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技術 キャリッジ構造、及び、印刷装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 石田徹吾渡邉匠
出願日 2016年4月15日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-081979
公開日 2017年10月19日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-189959
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 プリンタの字間スペース及びラインスペース ベルト、ローラ以外の手段による供給 単票の取扱い
主要キーワード 上案内面 カッター支持部材 キャリッジ構造 すくわれ 前連結フレーム 後側カバー 動作変化 スライドロッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月19日)のものです。
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図面 (10)

課題

排紙ローラーが不要で、小型化を図ることが可能であり、キャリッジが用紙側縁に当るのを防止することが可能なキャリッジ構造及び印刷装置を提供する。

解決手段

インクジェットヘッド22を搭載し、単票紙Sの搬送経路を含む移動範囲往復移動するキャリッジ21に、キャリッジ21の移動方向に突出可能な板状部78と、キャリッジ21が、キャリッジ21の移動範囲に設定される待機位置(ホームポジション)に位置する状態で、板状部78を単票紙Sの搬送経路に突出させる移動機構126と、が設けられる。

概要

背景

従来、プラテン上の用紙浮きを防止するプリンターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプリンターは、搬送ローラー及び排紙ローラーを備え、搬送ローラー、排紙ローラー間の用紙を常に張ることによって用紙浮きを防止する。

概要

排紙ローラーが不要で、小型化をることが可能であり、キャリッジが用紙側縁に当るのを防止することが可能なキャリッジ構造及び印刷装置を提供する。インクジェットヘッド22を搭載し、単票紙Sの搬送経路を含む移動範囲往復移動するキャリッジ21に、キャリッジ21の移動方向に突出可能な板状部78と、キャリッジ21が、キャリッジ21の移動範囲に設定される待機位置(ホームポジション)に位置する状態で、板状部78を単票紙Sの搬送経路に突出させる移動機構126と、が設けられる。

目的

本発明の目的は、排紙ローラーが不要で、小型化を図ることが可能であり、キャリッジが用紙側縁に当たるのを防止することが可能なキャリッジ構造及び印刷装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

印刷ヘッドを搭載し、被印刷媒体搬送経路を含む移動範囲往復移動するキャリッジに、前記キャリッジの移動方向に突出可能な突出部と、前記キャリッジが、前記キャリッジの移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路に突出させる移動機構と、が設けられることを特徴とするキャリッジ構造

請求項2

前記移動機構は、前記キャリッジが前記待機位置から前記被印刷媒体の搬送経路側に移動する際に前記突出部を前記キャリッジの側方収納すること、を特徴とする請求項1記載のキャリッジ構造。

請求項3

前記突出部は、前記キャリッジに一端部が回動可能に支持される板状部であり、前記移動機構は、前記板状部の他端部に揺動可能に連結されて前記キャリッジに対してスライド可能に支持されたリンク部材と、前記板状部を前記キャリッジに引き込む付勢部材と、を備え、前記リンク部材は、前記キャリッジが前記待機位置に位置する状態で、前記キャリッジの移動範囲外に固定される当接部に当接して、前記板状部と共に前記被印刷媒体の搬送経路側に突出すること、を特徴とする請求項1または2記載のキャリッジ構造。

請求項4

前記移動機構は、前記突出部に一端が固定されて前記キャリッジに対してスライド可能に支持される複数のロッドと、前記ロッドを前記キャリッジに引き込む付勢部材と、を備え、前記ロッドは、前記キャリッジが前記待機位置に位置する状態で、前記キャリッジの移動範囲外に固定される当接部に当接して、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路側に突出させること、を特徴とする請求項1または2記載のキャリッジ構造。

請求項5

印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、を備え、被印刷媒体の搬送経路を含む移動範囲で前記キャリッジを往復移動させて印刷する印刷装置であって、前記キャリッジに、前記キャリッジの移動方向に突出可能な突出部と、前記キャリッジが、前記キャリッジの移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路側に突出させる移動機構と、が設けられることを特徴とする印刷装置。

技術分野

0001

本発明は、キャリッジ構造、及び、印刷装置に関する。

背景技術

0002

従来、プラテン上の用紙浮きを防止するプリンターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプリンターは、搬送ローラー及び排紙ローラーを備え、搬送ローラー、排紙ローラー間の用紙を常に張ることによって用紙浮きを防止する。

先行技術

0003

特開2011−201224号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1では、排紙ローラーが設置できないプリンターにおいては、上記方法が採用できず、プラテン上の用紙浮きによって、キャリッジに浮いた用紙端面が接触し、用紙の搬送に支障を来す可能性がある。そこで、用紙端面とキャリッジとが接触しないように、キャリッジを常に用紙の搬送範囲オーバーラップするようにキャリッジの幅を大きくとると、印刷装置の大型化を招く。
本発明の目的は、排紙ローラーが不要で、小型化を図ることが可能であり、キャリッジが用紙側縁に当たるのを防止することが可能なキャリッジ構造及び印刷装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明は、印刷ヘッドを搭載し、被印刷媒体搬送経路を含む移動範囲往復移動するキャリッジに、前記キャリッジの移動方向に突出可能な突出部と、前記キャリッジが、前記キャリッジの移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路に突出させる移動機構と、が設けられることを特徴とする。

0006

本発明の構成によれば、待機位置に位置するキャリッジから突出部を移動機構にて被印刷媒体の搬送経路に突出させることで、排紙ローラー及び排紙ローラーの駆動機構を設けなくても、被印刷媒体がキャリッジの移動範囲に倒れて被印刷媒体の側縁にキャリッジが当るのを防止できる。これにより、被印刷媒体の搬送に支障を来すことが無く、また、コスト削減及び小型化を図ることができる。

0007

本発明のキャリッジ構造において、前記移動機構は、前記キャリッジが前記待機位置から前記被印刷媒体の搬送経路側に移動する際に前記突出部を前記キャリッジの側方収納する構成としてもよい。
本発明の構成によれば、キャリッジからの突出部の突出量を、キャリッジの移動方向でより小さくすることができ、キャリッジが設けられる印刷装置の小型化を図ることができる。

0008

また、本発明のキャリッジ構造において、前記突出部は、前記キャリッジに一端部が回動可能に支持される板状部であり、前記移動機構は、前記板状部の他端部に揺動可能に連結されて前記キャリッジに対してスライド可能に支持されたリンク部材と、前記板状部を前記キャリッジに引き込む付勢部材と、を備え、前記リンク部材は、前記キャリッジが前記待機位置に位置する状態で、前記キャリッジの移動範囲外に固定される当接部に当接して、前記板状部と共に前記被印刷媒体の搬送経路側に突出する構成としてもよい。

0009

本発明の構成によれば、突出部を板状部とすることで、板状部で被印刷媒体の倒れ込みをより確実に防止することができ、また、板状部を移動機構により揺動させてキャリッジの側方に収納できるため、キャリッジが設けられる印刷装置の小型化を図ることができる。また、キャリッジの待機位置への移動によってリンク部材を当接部に当接させることで、自動的に板状部を被印刷媒体の搬送経路側に突出させることができ、特別に板状部を突出させる動力源を設けずに済み、コストアップを抑えることができる。

0010

また、本発明のキャリッジ構造において、前記移動機構は、前記突出部に一端が固定されて前記キャリッジに対してスライド可能に支持される複数のロッドと、前記ロッドを前記キャリッジに引き込む付勢部材と、を備え、前記ロッドは、前記キャリッジが前記待機位置に位置する状態で、前記キャリッジの移動範囲外に固定される当接部に当接して、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路側に突出させる構成としてもよい。

0011

本発明の構成によれば、突出部を移動機構により移動させてキャリッジの近傍に収納できるため、キャリッジが設けられる印刷装置の小型化を図ることができる。また、キャリッジの待機位置への移動によってロッドを当接部に当接させることで、自動的に突出部を被印刷媒体の搬送経路側に突出させることができ、特別に突出部を突出させる動力を設けずに済み、コストアップを抑えることができる。

0012

また、本発明は、印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを搭載するキャリッジと、を備え、被印刷媒体の搬送経路を含む移動範囲で前記キャリッジを往復移動させて印刷する印刷装置であって、前記キャリッジに、前記キャリッジの移動方向に突出可能な突出部と、前記キャリッジが、前記キャリッジの移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、前記突出部を前記被印刷媒体の搬送経路側に突出させる移動機構と、が設けられることを特徴とする。

0013

本発明の構成によれば、待機位置に位置するキャリッジから突出部を移動機構にて被印刷媒体の搬送経路に突出させることで、排紙ローラー及び排紙ローラーの駆動機構を設けなくても、被印刷媒体がキャリッジの移動範囲に倒れて被印刷媒体の側縁にキャリッジが当るのを防止できる。これにより、被印刷媒体の搬送に支障を来すことが無く、また、印刷装置のコスト削減及び小型化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0014

第1実施形態に係る印刷装置を示す斜視図である。
印刷装置の本体ケースから前側カバーを外した状態を示す斜視図である。
印刷装置を示す要部断面図である。
キャリッジ及びその周囲を示す要部平面図である。
図4に示したキャリッジアッシーを拡大した要部拡大図である。
キャリッジの側方に板状部が収納された状態を示す要部平面図である。
図6のVII矢視図である。
第1実施形態の倒れ防止機構の作用を示す模式図であり、キャリッジがホームポジションから印刷位置まで移動する際の板状部の揺動経過を示す図である。
第2実施形態の倒れ防止機構の構造及び作用を示す図である。

実施例

0015

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る印刷装置1を示す斜視図である。

0016

図1には、印刷装置1の使用時における設置状態を示す。印刷装置1は、や専用の設置台等の平面に載せて使用される。印刷装置1は、単票紙S、及び、ロール紙Rに、文字記号を含む)や画像(各種図形を含む)を印刷する印刷処理を行う装置である。以下の説明では、図1において手前側を印刷装置1の前側とし、奥側を印刷装置1の後部側とする。また、印刷装置1の左右については前面に向かって右、左として説明する。
印刷装置1は、例えば、商品販売に伴う会計処理を実行するPOS端末装置(不図示)に接続され、POS端末装置から入力されるコマンドやデータに基づき、ロール紙Rに会計処理の結果を示すレシート伝票を印刷する。また、印刷装置は、例えば、小切手支払帳票である単票紙Sに、支払い先、日付、金額等の表書事項を印刷する。

0017

印刷装置1は、全体として直方体形状に形成された本体ケース2を備え、本体ケース2の前面の左側寄りの部分には、単票紙Sを挿入するための媒体挿入口3が開口する。媒体挿入口3は装置幅方向に沿って所定幅で設けられる。本体ケース2の上面の装置前後方向の中央部分には、処理された単票紙Sが排出される媒体排出口4が装置幅方向に沿って所定幅で設けられる。
媒体挿入口3と媒体排出口4との間には、媒体挿入口3から装置後方に延びた後に上方に湾曲して延びる媒体搬送路5が形成される。媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5は、本体ケース2の左側面側開放するように形成され、媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5よりも幅の広い単票紙Sを搬送することが可能である。
単票紙Sは、紙や合成樹脂製の所定サイズのカットシートであり、表面に加工が施されたものであってもよく、例えば、小切手等の各種帳票が挙げられる。単票紙Sは、印刷装置1を使用するユーザーによって媒体挿入口3から挿入され、いわゆる手差し印刷される。

0018

本体ケース2の上面において、媒体排出口4よりも前側は前側カバー6によって覆われる。本体ケース2の前端部分には、操作パネル7が設けられ、操作パネル7には印刷装置1の各種操作を行うためのスイッチや、印刷装置1の動作状態を表示するインジケーターが配置される。操作パネル7に、印刷装置1の動作状態を表示するディスプレイを配置してもよい。

0019

また、本体ケース2の上面には、媒体排出口4の一部に、印刷処理されたロール紙Rが排出されるロール紙排出口8が装置幅方向に沿って設けられる。
ロール紙排出口8は、媒体排出口4の装置幅中間部から媒体排出口4の右側端部まで形成される。
本体ケース2の上面において、ロール紙排出口8よりも後側には開閉蓋9が設けられ、開閉蓋9は、その後端を中心として回動可能に本体ケース2に取付けられる。開閉蓋9を開くと、ロール紙Rを収納するロール紙収容部58(図3参照)が露出し、ロール紙Rの交換を行うことができる。ロール紙Rは、長尺の普通紙を芯管にロール状に巻きつけて構成される。

0020

図2は、印刷装置1の本体ケース2から前側カバー6を外した状態を示す斜視図である。
印刷装置1は、本体ケース2の内側に装置本体11を備え、装置本体11は、単票紙S(図1参照)を搬送し、単票紙S及びロール紙Rに印刷処理を行う単票紙搬送部12と、ロール紙Rを搬送するロール紙搬送部13(図3参照)とを備える。
前側カバー6は、印刷ユニット10の一部を構成する。
印刷ユニット10は、内部にインクカートリッジ(不図示)を備え、前側カバー6を開くことでインクカートリッジの交換が可能である。

0021

単票紙搬送部12は、前フレーム17、ガイド軸18、キャリッジ21、インクジェットヘッド22、キャリッジ駆動モーター(不図示)、タイミングベルト(不図示)、キャリッジセンサー26及びスケール27を備える。
前フレーム17は、ベースフレーム31、左サイドフレーム32、右サイドフレーム33、前連結フレーム34及び上連結フレーム36を備える。
ベースフレーム31は、左右の側壁31a,31aと、各側壁31a,31aの前端部を接続する前壁31bとから形成される。左サイドフレーム32及び右サイドフレーム33は、ベースフレーム31の左右端部からそれぞれ立ち上げられる。前連結フレーム34は、左サイドフレーム32及び右サイドフレーム33のそれぞれの前端部を連結するように装置幅方向に延びる。上連結フレーム36は、左サイドフレーム32及び右サイドフレーム33のそれぞれの上端部を連結するように装置幅方向に延びる。

0022

ガイド軸18は、前フレーム17の左サイドフレーム32と右サイドフレーム33とに跨がって、装置幅方向を延びるように取付けられる。
キャリッジ21は、インクジェットヘッド22を搭載し、キャリッジ駆動モーター(不図示)の動力によりタイミングベルトを介してキャリッジ21が駆動され、ガイド軸18に沿って往復移動する。

0023

インクジェットヘッド22は、インクカートリッジに貯留されたインク吐出して、媒体搬送路5を搬送される単票紙S、及び、ロール紙Rの表面(被印刷面)に付着させることにより、単票紙S及びロール紙Rに文字や画像を形成する。
キャリッジセンサー26は、キャリッジ21の位置検出を行う透過型フォトセンサーであり、キャリッジ21の前部に設けられ、キャリッジ21の往復移動に伴って、ガイド軸18に沿って設けられたスケール27を走査する。スケール27には、所定幅のスリットが複数形成され、キャリッジセンサー26がスケール27を走査する際に、スリットを通過する光信号を取得することにより、キャリッジ21の変位量を検出してキャリッジ21の位置検出を行う。

0024

図3は、印刷装置1を示す要部断面図である。
印刷装置1は、印刷処理を行うための装置本体11と、装置本体11を制御する制御部41と、装置本体11及び制御部41を支持するフレーム部材43と、フレーム部材43を覆うカバー部材44とを備える。
フレーム部材43は、前フレーム46と、本体フレーム15とを備える。
本体フレーム15は、ベースフレーム51、左サイドフレーム(不図示)、右サイドフレーム53、上フレーム54及び後フレーム56を備える。
ベースフレーム51は、印刷装置1の略装置前後長に亘って印刷装置1の下部に設けられる。左サイドフレーム及び右サイドフレーム53は、ベースフレーム51の左右端部からそれぞれ立ち上げられる。上フレーム54は、左サイドフレーム及び右サイドフレーム53のそれぞれの上端部に渡されるように取付けられる。後フレーム56は、左サイドフレーム及び右サイドフレーム53のそれぞれの後端部に渡されるように取付けられる。

0025

カバー部材44は、前側カバー6、後側カバー61、開閉蓋9及び下部カバー62を備える。
前側カバー6は、印刷ユニット10に設けられ、単票紙搬送部12を覆う。後側カバー61は、印刷ユニット10を除く印刷装置1の左右側方と後方の一部とを覆う。開閉蓋9は、後側カバー61の後部上端部に開閉可能に取付けられて、単票紙搬送部12の上方を覆う。下部カバー62は、印刷装置1の下部の前方、後方及び左右両側方を覆う。

0026

装置本体11の前部には単票紙搬送部12が配置され、後部にはロール紙搬送部13が配置される。単票紙搬送部12は、単票紙Sの搬送に関与する各部を含み、具体的には、後述する搬送ローラー71、従動ローラー72を含み、下案内面65、上案内面66、紙案内部材67、媒体挿入口3、媒体排出口4を含んでもよい。ロール紙搬送部13は、ロール紙Rの搬送に関与する各部を含む。具体的には、ロール紙搬送部13は、搬送ローラー91、従動ローラー92、搬送ローラー93、従動ローラー94を含み、ロール紙収容部58、ロール紙ホルダー88、ロール紙排出口8を含んでもよい。後述するプラテン81は、単票紙搬送部12とロール紙搬送部13との間に位置し、単票紙搬送部12及びロール紙搬送部13の両方に含まれると考えることもできる。また、媒体搬送路5は単票紙搬送部12に含まれるといえるが、媒体搬送路5の一部はロール紙Rが搬送される搬送路に含めることもできる。

0027

本体フレーム15には、下案内面65及び上案内面66を構成する上下一対の紙案内部材67が設けられ、下案内面65と上案内面66との隙間が上述した媒体搬送路5として形成される。
媒体搬送路5は、媒体挿入口3から装置後方に延びる水平搬送路部分5aと、水平搬送路部分5aの後端から上方に湾曲する湾曲搬送路部分5bと、湾曲搬送路部分5bの上端から上方に延びて媒体排出口4に連なる垂直搬送路部分5cとから構成される。

0028

媒体搬送路5の湾曲搬送路部分5bには、搬送ローラー71と従動ローラー72とが下案内面65側と上案内面66とにそれぞれ対向配置される。搬送ローラー71は、搬送モーター(不図示)の駆動により回転して、搬送ローラー71と従動ローラー72との間に挟まれた単票紙Sを搬送する。
上記したように、媒体搬送路5の垂直搬送路部分5cは、単票紙S及びロール紙Rがそれぞれ搬送されるので、共通の搬送路を構成するといえる。例えば、ロール紙Rがロール紙収容部58にセットされ、ロール紙収容部58から引き出されて垂直搬送路部分5cに位置する状態で、単票紙Sが媒体挿入口3から挿入されて搬送された場合、垂直搬送路部分5cにおいて単票紙Sとロール紙Rとが重なる。この場合において、印刷装置1は、単票紙Sとロール紙Rとをそれぞれ搬送できる。

0029

単票紙搬送部12のキャリッジ21は、ガイド軸18の他にガイド軸74で装置幅方向に移動可能に支持され、キャリッジ21の側部及び上部には、単票紙Sがキャリッジ21の移動経路に倒れるのを防止する倒れ防止機構77が付設される。
ガイド軸74は、左サイドフレーム32と右サイドフレーム33とに装置幅方向を延びるように取付けられる。
倒れ防止機構77は、単票紙Sの前側に突出可能な板状部78を備え、板状部78は、キャリッジ21の移動経路からキャリッジ21の側方へ揺動することで収納可能に構成される。

0030

インクジェットヘッド22は、装置上下方向に複数のノズルが並べられたノズル列を有する。インクジェットヘッド22は、ノズルが配置されたノズル面が、垂直搬送路部分5cの側を向く状態に配置される。垂直搬送路部分5cを挟んでノズル面に対向するように、ロール紙搬送部13に、インクジェットヘッド22の印刷位置を規定するプラテン81が配置される。インクジェットヘッド22は、印刷ユニット10内のインクカートリッジ装着部(不図示)に装着されたインク供給源であるインクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。このように、プラテン81とインクジェットヘッド22とは、媒体搬送路5の垂直搬送路部分5cを挟んで対向し、垂直搬送路部分5cに位置するロール紙Rまたは単票紙Sにインクを付着させる。

0031

ロール紙搬送部13は、左右一対の左サイドフレーム(不図示)と右サイドフレーム53との間に跨がって設けられるロール紙ホルダー88を含む。ロール紙ホルダー88は、ロール紙収容部58の底壁88a、前壁88b及び後壁88cを形成する。ロール紙ホルダー88は、底壁88a、前壁88b及び後壁88cが、巻かれたロール紙Rを保持しやすくするために断面略半円状に形成され、底壁88aに、巻かれたロール紙Rを回転可能に支持するローラー89が取付けられる。ローラー89はロール紙Rの重量を下方から支持した状態で回転可能であるため、ロール紙Rは、回転自在に保持され、ロール紙収容部58でロール紙Rの自由な転動が確保される。前壁88bの前方には、一対の搬送ローラー91と従動ローラー92とが配置される。搬送ローラー91は、ロール紙搬送モーター(不図示)に連結され、搬送モーター(不図示)の駆動により回転する。搬送ローラー91と従動ローラー92とは、ロール紙収容部58から引き出されたロール紙Rを挟み、ロール紙搬送モーターの駆動力により回転して、ロール紙Rを垂直搬送路部分5cに送り出す。

0032

左サイドフレーム、右サイドフレーム53間には、ロール紙排出口8の近傍に、一対の搬送ローラー93と従動ローラー94とが対向配置されるように回転自在に掛け渡される。搬送ローラー93は、ロール紙搬送モーター(不図示)に連結され、搬送モーター(不図示)の駆動により回転する。搬送ローラー93及び従動ローラー94は、垂直搬送路部分5cの下流側に位置し、インクジェットヘッド22により印刷されたロール紙Rを挟み、ロール紙排出口8へ送る。
左サイドフレームには、ロール紙搬送モーター(不図示)が配置され、ロール紙搬送モーターの回転がギア(不図示)を介して搬送ローラー91、93と同軸上に形成される駆動ギア(不図示)に伝達され、搬送ローラー91、93が回転する。

0033

ロール紙排出口8には、カッター支持部材97と、カッター支持部材97で支持されたカッター刃98とが配置される。カッター刃98は、例えば鋸状切刃を有する固定刃であり、ロール紙Rの先端部分は、ロール紙排出口8の後部を構成する後斜面8aとカッター刃98との間を通ってロール紙排出口8の上方に延びる。ロール紙排出口8から印刷装置1の外部に排出されたロール紙Rの先端部分を、ユーザーが手で掴んでカッター刃98に押し当てることで、ロール紙Rを切断できる。また、左サイドフレームには、ロール紙収容部58内のロール紙Rの残量を検知するロール紙残量センサー(不図示)が設けられる。
ベースフレーム51の下部には箱体101が固定され、箱体101内に制御部41が設けられる。制御部41は、単票紙搬送部12及びロール紙搬送部13を制御する制御部品が配置された制御基板102を備える。

0034

図4は、キャリッジ21及びその周囲を示す要部平面図である。
なお、図中の矢印FRは印刷装置1(図1参照)の前側を示す(以下、同じ)。
キャリッジ21は、移動範囲の右端にホームポジションが設定され、単票紙Sに印刷を行わないときには、図示したように、ホームポジションで待機する。
キャリッジ21には、倒れ防止機構77の板状部78が左側方に突出するように連結される。キャリッジ21及び倒れ防止機構77は、キャリッジアッシー70を構成する。

0035

倒れ防止機構77は、板状部78、リンク部材79、当接部36a及びねじりコイルばね125(図5参照)を含んで構成される。
板状部78は、一端部がキャリッジ21に揺動可能に支持される。リンク部材79は、板状部78の先端部に一端部が揺動可能に連結され、中間部がキャリッジ21の上部にスライド可能に支持される。当接部36aは、上連結フレーム36に設けられ、リンク部材79の他端部が当接可能である。
キャリッジ21がホームポジションに待機した状態で、板状部78は、媒体排出口4と装置幅方向で重なるように配置される。即ち、媒体排出口4の右端に単票紙Sの右端が位置する状態では、板状部78は、単票紙Sと装置幅方向で重なるように配置される。

0036

図5は、図4に示したキャリッジアッシー70を拡大した要部拡大図である。
キャリッジ21は、その左側面24bの後端部に軸支持部24cが一体に形成され、軸支持部24cに第1支軸121を介して板状部78が回動可能に取付けられている。
板状部78は、2つの平板部78a,78bが屈曲部78cで角度θを成して後方に凸となるように屈曲し、一方の平板部78aの前部にばね掛け部78dが一体に形成される。ばね掛け部78dと、キャリッジ21の内部に形成されたばね支持部78eとには、第1支軸121に巻かれたねじりコイルばね125の両側の端部125a,125bが掛けられる。これにより、ねじりコイルばね125によって、板状部78は、第1支軸121を中心にして反時計回り付勢される。
板状部78の先端部には第2支軸122を介してリンク部材79の一端部79aが揺動可能に連結される。リンク部材79は、真直な板であり、リンク部材79の長手方向に沿ってスリット79bが延びている。スリット79bには、キャリッジ21の上部に取付けられた第3支軸123が貫通する。

0037

上連結フレーム36(図4参照)の当接部36aは、上連結フレーム36の一部が上方に折り曲げられて形成された板状の部分である。
図に示すように、キャリッジ21がホームポジションに待機状態にあるときには、リンク部材79の他端部79cが上連結フレーム36の当接部36aに当たった状態にある。これによって、板状部78及びリンク部材79は、キャリッジ21の左側方に突出した状態になる。
このとき、板状部78の少なくとも平板部78bは、装置幅方向で単票紙Sと重なる。従って、単票紙Sの端部がキャリッジ21の移動経路に倒れるのを防止することができる。
上記したリンク部材79、当接部36a及びねじりコイルばね125は、板状部78を揺動させて単票紙S側へ突出させる又は板状部78をキャリッジ21の側方へ収納する移動機構126を構成する。

0038

ホームポジションでの板状部78の平板部78bは、その左端部が右端部よりも前方に位置するように傾斜する。平板部78bの傾斜角度は、装置幅方向に延びる直線127に対して角度θ1である。このような角度θ1を設けることで、単票紙Sがキャリッジ21の移動経路に倒れたとしても、単票紙Sの側縁S1が平板部78bですくわれてキャリッジ21に当たるのを防止することができる。
キャリッジ21の後面21bに設けられた装置幅方向に延びる基準面24dから、キャリッジ21の隆起部21c,21dの最も高い部分までの距離はL1である。板状部78の屈曲部78cは、キャリッジ21の基準面24dから後方に距離L2だけ離れる。

0039

距離L2は、距離L1よりも小さいから、屈曲部78cに接する直線127は、左側の隆起部21cの外側斜面21jと交わる。即ち、単票紙Sが屈曲部78cに接した状態でキャリッジアッシー70が装置幅後方に移動したときに単票紙Sの端部が左側の隆起部21cの外側斜面21jに当たることになる。単票紙Sの端部が隆起部21cの外側斜面21jに当たった場合には、単票紙Sは、外側斜面21jに沿って相対移動し、インクジェットヘッド22の後方に導かれるため、単票紙Sを支障なく搬送して印刷を行うことができる。

0040

図6は、キャリッジ21の側方に板状部78が収納された状態を示す要部平面図である。図7は、図6のVII矢視図である。
図6に示すように、キャリッジ21が、インクジェットヘッド22による印刷が可能な移動範囲に位置する状態では、板状部78は、ねじりコイルばね125の付勢力によって、キャリッジ21の左側面24bに沿うようにキャリッジ21の左側方に収納される。このときには、リンク部材79の他端部79cは、上連結フレーム36(図4参照)の当接部36a(図5参照)から離れているために、ねじりコイルばね125の弾性力によって上記した収納状態となる。ここで、板状部78の収納状態とは、板状部78が、キャリッジ21の基準面24dよりも前方に位置し、キャリッジ21の左側面24bに沿った状態である。板状部78の収納状態の姿勢は、リンク部材79のスリット79bの左側端部79d(図5も参照)が第3支軸123に当たることによって決まる。

0041

図7に示すように、板状部78は、平板部78aの縁部の高さ方向中央部に形成された第1被支持部78fと、板状部78の縁部上部に形成された第2被支持部78gとを備える。
図6及び図7に示すように、第1被支持部78fは、第1支軸121(図6参照)を介してキャリッジ21の上下一対の軸支持部24c,24cに第1支軸121(図6参照)を介して支持される。第2被支持部78gは、第2支軸122を介してリンク部材79で支持される。
リンク部材79は、一端部79a側から順に形成された低位置部79e、接続部79f及び高位置部79gを備える。低位置部79eは、第2支軸122を介して第2被支持部78gに連結される。高位置部79gは、低位置部79eよりも一段高くなった部分である。接続部79fは、低位置部79eと高位置部79gとを接続する部分である。

0042

キャリッジ21の前部下部には、ガイド軸18(図3参照)に移動可能に嵌合する貫通穴である軸受部24pが開けられる。また、キャリッジ21の前部上部及び後部下部には、ガイド軸74(図3参照)に移動可能に嵌合する貫通穴である軸受部24qが開けられる。
板状部78の上端部78hは、側面視で、インクジェットヘッド22の上端部よりも上方に位置し、キャリッジ21の上端部及び軸受部24qよりも下方に位置する。また、板状部78の下端部78jは、側面視で、キャリッジ21の下端部、インクジェットヘッド22の下端部及び2つの軸受部24p,24rよりも上方に位置する。

0043

図8は、倒れ防止機構77の作用を示す模式図である。
図8(A)〜図8(E)はキャリッジ21がホームポジションから印刷位置まで移動する際の板状部78の揺動経過を示す図である。なお、図中の一点鎖線128は、キャリッジアッシー70の一連動作変化の理解を容易にするためのキャリッジ21のホームポジションの右端を示す。また、図中の白抜き矢印は、キャリッジ21の移動方向を示す。
図8(A)は、キャリッジ21がホームポジションに待機した状態を示す。リンク部材79の他端部が、当接部36aに当り、リンク部材79がキャリッジ21の側方に突出するため、これに伴って、板状部78もキャリッジ21の側方で且つ単票紙Sの前方に突出する。これにより、キャリッジ21の移動経路への単票紙Sの倒れを板状部78で防止でき、キャリッジ21が単票紙Sの端部へ当たることによる単票紙Sの搬送に支障を来すことがない。

0044

図8(B)は、キャリッジ21がホームポジションから左方に移動し始めた状態を示す。このとき、リンク部材79の他端部はまだ当接部36aに当った状態にある。キャリッジ21が移動することで、リンク部材79がキャリッジ21に対して、矢印Aに示すように相対的にスライドし、リンク部材79は、キャリッジ21の左側方への突出量が小さくなる。これに伴って、板状部78も、キャリッジ21の側方への突出量が小さくなる。更に、板状部78は、矢印Bに示すように、第1支軸121を中心にして反時計回りに揺動する。

0045

図8(C)は、キャリッジ21が、更に左方に移動して、リンク部材79の他端部が当接部36aから離れ始めた状態にある。このとき、矢印Cに示すようにリンク部材79がキャリッジ21に対して相対的にスライドし、矢印Dに示すように板状部78が、第1支軸121を中心にして反時計回りに揺動する。この結果、リンク部材79のキャリッジ21の左側方への突出量が最も小さくなり、板状部78の半時計回りの揺動が最も大きくなる。この状態は、図6に示した状態であり、板状部78が、キャリッジ21の左側方に収納された状態である。この時点では、キャリッジ21自体が、単票紙Sの前方に位置するため、キャリッジ21自体で単票紙Sの倒れを防止することができる。

0046

図8(D)は、キャリッジ21が、更に左方に移動して、インクジェットヘッド22(図6参照)による印刷可能な範囲の右端に位置する状態を示す。
図8(E)は、キャリッジ21が、更に左方に移動して、インクジェットヘッド22による印刷可能な範囲の左端に位置する状態を示す。
このように、キャリッジ21が、インクジェットヘッド22による印刷可能な範囲に移動したときには、板状部78はキャリッジ21の側方に収納されている。即ち、リンク部材79の他端部が当接部36aに当らない状態であり、キャリッジ21に外力が作用しない状態であるから、インクジェットヘッド22の印刷に影響を与えることがない。

0047

<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の倒れ防止機構131の構造及び作用を示す図である。
図9(A)は倒れ防止機構131の構造及び作用を示す図、図9(B)〜図9(E)は倒れ防止機構131の作用を示す図である。なお、図中の一点鎖線138は、キャリッジアッシー130の一連の動作変化の理解を容易にするためのキャリッジ21のホームポジションの右端を示す。一点鎖線138は、具体的には右サイドフレーム33を示す。また、図中の白抜き矢印は、キャリッジ21の移動方向を示し、黒塗り矢印は、スライドロッド133が右サイドフレーム33を押し付け押付け力が発生した状態を示す。
図9(A)において、倒れ防止機構131は、突出部132、複数本のスライドロッド133、右サイドフレーム33及び圧縮コイルばね134とから構成される。また、キャリッジ21及び倒れ防止機構131は、キャリッジアッシー130を構成する。

0048

突出部132は、キャリッジ21のホームポジションに待機した状態で単票紙Sの前方に突出する部材であり、単票紙Sの前方に突出することで、単票紙Sがキャリッジ21の移動経路に倒れるのを防止する。スライドロッド133は、キャリッジ21に移動可能に支持され、スライドロッド133の一端部133aに突出部132が取付けられる。右サイドフレーム33は、スライドロッド133の他端部133bに当接する当接部である。圧縮コイルばね134は、キャリッジ21に対して複数のスライドロッド133を突出部132の突出方向とは反対側に付勢する付勢部材である。

0049

圧縮コイルばね134は、その内側にスライドロッド133が挿入され、圧縮コイルばね134の左端がキャリッジ21の内壁に支持され、圧縮コイルばね134の右端がスライドロッド133の途中に設けられた突起部に支持される。この結果、圧縮コイルばね134は、キャリッジ21の内壁とスライドロッド133の突起部との間に圧縮された状態で配置される。
上記したスライドロッド133、右サイドフレーム33及び圧縮コイルばね134は、突出部132を移動させて単票紙S側へ突出させる又は突出部132をキャリッジ21の側方へ収納する移動機構136を構成する。

0050

図9(A)は、キャリッジ21がホームポジションに待機した状態を示す。複数本のスライドロッド133のそれぞれの他端部133bが、右サイドフレーム33に当り、複数本のスライドロッド133がキャリッジ21の左側方に突出するため、これに伴って、突出部132もキャリッジ21の左側方で且つ単票紙Sの前方に突出する。これにより、キャリッジ21の移動経路への単票紙Sの倒れを突出部132で防止でき、キャリッジ21が単票紙Sの端部へ当たることによる単票紙Sの搬送に支障を来すことがない。

0051

図9(B)は、キャリッジ21がホームポジションから左側方に移動し始めた状態を示す。このとき、複数本のスライドロッド133のそれぞれの他端部133bは、まだ右サイドフレーム33に当った状態にある。キャリッジ21が移動することで、図9(A)の状態に対して、スライドロッド133のキャリッジ21の左側方への突出量は小さくなって、突出部132のキャリッジ21の左側方への突出量も小さくなる。

0052

図9(C)は、キャリッジ21が、更に左側方に移動し、スライドロッド133の他端部133bが右サイドフレーム33から離れ始めた状態にある。即ち、スライドロッド133のキャリッジ21の左側方への突出量が最も小さくなった状態であり、スライドロッド133が右サイドフレーム33を押し付ける押付け力は発生していない。この状態は、突出部132が、キャリッジ21の左側方に収納された状態である。この時点では、キャリッジ21自体が、単票紙Sの前方に位置するため、キャリッジ21自体で単票紙Sの倒れを防止することができる。

0053

図9(D)は、キャリッジ21が、更に左側方に移動して、インクジェットヘッド22(図6参照)による印刷可能な範囲の右端に位置する状態を示す。
図9(E)は、キャリッジ21が、更に左側方に移動して、インクジェットヘッド22による印刷可能な範囲の左端に位置する状態を示す。
このように、キャリッジ21が、インクジェットヘッド22による印刷可能な範囲に移動したときには、キャリッジ21自体が単票紙Sの倒れを防止する。更に、突出部132はキャリッジ21の側方に収納されるため、スライドロッド133の他端部133bが右サイドフレーム33に当らない状態であり、キャリッジ21に外力が作用しない状態であるから、インクジェットヘッド22の印刷に影響を与えることがない。

0054

以上の図3及び図4に示したように、キャリッジ構造は、印刷ヘッドとしてのインクジェットヘッド22を搭載し、被印刷媒体としての単票紙Sの搬送経路を含む移動範囲で往復移動するキャリッジ21に、キャリッジ21の移動方向に突出可能な突出部としての板状部78と、キャリッジ21が、キャリッジ21の移動範囲に設定される待機位置(ホームポジション)に位置する状態で、板状部78を単票紙Sの搬送経路に突出させる移動機構126と、が設けられる。

0055

この構成によれば、待機位置に位置するキャリッジ21から板状部78を移動機構126にて単票紙Sの搬送経路に突出させることで、排紙ローラー及び排紙ローラーの駆動機構を設けなくても、単票紙Sがキャリッジ21の移動範囲に倒れて単票紙Sの側縁S1にキャリッジ21が当るのを防止できる。これにより、単票紙Sの搬送に支障を来すことが無く、また、印刷装置1のコスト削減及び小型化を図ることができる。

0056

また、図6に示したように、移動機構126は、キャリッジ21が待機位置から単票紙Sの搬送経路側に移動する際に板状部78をキャリッジ21の側方に収納するので、キャリッジ21からの板状部78の突出量を、キャリッジ21の移動方向でより小さくすることができ、キャリッジ21が設けられる印刷装置1の小型化(特に装置幅方向の小型化)を図ることができる。

0057

また、図5に示したように、突出部は、キャリッジ21に一端部が回動可能に支持される板状部78であり、移動機構126は、板状部78の他端部に揺動可能に連結されてキャリッジ21に対してスライド可能に支持されたリンク部材79と、板状部78をキャリッジ21に引き込む付勢部材としてのねじりコイルばね125と、を備え、リンク部材79は、キャリッジ21が待機位置に位置する状態で、キャリッジ21の移動範囲外に固定される当接部36aに当接して、板状部78と共に単票紙Sの搬送経路側に突出するので、突出部を板状部78とすることで、板状部78で単票紙Sの倒れ込みをより確実に防止することができる。また、板状部78を移動機構126により揺動させてキャリッジ21の側方に収納できるため、キャリッジ21が設けられる印刷装置1(図3参照)の小型化を図ることができる。また、キャリッジ21の待機位置への移動によってリンク部材79を当接部36aに当接させることで、自動的に板状部78を単票紙Sの搬送経路側に突出させることができ、特別に板状部78を突出させる動力源を設けずに済み、印刷装置1のコストアップを抑えることができる。

0058

また、図9(A)に示したように、移動機構136は、突出部132に一端が固定されてキャリッジ21に対してスライド可能に支持される複数のロッドとしてのスライドロッド133と、スライドロッド133をキャリッジ21に引き込む付勢部材としての圧縮コイルばね134と、を備え、スライドロッド133は、キャリッジ21が待機位置に位置する状態で、キャリッジ21の移動範囲外に固定される当接部としての右サイドフレーム33に当接して、突出部132を単票紙Sの搬送経路側に突出させるので、突出部132を移動機構136により移動させてキャリッジ21の近傍に収納できる。このため、キャリッジ21が設けられる印刷装置1(図3参照)の小型化を図ることができる。また、キャリッジ21の待機位置への移動によってスライドロッド133を右サイドフレーム33に当接させることで、自動的に突出部132を単票紙Sの搬送経路側に突出させることができる。これにより、特別に突出部132を突出させる動力を設けずに済み、印刷装置1のコストアップを抑えることができる。

0059

また、図3及び図4に示したように、印刷装置1は、インクジェットヘッド22と、インクジェットヘッド22を搭載するキャリッジ21と、を備え、単票紙Sの搬送経路を含む移動範囲でキャリッジ21を往復移動させて印刷する印刷装置であって、キャリッジ21に、キャリッジ21の移動方向に突出可能な板状部78と、キャリッジ21が、キャリッジ21の移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、板状部78を単票紙Sの搬送経路側に突出させる移動機構126と、が設けられる。

0060

また、図9(A)に示したように、印刷装置1は、インクジェットヘッド22と、インクジェットヘッド22を搭載するキャリッジ21と、を備え、単票紙Sの搬送経路を含む移動範囲でキャリッジ21を往復移動させて印刷する印刷装置であって、キャリッジ21に、キャリッジ21の移動方向に突出可能な突出部132と、キャリッジ21が、キャリッジ21の移動範囲に設定される待機位置に位置する状態で、突出部132を単票紙Sの搬送経路側に突出させる移動機構136と、が設けられる。

0061

上記構成によれば、待機位置に位置するキャリッジ21から板状部78、突出部132を移動機構126,136にて単票紙Sの搬送経路に突出させることで、排紙ローラー及び排紙ローラーの駆動機構を設けなくても、単票紙Sがキャリッジ21の移動範囲に倒れて単票紙Sの側縁S1にキャリッジ21が当るのを防止できる。これにより、単票紙Sの搬送に支障を来すことが無く、また、印刷装置1のコスト削減及び小型化を図ることができる。

0062

なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、図5に示したように、板状部78をキャリッジ21の左側方に突出するようにしたが、これに限らず、板状部78をキャリッジ21の右側方に突出するようにしても良い。また、図9(A)に示したように、突出部132をキャリッジ21の左側方に突出するようにしたが、これに限らず、突出部132をキャリッジ21の右側方に突出するようにしても良い。

0063

1…印刷装置、21…キャリッジ、22…インクジェットヘッド(印刷ヘッド)、78…板状部(突出部)、79…リンク部材、125…ねじりコイルばね(付勢部材)、126,136…移動機構、132…突出部、133…スライドロッド(ロッド)、134…圧縮コイルばね(付勢部材)、S…単票紙(印刷媒体)。

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