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技術 液圧マスタシリンダ

出願人 ヴィオニア日信ブレーキシステムジャパン株式会社
発明者 水谷一洋
出願日 2016年3月28日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-063990
公開日 2017年10月5日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-177867
状態 特許登録済
技術分野 ブレーキシステム(制動力伝達)
主要キーワード 係着構造 グロメットシール ストッパ側 軸方向相対位置 規制構造 押圧具 非作用状態 シリンダボディ内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
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図面 (5)

課題

ピストンに当接されるリテーナと、筒部を中央部に有しつつ壁部に当接されるストッパとの間に戻しばねが設けられ、ガイドピンがリテーナおよびストッパ間に配設され、ガイドピンのストッパ側の端部がストッパの筒部に挿通係着される液圧マスタシリンダにおいて、ガイドピンのストッパへの組み付け工数の低下を図り、コスト低減を可能とする。

解決手段

ガイドピン36のストッパ35側の端部に、外力非作用状態にある自然な状態での筒部35cに当該ガイドピン36を挿通させることを可能として軸方向に間隔をあけて配置される複数の突部44,45,46,47,48が突設され、それらの突部44〜48のうち1つの突部48が筒部35cから突出した状態で筒部35c内の残余の突部44〜47が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部39が、突部48を係止可能として筒部35cに形成される。

概要

背景

シリンダボディシリンダ孔摺動自在に嵌合されるピストンリテーナが当接され、シリンダボディ内に形成される液圧室にピストンとは反対側から臨む壁部にストッパが当接され、ストッパおよび前記リテーナ間に戻しばねが設けられ、リテーナおよびストッパ間の最大間隔ガイドピン規制されるようにした液圧マスタシリンダが、たとえば特許文献1で既に知られている。

概要

ピストンに当接されるリテーナと、筒部を中央部に有しつつ壁部に当接されるストッパとの間に戻しばねが設けられ、ガイドピンがリテーナおよびストッパ間に配設され、ガイドピンのストッパ側の端部がストッパの筒部に挿通係着される液圧マスタシリンダにおいて、ガイドピンのストッパへの組み付け工数の低下をり、コスト低減を可能とする。ガイドピン36のストッパ35側の端部に、外力非作用状態にある自然な状態での筒部35cに当該ガイドピン36を挿通させることを可能として軸方向に間隔をあけて配置される複数の突部44,45,46,47,48が突設され、それらの突部44〜48のうち1つの突部48が筒部35cから突出した状態で筒部35c内の残余の突部44〜47が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部39が、突部48を係止可能として筒部35cに形成される。

目的

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ガイドピンのストッパへの組み付け工数の低下を図り、コスト低減を可能とした液圧マスタシリンダを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シリンダ孔(12)を有するシリンダボディ(11)と、前記シリンダ孔(12)に摺動自在に嵌合されるピストン(15,16)と、前記シリンダ孔(12)内での前記ピストン(15,16)の摺動に応じて容積を変化させることを可能として前記シリンダボディ(11)内に形成される液圧室(13,14)に前記ピストン(15,16)とは反対側から臨む壁部(11a,15b)と、前記液圧室(13,14)内で前記ピストン(15,16)に当接されるリテーナ(34,41)と、前記壁部(11a,15b)側に突出する筒部(35c,42c)を中央部に有しつつ前記液圧室(13,14)内で前記壁部(11a,15b)に当接されるストッパ(35,42)と、前記リテーナ(34,41)および前記ストッパ(35,42)間に設けられる戻しばね(17,18)と、前記リテーナ(34,41)および前記ストッパ(35,42)間の最大間隔規制するようにして前記リテーナ(34,41)および前記ストッパ(35,42)間に配設されるガイドピン(36,43)とを備え、前記ガイドピン(36,43)の前記ストッパ(35,42)側の端部が、前記ストッパ(35,42)の前記筒部(35c,42c)に挿通係着される液圧マスタシリンダにおいて、前記ガイドピン(36,43)の前記ストッパ(35,42)側の端部に、外力非作用状態にある自然な状態での前記筒部(35c,42c)に当該ガイドピン(36,43)を挿通させることを可能として軸方向に間隔をあけて配置される複数の突部(44,45,46,47,48)が突設され、複数の前記突部(44〜48)のうち1つの突部(48)が前記筒部(35c,42c)から突出した状態で前記筒部(35c,42c)内の残余の突部(44〜47)が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部(39)が、前記1つの突部(48)を係止可能として前記筒部(35c,42c)に形成されることを特徴とする液圧マスタシリンダ。

請求項2

前記ガイドピン(36,43)の前記壁部(11a,15b)側の端部外周、ならびに前記ガイドピン(36,43)の前記壁部(11a,15b)側の端部を収容するようにして前記壁部(11a,15b)に設けられる凹部(50,55)の周壁テーパ面(51,52)に形成されることを特徴とする請求項1に記載の液圧マスタシリンダ。

請求項3

前記突部(44〜48)が前記ガイドピン(36,43)の外周の全周にわたって環状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の液圧マスタシリンダ。

技術分野

0001

本発明は、シリンダ孔を有するシリンダボディと、前記シリンダ孔に摺動自在に嵌合されるピストンと、前記シリンダ孔内での前記ピストンの摺動に応じて容積を変化させることを可能として前記シリンダボディ内に形成される液圧室に前記ピストンとは反対側から臨む壁部と、前記液圧室内で前記ピストンに当接されるリテーナと、前記壁部側に突出する筒部を中央部に有しつつ前記液圧室内で前記壁部に当接されるストッパと、前記リテーナおよび前記ストッパ間に設けられる戻しばねと、前記リテーナおよび前記ストッパ間の最大間隔規制するようにして前記リテーナおよび前記ストッパ間に配設されるガイドピンとを備え、前記ガイドピンの前記ストッパ側の端部が、前記ストッパの前記筒部に挿通係着される液圧マスタシリンダに関する。

背景技術

0002

シリンダボディのシリンダ孔に摺動自在に嵌合されるピストンにリテーナが当接され、シリンダボディ内に形成される液圧室にピストンとは反対側から臨む壁部にストッパが当接され、ストッパおよび前記リテーナ間に戻しばねが設けられ、リテーナおよびストッパ間の最大間隔がガイドピンで規制されるようにした液圧マスタシリンダが、たとえば特許文献1で既に知られている。

先行技術

0003

特開2015−30284号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1で開示されたものでは、戻しばねによってストッパにかかる荷重を受けるためにガイドピンのストッパ側の端部が、ストッパがその中央部に有する筒部に挿通された状態でかしめて前記筒部に固定され、前記ガイドピンの前記筒部からの突出部を気締めて変形させて前記筒部に係合することで、ガイドピンの前記ストッパからの離脱を防止するようにしており、かしめ工程が2工程あるので、工数増となり、コストアップ要因となっている。

0005

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ガイドピンのストッパへの組み付け工数の低下を図り、コスト低減を可能とした液圧マスタシリンダを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明は、シリンダ孔を有するシリンダボディと、前記シリンダ孔に摺動自在に嵌合されるピストンと、前記シリンダ孔内での前記ピストンの摺動に応じて容積を変化させることを可能として前記シリンダボディ内に形成される液圧室に前記ピストンとは反対側から臨む壁部と、前記液圧室内で前記ピストンに当接されるリテーナと、前記壁部側に突出する筒部を中央部に有しつつ前記液圧室内で前記壁部に当接されるストッパと、前記リテーナおよび前記ストッパ間に設けられる戻しばねと、前記リテーナおよび前記ストッパ間の最大間隔を規制するようにして前記リテーナおよび前記ストッパ間に配設されるガイドピンとを備え、前記ガイドピンの前記ストッパ側の端部が、前記ストッパの前記筒部に挿通、係着される液圧マスタシリンダにおいて、前記ガイドピンの前記ストッパ側の端部に、外力非作用状態にある自然な状態での前記筒部に当該ガイドピンを挿通させることを可能として複数の突部が突設され、複数の前記突部のうち1つの突部が前記筒部から突出した状態で前記筒部内の残余の突部が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部が、前記1つの突部を係止可能としつつ前記ガイドピンを固定するようにして前記筒部に形成されることを第1の特徴とする。

0007

また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ガイドピンの前記壁部側の端部外周、ならびに前記ガイドピンの前記壁部側の端部を収容するようにして前記壁部に設けれる凹部の周壁テーパ面に形成されることを第2の特徴とする。

0008

さらに本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記突部が前記ガイドピンの外周の全周にわたって環状に形成されることを第3の特徴とする。

発明の効果

0009

本発明の第1の特徴によれば、ガイドピンのストッパ側の端部に、ストッパが有する筒部が自然な状態にあるときにガイドピンを挿通させることを可能として複数の突部が突設されており、複数の突部のうち1つの突部が筒部から突出した状態で残余の突部が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部が筒部に形成され、筒部から突出した1つの突部がかしめ加工部に係止可能であるので、ガイドピンをストッパに固定する際に、ガイドピンの筒部からの突出部にかしめ加工を施すことが不要となり、1つのかしめ工程だけでガイドピンをストッパに固定することができ、工数の減少およびコストの低減を図ることができる。

0010

また本発明の第2の特徴によれば、ガイドピンの壁部側の端部を収容するようにして壁部に設けられる凹部の周壁、ならびにガイドピンの壁部側の端部外周をテーパ面とすることで、組み付け時に前記テーパ面がガイド機能を果たすことになり、組み付けが容易となる。

0011

さらに本発明の第3の特徴によれば、突部がガイドピンの外周の全周にわたる環状となることで、筒部を縮径方向に圧縮する際にその圧縮方向がいずれの方向であってもガイドピンを筒部にかしめて固定することができる。

図面の簡単な説明

0012

タンデム型液圧マスタシリンダの縦断面図である。
図1の2矢示部拡大図である。
かしめ加工前の状態での図2に対応した断面(A)ならびに(A)の3B−3B に沿う断面を示す図である。
かしめ加工後の状態での図2に対応した断面(A)ならびに(A)の4B−4B に沿う断面を示す図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施の形態を、添付の図1図4を参照しながら説明すると、先ず図1において、この液圧マスタシリンダは、車両の液圧ブレーキ用のタンデム型マスタシリンダであり、この液圧マスタシリンダのシリンダボディ11は、該シリンダボディ11が一体に有する壁部11aを閉塞端とした有底のシリンダ孔12を有する。前記シリンダ孔12には、前記壁部11aとの間に第1の液圧室13を形成する第1のピストン15と、第1のピストン15との間に第2の液圧室14を形成する第2のピストン16とが摺動可能に嵌合され、第1の液圧室13には第1のピストン15を前記壁部11aから離反する側に付勢する第1の戻しばね17が収容され、第2の液圧室14には第2のピストン16を第1のピストン15から離反する側に付勢する第2の戻しばね18が収容される。また第2のピストン16には、図示しないブレーキペダルの操作に応じて作動するプッシュロッド19が連接される、前記シリンダボディ11には、第1の液圧室13に通じる第1の出力ポート21と、第2の液圧室14に通じる第2の出力ポート22とが設けられる。

0014

第1のピストン15は、第1の円筒部15aと、第1の円筒部15aの軸方向中間部に一体に設けられて第1の円筒部15a内を前後に区切る第1の区画壁部15bとを有するように形成され、第2のピストン16は、第2の円筒部16aと、第2の円筒部16aの軸方向中間部に一体に設けられて第2の円筒部16a内を前後に区切る第2の区画壁部16bとを有するように形成される。

0015

前記シリンダボディ11の上部には、第1および第2のボス部23,24が一体に突設されており、それらのボス部23,24には、グロメットシール25,26を介してリザーバ27が取付けられる。第1のボス部23には、前記リザーバ27に通じる第1の連通孔28がその内端を前記シリンダ孔12の内周面に開口するようにして設けられ、第2のボス部24には、前記リザーバ27に通じる第2の連通孔29がその内端を前記シリンダ孔12の内周面に開口するようにして設けられる。また前記シリンダ孔12の内周面には、第1の連通孔28を相互間に挟む一対のカップシール30,31が第1のピストン15における第1の円筒部15aの外周に弾発的に接触するようにして装着されるとともに、第2の連通孔29を相互間に挟む一対のカップシール32,33が第2のピストン16における第2の円筒部16aの外周に弾発的に接触するようにして装着される。

0016

第1の液圧室13内で、第1のピストン15が有する第1の区画壁部15bには第1のリテーナ34が当接され、第1の液圧室13内で前記シリンダボディ11の前記壁部11aには第1のストッパ35が当接され、第1の戻しばね17は第1のリテーナ34および第1のストッパ35間に設けられ、第1のリテーナ34および第1のストッパ35間の最大間隔を規制する第1のガイドピン36が第1のリテーナ34および第1のストッパ35間に配設される。

0017

第1のリテーナ34は、第1のストッパ35側の一端部が端壁34aで閉じられるとともに第1の区画壁部15bに近接するにつれてわずかに大径となるように形成された有底円筒部34bと、第1の区画壁部15bに当接するようにして前記有底円筒部34bの他端部から半径方向外方張り出す鍔部34cとを一体に有するように形成される。

0018

第1のストッパ35は、前記シリンダボディ11の前記壁部11a側に向けて開いた皿状部35aと、前記壁部11aに当接するようにして前記皿状部35aの開口端から半径方向外方に張り出す鍔部35bとを一体に有するように形成されており、第1の戻しばね17は第1のリテーナ34の前記鍔部34cと、第1のストッパ35の前記鍔部35bとの間に設けられる。

0019

第1のリテーナ34における前記端壁34aの中央部に設けられた挿通孔38を移動自在に貫通する前記第1のガイドピン36には、第1のリテーナ34側の端部に配置される拡径部37が設けられる。この拡径部37は、前記有底円筒部34bの前記端壁34aおよび第1の区画壁部15b間で移動することを可能として前記有底円筒部34b内に収容されるものであり、第1のガイドピン36は、前記シリンダ孔12の軸線に沿う方向での第1のリテーナ34との相対移動が、前記端壁部34aおよび第1の区画壁部15bで規定される範囲に規制される。

0020

図2を併せて参照して、前記第1のガイドピン36の前記第1のストッパ35側の端部は、前記第1のストッパ35の一部に圧縮力を加えて形成されるかしめ加工部39に係着される。

0021

前記第1のガイドピン36の前記第1のストッパ35側の端部には、軸方向に間隔をあけて配置される複数の突部、この実施の形態では軸方向に等間隔をあけて配置される5つの突部44,45,46,47,48が突設され、それらの突部44〜48は前記第1のガイドピン36の外周の全周にわたって環状に形成される。

0022

ところで前記第1のストッパ35の前記かしめ加工部39は、図3で示すように、前記皿状部35aの中央部から前記シリンダボディ11の前記壁部11a側に突出するようにして前記第1のストッパ35が有している円筒状の筒部35cが縮径方向に圧縮されて成るものである。前記突部44〜48は、外力が作用していない自然な状態での前記筒部35cに第1のガイドピン36を挿通可能な外径を有するように形成される。なお前記かしめ加工部39の形成時に前記筒部35cに対する第1のガイドピン36の軸方向相対位置を一定に保持することを可能とするために第1のガイドピン36を前記筒部35cに軽圧入することが望ましく、前記突部44〜48の外径は自然な状態にある前記筒部35cの内径よりもわずかに大きく設定される。

0023

前記かしめ加工部39の形成にあたっては、図3(A)で示すように、外力が作用していない自然な状態での前記筒部35cに、複数の前記突部44〜48のうち1つの突部48が前記筒部35cから突出するように第1のガイドピン36が前記筒部35cに挿通された状態で、図3(B)で示すように、筒部35cの周囲に配置されるたとえば4つの押圧具49で縮径方向に圧縮されて成るものであり、それによって図4(A),(B)で示すように、前記筒部35c内の残余の突部44〜47が潰れるように前記筒部35cが変形して周方向の4箇所でかしめ加工部39が形成され、前記突部44〜48のうち前記かしめ加工部39から突出した位置にある突部48は前記かしめ加工部39に係止可能である。

0024

すなわち複数の前記突部44〜48のうち1つの突部48が前記筒部35cから突出した状態で前記筒部35c内の残余の突部44〜47が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部39が、前記1つの突部48を係止可能としつつ前記筒部35cに形成されることになる。

0025

ところで前記第1のガイドピン36の前記壁部11a側の端部は、前記壁部11aに設けられる凹部50に収容されるものであり、前記第1のガイドピン36の前記壁部11a側の端部外周にはテーパ面51が形成され、前記凹部50の周壁もテーパ面52に形成される。

0026

再び図1において、第2の液圧室14内で、第2のピストン16が有する第2の区画壁部16bには第2のリテーナ41が当接され、第2の液圧室14内で第1のピストン15が有する第1の区画壁部15bには第2のストッパ42が当接され、第2の戻しばね18は第2のリテーナ41および第2のストッパ42間に設けられ、第2のリテーナ41および第2のストッパ42間の最大間隔を規制する第2のガイドピン43が第2のリテーナ41および第2のストッパ42間に配設されるのであるが、第2のガイドピン43は、前記シリンダ孔12の軸線に沿う方向での第1のガイドピン36の第1のリテーナ34に対する相対移動規制構造と同様の構造で、前記シリンダ孔12の軸線に沿う方向での第2のリテーナ41に対する相対移動が規制されるとともに、第1のストッパ35への第1のガイドピン36の係着構造と同様の構造で第2のストッパ42に係合される。

0027

すなわち第2のリテーナ41の中央部に設けられる挿通孔53を軸方向移動自在に貫通する第2のガイドピン43の第2のリテーナ41側の端部には拡径部54が設けられ、第2のガイドピン43の第2のストッパ42側の端部は、第1の中間壁部15b側に突出するようにして第2のストッパ42が有する筒部42cを縮径方向に圧縮して成るかしめ加工部39に係着される。また前記第1のピストン15の前記第1の区画壁部15bには、前記第2のガイドピン43の前記第1の区画壁部15b側の端部を収容する凹部55が設けられ、第2のガイドピン43の前記第1の区画壁部15b側の端部外周には、第1のガイドピン36のテーパ面と同様のテーパ面が形成され、前記凹部55の周壁にも前記凹部50のテーパ面52と同様のテーパ面が形成される。

0028

次にこの実施の形態の作用について説明すると、第1および第2のストッパ35,42は、シリンダボディ11の壁部11aならびに第1のピストン15が有する第1の中間壁部15b側に突出する筒部35c,42cを中央部に有しており、第1および第2のガイドピン36,43の第1および第2のストッパ35,42側の端部に、外力が非作用状態にある自然な状態での前記筒部35c,42cに当該ガイドピン36,43を挿通させることを可能として軸方向に間隔をあけて配置される複数たとえば5つの突部44,45,46,47,48が突設され、それらの突部44〜48のうち1つの突部48が前記筒部35c,42cから突出した状態で前記筒部35c,42c内の残余の突部44〜47が潰れるように縮径方向に圧縮されて成るかしめ加工部39が、前記1つの突部48を係止可能としつつ第1および第2のガイドピン36,43を固定するようにして前記筒部35c,42cに形成されるので、第1および第2のガイドピン36,43を第1および第2のストッパ35,42に固定する際に、第1および第2のガイドピン36,43の前記の筒部35c,42cからの突出部にかしめ加工を施すことが不要となり、1つのかしめ工程だけで第1および第2のガイドピン36,43を第1および第2のガイドピン36,43に固定することができ、工数の減少およびコストの低減を図ることができる。

0029

また第1のガイドピン36の前記壁部11a側の端部外周ならびに第2のガイドピン43の第1の中間壁部15b側の端部外周にテーパ面51が形成され、第1のガイドピン36の前記壁部11a側の端部を収容するようにして前記壁部11aに設けられる凹部50の周壁ならびに第2のガイドピン43の第1の中間壁部15b側の端部を収容するようにして第1の中間壁部15bに設けられる凹部55の周壁もテーパ面52に形成されるので、組み付け時に前記テーパ面51,52がガイド機能を果たすことになり、組み付けが容易となる。

0030

さらに第1および第2のガイドピン36,43に設けられる突部44,45,46,47,48が第1および第2のガイドピン36,43の外周の全周にわたって環状に形成されるので、筒部35c,42cを縮径方向に圧縮する際にその圧縮方向がいずれの方向であっても第1および第2のガイドピン36,43を筒部35c,42cにかしめて固定することができる。

0031

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

0032

たとえば上述の実施の形態では、第1および第2のガイドピン36,43の壁部11aおよび第1の中間壁部15b側の端部外周にテーパ面51が形成され、前記壁部11aおよび第1の中間壁部15bに設けられる凹部50,55の周壁もテーパ面52に形成されていたが、テーパ面51,52が形成されていなくてもよい。

0033

また上述の実施の形態ではタンデム型の液圧マスタシリンダに本発明を適用した場合について説明したが、本発明は単一のピストンを有する液圧マスタシリンダにも適用可能である。

0034

11・・・シリンダボディ
11a・・・壁部
12・・・シリンダ孔
13,14・・・液圧室
15,16・・・ピストン
15b・・・中間壁部
17,18・・・戻しばね
34,41・・・リテーナ
35,42・・・ストッパ
35c,42c・・・筒部
36,43・・・ガイドピン
39・・・かしめ加工部
44,45,46,47,48・・・突部
50,55・・・凹部
51,52・・・テーパ面

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