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技術 スロープ装置

出願人 株式会社シコク
発明者 古瀬幸司
出願日 2016年3月31日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-073530
公開日 2017年10月5日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-180070
状態 特許登録済
技術分野 建築物の階段
主要キーワード 低位面 側縁部材 交差平面 スロープ幅 スロープ面 横設状態 各分割型 矩形板材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

高位側設置面と低位側設置面の面形状とか、これら両者の相対関係の如何に拘わらず、常にスロープ本体の両端部と高位側設置面あるいは低位側設置面とがこれらの間に段差を生じることなく連続的に接続されるようにしたスロープ装置を提供する。

解決手段

スロープ本体2の両端部2a,2bにそれぞれ端スロープ3,4を連結するとともに、上記各端スロープ3,4のうちの何れか一方、または双方を複数の単板6を備えてなる分割型端スロープで構成し、さらに上記スロープ本体2の両端部2a,2bのうち、少なくとも分割型端スロープが連結される側の端部を支柱7により支持する。係る構成によれば、高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの面形状とかこれら両者の相対関係に拘わらず、分割型スロープによって、スロープ本体2の端部2a、2bと上記段差部の各設置面Ga、Gbとが連続的に接続され、車椅子走行時の安全性に優れたスロープ装置を提供できる。

概要

背景

この種のスロープ装置としては、例えば、特許文献1〜3に示されるように、平板状のスロープ本体を備え、該スロープ本体の両端にそれぞれ弾性材からなる保護部材を装着して構成されるのが一般的である。そして、このスロープ装置の使用に際しては、上記スロープ本体の両端に設けた上記保護部材を段差部の高位側設置面と低位側設置面にそれぞれ直接載置するのが通例である。

概要

高位側設置面と低位側設置面の面形状とか、これら両者の相対関係の如何に拘わらず、常にスロープ本体の両端部と高位側設置面あるいは低位側設置面とがこれらの間に段差を生じることなく連続的に接続されるようにしたスロープ装置を提供する。 スロープ本体2の両端部2a,2bにそれぞれ端スロープ3,4を連結するとともに、上記各端スロープ3,4のうちの何れか一方、または双方を複数の単板6を備えてなる分割型端スロープで構成し、さらに上記スロープ本体2の両端部2a,2bのうち、少なくとも分割型端スロープが連結される側の端部を支柱7により支持する。係る構成によれば、高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの面形状とかこれら両者の相対関係に拘わらず、分割型スロープによって、スロープ本体2の端部2a、2bと上記段差部の各設置面Ga、Gbとが連続的に接続され、車椅子走行時の安全性に優れたスロープ装置を提供できる。

目的

そこで本願発明は、段差部の高位側設置面と低位側設置面のそれぞれの面形状とかこれら両者の相対関係の如何に拘わらず、常にスロープ本体の両端部と段差部の高位側設置面あるいは低位側設置面とがこれらの間に段差を生じることなく連続的に接続されるようにしたスロープ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

段差部の高位側設置面と低位側設置面の間に架け渡されるスロープ装置であって、その上面を踏面とした所定長さのスロープ本体の両端部にそれぞれ端スロープが連結されるとともに、上記各端スロープのうちの何れか一方、または双方が、上記スロープ本体の端部に沿ってその幅方向に列設配置され且つ列設軸線回りに相対回動可能とされた複数の単板を備えてなる分割型端スロープで構成され、さらに上記スロープ本体の両端部のうち、少なくとも上記分割型端スロープが連結される側の端部が支柱により支持されていることを特徴とするスロープ装置。

請求項2

請求項1において、上記スロープ本体が、長矩形の平面形状をもつ板状体で構成されていることを特徴とするスロープ装置。

請求項3

請求項1において、上記スロープ本体が、長矩形板状の複数の踏板をその長辺側の縁部同士を対向させた状態で順次ヒンジ部により連結し、該各踏板の踏面が略平面状に延設される使用時形態と該各踏板がその踏面側を外側にして巻き込まれる非使用時形態の間で形態変更を可能とした構成であることを特徴とするスロープ装置。

技術分野

0001

本願発明は、段差部の高位面と低位面の間に架け渡されて車椅子等の通行に供される仮設式のスロープ装置に関するものである。

背景技術

0002

この種のスロープ装置としては、例えば、特許文献1〜3に示されるように、平板状のスロープ本体を備え、該スロープ本体の両端にそれぞれ弾性材からなる保護部材を装着して構成されるのが一般的である。そして、このスロープ装置の使用に際しては、上記スロープ本体の両端に設けた上記保護部材を段差部の高位側設置面と低位側設置面にそれぞれ直接載置するのが通例である。

先行技術

0003

特開2002−97768号公報
特開2012−143260号公報
特開2013−162818号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、これら各特許文献1〜3に示されるスロープ装置では、上述のように、平板状のスロープ本体の端部に設けた保護部材を段差部の高位側設置面と低位側設置面にそれぞれ直接載置するようにしていたため、高位側設置面と低位側設置面が共に平滑な平面で且つその面方向が平行な場合には、これら高位側設置面と低位側設置面の間に上記スロープ本体を架け渡したとき、該スロープ本体の両端が上記高位側設置面と低位側設置面にその略全幅で当接し、これら両者間が殆ど段差を生じることなく連続することから、該スロープ本体から上記高位側設置面あるいは低位側設置面側への車椅子の乗降がスムーズとなり、安全な走行が実現される。

0005

しかし、例えば、高位側設置面と低位側設置面が平行でなく、その幅方向において傾斜しているような状態(高位側設置面と低位側設置面が挟角をもって交差するように傾斜している状態)において、該高位側設置面と低位側設置面の間にスロープ本体を架け渡した場合には、高位側設置面と低位側設置面の何れか一方側、あるいは双方において、上記スロープ本体の端部と高位側設置面あるいは低位側設置面の間に段差が生じ、この段差の存在により、車椅子を上記スロープ本体から上記高位側設置面あるいは低位側設置面側へスムーズに乗降させることが困難となり、延いては車椅子の走行の安全性が損なわれることになる。

0006

なお、このような上記スロープ本体の端部と高位側設置面あるいは低位側設置面の間の段差は、上述のように高位側設置面と低位側設置面が挟角をもって交差するような状態のときにのみ生じるのではなく、例えば、低位側設置面が平面ではなく、凹凸のある不整面とか、大きくうねった湾曲面である場合において、高位側設置面とこの不整面あるいは湾曲面の間に上記スロープ本体を架け渡したような場合にも生じ得るものである。

0007

そこで本願発明は、段差部の高位側設置面と低位側設置面のそれぞれの面形状とかこれら両者の相対関係の如何に拘わらず、常にスロープ本体の両端部と段差部の高位側設置面あるいは低位側設置面とがこれらの間に段差を生じることなく連続的に接続されるようにしたスロープ装置を提供することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0008

本願の第1の発明では、段差部の高位側設置面と低位側設置面の間に架け渡されるスロープ装置において、その上面を踏面とした所定長さのスロープ本体の両端部にそれぞれ端スロープを連結するとともに、上記各端スロープのうちの何れか一方、または双方を、上記スロープ本体の端部に沿ってその幅方向に列設配置され且つ列設軸線回りに相対回動可能とされた複数の単板を備えてなる分割型端スロープで構成し、さらに上記スロープ本体の両端部のうち、少なくとも上記分割型端スロープが連結される側の端部を支柱により支持したことを特徴としている。

0009

本願の第2の発明では、上記第1の発明に係るスロープ装置において、上記スロープ本体を、長矩形の平面形状をもつ板状体で構成したことを特徴としている。

0010

本願の第3の発明では、上記第1の発明に係るスロープ装置において、上記スロープ本体を、長矩形板状の複数の踏板をその長辺側の縁部同士を対向させた状態で順次ヒンジ部により連結し、該各踏板の踏面が略平面状に延設される使用時形態と該各踏板がその踏面側を外側にして巻き込まれる非使用時形態の間で形態変更を可能に構成したことを特徴としている。

発明の効果

0011

(a)本願の第1の発明では、スロープ本体の両端部にそれぞれ端スロープを連結して構成されるスロープ装置を、段差部の高位側設置面と低位側設置面の間に架け渡したとき、上記各端スロープのうち、該端スロープが分割型端スロープで構成された側においては、上記支柱により支持された上記スロープ本体の端部前方において上記分割型スロープの各単板のそれぞれが上記高位側設置面又は/及び低位側設置面との間の上下方向における対向間隔に対応して個別に回動し、全体として該各設置面の表面形体に略合致したスロープ面を形成する。このスロープ面によって、上記スロープ本体の両端部と上記段差部の高位側設置面又は/及び低位側設置面が、これらの間に段差を生じることなく連続的に接続される。

0012

具体的な事例で説明すると、例えば、上記スロープ本体の面方向と、段差部の高位側設置面又は/及び低位側設置面の面方向が、上記スロープ本体2の幅方向に傾斜しているような場合には、上記分割型スロープの各単板が上記傾斜に対応して個別に回動することで、該各単板によって、上記スロープ本体の端部と上記設置面との間を連続的に接続する傾斜面が形成される。

0013

また、上記高位側設置面又は/及び低位側設置面が平坦面でなく、例えば、凹凸をもつ不整面とか湾曲面であっても、上記分割型スロープの各単板が上記設置面の不整面あるいは湾曲面の形状に対応して個別に回動することで、上記スロープ本体の端部と上記設置面との間を連続的に接続する湾曲面が形成される。

0014

このように、この発明のスロープ装置によれば、スロープ本体の端部に連結される端スロープを分割型スロープで構成することで、段差部の高位側設置面と低位側設置面の面形状とかこれら両者の相対関係に拘わらず、該分割型スロープによって、上記スロープ本体の端部と上記段差部の高位側設置面又は/及び低位側設置面とが連続的に接続され、車椅子の安全な走行を確保される。したがって、安全性に優れ、且つ設置自由度が高く汎用性に富んだスロープ装置を提供できる。

0015

(b)本願の第2の発明では、上記(a)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記スロープ本体を、長矩形の平面形状をもつ板状体で構成したので、上記スロープ装置の設置時における取り扱いが容易であり、設置作業性に優れたスロープ装置を提供できる。

0016

(c)本願の第3の発明では、上記(a)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記スロープ本体を、長矩形板状の複数の踏板をその長辺側の縁部同士を対向させた状態で順次ヒンジ部により連結し、該各踏板の踏面が略平面状に延設される使用時形態と該各踏板がその踏面側を外側にして巻き込まれる非使用時形態の間で形態変更を可能に構成したので、例えば、段差部の高位側設置面と低位側設置面の間に、これら両者を結ぶ直線よりも上方に突出する突起物が存在する場合、上記スロープ本体は該突起物に当接する部分において山形状に折曲することで、該突起物の存在に拘わらずスロープ装置を高位側設置面と低位側設置面の間に架け渡して設置することができるなど、スロープ装置の設置場所の自由度が向上し、延いてはスロープ装置の商品価値が向上する。

図面の簡単な説明

0017

本願発明の第1の実施形態に係るスロープ装置の使用状態における全体斜視図である。
図1のA−矢視図である。
図2のB−B矢視図である。
図2のC−C矢視図である。
図4において、低位側設置面が平坦面でないとした場合の説明図である。
図1に示したスロープ装置に設けられた低位側端スロープを構成する分割型スロープの腰部の分解斜視図である。
図6のD−D断面図である。
本願発明の第2の実施形態に係るスロープ装置の使用状態における全体斜視図である。
本願発明の第3の実施形態に係るスロープ装置の使用状態における全体斜視図である。

実施例

0018

A:第1の実施形態
図1には、本願発明の第1の実施形態に係るスロープ装置1を、段差部の高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの間に架け渡した状態を示している。このスロープ装置1は、人とか車椅子がこの段差部を通行するに際して利用されるものであって、次述するスロープ本体2の高位側端部2aに高位側端スロープ3を、低位側端部2bに低位側端スロープ4を、それぞれ連結して構成される。

0019

ここで、この実施形態における上記段差部の高位側設置面Gaは略水平に幅方向へ延出する水平平面とされる一方、上記低位側設置面Gbは上記高位側設置面Gaより下位において正面視の左方から右方に向けて下降傾斜する傾斜平面とされており、上記高位側設置面Gaと低位側設置面Gbは「挟角θ」をもつ交差平面とされる。そして、この高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの間に上記スロープ装置1が架け渡されるものである。

0020

「スロープ本体2」
上記スロープ本体2は、2枚の長矩形板材2A、2Bを、横方向に並設し、対向する長辺部同士を可撓性のヒンジ部10によって折曲・展延自在に連結して構成される。また上記各板材2A、2Bの外側縁部には、車輪止めとしても機能する補強用側縁部材9が取り付けられている。

0021

また、上記各板材2A、2Bは、図7に示すように、所定厚さの樹脂板でなる芯材25の表裏両面にそれぞれ補強シート26を張り付けて構成されるとともに、その両端部には金属製の端部材8が横設状態で取り付けられている。

0022

なお、この端部材8は、次述の高位側端スロープ3とか低位側端スロープ4を連結するための連結部材として機能するものであって、図7に拡大図示するように、その外側端縁下端側には嵌合凹条21と突条23が、また該外側端縁の上端側には当接部22が、それぞれ該端部材8の長手方向の全長に亘って形成されている。

0023

さらに、上記スロープ本体2の下面の、上記端部材8に対応する位置には、図1図3に示すように、支柱7が設けられている。この支柱7は、上記スロープ本体2の高位側端部2a側と低位側端部2b側をそれぞれ上記低位側設置面Gb上にて支持するものである。

0024

この実施形態では、図1及び図2に示すように、上記スロープ本体2の高位側端部2a側においては、該高位側端部2aを上記高位側設置面Gaの直近位置で、しかも該高位側設置面Gaと略平行となるように支持している。一方、上記スロープ本体2の低位側端部2b側においては、上記高位側設置面Gaの高位部Gb1寄りの端部が該低位側設置面Gbより所定高さに位置するように、該高位部Gb1寄りの端部と低位部Gb2寄りの端部をそれぞれ支持している。

0025

したがって、このスロープ本体2に設けられた各支柱7の必要長さは、上記スロープ本体2と上記低位側設置面Gbの高さ方向の間隔に応じて異なっており、これに対応するため、この実施形態では、上記支柱7を複数のピース7aの接続構造とし、該支柱7の配置位置に応じて接続されるピース7aの数を増減すること長さで調整を行えるように構成している。このような支柱7の長さ調整によって、上記スロープ本体2は、その上面(即ち、踏面)のスロープ幅方向における面方向が上記高位側設置面Gaの面方向と一致した姿勢で、上記低位側設置面Gb上に支持固定されることになる。

0026

しかしこの状態では、上記スロープ本体2の高位側端部2aと上記高位側設置面Gaの間、及び上記スロープ本体2の低位側端部2bと上記低位側設置面Gbの間には、高さ方向に比較的大きな段差が生じ、特に低位側端部2bの上記低位部Gb2寄り部位においてはその段差が最も大きくなり、上記スロープ本体2の高位側端部2aから上記高位側設置面Gaへの乗降、及び上記スロープ本体2の低位側端部2bから上記低位側設置面Gbへの乗降が困難となる。そこで、係るスロープ本体2の両端部の段差を解消するために、該スロープ本体2の高位側端部2aと低位側端部2bにはそれぞれ次述する高位側端スロープ3と低位側端スロープ4が連結される。

0027

「高位側端スロープ3」
上記高位側端スロープ3は、図1及び図2に示すように、上記各スロープ本体2の高位側端部2aにそれぞれ連結される左右一対一体型スロープXを備えて構成される。この一体型スロープXは、図7に示す後述の低位側端スロープ4と同様の連結構造をもつものであって、図7(高位側端スロープ3に関しては、同図に括弧書きで符号を付している)を参照して説明すると、楔状断面形状をもつ幅広矩形板5で構成される。この矩形板5の基端部の下部寄り位置には、上記スロープ本体2側の端部材8に設けた上記嵌合凹条21に嵌合する嵌合凸条61と上記突条23に対応する凹溝63が、また基端部の上部寄り位置には上記端部材8側の上記当接部22に対応する当接部62が、それぞれ設けられている。

0028

そして、この矩形板5は、上記嵌合凹条21に上記嵌合凸条61を嵌合挿入することで、これらの嵌合部を中心に上下方向に回動可能に構成されている。なお、この矩形板5の上動規制は、上記スロープ本体2側の当接部22と上記矩形板5側の当接部62が当接係合することで行われる。また、上記矩形板5の下動は、上記スロープ本体2側の突条23と上記矩形板5側の凹溝63が係合することで行われる。

0029

これら一対の一体型スロープXからなる上記高位側端スロープ3は、上記スロープ本体2の高位側端部2a部分が上記支柱7によって支持されていることから、上記嵌合凹条21と嵌合凸条61との嵌合部を中心に下動し、その先端側が上記高位側端部2aに当接することで姿勢保持され、該高位側端部2aと上記スロープ本体2とを連続的に接合する。したがって、この高位側端スロープ3を介することで、上記高位側端部2aと上記スロープ本体2との間における車椅子の走行が容易となり、その安全性が確保される。

0030

「低位側端スロープ4」
上記低位側端スロープ4は、図1図4図6図7に示すように、上記各スロープ本体2の低位側端部2bにそれぞれ連結される左右一対の分割型スロープYを備えて構成される。この分割型スロープYは、図7に示すように上記高位側端スロープ3と同様の連結構造をもつものであって、楔状断面形状をもつ長矩形の複数(この実施形態では5枚)の単板6を上記スロープ本体2の低位側端部2bに沿ってその幅方向に列設配置し且つ列設軸線L回りに相対回動可能に連結して構成される。

0031

即ち、上記単板6の基端部の下部寄り位置には、上記スロープ本体2側の端部材8に設けた上記嵌合凹条21に嵌合する嵌合凸条61と上記突条23に対応する凹溝63が、また基端部の上部寄り位置には上記端部材8側の上記当接部22に対応する当接部62が、それぞれ設けられている。そして、この単板6は、上記嵌合凹条21に上記嵌合凸条61を嵌合挿入することで、これらの嵌合部を中心に上下方向に回動可能に構成されている。なお、この単板6の上動規制は、上記スロープ本体2側の当接部22と上記矩形板5側の当接部62が当接係合することで行われる。また、上記単板6の下動は、上記スロープ本体2側の突条23と上記矩形板5側の凹溝63が係合することで行われる。

0032

これら一対の分割型スロープYからなる上記低位側端スロープ4は、上記スロープ本体2の低位側端部2b部分が上記支柱7によって支持されていることから、上記嵌合凹条21と嵌合凸条61との嵌合部を中心に下動し、その先端側が上記高位側端部2aに当接することで姿勢保持される。

0033

この場合、上記スロープ本体2の幅方向における面方向と上記低位側端部2bの面方向とが異なっていることから、上記各分割型スロープYの各単板6は、順次その下動角度が、上記低位側設置面Gbの高位部Gb1側から低位部Gb2側へ移行するにしたがって増大変化し、全体として上記スロープ本体2の幅方向に捩れながら延出するスロープ面を形成し、このスロープ面によって、上記低位側設置面Gbと上記スロープ本体2とが連続的に接合され、これら両者間の段差が解消される。したがって、この低位側端スロープ4を介することで、上記低位側端部2bと上記スロープ本体2との間における車椅子の走行が容易となり、その安全性が確保される。

0034

なお、上述のように、上記低位側端スロープ4の各単板6は、上記スロープ本体2の面方向に対する上記低位側設置面Gbの傾斜角に対応してその下動角度を変化させることで、上記低位側設置面Gbと上記スロープ本体2との間の段差を解消してこれら両者を連続的に接続するものであるが、係る機能は、例えば、上記低位側設置面Gbが凹凸をもつ不整面とか、うねりをもつ湾曲面であっても発揮できるものである。即ち、図5に示すように、上記低位側設置面Gbがうねりをもつ湾曲面であっても、この湾曲形状に対応して上記各単板6が下動してその先端部を上記低位側設置面Gbに当接させることで、上記低位側設置面Gbと上記スロープ本体2との間の段差を解消され、これら両者が連続的に接続される。したがって、この低位側端スロープ4を介することで、上記低位側端部2bと上記スロープ本体2との間における車椅子の走行が容易となり、その安全性が確保される。

0035

以上のように、この実施形態のスロープ装置1によれば、スロープ本体2の端部に連結される上記低位側端スロープ4を分割型スロープYで構成することで、段差部の高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの面形状とかこれら両者の相対関係に拘わらず、該分割型スロープYによって、上記スロープ本体2の低位側端部2bと上記段差部の低位側設置面Gbとを連続的に接続するスロープ面が形成され、このスロープ面を通ることで車椅子の安全な走行が確保されるものであり、この結果、安全性に優れ、且つ設置自由度が高く汎用性に富んだスロープ装置1を提供できる。

0036

なお、この実施形態では、上記高位側設置面Gaと低位側設置面Gbのうち、高位側設置面Gaが水平面とされ、該高位側設置面Gaに対して上記低位側設置面Gbが傾斜している場合を想定して説明したが、これとは逆に、低位側設置面Gbが水平面とされ、該低位側設置面Gbに対して上記高位側設置面Gaが傾斜している場合には、上記スロープ装置1をその低位側端スロープ4側が上記高位側設置面Gaに対応し、上記高位側端スロープ3が低位側設置面Gbに対応するように、上下反転させて使用すれば良い。

0037

また、この実施形態では、上記スロープ本体2の高位側端部2a部分を支柱7によって支持するようにしているが、これに代えて、上記高位側端スロープ3の先端部を上記高位側設置面Gaに直接設置すれば、上記スロープ本体2の高位側端部2a部分を支持する支柱7を不要とすることができる。

0038

B:第2の実施形態
図8には、本願発明の第2の実施形態に係るスロープ装置1を、段差部の高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの間に架け渡した状態を示している。このスロープ装置1は、上記第1の実施形態に係るスロープ装置1の変形例として位置づけられるものであって、該第1の実施形態のスロープ装置1においては、上記高位側端スロープ3を一体型スロープXで構成し、上記低位側端スロープ4を分割型スロープYで構成していたのに対して、高位側端スロープ3と低位側端スロープ4を共に分割型スロープYで構成したものである。

0039

係る構成によれば、第1の実施形態のように低位側設置面Gbが水平面に対して傾斜している場合は勿論のこと、上記高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの双方が水平面に対して傾斜している場合とか、高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの双方が凹凸をもつ不整面とか、うねりをもつ湾曲面である場合にも適用できるものであり、設置自由度が高く汎用性に富んだスロープ装置1を提供できるものである。

0040

上記以外の構成及び作用効果については上記第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施形態の該当説明を援用し、ここでの説明を省略する。

0041

C:第3の実施形態
図9には、本願発明の第3の実施形態に係るスロープ装置1を、段差部の高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの間に架け渡した状態を示している。このスロープ装置1は、上記第1の実施形態に係るスロープ装置1の変形例として位置づけられるものであって、該第1の実施形態のスロープ装置1においては、上記スロープ本体2を長矩形板材2A、2Bで構成していたのに対して、この実施形態では、該スロープ本体2を、長矩形板状の複数の踏板12をその長辺側の縁部同士を対向させた状態で順次ヒンジ部11により連結し、該各踏板12の踏面が略平面状に延設される使用時形態と、該各踏板12がその踏面側を外側にして巻き込まれる非使用時形態の間で形態変更を可能とした蛇腹状構造としたものである。そして、このスロープ本体2の高位側端部2aに一体型スロープXでなる高位側端スロープ3を、低位側端部2bに分割型スロープYでなる高位側端スロープ3を、それぞれ連結している。

0042

係る構成によれば、上記第1の実施形態におけるスロープ装置1と同様の作用効果が得られるのに加えて、図9に示すように、段差部の高位側設置面Gaと低位側設置面Gbの間に、これら両者を結ぶ直線よりも上方に突出する突起物13が存在するような場合でも、上記スロープ本体2が該突起物13に当接する部分において山形状に折曲されることで、該突起物13の存在に拘わらずスロープ装置1を高位側設置面Gaと低位側設置面のGb間に架け渡して設置することができる。これによって、スロープ装置1の設置場所の自由度がより一層向上し、延いてはスロープ装置1の商品価値が向上することになる。

0043

なお、この実施形態では、上記スロープ本体2の高位側端部2a部分を支柱7によって支持するようにしているが、これに代えて、上記高位側端スロープ3の先端部を上記高位側設置面Gaに直接設置することで、上記スロープ本体2の高位側端部2a部分を支持する支柱7を不要とすることができる。

0044

上記以外の構成及び作用効果については上記第1の実施形態の場合と同様であるので、該第1の実施形態の該当説明を援用し、ここでの説明を省略する。

0045

本願発明のスロープ装置は、主として、車椅子を使用する介護現場において利用されるものである。

0046

1 ・・スロープ装置
2 ・・スロープ本体
2a ・・スロープ本体の高位端
2b ・・スロープ本体の低位端
3 ・・高位側端スロープ
4 ・・低位側端スロープ
5 ・・矩形板
6 ・・単板
7 ・・支柱
8 ・・端部材
9 ・・側縁部材
10 ・・ヒンジ部
12 ・・スロープ板
21 ・・嵌合凹条
22 ・・当接部
23 ・・突条
25 ・・芯材
26 ・・補強シート
61 ・・嵌合凸条
62 ・・当接部
63 ・・凹溝
X ・・一体型スロープ
Y ・・分割型スロープ
Ga ・・高位側設置面
Gb ・・低位側設置面

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    【課題】 伸縮可能で、かつ、手摺の底面と目地プレートの間の隙間を塞ぐことができる手摺を提供すること。【解決手段】 左右の躯体間の目地部に設けられる手摺であって、前記躯体の一方の躯体に設けられ、少な... 詳細

  • 株式会社LIXILの「 構築物およびその構築方法」が 公開されました。( 2018/06/28)

    【課題】手摺り等の構築物において、その意匠性を向上させること。【解決手段】手摺りは、一対の端部柱2と、これらの端部柱2の上端部に掛け渡される笠木5と、端部柱2および笠木5を互いに連結する継手6と、を備... 詳細

  • 株式会社LIXILの「 手摺りおよびその製造方法」が 公開されました。( 2018/06/28)

    【課題】支柱に笠木が傾斜した状態で掛け渡されている手摺りにおいて、支柱と笠木との連結部位のノイズレス化によって意匠性を向上させること。【解決手段】手摺りは、1本以上の中間柱3と、中間柱3に傾斜した状態... 詳細

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