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技術 電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、方法、及びプログラム

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 安藤慎吾杵渕哲也五十嵐勇
出願日 2016年3月29日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-066833
公開日 2017年10月5日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-183948
状態 特許登録済
技術分野 画像処理 FAX原画の編集
主要キーワード 指定ルール プライベートブランド 特定ルール 四隅座標 四隅位置 企業ロゴ 商品パッケージ 対応特徴点
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
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図面 (8)

課題

電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、電子透かしを検出することができる。

解決手段

参照画像入力部10が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する。登録部22が、参照画像から抽出される各特徴点位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部23に記憶させる。電子透かし重畳部24が、参照画像入力部10で得られた参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。埋め込み済み画像出力部30が、電子透かし重畳部24で電子透かしが埋め込まれた参照画像を出力する。

概要

背景

画像、映像といったコンテンツ流通の際、コンテンツ識別・管理や著作権保護・管理、関連情報提供などの目的のため、人間の目に知覚されないようにコンテンツ内に別の情報を埋め込む電子透かし技術を用いる方法が知られている。特に、画像コンテンツに対する電子透かし技術においては、画素値微小変更に基づく方法が一般的である。

具体的には、例えば、枠線を利用した幾何ひずみ補正と2次元ブロックパターン変調方式に基づく電子透かしとを組み合わせた手法が知られている(例えば、非特許文献1)。この手法によれば、あらかじめ電子透かしを埋め込んだ画像を紙に印刷した場合でも、携帯電話スマートフォンカメラを使って高速かつ安定的に電子透かしを検出可能である。特に、画像を印刷した場合、斜め方向から撮影しても検出可能になる点が大きな利点となっている。

概要

電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、電子透かしを検出することができる。参照画像入力部10が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する。登録部22が、参照画像から抽出される各特徴点位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部23に記憶させる。電子透かし重畳部24が、参照画像入力部10で得られた参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。埋め込み済み画像出力部30が、電子透かし重畳部24で電子透かしが埋め込まれた参照画像を出力する。

目的

本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、画像に対し、安定して検出される電子透かしを埋め込むことができる電子透かし埋め込み装置、方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像ディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、前記参照画像入力部で得られた前記参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む電子透かし重畳部と、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記参照画像を出力する埋め込み済み画像出力部と、を含む電子透かし埋め込み装置。

請求項2

画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力する画像入力部と、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別する画像検索部と、前記画像検索部による識別結果に基づいて、前記画像入力部で入力された前記画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む電子透かし重畳部と、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記画像を出力する埋め込み済み画像出力部と、を含む電子透かし埋め込み装置。

請求項3

電子透かしが埋め込まれた画像について、埋め込まれている電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るための電子透かし検出装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、電子透かしを検出する対象となる画像をディジタルデータとして入力する画像入力部と、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別する画像検索部と、前記画像検索部によって対応付けられた前記特徴点同士の位置の相違に基づいて、前記画像入力部により入力された画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータ推定し、前記射影変換行列パラメータに基づいて、前記画像入力部により入力された画像における、前記記憶部に記憶されている前記参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出する四隅座標計算部と、前記四隅座標計算部により算出された前記画像入力部により入力された画像における前記位置座標に基づいて、前記画像入力部により入力された画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正する射影変換補正部と、前記射影変換補正部により補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取る電子透かし検出部と、前記電子透かし検出部によって検出された前記電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力する結果出力部と、を含む電子透かし検出装置。

請求項4

前記四隅座標計算部は、前記射影変換行列パラメータを推定する際に、RANSACに基づく最小二乗法アルゴリズムを用いる請求項3に記載の電子透かし検出装置。

請求項5

参照画像入力部、登録部、電子透かし重畳部、及び埋め込み済み画像出力部を含み、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込み方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させるステップと、前記電子透かし重畳部が、前記参照画像入力部で得られた前記参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むステップと、前記埋め込み済み画像出力部が、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記参照画像を出力するステップと、を含む電子透かし埋め込み方法。

請求項6

参照画像入力部、登録部、画像入力部、画像検索部、電子透かし重畳部、及び埋め込み済み画像出力部を含み、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込み方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させると、前記画像入力部が、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記画像検索部が、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別するステップと、前記電子透かし重畳部が、前記画像検索部による識別結果に基づいて、前記画像入力部で入力された前記画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むステップと、前記埋め込み済み画像出力部が、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記画像を出力するステップと、を含む電子透かし埋め込み方法。

請求項7

参照画像入力部、登録部、画像入力部、画像検索部、四隅座標計算部、射影変換補正部、電子透かし検出部、及び結果出力部を含み、電子透かしが埋め込まれた画像について、埋め込まれている電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るための電子透かし検出装置における電子透かし検出方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させるステップと、前記画像入力部が、電子透かしを検出する対象となる画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記画像検索部が、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別するステップと、前記四隅座標計算部が、前記画像検索部によって対応付けられた前記特徴点同士の位置の相違に基づいて、前記画像入力部により入力された画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータを推定し、前記射影変換行列パラメータに基づいて、前記画像入力部により入力された画像における、前記記憶部に記憶されている前記参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出するステップと、前記射影変換補正部が、前記四隅座標計算部により算出された前記画像入力部により入力された画像における前記位置座標に基づいて、前記画像入力部により入力された画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正するステップと、前記電子透かし検出部が、前記射影変換補正部により補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るステップと、前記結果出力部が、前記電子透かし検出部によって検出された前記電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力するステップと、を含む電子透かし検出方法。

請求項8

前記四隅座標計算部が前記位置座標を算出するステップは、前記射影変換行列パラメータを推定する際に、RANSACに基づく最小二乗法アルゴリズムを用いる請求項7に記載の電子透かし検出方法。

請求項9

コンピュータを、請求項1又は請求項2に記載の電子透かし埋め込み装置の各部として機能させるためのプログラム

請求項10

コンピュータを、請求項3又は請求項4に記載の電子透かし検出装置の各部として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

画像、映像といったコンテンツ流通の際、コンテンツ識別・管理や著作権保護・管理、関連情報提供などの目的のため、人間の目に知覚されないようにコンテンツ内に別の情報を埋め込む電子透かし技術を用いる方法が知られている。特に、画像コンテンツに対する電子透かし技術においては、画素値微小変更に基づく方法が一般的である。

0003

具体的には、例えば、枠線を利用した幾何ひずみ補正と2次元ブロックパターン変調方式に基づく電子透かしとを組み合わせた手法が知られている(例えば、非特許文献1)。この手法によれば、あらかじめ電子透かしを埋め込んだ画像を紙に印刷した場合でも、携帯電話スマートフォンカメラを使って高速かつ安定的に電子透かしを検出可能である。特に、画像を印刷した場合、斜め方向から撮影しても検出可能になる点が大きな利点となっている。

先行技術

0004

高雄、片山淳、山室雅司、曽根原登「カメラ付き携帯電話機を用いたアナログ画像からの高速電子透かし検出方式」電子情報通信学会論文誌、D-II Vol.J87-D-II, No.12, pp.2145-2155, 2004

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、斜め方向からの撮影による透かし検出を可能にするために、透かし埋め込み画像に対して明示的に枠を付加する必要がある。この枠の検出により特定される透かし埋め込み位置の四隅座標により、正面から見た特定スケールの画像に正規化し、安定的に透かしを検出する原理である。

0006

しかし、例えば商品パッケージに付与された企業ロゴ商品ロゴなどに適用する場合、枠を付加することでロゴデザインを大きく損ねる可能性がある。そのため、適用範囲が著しく限定されるといった課題があった。

0007

本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、画像に対し、安定して検出される電子透かしを埋め込むことができる電子透かし埋め込み装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

0008

また、電子透かしのための枠を画像に付与されていなくても、画像から電子透かしを安定して検出することができる電子透かし検出装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、第1の発明に係る電子透かし埋め込み装置は、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像ディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、前記参照画像入力部で得られた前記参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む電子透かし重畳部と、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記参照画像を出力する埋め込み済み画像出力部と、を含んで構成されている。

0010

第2の発明に係る電子透かし埋め込み方法は、参照画像入力部、登録部、電子透かし重畳部、及び埋め込み済み画像出力部を含み、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込み方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させるステップと、前記電子透かし重畳部が、前記参照画像入力部で得られた前記参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むステップと、前記埋め込み済み画像出力部が、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記参照画像を出力するステップと、を含む。

0011

第3の発明に係る電子透かし埋め込み装置は、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力する画像入力部と、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別する画像検索部と、前記画像検索部による識別結果に基づいて、前記画像入力部で入力された前記画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む電子透かし重畳部と、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記画像を出力する埋め込み済み画像出力部と、を含んで構成されている。

0012

第4の発明に係る電子透かし埋め込み方法は、参照画像入力部、登録部、画像入力部、画像検索部、電子透かし重畳部、及び埋め込み済み画像出力部を含み、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込み方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させると、前記画像入力部が、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記画像検索部が、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別するステップと、前記電子透かし重畳部が、前記画像検索部による識別結果に基づいて、前記画像入力部で入力された前記画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むステップと、前記埋め込み済み画像出力部が、前記電子透かし重畳部で前記電子透かしが埋め込まれた前記画像を出力するステップと、を含む。

0013

第5の発明に係る電子透かし検出装置は、電子透かしが埋め込まれた画像について、埋め込まれている電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るための電子透かし検出装置であって、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する参照画像入力部と、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させる登録部と、電子透かしを検出する対象となる画像をディジタルデータとして入力する画像入力部と、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別する画像検索部と、前記画像検索部によって対応付けられた前記特徴点同士の位置の相違に基づいて、前記画像入力部により入力された画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータ推定し、前記射影変換行列パラメータに基づいて、前記画像入力部により入力された画像における、前記記憶部に記憶されている前記参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出する四隅座標計算部と、前記四隅座標計算部により算出された前記画像入力部により入力された画像における前記位置座標に基づいて、前記画像入力部により入力された画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正する射影変換補正部と、前記射影変換補正部により補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取る電子透かし検出部と、前記電子透かし検出部によって検出された前記電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力する結果出力部と、を含んで構成されている。

0014

第6の発明に係る電子透かし検出方法は、参照画像入力部、登録部、画像入力部、画像検索部、四隅座標計算部、射影変換補正部、電子透かし検出部、及び結果出力部を含み、電子透かしが埋め込まれた画像について、埋め込まれている電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るための電子透かし検出装置における電子透かし検出方法であって、前記参照画像入力部が、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記登録部が、前記参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、前記参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させるステップと、前記画像入力部が、電子透かしを検出する対象となる画像をディジタルデータとして入力するステップと、前記画像検索部が、前記画像入力部により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、前記記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、前記局所特徴量の照合により行って、前記特徴点の対応付けの結果から、前記画像入力部により入力された画像が前記参照画像の何れに該当するかを識別するステップと、前記四隅座標計算部が、前記画像検索部によって対応付けられた前記特徴点同士の位置の相違に基づいて、前記画像入力部により入力された画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータを推定し、前記射影変換行列パラメータに基づいて、前記画像入力部により入力された画像における、前記記憶部に記憶されている前記参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出するステップと、前記射影変換補正部が、前記四隅座標計算部により算出された前記画像入力部により入力された画像における前記位置座標に基づいて、前記画像入力部により入力された画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正するステップと、前記電子透かし検出部が、前記射影変換補正部により補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、前記電子透かしが表すID情報を読み取るステップと、前記結果出力部が、前記電子透かし検出部によって検出された前記電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力するステップと、を含む。

0015

上記の電子透かし検出装置及び上記の電子透かし検出方法において、前記四隅座標計算部は、前記射影変換行列パラメータを推定する際に、RANSACに基づく最小二乗法アルゴリズムを用いるようにすることができる。

0016

第7の発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記の電子透かし埋め込み装置の各部として機能させるためのプログラムである。

0017

第8の発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記の電子透かし検出装置の各部として機能させるためのプログラムである。

発明の効果

0018

本発明の電子透かし埋め込み装置、方法、及びプログラムによれば、参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させ、参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むことのより、電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、画像に対し、安定して検出される電子透かしを埋め込むことができる、という効果が得られる。

0019

また、本発明の電子透かし検出装置、方法、及びプログラムによれば、参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させ、電子透かしを検出する対象となる画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行って、当該画像が参照画像の何れに該当するかを識別し、特徴点同士の位置の相違に基づいて推定された射影変換行列パラメータに基づいて、当該画像における、記憶部に記憶されている参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出し、当該画像における位置座標に基づいて、当該画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正し、補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、電子透かしが表すID情報を読み取ることにより、電子透かしのための枠が画像に付与されていなくても、画像から安定して電子透かしを検出することができる、という効果が得られる。

図面の簡単な説明

0020

第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込み処理ルーチンを示すフローチャートである。
第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置における電子透かし検出処理ルーチンを示すフローチャートである。
第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態に係る電子透かし検出装置における電子透かし検出処理ルーチンを示すフローチャートである。
第2の実施の形態に係る電子透かし検出装置における電子透かし検出処理ルーチンを示すフローチャートである。

実施例

0021

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。

0022

<本発明の実施の形態の概要
本発明の実施の形態は、電子透かしが埋め込まれた画像に対して、射影変換が施された場合に、電子透かしの検出を容易にするための技術に関連する。

0023

カメラによって撮影された画像から電子透かしを検出するためには、射影変換が必要であり、射影変換のためには画像の四隅情報が必要となる。従来技術では、画像に枠を設けて四隅情報を特定していた。本発明の実施の形態では、画像の特徴点の位置座標と四隅位置座標とを事前に登録しておき、特徴点の対応付けに応じて四隅位置座標を得る。

0024

本実施の形態において、電子透かしを画像に埋め込む際には、対象の画像の特徴点を検出し、検出された各特徴点の座標と、各特徴点に関する局所特徴量と、当該画像の四隅位置座標とを登録しておく。そして、各特徴点の座標と、各特徴点に関する局所特徴量と、当該画像の四隅位置座標とが登録された画像に対し、電子透かしを画像全体に埋め込んで、その画像を印刷し流通させる。

0025

また、本発明の実施の形態において、電子透かしを検出する際には、カメラによって撮影され、かつ電子透かしが埋め込まれた画像から特徴点を抽出し、特徴点から得られる局所特徴量から、当該画像が登録済みの画像の何れに該当するかを識別する。そして、各特徴点の位置に基づいて、登録済みの画像の対応特徴点の位置への歪み(位置ずれ)を射影変換行列として求める。そして、射影変換行列に基づいて、電子透かし埋め込み位置の四隅位置座標を逆算することで、電子透かしが埋め込まれた画像を正面から見た特定スケールの画像へ正規化する。

0026

これにより、電子透かしのための枠を利用せずとも、斜め方向からの画像の撮影に対し、電子透かしの検出を安定的に行うことが可能になる。

0027

上記の方法では、電子透かしの埋め込み対象となる参照画像を予め決めておく必要がある。例えば、特定の会社のプライベートブランドのロゴを参照画像として登録しておき、商品ごとに異なるIDの電子透かしを登録済みのロゴに埋め込んで貼付すれば、カメラでロゴを撮影するだけでその商品が何であるかを特定することができ、その商品の詳細情報をユーザに提供できるようになる。

0028

また、プライベートブランドロゴは高々数種類のパターンに限定でき、その識別も比較的容易なため、ロゴの誤識別率および電子透かしの誤検出率も非常に小さく抑えられる。

0029

本実施形態では、参照画像に電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置と、電子透かしが埋め込まれた画像から電子透かしを検出する電子透かし検出装置とに、本発明を適用した場合を例に説明する。

0030

<本発明の第1の実施の形態>

0031

(第1の実施の形態の電子透かし埋め込み装置の構成)
第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の構成について説明する。第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置100は、CPUと、RAMと、後述する電子透かし埋め込み処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この電子透かし装置100は、機能的には図1に示すように参照画像入力部10と、演算部20と、埋め込み画像出力部30とを備えている。電子透かし埋め込み装置100は、画像に対して特定のIDを表す電子透かしを埋め込むための装置である。第1の実施の形態では、電子透かしの埋め込み処理対象の画像は唯一つの画像パターンとして予め決められ、埋め込み処理対象の画像と参照画像とが同じである場合を例に説明する。

0032

参照画像入力部10は、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する。具体的には、参照画像入力部10は、電子透かしを埋め込む対象の参照画像をディジタルデータとして入力し、後述する演算部20の登録部22へ出力する。

0033

演算部20は、登録部22と、記憶部23と、電子透かし重畳部24とを備える。

0034

登録部22は、参照画像入力部10によって受け付けた参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを、後述する記憶部23に記憶させる。

0035

具体的には、まず、登録部22は、参照画像入力部10にて入力された参照画像の各特徴点を抽出する。そして、登録部22は、抽出された各特徴点の位置座標と、各特徴点の局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを、識別辞書として記憶部23に登録する。

0036

ここで、参照画像の四隅位置座標は、矩形の4点の座標を特定できる情報、例えば4点の座標、あるいは始点座標と画像のサイズ等によって定義される。例えば、四隅位置座標を参照画像自体の四隅位置の座標とする場合は、参照画像の入力によって四隅位置座標も自動的に登録される。

0037

一方、参照画像上の任意の位置において四隅位置を定義する場合は、登録部22において、人間の手作業によって四隅位置座標が入力される。その際、四隅位置座標の座標値テキストにより入力しても良いし、画像を見ながらポインティングデバイス等で位置を指定することで入力しても良い。四隅位置座標の登録は、例えば特許文献1(特開2015−201123号公報)に示された方法などが利用可能である。

0038

記憶部23には、参照画像入力部10によって受け付けた参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とが識別辞書として記憶される。なお、記憶部23は、例えばサーバなどを利用し、インターネット経由で参照できるようにしても良い。

0039

電子透かし重畳部24は、参照画像入力部10で得られた参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。

0040

具体的には、電子透かし重畳部24は、参照画像入力部10で得られた参照画像に対して、特定のIDを表す電子透かしを画像に埋め込む。ここで、電子透かし重畳部24は、電子透かし埋め込み位置として、例えば、参照画像入力部10で入力された参照画像の四隅の点を結んで表される矩形領域全体に、電子透かしを埋め込む。

0041

なお、予め決められたルールにより、参照画像の矩形領域から逆算できる特定領域に電子透かしを埋め込んでも良い。この場合は、登録部22及び後述する電子透かし検出装置110の登録部62において、特定領域の指定ルールを記憶部23に記憶させる必要がある。

0042

電子透かし埋め込み方法としては、例えば上記非特許文献1に示された方法などを利用することができる。また、電子透かし埋め込みのための電子透かしパターンを生成する際に利用された秘密鍵(例えば、電子透かし埋め込みアルゴリズムにおけるスペクトル拡散変調での疑似乱数生成に関する情報などが該当する)は、後述する電子透かし検出装置110の電子透かし検出部70においても利用される。

0043

ここで、登録部22によって各特徴点の位置座標等が登録された参照画像ごとに秘密鍵を変え、後述する電子透かし検出装置110では画像検索結果に応じて秘密鍵を選定し利用する方法も考えられる。この場合、電子透かしの埋め込み可能なIDの数を秘密鍵の数だけ増やすことができる。そのため、IDをたくさん利用する必要がある場合には有効な手法となる。

0044

埋め込み画像出力部30は、電子透かし重畳部24によって電子透かしが埋め込まれた参照画像を、埋め込み済み画像として出力する。出力先としては、例えば、プリンタ等で印刷物として出力する他に、HDDなどの電子媒体画像ファイルとしていったん蓄積し、その後、画像をディスプレイに表示あるいはプリンタ印刷するといった場合も考えられる。

0045

(第1の実施の形態の電子透かし検出装置の構成)
次に、第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置の構成について説明する。第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置110は、CPUと、RAMと、後述する電子透かし検出処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この電子透かし検出装置110は、機能的には図2に示すように参照画像入力部50と、画像入力部52と、演算部60と、結果出力部80とを備えている。電子透かし検出装置110は、電子透かしが埋め込まれた画像について、埋め込まれている電子透かしを検出し、電子透かしが表すID情報を読み取るための装置である。

0046

参照画像入力部50は、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する。参照画像入力部50は、電子透かしが埋め込まれる画像と同じパターンの画像をディジタルデータとして入力し、演算部60の登録部62へ出力する。これは、電子透かし埋め込み装置100の参照画像入力部10と同じ処理を行うものであり、入力すべき参照画像のコンテンツは同一にする。そのため、参照画像入力部50と、電子透かし埋め込み装置100の参照画像入力部50とについては、共有する構成にしても良い。

0047

画像入力部52は、電子透かしを検出する対象となる画像をディジタルデータとして入力する。そして、画像入力部52は、画像を後述する演算部60の画像検索部64へ出力する。電子透かしを検出する対象となる画像は、例えば、スマートフォンなどのカメラで撮影されディジタル入力される。

0048

演算部60は、登録部62と、記憶部63と、画像検索部64と、四隅座標計算部66と、射影変換補正部68と、電子透かし検出部70とを備えている。

0049

登録部62は、電子透かし埋め込み装置100の登録部22と同様に、参照画像入力部50により入力された参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを、後述する記憶部63に記憶させる。

0050

登録部62が、各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを参照画像から取得する方法としては、例えば上記特許文献1に示された方法などを利用することができる。登録部62は、電子透かし埋め込み装置100の登録部22と同じ処理を行うものであり、登録される参照画像のコンテンツは同一にする必要がある。そのため、登録部62は電子透かし埋め込み装置100の登録部22と共有する構成にしても良い。

0051

記憶部63は、参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、当該参照画像の四隅位置座標とが識別辞書として記憶される。記憶部63はサーバなどを利用し、インターネット経由で参照できるようにしても良い。

0052

画像検索部64は、画像入力部52により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部63に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行う。そして、画像検索部64は、特徴点の対応付けの結果から、画像入力部52により入力された画像が参照画像の何れに該当するかを識別する。

0053

具体的には、画像検索部64は、記憶部63から参照画像の識別辞書を呼び出し、画像入力部52で入力された画像と照合することにより検索を行う。ここでは上記特許文献1の手法を利用することができる。この方法によれば、画像入力部52により入力された画像に含まれるパターンが、予め登録された参照画像のうち何れであるかを識別できるとともに、被写体から検出される特徴点とあらかじめ登録された被写体の特徴点の対応付けも可能となる。

0054

四隅座標計算部66は、画像検索部64によって識別された参照画像と対応付けられた特徴点同士の位置の相違に基づいて、画像入力部52により入力された画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータを推定する。そして、四隅座標計算部66は、推定された射影変換行列パラメータに基づいて、画像入力部52により入力された画像における、記憶部63に記憶されている参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出する。

0055

例えば、四隅座標計算部66は、射影変換行列パラメータを推定する際に、RANSACに基づく最小二乗法アルゴリズムを用いることができる。RANSAC(非特許文献2:Simon J. D. Prince「Computer Vision: Model, Learning, and Interface」Cambridge University Press, pp.342-345, 2012)に基づく最小二乗法アルゴリズムを適用することで、射影変換行列のパラメータの推定を精度良く行うことができる。

0056

そして、四隅座標計算部66は、記憶部63に記憶された参照画像の四隅位置座標が、画像入力部52により入力された画像のどの位置に対応づけられるかを、推定した射影変換行列パラメータを基に逆算して求める。そして、四隅座標計算部66は、四隅位置座標に対応する位置座標の結果を射影変換補正部68へ出力する。

0057

射影変換補正部68は、四隅座標計算部66により算出された画像入力部52により入力された画像における位置座標に基づいて、画像入力部52により入力された画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正する。

0058

これにより、カメラの撮影方向に依らず、記憶部63に記憶された参照画像と同じ向き及び大きさに、画像入力部52により入力された画像を正規化することができる。また、四隅位置座標を結んでできる矩形領域の外にあたる部分は、後述する電子透かし検出部70の処理において必要ないためクリッピングする(ただし、電子透かし埋め込み装置100の電子透かし重畳部24において、電子透かしを埋め込んだ領域を画像全体としなかった場合は、その埋め込み領域の特定ルールに基づきクリッピングが行われる)。

0059

電子透かし検出部70は、射影変換補正部68により補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、電子透かしが表すID情報を読み取る。

0060

ここで、電子透かし検出部70は、電子透かし埋め込み装置100の電子透かし重畳部24で利用された秘密鍵をここで適用する。具体的には、上記非特許文献1に示された電子透かし方式などが利用可能である。そして、電子透かし検出部70は、電子透かしの検出結果を結果出力部80へ出力する。

0061

結果出力部80は、電子透かし検出部70によって検出された電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力する。あるいは、結果出力部80は、ID情報にづけられたWebのURL情報を出力する。この場合は、ID情報とURL情報とを変換するテーブルを記憶領域に保存し、その都度そのテーブルを参照することになる。

0062

<第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の作用>

0063

次に、本発明の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置100の作用について説明する。参照画像が電子透かし埋め込み装置100に入力されると、電子透かし埋め込み装置100は、図3に示す電子透かし埋め込み処理ルーチンを実行する。

0064

まず、ステップS100で、参照画像入力部10は、入力された参照画像を受け付ける。

0065

ステップS102で、登録部22は、上記ステップS100で受け付けた参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部23に記憶させる。

0066

ステップS104で、電子透かし重畳部24は、上記ステップS100で受け付けた参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。

0067

ステップS106で、埋め込み画像出力部30は、上記ステップS104で電子透かしが埋め込まれた参照画像を、埋め込み済み画像として出力し処理を終了する。

0068

<第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置の作用>

0069

次に、本発明の実施の形態に係る電子透かし検出装置110の作用について説明する。参照画像と電子透かしを検出する対象となる画像とが電子透かし検出装置110に入力されると、電子透かし検出装置110は、図4に示す電子透かし検出処理ルーチンを実行する。

0070

ステップS200で、参照画像入力部50は、入力された参照画像を受け付ける。

0071

ステップS202で、登録部62は、上記ステップS200で受け付けた参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部63に記憶させる。

0072

ステップS204で、画像入力部52は、入力された、電子透かしを検出する対象となる画像を受け付ける。

0073

ステップS206で、画像検索部64は、上記ステップS204で受け付けた画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部63に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行う。そして、画像検索部64は、特徴点の対応付けの結果から、上記ステップS204で受け付けた画像が参照画像の何れに該当するかを識別する。

0074

ステップS208で、四隅座標計算部66は、上記ステップS206で識別された参照画像と対応付けられた特徴点同士の位置の相違に基づいて、上記ステップS204で受け付けた画像に加えられている射影変換を表す射影変換行列パラメータを推定する。そして、四隅座標計算部66は、推定された射影変換行列パラメータに基づいて、上記ステップS204で受け付けた画像における、記憶部63に記憶されている参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出する。

0075

ステップS210で、射影変換補正部68は、上記ステップS208で算出された位置座標に基づいて、上記ステップS204で受け付けた画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正する。

0076

ステップS212で、電子透かし検出部70は、上記ステップS210で補正された画像に基づいて、上記ステップS204で受け付けた画像に埋め込まれた電子透かしを検出し、電子透かしが表すID情報を読み取る。

0077

ステップS214で、結果出力部80は、上記ステップS212で検出された電子透かしを表すID情報を、ディジタルデータとして出力し処理を終了する。

0078

以上説明したように、第1の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置によれば、参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させ、参照画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むことのより、電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、画像に対し電子透かしを埋め込むことができる。

0079

また、第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置によれば、電子透かしを検出する対象となる画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行って、当該画像が参照画像の何れに該当するかを識別し、特徴点同士の位置の相違に基づいて推定された射影変換行列パラメータに基づいて、当該画像における、記憶部に記憶されている参照画像の四隅位置座標に対応する位置座標を算出し、当該画像における位置座標に基づいて、当該画像を正面から見た規定の大きさの画像に射影変換して補正し、補正された画像に基づいて、埋め込まれた電子透かしを検出し、電子透かしが表すID情報を読み取ることにより、電子透かしのための枠が画像に付与されていなくても、画像から電子透かしを検出することができる。

0080

また、電子透かしの埋め込まれた画像に対してカメラで撮影して電子透かしを検出する際、明示的に枠を付与しなくても、斜め方向からの撮影に対しロバストに電子透かしを検出することができる。

0081

<本発明の第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、埋め込み処理対象の画像の画像パターンが複数存在する点が、第1の実施の形態と異なる。

0082

(第2の実施の形態の電子透かし埋め込み装置の構成)
第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の構成について説明する。図5に示すように、第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置200は、CPUと、RAMと、後述する電子透かし埋め込み処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この電子透かし装置200は、機能的には図5に示すように参照画像入力部10と、画像入力部212と、演算部220と、埋め込み画像出力部30とを備えている。第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置200は、図5に示すように、電子透かしの埋め込みにおいて、画像入力部212と画像検索部223とを備える点が、第1の実施の形態と異なる。

0083

参照画像入力部210は、特定の2次元パターンを示すための参照画像をディジタルデータとして入力する。ここで、参照画像入力部210において、参照画像が複数パターン存在する場合は、パターンの数分だけ入力が繰り返される。第2の実施の形態では、参照画像が複数パターン存在し、複数の参照画像が参照画像入力部210により入力される場合を例に説明する。

0084

画像入力部212は、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力する。そして、画像入力部52は、画像を後述する演算部60の画像検索部64へ出力する。

0085

演算部220は、登録部222と、記憶部23と、画像検索部223と、電子透かし重畳部24とを備える。

0086

登録部222は、参照画像入力部210により入力された参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを、記憶部23に記憶させる。参照画像入力部210によって、複数パターンの参照画像が入力されるため、画像パターンの数分だけ記憶部23への登録が繰り返される。

0087

画像検索部223は、画像入力部212により入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部23に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行う。そして、画像検索部223は、特徴点の対応付けの結果から、画像入力部212により入力された画像が参照画像の何れに該当するかを識別する。なお、画像検索部223による検索処理は、機械が自動的に行うのではなく、人間が目視等で確認して手作業で実施しても良い。

0088

電子透かし重畳部24は、画像検索部223による識別結果に基づいて、画像入力部212で得られた画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。

0089

具体的には、電子透かし重畳部24は、画像検索部223によって何れかの参照画像に該当すると識別された場合、画像入力部212で得られた画像に対して、特定のIDを表す電子透かしを画像に埋め込む。ここで、電子透かし重畳部24は、電子透かし埋め込み位置として、例えば、画像検索部223で識別された参照画像の四隅の点を結んで表される矩形領域全体に、電子透かしを埋め込む。

0090

埋め込み画像出力部30は、電子透かし重畳部24によって電子透かしが埋め込まれた画像を、埋め込み済み画像として出力する。

0091

なお、第2の実施の形態に係る電子透かし検出装置の構成は、第1の実施の形態の電子透かし検出装置110と同様の構成となるため、同一符号を付して説明を省略する。

0092

<第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置の作用>

0093

次に、第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置200の作用について説明する。複数の参照画像と、電子透かしを検出する対象となる画像とが電子透かし埋め込み装置200に入力されると、電子透かし埋め込み装置200は、図6に示す電子透かし埋め込み処理ルーチンを実行する。

0094

まず、ステップS300で、参照画像入力部210は、入力された複数の参照画像を受け付ける。

0095

ステップS302で、登録部22は、上記ステップS300で受け付けた複数の参照画像から1つの参照画像を設定し、当該参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部23に記憶させる。

0096

ステップS303で、登録部22は、上記ステップS300で受け付けた複数の参照画像の全てについて、上記ステップS302の処理を実行したか否かを判定する。全ての参照画像について、上記ステップS302の処理を実行した場合には、ステップS304へ進む。一方、上記ステップS302の処理を実行していない参照画像が存在する場合には、ステップS302へ戻る。

0097

ステップS304で、画像入力部212は、入力された、電子透かしを検出する対象となる画像を受け付ける。

0098

ステップS306で、画像検索部223は、上記ステップS304で受け付けた画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部23に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行う。そして、画像検索部223は、特徴点の対応付けの結果から、上記ステップS304で受け付けた画像が参照画像の何れに該当するかを識別する。

0099

ステップS308で、電子透かし重畳部24は、上記ステップS304で受け付けた画像の特定の領域に電子透かしを埋め込む。

0100

ステップS310で、埋め込み画像出力部30は、上記ステップS308で電子透かしが埋め込まれた画像を出力し処理を終了する。

0101

<第2の実施の形態に係る電子透かし検出装置の作用>

0102

次に、本発明の実施の形態に係る電子透かし検出装置の作用について説明する。複数の参照画像と電子透かしを検出する対象となる画像とが、第2の実施の形態の電子透かし検出装置に入力されると、電子透かし検出装置は、図7に示す電子透かし検出処理ルーチンを実行する。

0103

ステップS400で、参照画像入力部50は、入力された複数の参照画像を受け付ける。

0104

ステップS402で、登録部62は、上記ステップS400で受け付けた参照画像のうち1つの参照画像を設定し、当該参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部63に記憶させる。

0105

ステップS403で、登録部62は、上記ステップS400で受け付けた複数の参照画像の全てについて、上記ステップS402の処理を実行したか否かを判定する。全ての参照画像について、上記ステップS402の処理を実行した場合には、ステップS204へ進む。一方、上記ステップS402の処理を実行していない参照画像が存在する場合には、ステップS402へ戻る。

0106

なお、第2の実施の形態に係る文書評価装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。

0107

以上説明したように、第2の実施の形態に係る電子透かし埋め込み装置によれば、参照画像から抽出される各特徴点の位置座標と、各特徴点の位置より検出される局所特徴量と、参照画像の四隅位置座標とを記憶部に記憶させ、電子透かしを埋め込む対象となる画像をディジタルデータとして入力し、入力された画像から各特徴点の位置座標を抽出し、各特徴点の位置より局所特徴量を検出し、記憶部に記憶されている特徴点との対応付けを、局所特徴量の照合により行って、特徴点の対応付けの結果から、入力された画像が参照画像の何れに該当するかを識別し、入力された画像の特定の領域に電子透かしを埋め込むことにより、電子透かしのための枠を画像に付与しなくても、画像に対し電子透かしを埋め込むことができる。

0108

なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。

0109

例えば、第2の実施の形態では、複数の参照画像が入力される場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、1つの参照画像が入力されてもよい。

0110

また、上記実施の形態では、電子透かし埋め込み装置及び電子透かし検出装置が記憶部を備えている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば記憶部が電子透かし埋め込み装置及び電子透かし検出装置の外部装置に設けられ、電子透かし埋め込み装置及び電子透かし検出装置は、外部装置と通信手段を用いて通信することにより、記憶部を参照するようにしてもよい。

0111

上述の電子透かし埋め込み装置及び電子透かし検出装置は、内部にコンピュータシステムを有しているが、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。

0112

また、実施の形態の機能を実現するソフトウェアプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のCPU(MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、実現できる。その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体、例えばCD-ROM、DVD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、HDD等は本発明を構成する。

0113

10参照画像入力部
20,220演算部
22,222登録部
23 記憶部
24電子透かし重畳部
30 埋め込み画像出力部
50,210 参照画像入力部
52,212画像入力部
60 演算部
62 登録部
63 記憶部
64,223画像検索部
66四隅座標計算部
68射影変換補正部
70電子透かし検出部
80結果出力部
100,200 電子透かし埋め込み装置
110 電子透かし検出装置

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