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技術 車両用表示装置

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 花岡健介田中靜一加藤康朝福田伸矢
出願日 2016年4月7日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2016-077516
公開日 2017年10月12日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-187987
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 操作空間 平面オブジェクト 接触期間 静電パッド スイッチ部品 所定軸 静電センサ タッチ操作面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月12日)のものです。
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図面 (13)

課題

ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断することが可能な車両用表示装置を提供すること。

解決手段

操作部と操作部における操作指を認識する認識部を含むポインティングデバイスと、ポインティングデバイスを用いて、選択操作が可能な複数の選択対象を含む操作画面を表示部に表示させる表示制御部であって、認識部により認識された操作指の操作部における位置に応じて、複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するカーソルを移動させる、又は、操作画面上の所定軸に沿って配置される複数の選択対象をスクロールさせる表示制御部を備え、表示制御部は、操作画面上の所定範囲に亘って、オブジェクト群を表示させると共に、認識部により操作指が認識されている場合、オブジェクト群の一部分をオブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする。

概要

背景

従来から、操作部におけるユーザの指(以下、「操作指」と称する)の位置を認識するポインティングデバイスを用いて、車載機器の各種操作が可能な画面(操作画面)を表示する車両用表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1では、ユーザがポインティングデバイスの操作部に接触した上で、所定量以上のスライド操作を行うと、操作部における操作指の位置を認識し、操作指の位置情報に基づき、操作画面上のアイコンを選択するカーソルを移動させる技術が開示されている。

また、ポインティングデバイスの操作部における操作指の移動に応じて、操作画面上の複数の選択対象(例えば、リスト)をスクロールさせる技術も一般に知られている。

概要

ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断することが可能な車両用表示装置を提供すること。操作部と操作部における操作指を認識する認識部を含むポインティングデバイスと、ポインティングデバイスを用いて、選択操作が可能な複数の選択対象を含む操作画面を表示部に表示させる表示制御部であって、認識部により認識された操作指の操作部における位置に応じて、複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するカーソルを移動させる、又は、操作画面上の所定軸に沿って配置される複数の選択対象をスクロールさせる表示制御部を備え、表示制御部は、操作画面上の所定範囲に亘って、オブジェクト群を表示させると共に、認識部により操作指が認識されている場合、オブジェクト群の一部分をオブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする。

目的

そこで、上記課題に鑑み、ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断することが可能な車両用表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示部と、操作部と前記操作部における操作指を認識する認識部を含むポインティングデバイスと、前記ポインティングデバイスを用いて、選択操作が可能な複数の選択対象を含む操作画面を前記表示部に表示させる表示制御部であって、前記認識部により認識された操作指の前記操作部における位置に応じて、前記複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するカーソルを移動させる、又は、前記操作画面上の所定軸に沿って配置される前記複数の選択対象をスクロールさせる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記操作画面上の所定範囲に亘って、オブジェクト又はオブジェクト群を表示させると共に、前記認識部により前記操作指が認識されている場合、前記オブジェクトの一部分を前記オブジェクトの他の部分と異なる表示態様にする、又は、前記オブジェクト群の一部分を前記オブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする、車両用表示装置

請求項2

前記表示制御部は、前記認識部により認識された前記操作指が前記操作部上で移動した場合、前記オブジェクトの中で異なる表示態様の一部分を前記操作指の移動方向に沿って移動させる、又は、前記オブジェクト群の中で異なる表示態様の一部分を前記操作指の移動方向に沿って移動させる、請求項1に記載の車両用表示装置。

請求項3

前記表示制御部は、前記複数の選択対象を含む前景画像と、前記オブジェクト又は前記オブジェクト群を含む背景画像を合成して前記操作画面を生成する、請求項1又は2に記載の車両用表示装置。

技術分野

0001

本発明は、操作画面を表示する車両用表示装置に関する。

背景技術

0002

従来から、操作部におけるユーザの指(以下、「操作指」と称する)の位置を認識するポインティングデバイスを用いて、車載機器の各種操作が可能な画面(操作画面)を表示する車両用表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1では、ユーザがポインティングデバイスの操作部に接触した上で、所定量以上のスライド操作を行うと、操作部における操作指の位置を認識し、操作指の位置情報に基づき、操作画面上のアイコンを選択するカーソルを移動させる技術が開示されている。

0004

また、ポインティングデバイスの操作部における操作指の移動に応じて、操作画面上の複数の選択対象(例えば、リスト)をスクロールさせる技術も一般に知られている。

先行技術

0005

特開2004−345549号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、車両の振動等により操作部から操作指が少しでも外れてしまうと、ポインティングデバイスが操作指を認識できなくなる可能性がある。その際、ユーザは、操作指を動かしてみない限り、ポインティングデバイスが操作指を認識し、操作画面の操作ができる状態なのか、ポインティングデバイスが操作指を認識しておらず、操作画面の操作ができない状態なのかを判断できない。即ち、ユーザは、カーソルの移動やリスト等のスクロールが実行されることを確認しない限り、ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かを判断することができない。

0007

そこで、上記課題に鑑み、ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断することが可能な車両用表示装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するため、本発明の第1態様では、
表示部と、
操作部と前記操作部における操作指を認識する認識部を含むポインティングデバイスと、
前記ポインティングデバイスを用いて、選択操作が可能な複数の選択対象を含む操作画面を前記表示部に表示させる表示制御部であって、前記認識部により認識された操作指の前記操作部における位置に応じて、前記複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するカーソルを移動させる、又は、前記操作画面上の所定軸に沿って配置される前記複数の選択対象をスクロールさせる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記操作画面上の所定範囲に亘って、オブジェクト又はオブジェクト群を表示させると共に、前記認識部により前記操作指が認識されている場合、前記オブジェクトの一部分を前記オブジェクトの他の部分と異なる表示態様にする、又は、前記オブジェクト群の一部分を前記オブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする、
車両用表示装置が提供される。

0009

本発明の第1態様によれば、ポインティングデバイス(認識部)により操作指が認識されている場合、操作画面上に表示されるオブジェクト或いはオブジェクト群の一部分が、他の部分と異なる表示態様(例えば、色、輝度、形、大きさ、変位量等が異なる)になる。そのため、ユーザは、操作画面上のオブジェクト或いはオブジェクト群の表示態様の部分的な変化の有無を視認することにより、ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かを容易に判断することができる。

0010

また、本発明の第2態様では、
前記表示制御部は、前記認識部により認識された前記操作指が前記操作部上で移動した場合、前記オブジェクトの中で異なる表示態様の一部分を前記操作指の移動方向に沿って移動させる、又は、前記オブジェクト群の中で異なる表示態様の一部分を前記操作指の移動方向に沿って移動させる、
車両用表示装置が提供される。

0011

本発明の第2態様によれば、ポインティングデバイス(認識部)により認識された操作指が移動した場合、オブジェクト或いはオブジェクト群の中で異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動していく。例えば、操作指を移動させている最中に、車両の振動等により操作部から操作指が外れてしまう場合も有り得る。このような場合に、ユーザは、異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動しているか否かを視認することにより、ポインティングデバイスによるカーソルの移動操作やリスト等のスクロール操作が適切に継続できるか否かを容易に判断することができる。

0012

また、本発明の第3態様では、
前記表示制御部は、前記複数の選択対象を含む前景画像と、前記オブジェクト又は前記オブジェクト群を含む背景画像を合成して前記操作画面を生成する、
車両用表示装置が提供される。

0013

本発明の第3態様によれば、オブジェクト或いはオブジェクト群は、前景として表示される複数の選択対象(複数のアイコンや複数の項目から構成されるリスト)等の背景として表示される。そのため、オブジェクト群の表示態様の変化等により、複数の選択対象や複数の選択対象の選択状態を表すカーソル等が見えにくくなるような事態の発生を抑制することができる。

発明の効果

0014

本実施の形態によれば、ポインティングデバイスによる操作画面の操作が可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断することが可能な車両用表示装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
表示装置(ポインティングデバイス及びディスプレイ)の車載態様の一例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の他の例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の他の例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の他の例を示す図である。
第1実施形態に係る表示装置による操作画面の更に他の例を示す図である。
第2実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。
第2実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。
第2実施形態に係る表示装置による操作画面の一例を示す図である。

実施例

0016

以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。

0017

[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る表示装置1の構成の一例を概略的に示すブロック図である。表示装置1は、ポインティングデバイス10、ECU(Electronic Control Unit)20、ディスプレイ30を含む。表示装置1は、例えば、車両に搭載され、ポインティングデバイス10を用いて、選択操作が可能な複数の選択対象(複数のアイコン等)を含む画面(操作画面)をディスプレイ30に表示させる。以下、「車両」は、特に断わらない限り、表示装置1が搭載される車両を指す。

0018

ポインティングデバイス10は、操作画面上の位置を指定する入力装置であり、例えば、タッチパッドである。ポインティングデバイス10は、操作部11、認識部12を含む。

0019

操作部11は、ポインティングデバイス10において、ユーザ(例えば、車両の運転者等の乗員)により指(操作指)で操作される部位である。例えば、操作部11は、タッチパッドにおけるタッチ操作面である。

0020

認識部12は、操作部11における操作指を認識する。例えば、認識部12は、タッチパッドにおける静電パッドである。静電パッドは、例えば、平面上のX方向、Y方向のそれぞれに絶縁体を挟んで電極静電センサ)が直線状に延在する構造を有し、これらの電極の検出信号(電極に蓄えられる電荷の変化量に対応する信号)を出力する。認識部12は、ユーザによる操作状態に関する信号(例えば、静電パッドが出力する検出信号。以下、「状態信号」と称する)をECU20に逐次(即ち、所定周期毎に)出力する。認識部12は、例えば、操作部11で予め規定されるx−y座標系における各座標(x座標及びy座標)に対応する状態信号を出力する。

0021

尚、ポインティングデバイス10は、操作部11と、操作部11における操作指を認識する認識部12を含む態様であれば、タッチパッド等に限定されない。例えば、ポインティングデバイス10は、予め規定される操作空間(操作部11の一例)と、カメラ撮像された操作空間の画像に基づき、操作空間上における操作指の位置を認識する処理装置(認識部12の一例)を含むジェスチャー認識デバイスであってもよい。

0022

ポインティングデバイス10は、車室内の適切な場所に設けられ、好ましくは、運転者が操作しやすい位置、具体的には、運転姿勢を保持しながら手が届く位置に配置されるとよい。例えば、図2(表示装置1の車載態様の一例を示す図)に示すように、ポインティングデバイス10(本例では、タッチパッド)は、コンソールボックスまたはその周辺に配置されてよい。

0023

ECU20は、ディスプレイ30に操作画面を表示させる表示制御部の一例であり、操作画面を生成する処理を行う電子制御ユニットである。ECU20は、操作画面上において、認識部12により認識された操作指の操作部11における位置に応じて、複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するカーソルを移動させる。ECU20は、例えば、マイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより各種制御処理を実現する。ECU20は、CPU上で1つ以上のプログラムを実行することにより実現される機能部として、状態受信部21、前景画像生成部22、背景画像生成部23、合成処理部24を含む。また、ECU20は、不揮発性内部メモリに予め規定された記憶領域としての記憶部29を含む。

0024

状態受信部21は、ポインティングデバイス10から所定周期毎に入力される状態信号を受信する処理を行う。状態受信部21は、受信した状態信号を前景画像生成部22及び背景画像生成部23に送信する。

0025

前景画像生成部22は、ポインティングデバイス10を用いて、選択操作が可能な複数の選択対象(アイコン等の複数の対象部品)と、複数の選択対象の中から一の選択対象を選択するためのカーソルを含む操作画面の前景画像を生成する。カーソルは、アイコン等の対象部品を強調して表示することにより、選択されている対象部品を示す。例えば、カーソルは、選択されている対象部品を他の対象部品より輝度を高くする、選択されている対象部品の色を他の対象部品の色と変えて表示する、選択されている対象部品を枠で囲む等の態様で表示される。

0026

前景画像生成部22は、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、カーソル位置(即ち、複数の対象部品のうちの何れが選択された状態にするか)を決定する。具体的には、まず、前景画像生成部22は、状態信号に対応した操作画面上の位置を算出する。前景画像生成部22は、例えば、状態信号に基づくポインティングデバイス10のx座標及びy座標の変化量と、操作画面上のx座標及びy座標の変化量と、を対応づける第1の対応関係情報を記憶部29に予め格納しておく。これにより、前景画像生成部22は、当該第1の対応関係情報に基づき、ポインティングデバイス10における操作に対応する、操作画面上のx座標及びy座標の変化量を算出することができる。そして、前景画像生成部22は、操作画面上のx座標及びy座標の初期値(表示装置1の起動時におけるカーソルの初期位置を表す代表座標)を基準として、操作画面上のx座標及びy座標をポインティングデバイス10から逐次入力される状態信号に応じて、逐次更新することができる。

0027

続いて、前景画像生成部22は、算出した操作画面上の位置に応じて、カーソルの位置を決定する。例えば、操作画面上の位置に対して、操作画面上のカーソルの位置(例えば、カーソルの図心の座標)を対応付ける第2の対応関係情報を記憶部29に予め格納しておく。これにより、前景画像生成部22は、当該第2の対応関係情報に基づき、操作画面上におけるカーソルの位置(x座標及びy座標)を決定することができる。そして、前景画像生成部22は、予め規定された位置にアイコン等の複数の対象部品を配置すると共に、決定した操作画面上の位置(即ち、決定した操作画面上の位置と同じ位置に配置される一の対象部品上)にカーソルを配置する態様で、前景画像を生成する。

0028

背景画像生成部23は、操作画面上の所定範囲(例えば、複数の対象部品が配置される操作画面上の範囲を含む範囲)に亘って配置されるグラフィックオブジェクト、或いは、多数のグラフィックオブジェクト(個別オブジェクト)の集合であるグラフィックオブジェクト群を含む操作画面の背景画像を生成する。例えば、グラフィックオブジェクトは、操作画面上の所定範囲に亘って配置される、水面を模擬した曲面状のサーフェスオブジェクトであってよい。また、例えば、グラフィックオブジェクト群は、操作画面上の所定範囲に亘って配置される、多数の粒子状のグラフィックオブジェクト(個別オブジェクト)の集合であってよい。

0029

背景画像生成部23は、前景画像生成部22と同様に、例えば、第1の対応関係情報に基づき、状態受信部21から受信した状態信号に対応した操作画面上の位置を算出する。

0030

また、背景画像生成部23は、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しているか否かを判定する。即ち、ポインティングデバイス10がタッチパッドの場合、背景画像生成部23は、タッチパッドにユーザの指が接触しているか否かを判定する。また、ポインティングデバイス10がジェスチャー認識デバイスの場合、背景画像生成部23は、操作空間上にユーザの指が掲げられているか否かを判定する。

0031

そして、背景画像生成部23は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないと判定した場合、予め規定された表示態様のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群を含む背景画像を生成する。好ましくは、グラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群の全体で、視覚的にユーザの注意を引くような差異を含まない、予め規定された表示態様のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクトを含む背景画像が生成されるとよい。

0032

一方、背景画像生成部23は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定した場合、グラフィックオブジェクトの一部分を、グラフィックオブジェクトの他の部分と異なる表示態様にする、或いは、グラフィックオブジェクト群の一部分を、グラフィックオブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする。具体的には、操作画面上の位置に対して、背景画像内のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクトの一部分を対応づけた、第3の対応関係情報を予め規定し、記憶部29に格納しておく。背景画像生成部23は、当該第3の対応関係情報に基づき、算出した操作画面上の位置に対応する、背景画像内のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群の一部分を決定する。そして、背景画像生成部23は、決定したグラフィックオブジェクトの一部分を、グラフィックオブジェクトの他の部分と異なる表示態様にした、或いは、グラフィックオブジェクト群の一部分を、グラフィックオブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にした背景画像を生成する。"異なる表示態様"とは、操作画面を見たユーザが容易に認識可能な差異を有する表示態様を指す。"異なる表示態様"には、色が異なる表示態様、輝度が異なる表示態様、大きさや形状が異なる表示態様(具体的には、グラフィックオブジェクト群の一部分に相当する個別のオブジェクトの形や大きさが、他の個別のオブジェクトの形や大きさと異なる表示態様)、変位量(背景画像内の仮想的な3次元空間における変位量を含む)が異なる表示態様等が含まれうる。背景画像生成部23により生成される背景画像の詳細については、後述する。

0033

合成処理部24は、前景画像生成部22が生成した前景画像と背景画像生成部23が生成した背景画像を合成する処理を行い、操作画面を生成する。そして、合成処理部24は、生成した操作画面を含む指令信号をディスプレイ30に送信する。これにより、ディスプレイ30に操作画面を表示させることができる。

0034

記憶部29には、ポインティングデバイス10におけるx−y座標(x座標及びy座標)の変化量と、操作画面上のx−y座標(x座標及びy座標)の変化量との対応関係を規定する第1の対応関係情報が予め格納される。また、記憶部29には、操作画面上の位置(x座標及びy座標)と、操作画面上のカーソルの位置との対応関係を規定する第2の対応関係情報が予め格納される。また、記憶部29には、操作画面上の位置に対して、背景画像内のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群の一部分を対応づけた、第3の対応関係情報が予め格納される。

0035

ディスプレイ30は、例えば、ポインティングデバイス10に対して遠隔位置に配置され、ECU20(合成処理部24)からの指令信号に応じて、ポインティングデバイス10により操作可能な操作画面を表示する。ディスプレイ30は、車室内の適切な位置、即ち、ユーザ(運転者)により視認が容易な位置に配置される。例えば、図2に示すように、インストルメントパネルの中央部に配置されてよい。また、HUD(ヘッドアップディスプレイ)のように、ユーザの視野に直接、操作画面を表示する表示手段であってもよい。

0036

次に、図3図5を参照して、本実施形態に係る表示装置1、具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24により生成され、ディスプレイ30に表示される操作画面の一例について説明する。

0037

図3図5は、本実施形態に係る表示装置1(具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24)による操作画面の一例を示す図である。図3は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合における前景画像40a(図3(a))、背景画像40b(図3(b))、及び操作画面40(図3(c))を示す図である。また、図4図5は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識している場合の前景画像40a(図4(a)、図4(b))、背景画像40b(図4(b)、図5(b))、及び操作画面40(図4(c)、図5(c))を示す図である。具体的には、図4は、図3に示す状態(ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態)から操作指を認識する状態に遷移した際の前景画像40a(図4(a))、背景画像40b(図4(b))、及び操作画面40(図4(c))を示す図である。また、図5は、図4に示す状態から認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の前景画像40a(図5(a))、背景画像40b(図5(b))、及び操作画面40(図5(c))を示す図である。

0038

まず、図3(a)〜(c)を参照して、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合の操作画面40について説明する。

0039

図3(a)に示すように、前景画像40aは、選択対象であるアイコン41〜45と、アイコン41〜45のうちの何れかを選択するカーソル46を含む。アイコン41は、車両に搭載される空調装置の操作画面に移行するためのスイッチ部品である。アイコン42は、電話掛ける操作画面に移行するためのスイッチ部品である。アイコン43は、車両に搭載されるナビゲーション装置の操作画面に移行するためのスイッチ部品である。アイコン44は、車両に搭載されるオーディオ装置の操作画面に移行するためのスイッチ部品である。アイコン45は、例えば、表示装置1における各種設定を行うための操作画面に移行するためのスイッチ部品である。操作画面40におけるアイコン41〜45の位置は予め規定されており、アイコン41〜45は、前景画像40a(即ち、操作画面40)の上下方向の中央よりもやや下の位置において、左端部から右端部にかけて、順に並べられている。カーソル46は、アイコン41〜45の何れかが選択された状態であることを強調するため、本例では、選択されたアイコン41〜45の何れかを枠で囲む態様が採用される。

0040

前景画像生成部22は、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、前景画像40a(即ち、操作画面40)上におけるカーソル46の位置を決定する。そして、前景画像生成部22は、アイコン41〜45を予め規定された位置に配置すると共に、決定した位置(具体的には、アイコン41〜45の何れかと同じ位置)にカーソル46を配置した操作画面40の前景画像40aを生成する。図3の状態では、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないため、カーソル46の位置は、カーソル46の移動操作の終了時における位置、或いは、カーソル46の予め規定された初期位置になる。本例の場合、図3(a)に示すように、カーソル46は、アイコン41と同じ位置(即ち、アイコン41の上)に配置され、アイコン41が選択された状態になっている。

0041

また、図3(b)に示すように、背景画像40bは、多数の粒子状のグラフィックオブジェクト(以下、単に「粒子」と称する)により構成されるグラフィックオブジェクト群(以下、「オブジェクト群」と称する)47を含む。オブジェクト群47は、背景画像40b(即ち、操作画面40)の下端部において、操作画面40の所定範囲に亘って、具体的には、操作画面40の左右方向におけるカーソル46の移動範囲に亘って、構成要素である粒子を左右一列に並べる態様で配置されている。背景画像生成部23は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないと判定すると、予め規定された表示態様、即ち、本例の場合、粒子が左右一列に並んだ表示態様のオブジェクト群47を含む背景画像40bを生成する。

0042

そして、合成処理部24は、図3(a)の前景画像40aと図3(b)の背景画像40bを合成して、操作画面40を生成する。図3(c)に示すように、操作画面40は、上下方向の中央よりやや下方において、左右に亘り一列に並べて配置されるアイコン41〜45と、アイコン41と同じ位置(即ち、アイコン41の上)に配置されるカーソル46を含む。また、操作画面40は、その更に下方において、左右に亘り一例に並べて配置される粒子により構成されるオブジェクト群47を含む。

0043

続いて、図4(a)〜(c)を参照して、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移した際の操作画面40について説明する。

0044

図4(a)に示すように、図3(c)に示す操作画面40の状態からポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識する状態に遷移した際、カーソル46の位置には未だ変更が無いため、前景画像生成部22は、図3(a)と同様の前景画像40aを生成する。

0045

また、背景画像生成部23は、状態受信部21からの状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定すると、図4(b)に示すように、状態信号に対応した操作画面40上の位置に対応付けられた、オブジェクト群47の一部分である粒子47aを、オブジェクト群47の他の部分の粒子と異なる表示態様にした背景画像40bを生成する。具体的には、粒子47aは、オブジェクト群47内の他の粒子に対して、上下方向(x軸方向)で大きく変位している。

0046

そして、合成処理部24は、図4(a)の前景画像40aと、図4(b)の背景画像40bを合成して、操作画面40を生成する。図4(c)に示すように、操作画面40は、上下方向の中央よりやや下方において、左右に亘り一列に並べて配置されるアイコン41〜45と、アイコン41と同じ位置(即ち、アイコン41の上)に配置されるカーソル46を含む。また、操作画面40は、その更に下方において、粒子47aがオブジェクト群47の他の粒子に対して大きく上下方向に変位した態様で、左右に亘り配置されたオブジェクト群47を含む。本例では、粒子47aは、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応した操作画面40上の左右位置を中心とする5つの粒子により構成され、カーソル46が選択するアイコン41に背景として一部重複する態様で表示されている。また、粒子47aに含まれる各粒子の上下方向の変位量は、異なっている。具体的には、粒子47aのうち、状態信号に対応した操作画面40上の左右位置に最も近い粒子の上下方向の変位量が最も大きく、状態信号に対応した操作画面40上の左右位置から離れるにつれて、粒子の上下方向の変位量が小さくなっている。

0047

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により操作指が認識されている場合、オブジェクト群47の一部分(粒子47a)をオブジェクト群47の他の部分と異なる表示態様にする。具体的には、ポインティングデバイス10からの状態信号に対応した操作画面40上の位置(換言すれば、カーソル46の位置)に対応付けられた、オブジェクト群47の粒子47aを、オブジェクト群47の他の粒子と異なる表示態様にする。これにより、ユーザは、操作画面40上の操作状態をより容易に把握することができる。例えば、車両の振動等によりユーザの操作指が操作部11から外れてしまう場合が有り得る。その際、ユーザは、粒子47aが上下方向で変位(隆起)していることを認識することにより、ポインティングデバイス10による操作画面の操作が可能な状態であるか(具体的には、操作可能な状態が継続しているか)否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、操作画面40上のカーソル46と略同じ左右位置において、粒子47aが上下方向で変位(隆起)したことを視認することにより、ポインティングデバイス10を用いた操作開始時におけるカーソル46の位置(の目安)を容易に把握することができる。特に、ユーザが車両の運転者である場合、ディスプレイ30を注視することができない。これに対して、オブジェクト群47の一部分である粒子47aを上下方向で隆起させることにより、ユーザは、ディスプレイ30を注視せずとも、ポインティングデバイス10による操作画面40の操作が可能な状態であるか否かや、カーソル46の位置等を把握し易くなる。また、粒子47aは、アイコン41〜45やカーソル46の背景として表示されるため、粒子47aが上下方向で隆起したとしても、アイコン41〜45やカーソル46が見えにくくなる事態の発生を抑制することができる。

0048

続いて、図5(a)〜(c)を参照して、認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の操作画面40について説明する。

0049

尚、図4に示す状態から図5に示す状態に移行する際、ユーザは、操作部11において、操作指を右方向に移動させて、カーソル46を右方向に移動させる操作を行っている。

0050

図5(a)に示すように、操作部11における操作指の移動に応じて、図4(a)の状態からカーソル46の位置が更新されている。具体的には、前景画像生成部22は、状態受信部21からの状態信号に基づき、カーソル46の位置を、アイコン41の右側に隣接するアイコン42と同じ位置(即ち、アイコン42の上)に決定(変更)して、図5(a)に示す前景画像40aを生成する。

0051

また、背景画像生成部23は、図4(b)の場合と同様、状態受信部21からの状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定すると、図5(b)に示すように、状態信号に対応した操作画面40上の位置に対応付けられた、オブジェクト群47の一部分である粒子47bを、オブジェクト群47の他の粒子と異なる表示態様にした背景画像40bを生成する。このとき、操作部11における操作指の移動に応じて、オブジェクト群47のうちの上下方向で隆起する一部分を構成する粒子が、粒子47aから粒子47bに移り変わっている。具体的には、粒子47bは、粒子47aよりも右側に配置され、操作部11における操作指の移動方向に沿ってオブジェクト群47のうちの上下方向で隆起する一部分を構成する粒子が右方向に移り変わっている。即ち、上述した記憶部29に格納される第3の対応関係情報は、状態受信部21からの状態信号に対応した操作画面40上の位置の移動に追従して、オブジェクト群47のうちの上下方向に隆起する一部分を構成する粒子が同じ方向に移り変わっていくように設定される。

0052

そして、合成処理部24は、図5(a)の前景画像40aと、図5(b)の背景画像40bを合成して、操作画面40を生成する。図5(c)に示すように、操作画面40は、上下方向の中央よりやや下方において、左右に亘り一列に並べて配置されるアイコン41〜45と、アイコン42と同じ位置(即ち、アイコン42の上)に配置されるカーソル46を含む。また、操作画面40は、その更に下方において、粒子47bが他の粒子に対して大きく上下方向に変位した態様で、左右に亘り並べて配置されたオブジェクト群47を含む。本例では、粒子47bは、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応した操作画面40上の左右位置を中心とする5つの粒子により構成され、カーソル46が選択するアイコン42に背景として一部重複する態様で表示されている。

0053

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により認識された操作指が操作部11上で移動した場合、オブジェクト群47の中で異なる表示態様の一部分を操作指の移動方向に沿って移動させる。具体的には、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応した操作画面40上の位置の移動に追従して、オブジェクト群47の中で、異なる表示態様(上下方向で隆起した態様)で表示される一部の粒子(粒子47a,47b)が同じ方向に移り変わっていく(図5(c)の白抜き矢印)。例えば、操作指を操作部11上で移動させている最中に、車両の振動等により操作部11から操作指が外れてしまう場合も有り得る。このような場合に、ユーザは、オブジェクト群47における異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動しているか(移り変わっているか)否かを視認することにより、ポインティングデバイス10によるカーソル46の移動操作が適切に継続できるか否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、オブジェクト群47のうちの異なる表示態様で表示される一部分を構成する粒子の移り変わる方向を見て、操作画面40上におけるカーソル46の移動方向を容易に把握することができる。

0054

尚、本例では、多数の粒子を左右方向に並べて構成されるオブジェクト群47を用いたが、例えば、オブジェクト群47における各粒子を結合し、一つのグラフィックオブジェクトにしてもよい。かかる場合、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移すると、粒子47aに相当するグラフィックオブジェクトの一部分が上下方向に隆起する。そして、ポインティングデバイス10により認識された操作指の移動に応じて、上下方向に隆起するグラフィックオブジェクトの一部分が粒子47aに相当する部分から粒子47bに相当する部分に移り変わる(即ち、操作指の移動方向に沿って移動する)。かかる変形例においても、本例と同様の作用・効果を得ることができる。

0055

また、本例では、"異なる表示態様"として、グラフィックオブジェクト群の一部分(粒子47a,47b)を、グラフィックオブジェクト群の他の部分に対して、大きく変位させる(上下方向に隆起させる)態様を採用したが、当該態様には限定されない。以下、図6図8を参照して、"異なる表示態様"の他の例を含む操作画面50について説明する。

0056

図6図8は、本実施形態に係る表示装置1(具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24)による操作画面の他の例を示す図である。図6は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合における前景画像50a(図6(a))、背景画像50b(図6(b))、及び操作画面50(図6(c))を示す図である。また、図7図8は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識している場合の前景画像50a(図7(a)、図7(b))、背景画像50b(図7(b)、図8(b))、及び操作画面50(図7(c)、図8(c))を示す図である。具体的には、図7は、図6に示す状態(ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態)から操作指を認識する状態に遷移した際の前景画像50a(図7(a))、背景画像50b(図7(b))、及び操作画面50(図7(c))を示す図である。また、図8は、図7に示す状態から認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の前景画像50a(図8(a))、背景画像50b(図8(b))、及び操作画面50(図8(c))を示す図である。

0057

まず、図6(a)〜(c)を参照して、カーソル56の移動操作が行われていない場合の操作画面50について説明する。

0058

図6(a)に示すように、前景画像50aは、選択対象である楽曲51〜55と、楽曲51〜55のうちの何れかを選択するカーソル56を含む。ポインティングデバイス10を用いて、楽曲51〜55の何れかをカーソル56で選択することにより、車両に搭載されるオーディオ装置の所定の音源(例えば、CD等)から楽曲51〜55の何れかを再生することができる。操作画面50における楽曲51〜55の位置は予め規定されており、楽曲51〜55は、前景画像50a(即ち、操作画面50)の左端部の除く左右方向の範囲において、上端部から下端部にかけて、順に並べられている。カーソル56は、楽曲51〜55のうちの何れかが選択された状態であることを強調するため、本例では、選択された楽曲51〜55の何れかを枠で囲む態様が採用される。

0059

前景画像生成部22は、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、前景画像50a(即ち、操作画面50)上におけるカーソル56の位置を決定する。そして、前景画像生成部22は、楽曲51〜55を予め規定された位置に配置すると共に、決定した位置(具体的には、楽曲51〜55の何れかと同じ位置)にカーソル56を配置した操作画面50の前景画像50aを生成する。図6の状態では、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないため、カーソル56の位置は、前回のカーソル56の移動操作の終了時における位置、或いは、カーソル56の予め規定された初期位置になる。本例の場合、図6(a)に示すように、カーソル56は、楽曲52と同じ位置(即ち、楽曲52の上)に配置され、楽曲52が選択された状態になっている。

0060

また、図6(b)に示すように、背景画像50bは、多数の粒子状のグラフィックオブジェクト(以下、単に「粒子」と称する)により構成されるグラフィックオブジェクト群(以下、「オブジェクト群」と称する)57を含む。オブジェクト群57は、背景画像50b(即ち、操作画面50)の所定範囲に亘って、具体的には、操作画面50の上下方向及び左右方向の全体に亘って、構成要素である粒子を上下左右に等間隔で並べて配置されている。背景画像生成部23は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないと判定すると、予め規定された表示態様、即ち、本例の場合、同じ色の粒子が上下左右に等間隔で並んだ表示態様のオブジェクト群57を含む背景画像50bを生成する。

0061

そして、合成処理部24は、図6(a)の前景画像50aと図6(b)の背景画像50bを合成して、操作画面50を生成する。図6(c)に示すように、操作画面50は、上下方向で並べて配置される楽曲51〜55と、楽曲52と同じ位置(即ち、楽曲52の上)に配置されるカーソル56を含む。また、操作画面50は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される同じ色の粒子により構成されるオブジェクト群57を含む。

0062

続いて、図7(a)〜(c)を参照して、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移した際の操作画面50について説明する。

0063

図7(a)に示すように、図6(c)に示す操作画面50の状態からポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識する状態に遷移した際、カーソル56の位置には未だ変更が無いため、前景画像生成部22は、図6(a)と同様の前景画像50aを生成する。

0064

また、背景画像生成部23は、状態受信部21からの状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定すると、図7(b)に示すように、状態信号に対応した操作画面50上の位置に対応付けられた、オブジェクト群57の一部分である粒子57aを、オブジェクト群57の他の部分の粒子と異なる表示態様にした背景画像50bを生成する。具体的には、粒子57aは、オブジェクト群57に含まれる粒子のうち、状態信号に対応した操作画面50上の上下位置付近の2列分の粒子であり、オブジェクト群57内の他の粒子に対して、色が異なっている。

0065

そして、合成処理部24は、図7(a)の前景画像50aと、図7(b)の背景画像50bを合成して、操作画面50を生成する。図7(c)に示すように、操作画面50は、上下方向で並べて配置される楽曲51〜55と、楽曲52と同じ位置(即ち、楽曲52の上)に配置されるカーソル56を含む。また、操作画面50は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される粒子により構成されるオブジェクト群57を含み、オブジェクト群57の一部分を構成する粒子57aの色が、オブジェクト群57の他の部分を構成する粒子の色と異なる態様で表示される。本例では、粒子57aは、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応した操作画面50上の上下位置を中心とする2列分の粒子により構成され、カーソル56が選択する楽曲52に背景として一部重複する態様で表示されている。

0066

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により操作指が認識されている場合、オブジェクト群47の一部分(粒子47a)をオブジェクト群47の他の部分と異なる表示態様にする。具体的には、ポインティングデバイス10からの状態信号に対応した操作画面50上の位置に対応付けられた、オブジェクト群57の粒子57aを、オブジェクト群57の他の粒子と異なる表示態様にすることにより、図3図5に示す実施例と同様の作用・効果を得ることができる。具体的には、ユーザは、オブジェクト群57の中での一部の粒子57aの色の変化を認識することにより、ポインティングデバイス10による操作画面50の操作が可能な状態であるか(具体的には、操作可能な状態が継続しているか)否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、操作画面50上のカーソル56と略同じ上下位置において、一部の粒子57aの色の変化を認識することにより、ポインティングデバイス10を用いた操作開始時におけるカーソル56の位置(の目安)を容易に把握することができる。また、粒子57aは、楽曲51〜55やカーソル56の背景として表示されるため、粒子57aの色が変化したとしても、楽曲51〜55やカーソル56が見えにくくなる事態の発生を抑制することができる。

0067

続いて、図8(a)〜(c)を参照して、認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の操作画面50について説明する。

0068

尚、図7に示す状態から図8に示す状態に移行する際、ユーザは、操作部11において、操作指を下方向に移動させて、カーソル56を下方向に移動させる操作を行っている。

0069

図8(a)に示すように、操作部11における操作指の移動に応じて、図7(a)の状態からカーソル56の位置が更新されている。具体的には、前景画像生成部22は、状態受信部21からの状態信号に基づき、カーソル56の位置を、楽曲52の下に隣接する楽曲53と同じ位置(即ち、楽曲53の上)に決定(変更)して、図8(a)に示す前景画像50aを生成する。

0070

また、背景画像生成部23は、図7(b)の場合と同様、状態受信部21からの状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定すると、図8(b)に示すように、状態信号に対応した操作画面50上の位置に対応付けられた、オブジェクト群57の一部分である粒子57bを、オブジェクト群57の他の粒子と異なる表示態様にした背景画像50bを生成する。このとき、操作部11における操作指の移動に応じて、オブジェクト群57のうちの色が異なる一部分を構成する粒子が、粒子57aから粒子57bに移り変わっている。具体的には、粒子57bは、粒子57aよりも下側に配置され、操作部11における操作指の移動方向に沿って、オブジェクト群57のうちの色の異なる一部分を構成する粒子が下方向に移り変わっている。即ち、上述した記憶部29に格納される第3の対応関係情報は、状態受信部21からの状態信号に対応した操作画面50上の位置の移動に追従して、オブジェクト群57のうちの色が異なる一部分を構成する粒子が同じ方向に移り変わっていくように設定される。

0071

そして、合成処理部24は、図8(a)の前景画像50aと、図8(b)の背景画像50bを合成して、操作画面50を生成する。図8(c)に示すように、操作画面50は、上下方向で並べて配置される楽曲51〜55と、楽曲53と同じ位置(即ち、楽曲53の上)に配置されるカーソル56を含む。また、操作画面50は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される粒子により構成されるオブジェクト群57を含み、オブジェクト群57の一部の粒子57bの色が、他の粒子の色と異なる態様で表示される。本例では、粒子57bは、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応した操作画面50上の上下位置を中心とする2列分の粒子により構成され、カーソル56が選択する楽曲53に背景として一部重複する態様で表示されている。

0072

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により認識された操作指が操作部11上で移動した場合、オブジェクト群47の中で異なる表示態様の一部分を操作指の移動方向に沿って移動させる。具体的には、状態受信部21(ポインティングデバイス10)から状態信号に対応した操作画面50上の位置の移動に追従して、オブジェクト群57の中で、異なる表示態様(他の粒子と色が異なる態様)で表示される一部分を構成する粒子(粒子57a,57b)が同じ方向に移り変わっていく(図8(c)の白抜き矢印)。従って、図3図5に示す実施例と同様の作用・効果を得ることができる。具体的には、ユーザは、オブジェクト群57における異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動しているか(移り変わっているか)否かを視認することにより、ポインティングデバイス10によるカーソル56の移動操作が適切に継続できるか否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、オブジェクト群57における異なる表示態様の一部分の移り変わる方向を見て、操作画面50上におけるカーソル56の移動方向を容易に把握することができる。

0073

尚、本例では、多数の粒子を上下左右に等間隔で並べて構成されるオブジェクト群57を用いたが、例えば、オブジェクト群57の各粒子が配置される範囲を覆う平面状のグラフィックオブジェクト(平面オブジェクト)が用いられてもよい。かかる場合、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移すると、粒子57aに相当する平面オブジェクトの一部分の色が変化する。そして、ポインティングデバイス10により認識された操作指の移動に応じて、色が異なる平面オブジェクトの一部分が粒子57aに相当する部分から粒子57bに相当する部分に移り変わっていく。かかる変形例においても、本例と同様の作用・効果を得ることができる。

0074

また、本例では、2次元で配置されるグラフィックオブジェクト群を用いたが、背景画像50b内に仮想的な3次元空間を設定し、当該3次元空間上に配置されるグラフィックオブジェクト群を用いてもよい。以下、図9を参照して、仮想的な3次元空間上に配置されたグラフィックオブジェクト群を含む操作画面について説明する。

0075

図9は、本実施形態に係る表示装置1(具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24)による操作画面の更に他の例を示す図である。図9(a)は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合における操作画面60を示す図である。また、図9(b),(c)は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識している場合の操作画面60を示す図である。具体的には、図9(b)は、図9(a)に示す状態(ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態)から操作指を認識する状態に遷移した際の操作画面60を示す図である。また、図9(c)は、図9(b)に示す状態から認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の操作画面60を示す図である。

0076

尚、図9(b)に示す状態から図9(c)に示す状態に移行する際、ユーザは、操作部11において、操作指を右方向に移動させて、カーソル68を右方向に移動させる操作を行っている。

0077

図9(a)に示すように、操作画面60は、前景画像の構成要素として、選択対象であるアイコン61〜67と、アイコン61〜67のうちの何れかを選択するカーソル68を含む。アイコン61〜67は、操作画面60の下端部において、左から右に向けて順に並べられている。図9(a)の状態では、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないため、カーソル68の位置は、前回のカーソル68の移動操作の終了時における位置、或いは、カーソル68の予め規定された初期位置になる。本例の場合、カーソル68は、アイコン64と同じ位置(即ち、アイコン64の上)に配置され、アイコン64が選択された状態になっている。

0078

また、図9(a)に示すように、操作画面60は、背景画像の構成要素として、操作画面60内の仮想的な3次元空間上に配置されたグラフィックオブジェクト群(以下、単に「オブジェクト群」と称する)69を含む。オブジェクト群69は、所定の規則に従い、仮想的な3次元空間上に配置された多数の粒子状のグラフィックオブジェクト(以下、単に「粒子」と称する)により構成され、操作画面60の左端部から右端部(左右方向に移動するカーソル68の移動範囲を含む範囲)に亘って配置される。

0079

図9(a)の状態からポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識する状態に遷移した際、図9(b)に示すように、状態信号に対応した操作画面60上の位置に対応付けられた、オブジェクト群69の一部分を構成する粒子69aが他の粒子に対して、異なる表示態様で表示される。具体的には、オブジェクト群69の一部分である粒子69aは、オブジェクト群の他の部分の粒子に対して、仮想的な3次元空間上で所定方向に変位(隆起)し、背景として、カーソル68が選択するアイコン64に一部重複する態様で表示される。これにより、図3図5及び図6図8に示す実施例と同様に、ユーザは、操作画面60上の操作状態をより容易に把握することができる。即ち、ユーザは、オブジェクト群69の一部分を構成する粒子69aの隆起を見て、ポインティングデバイス10による操作画面40の操作が可能な状態であるか否かや、カーソル68の位置等を把握し易くなる。

0080

また、図9(b)の状態から認識部12が認識した操作指の移動が開始されると、図9(c)に示すように、操作部11における操作指の移動に応じて、カーソル68が右方向に移動し、アイコン65と同じ位置(即ち、アイコン65の上)に配置される。また、操作部11における操作指の移動に応じて、状態信号に対応した操作画面60上の位置が右方向に移動するため、オブジェクト群69のうちの異なる表示態様の一部分を構成する粒子が、粒子69aから粒子69bに移り変わっている。即ち、操作部11における操作指の移動方向に沿って、オブジェクト群69のうちの隆起する一部分を構成する粒子が右方向に移り変わっている。これにより、図3図5及び図6図8に示す実施例と同様の作用・効果を得ることができる。具体的には、ユーザは、オブジェクト群69における異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動しているか(移り変わっているか)否かを視認することにより、ポインティングデバイス10によるカーソル68の移動操作が適切に継続できるか否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、異なる表示態様の一部分を構成する粒子の移り変わる方向を見て、操作画面60上におけるカーソル46の移動方向を容易に把握することができる。

0081

また、本例では、仮想定な3次元空間上にオブジェクト群69を配置することにより、操作画面60における意匠面での演出を行うことができる。

0082

尚、本例では、多数の粒子を仮想的な3次元空間上に並べて構成されるオブジェクト群69を用いたが、例えば、オブジェクト群69における各粒子を結合する形で形成される一つのグラフィックオブジェクト(サーフェス)を用いてもよい。かかる場合、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移すると、粒子69aに相当するサーフェスの一部分が仮想的な3次元空間上で隆起する。そして、ポインティングデバイス10により認識された操作指の移動に応じて、仮想的な3次元空間上で隆起するサーフェスの一部分が粒子69aに相当する部分から粒子69bに相当する部分に移り変わる。かかる変形例においても、本例と同様の作用・効果を得ることができる。

0083

[第2実施形態]
次いで、第2実施形態について説明する。

0084

本実施形態に係る表示装置1は、ポインティングデバイス10を用いて、選択操作が可能な複数の選択対象(スクロール可能なリストを構成する複数の項目等)を含む操作画面をディスプレイ30に表示する。具体的には、本実施形態に係る表示装置1は、操作画面上の所定軸に沿って配置され、ポインティングデバイス10を用いて、該所定軸の方向にスクロール操作が可能な複数の選択対象(リストを構成する複数の項目等)を含む操作画面をディスプレイ30に表示する点において、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。

0085

本実施形態に係る表示装置1の構成は、第1実施形態と同様、図1で表される。

0086

ECU20は、ディスプレイ30に操作画面を表示させる表示制御部の他の例であり、操作画面を生成する処理を行う電子制御ユニットである。ECU20は、認識部12により認識された操作指の操作部11における位置に応じて、操作画面上の所定軸に沿って配置される複数の選択対象(リストを構成する複数の項目等)をスクロールさせる。ECU20は、第1実施形態と同様、状態受信部21、前景画像生成部22、背景画像生成部23、合成処理部24、記憶部29を含む。

0087

前景画像生成部22は、状態受信部21(ポインティングデバイス10)からの状態信号に対応したスクロール操作の内容に応じて、操作画面上における複数の選択対象(リストを構成する複数の項目等)の配置を決定する。そして、前景画像生成部22は、複数の選択対象のうちの少なくとも一部の選択対象を含む操作画面の前景画像を生成する。通常、ポインティングデバイス10を用いたスクロール操作により選択可能な複数の選択対象の数(リストを構成する項目の個数)は、操作画面上に表示可能な選択対象の個数よりも多いからである。

0088

具体的には、前景画像生成部22は、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、リスト(を構成する複数の選択対象)等のスクロール量スクロール方向等を決定する。例えば、前景画像生成部22は、状態信号に基づき、スクロール操作の内容(スクロール操作の種別等)を確認する。例えば、ポインティングデバイス10がタッチパッドの場合、スクロール操作の種別として、"ドラッグ(なぞり)"によるスクロール操作と、"フリック"によるスクロール操作がある。"ドラッグ"によるスクロール操作は、タッチパッドの操作面に指を接触させたまま、比較的低速で指を移動させる操作である。一方、"フリック"によるスクロール操作は、タッチパッドの操作面をスクロール操作の方向に指で弾く態様で、比較的高速で指を移動させる操作である。前景画像生成部22は、例えば、状態受信部21から受信した状態信号に基づくタッチパッドのx座標及びy座標の変化量が所定の閾値以上であるか否かにより、"ドラッグ"によるスクロール操作か"フリック"によるスクロール操作かを判定することができる。前景画像生成部22は、"ドラッグ"によるスクロール操作であると判定した場合、状態信号に基づくタッチパッドのx座標及びy座標の変化量に基づき、スクロール量とスクロール方向を決定する。例えば、タッチパッドのx座標及びy座標の変化量に対して、スクロール量及びスクロール方向を対応付けた第4の対応関係情報を記憶部29に予め格納しておく。これにより、前景画像生成部22は、第4の対応関係情報に基づき、スクロール量とスクロール方向を決定することができる。一方、前景画像生成部22は、"フリック"によるスクロール操作であるを判定した場合、"フリック"によるスクロール操作に対して予め規定された所定値をスクロール量として決定すると共に、状態信号に基づくタッチパッドのx座標及びy座標の変化量に基づき、スクロール方向を決定する。

0089

そして、前景画像生成部22は、決定したスクロール量及びスクロール方向に応じて、選択対象の配置を決定し、複数の選択対象(リストを構成する複数の項目)のうちの少なくとも一部の選択対象を含む操作画面の前景画像を生成する。

0090

尚、ポインティングデバイス10がジェスチャー認識デバイスである場合についても、ジェスチャーの速度に応じて、タッチパッドの場合における"ドラッグ"によるスクロール操作と"フリック"によるスクロール操作に対応する種別を設けることができる。

0091

背景画像生成部23は、第1実施形態と同様、操作画面上の所定範囲に亘って配置されるグラフィックオブジェクト或いは多数のグラフィックオブジェクト(個別オブジェクト)の集合であるグラフィックオブジェクト群を含む操作画面の背景画像を生成する。

0092

背景画像生成部23は、第1実施形態と同様、状態受信部21から受信した状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しているか否かを判定する。

0093

背景画像生成部23は、第1実施形態と同様、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないと判定した場合、予め規定された表示態様のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群を含む背景画像を生成する。好ましくは、グラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群の全体で、視覚的にユーザの注意を引くような差異を含まない、予め規定された表示態様のグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクトを含む背景画像が生成されるとよい。

0094

一方、背景画像生成部23は、第1実施形態と同様、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定した場合、グラフィックオブジェクトの一部分を、グラフィックオブジェクトの他の部分と異なる表示態様にする、或いは、グラフィックオブジェクト群の一部分を、グラフィックオブジェクト群の他の部分と異なる表示態様にする。そして、背景画像生成部23は、スクロール操作の内容(スクロール操作の種別等)に応じて、グラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群のうちの異なる表示態様の一部分をスクロール操作と同じ方向に移り変わらせる(移動させる)。

0095

背景画像生成部23は、例えば、前景画像生成部22と同様に、状態受信部21から受信する状態信号に基づき、スクロール操作の内容(スクロール操作の種別等)を確認する。そして、背景画像生成部23は、"ドラッグ"によるスクロール操作であると判定した場合、第4の対応関係情報に基づき、スクロール量及びスクロール方向を決定する。一方、背景画像生成部23は、"フリック"によるスクロール操作であると判定した場合、前景画像生成部22と同様、"フリック"によるスクロール操作に対して予め規定された所定値をスクロール量として決定すると共に、状態信号に基づくタッチパッドのx座標及びy座標の変化量に基づき、スクロール方向を決定する。そして、背景画像生成部23は、決定したスクロール量及びスクロール方向に応じて、グラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群のうちの異なる表示態様の一部分を、スクロール操作の内容に対応した期間で、スクロール操作と同じ方向に移り変わらせる(移動させる)態様の背景画像を生成する。背景画像生成部23により生成される背景画像の詳細について後述する。

0096

尚、"スクロール操作の内容に対応した期間"とは、スクロール操作の内容(スクロール操作の種別)に対応して予め規定される期間である。例えば、"ドラッグ"によるスクロール操作の場合、スクロール操作が継続している期間(即ち、認識部12が操作指を認識している期間)であってよい。また、"フリック"によるスクロール操作の場合、指の接触期間(即ち、認識部12が操作指を認識している期間)が短いため、"フリック"によるスクロール操作に対して予め規定された期間を設定する。例えば、"フリック"によるスクロール操作では、複数の操作対象(リストを構成する複数の項目)が比較的速くスクロールするため、比較的短い期間であってよい。

0097

次に、図10図12を参照して、本実施形態に係る表示装置1、具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24による操作画面の一例について説明する。

0098

図10図12は、本実施形態に係る表示装置1(具体的には、前景画像生成部22、背景画像生成部23、及び合成処理部24)による操作画面の一例を示す図である。図10は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合における前景画像70a(図10(a))、背景画像70b(図10(b))、及び操作画面70(図10(c))を示す図である。また、図11図12は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識している場合の前景画像70a(図11(a)、図11(b))、背景画像70b(図11(b)、図12(b))、及び操作画面70(図11(c)、図12(c))を示す図である。具体的には、図11は、図10に示す状態(ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態)から操作指を認識する状態に遷移した際の前景画像70a(図11(a))、背景画像70b(図11(b))、及び操作画面70(図11(c))を示す図である。また、図12は、図11に示す状態から認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の前景画像70a(図12(a))、背景画像70b(図12(b))、及び操作画面70(図12(c))を示す図である。

0099

尚、楽曲リスト71には、操作画面70に表示可能な楽曲数(5曲)よりも多い複数(26曲)の楽曲71A〜71Zが含まれる。

0100

まず、図10(a)〜(c)を参照して、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していない場合の操作画面70について説明する。

0101

図10(a)に示すように、前景画像70aは、楽曲リスト71に含まれる一部の楽曲71A〜71Eと、楽曲リスト71に含まれる楽曲71A〜71Zのうちの何れかを選択する、固定されたカーソル76を含む。楽曲リスト71をスクロール操作し、楽曲71A〜71Zの何れかをカーソル76の位置に合わせることにより、車両に搭載されるオーディオ装置の所定の音源(例えば、CD等)から楽曲71A〜71Zの何れかを再生することができる。楽曲71A〜71Eは、前景画像70a(即ち、操作画面70)の左端部の除く左右方向の範囲において、上端部から下端部にかけて、順に並べられている。また、カーソル76は、前景画像70a(即ち、操作画面70)の左端部を除く左右方向の範囲における下端部に固定されている。図10の状態では、カーソル76と、楽曲71Eが同じ位置に配置されており(カーソル76が楽曲71E上に配置されており)、楽曲71Eが選択された状態になっている。

0102

また、図10(b)に示すように、背景画像70bは、多数の粒子状のグラフィックオブジェクト(以下、単に「粒子」と称する)により構成されるグラフィックオブジェクト群(以下、「オブジェクト群」と称する)77を含む。オブジェクト群77は、背景画像70b(即ち、操作画面70)の所定範囲に亘って、具体的には、操作画面70の上下方向及び左右方向の全体に亘って、構成要素である粒子を上下左右に等間隔で並べて配置されている。背景画像生成部23は、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していないと判定すると、予め規定された表示態様、即ち、本例の場合、同じ色の粒子が上下左右に等間隔で並んだ表示態様のオブジェクト群77を含む背景画像70bを生成する。

0103

そして、合成処理部24は、図10(a)の前景画像70aと図10(b)の背景画像70bを合成して、操作画面70を生成する。図10(c)に示すように、操作画面70は、上下方向で並べて配置される楽曲リスト71の一部である楽曲71A〜71Eと、楽曲71Eと同じ位置(即ち、楽曲71Eの上)に配置されるカーソル76を含む。また、操作画面70は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される同じ色の粒子により構成されるオブジェクト群77を含む。

0104

続いて、図11(a)〜(c)を参照して、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移した際の操作画面70について説明する。

0105

尚、本例におけるスクロール操作の方向、即ち、操作部11における操作指の移動方向は、下方向である。

0106

図11(a)に示すように、図10(c)に示す操作画面70の状態からポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識する状態に遷移した際、未だ楽曲リスト71のスクロールは開始されていないため、前景画像生成部22は、図10(a)と同様の前景画像50aを生成する。

0107

また、背景画像生成部23は、状態受信部21からの状態信号に基づき、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識していると判定すると、図11(b)に示すように、オブジェクト群77の一部分を構成する粒子77aを、オブジェクト群77の他の粒子と異なる表示態様にした背景画像70bを生成する。具体的には、粒子77aは、オブジェクト群77に含まれる粒子のうち、操作画面70の上端部に位置する2列分の粒子であり、オブジェクト群77のうちの他の粒子に対して、色が異なっている。

0108

そして、合成処理部24は、図11(a)の前景画像70aと、図11(b)の背景画像70bを合成して、操作画面70を生成する。図11(c)に示すように、操作画面70は、上下方向で並べて配置される楽曲リスト71の一部である楽曲71A〜71Eと、楽曲71Eと同じ位置(即ち、楽曲71Eの上)に配置されるカーソル76を含む。また、操作画面70は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される粒子により構成されるオブジェクト群77を含み、オブジェクト群77の一部分を構成する粒子77aの色が、他の粒子の色と異なる態様で表示される。本例では、粒子77aは、操作画面70の上端部に位置する2列分の粒子により構成されている。

0109

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により操作指が認識されている場合、オブジェクト群77の一部分(粒子77a)を、オブジェクト群77の他の部分(他の粒子)と異なる表示態様にする。これにより、ユーザは、操作画面における操作状態をより容易に把握することができる。具体的には、ユーザは、オブジェクト群77の中での一部の粒子77aの色の変化を認識することにより、ポインティングデバイス10による操作画面50の操作が可能な状態であるか(具体的には、操作可能な状態が継続しているか)否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、オブジェクト群77の中での一部の粒子77aの色の変化を認識することにより、ポインティングデバイス10を用いた操作に応じて、楽曲リスト71のスクロールが行われていることを容易に把握することができる。

0110

続いて、図12(a)〜(c)を参照して、認識部12が認識した操作指の移動が開始された後の操作画面70について説明する。

0111

図12(a)に示すように、操作部11における操作指の移動に応じて、図11(a)の状態から表示される楽曲が更新されている。具体的には、楽曲リスト71が下方向にスクロールすることにより、前景画像70aには、楽曲71A,71Bが含まれなくなり、代わりに、楽曲71Y、71Zが含まれるようになる。図12の状態では、カーソル76と、楽曲71Cが同じ位置に配置されており(カーソル76が楽曲71C上に配置されており)、楽曲71Cが選択された状態になっている。

0112

また、背景画像生成部23は、図12(b)に示すように、オブジェクト群77の一部部分を構成する粒子77bを、オブジェクト群77の他の粒子と異なる表示態様にした背景画像70bを生成する。このとき、操作部11における操作指の移動に応じて、オブジェクト群77のうちの色が異なる一部の粒子が、粒子77aから粒子77bに移り変わっている。具体的には、粒子77bは、粒子77aよりも下側に配置され、操作部11における操作指の移動方向に沿って、オブジェクト群77のうちの色が異なる一部分を構成する粒子が下方向に移り変わっている。

0113

そして、合成処理部24は、図12(a)の前景画像70aと、図12(b)の背景画像70bを合成して、操作画面70を生成する。図12(c)に示すように、操作画面70は、上下方向で並べて配置される楽曲リスト71の一部である楽曲71Y,71Z及び楽曲71A〜71Cと、楽曲71Cと同じ位置(即ち、楽曲71Cの上)に配置されるカーソル76を含む。また、操作画面70は、背景として、全体に亘り上下左右に等間隔で配置される粒子により構成されるオブジェクト群77を含み、オブジェクト群77の一部分を構成する粒子77bの色が、オブジェクト群77の他の粒子の色と異なる態様で表示される。本例では、粒子77bは、オブジェクト群77のうちの操作画面70の上下方向における中央付近に位置する2列分の粒子により構成されている。

0114

このように、ポインティングデバイス10(認識部12)により認識された操作指が操作部11上で移動した場合、オブジェクト群77の中で、異なる表示態様(他の粒子と色が異なる態様)で表示される一部分を構成する粒子(粒子77a,77b)が操作指の移動方向(下方向)に沿って移り変わっていく(図12(c)の白抜き矢印)。従って、ユーザは、オブジェクト群77における異なる表示態様の一部分が操作指の移動方向に沿って移動しているか(移り変わっているか)否かを視認することにより、ポインティングデバイス10による楽曲リスト71のスクロール操作が適切に継続できるか否かを容易に判断することができる。また、ユーザは、背景として表示されるオブジェクト群の全体の中で、異なる表示態様で表示される一部分を構成する粒子の移り変わる方向を見て、ポインティングデバイス10を用いた操作に応じて、操作画面70上で行われているスクロールの方向を容易に把握することができる。

0115

尚、本例では、多数の粒子を上下左右に等間隔で並べて構成されるオブジェクト群77を用いたが、例えば、オブジェクト群77の各粒子が配置される範囲を覆う平面状のグラフィックオブジェクト(平面オブジェクト)が用いられてもよい。かかる場合、ポインティングデバイス10(認識部12)が操作指を認識しない状態から操作指を認識する状態に遷移すると、粒子77aに相当する平面オブジェクトの一部分の色が変化する。そして、ポインティングデバイス10により認識された操作指の移動に応じて、色が異なる平面オブジェクトの一部分が粒子77aに相当する部分から粒子77bに相当する部分に移り変わっていく。かかる変形例においても、本例と同様の作用・効果を得ることができる。

0116

また、本例では、操作画面上に平面配置されるグラフィックオブジェクト群を用いたが、背景画像70b内に仮想的な3次元空間を設定し、当該3次元空間上に配置されるグラフィックオブジェクト或いはグラフィックオブジェクト群を用いてもよい。かかる変形例においても、本例と同様の作用・効果を得ることができる。

0117

以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

0118

1表示装置
10ポインティングデバイス
11 操作部
12 認識部
20 ECU(表示制御部)
21 状態受信部
22前景画像生成部
23背景画像生成部
24合成処理部
29 記憶部
30ディスプレイ(表示部)
40 操作画面
40a 前景画像
40b 背景画像
41〜45アイコン(複数の選択対象)
46カーソル
47グラフィックオブジェクト群(オブジェクト群)
47a,47b粒子(オブジェクト群の一部分)
50 操作画面
50a 前景画像
50b 背景画像
51〜55楽曲(複数の選択対象)
56 カーソル
57 グラフィックオブジェクト群(オブジェクト群)
57a,57b 粒子(オブジェクト群の一部分)
60 操作画面
61〜67 アイコン(複数の選択対象)
68 カーソル
69 グラフィックオブジェクト群(オブジェクト群)
69a,69b 粒子(オブジェクト群の一部分)
70 操作画面
70a 前景画像
70b 背景画像
71楽曲リスト
71A〜71Z 楽曲(複数の選択対象)
76 カーソル
77 グラフィックオブジェクト群(オブジェクト群)
77a,77b 粒子(オブジェクト群の一部分)

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