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技術 エンドパネル及びキャビネット

出願人 永大産業株式会社
発明者 土井隆義
出願日 2016年3月30日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-069239
公開日 2017年10月5日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-176518
状態 特許登録済
技術分野 剛性構造のキャビネット、ラック等 家具の組合わせ、厨房家具家具の引き出し 家具の細部
主要キーワード シンク台 非対称配列 上辺縁 螺合部材 対称点 パッキン部材 交互配列 コンロ台
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

変形・反りが発生しにくいエンドパネル及びそれを備えるキャビネットを提供する。

解決手段

エンドパネル2は、一面に多数のスタッドボルト21が立設されている。このように構成されたエンドパネル2は、強度が高まり、変形・反りが発生しにくくなる。キャビネットはキャビネット本体と、キャビネット本体の側面を覆うためのエンドパネル2とを備え、キャビネット本体は、側面となる側板を有する。側板のスタッドボルト21に対応する位置には、スタッドボルト21が挿通可能な貫通孔が多数形成されている。

概要

背景

台所に設置されたキャビネットには、キャビネット本体と、キャビネット本体の左右両側面を覆うためのエンドパネルとを備える。このようなキャビネットは、エンドパネルを設けることで、キャビネット本体への水の浸入を阻止することができる(特許文献1参照)。

特許文献1に記載のキャビネットでは、キャビネット本体の左右両側面となる側板に、ビスネジ部を挿通可能な多数の貫通孔を形成し、これらの貫通孔に対応するエンドパネルの位置に内側面から凹部を形成し、その凹部内にビスのネジ部が螺合する螺合部材を挿し込んで固定している。ビスのネジ部を貫通孔に挿通させてから、エンドパネルの螺合部材に螺合させることにより、エンドパネルを側板に連接固定する。

概要

変形・反りが発生しにくいエンドパネル及びそれを備えるキャビネットを提供する。エンドパネル2は、一面に多数のスタッドボルト21が立設されている。このように構成されたエンドパネル2は、強度が高まり、変形・反りが発生しにくくなる。キャビネットはキャビネット本体と、キャビネット本体の側面を覆うためのエンドパネル2とを備え、キャビネット本体は、側面となる側板を有する。側板のスタッドボルト21に対応する位置には、スタッドボルト21が挿通可能な貫通孔が多数形成されている。

目的

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、変形・反りが発生しにくいエンドパネル及びそれを備えるキャビネットを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一面に多数の柱状の締結部材が立設されていることを特徴とするエンドパネル

請求項2

前記一面は対称軸に関して線対称な形状をなし、前記多数の締結部材は、前記対称軸に関して対称配列されていることを特徴とする請求項1に記載のエンドパネル。

請求項3

前記一面は対称点に関して点対称な形状をなし、前記多数の締結部材は、前記対称点に関して対称配列されていることを特徴とする請求項1に記載のエンドパネル。

請求項4

前記締結部材はスタッドボルトであり、溶接により前記一面に立設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のエンドパネル。

請求項5

キャビネット本体と、キャビネット本体の側面を覆うための請求項1から4のいずれか一つに記載のエンドパネルとを備え、前記キャビネット本体は、前記締結部材に対応する位置に前記締結部材が挿通可能な貫通孔が多数形成されている側板を有することを特徴とするキャビネット。

請求項6

前記貫通孔の径は前記締結部材の径より大きいことを特徴とする請求項5に記載のキャビネット。

技術分野

0001

本発明は、エンドパネル及びそれを備えるキャビネットに関する。

背景技術

0002

台所に設置されたキャビネットには、キャビネット本体と、キャビネット本体の左右両側面を覆うためのエンドパネルとを備える。このようなキャビネットは、エンドパネルを設けることで、キャビネット本体への水の浸入を阻止することができる(特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載のキャビネットでは、キャビネット本体の左右両側面となる側板に、ビスネジ部を挿通可能な多数の貫通孔を形成し、これらの貫通孔に対応するエンドパネルの位置に内側面から凹部を形成し、その凹部内にビスのネジ部が螺合する螺合部材を挿し込んで固定している。ビスのネジ部を貫通孔に挿通させてから、エンドパネルの螺合部材に螺合させることにより、エンドパネルを側板に連接固定する。

先行技術

0004

特開平2009−6092号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に記載のキャビネットにおいて、エンドパネルの内側面の凹部内に螺合部材が挿し込まれているため、エンドパネルの機械的強度が確保しにくい。エンドパネルは、温湿度の変化などにより変形・反りが発生する虞がある。

0006

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、変形・反りが発生しにくいエンドパネル及びそれを備えるキャビネットを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係るエンドパネルは、一面に多数の柱状の締結部材が立設されていることを特徴とする。

0008

本発明に係るエンドパネルは、前記一面は対称軸に関して線対称な形状をなし、前記多数の締結部材は、前記対称軸に関して対称配列されていることを特徴とする。

0009

本発明に係るエンドパネルは、前記一面は対称点に関して点対称な形状をなし、前記多数の締結部材は、前記対称点に関して対称配列されていることを特徴とする。

0010

本発明に係るキャビネットは、前記締結部材はスタッドボルトであり、溶接により前記一面に立設されていることを特徴とする。

0011

本発明に係るキャビネットは、キャビネット本体と、キャビネット本体の側面を覆うための前記エンドパネルとを備え、前記キャビネット本体は、前記締結部材に対応する位置に前記締結部材が挿通可能な貫通孔が多数形成されている側板を有することを特徴とする。

0012

本発明に係るキャビネットは、前記貫通孔の径は前記締結部材の径より大きいことを特徴とする。

0013

本発明にあっては、多数の柱状の締結部材を一面に立てて設けることにより、エンドパネルの機械的強度を高めることができる。

0014

本発明にあっては、一面を対称軸に関して線対称な形状にさせ、多数の締結部材を対称軸に関して対称配列することにより、エンドパネルを一側及び他側の何れにも設けることができる。

0015

本発明にあっては、一面を対称点に関して点対称な形状にさせ、多数の締結部材を対称点に関して対称配列することにより、一側に設けられたエンドパネルを180度回転させて再び該一側に設置することができる。

0016

本発明にあっては、スタッドボルトを溶接により一面に立てて設けることにより、簡単な構造でエンドパネルの機械的強度を増加させることができる。

0017

本発明にあっては、キャビネット本体の側面となる側板に、エンドパネルにおける締結部材に対応するように、締結部材が挿通可能な貫通孔を多数形成することにより、機械的強度が高いエンドパネルをキャビネット本体の側板に設けることができる。

0018

本発明にあっては、貫通孔の径を締結部材の径より大きくすることにより、キャビネット本体の側面にエンドパネルを取り付けた後に、締結部材の外周面と貫通孔の内周面の間に遊びが形成されている。

発明の効果

0019

本発明のエンドパネルによる場合、多数の柱状の締結部材が一面に立設されているため、強度が高まり、変形・反りが発生しにくくなる。

図面の簡単な説明

0020

実施の形態に係るキャビネットの構成を略視する斜視図である。
天板が取り外されたキャビネットの前部構成を略視する斜視図である。
天板が取り外されたキャビネットの後部構成を略視する斜視図である。
エンドパネルの構成を示す模式図である。
エンドパネルの一面におけるスタッドボルトの配置の一例を説明する図である。
エンドパネルとキャビネット本体との締結を示す部分断面図である。
エンドパネルの一面におけるスタッドボルトの配置の他の例を説明する図である。

実施例

0021

以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。

0022

図1は実施の形態に係るキャビネットの構成を略視する斜視図である。図2は天板15が取り外されたキャビネットの前部構成を略視する斜視図である。図3は天板15が取り外されたキャビネットの後部構成を略視する斜視図である。

0023

まず、キャビネットの大略を説明する。キャビネットは台所の床に設置され、システムキッチンの本体を構成する。図1に示すように、キャビネットは、直方体状をなすキャビネット本体1と、キャビネット本体1の左右両側面夫々に設けられたエンドパネル2,2と、キャビネット本体1に収容される複数の抽斗(図示しない)とを備える。

0024

キャビネット本体1は、左右方向に並設されるシンク台11、調理台13及びコンロ台12を構成する。シンク台11、調理台13及びコンロ台12の下側には、蹴込板14が一体的に設けられている。シンク台11、調理台13及びコンロ台12の天面には、天板15が一体的に設けられている。

0025

シンク台11は、キャビネットの左端に位置している。シンク台11は、図2に示すように、前面側の収納庫11Sと、後面側の収納棚11Tとを備える。収納庫11S及び収納棚11Tは、夫々が直方体状をなし、上下方向の寸法がほぼ同じ、左右方向の寸法がほぼ同じである。

0026

収納庫11Sは、2枚の側板111,111と、各1枚の背板112及び底板113と、2枚の戸当たり桟114とを備えている。

0027

2枚の側板111,111は、左右方向に対面配置されている。各側板111は矩形平板状をなす。背板112、及び底板113は、側板111,111間に配されている。背板112及び底板113は、夫々矩形平板状をなす。

0028

2枚の戸当たり桟114,114夫々は、長尺状をなし、収納庫11Sの前端面における上部及び中央部夫々に位置している。上部の戸当たり桟114は、側板111,111の前端部における上端部同士を連結している。中央部の戸当たり桟114は、側板111,111の前端部における中央部同士夫々を連結している。

0029

収納庫11Sの上部及び前部が開放されている。収納庫11Sには、上下方向に2個の抽斗が収容される。抽斗の前板の上端部は、抽斗が収納庫11Sに収容された場合に、図示しないパッキン部材を介して戸当たり桟114に当接する。収納庫11Sに収容された抽斗は、収納庫11Sの前部の開放部分を閉鎖する。収納庫11Sの天面にはシンクが配される。

0030

収納棚11Tは、図3に示すように、左右方向に対面配置されている2枚の側板115,115並びに、側板115,115間に配された背板116、底板117及び2枚の棚板118,118などを備える。側板115,115、背板116、底板117及び棚板118,118夫々は矩形平板状をなす。

0031

収納棚11Tの背板116は、収納庫11Sの背板112とほぼ同じ形状及び寸法を有する。収納棚11Tの背板116と、収納庫11Sの背板112とは、前後方向に重なるように当接配置されている。キャビネット本体1の左側面となる側板(以下、「左側板」と記す)111,115の外面は、面一にされている。また、左側板111,115には、後述するように貫通孔23が多数形成されている。

0032

コンロ台12は、キャビネットの右端に位置している。コンロ台12は、図2に示すように、前面側の収納庫12Sと、後面側の収納棚12Tとを備える。収納庫12S及び収納棚12Tは、夫々が直方体状をなし、上下方向の寸法がほぼ同じ、左右方向の寸法がほぼ同じである。

0033

収納庫12Sは、2枚の側板121,121と、各1枚の背板122及び底板123と、2枚の戸当たり桟124とを備えている。

0034

2枚の側板121,121は、左右方向に対面配置されている。各側板121は矩形平板状をなす。背板122、及び底板123は、側板121,121間に配されている。背板122及び底板123は、夫々矩形平板状をなす。

0035

2枚の戸当たり桟124,124夫々は、長尺状をなし、収納庫12Sの前端面における上部及び中央部夫々に位置している。上部の戸当たり桟124は、側板121,121の前端部における上端部同士を連結している。中央部の戸当たり桟124は、側板121,121の前端部における中央部同士夫々を連結している。

0036

収納庫12S及び収納庫11Sは、上下方向の寸法がほぼ同じ、前後方向の寸法がほぼ同じである。

0037

収納庫12Sの上部及び前部が開放されている。収納庫12Sには、ビルトイン型グリル付きコンロと、その下側に配される抽斗とが収容される(各不図示)。収納庫12Sに収容された抽斗とグリル付きコンロとは、コンロ台12の前部の開放部分を閉鎖する。

0038

収納棚12Tは、図3に示すように、左右方向に対面配置されている2枚の側板125,125並びに、側板125,125間に配された背板126、底板127及び2枚の棚板128,128などを備える。収納棚11T及び収納棚12Tは、ほぼ同じ構造であり、上下方向の寸法がほぼ同じ、前後方向の寸法がほぼ同じである。

0039

収納棚12Tの背板126は、収納庫12Sの背板122とほぼ同じ形状及び寸法を有する。収納棚12Tの背板126と、収納庫12Sの背板122とは、前後方向に重なるように当接配置されている。キャビネット本体1の右側面となる側板(以下、「右側板」と記す)121,125の外面は、面一にされている。また、右側板121,125には、後述するように貫通孔23が多数形成されている。

0040

調理台13は、シンク台11とコンロ台12との間に位置している。調理台13は、図2に示すように、前面側の収納庫13S1,13S2と、後面側の収納棚13Tとを備える。収納庫13S1及び収納棚13Tは、夫々が直方体状をなし、上下方向の寸法がほぼ同じである。

0041

収納庫13S1は、2枚の側板131,131と、各1枚の背板132及び底板133と、2枚の戸当たり桟134とを備えている。

0042

2枚の側板131,131は、左右方向に対面配置されている。各側板131は矩形平板状をなす。背板132、及び底板133は、側板131,131間に配されている。背板132及び底板133は、夫々矩形平板状をなす。

0043

2枚の戸当たり桟134,134夫々は、長尺状をなし、収納庫13S1の前端面における上部及び中央部夫々に位置している。上部の戸当たり桟134は、側板131,131の前端部における上端部同士を連結している。中央部の戸当たり桟134は、側板131,131の前端部における中央部同士夫々を連結している。

0044

収納庫13S1は、前部及び上部が開放されている。収納庫13S1には、上下方向に2個の抽斗が収容される。収納庫13S1に収容された抽斗は、収納庫13S1の前部の開放部分を閉鎖する。

0045

収納庫13S1及び収納庫12Sは、上下方向の寸法がほぼ同じ、前後方向の寸法がほぼ同じである。収納庫13S1の右側の側板131と、収納庫12Sの左側の側板121とは、左右方向に重なるように当接配置されている。

0046

収納棚13Tは、図3に示すように、左右方向に対面配置されている2枚の側板135,135並びに、側板135,135間に配された背板136、底板137及び2枚の棚板138,138などを備える。収納棚13T及び収納棚12Tは、ほぼ同じ構造であり、上下方向の寸法がほぼ同じ、前後方向の寸法がほぼ同じである。

0047

収納棚13Tは、左側の側板135と収納棚11Tの右側の側板115とが左右方向に重なり、右側の側板135と収納棚12Tの左側の側板125とが左右方向に重なるように、収納棚11T、12T間に配置されている。

0048

収納棚13Tの背板136は、上下方向の寸法が収納庫13S1の背板132と同じ、左右方向の寸法が背板132より大きい。収納庫13S1の背板132と収納棚13Tの背板136とは、前後方向に当接配置されている。

0049

このように、収納庫13S1の左側の側板131は、シンク台11の収納庫11Sの右側の側板111から離隔している。収納庫13S1の左側の側板131、収納庫11Sの右側の側板111、及び収納棚13Tの背板136により囲繞された空間は、収納庫13S2を構成する。収納庫13S2には、例えば食器洗い乾燥機が収容される。

0050

キャビネット本体1には、左右両側面を覆うようにエンドパネル2,2が取り付けられている。キャビネット本体1の左右両側に取り付けられたエンドパネル2,2は同様な構成であるため、以下では、キャビネット本体1の左側に取り付けられたエンドパネル2を例として、その構成及び取り付けについて説明する。

0051

エンドパネル2は、例えば金属製の矩形平板である。エンドパネル2は、上下方向の寸法が側板111,115夫々とほぼ同じ、前後方向の寸法が側板111,115の寸法の和よりやや大きい。

0052

図4はエンドパネル2の構成を示す模式図である。エンドパネル2の一面には、図4に示すように、締結部材である27本のスタッドボルト21,21,…,21が立設されている。以下、エンドパネル2の一面における隣り合う両辺夫々に平行となる方向をX軸方向及びY軸方向とし、一面に垂直となる方向をZ軸方向とする。

0053

各スタッドボルト21は、柱状をなし、Z方向においてエンドパネル2の一面から突出している。各スタッドボルト21は、同じ形状及び寸法を有し、Z方向の寸法が側板111,115夫々の板厚より大きい。各スタッドボルト21は、例えば溶接により、軸線がエンドパネル2の一面に垂直となるように当該一面に固定されている。各スタッドボルト21の先端部の外周面にはネジ溝(図示しない)が形成されている。このように構成されたエンドパネル2は、機械的強度が高まって、温湿度の変化などによる変形・反りが発生しにくい。

0054

図5はエンドパネル2の一面におけるスタッドボルトの配置の一例を説明する図である。スタッドボルト21,21,…,21は、図5の一点鎖線に示すように9列に並んでいる。この9列は、X方向において等間隔x1を有する5つの奇数列と、X方向において等間隔x2を有する4つの偶数列に分けられる。ここで、各奇数列の間隔x1と各偶数列の間隔x2とは異なっている。

0055

また、図5点線に示すように、5つの奇数列のスタッドボルト21は、Y方向において等間隔y1を有する3行に配列され、4つの偶数列のスタッドボルト21は、Y方向において等間隔y2を有する3行に配列されている。ここで、奇数列のスタッドボルト21からなる行の間隔y1と、偶数列のスタッドボルト21からなる行の間隔y2とは異なっている。

0056

奇数列のスタッドボルト21からなる行と、偶数列のスタッドボルト21からなる行とは、Y方向において交互配列されている。エンドパネル2の一面は、矩形状をなすため、Y方向に沿う対称軸Aに関して対称となる形状である。5つの奇数列のうち、真ん中の列におけるスタッドボルト21は、対称軸A上に配列されている。当該列の両側に隣り合う2つの偶数列における各スタッドボルト21は、対称軸Aからの距離が同じである。

0057

言い換えれば、各スタッドボルト21は、エンドパネル2の一面において対称軸Aに関して対称配列されている。このように、一枚のエンドパネル2は、キャビネット本体1の左右両側いずれにも取り付けられる。例えば、右側(左側)が視認されやすく、右側(左側)のエンドパネル2に変形・反りが発生した場合に、当該エンドパネル2を視認されにくい左側(右側)のエンドパネル2と交換することができる。このように、エンドパネル2の配置場所を変更することにより、変形・反りがある部分は視認されにくい場所に配置される。

0058

図6はエンドパネル2とキャビネット本体1との締結を示す部分断面図である。図6には、左側板111及びエンドパネル2の左右方向に平行な面を切断面とした断面が示されている。左側板111,115には、各スタッドボルト21に対応する位置にスタッドボルト21が挿通可能な27個の貫通孔23,23,…23が開設されている。各貫通孔23は直径がスタッドボルト21の直径よりやや大きい。このように、貫通孔23にスタッドボルト21が挿通されている場合、貫通孔23の内周面とスタッドボルト21の外周面との間には遊びが形成されている。

0059

エンドパネル2はキャビネット本体1の左側面に取り付けられる際に、エンドパネル2の上辺縁を左側板111,115の上辺縁と面一にさせ、各スタッドボルト21を対応する貫通孔23に挿し込む。エンドパネル2の一面が左側板111,115に当接している際に、エンドパネル2がキャビネット本体の左側面を覆い、各スタッドボルト21の先端部が左側板111,115の右側面から突出している。各スタッドボルト21の突出した先端部にナット22を螺合することにより、エンドパネル2はキャビネット本体1の左側面に取り付けられる。

0060

側板111,115が例えば木製である場合、熱膨張率が金属製のエンドパネル2と異なるため、温湿度の変化などにより伸縮量に両者間で差が出ることがある。以上のように取り付けられたキャビネットでは、貫通孔23の内周面とスタッドボルト21の外周面との間に遊びが形成されているため、伸縮量に側板111,115及びエンドパネル2間で差が出る場合でも、その差が貫通孔23とスタッドボルト21との間の遊びにより吸収される。このため、エンドパネル2の変形・反りを防止することができる。

0061

以上の実施の形態では、多数のスタッドボルト21が線対称配列されている場合について説明したが、多数のスタッドボルト21の配列は線対称に限らず、点対称配列されてもよい。図7は、エンドパネル2の一面におけるスタッドボルト21の配置の他の例を説明する図である。エンドパネル2の一面は矩形をなし、即ち矩形の中心(以下、対称点Bと記す)に関して点対称な形状である。エンドパネル2の一面には、多数のスタッドボルト21が矩形の対称点Bに関して対称配列されている。このように、エンドパネル2を180度回転させて設置することができる。例えば、視認されやすいエンドパネル2の左上部に変形・反りが発生した場合に、エンドパネル2を180度回転させて、視認されにくい右下部に設置することができる。このように、エンドパネル2の角度を変更することにより、変形・反りがある部分は視認されにくい場所に配置される。

0062

また、多数のスタッドボルト21は、Y方向に沿う対称軸Aに関して対称となる配列に限らず、X方向に沿う対称軸に関して対称となるように配列されてもよい。多数のスタッドボルト21は、各列又は各行の間隔が同じであってもよい。多数のスタッドボルト21は非対称配列されてもよい。

0063

以上の実施の形態では、スタッドボルト21の個数が27である場合について説明したが、スタッドボルト21の個数は27に限らず、必要に応じて任意に設定すればよい。また、多数のスタッドボルト21とエンドパネル2とは一体成形されてもよい。

0064

また、以上の実施の形態では、締結部材としてスタッドボルト21について説明したが、締結部材はスタッドボルトに限らず、柱状をなしてエンドパネル2の一面から突起する部材であればよい。例えば、内周面に雌ネジが形成された中空柱状部材であってもよい。この場合、このような柱状部材の長さを左右側板の板厚とほぼ同じ、又は左右側板の板厚より短く設定し、ナット22の代わりに、外周面に雄ネジが形成されたボルトを柱状部材に螺合することにより、エンドパネル2をキャビネット本体1の側面に取り付けることができる。

0065

さらに、以上の実施の形態では、エンドパネル2をキャビネットに適用する場合について説明したが、エンドパネル2は、又は抽斗にも適用される。

0066

今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、エンドパネル2又はキャビネットに、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。

0067

1キャビネット本体
11シンク台
12コンロ台
13調理台
14蹴込板
15天板
111,115,121,125,131,135側板
112,116,122,126,132,136背板
113,117,123,127,133,137底板
114,124,134戸当り桟
2エンドパネル
21スタッドボルト
22ナット
23 貫通孔

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