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技術 パネル

出願人 株式会社大林組株式会社デンソーファシリティーズ山田ダンボール株式会社
発明者 森義則諸戸芳雄伊藤誠司岩瀬正宏西家敦
出願日 2016年3月30日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-069375
公開日 2017年10月5日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-179916
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 積層体(2) 建築構造用パネル
主要キーワード 中間ライナ 不燃性部材 切断予定領域 発泡プラスチック材 可燃材 天井支持材 段ボール部材 耐熱性部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

軽量かつ加工性がよく高耐荷重を有するパネルを提供する。

解決手段

パネル10は、発泡プラスチックで構成された板状の芯部材11と、この芯部材11の両面に配置された板状の段ボール部材20とを備えている。芯部材11と段ボール部材20とは、全面に渡って面状に接着されている。段ボール部材20の表面には、アルミニウム箔29が接着されている。パネル10の1対の周縁部には、補強部材15が取り付けられている。補強部材15の端部15bは、パネルの積層構造体の端面に隣接する1対のパネル面10aに当接して、両面でパネル10の端部を保持している。

概要

背景

施工時の取り回しの容易さや加工し易さから、段ボール建築用の材料として用いることがある(例えば、特許文献1,2参照。)。特許文献1には、段ボールを介在させて内装ボード施工面に取り付ける。これにより、段ボールのクッション性により振動が吸収されて遮音効果を高めることができる。

また、特許文献2には、波板形の中芯部分を可燃材で形成した芯材の表面又は裏面をアルミ箔被覆し、その芯材の被覆面全体とアルミ箔との間に不燃性断熱層を介在させてなる不燃性の段ボールが開示されている。

概要

軽量かつ加工性がよく高耐荷重を有するパネルを提供する。パネル10は、発泡プラスチックで構成された板状の芯部材11と、この芯部材11の両面に配置された板状の段ボール部材20とを備えている。芯部材11と段ボール部材20とは、全面に渡って面状に接着されている。段ボール部材20の表面には、アルミニウム箔29が接着されている。パネル10の1対の周縁部には、補強部材15が取り付けられている。補強部材15の端部15bは、パネルの積層構造体の端面に隣接する1対のパネル面10aに当接して、両面でパネル10の端部を保持している。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、軽量で高耐荷重、加工性を確保するパネルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

板状の芯部材と、この芯部材の両面に配置された板状の段ボール部材とを備えた板状のパネルであって、前記芯部材は、発泡プラスチックで構成されており、前記芯部材と前記段ボール部材とは、全面に渡って面状に接着されていることを特徴とするパネル。

請求項2

前記段ボール部材において、外部に露出する表面は、不燃性部材によって覆われていることを特徴とする請求項1に記載のパネル。

請求項3

前記芯部材及び前記段ボール部材の積層構造体の端面を覆い、この端面に隣接する1対のパネル面に当接して保持する補強部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル。

請求項4

前記芯部材は、押出法ポリスチレンフォームで構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のパネル。

技術分野

0001

本発明は、天井材壁材等として用いられる建築用パネルに関する。

背景技術

0002

施工時の取り回しの容易さや加工し易さから、段ボールを建築用の材料として用いることがある(例えば、特許文献1,2参照。)。特許文献1には、段ボールを介在させて内装ボード施工面に取り付ける。これにより、段ボールのクッション性により振動が吸収されて遮音効果を高めることができる。

0003

また、特許文献2には、波板形の中芯部分を可燃材で形成した芯材の表面又は裏面をアルミ箔被覆し、その芯材の被覆面全体とアルミ箔との間に不燃性断熱層を介在させてなる不燃性の段ボールが開示されている。

先行技術

0004

特開2002−194832号公報
特開2006−1095号公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来、工場等の建物において、天井裏で作業を行なうことがある。この場合、天井材としては耐荷重が大きいパネルが用いられる。しかしながら、鉄材等の耐荷重が高いパネルは、一般的にパネルの重量が大きく、施工性が悪い。また、天井材として用いるパネルにおいては、現場の状況に応じて、パネルを加工することがある。例えば、天井に配置する照明の位置に応じて、現場でパネルに孔を形成する場合がある。ここで、パネルの加工が困難な場合、効率的な作業を実現できない。

0006

本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、軽量で高耐荷重、加工性を確保するパネルを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するパネルは、板状の芯部材と、この芯部材の両面に配置された板状の段ボール部材とを備えた板状のパネルであって、前記芯部材は、発泡プラスチックで構成されており、前記芯部材と前記段ボール部材とは、全面に渡って面状に接着されている。これにより、芯部材として発泡プラスチックを用いたので、軽量で高耐荷重、加工性を確保することができる。

0008

・上記パネルにおいて、前記段ボール部材において、外部に露出する表面は、不燃性部材によって覆われていることが好ましい。これにより、耐火性を向上させることができる。

0009

・上記パネルにおいて、前記芯部材及び前記段ボール部材の積層構造体の端面を覆い、この端面に隣接する1対のパネル面に当接して保持する補強部材を備えている。これにより、パネルの端部が保持されているため、パネルの撓み量を低減することができる。

0010

・上記パネルにおいて、前記芯部材は、押出法ポリスチレンフォームで構成されていることが好ましい。これにより、段ボール部材を有したパネルにおいて、押出法ポリスチレンフォームによって、断熱性能耐圧力耐水性を確保することができる。

発明の効果

0011

本発明によれば、軽量で高耐荷重、加工性を確保することができる。

図面の簡単な説明

0012

本実施形態におけるパネルの構成を説明する説明図であって、(a)は斜視図、(b)は要部の断面図。
本実施形態におけるパネルの取付方法を説明する説明図であって、(a)は斜視図、(b)は要部の断面図。
変更例におけるパネルの構成を説明する説明図。

実施例

0013

以下、図1及び図2を用いて、パネルの一実施形態について説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態のパネル10は、例えば約2000mm×約1250mm×約50mmの板形状を有している。パネル10は、中央に配置される板形状の芯部材11と、この芯部材11の両面に配置された段ボール部材20とを積層して構成されている。本実施形態の芯部材11は、発泡プラスチック材の押出法ポリスチレンフォーム(例えば、スタイロフォーム登録商標))で構成されている。本実施形態では、芯部材11は約20mm、段ボール部材20は約13mmの厚みを有している。芯部材11と各段ボール部材20とは、例えば、両面テープ等の接着部材によって、全面に渡って面状に接着(面状接着)されている。この面状接着とは、パネル10の切断時に、パネル10の表面又は裏面から切り込んだ場合、切り込まれた領域の周囲(切断予定領域の周囲箇所)の芯部材11と段ボール部材20とが分離せずに、一体化されて接着されている状態を意味する。

0014

更に、パネル10において、対向する1対の周縁部は、アルミ箔13によってそれぞれ覆われている。更に、アルミ箔13で覆われている周縁部に隣接する1対の周縁部には、補強部材15が取り付けられている。この補強部材15は、断面がコ字形状長尺形状を有している。補強部材15は、パネル10の辺の全長に渡った長さを有している。具体的には、この補強部材15は、所定の板厚(約0.8mm)の鉄製の板部材を折り曲げて形成されており、中央部15aと、この両端部に接続される端部15bとを有している。補強部材15の中央部15aは、芯部材11及び段ボール部材20の積層構造体の端面を覆っている。補強部材15の端部15bは、パネル10の表面又は裏面のパネル面10aに当接し、両面でパネル10の端部を保持している。本実施形態の補強部材15の端部15bの幅Wは約40mmである。この補強部材15の幅Wは、パネルの長さ1250mmにおいて中央集中荷重120kgを耐荷重として決定されている。

0015

次に、図1(b)を用いて、段ボール部材20の構成について説明する。
図1(b)に示すように、本実施形態の段ボール部材20は、2つの表面ライナ21の間に、2つの中間ライナ25が設けられ、表面ライナ21と中間ライナ25との間には第1の中芯26、中間ライナ25間には第2の中芯27が配置されている。表面ライナ21、中間ライナ25、第1及び第2の中芯26,27は、板紙で構成されており、第1及び第2の中芯26,27は、波型形状を有している。第1の中芯26の波高さは、約4.6mmであり、第2の中芯27の波高さは、約2.6mmである。更に、表面ライナ21の表面には、不燃性部材としてのアルミニウム箔29が、アクリル系接着剤により接着されている。

0016

次に、図2を用いて、本実施形態のパネル10を天井材として使用した場合について説明する。
図2(a)は、上方から天井材を見た場合の斜視図であり、図2(b)は天井材の取付位置における要部の断面図である。

0017

図2(a)に示すように、複数の吊り材50が、離間した状態で天井から垂下されている。吊り材50の上端部は、図示しない天井支持材に固定されている。
図2(b)に示すように、吊り材50の下端部には、2つの下地材51が取り付けられている。本実施形態では、下地材51として、側面部と水平部とを有するアングル部材を用いる。吊り材50の下端部は、2つの下地材51の側面部に挟まれ、吊り材50の貫通孔と、各下地材51の孔とに貫通した締結具52(ボルトナット)により固定されている。この下地材51の側面部には、パネル10を固定するためのルーズ孔(図示せず)が複数形成されている。

0018

そして、下地材51の水平部にパネル10を載置する。この場合、パネル10の補強部材15が、対向する下地材51を橋渡しするように、パネル10を配置する。そして、下地材51のルーズ孔にボルトを挿通し、パネル10の周縁部に貫入させて固定する。

0019

パネル10に孔h1を形成する場合には、必要な箇所(切断予定領域)をカッターで所定の形状に切断する。更に、形成された孔h1の内周部は、アルミニウム箔等の耐熱性部材によって覆っておく。

0020

本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパネル10は、発泡プラスチックで構成された板状の芯部材11と、この芯部材11の両面に配置された板状の段ボール部材20とを備えている。発泡プラスチックは、段ボールよりも強くて軽量であるため、パネル10の耐荷重を大きくすることができる。更に、発泡プラスチックは耐水性があるため、パネル10の一面が濡れた場合にも、他面までの浸透を抑制することができる。また、発泡プラスチックは、段ボールと同様に加工ができるため、パネル10の加工性を確保することができる。

0021

(2)本実施形態のパネル10は、芯部材11と段ボール部材20とが全面に渡って面状に接着されている。これにより、パネル10をカッター等で切断した場合に、芯部材11と各段ボール部材20とのずれを抑制しながら切断することができる。

0022

(3)本実施形態のパネル10の段ボール部材20の表面には、アルミニウム箔29が接着されている。これにより、不燃性部材によって、パネル10に耐火性を持たせることができる。

0023

(4)本実施形態のパネル10の芯部材11を、押出法ポリスチレンフォームで構成する。押出法ポリスチレンフォームは、断熱性能が高く、耐圧力を有し、水に強く吸湿し難いため、より高い耐久性及び耐火性を有するパネルとすることができる。

0024

(5)本実施形態のパネル10の1対の周縁部には、補強部材15が取り付けられている。補強部材15があることによって、応力に対する有効幅を増大させて、局部的な撓みを抑制することができる。従って、パネル10の端部における撓みを抑制し、パネル10に荷重が加わった際の撓み量を少なくすることができる。

0025

(6)本実施形態においては、パネル10の補強部材15が、対向する下地材51を橋渡しするように、パネル10を配置する。これにより、パネル10の四辺を下地材51及び補強部材15により保持して、パネル10の撓みを軽減することができる。

0026

また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のパネル10の表面は、段ボール部材20のアルミニウム箔29によって被覆されている。この段ボール部材20の表面に、表面保護シートを更に設けてもよい。ここで、表面保護シートとしては、例えば、合成樹脂を用いることができる。

0027

・上記実施形態のパネル10において、段ボール部材20の両面にアルミニウム箔29を接着した。パネル10の耐熱性部材は、段ボール部材20の表面だけに限らず、パネル10の表面に少なくともあればよく、芯部材11側のアルミニウム箔29を省略し、パネル10の表面側のみにアルミニウム箔29を設けてもよい。更に、中間ライナ25の間に耐熱層を設けてもよい。

0028

・上記実施形態のパネル10は、対向する1対の周縁部に、補強部材15を設けた。パネル10のすべての辺に、補強部材15を設けてもよい。
また、上記実施形態において、補強部材15は、パネル10の辺の全長に渡った長さを有している。この補強部材15の長さはこれに限定されるものではない。

0029

例えば、図3に示すように、パネル10の辺の全長において複数に分割した補強部材65を用いたパネル60としてもよい。この場合、対向する1対の周縁部において補強部材65の一方の境界b1と他方の境界b2とが対応しないように配置することも可能である。これにより、両側で異なる位置の境界b1、b2で、撓み量を低減することができる。

0030

・上記実施形態のパネル10に設けた補強部材15の板厚は約0.8mm、幅Wは約40mmを用いた。補強部材15の板厚や幅は、これに限られない。補強部材15の板厚に応じて、幅を決定してもよい。この場合には、撓み量を考慮して、板厚、幅を決定することができる。例えば、板厚を薄くした場合(例えば、約0.6mm)には、幅Wを55mm以上とする。また、板厚を厚くした場合(例えば、約1.0mm)には、幅Wを30mm以上とすることができる。また、撓み量を低減するための補強部材15の端部15bの幅Wは、パネル10に加わる中央集中荷重の想定値とパネル10長さとに応じた値としてもよい。これにより、撓み量を所定値以内に抑えることができる。

0031

・上記実施形態のパネル10は、天井材として用いた。パネル10は、建築用パネルであれば天井材に限定されず、例えば、壁材等として用いてもよい。
・上記実施形態のパネル10の芯部材11には、押出法ポリスチレンフォームを用いた。芯部材11は、発泡プラスチック材であれば、その他の材料を用いてもよい。

0032

次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記芯部材と前記段ボール部材とは、切断予定領域の周囲領域において接着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のパネル。
従って、この(a)に記載の発明によれば、切断予定領域の周囲領域が接着されているので、孔等の切断予定領域の切断面を容易に形成することができる。

0033

b1,b2…境界、W…幅、h1…孔、10,60…パネル、10a…パネル面、11…芯部材、13…アルミ箔、15,65…補強部材、15a…中央部、15b…端部、20…段ボール部材、21…表面ライナ、25…中間ライナ、26…第1の中芯、27…第2の中芯、29…アルミニウム箔、50…吊り材、51…下地材、52…ボルト。

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