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技術 小動物用飼育装置

出願人 日本クレア株式会社
発明者 荒巻正樹
出願日 2016年3月29日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-066173
公開日 2017年10月5日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-175994
状態 特許登録済
技術分野 家畜,動物の飼育(1)(畜舎,鳥舎)
主要キーワード 時ラック 機密状態 給気フード フードカバー 格子状部材 吸排気ダクト 給気開口 復元バネ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年10月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

ケージ収納スペース効率が良く、ケージの出し入れが簡単で、装置に装着する際、ケージに与えられる振動騒音が少なく、ケージ内換気や、ケージへの給水手段の取り付けが容易な飼育装置を提供すること

解決手段

蓋体容器本体からなる飼育ケージであって、蓋体には、飼育ケージを飼育装置のラックに挿入したとき、前記枠体の一部と接触し、枠体を上方に移動させる斜面と、飼育ケージがラック内の所定の位置まで挿入された時、前記枠体の一部が嵌合して、前記枠体を下方に移動させ、前記吸排気フードを前記蓋谷に形成された吸排気口接合させる、凹部が形成され、前記枠体を上方に移動させ、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外す手段と、前記枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外された時に、当該飼育ケージをラックの外方向に移動させる付勢手段を備える

概要

背景

一般的な飼育ケースは、ケージ入れ替えなどの都度、扉を開閉させなければならず、その都度飼育ケース内外の空気が混ざってしまい、外気雑菌が飼育ケース内に侵入したり、ケージ内汚損物が外部に放出されたりする虞があるという問題があった。

このような問題点を解決し、飼育装置内外の空気が混ざる虞がなく、手間がかからず、安価な飼育装置として、ケージをラックに挿入した時に、ラックに設けられた下方に開口したラック側給気口とケージに設けられたケージ側給気口とが連結する飼育装置が提案されている(特許文献1)。

この装置によれば、ケージ単位でバリアを構築でき、給気口の接続、開閉を容易に行えるという利点を有するが、ラック側給気口とケージ側給気口との連結に加わる力は、ケージの押入力のみなので、当該連結部の気密性が十分ではなく、排気口は室内に開放しているのでケージ内の臭気が室内に流入し、停電などで給気ダクトからの給気が停止すると、前記排気口より室内の細菌などがケージ内に侵入してしまう危険性があった。

また、マウスなど小動物用のケージを複数収納する筐体を備えた小動物飼育装置において、筐体の後部側に支柱を設け、その支柱の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアームを前後方スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置上下回動可能に設け、その各U字状のアームに、ケージのフランジ着脱自在に係合して保持させ、そのアームの後方にスライドした固定位置の上方に、その各ケージ内を換気するための給排気手段を設けたものが提案されている(特許文献2)。

この装置は、ケージ毎に、給気、排気を個別に行うため、外気と各ケージ内及び各ケージ相互間の空気が互いに混入するのを防ぐことができ、ケージの空気取入口と給気水平ダクトの給気口は、外周をフードカバーに覆われてシールされているため、外気がケージ内に侵入することもなく、ケージの空気排出口排気水平ダクトの排気口も、外周をフードカバーに覆われてシールされているため、ケージ内の汚れた空気が外部に漏れることもなく、各ケージの通気性を個々に保ちつつ、各ケージ相互間及びケージ2内の汚損空気の外部への放出を防止できるといった効果を奏することができた。

しかしながら、上述の飼育装置は、各ケージを筐体内に収納した後、ケージをその上方に設けた給排気手段に接続するため、U字状のアームにケージのフランジを係合させて回動し、ケージを上方に移動させる必要があった。
このように、従来の飼育装置は、ケージの装着に2工程の操作が必要で手間がかかると共に、装脱着時にケージが上下に移動するので、外部からケージ内への給水手段を設けることが困難であり、また、ケージを収納する際、底面を摺動させるため振動騒音が発生するので、ケージ内の小動物に対するストレスの原因となった。

かかる問題点を解決するため、ケージを上下動させるのではなく、ケージを飼育装置の枠体に挿入する動作により、伸縮自在なジャバラ付の給排気フードの開口部をケージ蓋に設けた給排気口密着させるようにした小動物用飼育装置が提案された(特許文献3)。

しかし、この飼育装置では、ケージの上方に伸縮自在なジャバラ付の給排気フードの開口部を設置しなければならず、そのためのスペースを必要とし、また、確実な機密状態を形成するため、ジャバラの収縮力に抗してケージ蓋の吸排気口に強い力で密着させなければならなかった。

概要

ケージの収納スペース効率が良く、ケージの出し入れが簡単で、装置に装着する際、ケージに与えられる振動や騒音が少なく、ケージ内の換気や、ケージへの給水手段の取り付けが容易な飼育装置を提供すること蓋体容器本体からなる飼育ケージであって、蓋体には、飼育ケージを飼育装置のラックに挿入したとき、前記枠体の一部と接触し、枠体を上方に移動させる斜面と、飼育ケージがラック内の所定の位置まで挿入された時、前記枠体の一部が嵌合して、前記枠体を下方に移動させ、前記吸排気フードを前記蓋谷に形成された吸排気口に接合させる、凹部が形成され、前記枠体を上方に移動させ、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外す手段と、前記枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外された時に、当該飼育ケージをラックの外方向に移動させる付勢手段を備える

目的

本発明は、従来の小動物飼育装置が有する問題点を解決するものであって、ケージの収納スペース効率が良く、ケージの出し入れが簡単で、装置に装着する際、ケージに与えられる振動や騒音が少なく、ケージ内の換気や、ケージへの給水手段の取り付けが容易な小動物飼育装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の飼育ケージ収納可能なラック、前記ラックに回動可能に支持されている枠体に固定された吸気フード及び排気フード吸気ダクトと前記吸気フード、排気ダクトと前記排気フードを、それぞれ接続するジャバラ蓋体容器本体からなる飼育ケージ、を含む小動物用飼育装置において、前記蓋体には、飼育ケージを飼育装置のラックに挿入したとき、前記枠体の一部と接触し、枠体を上方に移動させる斜面と、飼育ケージがラック内の所定の位置まで挿入された時、前記枠体の一部が嵌合して、前記枠体を下方に移動させ、前記吸気フードを前記蓋体に形成された吸気口に、前記排気フードを前記蓋体に形成された吸排気口に、それぞれ接合させる、凹部が形成され、前記枠体を上方に移動させ、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外す手段と、前記枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外された時に、当該飼育ケージをラックの外方向に移動させる付勢手段、を備えていることを特徴とする小動物用飼育装置。

請求項2

前記蓋体の斜面と接触する前記枠体の一部が、枠体に回転軸が固定された回転ローラーである請求項1記載の小動物用飼育装置。

請求項3

前記ラックに回転可能に支持されている枠体が、下方向に回動するよう付勢されている請求項1又は2記載の小動物用飼育装置。

技術分野

0001

本発明は、医療研究などに用いられるマウスなどの小動物飼育するための飼育装置に関するものである。

背景技術

0002

一般的な飼育ケースは、ケージ入れ替えなどの都度、扉を開閉させなければならず、その都度飼育ケース内外の空気が混ざってしまい、外気雑菌が飼育ケース内に侵入したり、ケージ内汚損物が外部に放出されたりする虞があるという問題があった。

0003

このような問題点を解決し、飼育装置内外の空気が混ざる虞がなく、手間がかからず、安価な飼育装置として、ケージをラックに挿入した時に、ラックに設けられた下方に開口したラック側給気口とケージに設けられたケージ側給気口とが連結する飼育装置が提案されている(特許文献1)。

0004

この装置によれば、ケージ単位でバリアを構築でき、給気口の接続、開閉を容易に行えるという利点を有するが、ラック側給気口とケージ側給気口との連結に加わる力は、ケージの押入力のみなので、当該連結部の気密性が十分ではなく、排気口は室内に開放しているのでケージ内の臭気が室内に流入し、停電などで給気ダクトからの給気が停止すると、前記排気口より室内の細菌などがケージ内に侵入してしまう危険性があった。

0005

また、マウスなど小動物用のケージを複数収納する筐体を備えた小動物飼育装置において、筐体の後部側に支柱を設け、その支柱の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアームを前後方スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置上下回動可能に設け、その各U字状のアームに、ケージのフランジ着脱自在に係合して保持させ、そのアームの後方にスライドした固定位置の上方に、その各ケージ内を換気するための給排気手段を設けたものが提案されている(特許文献2)。

0006

この装置は、ケージ毎に、給気、排気を個別に行うため、外気と各ケージ内及び各ケージ相互間の空気が互いに混入するのを防ぐことができ、ケージの空気取入口と給気水平ダクトの給気口は、外周をフードカバーに覆われてシールされているため、外気がケージ内に侵入することもなく、ケージの空気排出口排気水平ダクトの排気口も、外周をフードカバーに覆われてシールされているため、ケージ内の汚れた空気が外部に漏れることもなく、各ケージの通気性を個々に保ちつつ、各ケージ相互間及びケージ2内の汚損空気の外部への放出を防止できるといった効果を奏することができた。

0007

しかしながら、上述の飼育装置は、各ケージを筐体内に収納した後、ケージをその上方に設けた給排気手段に接続するため、U字状のアームにケージのフランジを係合させて回動し、ケージを上方に移動させる必要があった。
このように、従来の飼育装置は、ケージの装着に2工程の操作が必要で手間がかかると共に、装脱着時にケージが上下に移動するので、外部からケージ内への給水手段を設けることが困難であり、また、ケージを収納する際、底面を摺動させるため振動騒音が発生するので、ケージ内の小動物に対するストレスの原因となった。

0008

かかる問題点を解決するため、ケージを上下動させるのではなく、ケージを飼育装置の枠体に挿入する動作により、伸縮自在なジャバラ付の給排気フードの開口部をケージ蓋に設けた給排気口密着させるようにした小動物用飼育装置が提案された(特許文献3)。

0009

しかし、この飼育装置では、ケージの上方に伸縮自在なジャバラ付の給排気フードの開口部を設置しなければならず、そのためのスペースを必要とし、また、確実な機密状態を形成するため、ジャバラの収縮力に抗してケージ蓋の吸排気口に強い力で密着させなければならなかった。

先行技術

0010

実用新案登録第2567121号
特許第3769174号
特許第4933310号

発明が解決しようとする課題

0011

本発明は、従来の小動物飼育装置が有する問題点を解決するものであって、ケージの収納スペース効率が良く、ケージの出し入れが簡単で、装置に装着する際、ケージに与えられる振動や騒音が少なく、ケージ内の換気や、ケージへの給水手段の取り付けが容易な小動物飼育装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明者らは、ラックに回動可能に支持されている枠体に吸気フード及び排気フードを固定し、飼育ケージ蓋体に開口した吸排気口に連通するようにすれば、少ないスペースで、吸排気ダクトとケージ内を確実に連通させることができることに想い至り、本発明に至った。

0013

本発明の実施の態様は以下の通り。
(1)複数の飼育ケージを収納可能なラック、
前記ラックに回転可能に支持されている枠体に固定された吸気フード及び排気フード、
吸気ダクトと前記吸気フード、排気ダクトと前記排気フードを接続するジャバラ、
蓋体と容器本体からなる飼育ケージ、からなる小動物用飼育装置において、
前記蓋体には、飼育ケージを飼育装置のラックに挿入したとき、前記枠体の一部と接触し、枠体を上方に移動させる斜面と、飼育ケージがラック内の所定の位置まで挿入された時、前記枠体の一部が嵌合して、前記枠体を下方に移動させ、前記吸気フードを前記蓋体に形成された吸気口に、前記排気フードを前記蓋体に形成された吸排気口に、それぞれ接合させる、凹部が形成され、
前記枠体を上方に移動させ、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外す手段と、前記枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外された時に、当該飼育ケージをラックの外方向に移動させる付勢手段、
を備えていることを特徴とする小動物用飼育装置。
(2)前記蓋体の斜面と接触する前記枠体の一部が、枠体に回転軸が固定された回転ローラーである(1)の小動物用飼育装置。
(3)前記ラックに回転可能に支持されている枠体が、下方向に回動するよう付勢されている請(1)又は(2)の小動物用飼育装置。

0014

本発明の飼育ケージは、内部が目視でき、高温殺菌可能な、透明プラスチック製であり、耐熱性耐薬品性に優れたものが好適に使用できる。

0015

本発明の吸排気フードの開口の形状は問わないが、飼育ケージの蓋体に形成された吸排気口を同じ形状とし、吸排気フードの開口及び/又は蓋体の吸排気口の縁部に弾性ガスケットを装着し、吸排気フードとケージの吸排気口との気密性を保つ。

0016

吸排気ダクトは、本発明のラックに取り付けられ、各飼育ケージと連通させるための開口を有するが、当該開口は、飼育ケージの収納部ごとに設けることが好ましい。

0017

飼育ケージの蓋体に設ける斜面と凹部は、吸排気フードを固定した枠体を上下動させ得れば、設置位置を問わないが、枠体を確実かつ安定して上下動させるには、蓋体の両端部に設け、枠体の両端部と接触するよう構成することが好ましい。

0018

枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外す手段は、飼育ケージ側に設けても、ラック側に設けてもよいが、飼育ケージは洗浄殺菌処理をする必要があることからラック側に設けることが好ましい。

発明の効果

0019

ラックに回転可能に支持されている枠体に吸気フード及び排気フードを固定し、飼育ケージの蓋体に開口した吸排気口に連通するようにしたので、少ないスペースで、吸排気ダクトとケージ内を確実に連通させることができ、飼育ケージがラック内の所定の位置まで挿入された時、前記枠体の一部が嵌合するので、飼育ケージをラック内の所定の位置に保持することができ、また、枠体を上方に移動させ、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部との係合を外すと、付勢手段により飼育ケージがラックの外方向に押し出されるので、ラックから飼育ケージを取り出すのが容易となり、枠体の一部とケージ蓋体に形成された凹部と再係合することが防がれる。

0020

また、吸排気の開口部が比較的大きくてもケージ内と吸排気ダクトとが確実に気密性が保てるので、ケージ内の気流の速度を低く抑えることができ飼育小動物に与えるストレスを小さくすることができる。

図面の簡単な説明

0021

飼育ケージを収納するラックの斜視図である。
ラックレールの正側面図である。
本発明の飼育ケージの側面図である。
吸排気口が設けられた飼育ケージの蓋体の平面図である。
飼育ケージをラックに収納する工程を示す図である。
飼育ケージをラックに収納する工程を示す図である。
飼育ケージをラックに収納する工程を示す図である。
飼育ケージの蓋体に設けられた吸排気口と吸排気フードの接触部の拡大図である。

実施例

0022

本発明の飼育装置を図面で説明する。
図1は、飼育ケージを収納するラック1の一部を示す図で、飼育ケージの収納スペースは両側が複数の支柱2で区画されている。

0023

ラック1の飼育ケージが収納される空間の両側の支柱2には、ラックレール3が固定され、ラックレール3には、図2に示されるように、飼育ケージのフランジ11に係合する溝部9及びバランスリンク5の軸受4が形成され、当該軸受4に連結したバランスリンク5の他端は、給気フード7及び排気フード8が固定された枠体6と連結され、枠体6の両側には回転ローラー22が軸支されている。

0024

図3は、飼育ケージ10の側面図で、蓋体12と容器本体13からなり、両者は図示されないガスケットを介して、気密性が保持された状態で結合している。
両者の結合部分には、前記ラックレール3に形成された溝部9と係合するフランジ11が形成されている。

0025

前記吸排気フード7,8は、夫々ラック1の背面に固定された吸排気ダクト25,26とジャバラ23,24を介して接続されている。
飼育ケージ10の蓋体12には、前記枠体6に軸支された回転ローラー22と接触し、飼育ケージをラック内に押し込める方向に移動させると、前記枠体を上方に移動させる斜面20と、飼育ケージ11をラック内の所定位置まで移動したとき、前記回転ローラー22と嵌合する凹部21が形成されている。16は、前記ラック側に取り付けられた飼育ケージ解放手段であり、復元バネ19とそれに連結されたフック27からなる。

0026

図4は飼育ケージ10の平面図で、前記吸排気フード7,8と接続する吸排気口28,29が形成されている。前記ラック側に取り付けられた飼育ケージ解放手段16のフック27は、飼育ケージ10の先端側面と係合しており、飼育ケージ10をラックの所定位置まで移動させると、前記フック27も移動し、前記復元バネ19が圧縮するので、飼育ケージ11の端側面を係止しているフック17が、飼育ケージ10をラックの外方に飛び出させる方向に付勢することとなる。

0027

図5〜7に、飼育ケージをラックに収納する工程を示す。

0028

図5は、ラック1内に飼育ケージ10を収納し始めたところを示す。図のように当初、回転ローラー22は飼育ケージ蓋体12に形成された斜面20と接触していない。さらに飼育ケージを押し込むと、回転ローラー22は蓋体の斜面20と接触し、吸排気フード7,8を固定した枠体6を上方に移動させるので、飼育ケージの押し込み時に給排気フードが飼育ケージの蓋体と接触ことが避けられる。

0029

図6は、さらに、飼育ケージ10を押し込めたところを示し、回転ローラー22が斜面20に当接して押し上げられるに従い、枠体6もさらに上方に移動するとともに、飼育ケージの先端側面に前記フック27が当接し、復元バネ19を圧縮させる。

0030

飼育ケージ10を所定の位置まで押し込めると、図7に示されるように、前記回転ローラー22は、蓋体に形成された斜面20に連続して形成された凹部21に嵌合し、フック27の移動により前記復元バネ19は最大限圧縮された状態となる。

0031

この状態では、回転ローラー22は、前記凹部21にしっかり嵌合するので、飼育ケージ11は所定に位置に固定され、回転ローラー22の下方への移動に伴い、枠体6に固定された吸排気フード7,8も下方に移動し、飼育ケージの蓋体に形成された吸排気口28,29とそれぞれが接続する。この時、後述するロックレバロット15に内在する復元バネ18により、ロットが縮小する方向に付勢されているので、吸排気フード7,8とケージ蓋体の吸排気口との気密性が保たれる。

0032

図7は、飼育ケージ10をラックから取り出す場合の操作を示す。
飼育ケージをラックから取り出すには、ラックレール3に摺動自在に取り付けられた、排出レバー14を押し込むことにより、排出レバー14の先端と前駆枠体6とにそれぞれ連結されたロックレバーロット15が、排出レバー14の水平方向の移動を、垂直方向の移動に変換して枠体6を上方に移動させる。

0033

枠体6の上昇により回転ローラー22と蓋体凹部21との係合が外れると、前記復元フック27の付勢力により、飼育ケージ10はラックの外側方向に飛び出すので、飼育ケージ10をラックから容易に取り出すことができる。このとき、ロックレバーロット15に設けられたピン32が、枠体6に設けられた長孔33の上端部に当接し、枠体6をほぼ水平に保つので、飼育ケージ10が移動する際、蓋体12と接触することが避けられる。

0034

排出レバー14には復元バネ17が取り付けられ、排出レバー14は元の位置に戻るよう設定されているが、上述したように、フック27により飼育ケージ10には常時ラックの外側方向に付勢されており、回転ローラー22と蓋体凹部21との係合が外れると同時に飼育ケージ10はラックの外方に飛び出すので、排出レバー14が元の位置に戻っても、回転ローラー22が蓋体凹部21と再び係合することはない。

0035

また、ロックレバーロット15には、所定の長さ以下には伸縮せず、所定の長さを超える場合に伸縮自在となるよう復元バネ18が装着されている。
したがって、飼育ケージの収納時に枠体6が上方に移動しても、ロックレバーロット15が伸張して追従するので、飼育ケージをスムーズに収納でき、さらに、所定の長さ以下には伸縮しないので、排出レバー14の押し込みによる枠体6の上方への移動は確実に行うことができる。
また、回転ローラー22が凹部21に係合したときに、ロックレバーロット15が若干伸張した状態となるようにすれば、復元バネ18の復元力により、給排気フード7,8が給排気開口部28,29に押し付けられるので、両者の密封が確実に行われる。

0036

図8は、飼育ケージの蓋体に設けられた吸排気開口部28,29と吸排気フード7,8の接触部の拡大図であり、想像線は、飼育ケージ排出時の状態を示す。

0037

吸排気開口部28,29は、多数の開口を有する格子状部材で構成され、これらの開口は、固定具36で固定されたフィルター30,31で覆い、常時、外気からの細菌の侵入を防いでいる。

0038

飼育ケージ10をラック1内に収納したときは、吸排気開口部28、29は吸排気フード7,8と接触するが、この時吸排気開口部の周囲に取り付けたOリング35が吸排気フードの周縁に取り付けたガスケットに押し付けられ、確実に気密性が保たれる。

0039

飼育ケージ10が所定の位置まで押し込まれていないと、吸排気開口部28、29は吸排気フード7,8と完全に接触せず、飼育ケージ内の換気が不完全、もしくは全く行われない状態となってしまう。
このような事故を未然に防ぐため、ラック1に飼育ケージ10が所定の位置に収納されたことを検知する手段を設け、操作者に、吸排気開口部28、29は吸排気フード7,8と完全に接触したか否かを表示させることが望ましい。

0040

1飼育ケージを収納するラック
2 ラックを構成する支柱
3ラックレール
4軸受
5バランスリンク
6枠体
7給気フード
8排気フード
9 溝部
10 飼育ケージ
11フランジ部
12蓋体
13容器本体
14排出レバー
15ロックレバーロット
16ケージ解放手段
17〜19復元バネ
20 斜面
21 凹部
22回転ローラー
23、24ジャバラ
25、26吸排気ダクト
27 解放フック
28給気開口
29排気開口部
30、31フィルター
32ピン
33長孔
34ガスケット
35 Oリング
36 固定具

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