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技術 プログラム及び端末装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 浅井紀彦
出願日 2016年3月28日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2016-064192
公開日 2017年10月5日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-182181
状態 特許登録済
技術分野 タイプライター等へのデジタル出力
主要キーワード 変換指示情報 旧モジュール 形式画像 出力指示情報 装置プログラム クラウドサーバ 表計算データ プリント指示情報
関連する未来課題
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図面 (8)

課題

コンテンツデータを変換して出力する処理を、効率良く実行可能な端末装置プログラムを提供する。

解決手段

端末プログラムは、第1形式のコンテンツデータをOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理(S32)と、変換可能と判断したことに応じて(S32:Yes)、コンテンツデータを第1形式から第2形式へOSに変換させる第1変換処理(S35)と、変換不能と判断したことに応じて(S32:No)、サーバにコンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換させる第2変換処理(S39、S40)と、第2形式のコンテンツデータを出力する出力処理とを端末装置に実行させる。

概要

背景

従来より、プリンタプリント動作を実行させる端末装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の端末装置は、ユーザが指定した指定データをインターネット上のクラウドサーバに送信し、プリンタがサポートする形式に変換された指定データをクラウドサーバから受信し、受信した指定データに対するプリント動作をプリンタに実行させる。

概要

コンテンツデータを変換して出力する処理を、効率良く実行可能な端末装置のプログラムを提供する。端末プログラムは、第1形式のコンテンツデータをOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理(S32)と、変換可能と判断したことに応じて(S32:Yes)、コンテンツデータを第1形式から第2形式へOSに変換させる第1変換処理(S35)と、変換不能と判断したことに応じて(S32:No)、サーバにコンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換させる第2変換処理(S39、S40)と、第2形式のコンテンツデータを出力する出力処理とを端末装置に実行させる。

目的

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツデータを変換して出力する処理を、効率良く実行可能な端末装置のプログラムを提供する

効果

実績

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請求項1

通信インタフェースを備える端末装置によって実行可能なプログラムであって、該プログラムは、第1形式コンテンツデータを前記端末装置のOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理を前記端末装置に実行させ、前記第1形式は、前記コンテンツデータを出力する出力動作データ出力装置が実行できない形式であり、前記第2形式は、前記出力動作を前記データ出力装置が実行できる形式であり、該プログラムは、変換可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ前記OSに変換させる第1変換処理と、変換不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信インタフェースを通じて接続されたサーバに、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ変換させる第2変換処理と、前記第1変換処理或いは前記第2変換処理で変換した前記第2形式の前記コンテンツデータを出力する出力処理とを前記端末装置に実行させるプログラム。

請求項2

該プログラムは、前記第1判断処理において、前記OSのバージョンが第1閾値以上であることに応じて、変換可能と判断し、前記OSのバージョンが前記第1閾値未満であることに応じて、変換不能と判断する請求項1に記載のプログラム。

請求項3

該プログラムは、前記指定データが変換不能データを含むか否かを判断する第2判断処理を前記端末装置に実行させ、前記変換不能データは、前記第1変換処理で前記OSが前記第2形式に変換できないデータであり、該プログラムは、前記第1判断処理で前記第1閾値以上と判断し、且つ前記第2判断処理で前記変換不能データを含まないと判断したことに応じて、前記第1変換処理を前記端末装置に実行させ、前記第2判断処理で前記変換不能データを含むと判断したことに応じて、前記第2変換処理を前記端末装置に実行させる請求項2に記載のプログラム。

請求項4

該プログラムは、前記OSのバージョンが前記第1閾値以上で且つ前記第1閾値より新しい第2閾値未満と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2判断処理を前記端末装置に実行させ、前記OSのバージョンが前記第2閾値以上と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第2判断処理をスキップして前記第1変換処理を前記端末装置に実行させる請求項3に記載のプログラム。

請求項5

前記端末装置は、メモリを備えており、前記OSは、前記第1変換処理において、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ変換するために、当該コンテンツデータを前記メモリに展開し、該プログラムは、前記第1変換処理中に前記メモリの容量が不足したことに応じて、当該第1変換処理を中止して、前記第2変換処理を前記端末装置に実行させる請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。

請求項6

前記端末装置は、入力インタフェースと、ディスプレイとを備えており、前記第1変換処理及び前記第2変換処理は、前記第1形式の前記コンテンツデータを、前記第2形式で且つ出力用解像度の画像を示す前記コンテンツデータへ変換する処理であり、該プログラムは、前記第1変換処理中に前記メモリの容量が不足したことに応じて、当該第1変換処理を中止して、前記第1形式の前記コンテンツデータを、前記第2形式で且つプレビュー用解像度の画像を示す前記コンテンツデータへ前記OSに変換させる第3変換処理を前記端末装置に実行させ、前記プレビュー用解像度は、前記出力用解像度より低く、該プログラムは、前記第3変換処理で変換した前記コンテンツデータで示されるプレビュー画像を、前記ディスプレイに表示させるプレビュー処理と、前記コンテンツデータを出力する指示に対応する指示操作を、前記入インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、前記第1受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記第2変換処理及び前記出力処理とを前記端末装置に実行させる請求項5に記載のプログラム。

請求項7

前記コンテンツデータには、第1値或いは第2値が設定される出力不可情報対応付けられており、前記第1値は、前記コンテンツデータに対する前記出力動作を許可する指示に対応し、前記第2値は、前記コンテンツデータに対する前記出力動作を規制する指示に対応し、該プログラムは、前記出力不可情報の設定値を判断する第3判断処理を前記端末装置に実行させ、前記第1判断処理で変換可能と判断し、且つ前記第1値が設定されていると前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第1変換処理及び前記出力処理を前記端末装置に実行させ、前記第2値が設定されていると前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記出力処理を前記端末装置に実行させない請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。

請求項8

前記端末装置は、入力インタフェースと、ディスプレイとを備えており、該プログラムは、前記第1値が設定されていると前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記第2形式の前記コンテンツデータで示されるプレビュー画像、及び有効な出力指示オブジェクトを含むプレビュー画面を、前記ディスプレイに表示させる第1プレビュー処理と、前記第2値が設定されていると前記第3判断処理で判断したことに応じて、前記出力指示オブジェクトを無効化した前記プレビュー画面を、前記ディスプレイに表示させる第2プレビュー処理と、前記出力指示オブジェクトを指定するユーザ操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理とを前記端末装置に実行させ、有効な前記出力指示オブジェクトが前記第1受付処理で指定されたことに応じて、前記出力処理を前記端末装置に実行させる請求項7に記載のプログラム。

請求項9

前記端末装置は、メモリを備えており、前記メモリは、第3値或いは第4値が設定される変換先情報を記憶しており、前記第3値は、前記第1変換処理を実行する指示に対応し、前記第4値は、前記第2変換処理を実行する指示に対応し、該プログラムは、前記変換先情報の設定値を判断する第4判断処理を前記端末装置に実行させ、前記第3値が設定されていると前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理を前記端末装置に実行させ、前記第4値が設定されていると前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記第1判断処理をスキップして前記第2変換処理を前記端末装置に実行させる請求項1から8のいずれかに記載のプログラム。

請求項10

前記端末装置は、報知部を備えており、前記変換先情報には、前記第1変換処理を前記第2変換処理より優先して実行する指示に対応する第5値が設定可能であり、該プログラムは、変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第3値が設定されていると前記第4判断処理で判断したことに応じて、前コンテンツデータに対する前記出力動作が実行できないことを前記報知部に報知させる報知処理を前記端末装置に実行させ、変換不能と前記第1判断処理で判断し、且つ前記第5値が設定されていると前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記第2変換処理を前記端末装置に実行させる請求項9に記載のプログラム。

請求項11

前記変換先情報には、前記第2変換処理を前記第1変換処理より優先して実行する指示に対応する第6値が設定可能であり、該プログラムは、前記第6値が設定されていると前記第4判断処理で判断したことに応じて、前記コンテンツデータのデータ量が前記サーバの処理能力の範囲を超えるか否かを判断する第5判断処理を前記端末装置に実行させ、処理能力の範囲内と前記第5判断処理で判断したことに応じて、前記第2変換処理を前記端末装置に実行させ、処理能力の範囲を超えると前記第5判断処理で判断したことに応じて、前記第1変換処理を前記端末装置に実行させる請求項9又は10に記載のプログラム。

請求項12

前記端末装置は、入力インタフェースを備えており、該プログラムは、変換可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記第1変換処理に対応する第1操作或いは前記第2変換処理に対応する第2操作を、前記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、前記第2受付処理で前記第1操作を受け付けたことに応じて、前記第1変換処理を前記端末装置に実行させ、前記第2受付処理で前記第2操作を受け付けたことに応じて、前記第2変換処理を前記端末装置に実行させる請求項1から11のいずれかに記載のプログラム。

請求項13

通信インタフェースと、コントローラとを備える端末装置であって、前記コントローラは、第1形式のコンテンツデータを前記端末装置のOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理を実行し、前記第1形式は、前記コンテンツデータを出力する出力動作をデータ出力装置が実行できない形式であり、前記第2形式は、前記出力動作を前記データ出力装置が実行できる形式であり、前記コントローラは、変換可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ前記OSに変換させる第1変換処理と、変換不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信インタフェースを通じて接続されたサーバに、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ変換させる第2変換処理と、前記第1変換処理或いは前記第2変換処理で変換した前記第2形式の前記コンテンツデータを出力する出力処理とを実行する端末装置。

技術分野

0001

本発明は、出力可能形式に変換したコンテンツデータを、データ出力装置に出力させる端末装置プログラムに関する。

背景技術

0002

従来より、プリンタプリント動作を実行させる端末装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の端末装置は、ユーザが指定した指定データをインターネット上のクラウドサーバに送信し、プリンタがサポートする形式に変換された指定データをクラウドサーバから受信し、受信した指定データに対するプリント動作をプリンタに実行させる。

先行技術

0003

特開2014−167735号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の方法では、インターネット上のクラウドサーバと端末装置との間におけるコンテンツデータの送受信によって、ユーザがプリント動作を指示してから実際にプリント動作が実行されるまでのスループットが低下するという課題を生じる。

0005

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツデータを変換して出力する処理を、効率良く実行可能な端末装置のプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本明細書に記載のプログラムは、通信インタフェースを備える端末装置によって実行可能である。該プログラムは、第1形式のコンテンツデータを前記端末装置のOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理を前記端末装置に実行させる。前記第1形式は、前記コンテンツデータを出力する出力動作をデータ出力装置が実行できない形式である。前記第2形式は、前記出力動作を前記データ出力装置が実行できる形式である。該プログラムは、変換可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ前記OSに変換させる第1変換処理と、変換不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信インタフェースを通じて接続されたサーバに、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ変換させる第2変換処理と、前記第1変換処理或いは前記第2変換処理で変換した前記第2形式の前記コンテンツデータを出力する出力処理とを前記端末装置に実行させる。

0007

本明細書に記載の端末装置は、通信インタフェースと、コントローラとを備える。前記コントローラは、第1形式のコンテンツデータを前記端末装置のOSが第2形式に変換可能か否かを判断する第1判断処理を実行する。前記第1形式は、前記コンテンツデータを出力する出力動作をデータ出力装置が実行できない形式である。前記第2形式は、前記出力動作を前記データ出力装置が実行できる形式である。前記コントローラは、変換可能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ前記OSに変換させる第1変換処理と、変換不能と前記第1判断処理で判断したことに応じて、前記通信インタフェースを通じて接続されたサーバに、前記コンテンツデータを前記第1形式から前記第2形式へ変換させる第2変換処理と、前記第1変換処理或いは前記第2変換処理で変換した前記第2形式の前記コンテンツデータを出力する。

0008

OSに実装される機能は、当該OSのバージョンアップ等に伴って増加している。そこで、上記構成によれば、第1形式から第2形式への変換機能が端末装置のOSに実装されている場合は当該OSに変換処理を実行させ、変換機能が実装されていない場合はサーバに変換処理を実行させる。これにより、端末装置とサーバとの間の通信量を削減することができるので、コンテンツデータを変換して出力する処理を効率良く実行することができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、本実施形態に係るシステム100の概略図である。
図2(A)は複合機10のブロック図であり、図2(B)は端末装置50のブロック図である。
図3は、メモリ62の記憶されたデータ例であって、(A)は対応するコンテンツデータ及び出力不可情報を、(B)は変換先情報を示す。
図4は、プリント指示処理のフローチャートである。
図5は、データ変換処理のフローチャートである。
図6は、ディスプレイ53の表示例であって、(A)はデータ選択画面を、(B)は有効な[プリントアイコン122を含むプレビュー画面を示す。
図7は、ディスプレイ53の表示例であって、(A)は無効な[プリント]アイコン122及び[終了]アイコン123を含むプレビュー画面を、(B)は問合せ画面を示す。

実施例

0010

以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。

0011

図1は、本実施形態に係るシステム100の概略図である。図1に示されるシステム100は、複合機10と、端末装置50と、サーバ80とで構成される。複合機10、端末装置50、及びサーバ80は、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット101、有線LAN、無線LAN102、或いはこれらの組み合わせであってもよい。

0012

複合機10及び端末装置50は、無線LAN102に属している。すなわち、複合機10及び端末装置50は、無線LAN102の不図示のアクセスポイントを経由して、相互に通信することができる。また、無線LAN102は、ルータ102Aを通じてインターネット101に接続されている。さらに、サーバ80は、インターネット101に接続されている。すなわち、複合機10及び端末装置50は、ルータ102Aからインターネット101を経由して、サーバ80と通信することができる。

0013

複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ11と、スキャナ12と、FAX部13と、ディスプレイ23と、入力I/F24と、通信I/F25と、CPU31と、メモリ32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、データ出力装置或いは画像出力装置の一例である。

0014

プリンタ11は、画像データで示される画像をシートに記録するプリント動作を実行する。プリンタ11の記録方式としては、インクジェット方式電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。FAX部13は、FAXプロトコル準拠した方式で画像データを送受信するFAX送信動作及びFAX受信動作を実行する。プリント動作及びFAX送信動作は、出力動作の一例である。なお、プリンタ11、スキャナ12、及びFAX部13の一部は、省略されてもよい。

0015

ディスプレイ23は、液晶ディスプレイ有機ELディスプレイ等であり、各種情報を表示する表示面を備える。ディスプレイ23は、報知部の一例である。但し、報知部の具体例はディスプレイ23に限定されず、複合機10に搭載された不図示のスピーカ或いはLEDランプ等であってもよい。

0016

入力I/F24は、ユーザによる入力操作受け付けユーザインタフェースである。具体的には、入力I/F24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、入力I/F24は、ディスプレイ23の表示面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。ディスプレイ23の表示面に表示されたオブジェクトを指定する操作、文字列或いは数字列を入力する操作は、ユーザ操作の一例である。「オブジェクト」とは、例えば、ディスプレイ23に表示された文字列、アイコン、ボタン、リンク等である。

0017

タッチセンサとして実現される入力I/F24は、ユーザがタッチした表示面上の位置を示す位置情報を出力する。なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体が表示面に触れていなくても、表示面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させる「ホバー」或いは「フローティングタッチ」を、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。ディスプレイ23に表示されたアイコンの位置のタップするユーザ操作は、当該アイコンを指定する指定操作の一例である。

0018

通信I/F25は、通信ネットワークを通じて外部装置と通信可能なインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信I/F25を通じて外部装置に各種情報を送信し、通信I/F25を通じて外部装置から各種情報を受信する。通信I/F25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi-Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。また、複合機10及び端末装置50がUSBケーブルで接続される場合の通信I/F25は、USBケーブルが着脱されるUSBインタフェースであってもよい。

0019

CPU31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、入力I/F24から出力される各種情報、通信I/F25を通じて外部装置から受信した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムをメモリ32から取得して実行する。CPU31及びメモリ32は、コントローラの一例を構成する。

0020

メモリ32は、OS34と、装置プログラム35とを記憶している。装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。また、メモリ32は、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報等を記憶する。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、複合機10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。

0021

メモリ32は、コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット101上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。後述する端末装置50のメモリ62についても同様である。

0022

端末装置50は、図2(B)に示されるように、ディスプレイ53と、入力I/F54と、通信I/F55と、CPU61と、メモリ62と、通信バス63とを主に備える。端末装置50に含まれるディスプレイ53、入力I/F54、通信I/F55、CPU61、メモリ62、及び通信バス63は、複合機10に含まれるディスプレイ23、入力I/F24、通信I/F25、CPU31、メモリ32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61及びメモリ62は、コントローラの一例である。

0023

端末装置50は、例えば、携帯電話スマートフォン、或いはタブレット端末、或いはPC等である。より詳細には、端末装置50のディスプレイ53は、表示画面のサイズが12インチ以下、より好ましくは8インチ以下であるのが望ましい。また、端末装置50の入力I/F54は、ディスプレイ53の表示画面に重ねられたタッチセンサであるのが望ましい。

0024

メモリ62は、OS64と、端末プログラム65とを記憶している。OS64は、例えば、Android(Google inc.の登録商標) OS、iOS(Cisco Systems,Inc.の登録商標)、Windows Phone(Microsoft Corporationの登録商標) Operating System等であってもよい。端末装置50にインストールされているOS64は、所定のタイミングでバージョンアップされる。

0025

バージョンアップとは、例えば、OS64に新たな機能を追加すること、OS64の既存の機能を改変すること等を含む。OS64は、例えば、インターネット101上の不図示のサーバから通信I/F55を通じて新モジュールを受信する。そして、OS64は、受信した新モジュールをメモリ62に新たに記憶させる、或いは既にメモリ62に記憶されている旧モジュールを新モジュールで上書きする。これにより、OS64がバージョンアップされる。端末プログラム65は、例えば、OS64が提供する問合せAPIを呼び出すことによって、OS64のバージョンを取得することができる。

0026

本実施形態において、バージョン5未満のOS64は、コンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換する変換処理を実行することができない。また、バージョン5以上で且つバージョン6未満のOS64は、コンテンツデータが後述する変換不能データを含まない場合に、変換処理を実行することができる。さらに、バージョン6以上のOS64は、コンテンツデータが変換不能データを含むか否かに拘わらず、変換処理を実行することができる。バージョン5は第1閾値の一例であり、バージョン6は第2閾値の一例である。

0027

第1形式とは、複合機10が出力動作を実行できない形式であって、例えば、“.pdf”、“.txt”、“.doc”、“.xls”、“.ppt”等の拡張子で示される形式である。第2形式とは、複合機10が出力動作を実行できる形式であって、例えば、“.jpg”、“.bmp”等の拡張子で示される形式である。なお、第1形式及び第2形式は、複合機10毎に異なっていてもよい。そして、端末プログラム65は、第1形式及び第2形式を示す情報を、複合機10から受信してもよいし、複合機10のモデル名に対応付けて記憶する不図示のサーバから受信してもよい。

0028

なお、「コンテンツデータの形式を変換する」とは、例えば、変換前のコンテンツデータで示される画像の内容を実質的に変更せずに、データ形式を第1形式から第2形式へ変換する処理である。変換処理の具体的な手法は既に周知なので、詳細な説明は省略する。端末プログラム65は、例えば、OS64が提供する変換APIを呼び出すことによって、OS64に変換処理を実行させることができる。本実施形態では、JPEG形式を第2形式として、以下の処理を説明する。

0029

また、メモリ62は、図3(A)に示されるように、写真データ文書データプレゼンテーションデータ表計算データ等のコンテンツデータを格納するデータフォルダを含んでもよい。また、コンテンツデータには、コンテンツデータに対する出力動作を許可するか否かを示す出力不可情報が対応づけられてもよい。出力不可情報は、対応するコンテンツデータに対する出力動作を許可する指示に対応する第1値“OFF”、或いは対応するコンテンツデータに対する出力動作を規制する指示に対応する第2値“ON”が設定される。端末プログラム65は、例えば、入力I/F54を通じてユーザが指定した値を、出力不可情報に設定する。なお、コンテンツデータ及び出力不可情報は、メモリ62に代えて、不図示のストレージサーバに記憶されていてもよい。

0030

さらに、メモリ62は、図3(B)に示されるように、変換先情報を記憶することができる。変換先情報は、コンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換する変換処理を実行させるデバイスを示す情報である。変換先情報には、端末装置50に変換処理を実行させる指示に対応する第3値ローカル”、サーバ80に変換処理を実行させる指示に対応する第4値“サーバ”、或いはサーバ80より端末装置50に優先して変換処理を実行させる指示に対応する第5値“ローカル優先”が設定される。端末プログラム65は、例えば、コンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換する変換処理を実行する前に、図示しない端末プログラム65の設定画面において、入力I/F54を通じてユーザが予め指定した値を、変換先情報に設定する。

0031

サーバ80は、コンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換する変換処理を実行することができる。より詳細には、サーバ80は、端末装置50から変換指示情報を受信し、受信した変換指示情報に含まれるコンテンツデータを第1形式から第2形式へ変換し、第2形式のコンテンツデータを端末装置50に送信する。なお、端末装置50のOS64及びサーバ80が実行する変換処理は、同一のアルゴリズムで実現されてもよいし、異なるアルゴリズムで実現されてもよい。

0032

[システム100の動作]
図4及び図5を参照して、本実施形態に係るシステム100の動作を説明する。

0033

本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU31、61の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「制御」等の処理は、CPU31、61の処理を表している。CPU31、61による処理は、OS34、64を介したハードウェア制御も含む。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。

0034

まず、端末プログラム65は、例えば、入力I/F54を通じたユーザ操作によって起動されたことに応じて、図6(A)に示されるデータ選択画面を、ディスプレイ53に表示させる(S11)。データ選択画面は、出力動作の対象となる指定データの指定を促す画面である。なお、データ選択画面の表示は、端末プログラム65が起動された直後に限定されず、データ選択画面の表示を指示するユーザ操作を入力I/F54を通じて受け付けたタイミングであってもよい。そして、端末プログラム65は、データ選択画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S12)。

0035

データ選択画面は、データフォルダに記憶されたコンテンツデータに対応するデータアイコン111、112、113を含む。データアイコン111はコンテンツデータ“レシピ.pdf”に対応し、データアイコン112はコンテンツデータ“メモ.txt”に対応し、データアイコン113はコンテンツデータ“調理風景.jpg”に対応する。データアイコン111〜113は、対応するコンテンツデータの形式を示す形式画像(例えば、“PDF”、“TXT”、“JPG”等を含む画像)と、対応するコンテンツデータのデータ識別情報とを含む。

0036

次に、端末プログラム65は、例えばデータアイコン111の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S12:Yes)、データアイコン111に対応するコンテンツデータ“レシピ.pdf”を指定データに決定する。より詳細には、端末プログラム65は、指定データのデータ識別情報をメモリ62に一時記憶させる。データアイコン111のタップは、指定データを指定する指定操作の一例である。

0037

次に、端末プログラム65は、データ変換処理を実行する(S13)。データ変換処理は、指定データを第1形式から第2形式へ変換する処理である。なお、S12で第2形式のコンテンツデータが指定データに決定された場合、S13及び後述するS17〜S19の処理が省略される。図5を参照して、データ変換処理の詳細を説明する。

0038

まず、端末プログラム65は、メモリ62に記憶された変換先情報の設定値を判断する(S31)。また、端末プログラム65は、OS64が変換処理を実行可能か否かを判断する(S32)。より詳細には、端末プログラム65は、OS64の現在のバージョンと、第1閾値及び第2閾値とを比較する。さらに、端末プログラム65は、指定データに対応付けてメモリ62に記憶された出力不可情報の設定値を判断する(S33)。S31の処理は第4判断処理の一例であり、S32の処理は第1判断処理の一例であり、S33の処理は第3判断処理の一例である。

0039

次に、端末プログラム65は、変換先情報に第3値“ローカル”或いは第5値“ローカル優先”が設定され、OS64のバージョンが第1閾値以上で且つ第2閾値未満であり、出力不可情報に第1値“OFF”が設定されていると判断したことに応じて(S31:ローカル/ローカル優先&S32:Yes&S33:OFF)、指定データが変換不能データを含むか否かを判断する(S34)。端末プログラム65は、例えば、指定データを解析することによって、変換不能データの有無を判断することができる。S34の処理は、第2判断処理の一例である。

0040

変換不能データとは、指定データに含まれる第2形式に変換できないデータである。より詳細には、変換不能データは、バージョンが第2閾値未満のOS64によって第2形式に変換できず、バージョンが第2閾値以上のOS64及びサーバ80によって第2形式に変換できるデータである。変換不能データの具体例は特に限定されないが、例えば、特定のフォント(例えば、ANSI)、入力I/F54を通じたユーザ操作を受け付けるオブジェクト(例えば、チェックボックスラジオボタン等)等である。

0041

そして、端末プログラム65は、指定データが変換不能データを含まないと判断したことに応じて(S34:No)、指定データに対する変換処理をOS64に実行させる(S35)。より詳細には、端末プログラム65は、指定データが記憶されているメモリ領域の先頭アドレスを示す第1ポインタと、出力用解像度を示す解像度情報とを引数として、変換APIを呼び出す。出力用解像度は、端末プログラム65に設定された固定値であってもよいし、入力I/F54を通じてユーザによって設定されたものであってもよい。S35の処理は、第1変換処理の一例である。

0042

OS64は、変換APIが呼び出されたことに応じて、引数として指定された第1ポインタで示されるメモリ領域から指定データを読み出し、読み出した指定データをOS64が確保したメモリ62の作業領域に展開する。そして、OS64は、作業領域に展開された指定データを、所定のアルゴリズムで第1形式から第2形式へ変換する。ここで、変換処理に必要となる作業領域は、指定データのデータ量が大きいほど大きくなり、引数として指定された解像度情報で示される解像度が高いほど大きくなる傾向がある。また、作業領域の大きさは、変換処理の実行中に変化することがある。

0043

そして、OS64は、変換処理が正常終了したことに応じて、第2形式で且つ出力用解像度の画像を示す指定データ(以下、「プリント用JPEG」と表記する。)をメモリ62に記憶させ、その先頭アドレスを示す第2ポインタを戻り値として、変換APIを終了する。一方、OS64は、変換処理が異常終了したことに応じて、異常終了の原因を示すエラー情報を戻り値として、変換APIを終了する。この場合、第1変換処理は中止されて、第2形式の指定データは生成されない。エラー情報は、例えば、変換できないデータが指定データに含まれていること、変換処理中にメモリ62の空き容量が必要量を下回ったこと等の異常終了の原因を示す。

0044

次に、端末プログラム65は、変換APIの戻り値を取得する。そして、端末プログラム65は、第2ポインタを戻り値として取得したことに応じて(S36:Yes)、データ変換処理を終了する。第2ポインタの取得は、第2形式の指定データを取得することの一例である。一方、端末プログラム65は、エラー情報を戻り値として取得したことに応じて(S36:No)、第1ポインタ及びプレビュー用解像度を示す解像度情報を引数として、変換APIを呼び出す(S37)。プレビュー用解像度は、出力用解像度より低い解像度であって、固定値であってもよいし、ユーザによって設定されてもよい。S37の処理は、第3変換処理の一例である。

0045

なお、S37の処理は、エラー情報で示されるエラーの内容に拘わらず実行されてもよいし、エラー情報が特定のエラーを示す場合にのみ実行されてもよい。本実施形態では、メモリ不足であることをエラー情報が示す場合に、S37が実行されるものとする。そして、S37の処理は、変換処理に必要なメモリ容量がS35の処理より少ないので、メモリ不足が原因でS35の変換処理が異常終了した場合でも、S37で変換処理が正常終了する可能性がある。

0046

そして、端末プログラム65は、第2形式で且つプレビュー用解像度の画像を示す指定データ(以下、「プレビュー用JPEG」と表記する。)が記憶されたメモリ領域の先頭アドレスを示す第2ポインタを戻り値として取得したことに応じて、データ変換処理を終了する。一方図示は省略するが、端末プログラム65は、S37で呼び出した変換APIの戻り値としてエラー情報を取得したことに応じて、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了する。

0047

また、端末プログラム65は、出力不可情報に第2値“ON”が設定されていると判断したことに応じて(S33:ON)、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了する。他の例として、端末プログラム65は、出力不可情報に第2値“ON”が設定されていると判断したことに応じて(S33:ON)、S37の処理を実行して、データ変換処理を終了してもよい。すなわち、端末プログラム65は、出力不可情報に第2値“ON”が設定されたコンテンツデータが指定データに指定されたことに応じて、当該指定データに対応するプレビュー用JPEGを取得してもよい。

0048

また、端末プログラム65は、変換先情報に第5値“ローカル優先”が設定されている場合において(S31:ローカル優先)、OS64のバージョンが第1閾値未満であると判断したことに応じて(S32:No)、或いは指定データが変換不能データを含むと判断したことに応じて(S34:Yes)、指定データがサーバ80の処理能力の範囲を超えているか否かを判断する(S38)。同様に、端末プログラム65は、変換先情報に第4値“サーバ”が設定されていると判断したことに応じて(S31:サーバ)、S38以降の処理を実行する。S38の処理は、第5判断処理の一例である。

0049

本実施形態において、端末プログラム65は、指定データのページ数或いはファイルサイズが閾値未満か否かを判断する(S38)。閾値は、端末プログラム65に予め設定されていてもよいし、通信I/F55を通じてサーバ80から取得してもよい。他の例として、端末プログラム65は、サーバ80が対応できない指定データのスペック(例えば、パスワード付きPDF)か否かを判断してもよい(S38)。そして、端末プログラム65は、指定データのページ数或いはファイルサイズが閾値未満であることに応じて、指定データのデータ量がサーバ80の処理能力の範囲内だと判断する(S38:No)。この場合の端末プログラム65は、サーバ80に変換処理を実行させる(S39、S40)。S39、S40の処理は、第2変換処理の一例である。

0050

より詳細には、端末プログラム65は、通信I/F55を通じてサーバ80に変換指示情報を送信する(S39)。変換指示情報は、指定データに対する変換処理の実行を指示する情報であって、例えば、指定データと、出力用解像度を示す解像度情報とを含む。次に、端末プログラム65は、通信I/F55を通じてサーバ80からプリント用JPEGを受信したことに応じて(S40:Yes)。受信したプリント用JPEGをメモリ62に記憶させ、データ変換処理を終了する。一方図示は省略するが、端末プログラム65は、変換指示情報を送信してから所定の時間が経過してもプリント用JPEGをサーバ80から受信しないことに応じて(S40:No)、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了する。

0051

また、端末プログラム65は、指定データのページ数或いはファイルサイズが閾値以上であることに応じて、指定データのデータ量がサーバ80の処理能力の範囲を超えると判断する(S38:Yes)。この場合の端末プログラム65は、S39、S49の処理を実行することなく、すなわち、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了する。さらに図示は省略するが、端末プログラム65は、変換先情報に第3値“ローカル”が設定されている場合において(S31:ローカル)、OS64のバージョンが第1閾値未満であると判断したことに応じて(S32:No)、或いは指定データが変換不能データを含むと判断したことに応じて(S34:Yes)、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了してもよい。

0052

また図示は省略するが、端末プログラム65は、変換先情報に第3値“ローカル”或いは第5値“ローカル優先”が設定され、OS64のバージョンが第2閾値以上であり、且つ出力不可情報に第1値“OFF”が設定されていると判断したことに応じて(S31:ローカル/ローカル優先&S32:Yes&S33:OFF)、S34の処理をスキップして、S35以降の処理を実行してもよい。

0053

さらに図示は省略するが、端末プログラム65は、サーバ80にアクセス可能か否かを、S38の処理に先立ってさらに実行してもよい。端末プログラム65は、例えば、通信I/F55が有効に動作しているか否か、ルータ102Aを経由してインターネット101にアクセスできるか否か、通信I/F55を通じてサーバ80にエコーリクエストを送信し、所定時間内にエコーリプライを通信I/F55を通じてサーバ80から受信できるか否か等を判断してもよい。そして、端末プログラム65は、サーバ80にアクセス可能と判断したことに応じて、S38以降の処理を実行すればよい。一方、端末プログラム65は、サーバ80にアクセス不能と判断したことに応じて、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了すればよい。

0054

次に図4に戻って、端末プログラム65は、プリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGをデータ変換処理で取得したか否かを判断する(S14)。そして、端末プログラム65は、プリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを取得したと判断したことに応じて(S14:Yes)、図6(B)或いは図7(A)に示されるプレビュー画面をディスプレイ53に表示させる(S15)。そして、端末プログラム65は、プレビュー画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付ける(S16)。S15の処理はプレビュー処理の一例であり、S16の処理は第1受付処理の一例である。

0055

プレビュー画面は、プレビュー画像121と、[プリント]アイコン122とを含む。プレビュー画像121は、指定データで示される画像をシートに記録した状態を示す画像である。プレビュー画像121は、データ変換処理で取得したプリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGから生成される。[プリント]アイコン122は、指定データに対するプリント動作の実行指示に対応する出力指示オブジェクトの一例である。

0056

出力不可情報に第1値“OFF”が設定されている場合のプレビュー画面は、図6(B)に示されるように、有効な[プリント]アイコン122を含む。有効な[プリント]アイコン122とは、例えば、入力I/F54を通じて指定されたことに応じて、対応付けられた処理が実行される状態を指す。図6(B)に示されるプレビュー画面を表示させる処理は、第1プレビュー処理の一例である。

0057

一方、出力不可情報に第2値“ON”が設定されている場合のプレビュー画面は、図7(A)に示されるように、[プリント]アイコン122が無効化されている点で、図6(B)のプレビュー画面と相違する。無効化された[プリント]アイコン122は、例えば、入力I/F54を通じて指定されたとしても、対応付けられた処理が実行されない状態を指す。[プリント]アイコン122の無効化の具体例は、[プリント]アイコン122のグレーアウトに限定されず、[プリント]アイコン122を非表示にすることでもよい。また、図7(A)に示されるプレビュー画面は、プレビュー画面の表示を終了する指示に対応する[終了]アイコンを123さらに含む。図7(A)に示されるプレビュー画面を表示させる処理は、第2プレビュー処理の一例である。

0058

次に、端末プログラム65は、有効な[プリント]アイコン122の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて(S16:Yes)、指定データに対応するプリント用JPEGがメモリ62に記憶されているか否かを判断する(S17)。そして、端末プログラム65は、プリント用JPEGが記憶されていると判断したことに応じて(S17:Yes)、通信I/F55を通じて複合機10にプリント指示情報を送信する(S20)。S20の処理は、出力処理の一例である。

0059

プリント指示情報は、第2形式の指定データに対するプリント動作の実行を指示する出力指示情報の一例である。プリント指示情報は、プリント用JPEG、すなわち第2形式の指定データを含む。有効な[プリント]アイコン122をタップするユーザ操作は、指定データを出力する指示に対応する指示操作の一例である。一方図示は省略するが、複合機10の装置プログラム35は、通信I/F25を通じて端末装置50からプリント指示情報を受信する。そして、装置プログラム35は、受信したプリント指示情報に従ったプリント動作をプリンタ11に実行させる。すなわち、プリンタ11は、プリント指示情報に含まれる第2形式の指定データで示される画像をシートに記録する。

0060

他の例として、端末プログラム65は、通信I/F55を通じて複合機10にFAX指示情報を送信してもよい(S20)。FAX指示情報は、第2形式の指定データに対するFAX送信動作の実行を指示する情報である。FAX指示情報は、第2形式の指定データと、FAX送信先の外部装置を識別するFAX番号とを含む。一方、装置プログラム35は、通信I/F25を通じて端末装置50からFAX指示情報を受信する。そして、装置プログラム35は、受信したFAX指示情報に含まれる第2形式の指定データを、FAX番号で識別される外部装置に対して、FAX部13にFAX送信させる。

0061

また、端末プログラム65は、指定データに対応するプリント用JPEGが記憶されていないと判断したことに応じて(S17:No)、サーバ80に変換処理を実行させる(S18、S19)。S18、S19の処理は、第2変換処理の一例であって、S39、S40と同様であってもよい。そして、端末プログラム65は、通信I/F55を通じてサーバ80からプリント用JPEGを受信したことに応じて(S19:Yes)、当該プリント用JPEGを用いてS20の処理を実行する。S18〜S20の処理は、例えば、変換先情報に第5値“ローカル優先”が設定されており、且つS37でプレビュー用JPEGを取得した場合に実行される。

0062

一方、端末プログラム65は、S19でプリント用JPEGをサーバ80から受信しないことに応じて(S19:No)、或いはデータ変換処理でプリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを取得できなかったことに応じて(S14:No)、不図示のエラー画面をディスプレイ53に表示させる(S21)。エラー画面は、S20の処理を実行できないことを報知する画面である。エラー画面は、例えば、サーバ80からプリント用JPEGを受信できないこと(S19:No/S40:No)、変換処理に必要なメモリ容量が足りないこと(S36:No)等を報知するメッセージを含む。S21の処理は、報知処理の一例である。また図示は省略するが端末プログラム65は、図7(A)に示される[終了]アイコンの指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、S17以降の処理を実行することなく、プリント指示処理を終了する。

0063

[本実施形態の作用効果
OS64に実装される機能は、当該OS64のバージョンアップ等に伴って増加する。本実施形態では、第1閾値未満のバージョンのOS64は変換機能を有しておらず、第1閾値以上のバージョンのOS64は変換機能を有している。また、サーバ80に変換処理を実行させる場合において、サーバ80による変換処理そのものより、端末装置50及びサーバ80の間の通信に時間がかかる。

0064

そこで、上記の実施形態に係る端末プログラム65は、第1形式から第2形式への変換機能が端末装置50のOS64に実装されている場合は当該OS62に変換処理を実行させ、OS64に変換機能が実装されていない場合はサーバ80に変換処理を実行させる。これにより、端末装置50とサーバ80との間の通信量を削減することができるので、指定データを変換して出力する一連の処理を、効率良く実行することができる。

0065

また、指定データを作成或いは編集するアプリケーションによっては、OS64で第2形式に変換できない変換不能データを指定データに含めることができるものがある。そこで上記の実施形態のように、変換不能データを含む指定データは、サーバ80に変換させるのが望ましい。また、変換処理には、ある程度のメモリ容量を必要とする。そこで、変換処理中にメモリ62の空き容量が少なくなった場合、変換処理を中止して、サーバ80に変換処理を実行させるのが望ましい。

0066

なお、第3変換処理に必要なメモリ容量は、第1変換処理より少ない。また、プレビュー処理でディスプレイ53に表示させる指定データは、出力指示処理で複合機10に出力させる指定データより解像度が低くても大きな問題を生じない。そこで、上記の実施形態では、プレビュー用JPEGをOS64に生成させ、[プリント]アイコン122がタップされたことに応じて、出力用JPEGをサーバ80に生成させる。これにより、処理全体としてスループットの低下を抑制することができる。

0067

一方、セキュリティ等の理由で出力不可情報に第2値“ON”が設定された指定データに対しては、たとえOS64が変換処理を実行可能であっても、上記の実施形態のように、出力指示処理を実行しないのが望ましい。なお、出力不可情報に第2値“ON”が設定されている場合、プレビュー用JPEGを生成して第2プレビュー処理までを実行してもよいし、プレビュー用JPEGを生成せずにエラー画面を表示させてもよい。

0068

また、上記の実施形態によれば、変換指示情報を送信するのに先立って、指定データのデータ量がサーバ80の処理能力を超えるか否かが判断される(S38)。これにより、処理能力を超える指定データがサーバ80に送信されることが抑制される。さらに、サーバ80にアクセス可能か否かがS38の処理に先立って実行される。これにより、アクセス不能なサーバ80に対して変化指示情報の送信が試みられるのを抑制できる。

0069

なお、OS64による変換処理と、サーバ80による変換処理とでは、変換後の指定データの画質などが異なる場合がある。そこで、上記の実施形態のように、所望のデバイスに対応する値を変換先情報に事前に設定させておくことにより、ユーザが所望する結果を得やすくなる。上記の実施形態に係る第5値“ローカル優先”は、サーバ80より優先して端末装置50に変換処理を実行させる指示に対応するが、端末装置50より優先してサーバ80に変換処理を実行させる指示に対応する第6値“サーバ優先”が変換先情報に設定されてもよい。

0070

図示は省略するが、端末プログラム65は、変換先情報に第6値“サーバ優先”が設定されていると判断したことに応じて、サーバ80にアクセス可能か否かと、S38の処理とを実行してもよい。そして、端末プログラム65は、サーバ80にアクセス可能であり、且つ指定データのデータ量がサーバ80の処理能力の範囲内だと判断したことに応じて(S38:No)、S39以降の処理を実行すればよい。

0071

一方、端末プログラム65は、サーバ80にアクセス可能でないか、或いは指定データのデータ量がサーバ80の処理能力の範囲を超えると判断したことに応じて(S38:Yes)、S32以降の処理を実行すればよい。また、この場合において、端末プログラム65は、OS64のバージョンが第1閾値未満であると判断したことに応じて(S32:No)、或いは指定データが変換不能データを含むと判断したことに応じて(S34:Yes)、第2形式の指定データを取得することなく、データ変換処理を終了すればよい。

0072

また、端末プログラム65は、OS64が変換処理を実行可能と判断したことに応じて(S32:Yes)、図7(B)に示される問合せ画面を、ディスプレイ53に表示させてもよい。問合せ画面は、端末装置50及びサーバ80のどちらに変換処理を実行させるか否かを問い合わせる画面である。問合せ画面は、「変換処理を実行させる装置を選択して下さい。」とのメッセージと、端末装置50に対応する[ローカル]アイコン131と、サーバ80に対応する[サーバ]アイコン132とを含む。そして、端末プログラム65は、問合せ画面に対するユーザ操作を、入力I/F54を通じて受け付けてもよい。

0073

そして、端末プログラム65は、[ローカル]アイコン131の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、S33以降の処理を実行してもよい。一方、端末プログラム65は、[サーバ]アイコン132の指定を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、サーバ80にアクセス可能か否かの判断或いはS38の処理を実行してもよい。[ローカル]アイコン131のタップは第1操作の一例であり、[サーバ]アイコン132のタップは第2操作の一例である。また、入力I/F54を通じて第1操作或いは第2操作を受け付ける処理は、第2受付処理の一例である。

0074

また、OS64に変換機能が実装されているか否かの判断方法(S32)は、OS64のバージョンと閾値との比較に限定されず、APIを呼び出すことによってOS64に問い合わせてもよいし、インターネット101上の不図示のサーバに問い合わせてもよい。また、図5のS31〜S34の各判断処理は、その一部が省略されてもよいし、実行順序が入れ替えられてもよい。但し、指定データを解析するS34は、他の判断処理より時間がかかるので、他の判断処理を実行した後に実行するのが望ましい。また、変換先情報に第4値“サーバ”或いは第6値“サーバ優先”が設定されている場合、S32〜S34の処理を実行する必要がないので、S31は最初に実行するのが望ましい。

0075

また、端末プログラム65は、データアイコン111〜113に対応するコンテンツデータそれぞれに対するデータ変換処理を実行してもよい。そして、端末プログラム65は、取得したプリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを、形式画像に代えてデータアイコン111〜113に付加してもよい。一方、端末プログラム65は、プリント用JPEG及びプレビュー用JPEGのいずれかが生成できなかったことに応じて、対応するデータアイコン111〜113を無効化してもよい。プリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを付加したデータアイコン111〜113をディスプレイ53に表示させる処理は、出力処理の一例である。

0076

一例として、端末プログラム65は、データ選択画面を表示させる指示を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、データ選択画面をディスプレイ53に表示させる前に、データ変換処理を実行してもよい。そして、端末プログラム65は、データ変換処理が終了したことに応じて、プリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを付加したデータアイコン111〜113を含むデータ選択画面を、ディスプレイ53に表示させてもよい。上記構成によれば、所望のコンテンツデータに対応するデータアイコン111〜113をユーザが見つけやすくなる。また、上記構成のデータ変換処理によれば、第2形式の指定データを従来より早く取得できるので、表示指示を受け付けてからデータ選択画面を表示させるまでの時間を短縮することができる。

0077

他の例として、端末プログラム65は、データ選択画面を表示させる指示を入力I/F54を通じて受け付けたことに応じて、図6(A)に示されるデータ選択画面をディスプレイ53に表示させてもよい。そして、端末プログラム65は、データ選択画面の表示中にデータ変換処理を実行してもよい。そして、端末プログラム65は、取得したプリント用JPEG或いはプレビュー用JPEGを、表示中の形式画像に代えて対応するデータアイコン111〜113に付加してもよい。上記構成によれば、形式画像を含むデータ選択画面が表示され、各コンテンツデータに対するデータ変換処理が終了する度に形式画像が第2形式の指定データに置換される。これにより、表示指示を受け付けてからデータ選択画面を表示させるまでの時間がさらに短縮されると共に、所望のコンテンツデータに対応するデータアイコン111〜113をユーザが見つけやすくなる。

0078

また、上記の実施形態の複合機10及び端末装置50において、メモリ32、62に記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明のントローラが実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、コントローラの構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路等のハードウェアで実現してもよい。

0079

さらに、本発明は、複合機10及び端末装置50として実現できるだけでなく、複合機10及び端末装置50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを通じて複合機10及び端末装置50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット101等の通信ネットワークを通じて配信されてもよい。

0080

10・・・複合機
11・・・プリンタ
12・・・スキャナ
13・・・FAX部
23,53・・・ディスプレイ
24,54・・・入力I/F
25,55・・・通信I/F
31,61・・・CPU
32,62・・・メモリ
35・・・装置プログラム
50・・・端末装置
65・・・端末プログラム

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