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技術 予混合装置

出願人 リンナイ株式会社
発明者 野々山昌生
出願日 2016年4月1日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-073845
公開日 2017年10月12日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-187177
状態 特許登録済
技術分野 ガスバーナ
主要キーワード 境界角度 二次ガス圧 中間角度 ガス抵抗 比例特性 回動角度範囲 停止角度 爆発着火
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月12日)のものです。
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図面 (6)

課題

空気供給路3及びガス供給路4の通気抵抗を大小に切換えバタフライ弁7及び切換弁8と、バタフライ弁の開閉連動して切換弁を開閉する連動機構9とを備える予混合装置において、空気供給路及びガス供給路の通気抵抗を大きくする小能力状態と通気抵抗を小さくする大能力状態との何れにおいても、混合気空気過剰率が適正値になるよう調節できるようにする。

解決手段

バタフライ弁7が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに切換弁8を全閉状態に維持し、バタフライ弁7が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに切換弁7を全開状態に維持するように連動機構9を構成する。第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を開き側停止角度に設定する。

概要

背景

従来、この種の予混合装置として、特許文献1により、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路下流端ファン上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換え空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備えるものが知られている。

ところで、流量調節弁として比例弁を用いる場合は、要求燃焼量に応じた量の燃料ガスが供給されるように比例弁が制御され、更に、バーナに供給される混合気空燃比が一定になるように、要求燃焼量に応じてファン回転数が制御される。但し、要求燃焼量が所定値以下になって、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になったり、比例弁電流(比例弁への通電電流)がガス供給量の比例特性を維持できる下限電流以下になった場合には、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。

また、流量調節弁として、二次ガス圧大気圧に維持するゼロガバナを用いることもある。この場合、燃料ガスの供給量は、二次ガス圧である大気圧と空気供給路内の負圧との差圧に応じて変化する。そして、空気供給路内の負圧がファン回転数に応じて変化するため、燃料ガスの供給量はファン回転数即ち空気の供給量に応じて変化する。従って、要求燃焼量に応じてファン回転数を制御することにより、要求燃焼量に応じた量の空気及び燃料ガスがバーナに供給されることになる。

このものでも、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になると、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。そのため、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくして、ファン回転数を上記下限回転数以下にせずに、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気を供給できるようにする必要がある。また、空気供給路の通気抵抗を大きくするだけでは、空気供給路内の負圧の増加で燃料ガスの供給量が要求燃焼量に応じた量を超えてしまうため、空気供給路の通気抵抗を大きくするのに合わせて、ガス供給路の通気抵抗も大きくする必要がある。

そこで、上記従来例では、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を大きくした小能力状態として、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できるようにし、要求燃焼量が所定値を上回ったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を小さくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を小さくした大能力状態復帰させている。

ここで、特許文献1に記載のものにおいて、空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動されるバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に開閉動作自在に設けられた切換弁で構成され、バタフライ弁の開き姿勢と閉じ姿勢への回動に連動して切換弁を開閉動作させる連動機構を備えている。

ところで、空気供給路の寸法誤差等により、バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させた小能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがあり、同様に、バタフライ弁を開き姿勢に回動させた大能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがある。この場合、空気供給路の径を変更して、空気過剰率を適正値にすることができるが、そのためには、空気供給路の関係部品交換することが必要になり、かなりのコストがかかってしまう。

概要

空気供給路3及びガス供給路4の通気抵抗を大小に切換えるバタフライ弁7及び切換弁8と、バタフライ弁の開閉に連動して切換弁を開閉する連動機構9とを備える予混合装置において、空気供給路及びガス供給路の通気抵抗を大きくする小能力状態と通気抵抗を小さくする大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるよう調節できるようにする。バタフライ弁7が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに切換弁8を全閉状態に維持し、バタフライ弁7が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに切換弁7を全開状態に維持するように連動機構9を構成する。第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を開き側停止角度に設定する。

目的

本発明は、以上の点に鑑み、小能力状態と大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるように、部品交換を要することなく調節できるようにした予混合装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

空気に燃料ガスを混合し、混合気ファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換え空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備え、空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動されるバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に開閉動作自在に設けられた切換弁で構成され、バタフライ弁の開き姿勢と閉じ姿勢への回動に連動して切換弁を開閉動作させる連動機構を備えるものにおいて、連動機構は、バタフライ弁が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに切換弁を全閉状態に維持し、バタフライ弁が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに切換弁を全開状態に維持するように構成され、第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を開き側停止角度に設定し、バタフライ弁を閉じ側停止角度と開き側停止角度との間で回動制御することを特徴とする予混合装置。

請求項2

前記バーナへの点火動作は、前記バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させた状態で行うことを特徴とする請求項1記載の予混合装置。

技術分野

0001

本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気ファンを介してバーナに供給する予混合装置に関する。

背景技術

0002

従来、この種の予混合装置として、特許文献1により、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換え空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備えるものが知られている。

0003

ところで、流量調節弁として比例弁を用いる場合は、要求燃焼量に応じた量の燃料ガスが供給されるように比例弁が制御され、更に、バーナに供給される混合気の空燃比が一定になるように、要求燃焼量に応じてファン回転数が制御される。但し、要求燃焼量が所定値以下になって、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になったり、比例弁電流(比例弁への通電電流)がガス供給量の比例特性を維持できる下限電流以下になった場合には、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。

0004

また、流量調節弁として、二次ガス圧大気圧に維持するゼロガバナを用いることもある。この場合、燃料ガスの供給量は、二次ガス圧である大気圧と空気供給路内の負圧との差圧に応じて変化する。そして、空気供給路内の負圧がファン回転数に応じて変化するため、燃料ガスの供給量はファン回転数即ち空気の供給量に応じて変化する。従って、要求燃焼量に応じてファン回転数を制御することにより、要求燃焼量に応じた量の空気及び燃料ガスがバーナに供給されることになる。

0005

このものでも、ファン回転数が送風量の比例特性を維持できる下限回転数以下になると、要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できなくなる。そのため、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくして、ファン回転数を上記下限回転数以下にせずに、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気を供給できるようにする必要がある。また、空気供給路の通気抵抗を大きくするだけでは、空気供給路内の負圧の増加で燃料ガスの供給量が要求燃焼量に応じた量を超えてしまうため、空気供給路の通気抵抗を大きくするのに合わせて、ガス供給路の通気抵抗も大きくする必要がある。

0006

そこで、上記従来例では、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を大きくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を大きくした小能力状態として、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できるようにし、要求燃焼量が所定値を上回ったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路の通気抵抗を小さくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路の通気抵抗を小さくした大能力状態復帰させている。

0007

ここで、特許文献1に記載のものにおいて、空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動されるバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に開閉動作自在に設けられた切換弁で構成され、バタフライ弁の開き姿勢と閉じ姿勢への回動に連動して切換弁を開閉動作させる連動機構を備えている。

0008

ところで、空気供給路の寸法誤差等により、バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させた小能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがあり、同様に、バタフライ弁を開き姿勢に回動させた大能力状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがある。この場合、空気供給路の径を変更して、空気過剰率を適正値にすることができるが、そのためには、空気供給路の関係部品交換することが必要になり、かなりのコストがかかってしまう。

先行技術

0009

特開2015−230113号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、以上の点に鑑み、小能力状態と大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるように、部品交換を要することなく調節できるようにした予混合装置を提供することをその課題としている。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、燃料ガスを供給する流量調節弁を介設したガス供給路の下流端がファンの上流側の空気供給路に設けられたガス吸引部に接続され、ガス吸引部より上流側の空気供給路の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁よりも下流側のガス供給路の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備え、空気抵抗切換手段は、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に設けられ、空気供給路の長手方向に平行な開き姿勢と空気供給路の長手方向に直交する閉じ姿勢とに回動されるバタフライ弁で構成され、ガス抵抗切換手段は、ガス供給路内に開閉動作自在に設けられた切換弁で構成され、バタフライ弁の開き姿勢と閉じ姿勢への回動に連動して切換弁を開閉動作させる連動機構を備えるものにおいて、連動機構は、バタフライ弁が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲内に存するときに切換弁を全閉状態に維持し、バタフライ弁が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲内に存するときに切換弁を全開状態に維持するように構成され、第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を閉じ側停止角度に設定すると共に、第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になるバタフライ弁の回動角度を開き側停止角度に設定し、バタフライ弁を閉じ側停止角度と開き側停止角度との間で回動制御することを特徴とする。

0012

本発明によれば、第1回動角度範囲内では、切換弁が全閉状態に維持されてバタフライ弁の回動角度のみが変化するため、この変化で空気供給路の通気抵抗が変化して、混合気の空気過剰率も変化する。従って、バタフライ弁の閉じ姿勢における混合気の空気過剰率が適正値からずれていても、バタフライ弁の第1回動角度範囲内での回動で混合気の空気過剰率を適正値にすることができる。同様に、バタフライ弁の開き姿勢における混合気の空気過剰率が適正値からずれていても、バタフライ弁の第2回動角度範囲内での回動で混合気の空気過剰率を適正値にすることができる。そして、空気供給路の通気抵抗を大きくすると共にガス供給路の通気抵抗を大きくする小能力状態に切換える際に、バタフライ弁を第1回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が所定の適正値になる閉じ側停止角度まで回動させ、また、空気供給路の通気抵抗を小さくすると共にガス供給路の通気抵抗を小さくする大能力状態に切換える際に、バタフライ弁を第2回動角度範囲内で混合気の空気過剰率が適正値になる開き側停止角度まで回動させることにより、小能力状態と大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるように部品交換を要することなく調節できる。

0013

ところで、第1回動角度範囲内において混合気の空気過剰率が最も低くなるのは、バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させたときである。そのため、バーナへの点火動作は、バタフライ弁を閉じ姿勢に回動させた状態で行うことが望ましい。これによれば、混合気の空気過剰率が比較的低く、点火しやすいガスリッチな状態で点火動作が行われることになり、点火ミスの発生を防止できる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態の予混合装置を示す切断側面図。
図1のII−II線で切断した切断平面図。
図1のIII−III線で切断した断面図。
図1のIV−IV線で切断した断面図。
バタフライ弁の回動角度の変化に伴う混合気の空気過剰率の変化を示すグラフ

実施例

0015

図1を参照して、1は、混合気が噴出して燃焼する燃焼面1aを有する全一次燃焼式バーナ等から成るバーナである。バーナ1にはファン2が接続されており、本発明の実施形態の予混合装置Aにより、空気に燃料ガスを混合して、混合気をファン2を介してバーナ1に供給するようにしている。

0016

予混合装置Aは、ファン2の上流側の空気供給路3と、燃料ガスを供給するガス供給路4とを備えている。ガス供給路4の上流部には、図4に示す如く開閉弁5と比例弁やゼロガバナから成る流量調節弁6とが介設されている。更に、ガス供給路4の下流端は、空気供給路3に設けられたガス吸引部31に接続されている。

0017

また、予混合装置Aは、ガス吸引部31よりも上流側の空気供給路3の部分の通気抵抗を大小に切換える空気抵抗切換手段と、流量調節弁6よりも下流側のガス供給路4の部分の通気抵抗を大小に切換えるガス抵抗切換手段とを備えている。そして、要求燃焼量が所定値以下になったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路3の通気抵抗を大きくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路4の通気抵抗を大きくした小能力状態として、所定値以下の要求燃焼量に応じた量の空気や燃料ガスを供給できるようにし、要求燃焼量が所定値を上回ったときに、空気抵抗切換手段で空気供給路3の通気抵抗を小さくすると共にガス抵抗切換手段でガス供給路4の通気抵抗を小さくした大能力状態に復帰させている。

0018

ガス吸引部31よりも上流側の空気供給路3の部分には、空気供給路3の周壁面32との間に間隙を存して内筒33が設けられている。そして、空気供給路3の周壁面32と内筒33の外周面との間の間隙により、内筒33内の主通路3aに並列な副通路3bが構成される。内筒33の下流端(図1図3上端)のフランジ部33aには、図2に明示する如く、副通路3bの出口となる円弧状の透孔33bが複数形成されている。

0019

また、内筒33内には、軸71を中心にして回動自在な円板から成るバタフライ弁7が設けられており、このバタフライ弁7により空気抵抗切換手段が構成される。バタフライ弁7の軸71には、ステッピングモータ等のアクチュエータ72が連結されている。そして、小能力状態への切換時に、アクチュエータ72の作動で、バタフライ弁7を、空気供給路3の長手方向に平行な図3仮想線で示す開き姿勢側から空気供給路3の長手方向に直交する図1乃至図3実線で示す閉じ姿勢側に回動させ、大能力状態への切換時に、アクチュエータ72の作動で、バタフライ弁7を、閉じ姿勢側から開き姿勢側に回動させるようにしている。バタフライ弁7を閉じ姿勢に回動させると、主通路3aがほぼ閉じられ、空気が流れるのは実質的に副通路3bに制限され、空気供給路3の通気抵抗が大きくなる。

0020

ガス吸引部31の上流側に隣接する空気供給路3の部分には、内筒33が配置された空気供給路3の部分よりも小径ベンチュリ部34が設けられている。ベンチュリ部34の下流側に隣接する空気供給路3の部分は、ベンチュリ部34よりも大径の筒部35で囲われている。そして、ベンチュリ部34の下流端部を筒部35の上流端部に環状の間隙を存して挿入し、この間隙によりガス吸引部31が構成されるようにしている。また、副通路3bとベンチュリ部34との間の空気供給路3の部分の周壁面は、ベンチュリ部34に向けて縮径するテーパー面36に形成されている。

0021

ガス供給路4には、ガス吸引部31に連通する、下流端のガス室41の上流側に位置して、ガス室41に常時連通する通路部分42に並列の弁室81が設けられている。そして、弁室81内に、弁室81の下端弁座82に形成した、通路部分42に連通する弁孔83を開閉する切換弁8を設け、この切換弁8によりガス抵抗切換手段を構成している。切換弁8を弁座82に着座して弁孔83を閉塞する全閉状態にすると、弁室81を介してのガスの流れが遮断され、ガス供給路4の通気抵抗が大きくなる。

0022

切換弁8は、バタフライ弁7の回動に伴い連動機構9を介して開閉動作される。この連動機構9は、図1図4に示す如く、バタフライ弁7の軸71に連結したカム91と、カム91に下端が当接する、上方にのびて切換弁8に連結されるロッド92とで構成され、バタフライ弁7の回動でカム91を介してロッド92が上下動して切換弁8が開閉動作される。即ち、バタフライ弁7を開き姿勢側に回動させると、カム91によりロッド92が押し上げられ、切換弁8が弁バネ84の付勢力に抗して上動、即ち、開動作され、また、バラフライ弁7を閉じ姿勢側に回動させると、カム91によるロッド92の押し上げが解除され、切換弁8が弁バネ84の付勢力で下動、即ち、閉動作される。

0023

また、連動機構9は、バタフライ弁7が閉じ姿勢を含む所定の第1回動角度範囲(バタフライ弁7の閉じ姿勢での角度を0°、開き姿勢での角度を90°として、例えば0°〜15°)内に存するときに切換弁8を全閉状態に維持し、バタフライ弁7が開き姿勢を含む所定の第2回動角度範囲(例えば、75°〜90°)内に存するときに切換弁8を全開状態に維持するように構成されている。より具体的に説明すれば、バタフライ弁7が第1回動角度範囲内に存するときは、ロッド92にカム91が当接せず、バタフライ弁7が第1回動角度範囲を超えて開き側に回動したときに、カム91がロッド92に当接して、ロッド92が上動し始めるようにし、また、バタフライ弁7が第2回動角度範囲の閉じ側の境界角度に回動したところで切換弁8が全開状態となり、その後バタフライ弁7が開き姿勢側に回動して切換弁8が更に上動しても、ガス供給路4の通気抵抗は全開状態の値に維持されるようにしている。

0024

図5は、バタフライ弁7の回動角度と混合気の空気過剰率との関係を示している。バタフライ弁7を閉じ姿勢から開き側に回動させる場合、第1回動角度範囲内では、切換弁8が全閉状態に維持されてバタフライ弁7の回動角度のみが変化するため、バタフライ弁7の回動角度の増加に伴い空気供給路3の通気抵抗が減少して、混合気の空気過剰率が次第に増加する。バタフライ弁7が第1回動角度範囲を超えて開き側に回動すると、切換弁8が開動作され始めて、混合気の空気過剰率は次第に減少する。その後、バタフライ弁7が閉じ姿勢と開き姿勢の中間角度まで回動したところで混合気の空気過剰率が極小となる。そして、バタフライ弁7が第2回動角度範囲内に存するときは、切換弁8が全開状態に維持されてバタフライ弁7の回動角度のみが変化するため、バタフライ弁7の回動角度の増加に伴い混合気の空気過剰率が次第に増加する。

0025

ところで、一般的には、バタフライ弁7を閉じ姿勢と開き姿勢に回動させた状態において、混合気の空気過剰率が適正値(点火後の定常燃焼に適正な値で、例えば、1.3)になるように装置を設計するが、空気供給路3の寸法誤差等により、バタフライ弁7を閉じ姿勢と開き姿勢に回動させた状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれてしまうことがある。

0026

そこで、本実施形態では、バタフライ弁7を第1と第2の各回動角度範囲の中間角度に回動させたときに混合気の空気過剰率が適正値になるように装置を設計し、バタフライ弁7をこの中間角度に回動させた状態において、混合気の空気過剰率が適正値からずれても、第1と第2の各回動角度範囲内の何れかの角度にバタフライ弁7を回動させたときに混合気の空気過剰率が適正値になるようにしている。そして、装置の検査工程において、第1回動角度範囲内でバタフライ弁7を回動させて、混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を見つけ出し、この回動角度を閉じ側停止角度に設定して、小能力状態への切換時にバタフライ弁7を閉じ側停止角度まで回動させて停止させることとした。同様に、第2回動角度範囲内でバタフライ弁7を回動させて、混合気の空気過剰率が適正値になるバタフライ弁7の回動角度を見つけ出し、この回動角度を開き側停止角度に設定して、大能力状態への切換時にバラフライ弁7を開き側停止角度まで回動させて停止させることとした。これにより、小能力状態と大能力状態との何れにおいても、混合気の空気過剰率が適正値になるように部品交換を要することなく調節できる。

0027

尚、バーナ1の爆発着火を防止するため、バーナ1の点火動作(燃焼面1aに臨ませた図外の点火電極スパークさせること)は小能力状態で行う必要がある。ここで、第1回動角度範囲内において混合気の空気過剰率が最も低くなるのは、バタフライ弁7を閉じ姿勢に回動させたときである。そのため、バーナ1への点火動作は、バタフライ弁7を閉じ姿勢に回動させた状態で行うようにした。これによれば、混合気の空気過剰率が比較的低く、点火しやすいガスリッチな状態で点火動作が行われることになり、点火ミスの発生を防止できる。点火後は、バタフライ弁7を閉じ側停止角度(要求燃焼量が小さく小能力状態にする場合)或いは開き側停止角度(要求燃焼量が大きく大能力状態にする場合)に回動させる。

0028

以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。

0029

A…予混合装置、1…バーナ、2…ファン、3…空気供給路、31…ガス吸引部、4…ガス供給路、6…流量調節弁、7…バタフライ弁、8…切換弁、9…連動機構。

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