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技術 残留塩素消去剤、浴用剤組成物、及び皮膚化粧料

出願人 丸善製薬株式会社
発明者 池内慎悟川嶋善仁
出願日 2016年3月31日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-071126
公開日 2017年10月5日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-177045
状態 特許登録済
技術分野 酸化・還元による水処理 化粧料
主要キーワード アロエ粉末 厚生省令 ニンニク粉末 防湿剤 クロレラ粉末 樟脳油 米ヌカ油 世界各地
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤の提供。

解決手段

モモ抽出物を含有する残留塩素消去剤であり、前記残留塩素消去剤を含有する浴用剤組成物、又は皮膚化粧料である。前記モモ抽出物が、モモの葉の抽出物であることが好ましい。

概要

背景

従来から、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患により肌に何らかの問題を抱える人が増えている。前記疾患を治療する方法としては、例えば、入浴することで患部を清潔に保つ方法などが挙げられる。
しかし、一般的に入浴に用いられる水道水は、塩素消毒を行っていることがほとんどであり、前記水道水は残留塩素を含んでいる。このため、水道水を用いた入浴は、前記皮膚疾患を抱える人々に対しては、刺激が強いという問題があった。
また、一般的にプールに用いられる水は、水道水に比べて高濃度塩素消毒を行っており、前記皮膚疾患を抱える人々にとっては、入浴における水道水よりも更に刺激が強いという問題があった。

前記問題を解決するために、薬用植物エキスを含有する残留塩素消去剤が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。しかし、前記提案においては、当帰カミツレなど、ごくわずかな種類が知られているだけであった。このため、前記提案以外の優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤が望まれている。

概要

優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤の提供。モモ抽出物を含有する残留塩素消去剤であり、前記残留塩素消去剤を含有する浴用剤組成物、又は皮膚化粧料である。前記モモ抽出物が、モモの葉の抽出物であることが好ましい。なし

目的

このため、前記提案以外の優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

モモ抽出物を含有することを特徴とする残留塩素消去剤

請求項2

前記モモ抽出物が、モモの葉の抽出物である請求項1に記載の残留塩素消去剤。

請求項3

請求項1から2のいずれかに記載の残留塩素消去剤を含有することを特徴とする浴用剤組成物

請求項4

請求項1から2のいずれかに記載の残留塩素消去剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料

技術分野

0001

本発明は、残留塩素消去剤浴用剤組成物、及び皮膚化粧料に関する。

背景技術

0002

従来から、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患により肌に何らかの問題を抱える人が増えている。前記疾患を治療する方法としては、例えば、入浴することで患部を清潔に保つ方法などが挙げられる。
しかし、一般的に入浴に用いられる水道水は、塩素消毒を行っていることがほとんどであり、前記水道水は残留塩素を含んでいる。このため、水道水を用いた入浴は、前記皮膚疾患を抱える人々に対しては、刺激が強いという問題があった。
また、一般的にプールに用いられる水は、水道水に比べて高濃度塩素消毒を行っており、前記皮膚疾患を抱える人々にとっては、入浴における水道水よりも更に刺激が強いという問題があった。

0003

前記問題を解決するために、薬用植物エキスを含有する残留塩素消去剤が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。しかし、前記提案においては、当帰カミツレなど、ごくわずかな種類が知られているだけであった。このため、前記提案以外の優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤が望まれている。

先行技術

0004

特開2000−70956号公報
特開2002−346575号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を解決するため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、モモ抽出物が、優れた残留塩素消去作用を有することを知見した。

0007

本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1>モモ抽出物を含有することを特徴とする残留塩素消去剤である。
<2> 前記モモ抽出物が、モモの葉の抽出物である前記<1>に記載の残留塩素消去剤である。
<3> 前記<1>から<2>のいずれかに記載の残留塩素消去剤を含有することを特徴とする浴用剤組成物である。
<4> 前記<1>から<2>のいずれかに記載の残留塩素消去剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料である。

発明の効果

0008

本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、優れた残留塩素消去作用を有し、安全性の高い残留塩素消去剤を提供することができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、実施例における510nmの吸光度塩素濃度についての検量線である。

0010

(残留塩素消去剤)
本発明の残留塩素消去剤は、モモ抽出物を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。

0011

<モモ抽出物>
前記モモ(Amygdalus persica L.)は、バラ科モモ属落葉高木であり、中国が原産である。前記モモは、食用観賞用として世界各地において栽培されている。前記モモの種子は「トウニン桃仁)」と呼ばれ、医薬品に用いられており、前記モモの葉は、皮膚の炎症に効果があるとされている。

0012

前記モモ抽出物は、植物の抽出に一般に用いられる方法を利用することによって、容易に得ることができる。なお、前記モモ抽出物には、前記モモの抽出液、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。

0013

前記モモの抽出部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、果実、種子、葉、樹皮、花、根などが挙げられる。これらの中でも、葉が好ましい。

0014

前記モモの抽出部位の調製方法としては、各部位を乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。

0015

前記モモを抽出する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、室温又は還流加熱下で、任意の抽出装置を用いて抽出する方法などが挙げられ、具体例としては、抽出溶媒を満たした処理槽内に、抽出原料としてのモモを投入し、更に必要に応じて時々攪拌しながら、30分間〜2時間静置して可溶性成分溶出した後、ろ過して固形物を除去し、得られた抽出液から抽出溶媒を留去し、乾燥することにより抽出する方法などが挙げられる。

0016

前記モモの抽出に用いる溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性有機溶媒、又はこれらの混合溶媒などが挙げられる

0017

前記モモの抽出溶媒として使用し得る水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水鉱泉水鉱水温泉水湧水淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。なお、前記抽出溶媒として使用し得る水には、精製水熱水イオン交換水生理食塩水リン酸緩衝液リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。

0018

前記モモの抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノールエタノールプロピルアルコールイソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコールアセトンメチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコールプロピレングリコールグリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒なども用いることができる。なお、前記水と前記親水性有機溶媒との混合溶媒を使用する際には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1質量部〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1質量部〜40質量部を混合したものを使用することが好ましい。また、多価アルコールの場合は水10質量部に対して1質量部〜90質量部を混合したものを使用することが好ましい。

0019

前記モモの抽出条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、抽出溶媒量としては、抽出原料の5倍量〜15倍量(質量比)が好ましく、抽出溶媒として水を用いた場合には、50℃〜95℃で1時間〜4時間程度で抽出することが好ましく、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、40℃〜90℃で30分間〜4時間程度で抽出することが好ましい。

0020

前記モモ抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、液−液分配抽出、各種クロマトグラフィー膜分離などの精製方法が挙げられる。

0021

<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、賦形剤防湿剤防腐剤強化剤増粘剤乳化剤酸化防止剤甘味料酸味料調味料着色料香料等、美白剤保湿剤、油性成分、紫外線吸収剤界面活性剤、増粘剤、アルコール類粉末成分色剤水性成分、水、皮膚栄養剤などが挙げられる。
また、前記その他の成分の具体例としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸加水分解物コラーゲンコラーゲン加水分解物アスコルビン酸アスコルビン酸誘導体アスコルビン酸配糖体コエンザイムQ10、プロポリスローヤルゼリーローヤルゼリー蛋白分解物フコイダンアロエ粉末アロエ抽出物ブルーベリー粉末ブルーベリー抽出物イソフラボンノニ粉末ノニ抽出物ニンニク粉末ニンニク抽出物ウコン粉末ウコン抽出物キトサングルコサミンクロレラ粉末クロレラ抽出物カルニチンマカ粉末マカ抽出物カシス粉末、カシス抽出物ハナビラタケ粉末ハナビラタケ抽出物、その他の植物の粉末及び/又は抽出物などが挙げられる。

0022

剤型
本発明の残留塩素消去剤の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、錠剤粉剤カプセル剤顆粒剤エキス剤などが挙げられる。

0023

<用途>
本発明の残留塩素消去剤は、優れた残留塩素消去作用を有するため、例えば、皮膚化粧料、浴用剤組成物、シャワーヘッド充填剤飲料用浄水器に使用される充填剤などとして使用することができ、これらの中でも、浴用剤組成物、及び皮膚化粧料が好ましい。

0024

(浴用剤組成物)
本発明の浴用剤組成物は、本発明の前記残留塩素消去剤を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してもよい。

0025

<残留塩素消去剤>
前記残留塩素消去剤としては、上述した本発明の残留塩素消去剤を用いることができる。
前記残留塩素消去剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。

0026

<その他の成分>
前記その他の成分としては、浴用剤組成物に通常用いられるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機酸類有機酸類、油性成分、生薬や薬用植物及びこれらの抽出物、色素類、ビタミン類水溶性ポリマー、界面活性剤、タンパク分解酵素、保湿剤、香料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。

0028

前記油性成分は、保温効果を高めるために含有される。
前記油性成分としては、例えば、大豆油米ヌカ油米胚芽油ホホバ油アボガド油アーモンド油、オリーブ油カカオ脂ゴマ油ヒマシ油ヤシ油ミンク油、牛脂豚脂等の天然油脂;前記天然油脂を水素添加して得られる硬化油ミリスチン酸グリセリド2−エチルヘキサン酸グリセリンなどの合成トリグリセリド等の油脂類カルナウバロウ、鯨ロウミツロウラノリン等のロウ類流動パラフィンワセリンパラフィンセレシンスクワラン等の炭化水素類ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸リノール酸リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類;ラウリルアルコールセチルアルコールステアリルアルコールオレイルアルコールラノリンアルコールコレステロール等の高級アルコール類;オクタン酸セチル乳酸ミリスチル乳酸セチルミリスチン酸イソプロピルミリスチン酸ミリスチルパルミチン酸イソプロピルアジピン酸イソプロピルステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル等のエステル類ハッカ油ジャスミン油樟脳油ヒノキ油トウヒ油ケイヒ油ベルガモット油ミカン油、ショウブ油、パイン油ラベンダー油クローブ油、ヒバ油バラ油ユーカリ油レモン油タイム油ペパーミント油ローズ油セージ油メントールシネオールオイゲノールシトロネラールリナロールゲラニオールカンファーチモールピネンリモネン等の精油類などが挙げられる。

0029

前記生薬や薬用植物及びこれらの抽出物としては、例えば、ウイキョウオウバク桂皮紅花シャクヤクショウキョウ、菖蒲、陳皮ソウジュツカノコソウビャクシトウヒハッカブクリョウなどが挙げられる。
前記色素類としては、例えば、黄色4号、青色1号、黄色202号の(1)等厚生省令により定められたタール色素別表1及び2等の合成色素クロロフィルリボフラビンクロシン、紅花、アントラキノン類食品添加物として認められる天然色素等などが挙げられる。
前記ビタミン類としては、例えば、ビタミンAビタミンCビタミンDビタミンEなどの各種ビタミン及びこれらの誘導体などが挙げられる。
前記水溶性ポリマーとしては、例えば、アルギン酸ナトリウムアルギン酸プロピレングリコールエステルアラビアガムキサンタンガムペクチンカルボキシメチルセルロースナトリウムメチルセルロースポリビニルアルコールポリビニルピロリドン乳タンパク質大豆タンパク質ゼラチン卵タンパク質カゼインナトリウムなどが挙げられる。

0030

前記界面活性剤は、前記油性成分の乳化剤として作用する。
前記界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤非イオン性界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、皮膚刺激の少なさの点から、非イオン性界面活性剤が好ましい。また、前記界面活性剤としては、例えば、天然の界面活性剤、合成の界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、皮膚刺激の少なさの点から、天然の界面活性剤が好ましい。
前記非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステルプロピレングリコール脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレンプロピレングリコール、ポリオキシエチレンヒマシ油ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポリグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられる。

0031

前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記残留塩素消去剤100質量部に対して、0質量部〜200質量部が好ましい。
前記浴用剤組成物としては、例えば、臭いや色付けを主目的とする化粧用浴用剤温浴効果を主目的とする、医薬品、医薬部外品としての浴用剤などが挙げられ、いずれにも適用可能である。
前記浴用剤組成物の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粉末状、錠剤、顆粒状、バスオイルバブルバスなどが挙げられる。
前記浴用剤組成物の使用量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、約200Lのお湯に対して、20g〜30gの割合で用いることが好ましい。

0032

(皮膚化粧料)
本発明の皮膚化粧料は、本発明の前記残留塩素消去剤を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してもよい。
前記残留塩素消去剤としては、上述した本発明の残留塩素消去剤を用いることができる。
前記残留塩素消去剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。

0033

<その他の成分>
前記その他の成分としては、皮膚化粧料に通常用いられるものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択でき、例えば、収斂剤殺菌剤抗菌剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。

0034

以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。

0035

残留塩素濃度の測定>
残留塩素濃度は、ジエチルp−フェニレンジアミンDPD)により測定した。DPDは、塩素と反応すると〜桃赤色に呈色する。呈色の度合は、波長510nmにおける吸光度を測定することで、測定することができる。
本発明の実施例では、前記DPDとしては、ラピッドDPD試薬(関東化学株式会社製)を精製水により100mg/Lとなるように希釈した溶液を用いた(以下、「DPD溶液」と称することがある)。

0036

−検量線の作成−
891mg/mLの過マンガン酸カリウム溶液を、精製水により900倍に希釈した。前記希釈した過マンガン酸カリウム溶液は、塩素濃度換算において1.11mg/Lに相当する。更にこの溶液を精製水で2倍、4倍、8倍、16倍、32倍に希釈した溶液を調製した。
調製した各希釈液を試験管に900μL入れ、前記DPD溶液を100μL入れ、よく混合した後、速やかに510nmの吸光度を測定し、初期濃度1mg/Lとなる検量線を作成した。結果を図1に示した。

0037

(実施例1)
残留塩素消去剤として、モモ抽出液(モモ抽出液BG−J、丸善製薬株式会社製、固形分1.9質量%)を用いた。前記残留塩素消去剤の濃度が0.1質量%となるように精製水により希釈した。試験管に水道水を890μL、前記残留塩素消去剤を10μL、前記DPD溶液100μLを加え、混合した後、混合溶液の510nmにおける吸光度を測定し、図1の検量線に基づき、残留塩素濃度の値を算出した。実施例1における残留塩素消去剤の終濃度は、0.001質量%であった。結果を表1に示した。

0038

(実施例2)
実施例1において、残留塩素消去剤の濃度を0.1質量%から1質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、混合溶液の吸光度を測定し、図1の検量線に基づき、残留塩素濃度を算出した。実施例2における残留塩素消去剤の終濃度は、0.01質量%であった。結果を表1に示した。

0039

(実施例3)
実施例1において、残留塩素消去剤の濃度を0.1質量%から10質量%に変えた以外は、実施例1と同様にして、混合溶液の吸光度を測定し、図1の検量線に基づき、残留塩素濃度を算出した。実施例3における残留塩素消去剤の終濃度は、0.1質量%であった。結果を表1に示した。

0040

(比較例1)
実施例1において、残留塩素消去剤を精製水に代えた以外は、実施例1と同様にして、混合溶液の吸光度を測定し、残留塩素濃度を算出した。比較例1における残留塩素消去剤の終濃度は、0質量%であった。結果を表1に示した。

0041

<残留塩素の消去率
次に、実施例1〜3、及び比較例1の吸光度の値から、下記式により残留塩素の消去率(%)を算出した。結果を表1に示した。
消去率(%)=(C−A)/C×100
C:比較例1の510nmにおける吸光度
A:実施例1〜3の510nmにおける吸光度

0042

実施例

0043

表1の結果から、実施例1〜3のモモ抽出物は、比較例1に比べて残留塩素濃度が低かった。したがって、本発明の残留塩素消去剤は、高い残留塩素消去作用を示すことがわかった。

0044

本発明の残留塩素消去剤は、優れた残留塩素消去作用を有するため、例えば、皮膚化粧料、浴用剤組成物、シャワーヘッドの充填剤、飲料用浄水器に使用される充填剤として好適に用いることができ、これらの中でも、浴用剤組成物、及び皮膚化粧料が特に好ましい。

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