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技術 包装袋セット

出願人 凸版印刷株式会社株式会社ジェイ・エム・エス
発明者 木内寛
出願日 2016年4月12日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-079684
公開日 2017年10月19日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-190145
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置 包装体
主要キーワード 止め素材 差込部材 傷加工 切っ掛け 易切断線 無菌充填包装 軸延伸樹脂フィルム 未開封状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

軟包装袋特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、軟包装袋の内容物をチューブに流出させることのできる接続具具備する包装袋セットを提供する。

解決手段

包装袋と接続具とを具備する包装袋セットであって、包装袋は、収納部と、注出部と、切断除去部とを備え、接続具は、一方部がチューブに接続され、他方部が切断除去部を除去した後の注出部に差し込み可能であり、外面の一部とチューブとを連通させる連通孔が設けられた差込部材と、差込部材の外周面を取り囲んだ状態で差込部材に固定される外巻部材とを備え、外巻部材の内周面の少なくとも一部は、当該一部に対向する差込部材の外周面に対応する形状に形成されており、差込部材が、包装袋の注出部に差し込まれた状態で、外巻部材の内周面と差込部材の外周面とで包装袋を挟み込んで包装袋を固定する。

概要

背景

病院などで患者などに経口あるいは経腸により栄養剤医薬品、流動食などを投与するとき、これらをや腸に挿入したチューブを通して投与することがある。また、輸液などを点滴するときにも、チューブを通して中空針から輸液などを患者の体内送り込むことがある。

このような患者に投与する栄養剤や医薬品などは容器充填されていて、容器を吊り下げて、容器の下端よりチューブを通して栄養剤や医薬品などを流出させて投与されている。このような容器とチューブとを接続するために、容器にはスパウト部材等の部材が設けられていた。

また、容器においても従来はガラス瓶プラスチックボトルが用いられていたが、最近では軟包装袋が用いられる様になってきた。しかし、軟包装袋においても、スパウト部材等の部材が設けられていた。

例えば、特許文献1の「経管投与剤用接続具」においては、フィルムにより製袋された経管投与剤容器液密にスパウト部材が接合されていて、このスパウト部材に係脱可能に経管投与剤用接続具が接続され、経管投与剤をチューブに導入する様になっている。

このように投与剤収納する軟包装袋にスパウト部材等の部材を設けるには、軟包装袋の製造に当たって加工工程が増え、また、スパウト部材等の部材を用意しなければならないなどコストアップや製造時間が長くなるなどの問題がある。さらに、製造後の保管輸送のためのスペースが必要となるなどコストアップの要因になる。

概要

軟包装袋に特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、軟包装袋の内容物をチューブに流出させることのできる接続具を具備する包装袋セットを提供する。包装袋と接続具とを具備する包装袋セットであって、包装袋は、収納部と、注出部と、切断除去部とを備え、接続具は、一方部がチューブに接続され、他方部が切断除去部を除去した後の注出部に差し込み可能であり、外面の一部とチューブとを連通させる連通孔が設けられた差込部材と、差込部材の外周面を取り囲んだ状態で差込部材に固定される外巻部材とを備え、外巻部材の内周面の少なくとも一部は、当該一部に対向する差込部材の外周面に対応する形状に形成されており、差込部材が、包装袋の注出部に差し込まれた状態で、外巻部材の内周面と差込部材の外周面とで包装袋を挟み込んで包装袋を固定する。

目的

本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、軟包装袋に特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、軟包装袋の内容物をチューブに流出させることのできる接続具を具備する包装袋セットを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

軟包材からなり、内部に液状またはゲル状の収納物収納する包装袋と、前記包装袋をチューブに接続し、前記収納物を前記チューブへと排出する接続具とを具備する包装袋セットであって、前記包装袋は、前記収納物を収納する収納部と、前記収納部に接続され、前記収納部の内部に収納された前記収納物を前記収納部の外部へと導く注出部と、前記包装袋の開封時に前記注出部の一部を横断する切断位置で切断除去される切断除去部とを備え、前記接続具は、一方部が前記チューブに接続され、他方部が前記切断除去部を除去した後の前記注出部に差し込み可能であり、外面の一部と前記チューブとを連通させる連通孔が設けられた差込部材と、前記差込部材の外周面を取り囲んだ状態で前記差込部材に固定される外巻部材とを備え、前記外巻部材の内周面の少なくとも一部は、当該一部に対向する前記差込部材の外周面に対応する形状に形成されており、前記差込部材が、前記包装袋の前記注出部に差し込まれた状態で、前記外巻部材の内周面と前記差込部材の外周面とで前記包装袋を挟み込んで前記包装袋を固定する、包装袋セット。

請求項2

前記外巻部材は、半円筒形状の一対の分割体と、前記一対の分割体が円筒形を構成する閉状態と、前記一対の分割体が前記円筒形の中心軸と平行な回転軸を中心として開いた開状態との間で開閉自在となるように前記一対の分割体を接続するヒンジと、前記外巻部材が前記差込部材を取り囲んで円筒状を構成した状態で前記一対の分割体を固定するロック部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の包装袋セット。

請求項3

前記外巻部材には、前記差込部材が前記注出部に差し込まれ、かつ、前記ロック部が前記一対の分割体を固定して円筒形状となった状態において、前記包装袋の一部が挿入される一対のスリットが設けられており、前記スリットの一方は、前記一対の分割体の前記回転軸に沿って、前記外巻部材が前記差込部材に取り付けられたときに前記差込部材の前記他方部側に位置する前記外巻部材の一方端から所定範囲に設けられ、前記スリットの他方は、前記円筒形の中心軸に対して前記回転軸と対称となる軸に沿って、前記外巻部材の前記一方端から所定範囲に設けられることを特徴とする、請求項2に記載の包装袋セット。

請求項4

前記外巻部材の内面滑り止め素材が用いられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の包装袋セット。

請求項5

前記包装袋の前記切断位置にハーフカットが設けられていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の包装袋セット。

請求項6

前記包装袋における前記注出部とは反対側の部分に吊下げ用孔が設けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の包装袋セット。

技術分野

0001

本発明は、包装袋セットに関し、特に、軟包材からなり、内部に液状またはゲル状の収納物包装する包装袋と、包装袋をチューブに接続し、収納物をチューブに排出する接続具とを具備する包装袋セットに関するものである。

背景技術

0002

病院などで患者などに経口あるいは経腸により栄養剤医薬品、流動食などを投与するとき、これらをや腸に挿入したチューブを通して投与することがある。また、輸液などを点滴するときにも、チューブを通して中空針から輸液などを患者の体内送り込むことがある。

0003

このような患者に投与する栄養剤や医薬品などは容器充填されていて、容器を吊り下げて、容器の下端よりチューブを通して栄養剤や医薬品などを流出させて投与されている。このような容器とチューブとを接続するために、容器にはスパウト部材等の部材が設けられていた。

0004

また、容器においても従来はガラス瓶プラスチックボトルが用いられていたが、最近では軟包装袋が用いられる様になってきた。しかし、軟包装袋においても、スパウト部材等の部材が設けられていた。

0005

例えば、特許文献1の「経管投与剤用接続具」においては、フィルムにより製袋された経管投与剤容器液密にスパウト部材が接合されていて、このスパウト部材に係脱可能に経管投与剤用接続具が接続され、経管投与剤をチューブに導入する様になっている。

0006

このように投与剤収納する軟包装袋にスパウト部材等の部材を設けるには、軟包装袋の製造に当たって加工工程が増え、また、スパウト部材等の部材を用意しなければならないなどコストアップや製造時間が長くなるなどの問題がある。さらに、製造後の保管輸送のためのスペースが必要となるなどコストアップの要因になる。

先行技術

0007

実開平7−31059号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、軟包装袋に特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、軟包装袋の内容物をチューブに流出させることのできる接続具を具備する包装袋セットを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、軟包材からなり、内部に液状またはゲル状の収納物を収納する包装袋と、包装袋をチューブに接続し、収納物をチューブへと排出する接続具とを具備する包装袋セットであって、包装袋は、収納物を収納する収納部と、収納部に接続され、収納部の内部に収納された収納物を収納部の外部へと導く注出部と、包装袋の開封時に注出部の一部を横断する切断位置で切断除去される切断除去部とを備え、接続具は、一方部がチューブに接続され、他方部が切断除去部を除去した後の注出部に差し込み可能であり、外面の一部とチューブとを連通させる連通孔が設けられた差込部材と、差込部材の外周面を取り囲んだ状態で差込部材に固定される外巻部材とを備え、外巻部材の内周面の少なくとも一部は、当該一部に対向する差込部材の外周面に対応する形状に形成されており、差込部材が、包装袋の注出部に差し込まれた状態で、外巻部材の内周面と差込部材の外周面とで包装袋を挟み込んで包装袋を固定する。

0010

また、外巻部材は、半円筒形状の一対の分割体と、一対の分割体が円筒形を構成する閉状態と、一対の分割体が円筒形の中心軸と平行な回転軸を中心として開いた開状態との間で開閉自在となるように一対の分割体を接続するヒンジと、外巻部材が差込部材を取り囲んで円筒状を構成した状態で一対の分割体を固定するロック部とを有してもよい。

0011

また、外巻部材には、差込部材が注出部に差し込まれ、かつ、ロック部が一対の分割体を固定して円筒形状となった状態において、包装袋の一部が挿入される一対のスリットが設けられており、スリットの一方は、一対の分割体の回転軸に沿って、外巻部材が差込部材に取り付けられたときに差込部材の他方部側に位置する外巻部材の一方端から所定範囲に設けられ、スリットの他方は、円筒形の中心軸に対して回転軸と対称となる軸に沿って、外巻部材の一方端から所定範囲に設けられてもよい。

0012

また、外巻部材の内面滑り止め素材が用いられていてもよい。

0013

また、包装袋の切断位置にハーフカットが設けられていてもよい。

0014

また、包装袋における注出部とは反対側の部分に吊下げ用孔が設けられていてもよい。

発明の効果

0015

本発明によれば、軟包装袋に特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、軟包装袋の内容物をチューブに流出させることのできる接続具を具備する包装袋セットを実現できる。

図面の簡単な説明

0016

実施形態に係る包装袋セットの使用状態を示す図
実施形態に係る包装袋の平面図
実施形態に係る接続具の斜視図
図3に示す接続具の側面図
実施形態に係る接続具の外巻部材を開いた状態を示す正面図
図5に示す接続具の外巻部材を開いた状態を示す側面図
図3に示す切断線B−Bに沿う断面図
実施形態に係る包装袋に接続具を取り付ける過程を示す図
図1に示す破線で囲まれたA部分の拡大図

実施例

0017

以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、実施形態に係る包装袋セットの使用状態を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る包装袋セット1は、軟包材からなり、内部に液状またはゲル状の収納物を収納する包装袋100と、包装袋100とチューブ204とを接続し、包装袋100に収納された収納物をチューブ204へと排出する接続具200とを具備する。液状またはゲル状の収納物としては、例えば、栄養剤や医薬品、輸液、流動食などが挙げられるが、これらに限定されない。

0018

包装体の構成)
まず、包装袋100について説明する。図2は、実施形態に係る包装袋の平面図である。図2に示すように、実施形態に係る包装袋100は、収納物を収納する収納部119と、収納部119に接続され、収納部119の内部に収納された収納物を収納部119の外部へと導く注出部120と、包装袋100の開封時に注出部120の一部を横断する切断位置で切断除去される切断除去部123とを備える。

0019

包装袋100は、互いに重ね合わせた2枚のシートの周囲をヒートシールしたパウチにより構成される。より具体的には、図2に示すように、2枚のシートにおける、シール部111、112、113、114、115、116、117及び118がそれぞれヒートシールされている。尚、本実施形態では2枚のシートを用いてシートの周囲全体をヒートシールしているが、1枚のシートを折り曲げ、折り曲げた一辺以外の周縁部分をヒートシールしてもよい。

0020

収納部119は、上端に向かって幅が狭まる形状である。注出部120は、収納部119の上端の最も幅が狭まった部分に接続され、幅が一定の未シール部よりなる。

0021

注出部120の収納部119と反対側の先端部付近のシール部116、117には、切断除去部123を切断除去する際の切っ掛けとなる一対のノッチ部が形成されている。また、一対のノッチ部を結ぶ線に沿って注出部120を横断するように易切断線121が設けられている。これにより、切断除去部123をノッチ部を切っ掛けに易切断線121に沿って切断除去することができる。易切断線121は、シートの外側からハーフカット加工などの傷加工を施して設けることができるが、これに限定されない。また、シートの延伸方向と一対のノッチ部を結ぶ方向とを一致させてもよい。この場合、易切断線121は設けなくてもよい。また、切断除去部123を易切断線121に沿って切断除去し易いように、シール部118は摘み部として手指で摘まめる十分な大きさに形成されることが好ましい。切断除去部123を切断除去することで、注出部120に開口が形成される。

0022

また、シール部111には、吊下げ用孔122が設けられていて、フックなどの吊下げ具に掛けて包装袋100を吊下げられるようになっている。

0023

包装袋100に用いられるシートには、軟包材であって、ヒートシールが可能な樹脂製の単層フィルムまたは積層フィルムを利用することができるが、基材フィルムシーラント層とからなる積層フィルムであることが好ましい。単層フィルムとしては、低密度ポリエチレン無延伸フィルムが好適に用いられる。

0024

積層フィルムの基材フィルムとしては、2軸延伸樹脂フィルムが好ましく用いられ、樹脂としては、ポリプロピレンナイロンポリエステルなどが好ましく用いられる。また、バリア性を考慮して、積層フィルムに無機酸化物蒸着層を設けても良い。これらは組み合わせて多層の基材フィルムとしても良い。

0025

シーラント層には酸化防止剤の添加されていない低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。

0026

包装袋100の製袋は、通常のパウチなどを製袋する製袋機で行うことができる。通常のパウチの製袋と同様にヒートシール及び裁断を行うが、このとき、包装袋100に収納する収納物の充填口として、シール部111を未シール部として残しておく。尚、未シール部は、シール部111以外のシール部112、113などの内の一箇所であってもよい。また、吊下げ用孔122の形成は、シートの裁断と同時または別工程により行う。

0027

次に、製袋された包装袋100に、未シール部にして残した充填口より収納物を充填し、未シール部をシールする。収納物の充填は無菌充填包装で行うのが好ましい。また、収納物の充填後、レトルト殺菌オートクレーブ滅菌などにより、殺菌、滅菌してもよい。これにより、収納物が収納された包装袋100を得ることができる。

0028

(接続具の構成)
次に、接続具200について図3図7を用いて説明する。図3は、実施形態に係る接続具の斜視図であり、図4は、図3に示す接続具の側面図であり、図5は、実施形態に係る接続具の外巻部材を開いた状態を示す正面図であり、図6は、図5に示す接続具の外巻部材を開いた状態を示す側面図であり、図7は、図3に示す切断線B−Bに沿う断面図である。

0029

接続具200は、図3図7に示すように、外巻部材201と、差込部材203とを備える。尚、後述のように、外巻部材201は、差込部材203の外周面を取り囲んだ状態で差込部材203に固定される。

0030

差込部材203は、図3図5に示すように、一方部210(図3における上端部)側から他方部211(図3における下端部)側に向かって径が小さくなる略円錐形状を有する。差込部材203の一方部210がチューブ204に接続され、他方部211が包装袋100の切断除去部123を除去した後の注出部120に差し込み可能である。差込部材203には、図5及び図7に示すように、外面の一部とチューブ204とを連通させる連通孔207が設けられ、包装袋100に収納された収納物をチューブ204に排出することができる。本実施形態において、連通孔207は、差込部材203の一方部210でチューブ204と接続し、他方部211に向かって径が大きくなり、差込部材203の中央部付近で2つに分岐している。分岐した連通孔207は、それぞれ差込部材203の外面に開口部を形成し、差込部材203の外面において他方部211側に向かう溝を形成している。差込部材203の外面に溝を形成することで、ゲル状の内容物であっても溝に沿って容易に開口部に流入させることができる。

0031

外巻部材201は、図3図6に示すように、円筒形状を半円筒形状に分割した形状である一対の分割体202と、一対の分割体202を接続するヒンジ205と、一対の分割体202が円筒状を構成した状態で固定するロック部206とを有する。

0032

一対の分割体202は、ヒンジ205を中心に開閉自在である。より詳細には、一対の分割体202が円筒形状を構成する閉状態(図3図4)と、一対の分割体202が閉状態における円筒形の中心軸と平行な回転軸であるヒンジ205を中心に開いた開状態(図5図6)との間で開閉可能である。つまり、一対の分割体202は、一対の分割体202の一方の分割線212(図4における左端部分)の端縁に設けられたヒンジ205の回転軸を中心として、一対の分割体202の他方の分割線213(図4における右端部分)の端縁が離れる方向に回転することで開状態となり、ヒンジ205の回転軸を中心として、一対の分割体202の分割線213の端縁が近づく方向に回転して円筒形を構成することで閉状態となる。

0033

ロック部206は、係合片206aと係合片206bとからなり、一対の分割体202の分割線213の近傍にそれぞれ設けられている。本実施形態では、係合片206aは、一対の分割体202の一方に設けられた凸状の部材であり、係合片206bは、一対の分割体202の他方に設けられ、上記凸状の部材が嵌合可能な貫通孔を有する部材である。一対の分割体202は、係合片206bに設けられた貫通孔に係合片206aの凸部が内側から挿入されて、円筒状を構成した状態でロックされるようになっている。

0034

図3に示すように、一対の分割体202が閉状態となりロック部206によりロックされた状態においては、係合片206a、206bの下方から外巻部材201の下端部(図3における下端部分)までスリット208が形成されている。また、図3では図示されていないが、係合片206a、206bの下方と同様に、ヒンジ205の下方からヒンジ205の回転軸に沿って外巻部材201の下端部までスリット208が形成されている。図5図6に示すように、この一対のスリット208は、一対の分割体202それぞれの係合片206a、206bの下方及びヒンジ205の下方に設けられた切欠きが、一対の分割体202が閉状態となることで形成されるものである。つまり、一対の分割体202の閉状態において、スリット208の一方は、一対の分割体202の回転軸に沿って、外巻部材201の下端部から所定範囲に設けられ、スリット208の他方は、一対の分割体202の閉状態における円筒形の中心軸に対してヒンジ205の回転軸と対称となる軸に沿って、外巻部材201の下端部から所定範囲に設けられる。このため、詳細は後述するが、包装袋100の注出部120に差込部材203を差し込んで、かつ、ロック部206が一対の分割体202を固定した閉状態において、包装袋100の周縁部が上記一対のスリット208に入るようにすることができるため、包装袋100の周縁部が邪魔にならない。

0035

また、外巻部材201には、外巻部材201の閉状態において差込部材203の外周面に対向する内周面に、滑り止め素材が用いられている。滑り止め素材としては、シリコーンゴムなどのゴム弾性物質が用いられる。

0036

図7に示すように、外巻部材201が差込部材203に固定された状態において、外巻部材201の内周面の一部は、当該一部に対向する差込部材203の外周面に沿う様に、一定のクリアランスを持って差込部材203の外周面に対応する形状に形成されている。外巻部材201の内周面と差込部材203の外周面とのクリアランスは、包装袋100のシート1枚の厚さ以下である。

0037

差込部材203には、一方部210の外周縁に外側に向かって突出するフランジ部209が設けられている。また、外巻部材201には、差込部材203のフランジ部209が嵌合可能な溝部が設けられ、外巻部材201の上端部分は差込部材203のフランジ部209の上端を越えて設けられる。また、外巻部材201の溝部より下方の部分の厚みは外巻部材201の下端部に向かって増加するように形成されている。外巻部材201の溝部に差込部材203のフランジ部209が嵌合することにより、外巻部材201は差込部材203のフランジ部209を取り囲んだ状態で差込部材203に固定される。

0038

本実施形態では、差込部材203は、熱可塑性樹脂を用いて一体で成型され、外巻部材201も、熱可塑性樹脂を用いて一体で成型されている。差込部材203と外巻部材201とは外巻部材201のヒンジ205の近傍で溶着等により接合されている。尚、差込部材203と外巻部材201とは、溶着等で接合されていなくてもよい。また、差込部材203と外巻部材201とが一体で成型されていてもよい。また、チューブ204は成型された差込部材203に熱融着などで取り付けられる。また、外巻部材201の内周面に設けられた滑り止め素材は、外巻部材201に用いられる熱可塑性樹脂と滑り止め素材に用いられるゴム弾性物質とを二色成形などにより一体に成型される。

0039

(包装袋セットの使用方法
次に、本発明に係る包装袋セットの使用方法について、図8及び図9を用いて、図1図2図5図6を併せて参照しながら説明する。図8は、実施形態に係る包装袋に接続具を取り付ける過程を示す図であり、図9は、図1に示す破線で囲まれたA部分の拡大図である。

0040

まず、図2に示す切断除去部123が切断除去されていない未開封状態の包装袋100に対して、切断除去部123をノッチ部を切っ掛けに易切断線121に沿って切断除去することで包装袋100の注出部120に開口を形成する。次に、図5図6のように外巻部材201の一対の分割体202を開いた状態で、差込部材203の他方部211を、包装袋100の注出部120に形成された開口部に図8のように差し込む。尚、本実施形態と異なり差込部材203と外巻部材201とが接合されていない場合には、差込部材203及び外巻部材201を図5及び図6に示すように配置した後に差込部材203の他方部211を注出部120に形成された開口部に差し込んでもよいし、差込部材203の他方部211を注出部120に形成された開口部に差し込んだ後に外巻部材201を図8に示すように配置してもよい。

0041

次に、係合片206aと係合片206bとを係合させてロックして、接続具200に包装袋100を固定する。このとき、上述した様に、係合片206a、206bの下方、および、ヒンジ205の下方にはスリット208が形成されるため、外巻部材201の一対の分割体202を閉じても、包装袋100のシール部114、115、116、117が、このスリットに入り込み、外巻部材201の外部に出るため邪魔にならない。次に、図1に示すように、軟包装袋100の吊下げ用孔122を上にして(図示しない)吊下げ具に引っ掛ける。

0042

このようにしても、図9に示すように、外巻部材201の内周面の一部が略円錐形状の差込部材203の外周面に対応する形状に形成され、かつ、外巻部材201の内周面と差込部材203の外周面とのクリアランスが包装袋100のシート1枚の厚さ以下であることにより、差込部材203の外周面と包装袋100の注出部120の内面との間の摩擦力により差込部材203は包装袋100から抜け難くなり、かつ、外巻部材201の内周面に設けられた滑り止め素材により包装袋100の注出部部分は外巻部材201の内周面との間でズレ難くなる。そのため、差込部材203の外周面と外巻部材201の内周面との間に包装袋100の注出部120が挟まれ固定され、その結果、差込部材203が包装袋100の注出部120から抜けたり外れたりすることがほとんどない。

0043

吊下げ用孔122を上にして吊下げ具に引っ掛けることで、包装袋100に収納されていた収納物が、自重によって、注出部120から接続具200の連通孔207を通ってチューブ204の中空部に流れ込む。そして、チューブ204を通して内容物が排出される。

0044

以上のように、本発明の包装袋セットの構成によれば、収納物を収納した包装袋にスパウト部材等の特段の部材を設けることなく容易に接続可能で、包装袋の収納物をチューブに流出させすることが可能である。また、包装袋の注出部を接続具に固定する際に、包装袋の注出部への差込部材の差し込み及び外巻部材のロックを一連の動作で容易に行うことができるため、片手で接続具を取り扱うことができる。また、包装袋に直接接続具を取り付けることができるので誤接続の恐れもなく、接続具の接続後は接続具が包装袋から誤って外れる恐れもほとんどない。

0045

尚、本実施の形態では、外巻部材201は、半円筒形の一対の分割体であって、閉状態では一対の分割体が円筒形を構成するものとして説明したが、一対の分割体の形状はこれに限定されず、例えば、半角筒状の一対の分割体であって、閉状態では一対の分割体が角筒形を構成してもよい。

0046

また、本実施の形態では、外巻部材203に設けられたロック部206は、凸状の部材と当該凸状の部材が嵌合可能な貫通孔を有する部材とから構成されるものとして説明したが、ロック部の構成はこれに限定されず、一対の分割体がロックされて固定されるものであればよい。

0047

また、本実施の形態では、差込部材203の連通孔207が2つに分岐する構成として説明したが、連通孔は、分岐せずに差込部材の外面に開口部を1つ形成するものでもよいし、3つ以上の任意の数に分岐するものでもよい。

0048

また、本実施の形態では、差込部材203のフランジ部209が外巻部材201の溝部に嵌合することで外巻部材201が差込部材203に固定されるものとして説明したが、外巻部材が差込部材に固定される方法はこれに限定されず、外巻部材が差込部材の一方部に固定される構成であればよい。

0049

本発明における包装袋セットは、経口あるいは経腸により栄養剤や医薬品、輸液、流動食などを投与するための包装袋と接続具とのセットなどとして好適に用いられる。

0050

1・・・包装袋セット
100・・・軟包装袋
111〜118・・・シール部
119・・・収納部
120・・・注出部
121・・・易切断線
122・・・吊下げ用孔
123・・・切断除去部
200・・・接続具
201・・・外巻部材
202・・・一対の分割体
203・・・差込部材
204・・・チューブ
205・・・ヒンジ
206・・・ロック部
206a、206b・・・係合片
207・・・連通孔
208・・・一対のスリット
209・・・フランジ部
210・・・差込部材の一方部
211・・・差込部材の他方部
212、213・・・分割線

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