図面 (/)

技術 情報処理装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 本城弘樹中村新一野口希石原彩加
出願日 2016年3月22日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2016-057621
公開日 2017年9月28日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2017-174019
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード スライダ操作 回転操作用 操作対象画像 幅基準 各対象画像 拡大表示モード サイズ変化 対象画像表示領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

画像に対する操作を受け付け操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域にそれらを表示できるようにすること。

解決手段

対象画像表示制御部102は、表示手段に対象画像を表示させる。対象画像倍率検出部103は、対象画像表示制御部102が表示させている対象画像の倍率を検出する。操作用画像選択部104は、操作用画像群から、表示されている対象画像の倍率に応じた操作用画像を選択する。操作用画像選択部104は、例えば、倍率が閾値Th1以上である場合には、定められた第1の操作用画像以外を選択する。第1の操作用画像としては、例えば回転操作用画像及び切替操作用画像が定められる。操作用画像表示制御部105は、操作用画像選択部104により選択された操作用画像を表示手段に表示させる。

概要

背景

特許文献1には、画面の表示サイズを段階的に変更するための段階変更タッチ部位と、所定の表示サイズに直接的に変更するための直接変更タッチ部位とを表示して、ユーザのタッチ位置に応じて画面の表示サイズを変更する技術が開示されている。

概要

画像に対する操作を受け付け操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域にそれらを表示できるようにすること。対象画像表示制御部102は、表示手段に対象画像を表示させる。対象画像倍率検出部103は、対象画像表示制御部102が表示させている対象画像の倍率を検出する。操作用画像選択部104は、操作用画像群から、表示されている対象画像の倍率に応じた操作用画像を選択する。操作用画像選択部104は、例えば、倍率が閾値Th1以上である場合には、定められた第1の操作用画像以外を選択する。第1の操作用画像としては、例えば回転操作用画像及び切替操作用画像が定められる。操作用画像表示制御部105は、操作用画像選択部104により選択された操作用画像を表示手段に表示させる。

目的

本発明は、画像に対する操作を受け付ける操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域にそれらを表示できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

表示手段に画像を表示させる第1表示制御部と、表示されている前記画像に対する操作であってそれぞれ異なる操作を受け付けるための操作用画像群から、前記表示されている画像の倍率に応じた操作用画像を選択する選択部と、選択された前記操作用画像を前記表示手段に表示させる第2表示制御部とを備える情報処理装置

請求項2

前記選択部は、前記倍率が閾値以上である場合には、定められた第1の前記操作用画像以外を選択する請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記第1の操作用画像は、前記表示されている画像を拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像、前記表示されている画像を回転させる操作を受け付けるための回転操作用画像、又は、前記表示されている画像とは別の画像の表示に切り替える操作を受け付けるための切替操作用画像である請求項2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記選択部は、前記倍率が閾値未満である場合には、定められた第2の前記操作用画像以外を選択する請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項5

前記第2の操作用画像は、前記表示されている画像を縮小させる操作を受け付けるための縮小操作用画像、前記表示されている画像を指示した場合に指示した位置を表す指示位置画像であり且つ当該指示位置画像を移動させることで当該表示されている画像を移動させる指示位置画像を表示させる操作を受け付けるための移動操作用画像、又は、スライダ画像の位置を変化させることで前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのスライダ操作用画像である請求項4に記載の情報処理装置。

請求項6

前記選択部は、前記倍率が閾値以上である場合には、前記操作用画像群に含まれる第3の操作用画像群を選択する請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項7

前記第3の操作用画像群は、前記表示されている画像を縮小させる操作を受け付けるための縮小操作用画像、又は、前記表示されている画像を指示した場合に指示した位置を表す指示位置画像であり且つ当該指示位置画像を移動させることで当該表示されている画像を移動させる指示位置画像を表示させる操作を受け付けるための移動操作用画像である請求項6に記載の情報処理装置。

請求項8

前記第3の操作用画像群は、スライダ画像の位置を変化させることで前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのスライダ操作用画像である請求項6に記載の情報処理装置。

請求項9

前記閾値は、前記表示されている画像の外周が当該画像の表示領域に表示されなくなる状態における前記倍率である請求項8に記載の情報処理装置。

請求項10

前記第2表示制御部は、前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのサイズ変化操作用画像及び前記スライダ操作用画像を表示させており、当該サイズ変化操作用画像の操作が行われると、当該スライダ操作用画像の表示を中止する請求項8又は9に記載の情報処理装置。

請求項11

前記第2表示制御部は、前記表示されている画像のサイズを拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像及び前記スライダ操作用画像を表示させており、前記表示されている画像のサイズが当該スライダ操作用画像の操作により閾値未満まで変化した場合、当該拡大操作用画像の表示を中止する請求項8から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項12

前記選択部は、前記倍率が閾値未満である場合には、前記操作用画像群のうちの第4の操作用画像群を選択する請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項13

前記第4の操作用画像群は、前記表示されている画像を拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像、前記表示されている画像を回転させる操作を受け付けるための回転操作用画像、又は、前記表示されている画像とは別の画像の表示に切り替える操作を受け付けるための切替操作用画像である請求項12に記載の情報処理装置。

請求項14

前記第1表示制御部は、表示させている画像を拡大する操作が行われた場合、当該画像を表すデータのファイルフォーマットに応じた位置を中心にして当該画像を拡大する請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項15

前記第1表示制御部は、四角形の画像を表示させていて当該画像を拡大する操作が行われた場合、当該画像の角が表示されていれば当該角を中心にし、当該角が表示されず当該画像の辺が表示されていれば当該辺の真ん中の位置を中心にし、前記角も辺も表示されていなければ当該画像が表示されている領域の真ん中の位置を中心にして当該画像を拡大する請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項16

前記第1表示制御部は、表示させている画像上の位置を指示する操作と当該画像を拡大する操作が行われた場合、指示された当該位置を中心にして当該画像を拡大する請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、画面の表示サイズを段階的に変更するための段階変更タッチ部位と、所定の表示サイズに直接的に変更するための直接変更タッチ部位とを表示して、ユーザのタッチ位置に応じて画面の表示サイズを変更する技術が開示されている。

先行技術

0003

特開2012−133745号公報

発明が解決しようとする課題

0004

表示されている画像の拡大、縮小、回転、削除など、画像に対する操作を受け付けるための操作用画像は複数存在するが、それらを常に全部表示していると、操作用画像を表示するための表示領域を大きくしなければならず、その結果、操作対象である画像の表示領域が小さくなる。また、操作対象の画像に操作用画像を重畳的に表示する形式であっても、多くの操作用画像が操作対象画像の上に重畳表示されることになるため、操作対象画像の閲覧性が低下する。
そこで、本発明は、画像に対する操作を受け付ける操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域にそれらを表示できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の請求項1に係る情報処理装置は、表示手段に画像を表示させる第1表示制御部と、表示されている前記画像に対する操作であってそれぞれ異なる操作を受け付けるための操作用画像群から、前記表示されている画像の倍率に応じた操作用画像を選択する選択部と、選択された前記操作用画像を前記表示手段に表示させる第2表示制御部とを備えることを特徴とする。

0006

本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記選択部は、前記倍率が閾値以上である場合には、定められた第1の前記操作用画像以外を選択することを特徴とする。

0007

本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記第1の操作用画像は、前記表示されている画像を拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像、前記表示されている画像を回転させる操作を受け付けるための回転操作用画像、又は、前記表示されている画像とは別の画像の表示に切り替える操作を受け付けるための切替操作用画像であることを特徴とする。

0008

本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成において、前記選択部は、前記倍率が閾値未満である場合には、定められた第2の前記操作用画像以外を選択することを特徴とする。

0009

本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項4に記載の構成において、前記第2の操作用画像は、前記表示されている画像を縮小させる操作を受け付けるための縮小操作用画像、前記表示されている画像を指示した場合に指示した位置を表す指示位置画像であり且つ当該指示位置画像を移動させることで当該表示されている画像を移動させる指示位置画像を表示させる操作を受け付けるための移動操作用画像、又は、スライダ画像の位置を変化させることで前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのスライダ操作用画像であることを特徴とする。

0010

本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項1から5のいずれか1項に記載の構成において、前記選択部は、前記倍率が閾値以上である場合には、前記操作用画像群に含まれる第3の操作用画像群を選択することを特徴とする。

0011

本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項6に記載の構成において、前記第3の操作用画像群は、前記表示されている画像を縮小させる操作を受け付けるための縮小操作用画像、又は、前記表示されている画像を指示した場合に指示した位置を表す指示位置画像であり且つ当該指示位置画像を移動させることで当該表示されている画像を移動させる指示位置画像を表示させる操作を受け付けるための移動操作用画像であることを特徴とする。

0012

本発明の請求項8に係る情報処理装置は、請求項6に記載の構成において、前記第3の操作用画像群は、スライダ画像の位置を変化させることで前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのスライダ操作用画像であることを特徴とする。

0013

本発明の請求項9に係る情報処理装置は、請求項8に記載の構成において、前記閾値は、前記表示されている画像の外周が当該画像の表示領域に表示されなくなる状態における前記倍率であることを特徴とする。

0014

本発明の請求項10に係る情報処理装置は、請求項8又は9に記載の構成において、前記第2表示制御部は、前記表示されている画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのサイズ変化操作用画像及び前記スライダ操作用画像を表示させており、当該サイズ変化操作用画像の操作が行われると、当該スライダ操作用画像の表示を中止することを特徴とする。

0015

本発明の請求項11に係る情報処理装置は、請求項8から10のいずれか1項に記載の構成において、前記第2表示制御部は、前記表示されている画像のサイズを拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像及び前記スライダ操作用画像を表示させており、前記表示されている画像のサイズが当該スライダ操作用画像の操作により閾値未満まで変化した場合、当該拡大操作用画像の表示を中止することを特徴とする。

0016

本発明の請求項12に係る情報処理装置は、請求項1から11のいずれか1項に記載の構成において、前記選択部は、前記倍率が閾値未満である場合には、前記操作用画像群のうちの第4の操作用画像群を選択することを特徴とする。

0017

本発明の請求項13に係る情報処理装置は、請求項12に記載の構成において、前記第4の操作用画像群は、前記表示されている画像を拡大させる操作を受け付けるための拡大操作用画像、前記表示されている画像を回転させる操作を受け付けるための回転操作用画像、又は、前記表示されている画像とは別の画像の表示に切り替える操作を受け付けるための切替操作用画像であることを特徴とする。

0018

本発明の請求項14に係る情報処理装置は、請求項1から13のいずれか1項に記載の構成において、前記第1表示制御部は、表示させている画像を拡大する操作が行われた場合、当該画像を表すデータのファイルフォーマットに応じた位置を中心にして当該画像を拡大することを特徴とする。

0019

本発明の請求項15に係る情報処理装置は、請求項1から13のいずれか1項に記載の構成において、前記第1表示制御部は、四角形の画像を表示させていて当該画像を拡大する操作が行われた場合、当該画像の角が表示されていれば当該角を中心にし、当該角が表示されず当該画像の辺が表示されていれば当該辺の真ん中の位置を中心にし、前記角も辺も表示されていなければ当該画像が表示されている領域の真ん中の位置を中心にして当該画像を拡大することを特徴とする。

0020

本発明の請求項16に係る情報処理装置は、請求項1から13のいずれか1項に記載の構成において、前記第1表示制御部は、表示させている画像上の位置を指示する操作と当該画像を拡大する操作が行われた場合、指示された当該位置を中心にして当該画像を拡大することを特徴とする。

発明の効果

0021

請求項1に係る発明によれば、画像に対する操作を受け付ける操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域にそれらを表示できるようにすることができる。
請求項2、3に係る発明によれば、表示されている画像の倍率が閾値以上の場合に特定の操作用画像を表示させないようにすることができる。
請求項4、5に係る発明によれば、表示されている画像の倍率が閾値未満の場合に特定の操作用画像を表示させないようにすることができる。
請求項6、7、8に係る発明によれば、表示されている画像の倍率が閾値以上の場合に特定の操作用画像を表示させることができる。
請求項9に係る発明によれば、外周が表示されないほど大きく画像が表示されている場合に画像の大きさを細かく調節できる操作用画像を表示させることができる。
請求項10、11に係る発明によれば、表示されている画像のサイズを変化させる操作用画像が2種類表示されている場合に、利用されない可能性が高い方の操作用画像を表示させないようにすることができる。
請求項12、13に係る発明によれば、表示されている画像の倍率が閾値未満の場合に特定の操作用画像を表示させることができる。
請求項14に係る発明によれば、ファイルフォーマットを考慮せずに画像を拡大する場合に比べて、拡大後の画像がユーザに与える違和感を少なくしつつ、ユーザにとって見るべき部分を含む画像が表示されやすいようにすることができる。
請求項15に係る発明によれば、四角形の表示状態を考慮せずに画像を拡大する場合に比べて、ユーザにとって見るべき部分を含む画像が拡大後に表示されやすいようにすることができる。
請求項16に係る発明によれば、ユーザが意図した位置を中心にして対象画像を拡大させることができる。

図面の簡単な説明

0022

実施例に係る画像処理装置ハードウェア構成を表す図
画像処理装置が実現する機能構成を表す図
表示された対象画像の一例を表す図
操作用画像群の一例を表す図
表示された指示位置画像の例を表す図
表示された操作用画像の例を表す図
表示された操作用画像の例を表す図
表示処理における画像処理装置の動作手順の一例を表す図
中心点テーブルの一例を表す図
中心点テーブルの別の一例を表す図
変形例で拡大される対象画像の例を表す図

実施例

0023

[1]実施例
図1は実施例に係る画像処理装置10のハードウェア構成を表す。画像処理装置10は、スキャン機能プリント機能コピー機能ファクシミリ機能などを有し、画像に関する処理を行う情報処理装置である。画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、NIC(Network Interface Card)14と、ストレージ15と、イメージスキャナ16と、FAXモデム17と、操作パネル18とを備えるコンピュータである。

0024

CPU11は、RAM12をワークエリアとして用いてROM13やストレージ15に記憶されているプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。NIC14は、通信回路を有し、外部装置通信を行う。ストレージ15は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶媒体であり、CPU11が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。

0025

イメージスキャナ16は、イメージセンサなどを備え、用紙の表面に表された画像を光学的に読み取る。イメージスキャナ16は、読み取った画像を表す画像データをCPU11に供給する。FAXモデム17は、ファクシミリ通信を行うための通信回路を有し、FAX番号で指定される宛先への画像データの送受信を行う。操作パネル18は、ディスプレイと、ディスプレイの表面に設けられたタッチパネルとを備える。操作パネル18は、ディスプレイの表示面に画像を表示する表示手段であるとともに、ユーザからの操作を受け付ける操作受付手段である。

0026

CPU11がプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図2は画像処理装置10が実現する機能構成を表す。画像処理装置10は、対象画像指定操作受付部101と、対象画像表示制御部102と、対象画像倍率検出部103と、操作用画像選択部104と、操作用画像表示制御部105と、画像操作受付部106と、対象画像処理部107とを備える。

0027

対象画像指定操作受付部101は、表示手段である操作パネル18に表示させる対象となる画像(以下「対象画像」という)を指定する操作を受け付ける。対象画像指定操作受付部101は、例えば、複数の画像を表す画像ファイル(例えばPDF(Portable Document Format)ファイル等)を選択する操作を、対象画像を指定する操作として受け付ける。

0028

対象画像表示制御部102は、表示手段に画像を表示させる機能であり、本発明の「第1表示制御部」の一例である。対象画像表示制御部102は、対象画像指定操作受付部101が受け付けた操作により指定される画像を表示させる。
図3は表示された対象画像の一例を表す。図3の例では、対象画像表示制御部102は、対象画像表示画面A1に、「xxx.pdf」というファイル名の対象画像B1を操作パネル18の対象画像表示領域C1に表示させている。対象画像B1の隣には拡大操作用画像D1などが表示されているが、これらについては後ほど詳しく説明する。

0029

対象画像表示制御部102は、図3の例では、対象画像B1の幅を対象画像表示領域C1の幅に合わせて表示させている。この表示モードを「幅基準表示モード」という。対象画像表示制御部102は、幅基準表示モード以外に、対象画像B1の1頁分を対象画像表示領域C1に合わせて表示させる「頁基準表示モード」と、対象画像B1の複数頁分を対象画像表示領域C1に表示させる「複数頁表示モード」と、対象画像B1の1頁分のさらに一部分を拡大して対象画像表示領域C1に表示させる「頁拡大表示モード」とを用いて対象画像を表示させる。

0030

対象画像表示制御部102は、表示させている対象画像の表示サイズの情報と、対象画像の元々のサイズの情報とを対象画像倍率検出部103に供給する。表示サイズの情報とは、表示させている対象画像の縦方向ピクセル数と横方向のピクセル数であり、元々のサイズの情報とは、対象画像を100%のサイズで表示させた場合の縦方向のピクセル数と横方向のピクセル数である。

0031

対象画像倍率検出部103は、対象画像表示制御部102が表示させている対象画像の倍率を検出する。対象画像倍率検出部103は、対象画像表示制御部102から供給された情報が表す表示サイズを、ともに供給された情報が表す元々のサイズで除した値を、対象画像の倍率として検出する。例えば表示サイズの横方向のピクセル数が300で、元々のサイズの横方向のピクセル数が400であれば、対象画像倍率検出部103は、300÷400=0.75を対象画像の倍率として検出する。また、表示サイズの横方向のピクセル数が500で、元々のサイズの横方向のピクセル数が400であれば、対象画像倍率検出部103は、500÷400=1.25を対象画像の倍率として検出する。対象画像倍率検出部103は、検出した倍率を操作用画像選択部104に供給する。

0032

操作用画像選択部104は、操作用画像群から、表示されている対象画像の倍率に応じた操作用画像を選択する。操作用画像選択部104は本発明の「選択部」の一例である。操作用画像群とは、表示されている対象画像に対する操作を受け付けるための画像群であり、且つ、それぞれ異なる操作を受け付けるための画像群である。

0033

図4は操作用画像群の一例を表す。図4の例では、拡大操作用画像D1と、縮小操作用画像D2と、回転操作用画像D3と、削除操作用画像D4と、切替操作用画像D5と、移動操作用画像D6と、スライダ操作用画像D7とが表されている。拡大操作用画像D1は、表示されている対象画像を拡大させる操作を受け付けるための画像である。縮小操作用画像D2は、表示されている対象画像を縮小させる操作を受け付けるための画像である。

0034

表示される対象画像のサイズは、「複数頁表示モード」のときが最も小さく、「頁基準表示モード」、「幅基準表示モード」、「頁拡大表示モード」の順に大きくなっていく。そこで、拡大操作用画像D1が操作されると、「複数頁表示モード」で対象画像が表示されていれば「頁基準表示モード」に表示モードが変更され、「頁基準表示モード」で対象画像が表示されていれば「幅基準表示モード」に表示モードが変更される。また、拡大操作用画像D1が操作されると、「幅基準表示モード」で対象画像が表示されていれば「頁拡大表示モード」に表示モードが変更される。こうして拡大操作用画像D1は対象を拡大させる操作を受け付ける。

0035

一方、縮小操作用画像D2が操作されると、「頁拡大表示モード」で対象画像が表示されていれば「幅基準表示モード」に表示モードが変更され、「幅基準表示モード」で対象画像が表示されていれば「頁基準表示モード」に表示モードが変更される。また、拡大操作用画像D1が操作されると、「頁基準表示モード」で対象画像が表示されていれば「複数頁表示モード」に表示モードが変更される。こうして縮小操作用画像D2は対象を縮小させる操作を受け付ける。

0036

回転操作用画像D3は、表示されている対象画像を回転させる操作を受け付けるための画像である。削除操作用画像D4は、表示されている対象画像を削除する操作を受け付けるための画像である。切替操作用画像D5は、表示されている対象画像とは別の画像の表示に切り替える操作を受け付けるための画像である。移動操作用画像D6は、表示されている対象画像を指示した場合に指示した位置を表す指示位置画像を表示させる操作を受け付けるための画像である。

0037

図5は表示された指示位置画像の例を表す。図5(a)では、対象画像B2の「○」で表された位置を指示する指示位置画像D61が表示されている。図5(b)では、指示位置画像D61を移動させることで、指示位置画像D61に合わせて対象画像B2が移動する様子が表されている。このように、指示位置画像D61は、自画像を移動させることで表示されている対象画像を移動させる画像である。

0038

スライダ操作用画像D7は、スライダ画像D71の位置を変化させることで表示されている対象画像のサイズを変化させる操作を受け付けるための画像である。拡大操作用画像D1及び縮小操作用画像D2が前述したとおりサイズを4段階で拡大及び縮小させる操作を受け付けるのに対し、スライダ操作用画像D7は、それよりも多くの段階でサイズを拡大及び縮小させる操作を受け付ける。スライダ操作用画像D7は、例えば、「頁拡大表示」がされたときの対象画像のサイズが元々の対象画像のサイズの150%であれば、150%から500%までのサイズを10%刻み(例えば150%、160%、170%、・・・、500%)で拡大及び縮小させる操作を受け付ける。

0039

操作用画像選択部104は、倍率が閾値Th1以上である場合には、定められた第1の操作用画像以外を選択する。第1の操作用画像としては、例えば回転操作用画像D3及び切替操作用画像D5が定められる。閾値Th1としては、例えば、表示されている対象画像の外周が対象画像の表示領域(図3に表す対象画像表示領域C1)に表示されなくなる状態における倍率が用いられる。

0040

つまり、閾値Th1としては、「幅基準表示モード」の場合の倍率より大きく、「頁拡大表示モード」の場合の倍率よりも小さい値が用いられる。これにより、操作用画像選択部104は、「複数画像表示モード」、「頁基準表示モード」、「幅基準表示モード」では第1の操作用画像を選択することがあるが、「頁拡大表示モード」では第1の操作用画像を選択しなくなる。

0041

また、操作用画像選択部104は、倍率が閾値Th2未満である場合には、定められた第2の操作用画像以外を選択する。第2の操作用画像としては、例えば移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7が定められる。閾値Th2としては、例えば前述した閾値Th1と同じ値が用いられる。これにより、操作用画像選択部104は、「頁拡大表示モード」では第2の操作用画像を選択することがあるが、「複数画像表示モード」、「頁基準表示モード」、「幅基準表示モード」では第2の操作用画像を選択しなくなる。

0042

また、操作用画像選択部104は、倍率が閾値Th3以上である場合には、定められた第3の操作用画像を選択する。第3の操作用画像としては、例えば縮小操作用画像D2、移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7が定められる。閾値Th3としては、例えば前述した閾値Th1と同じ値が用いられる。これにより、操作用画像選択部104は、「頁拡大表示モード」では第3の操作用画像を必ず選択することになる。

0043

また、操作用画像選択部104は、倍率が閾値Th4未満である場合には、定められた第4の操作用画像を選択する。第4の操作用画像としては、例えば拡大操作用画像D1、回転操作用画像D3及び切替操作用画像D5が定められる。閾値Th4としては、例えば前述した閾値Th1と同じ値が用いられる。これにより、操作用画像選択部104は、「複数画像表示モード」、「頁基準表示モード」、「幅基準表示モード」では第4の操作用画像を必ず選択することになる。操作用画像選択部104は、以上のとおり選択した操作用画像を操作用画像表示制御部105に通知する。

0044

操作用画像表示制御部105は、操作用画像選択部104により選択された操作用画像を表示手段である操作パネル18に表示させる。操作用画像表示制御部105は本発明の「第2表示制御部」の一例である。操作用画像表示制御部105は、図3に表す操作用画像表示領域E1に選択された操作用画像を表示させる。

0045

図6A図6Bは表示された操作用画像の例を表す。図6A(a)では、複数頁表示モードとなっている対象画像表示制御部102が、操作パネル18の対象画像表示領域C1に複数の対象画像B11、B12、B13、B14を表示させている。この例では、対象画像B13の外周を形成する短辺F1及び長辺F2が表示されており、対象画像の倍率が上記閾値(Th1、Th2、Th3、Th4)未満となっている。

0046

そこで、操作用画像表示制御部105は、操作パネル18の操作用画像表示領域E1に、第4の操作用画像として定められた拡大操作用画像D1、回転操作用画像D3及び切替操作用画像D5を表示させ、それら以外にも縮小操作用画像D2及び削除操作用画像D4を表示させている。また、操作用画像表示制御部105は、第2の操作用画像として定められた移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7は表示させていない。

0047

図6A(b)では、頁基準表示モードとなっている対象画像表示制御部102が、操作パネル18の対象画像表示領域C1に対象画像B13の1頁全体を表示させている。この例では、対象画像B13の短辺F1及び長辺F2が表示されており、対象画像の倍率が上記閾値(Th1、Th2、Th3、Th4)未満となっている。そこで、操作用画像表示制御部105は、図6A(a)と同じく、操作用画像D1からD5までを表示させ、移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7は表示させていない。

0048

図6B(c)では、幅基準表示モードとなっている対象画像表示制御部102が、操作パネル18の対象画像表示領域C1に対象画像B13の幅を対象画像表示領域C1の幅に合わせて表示させている。この例では、対象画像B13の長辺F2が表示されており、対象画像の倍率が上記閾値(Th1、Th2、Th3、Th4)未満となっている。そこで、操作用画像表示制御部105は、図6A(a)と同じく、操作用画像D1からD5までを表示させ、移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7は表示させていない。

0049

図6B(d)では、頁拡大表示モードとなっている対象画像表示制御部102が、操作パネル18の対象画像表示領域C1に対象画像B13を拡大して表示させている。この例では、対象画像B13の外周が表示されておらず、対象画像の倍率が上記閾値(Th1、Th2、Th3、Th4)以上となっている。そこで、操作用画像表示制御部105は、第3の操作用画像として定められた縮小操作用画像D2、移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7を表示させ、それら以外にも拡大操作用画像D1を表示させている。また、操作用画像表示制御部105は、第1の操作用画像として定められた回転操作用画像D3及び切替操作用画像D5は表示させていない。

0050

操作用画像表示制御部105は、以上のとおり表示させた各操作用画像の位置情報(位置を表す情報)を画像操作受付部106に供給する。ユーザが各操作用画像のいずれかを操作すると、画像操作受付部106が、供給された位置情報に基づいてその操作を操作用画像に対する操作として受け付ける。画像操作受付部106は、この操作を受け付けると、その旨を対象画像処理部107に通知する。

0051

対象画像処理部107は、画像操作受付部106が操作を受け付けた操作用画像に対応する処理を、表示されている対象画像に施す。対象画像処理部107は、例えば拡大操作用画像D1が操作された場合、表示されている対象画像を拡大する処理を施し、その処理結果(拡大した対象画像)を対象画像表示制御部102に供給する。対象画像表示制御部102は、供給された対象画像、すなわち対象画像処理部107により処理を施されて拡大された対象画像を表示させる。

0052

また、対象画像処理部107は、例えば回転操作用画像D3が操作された場合、表示されている対象画像を回転する処理を施し、その処理結果(回転した対象画像)を対象画像表示制御部102に供給する。対象画像表示制御部102は、供給された対象画像、すなわち対象画像処理部107により処理を施されて回転した対象画像を表示させる。また、対象画像処理部107は、例えば削除操作用画像D4が操作された場合、表示されている対象画像の画像ファイルを削除する処理を施し、その処理結果を対象画像表示制御部102に通知する。対象画像表示制御部102は、対象画像の画像ファイルが削除された旨が通知されるので、対象画像表示領域C1に何も表示させない状態にする。切替操作用画像D5、移動操作用画像D6、スライダ操作用画像D7が操作された場合も、それぞれ対応する処理が対象画像処理部107によって施される。

0053

画像処理装置10は、以上の構成を備えることで、対象画像と操作用画像とを表示させる表示処理を行う。
図7は表示処理における画像処理装置10の動作手順の一例を表す。この動作手順は、ユーザが対象画像を指定する操作を行うことを契機に開始される。まず、画像処理装置10(対象画像指定操作受付部101)が、対象画像を指定する操作を受け付ける(ステップS11)。

0054

次に、画像処理装置10(対象画像表示制御部102)は、指定された対象画像を表示手段に表示させる(ステップS12)。続いて、画像処理装置10(対象画像倍率検出部103)は、表示された対象画像の倍率を検出する(ステップS13)。そして、画像処理装置10(操作用画像選択部104)は、検出された倍率に応じて表示させる操作用画像を選択する(ステップS14)。次に、画像処理装置10(操作用画像表示制御部105)は、選択された操作用画像を表示手段に表示させる(ステップS15)。

0055

その後、表示された操作用画像に対する操作が行われると、画像処理装置10(画像操作受付部106)は、操作用画像に対する操作を受け付ける(ステップS16)。次に、画像処理装置10(対象画像処理部107)は、操作が受け付けられた操作用画像に対応する処理を対象画像に対して施す(ステップS17)。そして、画像処理装置10(対象画像表示制御部102)は、処理が施された結果を反映した表示を行う(ステップS18)。

0056

本実施例では、対象画像の倍率に応じて選択された操作用画像を表示される。これにより、例えば図4に表すように操作用画像が複数ある場合に、それらを常に全部表示させるときに比べて、より小さな表示領域に操作用画像(選択された操作用画像)が表示されてもよくなる。また、本実施例では、対象画像の倍率が閾値Th1以上の場合に、第1の操作用画像以外の操作用画像が表示される、すなわち、特定の操作用画像(第1の操作用画像)が表示されないようになっている。また、本実施例では、対象画像の倍率が閾値Th2未満の場合に、第2の操作用画像以外の操作用画像が表示される、すなわち、特定の操作用画像(第2の操作用画像)が表示されないようになっている。

0057

また、本実施例では、対象画像の倍率が閾値Th3以上の場合に、第3の操作用画像として定められた特定の操作用画像が表示されるようになっている。特に、対象画像の外周が表示されない大きさにおける倍率を閾値Th3として定め、且つ、第3の操作用画像としてスライダ操作用画像を定めているので、外周が表示されないほど大きく画像が表示されている場合に画像の大きさを細かく調節できる操作用画像(スライダ操作用画像)が表示されることになる。また、本実施例では、対象画像の倍率が閾値Th4未満の場合に、第4の操作用画像として定められた特定の操作用画像が表示されるようになっている。

0058

[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。

0059

[2−1]拡大操作・縮小操作
図4に表す拡大操作用画像D1及び縮小操作用画像D2は、実施例では、4つのモードを切り替えることで4段階の拡大・縮小が行われる操作用画像であったが、これに限らず、より多段階の対象画像の拡大・縮小が行われる操作用画像であってもよい。その場合、対象画像表示制御部102は、例えば対象画像が拡大・縮小されて特定の倍率になったら、モードを切り替えて対象画像を表示させる。

0060

[2−2]表示手段
対象画像表示制御部102及び操作用画像表示制御部105は、実施例では、自装置が備える表示手段である操作パネル18に画像(対象画像・操作用画像)を表示させたが、これに限らず、外部の表示手段に画像を表示させてもよい。また、表示手段は、操作パネル18のようにタッチスクリーンを備えるものでなくてもよく、単なるディスプレイであってもよい。その場合、ユーザはキーボードマウスを用いて操作を行えばよい。

0061

[2−3]操作用画像の選択タイミング
操作用画像選択部104は、実施例では、対象画像が指定されたときに表示する操作用画像を選択したが、これ以外のタイミングで操作用画像を選択してもよい。例えば、図6B(d)に表す対象画像表示画面A1が表示されているものとする。この画面では、操作用画像表示制御部105が、表示されている対象画像のサイズを変化させる操作を受け付けるためのサイズ変化操作用画像(拡大操作用画像D1及び縮小操作用画像D2)と、スライダ操作用画像D7とを表示させている。

0062

この状態で、サイズ変化操作用画像(拡大操作用画像D1及び縮小操作用画像D2のいずれか)に対する操作が行われると、操作用画像選択部104は、スライダ操作用画像D7を選択対象の操作用画像から外す。操作用画像選択部104がその選択結果を操作用画像表示制御部105に供給することで、操作用画像表示制御部105は、図6B(d)に表す対象画像表示画面A1においてサイズ変化操作用画像に対する操作が行われると、スライダ操作用画像D7の表示を中止することになる。

0063

本変形例では、表示されている画像のサイズの変化にサイズ変化操作用画像が利用され、スライダ操作用画像D7が利用されていない。したがって、スライダ操作用画像D7は、サイズ変化操作用画像よりも利用されない可能性が高い操作用画像といえる。本変形例では、このスライダ操作用画像D7の表示を中止することで、表示されている対象画像のサイズを変化させる操作用画像が2種類(サイズ変化操作用画像及びスライダ操作用画像D7)表示されている場合に、利用されない可能性が高い方の操作用画像(スライダ操作用画像D7)が表示されないようになる。

0064

なお、操作用画像選択部104は、スライダ操作用画像D7を選択しなくする代わりに、他の操作用画像を選択してもよい。その結果、操作用画像表示制御部105は、表示を中止したスライダ操作用画像D7に代えて別の操作用画像を表示させることになる。これにより、利用されない可能性が高かったスライダ操作用画像D7が表示されていたスペースに利用される可能性がある他の操作用画像が表示されることになる。

0065

また、図6B(d)に表す対象画像表示画面A1では、操作用画像表示制御部105が、拡大操作用画像D1及びスライダ操作用画像D7を表示させている。この状態で、表示されている対象画像のサイズがスライダ操作用画像D7の操作により閾値Th5未満まで変化した場合、操作用画像選択部104は、拡大操作用画像D1を選択対象の操作用画像から外す。操作用画像選択部104がその選択結果を操作用画像表示制御部105に供給することで、操作用画像表示制御部105は、図6B(d)に表す対象画像表示画面A1において前述の操作が行われると、拡大操作用画像D1の表示を中止することになる。

0066

この場合も、拡大操作用画像D1の表示を中止することで、表示されている対象画像のサイズを変化させる操作用画像が2種類(拡大操作用画像D1及びスライダ操作用画像D7)表示されている場合に、利用されない可能性が高い方の操作用画像(拡大操作用画像D1)が表示されないようになる。

0067

なお、操作用画像選択部104は、拡大操作用画像D1を選択しなくする代わりに、他の操作用画像を選択してもよい。その結果、操作用画像表示制御部105は、表示を中止した拡大操作用画像D1に代えて別の操作用画像を表示させることになる。これにより、利用されない可能性が高かった拡大操作用画像D1が表示されていたスペースに利用される可能性がある他の操作用画像が表示されることになる。

0068

[2−4]拡大・縮小の中心点
対象画像処理部107は、拡大操作用画像D1、縮小操作用画像D2、スライダ操作用画像D7に対する操作が行われると、表示されている対象画像を拡大又は縮小する処理を施す。その際に、対象画像の拡大又は縮小における中心点を状況に応じて変えてもよい。

0069

対象画像処理部107は、例えば、表示されている対象画像を拡大する操作が行われた場合、その対象画像を表すデータのファイルフォーマットに応じた位置を中心にしてその対象画像を拡大する処理を施す。対象画像処理部107は、ファイルフォーマットと中心点の位置とを対応付けた中心点テーブルを用いてこの処理を施す。

0070

図8は中心点テーブルの一例を表す。この中心点テーブルでは、ファイルフォーマットが「画像ファイル(jpeg(Joint Photographic Experts Group)、bmp(Bitmap Image)等)」の場合は「対象画像表示領域の真ん中」を中心点の位置とし、ファイルフォーマットが「文書ファイル(pdf、doc等)」の場合は「文書の左上角」を中心点の位置とすることが表されている。対象画像処理部107がこの中心点テーブルを用いて決まる中心点を中心にして拡大の処理を施すことで、対象画像表示制御部102は、表示している対象画像を拡大する操作が行われた場合、その対象画像を表すデータのファイルフォーマットに応じた位置を中心にしてその対象画像を拡大することになる。

0071

具体的には、対象画像表示制御部102は、対象画像のファイルフォーマットが画像ファイルのファイルフォーマットであれば、対象画像表示領域の真ん中を中心点として対象画像を拡大し、対象画像のファイルフォーマットが文書ファイルのファイルフォーマットであれば、対象画像の左上角を中心点として対象画像を拡大する。画像ファイルを拡大する場合は表示されている部分の中心(つまり対象画像表示領域の真ん中)から拡大されることが普通なので、他の位置を中心点にする場合に比べてユーザにとって違和感が少ない。

0072

一方、文書ファイルの場合、普通は左上角から読み始めるが、表示されている部分の中心を中心点として拡大すると、その左上角の部分が表示されなくなってしまう。本変形例では、対象画像のファイルフォーマットに応じた中心点を用いた拡大が行われるので、ファイルフォーマットを考慮せずに対象画像を拡大する場合に比べて、拡大後の対象画像がユーザに与える違和感を少なくしつつ、ユーザにとって見るべき部分を含む画像が表示されやすくなる。

0073

また、対象画像処理部107は、四角形の対象画像が表示されていてその対象画像を拡大する操作が行われた場合に、次の中心点テーブルを用いて拡大の処理を施してもよい。
図9は中心点テーブルの別の一例を表す。この中心点テーブルでは、四角形(対象画像のこと)の表示状態が「角が表示されている状態」(例えば図6A(a)、(b)の状態)の場合は「表示されている角」を中心点の位置とし、四角形の表示状態が「角が表示されず辺が表示されている状態」(例えば図6B(c)の状態)の場合は「表示されている辺の真ん中」を中心点の位置とすることが表されている。また、「角も辺も表示されていない状態」(例えば図6B(d)の状態)の場合は「対象画像表示領域の真ん中」を中心点の位置とすることが表されている。

0074

対象画像処理部107がこの中心点テーブルを用いて決まる中心点を中心にして拡大の処理を施すことで、対象画像表示制御部102は、四角形の対象画像を表示させていてその対象画像を拡大する操作が行われた場合、その対象画像の角が表示されていればその角を中心にし、対象画像の角が表示されず対象画像の辺が表示されていればその辺の真ん中の位置を中心にし、対象画像の角も辺も表示されていなければ対象画像表示領域の真ん中の位置を中心にして対象画像を拡大することになる。

0075

なお、図6A(a)、(b)の状態のように対象画像の複数の角が表示されている場合、各角に優先順位を定めて、優先順位が高い方の角を中心とすればよい。例えば、優先順位1〜4の順番に左上角、右上角、左下角、右下角と定めるものとする。この場合、図6A(a)、(b)の状態では、いずれも、対象画像表示制御部102は、対象画像の左上角を中心にして対象画像を拡大する。

0076

四角形の画像において角や辺が表示されている状態では、その角や辺の周辺をユーザが見ている可能性が高いが、その場合でも対象画像表示領域の真ん中を中心にして拡大するとユーザが見たかった角や辺の周辺が表示されなくなってしまう。そこで、本変形例では、上記のとおり四角形の表示状態に応じた位置を拡大の中心にすることで、四角形の表示状態を考慮せずに対象画像を拡大する場合に比べて、ユーザにとって見るべき部分を含む画像が拡大後に表示されやすくなる。

0077

また、対象画像処理部107は、四角形の対象画像が表示されていてその対象画像の位置を指定する操作と拡大する操作とが行われた場合に、指定された位置を中心とする拡大の処理を施してもよい。
図10は本変形例で拡大される対象画像の例を表す。図10(a)では、対象画像B21の特定の位置を位置指定画像D11によりユーザが指定している様子が表されている。対象画像B21上の「×」は指定された指定位置G1を表している。

0078

この状態でユーザが拡大操作用画像D1を操作すると、すなわち、表示させている対象画像上の位置を指示する操作とその対象画像を拡大する操作が行われた場合、対象画像表示制御部102は、指示された位置を中心にしてその対象画像を拡大する。こうして拡大された対象画像B21が図10(b)に表されている。指定位置G1の対象画像表示領域C1における位置は、拡大前と拡大後とで変化していない。これにより、ユーザが意図した位置を中心にして対象画像が拡大されることになる。

0079

[2−5]第1から第4までの操作用画像
第1から第4までの操作用画像は、上述したものに限らない。例えば、第1の操作用画像として実施例では回転操作用画像D3及び切替操作用画像D5が定められていたが、これらに加えて拡大操作用画像D1が第1の操作用画像として定められてもよい。対象画像の倍率が閾値Th1以上の状態では、その倍率が閾値Th1未満の状態に比べて、対象画像をさらに拡大したり、回転させたり、対象画像を切り替えたりする操作が、他の操作に比べて行われにくくなる。よって、これらの操作のための操作用画像を第1の操作用画像として定めることで、対象画像の倍率が閾値Th1以上の状態において、利用される可能性が他の操作用画像に比べて少ない操作用画像が表示されないようになる。

0080

また、第2の操作用画像として実施例では移動操作用画像D6及びスライダ操作用画像D7が定められていたが、これらに加えて縮小操作用画像D2が第2の操作用画像として定められてもよい。対象画像の倍率が閾値Th2未満の状態では、その倍率が閾値Th2以上の状態に比べて、対象画像をさらに縮小したり、移動させたり、スライダ画像を用いて多段階で拡大や縮小をしたりする操作が、他の操作に比べて行われにくくなる。よって、これらの操作のための操作用画像を第2の操作用画像として定めることで、対象画像の倍率が閾値Th2未満の状態において、利用される可能性が他の操作用画像に比べて少ない操作用画像が表示されないようになる。

0081

また、対象画像の倍率が閾値Th3以上の状態では、その倍率が閾値Th3未満の状態に比べて、対象画像を縮小したり、移動させたり、スライダ画像を用いて多段階で拡大や縮小をしたりする操作が、他の操作に比べて行われやすくなる。よって、これらの操作のための操作用画像を第3の操作用画像として定めることで、対象画像の倍率が閾値Th3以上の状態において、利用される可能性が他の操作用画像に比べて多い操作用画像が表示されるようになる。

0082

また、対象画像の倍率が閾値Th4未満の状態では、その倍率が閾値Th4以上の状態に比べて、対象画像を拡大したり、回転させたり、対象画像を切り替えたりする操作が、他の操作に比べて行われやすくなる。よって、これらの操作のための操作用画像を第4の操作用画像として定めることで、対象画像の倍率が閾値Th4未満の状態において、利用される可能性が他の操作用画像に比べて多い操作用画像が表示されるようになる。

0083

また、実施例ではそれぞれ複数の操作用画像が第1から第4までの操作用画像として定められていたが、これに限らず、1以上の操作用画像が定められていればよい。その場合でも、各対象画像の表示状態において、利用される可能性が他の操作用画像に比べて少ない操作用画像が表示されないようになる。

0084

[2−6]閾値
実施例では閾値Th1、Th2、Th3及びTh4がいずれも同じ値であったが、これに限らず、それぞれ異なる値であってもよい。ただし、その場合、例えば対象画像の倍率が閾値Th1以上で且つ閾値Th3未満という倍率が存在すると、倍率が閾値Th1以上なので表示されない第1の操作用画像が、倍率が閾値Th3未満なので表示される第3の操作用画像としても定められていると、その操作用画像を表示するか否かの判断に不整合が生じることになる。そこで、そのように不整合を生じさせる閾値と、第1から第4までの操作用画像とが定められないようになっているとよい。

0085

[2−7]発明のカテゴリ
本発明は、上述した画像処理装置のように図2に表す各部を実現する情報処理装置の他、その情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、それらの処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。

0086

10…画像処理装置、18…操作パネル、101…対象画像指定操作受付部、102…対象画像表示制御部、103…対象画像倍率検出部、104…操作用画像選択部、105…操作用画像表示制御部、106…画像操作受付部、107…対象画像処理部。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ