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技術 シート供給装置、画像形成装置、シート供給方法

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 吉永真治
出願日 2016年3月31日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-073047
公開日 2017年10月5日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-178617
状態 特許登録済
技術分野 シート,ウェブの制御 シート、マガジン及び分離
主要キーワード 一時記憶メモリー 送出ローラー ローラーホルダー 接触摩擦力 低反射領域 被検出部材 内部フレーム シート供給路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
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図面 (11)

課題

シート積載部から送出される複数枚シートが分離される際の異音の発生を抑制可能なシート供給装置画像形成装置、及びシート供給方法を提供すること。

解決手段

画像形成装置は、ピックアップローラー42と、フィードローラー43と、リタードローラー44とを備え、ピックアップローラー42によって第1シートS1と共に送出された第2シートS2がピックアップローラー42からフィードローラー43とリタードローラー44との間に形成されるニップ部P2に至る間で検出された場合に、リタードローラー44を回転させて第2シートS2における送出方向D5の先端をニップ部P2を越えた検出位置P3まで搬送させる。

概要

背景

プリンターのような画像形成装置は、画像が形成されるシートを供給するシート供給装置を備える。シート供給装置では、給紙カセットなどのシート積載部に積載された複数枚のシートのうち、最上位のシートがピックアップローラーなどの送出ローラーによって搬送路送出される。この種のシート供給装置では、送出ローラーによって複数枚のシートが搬送路に送出されることがある。この場合、搬送路で紙詰まりが発生するなどの不具合が生じることがある。これに対し、送出ローラーによって送出された複数枚のシートを最上位の第1シートと前記第1シートよりも下位の第2シートとに分離する分離機構を備えるシート供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。

例えば、前記分離機構は、給送ローラーと、分離ローラーと、回転規制部とを有する。給送ローラーは、送出ローラーによって送出される第1シートを搬送する。分離ローラーは、給送ローラーと対向して設けられ、給送ローラーとの間でニップ部を形成する。回転規制部は、分離ローラーの回転軸に接続されて、前記ニップ部を通過するシートから伝達される回転駆動力が予め定められた閾値以下である場合に分離ローラーの回転を規制して分離ローラーを停止させる。前記分離機構では、前記ニップ部を通過するシートが複数枚である場合に、前記ニップ部を通過するシートから伝達される回転駆動力が前記閾値以下となる。これにより、分離ローラーの回転が回転規制部によって規制されて分離ローラーが停止する。そのため、前記ニップ部を通過する複数枚のシートのうち、最上位の第1シートよりも下位の第2シートは、回転が停止した分離ローラーとの接触摩擦力によって移動が規制される。従って、送出ローラーにより送出された複数枚のシートが第1シートと第2シートとに分離される。

概要

シート積載部から送出される複数枚のシートが分離される際の異音の発生を抑制可能なシート供給装置、画像形成装置、及びシート供給方法を提供すること。画像形成装置は、ピックアップローラー42と、フィードローラー43と、リタードローラー44とを備え、ピックアップローラー42によって第1シートS1と共に送出された第2シートS2がピックアップローラー42からフィードローラー43とリタードローラー44との間に形成されるニップ部P2に至る間で検出された場合に、リタードローラー44を回転させて第2シートS2における送出方向D5の先端をニップ部P2を越えた検出位置P3まで搬送させる。

目的

本発明の目的は、シート積載部から送出される複数枚のシートが分離される際の異音の発生を抑制可能なシート供給装置、画像形成装置、及びシート供給方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数枚シート積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載される複数枚のシートのうち最上位の第1シートと接触して前記第1シートを搬送路送出する送出ローラーと、前記送出ローラーによって送出される前記第1シートの上面と接触して前記第1シートを搬送する給送ローラーと、前記給送ローラーと対向して設けられ、前記給送ローラーとの間でニップ部を形成する分離ローラーと、前記分離ローラーの回転軸に接続されて、前記送出ローラーによって前記第1シートと共に送出された前記第1シートよりも下位の第2シートが前記ニップ部に搬送された場合に、前記分離ローラーの回転を規制して前記分離ローラーを停止させて前記第2シートを前記第1シートから分離させる回転規制部と、前記送出ローラーから前記ニップ部に至る間で前記第2シートを検出する重送検出部と、前記重送検出部によって前記第2シートが検出された場合に、前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制を解除して前記分離ローラーを回転させて前記第2シートの前記送出ローラーによる送出方向の先端を前記ニップ部を越えた突出位置まで搬送させ、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記回転規制部に前記分離ローラーの回転を規制させて前記第2シートを前記突出位置で停止させる回転制御部と、を備えるシート供給装置

請求項2

前記回転規制部は、前記分離ローラーに伝達される回転駆動力が予め定められた閾値以下である場合に前記分離ローラーの回転を規制するトルクリミッターである請求項1に記載のシート供給装置。

請求項3

前記回転規制部と連結可能なリンク部材を有し、前記リンク部材を前記回転規制部と連結して前記回転規制部に前記分離ローラーの回転を規制させる連結位置と前記回転規制部との連結を解除して前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制を解除する解除位置との間で変位可能なソレノイドを更に備え、前記回転制御部は、前記重送検出部によって前記第2シートが検出された場合に、前記ソレノイドに前記リンク部材を前記連結位置から前記解除位置に変位させ、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記ソレノイドに前記リンク部材を前記解除位置から前記連結位置に変位させる請求項2に記載のシート供給装置。

請求項4

駆動源から前記分離ローラーへの回転駆動力の伝達及び遮断切替可能な電磁クラッチを更に備え、前記回転制御部は、前記重送検出部によって前記第2シートが検出された場合に、前記電磁クラッチに前記駆動源からの回転駆動力を前記分離ローラーに伝達させ、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記電磁クラッチに前記駆動源から前記分離ローラーへの回転駆動力の伝達を遮断させる請求項2に記載のシート供給装置。

請求項5

前記分離ローラーの回転の有無を検出可能な第1センサーを更に備え、前記重送検出部は、前記第1センサーを用いて前記ニップ部で前記第2シートを検出する請求項1〜4のいずれかに記載のシート供給装置。

請求項6

前記ニップ位置よりも前記送出方向上流側の検出位置でシートの重送を検出可能な第2センサーを更に備え、前記重送検出部は、前記第2センサーを用いて前記第2シートを検出する請求項1〜4のいずれかに記載のシート供給装置。

請求項7

前記突出位置でシートの重送を検出可能な第3センサーを更に備え、前記回転制御部は、前記第3センサーによって前記突出位置でシートの重送が検出されるまでの間、前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制を解除する請求項1〜6のいずれかに記載のシート供給装置。

請求項8

請求項1〜7のいずれかに記載のシート供給装置と、前記シート供給装置により供給されるシートに画像データに基づく画像を形成可能な画像形成部と、を備える画像形成装置

請求項9

複数枚のシートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載される複数枚のシートのうち最上位の第1シートと接触して前記第1シートを搬送路に送出する送出ローラーと、前記送出ローラーによって送出される前記第1シートの上面と接触して前記第1シートを搬送する給送ローラーと、前記給送ローラーと対向して設けられ、前記給送ローラーとの間でニップ部を形成する分離ローラーと、前記分離ローラーの回転軸に接続されて、前記送出ローラーによって前記第1シートと共に送出された前記第1シートよりも下位の第2シートが前記ニップ部に搬送された場合に、前記分離ローラーの回転を規制して前記分離ローラーを停止させて前記第2シートを前記第1シートから分離させる回転規制部と、を備えるシート供給装置で実行されるシート供給方法であって、前記送出ローラーから前記ニップ部に至る間で前記第2シートを検出する第1ステップと、前記第1ステップによって前記第2シートが検出された場合に、前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制を解除して前記分離ローラーを回転させて前記第2シートの前記送出ローラーによる送出方向の先端を前記ニップ部を越えた突出位置まで搬送させ、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記回転規制部に前記分離ローラーの回転を規制させて前記第2シートを前記突出位置で停止させる第2ステップと、を含むシート供給方法。

技術分野

0001

本発明は、シート供給装置、シート供給装置を備える画像形成装置、及びシート供給方法に関する。

背景技術

0002

プリンターのような画像形成装置は、画像が形成されるシートを供給するシート供給装置を備える。シート供給装置では、給紙カセットなどのシート積載部に積載された複数枚のシートのうち、最上位のシートがピックアップローラーなどの送出ローラーによって搬送路送出される。この種のシート供給装置では、送出ローラーによって複数枚のシートが搬送路に送出されることがある。この場合、搬送路で紙詰まりが発生するなどの不具合が生じることがある。これに対し、送出ローラーによって送出された複数枚のシートを最上位の第1シートと前記第1シートよりも下位の第2シートとに分離する分離機構を備えるシート供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

例えば、前記分離機構は、給送ローラーと、分離ローラーと、回転規制部とを有する。給送ローラーは、送出ローラーによって送出される第1シートを搬送する。分離ローラーは、給送ローラーと対向して設けられ、給送ローラーとの間でニップ部を形成する。回転規制部は、分離ローラーの回転軸に接続されて、前記ニップ部を通過するシートから伝達される回転駆動力が予め定められた閾値以下である場合に分離ローラーの回転を規制して分離ローラーを停止させる。前記分離機構では、前記ニップ部を通過するシートが複数枚である場合に、前記ニップ部を通過するシートから伝達される回転駆動力が前記閾値以下となる。これにより、分離ローラーの回転が回転規制部によって規制されて分離ローラーが停止する。そのため、前記ニップ部を通過する複数枚のシートのうち、最上位の第1シートよりも下位の第2シートは、回転が停止した分離ローラーとの接触摩擦力によって移動が規制される。従って、送出ローラーにより送出された複数枚のシートが第1シートと第2シートとに分離される。

先行技術

0004

特開2000−72267号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、シート供給装置では、シート積載部から送出された複数枚のシートが前記ニップ部で分離される際に、第1シートと回転が停止した分離ローラーの表面とが接触してスティックスリップが発生することがある。この場合、分離ローラーが振動して、分離ローラーから異音が発生することがある。

0006

本発明の目的は、シート積載部から送出される複数枚のシートが分離される際の異音の発生を抑制可能なシート供給装置、画像形成装置、及びシート供給方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一の局面に係るシート供給装置は、シート積載部と、送出ローラーと、給送ローラーと、分離ローラーと、回転規制部と、重送検出部と、回転制御部とを備える。前記シート積載部には、複数枚のシートが積載される。前記送出ローラーは、前記シート積載部に積載される複数枚のシートのうち最上位の第1シートと接触して前記第1シートを搬送路に送出する。前記給送ローラーは、前記送出ローラーによって送出される前記第1シートの上面と接触して前記第1シートを搬送する。前記分離ローラーは、前記給送ローラーと対向して設けられ、前記給送ローラーとの間でニップ部を形成する。前記回転規制部は、前記分離ローラーの回転軸に接続されて、前記送出ローラーによって前記第1シートと共に送出された前記第1シートよりも下位の第2シートが前記ニップ部に搬送された場合に、前記分離ローラーの回転を規制して前記分離ローラーを停止させて前記第2シートを前記第1シートから分離させる。前記重送検出部は、前記送出ローラーから前記ニップ部に至る間で前記第2シートを検出する。前記回転制御部は、前記重送検出部によって前記第2シートが検出された場合に、前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制を解除して前記分離ローラーを回転させて前記第2シートの前記送出ローラーによる送出方向の先端を前記ニップ部を越えた突出位置まで搬送させ、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記回転規制部に前記分離ローラーの回転を規制させて前記第2シートを前記突出位置で停止させる。

0008

本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート供給装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記シート供給装置により供給されるシートに画像データに基づく画像を形成することが可能である。

0009

本発明の他の局面に係るシート供給方法は、複数枚のシートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に積載される複数枚のシートのうち最上位の第1シートと接触して前記第1シートを搬送路に送出する送出ローラーと、前記送出ローラーによって送出される前記第1シートの上面と接触して前記第1シートを搬送する給送ローラーと、前記給送ローラーと対向して設けられ、前記給送ローラーとの間でニップ部を形成する分離ローラーと、前記分離ローラーの回転軸に接続されて、前記送出ローラーによって前記第1シートと共に送出された前記第1シートよりも下位の第2シートが前記ニップ部に搬送された場合に、前記分離ローラーの回転を規制して前記分離ローラーを停止させて前記第2シートを前記第1シートから分離させる回転規制部と、を備えるシート供給装置で実行され、以下の第1ステップ及び第2ステップを含む。前記第1ステップでは、前記送出ローラーから前記ニップ部に至る間で前記第2シートが検出される。前記第2ステップでは、前記第1ステップによって前記第2シートが検出された場合に、前記回転規制部による前記分離ローラーの回転規制が解除されて前記分離ローラーが回転されて前記第2シートの前記送出ローラーによる送出方向の先端が前記ニップ部を越えた突出位置まで搬送され、前記第2シートが前記突出位置に到達した後、前記回転規制部により前記分離ローラーの回転が規制されて前記第2シートが前記突出位置で停止される。

発明の効果

0010

本発明によれば、シート積載部から送出される複数枚のシートが分離される際の異音の発生を抑制することが可能である。

図面の簡単な説明

0011

図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシート供給部の構成を示す図である。
図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のリタードローラーの構成を示す図である。
図5は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の回転センサーの構成を示す図である。
図6は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のソレノイドの構成を示す図である。
図7は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のソレノイドの構成を示す図である。
図8は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置で実行される回転制御処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
図10は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のリタードローラーの構成を示す図である。

実施例

0012

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。

0013

[第1実施形態]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示される画像形成装置10の左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向D3を定義する。

0014

画像形成装置10は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能を有するプリンターである。また、本発明は、ファクシミリ装置コピー機、及び複合機などの画像形成装置に適用可能である。

0015

図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、画像形成部3、シート供給部4、制御部6、及び操作表示部7を備える。ここに、シート供給部4及び制御部6を備える装置が、本発明におけるシート供給装置の一例である。

0016

制御部6は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性記憶媒体である。前記RAMは、揮発性の記憶媒体である。前記EEPROMは、不揮発性の記憶媒体である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部6では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部6により統括的に制御される。なお、制御部6は、集積回路ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた他の制御部であってもよい。

0017

操作表示部7は、制御部6からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザー操作に応じて制御部6に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。

0018

[画像形成部3及びシート供給部4の構成]
次に、図1図4を参照しつつ、画像形成部3、及びシート供給部4について説明する。ここで、図3は、シート供給部4のピックアップローラー42、フィードローラー43、及びリタードローラー44の構成を示す断面模式図である。また、図4は、シート供給部4のリタードローラー44の構成を示す平面模式図である。

0019

画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて電子写真方式で画像を形成することが可能である。具体的に、画像形成部3は、図1に示されるように、感光体ドラム31、帯電ローラー32、光走査装置33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着装置37、シート排出路38、及び排紙トレイ39を備える。

0020

感光体ドラム31は、表面に静電潜像が形成される。

0021

帯電ローラー32は、感光体ドラム31の表面を帯電させる。例えば、帯電ローラー32は、感光体ドラム31の表面と接触して設けられる。帯電ローラー32は、不図示の電源から電圧印加される。これにより、帯電ローラー32と感光体ドラム31との間で放電が発生して、感光体ドラム31の表面が帯電される。

0022

光走査装置33は、感光体ドラム31の表面に静電潜像を形成する。具体的に、光走査装置33は、帯電ローラー32によって帯電された感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光を照射する。

0023

現像装置34は、トナーを用いて感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像を現像する。例えば、現像装置34は、図1に示されるように、感光体ドラム31の表面にトナーを供給する現像ローラー341を備える。なお、現像装置34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナーが補給される。

0024

転写ローラー35は、現像装置34によって感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像をシート供給部4から供給されるシートS(図1参照)に転写する。転写ローラー35は、感光体ドラム31と接触して設けられる。

0025

クリーニング装置36は、転写ローラー35によるトナー像の転写後の感光体ドラム31の表面を清掃する。例えば、クリーニング装置36は、感光体ドラム31の表面に残存するトナーを除去するブレード状クリーニング部材、及び前記クリーニング部材によって除去されたトナーを不図示のトナー収容容器まで搬送する搬送スクリューを備える。

0026

定着装置37は、転写ローラー35によってシートSに転写されたトナー像をシートSに溶融定着させる。例えば、定着装置37は、図1に示されるように、定着ローラー371及び加圧ローラー372を備える。定着ローラー371は、加圧ローラー372と接触して設けられ、シートSに転写されたトナー像を加熱してシートSに定着させる。加圧ローラー372は、定着ローラー371との間で形成されるニップ部を通過するシートSを加圧する。

0027

シート排出路38は、転写ローラー35によるトナー像の転写位置P1(図1参照)及び排紙トレイ39の間に形成されるシートSの移動通路である。例えば、シート排出路38は、画像形成装置10の筐体内に設けられた一対のガイド部材により形成される。図1に示されるように、シート排出路38には、定着装置37、及び排紙ローラー38Aが配置される。排紙ローラー38Aは、不図示のモーターから伝達される回転駆動力を受けて回転することで、定着装置37によってトナー像が定着されたシートSを排紙トレイ39に排出する。

0028

シート供給部4は、画像形成部3にシートSを供給する。具体的に、シート供給部4は、図1図3、及び図4に示されるように、シート供給路40、給紙カセット41、ピックアップローラー42、フィードローラー43、リタードローラー44、回転規制部45、レジストローラー46、回転センサー47、ソレノイド48、及び重送センサー49を備える。

0029

シート供給路40は、フィードローラー43とリタードローラー44との間に形成されるニップ部P2(図3参照)から転写位置P1(図1参照)までの間に形成されるシートSの移動通路である。例えば、シート供給路40は、画像形成装置10の筐体内に設けられた一対のガイド部材により形成される。図1に示されるように、シート供給路40は、ニップ部P2から前後方向D2の後方向に向けて上方へ傾斜した後、上方へ屈曲している。図1に示されるように、シート供給路40には、レジストローラー46が配置される。

0030

給紙カセット41には、画像形成部3によって画像が形成される複数枚のシートSが積載される。図1に示されるように、給紙カセット41は、画像形成装置10の筐体の底部に設けられる。例えば、給紙カセット41には、紙、コート紙、ハガキ封筒、及びOHPシートなどのシート材料が積載される。給紙カセット41は、積載された複数枚のシートSのうち、最上位の第1シートS1(図3参照)をピックアップローラー42との接触位置まで持ち上げる不図示のリフト板を有する。前記リフト板は、給紙カセット41の底部に設けられる。ここに、給紙カセット41が、本発明におけるシート積載部の一例である。

0031

ピックアップローラー42は、給紙カセット41に積載される複数枚のシートSのうち、最上位の第1シートS1(図3参照)と接触して第1シートS1をシート供給路40に送出する。図1に示されるように、ピックアップローラー42は、給紙カセット41の前後方向D2における後方端の上方に設けられる。ピックアップローラー42は、図3に示されるように、左右方向D3に沿って延在する回転軸42Aを有する。例えば、画像形成装置10には、ピックアップローラー42の回転軸42A及びフィードローラー43の回転軸43Aを回転可能に支持する不図示のローラーホルダーが設けられている。回転軸42Aは、前記ローラーホルダーによって回転可能に支持される。ピックアップローラー42は、不図示のモーターからフィードローラー43に伝達される回転駆動力を、フィードローラー43の回転軸43Aに設けられた不図示のギヤを介して受けることで、回転方向D4に沿って回転する。これにより、ピックアップローラー42は、給紙カセット41の前記リフト板によって持ち上げられた複数枚のシートSのうち、最上位の第1シートS1をシート供給路40に送出方向D5に沿って送出する。ピックアップローラー42によって送出される第1シートS1は、給紙カセット41に設けられたガイド部材41A(図3参照)によってニップ部P2まで導かれる。ここに、ピックアップローラー42が、本発明における送出ローラーの一例である。また、シート供給路40が、本発明における搬送路の一例である。

0032

ここで、画像形成装置10では、給紙カセット41において第1シートS1よりも下位の第2シートS2(図3参照)が、ピックアップローラー42によって第1シートS1と共にシート供給路40に送出されることがある。即ち、シート供給路40においてシートの重送が発生することがある。シートの重送が発生すると、シート供給路40又はシート排出路38で紙詰まりが発生するなどの不具合が生じることがある。画像形成装置10では、以下に説明するフィードローラー43、リタードローラー44、及び回転規制部45によって、第1シートS1と共に送出された第2シートS2が第1シートS1から分離される。

0033

フィードローラー43は、ピックアップローラー42によって送出される第1シートS1の上面と接触して、第1シートS1を搬送する。図3に示されるように、フィードローラー43は、ピックアップローラー42より送出方向D5の下流側で、ピックアップローラー42によって送出される第1シートS1の上面と対向して設けられる。フィードローラー43は、左右方向D3に沿って延在する回転軸43Aを有する。例えば、回転軸43Aは、前記ローラーホルダーによって回転可能に支持される。フィードローラー43は、不図示のモーターから伝達される回転駆動力を受けて回転方向D6に沿って回転する。ここに、フィードローラー43が、本発明における給送ローラーの一例である。

0034

リタードローラー44は、フィードローラー43と対向して回転可能に設けられ、フィードローラー43との間でニップ部P2を形成する。リタードローラー44は、左右方向D3に沿って延在する回転軸44Aを有する。例えば、画像形成装置10には、図3に示されるように、リタードローラー44の回転軸44Aを回転可能に支持するローラーホルダー44Bが設けられている。回転軸44Aは、ローラーホルダー44Bによって回転可能に支持される。リタードローラー44は、回転軸44Aに固定されており、回転軸44Aと一体に回転する。ここに、リタードローラー44が、本発明における分離ローラーの一例である。

0035

リタードローラー44は、フィードローラー43の表面に接触可能にフィードローラー43側へ付勢される。例えば、ローラーホルダー44Bは、リタードローラー44がニップ部P2でフィードローラー43と接触する第1位置P7(図3参照)と、リタードローラー44がフィードローラー43から離間する第2位置P8(第3参照)との間を揺動可能に設けられている。例えば、ローラーホルダー44Bは、不図示の移動機構により第1位置P7と第2位置P8との間を揺動する。また、ローラーホルダー44Bは、画像形成装置10の内部フレームに一端が支持された不図示のコイルばねなどの付勢部材によって付勢されることで、第1位置P7側へ付勢される。これにより、ニップ部P2において第1シートS1の上面がフィードローラー43の表面に押し当てられる。従って、ニップ部P2を通過する第1シートS1は、回転駆動力を受けて回転方向D6に沿って回転するフィードローラー43との接触摩擦力により送出方向D5に沿った搬送力を付与される。フィードローラー43から搬送力を付与された第1シートS1は、レジストローラー46まで搬送される。一方、リタードローラー44は、給紙カセット41から送出されたシートSが第1シートS1のみである場合は、第1シートS1との接触摩擦力により回転方向D7に沿って従動回転する。

0036

回転規制部45は、ピックアップローラー42によって第1シートS1と共に送出された第2シートS2がニップ部P2に搬送された場合に、リタードローラー44の回転を規制してリタードローラー44を停止させて、第2シートS2を第1シートS1から分離させる。具体的に、回転規制部45は、ニップ部P2を通過するシートSとリタードローラー44との接触摩擦力によりフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転方向D7に沿った回転駆動力が予め定められた閾値以下である場合に、リタードローラー44の回転を規制するトルクリミッターである。図4に示されるように、回転規制部45は、リタードローラー44の左右方向D3における右方に設けられており、リタードローラー44の回転軸44Aの右側端部に接続されている。具体的に、回転規制部45は、ニップ部P2を通過するシートSとリタードローラー44との接触摩擦力によりフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転方向D7に沿った回転駆動力が前記閾値以下である場合には、回転軸44Aを回転不能に固定して回転軸44Aの回転を停止させる。一方、回転規制部45は、ニップ部P2を通過するシートSとリタードローラー44との接触摩擦力によりフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転方向D7に沿った回転駆動力が前記閾値を超える場合には、回転軸44Aの固定を解除して回転軸44Aを空転させる。

0037

図3において、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1のみである場合、リタードローラー44は、第1シートS1との接触摩擦力により第1シートS1を介してフィードローラー43から回転方向D7に沿った回転駆動力を伝達される。一方、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1及び第2シートS2である場合、第1シートS1と第2シートS2との間に働く摩擦力が第2シートS2とリタードローラー44との間に働く摩擦力より弱いため、第1シートS1が第2シートS2の上面を摺動する。そのため、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1及び第2シートS2である場合にシートSを介してフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転駆動力は、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1のみである場合よりも弱くなる。

0038

回転規制部45の前記閾値は、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1のみである場合に第1シートS1との接触摩擦力によりシートSを介してフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転駆動力より低い値に設定されている。また、前記閾値は、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1及び第2シートS2である場合に第2シートS2との接触摩擦力によりシートSを介してフィードローラー43からリタードローラー44に伝達される回転駆動力より高い値に設定されている。これにより、ニップ部P2を通過するシートSが第1シートS1及び第2シートS2である場合に、リタードローラー44の回転が回転規制部45によって規制されて停止される。そのため、第1シートS1と共に送出された第2シートS2は、回転が停止されたリタードローラー44との接触摩擦力により送出方向D5に沿った移動が停止される。従って、ニップ部P2で第1シートS1と第2シートS2とが分離される。

0039

レジストローラー46は、シート供給路40において回転可能に設けられる。レジストローラー46は、不図示のモーターから伝達される回転駆動力を受けて回転することによって、シート供給路40に送出された第1シートS1を転写位置P1(図1参照)に送出する。

0040

画像形成部3では、シート供給部4によって供給される第1シートS1に以下の手順で画像が形成される。まず、帯電ローラー32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置33によって感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。

0041

そして、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像は現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像は、図1に示される回転方向D8に沿って回転する感光体ドラム31により転写ローラー35による転写位置P1まで搬送される。

0042

一方、シート供給部4は、画像形成部3による画像形成動作並行して、転写位置P1に第1シートS1を供給する。具体的に、給紙カセット41は、前記リフト板を用いて給紙カセット41に収納されているシートSのうち最上位の第1シートS1をピックアップローラー42との接触位置まで持ち上げる。ピックアップローラー42は、前記接触位置まで持ち上げられた第1シートS1をシート供給路40に送出する。ピックアップローラー42によって送出された第1シートS1は、フィードローラー43によってレジストローラー46に送出される。なお、ピックアップローラー42によって第1シートS1と共に第2シートS2が送出された場合には、回転規制部45によってリタードローラー44の回転が停止される。これにより、第1シートS1と共に送出された第2シートS2は、ニップ部P2で第1シートS1から分離される。

0043

レジストローラー46は、感光体ドラム31によってトナー像が転写位置P1へ搬送されるタイミングに合わせて、転写位置P1に第1シートS1を送出する。例えば、画像形成装置10では、シート供給路40におけるレジストローラー46よりも送出方向D5の上流側に、第1シートS1の通過を検出可能な不図示のセンサーが設けられている。制御部6は、前記センサーによって第1シートS1の通過が検出された場合に、レジストローラー46の回転を停止させた状態でフィードローラー43を予め定められた時間の間だけ回転させる。これにより、第1シートS1の先端が、レジストローラー46とレジストローラー46に対向して設けられた従動ローラー46A(図1参照)との間に形成されるニップ部に突き当てられて、第1シートS1のスキュー補正される。また、制御部6は、前記センサーによる第1シートS1の通過の検出タイミングに基づいて、レジストローラー46による第1シートS1の送出タイミングを設定する。そして、レジストローラー46は、制御部6により設定された前記送出タイミングに基づいて、第1シートS1を転写位置P1に送出する。これにより、前記送出タイミングで転写位置P1に送出された第1シートS1の表面に感光体ドラム31によって搬送されるトナー像が転写されて、第1シートS1に画像が形成される。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーは、クリーニング装置36により除去される。

0044

転写位置P1でトナー像が転写された第1シートS1は、感光体ドラム31及び転写ローラー35の回転によりシート排出路38に沿って搬送されて定着装置37に送出される。定着装置37では、定着ローラー371及び加圧ローラー372により、第1シートS1に転写されたトナー像が加熱圧縮される。これにより、トナー像が第1シートS1に溶融定着する。定着装置37でトナー像が定着された第1シートS1は、定着ローラー371及び加圧ローラー372の回転によりシート排出路38に沿って搬送されて排紙ローラー38Aに送出される。排紙ローラー38Aは、定着装置37から送出された画像形成後の第1シートS1を排紙トレイ39に排出する。

0045

ところで、画像形成装置10では、給紙カセット41から送出された第1シートS1及び第2シートS2がニップ部P2(図3参照)で分離される際に、ニップ部P2より送出方向D5の下流側で第1シートS1と回転が停止したリタードローラー44の表面とが接触してスティックスリップが発生することがある。この場合、リタードローラー44が振動して、リタードローラー44から異音が発生することがある。これに対し、画像形成装置10では、以下に説明するように、給紙カセット41から送出される第1シートS1及び第2シートS2がニップ部P2で分離される際の異音の発生が抑制される。

0046

以下、図2図7を参照しつつ、回転センサー47、ソレノイド48、及び重送センサー49について説明する。ここで、図5は、回転センサー47及び被検出部材44Cの構成を示す斜視図である。また、図6及び図7は、回転規制部45及びソレノイド48の構成を示す斜視図である。なお、図5では、被検出部材44Cの低反射領域44Dにハッチングが施されている。また、図6では、ソレノイド48のリンク部材48Aが連結位置P5(図4参照)に配置された状態が示されている。また、図7では、ソレノイド48のリンク部材48Aが解除位置P6(図4参照)に配置された状態が示されている。

0047

回転センサー47は、リタードローラー44の回転の有無を検出することが可能である。例えば、回転センサー47は、発光部及び受光部を有する反射型光センサーである。ここに、回転センサー47が、本発明における第1センサーの一例である。なお、回転センサー47は、透過型の光センサーであってもよい。また、回転センサー47は、リタードローラー44の回転の有無を検出可能な光センサーとは異なる種類のセンサーであってもよい。

0048

例えば、画像形成装置10では、図5に示されるように、リタードローラー44の左右方向D3における左側部に、ローラー状の被検出部材44Cが設けられている。被検出部材44Cは、回転軸44Aに固定されており、回転軸44Aと一体に回転する。回転センサー47は、被検出部材44Cの外周面に対向して設けられる。被検出部材44Cは、外周方向に沿って等間隔に配置された複数の低反射領域44Dを有する。低反射領域44Dは、被検出部材44Cの外周面における他の領域より反射率が低い領域である。例えば、被検出部材44Cの外周面は、白色の樹脂により形成される。一方、低反射領域44Dは、被検出部材44Cの外周面に黒色シール部材貼付されて形成される。

0049

回転センサー47の前記発光部は、被検出部材44Cの外周面へ光を出射する。また、回転センサー47の前記受光部は、前記発光部から出射されて被検出部材44Cの外周面で反射された光を受光する。回転センサー47は、前記受光部で受光される光の光量に応じた電気信号を出力する。回転センサー47から出力される電気信号は、制御部6に入力される。

0050

ソレノイド48は、回転規制部45によるリタードローラー44の回転の規制を解除することが可能である。具体的に、ソレノイド48は、画像形成装置10の内部フレームに固定して設けられる。また、ソレノイド48は、図6に示されるように、回転規制部45と連結可能なリンク部材48Aを有する。即ち、画像形成装置10において、回転規制部45は、ソレノイド48のみを介して画像形成装置10の内部フレームに支持される。例えば、ソレノイド48は、制御部6から入力される制御信号に応じて、リンク部材48Aを左右方向D3に沿って変位させる。

0051

図6及び図7に示されるように、回転規制部45の左右方向D3における右側面には、一対の扇型状の切欠きを有する被連結部45Aが形成されている。一方、リンク部材48Aの左右方向D3における左端部には、被連結部45Aの前記切欠きと係合可能な連結部48Bが形成されている。被連結部45A及び連結部48Bは、ローラーホルダー44Bが第1位置P7に配置されている場合に、係合することが可能である。なお、被連結部45A及び連結部48Bの形状は上述のものに限られず、互いに係合可能な形状であればよい。

0052

ソレノイド48は、リンク部材48Aを回転規制部45と連結して回転規制部45にリタードローラー44の回転を規制させる連結位置P5(図4参照)と、回転規制部45との連結を解除して回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制を解除する解除位置P6(図4参照)との間で変位させることが可能である。

0053

具体的に、リンク部材48Aは、制御部6からソレノイド48に制御信号が入力されていない間は、図6に示されるように、連結部48Bが被連結部45Aと連結可能な連結位置P5(図4参照)に配置される。例えば、ソレノイド48の内部には、リンク部材48Aを左右方向D3の左方向へ付勢する不図示の付勢部材が設けられている。リンク部材48Aは、前記付勢部材によって付勢されて連結位置P5に配置され、被連結部45Aと連結する。この状態において、回転規制部45は、ソレノイド48を介して画像形成装置10の内部フレームに支持され、リタードローラー44の回転を規制することが可能である。

0054

一方、ソレノイド48は、制御部6から制御信号が入力されると、図7に示されるように、リンク部材48Aを、連結部48Bと被連結部45Aとの連結が解除される解除位置P6(図4参照)に変位させる。例えば、ソレノイド48は、内部に設けられた電磁石励磁して、前記付勢部材による付勢力に抗ってリンク部材48Aを前記電磁石に吸着させることで、リンク部材48Aを解除位置P6に変位させる。この状態において、回転規制部45は、リタードローラー44の回転軸44Aと一体に回転し、リタードローラー44の回転を規制する機能を失う。そのため、回転規制部45によるリタードローラー44の回転の規制が解除される。

0055

その後、ソレノイド48は、制御部6からの制御信号の入力が停止されると、前記電磁石の励磁を停止する。これにより、リンク部材48Aが前記付勢部材によって付勢されて連結位置P5(図4参照)に変位され、リンク部材48Aの連結部48Bと回転規制部45の被連結部45Aとが係合して、ソレノイド48と回転規制部45が連結される。なお、リンク部材48Aが連結位置P5に変位された際に連結部48Bと被連結部45Aとが係合しないことがある。この場合でも、リタードローラー44が回転する際には、前記付勢部材により連結部48Bが被連結部45Aに押し付けられた状態で回転規制部45が回転軸44Aと一体に回転するため、連結部48Bと被連結部45Aとが係合することが可能である。

0056

なお、ローラーホルダー44Bは、給紙カセット41からシートSが搬送される際には、前記移動機構により第1位置P7に配置される。また、前記移動機構によりローラーホルダー44Bが揺動される際には、ソレノイド48によりリンク部材48Aが解除位置P6に配置される。

0057

重送センサー49は、ニップ部P2よりも送出方向D5下流側の検出位置P3(図3参照)でシートの重送を検出することが可能である。例えば、重送センサー49は、検出位置P3を通過するシートSの枚数に応じた超音波減衰量に基づいてシートの重送の有無を検出する超音波センサーである。ここに、重送センサー49が、本発明における第3センサーの一例である。また、検出位置P3が、本発明における突出位置の一例である。なお、重送センサー49は、透過型の光センサーであってもよい。

0058

具体的に、重送センサー49は、図3に示されるように、シート供給路40を挟んで対向して配置された発信部49A及び受信部49Bを有する。発信部49Aは、シート供給路40に向けて超音波を発信する。受信部49Bは、発信部49Aから発信された超音波を受信する。重送センサー49は、受信部49Bで受信された超音波の強度に応じた電気信号を出力する。重送センサー49から出力される電気信号は、制御部6に入力される。

0059

一方、制御部6の前記ROMには、制御部6の前記CPUに後述の回転制御処理(図8のフローチャート参照)を実行させるための回転制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記回転制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から前記EEPROMにインストールされてもよい。

0060

そして、制御部6は、図2に示されるように、重送検出部61、及び回転制御部62を含む。具体的に、制御部6の前記CPUは、前記ROMに記憶された前記回転制御プログラムを実行する。これにより、制御部6は、重送検出部61、及び回転制御部62として機能する。

0061

重送検出部61は、ピックアップローラー42からニップ部P2に至る間で第2シートS2を検出する。

0062

例えば、重送検出部61は、回転センサー47を用いて、ニップ部P2で第2シートS2を検出する。例えば、重送検出部61は、ピックアップローラー42によるシートSの送出時から予め定められた検出時間が経過するまでの間に回転センサー47によってリタードローラー44の回転の停止が検出された場合に、ニップ部P2で第2シートS2が検出されたと判断する。例えば、前記検出時間は、ピックアップローラー42によるシートSの送出時から、送出されたシートSの後端がニップ部P2を通過するまでの間に相当する時間である。

0063

なお、画像形成装置10において、重送センサー49が、ニップ部P2よりも送出方向D5上流側の検出位置P4(図3参照)でシートの重送を検出可能に設けられていてもよい。この場合、重送検出部61は、重送センサー49を用いて、検出位置P4で第2シートS2を検出してもよい。ここに、検出位置P4でシートの重送を検出可能に設けられた場合の重送センサー49が、本発明における第2センサーの一例である。また、検出位置P4が、本発明における検出位置の一例である。

0064

回転制御部62は、重送検出部61によって第2シートS2が検出された場合に、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制を解除してリタードローラー44を回転させて、第2シートS2のピックアップローラー42による送出方向D5の先端をニップ部P2を越えた検出位置P3まで搬送させる。また、回転制御部62は、第2シートS2が検出位置P3に到達した後、回転規制部45にリタードローラー44の回転を規制させて、第2シートS2を検出位置P3で停止させる。

0065

具体的に、回転制御部62は、重送検出部61によって第2シートS2が検出された場合に、ソレノイド48に制御信号を入力して、ソレノイド48にリンク部材48Aを連結位置P5から解除位置P6に変位させる。これにより、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制が解除されて、リタードローラー44が第2シートS2を介してフィードローラー43に従動して、回転方向D7(図3参照)に沿って回転する。従って、第2シートS2における送出方向D5の先端がニップ部P2を越えて搬送される。

0066

また、回転制御部62は、第2シートS2が検出位置P3に到達した後、ソレノイド48への制御信号の入力を停止して、ソレノイド48にリンク部材48Aを解除位置P6から連結位置P5に変位させる。これにより、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制が働き、フィードローラー43に従動したリタードローラー44の回転が停止する。従って、第2シートS2が検出位置P3で停止される。

0067

例えば、回転制御部62は、重送センサー49によって検出位置P3でシートの重送が検出された場合に、ソレノイド48にリンク部材48Aを解除位置P6から連結位置P5に変位させる。即ち、回転制御部62は、重送センサー49によって検出位置P3でシートの重送が検出されるまでの間、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制を解除する。

0068

なお、回転制御部62は、回転センサー47によって検出されるリタードローラー44の回転量が予め定められた基準値を超えるまでの間、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制を解除してもよい。

0069

[回転制御処理]
以下、図8を参照しつつ、画像形成装置10において制御部6により実行される回転制御処理の手順の一例と共に、本発明におけるシート供給方法の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部6により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記回転制御処理は、ピックアップローラー42によってシートSがシート供給路40に送出される度に実行される。

0070

<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部6は、ピックアップローラー42からニップ部P2(図3参照)に至る間で第2シートS2が検出されたか否かを判断する。ここに、ステップS11の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部6の重送検出部61により実行される。

0071

例えば、制御部6は、回転センサー47を用いて、ニップ部P2で第2シートS2を検出する。例えば、制御部6は、ピックアップローラー42によるシートSの送出時から前記検出時間が経過するまでの間に回転センサー47によってリタードローラー44の回転の停止が検出された場合に、ニップ部P2で第2シートS2が検出されたと判断する。

0072

ここで、制御部6は、ピックアップローラー42からニップ部P2に至る間で第2シートS2が検出されたと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、ピックアップローラー42からニップ部P2に至る間で第2シートS2が検出されていなければ(S11のNo側)、制御部6は、前記回転制御処理を終了させる。

0073

<ステップS12>
ステップS12において、制御部6は、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制を解除して、リタードローラー44を回転させる。

0074

例えば、制御部6は、ソレノイド48に制御信号を入力して、ソレノイド48にリンク部材48Aを連結位置P5(図4参照)から解除位置P6に変位させる。これにより、回転規制部45によるリタードローラー44の回転の規制が解除されて、リタードローラー44が第2シートS2を介してフィードローラー43に従動して、回転方向D7(図3参照)に沿って回転する。従って、第2シートS2における送出方向D5の先端がニップ部P2を越えて搬送される。

0075

<ステップS13>
ステップS13において、制御部6は、重送センサー49によって検出位置P3でシートの重送が検出されたか否かを判断する。

0076

ここで、制御部6は、重送センサー49によって検出位置P3でシートの重送が検出されたと判断すると(S13のYes側)、処理をステップS14に移行させる。また、重送センサー49によって検出位置P3でシートの重送が検出されていなければ(S13のNo側)、制御部6は、ステップS13で検出位置P3におけるシートの重送の検出を待ち受ける。

0077

なお、ステップS13では、制御部6によって回転センサー47により検出されるリタードローラー44の回転量が前記基準値を超えたか否かが判断されてもよい。

0078

<ステップS14>
ステップS14において、制御部6は、回転規制部45にリタードローラー44の回転を規制させて、リタードローラー44の回転を停止させる。ここに、ステップS12〜ステップS14の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部6の回転制御部62により実行される。

0079

例えば、制御部6は、ソレノイド48への制御信号の入力を停止する。これにより、ソレノイド48のリンク部材48Aは、前記付勢部材によって付勢されて連結位置P5(図4参照)に配置され、被連結部45Aと連結する。そのため、回転規制部45によるリタードローラー44の回転規制が働き、フィードローラー43に従動したリタードローラー44の回転が停止する。従って、第2シートS2が、検出位置P3で停止される。

0080

なお、制御部6は、ピックアップローラー42によるシートSの送出時から前記検出時間が経過した後に、ピックアップローラー42及びフィードローラー43を逆回転させて、第2シートS2を給紙カセット41に戻してもよい。また、画像形成装置10において、第1シートS1の次のシートの搬送が検出位置P3から開始されてもよい。

0081

このように、前記回転制御処理では、ピックアップローラー42からニップ部P2に至る間で第2シートS2が検出された場合に、第2シートS2における送出方向D5の先端がニップ部P2を越えて検出位置P3まで搬送される。これにより、ニップ部P2より送出方向D5の下流側における第1シートS1とリタードローラー44の表面との接触が回避される。従って、給紙カセット41から送出される第1シートS1及び第2シートS2がニップ部P2で分離される際の異音の発生が抑制される。

0082

[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置10について説明する。第2実施形態では、シート供給部4の構成の一部が前述の第1実施形態とは異なる。なお、その他の部分の構成は、第2実施形態と前述の第1実施形態とで共通である。そのため、以下の説明においては、第2実施形態のうち、前述の第1実施形態と共通する構成については第1実施形態の構成と同じ符号を付し示すことによりその詳細な説明を省略する。

0083

具体的に、第2実施形態に係る画像形成装置10では、図10に示されるように、リタードローラー44が、動力伝達機構51を介して駆動源50に接続されている。また、図9に示されるように、ソレノイド48に替え電磁クラッチ52が設けられている。また、図10に示されるように、リタードローラー44の回転軸44Aが、画像形成装置10の内部フレームに設けられた軸受け44Eによって回転可能に支持されている。なお、第2実施形態では、回転規制部45は画像形成装置10の内部フレームに固定して設けられる。

0084

駆動源50は、リタードローラー44に伝達される回転駆動力を生成する。例えば、駆動源50はモーターである。なお、駆動源50で生成される回転駆動力は、ピックアップローラー42及びフィードローラー43に伝達されてもよい。

0085

動力伝達機構51は、駆動源50で生成される回転駆動力をリタードローラー44に伝達する。図10に示されるように、動力伝達機構51は、回転軸51Aと、ギヤ51Bと、ギヤ51Cとを有する。回転軸51Aは、電磁クラッチ52を介して駆動源50の回転軸50Aに接続される。ギヤ51Bは、回転軸51Aに設けられる。ギヤ51Cは、リタードローラー44の回転軸44Aにおいてギヤ51Bと噛合して設けられる。

0086

電磁クラッチ52は、図10に示されるように、駆動源50からリタードローラー44への回転駆動力の伝達経路上に設けられる。電磁クラッチ52は、制御部6からの制御信号の入力の有無に応じて、駆動源50からリタードローラー44への回転駆動力の伝達及び遮断切替可能である。

0087

例えば、電磁クラッチ52は、図10に示されるように、駆動源50の回転軸50A、及び動力伝達機構51の回転軸51Aに接続される。電磁クラッチ52は、制御部6から制御信号が入力されている場合は、回転軸50Aと回転軸51Aとを接続して、駆動源50から伝達される回転駆動力をリタードローラー44に伝達する。一方、電磁クラッチ52は、制御部6からの制御信号の入力が停止された場合は、回転軸50Aと回転軸51Aとの接続を解除して、駆動源50からのリタードローラー44への回転駆動力の伝達を遮断する。

0088

第2実施形態に係る画像形成装置10では、回転制御部62が、第1実施形態のソレノイド48に替えて、電磁クラッチ52に制御信号を入力する。即ち、第2実施形態において、回転制御部62は、重送検出部61によって第2シートS2が検出された場合に、電磁クラッチ52に制御信号を入力して、電磁クラッチ52に駆動源50からの回転駆動力をリタードローラー44に伝達させる。また、回転制御部62は、第2シートS2が検出位置P3に到達した後、電磁クラッチ52への制御信号の入力を停止して、電磁クラッチ52に駆動源50からリタードローラー44への回転駆動力の伝達を遮断させる。これにより、第1実施形態と同様に、リタードローラー44の回転が回転制御部62により制御される。従って、第1実施形態と同様に、給紙カセット41から送出される第1シートS1及び第2シートS2がニップ部P2で分離される際の異音の発生が抑制される。

0089

3画像形成部
4シート供給部
6 制御部
7操作表示部
10画像形成装置
40シート供給路
41給紙カセット
42ピックアップローラー
43フィードローラー
44リタードローラー
45回転規制部
46レジストローラー
47回転センサー
48ソレノイド
48Aリンク部材
49重送センサー
50駆動源
51動力伝達機構
52電磁クラッチ
61重送検出部
62回転制御部

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