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技術 肌色改善成分のスクリーニング方法

出願人 ポーラ化成工業株式会社
発明者 生野倫子斉藤優子
出願日 2016年3月30日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-069406
公開日 2017年10月5日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-181319
状態 特許登録済
技術分野 生物学的材料の調査,分析 特有な方法による材料の調査、分析 化粧料
主要キーワード パソコンディスプレイ 色指標 露出部位 油性ペン B領域 成分配合 顔写真画像 肌色改善
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
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課題

肌色をより健康的に見せるための肌色改善成分のスクリーニング方法を提供する。

解決手段

被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。

概要

背景

健康で生き生きとした肌は、年代性別を問わず、個々の魅力を上げる重要な要素である。近年、美容分野において、自分の肌色をより健康的な肌色に見せることを求める人が増えてきた。

他方で、美容分野において、重要なテーマの一つに美白剤の開発がある。肌を白くする、又はシミを改善する美白成分スクリーニングする方法はこれまでも複数存在する(例えば特許文献1〜4)。また、美白効果の評価において、被験物質の塗布前後での皮膚の色変化指標とする方法として、一般的には、L*a*b*色空間においてL*値の増大を指標とする方法が知られている(特許文献5)。

概要

肌色をより健康的に見せるための肌色改善成分のスクリーニング方法を提供する。被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。なし

目的

本発明のスクリーニング方法は、特に、化粧料等の皮膚外用剤として用いるための成分の選定を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、スクリーニング方法

請求項2

更に、被験物質を塗布した皮膚におけるR値、G値及びB値の全てが、塗布前の皮膚に対して増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項1に記載のスクリーニング方法。

請求項3

更に、被験物質を塗布した皮膚における前記R値、G値及びB値の何れかの値の塗布前の皮膚に対する増大を1とした場合に、他の値の塗布前の皮膚に対する増大が何れも0.5〜2の範囲にある場合に、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項1又は2に記載のスクリーニング方法。

請求項4

更に、被験物質を塗布した皮膚における前記R値、G値及びB値が、塗布前の皮膚に比べ、何れも2階調以上増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のスクリーニング方法。

請求項5

被験物質を塗布した皮膚において、L*a*b*色空間におけるL*値が、塗布前の皮膚に対して増大し、かつa*値及びb*値の増減が塗布前の皮膚に対して2以内であることを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、スクリーニング方法。

請求項6

被験物質を塗布した皮膚において、XYZ色空間におけるX値、Y値及びZ値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、スクリーニング方法。

請求項7

更に、被験物質を塗布した皮膚におけるX値、Y値及びZ値の全てが、塗布前の皮膚に対して増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項6に記載のスクリーニング方法。

請求項8

更に、被験物質を塗布した皮膚における前記X値、Y値及びZ値の何れかの値の塗布前の皮膚に対する増大を1とした場合に、他の値の塗布前の皮膚に対する増大が何れも0.6〜1.4の範囲にある場合に、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項6又は7に記載のスクリーニング方法。

請求項9

更に、被験物質を塗布した皮膚における前記X値、Y値及びZ値が、塗布前の皮膚に比べ、何れも0.75以上増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする、請求項6〜8の何れかに記載のスクリーニング方法。

請求項10

前記肌色改善成分は、肌色を健康的に改善する肌色改善成分であることを特徴とする、請求項1〜9の何れかに記載のスクリーニング方法。

技術分野

0001

本発明は、肌色を健康的に見せるための化粧料等の皮膚外用剤の有効成分である、肌色改善成分のスクリーニング方法に関する。

背景技術

0002

健康で生き生きとした肌は、年代性別を問わず、個々の魅力を上げる重要な要素である。近年、美容分野において、自分の肌色をより健康的な肌色に見せることを求める人が増えてきた。

0003

他方で、美容分野において、重要なテーマの一つに美白剤の開発がある。肌を白くする、又はシミを改善する美白成分スクリーニングする方法はこれまでも複数存在する(例えば特許文献1〜4)。また、美白効果の評価において、被験物質の塗布前後での皮膚の色変化指標とする方法として、一般的には、L*a*b*色空間においてL*値の増大を指標とする方法が知られている(特許文献5)。

先行技術

0004

特開2012−255710号公報
特開2015−204780号公報
特開2014−80386号公報
特開2014−215286号公報
特開平09-030919号公報

発明が解決しようとする課題

0005

前述の背景のもと、肌色をより健康的に見せるための肌色変化方法、及びそれを実現する成分のスクリーニング方法の確立が求められている。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、個々の肌色の変化において、健康で生き生きと見える場合の要素を検討した結果、被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大した場合に、個々の肌色を活かし、健康で生き生きとした肌色に見えることを見出した。

0007

そして、R値、G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標とすることで、肌色改善成分をスクリーニングすることができることを見出し、本発明を完成させた。
また、当該sRGB色空間の各値の指標の知見から、L*a*b*色空間の各値を用い、L*a*b*色空間におけるL*値が、塗布前の皮膚に対して増大し、かつa*値及びb*値の増減が塗布前の皮膚に対して2以内であることを指標として、肌色改善成分をスクリーニングすることができることを想到し、本発明を完成させた。
更に、当該sRGB色空間の各値の指標の知見から、XYZ色空間の各値を用い、XYZ色空間におけるX値、Y値及びZ値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標とすることで、肌色改善成分をスクリーニングすることができることを想到し、本発明を完成させた。

0008

本発明のスクリーニング方法は、被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値、G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、肌色改善成分を選択することを特徴とする。
本発明の方法を用いることにより、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分をスクリーニングすることができる。

0009

本発明の好ましい形態では、更に、被験物質を塗布した皮膚におけるR値、G値及びB値の全てが、塗布前の皮膚に対して増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。
各値が全て増大することを指標とすることにより、より精度よく健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分をスクリーニングすることができる。

0010

本発明の好ましい形態では、更に、被験物質を塗布した皮膚における前記R値、G値及びB値の何れかの値の塗布前の皮膚に対する増大を1とした場合に、他の値の塗布前の皮膚に対する増大が何れも0.5〜2の範囲にある場合に、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。
各値が前記範囲でバランスよく増大することを指標とすることにより、より精度よく健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分をスクリーニングすることができる。

0011

本発明の好ましい形態では、更に、被験物質を塗布した皮膚における前記R値、G値及びB値が、塗布前の皮膚に比べ、何れも2階調以上増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。
各値が前記範囲で増大することを指標とすることにより、より精度よく、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分をスクリーニングすることができる。

0012

本発明のスクリーニング方法は、sRGB色空間のみならず、他の色空間、例えばL*a*b*色空間に対しても適用されうる。すなわち、被験物質を塗布した皮膚において、L*a*b*色空間におけるL*値が、塗布前の皮膚に対して増大し、かつa*値及びb*値の増減が塗布前の皮膚に対して2以内であることを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする。

0013

本発明のスクリーニング方法は、sRGB色空間のみならず、他の色空間、例えばXYZ色空間に対しても適用されうる。すなわち、被験物質を塗布した皮膚において、XYZ色空間におけるX値、Y値及びZ値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することを特徴とする。
本発明の方法を用いることにより、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分をスクリーニングすることができる。

0014

本発明の好ましい形態では、前記肌色改善成分は、肌色を健康的に改善する肌色改善成分である。

発明の効果

0015

本発明によれば、sRGB色空間の各値の増大を指標とすることで、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分を探索することができる。
また、L*a*b*色空間のL*値の増大と、a*値及びb*値の増減が一定範囲内であることを指標とすることで、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分を探索することができる。
更に、XYZ色空間の各値の増大を指標とすることで、健康で生き生きとした肌色を達成し得る肌色改善成分を探索することができる。

0016

以下、本発明の実施形態について、説明する。

0017

本発明において、スクリーニングの対象である肌色改善成分は、好ましくは肌色を健康的に改善するためのものである。ここで、スクリーニングとは、肌色改善成分の候補を探索すること、候補物質の有効性を評価することを含む。肌色改善成分は、好ましくは、化粧料等の皮膚外用剤の成分として用いられるものであり、好ましくは、美容のために用いられるものである。

0018

本発明のスクリーニング方法では、被験物質を皮膚に塗布し、塗布前後の肌色に関する測定値を取得する。本発明において、被験物質の塗布行為は、化粧料として皮膚への安全性が確認されている範囲で行われる美容行為(化粧行為を含む)であり、いわゆる医療行為は含まない。

0019

本発明のスクリーニング方法が対象とする被験物質は、純物質動植物由来抽出物、又はそれらの混合物等の何れであってもよい。
動植物由来の抽出物は、動物又は植物由来の抽出物自体のみならず、抽出物の画分、精製した画分、抽出物乃至は画分、精製物溶媒除去物の総称を意味するものとし、植物由来の抽出物は、自生若しくは生育された植物、漢方生薬原料等として販売されるものを用いた抽出物、市販されている抽出物等が挙げられる。
抽出操作は、植物部位の全草を用いるほか、植物体地上部根茎部、木幹部、葉部、茎部花穂花蕾等の部位を使用することできるが、予めこれらを粉砕あるいは細切して抽出効率を向上させることが好ましい。抽出溶媒としては、水、エタノールイソプロピルアルコールブタノールなどのアルコール類、1,3−ブタンジオールポリプロピレングリコールなどの多価アルコール類アセトンメチルエチルケトンなどのケトン類ジエチルエーテルテトラヒドロフランなどのエーテル類等の極性溶媒から選択される1種乃至は2種以上が好適なものとして例示することができる。具体的な抽出方法としては、例えば、植物体等の抽出に用いる部位乃至はその乾燥物1質量に対して、溶媒を1〜30質量部加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬し、室温まで冷却し後、所望により不溶物及び/又は溶媒除去し、カラムクロマトグラフィー等で分画精製する方法が挙げられる。

0020

被験物質は、溶媒で希釈して塗布することが好ましく、溶媒としては、水、エタノール、及びこれらの混合物が好ましく挙げられる。希釈液における被験物質の含有量は、好ましくは0.001〜30質量%、更に好ましくは0.01〜10質量%を目安とすることができる。

0021

また、被験物質の塗布部位としては、外的温度や湿度の変化及び紫外線照射により肌色が変化しにくい露出部位が好ましく、例えば前腕内側が好ましく挙げられる。この部位に、油性ペン等を用いて特定の塗布領域を印し、当該領域に連続的に被験物質を塗布することが好ましい。また、塗布回数及び期間は、被験物質を皮膚外用剤として用いる場合の通常の投与量を考慮して設定することができる。本発明のスクリーニング方法は、特に、化粧料等の皮膚外用剤として用いるための成分の選定を目的とするものであるため、好ましくは1日1〜3回の塗布回数とし、好ましくは5日〜6ヶ月、更に好ましくは7日〜3ヶ月を塗布期間として設定することができる。塗布量についても、被験物質を皮膚外用剤として用いる場合の通常の投与量を考慮して設定することができる。

0022

肌色の測定は、分光測色計等を用いて測定することができる。例えば、分光測色計を用いることにより、塗布前後の肌色として、色指標の1種であるXYZ色空間における各値を取得することができ、これらの値を常法によりsRGB色空間における各値に変換することができる。

0023

sRGB色空間とは、IEC国際電気標準会議)が1998年10月に策定した、色空間の国際標準規格(A Standard Default Color Space for the Internet − sRGB Version 1.10, November 5, 1996)である。これは、異なる環境間での色の再現性を確保するために定められた色空間であり、赤(R領域)、緑(G領域)、青(B領域)の光の量を、それぞれR値、G値、B値として256階調で表す。

0024

本発明では、被験物質を塗布した皮膚において、sRGB色空間におけるR値、G値及びB値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上、好ましくは2種以上が増大することを指標として、肌色改善成分を選択する。

0025

好ましくは、R値、G値及びB値の全てが、塗布前の皮膚に対して増大している場合に、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。
また、R値、G値及びB値の全てが、好ましくは2階調以上、更に好ましくは3階調以上増大する場合に、肌色改善成分としてスクリーニングすることが好ましい。

0026

また、本発明のスクリーニング方法では、R値、G値及びB値の増大の相対値を指標とすることが好ましく、例えば、何れかの値の増大を1とした場合に、他の値の増大が何れも好ましくは0.35〜3、更に好ましくは0.5〜2、特に好ましくは0.7〜1.5の範囲にあることを指標とすることが好ましい。

0027

前述したsRGB色空間で表される色は、変換式[1], [2]を用いることにより、他の色空間(L*a*b*色空間、XYZ色空間等)での値に変換することができる。従って、本発明は、他の色空間(L*a*b*色空間、XYZ色空間等)を用いたスクリーニング方法の形態でも提供することができる。
[1] A Standard Default Color Space for the Internet − sRGB Version 1.10, November 5, 1996
[2]色彩工学第2版、大田 登 著、東京電機大学出版

0028

すなわち、本発明の他の形態では、被験物質を塗布した皮膚において、L*a*b*色空間におけるL*値が、塗布前の皮膚に対して増大し、かつa*値及びb*値の増減が塗布前の皮膚に対して2以内であることを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することができる。
L*値の増大としては、好ましくは1以上、更に好ましくは2以上である。
また、a*値及びb*値の増減としては、好ましくは1以内である。

0029

すなわち、本発明の他の形態では、被験物質を塗布した皮膚において、XYZ色空間におけるX値、Y値及びZ値が、塗布前の皮膚に対して何れも減少することなく、かつ塗布前の皮膚に対して何れか1種以上、好ましくは2種以上が増大することを指標として、前記被験物質を肌色改善成分として選択することができる。
好ましくは、X値、Y値及びZ値の全てが、塗布前の皮膚に対して増大している場合に、前記被験物質を肌色改善成分として選択する。
また、X値、Y値及びZ値の全てが、好ましくは0.75以上、更に好ましくは1以上増大する場合に、肌色改善成分としてスクリーニングすることが好ましい。
また、X値、Y値及びZ値の増大の相対値を指標とすることが好ましく、例えば、何れかの値の増大を1とした場合に、他の値の増大が何れも好ましくは0.5〜1.5、更に好ましくは0.6〜1.4、特に好ましくは0.7〜1.3の範囲にあることを指標とすることが好ましい。

0030

また、本発明は、前述した各指標を変化させることを含む、肌色を健康的に見せるための肌色変化方法を提供するものである。また、本発明は、前述した各指標を用いて、肌色改善効果を評価する方法を提供するものである。前記指標の好ましい形態は、本発明のスクリーニング方法と同じである。

0031

[実施例1]肌色を健康的に見せるための肌色変化方法の確立
<方法>
画像編集ソフト(Adobe社Photoshop CS5.1)を用い、女性顔写真画像のsRGB色空間におけるR値、G値、B値を、元の値から表1のように変化させた画像26枚を作成した。
元画像1枚と、R値、G値、B値を変化させた画像のうち1枚を、パソコンディスプレイ並列して表示した。
2枚の画像のうち、どちらの肌色がより健康的に見えるかについて、以下の方法にて評価を行った。
評価方法評価者5名のうち、“R値、G値、B値を変化させた画像の方がより健康的に見える”と判断した人が、
1名以下の場合は×(肌色が健康的に見えるようにならなかった)
2名の場合はD(肌色がわずかに健康的に見えるようになった)
3名の場合はC(肌色がやや健康的に見えるようになった)
4名の場合はB(肌色が健康的に見えるようになった)
5名の場合はA(肌色が明らかに健康的に見えるようになった)
評点をつけた。
作成した残りの25枚についても、同様の評価を実施した。

0032

<結果>
R値、G値、B値を変化させた各画像について、元画像からのR値、G値、B値の変化量(ΔR、ΔG、ΔB)と評点を表1に示す。

0033

0034

ΔR、ΔG、ΔBの何れの値も0以上であり、かつ何れかの値が1以上である画像が、D、C、B、A何れかの判定となった。
ΔR、ΔG、ΔBの何れの値も1以上である画像が、C、B、A何れかの判定となった。
ΔR、ΔG、ΔBの何れの値も1以上であり、かつ、ΔR、ΔG、ΔBの何れかの値を1とした場合に他の値が0.5〜2の範囲にある画像が、BもしくはAの判定となった。
ΔR、ΔG、ΔBの何れの値も2以上であり、かつ、ΔR、ΔG、ΔBの何れかの値を1とした場合に他の値が0.5〜2の範囲にある画像が、Aの判定となった。

0035

結論
以上の結果から、肌色をより健康的に見せるための肌色変化方法として、以下の方法が有効であることが明らかとなった。
sRGB色空間におけるR値、G値及びB値の何れも減少させることなく、何れか1種以上の値を増大させる。
好ましくは、sRGB色空間におけるR値、G値及びB値全ての値を増大させる。
更に好ましくは、sRGB色空間におけるR値、G値及びB値全ての値を増大させ、かつ、何れかの値の増大を1とした場合に、他の値の増大が何れも0.5〜2の範囲となるよう増大させる。
更に好ましくは、sRGB色空間におけるR値、G値及びB値全ての値を2諧調以上増大させ、かつ、何れかの値の増大を1とした場合に、他の値の増大が何れも0.5〜2の範囲となるよう増大させる(以下、実施例2における「指標A」とする)。

0036

[実施例2]肌色改善成分のスクリーニング
<方法>
各種植物抽出物に対し、実施例1に記載の指標Aを用い、肌色をより健康的に見せる成分のスクリーニングを行った。
(1)計10名の前腕内側に1.5cm×1.5cmの試験部位を、左右計5か所、油性ペンで四隅に点を印すことにより設定した。
(2)各試験部位の肌色を、分光測色計(コニカミノルタ社、CM−700d)を用いて測定し、XYZ色空間におけるX値、Y値、Z値を取得した。
(3)表2に記載の各種植物抽出物を、40%エタノール水溶液を用いて1%に希釈し、被験試料とした。
(4)被験者は、各試験部位に各被験試料及び溶媒対照(40%エタノール)を1か月間、1日2回(・夜)塗布した。
(5)1か月後に、各試験部位の肌色を、(2)と同じ分光測色計を用いて測定した。
(6)(2)及び(5)のX値、Y値、Z値を、一般的な変換式[1]を用いて、R値、G値、B値に変換した。
[1](A Standard Default Color Space for the Internet − sRGB Version 1.10, November 5, 1996)
(7)各被験試料1ヶ月塗布後の肌のR値、G値、B値から、各被験試料塗布前の肌のR値、G値、B値を引き、R値、G値、B値変化量(ΔR、ΔG、ΔB)を算出した。
(8)ΔR、ΔG、ΔBについて10名の平均値を算出し、実施例1の指標Aを満たすかどうかの判定を行った。

0037

<結果>
各被験試料塗布部位におけるΔR、ΔG、ΔBについて、10名の平均値及び判定結果を表2に示す。
評価した植物抽出物のうち、ショウブ根抽出物が指標Aを満たした。

0038

0039

[実施例3]選定成分配合製剤を用いたヒト顔面での効果検証
<方法>
実施例2の結果をもとに、ショウブ根抽出物を選定し、表3に記載の処方に従って、本発明の皮膚外用剤である化粧料(ローション)を作製した。即ち、処方成分を80℃に加熱し、攪拌し、溶解させ、攪拌冷却し、化粧料(ロ−ション1)を得た。

0040

0041

(1)男女各3名を被験者とし、顔全体を、デジタルカメラニコン社、D100)を用いマニュアルモードにて撮影した。
(2)各被験者は、ローション1を1ヶ月間、1日2回(朝・夜)塗布した。
(3)1か月後に、(1)と同一の場所及び方法で顔を撮影した。
(4)製剤塗布前と1か月塗布後の顔画像をパソコンディスプレイに並列して表示させ、3名の評価者が、製剤塗布前と1か月塗布後のどちらが、肌色がより健康的に見えるかを評価した。

0042

(評価方法)
評価者全員が、1ヶ月塗布後の画像の方がより健康的に見えると判断した場合に○、
評価者のうち1名以上が、製剤塗布前の画像の方がより健康的に見えると判断した場合に×、の評点をつけた。

0043

<結果>
結果を表4に示す。6名全ての画像に対して、1ヶ月塗布後の画像の方がより健康的に見えると判断された。

0044

実施例

0045

<結論>
実施例2及び実施例3の結果から、本発明のスクリーニング方法は、肌色をより健康的に見せる成分の選定に有用であることが確認された。

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