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技術 チルト式ステアリング装置

出願人 ダイハツ工業株式会社
発明者 野田幸平
出願日 2016年3月30日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-069553
公開日 2017年10月5日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-178092
状態 特許登録済
技術分野 乗員・歩行者の保護 操向制御装置
主要キーワード 硬質発泡樹脂 傾動角 安全性能 衝突方向 チルト溝 衝撃エネルギー吸収材 チルトロック 周知慣用
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

簡易な構成でステアリングコラム傾動信頼性高くロックすることを可能とする。

解決手段

車両のステアリングホイール11と同軸に配置された、傾動自在なステアリングコラム10を覆うコラムアッパーカバー20a及びコラムロアカバー20bからなるコラムカバーと、ステアリングコラム10に回動自在に固定された、ステアリングホイール11をチルトさせる操作を行うためのチルトレバー50と、コラムカバーの下面に、コラムロアカバー20bの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材60とを備え、衝撃吸収部材60は、チルトレバー50の接触部53に重なる位置であって、接触部53と接触した場合にチルトレバー50をステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされている、チルト式ステアリング装置1。

概要

背景

従来、車両等において、運転者体格運転姿勢等に応じて、ステアリングコラム傾動することにより、ステアリングホイール傾斜角度を調整できるようにしたチルト式ステアリング装置が知られている。

チルト式ステアリング装置においては、車両の二次衝突時において、ステアリングコラムが跳ね上がる恐れがある。ステアリングコラムの跳ね上がりは、乗員へ直接与える影響の他、ステアリングホイールに装着されたエアバッグ展開位置正規の位置からシフトさせることとなり、所望の安全性能を損なう恐れがある。

このような跳ね上がりを防止する技術として、特許文献1には、車両の衝突時には、チルトブラケットチルト溝に形成した固定側ギヤに、チルトボルトに設けた可動側ギヤが噛合するようにした構成が開示されている。かかる従来技術によれば、車両の二次衝突時に、ステアリングホイールから車両前方に向けて衝撃が加わった場合、衝撃荷重により可動側ギヤが固定側ギヤに強く噛合してチルトロックし、チルトボルトの跳ね上がりを阻止して、ステアリングコラムの跳ね上がりを防止することができる、とされる。

概要

簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることを可能とする。 車両のステアリングホイール11と同軸に配置された、傾動自在なステアリングコラム10を覆うコラムアッパーカバー20a及びコラムロアカバー20bからなるコラムカバーと、ステアリングコラム10に回動自在に固定された、ステアリングホイール11をチルトさせる操作を行うためのチルトレバー50と、コラムカバーの下面に、コラムロアカバー20bの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材60とを備え、衝撃吸収部材60は、チルトレバー50の接触部53に重なる位置であって、接触部53と接触した場合にチルトレバー50をステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされている、チルト式ステアリング装置1。

目的

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることが可能なチルト式ステアリング装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両のステアリングホイール同軸に配置された、傾動自在なステアリングコラムを覆うコラムカバーと、前記ステアリングコラムに回動自在に固定された、前記ステアリングホイールをチルトさせる操作を行うためのチルトレバーと、前記コラムカバーの下面に、前記コラムカバーの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材とを備え、前記衝撃吸収部材は、前記チルトレバーの一部に重なる位置であって、前記チルトレバーと接触した場合に前記チルトレバーを前記ステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされている、チルト式ステアリング装置

技術分野

0001

本発明は、自動車等の車両のチルト式ステアリング装置に関する。

背景技術

0002

従来、車両等において、運転者体格運転姿勢等に応じて、ステアリングコラム傾動することにより、ステアリングホイール傾斜角度を調整できるようにしたチルト式ステアリング装置が知られている。

0003

チルト式ステアリング装置においては、車両の二次衝突時において、ステアリングコラムが跳ね上がる恐れがある。ステアリングコラムの跳ね上がりは、乗員へ直接与える影響の他、ステアリングホイールに装着されたエアバッグ展開位置正規の位置からシフトさせることとなり、所望の安全性能を損なう恐れがある。

0004

このような跳ね上がりを防止する技術として、特許文献1には、車両の衝突時には、チルトブラケットチルト溝に形成した固定側ギヤに、チルトボルトに設けた可動側ギヤが噛合するようにした構成が開示されている。かかる従来技術によれば、車両の二次衝突時に、ステアリングホイールから車両前方に向けて衝撃が加わった場合、衝撃荷重により可動側ギヤが固定側ギヤに強く噛合してチルトロックし、チルトボルトの跳ね上がりを阻止して、ステアリングコラムの跳ね上がりを防止することができる、とされる。

先行技術

0005

特開2000−211532号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記特許文献1に記載のステアリング装置においては、チルト機構そのもの構成を複雑化してしまうという不具合があった。

0007

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることが可能なチルト式ステアリング装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、車両のステアリングホイールと同軸に配置された、傾動自在なステアリングコラムを覆うコラムカバーと、前記ステアリングコラムに回動自在に固定された、前記ステアリングホイールをチルトさせる操作を行うためのチルトレバーと、前記コラムカバーの下面に、前記コラムカバーの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材とを備え、前記衝撃吸収部材は、前記チルトレバーの一部に重なる位置であって、前記チルトレバーと接触した場合に前記チルトレバーを前記ステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされている、チルト式ステアリング装置である。

発明の効果

0009

以上のような本発明は、簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることが可能になるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施の形態に係るチルト式ステアリング装置の構成を示す側面図
図1のD1方向から見た要部底面図
本発明の実施の形態に係るチルト式ステアリング装置の動作を示す側面図

実施例

0011

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

0012

図1は、本発明の実施の形態に係るチルト式ステアリング装置1の構成を示す平面図である。

0013

図1に示すように、チルト式ステアリング装置1は、乗員室内に配設されたステアリングコラム10と、ステアリングコラム10の回転軸Aに同軸配置されたステアリングホイール11及びステアリングホイール11の一部としてエアバッグを収容するハウジング11aと、コラムアッパーカバー20a及びコラムロアカバー20bから構成され、ステアリングコラム10を内部に収容するコラムカバーと、ステアリングコラム20に配設される支持体30及び40と、支持体30に回動自在に固定されたチルトレバー50と、コラムロアカバー20bに設けられた衝撃吸収部材60とを主要な構成として備える。

0014

ステアリングコラム10は、図中左方にて図示しないチルトブラケットに接続されており、チルトレバー50からの操作入力に基づき所望の角度にて傾動する。チルトレバー50は、運転者の操作を受付け、チルトブラケットを動作させてステアリングコラム10の傾動角を変化させる手段であり、支持体30上に回動軸51xを介して回動自在に固定されたレバー本体51と、レバー本体51の端部にて運転者の操作を受付けるつまみ部52と、レバー本体51の周縁に沿い、且つ車幅方向に延在するように形成された接触部53とを備える。

0015

つまみ部52をステアリングホイール11側に向かって回動させる、すなわち図中反時計回りの動作を行うことにより、ステアリングコラム10は任意の傾動角にて自在に保持され、つまみ部52を上記と逆方向、すなわち時計回りに回動させる動作を行うことにより、ステアリングコラム10は特定の回動角にてロックされる。なお、チルトレバー50、チルトブラケット及びステアリングコラム10によるステアリングコラム10の傾動制御、動作の詳細については、周知慣用技術を用いることができ、詳細な説明は省略する。

0016

衝撃吸収部材60は、硬質発泡樹脂等により例示されるEA材(衝撃エネルギー吸収材)により作成された板状の部材であって、コラムロアカバー20bの壁体上に形成された開口を閉塞して当該壁体の一部をなすよう配置される。

0017

また、図2の、図1の図中破線矢印D1方向から見た底面図に示すように、衝撃吸収部材60は、コラムロアカバー20b上において、ステアリングコラム10に配設された支持体30及び40に対向して配置されており、チルトレバー50のレバー本体51及びつまみ部52との干渉を回避し、回動させるための切り欠き60xが形成されている。チルトレバー50において、接触部53は切り欠き60xと重ならず、したがって衝撃吸収部材60に対向して配置される。なお、コラムロアカバー20b上には、レバー本体51を外部へ露出させるための切り欠き20xも併せて露出している。

0018

支持体30においては、ステアリングコラム10を介してレバー本体51が取り付けられた側と正対する側に、衝撃吸収部材60に向かって延出してなる接触部31が形成されている。支持体40は、接触部31の形状に対応して、衝撃吸収部材60に向かって接触部31と同一方向に延出して形成される。

0019

以上の構成において、チルト式ステアリング装置1は本発明のチルト式ステアリング装置に相当し、ステアリングコラム10、ステアリングホイール11はそれぞれ本発明のステアリングコラム、ステアリングホイールに相当する。また、チルトレバー50は本発明のチルトレバーに相当し、衝撃吸収部材60は本発明の衝撃吸収部材に相当する。

0020

このような構成を有する本発明の実施の形態のチルト式ステアリング装置1は、コラムロアカバー20bの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材60が、チルトレバー50の接触部53を含んで支持体30及び40に対向して配置された構成を備えたことを特徴とする。

0021

以下、説明を行う。図1に示すように、衝撃吸収部材60は、上記構成に基づき、運転手70が着座している状態では、コラムロアカバー20bの直下に位置する運転手70の70aに対向して配置される。

0022

次に、図3に示すように、車両の二次衝突が生じた場合、運転手70は図中白矢印Cに示す衝突方向に移動して膝70aが衝撃吸収部材60に押し当てられる。膝70aが押し当てられた衝撃吸収部材60は、運転手70の衝撃を吸収して変形しつつ、ステアリングコラム10側へ移動する。その結果、衝撃吸収部材60は、コラムロアカバー20bの下方において、支持体30の接触部31及び支持体40に押し当てられるとともに、チルトレバー50の接触部53にも接触する。

0023

チルトレバー50は、接触部53が衝撃吸収部材60からの押圧をうけることにより回動軸51xを中心に図中時計回りに回動して、ステアリングコラム10を特定の傾動角にロックする。これにより、ステアリングコラム10の回転軸Aは固定され、ハウジング11aから展開されるエアバッグ12は正規の位置に保たれ、所期の安全性能が発揮される。

0024

以上の動作においては、衝撃吸収部材60は、図2に示すように、ステアリングコラム10を間に挟んで、支持体30の接触部31の底面S1、支持体40の底面S2及びチルトレバー50の接触部53の主面S3の三面にて支持される。これにより、衝撃吸収部材60は運転手70から加えられる衝撃を吸収して膝70a周りを保護するとともに、チルトレバー50を回動させる押圧を生じさせる。

0025

このように、本実施の形態においては、衝撃吸収部材60が、チルトレバー50の接触部53を含んで支持体30及び40に対向して配置されたことにより、車両の二次衝突時にチルトレバー50の接触部53、支持体30及び40に支持されることにより衝撃吸収性能が発揮可能になるともに、チルトレバー50のレバー本体51を、ステアリングコラム10の傾動をロックする向きに回動させることが可能となる。また、チルトレバー50及びチルトブラケットの構造は従来例、周知技術を用いて実現することができ、ステアリングコラム10の傾動をロックするための特殊な付加的構成を必要としない。

0026

更に、本実施の形態においては、衝撃吸収部材60が、コラムロアカバー20bの壁体の一部として、運転手70の膝70aの上方に配置された構成としたことにより、二次衝突時に運転手70の膝70a周りを保護して、膝障害に対する安全性能を向上させることが可能となる。

0027

以上のように、本発明の実施の形態のチルト式ステアリング装置によれば、簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることが可能になる。

0028

しかしながら、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記の説明においては、衝撃吸収部材60は、チルトレバー50のレバー本体51及びつまみ部52との干渉を回避し、回動させるための切り欠き60xが形成されるとともに、二次衝突時に、ステアリングコラム10を間に挟んで、支持体30の接触部31の底面S1、支持体40の底面S2及びチルトレバー50の接触部53の主面S3の三面に対向する構成とした。しかしながら、本発明は、チルトレバーの一部に重なる位置であって、チルトレバーと接触した場合に前記チルトレバーを前記ステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされていればよく、その他の具体的な構成によって限定されるものではない。

0029

要するに、本発明は、チルト式ステアリング装置であって、車両のステアリングホイールと同軸に配置された、傾動自在なステアリングコラムを覆うコラムカバーと、前記ステアリングコラムに回動自在に固定された、前記ステアリングホイールをチルトさせる操作を行うためのチルトレバーと、前記コラムカバーの下面に、前記コラムカバーの壁体の一部として設けられた衝撃吸収部材とを備え、前記衝撃吸収部材は、前記チルトレバーの一部に重なる位置であって、前記チルトレバーと接触した場合に前記チルトレバーを前記ステアリングコラムの傾動をロックする向きに回動させる押圧を生じさせる位置にレイアウトされているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。

0030

したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。

0031

以上のような本発明は、簡易な構成でステアリングコラムの傾動を信頼性高くロックすることが可能になる効果を有し、例えば車両全般への適用において有用である。

0032

1チルト式ステアリング装置
10、20ステアリングコラム
11ステアリングホイール
11aハウジング
12エアバッグ
20aコラムアッパーカバー
20bコラムロアカバー
20x、60x切り欠き
30、40支持体
31、53 接触部
50チルトレバー
51レバー本体
51x回動軸
60衝撃吸収部材
70運転手
70a 膝

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