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技術 ピロー包装のエンドシール部の折り曲げ装置及び方法

出願人 日清食品ホールディングス株式会社
発明者 安田茂中島寿一
出願日 2016年3月31日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-070675
公開日 2017年10月5日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-178397
状態 特許登録済
技術分野 基本的包装技術3(容器の閉鎖(2))
主要キーワード 速度可変式 本ストッパー フリー端 板状体間 コンベア進行方向 両コンベア間 中央シール 導入コンベア
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

ピロー包装体において、エンドシールの折り曲げ・当該折り曲げを定着させる新しい構成を有する装置を開発することを課題とした。

解決手段

ピロー包装体自体を回転させることによって、当該エンドシール部をコンベア面に押し付けてその折り曲げ向きを強制する。続いて、当該状態において、折り曲げ部分を加熱することによって、エンドシール部の折り曲げを定着させる。また、包装体の回転時において、当該包装体のコンベア進行方向の後部近傍を持ち上げることで、包装体の回転が容易になり好ましい。

概要

背景

ピロー包装は種々の産業分野で利用されている包装技術である。ピロー包装には主として横ピロー包装縦ピロー包装がある。横ピロー包装では略水平方向に対象物(対象物)をコンベア搬送し、当該対象物の上部から帯状包装シート包含しつつ被せて、当該包装シートを搬送方向と同じ向きにセンターシール(背中シール)して筒状体をつくる。
その後、対象物ごとに搬送方向と垂直の方向に包装シートを上下シール(エンドシール横シール)して対象物を密封し、当該エンドシール部の中央部付近カットすることによって個包装ピロー包装体を完成させる。
各ピロー包装体には、エンドシール部をカットした後においても、エンドシール部のシール部分の一部がそれぞれのピロー包装体に残存する状態となる。このエンドシール部は部とも称されるが、この残存したエンドシール部は通常略水平状態に突出した状態となっている。

ところが、当該ピロー包装体の複数個を箱詰め等する場合には、当該エンドシール部が邪魔になる場合が多い。そこで、当該エンドシール部をピロー包装体の側面部に折り曲げ平坦状として、またこの折り曲げを定着させる手法が必要となる。
このような問題を解決する技術として例えば、以下の先行技術が開示されている。

概要

ピロー包装体において、エンドシールの折り曲げ・当該折り曲げを定着させる新しい構成を有する装置を開発することを課題とした。ピロー包装体自体を回転させることによって、当該エンドシール部をコンベア面に押し付けてその折り曲げ向きを強制する。続いて、当該状態において、折り曲げ部分を加熱することによって、エンドシール部の折り曲げを定着させる。また、包装体の回転時において、当該包装体のコンベア進行方向の後部近傍を持ち上げることで、包装体の回転が容易になり好ましい。

目的

そこで、本発明者らは、ピロー包装体において、エンドシールの折り曲げ・当該折り曲げを定着させる新しい装置を開発することを課題とした。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

1)横ピロー包装包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送機構と、2)前記ピロー包装体の搬送を停止させる機構と、3)前記停止されたピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる機構と、4)前記包装体の搬送を再開させる機構と、5)前記包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面を加熱する機構と、を備えた、ピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。

請求項2

前記3)の機構が、3−1)停止させたピロー包装体について、コンベア進行方向に向かって左右の側面部を一対の押圧部材により押圧して保持する機構と、3−2)前記一対の押圧部材を回転させることにより前記保持されたピロー包装体を90°回転させる機構によりものである請求項1に記載のピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。

請求項3

前記3−2)の機構において、さらに、前記ピロー包装体の搬送方向に向かって後部近傍を持ち上げる機構を備えた請求項2に記載のピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。

請求項4

前記5)の機構が、正立したピロー包装体の上面及び/又は下面に接触する板状体を介して加熱される請求項1〜3のいずれかに記載のエンドシール部の折り曲げ装置。

請求項5

前記4)の機構において、さらに、包装体の搬送時に上部のエンドシール部を所定方向に折り曲げるための接触部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のエンドシール部の折り曲げ装置。

請求項6

1)横ピロー包装の包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送工程と、2)前記ピロー包装体の搬送を停止させる工程と、3)前記停止されたピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる工程と、4)前記包装体の搬送を再開させる工程と、5)前記包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面を加熱する工程と、を備えた、エンドシール部が折り曲げられたピロー包装体の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、ピロー包装エンドシール部分部)を折り曲げ、当該折り曲げを定着させる装置及び方法に関するに関する発明である。

背景技術

0002

ピロー包装は種々の産業分野で利用されている包装技術である。ピロー包装には主として横ピロー包装縦ピロー包装がある。横ピロー包装では略水平方向に対象物(対象物)をコンベア搬送し、当該対象物の上部から帯状包装シート包含しつつ被せて、当該包装シートを搬送方向と同じ向きにセンターシール(背中シール)して筒状体をつくる。
その後、対象物ごとに搬送方向と垂直の方向に包装シートを上下シール(エンドシール横シール)して対象物を密封し、当該エンドシール部の中央部付近カットすることによって個包装ピロー包装体を完成させる。
各ピロー包装体には、エンドシール部をカットした後においても、エンドシール部のシール部分の一部がそれぞれのピロー包装体に残存する状態となる。このエンドシール部は耳部とも称されるが、この残存したエンドシール部は通常略水平状態に突出した状態となっている。

0003

ところが、当該ピロー包装体の複数個を箱詰め等する場合には、当該エンドシール部が邪魔になる場合が多い。そこで、当該エンドシール部をピロー包装体の側面部に折り曲げて平坦状として、またこの折り曲げを定着させる手法が必要となる。
このような問題を解決する技術として例えば、以下の先行技術が開示されている。

先行技術

0004

特開2007−106489号特許文献1に記載の方法は、横ピロー包装において、上方向きにエンドシール部に折り曲げをつける方法であるが、耳折板のエンドシールへの接触時間が限られていることが予想される。さらに片側のみしか折り曲げをつけられないという難点がある。

発明が解決しようとする課題

0005

そこで、本発明者らは、ピロー包装体において、エンドシールの折り曲げ・当該折り曲げを定着させる新しい装置を開発することを課題とした。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らの鋭意研究の結果、従来までの方法では搬送中のピロー包装体に対してそのコンベア上での位置については変更せずに、エンドシール部を折り曲げる方法であることに着目した。そこで、当該方法とは異なりピロー包装体自体のコンベア上における位置を変える方法を検討した。

0007

その結果、ピロー包装体自体を回転させることによって、当該エンドシール部(耳部)をコンベア面に押し付けてその折り曲げ向きを強制する方法が有効であることを見出した。
さらに、当該状態において、折り曲げ部分を加熱することによって、エンドシール部の折り曲げを定着できることを見出して、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、より具体的にはピロー包装体自体をコンベアの搬送方向とは逆方向に90°回転させて、当該エンドシール部の一方をコンベアの接地面に押し付けることで、当該エンドシール部に所定方向に折り曲げられた状態とし、当該状態を維持させつつ前記包装体の搬送を再開させて、続けて、前記包装体の上面及び/又は下面を加熱して、エンドシール部に折り曲げを定着させる機構が有効であることを見出した。

0008

すなわち、本願第一の発明は、
「1)横ピロー包装の包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送機構と、
2)前記ピロー包装体の搬送を停止させる機構と、
3)前記停止されたピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる機構と、
4)前記包装体の搬送を再開させる機構と、
5)前記包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面を加熱する機構と
、を備えた、ピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。」、である。

0009

また、請求項1に記載の折り曲げ装置において、ピロー包装体の回転をコンベアの進行方向に向かって左右の側面部を一対の押圧部材により保持し、当該押圧部材を回転させる方法が有効であることを見出した。
すなわち、本願第二発明は、
「前記3)の機構が、
3−1)停止させたピロー包装体について、コンベア進行方向に向かって左右の側面部を一対の押圧部材により押圧して保持する機構と、
3−2)前記一対の押圧部材を回転させることにより前記保持されたピロー包装体を90°回転させる機構によりものである請求項1に記載のピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。」、である。

0010

次に、本発明者らは、前記の包装体の回転時において、当該包装体のコンベア進行方向の後部近傍を持ち上げることで、前記包装体の回転が容易になることを見出した。
すなわち、本願第三の発明は、
「前記3−2)の機構において、
さらに、前記ピロー包装体の搬送方向に向かって後部近傍を持ち上げる機構を備えた請求項2に記載のピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。」、である。

0011

次に、本発明者らは前記包装体の上面及び下面を加熱する工程は、正立したピロー包装体の上面及び/又は下面に接触する板状体を設けておき、この板状体を通過させつつ、当該板状体を介して加熱する方法が有効であることを見出した。
すなわち、本願第四の発明は、
「前記5)の機構が、正立したピロー包装体の上面及び/又は下面に接触する板状体を介して加熱される請求項1〜3のいずれかに記載のエンドシール部の折り曲げ装置。」、である。

0012

次に、本発明者らは、90°回転させた後の包装体の搬送を再開した後、当該包装体の上部のエンドシール部を折り曲げるための契機となるように、当該エンドシール部に接触する接触部を設けることが有効であることを見出した。
すなわち、本願第五の発明は、
「前記4)の機構において、
さらに、包装体の搬送時に上部のエンドシール部を所定方向に折り曲げるための接触部を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のエンドシール部の折り曲げ装置。」、である。

0013

次に、本発明者らは請求項1の装置が実現するピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ及びこの定着の方法について、本方法によるエンドシール部が折り曲げられたピロー包装体の製造方法も意図している。
すなわち、本願第六の発明は、
「1)横ピロー包装の包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送工程と、
2)前記ピロー包装体の搬送を停止させる工程と、
3)前記停止されたピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる工程と、
4)前記包装体の搬送を再開させる工程と、
5)前記包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面を加熱する工程と
、を備えた、エンドシール部が折り曲げられたピロー包装体の製造方法。」、である。

発明の効果

0014

本発明の各機構を備えた、ピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ及び当該折り曲げを定着装置及び方法を利用することで、ピロー包装体のエンドシール部(耳部)を折り曲げ、そしてその折り曲げを効率的に定着させることができる。

図面の簡単な説明

0015

本願発明の第一の実施態様のエンドシール部の折り曲げ装置の全体構成を含んだ模式図である。
ピロー包装体のコンベア上での搬送状態を示した斜視図である。
同種の包装対象物を複数個(5個)ピロー包装した場合のピロー包装体の斜視図である。
本発明の第一の実施態様においてピロー包装体の両側面部を保持しつつ、昇降ブラシを上昇させながら、ピロー包装体の回転を開始時の状態を示した模式図である。
本発明の第一の実施態様において図4の状態よりさらにピロー包装体を回転した状態を示した模式図である。
本発明の第一の実施態様においてピロー包装体を90°回転させた後、上下板状体の領域に順次搬送している状態を示した模式図である。

0016

導入コンベア
乗り移りコンベア
ストッパー
押圧板
アーム
11 上部板状体
13 下部板状体
15 上部ヒータプレート
17 下部ヒータプレート
19サイドコンベアベルト
21即席麺の包装体
23 5食パックの包装体
25昇降ブラシ
27 接触部(エンドシール部に対する)
PSピロー包装体
PS−E エンドシール部
PS−C中央シール

実施例

0017

以下に本発明の第一の実施態様について、以下に図面を参照しながら、本願発明について説明する。但し、本発明はこれらの実施態様に限定されるものでないことは勿論である。
本願第一の発明は、
“1)横ピロー包装の包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送機構と、
2)前記ピロー包装体の搬送を停止させる機構と、
3)前記停止されたピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる機構と、
4)前記包装体の搬送を再開させる機構と、
5)前記包装体の上面及び/又は下面を加熱する機構と
、を備えた、ピロー包装体のエンドシール部の折り曲げ装置。“、である。

0018

以下、本発明のエンドシール部の折り曲げ装置について、図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は本発明の第一の実施態様のピロー包装体の折り曲げ装置の全体構成について示したものである。
本発明の第一の実施態様のピロー包装のエンドシール部の折り曲げ定着装置は、まず導入コンベア1を有している。当該導入コンベア1においては水平方向にピロー包装され、その両端がエンドシール後にカットしてされて個別包装されたピロー包装体PSが搬送される。導入コンベア1から所定の間隔をおいて、速度可変式の乗移りコンベア3が設けられている。また、当該乗移りコンベア3上でピロー包装体PSの搬送をストップさせるストッパー5が上下方向に昇降するように設けられており、包装体PSのコンベア搬送方向の進行を妨げることを可能としている。

0019

また、当該ストッパー1により停止中のピロー包装体PSに対して両サイドから押圧板(パッド)7を備えたアーム9が接近し、左右両サイドから挟む態様で当該包装体PSを挟持し、図4及び図5に示すようにコンベアの進行方向と逆方向に90°回転できるように回転機構(図示せず)が設けられている。
速度可変式の乗り移りコンベア3に続いて、上下板状体(11、13)の配置された領域が設けられており、上下板状体の上部11及び下部13にヒータプレート(15、17)が装着されており、前記乗移りコンベア3から移送された包装体PSの上下のエンドシール部分PS−Eを加熱できるように構成されている。
また、上下板状体配置領域での包装体PSの搬送のために、90°回転後の包装体PSの左右の側面部を挟持し、押圧搬送する回転式サイドベルト19が設けられており、上下板状体配置領域(11、13)での90°回転後のピロー包装体PSの搬送を可能としている。以下、上記の構成を含めて各構成についてより詳細に説明する。

─ピロー包装体─

0020

本発明ではピロー包装体PSのエンドシール部(耳部)PS−Eを折り曲げ、当該折り曲げを定着させることを目的としている。ここで、ピロー包装PSについて説明する。ピロー包装については連続的に引き出される帯状フィルムが、水平方向に搬送される包装対象物を内部に包含しながら包装対象物の進行方向に帯状フィルムの両端を重ねてヒートシール(中央シール)PS−Cされ、筒状フィルムを形成する。また、所定の間隔で順次対象物が供給されているため、筒状フィルム内に対象物が所定間隔で包含された状態となる。

0021

次に、各対象物が個別包装されるように、各対象物同士の間隔部分においてコンベアによる搬送方向と垂直であるコンベアの幅方向にシール(横シール)し、各対象物が包装された状態となる。その後、横シール部分所定位置で前後にヒートシール部が残るようにカットしてそれぞれ個別のピロー包装体PSが完成する。
本発明にいうエンドシール部PS−Eとは、図2に示すように、中央シールの後に行われる上記の横シールによって形成されたシール部分をカットした後に残ったヒートシールされた部分である。
ピロー包装PSは上記のようにして行われ、対象物がフィルムに包含されるピロー包装体が形成される。ここで、包装される対象物は球状や直方体状(箱状)の種々の形状が可能である。また、すでに包装されている包装物をさらにピロー包装することも勿論可能である。

0022

但し、本発明においては、ピロー包装体PS自体を90°回転させて、エンドシール部PS−Eをコンベア面に押し付けて折り曲げ、またその折り曲げを定着させるものである。従って、90°回転後の包装体がエンドシール部PS−Eを押圧しやすいように、90°回転後のコンベア接地面が平坦な形状を有することが好ましい。すなわち、具体的な形態として直方体状、立方体状、円柱状、角柱状等が挙げられる。
また、ピロー包装体に収容される対象物は一品のみではなく、例えば、同種の対象物を複数個並列に又は重ねて載置するような態様であっても可能である。この場合、複数個の対象物を並列又は重ねて載置した状態で略直方体状の形状を有していることが好ましい。具体的には、図3に示すような袋タイプの即席麺の包装体21の5つを並行に載置した5食パックの包装体23のような外装体としてのピロー包装体であってもよい。尚、このような外装体としてのピロー包装体の場合、内部の気体の空気を逃がすために微小な孔を設けておいてもよいことは勿論である。

0023

また、上述のように横ピロー包装においては筒状フィルムに対象物が包含された状態で搬送方向に対して垂直となるように、対象物の前後でヒートシールされ、その後に当該ヒートシール部の中央部付近でカットされることでエンドシール部(耳部)PS−Eが形成されている。通常、カットした後の状態では当該エンドシール部(耳部)PS−Eはフリー端で上下いずれの方向にも折り曲げられることが可能な状態である。

─横ピロー包装の包装体を、その両端のエンドシール部をコンベア搬送方向の前後として

0024

略水平状態で連続的に搬送するコンベア搬送機構─
通常の横ピロー包装の場合には、前述のようにコンベアで搬送しながら筒状フィルム内に対象物を所定間隔で包含し、中央シールし対象物を筒状フィルムの内部に包含する状態とした後、搬送方向の前後の所定の間隔で対象物の進行方向(コンベアによる搬送方向)と垂直方向に所定の間隔をもって横方向にシールし、当該横シール部分について所定間隔をおいてカットする。

0025

この場合、ピロー包装体PSの両端のエンドシール部は進行方向に前後して略水平状態で連続的に搬送される。従って、本発明におけるピロー包装体の搬送機構は、通常の横ピロー包装後のコンベアにおける搬送状態である。
但し、本発明は、ピロー包装後の搬送状態に連続して実施される場合に利用できるということのみならず、ピロー包装した包装体を複数準備しておき、これをコンベアラインに順次載置して搬送する態様も包含することは勿論である。また、本発明において、コンベア搬送に用いるコンベアはベルトコンベアチェーンコンベアローラコンベア等の種々のコンベアのタイプを選択することができる。また、ベルトコンベアの場合、ベルトはゴムベルトスチールベルト丸ベルト等の種々のタイプを選択することができる。
また、これらのコンベアは、必要に応じて乗移り等をさせながら複数のコンベア装置を経由するように配置してもよい。例えば、本発明の第一の実施態様においては、導入コンベアと、それから所定の間隔をおいて、速度可変式の乗移りコンベア3が設けられている。

─前記ピロー包装体の搬送を停止させる機構─

0026

本発明の第一の実施態様においては昇降が可能なストッパー5が設けられている。当該ストッパー5は、図1に示すように搬送中のピロー包装体PSを回転のために当該搬送中の包装体の動きを停止させるために設けられている。
本発明の第一の実施態様においては、導入コンベア1と所定の間隔をおいて乗移りコンベア3が設けられているが、本ストッパー5は当該乗移りコンベア9上で搬送される包装体の動きを停止させるために、当該コンベアの上部において昇降できるように設置されている。

0027

このように、ピロー包装体5が導入コンベア1より速度可変式乗移りコンベア3に乗り移った状態で上部からストッパー5を下降させて包装体PSの動きを阻止するが、この際乗移りコンベア3の稼働自体は継続したままでもよいし、ストッパー5による阻止の際にコンベアの回転を減速又は停止させてもよい。
尚、本発明における停止とは、必ずしも厳密に包装体の動きがストップする状態に限られず、搬送方向前後に微妙に揺動しているような場合であってもこれを含むことは勿論である。

─ピロー包装体をコンベアの進行方向と逆方向に90°回転し、コンベア搬送方向の後部側のエンドシール部をコンベア面に接地させて正立させる機構─

0028

本発明においては、包装体PSを停止させた状態で当該包装体PSを回転させて、そのエンドシール部を搬送面に接地させる。そして、当該回転させるための機構を備えている。
サイド保持・回転機構

0029

本発明の第一の実施態様においては、包装体の側面を保持できるように所定の左アーム右アーム7を有する各アームの先端に押圧板9が装着されているサイド保持機構が用いられている。そして、当該サイド保持機構によりコンベア進行方向に対して左右より包装体の側面部の左右両側面を挟持し、その後、当該包装体PSの回転が可能となるように構成されている。すなわち、当該サイド保持機構は、当該押圧板9が左右同時に、コンベア進行方向に対して逆方向に90°回転できる回転機構も有している。
これらの具体的な構成は公知の態様を用いればよく、本発明においては当該方法については特に限定されない。
これによってピロー包装体PSは、コンベア進行方向と逆方向に回転し、そのエンドシール部PS−Eの後方側がコンベアの進行方向と逆方向に折り曲げられた状態でコンベア面に接地する。

0030

尚、この回転の際には、コンベアでの搬送状態におけるエンドシール部の下面側が回転時にコンベア面に接触しながら、回転するのが好ましい。このようにすることでエンドシール部PS−Eを、コンベア進行方向に対して後部側に折り曲げた状態とすることが容易になる。

昇降式部材

0031

本発明の第一の実施態様においては、上記の包装体の90°の回転に際して、これを補助するように昇降用部材が回転時に下方より上昇する構成を採ることが好ましい。
具体的には、本発明の第一の実施態様においては、上記の構成の搬送コンベア及び乗移りコンベアの間に、昇降用ブラシ25が設けられている。
当該昇降用ブラシ25は、乗移りコンベアに乗り移った包装体をストッパーによってその進行を停止させた状態において、両コンベア間の隙間より上方に突出して、コンベア進行方向における包装体の後部を持ち上げる役目を果たしている。
このように、包装体の後端部を持ち上げるのは、前述のサイド保持装置によって、保持された包装体をコンベア逆方向に90°回転させる場合においてその回転をスムースに行うために設けられる。

0032

包装体後部の上部方向への持ち上げがないとコンベア進行方向への90°回転を実施する場合、ピロー包装体の角部が障害となって、当該包装体のコンベア進行方向と逆方向への回転が困難になる。また、無理に回転させようとすると、当該角部の破損にもつながることになる場合がある。
そこで、本発明の第一の実施態様では昇降用ブラシの昇降が可能となるように構成されている。これによって、包装体の左右の両サイドを保持した後の90°回転時に、昇降用ブラシを上方に持ち上げを開始するようにして、包装体の後端部を持ち上げた状態であれば、図4及び図5に示すように、ピロー包装体の90°回転を容易に行うことができる。
これによってコンベア進行方向における後方側のエンドシール部PS−Eを図5に示すようにそのエンドシール部がコンベア進行方向と逆方向を向くように折り曲げることができる。

0033

尚、当該ブラシの上昇の際、包装体のコンベア進行方向の後部側が持ち上げられるが、これと同時に当該包装体の両サイドを保持している押圧板7及びそのアーム部分9も上方に持ち上げられる。すなわち当該アーム部分は、上部方向への押圧力に対して可動可能に構成されている。
また、本実施態様においては、90°回転を容易にするために昇降式ブラシ5を用いているが、これを用いずにアーム部9自体に上部方向へのリフティング機能を持たせ、アーム9を上方に移動させながら回転させる態様でも可能である。アーム部の動作の制御については、公知の方法を用いることができる。

0034

尚、本願発明のようにピロー包装体自身を90°回転させる方法の場合には、対象とするピロー包装体PSが、包装形態において比較的内容物に対して隙間がある場合(余裕をもって収納されている場合)において、有効に利用することができる。例えば、図3に示すような即席麺の5食パック23において外包装がピロー包装となっている場合において好適に利用することができる。すなわち、本発明は包装体全体を回転させる方法であるため、例えば、ピロー包装体PSに脱気孔を設けておくと、90°回転時に包装体の内部の気体を外に逃がしつつエンドシール部をコンベア面に接地させることになるため、エンドシール部の所定方向への折り曲げを無理なく確実にできるという利点を有する。

─包装体の搬送を再開させる機構─

0035

本発明の第一の実施態様においては、前記折り状態を維持しつつ、90°反転した包装体のコンベア上での搬送を継続させるために、前記ストッパー5を解除する。本発明の第一の実施態様においては、下方に位置するストッパー5を上方に上昇させることによって包装体の搬送停止状態を解除する。
尚、包装体の搬送の停止・再開の手法は、ストッパー5の下降・上昇の方法に限られず他の方法を用いてもよいことは勿論である。
ストッパーの解除の時期は、本発明の第一の実施態様であると、当該包装体のその両側面部が前述の左右アームの先端の一対の押圧板によって挟持された時点で解除することが可能である。従って、包装体の90°の回転開始前にストッパーを解除する態様も当然に可能である。

─包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面を加熱する工程─

0036

○上下板状体の配置領域
前述のストッパーの解除によって、90°回転したピロー包装体の搬送が再開されることになる。本発明の第一の実施態様においては、当該ピロー包装体PSが上下の板状体が配置された領域(11、13)に移行する。尚、本板状体領域に移行する際に包装体の上部のエンドシール部PS−Eは、上部板状体11に接触して折り曲げられることによって、コンベア進行方向と逆方向に折り曲げられた状態となり、当該状態のまま搬送されることになる。

0037

図6に示すように前記の上部板状11体と下部板状体13の間隔は、当該ピロー包装体を90°回転させた状態の高さに相当する間隔となっており、前記包装体PSは当該板状体の間隔内を搬送する。また、包装体PSを当該板状体間において搬送させるために、前述の乗り移りコンベアから上下の板状体が配置された領域に移行した包装体PSに対して、当該包装体の側面部を押圧しながら搬送できるように包装体の左右側面に位置する一対のサイドベルト19コンベアが設けられている。これによって包装体PSの側面部を押圧しつつ、前述の板状体領域を搬送できるように構成されている。
尚、本実施態様では上下板状体の配置領域(11、13)においてサイドベルトコンベア19を利用して搬送する形態を採用しているが、本発明はこの態様に限定されないことは勿論である。

0038

他の方式として、例えば、通常のコンベア装置としておいて、上部のみに板状体11を設ける態様で可能である。尚、この場合、90°回転した包装体のコンベア接地面のエンドシール部PS−Eの折目の定着については、進行するコンベア面を介して加熱する態様でもよいし、又は当該コンベア面にスリットを設けておき、当該スリットより加熱する態様でも可能である。また、複数の丸ベルト群を用いて搬送する態様も可能であり、当該丸ベルト同士の間隔より加熱する方法を用いることもできる。
尚、本発明においては、包装体のうちエンドシール部PS−Eのコンベア接地面側のみを折り曲げその定着を行う態様でも可能である。

○上部側のエンドシール部に対する接触部

0039

本発明の第一の実施態様においては、上下板状部の配置領域(11、13)に移行する際に、包装体の上部側のエンドシール部(耳部)PS−Eを折り曲げる態様を採用しているが、当該折り曲げを補助するために、上部板状体に接触する前に、包装体上部側のエンドシール部PS−Eに対する接触部27を設けてもよい。当該接触する態様としては特に限定されないが、例えば、回転式のローラ部27としておくことも可能であるし、又は柔軟性を有する素材を用いたローラ形状とすることで、エンドシール部に対して接触させることで、効果的にエンドシール部PS−Eをコンベア搬送方向と逆方向に折り曲げることが可能である。
本第一の実施態様においては、当該接触部を図6に示すように前記の上部板状体11の入口端に設けている。

○包装体のエンドシール部を含む下面及び/又は上面の加熱

0040

本発明の第一の実施態様においては、前述のように90°の回転の後、上下板状体領域(11、13)において包装体の搬送を継続する。すなわち図6に示すように、速度可変乗移りコンベア3によって、板状体領域に移行したのち、当該板状体領域においてサイドベルトによって包装体を搬送させつつ、包装体の上面及び下面を加熱する。
当該加熱領域においては、包装体PSの両サイドを一対のサイドベルト19によって側面部を押圧しつつ搬送し、その上下の面において上下ヒータ(15、17)を設けることで前記折り曲げられたエンドシール部PS−Eの折り曲げを定着させる。
本発明の第一の実施態様においては、包装体は上下板状体が配置された領域(11、13)を搬送されるが、当該板状体の上部に加熱部(ヒータ部)(15、17)が設けられている。当該ヒータ部(15、17)の熱が板状体を介して伝熱することによって、包装体の上下のエンドシール部PS−Eを加熱して当該包装体のエンドシール部の折り曲げを定着させるような態様となっている。

0041

尚、本加熱の方法については、特に限定されるものでなく種々の方法を利用できることは勿論である。また、本発明の第一の実施態様においては、当該前記包装体の上面及び下面の両方を加熱する態様を示しているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、上部側のみのエンドシール部PS−Eの折目を定着させるように加熱する場合や、または、下部のみのエンドシール部PS−Eの折れ目を定着させるような態様であってもよいことは勿論である。
また本第一の実施態様に示されるサイドベルト19を利用しない形態を採用することも可能である。例えば、通常のコンベア装置としておいて、上部のみに板状体11を設ける態様で可能である。尚、この場合、90°回転した包装体の下方部側の折り曲げたエンドシール部PS−Eの折目の定着については、移動するコンベア面を介して加熱する態様でもよいし、又は当該コンベア面にスリットを設けておき、当該スリットより加熱する態様でも可能である。また、複数の丸ベルト群を用いて搬送する態様も可能であり、当該丸ベルト間より加熱する方法を用いてよいことは勿論である。

─第一の実施態様におけるエンドシール部の折り曲げ装置の具体的な動作について─

0042

以下の本発明の第一の実施態様のエンドシール部PS−Eの折り曲げ装置の動作について説明する。図1に示すように、横ピロー包装の包装体PSが、導入コンベア1から乗移りコンベア3上にその両端のエンドシール部PS−Eを進行方向の前後して略水平状態で搬送されてくる。これと同時に上方のストッパーが下降し、包装体の搬送を停止させる。
次に、包装体の左右の両側面部に、その先端に押圧板7が装着されたアーム部9が左右より接近し、包装体の両側面部を挟持する。また、当該状態でストッパーが停止解除のため上昇する。

0043

次に、左右の押圧板7がコンベア搬送方向とは逆向きに(反時計回りに)回転を開始するとともに、導入コンベア1と乗移りコンベア3の隙間から昇降式ブラシ25が上昇し、包装体のコンベア進行方向の後部側を上方に持ち上げを開始する(図4)。
包装体後部の上方への持ち上げと押圧板7の回転は並行して行われ、昇降ブラシ25の先端部はエンドシール部の下方面を押圧し、包装体側に折り曲げるとともに、さらに回転が進行して90°付近まで回転するとコンベア面にエンドシール部PS−Eの下方面が接触しつつ、エンドシール部はコンベア面と包装体に挟まれる状態でさらに折り曲げられ、包装体の90°の回転が完了する(図4図5)。

0044

エンドシール部の折り曲げが完了した包装PS体について両側面部を挟持が解除され、包装体の搬送が再開される。当該搬送される包装体PSは上下板状体の領域(11、13)に入る前に上部板状体11の先端部に設けられた接触部27によって、包装体の上部側のエンドシール部がコンベア進行方向とは逆方向に折り曲げられた状態となり、そのままの状態で上下板状領域(11、13)に搬送される(図5)。
上下板状領域に入った包装体は、当該上部及び下部とも折り曲げられた状態でその側面部が左右一対のサイドコンベアベルト19により押圧搬送される。当該搬送中に上下板状体に接触して設けられたヒータ部(15、17)により加熱され、エンドシール部の折り曲げは定着し、当該包装体は次の工程に移る(図6)。

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