寸法よりも小さくすると、エアロゾルが特に良好に生成される。具体的には、下流端27の内側寸法を上流端26の内側寸法の50%未満とすることが可能であり、より具体的には、この内側寸法の20%〜40%にすることが可能である。

0030

渦室22の軸方向の寸法を比較的大きく、具体的には、上流端26の内側寸法と同程度又はそれよりも大きくすることが好適である。これにより、渦流の溜まりが渦室22の側面25,34に沿って生じ、徐々に収束する。具体的には、渦室22の軸方向の寸法は、上流端26の内側寸法の少なくとも80%であり、より具体的にはこの内側寸法の90%〜200%である。

0031

ある特定の実施例として、円筒部の内側寸法は0.6mmであり、上流端26は0.5mmであり、下流端27の内側寸法は0.14mm以下である。錐状部の軸方向の寸法が0.32mmであり、円筒部が0.13mmである場合、渦室22の軸方向の寸法は少なくとも0.45mmである。吐出口23の軸方向の寸法は0.10mm未満であり、内側寸法は0.14mmである。

0032

図6において、本発明の第2実施例は、渦室42の錐状部41が部分的に段差になっていることを除いて、第1実施例のノズルと同様のノズル42である。この場合、錐状の側面45は、この側面のより小さな部分に吐出軸線に沿って延在する段差部43を備える。好適には、段差部43は、下流部46に向かって配置される。ここで、段差部43は、渦室42の錐状部41の略中間からその下流端47に及ぶ寸法を有する。上流端46と錐状部41の中間との間では、側面45は連続している。このノズルの他の特徴は、第1実施例のノズルと同じである。具体的には、渦室42は、錐状部41の上流端46において、少なくとも1つの供給路44が通ずる円筒部40を備える。

0033

第2実施例の別の形態として、段差部は様々な寸法を有してよい。例えば、側面の1/3、1/4、2/3又は3/4に吐出軸線に沿って配置されていてもよい。

0034

第3実施例では、吐出口23の軸線Yが、吐出軸線Dと所定の角度Aを形成する。この角度は0ではない。これにより、渦室における圧力の不均衡を相殺したり、より大きく又はより小さく湾曲した形状或いは平坦な形状に噴霧したりすることが可能になる。

0035

図7図9に示す第4実施例では、ノズルの錐状部31は、側面25の全域に渡って延在する1つの段差部33を備える。より具体的には、段差部33は、吐出軸線Dを中心とする1回転を呈する。

0036

本発明は、ノズル及び受けブロックを備える組立体にも関する。受けブロックの先端壁17と錐状部の基端壁35との間に前段渦室が位置しており、この渦室は円筒形状を有する。供給路24が前段渦室に通じ、後者はノズルの渦室22に通ずる。

実施例

0037

したがって、上記実施例は、粘度の高い製品に対して渦室を用いることを可能にしている。特に、段差部に対する渦流の溜まりの衝突により、均一な空間分布で空気中に浮遊する、小さく均一な大きさの液滴から構成されるエアロゾルを生成することが可能になる。具体的には、エアロゾルは、特にニードルポンプの場合でも、使用者が押下ボタンに与える負荷力に関係なく、10μm〜60μmの範囲内で平均35μmの液滴サイズを有する水煙様相を呈することができる。

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