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技術 通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラム

出願人 カシオ計算機株式会社
発明者 田中利明
出願日 2016年3月24日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2016-060091
公開日 2017年9月28日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2017-174188
状態 特許登録済
技術分野 電卓等
主要キーワード 弧度法 基本設定データ 専用アプリ 算術記号 計算結果データ 受信完了メッセージ 計算モード 無線リーダ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
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図面 (11)

課題

メモリ容量が限られた情報表示装置であっても、適切に新たな作業データダウンロードして利用することが可能な通信機器、情報表示装置を提供する。

解決手段

教師用関数電卓10FAでの作業データを、アップロードモードにしたタブレット端末20と通信接続することで、当該タブレット端末20に前記教師用関数電卓10FAの作業データをアップロードUPして生徒用関数電卓10FBに配布するための配布データとして保存する。前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20をダウンロードモードにして通信接続させると、前記生徒用関数電卓10FBでの作業データが固有IDを対応付けて前記タブレット端末20にバックアップ保管)データとして保存された後、前記配布データが前記生徒用関数電卓10FBにダウンロードDNされ当該配布データである作業データを利用して学習可能な状態になる。

概要

背景

従来、グラフ関数電卓等のメモリ容量が比較的大きい情報表示装置において、適宜、学習したい内容のデータを先生が入力して作業データとして保存し、その作業データをPC(パソコン)にバックアップする。そして、前記PCにバックアップした作業データを各生徒のグラフ関数電卓に読み出して利用する仕組みが実現されている。

従来の電子機器関数電卓)において、外部機器汎用PC)との通信接続中には、RAMに記憶されている自装置で処理可能なデータグループを前記外部機器で処理可能なファイルに変換してストレージに記憶させる。そして、前記通信接続が切断された際には、前記ストレージに記憶されたファイルをデータグループに変換して前記RAMに記憶させる。これにより、前記電子機器で扱う情報を容易に外部機器で処理可能にすることが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。

概要

メモリ容量が限られた情報表示装置であっても、適切に新たな作業データをダウンロードして利用することが可能な通信機器、情報表示装置を提供する。教師用関数電卓10FAでの作業データを、アップロードモードにしたタブレット端末20と通信接続することで、当該タブレット端末20に前記教師用関数電卓10FAの作業データをアップロードUPして生徒用関数電卓10FBに配布するための配布データとして保存する。前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20をダウンロードモードにして通信接続させると、前記生徒用関数電卓10FBでの作業データが固有IDを対応付けて前記タブレット端末20にバックアップ(保管)データとして保存された後、前記配布データが前記生徒用関数電卓10FBにダウンロードDNされ当該配布データである作業データを利用して学習可能な状態になる。

目的

本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、メモリ容量が限られた情報表示装置であっても、入力済みの作業データを適切に保管して、新たな作業データを利用することが可能になる通信機器、情報表示装置、通信方法情報表示方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信する第1作業データ受信手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している第2作業データ記憶手段と、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する保管データ登録手段と、を備えたことを特徴とする通信機器

請求項2

前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合は、前記保管データを登録した後に前記第2の作業データを前記情報表示装置に送信し、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが同じ場合は、前記保管データを登録することなしに、前記第2の作業データを前記情報表示装置に送信する配布データ送信手段を、備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。

請求項3

前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なるか否かを判断する判断手段を備えた、ことを備えたことを特徴とする請求項1に通信機器。

請求項4

前記設定データは、計算モード、角度モード、丸めモードのうち、何れかのモードの設定データを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の通信機器。

請求項5

前記第1作業データ受信手段は、前記情報表示装置から前記情報表示装置の識別情報と第1の作業データとを受信し、前記保管データ登録手段は、前記第1作業データ受信手段により受信された前記情報表示装置の識別情報に対応付けて前記第1の作業データを保管データとして登録する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信機器。

請求項6

前記保管データ登録手段により登録された保管データを、前記情報表示装置に送信する保管データ送信手段を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の通信機器。

請求項7

前記第1作業データ受信手段及び前記配布データ送信手段は、近距離無線通信手段を備えた、ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の通信機器。

請求項8

通信機器を制御するための通信方法であって、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信し、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶し、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する、ことを特徴とする通信方法。

請求項9

通信機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信する第1作業データ受信手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している第2作業データ記憶手段と、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する保管データ登録手段、として機能させるためのプログラム。

請求項10

第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信する送信通知受信手段と、前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、を備えたことを特徴とする情報表示装置。

請求項11

前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ送信手段による送信後に、前記通信機器から第2の作業データを受信し、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが同じ場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを送信せずに、前記通信機器から第2の作業データを受信する作業データ受信手段を、備えたことを特徴とする請求項10に記載の情報表示装置。

請求項12

前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なるか否かを判別する判別手段を、備えたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の情報表示装置。

請求項13

前記作業データ送信手段は、前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを本装置の識別情報に対応付けて前記通信機器に送信し、前記作業データ受信手段は、前記作業データ送信手段による送信後に、前記通信機器から第2の作業データを受信し、前記作業データ受信手段により、前記通信機器から第2の作業データを受信した後に、前記通信機器から前記本装置の識別情報に対応付けられた第1の作業データを受信する返却データ受信手段を備えた、ことを特徴とする請求項11に記載の情報表示装置。

請求項14

前記作業データ記憶手段により記憶された第1の作業データを表示部に表示させるデータ表示手段と、ユーザ操作に応じて前記表示部に表示された第1の作業データを消去する表示消去手段と、前記表示消去手段により前記表示部に表示された第1の作業データが消去された後に、ユーザ操作に応じて、前記作業データ記憶手段により記憶されている第1の作業データを前記表示部に再表示させるデータ再表示手段と、を備えたことを特徴とする請求項10乃至請求項13の何れか1項に記載の情報表示装置。

請求項15

前記送信通知受信手段及び作業データ送信手段は、近距離無線通信手段を備えた、ことを特徴とする請求項10乃至請求項14の何れか1項に記載の情報表示装置。

請求項16

情報表示装置を制御するための情報表示方法であって、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶し、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信し、前記送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する、ことを特徴とする情報表示方法。

請求項17

情報表示装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信する送信通知受信手段と、前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段、として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。

技術分野

0001

本発明は、情報表示装置作業データダウンロードするための通信機器、情報表示装置、通信方法情報表示方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、グラフ関数電卓等のメモリ容量が比較的大きい情報表示装置において、適宜、学習したい内容のデータを先生が入力して作業データとして保存し、その作業データをPC(パソコン)にバックアップする。そして、前記PCにバックアップした作業データを各生徒のグラフ関数電卓に読み出して利用する仕組みが実現されている。

0003

従来の電子機器関数電卓)において、外部機器汎用PC)との通信接続中には、RAMに記憶されている自装置で処理可能なデータグループを前記外部機器で処理可能なファイルに変換してストレージに記憶させる。そして、前記通信接続が切断された際には、前記ストレージに記憶されたファイルをデータグループに変換して前記RAMに記憶させる。これにより、前記電子機器で扱う情報を容易に外部機器で処理可能にすることが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0004

特許第5488104号公報

発明が解決しようとする課題

0005

前記グラフ関数電卓等のメモリ容量が比較的大きい情報表示装置では、入力済みの作業データを残しつつ、他の作業データを読み込んで利用することも可能である。

0006

しかしながら、メモリ容量が限られた機種の情報表示装置では、入力済みの作業データを消去しないと、他の作業データを保存して利用することができない。

0007

本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、メモリ容量が限られた情報表示装置であっても、入力済みの作業データを適切に保管して、新たな作業データを利用することが可能になる通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る通信機器は、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信する第1作業データ受信手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している第2作業データ記憶手段と、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する保管データ登録手段と、を備えたことを特徴としている。

0009

本発明に係る情報表示装置は、第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信する送信通知受信手段と、前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、を備えたことを特徴としている。

発明の効果

0010

本発明によれば、メモリ容量が限られた情報表示装置であっても、入力済みの作業データを適切に保管して、新たな作業データを利用することが可能になる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施形態に係る情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の利用形態を示す模式図。
情報表示装置(10F/10D)と通信機器20との間で使用する無線通信手段の実施例を示す図。
前記情報表示装置としての関数電卓10Fの電子回路の構成を示すブロック図。
前記通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図。
前記関数電卓10Fの情報表示制御処理を示すフローチャート
前記関数電卓10Fの情報表示制御処理に対する通信割込み処理を示すフローチャート。
前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その1)を示すフローチャート。
前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その2)を示すフローチャート。
前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った数表計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。
前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った基本計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。

実施例

0012

下図面により本発明の実施の形態について説明する。

0013

図1は、本発明の実施形態に係る情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の利用形態を示す模式図である。

0014

前記関数電卓10Fは、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この関数電卓10Fの本体正面にはキー入力部11および表示出力部12が設けられる。

0015

前記キー入力部11には、数値や数式を入力したり計算の実行を指示したりするための数値・演算記号キー群111、各種の関数を入力したりメモリ機能立ち上げたりするための関数機能キー群112、各種動作モードのメニュー画面を表示させたり動作モードの設定を指示したりするためのモード設定キー群113、前記表示出力部12に表示されたカーソル移動操作データ項目選択操作などを行うためのカーソルキー114が備えられる。

0016

前記数値・演算記号キー群111としては、[0]〜[9](数値)キー、[+][−][×][÷](四則記号)キー、[Ans][=](実行)キー、[AC](クリア)キーなどが配列される。

0017

前記関数機能キー群112としては、[x-1](−1乗;逆数)キーをはじめ、[√□](ルート)キー、[□/□](分数)キー、[sin](サイン)キー、[M+](メモリプラス)キー、[OPTN](オプション)キー、[RCL](メモリ呼び出し)キーなどが配列される。

0018

前記モード設定キー群113としては、[MODE](モード)キー、[SHIFT](シフト)キー、[ALPHA](アルファベット)キー、[ON](電源オン)キーなどが配列される。

0019

なお、前記数値・演算記号キー群111や関数機能キー群112のキーは、[SHIFT]キーが操作された後に続けて操作されることで、そのキートップに記載されたキー機能ではなく、そのキーの上方に記載されたキーとして機能できるようになっている。例えば、[SHIFT]キー操作後に[AC]キーが操作(以下、[SHIFT]+[AC]キー等と記す。)されると[OFF](電源オフ)キーとなる。[SHIFT]+[OPTN]キーは[QR/通信]キー11Qとなり、[SHIFT]+[RCL]キーは[STO](メモリ登録)キーとなる。

0020

前記表示出力部12は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなる。

0021

前記タブレット端末20は、カメラ付きのタブレット端末20であり、タッチ入力部としても機能する表示出力部21を備えている。

0022

前記関数電卓10Fは、無線通信手段を有し、前記タブレット端末20からの指示に応じて、当該関数電卓10Fにおける作業データを前記タブレット端末20に送信してアップロードUPする機能、前記タブレット端末20から送信された作業データを受信してダウンロードDNする機能を備えている。

0023

前記作業データは、前記関数電卓10Fの計算機能に基づき設定された計算モード,角度モード,丸めモードを含む設定データと、ユーザ操作に応じて入力された計算式,数値(表)を含む入力データとを含んでいる。

0024

また、前記関数電卓10Fは、前記[QR/通信]キー11Qの操作に応じて、前記作業データを2次元コードQRコード(登録商標))Q(図3参照)に変換して表示させる機能、当該2次元コードQとして表示された前記作業データを前記無線通信手段の通信データにセットする機能を備えている。

0025

前記タブレット端末20は、無線通信手段を有し、前記関数電卓10FからアップロードUPされて受信した作業データを配布データ又は保管データとして保存する機能、前記配布データ又は保管データとして保存された作業データを前記関数電卓10Fへ送信してダウンロードDNする機能を備えている。

0026

前記タブレット端末20は、前記関数電卓10FからアップロードUPされた作業データの受信を完了すると、受信完了メッセージmを表示出力部21に表示する。

0027

また、前記タブレット端末20は、前記関数電卓10Fに表示された2次元コード(QRコード)Q(図4参照)を撮影し、当該2次元コードに対応した作業データを前記配布データ又は保管データとして保存する機能も備えている。

0028

さらに、前記タブレット端末20は、前記保存された作業データを通信ネットワーク(Web)N上の計算サーバ30に送信し、当該計算サーバ30により前記作業データに応じて作成された計算参考情報としての画像データを受信して表示する機能を備えている。

0029

なお、前記情報表示装置は、前記関数電卓10Fに限定されるものではなく、電子辞書装置10D(図2(B)参照)等として構成され得る。

0030

前記電子辞書装置10Dの作業データは、当該電子辞書装置10Dの検索モード英和検索/和英検索/英英検索/ジャンプ検索等)を含む設定データと、ユーザ操作に応じて入力された辞書検索語を含む入力データとを含んでいる。

0031

また、前記通信機器は、前記タブレット端末20に限定されるものではなく、PDA(personal digital assistants)、スマートフォンノートPC(personal computer)、ゲーム機等として構成され得る。

0032

次に、前記情報表示装置としての関数電卓10Fや電子辞書装置10Dと、前記通信機器20との間で通信接続を行なうための無線通信手段について説明する。

0033

図2は、前記情報表示装置(10F/10D)と通信機器20との間で使用する無線通信手段の実施例を示す図である。

0034

前記無線通信手段としては、図2(A)に示すようなBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信図2(B)に示すようなNFC等の近距離無線通信、図2(C)に示すようなWifi(登録商標)等の無線LANによる近距離無線通信、その他の近距離無線通信の何れを使用してもよい。

0035

前記図2(A)で示すBluetooth等の近距離無線通信を使用した場合、前記情報表示装置(10F)の所定のキー(ボタン)を押下して周辺にある通信機器20への無線による呼掛けを行なう。すると、前記通信機器20において、通信可能な前記情報表示装置(10F)を含む相手機器一覧表示され、前記一覧表示された相手機器の中から前記情報表示装置(10F)を選択して指定“Tap”することで、前記情報表示装置(10F)と通信機器20とのペアリングが実行され互いに通信接続Pされる。

0036

また、前記図2(B)で示すNFC等の近距離無線通信は、通信機器20からの磁界に応じた誘導電流により無線通信を行なう無線通信手段である。

0037

例えば、前記情報表示装置(電子辞書装置10D)に内蔵したNFCタグには、前記通信機器20の近距離無線通信部(無線リーダライタ)28から発生される磁界Wmに応じて誘導電流が流れるコイルアンテナATと、前記コイルアンテナATに流れる誘導電流を起電力として動作するICチップITとが備えられる。前記情報表示装置(電子辞書装置10D)のCPU13は、前記NFCタグのICチップITと有線接続され、前記ICチップITのデータを直接読み書きできる有線リーダライタ機能を備える。これにより、前記情報表示装置(電子辞書装置10D)のNFCタグと前記通信機器20の近距離無線通信部(無線リーダ・ライタ)28との間で無線通信Siが行われる。

0038

また、前記図2(C)で示すWifi等の無線LANによる近距離無線通信を使用した場合、WifiルータRwにより無線LANに接続された各通信機器(情報表示装置10F/通信機器20/パーソナルコンピュータPC/ゲーム機HG等)のうち、例えば予め設定された相手の通信機器とのみペアリングが実行され互いに通信接続Pされるか、相手の通信機器と軽くぶつける等の衝撃を検知して相手の通信機器とのペアリングが実行され互いに通信接続Pされる。

0039

図3は、前記情報表示装置としての関数電卓10Fの電子回路の構成を示すブロック図である。

0040

なお、前記情報表示装置としての電子辞書装置10Dの電子回路の説明は、本実施形態に関わる部分について、前記関数電卓10Fの電子回路と略同様であるため省略する。

0041

前記関数電卓10Fの電子回路は、前記キー入力部11及び前記表示出力部12に加えて、コンピュータである前記CPU13と、メモリ14と、記録媒体読取部15と、無線通信部16とを備えている。

0042

前記CPU13は、前記メモリ14に記憶されている表示制御プログラム14aに従い回路各部の動作を制御し、前記キー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。前記表示制御プログラム14aは、前記メモリ14に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから前記記録媒体読取部15を介して前記メモリ14に読み込まれて記憶されたものであっても良い。前記表示制御プログラム14aは、ユーザがキー入力部11の操作によって書き換えできないようになっている。

0043

前記メモリ14には、さらに、ユーザ書き換え不可能な情報として、固有ID14bも記憶される。前記固有ID14bは、各関数電卓10F…に独特なID(識別情報)である。

0044

前記メモリ14には、このようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するために、設定データエリア14c、入力データエリア14d、計算結果データエリア14e、QRデータエリア14fが確保されている。

0045

前記設定データエリア14cには、初期設定又はユーザ操作に応じて設定された計算モード(基本計算/数表計算/行列計算統計計算等)、角度モード(度数法(D)/弧度法(R)/グラード(G))、丸めモード(小数点下桁四捨五入(Fix)、有効桁数(Sci)等)、表示モード(数式自然表示/ライン表示)を含む設定データが記憶される。

0046

記入力データエリア14dには、前記キー入力部11によりキー入力されたキーコードのデータが順次入力され、これにより構成される計算式、数値(表)、変数等の入力データが記憶される。例えば数値キー数字を示すコードで、「sin」などの関数キーはその関数を示すコードで、「+」「−」「×」「÷」などの算術記号キーはその算術記号を示すコードで記憶される。また、前記入力データエリア14dには、A,B,C,D,E,F,M,X,Yの9つの文字に対して個別に登録される異なる数値などの変数も記憶される。例えば、前記キー入力部11の[3]キー,[SHIFT]+[RCL]キー(=[STO]キー),[(−)]キー(=[A]キー)というキー操作を行うことで変数Aに数値「3」が登録される。

0047

前記計算結果データエリア14eには、前記設定データと入力データに応じて計算実行された計算結果データが記憶される。

0048

前記QRデータエリア14fには、前記設定データと入力データを含む(計算結果データがある場合はそれも含む)当該関数電卓10Fの作業データが、前記[QR/通信]キー11Qの操作に従い2次元コード(QRコード)Qに変換され、当該2次元コードQに変換したデータ(QRデータ)が記憶される。

0049

前記無線通信部16は、前記図3を参照して説明したように、Bluetooth、NFC、Wifi等の前記通信機器20と無線通信する機能を備えている。

0050

このように構成された前記情報表示装置としての関数電卓10Fは、前記CPU13が前記表示制御プログラム14aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、前記作業データを前記通信機器20に送信してアップロードUPする機能、前記通信機器20に保存されている作業データを受信してダウンロードDNする機能を実現する。

0051

前記通信機器20は、前記関数電卓10Fの無線通信部16と近距離無線通信により通信接続して前記関数電卓10Fから送信されてアップロードUPされた作業データを受信するか、前記関数電卓10Fの表示出力部12に表示出力された2次元コードQを撮影することで、前記関数電卓10Fの作業データを取得して保存する。

0052

図4は、前記通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図である。

0053

前記通信機器20の電子回路は、前記表示出力部21、前記近距離無線通信部28に加えて、コンピュータであるCPU22と、メモリ23と、記録媒体読取部24と、前記表示出力部21に重ねて一体化したタッチ入力部25と、カメラ部26と、無線通信部27とを備えている。なお、前記タッチ入力部25は電源キー等のキー入力部を含んでも良い。

0054

前記CPU22は、前記メモリ23に記憶されている通信機器制御プログラム23a、QRコードリーダプログラム23b、EDUCATIONプログラム23cに従い、前記タッチ入力部25からのタッチ(又はキー)入力信号、あるいは前記無線通信部27や前記近距離無線通信部28による受信信号に応じて回路各部の動作を制御する。前記各プログラム23a,23b,23cは、前記メモリ23に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから前記記録媒体読取部24を介して前記メモリ23に読み込まれて記憶されたものであっても良い。

0055

前記QRコードリーダプログラム23bは、前記2次元コードQ(本実施形態ではQRコード)を撮影し、撮影した2次元コードQのデータ(QRデータ:本実施形態では作業データ)を取得するための汎用のアプリケーションプログラムである。

0056

前記EDUCATIONプログラム23cは、前記関数電卓10Fと前記近距離無線通信部28により通信接続して当該関数電卓10FからアップロードUPされた作業データを配布データ又は保管データとして保存したり、当該保存された作業データを前記関数電卓10FにダウンロードDNしたり、前記計算サーバ30と前記無線通信部27により通信接続して前記保存された作業データを前記計算サーバ30に送信したり、当該計算サーバ30により前記送信した作業データに応じて作成された計算参考情報としての画像データを受信して表示出力したりするための専用のアプリケーションプログラムである。

0057

前記メモリ23には、前記EDUCATIONプログラム23cに従い前記関数電卓10FからアップロードUPされた作業データを配布データ又は保管データとして、当該関数電卓10Fのユーザ名と固有IDに対応付けて記憶して保存するバックアップデータエリア23d、その他の作業データを必要に応じて一時的に記憶するワークデータエリア23eが確保される。

0058

このように構成された前記通信機器20は、前記CPU22が前記通信機器制御プログラム23a、前記QRコードリーダプログラム23b、前記EDUCATIONプログラム23cに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、前記関数電卓10FからアップロードUPされた作業データを配布データ又は保管データとして保存する機能、当該配布データ又は保管データとして保存した作業データを前記関数電卓10FにダウンロードDNする機能を実現する。

0059

次に、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の動作について説明する。

0060

図5は、前記関数電卓10Fの情報表示制御処理を示すフローチャートである。

0061

図6は、前記関数電卓10Fの情報表示制御処理に対する通信割込み処理を示すフローチャートである。

0062

図7図8は、前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その1、その2)を示すフローチャートである。

0063

図9は、前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った数表計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。

0064

ここでは、教師用の関数電卓(情報表示装置)10FAにより後述の生徒用の関数電卓(情報表示装置)10FBに配布して学習させるための作業データを作成し、作成した作業データを配布データとしてタブレット端末(通信機器)20にアップロードUPして保存する動作について説明する。

0065

前記教師用の関数電卓10FAにおいて、図9(A1)に示すように、[SHIFT]+[SETUP]キーを操作してモード設定のメニュー画面Gmを表示させる。前記メニュー画面Gmにおいて、図9(A2)に示すように、[3]キーを操作して表示桁数(丸めモード)の設定画面Gkを表示させる。続いて[1]キーを操作して小数点以下指定桁四捨五入(Fix)を指定し、[3]キーを操作して小数点3桁以下四捨五入を選択する。すると、前記丸めモード(小数点3桁以下四捨五入)、表示モード(初期設定:数学自然表示)、角度モード(初期設定:度数法(D))を含む基本設定データが設定され、前記設定データエリア14cに記憶される(ステップS1)。

0066

また、計算モードを数表計算モードに設定すると、当該設定された計算モード(数表計算)も前記設定データエリア14cに記憶される(ステップS2)。

0067

そして、図9(A3)(A4)に示すように、関数式「f(x)=sin(x)」と「g(x)=cos(x)」を入力し、また、図9(A5)に示すように、前記数表計算の範囲「0〜360」とステップ値「30」を入力し、前記表示出力部12に表示させると(ステップS3〜S5)、前記入力された各関数式、数表計算の範囲、ステップ値が、前記入力データエリア14dに記憶される。

0068

ここで、図9(A6)に示すように、[=]キーの操作により前記設定データエリア14cに記憶された設定データと前記入力データエリア14dに記憶された入力データとに応じた計算が実行されると(ステップS7(Yes))、前記数表計算の範囲のステップ値毎に計算されたf(x)とg(x)の数値を数表にした計算結果データが表示出力部12に表示される(ステップS8)。そして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データが表示された状態で、後述の通信割込み処理図6により前記タブレット端末20からのアップロード通知が受信されると(ステップD1(Yes))、前記無線通信部16の通信データにセットされているQRデータ(固有ID+作業データ)が配布データとして前記タブレット端末20に送信される(ステップD2)。そして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データを含む作業データを、後述する生徒用の関数電卓10FBに対する配布データとして前記タブレット端末20にバックアップすることができる。

0069

なお、図9(A7)に示すように、前記[QR/通信]キー11Qを操作した場合には(ステップS9(Yes))、前記教師用関数電卓10FAの固有IDと前記作業データが前記QRデータとして前記QRデータエリア14fに記憶され保存される(ステップS10)。

0070

すると、前記QRデータ(固有ID+作業データ)に対応した2次元コード(QRコード)Qが作成され、表示出力部12に表示される(ステップS11)。

0071

また、前記QRデータ(固有ID+作業データ)は前記無線通信部16の通信データとしてセットされ、前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動したタブレット端末20に送信されたか否か判断される(ステップS13)。

0072

この際、前記関数電卓10FAの表示出力部12には、前記タブレット端末(通信機器)20に対して前記QRデータ(固有ID+作業データ)を送信可能な状態であることを示す通信可能メッセージ[無線通信可]mcを表示させてもよい。

0073

ここで、前記無線通信部16に通信データとしてセットされたQRデータ(固有ID+作業データ)が前記タブレット端末20に送信されたと判断された場合は(ステップS13(Yes))、前記図9(A6)で示した計算結果データの表示状態に戻る(ステップS8)。

0074

一方、例えば、前記図9(A7)で示した2次元コード(QRコード)Qを前記タブレット端末20のカメラ部26により撮影することで、当該2次元コードQのデータである前記QRデータ(固有ID+作業データ)を当該タブレット端末20で取得した後に、前記関数電卓10FAの[QR/通信]キー11Qを再操作するか、又は[AC]キーを操作した場合も、前記図9(A6)で示した計算結果データの表示状態に戻る(ステップS8)。

0075

なお、前記関数電卓10FAにおいて、計算モードが統計計算モードに設定され、統計計算の対象となる数値が入力されて表示された状態で、前記[QR/通信]キー11Qが操作された場合は(ステップS1〜S5,S6(Yes))、当該関数電卓10FAの固有IDと前記統計計算モードでの設定データと入力データを含む作業データとがQRデータとして前記QRデータエリア14fに記憶され保存される(ステップS12)。

0076

そして、前記同様に、前記QRデータ(固有ID+作業データ)に対応した2次元コード(QRコード)Qが作成され、表示出力部12に表示される(ステップS11)。

0077

前記統計計算モードで前記無線通信部16に通信データとしてセットされたQRデータ(固有ID+作業データ)が前記タブレット端末20に送信されたと判断された場合(ステップS13(Yes))、又は前記[QR/通信]キー11Qが再操作されたか[AC]キーが操作された場合は、前記統計計算の数値が入力されて表示された状態に戻る(ステップS5)。

0078

前記図9(A1)〜(A7)で示したように、前記教師用の関数電卓11FAにおいて計算処理された数表計算モードでの作業データと固有IDを含む2次元コード(QRコード)Qが表示され、また前記2次元コードQのデータ(QRデータ)が無線通信部16の通信データにセットされた状態で、図9(B1)に示すように、前記タブレット端末20において、専用アプリ選択画面Geに表示されたEDUCATIONアイコンCeをタッチ操作して前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動させる。

0079

すると、前記タブレット端末20において、図7図8で示す通信処理が開始され、「アップロードモード」と「ダウンロードモード」と「バックアップデータ返却モード」の選択項目を並べたモード選択メニュー(図示せず)が表示される(ステップT1/T13/T25)。

0080

前記「アップロードモード」は、前記教師用の関数電卓10FAにて計算処理された作業データを、前記タブレット端末20にアップロードUPさせて受信し、配布データとして保存するためのモードである。

0081

前記「ダウンロードモード」は、後述の生徒用の関数電卓10FBにて計算処理された作業データを必要に応じて受信し保管データとして保存した後に、前記「アップロードモード」で保存された配布データを前記生徒用の関数電卓10FBに送信して配布するためのモードである。

0082

前記「バックアップデータ返却モード」は、前記「ダウンロードモード」で保存された保管データを前記生徒用の関数電卓10FBに送信して返却するためのモードである。

0083

このように、前記タブレット端末20で表示されたモード選択メニューにおいて、前記「アップロードモード」が選択され、図9(B2)に示すように、当該タブレット端末20を前記教師用の関数電卓10FAに接近させて通信接続させると(ステップT1(Yes))、当該タブレット端末20から前記教師用の関数電卓10FAに対して、アップロード通知(前記関数電卓10FA内の作業データを配布データとして受信したい旨の通知)が行われる(ステップT2)。

0084

前記教師用の関数電卓10FAにおいて、前記タブレット端末20からのアップロード通知が受信されると(ステップD1(Yes))、前記無線通信部16の通信データにセットされているQRデータ(固有ID+作業データ)が配布データとして前記タブレット端末20に送信される(ステップD2)。

0085

前記タブレット端末20において、前記教師用の関数電卓10FAから送信されたQRデータ(固有ID+作業データ)が受信されると(ステップT3)、受信完了メッセージmが表示され、当該受信された前記関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名が前記メモリ23内に既に登録されているか否か判断される(ステップT4)。

0086

前記教師用の関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名が前記メモリ23内に登録されていないと判断されると(ステップT4(No))、ユーザ操作に応じて入力された前記教師用の関数電卓10FAのユーザ名(例えば「まりこ先生」)が前記受信された当該関数電卓10FAの固有IDと対応付けて前記メモリ23内に登録される(ステップT5,T6)。

0087

すると、前記教師用の関数電卓10FAから受信された固有IDと前記ユーザ名と受信日時とに対応付けて、前記受信された作業データが、前記バックアップデータエリア23dに配布データとして記憶され保存される(ステップT7)。

0088

なお、前記バックアップデータエリア23dは、前記通信ネットワーク(Web)N上にある計算サーバ30のメモリエリアに確保してもよい。

0089

このように、前記教師用の関数電卓10FAから受信された作業データが前記バックアップデータエリア23dに配布データとして保存されると、図9(B3)に示すように、当該バックアップデータエリア23dに保存されている配布データを含むバックアップデータ一覧LBが、ユーザ名と受信日時とに対応付けられて表示される(ステップT8)。

0090

ここで、前記バックアップデータエリア23dに保存された配布データについて、当該配布データの内容を確認するために、前記表示されたバックアップデータ一覧LBの中で確認したい何れかの配布データが指定されると(ステップT9(Yes))、当該指定された配布データが前記無線通信部27から前記通信ネットワーク(Web)N上の計算サーバ30へ送信される(ステップT10)。

0091

すると、前記計算サーバ30において前記配布データの内容である前記教師用関数電卓10FAでの作業データ(ここでは、前記数表計算モードでの計算式f(x),g(x)に応じて計算処理した際の設定データと入力データと計算結果データを含む作業データ(図9(A1)〜(A6)参照))に応じて作成された計算参考情報としての画像データ(ここでは、前記計算式「f(x)=sin(x)」「g(x)=cos(x)」のInput/Output画面Gioを上段、前記計算結果に応じたGraph画面Ggを下段に配した画像データ)が前記タブレット端末20に受信され、図9(B4)に示すように、表示出力部21に表示される(ステップT11)。

0092

なおここでは、前記バックアップデータ一覧LBに表示された何れかの配布データ又は保管データが指定される都度、当該配布データ又は保管データの内容に応じた計算参考情報としての画像データが前記計算サーバ30にて作成され、当該作成された画像データが前記タブレット端末20に受信されて表示される(ステップT9〜T12)。

0093

これにより、前記バックアップデータエリア23dに保存された配布データの内容について、前記計算サーバ30を使用して容易に確認することができ、後述する生徒用の関数電卓10FBに対して配布の対象とする配布データを正確に指定できるようになる。

0094

図10は、前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った基本計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。

0095

ここでは、前記タブレット端末(通信機器)20に保存された配布データを生徒用の関数電卓(情報表示装置)10FBに配布する際に、当該生徒用の関数電卓10FBで計算処理された作業データを前記タブレット端末20にバックアップして保管した後に、前記配布データを前記生徒用の関数電卓10FBにダウンロードDNして配布する動作について説明する。

0096

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、図10(A1)(A2)に示すように、前記モード設定のメニュー画面Gmから[1:入力/出力]を選択して表示モード設定画面Gdを表示させ、初期設定されている[1:数学自然表示入出力]の表示モードを設定する。また、図10(A3)に示すように、前記モード設定のメニュー画面Gmから[2:角度単位]を選択して角度モード設定画面Gaを表示させ、[2:弧度法(R)]の角度モード[R](Radian)を選択して設定する。前記設定された表示モード[数学自然表示入出力]と角度モード[R]を含む設定データは、前記設定データエリア14cに記憶される(ステップS1)。

0097

また、図10(A4)(A5)に示すように、基本計算モードを設定し、変数「A」として数値「2」を入力し、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」を入力して表示させる。前記計算モード[基本計算モード]の設定データは、前記設定データエリア14cに記憶され、前記入力された変数の数値「A(=2)」、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」は、入力データエリア14dに記憶される(ステップS2〜S5)。

0098

ここで、[=]キーの操作により前記設定データエリア14cに記憶された設定データと前記入力データエリア14dに記憶された入力データとに応じた計算が実行されると(ステップS7(Yes))、前記変数の数値「A(=2)」を前記積分の計算式に代入して計算された計算結果データ「1/2」が表示出力部12に表示される(ステップS8)。

0099

なお、前記関数電卓10Fは、図10(A6)に示すように、[AC]キーの操作に応じて、当該キー操作に直前に表示されていたデータ(ここでは、前記積分の計算式と計算結果のデータ(図10(A5)参照))を消去した場合でも、当該表示を消去したデータに関する前記設定データと入力データを含む作業データを、前記設定データエリア14cと入力データエリア14dをリプレイバッファとして、次の新たなデータが入力されるまで保持している。

0100

このため、前記[AC]キーにより表示を消去した後に、図10(A7)に示すように、カーソルキー[↓]114を操作してリプレイを指示した場合には、前記各データエリア14c,14dに保持されている設定データと入力データに応じて前記積分の計算式を復活して再表示させることができ、[=]キーの操作により再度計算を実行して計算結果「1/2」を表示させることができる。そして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データが表示された状態で、後述の通信割込み処理図6により前記タブレット端末20からのアップロード通知が受信されると(ステップD1(Yes))、前記無線通信部16の通信データにセットされているQRデータ(固有ID+作業データ)が配布データとして前記タブレット端末20に送信される(ステップD2)。そして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データを含む作業データを、後述する生徒用の関数電卓10FBに対する配布データとして前記タブレット端末20にバックアップすることができる。

0101

なお、図10(A7´)に示すように、前記[QR/通信]キー11Qが操作されると(ステップS9(Yes))、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した場合と同様に、当該生徒用関数電卓10FBの固有IDと前記設定データと入力データと計算結果データを含む作業データが前記QRデータとして前記QRデータエリア14fに記憶され保存される(ステップS10)。

0102

すると、前記QRデータ(固有ID+作業データ)に対応した2次元コード(QRコード)Qが作成され、表示出力部12に表示される(ステップS11)。

0103

また、前記QRデータ(固有ID+作業データ)は前記無線通信部16の通信データとしてセットされ、前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動したタブレット端末20に送信されたか否か判断される(ステップS13)。

0104

このように、前記生徒用の関数電卓10FBにおける計算処理の過程において、前記タブレット端末20に保存した配布データを当該生徒用の関数電卓10FBに配布して生徒に学習させるため、前記タブレット端末20での専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)の起動により当該タブレット端末20の表示出力部21に表示させたモード選択メニュー「アップロードモード/ダウンロードモード/バックアップデータ返却モード」(図示せず)において、「ダウンロードモード」を選択する(ステップT13(Yes))。

0105

すると、前記バックアップデータエリア23dに保存されている配布データの一覧が、例えば前記図3(B3)で示したように、バックアップデータ一覧LBとして表示出力部21に表示される(ステップT14)。

0106

前記バックアップデータ一覧LBとして表示された配布データの中から、前記生徒用の関数電卓10FBに配布したい配布データ(ここでは、まりこ先生の配布データ)を指定し、図10(B1)に示すように、当該タブレット端末20を前記生徒用の関数電卓10FBに接近させて通信接続させる(ステップT15)。

0107

すると、前記タブレット端末20から前記生徒用の関数電卓10FBに対して、ダウンロード通知(前記関数電卓10FBに配布データを送信する旨の通知)が行われる(ステップT16)。

0108

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20からのダウンロード通知が受信されると(ステップD3(Yes))、前記設定データエリア14cに記憶されている現在の計算処理の状態に応じた設定データが前記タブレット端末20に送信される(ステップD4)。

0109

前記タブレット端末20において、前記生徒用の関数電卓10FBから送信された設定データが受信されると(ステップT17)、受信された前記生徒用関数電卓10FBの設定データと前記バックアップデータ一覧LBから指定した配布データ(教師用関数電卓10FAで作成した作業データ)に含まれる設定データとが同じか否(異なる)かが判断される(ステップT18)。

0110

ここで、生徒用関数電卓10FBの設定データと前記指定した配布データに含まれる設定データとが異なると判断された場合は(ステップT18(No))、前記生徒用関数電卓10FBでの設定データに応じた作業データが変更により失われてしまうのを防止する目的で、図10(B1)に示すように、前記生徒用関数電卓10FBに現在ある作業データのバックアップを促すデータ保管メッセージ「データをバックアップしますか?YES:[EXE]/NO:[AC]」BMが表示出力部21に表示される(ステップT19)。

0111

前記データ保管メッセージBMに従い「YES:[EXE]」がタッチされ前記作業データの保管が指定されると(ステップT19(Yes))、前記生徒用の関数電卓10FBに対して、バックアップ通知(前記関数電卓10FB内の作業データをバックアップ(保管)するために受信したい旨の通知)が行われる(ステップT20)。

0112

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20からのバックアップ通知が受信されると(ステップD5(Yes))、当該関数電卓10FBの固有IDと、前記各データエリア14c,14d,14eに記憶されている現在の計算処理の状態に応じた設定データ,入力データ,計算結果データを含む作業データが、前記タブレット端末20に送信される(ステップD6)。

0113

前記タブレット端末20において、前記生徒用の関数電卓10FBから送信された固有IDと作業データが受信されると(ステップT21)、受信完了メッセージmが表示され、当該受信された固有IDと受信日時とに対応付けて、前記受信された作業データが、前記バックアップデータエリア23dに保管データとして記憶され保存される(ステップT22)。

0114

すると、前記ステップS14,S15においてバックアップデータ一覧LB(図9(B3)参照)から指定した配布データ(ここでは、まりこ先生の配布データ)が前記バックアップデータエリア23eから読み出され、前記生徒用の関数電卓10FBに送信される(ステップT23)。

0115

一方、前記ステップT18において、前記生徒用関数電卓10FBの設定データと前記指定した配布データに含まれる設定データとが同じと判断された場合は(ステップT18(Yes))、前記生徒用関数電卓10FBに現在ある作業データのバックアップ(T19〜T22)をすることなく、前記指定した配布データが前記バックアップデータエリア23eから読み出され、前記生徒用の関数電卓10FBに送信される(ステップT23)。

0116

なお、前記生徒用関数電卓10FBでは、前記タブレット端末20からダウンロード通知が受信されると(ステップD3(Yes))、先ず、前記設定データエリア14cに記憶されている設定データを前記タブレット端末20に送信する(ステップD4)。前記タブレット端末20では、前記関数電卓10FBから受信した設定データが前記バックアップデータ一覧LBから指定した配布データに含まれる設定データと異なる場合(ステップT18(No))に、前記生徒用関数電卓10FBにバックアップ通知を行ない(ステップT19,T20)、前記生徒用関数電卓10FBから送信(ステップD5,D6)された作業データを受信(ステップT21)して保管データとして保存する(ステップT22)ようにした。

0117

これに対し、前記生徒用関数電卓10FBでは、前記図6破線矢印Dxに示すように、前記タブレット端末20からダウンロード通知が受信された場合(ステップD3(Yes))、前記設定データの送信処理(ステップD4)を行なうことなく、固有データと作業データを前記タブレット端末20に送信する(ステップD6)。そして、前記タブレット端末20では、前記生徒用関数電卓10FBに対するダウンロード通知を行なった(ステップT16)直後に前記生徒用関数電卓10FBから受信された固有IDと作業データを受信し(ステップTx1)、当該受信された作業データに含まれる設定データが前記バックアップデータ一覧LBから指定した配布データに含まれる設定データと異なる場合(ステップT18(No))に、当該受信した固有データと作業データをそのまま保管データとして保存する(ステップT19→Tx2→T22)。前記受信された作業データに含まれる設定データが前記指定した配布データに含まれる設定データと同じである場合(ステップT18(Yes))は、前記受信した固有データと作業データは破棄して前記バックアップデータ一覧LBから指定した配布データを前記生徒用関数電卓10FBに送信する(ステップT23)ようにしてもよい。

0118

また、前記タブレット端末20では、前記生徒用関数電卓10FBから受信した設定データと前記バックアップデータ一覧LBから指定した配布データに含まれる設定データとが異なる場合に(ステップT18(No))、図10(B1)で示したように、前記生徒用関数電卓10FBに現在ある作業データのバックアップを促すデータ保管メッセージBMを表示出力部21に表示させる(ステップT19)ようにした。

0119

これに対し、前記タブレット端末20から前記生徒用関数電卓10FBに対して、先ず、前記指定した配布データに含まれる設定データだけを送信する。そして、前記生徒用関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20から受信された前記配布データに含まれる設定データと当該生徒用関数電卓10FBの設定データエリア14cに記憶されている設定データとが異なると判断された場合に、図10(B1´)に示すように、当該生徒用関数電卓10FBに現在ある作業データのバックアップを促すデータ保管メッセージBMを表示出力部12に表示させ、当該作業データを前記タブレット端末20に送信するようにしてもよい。

0120

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20から送信された配布データ(ここでは、まりこ先生の配布データ)が受信されると、当該配布データである前記数表計算モードでの作業データに含まれる設定データと入力データと計算結果データが、各対応する設定データエリア14cと入力データエリア14dと計算結果データエリア14eに設定される(ステップD7)。

0121

すると、前記各データエリア14c〜14eに設定された前記配布データである作業データに従い、当該作業データに応じた数表計算モードに移行され、図10(B2)に示すように、当該作業データに対応した計算式や計算結果のデータがダウンロード画面DNeとして表示出力部12に表示される(ステップD8)。

0122

この後、前記タブレット端末20において、他の生徒用関数電卓10FBに対しても前記同様に配布データをダウンロードDNして配布する場合は(ステップT24(No))、前記ステップT16〜T23(ステップD3〜D8)の処理が繰り返し実行される。

0123

これにより、前記生徒用関数電卓10FBのメモリ容量が小さく限られている場合でも、当該関数電卓10FBにて計算処理されている作業データを失わせることなく、教師用の関数電卓10FAで計算処理して用意した学習のための作業データを、前記タブレット端末20から配布データとして容易にダウンロードDNして利用できるようになる。

0124

なお、上記実施形態では、通信機器である前記タブレット端末20に、情報表示装置である前記生徒用関数電卓の第1作業データの第1設定データを送信し、通信機器が受信した第1設定データと配布データの設定データとが異なるか否かを判別するようにした。

0125

これに対して通信機器が配布データを情報表示装置に送信する前に、配布データの設定データのみを情報表示装置に送信し、情報表示装置が配布データの設定データとが異なるか否かを判別するようにしてもよい。そして異なる場合に、情報表示装置が第1作業データを通信機器に送信して保管させるようにしてもよい。

0126

このように、前記生徒用の関数電卓10FBに対して、前記教師用の関数電卓10FAで用意した作業データを、前記タブレット端末20からの配布データとしてダウンロードDNして学習させた後に、当該タブレット端末20にバックアップされている保管データを前記生徒用の関数電卓10FBに返却して復帰させるため、当該タブレット端末20での専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)の起動により当該タブレット端末20の表示出力部21に表示させたモード選択メニュー「アップロードモード/ダウンロードモード/バックアップデータ返却モード」(図示せず)において、前記「バックアップデータ返却モード」を選択する(ステップT25(Yes))。

0127

そして、図10(B3)に示すように、前記タブレット端末20を前記生徒用の関数電卓10FBに接近させて通信接続させると、当該タブレット端末20から前記生徒用の関数電卓10FBに対して、バックアップ(保管)データ返却通知が行われる(ステップT26)。

0128

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20からのバックアップ(保管)データ返却通知が受信されると(ステップD9(Yes))、当該関数電卓10FBの固有IDが前記タブレット端末20に送信される(ステップD10)。

0129

前記タブレット端末20において、前記生徒用の関数電卓10FBから送信された固有IDが受信されると(ステップT27)、当該固有IDに対応付けられた保管データが前記バックアップデータエリア23dに保存されているか否かが判断される(ステップT28)。

0130

ここで、前記生徒用の関数電卓10FBの固有IDに対応付けられた保管データが前記バックアップデータエリア23dに保存されていると判断された場合は(ステップT28(Yes))、当該保管データの返却を促すデータ返却メッセージ「データを戻しますか?YES:[EXE]/NO:[AC]」RMが表示出力部21に表示される。

0131

そして、前記データ返却メッセージRMに従い「YES:[EXE]」がタッチされ前記保管データの返却が指定されると、前記生徒用の関数電卓10FBに対して保管データありの通知が行われた後、前記生徒用の関数電卓10FBの固有IDに対応付けられて前記バックアップデータエリア23dに保存されている保管データが読み出され、前記生徒用の関数電卓10FBに送信される(ステップT29)。

0132

一方、前記ステップT28において、前記生徒用の関数電卓10FBの固有IDに対応付けられた保管データが前記バックアップデータエリア23dに保存されていないと判断された場合は(ステップT28(No))、エラーメッセージが表示され前記保管データの保存無しが報知される(ステップT30)。

0133

なお、前記タブレット端末20では、前記生徒用関数電卓10FBから受信した固有IDに対応付けられた保管データが前記バックアップデータエリア23dに保存されていると判断された場合に(ステップT28(Yes))、図10(B3)で示したように、当該保管データの返却を促すデータ返却メッセージRMを表示出力部21に表示させるようにした。

0134

これに対し、前記タブレット端末20から前記生徒用関数電卓10FBに対して、先ず、前記バックアップデータエリア23dに保存されている保管データに対応付けられた固有IDを送信する。そして、前記生徒用関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20から受信された固有IDと当該関数電卓10FBの固有IDとが同じであると判断された場合に、図10(B3´)に示すように、前記保管データの返却を促すデータ返却メッセージRMを表示出力部12に表示させ、当該保管データを前記タブレット端末20から送信させるようにしてもよい。

0135

前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記タブレット端末20から送信された保管データ(ここでは、図10(A1)〜(A7)で示した基本計算モードでの積分計算の作業データ)が受信されると、当該保管データである前記基本計算モードでの作業データに含まれる設定データと入力データと計算結果データが、各対応する設定データエリア14cと入力データエリア14dと計算結果データエリア14eに設定される(ステップD12)。

0136

すると、前記各データエリア14c〜14eに設定された前記保管データである作業データに従い、当該作業データに応じた基本計算モードに移行され、図10(B4)に示すように、当該作業データに対応した積分の計算式や計算結果のデータがリターン画面DNbとして表示出力部12に表示される(ステップD13)。

0137

この後、前記タブレット端末20において、他の生徒用関数電卓10FBに対しても前記同様にバックアップ(保管)データを返却する場合は(ステップT31(No))、前記ステップT26〜T30(ステップD9〜D13)の処理が繰り返し実行される。

0138

これにより、前記教師用の関数電卓10FAで計算処理して用意した作業データを利用した学習中に、前記タブレット端末20にバックアップ(保管)して保存していた前記生徒用の関数電卓10FBにて計算処理されていた作業データを、当該生徒用の関数電卓10FBに容易且つ正しく返却して復帰させることができる。

0139

なお、前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記図10(A6)で示したように、[AC]キーの操作により表示を消去して次のデータ入力が行われていない状態では、前述したように、当該表示を消去したデータに関する前記設定データと入力データを含む作業データを、前記設定データエリア14cと入力データエリア14dをリプレイバッファとして保持している。

0140

このため、前記[AC]キーの操作により表示を消去した状態で前記ダウンロードモードに設定された前記タブレット端末20との通信接続が行われた場合でも、前記同様に、前記関数電卓10FBの固有IDと、前記各データエリア14c,14dに記憶されている現在の計算処理の状態に応じた設定データ,入力データを含む作業データが、前記タブレット端末20に送信され(ステップD3〜D6)、前記タブレット端末20のバックアップデータエリア23dに保管データとして保存される(ステップT13〜T22)。

0141

これにより、前記タブレット端末20をバックアップ(保管)データ返却モードに設定して前記生徒用の関数電卓10FBに対する前記保管データの返却を行なえば(ステップT25〜T29)、前記同様に、当該生徒用の関数電卓10FBでは、前記設定データエリア14cと入力データエリア14dに元の作業データが復帰して設定され、前記図10(A7)で示したように、前記元の作業データに対応した計算式を表示させることができる(ステップD9〜D13)。

0142

したがって、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20によれば、教師用関数電卓10FAでの計算処理に応じた設定データと入力データを含む作業データを、アップロードモードにしたタブレット端末20と通信接続することで、当該タブレット端末20に前記教師用関数電卓10FAの作業データをアップロードUPして生徒用関数電卓10FBに配布するための配布データとして保存する。

0143

そして、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20をダウンロードモードにして通信接続させると、当該生徒用関数電卓10FBでの計算処理に応じた設定データが前記タブレット端末20に保存した配布データに含まれる設定データと異なる場合は、当該生徒用関数電卓10FBでの設定データと入力データを含む作業データが固有IDを対応付けて前記タブレット端末20にバックアップ(保管)データとして保存された後、前記配布データが前記生徒用関数電卓10FBにダウンロードDNされ当該配布データである作業データを利用して学習可能な状態になる。前記生徒用関数電卓10FBでの計算処理に応じた設定データが前記タブレット端末20に保存した配布データに含まれる設定データと同じ場合は、前記生徒用関数電卓10FBの作業データのバックアップ(保管)は行われず、前記配布データが前記生徒用関数電卓10FBにダウンロードDNされる。

0144

これにより、前記生徒用の関数電卓10FBで計算処理している重要な作業データが失われることなしに、前記教師用の関数電卓10FAで用意した学習用の作業データを前記生徒用の関数電卓10FBに読み込ませて学習させることができる。

0145

よって、メモリ容量が限られた前記関数電卓10F等の情報表示装置であっても、適切に新たな作業データをダウンロードして利用することが可能になる。

0146

また、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20によれば、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20をバックアップ(保管)データ返却モードにして通信接続させると、前記タブレット端末20に前記通信接続された生徒用関数電卓10FBの固有IDに対応付けられた保管データが保存されている場合に、当該保管データを前記生徒用関数電卓10FBに送信して返却する。

0147

これにより、前記生徒用の関数電卓10FBにおいて、前記教師が用意した作業データを利用して学習した後は、当該学習前に計算処理していた作業データを間違いなく復帰させることができる。

0148

なお、前記各実施形態において記載した情報表示装置(10F/10FA/10FB)と通信機器(20)による各処理の手法、すなわち、図5のフローチャートに示す情報表示制御処理、図6のフローチャートに示す情報表示制御処理(通信割込み処理)、図7図8のフローチャートに示す通信処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスクフロッピー(登録商標)ディスクハードディスク等)、光ディスクCD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークNに接続された電子機器のコンピュータに通信部によって取り込むことで、前述した作業データのアップロード機能ダウンロード機能、バックアップ(保管)データ返却機能を実現することもできる。また前記実施例では配布用の作業データは先生の電卓で作成され、無線でタブレット端末に受信してタブレット端末本体のメモリに記憶することとしたが、配布用の作業データをネット上のデータベースクラウド)に記憶させて、必要に応じでタブレット端末に一時的に記憶して利用するようにしても良い。またなお予めネット上のデータベース(クラウド)に学習用の作業データが配布用のデータとして記憶されていて、ネット上のデータベース(クラウド)からダウンロードしてタブレット端末に記憶して利用するようにしても良い。

0149

本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。

0150

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。

0151

[1]
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信する第1作業データ受信手段と、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している第2作業データ記憶手段と、
前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する保管データ登録手段と、
を備えたことを特徴とする通信機器。

0152

[2]
前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合は、前記保管データを登録した後に前記第2の作業データを前記情報表示装置に送信し、前記第1の設定データと前記第2の設定データとが同じ場合は、前記保管データを登録することなしに、前記第2の作業データを前記情報表示装置に送信する配布データ送信手段を、
備えたことを特徴とする[1]に記載の通信機器。

0153

[3]
前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なるか否かを判断する判断手段を備えた、
ことを備えたことを特徴とする[1]に通信機器。

0154

[4]
前記設定データは、計算モード、角度モード、丸めモードのうち、何れかのモードの設定データを含む、
ことを特徴とする[2]に記載の通信機器。

0155

[5]
前記第1作業データ受信手段は、前記情報表示装置から前記情報表示装置の識別情報と第1の作業データとを受信し、
前記保管データ登録手段は、前記第1作業データ受信手段により受信された前記情報表示装置の識別情報に対応付けて前記第1の作業データを保管データとして登録する、
ことを特徴とする[1]又は[2]に記載の通信機器。

0156

[6]
前記保管データ登録手段により登録された保管データを、前記情報表示装置に送信する保管データ送信手段を備えた、
ことを特徴とする[1]乃至[5]の何れかに記載の通信機器。

0157

[7]
前記第1作業データ受信手段及び前記配布データ送信手段は、近距離無線通信手段を備えた、ことを特徴とする[2]又は[4]に記載の通信機器。

0158

[8]
通信機器を制御するための通信方法であって、
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信し、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶し、
前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する、
ことを特徴とする通信方法。

0159

[9]
通信機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している情報表示装置から前記第1の作業データを受信する第1作業データ受信手段と、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している第2作業データ記憶手段と、
前記第1の設定データと前記第2の設定データとが異なる場合に、前記受信された第1の作業データを保管データとして登録する保管データ登録手段、
として機能させるためのプログラム。

0160

[10]
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信する送信通知受信手段と、
前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示装置。

0161

[11]
前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ送信手段による送信後に、前記通信機器から第2の作業データを受信し、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが同じ場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを送信せずに、前記通信機器から第2の作業データを受信する作業データ受信手段を、
備えたことを特徴とする[10]に記載の情報表示装置。

0162

[12]
前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なるか否かを判別する判別手段を、
備えたことを特徴とする[10]又は[11]に記載の情報表示装置。

0163

[13]
前記作業データ送信手段は、前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを本装置の識別情報に対応付けて前記通信機器に送信し、
前記作業データ受信手段は、前記作業データ送信手段による送信後に、前記通信機器から第2の作業データを受信し、
前記作業データ受信手段により、前記通信機器から第2の作業データを受信した後に、前記通信機器から前記本装置の識別情報に対応付けられた第1の作業データを受信する返却データ受信手段を備えた、
ことを特徴とする[11]に記載の情報表示装置。

0164

[14]
前記作業データ記憶手段により記憶された第1の作業データを表示部に表示させるデータ表示手段と、
ユーザ操作に応じて前記表示部に表示された第1の作業データを消去する表示消去手段と、
前記表示消去手段により前記表示部に表示された第1の作業データが消去された後に、ユーザ操作に応じて、前記作業データ記憶手段により記憶されている第1の作業データを前記表示部に再表示させるデータ再表示手段と、
を備えたことを特徴とする[10]乃至[13]の何れかに記載の情報表示装置。

0165

[15]
前記送信通知受信手段及び作業データ送信手段は、近距離無線通信手段を備えた、ことを特徴とする[10]乃至[14]の何れかに記載の情報表示装置。

0166

[16]
情報表示装置を制御するための情報表示方法であって、
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶し、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信し、
前記送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する、
ことを特徴とする情報表示方法。

0167

[17]
情報表示装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1の設定データを含む第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
第2の設定データを含む第2の作業データを記憶している通信機器から前記第2の作業データの送信通知を受信する送信通知受信手段と、
前記送信通知受信手段による送信通知の受信に応じて、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと前記第2の作業データに含まれる第2の設定データとが異なる場合は、前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。

0168

10F…情報表示装置(関数電卓)
10D…情報表示装置(電子辞書装置)
11 …キー入力部
111…数値・演算記号キー群
112…関数機能キー群
113…モード設定キー群
114…カーソルキー
12 …表示出力部
13 …CPU
14 …メモリ
14a…表示制御プログラム
14b…固有ID
14c…設定データエリア
14d…入力データエリア
14e…計算結果データエリア
14f…QRデータエリア
16 …無線通信部
20 …通信機器(カメラ付きタブレット端末等)
21 …表示出力部
22 …CPU
23 …メモリ
23a…通信機器制御プログラム
23b…QRコードリーダプログラム
23c…EDUCATIONプログラム
23d…バックアップデータエリア
23e…ワークデータエリア
25 …タッチ入力部
26 …カメラ部
27 …無線通信部
28 …近距離無線通信部
30 …計算サーバ
N …通信ネットワーク(Web)
Gd …表示モード設定画面
Ga …角度モード設定画面
Gk …表示桁数(丸めモード)設定画面
LB …バックアップデータ一覧
BM …データ保管メッセージ
RM …データ返却メッセージ
DNe…ダウンロード画面
DNb…リターン画面

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