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技術 無停電電源装置のコントローラ

出願人 東亜ディーケーケー株式会社
発明者 榎本和也大森茂三橋信幸
出願日 2016年3月31日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-073246
公開日 2017年10月5日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-184588
状態 特許登録済
技術分野 電池等の充放電回路 予備電源装置
主要キーワード 管理条件 内部負荷 バッテリー間 充電用スイッチ 鉛バッテリー 放電用スイッチ スイッチ構成 UPS
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

並列接続された複数のバッテリー間循環電流が流れず、バッテリー寿命を長持ちさせることができる無停電電源装置コントローラを提供する。

解決手段

並列接続された複数のバッテリー1〜4と、外部の機器に対して電力放電可能な1台の放電器20とに接続される、無停電電源装置のコントローラであって、商用電源と接続されて電力を充電する1台の充電器10と、複数のバッテリー1〜4のうちの1つのみを、充電器10から充電可能な状態に接続するよう制御する充電切替器30と、複数のバッテリー1〜4のうちの少なくとも1つを、放電器20に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する放電切替器40と、放電器20と複数のバッテリー1〜4との間のそれぞれに、複数のバッテリー1〜4のいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止する向きに設けられる循環電流防止ダイオード51〜54とを備える。

概要

背景

従来より、停電等の商用電力遮断時に備えて、電力供給が必要な機器に常に接続しておき、停電等の商用電力遮断時に機器に対して電力を供給することが可能なバッテリーを搭載した無停電電源装置が知られている。この際、長時間のバックアップが求められる場合には、複数のバッテリーを並列接続するものが採用されている。

例えば特許文献1には、複数のバッテリーが並列接続された無停電電源装置において、通常時には各バッテリーが充電されるように切替器切替制御が行われ、停電発生時にはバッテリーからインバータコンバータ部に給電が行われるように切替器の切替制御が行われ、バッテリーのチェック時にはチェック対象となるバッテリーがUPS内部負荷に接続されるように切替器の切替制御が行われることが記載されている。

概要

並列接続された複数のバッテリー間循環電流が流れず、バッテリーの寿命を長持ちさせることができる無停電電源装置のコントローラを提供する。並列接続された複数のバッテリー1〜4と、外部の機器に対して電力を放電可能な1台の放電器20とに接続される、無停電電源装置のコントローラであって、商用電源と接続されて電力を充電する1台の充電器10と、複数のバッテリー1〜4のうちの1つのみを、充電器10から充電可能な状態に接続するよう制御する充電切替器30と、複数のバッテリー1〜4のうちの少なくとも1つを、放電器20に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する放電切替器40と、放電器20と複数のバッテリー1〜4との間のそれぞれに、複数のバッテリー1〜4のいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止する向きに設けられる循環電流防止ダイオード51〜54とを備える。

目的

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、並列接続された複数のバッテリー間で循環電流が流れず、バッテリーの寿命を長持ちさせることができる無停電電源装置のコントローラを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

並列接続された複数のバッテリーと、外部の機器に対して電力放電可能な1台の放電器とに接続される、無停電電源装置コントローラであって、商用電源と接続されて電力を充電する1台の充電器と、前記複数のバッテリーのうちの1つのみを、前記充電器から充電可能な状態に接続するよう制御する充電切替器と、前記複数のバッテリーのうちの少なくとも1つを、前記放電器に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する放電切替器と、前記放電器と前記複数のバッテリーとの間のそれぞれに、前記複数のバッテリーのいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止する向きに設けられる循環電流防止ダイオードと、を備えたことを特徴とする無停電電源装置のコントローラ。

請求項2

前記放電切替器は、前記充電切替器により前記充電器から充電可能な状態に接続されたバッテリー以外のバッテリーのうちの少なくとも1つを、前記放電器に電力を放電可能な状態に接続することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置のコントローラ。

技術分野

0001

この発明は、複数のバッテリー並列接続された無停電電源装置充放電制御を行うコントローラに関するものである。

背景技術

0002

従来より、停電等の商用電力遮断時に備えて、電力供給が必要な機器に常に接続しておき、停電等の商用電力遮断時に機器に対して電力を供給することが可能なバッテリーを搭載した無停電電源装置が知られている。この際、長時間のバックアップが求められる場合には、複数のバッテリーを並列接続するものが採用されている。

0003

例えば特許文献1には、複数のバッテリーが並列接続された無停電電源装置において、通常時には各バッテリーが充電されるように切替器切替制御が行われ、停電発生時にはバッテリーからインバータコンバータ部に給電が行われるように切替器の切替制御が行われ、バッテリーのチェック時にはチェック対象となるバッテリーがUPS内部負荷に接続されるように切替器の切替制御が行われることが記載されている。

先行技術

0004

特開2005−287174号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、例えば特許文献1に記載されているような従来の無停電電源装置では、複数のバッテリーが並列接続されていることにより、バッテリー間循環電流が流れ、充電されているバッテリーの電池容量が減ってしまい、常に電力を消費し続けてバッテリー容量を低下させてしまうため、バッテリーの寿命が短くなるという課題があった。

0006

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、並列接続された複数のバッテリー間で循環電流が流れず、バッテリーの寿命を長持ちさせることができる無停電電源装置のコントローラを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、この発明は、並列接続された複数のバッテリーと、外部の機器に対して電力を放電可能な1台の放電器とに接続される、無停電電源装置のコントローラであって、商用電源と接続されて電力を充電する1台の充電器と、前記複数のバッテリーのうちの1つのみを、前記充電器から充電可能な状態に接続するよう制御する充電切替器と、前記複数のバッテリーのうちの少なくとも1つを、前記放電器に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する放電切替器と、前記放電器と前記複数のバッテリーとの間のそれぞれに、前記複数のバッテリーのいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止する向きに設けられる循環電流防止ダイオードと、を備えたことを特徴とする。

発明の効果

0008

この発明の無停電電源装置のコントローラによれば、並列接続された複数のバッテリーについて、すべてのバッテリーを適切な状態で管理することができ、バッテリーの長寿命化をはかることができる。

図面の簡単な説明

0009

複数のバッテリーが並列接続されている無停電電源装置において、循環電流が流れることを示す説明図である。
複数のバッテリーが並列接続されている従来の無停電電源装置の概略構成および充電時の制御状態を示す説明図である。
複数のバッテリーが並列接続されている従来の無停電電源装置の概略構成および放電時の制御状態を示す説明図である。
この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラおよび無停電電源装置全体の概略構成を示す模式図である。
この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラの構成および充電・放電・待機の制御状態の一例を示す説明図である。
この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラの構成および充電・放電・待機の制御状態の別の一例を示す説明図である。

実施例

0010

この発明は、複数のバッテリーが並列接続された無停電電源装置の充放電制御を行うコントローラに関するものである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

0011

図1は、一般的に、複数のバッテリーが並列接続されている無停電電源装置において、各バッテリー間に循環電流が流れることを示す説明図である。
この図1では、複数のバッテリー1〜4が並列接続されている。このように複数のバッテリーが並列接続されている場合には、通常、各バッテリー間で電流が流れ、電池容量が減っていくが、この際に流れる電流を、循環電流という。

0012

この循環電流は、接続されているバッテリー同士の電圧の差や内部抵抗の差によって発生する。しかし、たとえ同種のバッテリーであっても個体差があり、バッテリー同士の電圧や内部抵抗が一致することはないため、複数のバッテリーが並列接続されている限り、無負荷であっても常に循環電流が流れてバッテリーの電力が消費され続けることとなり、バッテリー容量を低下させ、バッテリーの寿命が短くなる要因となっている。

0013

例えば、図1では、バッテリー2の電圧がバッテリー1,3,4より低い電圧のバッテリーであるとする。この場合、実線で示す矢印Aは、バッテリー1,3,4から、バッテリー2に流れている循環電流の様子を示している。そして、バッテリー2の電圧が他のバッテリーよりも高くなると、破線で示す矢印Bのように、今度はバッテリー2から他のバッテリー1,3,4に対して循環電流が流れてしまう。

0014

図2は、複数のバッテリーが並列接続されている従来の無停電電源装置の概略構成および充電時の制御状態を示す説明図である。図2においても、複数のバッテリー1〜4が並列接続されており、各バッテリーには充電器10および放電器(インバータ)20が接続されている。そして、図2において、バッテリー1はほぼ満充電状態であり、バッテリー2はほぼ空カラ)になっている状態であり、バッテリー3,4は少しだけ使われている状態であるとする。充電中は、スイッチSW1をON、スイッチSW2をOFFとする。

0015

この状態で充電が行われる場合、図2では、充電器10からの充電時に、実線の矢印Cで示すように、充電器10から12Aの電流がバッテリー2に流れている。また同時に、破線の矢印Dに示すように、バッテリー1から3A、バッテリー3から1A、バッテリー4から1Aがそれぞれバッテリー2に循環電流として流れ、合計17Aで充電が行われることを示している。

0016

このように、従来の無停電電源装置においては、例えば、あるバッテリーがせっかく新品に近い、ほぼ満充電状態にあるバッテリーであったとしても、そのバッテリーから循環電流が流れてしまったり、同じくらいの状態に見えるバッテリーであっても、電圧の差や内部抵抗の差によって循環電流が流れてしまうため、バッテリーに無駄な負荷をかけ続けてしまい、バッテリーの長寿命化の妨げになってしまうという問題があった。

0017

また、図3は、複数のバッテリーが並列接続されている従来の無停電電源装置の概略構成および放電時の制御状態を示す説明図である。構成については図2と同じであるが、図3においても、バッテリー1はほぼ満充電状態であり、バッテリー2はほぼ空(カラ)になっている状態であり、バッテリー3,4は少しだけ使われている状態であるとする。放電中は、スイッチSW1をOFF、スイッチSW2をONとする。

0018

この状態で放電が行われる場合、図3では、放電器20への放電時に、二重線の矢印Eで示すように、バッテリー1から12Aの電流が放電器20へ流れている。また同時に、破線の矢印Fに示すように、バッテリー1からバッテリー2へ12A、バッテリー3へ1A、バッテリー4へ1Aがそれぞれ循環電流として流れ、バッテリー1からは合計26Aの電流が流れることを示している。

0019

また、この際、各バッテリーの放電速度に差があるため、バッテリーの使用頻度に差が発生してしまう。これにより、複数のバッテリーのうちいずれか1つのバッテリーだけが早く寿命を迎えてしまい、無停電電源装置全体の長寿命化の妨げになってしまうという問題もあった。

0020

そこで、この発明の実施の形態では、複数のバッテリーそれぞれの寿命を長くすることにより、無停電電源装置全体の長寿命化をはかるため、充電時にはバッテリーを1つずつ充電する、すなわち、1つのバッテリーのみが接続されるよう制御して充電することにより、他のバッテリーに循環電流が流れないようにするものである。また、複数のバッテリーそれぞれと放電器20との間にそれぞれ循環電流防止ダイオードを設けることにより、放電時にも各バッテリーに循環電流が流れないようにするものである。

0021

また、上記のとおり、充電時にも放電時にも各バッテリーに循環電流が流れないようにするとともに、充電もせず放電もさせない他のバッテリーは、回路から切り離して休ませることができるよう制御して待機状態にすることにより、すべてのバッテリーを最適な状態で管理し、バッテリーの長寿命化をはかるものである。

0022

図4は、この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラおよび無停電電源装置全体の概略構成を示す模式図である。この図4に示す無停電電源装置においても、複数のバッテリー1〜4が並列接続されており、充電器10および放電器20が接続されている。ここで、充電器10は、商用電源(図示せず)と接続されて電力を充電するものである。また、放電器20は、外部の例えば計測器等の機器(図示せず)と接続されており、それら機器に対して電力を放電可能なものである。

0023

なお、一点鎖線で囲まれた部分に含まれている、複数のバッテリー1〜4および放電器20については、既存のものを使用することが可能であり、この一点鎖線で囲まれた部分以外の部分が、この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラである。

0024

すなわち、この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラは、並列接続された複数のバッテリー1〜4と、外部の機器に対して電力を放電可能な1台の放電器20とに接続されるものであり、充電器10と、充電切替器30と、放電切替器40と、循環電流防止ダイオード51〜54を備えている。

0025

充電切替器30は、複数のバッテリー1〜4のうちの1つのみを、充電器10から充電可能な状態に接続するよう制御する切替器である。なお、この図4においては、充電切替器30は、充電器10のプラス側と複数のバッテリー1〜4との間に設けられているような図になっているが、この図4はあくまでも模式図であり、後述する図5および図6に示すとおり、充電器10のマイナス側と複数のバッテリー1〜4との間にもスイッチがあることにより、複数のバッテリー1〜4のうちの1つのみを充電可能な状態に接続するよう制御することができるものである。

0026

また、放電切替器40は、複数のバッテリー1〜4のうちの少なくとも1つを、放電器20に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する切替器であり、充電切替器30により充電器10から充電可能な状態に接続されたバッテリー(充電接続状態のバッテリー)以外のバッテリーのうちの少なくとも1つを、放電器20に電力を放電可能な状態に接続するよう制御する。すなわち、充電接続状態のバッテリー以外のバッテリーのうちの1つのみを放電可能な状態に接続してもよいし、充電接続状態のバッテリー以外のバッテリーすべてを放電可能な状態に接続することも可能である。

0027

このように、放電切替器40により、常に少なくとも1つのバッテリーから放電器20に電力を放電可能な状態に接続しておくことにより、落雷時等の急な停電時においても、タイムラグなく瞬時に放電器20から外部の機器への電力供給を行うことができる。

0028

また、循環電流防止ダイオード51〜54は、放電器20と複数のバッテリー1〜4との間のそれぞれに設けられており、複数のバッテリー1〜4のいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止するものである。すなわち、循環電流防止ダイオード51〜54は、放電器20と複数のバッテリー1〜4との間のそれぞれに、複数のバッテリー1〜4のいずれかから各バッテリーへの循環電流を防止する向きに設けられている。

0029

具体的には、循環電流防止ダイオード51は、放電器20とバッテリー1との間に、バッテリー1から放電器20の方向にしか電流が流れないような向きに設けられている。同様に、循環電流防止ダイオード52は、放電器20とバッテリー2との間に、バッテリー2から放電器20の方向にしか電流が流れないような向きに設けられ、循環電流防止ダイオード53は、放電器20とバッテリー3との間に、バッテリー3から放電器20の方向にしか電流が流れないような向きに設けられ、循環電流防止ダイオード54は、放電器20とバッテリー4との間に、バッテリー4から放電器20の方向にしか電流が流れないような向きに設けられている。

0030

この結果、放電切替器40によって、例えばバッテリー2〜4の3つが同時に放電器20に電力を放電可能な状態に接続されたとしても、バッテリー2からの電流がバッテリー3やバッテリー4に流れることはなく、同様に、いずれのバッテリーからも他のバッテリーへ電流が流れることがなく、各バッテリーへの循環電流を防止することができる。

0031

図5は、この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラの構成および充電・放電・待機の制御状態の一例を示す説明図である。すなわち、図4における充電切替器30および放電切替器40において、具体的にどのようなスイッチ構成によりどのような切替制御が行われるかという一例を示すものであり、この図5では、バッテリー1のみを充電接続状態、バッテリー2のみを放電接続状態、残りのバッテリー3およびバッテリー4を待機状態とするよう制御している例を示している。

0032

バッテリー1には、充電用スイッチSW11およびSW12、放電用スイッチSW13、循環電流防止ダイオード51が接続されている。同様に、バッテリー2には、充電用スイッチSW21およびSW22、放電用スイッチSW23、循環電流防止ダイオード52が接続されている。

0033

また、バッテリー3には、充電用スイッチSW31およびSW32、放電用スイッチSW33、循環電流防止ダイオード53が接続されている。同様に、バッテリー4には、充電用スイッチSW41およびSW42、放電用スイッチSW43、循環電流防止ダイオード54が接続されている。

0034

そして、この図5においては、バッテリー1のみを充電接続状態とするため、バッテリー1の充電用スイッチSW11,SW12をONに、他のバッテリーの充電用スイッチSW21,SW22,SW31,SW32,SW41,SW42をすべてOFFにしている。すなわち、これら充電用スイッチSW11,SW12,SW21,SW22,SW31,SW32,SW41,SW42が、図4に示す充電切替器30を構成しており、充電切替器30がこれらスイッチのON/OFFを制御することにより、複数のバッテリーのうちのいずれか1つのみを充電器10と接続する。

0035

また、この図5においては、バッテリー2の放電用スイッチSW23をONに、他のバッテリーの放電用スイッチSW13,SW33,SW43をOFFにしている。すなわち、これら放電用スイッチSW13,SW23,SW33,SW43が、図4に示す放電切替器40を構成しており、放電切替器40がこれらスイッチのON/OFFを制御することにより、複数のバッテリーのうちの少なくとも1つを放電器20と接続する。

0036

そしてこの場合、図5の実線の矢印Gで示すように、充電器10からの電流12Aは、すべてバッテリー1にのみ流れることとなり、12Aの電流でバッテリー1を充電させることができる。また、二重線の矢印Hで示すように、例えば放電器20に12Aの電流が流れる負荷を接続した場合、バッテリー2からのみ12Aの電流が放電器20に流れ、放電を行うことができる。他のバッテリー3およびバッテリー4については、すべてのスイッチがOFFになっているため、完全に回路から切り離された待機状態となっている。

0037

図6は、この発明の実施の形態における無停電電源装置のコントローラの構成および充電・放電・待機の制御状態の別の一例を示す説明図である。すなわち、図5と同様に、図4における充電切替器30および放電切替器40において、具体的にどのようなスイッチ構成によりどのような切替制御が行われるかという一例(図5とは別の一例)を示すものであり、この図6では、バッテリー1のみを充電接続状態、バッテリー2およびバッテリー3を放電接続状態、残りのバッテリー4を待機状態とするよう制御している例を示している。

0038

また、図5と同様に、バッテリー1には、充電用スイッチSW11およびSW12、放電用スイッチSW13、循環電流防止ダイオード51が接続され、バッテリー2には、充電用スイッチSW21およびSW22、放電用スイッチSW23、循環電流防止ダイオード52が接続されている。

0039

また、バッテリー3には、充電用スイッチSW31およびSW32、放電用スイッチSW33、循環電流防止ダイオード53が接続され、バッテリー4には、充電用スイッチSW41およびSW42、放電用スイッチSW43、循環電流防止ダイオード54が接続されている。

0040

そして、この図6においても、バッテリー1のみを充電接続状態とするため、バッテリー1の充電用スイッチSW11,SW12をONに、他のバッテリーの充電用スイッチSW21,SW22,SW31,SW32,SW41,SW42をすべてOFFにしている。すなわち、これら充電用スイッチSW11,SW12,SW21,SW22,SW31,SW32,SW41,SW42が、図4に示す充電切替器30を構成しており、これらスイッチのON/OFFを制御することにより、複数のバッテリーのうちのいずれか1つのみを充電器10と接続している点も、図5に示す例と同様である。

0041

また、バッテリー2およびバッテリー3の放電用スイッチSW23およびSW33をONに、他のバッテリーの放電用スイッチSW13,SW43をOFFにしている。すなわち、これら放電用スイッチSW13,SW23,SW33,SW43が、図4に示す放電切替器40を構成しており、これらスイッチのON/OFFを制御することにより、複数のバッテリーのうちの少なくとも1つを放電器20と接続している点も、図5に示す例と同様である。

0042

そしてこの場合、図6の実線の矢印Gで示すように、充電器10からの電流12Aは、すべてバッテリー1にのみ流れることとなり、12Aの電流でバッテリー1を充電させることができる。また、二重線の矢印Jで示すように、バッテリー2およびバッテリー3から6Aずつの電流が放電器20に流れ、残りのバッテリー4については、すべてのスイッチがOFFになっているため、完全に回路から切り離された待機状態となっている。

0043

そして、図4においても説明したとおり、図5の例でも図6の例でも同様に、放電器20と各バッテリー1〜4との間のそれぞれに、循環電流防止ダイオード51〜54が接続されていることにより、各バッテリー間に循環電流が流れることがないため、確実に充電接続状態のバッテリー(図5および図6に示す例ではバッテリー1)のみを充電させ、また、放電時には放電接続状態のバッテリー(図5に示す例ではバッテリー2、図6に示す例ではバッテリー2およびバッテリー3)からのみ放電を行うことができ、他のバッテリーに循環電流が流れることはない。

0044

この結果、待機状態にあるバッテリー(図5に示す例ではバッテリー3およびバッテリー4、図6に示す例ではバッテリー4)については、完全に回路から切り離されるため、電流が流れることなく休ませることができるので、バッテリーの長寿命化をはかることができる。
すなわち、個々のバッテリーについて、個別に充電、放電、待機を切り替えて制御することができるので、すべてのバッテリーを適切な状態で管理することができ、バッテリーの長寿命化をはかることができる。

0045

また、上記のとおり、並列接続されている複数のバッテリーを個々に管理することができるため、これらの複数のバッテリーについては、必ずしも同種のバッテリーである必要はない。例えば、電圧が同程度であり、温度のチェックが不要である等、充電電圧管理条件が同等なバッテリーであれば、容量の異なるバッテリーを使用することができる。

0046

なお、この実施の形態では、並列接続する複数のバッテリーについては、出願時の技術水準に基づき、典型的なバッテリーとして鉛バッテリーを想定しているが、同様の特性を有するものであれば、鉛バッテリー以外のバッテリーを採用しても構わない。

0047

また、並列接続する複数のバッテリーの数について、この実施の形態では4つということで説明したが、最低2つあればよい。すなわち、1つは充電用であり、1つは放電用である。そして、このように少なくとも1つ以上のバッテリーを常に放電器20に接続しておくことにより、落雷時等の急な停電時にもタイムラグなく瞬時に放電器20から外部の機器への電力供給を行うことができる。

0048

なお、この実施の形態のように、3つ以上のバッテリーが複数接続されている場合には、充電用でも放電用でもないバッテリーを、充電器10にも放電器20にも接続されない待機状態とすることができるので、電流が流れることなく休ませることができ、バッテリーの寿命をより長くすることができる。

0049

また、例えば1つのバッテリーが故障したり寿命だったりして交換が必要になった場合にも、その交換すべきバッテリーを待機状態にすることにより無停電電源装置の回路から切り離すことができるので、無停電電源装置としては稼働させたまま、バッテリーの交換を行うことができる。

0050

以上のように、この発明の実施の形態の無停電電源装置のコントローラによれば、並列接続された複数のバッテリーについて、個別に充電、放電、待機を切り替えて制御することができるので、すべてのバッテリーを適切な状態で管理することができ、バッテリーの長寿命化をはかることができる。

0051

なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。

0052

1,2,3,4バッテリー
10充電器
20放電器(インバータ)
30充電切替器
40放電切替器
51 バッテリー1の循環電流防止ダイオード
52 バッテリー2の循環電流防止ダイオード
53 バッテリー3の循環電流防止ダイオード
54 バッテリー4の循環電流防止ダイオード
SW11,SW12 バッテリー1の充電用スイッチ
SW13 バッテリー1の放電用スイッチ
SW21,SW22 バッテリー2の充電用スイッチ
SW23 バッテリー2の放電用スイッチ
SW31,SW32 バッテリー3の充電用スイッチ
SW33 バッテリー3の放電用スイッチ
SW41,SW42 バッテリー4の充電用スイッチ
SW43 バッテリー4の放電用スイッチ

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