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技術 吸収性物品

出願人 株式会社リブドゥコーポレーション
発明者 西田素子
出願日 2017年7月24日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2017-142985
公開日 2017年10月12日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2017-185393
状態 特許登録済
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 前側スリット 好適位置 戻り現象 羽子板 止着部材 型くずれ ウェットバック 吸収性積層体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

尿等の拡散性に優れ、横漏れしにくい吸収性物品を提供する。

解決手段

液透過性トップシート2と液不透過性バックシート3とこれらの間に設けられた吸収性積層体4とを有する吸収性物品1であって、吸収性積層体4は、前後方向yと幅方向xとを有し、トップシート2側から上側吸収層5と下側吸収層7とを有し、上側吸収層5は前後方向yに延びる上側開口6を有し、下側吸収層7は、上側開口6と重なって、前後方向yに延びる下側開口8を有し、下側開口8は、上側開口6の前側端より前方、および/または、上側開口6の後側端より後方に延びており、上側吸収層5は、前後方向y全体にわたって下側吸収層7よりも幅広に形成されており、下側開口8は、上側吸収層5よりも幅狭に形成されている吸収性物品。

概要

背景

従来、吸収性物品において尿等の拡散性を高めるために、吸収性コアに開口が形成された吸収性物品が知られている。例えば特許文献1には、トップシートバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有し、吸収性積層体が吸収性コアとして上側吸収層と下側吸収層を有し、上側吸収層に前後方向(吸収性物品を着用した際の着用者の前後方向に相当)に延びる開口が形成された吸収性物品が開示されている。

概要

尿等の拡散性に優れ、横漏れしにくい吸収性物品を提供する。液透過性のトップシート2と液不透過性のバックシート3とこれらの間に設けられた吸収性積層体4とを有する吸収性物品1であって、吸収性積層体4は、前後方向yと幅方向xとを有し、トップシート2側から上側吸収層5と下側吸収層7とを有し、上側吸収層5は前後方向yに延びる上側開口6を有し、下側吸収層7は、上側開口6と重なって、前後方向yに延びる下側開口8を有し、下側開口8は、上側開口6の前側端より前方、および/または、上側開口6の後側端より後方に延びており、上側吸収層5は、前後方向y全体にわたって下側吸収層7よりも幅広に形成されており、下側開口8は、上側吸収層5よりも幅狭に形成されている吸収性物品。

目的

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、尿等の拡散性に優れ、横漏れしにくい吸収性物品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

液透過性トップシート液不透過性バックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体とを有する吸収性物品であって、前記吸収性積層体は、前後方向と幅方向とを有し、トップシート側から上側吸収層と下側吸収層とを有し、前記上側吸収層は、前記前後方向に延びる上側開口を有し、前記下側吸収層は、前記上側開口と重なって、前記前後方向に延びる下側開口を有し、前記下側開口は、前記上側開口の前側端より前方、および/または、前記上側開口の後側端より後方に延びており、前記上側吸収層は、前記前後方向全体にわたって前記下側吸収層よりも幅広に形成されており、前記下側開口は、前記上側吸収層よりも幅狭に形成されていることを特徴とする吸収性物品。

請求項2

前記下側開口は、前記前後方向全体にわたって前記上側吸収層よりも幅狭に形成されている請求項1に記載の吸収性物品。

請求項3

前記上側開口は、前記上側吸収層の前側端より後方かつ後側端より前方に形成されている請求項1または2に記載の吸収性物品。

請求項4

前記下側開口は、前記上側開口の前側端より前方および前記上側開口の後側端より後方に延びている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。

請求項5

前記下側開口は、前記上側開口と重ならない前側端部および/または後側端部が、前記上側開口と重なる部分よりも幅広に形成されており、前記下側開口は、前記前後方向全体にわたって、前記上側開口よりも幅狭に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。

請求項6

前記上側開口は、前記前後方向に、前側部、後側部、およびこれらの間の中間部を有し、前記前側部および前記後側部が、前記中間部より幅広に形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。

請求項7

前記下側開口は、前記上側開口と重なる部分で、前記上側開口より幅狭に形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。

請求項8

前記上側吸収層は、前記下側吸収層よりも、前記前後方向に長く形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。

請求項9

前記下側開口は、前記上側開口と重ならない前側端部および/または後側端部が、前記上側開口と重なる部分より幅広に形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。

技術分野

0001

本発明は、尿パッド失禁パッドを含む)、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に関するものである。

背景技術

0002

従来、吸収性物品において尿等の拡散性を高めるために、吸収性コアに開口が形成された吸収性物品が知られている。例えば特許文献1には、トップシートバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体を有し、吸収性積層体が吸収性コアとして上側吸収層と下側吸収層を有し、上側吸収層に前後方向(吸収性物品を着用した際の着用者の前後方向に相当)に延びる開口が形成された吸収性物品が開示されている。

先行技術

0003

特開2007−202575号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に開示される吸収性物品は、上側吸収層に形成された開口で尿等の前後方向への拡散性が高められ、この開口で拡散した尿等が上側吸収層や下側吸収層で吸収される。しかし、着用者から尿等が一度に大量に排泄された場合、例えば開口の前側端や後側端に一度に大量の尿等が移行すると、開口から尿等が溢れて横漏れするおそれがある。

0005

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、尿等の拡散性に優れ、横漏れしにくい吸収性物品を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を解決することができた本発明の吸収性物品とは、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体とを有する吸収性物品であって;吸収性積層体は、前後方向と幅方向とを有し、トップシート側から上側吸収層と下側吸収層とを有し;上側吸収層は、前後方向に延びる上側開口を有し;下側吸収層は、上側開口と重なって、前後方向に延びる下側開口を有し;下側開口は、上側開口の前側端より前方、および/または、上側開口の後側端より後方に延びているところに特徴を有する。

0007

本発明の吸収性物品は、上側吸収層に形成された上側開口と下側吸収層に形成された下側開口が重なって設けられているため、上側開口と下側開口が重なる部分で尿等の前後方向への拡散性が高められる。そして、上側開口と下側開口が重なる部分で前後方向に拡散した尿等は、下側開口が上側開口の前側端より前方および/または後側端より後方に延びることにより形成されたポケットに収容され、ポケットに収容された尿等は上側吸収層と下側吸収層とによって吸収される。その結果、着用者から排泄された尿等は、上側開口と下側開口が重なる部分で溢れることなく吸収性積層体で速やかに吸収されやすくなって、尿等の横漏れが起こりにくくなる。また、本発明の吸収性物品では、上側開口と下側開口が重なる部分で吸収性積層体を幅方向に折り曲げて、着用者の股間で窪みを形成しやすくなるため、着用者からの排泄物を好適に受けやすくなる。この点からも、本発明の吸収性物品は横漏れが起こりにくい。

0008

下側開口は、上側開口と重なる部分で、上側開口より幅狭に形成されていることが好ま
しい。このように上側開口と下側開口が形成されていれば、着用者から排泄された尿等を、上側開口と下側開口が重なる部分で好適に受けやすくなるとともに、当該部分で受けた尿等が下側吸収層に速やかに吸収されて尿等が溢れにくくなる。また、上側開口が下側開口より幅広に形成されることにより、吸収性積層体を着用者の股間で窪みを形成するように幅方向に折り曲げやすくなる。

0009

上側開口と下側開口が重なる部分の前記前後方向の長さは、吸収性積層体の前記前後方向の長さの15%以上50%以下であることが好ましい。上側開口と下側開口が重なる部分がこのような長さで形成されていれば、吸収性積層体での尿等の拡散性が高められ、吸収性積層体によって尿等が効率的に吸収されるようになる。また、吸収性積層体の吸収性能吸収容量や吸収速度)が十分に確保されやすくなる。

0010

下側開口は、上側開口の前側端よりも前方に10mm以上延在し、上側開口の後側端よりも後方に10mm以上延在していることが好ましい。このように下側開口が形成されていれば、上側開口と下側開口が重なる部分の前記前後方向の長さが十分に確保され、吸収性積層体での尿等の拡散性が高められる。また、下側開口が上側開口の前側端より前方および後側端より後方に延びることにより形成されたポケットに尿等が好適に収容されやすくなって、ポケットに収容された尿等が上側吸収層と下側吸収層とによって速やかに吸収されやすくなる。

0011

上側吸収層と下側吸収層はそれぞれ、親水性繊維吸水性樹脂を含有する成形体から構成され、上側吸収層の成形体が下側吸収層の成形体と直接接触していることが好ましい。このように上側吸収層と下側吸収層が構成されていれば、上側開口と下側開口とが貫通して形成され、上側開口と下側開口が重なる部分で尿等が溢れることなく好適に拡散しやすくなる。

0012

上側吸収層と下側吸収層はそれぞれ、親水性繊維と吸水性樹脂を含有する成形体から構成され、上側吸収層の成形体が下側吸収層の成形体よりも吸水性樹脂含有率が高いことが好ましい。このように上側吸収層と下側吸収層が構成されていれば、吸収性積層体によって吸収された尿等が着用者の肌に逆戻りしにくくなり、吸収性物品の着用感が向上する。

0013

上側吸収層は、下側吸収層よりも前記前後方向および前記幅方向に長く形成されていることが好ましい。このように上側吸収層と下側吸収層が構成されていれば、下側吸収層が尿等の吸収に効率的に寄与し、また、着用者が上側吸収層と下側吸収層との段差ができることによる違和感を覚えにくくなり、着用感が向上する。

0014

上側開口は、前記前後方向に、前側部、後側部、およびこれらの間の中間部を有し、前側部および後側部が中間部より幅広に形成されていてもよい。このように上側開口が形成されていれば、吸収性物品を着用している際に吸収性積層体が縒れても、吸収性積層体の縒れが上側開口で緩和されて、吸収性積層体の着用者の肌へのフィット性を高めることができる。

0015

下側開口は、上側開口と重ならない前側端部および/または後側端部が、上側開口と重なる部分より幅広に形成されていてもよい。このように下側開口が形成されていれば、下側開口の前側端部と後側端部に形成されたポケットに尿等が好適に収容されやすくなり、ポケットに収容された尿等はさらに上側吸収層と下側吸収層とによって速やかに吸収されやすくなる。従って、尿等が吸収性積層体によって、より速やかに吸収されやすくなる。

0016

上側吸収層は、上側開口の幅方向の両側に、上側開口の斜め前方に延びる前側スリット、および/または、上側開口の斜め後方に延びる後側スリットを有していてもよい。上側
吸収層に前側スリットおよび/または後側スリットが形成されていれば、吸収性積層体を幅方向と前後方向の両方向に対して窪ませて形成することができるようになる。従って、このような吸収性積層体を備えた吸収性物品を着用すれば、排泄物を好適に受けやすくなって、横漏れも起こりにくくなる。

0017

バックシートは吸収性積層体と異なる色を有することが好ましい。バックシートが吸収性積層体と異なる色を有していれば、吸収性物品をトップシート側から見たときに、上側開口と下側開口が重なる部分の位置を認識しやすくなる。従って、上側開口と下側開口が重なる部分の位置を確認しながら吸収性物品を装着することにより、吸収性積層体を着用者の股間の好適位置に設置することが容易になる。

発明の効果

0018

本発明の吸収性物品は、上側吸収層に形成された上側開口と下側吸収層に形成された下側開口が重なって設けられ、下側開口が、上側開口の前側端より前方および/または上側開口の後側端より後方に延びるように形成されているため、上側開口と下側開口を通じて尿等の吸収性積層体での拡散性が高められるとともに、尿等が吸収性積層体で速やかに吸収されるようになる。

図面の簡単な説明

0019

吸収性積層体をトップシート側から見た平面図を表す。
吸収性積層体の変形例を表す。
吸収性積層体の変形例を表す。
吸収性積層体の変形例を表す。
本発明の吸収性物品の一実施態様として、吸収性物品(尿パッド)をトップシート側から見た平面図を表す。
図5に示した吸収性物品のA−A断面図を表す。

実施例

0020

本発明の吸収性物品は、トップシートとバックシートとこれらの間に設けられた吸収性積層体とを有する。本発明の吸収性物品の態様としては、尿パッド(失禁パッドを含む)、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等が示される。

0021

吸収性物品の形状は特に限定されない。吸収性物品が、例えば尿パッド、生理用ナプキンである場合、吸収性物品の形状としては、略長方形砂時計型ひょうたん型、羽子板型等が示される。

0022

吸収性物品が使い捨ておむつである場合、使い捨ておむつは、左右に一対の止着部材が備えられ、当該止着部材により着用時にパンツ型に形成するオープン型使い捨ておむつであってもよく、ウェスト開口部と一対の脚開口部とが形成されたパンツ型使い捨ておむつであってもよい。

0023

トップシートは、吸収性物品の着用の際に着用者側に位置するシートであり、液透過性であればその材料は特に限定されない。バックシートは、吸収性物品の着用の際に着用者とは反対側、すなわち外側に位置するシートであり、液不透過性であればその材料は特に限定されない。なお、本発明において、液不透過性とは撥水性の意味も含まれる。

0024

トップシートとしては、例えば、セルロースレーヨンコットン等の親水性繊維から形成された不織布や;ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレンポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用い
ることができる。また、トップシートとして、織布、編布、孔が形成されたプラスチックフィルムを用いてもよい。

0025

バックシートとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。

0026

トップシートやバックシートとして不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド法エアスルー法ポイントボンド法、メルトブロー法エアレイド法やそれらの製法の組み合わせ等により製造されるものが好ましい。また、スパンボンド法とメルトブロー法を組み合わせたSMS法により製造された不織布を用いてもよい。

0027

吸収性積層体は、トップシートとバックシートとの間に設けられ、尿等の排泄物を吸収する。吸収性積層体は、トップシート側から上側吸収層と下側吸収層とを有する。好ましくは、上側吸収層は下側吸収層に隣接して設けられる。また、吸収性積層体は、吸収体として上側吸収層と下側吸収層のみを有することが好ましい。

0028

吸収性積層体は、前後方向と幅方向とを有する。前後方向とは、吸収性物品を着用者が着用した際、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。前後方向において、着用者の腹側に当てられる位置を前側と称し、着用者の背側に当てられる位置を後側と称する。幅方向とは、吸収性積層体と同一面上にあり、前後方向と直交する方向を意味する。また、本発明において、上側とは吸収性物品を着用した際の着用者側を意味し、下側とは吸収性物品を着用した際の着用者とは反対側、すなわち外側を意味する。上側から下側に延びる方向を、上下方向と称する。

0029

吸収性積層体を構成する上側吸収層と下側吸収層は、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。上側吸収層や下側吸収層としては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは吸収性材料を紙シート(例えば、ティッシュペーパー薄葉紙)や液透過性不織布シート等のシート部材で覆ったものを用いることができる。吸収性材料としては、例えば、粉砕したパルプ繊維セルロース繊維等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプンアクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維ポリアミド繊維等の熱融着性繊維が含まれてもよい。これらの熱融着性繊維は、尿等の体液との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。

0030

吸収性材料は、尿等の吸収速度を高め、吸収性積層体の保形性を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましく、パルプ繊維を含むことがより好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。より好ましくは、吸収性積層体を構成する上側吸収層と下側吸収層はそれぞれ、吸収性材料として親水性繊維と吸水性樹脂を含有する。後述するように、上側吸収層と下側吸収層にはそれぞれ開口が形成されているため、上側吸収層と下側吸収層が親水性繊維と吸水性樹脂を含有していれば、上側吸収層と下側吸収層の開口が所定形状に好適に維持されやすくなるとともに、上側吸収層と下側吸収層の吸収性能が高められる。

0031

上側吸収層と下側吸収層の目付はそれぞれ、100g/m2以上が好ましく、130g
/m2以上がより好ましく、また300g/m2以下が好ましく、250g/m2以下がよ
り好ましい。上側吸収層と下側吸収層の目付が100g/m2以上であれば、上側吸収層
と下側吸収層が十分な剛性を有しやすくなる。従って、上側吸収層と下側吸収層にそれぞ
れ形成される開口を所定形状に維持しやすくなる。上側吸収層と下側吸収層の目付が300g/m2以下であれば、吸収性物品の全体が厚くなり過ぎず、吸収性物品の装着感が向
上する。なお、上側吸収層と下側吸収層の目付は、同じであっても異なっていてもよい。

0032

吸収性積層体の形状(平面形状)は特に限定されない。上側吸収層と下側吸収層の形状(平面形状)も特に限定されない。吸収性積層体の形状は、用途に応じて適宜決定すればよく、例えば、長方形、砂時計型、ひょうたん型、羽子板型等が挙げられる。

0033

上側吸収層と下側吸収層にはそれぞれ前後方向に延びる開口が形成され、上側吸収層に形成された上側開口と下側吸収層に形成された下側開口が互いに重なって設けられている。そして、下側開口は、上側開口の前側端より前方、および/または、上側開口の後側端より後方に延びている。

0034

ここで、上側開口と下側開口の形成についての理解を容易にするため、吸収性積層体の構成例を図1を参照しながら説明する。図1は、吸収性積層体をトップシート側から見た平面図を表す。なお、本願の図では、矢印xが幅方向、矢印yが前後方向を表し、矢印x,yにより形成される面に対して垂直方向が上下方向zを表す。また、図1では、図の上側が吸収性物品の前側に相当し、図の下側が吸収性物品の後側に相当する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。

0035

吸収性積層体4は、トップシート側から上側吸収層5と下側吸収層7を有しており、上側吸収層5は前後方向yに延びる上側開口6を有し、下側吸収層7は、上側開口6と重なって、前後方向yに延びる下側開口8を有している。そして、下側開口8は、上側開口6の前側端より前方、および/または、上側開口6の後側端より後方に延びている。その結果、下側開口8において、上側開口6の前側端より前方の部分8F(以下、「前側端部」と称する場合がある)、および/または、上側開口6の後側端より後方の部分8B(以下、「後側端部」と称する場合がある)には、下側開口8が上側吸収層5に覆われることにより形成されたポケット9が設けられることとなる。なお、図1では、下側開口8が、上側開口6の前側端より前方および上側開口6の後側端より後方に延びている態様が示されている。

0036

本発明の吸収性物品は、このように上側吸収層5と下側吸収層7にそれぞれ上側開口6と下側開口8が設けられることにより、上側開口6と下側開口8が重なる部分で尿等の前後方向yへの拡散性が高められる。そして、上側開口6と下側開口8が重なる部分で前後方向yに拡散した尿等は、下側開口8の前側端部8Fおよび/または後側端部8Bに形成されたポケット9に収容され、ポケット9に収容された尿等は上側吸収層5と下側吸収層7とによって吸収される。その結果、着用者から排泄された尿等は、吸収性積層体4で速やかに吸収される。従って、本発明の吸収性物品では、尿等の横漏れが起こりにくくなる。

0037

例えば、従来の上側吸収層と下側吸収層を有する吸収性物品では、上側吸収層に形成された上側開口を下側吸収層に形成された下側開口と重なるように設けることは、一般になされてこなかった。これは、上側開口と下側開口を重ねて設けることで、上側開口と下側開口が重なる部分で尿等が溢れやすくなって、かえって尿等の吸収性能が低下することが懸念されたためと考えられる。しかし本発明の吸収性物品では、下側開口8の前側端部8Fおよび/または後側端部8Bにポケット9を形成することで、上側開口6と下側開口8が重なる部分に移行した尿等が前後方向yに拡散してポケット9に収容され、ポケット9で尿等が速やかに吸収されるようになる。

0038

また、本発明の吸収性物品では、上側開口6と下側開口8が重なる部分で吸収性積層体
4を幅方向xに折り曲げて、着用者の股間で窪みを形成しやすくなる。そのため、本発明の吸収性物品は、着用者からの排泄物を好適に受けやすくなるとともに、横漏れも起こりにくくなる。

0039

上側開口6と下側開口8は、前後方向yに延びる限りその形状は特に限定されないが、尿等の前後方向yへの拡散を促進する点から、幅方向xより前後方向yに長い形状であることが好ましい。図1では、上側開口6と下側開口8の形状はそれぞれ、前後方向yに長い角の丸い長方形となっている。開口の形状は、例えば、長方形、楕円形多角形、砂時計型、ひょうたん型等であってもよい。

0040

上側開口6と下側開口8は、吸収性物品を着用した際、着用者の排尿付近に面するように、上側吸収層5と下側吸収層7に設けられることが好ましい。このように上側開口6と下側開口8が設けられれば、着用者から排泄された尿等が速やかに上側開口6と下側開口8が重なる部分に移行し、当該部分で前後方向yに拡散しやすくなる。

0041

図1では、上側開口6と下側開口8は1つずつ設けられているが、上側開口6と下側開口8の数はこれに限定されず、2つ以上でもよい。なお、着用者から排泄された尿等を、上側開口6と下側開口8が重なる部分で尿等を受けやすくし、当該部分での尿等の前後方向yへの拡散性を高めるため、上側開口6と下側開口8は、吸収性積層体4の幅方向xの中心線C上を前後方向yに延びるように形成されることが好ましい。この場合、前後方向yに延びるように形成される上側開口6と下側開口8は、図1に示すように1つずつ設けられることが好ましい。このように上側開口6と下側開口8が設けられることにより、吸収性積層体4の吸収容量が確保され、吸収性積層体4を所定形状に保持しやすくなる。

0042

下側開口8は、図1に示すように、上側開口6の前側端より前方および上側開口6の後側端より後方に延びるように形成されていることが好ましい。このように下側開口8が形成されていれば、下側開口8の前側端部8Fと後側端部8Bの両方に尿等を収容可能なポケット9が形成され、尿等が吸収性積層体4によって速やかに吸収されやすくなる。

0043

下側開口8の前側端部8Fおよび/または後側端部8Bに形成されるポケット9の深さ(前後方向yの長さ)は、10mm以上が好ましく、15mm以上がより好ましく、20mm以上がさらに好ましい。つまり、下側開口8は、上側開口6の前側端よりも前方に10mm以上(より好ましくは15mm以上であり、さらに好ましくは20mm以上)延在し、上側開口6の後側端よりも後方に10mm以上(より好ましくは15mm以上であり、さらに好ましくは20mm以上)延在していることが好ましい。このようにポケット9が形成されていれば、ポケット9に尿等が好適に収容されやすくなって、その結果、ポケット9に収容された尿等が上側吸収層5と下側吸収層7とによって速やかに吸収されやすくなる。なお、ポケット9の深さの上限は特に限定されないが、ポケット9の深さが深すぎても、ポケット9の奥まで尿等が到達しにくくなって下側吸収層7の吸収容量の低下を招くため、ポケット9の深さは150mm以下が好ましく、130mm以下がより好ましい。つまり、下側開口8は、上側開口6の前側端よりも前方に150mm以下(より好ましくは130mm以下)だけ延在し、上側開口6の後側端よりも後方に150mm以下(より好ましくは130mm以下)だけ延在していることが好ましい。

0044

上側開口6と下側開口8が重なる部分(以下、「開口重なり部分」と称する場合がある)の前後方向yの長さは、吸収性積層体4の前後方向yの長さの15%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、また50%以下であることが好ましく、45%以下であることがより好ましい。開口重なり部分の前後方向yの長さが吸収性積層体4の前後方向yの長さの15%以上であれば、開口重なり部分の前後方向yの長さが十分確保され、開口重なり部分での尿等の拡散性が高められ、吸収性積層体4によって尿
等が効率的に吸収されるようになる。また、吸収性物品を幅方向xに折り曲げて、着用者の股間で窪みを形成しやすくなる。開口重なり部分の前後方向yの長さが吸収性積層体4の前後方向yの長さの50%以下であれば、吸収性積層体4に吸収性材料が配されない部分が多くなりすぎず、吸収性積層体4の吸収性能(吸収容量や吸収速度)が確保されやすくなる。なお、図1では、下側開口8が上側開口6の前側端より前方および上側開口6の後側端より後方に延びるように形成されているため、開口重なり部分の前後方向yの長さは上側開口6の前後方向yの長さに等しくなっている。

0045

下側開口8は、上側開口6と重なる部分で上側開口6より幅狭に形成されていることが好ましい。このように上側開口6と下側開口8が形成されていれば、着用者から排泄された尿等を開口重なり部分で好適に受けやすくなるとともに、開口重なり部分で受けた尿等が下側吸収層7に速やかに吸収されて、当該部分で尿等が溢れにくくなる。また、上側開口6が下側開口8より幅広に形成されることにより、開口重なり部分で吸収性積層体4を、着用者の股間で窪み(隆起ではなく)を形成するように幅方向xに折り曲げやすくなる。このような効果が確実に奏されるようにするために、開口重なり部分では、上側開口6の幅が下側開口8の幅の1.2倍以上であることが好ましく、1.5倍以上であることがより好ましく、また5.0倍以下であることが好ましく、4.0倍以下であることがより好ましい。なお、上側開口6および下側開口8の幅とは、幅方向xに対する長さを意味する。

0046

下側開口8の幅は、開口重なり部分において、5mm以上が好ましく、7mm以上がより好ましく、また25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましい。開口重なり部分で下側開口8の幅が5mm以上あれば、開口重なり部分で尿等の前後方向yへの拡散性が高められるとともに、吸収性積層体4を開口重なり部分で幅方向xに折り曲げやすくなる。開口重なり部分で下側開口8の幅が25mm以下であれば、尿等が開口重なり部分で前後方向yに拡散する間に下側吸収層7により吸収されやすくなる。そのため、一度に大量の尿等が排泄されても、尿等が開口重なり部分で溢れにくくなる。

0047

開口重なり部分で尿等が溢れることなく前後方向yに好適に拡散されるようにするために、上側吸収層5と下側吸収層7はそれぞれ親水性繊維と吸水性樹脂を含有する成形体から構成され、上側吸収層5の成形体が下側吸収層7の成形体と直接接触していることが好ましい。すなわち、上側吸収層5と下側吸収層7の間にはティッシュ等の他の部材が設けられないことが好ましく、上側吸収層5の上側開口6と下側吸収層7の下側開口8とが貫通していることが好ましい。

0048

さらに、上側吸収層5の成形体と下側吸収層7の成形体は、接着剤等の接合手段により接合されていないことが好ましい。これにより上側吸収層5と下側吸収層7との間を尿等が移行しやすくなって、尿等が上側吸収層5と下側吸収層7の両方によって好適に吸収されやすくなる。

0049

上側吸収層5と下側吸収層7はまた、それぞれ親水性繊維と吸水性樹脂を含有する成形体から構成され、上側吸収層5の成形体が下側吸収層7の成形体よりも吸水性樹脂含有率が高いことが好ましい。一般に親水性樹脂と吸水性樹脂を含有する吸収体は、吸水性樹脂含有率が高いほど吸収容量が高くなるが、吸水性樹脂が吸水して膨潤することにより、いわゆるゲルブロッキングが起こって、尿等の吸収体の透過性が低下する場合がある。しかし本発明の吸収性物品で用いられる吸収性積層体4では、上側開口6と下側開口8が重なる部分が存在するため、上側吸収層5の吸水性樹脂含有率を高くしても上側開口6と下側開口8が重なる部分を通して下側吸収層7に尿等が移行でき、尿等が上側吸収層5と下側吸収層7の両方によって好適に吸収されやすくなる。従って、上側吸収層5の成形体の吸水性樹脂含有率を高くすることにより、下側吸収層7の吸収性能を確保しつつ、上側吸収
層5によっていわゆるウェットバック(吸収した尿等の逆戻り現象)を防止しやすくなる。従って、吸収性積層体4によって吸収された尿等が着用者の肌に逆戻りしにくくなり、吸収性物品の着用感が向上する。

0050

上側吸収層5は、図1に示すように、下側吸収層7よりも、前後方向yおよび幅方向xに長く形成されていることが好ましい。本発明の吸収性物品では、下側吸収層7は、上側開口6と下側開口8が重なる部分から尿等を吸収できるが、当該部分の周囲を中心に下側吸収層7の吸収性材料を配置することで、すなわち、下側吸収層7の前後方向yと幅方向xの長さを上側吸収層5よりも短くすることで、下側吸収層7が尿等の吸収に効率的に寄与することとなる。また、上側吸収層5が下側吸収層7よりも前後方向yおよび幅方向xに長く形成されることで、着用者が上側吸収層5と下側吸収層7との段差ができることによる違和感を覚えにくくなり、着用感が向上する。

0051

次に、吸収性積層体4の変形例について、図2図4を参照して説明する。図2図4には、吸収性積層体4の変形例をそれぞれ示した。なお、下記において、図1に示した吸収性積層体4の説明と重なる部分は、説明を省略する。

0052

図2に示した実施態様では、上側開口6は、前後方向yの両端部が幅広に形成されている。すなわち、上側開口6は、前後方向yに、前側部6F、後側部6B、およびこれらの間の中間部6Mを有し、前側部6Fおよび後側部6Bが中間部6Mより幅広に形成されている。このように上側開口6が形成されていれば、吸収性物品を着用している際に吸収性積層体4が縒れても、吸収性積層体4の縒れが上側開口6で緩和されて、吸収性積層体4の着用者の肌へのフィット性を高めることができる。例えば、図2に示した吸収性積層体4は、着用者が歩いている状態でも、吸収性積層体4が着用者の肌に常にフィットしやすくなる。なお、前側部6F、後側部6B、中間部6Mの前後方向yの長さの比率は特に限定されないが、例えば図2に示されるように、上側開口6が前後方向yに3等分されて、前側部6F、後側部6B、中間部6Mがそれぞれ規定されればよい。

0053

図3に示した実施態様では、下側開口8が、前後方向yの両端部が幅広に形成されている。すなわち、下側開口8は、上側開口6と重ならない前側端部8Fおよび後側端部8Bが、上側開口6と重なる部分より幅広に形成されている。このように下側開口8が形成されていれば、下側開口8の前側端部8Fと後側端部8Bに形成されたポケット9に尿等が好適に収容されやすくなり、ポケット9に収容された尿等はさらに上側吸収層5と下側吸収層7とによって速やかに吸収されやすくなる。従って、尿等が吸収性積層体4によって、さらに速やかに吸収されやすくなる。なお、図には示されていないが、下側開口8は、前側端部8Fと後側端部8Bのいずれか一方のみが上側開口6と重なる部分より幅広に形成されていてもよい。

0054

図4に示した実施態様では、上側吸収層5が、上側開口6の幅方向xの両側に、上側開口6の斜め前方に延びる前側スリット10と、上側開口6の斜め後方に延びる後側スリット11を有している。このように上側吸収層5に前側スリット10と後側スリット11が形成されていれば、吸収性積層体4を幅方向xと前後方向yの両方向に対して窪ませて形成することができるようになる。従って、このような吸収性積層体4を備えた吸収性物品を着用すれば、排泄物が好適に受けられ、横漏れも起こりにくくなる。なお、図には示されていないが、上側吸収層5には、前側スリット10と後側スリット11のいずれか一方のみが形成されていてもよい。また、前側スリット10および/または後側スリット11が、上側開口6と繋がっていてもよい。

0055

また、吸収性積層体4は、図2図4の実施態様が組み合わされたものであってもよい。

0056

次に、本発明の吸収性物品の構成例について、図5および図6を参照して説明する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。図5および図6では、図1に示した吸収性積層体4を備えた吸収性物品を示した。図5は、吸収性物品として尿パッドをトップシート側から見た平面図を表す。図6は、図5の吸収性物品のA−A断面図を表す。図5では、図の上側が吸収性物品の前側に相当し、図の下側が吸収性物品の後側に相当する。

0057

吸収性物品1は、液透過性のトップシート2と液不透過性のバックシート3とこれらの間に設けられた吸収性積層体4とを有する。トップシート2は、着用者の肌に面するように配置され、尿等の排泄物を透過する。トップシート2を透過した排泄物は、吸収性積層体4により収容される。バックシート3は、排泄物が外部へ漏れるのを防いでいる。

0058

吸収性積層体4は、前後方向yと幅方向xとを有し、トップシート2側から上側吸収層5と下側吸収層7とを有する。上側吸収層5は前後方向yに延びる上側開口6を有し、下側吸収層7は、上側開口6と重なって、前後方向yに延びる下側開口8を有している。そして、下側開口8は、上側開口6の前側端より前方、および/または、上側開口6の後側端より後方に延びている。吸収性積層体4が収容した尿等は、上側開口6と下側開口8が重なる部分で前後方向yに拡散し、下側開口8の前側端部8Fおよび/または後側端部8Bに形成されたポケット9に収容される。従って本発明の吸収性物品1では、吸収性積層体4に収容された尿等の前後方向yへの拡散性が高められるとともに、尿等が吸収性積層体4で速やかに吸収されるようになる。

0059

バックシート3は吸収性積層体4と異なる色を有することが好ましい。バックシート3が吸収性積層体4と異なる色を有していれば、吸収性物品1をトップシート2側から見たときに、上側開口6と下側開口8が重なる部分を通してバックシート2の色を視認でき、上側開口6と下側開口8が重なる部分の位置を認識しやすくなる。従って、上側開口6と下側開口8が重なる部分の位置を確認しながら吸収性物品1を装着することにより、吸収性積層体4を着用者の股間の好適位置に設置することが容易になる。バックシート2の色としては、吸収性積層体4が一般に白色であることから、例えば、青色等が挙げられる。

0060

図6に示すように、トップシート2と吸収性積層体4との間には上側台紙15が設けられ、バックシート3と吸収性積層体4との間には下側台紙16が設けられることが好ましい。なお、図5では、上側台紙15と下側台紙16が省略されている。上側台紙15と下側台紙16が設けられることにより、吸収性積層体4が型くずれしにくくなる。また、吸収性積層体4の上側吸収層5や下側吸収層7に吸水性樹脂が含まれる場合は、上側台紙15と下側台紙16によってトップシート2やバックシート3の表面に吸水性樹脂が移行するのが防止され、トップシート2やバックシート3の肌触りが良好に維持されやすくなる。上側台紙15と下側台紙16としては、ティッシュペーパーや薄葉紙、クレープ紙等を用いることができる。

0061

上側台紙15は接着剤等の接合手段により上側吸収層5と接合されていることが好ましい。また、下側台紙16は接着剤等の接合手段により下側吸収層7と接合されていることが好ましい。上側台紙15が上側吸収層5と接合されていれば、上側吸収層5の保形性が高められ、上側吸収層5に形成された上側開口6の形状が好適に維持されやすくなる。同様に、下側台紙16が下側吸収層7と接合されていれば、下側吸収層7の保形性が高められ、下側吸収層7に形成された下側開口8の形状が好適に維持されやすくなる。なお上述したように、上側吸収層5と下側吸収層7は互いに接合していないことが好ましい。

0062

吸収性物品1には、吸収性積層体4の幅方向xの両側に、吸収性積層体4の前後方向y
に延在する立ち上がりフラップ12が設けられてもよい。図5および図6では、トップシート2の幅方向xの両側に、前後方向yに延在するサイドシート13が接合し、サイドシート13の幅方向xの内方端に設けられた起立用弾性部材14の収縮力によりサイドシート13の内方端が着用者の肌に向かって立ち上がり、これにより立ち上がりフラップ12が形成されている。立ち上がりフラップ12により、尿等の幅方向xの横漏れが防止される。サイドシート13は、液不透過性のプラスチックフィルムや液不透過性の不織布等により構成される。なお、立ち上がりフラップ12は前後方向yの端部の内面がトップシート2上に接合されてもよく、これにより立ち上がりフラップ12の立ち上がりが容易になる。

0063

1:吸収性物品(尿パッド)
2:トップシート
3:バックシート
4:吸収性積層体
5: 上側吸収層
6: 上側開口
7: 下側吸収層
8: 下側開口

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