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技術 排ガス後処理システムおよび内燃機関

出願人 マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー
発明者 プラメン・トシェフフランシス・ナナアンドレアス・デリングクリスティアン・ポエンスゲン
出願日 2017年1月20日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2017-008259
公開日 2017年10月12日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-187017
状態 特許登録済
技術分野 過給機 排気の後処理
主要キーワード 空気圧式シリンダ 空気圧式制御 バッフル要素 遮断要素 構成グループ 流れガイド 垂直式 液状還元剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月12日)のものです。
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図面 (5)

課題

解決手段

内燃機関の排ガス後処理システム、すなわちSCR排ガス後処理システムであって、SCR触媒と、当該SCR触媒へと通じる排ガス供給管と、当該SCR触媒から出る排ガス排出管と、前記排ガス供給管に配設されるとともに、還元剤、特にアンモニアまたはアンモニア前駆物質排ガスに導入するための導入装置と、前記排ガス供給管により前記導入装置の下流において提供されるとともに、前記SCR触媒の上流で前記排ガスと前記還元剤を混合するための混合経路と、を有するSCR排ガス後処理システムにおいて、前記排ガス供給管は、下流側の端部が、前記SCR触媒を受容するリアクター室内出口を有しており、前記排ガス供給管の前記端部とバッフル要素とが協働し、当該バッフル要素は前記排ガス供給管の前記下流側の端部に対して位置変更可能である。

概要

背景

例えば発電所において用いられる、定置式内燃機関における燃焼プロセスに際して、および例えば船舶で用いられる非定置式内燃機関における燃焼プロセスに際して、窒素酸化物が生じ、当該窒素酸化物は典型的に、石炭硬石炭、褐炭原油重油、またはディーゼル燃料などの硫黄を含有する化石燃料燃焼させる際に生じる。従って、このような内燃機関には排ガス後処理システムが配設されており、当該排ガス後処理システムは、内燃機関から出る排ガス浄化する、特に脱窒する働きをする。

排ガス内の窒素酸化物を還元するために、実践から知られている排ガス後処理システムでは、第一にいわゆるSCR触媒が用いられる。SCR触媒では、窒素酸化物の選択的触媒還元が行われ、窒素酸化物の還元のために、還元剤としてアンモニア(NH3)が必要とされる。このためにアンモニア、もしくは尿素のようなアンモニア前駆物質が、SCR触媒の上流液体として排ガスに導入され、アンモニアもしくはアンモニア前駆物質はSCR触媒の上流で、排ガスと混合される。このために実践では、アンモニアもしくはアンモニア前駆物質の導入部と、SCR触媒との間に混合経路が設けられている。

実践から知られている排ガス後処理システムであって、SCR触媒を含む排ガス後処理システムを用いてすでに、排ガス後処理、特に窒素酸化物の還元は成果を上げ得るのであるが、排ガス後処理システムをさらに改善することが求められている。特に、このような排ガス後処理システムのコンパクト構成型式に対する需要がある。

概要

排ガス後処理システムのコンパクトな構成型式を創出する。内燃機関の排ガス後処理システム、すなわちSCR排ガス後処理システムであって、SCR触媒と、当該SCR触媒へと通じる排ガス供給管と、当該SCR触媒から出る排ガス排出管と、前記排ガス供給管に配設されるとともに、還元剤、特にアンモニアまたはアンモニア前駆物質を排ガスに導入するための導入装置と、前記排ガス供給管により前記導入装置の下流において提供されるとともに、前記SCR触媒の上流で前記排ガスと前記還元剤を混合するための混合経路と、を有するSCR排ガス後処理システムにおいて、前記排ガス供給管は、下流側の端部が、前記SCR触媒を受容するリアクター室内出口を有しており、前記排ガス供給管の前記端部とバッフル要素とが協働し、当該バッフル要素は前記排ガス供給管の前記下流側の端部に対して位置変更可能である。

目的

本発明は内燃機関の新式の排ガス後処理システムを創出することを課題とする

効果

実績

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請求項1

触媒(9)と、当該触媒(9)へと通じる排ガス供給管(8)と、当該触媒(9)から出る排ガス排出管(11)と、を備える内燃機関排ガス後処理システム(3)において、前記排ガス供給管(8)は、下流側の端部(15)が、前記SCR触媒(9)を受容するリアクター室(10)内に出口を有しており、前記排ガス供給管(8)の前記端部(15)とバッフル要素(19)とが協働し、当該バッフル要素は前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対して位置変更可能であることを特徴とする排ガス後処理システム。

請求項2

請求項1に記載の内燃機関の排ガス後処理システム(3)において、SCR触媒(9)と、当該SCR触媒(9)へと通じる排ガス供給管(8)と、当該SCR触媒(9)から出る排ガス排出管(11)と、前記排ガス供給管(8)に配設されるとともに、還元剤、特にアンモニアまたはアンモニア前駆物質排ガスに導入するための導入装置(16)と、前記排ガス供給管(8)により前記導入装置(16)の下流において提供されるとともに、前記SCR触媒(9)の上流で前記排ガスと前記還元剤を混合するための混合経路(18)と、を備えるSCR排ガス後処理システムを特徴とする排ガス後処理システム。

請求項3

前記バッフル要素(19)は前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対して位置変更可能であり、それにより前記排ガス供給管(8)を前記下流側の端部(15)において遮断するか、または前記排ガス供給管(8)を前記下流側の端部(15)において開放することを特徴とする請求項1または2に記載の排ガス後処理システム。

請求項4

排ガス供給管(8)を開放すべきとき、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対する前記バッフル要素(19)の相対位置は、排ガス質量流量に、および/または排ガス温度に、および/または前記排ガス質量流に導入された前記還元剤の量に依存していることを特徴とする請求項3に記載の排ガス後処理システム。

請求項5

前記バッフル要素(19)は、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対して、直線的に位置変更可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項6

前記バッフル要素(19)は空気圧式制御シリンダ(20,21)を介して、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対して位置変更可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項7

前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)は、ディフューザを形成しながら漏斗状に拡開することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項8

前記バッフル要素(19)は、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対向する面(24)であって、前記排ガス流と前記還元剤とが当たる面において、流れガイド面を形成しながら湾曲していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項9

前記バッフル要素(19)は、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対向する前記面(24)において湾曲しており、それにより前記バッフル要素(19)の径方向内側部分において、当該バッフル要素(19)の径方向外側部分におけるよりも、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)への距離が小さいことを特徴とする請求項8に記載の排ガス後処理システム。

請求項10

前記バッフル要素(19)は、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対向する前記面(24)において状に湾曲していることを特徴とする請求項8または9に記載の排ガス後処理システム。

請求項11

前記排ガス供給管(8)と前記排ガス排出管(11)との間に前記触媒(9)またはリアクター室(10)に対するバイパス管(12)が介装されており、当該バイパス管(12)内に遮断要素(13)が設けられており、当該遮断要素の位置は、前記排ガス供給管(8)の前記下流側の端部(15)に対する前記バッフル要素(19)の位置に依存していることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項12

前記バッフル要素(19)は触媒コーティング担持していることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム。

請求項13

内燃機関(1)、特にディーゼル燃料で、重油燃料またはガスで作動する内燃機関であって、請求項1から12のいずれか一項に記載の排ガス後処理システム(3)を備える内燃機関。

請求項14

前記内燃機関は、高圧タービン(6)を含む第一のターボチャージャ(4)と、低圧タービン(7)を含む第二のターボチャージャ(5)と、を備える多段式排ガス過給システム(2)を有しており、前記排ガス後処理システム(3)は前記高圧タービン(6)と前記低圧タービン(7)との間に介装されていることを特徴とする請求項13に記載の内燃機関。

請求項15

前記内燃機関は一段式排ガス過給システム(2)を有しており、前記排ガス後処理システム(3)は前記タービンの上流に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の内燃機関。

技術分野

0001

本発明は内燃機関排ガス後処理システムに関する。本発明はまた、排ガス後処理システムを備える内燃機関に関する。

背景技術

0002

例えば発電所において用いられる、定置式内燃機関における燃焼プロセスに際して、および例えば船舶で用いられる非定置式内燃機関における燃焼プロセスに際して、窒素酸化物が生じ、当該窒素酸化物は典型的に、石炭硬石炭、褐炭原油重油、またはディーゼル燃料などの硫黄を含有する化石燃料燃焼させる際に生じる。従って、このような内燃機関には排ガス後処理システムが配設されており、当該排ガス後処理システムは、内燃機関から出る排ガス浄化する、特に脱窒する働きをする。

0003

排ガス内の窒素酸化物を還元するために、実践から知られている排ガス後処理システムでは、第一にいわゆるSCR触媒が用いられる。SCR触媒では、窒素酸化物の選択的触媒還元が行われ、窒素酸化物の還元のために、還元剤としてアンモニア(NH3)が必要とされる。このためにアンモニア、もしくは尿素のようなアンモニア前駆物質が、SCR触媒の上流液体として排ガスに導入され、アンモニアもしくはアンモニア前駆物質はSCR触媒の上流で、排ガスと混合される。このために実践では、アンモニアもしくはアンモニア前駆物質の導入部と、SCR触媒との間に混合経路が設けられている。

0004

実践から知られている排ガス後処理システムであって、SCR触媒を含む排ガス後処理システムを用いてすでに、排ガス後処理、特に窒素酸化物の還元は成果を上げ得るのであるが、排ガス後処理システムをさらに改善することが求められている。特に、このような排ガス後処理システムのコンパクト構成型式に対する需要がある。

発明が解決しようとする課題

0005

上記の点に鑑み、本発明は内燃機関の新式の排ガス後処理システムを創出することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題は、請求項1に記載の内燃機関の排ガス後処理システムによって解決される。本発明によれば排ガス供給管は、下流側の端部が、SCR触媒を受容するリアクター室内出口を有しており、排ガス供給管の当該端部とバッフル要素とが協働し、当該バッフル要素は、排ガス供給管の下流側の端部に対して位置変更可能である。リアクター室内に出口を有する排ガス供給管の下流側の端部に設けられているバッフル要素は、混合経路が短縮された状態で、排ガスと還元剤の良好な混合と、SCR触媒への確定的な流入と、を保証し得る。コンパクトな構成型式において、効率的な排ガス後処理が保証され得る。

0007

一の有利な発展的構成によれば、バッフル要素は排ガス供給管の下流側の端部に対して位置変更可能であり、それにより排ガス供給管を下流側の端部において遮断するか、または排ガス供給管を下流側の端部において開放し、排ガス供給管を開放すべきとき、排ガス供給管の下流側の端部に対するバッフル要素の相対位置は好適に、排ガス質量流量に、および/または排ガス温度に、および/または排ガス質量流に導入された還元剤の量に依存している。これにより排ガス後処理システムのコンパクトな構成型式において、特に有効な排ガス後処理が可能である。

0008

一の有利な発展的構成によれば、排ガス供給管の下流側の端部はディフューザを形成しながら漏斗状に拡開する。バッフル要素は、排ガス供給管の下流側の端部に対向する面であって、排ガス流と還元剤とが当たる面において、流れガイド面を形成しながら湾曲した、特に状に湾曲した輪郭を有している。当該細部によっても、短い混合経路において、バッフル要素および当該バッフル要素に対向する排ガス供給管の下流側の端部の領域内で流れが確定的にガイドされることにより、有効な排ガス後処理が行われる。

0009

さらなる有利な発展的構成によれば、排ガス供給管と排ガス排出管との間にSCR触媒に対するバイパス管介装されており、当該バイパス管内に遮断要素が設けられており、当該遮断要素の位置は、排ガス供給管の下流側の端部に対するバッフル要素の位置に依存している。バイパスを介して余剰の排ガスは、特に内燃機関の始動後、内燃機関のターボチャージャの領域内のまだ低温構成グループを加熱すべきとき、SCR触媒を素通りさせられ得る。

0010

さらなる有利な発展的構成によれば、バッフル要素は、少なくとも排ガス供給管の下流側の端部に対向する面に、触媒コーティング担持している。これにより排ガス後処理はさらに改善され得る。

0011

本発明に係る内燃機関は、請求項12に定義されている。

0012

本発明の好適な発展的構成は、従属請求項と以下の詳細な説明に記載されている。本発明の実施の形態を図面に基づいてより詳しく説明するが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではない。図面に示すのは以下の通りである。

図面の簡単な説明

0013

本発明に係る排ガス後処理システムを備える内燃機関を概略的に斜視図として示す図である。
図1の排ガス後処理システムの細部を示す図である。
図2の細部を示す図である。
本発明に係る排ガス後処理システムのさらなる細部を示す図である。

実施例

0014

本発明は内燃機関、例えば発電所における定置式内燃機関、または船舶で用いられる非定置式内燃機関の排ガス後処理システムに関する。当該排ガス後処理システムは、特に重油で作動する船舶用ディーゼル内燃機関において用いられる。以下において方法は、SCR技術と関連させてより詳しく説明されるが、当該方法はSCR技術に限定されず、例えばガスエンジンにおいて用いられるようなCH4およびHCHO酸化触媒においても用いられ得る。

0015

図1排ガスタービン過給システム2と、排ガス後処理システム3とを備える内燃機関1から成る構造体を示している。

0016

内燃機関1は、非定置式または定置式内燃機関であってよく、特に非定置式に作動する船舶用内燃機関であってよい。内燃機関1のシリンダを出る排ガスは、排ガス過給システム2内で用いられ、それにより排ガスの熱エネルギーから、内燃機関1に供給すべき過給気を圧縮するための機械エネルギーを得る。

0017

図1はこのように排ガスタービン過給システム2を備える内燃機関1を示しており、当該排ガスタービン過給システムは複数のターボチャージャ、すなわち第一の高圧側ターボチャージャ4と、第二の低圧側ターボチャージャ5とを含んでいる。

0018

内燃機関1のシリンダを出る排ガスはまず、第一のターボチャージャ1の高圧タービン6を介して流れ、当該高圧タービン内で膨張し、このとき得られるエネルギーは、第一のターボチャージャ4の高圧コンプレッサ内で用いられ、それにより過給気を圧縮する。

0019

排ガスの流れ方向で見て第一のターボチャージャ4の下流に、第二のターボチャージャ5が設けられており、当該第二のターボチャージャを介して、すでに第一のターボチャージャ4の高圧タービン6を貫流した排ガスがガイドされ、すなわち第二のターボチャージャ5の低圧タービン7を介してガイドされる。第二のターボチャージャ5の低圧タービン7において、排ガスはさらに膨張させられ、このとき得られるエネルギーは第二のターボチャージャ5の低圧コンプレッサ内で用いられ、それにより同様に、内燃機関1のシリンダに供給すべき過給気を圧縮する。

0020

前記方法は、二段過給式エンジンに限定されておらず、一段過給式エンジンにおいても応用され得るが、その場合、排ガス後処理システムは好適にタービンの上流に取り付けられている。

0021

二つのターボチャージャ4および5を有する排ガス過給システム2に加えて、内燃機関1は排ガス後処理システム3を含んでおり、当該排ガス後処理システムはSCR排ガス後処理システムである。当該SCR排ガス後処理システム3は、第一のコンプレッサ5の高圧タービン6と、第二のターボチャージャ5の低圧タービン7と、の間に介装されており、それにより第一のターボチャージャ4の高圧タービン6を出る排ガスは、当該排ガスが第二のターボチャージャ5の低圧タービン7の領域内に到達する前に、まずSCR排ガス後処理システム3を介してガイドされ得る。図1は排ガス供給管8を示しており、当該排ガス供給管を介して排ガスは、第一のターボチャージャ4の高圧タービン6を起点として、リアクター室10内に設けられているSCR触媒9に向かってガイドされ得る。図1はまた排ガス排出管11を示しており、当該排ガス排出管は排ガスをSCR触媒9から、第二のターボチャージャ5の低圧タービン7に向かって排出させる働きをする。排ガスは低圧タービン7を起点として、管26を介して特に屋外へ流れる。

0022

リアクター室10へと通じるとともに、リアクター室10内に配置されたSCR触媒9へと通じる排ガス供給管8と、リアクター室10から出るとともに、SCR触媒9から出る排ガス排出管11と、はバイパス管12を介して連結されており、当該バイパス管内に遮断器官13が組み込まれている。遮断器官13が閉止されているとき、バイパス管12は閉鎖されており、それによりバイパス管を介して排ガスは流れ得ない。これに対して遮断器官13が開放されているとき、バイパス管12を介して排ガスが流れ得、しかもリアクター室10を素通りして、従ってリアクター室10内に配置されたSCR触媒9を素通りして流れ得る。

0023

図2は矢印14によって、遮断器官13を介してバイパス管12が閉鎖されている際の、排ガス後処理システム3を通過する排ガスの流れを明らかにしており、図2から、排ガス供給管8が下流側の端部15によってリアクター室10内に出口を有することが分かり、排ガスは排ガス供給管8の当該端部15の領域内でおよそ180°、もしくは近似的に180°での流れの方向転換を受けており、排ガスは流れの方向転換の後、SCR触媒9を介してガイドされる。

0024

排ガス後処理システム3の排ガス供給管8に、導入装置16が配設されており、当該導入装置を介して排ガス流に還元剤、特にアンモニアまたはアンモニア前駆物質が導入され得、当該アンモニアまたはアンモニア前駆物質は、SCR触媒9の領域内で排ガスの窒素酸化物を確定的に置換するために必要とされる。

0025

排ガス後処理システム3の導入装置16は好適に噴射ノズルであってよく、当該噴射ノズルを介して、アンモニアもしくはアンモニア前駆物質が排ガス供給管8内部の排ガス流内に噴射される。図2円錐17によって、排ガス供給管8の領域内の排ガス流内に還元剤を噴射することを明らかにしている。

0026

排ガスの流れ方向で見て、導入装置16の下流であってSCR触媒9の上流にある排ガス後処理システム3の経路は、混合経路と称される。特に導入装置19の下流の排ガス供給管8は混合経路18を提供しており、当該混合経路内で排ガスは、SCR触媒9の上流において還元剤と混合され得る。

0027

排ガス供給管8は下流側の端部15によってリアクター室10内に出口を有する。排ガス供給管8の当該下流側の端部15に対して、バッフル要素19が設けられており、当該バッフル要素は、排ガス供給管8の下流側の端部15に対して位置変更可能である。

0028

図に示す好適な実施の形態においてバッフル要素19は、リアクター室10内に出口を有する排ガス供給管8の端部15に対して、両方向矢印25の方向において、特に空気圧式制御シリンダ20を用いて、直線的に位置変更可能であり、当該空気圧式制御シリンダは、ピストンロッド21を介してバッフル要素19に係合するとともに、リアクター室10の壁22を介して延在する。シール23は、空気圧式シリンダ20のピストンロッド21を、当該ピストンロッドがリアクター室10の壁22を貫通するところでシールする。

0029

バッフル要素19は排ガス供給管8の下流側の端部15に対して位置変更可能であり、それにより排ガス供給管8を下流側の端部15において遮断するか、排ガス供給管を下流側の端部15において開放する。バッフル要素19が排ガス供給管8を下流側の端部15において遮断するとき、好適にバイパス管12の遮断器官13は開放されており、それにより排ガスはその場合、完全にSCR触媒9を、もしくはSCR触媒9を受容するリアクター室10を素通りする。バッフル要素19が排ガス供給管8の下流側の端部15を開放するとき、バイパス管12の遮断器官13は完全に閉鎖されているか、少なくとも部分的に開放されているかのいずれかであってよい。

0030

バッフル要素19が排ガス供給管8の下流側の端部15を開放するとき、排ガス供給管8の下流側の端部15に対するバッフル要素19の相対位置は、特に、排ガス供給管8を通過する排ガス質量流量に、および/または排ガス供給管8内の排ガスの排ガス温度に、および/または導入装置16を介して排ガス流に導入された還元剤の量に依存している。

0031

下流側の端部15が開放されているとき、排ガス供給管8の下流側の端部15に対するバッフル要素19の相対位置を介して特に、排ガス供給管8の下流側の端部15の領域内で、バッフル要素19の領域において方向転換される排ガスが、SCR触媒9の径方向内側に配置されたセクションに向かってガイドもしくは偏向されることが比較的強いか、または、径方向外側に配置されたセクションに向かってガイドもしくは偏向されることが比較的強いかが設定され得る。

0032

本発明の特に好適な実施によれば排ガス供給管8は、当該排ガス供給管の下流側の端部15の領域において、ディフューザを形成しながら漏斗状に拡開されている。これにより排ガス供給管8の流れ断面は、下流側の端部15の領域において拡大し、特に図2から分かるように、排ガスの流れ方向で見て、排ガス供給管8の下流側の端部15の上流において、当該排ガス供給管の流れ断面がまず減少することが行われる。すなわち図2は、排ガスの流れ方向で見て排ガス供給管8の流れ断面が、還元剤のための導入装置16の下流において、まず略一定であり、その後まず徐々に先細になり、最終的に下流側の端部15の領域内で拡大することを示している。このとき排ガス供給管8の下流側の端部15における流れ断面の当該拡大は好適に、排ガス供給管8が下流側の端部15の前でまず先細になる部分よりも短い、排ガス供給管8の部分を介して行われる。

0033

すでに述べたように、排ガス供給管8の下流側の端部15とバッフル要素19とは協働し、当該バッフル要素は、本発明の特に好適な構成において、少なくとも排ガス供給管8の下流側の端部15に対向する面において、排ガスに対する流れガイドを形成しながら湾曲しており、好適に鐘状に湾曲している。すなわち特に図3および図4から分かるように、排ガス供給管8の下流側の端部15に対向しているバッフル要素19の面24は、バッフル要素19の径方向内側部分において、当該バッフル要素の径方向外側部分におけるよりも、排ガス供給管8の下流側の端部15に対して小さい距離を有している。従ってバッフル要素19は、面24の中央で排ガス供給管8の下流側の端部15に向かって、排ガスの流れ方向と逆に後退もしくは湾曲している。

0034

バッフル要素19が排ガス供給管8の下流側の端部15を開放するとき、バッフル要素19と、排ガス供給管8の下流側の端部15との距離は特に少なくとも100mmであり、それにより、バッフル要素19の領域内で排ガス流の方向転換ができるだけ少ない圧力損失で行われること、しかも10mbarよりも小さい圧力損失で行われることを保証する。

0035

すでに述べたように、バッフル要素19は複数の課題を引き受けており、それは排ガス供給管8の下流側の端部15が遮断されているときには遮断作用であり、排ガス供給管8の下流側の端部15が開放されているときには流れガイド作用であり、しかも排ガス流および/または排ガス温度および/または排ガス流に導入された還元剤の量に依存してそれらを行う。排ガス供給管8の下流側の端部15が開放されているときの、バッフル要素19のさらなる作用は、場合により排ガス流中に存在する液状還元剤の液滴が、供給管8の下流側の端部15に対向するバッフル要素19の面24に到達し、当該液滴はその場所で捕捉されるとともに霧化されることであり、それにより液状還元剤のこのような液滴がSCR触媒9の領域内に到達することを回避する。さらに、例えば排ガス管腐食する際に生じる錆粒子のような大きな粒子は、衝突の際に細かくされ、それにより当該粒子が排ガス後処理システムを閉塞させることはなくなる。

0036

バッフル要素19は、排ガス供給管8の下流側の端部15に対向する面24の領域内に、触媒コーティングを有し得、それにより排ガス後処理を改善する。

0037

図4から最も良く分かるように、排ガス供給管8の下流側の端部15の拡開と、バッフル要素19の面24の鐘状の輪郭形成は、好適に連続的もしくは持続的に行われており、すなわち断絶なく行われている。

0038

図1の内燃機関1において排ガス後処理システム3は、直立状態で排ガス過給システム2の上方に配置されている。内燃機関1のシリンダへのアクセスは自由であるが、ターボチャージャ4および5へのアクセスは制限されている。しかしながらリアクター室10は、ターボチャージャ4,6において必要な整備作業が行われる際、簡単に取り外され得る。

0039

図1に示すように、垂直式に排ガス過給システム2の上方に排ガス後処理システム3を配置するものとは異なり、水平式に90°傾けて排ガス過給システム2に隣接して排ガス後処理システム3を配置することも可能であるが、このような水平式の配置では、構造体の長さは増大する。しかしながらその場合、内燃機関1と排ガス過給システム2は整備作業の際、リアクター室10を取り外す必要もなく、制限なしに利用可能となる。

0040

1内燃機関
2排ガス過給システム
3排ガス後処理システム
4ターボチャージャ
5 ターボチャージャ
6高圧タービン
7低圧タービン
8排ガス供給管
9SCR触媒
10リアクター室
11排ガス排出管
12バイパス管
13遮断器官
14 排ガスガイド
15 端部
16導入装置
17噴射円錐
18混合経路
19バッフル要素
20空気圧式シリンダ
21ピストンロッド
22 壁
23シール
24 面
25位置変更方向
26 管

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  • 日産自動車株式会社の「 ハイブリッド車両の制御方法及び制御装置」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題・解決手段】内燃機関と、内燃機関により駆動される発電機と、電力によるカ行駆動及び駆動輪からの入力による回生駆動の両機能を有する走行用モータと、発電機及び走行用モータと電力の授受を行なうバッテリと... 詳細

  • 日立オートモティブシステムズ株式会社の「 内燃機関制御装置」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題・解決手段】ハイブリッド用エンジンにおいて、排気悪化を抑制しつつ、触媒の活性化温度を保持することが可能な内燃機関制御装置を提供する。このため、本発明の内燃機関制御装置は、ハイブリッド自動車用エン... 詳細

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