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技術 極小ソフトカプセルの製造方法

出願人 アリメント工業株式会社
発明者 杉井喜久三上博己高木和人
出願日 2016年4月7日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2016-077540
公開日 2017年10月12日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-186281
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤 医療品保存・内服装置
主要キーワード 吸引体 形成ローラー 皮膜部分 減圧孔 反応モノグリセライド 皮膜シート ネジポンプ キトサン塩酸塩
関連する未来課題
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課題

ロータリーダイ法によって、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルを製造すること。

解決手段

内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの製造方法であって、表面に凹部12を有するダイロール11の両側から、その接する場所に向けて1対の皮膜シートSを供給しつつ、ダイロール11の上部から、ダイロール11の表面に形成された凹部12の合体する場所に向けて内容液Lを供給する製造方法であり、凹部12には、それぞれ減圧孔13が設けられており、該ダイロール11の回転に同期させて該減圧孔13から吸引することによって、皮膜シートSを凹部12の形状に沿って密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液Lを凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部に、該内容量だけを定量的に導くことを特徴とする極小ソフトカプセルの製造方法。

概要

背景

医薬、健康食品、一般食品、飼料試験薬品、気体中空)等を封入したカプセルの種類は、大きく分けて、ハードカプセルソフトカプセルがある。
このうち、ソフトカプセルは、平板を使用した平板法、回転するダイロール上の凹部を利用したロータリーダイ法、2重ノズルから皮膜溶液内容液をそれぞれ吐出させ表面張力によって皮膜用溶液で内容液を包みこむシームレス法等によって製造される。

このうち、ロータリーダイ法は、ソフトカプセルを成型するための凹部を1対のダイロール上に設け、ゼラチン等でできた2枚の皮膜シートを該ダイロールに両側からそれぞれ供給しつつ、内容液の注入圧力によって、該皮膜シートをダイロール上の凹部に押しつけ、該ダイロールの回転によって両側の皮膜シートを挾圧して接着し、ダイロール上の凹部の外縁部に設けられた刃で内容液が注入されたソフトカプセルを切り出し、ダイロールの回転によって挾圧から開放された皮膜シートからソフトカプセルを取り出すことによって、所望のソフトカプセルを製造する方法である。

ロータリーダイ法は、シームレス法に比べて、内容液が分散液の場合であっても良好に分散粒子が内包されたソフトカプセルが製造できる;「皮膜シートの材質膜厚、形状等」や「内容液の溶媒溶質等の種類・物性」に関して選択幅が大きい(どのようなものでもソフトカプセル化が可能);等の特長がある。

特許文献1には、ダイロール上の半球状凹部をダイロールの内部から吸引して錠剤封入部を形成し、形成された錠剤封入部に1個ずつ錠剤を装入する「錠剤入りカプセルの製造方法」が記載されている。
この方法では、カプセルに封入されるべき薬剤固体の錠剤であるため、ゼラチンシートの形成に真空吸引の手段を採用したものであり、該錠剤は落下によって1個ずつ錠剤封入部に装入されるものである。

特許文献2には、ダイロール上の多数の凹部に陰圧陽圧を交互に加えられるようにし、1対のダイロールに皮膜材料を供給し、カプセル成型のはじめの段階では凹部に陰圧を加え、カプセル成型が完了した段階で凹部に陽圧を加える中空状の小さいソフトカプセル(ミニソフトカプセル)の製造方法が記載されている。
この方法は、基本的には中空のソフトカプセルを製造する方法であり、中空ソフトカプセルの製造については記載があるが、そこへの内容液の注入については具体的記載が全くない。

ロータリーダイ法において、内容量が0.2cm3以下の極小のソフトカプセルの内部に、液体である内容液を精度良く封入することは、従来技術では不十分であった。すなわち、少量の内容液を制御しつつ定量的に皮膜シート内に導入し、問題なく該皮膜シートをダイロールの回転によって挾圧して接着して極小のソフトカプセルを製造する技術はなかった。

液体が入った極小のソフトカプセルの用途は極めて広いと考えられ、しかも、ロータリーダイ法はシームレス法に比べて前記した特長があるものの、ロータリーダイ法における従来技術では、極小のソフトカプセルを問題なく製造するには不十分であり、更なる改善の余地があった。

概要

ロータリーダイ法によって、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルを製造すること。内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの製造方法であって、表面に凹部12を有するダイロール11の両側から、その接する場所に向けて1対の皮膜シートSを供給しつつ、ダイロール11の上部から、ダイロール11の表面に形成された凹部12の合体する場所に向けて内容液Lを供給する製造方法であり、凹部12には、それぞれ減圧孔13が設けられており、該ダイロール11の回転に同期させて該減圧孔13から吸引することによって、皮膜シートSを凹部12の形状に沿って密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液Lを凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部に、該内容量だけを定量的に導くことを特徴とする極小ソフトカプセルの製造方法。

目的

本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、ロータリーダイ法によって、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルを製造することにある

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの製造方法であって、表面に複数の凹部を有する1対のダイロールの両側から、該1対のダイロールの接する場所に向けて、加熱した1対の皮膜シートを供給しつつ、該1対のダイロールの上部から、該ダイロールの接する場所であって、それぞれのダイロールの表面に形成された凹部の合体する場所に向けて内容液を内容液供給手段によって供給する製造方法であり、該複数の凹部には、それぞれ減圧孔が設けられており、該ダイロールの回転に同期させて該減圧孔から吸引することによって、該皮膜シートを該凹部の形状に沿って該凹部に密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、該内容液を該凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、該内容量だけを定量的に導くことを特徴とする極小ソフトカプセルの製造方法。

請求項2

上記内容液供給手段から内容液を重力によって及び/又は送液ポンプによって定圧で送液する請求項1に記載の極小ソフトカプセルの製造方法。

請求項3

上記内容液供給手段が送液ポンプを使用するものであって、上記ダイロールの回転及び/又は上記陰圧の間欠的な発生に同期させて、該内容液供給手段から間欠的に内容液を圧送する請求項1に記載の極小ソフトカプセルの製造方法。

請求項4

上記極小ソフトカプセルの平均径が1mm以上8mm以下である請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の極小ソフトカプセルの製造方法。

請求項5

上記皮膜シートの材料が親水性高分子であり、上記内容液が油性液体又は油性液体に難油溶性粉末が分散されたものである請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の極小ソフトカプセルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、極小ソフトカプセルの製造方法に関し、更に詳しくは、表面に凹部を有するダイロールを使用した極小ソフトカプセルの製造方法に関する。

背景技術

0002

医薬、健康食品、一般食品、飼料試験薬品、気体中空)等を封入したカプセルの種類は、大きく分けて、ハードカプセルとソフトカプセルがある。
このうち、ソフトカプセルは、平板を使用した平板法、回転するダイロール上の凹部を利用したロータリーダイ法、2重ノズルから皮膜溶液内容液をそれぞれ吐出させ表面張力によって皮膜用溶液で内容液を包みこむシームレス法等によって製造される。

0003

このうち、ロータリーダイ法は、ソフトカプセルを成型するための凹部を1対のダイロール上に設け、ゼラチン等でできた2枚の皮膜シートを該ダイロールに両側からそれぞれ供給しつつ、内容液の注入圧力によって、該皮膜シートをダイロール上の凹部に押しつけ、該ダイロールの回転によって両側の皮膜シートを挾圧して接着し、ダイロール上の凹部の外縁部に設けられた刃で内容液が注入されたソフトカプセルを切り出し、ダイロールの回転によって挾圧から開放された皮膜シートからソフトカプセルを取り出すことによって、所望のソフトカプセルを製造する方法である。

0004

ロータリーダイ法は、シームレス法に比べて、内容液が分散液の場合であっても良好に分散粒子が内包されたソフトカプセルが製造できる;「皮膜シートの材質膜厚、形状等」や「内容液の溶媒溶質等の種類・物性」に関して選択幅が大きい(どのようなものでもソフトカプセル化が可能);等の特長がある。

0005

特許文献1には、ダイロール上の半球状凹部をダイロールの内部から吸引して錠剤封入部を形成し、形成された錠剤封入部に1個ずつ錠剤を装入する「錠剤入りカプセルの製造方法」が記載されている。
この方法では、カプセルに封入されるべき薬剤固体の錠剤であるため、ゼラチンシートの形成に真空吸引の手段を採用したものであり、該錠剤は落下によって1個ずつ錠剤封入部に装入されるものである。

0006

特許文献2には、ダイロール上の多数の凹部に陰圧陽圧を交互に加えられるようにし、1対のダイロールに皮膜材料を供給し、カプセル成型のはじめの段階では凹部に陰圧を加え、カプセル成型が完了した段階で凹部に陽圧を加える中空状の小さいソフトカプセル(ミニソフトカプセル)の製造方法が記載されている。
この方法は、基本的には中空のソフトカプセルを製造する方法であり、中空ソフトカプセルの製造については記載があるが、そこへの内容液の注入については具体的記載が全くない。

0007

ロータリーダイ法において、内容量が0.2cm3以下の極小のソフトカプセルの内部に、液体である内容液を精度良く封入することは、従来技術では不十分であった。すなわち、少量の内容液を制御しつつ定量的に皮膜シート内に導入し、問題なく該皮膜シートをダイロールの回転によって挾圧して接着して極小のソフトカプセルを製造する技術はなかった。

0008

液体が入った極小のソフトカプセルの用途は極めて広いと考えられ、しかも、ロータリーダイ法はシームレス法に比べて前記した特長があるものの、ロータリーダイ法における従来技術では、極小のソフトカプセルを問題なく製造するには不十分であり、更なる改善の余地があった。

先行技術

0009

特公昭45−033678号公報
特開平3−193135号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、ロータリーダイ法によって、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルを製造することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ダイロールの表面に設けられた凹部のそれぞれに減圧孔を設け、該減圧孔から皮膜シートを吸引することによって発生した陰圧によって、ソフトカプセルの内容液を定量的に皮膜シートの内部に注入できることを見出して本発明を完成するに至った。

0012

すなわち、本発明は、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの製造方法であって、
表面に複数の凹部を有する1対のダイロールの両側から、該1対のダイロールの接する場所に向けて、加熱した1対の皮膜シートを供給しつつ、
該1対のダイロールの上部から、該ダイロールの接する場所であって、それぞれのダイロールの表面に形成された凹部の合体する場所に向けて内容液を内容液供給手段によって供給する製造方法であり、
該複数の凹部には、それぞれ減圧孔が設けられており、該ダイロールの回転に同期させて該減圧孔から間欠的に吸引することによって、該皮膜シートを該凹部の形状に沿って該凹部に密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、該内容液を該凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、該内容量だけを定量的に導くことを特徴とする極小ソフトカプセルの製造方法を提供するものである。

発明の効果

0013

前記した通り、液相で表面張力によってソフトカプセルを形成するシームレス法では、化学的手法を用いることもあって、内容量が0.2cm3以下のソフトカプセルを製造することは可能であった。
しかしながら、ダイロールを用いるロータリーダイ法では、内容量が0.2cm3以下のソフトカプセルを製造することは、シームレス法より機械的手法を用いることもあり極めて難しかった。
本発明によれば、前記問題点や上記課題を解決し、ロータリーダイ法によって、「内容量が0.2cm3以下である極小ソフトカプセル」を製造することができる。

0014

すなわち、内容量0.2cm3以下という「極小ソフトカプセル」の内部に、ロータリーダイ法において、液体である内容液を定量的に制御して封入することができ、それによって、ソフトカプセル間の内容液の充填量のばらつきが抑えられる。
また、ソフトカプセルの形状についても、常に定形のものができ、異形カプセルの発生を防ぐことができる。

0015

また、内容液を制御しつつ定量的に皮膜シート内に導入した後は、該皮膜シートをダイロールの回転によって好適に挾圧して接着することができる。
内容量が0.2cm3より大きい通常のソフトカプセルであれば、内容液が「分散粒子が分散した分散液」の場合であっても、上から内容液(分散液)を通常の方法(減圧吸引なし)で注入しさえすれば、凹部の狭圧部分に該分散粒子が挟まれたまま皮膜シートが接着されることはない。しかし、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの場合、上から内容液(分散液)を通常の方法で注入したのでは、注入時の圧力が強過ぎて、適切な充填量に制御することが困難となり、凹部の狭圧部分に該分散粒子が挟まれたまま皮膜シートが接着されてソフトカプセルができてしまう。
本発明によれば、内容液が分散液の場合であっても、内容液を定量的に制御して導入できるので、凹部の縁の狭圧部分に該分散粒子が挟まれたまま皮膜シートが接着されることがなく、そのため液漏れが起こらず、良好なソフトカプセルが製造できる。

0016

内容量が0.2cm3より大きい通常のソフトカプセルであれば、ダイロール上に形成された凹部を減圧せずに、上から内容液を通常の方法で圧力をかけて注入しさえすれば、皮膜シートが該凹部に沿って広がり、定量的に内容液が皮膜シート内に導入される。
しかしながら、内容量が0.2cm3以下という「極小ソフトカプセル」においては、このような従来法では良好なソフトカプセルを製造することができず、1つ1つに減圧孔が設けられた凹部を該減圧孔から間欠的に吸引することによって、皮膜シートを該凹部の形状に沿って密着させ、それによって間欠的に発生した陰圧を利用して内容液を該凹部の内に導くと言う本発明の製造方法によって初めて「極小ソフトカプセル」の製造が可能となった。

0017

更に、その上で、精密に制御された送液ポンプによって及び/又は重力によって内容液を定圧で送液することで、より充填量のばらつきを抑制でき、異形カプセルの出現を抑制できる。
また、精密に制御された送液ポンプを使用することによって、ダイロールの回転及び/又は上記陰圧の間欠的な発生に同期させて、該内容液供給手段から間欠的に内容液を定圧で送液することで、更に、充填量のばらつきを抑制でき、異形カプセルの出現が抑制できる。

0018

内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルは、2重ノズルを利用して液相で製造するシームレス法では製造できていた。しかし、シームレス法は、前記した通り、「皮膜シートの材質、膜厚、形状等」や「内容液の溶媒、溶質等の種類・物性」に関して制限がある。
すなわち、表面張力を利用して液相で製造するので、使用できる物質・物性が極めて限られている。また、シームレス法では、内容液が分散液であると、ソフトカプセル製造時に分散性が悪化する等の障害が起こり、良好にソフトカプセルが製造できない。内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルでは尚更できない。

0019

本発明によれば、ロータリーダイ法を用いるので、シームレス法の前記した制限もなく、内容液等に自由度を持たせた状態で、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルを製造することができる。
必然的にロータリーダイ法で製造したソフトカプセルはシーム継ぎ目)を有するので、本発明は極小シームソフトカプセルの製造方法でもある。
本発明により初めて、シームを有するソフトカプセルであって、かつ内容量が0.2cm3以下である極小シームソフトカプセルを製造することができた。
なお、シームを有するソフトカプセルを「シームソフトカプセル」と言い、シームを有し内容量が0.2cm3以下であるソフトカプセルを「極小シームソフトカプセル」と言う。

0020

また、本発明のロータリーダイ法を用いた極小ソフトカプセルの製造方法によれば、内容液が分散液の場合、シームレス法ではソフトカプセル化が不可能な分散液であってもソフトカプセル化できると共に、凹部の縁にある狭圧部分に分散粒子が挟まれたまま左右の皮膜シートが接着されることがない。
また、ロータリーダイ法は、金型の形状に自由度があることから、内容量が0.2cm3以下という極小のソフトカプセルであっても、種々の形状のソフトカプセルを好適に製造することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の極小ソフトカプセルの製造方法を示す概略断面図である。
ダイロールに形成された凹部に、吸引によって皮膜シートを密着させ、発生した陰圧によって内容液を該皮膜シートの内部に導いてソフトカプセルを製造する方法を示す概略断面図である。
回転ポンプを用いて内容液を定圧で内容液供給手段に送液する方法を示す概略断面図である。

0022

以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。

0023

本発明は、内容量が0.2cm3以下の極小ソフトカプセルの製造方法であって、
表面に複数の凹部を有する1対のダイロールの両側から、該1対のダイロールの接する場所に向けて、加熱した1対の皮膜シートを供給しつつ、
該1対のダイロールの上部から、該ダイロールの接する場所であって、それぞれのダイロールの表面に形成された凹部の合体する場所に向けて内容液を内容液供給手段によって供給する製造方法であり、
該複数の凹部には、それぞれ減圧孔が設けられており、該ダイロールの回転に同期させて該減圧孔から間欠的に吸引することによって、該皮膜シートを該凹部の形状に沿って該凹部に密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、該内容液を該凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、該内容量だけを定量的に導くことを特徴とする極小ソフトカプセルの製造方法である。

0024

本発明において、「極小ソフトカプセル」とは、内容量が0.2cm3以下(比重換算で200mg以下)のソフトカプセルを言う。
本発明の製造方法で製造することのできるソフトカプセルは、その内容量が、好ましくは0.15cm3以下(比重1換算で150mg以下)であり、より好ましくは0.1cm3以下(比重1換算で100mg以下)であり、特に好ましくは0.05cm3以下(比重1換算で50mg以下)であり、更に好ましくは0.03cm3以下(比重1換算で30mg以下)である。

0025

下限に関しての好ましい範囲について、本発明によれば、0.02cm3(比重1換算で20mg)までの「極小ソフトカプセル」の最も好適な製造が可能であり、0.01cm3(比重1換算で10mg)までの「極小ソフトカプセル」の特に好適な製造が可能であり、0.005cm3(比重1換算で5mg)まで好適な製造が可能であり、それより小さいものでも製造可能である。
製造される「極小ソフトカプセル」の大きさ(内容量)は、用途によって適宜決定される。

0026

本発明において製造される極小ソフトカプセルの平均径は、1mm以上8mm以下であることが好ましく、1.3mm以上5mm以下であることがより好ましく、2mm以上3.5mm以下であることが特に好ましい。
ここで、「平均径」とは、極小ソフトカプセルの外形の平均径を言い、後述するように外形が真球以外の場合があるので、1つのカプセルにおける「カプセルの中心を通る複数の差し渡し長さ」の平均と言う意味である。該「平均径」は、100個の極小ソフトカプセルの「外形の平均径」の平均で表される。

0027

図1は、本発明の極小ソフトカプセルの製造方法を示す装置概略図である。左右に1つずつ(1対の)ダイロール11があり、該ダイロール11の表面には複数の凹部12が設けられている。一方のダイロール11上の凹部12の縁と他方のダイロール11上の凹部12の縁とで、後述する皮膜シートSを狭圧し、その部分で該皮膜シートSがシールされてソフトカプセルが得られる。
本発明の極小ソフトカプセルは、通常の「内容量が0.2cm3より大きいソフトカプセル」と同様、内部に充填される「内容物」とそれを被覆する「皮膜」を有してなる。

0028

2つの凹部12が合わさって「極小ソフトカプセル」の外形の形状が決定される。「極小ソフトカプセル」の外形の形状については、特に限定はないが、球型(Round);楕円をその長軸若しくは短軸を軸に回転させて得られる楕円型(Oval);長型(Oblong);なみだ型(Drop);細長い棒状の突起を有するチューブ型(Tube);等の動物の形状をした動物型;等が挙げられる。
本発明における「極小ソフトカプセル」としては、製造し易さ、製造コスト需要の大きさ、飲み込み易さ等の点から、特に限定はないが、球型(Round)又は楕円型(Oval)が好ましい。
従って、該凹部12の形状については、特に限定はないが、上記外形の形状の略半分の形状であることが好ましい。

0029

ダイロール11上の凹部12の数や密度は特に限定はないが、該凹部12は、ダイロール11の円周上の全面に、図2に示した程度の間隔を開けて設けられていることが好ましく、また、該凹部12は、図2紙面垂直方向(ダイロールの軸方向)にも適度の間隔を開けて設けられていることが、生産効率を上げるために好ましい。

0030

上記したように表面に複数の凹部12を有する1対のダイロール11の両側から、該1対のダイロール11の接する場所に向けて、加熱した1対の皮膜シートSを供給する。該皮膜シートSは、製造されるソフトカプセルの皮膜の材料であって、該皮膜と組成は同一であるか、又は、水等の水性溶媒を含有する場合もある。

0031

皮膜シートSの調製と供給は、ロータリーダイ法によるソフトカプセル製造装置において知られている手段に準じて行なわれる。
図1に概略を示したが、皮膜シートSの原料である皮膜シート原料液は、皮膜シート原料液槽31から皮膜シート原料液供給手段32を経て、キャスティングロール等の皮膜シート形成ローラー33にキャスト等の手段で供給されて皮膜シートSが形成される。ここで、皮膜シート形成ローラー33は冷却しておいて皮膜シートSを一旦冷却することも好ましい。

0032

得られた皮膜シートSの厚さは、0.1mm〜0.9mmが好ましく、0.3mm〜0.7mmがより好ましく、0.4mm〜0.6mmが特に好ましい。
皮膜シートSの厚さが薄過ぎると、製造中、保管中、移送中、摂取した際に口腔内において、極小ソフトカプセルの皮膜が破損して液漏れが発生する場合;異形のカプセルが製造される場合;等がある。
一方、皮膜シートSの厚さが厚過ぎると、皮膜シートSが凹部12の内壁に密着しない場合があり、異形のカプセルが製造されたり、口腔内で噛むタイプのときは食感が悪くなったり、口腔内で噛まないタイプのときは消化器内での溶解(崩壊)が遅くなったりする場合がある。

0033

得られた皮膜シートSを皮膜シート形成ローラー33から剥ぎ取り、要すれば皮膜シートSの表面に油膜が形成されるように油をコートし、必要以上の油をスキージ等で取り去りリボンローラー、テンションローラー34等を介してダイロール11に供給される。
皮膜シートSをダイロール11に供給する際に、該皮膜シートSはガイド36に沿って供給されることが好ましい。該ガイド36は2つ(1対)存在する。

0034

該1対のガイド36は、皮膜シートSを、1対のダイロール11の両側から、「該ダイロールの接する場所」に向けて正確に供給する役目;皮膜シートSをダイロール11に押し付ける役目;加熱手段35からの熱を効率的に皮膜シートSに伝える役目;等を有している。
供給される一対の皮膜シートSは、該ガイド36によってダイロール11に押しつけられることによってダイロール11に密着され、ダイロール11上の凹部12(好ましくは凹部12の底部)に設けられた減圧孔13から間欠的に吸引されることによって、該凹部12の形状に沿って該凹部12に密着される。

0035

本発明において用いられる皮膜シートSのすなわち皮膜の材料としては、通常のソフトカプセルの皮膜の材料が用いられ得るが、具体的には、例えば、ゼラチン、カゼイン等のタンパク質デンプンセルロースアルギン酸(塩)、カラギーナンガムペクチンプルラン寒天シクロデキストリン等の多糖類ソルビトールマンニトール等の糖アルコール;これら材料の混合物;等を挙げることができる。
更に、上記した親水性高分子に、グリセリン、ソルビトール等の可塑剤着色剤;等を加えて、皮膜シートS(すなわち皮膜)の材料とすることも好ましい。
前記した「皮膜シート原料液」は、上記親水性高分子を「水等の水性溶媒」に溶解した溶液である。

0036

上記ガイド36は、加熱手段35によって加熱されていることが好ましい。上記ガイド36が加熱手段35によって加熱されていると、皮膜シートSが加熱されて凹部12の縁で狭圧されたときに左右の皮膜シートSが接着し易くなり、好適に極小ソフトカプセルが製造できる。
加熱手段35からガイド36を介して加熱された皮膜シートSの温度は、特に限定はないが、10℃〜30℃が好ましく、15℃〜25℃がより好ましく、18℃〜22℃が特に好ましい。

0037

本発明においては、例えば、図1〜3に示したように、1対のダイロール11の上部から、該ダイロール11の接する場所であって、それぞれのダイロール11の表面に形成された凹部12の合体する場所に向けて内容液Lを内容液供給手段21から供給する。
1対のダイロール11は、図1〜3に示したように、内側に向けてそれぞれ回転させる。その際のダイロール11の好ましい回転速度は、ダイロール11の直径、ダイロール11上の凹部12の密度等にも依存するが、2.0rpm〜7.0rpmが好ましく、3.0rpm〜6.0rpmがより好ましく、3.5rpm〜4.5rpmが特に好ましい。

0038

後述する特定の方法によって、内容液Lを上記場所に定量的に(「同一流速定常的に」には限定されない)供給する。後述するように、更に、該内容液Lは、該内容液供給手段21から重力によって及び/又は送液ポンプ22によって、定圧で送液することが、充填量の定量性を確保してばらつきを防止し、また、異形カプセルを出現させないために好ましい。

0039

本発明の極小ソフトカプセルの製造方法においては、ダイロール11上に形成された複数の凹部12には、それぞれに減圧孔13が設けられており、該ダイロール11の回転に同期させて該減圧孔13から吸引することによって、該皮膜シートSを該凹部12の形状に沿って該凹部12に密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、該内容液Lを該凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部に、該内容量だけを定量的に導く。

0040

凹部12に設けられた減圧孔13の位置については、上記皮膜シートSが該凹部12の内壁に該凹部12の形状に沿って密着し易いような位置であれば特に限定はないが、該凹部12の底又は底近傍であることが、良好な密着性、ダイロール内部の構造、複数の凹部12の減圧孔13からの通路を1つに集約して1つの減圧手段14を用いて吸引し易い、等の点から好ましい。

0041

本発明においては、皮膜シートSを、ダイロール11の回転に同期させて、減圧孔13から吸引して凹部12の中に引き込み、該凹部12の形状に沿ってその内壁に密着させる。
減圧孔13からの皮膜シートSの吸引は、ダイロール11の回転に同期させて間欠的に行ってもよく、また、吸引自体は連続であって、ダイロール11の回転によって、皮膜シートSがダイロール11に密着することによって、間欠的に「1つの凹部内への空気等の外気漏れ込み(流入)」がなくなるために(真空状態になるために)、減圧孔13からの皮膜シートSの吸引が、必然的にダイロール11の回転に同期するようになっていてもよい。

0042

何れの場合でも、皮膜シートSがダイロール11と密着した状態となった後、皮膜シートSがダイロール11と密着した状態になることによって、該皮膜シートSは、減圧孔13から吸引されて凹部12の中に引き込まれ、該凹部12の形状に沿ってその内壁に密着して、該凹部12の形状通りの(内容液のための)ポケットが形成される。

0043

減圧孔13からの吸引には減圧手段14が用いられるが、該減圧手段14としては、特に限定はなく減圧ポンプ等が好ましい。該減圧ポンプの種類としても特に限定はなく汎用のものが用いられる。該吸引は、減圧孔13に通じた通路を経て減圧手段14に密閉状態で接続されることによって達成される。

0044

本発明においては、皮膜シートSを、上記したように凹部12の形状に沿って該凹部12に密着させると共に、それによって間欠的に発生した陰圧によって、該内容液Lを該凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部に、所定の内容量だけを定量的に導くことを特徴とする。
皮膜シートSが凹部12の形状に沿って該凹部内に引き込まれるために、凹部内(の皮膜シート内)には陰圧が発生する。ダイロール11の回転によって両側の凹部12は間欠的に合体するので、該陰圧は間欠的に発生することになる。

0045

上記した凹部12の形状によって皮膜(カプセル)の外形が決まるが、かかる「所定の内容量」とは、該皮膜(カプセル)の内形の体積であり、0.2cm3以下である。
極小ソフトカプセルの製造では、内容量が少ないので、上記した方法で内容液Lを皮膜シートSの内部に導くことによって、初めて充填量を一定にでき、極小ソフトカプセル間のばらつきが防止でき、カプセル形状の異形が防止できた。

0046

左右の皮膜シートSを、減圧孔13からの減圧によって吸引し、ダイロール11上の左右の凹部12に密着させてポケットを形成し、それによって発生した陰圧によって、内容液Lを、凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部(ポケット)に定量的に注入する。
該陰圧は、ダイロール11の回転によって左右の皮膜シートS(の上部)が(ほぼ)密閉されたとき、及び/又は、皮膜シートSとガイド36とで空間が密閉されたときにしか発生しないので、ダイロール11の回転に同期して、該陰圧は必然的に間欠的に発生する。
従って、内容液Lは、間欠的に凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部(ポケット)に導入されることになる。

0047

上記「陰圧」は、「760mmHg(1気圧)に対して600mmHgだけ陰圧」以上、「760mmHg(1気圧)に対して10mmHgだけ陰圧」以下が好ましく;「760mmHg(1気圧)に対して300mmHgだけ陰圧」以上、「760mmHg(1気圧)に対して15mmHgだけ陰圧」以下がより好ましく;「760mmHg(1気圧)に対して200mmHgだけ陰圧」以上、「760mmHg(1気圧)に対して20mmHgだけ陰圧」以下が特に好ましい。

0048

また、好適な陰圧を発生させるための吸引速度(単位時間(hr)当たりの標準状態吸引体積(Nm3))で規定すると、0.003m3/hr以上2m3/hr以下が好ましく、0.01m3/hr以上1.5m3/hr以下がより好ましく、0.03m3/hr以上1m3/hr以下が更に好ましく、0.1m3/hr以上0.5m3/hr以下が特に好ましい。
上記範囲の「陰圧」であれば、皮膜シートSが好適に凹部12の内壁に吸い寄せられて極小ソフトカプセルの外形が決まり、内容液Lが間欠的に凹部12の内に形成された皮膜シートSの内部(ポケット)に好適に導入される。

0049

陰圧の程度が小さ過ぎると(上記単位mmHgの値の上限が大き過ぎると(1気圧に近過ぎると))又は吸引速度が小さ過ぎると、皮膜シートSが良好に凹部12の内壁に密着しない、皮膜シートSの凹部12の内壁への密着速度が遅い、内容液Lを定量的に凹部12内に吸引できない、異形カプセルが生じる等の場合がある。
一方、陰圧の程度が大き過ぎると(上記単位mmHgの値の下限が小さ過ぎると)又は吸引速度が大き過ぎると、無駄に強い吸引である、皮膜シートSが強く引っ張られて異形カプセルが生じる、局所的に薄くなり割れが生じる等の場合がある。

0050

内容液Lは、図1〜3に示したように、内容液槽23に貯え、重力によって及び/又は送液ポンプ22によって、内容液供給手段21を介して凹部12に導入する。

0051

その際、内容液Lは、上記した内容液供給手段21から、重力によって及び/又は送液ポンプ22によって定圧で送液していてもよく、上記ダイロール11の回転及び/又は上記陰圧の間欠的な発生に同期させて、送液ポンプ22によって、上記内容液供給手段21から間欠的に圧送してもよい。
内容液Lを、重力によって及び/又は送液ポンプ22によって定圧で送液していると、一定流量で流れようとするが、それでも前記した機構によって、ちょうど「凹部に形成された皮膜シートの内部」(ポケット)の体積(所定の内容量)の内容液Lだけが、定量的に該ポケットに導入される。一定流を確保する点から、重力のみによって定圧で送液することも好ましい。

0052

定圧での送液は、カプセル作製の瞬間ではない定常時(凹部に注入されている瞬間以外の期間)に、流量が0.03cm3/s以上30cm3/s以下となるような吐出力(圧力)であることが好ましく、0.1cm3/s以上10cm3/s以下がより好ましく、0.3cm3/s以上3cm3/s以下が特に好ましい。

0053

好ましくは、送液ポンプ22を使用する方法である。送液ポンプには、通常は送液モーター24が使用される。
ここで、送液ポンプ22の種類は、具体的には、例えば、遠心ポンプ斜流ポンプ軸流ポンプ等のターボ型(非容積型ポンプ往復ポンプ、回転ポンプ等の容積型ポンプ;等が挙げられる。
中でも、ピストンポンププランジャーポンプダイヤフラムポンプ膜ポンプ)等の往復ポンプ;又は;歯車ポンプギアポンプ)、ベーンポンプネジポンプスクリューポンプ等の回転ポンプが、定圧及び/又は定速での送液ができること、脈流がないこと、間欠的な送液もできること等の点から好ましく、中でも回転ポンプが同様の点からより好ましく、その中でもネジポンプが同様の点から特に好ましい。また、重力のみによって定圧で送液することも好ましい。

0054

間欠的に送液する際の送液ポンプ22は、0.003cm3/秒〜0.2cm3/秒の範囲で脈流がなく定量的に精度よく間欠的に送液できるものが好ましく、0.004cm3/秒〜0.1cm3/秒の範囲で上記ができるものがより好ましく、0.005cm3/秒〜0.03cm3/秒の範囲で上記ができるものが特に好ましい。

0055

内容液Lを、ダイロール11の回転に同期させて、送液ポンプ22によって上記内容液供給手段21から間欠的に圧送する際は、皮膜シートSの吸引によって凹部12に皮膜シートのポケットが形成され始めるとき、形成され始めてから形成し終わるまでの間、又は、形成し終わった直後に、その時又はその間に同期させて、内容液Lを圧送することが好ましい。特に好ましくは、形成され始めてから形成し終わるまでの間である。

0056

内容液Lを、陰圧の間欠的な発生に同期させて、送液ポンプ22によって上記内容液供給手段21から間欠的に圧送する際は、皮膜シートSが凹部12の内壁に向かって移動し始めた時、皮膜シートSが凹部12の内壁に向かって移動している最中、又は、皮膜シートSが凹部12の内壁に密着し終わった直後に、その時又はその間に同期させて、内容液Lを圧送することが好ましい。特に好ましくは、皮膜シートSが凹部12の内壁に向かって移動している最中である。

0057

内容液Lを送液ポンプ22によって間欠的に圧送する場合には、その周期は、当然、ダイロール11の回転速度、ダイロール11上の凹部12の回転方向の密度(間隔)、加えられる陰圧の発生周期に依存するが、0.5回/秒〜8回/秒が好ましく、1回/秒〜4回/秒がより好ましく、2回/秒〜3.3回/秒が更に好ましく、2.3回/秒〜3回/秒が特に好ましい。
該周期が長過ぎると、単位時間当たりに製造される極小ソフトカプセルが少な過ぎる場合がある。一方、該周期が短過ぎると、内容液Lの切れが悪くなる、内容液Lが正確に凹部12内の皮膜シート内に注入されない、送液ポンプ22の精度が追い付かない等の場合がある。

0058

内容液Lが充填された後は、凹部12が設けられたダイロール11の回転によって、左右の(両側の)皮膜シートSが該凹部12の縁で狭圧されて、カプセルの周囲が接着される。
次いで、該凹部12の縁に設けられた刃でソフトカプセルを切り出し、ダイロール11の回転によって挾圧から開放された皮膜シートから極小ソフトカプセルを取り出すことによって、所望のソフトカプセルを製造する。
凹部12からの極小ソフトカプセルの取り出しは、特に限定されず、自由落下でもよいし、刷毛等で払い落としてもよい。

0059

本発明の極小ソフトカプセルの製造方法における内容液Lは、特に限定はないが、皮膜(シート)の材質が水溶性又は水膨潤性のものであることが、投与した後に体内で溶解するために好ましいので、内容液Lの溶媒及び/又は分散媒は、皮膜を溶解・膨潤させないように油性液体であることが好ましい。

0060

該油性液体としては、例えば、大豆油ゴマ油とうもろこし油綿実油やし油パーム油オリーブ油落花生油米糠油椿油サフラワー油、しそ油等の植物油魚油等の動物油;EPA、DHA等の抽出油;等が挙げられる。

0061

本発明のロータリーダイ法を使用した製造方法で製造された極小ソフトカプセルは、内容液Lが分散液であっても分散性が悪化せず、凹部12の縁で狭圧されて接着された皮膜部分に分散粒子が挟まれることがないため、内容液Lが分散液であるときに、特に発明の効果を発揮する。
上記理由から、本発明においては、皮膜シートSの材料が親水性高分子であり、上記内容液Lが「油性液体に難油溶性粉末が分散されたもの」であることが特に好ましい。

0062

上記増粘剤は、天然物でも合成物でも半合成物の何れでもよく、例えば、天然物、天然物の誘導体化物、それらからの単離物精製物、完成合成物等が挙げられる。増粘剤は、食用油だけでは粘度が不足し、難油溶性粉末の分散安定性を確保できないときに含有させることが好ましい。該増粘剤としては、限定はされないが、具体的には、例えば、グリセリンの脂肪酸エステルジグリセリンの脂肪酸エステル、ポリグリセリンの脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルプロピレングリコール脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルレシチン及び蜜蝋よりなる群から選択された1種又は2種以上の増粘剤等が挙げられる。

0063

上記難油溶性粉末(の成分)としては、具体的には、例えば、ビタミン類クエン酸ヒアルロン酸カルシウムパウダー等の栄養補助成分ローヤルゼリーエキス末、プロポリスエキス末、ブルーベリーエキス末アガリクスエキス末サメ軟骨抽出エキス末、ウコン末イチョウ葉エキス末等の動植物粉末;ブドウ糖乳糖デオキシ糖アミノ糖オリゴ糖麦芽糖でんぷん、糖アルコール等の糖若しくは糖誘導体キトサンキトサン塩酸塩等のアミノ化合物若しくはその塩;食物繊維等の健康食品成分生薬エキス末漢方薬医薬組成物等の薬成分;等が挙げられる。
本発明の極小ソフトカプセルの製造方法により初めて、内容液全体に対して、30質量%以上、又は40質量%以上、又は更に50質量%以上の難油溶性粉末を該内容液に含有させることが、ロータリーダイ法において可能となった。

0064

その他、本発明における内容液には、機能性素材薬効成分、賦形剤流動性改良剤分散剤乳化剤、腸溶剤ゲル化剤等を含有させることができる。
上記内容液の20℃での粘度は、10mPa・s以上5000mPa・s以下の範囲であることが好ましく、50mPa・s以上4000mPa・s以下の範囲であることがより好ましく、100mPa・s以上3000mPa・s以下の範囲であることが特に好ましい。

0065

本発明で製造された極小ソフトカプセルは、人間用に通常のソフトカプセルと同様に(に代えて)用いられる他;他の剤(錠剤、外のハードカプセル、外の他のソフトカプセル等)の中に内包される用途;実験動物マウス等の小動物等)、ペット等の動物用の用途;釣り餌としての用途;等にも好適に用いられる。
また、子供や高齢者用に飲み易いソフトカプセルとして;小さい特性を生かして噛んで楽しむ(美味しい)ソフトカプセルとして;機能性を持たせるため菓子等の一般食品に添加するソフトカプセルとして;等の用途にも用いられる。
また、病気治療・予防用として、サプリメントとして、実験用製剤として、臨床用として等、多くの用途に用いられる。

0066

以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
極小ソフトカプセル製造開始から乾燥終了までを通して、作業環境は、温度22〜26℃、相対湿度20〜45%に制御した。

0067

調製例1
<内容液1の調製>
オリーブ油100質量部を「内容液1」とした。

0068

調製例2
<内容液2の調製>
オリーブ油を25質量部、乳化・分散剤5.0質量部を、60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌し、その後、常温〜40℃に冷却し、ビルベリー粉末70質量部を加え、均一になるよう混合撹拌させ、良好な分散性を呈する「内容液2」を得た。

0069

調製例3
<内容液3の調製>
蒸留モノグリセライド(ポエムS−100、理研ビタミン株式会社製)10.0質量部、反応モノグリセライド(ポエムB−200、理研ビタミン株式会社製)10.0質量部、ポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターMS−3S、阪本薬品工業株式会社製)10.0質量部及びポリグリセリンの脂肪酸エステル(SYグリスターML−310、阪本薬品工業株式会社製)10.0質量部から構成される複合増粘剤と、食用油(サフラワー油)100.0質量部、食用油(しそ油)23.5質量部、食用油(魚油(EPA))20.0質量部を60〜90℃で加温後、均一になるよう混合撹拌させた。その後、20℃〜40℃に冷却し、難油溶性粉末(加工デンプン)5.5質量部を加え、均一になるよう混合撹拌させ、「内容液3」を得た。

0070

調製例4
<皮膜シートの原料液の調製>
ゼラチンメルティングタンクに、ゼラチン100質量部、可塑剤としてグリセリン35質量部、精製水70質量部を加えて膨潤させ、約70℃で加温溶解後、脱泡操作を同タンクで行い、粘度を調整して「皮膜シートの原料液」とした。この原料液を、フィルトレーションをしながら小分けタンク(50〜55℃に保温)に移しかえ、皮膜シート原料液槽の位置にセットした。

0071

実施例1
調製例4で調製した「皮膜シートの原料液」を、皮膜シート原料液供給手段から皮膜シート形成ローラーに供給し、乾燥質量に換算して15mg〜18mgの皮膜シートを得て、テンションローラー等を介してガイドに供給し、該ガイドを介して加温しつつ、1対の凹部に向けて供給した。
ガイドの温度を、35℃に設定し、加温最終段階での皮膜シートの温度を20℃とした。

0072

1つの凹部の内容積が0.015cm3、すなわち、合体したときの「内容液の内容量」が0.03cm3(比重1換算で30mg)の大きさの凹部が設けられた、直径10.8cmの1対のダイロールを、内側に向けて等速回転(3.5rpm)させた。
凹部の形状は、合体したときに、「楕円をその長軸を軸に回転させて得られる楕円型(Oval)」が得られるような形状にした。

0073

減圧ポンプ(ロータリーポンプ)を用いて、左右のダイロール上のそれぞれの凹部を、該凹部の底にある減圧孔から、吸引速度0.3m3/hrで連続して吸引し、皮膜フィルムを凹部に吸引した。

0074

1対のダイロールの凹部の合体する場所に向けて、内容液1を、内容液供給手段を介して導入した。その際、最大ストローク30mmのプランジャーポンプ(H−1型成型機、株式会社カマタ社製)を用いて、連続して定圧(一定流量)で送液した。圧力に関しては、流量1.0mL/s(cm3/秒)となるように一定の圧力を加えた。

0075

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することで、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、「切れ」が良く定量的に導入された。

0076

凹部内で得られた極小ソフトカプセルは、凹部の縁にある刃で切り落とされ、凹部から落下した。
温度22〜26℃、相対湿度20〜45%に維持された充填機内に、成形直後の極小ソフトカプセルを入れ、タンブラードライヤー送りみつつ回転させながら室内条件と同様のクリーンエアーで、形の固定及び皮膜中の水分の乾燥を1日間行ない、皮膜中の含水率を6質量%にまで落とした。
乾燥後の極小ソフトカプセルは、タンブラーで1時間の磨きをかけた。

0077

得られた、楕円型(Oval)の「極小ソフトカプセル1」は、充填量のばらつきがなく、異形カプセルもなく良好であった。

0078

実施例2
実施例1において、プランジャーポンプを用いて送液することに代えて、送液ポンプを用いずに、内容液を自由落下(重力)で送液した以外は、実施例1と同様にして、「極小ソフトカプセル2」を得た。

0079

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に「切れ」が良く導入された。
「極小ソフトカプセル2」は、充填量のばらつきがなく、異形カプセルもなく良好であった。

0080

実施例3
実施例1において、同様のプランジャーポンプを用いて、連続して定圧(一定流速)で送液したことに代えて、ダイロールの回転と陰圧の間欠的な発生に同期させて、周期0.5回/秒で、0.03cm3(比重1換算で30mg)の内容液を間欠的に送液した。

0081

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプ(プランジャーポンプ)からの間欠的な送液によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、正確に0.03cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0082

実施例4
実施例3において、送液ポンプをプランジャーポンプから回転ポンプである一軸ネジポンプ(PiCO PUMP、古河産機システムズ株式会社製)に代えた以外は、実施例3と同様にして「極小ソフトカプセル4」を得た。

0083

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプからの間欠的な送液によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に「切れ」が良く導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.03cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0084

実施例5
1つの凹部の内容積が0.009cm3、すなわち、合体したときの「内容液の内容量」が0.018cm3(比重1換算で18mg)の大きさの凹部が設けられた、直径10.8cmの1対のダイロールを、内側に向けて等速回転させた以外は、実施例3と同様にして、「極小ソフトカプセル5」を得た。

0085

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプ(プランジャーポンプ)からの間欠的な送液によって、内容液が0.018cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.018cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0086

実施例6
1つの凹部の内容積が0.0025cm3、すなわち、合体したときの「内容液の内容量」が0.005cm3(比重1換算で5mg)の大きさの凹部が設けられた、直径10.8cmの1対のダイロールを、内側に向けて等速回転させた以外は、実施例3と同様にして、「極小ソフトカプセル6」を得た。

0087

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプ(プランジャーポンプ)からの間欠的な送液によって、内容液が0.005cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.005cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0088

実施例7
1つの凹部の内容積が0.1cm3、すなわち、合体したときの「内容液の内容量」が0.2cm3(比重1換算で200mg)の大きさの凹部が設けられた、直径10.8cmの1対のダイロールを、内側に向けて等速回転させた以外は、実施例3と同様にして、「極小ソフトカプセル7」を得た。

0089

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプ(プランジャーポンプ)からの間欠的な送液によって、内容液が0.2cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.2cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0090

実施例8
内容液1を内容液2に代えた以外は、実施例4と同様にして「極小ソフトカプセル8」を得た。

0091

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプからの間欠的な送液によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.03cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0092

実施例9
内容液1を内容液3に代えた以外は、実施例4と同様にして「極小ソフトカプセル9」を得た。

0093

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、更には、送液ポンプからの間欠的な送液によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.03cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0094

実施例10
実施例1で、「内容液の内容量」が0.03cm3(比重1換算で30mg)の大きさの凹部に代えて、「内容液の内容量」が0.018cm3(比重1換算で18mg)の大きさの凹部にし、プランジャーポンプに代えて、回転ポンプに属するスクリューポンプにした以外は、実施例1と同様に、「極小ソフトカプセル10」を得た。

0095

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.03cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.018cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに極めて良好に導入された。

0096

実施例11
実施例1で、「内容液の内容量」が0.03cm3(比重1換算で30mg)の大きさの凹部に代えて、「内容液の内容量」が0.018cm3(比重1換算で18mg)の大きさの凹部にし、プランジャーポンプに代えて、回転ポンプであるベーンポンプにした以外は、実施例1と同様に、「極小ソフトカプセル11」を得た。

0097

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.018cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.018cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに導入された。

0098

実施例12
実施例10において、内容液1を内容液2に代えた以外は、実施例10と同様に、「極小ソフトカプセル12」を得た。

0099

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.018cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、定量的に導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.018cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに極めて良好に導入された。

0100

実施例13
実施例11において、内容液1を内容液2に代えた以外は、実施例11と同様に、「極小ソフトカプセル13」を得た。

0101

凹部の底に設けられた減圧孔から減圧ポンプで吸引することによって、皮膜シートは凹部に密着し、それによって間欠的に発生した陰圧によって、内容液が0.018cm3だけ、凹部の内に形成された皮膜シートの内部に、極めて定量的に「切れ」が良く導入された。内容液供給手段からは、間欠的に正確に0.018cm3の内容液が、凹部内の皮膜内のポケットに極めて良好に導入された。

0102

「極小ソフトカプセル7」は、充填量のばらつきがなく、異形カプセルもなく、凹部による狭圧部分の皮膜シート間に分散粒子である難油溶性粉末(ビルベリー粉末)の挟まりもなく良好であった。

0103

実施例14
実施例13において、連続して定圧(一定流量)で送液する際の圧力に関して、流量1.0mL/s(cm3/秒)となるように一定の圧力を加えたことに代えて、下記の表1のように圧力(吐出流量)を変化させて成型状態を観察した。

0104

判定基準
極小ソフトカプセルの成型状態を目視観察し、充填量を測定し、以下の基準で判定した。
◎:カプセルの変形が見られず、均一内容量のカプセルが安定的に成型できる。
○:カプセル変形が見られないが、若干カプセル内容量にばらつきが生じる。

0105

0106

実施例1〜14について、「内容量のバラツキ」、「異型」、及び、内容液2と内容液3を用いたものについては「挟まり(液漏れ)」を以下のように評価し、以下のように判定した。
評価結果を表3にまとめて記載する。

0107

<「内容量(充填量)のバラツキ」の評価・判定方法
充填量をmg単位で測定し、10個のカプセルについて標準偏差をもとめ、以下の表2の基準で判定した。

0108

0109

<「異型」の評価・判定方法>
100個のカプセルについて観察し、標準形に対して「いびつ」な形状が出現する確率で評価し、以下の基準で判定した。

0110

◎:異型発現率が1%未満
○:異型発現率が1%以上5%未満
△:異型発現率が5%以上10%未満
×:異型発現率が10%以上

0111

<「挟まり(液漏れ)」の評価・判定方法>
内容液に粒子が分散された内容液2と内容液3を使用したものについては、100個のカプセルについて観察し、粉末が凹部の縁で狭圧されて接着された皮膜部分に分散粒子が挟まれ、そこから液漏れが生じたかを観察し以下の基準で判定した。

0112

○:100個全てに液漏れが見られない
×:100個のうち1個以上に液漏れが見られた

0113

0114

比較例1〜13
凹部内の陰圧を利用しない従来法で、実施例1〜13の極小ソフトカプセルの製造条件に対応させて比較例1〜13を製造した。
上記評価方法で評価し、上記判定基準で判定した。評価結果を表4にまとめて記載する。

0115

実施例

0116

実施例1〜14の極小ソフトカプセルは何れも、「内容量のバラツキ」、「異型」、「挟まり(液漏れ)」の全てが良好であったが、比較例1〜13の極小ソフトカプセルは何れも、「内容量のバラツキ」、「異型」、「挟まり(液漏れ)」の全てで、対応する実施例に比べて不良であった。

0117

本発明の、ロータリーダイ法において、間欠的な陰圧を用いて製造した極小ソフトカプセルは、通常のソフトカプセルと同様にサプリメント等として利用される他、外形が小さいため、外側の他の剤の中に内包して用いられ、実験動物やペット等の動物用にも用いられ、釣り餌としても用いられ、子供や高齢者用にも用いられ、噛んで美味しいソフトカプセルとして用いられ、主食、菓子、飲料、惣菜等の一般食品に添加しても用いられる等、種々の分野に広く利用されるものである。

0118

11ダイロール
12 凹部
13減圧孔
14減圧手段
21内容液供給手段
22 送液ポンプ
23 内容液槽
24 送液モーター
31皮膜シート原料液槽
32 皮膜シート原料液供給手段
33 皮膜シート形成ローラー
34テンションローラー
35 加熱手段
36ガイド
L 内容液
S 皮膜シート

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