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技術 車両用ディスクブレーキ

出願人 日信工業株式会社
発明者 佐藤寛将六川明浩
出願日 2016年3月30日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-067242
公開日 2017年10月5日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-180621
状態 特許登録済
技術分野 ブレーキ装置
主要キーワード 出側壁 スプリング片 作用部側 付勢片 ハンガーピン ユニット状態 ピストン対 分割タイプ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

キャリパボディ摩擦パッドハンガーピンとを簡便に組み付けることができる車両用ディスクブレーキを提供する。

解決手段

キャリパボディ3に設けたハンガーピン取付ボス部3gに、ディスク回転方向外側面から内側に向けて延出し、ハンガーピン10を案内するガイド溝3hと、各ガイド溝3hの内端部ディスク半径方向外側に形成され、ハンガーピン10を組み付けた状態で保持するハンガーピン保持孔3iとを形成する。摩擦パッド9の吊下げ片9dに、ディスク回転方向に長く、ハンガーピン10をスライド可能に収容するスライド孔9eと、各スライド孔の内端部に連続してスライド孔よりもディスク半径方向外側に形成されるハンガーピン挿通孔9fとを設ける。組み付けた状態のハンガーピン10をディスク半径方向外側に付勢するパッドスプリング11を、摩擦パッド9とハンガーピン10,10との間に介装する。

概要

背景

従来、車両用ディスクブレーキとして、キャリパボディに設けたトルク受部間に、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、該一対の摩擦パッドをディスク軸方向に架け渡した一対のハンガーピンに吊持させるとともに、摩擦パッドとハンガーピンとの間にパッドスプリング介装し、摩擦パッドのガタ付きを抑制するものがあった(例えば、特許文献1参照。)。

概要

キャリパボディに摩擦パッドとハンガーピンとを簡便に組み付けることができる車両用ディスクブレーキを提供する。 キャリパボディ3に設けたハンガーピン取付ボス部3gに、ディスク回転方向外側面から内側に向けて延出し、ハンガーピン10を案内するガイド溝3hと、各ガイド溝3hの内端部ディスク半径方向外側に形成され、ハンガーピン10を組み付けた状態で保持するハンガーピン保持孔3iとを形成する。摩擦パッド9の吊下げ片9dに、ディスク回転方向に長く、ハンガーピン10をスライド可能に収容するスライド孔9eと、各スライド孔の内端部に連続してスライド孔よりもディスク半径方向外側に形成されるハンガーピン挿通孔9fとを設ける。組み付けた状態のハンガーピン10をディスク半径方向外側に付勢するパッドスプリング11を、摩擦パッド9とハンガーピン10,10との間に介装する。

目的

本発明は、キャリパボディに摩擦パッドとハンガーピンとを簡便に組み付けることができる車両用ディスクブレーキを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ディスクロータを挟んで対向配置する一対の作用部をディスクロータの外周を跨ぐブリッジ部で連結してキャリパボディを形成し、前記ブリッジ部に天井開口部を設け、該天井開口部の、車両前進時におけるディスク回入側壁とディスク回出側壁とをディスク半径方向内側に突出させてトルク受部を形成し、該トルク受部間に、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、該一対の摩擦パッドをディスク軸方向に架け渡した一対のハンガーピンに吊持させた車両用ディスクブレーキにおいて、前記キャリパボディは、前記天井開口部の両作用部側壁に、前記一対のハンガーピンを取り付けるハンガーピン取付ボス部がそれぞれ突設され、該ハンガーピン取付ボス部のディスクロータ側面に、ディスク回転方向の両外端面から前記ハンガーピン取付ボス部の内側に向けてそれぞれ延出し、前記ハンガーピンを案内する一対のガイド溝と、該各ガイド溝の内端部ディスク半径方向外側に形成され、前記ハンガーピンを組み付けた状態で保持する一対のハンガーピン保持孔とを備え、前記摩擦パッドは、ディスク半径方向外側に、前記ハンガーピンを挿通させる吊下げ片が突設され、該吊下げ片に、ディスク回転方向に長く、前記ハンガーピンをスライド可能にそれぞれ収容する一対のスライド孔と、各スライド孔の内端部に連続して前記スライド孔よりもディスク半径方向外側に形成され、組み付け状態で前記ハンガーピンが挿通される一対のハンガーピン挿通孔とを備えるとともに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢し、該ハンガーピンを前記ハンガーピン保持孔と前記ハンガーピン挿通孔とにそれぞれ保持させる付勢手段を設けたことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。

請求項2

前記ガイド溝と前記ハンガーピン保持孔とは、前記スライド孔と前記ハンガーピン挿通孔よりも小径に形成され、前記ハンガーピンは、両端部に前記ガイド溝と前記ハンガーピン保持孔とに挿入される小径部を、中央部に前記スライド孔と前記ハンガーピン挿通孔とに挿入される大径部を備えた段付き形状となっていることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。

請求項3

前記ガイド溝は、前記ハンガーピン取付ボス部の反ディスクロータ側面に開口した貫通孔であることを特徴とする請求項2記載の車両用ディスクブレーキ。

請求項4

前記摩擦パッドと前記ハンガーピンとの間に、前記摩擦パッドのガタ付きを抑えるパッドスプリング介装し、該パッドスプリングに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する前記付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。

請求項5

前記摩擦パッドと前記トルク受部との間に、前記摩擦パッドの移動を案内するリテーナを介装し、該リテーナに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する前記付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用ディスクブレーキ。

技術分野

0001

本発明は、自動車自動二輪車等の走行車両に用いられる車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、キャリパボディに設けたトルク受部間に、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、該一対の摩擦パッドをディスク軸方向に架け渡した一対のハンガーピンに吊持させた車両用ディスクブレーキに関する。

背景技術

0002

従来、車両用ディスクブレーキとして、キャリパボディに設けたトルク受部間に、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、該一対の摩擦パッドをディスク軸方向に架け渡した一対のハンガーピンに吊持させるとともに、摩擦パッドとハンガーピンとの間にパッドスプリング介装し、摩擦パッドのガタ付きを抑制するものがあった(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0003

特開2008−202661号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上述の特許文献1のものでは、キャリパボディに摩擦パッドを組み付ける際に、一対の摩擦パッドとパッドスプリングとをキャリパボディの所定に位置に配置し、パッドスプリングを摩擦パッド側に撓ませながら、キャリパボディに形成したハンガーピン保持孔と、摩擦パッドに形成したハンガーピン挿通孔とに亘ってハンガーピンを挿通させなければならないことから、組み付け作業に手間が掛かっていた。

0005

そこで本発明は、キャリパボディに摩擦パッドとハンガーピンとを簡便に組み付けることができる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、ディスクロータを挟んで対向配置する一対の作用部をディスクロータの外周を跨ぐブリッジ部で連結してキャリパボディを形成し、前記ブリッジ部に天井開口部を設け、該天井開口部の、車両前進時におけるディスク回入側壁とディスク回出側壁とをディスク半径方向内側に突出させてトルク受部を形成し、該トルク受部間に、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、該一対の摩擦パッドをディスク軸方向に架け渡した一対のハンガーピンに吊持させた車両用ディスクブレーキにおいて、前記キャリパボディは、前記天井開口部の両作用部側壁に、前記一対のハンガーピンを取り付けるハンガーピン取付ボス部がそれぞれ突設され、該ハンガーピン取付ボス部のディスクロータ側面に、ディスク回転方向の両外端面から前記ハンガーピン取付ボス部の内側に向けてそれぞれ延出し、前記ハンガーピンを案内する一対のガイド溝と、該各ガイド溝の内端部ディスク半径方向外側に形成され、前記ハンガーピンを組み付けた状態で保持する一対のハンガーピン保持孔とを備え、
前記摩擦パッドは、ディスク半径方向外側に、前記ハンガーピンを挿通させる吊下げ片が突設され、該吊下げ片に、ディスク回転方向に長く、前記ハンガーピンをスライド可能にそれぞれ収容する一対のスライド孔と、各スライド孔の内端部に連続して前記スライド孔よりもディスク半径方向外側に形成され、組み付け状態で前記ハンガーピンが挿通される一対のハンガーピン挿通孔とを備えるとともに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢し、該ハンガーピンを前記ハンガーピン保持孔と前記ハンガーピン挿通孔とにそれぞれ保持させる付勢手段を設けたことを特徴としている。

0007

また、前記ガイド溝と前記ハンガーピン保持孔とは、前記スライド孔と前記ハンガーピン挿通孔よりも小径に形成され、前記ハンガーピンは、両端部に前記ガイド溝と前記ハンガーピン保持孔とに挿入される小径部を、中央部に前記スライド孔と前記ハンガーピン挿通孔とに挿入される大径部を備えた段付き形状となっていると好ましい。さらに、前記ガイド溝は、前記ハンガーピン取付ボス部の反ディスクロータ側面に開口した貫通孔であると好適である。

0008

また、前記摩擦パッドと前記ハンガーピンとの間に、前記摩擦パッドのガタ付きを抑えるパッドスプリングを介装し、該パッドスプリングに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する前記付勢手段を設けると好適である。さらに、前記摩擦パッドと前記トルク受部との間に、前記摩擦パッドの移動を案内するリテーナを介装し、該リテーナに、組み付けた状態の前記ハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する前記付勢手段を設けても良い。

発明の効果

0009

本発明の車両用ディスクブレーキによれば、キャリパボディに摩擦パッドとハンガーピンとパッドスプリングとを組み付ける際に、摩擦パッドの各スライド孔にハンガーピンをそれぞれ挿入し、付勢部材を配置した状態で、キャリパボディの所定に位置にセットした後、各ハンガーピンをガイド溝に挿入し、ハンガーピン取付ボス部に内側にスライドさせることにより、簡便に組み付けることができる。さらに、付勢部材により、組み付けた状態のハンガーピンをハンガーピン保持孔とハンガーピン挿通孔とに保持させることができる。これにより、従来のようにパッドスプリングを摩擦パッド側に撓ませながらハンガーピンをキャリパボディに設けたハンガーピン保持孔に通す必要がなくなり、組み付け作業の向上を図ることができる。

0010

また、ガイド溝とハンガーピン保持孔とを、スライド孔とハンガーピン挿通孔よりも小径に形成し、ハンガーピンは、両端部にガイド溝とハンガーピン保持孔とに挿入される小径部を、中央部にスライド孔とハンガーピン挿通孔とに挿入される大径部を備えた段付き形状としたことにより、ハンガーピンを軸方向にガタつきなく安定して保持できるようになる。さらに、ガイド溝をハンガーピン取付ボス部の反ディスクロータ側面に開口した貫通孔としたことにより、ガイド溝を容易に加工することができる。

0011

また、摩擦パッドとハンガーピンとの間にパッドスプリングを介装し、パッドスプリングに、組み付けた状態のハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する付勢手段を設けたことにより、例えば、摩擦パッドとパッドスプリングとハンガーピンとを先に組み付けてユニット状態としてから、ハンガーピンをガイド溝にスライドさせながらキャリパボディに組み付けることにより、組み付け性の向上を図ることができる。さらに、摩擦パッドとトルク受部との間に、摩擦パッドの移動を案内するリテーナを介装し、リテーナに、組み付けた状態のハンガーピンをディスク半径方向外側に付勢する付勢手段を設けたことにより、部品点数の減少を図りながら、組み付け性の向上を図ることができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1形態例を示す摩擦パッドとハンガーピンとパッドスプリングとのユニットとキャリパボディの説明図である。
図3のII−II断面図である。
本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの平面図である。
図5のIV−IV断面図である。
本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの正面図である。
本発明の第2図を示す車両用ディスクブレーキの断面図である。

実施例

0013

図1乃至図5は本発明の車両用ディスクブレーキの第1形態例を示す図で、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。

0014

本形態例の車両用ディスクブレーキ1は、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の作用部3a,3aと、ディスク回入側とディスク回出側とに設けられたブリッジ部3b,3bとを一体に形成したモノコック構造のキャリパボディ3を有している。

0015

各作用部3a,3aには、ディスクロータ2側が開口したシリンダ孔3cが3個ずつ対向するようにそれぞれ設けられている。各シリンダ孔3c内には、ピストン4がピストンシール5及びダストシール6を介して収容されており、6ポットピストン対向型に形成され、各シリンダ孔3cの底部と各ピストン4の底面との間には、作動液が供給される液圧室7がそれぞれ画成されている。また、ディスク回出側に配置されるシリンダ孔3c,3cの液圧室7,7は、ディスクロータ2を跨いで配置される液通管8にて接続され、ディスク回入側に配置されるシリンダ孔3c,3cの液圧室7,7には、ブリューダ孔がそれぞれ形成され、該ブリューダ孔にブリュースクリュ8a,8aが螺着されている。

0016

シリンダ孔3cの開口側には、ディスクロータ2を挟むようにして摩擦パッド9,9がそれぞれ対向配置されている。この摩擦パッド9は、ディスクロータ2の外周を跨いでディスク軸方向に架け渡された一対のハンガーピン10,10によって吊持され、ディスク回入側及びディスク回出側にそれぞれ設けられたトルク受部3d,3dの間でディスク軸方向に移動可能となっている。また、摩擦パッド9,9とハンガーピン10,10との間には、摩擦パッド9,9のガタ付きを抑えるパッドスプリング11が介装されている。

0017

摩擦パッド9は、ディスクロータ2と摺接するライニング9aと、一対のハンガーピン10,10を介してキャリパボディ3に吊持される裏板9bとから成っている。裏板9bは、ライニング9aを貼着する本体部9cのディスク半径方向外側の中央部に、ハンガーピン10,10を挿通させる吊下げ片9dが突設されている。吊下げ片9dには、ハンガーピン10を挿通可能で、ディスク回転方向に長い一対のスライド孔9e,9eと、各スライド孔9e,9eの内端部に連続してスライド孔9e,9eよりもディスク半径方向外側に設けられた一対のハンガーピン挿通孔9f,9fとを備えている。

0018

パッドスプリング11は、所定の形状に打ち抜き加工された一枚の板材を折り曲げて形成されるもので、ディスクロータ2の両側に配置される摩擦パッド9,9の吊下げ片9d,9dの間のディスク外周側に配置される平板状の基部11aと、該基部11aの両端部から互いに近付くように湾曲して、組み付け状態のハンガーピン10,10を保持するハンガーピン保持部11b,11bと、ハンガーピン保持部11b,11bの先端部から、反基部側に傾斜しながら延出するスプリング片11c,11c(本発明の付勢手段)と、スプリング片11c,11cの先端部から、対向する摩擦パッド9,9の裏板9b,9bの本体部9c,9cに向けてディスク軸方向に延出し、本体部9c,9cのディスク半径方向外側面にそれぞれ当接する当接片11d,11dとを備えている。

0019

キャリパボディ3のディスク外周側には、作用部3a,3aとブリッジ部3b,3bとに囲まれた天井開口部3eが形成されている。天井開口部3eは、摩擦パッド9をリテーナ12,12を介してトルク受部3d,3d間に挿入するための開口部となるもので、摩擦パッド9,9をディスクロータ2の両側部に差し込み可能な大きさの矩形に形成されている。天井開口部3eのディスク回入側部とディスク回出側部には、ディスク半径方向内側に突出し、ディスク半径方向に互いに平行に形成される前記トルク受部3d,3dがそれぞれ形成されている。また、天井開口部3eのディスク回入側とディスク回出側の外端面は、外端部に向けて、漸次、反摩擦パッド側に傾斜するリテーナ取付面3f,3fがそれぞれ形成され、各リテーナ取付面3fにリテーナ12が取り付けられる。

0020

リテーナ12は、所定の形状に打ち抜き加工された一枚の板材を折り曲げて形成されるもので、トルク受部3dに敷設されるリテーナ部12aと、リテーナ取付面3fに取り付けられる取付部12bと、リテーナ部12aの先端部に設けられ、摩擦パッド9の裏板9bのディスク半径方向内側面に当接して、摩擦パッド9をディスク半径方向外側に付勢するパッド付勢片12c(本発明の付勢手段)とを備えている。

0021

また、キャリパボディ3は、天井開口部3eの両作用部側壁の中央部に、一対のハンガーピン10,10を取り付けるハンガーピン取付ボス部3gがそれぞれ突設されている。ハンガーピン取付ボス部3gは、ディスクロータ側面に、ディスク回転方向の両外端面からハンガーピン取付ボス部3gの内側に向けてそれぞれ延出し、ハンガーピン10を案内する一対のガイド溝3h,3hと、該ガイド溝3h,3hの内端部のディスク半径方向外側に形成され、ハンガーピン10,10を組み付けた状態で保持する一対のハンガーピン保持孔3i,3iとを備えている。

0022

上述のように形成されたキャリパボディ3に、摩擦パッド9,9とハンガーピン10,10とパッドスプリング11とを組み付ける際には、まず、キャリパボディ3に設けたリテーナ取付面3f,3fに、リテーナ12の取付部12b,12bをビス13,13でそれぞれ固定し、キャリパボディ3のトルク受部3d,3dにリテーナ12のリテーナ部12a,12aを敷設する。次に、図1に示すように、一対の摩擦パッド9,9の吊下げ片9d,9dの対向するスライド孔9e,9eに、一対のハンガーピン10,10をそれぞれ挿通し、摩擦パッド9,9のディスク半径方向外側にパッドスプリング11を配置する。パッドスプリング11は、対向する吊下げ片9d,9dの間に基部11aを配置し、スプリング片11c,11cの中間位置に、ハンガーピン10,10のディスクロータ側面をそれぞれ当接させ、当接片11d,11dを対向する摩擦パッド9,9のディスク半径方向外側面に当接させ、一対の摩擦パッド9,9と一対のハンガーピン10,10とパッドスプリング11とをユニット化させる。

0023

次いで、前記一対の摩擦パッド9,9と一対のハンガーピン10,10とパッドスプリング11のユニットを、キャリパボディ3の天井開口部3eからキャリパボディ内に挿入し、ディスクロータ2の両側に摩擦パッド9,9を配置するとともに、裏板9b,9bの本体部9c,9cのディスク回出側面とディスク回入側面とをリテーナ12を介してトルク受部3d,3dに対向させる。さらに、ハンガーピン10,10を、キャリパボディ3のハンガーピン取付ボス部3gに設けたガイド溝3h,3hにそれぞれ挿入し、パッドスプリング11のスプリング片11c,11cの弾発力に抗しながら、ガイド溝3h,3hの奥部へスライドさせて行く。各ハンガーピン10を、ガイド溝3hと、摩擦パッド9のスライド孔9eに沿って奥部側に移動させ、ガイド溝3hとスライド孔9eの奥部に到達すると、スプリング片11cの弾発力にて、ハンガーピン10は、ハンガーピン取付ボス部3gのハンガーピン保持孔3iと、吊下げ片9dのハンガーピン挿通孔9fとに収容されるとともに、パッドスプリング11のハンガーピン保持部11bによって保持される。さらに、各摩擦パッド9の裏板9bのディスク半径方向内側面に、各リテーナ12のパッド付勢片12cが当接して摩擦パッド9をディスク半径方向外側に付勢することにより、スライド孔9eを介してハンガーピン10をディスク半径方向外側に付勢し、ハンガーピン10をハンガーピン保持孔3iへ案内して保持する。

0024

本形態例は上述のように形成されることにより、キャリパボディ3に摩擦パッド9,9とハンガーピン10,10とパッドスプリング11とを簡便に組み付けることができる。さらに、パッドスプリング11のスプリング片11cとリテーナ12のパッド付勢片12cとによって、ハンガーピン10をディスク半径方向外側に付勢しながら、ハンガーピン取付ボス部3gのハンガーピン保持孔3iと吊下げ片9dのハンガーピン挿通孔9fとに収容させることができる。また、ハンガーピン保持孔3iとハンガーピン挿通孔9fとに収容されたハンガーピン10は、パッドスプリング11のハンガーピン保持部11bによって保持され、組み付け状態を良好に保持させることができる。これにより、従来のようにパッドスプリングを摩擦パッド側に撓ませながらハンガーピンをキャリパボディに設けたハンガーピン保持孔に通す必要がなくなり、組み付け作業の向上を図ることができる。

0025

図6は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。

0026

本形態例では、ガイド溝とハンガーピン保持孔3jとを、スライド孔とハンガーピン挿通孔9gよりも小径に形成するとともに、ガイド溝とハンガーピン保持孔3jとは、ハンガーピン取付ボス部3gのディスクロータ側面と反ディスクロータ側面とに開口させた貫通孔となっている。また、ハンガーピン14は、両端部にガイド溝とハンガーピン保持孔3jとに挿入される小径部14a,14aを、中央部にスライド孔とハンガーピン挿通孔9gとに挿入される大径部14bを備えた段付き形状に形成されている。

0027

これにより、キャリパボディ3に摩擦パッド9,9とハンガーピン14,14とパッドスプリング11とを組み付けた際に、ハンガーピン14を軸方向にガタつきなく安定して組み付けることができる。また、ガイド溝とハンガーピン保持孔3jとを貫通孔としたことにより、ガイド溝及びハンガーピン保持孔3jを容易に加工することができる。

0028

なお、本発明は上述の各形態例のように付勢手段としてパッドスプリングとリテーナの双方に設けたものに限らず、どちらか一方にのみ設けたものでも差し支えない。さらに、本発明のキャリパボディは、モノコック構造の6ポットのピストン対向型に限るものではなく、分割タイプのキャリパボディでもよく、ピストンの数も任意である。

0029

1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパボディ、3a…作用部、3b…ブリッジ部、3c…シリンダ孔、3d…トルク受部、3e…天井開口部、3f…リテーナ取付面、3g…ハンガーピン取付ボス部、3h…ガイド溝、3i…ハンガーピン保持孔、3j…ハンガーピン保持孔、4…ピストン、5…ピストンシール、6…ダストシール、7…液圧室、8…液通管、8a…ブリューダスクリュ、9…摩擦パッド、9a…ライニング、9b…裏板、9c…本体部、9d…吊下げ片、9e…スライド孔、9f…ハンガーピン挿通孔、9g…ハンガーピン挿通孔、10…ハンガーピン、11…パッドスプリング、11a…基部、11b…ハンガーピン保持部、11c…スプリング片、11d…当接片、12…リテーナ、12a…リテーナ部、12b…取付部、12c…パッド付勢片、13…ビス、14…ハンガーピン、14a…小径部、14b…大径部

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