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技術 光コネクタおよび光ファイバケーブル接続方法

出願人 ヒロセ電機株式会社
発明者 松本伸一樋山善之
出願日 2016年4月4日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2016-075048
公開日 2017年10月12日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2017-187571
状態 未査定
技術分野 ライトガイドの機械的結合
主要キーワード 横断面形 メールコネクタ 中継アダプタ プッシュプル式 端面中心 バヨネット式 軸周り方向 二次被膜
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月12日)のものです。
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図面 (12)

課題

光ファイバケーブル同士を接続する光コネクタの構造を簡素化し、光コネクタの小型化、低コスト化を図る。

解決手段

光コネクタ1は、第1のフェルール21の先端部と第2のフェルール22の先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めするスリーブ27と、第1のフェルール21の先端部と第2のフェルール22の先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持する第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41と、第1のフェルール21の先端部と前記第2のフェルール22の先端部とが互いに押し合う力を生成するコイルばね51とを備えている。スリーブ27に取り付けられた第1のフェルール21および第2のフェルール22を、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41にそれぞれ収容し、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを互いに結合することで、光ファイバ同士を接続することができる。

概要

背景

光ファイバケーブル同士の接続は、それぞれの光ファイバケーブルの端部に取り付けられた光コネクタ同士を、中継アダプタを介して連結することにより行うのが一般的である。

すなわち、各光コネクタ内には、光ファイバケーブルの端部に取り付けられたフェルールが収容されている。また、各光コネクタにおいて、フェルールは、例えばコイルばね等の弾性部材により、当該光コネクタの先端に向かって軸方向に押圧されている。

一方の光コネクタは中継アダプタの一方から中継アダプタに接続されて係止され、他方の光コネクタは中継アダプタの反対側から中継アダプタに接続されて係止される。各光コネクタが中継アダプタにそれぞれ接続係止された状態では、中継アダプタ内において、一対のフェルールの先端部が同一軸線上において互いに向かい合うように位置決めされる。また、中継アダプタ内において、一対のフェルールの先端は互いに接触し、かつ互いに押し合う。一対のフェルールの先端が互いに押し合う力は、各光コネクタに設けられた上記弾性部材により生成される。

一対のフェルールの先端が同一軸線上において互いに向かい合って押し合うことにより、それぞれのフェルールの先端面中心部において露出した光ファイバの端面間にフィジカルコンタクトが形成される。これにより、双方の光ファイバケーブルの光ファイバ間における光信号の良好な伝搬が実現される。

下記の特許文献1には、光ファイバケーブル同士を接続する光中継装置が記載されている。

概要

光ファイバケーブル同士を接続する光コネクタの構造を簡素化し、光コネクタの小型化、低コスト化をる。光コネクタ1は、第1のフェルール21の先端部と第2のフェルール22の先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めするスリーブ27と、第1のフェルール21の先端部と第2のフェルール22の先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持する第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41と、第1のフェルール21の先端部と前記第2のフェルール22の先端部とが互いに押し合う力を生成するコイルばね51とを備えている。スリーブ27に取り付けられた第1のフェルール21および第2のフェルール22を、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41にそれぞれ収容し、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを互いに結合することで、光ファイバ同士を接続することができる。

目的

本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、構造の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる光コネクタおよび当該光コネクタを用いた光ファイバケーブル接続方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1の光ファイバケーブルに取り付けられた第1のフェルールの先端部および第2の光ファイバケーブルに取り付けられた第2のフェルールの先端部に取り付けられ、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めする位置決め部材と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持する第1の接続保持部材および第2の接続保持部材と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに押し合う力を生成する弾性部材とを備え、前記第1の接続保持部材は、第1のハウジングと、前記第1のハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記第1のフェルールを収容する第1の収容部と、前記第1のハウジングに設けられ、前記第1の収容部に収容された前記第1のフェルールを前記第2のフェルールに向けて軸方向に押圧する第1の押圧部と、前記第1のハウジングに設けられ、前記第2の接続保持部材と分離可能に結合する第1の結合部と、前記第1のハウジングの周部を軸方向に貫き、前記第1の収容部内と前記第1のハウジング外との間を連通させ、前記第1の光ファイバケーブルの外径以上の幅を有する第1のスリットとを備え、前記第2の接続保持部材は、第2のハウジングと、前記第2のハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記第2のフェルールを収容する第2の収容部と、前記第2のハウジングに設けられ、前記第2の収容部に収容された前記第2のフェルールを前記第1のフェルールに向けて軸方向に押圧する第2の押圧部と、前記第2のハウジングに設けられ、前記第1の結合部と分離可能に結合する第2の結合部と、前記第2のハウジングの周部を軸方向に貫き、前記第2の収容部内と前記第2のハウジング外との間を連通させ、前記第2の光ファイバケーブルの外径以上の幅を有する第2のスリットとを備え、前記弾性部材は、前記第1のフェルールと前記第1の押圧部との間、および前記第2のフェルールと前記第2の押圧部との間の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする光コネクタ

請求項2

前記第1の押圧部は、前記第1の収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であり、前記第2の押圧部は、前記第2の収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。

請求項3

前記第1の結合部は前記第1のハウジングの先端部から軸方向に突出し、前記第2の結合部は前記第2のハウジングの先端部に軸方向に形成された穴であり、前記第1の結合部および前記第2の結合部は、前記第1の結合部が前記第2の結合部内に嵌め込まれることにより結合することを特徴とする請求項1または2に記載の光コネクタ。

請求項4

前記第1の結合部および前記第2の結合部は、前記第1の結合部および前記第2の結合部が互いに結合した状態を保持する係止機構を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光コネクタ。

請求項5

前記位置決め部材は円筒状、または横断面C字状の棒状に形成され、前記位置決め部材は、前記第1のフェルールの先端部が当該位置決め部材の一端側から当該位置決め部材の内側に挿入され、かつ前記第2のフェルールの先端部が当該位置決め部材の他端側から当該位置決め部材の内側に挿入された状態で前記第1の接続保持部材内または前記第2の接続保持部材内に収容されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光コネクタ。

請求項6

光ファイバケーブルに取り付けられたフェルールの先端部に取り付けられ、フェルールの先端部を相手方フェルールの先端部と同一軸線上において向き合うように位置決めする位置決め部材と、前記相手方フェルールを保持する相手方フェルール保持部材と結合することにより、前記フェルールの先端部が前記相手方フェルールの先端部に押圧力を加えつつ接触した状態を保持する接続保持部材と、前記フェルールの先端部が前記相手方フェルールの先端部に加える押圧力を生成する弾性部材とを備え、前記接続保持部材は、ハウジングと、前記ハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記フェルールを収容する収容部と、前記ハウジングに設けられ、前記収容部に収容された前記フェルールを前記相手方フェルールに向けて軸方向に押圧する押圧部と、前記ハウジングに設けられ、前記相手方フェルール保持部材と分離可能に結合する結合部と、前記ハウジングの周部を軸方向に貫き、前記収容部内と前記ハウジング外との間を連通させ、前記光ファイバケーブルの外径以上の幅を有するスリットとを備え、前記弾性部材は、前記フェルールと前記押圧部との間に配置されていることを特徴とする光コネクタ。

請求項7

前記押圧部は、前記収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であることを特徴とする請求項6に記載の光コネクタ。

請求項8

前記結合部は、前記相手方フェルール保持部材と結合した状態を保持する係止機構を備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の光コネクタ。

請求項9

前記位置決め部材は円筒状、または横断面C字状の棒状に形成され、その内側に前記フェルールの先端部が挿入されることを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の光コネクタ。

請求項10

第1のフェルールの先端部と第2のフェルールの先端部とを位置決めする位置決め部材と、第1の収容部および前記第1の収容部の内部と外部との間を連通させる第1のスリットを有する第1の接続保持部材と、第2の収容部および前記第2の収容部の内部と外部との間を連通させる第2のスリットを有する第2の接続保持部材と、弾性部材と、前記第1の接続保持部材と前記第2の接続保持部材とを互いに係止させる係止機構とを備えた光コネクタを用いて第1の光ファイバケーブルと第2の光ファイバケーブルとを互いに接続する光ファイバケーブル接続方法であって、後端側に前記第1の光ファイバケーブルおよび前記弾性部材が取り付けられた前記第1のフェルールの先端部を前記位置決め部材の一端側に取り付け、かつ後端側に前記第2の光ファイバケーブルが取り付けられた前記第2のフェルールの先端部を前記位置決め部材の他端側に取り付けることにより、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めする位置決め工程と、前記第1の光ファイバケーブルを前記第1のスリットに通し、前記位置決め部材の一端側に取り付けられた前記第1のフェルールおよび前記弾性部材を前記第1の収容部内に入れ、かつ前記第2の光ファイバケーブルを前記第2のスリットに通し、前記位置決め部材の他端側に取り付けられた前記第2のフェルールを前記第2の収容部内に入れる収容工程と、前記位置決め部材を前記第1の接続保持部材内または前記第2の接続保持部材内に入れつつ、前記第1の接続保持部材および前記第2の接続保持部材を互いに押し合わせて前記弾性部材を弾性変形させることにより、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを互いに接触させて押し合わせる押合せ工程と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持しつつ、前記第1の接続保持部材と前記第2の接続保持部材とを前記係止機構により互いに係止させる係止工程とを備えていることを特徴とする光ファイバケーブル接続方法。

技術分野

0001

本発明は、光ファイバケーブル同士を接続する光コネクタおよび光ファイバケーブル接続方法に関する。

背景技術

0002

光ファイバケーブル同士の接続は、それぞれの光ファイバケーブルの端部に取り付けられた光コネクタ同士を、中継アダプタを介して連結することにより行うのが一般的である。

0003

すなわち、各光コネクタ内には、光ファイバケーブルの端部に取り付けられたフェルールが収容されている。また、各光コネクタにおいて、フェルールは、例えばコイルばね等の弾性部材により、当該光コネクタの先端に向かって軸方向に押圧されている。

0004

一方の光コネクタは中継アダプタの一方から中継アダプタに接続されて係止され、他方の光コネクタは中継アダプタの反対側から中継アダプタに接続されて係止される。各光コネクタが中継アダプタにそれぞれ接続係止された状態では、中継アダプタ内において、一対のフェルールの先端部が同一軸線上において互いに向かい合うように位置決めされる。また、中継アダプタ内において、一対のフェルールの先端は互いに接触し、かつ互いに押し合う。一対のフェルールの先端が互いに押し合う力は、各光コネクタに設けられた上記弾性部材により生成される。

0005

一対のフェルールの先端が同一軸線上において互いに向かい合って押し合うことにより、それぞれのフェルールの先端面中心部において露出した光ファイバの端面間にフィジカルコンタクトが形成される。これにより、双方の光ファイバケーブルの光ファイバ間における光信号の良好な伝搬が実現される。

0006

下記の特許文献1には、光ファイバケーブル同士を接続する光中継装置が記載されている。

先行技術

0007

特開平9−258065号公報

発明が解決しようとする課題

0008

上述したように、従来の一般的な技術において、光ファイバケーブル同士の接続には、それぞれの光ファイバケーブルの端部に取り付けられた一対の光コネクタと、これら光コネクタ同士を連結する中継アダプタを要する。各光コネクタは、独立したハウジングを備え、当該ハウジング内にフェルールを支持する支持構造を有し、さらに、当該ハウジング内に、フェルールを当該光コネクタの先端に向かって押圧する弾性部材を支持する構造を有し、さらにまた、当該ハウジングを中継アダプタに係止させる構造を備えている。また、中継アダプタは、独立したハウジングを備え、当該ハウジング内に、それぞれの光コネクタのフェルールの先端部を互いに同一軸線上に位置決めするための構造を備え、さらに、2つの光コネクタのハウジングを互いに向かい合うようにそれぞれ係止する構造を備えている。このように、従来の一般的な技術において、各光コネクタおよび中継アダプタはそれぞれ複雑な構造を有し、また、それゆえ大型であり、また、製造に高いコストがかかる。

0009

この点、上記特許文献1に記載の光中継装置は、光ファイバケーブル端部のフェルールの基部を分離可能に収容するとともに係止手段によって中継アダプタに着脱自在に係止され、中継アダプタに係止された際に中継アダプタに対してスリーブの一端側から通されたフェルールをスリーブの中継アダプタに対して他端側に付勢する付勢手段を支持するキャップを備えている。当該光中継装置によれば、光ファイバケーブル端部にメールコネクタを組み付けることなく中継アダプタに光ファイバケーブルを省スペースで接続することができる旨が特許文献1に記載されている。

0010

しかしながら、特許文献1に記載の光中継装置は、光ファイバケーブル同士の接続に、一対の光コネクタと中継アダプタを要する点は従来の一般的な技術と同じである。また、当該光中継装置において、各光コネクタが、フェルールおよび弾性部材を支持する構造を有する独立したハウジングを備え、当該ハウジングを中継アダプタに係止させる構造を有する点も従来の一般的な技術と同じである。また、当該光中継装置において、中継アダプタが、それぞれの光コネクタのフェルールの先端部を位置決めする構造を有する独立したハウジングを備え、当該ハウジングに2つの光コネクタのハウジングを向かい合うようにそれぞれ係止する構造を有する点も従来の一般的な技術と同じである。このように特許文献1に記載の光中継装置は、各光コネクタのハウジング(キャップ)におけるフェルールおよび弾性部材の支持構造が若干簡素化されているものの、全体として見れば、依然として複雑な構造を有し、それゆえ、小型化または低コスト化は容易でない。

0011

本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、構造の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる光コネクタおよび当該光コネクタを用いた光ファイバケーブル接続方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するために、本発明の第1の光コネクタは、第1の光ファイバケーブルに取り付けられた第1のフェルールの先端部および第2の光ファイバケーブルに取り付けられた第2のフェルールの先端部に取り付けられ、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めする位置決め部材と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持する第1の接続保持部材および第2の接続保持部材と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに押し合う力を生成する弾性部材とを備え、前記第1の接続保持部材は、第1のハウジングと、前記第1のハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記第1のフェルールを収容する第1の収容部と、前記第1のハウジングに設けられ、前記第1の収容部に収容された前記第1のフェルールを前記第2のフェルールに向けて軸方向に押圧する第1の押圧部と、前記第1のハウジングに設けられ、前記第2の接続保持部材と分離可能に結合する第1の結合部と、前記第1のハウジングの周部を軸方向に貫き、前記第1の収容部内と前記第1のハウジング外との間を連通させ、前記第1の光ファイバケーブルの外径以上の幅を有する第1のスリットとを備え、前記第2の接続保持部材は、第2のハウジングと、前記第2のハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記第2のフェルールを収容する第2の収容部と、前記第2のハウジングに設けられ、前記第2の収容部に収容された前記第2のフェルールを前記第1のフェルールに向けて軸方向に押圧する第2の押圧部と、前記第2のハウジングに設けられ、前記第1の結合部と分離可能に結合する第2の結合部と、前記第2のハウジングの周部を軸方向に貫き、前記第2の収容部内と前記第2のハウジング外との間を連通させ、前記第2の光ファイバケーブルの外径以上の幅を有する第2のスリットとを備え、前記弾性部材は、前記第1のフェルールと前記第1の押圧部との間、および前記第2のフェルールと前記第2の押圧部との間の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする。

0013

本発明のこの態様においては、位置決め部材により先端部が同一軸線上において互いに向き合うように位置決めされた第1のフェルールおよび第2のフェルールを、第1の接続保持部材の第1のハウジングおよび第2の接続保持部材の第2のハウジングにそれぞれ収容し、その状態で、第1の接続保持部材の第1の結合部と第2の接続保持部材の第2の結合部とを互いに結合する。弾性部材が第1のフェルールと第1の押圧部との間に配置されている場合には、第1の結合部と第2の結合部とを結合することにより、弾性部材が第1の押圧部により押されて弾性変形し、第1のフェルールが第2のフェルールに向かって弾性部材により押され、これに伴い、第2のフェルールが第1のフェルールに向かって第2の押圧部により押される(一方、弾性部材が第2のフェルールと第2の押圧部との間に配置されている場合には、第1の結合部と第2の結合部とを結合することにより、弾性部材が第2の押圧部により押されて弾性変形し、第2のフェルールが第1のフェルールに向かって弾性部材により押され、これに伴い、第1のフェルールが第2のフェルールに向かって第1の押圧部により押される)。この結果、第1のフェルールの先端部と第2のフェルールの先端部とが互いに接触して押し合い、第1の光ファイバケーブルの光ファイバと第2の光ファイバケーブルの光ファイバとの間にフィジカルコンタクトが形成される。従来は、光ファイバケーブル同士を接続するために、それぞれのフェルールの先端部を位置決めする構造を有する独立したハウジングを備え、当該ハウジングに2つの光コネクタのハウジングを向かい合うようにそれぞれ係止する構造を有する中継アダプタが必要であったが、本発明の本態様の光コネクタによれば、このような中継アダプタが不要になり、それゆえ、中継アダプタを廃することができる。したがって、光コネクタの構造の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる。

0014

また、第1のハウジングは第1のスリットを有している。それゆえ、第1の光ファイバケーブルに第1のフェルールが取り付けられた状態のまま、第1の光ファイバケーブルを第1のスリットに通すことにより、第1のフェルールから第1の接続保持部材を取り外すことができ、また、第1のフェルールに第1の接続保持部材を取り付けることができる。また、同様に、第2のハウジングは第2のスリットを有しているので、第2の光ファイバケーブルに第2のフェルールが取り付けられた状態のまま、第2のフェルールに対して第2の接続保持部材の脱着を行うことができる。したがって、光コネクタの分解または組立を簡単に行うことができ、光ファイバケーブルの交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。

0015

また、上述した本発明の第1の光コネクタにおいて、前記第1の押圧部は、前記第1の収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であり、前記第2の押圧部は、前記第2の収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であることが好ましい。

0016

本発明のこの態様によれば、第1のフェルールの先端部と第2のフェルールの先端部とを互いに接触させ、押し合うようにする構造を簡素化することができる。

0017

また、上述した本発明の第1の光コネクタにおいて、前記第1の結合部は前記第1のハウジングの先端部から軸方向に突出し、前記第2の結合部は前記第2のハウジングの先端部に軸方向に形成された穴であり、前記第1の結合部および前記第2の結合部は、前記第1の結合部が前記第2の結合部内に嵌め込まれることにより結合することが好ましい。

0018

本発明のこの態様によれば、第1の接続保持部材と第2の接続保持部材とを結合させる構造を簡素化することができる。

0019

また、上述した本発明の第1の光コネクタにおいて、前記第1の結合部および前記第2の結合部は、前記第1の結合部および前記第2の結合部が互いに結合した状態を保持する係止機構を備えていることが好ましい。

0020

本発明のこの態様によれば、第1の接続保持部材と第2の接続保持部材とが結合した状態を保持する構造を簡素化することができる。

0021

また、上述した本発明の第1の光コネクタにおいて、前記位置決め部材は円筒状、または横断面C字状の棒状に形成され、前記位置決め部材は、前記第1のフェルールの先端部が当該位置決め部材の一端側から当該位置決め部材の内側に挿入され、かつ前記第2のフェルールの先端部が当該位置決め部材の他端側から当該位置決め部材の内側に挿入された状態で前記第1の接続保持部材内または前記第2の接続保持部材内に収容されていることが好ましい。

0022

本発明のこの態様によれば、第1のフェルールの先端部と第2のフェルールの先端部とを位置決めする構造を簡素化することができる。

0023

上記課題を解決するために、本発明の第2の光コネクタは、光ファイバケーブルに取り付けられたフェルールの先端部に取り付けられ、フェルールの先端部を相手方フェルールの先端部と同一軸線上において向き合うように位置決めする位置決め部材と、前記相手方フェルールを保持する相手方フェルール保持部材と結合することにより、前記フェルールの先端部が前記相手方フェルールの先端部に押圧力を加えつつ接触した状態を保持する接続保持部材と、前記フェルールの先端部が前記相手方フェルールの先端部に加える押圧力を生成する弾性部材とを備え、前記接続保持部材は、ハウジングと、前記ハウジングの中心部を軸方向に貫く孔であり、その内部に、前記位置決め部材が取り付けられた前記フェルールを収容する収容部と、前記ハウジングに設けられ、前記収容部に収容された前記フェルールを前記相手方フェルールに向けて軸方向に押圧する押圧部と、前記ハウジングに設けられ、前記相手方フェルール保持部材と分離可能に結合する結合部と、前記ハウジングの周部を軸方向に貫き、前記収容部内と前記ハウジング外との間を連通させ、前記光ファイバケーブルの外径以上の幅を有するスリットとを備え、前記弾性部材は、前記フェルールと前記押圧部との間に配置されていることを特徴とする。

0024

本発明のこの態様によれば、上述したような複雑な構造を有する従来の中継アダプタを廃することができ、光コネクタの構造の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる。また、ハウジングはスリットを有しているので、光ファイバケーブルにフェルールが取り付けられた状態のまま、フェルールに対して接続保持部材の脱着を行うことができる。したがって、光コネクタの分解または組立を簡単に行うことができ、光ファイバケーブルの交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。

0025

また、上述した本発明の第2の光コネクタにおいて、前記押圧部は、前記収容部を形成する孔の一部が縮径することにより形成されている段部であることが好ましい。

0026

本発明のこの態様によれば、フェルールの先端部と相手方フェルールの先端部とを互いに接触させ、押し合うようにする構造を簡素化することができる。

0027

また、上述した本発明の第2の光コネクタにおいて、前記結合部は、前記相手方フェルール保持部材と結合した状態を保持する係止機構を備えていることが好ましい。

0028

本発明のこの態様によれば、接続保持部材と相手方フェルール保持部材とが結合した状態を保持する構造を簡素化することができる。

0029

また、上述した本発明の第2の光コネクタにおいて、前記位置決め部材は円筒状、または横断面C字状の棒状に形成され、その内側に前記フェルールの先端部が挿入されることが好ましい。

0030

本発明のこの態様によれば、フェルールの先端部と相手方フェルールの先端部とを位置決めする構造を簡素化することができる。

0031

上記課題を解決するために、本発明の光ファイバケーブル接続方法は、第1のフェルールの先端部と第2のフェルールの先端部とを位置決めする位置決め部材と、第1の収容部および前記第1の収容部の内部と外部との間を連通させる第1のスリットを有する第1の接続保持部材と、第2の収容部および前記第2の収容部の内部と外部との間を連通させる第2のスリットを有する第2の接続保持部材と、弾性部材と、前記第1の接続保持部材と前記第2の接続保持部材とを互いに係止させる係止機構とを備えた光コネクタを用いて第1の光ファイバケーブルと第2の光ファイバケーブルとを互いに接続する光ファイバケーブル接続方法であって、後端側に前記第1の光ファイバケーブルおよび前記弾性部材が取り付けられた前記第1のフェルールの先端部を前記位置決め部材の一端側に取り付け、かつ後端側に前記第2の光ファイバケーブルが取り付けられた前記第2のフェルールの先端部を前記位置決め部材の他端側に取り付けることにより、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めする位置決め工程と、前記第1の光ファイバケーブルを前記第1のスリットに通し、前記位置決め部材の一端側に取り付けられた前記第1のフェルールおよび前記弾性部材を前記第1の収容部内に入れ、かつ前記第2の光ファイバケーブルを前記第2のスリットに通し、前記位置決め部材の他端側に取り付けられた前記第2のフェルールを前記第2の収容部内に入れる収容工程と、前記位置決め部材を前記第1の接続保持部材内または前記第2の接続保持部材内に入れつつ、前記第1の接続保持部材および前記第2の接続保持部材を互いに押し合わせて前記弾性部材を弾性変形させることにより、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とを互いに接触させて押し合わせる押合せ工程と、前記第1のフェルールの先端部と前記第2のフェルールの先端部とが互いに接触して押し合った状態を保持しつつ、前記第1の接続保持部材と前記第2の接続保持部材とを前記係止機構により互いに係止させる係止工程とを備えていることを特徴とする。

0032

本発明のこの態様によれば、第1のフェルールに第1の光ファイバケーブルおよび弾性部材を取り付け、第2のフェルールに第2の光ファイバケーブルを取り付けた後に、第1のフェルール、第2のフェルール、位置決め部材、第1の接続保持部材および第2の接続保持部材を組み合わせて光コネクタを組み立てることができ、これにより、第1の光ファイバケーブルと第2の光ファイバケーブルとを接続することができる。第1の光ファイバケーブルと第2の光ファイバケーブルとを接続または分離する際に、光コネクタの組立または分解を簡単に行うことができるので、光ファイバケーブルの交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。

発明の効果

0033

本発明によれば、光ファイバケーブル同士を接続する光コネクタの構造を簡素化することができ、それゆえ、光コネクタの小型化および低コスト化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0034

本発明の実施形態による光コネクタを示す外観斜視図である。
図1中の光コネクタを上から見た状態を示す外観図である。
図2中の光コネクタを矢示IIIーIII方向から見た断面図である。
本発明の実施形態による光コネクタにおける第1のフェルール、第2のフェルール、スリーブおよびコイルばね等を示す斜視図である。
本発明の実施形態による光コネクタにおける第1の接続保持部材を示す外観斜視図である。
図5中の第1の接続保持部材を矢示VI方向から見た外観図である。
図6中の第1の接続保持部材を矢示VIIーVII方向から見た断面図である。
本発明の実施形態による光コネクタにおける第2の接続保持部材を示す外観斜視図である。
図8中の第2の接続保持部材を矢示IX方向から見た外観図である。
図9中の第2の接続保持部材を矢示XーX方向から見た断面図である。
本発明の実施形態による光コネクタの組立工程(光ファイバケーブル接続方法)を示す説明図である。

実施例

0035

図1ないし図3は本発明の実施形態による光コネクタを示している。詳しくは、図1は当該光コネクタの外観斜視図であり、図2図1中の光コネクタを上から見た外観図であり、図3図2中の矢示III−III方向から見た光コネクタの断面図である。また、図4は、当該光コネクタにおける第1のフェルール、第2のフェルール、スリーブおよびコイルばね等を示している。なお、説明の便宜上、図1に示すように、光コネクタ1の第1の接続保持部材31において、第2の接続保持部材41に結合される側を先端側といい、その反対側を基端側という。また、光コネクタ1の第2の接続保持部材41において、第1の接続保持部材31に結合される側を先端側といい、その反対側を基端側という。また、図4に示すように、第1のフェルール21において、第2のフェルール22と向かい合う側を先端側といい、その反対側を基端側という。また、第2のフェルール22において、第1のフェルール21と向かい合う側を先端側といい、その反対側を基端側という。

0036

図1において、本発明の実施形態による光コネクタ1は、光ファイバケーブル11、12同士を接続するコネクタである。図3に示すように、第1の光ファイバケーブル11は、単心光ファイバ心線である。第1の光ファイバケーブル11は、光ファイバ13の外周側を一次被膜14で覆い、その外周側を二次被膜15で覆うことにより形成されている。第2の光ファイバケーブル12も第1の光ファイバケーブル11と同様に形成されている。

0037

図4に示すように、第1の光ファイバケーブル11の端部には、第1のフェルール21が取り付けられている。第1のフェルール21は、キャピラリ23、およびキャピラリ支持部24を備えている。

0038

キャピラリ23は、光ファイバ13を支持し、かつ位置決めする部材である。キャピラリ23は、例えばジルコニア等のセラミック、またはガラス等により形成されている。キャピラリ23は円柱状に形成され、その中心には小径の孔が軸方向に貫通している。

0039

キャピラリ支持部24は、キャピラリ23を支持する部材である。キャピラリ支持部24は、例えばステンレス鋼等の金属により、円筒状に形成されている。キャピラリ支持部24の先端側の内側にはキャピラリ23が取り付けられている。また、キャピラリ支持部24の先端側の外側にはフランジ部25が形成されている。すなわち、キャピラリ支持部24の外周側において、その先端側が基端側よりも径方向外向きに全周にわたって突出しており、その突出した鍔状の部分がフランジ部25である。

0040

図3に示すように、第1のフェルール21の中心部には第1の光ファイバケーブル11が挿通されている。具体的には、キャピラリ支持部24の基端側の内側には、第1の光ファイバケーブル11の端部の全部分が挿入されている。また、キャピラリ支持部24の先端側の内側およびキャピラリ23の中心に形成された孔内には、第1の光ファイバケーブル11の端部において一次被膜14および二次被膜15が除去されたの光ファイバ13が挿入されている。また、キャピラリ23の先端面23Aは、例えばドーム形状鏡面研磨されており、その中心部には光ファイバ13の端面が露出している。

0041

また、図4に示すように、第2の光ファイバケーブル12の端部には、第2のフェルール22が取り付けられている。第2のフェルール22は第1のフェルール21と同様に構成され、大きさも同じである。

0042

図3に示すように、光コネクタ1は、スリーブ27、第1の接続保持部材31、第2の接続保持部材41およびコイルばね51を備えている。

0043

スリーブ27は、図4に示すように、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端部と第2のフェルール22のキャピラリ23の先端部とを同一軸線上において互いに向き合うように位置決めする機能を有している。具体的には、スリーブ27は、第1のフェルール21に取り付けられた第1の光ファイバケーブル11の光ファイバ13の光軸と、第2のフェルール22に取り付けられた第2の光ファイバケーブル12の光ファイバ13の光軸とを一致させる。また、スリーブ27は、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aに露出した第1の光ファイバケーブル11の光ファイバ13の端面と、第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aに露出した第2の光ファイバケーブル12の光ファイバ13の端面とを互いに密に接触させ、これら光ファイバ13間にフィジカルコンタクトを形成する。なお、スリーブ27は「位置決め部材」の具体例である。

0044

本実施形態において、スリーブ27は例えばステンレス鋼等の金属により、円筒状に形成されている。スリーブ27の内径は、第1のフェルール21のキャピラリ23および第2のフェルール22のキャピラリ23のそれぞれの外径と等しいか、それらよりも極僅かに大きい。図3に示すように、スリーブ27には、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端側がスリーブ27の一端側から挿入されている。また、スリーブ27には、第2のフェルール22のキャピラリ23の先端側がスリーブ27の他端側から挿入されている。そして、スリーブ27は、第1のフェルール21および第2のフェルール22のそれぞれのキャピラリ23が挿入された状態で、第1の接続保持部材31の嵌合部35内に収容されている。

0045

第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41は、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとが互いに接触して押し合った状態を保持する部材である。ここで、図5ないし図7は第1の接続保持部材31を示している。詳しくは、図5は第1の接続保持部材31の外観斜視図であり、図6図5中の第1の接続保持部材31を矢示VI方向から見た外観図であり、図7図6中の第1の接続保持部材31を矢示VIIーVII方向から見た断面図である。

0046

第1の接続保持部材31は、基本的には、光コネクタ1の外殻を形成する機能、第1のフェルール21を内部に収容してこれを支持する機能、および、第2の接続保持部材41と協働することにより、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとを接触させ、両者を所定の押圧力で押し合わせ、両者が接触して押し合った状態を保持する機能を有している。

0047

第1の接続保持部材31は、図5に示すように、第1のハウジング32を備えている。第1のハウジング32は例えば樹脂材料により形成されている。第1のハウジング32は、全体的に見て柱状に形成されている。また、図7に示すように、第1のハウジング32には、その中心部を軸方向に貫く孔が形成され、当該孔の内部には第1のフェルール収容部33が形成されている。第1のフェルール収容部33は円形の孔であり、第1のフェルール収容部33において第1の段部34よりも先端側の部分の直径は、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24のフランジ部25の外径、コイルばね51の外径、およびスリーブ27の外径よりも大きい。本実施形態においては、第1のフェルール収容部33の当該部分の直径は、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24のフランジ部25の外径、またはコイルばね51の外径よりも僅かに大きい程度に設定されている。第1のフェルール収容部33内には、図3に示すように、スリーブ27が取り付けられた第1のフェルール21およびコイルばね51が収容されている。なお、第1のフェルール収容部33は「第1の収容部」の具体例である。

0048

また、図7に示すように、第1のハウジング32において、第1のフェルール収容部33の基端側には、第1の段部34が設けられている。第1の段部34は、第1のフェルール収容部33に収容された第1のフェルール21を、コイルばね51を介して第2のフェルール22に向けて軸方向に押圧する機能を有している。第1の段部34は、第1のフェルール収容部33を形成する孔の基端側の部分を縮径させることにより形成されている。図3に示すように、第1のフェルール収容部33に収容された第1のフェルール21のフランジ部25と第1の段部34との間にはコイルばね51が配置され、第1の段部34にはコイルばね51の基端部分が接触している。なお、第1の段部34は「第1の押圧部」の具体例である。

0049

また、第1のフェルール収容部33において、第1の段部34よりも基端側の直径は、第1の段部34よりも先端側の直径よりも小さくなっており、当該直径は、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24の基端部(フランジ部25が形成されていない部分)の外径と等しいか、それよりも僅かに大きく設定されている。この第1のフェルール収容部33の基端側には、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24の基端部が嵌合されている。第1のフェルール21のキャピラリ支持部24の基端部は、第1のフェルール収容部33の基端側により、当該第1のフェルール収容部33の基端側に対して径方向に移動不能であるが、軸方向には移動可能となるように支持されている。

0050

また、図7に示すように、第1のハウジング32の先端側には嵌合部35が設けられている。嵌合部35は、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを分離可能に結合する機能を有している。ここにいう分離可能な結合とは、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが互いに係止されて両者を互いに引き離すことができない状態と、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41との係止が解除されて両者を互いに引き離すことができる状態とを切り換えることができるといった意味である。

0051

嵌合部35は第1のハウジング32の先端部から軸方向に突出しており、全体的に見て円筒状に形成されている。嵌合部35の内側は第1のフェルール収容部33と連続しており、嵌合部35の内径は、第1のフェルール収容部33において第1の段部34よりも先端側の部分の直径と等しい。また、嵌合部35の外径は、第1のハウジング32の外径よりも小さく、当該外径は、後述する第2の接続保持部材41の第2のハウジング42に形成された嵌合穴45の内径と等しいか、それよりも僅かに小さく設定されている。図3に示すように、嵌合部35は嵌合穴45に嵌め込まれる。

0052

また、図5に示すように、嵌合部35には一対の係止突起36が設けられている。係止突起36は、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが互いに結合した状態を保持する機能を有している。各係止突起36は、嵌合部35の外周面から径方向外向きに突出している。また、一対の係止突起36は、図6に示すように、嵌合部35の外周面において周方向に例えば180度の間隔を置いて配置されている。各係止突起36は、後述する第2の接続保持部材41の第2のハウジング42に形成された係止孔46と係合する。係止突起36は係止孔46と共にバヨネット式の係止機構を構成する。なお、嵌合部35および係止突起36は「第1の結合部」の具体例である。また、係止突起36は係止孔46と共に「係止機構」の具体例である。

0053

また、図5に示すように、第1のハウジング32には第1のスリット37が形成されている。第1のスリット37は、第1のハウジング32および嵌合部35のそれぞれの周部の一部(1箇所)に形成されている。第1のスリット37は、第1のハウジング32および嵌合部35のそれぞれの周部を軸方向に貫いている。また、第1のスリット37は、図6に示すように、第1のフェルール収容部33内と第1のハウジング32外との間、および嵌合部35の内側と外側との間を連通させている。また、第1のスリット37は、第1のフェルール21の最大外径(本実施形態においてはフランジ部25の外径)よりも小さく、かつ第1の光ファイバケーブル11の外径以上の幅を有している。第1のスリット37は、第1の光ファイバケーブル11の外径以上の幅を有しているので、第1の光ファイバケーブル11と第2の光ファイバケーブル12とを接続し、または分離する際に、第1の光ファイバケーブル11を第1のスリット37に通すことにより、第1のフェルール21を第1のフェルール収容部33内に入れ、または第1のフェルール収容部33外へ出すことができる。また、第1のスリット37は、第1のフェルール21の最大外径よりも小さい幅を有しているので、第1のフェルール収容部33内に収容した第1のフェルール21が第1のフェルール収容部33から容易に抜け出ることを防止することができる。本実施形態では、第1のスリット37は、第1のフェルール21の最小外径よりも小さく、かつ第1の光ファイバケーブル11の外径以上の幅を有している。これにより、第1のフェルール21を第1のフェルール収容部33内において径方向に移動しないように安定した状態で支持することができる。

0054

また、図5に示すように、第1のハウジング32の基端側には第1の把持部38が形成されている。第1の把持部38は、第1のハウジング32の外周の横断面形状を、例えばほぼ四角い形状とすることにより形成されている。第1の光ファイバケーブル11と第2の光ファイバケーブル12とを接続し、または分離する際には、第1の把持部38を指で挟んで、第1の接続保持部材31を容易に持つことができ、また、係止突起36を係止孔46に係止させるために、第1の接続保持部材31を第2の接続保持部材41に対して軸周り方向に容易に回転させることができる。また、光コネクタ1を例えば基板上に載置する際に、光コネクタ1が転がって不安定になることを防止することができる。

0055

図8ないし図10は第2の接続保持部材41を示している。詳しくは、図8は第2の接続保持部材41の外観斜視図であり、図9図8中の第2の接続保持部材41を矢示IX方向から見た外観図であり、図10図9中の第2の接続保持部材41を矢示XーX方向から見た断面図である。

0056

第2の接続保持部材41は、図8に示すように、第2のハウジング42を備えている。第2のハウジング42は、第1のハウジング32と同様に、例えば樹脂材料により、全体的に見て柱状に形成されている。また、図10に示すように、第2のハウジング42には、その中心部を軸方向に貫く孔が形成され、当該孔の内部には第2のフェルール収容部43が形成されている。第2のフェルール収容部43は円形の孔であり、その直径は、第1のフェルール収容部33と同様である。第2のフェルール収容部43内には、図3に示すように、スリーブ27が取り付けられた第2のフェルール22が収容されている。なお、第2のフェルール収容部43は「第2の収容部」の具体例である。

0057

また、図10に示すように、第2のハウジング42において、第2のフェルール収容部43の基端側には、第2の段部44が設けられている。第2の段部44は、第2のフェルール収容部43に収容された第2のフェルール22を第1のフェルール21に向かって軸方向に押圧する機能を有している。第2の段部44は、第2のフェルール収容部43を形成する孔の基端側の部分を縮径させることにより形成されている。図3に示すように、第2の段部44には第2のフェルール22のフランジ部25において基端側を向けた面が接触している。なお、第1の段部34は「第2の押圧部」の具体例である。また、第2のフェルール収容部43において、第2の段部44よりも基端側の部分の直径は、第1のフェルール収容部33において第1の段部34よりも基端側の部分の直径と同様に設定されている。第2のフェルール22のキャピラリ支持部24の基端部は、第2のフェルール収容部43の基端側により、当該第2のフェルール収容部43の基端側に対して径方向に移動不能であるが、軸方向には移動可能となるように支持されている。

0058

また、図10に示すように、第2のハウジング42の先端側には嵌合穴45が設けられている。嵌合穴45は、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを分離可能に結合する機能を有している。嵌合穴45は、第2のハウジング42の先端部に軸方向に形成された円形の穴である。嵌合穴45の内側は第2のフェルール収容部43と連通している。嵌合穴45の直径は、第2のフェルール収容部43の直径よりも大きく、当該直径は、第1の接続保持部材31の第1のハウジング32に形成された嵌合部35の外径と等しいか、それよりも僅かに大きく設定されている。図3に示すように、嵌合穴45には嵌合部35が嵌め込まれる。

0059

また、図8に示すように、嵌合穴45には一対の係止孔46が設けられている。係止孔46は、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが互いに結合した状態を保持する機能を有している。各係止孔46は、嵌合穴45の周壁部に形成されている。また、一対の係止孔46は、嵌合穴45の周壁部において周方向に例えば180度の間隔を置いて配置されている。各係止孔46は、嵌合穴45の周方向に長い形状を有している。各係止孔46は、第1の接続保持部材31の第1のハウジング32に形成された係止突起36と係合する。また、嵌合穴45の先端部の内周側には、各係止突起36を係止孔46へ導き入れるための溝47が形成されている。

0060

また、図8に示すように、第2のハウジング42には、第2のスリット48が形成されている。第2のスリット48は、第2のハウジング42の周部の一部(1箇所)に形成されている。第2のスリット48は、第2のハウジング42の周部を軸方向に貫いている。また、第2のスリット48は、図9に示すように、第2のフェルール収容部43内と第2のハウジング42外との間を連通させている(嵌合穴45の内側と外側との間をも連通させている)。また、第2のスリット48は、第2のフェルール22の最大外径よりも小さく、かつ第2の光ファイバケーブル12の外径以上の幅を有している。本実施形態において、第2のスリット48は、第2のフェルール22の最小外径よりも小さく、かつ第2の光ファイバケーブル12の外径以上の幅を有している。第2のスリット48は、第1のハウジング32に形成された第1のスリット37と同様の作用効果を有している。

0061

また、図8に示すように、第2のハウジング42の基端側には第2の把持部49が形成されている。第2の把持部49は、第1のハウジング32に形成された第1の把持部38と同様の構成および作用効果を有している。

0062

一方、図3に示すように、コイルばね51は、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとが互いに押し合う力を生成する部材である。本実施形態において、コイルばね51は、第1のフェルール21と第1の段部34との間に配置されている。また、コイルばね51は、図4に示すように、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24の基端側の外周側に装着されている。図3に示すように、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが結合した状態では、コイルばね51は、第1の段部34に押され、軸方向に弾性力をもって収縮している。これにより、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとの間に、フィジカルコンタクトを形成するのに適切な押圧力が生成されている。なお、コイルばね51は「弾性部材」の具体例である。

0063

図11は、光コネクタ1を用いて、第1の光ファイバケーブル11と第2の光ファイバケーブル12とを接続する方法を示している。まず、第1の光ファイバケーブル11の端部に第1のフェルール21を取り付け、第2の光ファイバケーブル12の端部に第2のフェルール22を取り付ける。次に、第1のフェルール21のキャピラリ支持部24にコイルばね51を装着する。なお、コイルばね51は、第1の光ファイバケーブル11に第1のフェルール21を取り付ける前に第1の光ファイバケーブル11に通しておいてもよいし、第1の光ファイバケーブル11に第1のフェルール21を取り付けた後に、第1の光ファイバケーブル11に横から引っ掛けねじ込むことにより取り付けてもよい。

0064

次に、図11(A)に示すように、第1のフェルール21のキャピラリ23と第2のフェルール22のキャピラリ23をスリーブ27内にスリーブ27の両端からそれぞれ挿入する。これにより、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端部と第2のフェルール22のキャピラリ23の先端部とが同一軸線上において互いに向き合うように位置決めされる(位置決め工程)。

0065

次に、図11(B)に示すように、第1のフェルール21が取り付けられた第1の光ファイバケーブル11を、第1の接続保持部材31の第1のスリット37に通し、第1の光ファイバケーブル11を第1のフェルール収容部33内に入れる。次に、第2のフェルール22が取り付けられた第2の光ファイバケーブル12を、第2の接続保持部材41の第2のスリット48に通し、第2の光ファイバケーブル12を第2のフェルール収容部43内に入れる。次に、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41を互いに接近させる。これにより、コイルばね51および第1のフェルール21が第1のフェルール収容部33内に入り、第2のフェルール22が第2のフェルール収容部43内に入る(収容工程)。

0066

続いて、第1のフェルール21のキャピラリ23および第2のフェルール22のキャピラリ23がそれぞれ挿入されたスリーブ27を嵌合部35の内側に位置させつつ、嵌合部35を嵌合穴45に嵌め込む。このとき、各係止突起36を、第2のハウジング42の先端部に形成された溝47に通し、係止孔46内に入れる。そして、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが軸方向に互い押し合うように両者に軽く力を加える。これにより、コイルばね51が収縮し、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとが密に接触する(押合せ工程)。

0067

次に、第1の接続保持部材31を第2の接続保持部材41に対して軸周り方向(図11(B)において時計回り方向)に45度程度回転させる。これにより、各係止突起36が係止孔46に係止される(係止工程)。各係止突起36が係止孔46に係止された後は、コイルばね51が収縮した状態が保持され、この結果、図1ないし図3に示すように、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端面23Aと第2のフェルール22のキャピラリ23の先端面23Aとが密に接触した状態、すなわち、第1の光ファイバケーブル11の光ファイバ13の端面と第2の光ファイバケーブル12の光ファイバ13の端面との間にフィジカルコンタクトが形成された状態が保持される。また、コイルばね51の弾性力により各係止突起36が係止孔46の縁に押圧され、各係止突起36が係止孔46に係止された状態が保持される。

0068

一方、図1に示すように、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とが互いに結合された状態で、第1の接続保持部材31を第2の接続保持部材41に対して軸周り方向(図1において反時計回り方向)に45度程度回転させることにより、各係止突起36と係止孔46との係止を解除することができ、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを分離させることができる。さらに、第1のフェルール収容部33に収容された第1のフェルール21に対して第1の接続保持部材31を基端側へ軸方向に移動させた後、第1の光ファイバケーブル11を第1のスリット37に通すことで、第1の光ファイバケーブル11が取り付けられた第1のフェルール21から、第1の接続保持部材31を取り外すことができる。同様に、第2のフェルール収容部43に収容された第2のフェルール22に対して第2の接続保持部材41を基端側へ軸方向に移動させた後、第2の光ファイバケーブル12を第2のスリット48に通すことで、第2の光ファイバケーブル12が取り付けられた第2のフェルール22から、第2の接続保持部材41を取り外すことができる。

0069

以上説明した通り、本発明の実施形態による光コネクタ1では、スリーブ27に取り付けられた第1のフェルール21および第2のフェルール22を、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41にそれぞれ収容し、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを互いに結合することにより、第1の光ファイバケーブル11と第2の光ファイバケーブル12とを接続する。このように、光コネクタ1によれば、光ファイバケーブル同士の接続を単純な構造により実現することができる。

0070

また、光コネクタ1が備える部品は、スリーブ27、第1の接続保持部材31、第2の接続保持部材41およびコイルばね51である。このように、光コネクタ1によれば、光コネクタを形成する部品点数を少なくすることができる。

0071

また、光コネクタ1において、スリーブ27は単純な円筒状の金属片であり、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41はそれぞれ、例えば樹脂成形により容易に(複数の部片を組み付けることなく)形成できる単純な形状を有する単一部材であり、コイルばね51は単純な金属片である。このように、光コネクタ1によれば、光コネクタを構成するそれぞれの部品を単純な構造とすることができる。

0072

また、光コネクタ1では、第1の段部34および第2の段部44により、コイルばね51、第1のフェルール21および第2のフェルール22を押圧し、第1の光ファイバケーブル11の光ファイバ13と第2の光ファイバケーブル12の光ファイバ13との間にフィジカルコンタクトを形成する。このように、光コネクタ1によれば、光ファイバ間のフィジカルコンタクトの形成に要する押圧力を簡単な構造により生成することができる。また、光コネクタ1では、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを結合させるだけで、光ファイバ間にフィジカルコンタクトを形成するための押圧力を発生させることができる。また、光コネクタ1では、単一のコイルばね51により、光ファイバ間のフィジカルコンタクトを形成することができ、部品点数および組立工数を削減することができる。

0073

また、従来は、光ファイバケーブル同士を接続するために、それぞれのフェルールの先端部を位置決めする構造を有する独立したハウジングを備え、当該ハウジングに2つの光コネクタのハウジングを向かい合うようにそれぞれ係止する構造を有する中継アダプタが必要であったが、本発明の実施形態による光コネクタ1では、このような中継アダプタを不要にすることができる。光コネクタ1では、第1のフェルール21のキャピラリ23の先端部および第2のフェルール22のキャピラリ23の先端部が挿入されたスリーブ27を第1の接続保持部材31の嵌合部35の内側に収容して、第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを互いに結合するといった簡素な構造により、従来の中継アダプタの機能(双方の光ファイバの位置決めしつつ、双方の光コネクタをそれぞれ係止して連結する機能)を実現することができる。

0074

以上のように、本発明の実施形態による光コネクタ1によれば、光コネクタの構造の簡素化を図ることができ、それゆえ、光コネクタの小型化および低コスト化を図ることができる。

0075

また、本発明の実施形態による光コネクタ1では、第1の接続保持部材31および第2の接続保持部材41に第1のスリット37および第2のスリット48がそれぞれ形成されている。これにより、第1の光ファイバケーブル11に第1のフェルール21を取り付けたままの状態で、第1のフェルール21から第1の接続保持部材31を取り外すことができ、または、第1のフェルール21に第1の接続保持部材31を取り付けることができる。また、同様に、第2の光ファイバケーブル12に第2のフェルール22を取り付けたままの状態で、第2のフェルール22から第2の接続保持部材41を取り外すことができ、または、第2のフェルール22に第2の接続保持部材41を取り付けることができる。したがって、光コネクタ1の分解または組立を簡単に行うことができ、光ファイバケーブル11、12の交換や、光ファイバケーブル11、12の外周側に装着された光ファイバケーブル用の保護チューブの交換または洗浄等といったメンテナンスを容易に行うことができる。

0076

なお、上述した実施形態では、位置決め部材として円筒状のスリーブ27を例にあげたが、位置決め部材を横断面C字状の棒状に形成してもよい。また、位置決め部材を横断面C字状の棒状に形成した場合には、当該位置決め部材の内径をキャピラリ23の外径以下とすることが望ましい。この構成によれば、C字状の位置決め部材の内側にキャピラリ23を挿入したとき、位置決め部材が弾性変形して拡径すると共に、キャピラリ23の外周面を押圧する。この結果、位置決め部材によりキャピラリ23が支持される。これにより、光コネクタ1を用いて光ファイバケーブル11、12同士を接続する際に、第1のフェルール21のキャピラリ23と第2のフェルール22のキャピラリ23をC字状の位置決め部材にその両端からからそれぞれ挿入することで、第1のフェルール21と第2のフェルール22とを位置決め部材により仮止め(両者が連結した状態を保持)することができる。したがって、光ファイバケーブル11、12同士を接続する作業をし易くすることができる。

0077

また、上述した実施形態では、第1の接続保持部材31の第1のスリット37の幅の上限を第1のフェルール21の最大外径未満に設定し、第1のフェルール21が第1の接続保持部材31から容易に抜け出ることを防止するようにした。しかしながら、第1のスリット37の幅を第1のフェルール21の最大外径以上に設定してもよい。また、第2の接続保持部材41の第2のスリット48の幅についても、それを第2のフェルール22の最大外径以上に設定してもよい。このような構成としても、第1のフェルール21および第2のフェール22等を収容して第1の接続保持部材31と第2の接続保持部材41とを互いに係止させたときに、第1のスリット37と第2のスリット48との位置が周方向に互いにずれるようにすれば、第1のフェルール21が第1の接続保持部材31から抜け出るのを防止することができ、同様に、第2のフェルール22が第2の接続保持部材41から抜け出ることを防止することができる。

0078

また、上述した実施形態では、係止突起36を係止孔46に挿入して係止孔46に対して係止突起36を移動させて係止させるバヨネット式の係止機構を採用したが、係止機構はねじ式またはプッシュプル式でもよい。

0079

また、上述した実施形態では、コイルばね51を第1のフェルール21と第1の段部34との間に配置したが、コイルばね51を第2のフェルール22と第2の段部44との間に配置してもよい。また、上述したようにコイルばね51を1個にすることで部品点数を削減できるが、2個のコイルばね51を、第1のフェルール21と第1の段部34との間と、第2のフェルール22と第2の段部44との間にそれぞれ配置することも可能である。

0080

また、上述した実施形態では、光コネクタ1がスリーブ27、第1の接続保持部材31、第2の接続保持部材41およびコイルばね51を含む場合を例にあげたが、本発明はこれに限らない。光コネクタがスリーブ27、第1の接続保持部材31およびコイルばね51を含み、第2の接続保持部材41を含まないこととしてもよい。この場合、第2の接続保持部材41は相手方フェール保持部材の具体例となり、第2の接続保持部材41に収容される第2のフェルール22は相手方フェルールの具体例となる。また、光コネクタがスリーブ27、第2の接続保持部材41およびコイルばね51を含み、第1の接続保持部材31を含まないこととしてもよい。この場合、第1の接続保持部材31が相手方フェール保持部材の具体例となり、第1の接続保持部材31に収容される第1のフェルール21が相手方フェルールの具体例となる。

0081

また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う光コネクタおよび光ファイバケーブル接続方法もまた本発明の技術思想に含まれる。

0082

1光コネクタ
11 第1の光ファイバケーブル
12 第2の光ファイバケーブル
13光ファイバ
21 第1のフェルール
22 第2のフェルール
23キャピラリ
23A 先端面
24 キャピラリ支持部
25フランジ部
27スリーブ(位置決め部材)
31 第1の接続保持部材
32 第1のハウジング
33 第1のフェルール収容部(第1の収容部)
34 第1の段部(第1の押圧部)
35 嵌合部(第1の結合部)
36係止突起(第1の結合部)
37 第1のスリット
41 第2の接続保持部材
42 第2のハウジング
43 第2のフェルール収容部(第2の収容部)
44 第2の段部(第2の押圧部)
45 嵌合穴(第2の結合部)
46係止孔(第2の結合部)
48 第2のスリット
51コイルばね(弾性部材)

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