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技術 カクテル飲料及びその製造方法

出願人 加藤嘉八郎酒造株式会社
発明者 加藤嘉隆武田和哲佐藤智也
出願日 2016年4月14日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-081502
公開日 2017年10月19日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-189146
状態 特許登録済
技術分野 酒類
主要キーワード カクテルグラス 割り材 ミキシング容器 リンプル カシメ機 冷蔵貯蔵庫 キャップ形 詰め合わせ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月19日)のものです。
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図面 (4)

課題

絶妙なバランス味わいが仕上がっているカクテル飲料開栓前にシェークすることで、好みの味わいを楽しめるようにする。

解決手段

カクテル飲料は、容器内に基酒よりも比重の大きい果物原料とする石焼きジャム充填し、この充填直後に、石焼きジャムが容器内で基酒に対して層状に分離された状態となるように基酒と果汁を充填し、容器に蓋をして、容器全体の重量を計量することによって製造される。基酒はアルコール度数7〜18%とし、容器内におけるそれぞれの割合を基酒50〜60%、果汁3〜11%、石焼きジャム30〜50%となるように充填する。層状に分離された状態にある容器をシェークするだけで、カクテル飲料の作成に間接的に参加したという実感を得ることができ、開栓後は直ぐにカクテルを楽しむことができる。シェークの度合によって、好みの味わいを微妙に変えて楽しむことができる。

概要

背景

一般的に、カクテル飲料は、ベースとなる酒などの液体に、他の酒またはジュースなどを混ぜて、バーテンダと呼ばれる人によってシェークされ、好みのものが作成される。シェークすることによって、異なる材料が混ぜ合わされ、冷やされ、空気が混ざり合い、口当たりの良いマイルドなカクテル飲料となることが知られている。

特許文献1に記載のものは、シェーカーミキシンググラスなどのカクテル容器の中に、カクテルに必要な用具、すなわちカクテルグラス、カクテル分包溶液スプーン一式収納されるカクテル容器である。
特許文献2に記載のものは、カクテルの材料セットの収納容器)に、内容物を取り出して組み立てると、シェーカー又はミキシンググラス等のミキシング容器として使用できる機能を付加することにより、専用の用具がなくてもとグラスさえあれば手軽にカクテルを楽しめる様にしたカクテルの缶詰である。
特許文献3に記載のものは、カクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピに従って計量し、個別の容器に収納したものを組み合わせてセット化し、多種多様の材料を正確な配合比率で提供できるようにして、専門店や一部の好家以外の人々にも手軽に本格的なカクテルを造れるようにしたカクテルの材料セットである。
特許文献4に記載のものは、カクテルの材料を詰め合わせ短冊状のビニール袋と、これをカットするカット装置一体化して、缶内に封入して缶詰とし、ビニール袋をカット装置で切り裂いて、密封分納してある材料を抽出混合し、投入孔から氷を入れて缶本体をシェーカーの代りとして冷やしながらシェークするようにした缶カクテルである。

概要

絶妙なバランス味わいが仕上がっているカクテル飲料を開栓前にシェークすることで、好みの味わいを楽しめるようにする。カクテル飲料は、容器内に基酒よりも比重の大きい果物原料とする石焼きジャム充填し、この充填直後に、石焼きジャムが容器内で基酒に対して層状に分離された状態となるように基酒と果汁を充填し、容器に蓋をして、容器全体の重量を計量することによって製造される。基酒はアルコール度数7〜18%とし、容器内におけるそれぞれの割合を基酒50〜60%、果汁3〜11%、石焼きジャム30〜50%となるように充填する。層状に分離された状態にある容器をシェークするだけで、カクテル飲料の作成に間接的に参加したという実感を得ることができ、開栓後は直ぐにカクテルを楽しむことができる。シェークの度合によって、好みの味わいを微妙に変えて楽しむことができる。

目的

本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、絶妙なバランスで味わいが仕上がっているカクテル飲料を開栓前に消費者がシェークして仕上げることで、好みの味わいを楽しむことのできるカクテル飲料及びその製造方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ベースとなる基液体と、1又は複数の補助材料とがレシピに従った分量で容器内に充填され、前記補助材料の少なくとも一つが前記基液体よりも比重の大きい副材料で構成され、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態で充填され、前記容器がシェークされることによって前記容器内において前記基液体、前記補助材料及び前記副材料とが混ぜ合わされるように構成されることを特徴とするカクテル飲料

請求項2

請求項1に記載のカクテル飲料において、前記基液体がアルコール度数7〜18%の基酒で、前記補助材料が果汁で、前記副材料が果物原料とする石焼きジャムでそれぞれ構成され、その割合が前記基酒50〜60%、前記果汁3〜11%、前記石焼きジャム30〜50%であることを特徴とするカクテル飲料。

請求項3

請求項1又は2に記載のカクテル飲料において、前記基液体が日本酒で、前記補助材料がレモン果汁で、前記副材料がさくらんぼ又はラフランスなどの石焼きジャムでそれぞれ構成されることを特徴とするカクテル飲料。

請求項4

請求項1、2又は3に記載のカクテル飲料において、前記容器が、全体的にカクテルシェーカーに近い楕円形をし、両手で保持した時の感触フィットして掴みやすい形状をしていることを特徴とするカクテル飲料。

請求項5

請求項2、3又は4に記載のカクテル飲料において、前記容器の側面全体にUVフイルムベルが貼り付けられていることを特徴とするカクテル飲料。

請求項6

容器内に基液体よりも比重の大きい副材料を充填し、前記副材料の充填直後に、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態となるように前記基液体又は前記基液体及び1又は複数の補助材料を充填し、前記容器に蓋をするカクテル飲料の製造方法。

請求項7

請求項6に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記容器内に果物を原料とする石焼きジャムを前記副材料として充填し、前記副材料の充填直後に、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態となるように、アルコール度数7〜18%の基酒を前記基液体として充填すると共に果汁を前記補助材料として充填し、前記容器内におけるそれぞれの割合が、基酒50〜60%、前記果汁3〜11%、前記石焼きジャム30〜50%となるように充填することを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

請求項8

請求項7において、前記容器に蓋をする工程前又はその工程後に前記容器全体の重量を計量することを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

請求項9

請求項6、7又は8に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記基液体が日本酒で、前記補助材料がレモン果汁で、前記副材料がさくらんぼ又はラフランスなどの石焼きジャムでそれぞれ構成されることを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

請求項10

請求項6、7、8又は9に記載のカクテル飲料の製造方法において、全体的にカクテルシェーカーに近い楕円形をし、両手で保持した時の感触がフィットして掴みやすい形状をした容器内に、前記基液体、前記補助材料、及び前記副材料を充填することを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

請求項11

請求項7、8、9又は10に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記充填終了後の前記容器に対して低温殺菌処理を施し、前記容器の側面全体にUVフイルムラベルを貼り付けることを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

請求項12

請求項7、8、9、10又は11に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記石焼きジャムを前記容器に充填する際に、前記石焼きジャムを適度に攪拌しながら前記容器内に充填することを特徴とするカクテル飲料の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、いろいろな飲み物を混ぜ合わせたカクテル飲料及びその製造方法に係り、特にベースとなる液体(主に酒)にほかの酒またはジュースなどを混ぜて作るカクテル飲料及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

一般的に、カクテル飲料は、ベースとなる酒などの液体に、他の酒またはジュースなどを混ぜて、バーテンダと呼ばれる人によってシェークされ、好みのものが作成される。シェークすることによって、異なる材料が混ぜ合わされ、冷やされ、空気が混ざり合い、口当たりの良いマイルドなカクテル飲料となることが知られている。

0003

特許文献1に記載のものは、シェーカーミキシンググラスなどのカクテル容器の中に、カクテルに必要な用具、すなわちカクテルグラス、カクテル分包溶液スプーン一式収納されるカクテル容器である。
特許文献2に記載のものは、カクテルの材料セットの収納容器)に、内容物を取り出して組み立てると、シェーカー又はミキシンググラス等のミキシング容器として使用できる機能を付加することにより、専用の用具がなくてもとグラスさえあれば手軽にカクテルを楽しめる様にしたカクテルの缶詰である。
特許文献3に記載のものは、カクテルを造るのに必要な基酒と副材料を予めレシピに従って計量し、個別の容器に収納したものを組み合わせてセット化し、多種多様の材料を正確な配合比率で提供できるようにして、専門店や一部の好家以外の人々にも手軽に本格的なカクテルを造れるようにしたカクテルの材料セットである。
特許文献4に記載のものは、カクテルの材料を詰め合わせ短冊状のビニール袋と、これをカットするカット装置一体化して、缶内に封入して缶詰とし、ビニール袋をカット装置で切り裂いて、密封分納してある材料を抽出混合し、投入孔から氷を入れて缶本体をシェーカーの代りとして冷やしながらシェークするようにした缶カクテルである。

先行技術

0004

特開平9−40036号公報
特開2002−262852号公報
特開2002−264968号公報
特開2003−95346号公報

発明が解決しようとする課題

0005

一般に、市販されているカクテル飲料は、ベースとなる酒類焼酎スピリッツ原料用アルコール又はリキュール)に割り材となる炭酸水果汁レモンライムグレーフルーツ、オレンジ、梅など)、ウーロン茶日本茶などを製造段階で混ぜ合わせて、缶又は瓶などに充填している。
また、特許文献1〜4に記載のものは、所定のレシピに従ったカクテルの材料をセットとして販売し、それを購入した消費者が各材料を一つの容器内に投入して混ぜ合わせることでカクテル飲料を作成している。
市販のカクテル飲料は、工場内で所定のレシピに従って仕上げられているので、開栓してそのまま美味しく飲むことができるというメリットがある。一方、特許文献1〜4に記載のものは、消費者がバーテンダさながらに材料を容器に投入して、個人の好みでシェークすることによって、好みの味わいを楽しむことができ、消費者がカクテル飲料の作成に間接的に参加することができるというメリットがある。

0006

このように、市販のカクテル飲料の場合、消費者は開栓するだけで直ぐにカクテルを楽しむことができるが、カクテル飲料の作成に間接的に参加したという実感を得ることはできない。一方、カクテルの材料をセットしたものは、カクテル飲料の作成に参加したという実感を得ることはできるが、複数の材料をセットしなければならず、手間が係るという欠点を有する。

0007

本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、絶妙なバランスで味わいが仕上がっているカクテル飲料を開栓前に消費者がシェークして仕上げることで、好みの味わいを楽しむことのできるカクテル飲料及びその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係るカクテル飲料の第1の特徴は、ベースとなる基液体と、1又は複数の補助材料とがレシピに従った分量で容器内に充填され、前記補助材料の少なくとも一つが前記基液体よりも比重の大きい副材料で構成され、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態で充填され、前記容器がシェークされることによって前記容器内において前記基液体、前記補助材料及び前記副材料とが混ぜ合わされるように構成されることにある。
ベースとなる酒などの基液体やその他の酒やジュースなどの種々の飲み物その他の材料を混ぜ合わせて作成されたカクテル飲料において、基液体よりも比重の大きい副材料(例えば石焼きジャム等)を容器内に先に充填し、その後に基液体である基酒、又はこの基酒と他の酒やジュースなどを充填することによって、容器内で副材料である石焼きジャム等が基酒、他の酒やジュースなどに対して層状に分離された状態となるように充填し、その後に蓋をして製品を完成する。層状に分離された状態にある容器をシェークするだけで、カクテル飲料の作成に間接的に参加したという実感を得ることができ、開栓後は直ぐにカクテルを楽しむことができる。シェークの度合によって、好みの味わいを微妙に変えて楽しむことができる。なお、副材料である石焼きジャムは1種類でもいいし、複数種類を混ぜ合わせたものでもよい。また、基液体にアルコールを含む基酒を使用しているが、ノンアルコールのカクテル飲料にも適用可能である。

0009

本発明に係るカクテル飲料の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のカクテル飲料において、前記基液体がアルコール度数7〜18%の基酒で、前記補助材料が果汁で、前記副材料が果物原料とする石焼きジャムでそれぞれ構成され、その割合が前記基酒50〜60%、前記果汁3〜11%、前記石焼きジャム30〜50%であることにある。
これは、基酒と果汁と石焼きジャムの容器内における割合について試作検討した結果に基づいたものである。この割合に従えば、甘み酸味アルコール感のバランスが非常に良い味わいのカクテル飲料を得ることができる。なお、アルコール度数は計算値であり、これよりも若干上下に変動させてもよい。

0010

本発明に係るカクテル飲料の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載のカクテル飲料において、前記基液体が日本酒で、前記補助材料がレモン果汁で、前記副材料がさくらんぼ又はラフランスなどの石焼きジャムでそれぞれ構成されることにある。
これは、基液体と補助材料と副材料を試作検討した日本酒、レモン果汁、さくらんぼ又はラフランスなどの石焼きジャムに限定にしたものである。

0011

本発明に係るカクテル飲料の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載のカクテル飲料において、前記容器が、全体的にカクテルシェーカーに近い楕円形をし、両手で保持した時の感触フィットして掴みやすい形状をしていることにある。
これは、容器の形状を両手に保持した時の感触が両手にフィットして掴みやすいものとし、シェークしやすいようにしたものである。

0012

本発明に係るカクテル飲料の第5の特徴は、前記第2、第3又は第4の特徴に記載のカクテル飲料において、前記容器の側面全体にUVフイルムベルが貼り付けられていることにある。
これは、容器内に充填された石焼きジャムが紫外線によって変色するのを防止するために、容器の側面全体にUVフイルムラベルを貼付したものである。

0013

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第1の特徴は、容器内に基液体よりも比重の大きい副材料を充填し、前記副材料の充填直後に、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態となるように前記基液体又は前記基液体及び1若しくは複数の補助材料を充填し、前記容器に蓋をすることにある。
これは、前記カクテル飲料の第1の特徴に対応したカクテル飲料の製造方法の発明であり、副材料の充填直後に基液体又は前記基液体及び1若しくは複数の補助材料を充填する二段階充填方法を採用している。二段階充填方法としたのは、副材料と基液体を混和した状態で既存の温度置換装置を通して熱殺菌を行うと、副材料の香味が既存の温度置換装置やホースなどに移り込むようになるので、それを避けるためである。また、二段階充填方法を採用することによって、副材料と基液体とが容器内で混和することなく、層状に分離された状態にできるからである。

0014

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記容器内に果物を原料とする石焼きジャムを前記副材料として充填し、前記副材料の充填直後に、前記副材料が前記容器内で前記基液体に対して層状に分離された状態となるように、アルコール度数7〜18%の基酒を前記基液体として充填すると共に果汁を前記補助材料として充填し、前記容器内におけるそれぞれの割合が、基酒50〜60%、前記果汁3〜11%、前記石焼きジャム30〜50%となるように充填することにある。
これは、前記カクテル飲料の第2の特徴に対応したカクテル飲料の製造方法の発明である。

0015

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記容器に蓋をする工程前又はその工程後に前記容器全体の重量を計量することにある。
これは、石焼きジャムを副材料として充填した場合、通常のジャムに比べ、果物の果肉が大きい形のまま残っていることが多いため、ジャムのシロップと果肉と間に比重差が生じ、しばらく放置すると果肉が沈殿してしまうことがあるので、石焼きジャムを充填する際に、果肉が沈殿している状態のまま充填すると、製品間での果肉の量にばらつきが生じ、果肉の少ない商品に至っては、果肉感を楽しむことができるカクテルとは言い難い製品になる可能性がある。そこで、この発明では、石焼きジャムが正確に充填されているか、容器全体の重量を計量するようにした。なお、この計量工程は、全ての容器に対して行う必要はなく、所定の個数ごとに行ってもよい。また、一日の製造工程前に行ってもよく、定期的又は不定期的に行ってもよい。

0016

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記基液体が日本酒で、前記補助材料がレモン果汁で、前記副材料がさくらんぼ又はラフランスなどの石焼きジャムでそれぞれ構成されることを特徴とするカクテル飲料の製造方法。
これは、前記カクテル飲料の第3の特徴に対応したカクテル飲料の製造方法の発明である。

0017

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第5の特徴は、前記第1、第2、第3又は第4の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、全体的にカクテルシェーカーに近い楕円形をし、両手で保持した時の感触がフィットして掴みやすい形状をした容器内に、前記基液体、前記補助材料、及び前記副材料を充填することにある。
これは、前記カクテル飲料の第4の特徴に対応したカクテル飲料の製造方法の発明である。

0018

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第6の特徴は、前記第2、第3、第4又は第5の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記充填終了後に前記容器に対して低温殺菌処理を施し、前記容器の側面全体にUVフイルムラベルを貼り付けることにある。
これは、前記カクテル飲料の第5の特徴に対応したカクテル飲料の製造方法の発明である。

0019

本発明に係るカクテル飲料の製造方法の第7の特徴は、前記第2、第3、第4、第5又は第6の特徴に記載のカクテル飲料の製造方法において、前記石焼きジャムを前記容器に充填する際に、前記石焼きジャムを適度に攪拌しながら前記容器内に充填することにある。
これは、攪拌しながら充填することによって、ジャムシロップと果肉を均一に混和させた状態で定量を容器に充填できようにしたものである。

発明の効果

0020

本発明のカクテル飲料及びその製造方法によれば、絶妙なバランスで味わいが仕上がっているカクテル飲料を開栓前に消費者がシェークして仕上げることで、好みの味わいを楽しむことができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0021

本発明に係るカクテル飲料容器の一例を示す図である。
カクテル飲料の製造方法の一例を示すフローチャート図である。
カクテル飲料の製造方法における容器内の状態を示す模式図である。

実施例

0022

以下添付図面に従って本発明に係るカクテル飲料及びその製造方法の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るカクテル飲料容器の一例を示す図である。図1(A)は、カクテル飲料容器10の容器本体11と蓋12とが分離した状態を示し、図1(B)は、カクテル飲料容器10の容器本体11に蓋12が被せられて、かしめられ、一体となった状態を示す。カクテル飲料容器10は、全体の形状が一般的なカクテルシェーカーに近い楕円形のような形状のカップを容器本体11として採用し、それに蓋12をかしめ方式で取り付けるように構成してある。蓋12にはアルミニウム又はプラスチック製のリングがついており、このリングに指をかけて引き上げることで蓋12の部分がめくれ上がるリンプルキャップ形式で構成されている。なお、蓋12は、かしめ方式以外のねじ込み方式(スクリューキャップ)やツイストキャップヒンジキャップなどの種々の蓋で構成されていてもよい。図1に示すような形状のカクテル飲料容器10は、両手に保持した時の感触が両手にフィットして掴みやすい形状をしているため、シェークもしやすいという効果がある。

0023

カクテル飲料容器10の容量は、最大で約140[ml]とする。この程度の容量は、内容量が多くなりすぎずに、飲みきるのに適した容量だからである。カクテル飲料容器10の口径は約53〜56[mm」程度とし、蓋12は、カシメ機によってかしめられ、取り付けられる。カクテル飲料容器10は、無色透明ガラス製である。蓋12はアルミ製で構成されている。なお、カクテル飲料容器10は、ガラス製以外の金属やプラスチックなどで構成されていてもよい。同様に、蓋12もアルミ以外の金属やプラスチックなどの素材で構成されていてもよい。カクテル飲料容器10が無色透明の場合、その内部状態を容易に視認することができるので、シェークの度合を調整することが可能となり、好ましい。

0024

図2は、カクテル飲料の製造方法の一例を示すフローチャート図である。図3は、カクテル飲料の製造方法における容器内の状態を示す模式図である。以下、各ステップに従って説明する。
ステップS21では、容器本体11を洗浄し、殺菌処理を施す。殺菌処理は、超高温殺菌(130℃,2秒間)、高温殺菌(72〜85℃,15秒間以上)、低温殺菌(62〜66℃,30分間以上)のいずれかの殺菌処理を、容器の種類、内容物に応じて実行する。

0025

ステップS22では、容器本体11に石焼きジャム20を充填する。石焼きジャム20は、通常のジャムに比べ、果物の果肉が大きい形のまま残っていることが特徴である。そのためジャムのシロップと果肉と間に比重差が生じ、しばらく放置すると果肉が沈殿してしまうことがある。従って、ジャムを充填する際に、果肉が沈殿している状態のまま充填すると、製品間での果肉の量にばらつきが生じ、果肉の少ない商品に至っては、果肉感を楽しむことができるカクテルとは言い難い製品になる可能性がある。そこで、この実施の形態では、石焼きジャム20を適度に攪拌しながら容器本体11内に充填している。これによって、ジャムシロップと果肉を均一に混和させた状態で、定量を容器本体11に充填することができる。

0026

ステップS23では、石焼きジャム20を充填した直後に約65℃に熱した基酒40を充填する。この実施の形態では、加熱殺菌済みの石焼きジャム20と基酒40(基液体)を予め混和したものを容器本体11に充填する方法をとらず、図2に示すように、石焼きジャム20充填直後に約65℃に熱した基酒40(基液体)を充填する二段階充填方法を採用している。基酒40を約65℃に熱して充填する理由は、清酒中に残存している可能性のある乳酸菌を熱により殺菌した状態で容器本体11に充填し、その後、密栓する必要があるためである。

0027

また、二段階充填方法とした理由は、石焼きジャム20と基酒40(基液体)を混和した状態で既存の温度置換装置を通して熱殺菌を行うと、ジャムの香味が既存の温度置換装置やホースなどに移り込むため、その後、従来の清酒の充填に使用すると商品の風味に影響が出るためである。なお、基酒40の充填後にその他の材料であるレモン果汁30を充填してもよいし、基酒40とレモン果汁30の混和したものを同時に充填してもよいし、果汁30を充填後に基酒40を充填してもよい。なお、図3では、レモン果汁30と基酒40が層状に分離した状態を示しているが、混和して層状になっていない場合もある。

0028

ステップS24では、図3(A)に示すように石焼きジャム20、基酒40及びレモン果汁30が容器本体11に充填された後は、カシメ機を用いて容器本体11に蓋12をかしめる(閉める)。これによって、図3(B)に示すようなカクテル飲料が完成する。
ステップS25では、容器本体11内に正確な量の石焼きジャム20と熱い基酒40が充填されているかを確認するために容器本体11の重量を計量する。上述のように、石焼きジャムを副材料として充填した場合、製品間での果肉の量にばらつきが生じ、果肉の少ない商品に至っては、果肉感を楽しむことができ難い製品になる可能性があるので、石焼きジャムが正確に充填されているか、容器全体の重量を計量している。なお、この計量工程は、全ての容器に対して行う必要はなく、所定の個数ごとに行ってもよい。また、一日の製造工程前に行ってもよく、定期的又は不定期的に行ってもよい。なお、充填量の過不足にいち早く対応するためには、ステップS25の計量をステップS23の基酒40の充填完了直後に行ってもよい。

0029

ステップS26では、「火入れ」と呼ばれる低温殺菌の熱処理を行う。
ステップS27では、3〜20[°C]程度の温度の熟成冷蔵貯蔵庫に一時的に保管する。
ステップS28では、果物変色防止用のUVフイルムラベルを容器本体11の側面全体に貼り付ける。以上の一連の処理が終了した時点で、カクテル飲料として出荷を開始する。

0030

上述の実施の形態では、ジャムの製造過程で果物を石で焼くことにより、果肉感を残し、且つ、昨今の健康ブーム、食の安心・安全を求める風を反映し、保存料などの添加物を全く使用していない、果物とグラニュー糖だけでできている石焼きジャムを採用している。

0031

上述の実施の形態において、完成したカクテル飲料のレシピを説明する。以下のレシピは、各材料の重量比百分率)で示してある。
第1のカクテル飲料のレシピは、さくらんぼジャム13.5%、レモン果汁3.8%、アルコール度数12.76%の基酒82.7%である。この場合、レモンの酸味が若干強い印象を得ることができる。

0032

第2のカクテル飲料のレシピは、さくらんぼジャム13.7%、レモン果汁2.3%、アルコール度数12.57%の基酒84.0%である。この場合は、第1のカクテル飲料よりもレモン果汁を控えることによって、程よい酸味を実現することができるが、基酒の割合が多いせいか、ややアルコールが強い印象を得ることができる。

0033

第3のカクテル飲料のレシピは、さくらんぼジャム39.1%、レモン果汁10.9%、アルコール度数7.6%の基酒50.0%である。この場合は、基酒の量を減らし、さくらんぼジャムの量を増やすことでアルコール度数を下げながら甘みを強めることができるが、同時に増量させたレモン果汁が若干強い印象でややバランスを欠く味わいを与える。なお、アルコール感は丁度よい印象を得ることができる。

0034

第4のカクテル飲料のレシピは、さくらんぼジャム42.9%、レモン果汁7.1%、アルコール度数7.6%の基酒50.0%である。この場合、レモン果汁を少なくし、その分アルコール度数が上がるため、第3のカクテル飲料のアルコール度数と同じになるように基酒の量を減らして調整したところ、甘みと酸味とアルコール感のバランスが非常に良い味わいを得ることができる。

0035

さくらんぼを用いたカクテル飲料の場合、さくらんぼジャムの甘みが弱いと日本酒の味わいが勝り、また、味を引き締めるためのレモン果汁が多すぎると酸味が立ちすぎて味わいのバランスが欠けるため、さくらんぼジャムの量を多めにし、レモン果汁の量を可能な限り少なくし、基酒の量を減らして調整すると、さくらんぼの甘みと酸味とアルコール感のバランスが非常に良い味わいに仕上がることが分かった。この結果、上述の第4のカクテル飲料のレシピが最も好ましい。

0036

第5のカクテル飲料のレシピは、ラフランスジャム35.3%、レモン果汁5.9%、アルコール度数8.94%の基酒58.8%である。この場合、レモンの酸味が若干強い印象を得ることができる。

0037

第6のカクテル飲料のレシピは、ラフランスジャム36.4%、レモン果汁3.0%、アルコール度数9.21%の基酒60.6%である。この場合、第5のカクテル飲料よりもレモン果汁を控え、程よい酸味を実現することができるが、ラフランスジャムの甘みがしつこく感じるという印象を得ることができる。また、基酒の割合が多いせいか、ややアルコールが強い印象も得ることができる。

0038

第7のカクテル飲料のレシピは、ラフランスジャム35.5%、レモン果汁5.3%、アルコール度数9.0%の基酒59.2%である。第6のカクテル飲料よりも基酒の量とラフランスジャムの量を相対的に減らし、アルコール度数と甘みを若干下げることで程よいアルコール感とラフランスの味わいと甘みが整った味わいに仕上げることができる。上述のアルコール度数は全て計算値である。

0039

ラフランスを用いたカクテル飲料の場合、さくらんぼジャムに比べラフランスジャムのほうが、原料の果物自体の糖度の影響からか甘みが強いため、味わいのバランスをとるために、基酒の量を相対的に増やし、アルコール度数を高くする必要があった。また、レモン果汁が多いと、ラフランス果肉の苦みが強く感じた。試作試飲を重ね、ラフランスジャムの量とレモン果汁の量を相対的に減らすことで程よいアルコール感とラフランスの味わいと甘みが整った味わいに仕上がった。その結果、上述の第7のカクテル飲料のレシピが最も好ましい。

0040

本発明に係るカクテル飲料としては、ベースとなる基液体(基酒)としては、アルコール度数7〜18%で、その量が50〜60%、補助材料(レモン汁)の量が3〜11%、基液体よりも比重の大きい第1の補助材料(ジャム)の量が約30〜50%が最も好ましい。

0041

上述の各カクテル飲料の第1の補助材料(ジャム)として、さくらんぼ及びラフランスのジャム以外に、青梅青トマトアップジェリー甘酒、杏、苺、いちじく、糸カボチャ、オレンジ、カシスキウイキャベツ金柑黒米、紅玉、糀、、さくらんぼ、ザクロ新生姜、すだち、ズッキーニ玉葱トマト、なつめ、ナツハゼの実、人参パイナップルハックルベリーバナナ、晩白柚、ピーナッツバタープラムブルーベリープルーン葡萄プレザーブ文旦ミックスベリー、マスカットマルメロ、みかんミルクヤーコン、山ぶどう、柚子りんごルバーブ、レモンなどのジャムを使用してもよい。この場合、ジャムの種類に応じて、レシピが変更することもあり得る。

0042

10…カクテル飲料容器
11…容器本体
12…蓋
20…石焼きジャム
30…レモン果汁
40…基酒

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