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技術 画像形成装置および転写装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 田中大輔
出願日 2016年3月24日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-059311
公開日 2017年9月28日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-173552
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における制御・管理・保安 電子写真における帯電・転写・分離
主要キーワード 軸支持フレーム ドラム支持フレーム 圧接ばね ゴムダンパ 圧接ロール 回転中心軸 カム部材 用紙走行
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
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図面 (3)

課題

1枚の用紙上への転写の途中で接触圧を変化させることに伴って生じるおそれのある画像品質の低下を抑えつつ、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃による画像品質低下と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による画像品質低下との双方を抑える。

解決手段

感光体ドラム10に接触した転写領域Tを形成し、走行してきた用紙Pを転写領域Tに挟んで感光体ドラム10上のトナー像を用紙P上に転写する転写ロール21と、圧接ばね215を介して転写ロール21を感光体ドラム10に押圧力調整自在に押圧するカム部材213と、転写ロール21と感光体ドラム10との間に介在して転写ロール21の感光体ドラム10への押圧力の上限を規制するゴムダンパ216とを備えた。

概要

背景

トナー像を保持する像保持体転写器を押し当てることで互いが接触した転写領域を形成し、用紙をその転写領域に挟んでトナー像を用紙上に転写し、さらに、互いが接触した定着領域を形成する一対の定着部材を有する定着器を備えて、用紙をその定着領域に挟んでトナー像を用紙上に定着する画像形成装置が知られている。

ここで、像保持体への転写器の接触圧が高いと、走行してきた用紙の先端が転写領域に突入する際に、特にその用紙が厚紙の場合に衝撃が生じ、転写ずれといった画像品質の低下を招くおそれがある。このため、転写領域への用紙先端の突入時の衝撃を考慮すると、像保持体への転写器の接触圧は弱く設定されていることが望ましい。

一方、用紙の先端が定着領域に突入するタイミングにおいて、その用紙の一部が未だ転写領域にあってその用紙上へのトナー像の転写が終了していない程度に、走行方向の寸法が長い用紙上に、画像を形成させることを考える。その場合、像保持体への転写器の接触圧が低いと、用紙先端が定着領域に突入した際の衝撃が転写中の部分にまで伝わり、転写不良が生じてトナー像が正しく転写されず、画像品質の低下を招くおそれがある。このため、定着領域への用紙先端の突入時の衝撃を考慮すると、像保持体への転写器の接触圧は強く設定されていることが望ましい。

特許文献1,2には、走行してきた用紙の先端が転写領域に突入する際は像保持体に転写器を弱く接触させておき、突入後に接触圧を上げることが提案されている。この提案を採用すれば、一応は、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃の緩和と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による転写不良の防止とを両立させることができる。

概要

1枚の用紙上への転写の途中で接触圧を変化させることに伴って生じるおそれのある画像品質の低下を抑えつつ、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃による画像品質低下と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による画像品質低下との双方を抑える。感光体ドラム10に接触した転写領域Tを形成し、走行してきた用紙Pを転写領域Tに挟んで感光体ドラム10上のトナー像を用紙P上に転写する転写ロール21と、圧接ばね215を介して転写ロール21を感光体ドラム10に押圧力調整自在に押圧するカム部材213と、転写ロール21と感光体ドラム10との間に介在して転写ロール21の感光体ドラム10への押圧力の上限を規制するゴムダンパ216とを備えた。

目的

本発明は、上記事情に鑑み、用紙の途中で接触圧を変化させることに伴って生じるおそれのある課題の発生を抑えつつ、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃による画像品質低下と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による画像品質低下との双方を抑えた画像形成装置および定着装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

形成されたトナー像を保持する像保持体を有し、該像保持体上にトナー像を形成する像形成部、前記像保持体に接触した転写領域を形成し、走行してきた用紙を該転写領域に挟んで該像保持体上のトナー像を該用紙上に転写する転写器と、ばね部材を介して該転写器を該像保持体に押圧力調整自在に押圧する押圧部材と、該転写器と該像保持体との間に介在して該転写器の該像保持体への押圧力の上限を規制する押圧力規制部材とを有する転写部、および互いが接触した定着領域を形成し前記転写部においてトナー像の転写を受けて走行してきた用紙を該定着領域に挟んで該用紙上のトナー像を該用紙上に定着する一対の定着部材を有し、該用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する定着部を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記押圧力規制部材が、ダンパからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

少なくとも、用紙の一部が前記転写領域に存在する間に該用紙の先端が前記定着領域に突入する長さの用紙上に画像を形成する場合において、用紙先端が前記転写領域に突入する際の第1の押圧力よりも、該用紙先端が前記定着領域に突入する際の第2の押圧力を高めるように、前記押圧部材を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。

請求項4

トナー像を保持する像保持体に接触した転写領域を形成し、走行してきた用紙を該転写領域に挟んで該像保持体上のトナー像を該用紙上に転写する転写器と、ばね部材を介して前記転写器を前記像保持体に押圧力調整自在に押圧する押圧部材と、前記転写器と前記像保持体との間に介在して該転写器の該像保持体への押圧力の上限を規制する押圧力規制部材とを備えたことを特徴とする転写装置

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置および転写装置に関する。

背景技術

0002

トナー像を保持する像保持体転写器を押し当てることで互いが接触した転写領域を形成し、用紙をその転写領域に挟んでトナー像を用紙上に転写し、さらに、互いが接触した定着領域を形成する一対の定着部材を有する定着器を備えて、用紙をその定着領域に挟んでトナー像を用紙上に定着する画像形成装置が知られている。

0003

ここで、像保持体への転写器の接触圧が高いと、走行してきた用紙の先端が転写領域に突入する際に、特にその用紙が厚紙の場合に衝撃が生じ、転写ずれといった画像品質の低下を招くおそれがある。このため、転写領域への用紙先端の突入時の衝撃を考慮すると、像保持体への転写器の接触圧は弱く設定されていることが望ましい。

0004

一方、用紙の先端が定着領域に突入するタイミングにおいて、その用紙の一部が未だ転写領域にあってその用紙上へのトナー像の転写が終了していない程度に、走行方向の寸法が長い用紙上に、画像を形成させることを考える。その場合、像保持体への転写器の接触圧が低いと、用紙先端が定着領域に突入した際の衝撃が転写中の部分にまで伝わり、転写不良が生じてトナー像が正しく転写されず、画像品質の低下を招くおそれがある。このため、定着領域への用紙先端の突入時の衝撃を考慮すると、像保持体への転写器の接触圧は強く設定されていることが望ましい。

0005

特許文献1,2には、走行してきた用紙の先端が転写領域に突入する際は像保持体に転写器を弱く接触させておき、突入後に接触圧を上げることが提案されている。この提案を採用すれば、一応は、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃の緩和と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による転写不良の防止とを両立させることができる。

先行技術

0006

特開2007−010840号公報
特開2013−072908号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上掲の特許文献1,2のように、転写の途中で接触圧を変化させるということは、転写の途中で転写領域の寸法が変化することに繋がる。すなわち、トナー像を用紙上に転写する際のシステム抵抗値が1枚の用紙内で変化することになり、それに起因して、用紙上に転写されたトナー像の濃度がその用紙の面内で不均一になるという、画像品質上の新たな課題や、転写器を像保持体に強く押し当てることにより像保持体の摩耗が促進されるという課題が生じるおそれがある。

0008

本発明は、上記事情に鑑み、用紙の途中で接触圧を変化させることに伴って生じるおそれのある課題の発生を抑えつつ、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃による画像品質低下と、用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による画像品質低下との双方を抑えた画像形成装置および定着装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

請求項1は、
形成されたトナー像を保持する像保持体を有し、該像保持体上にトナー像を形成する像形成部、
前記像保持体に接触した転写領域を形成し、走行してきた用紙を該転写領域に挟んで該像保持体上のトナー像を該用紙上に転写する転写器と、ばね部材を介して該転写器を該像保持体に押圧力調整自在に押圧する押圧部材と、該転写器と該像保持体との間に介在して該転写器の該像保持体への押圧力の上限を規制する押圧力規制部材とを有する転写部、および
互いが接触した定着領域を形成し前記転写部においてトナー像の転写を受けて走行してきた用紙を該定着領域に挟んで該用紙上のトナー像を該用紙上に定着する一対の定着部材を有し、該用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する定着部を備えたことを特徴とする画像形成装置である。

0010

請求項2は、前記押圧力規制部材が、ダンパからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。

0011

請求項3は、少なくとも、用紙の一部が前記転写領域に存在する間に該用紙の先端が前記定着領域に突入する長さの用紙上に画像を形成する場合において、用紙先端が前記転写領域に突入する際の第1の押圧力よりも、該用紙先端が前記定着領域に突入する際の第2の押圧力を高めるように、前記押圧部材を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。

0012

請求項4は、
トナー像を保持する像保持体に接触した転写領域を形成し、走行してきた用紙を該転写領域に挟んで該像保持体上のトナー像を該用紙上に転写する転写器と、
ばね部材を介して前記転写器を前記像保持体に押圧力調整自在に押圧する押圧部材と、 前記転写器と前記像保持体との間に介在して該転写器の該像保持体への押圧力の上限を
規制する押圧力規制部材とを備えたことを特徴とする転写装置である。

発明の効果

0013

請求項1および請求項3の画像形成装置、並びに、請求項4の転写装置によれば、上記の押圧力規制部材を備えずに、用紙先端の転写領域への突入時の衝撃による画像品質低下と用紙先端の定着領域への突入時の衝撃による画像品質低下との双方を抑えようとする場合と比べ、それらの双方を抑えるとともに、さらに、用紙の途中で接触圧を変化させることに伴って生じるおそれのある画像品質の低下等の不具合の発生を抑えることができる。

0014

請求項2の画像形成装置によれば、上記の押圧力規制部材が像保持体と転写器とのうちの一方から離れた状態から双方に挟まれた状態に移行する際の衝撃が抑えられる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態としての画像形成装置の概略構成図である。
転写ロール周辺の拡大模式図である。

実施例

0016

以下、本発明の実施の形態について説明する。

0017

図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の概略構成図である。この図1に示す画像形成装置には、本発明の一実施形態としての転写装置が備えられている。

0018

この画像形成装置1は、感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、ドラム支持フレーム10Aに回転自在に支持されていて、矢印Aの向きに回転する。この感光体ドラム10の周りには、帯電器11、露光器12、および現像器13が備えられている。そして、帯電露光、および現像のプロセスを経て感光体ドラム10の表面にトナー像が形成され、そのトナー像が感光体ドラム10上に一時的に保持される。

0019

一方、不図示の用紙トレイ上に積み重ねられている用紙Pのうちの1枚が矢印Xの向きに搬送され、感光体ドラム10と後述する転写装置20とに挟まれた転写領域Tを通過する。そして、この転写領域Tを通過する間に感光体ドラム10上のトナー像が用紙P上に転写される。トナー像の転写を受けた用紙Pはさらに矢印Yの向きに搬送され、定着装置30に送り込まれる。この定着装置30は、矢印Dの向きに回転する加熱ロール31と、矢印Eの向きに回転する加圧ロール32とを備えている。それらの加熱ロール31と加圧ロール32は、互いに接触して定着領域Sを形成している。矢印Y方向に走行してきた用紙Pはその定着領域Sに突入し、その定着領域Sを通過する間に加熱および加圧を受けて用紙P上のトナー像がその用紙P上に定着される。

0020

転写領域Tにおいてトナー像が転写された後の残りの、感光体ドラム10上の残存トナーは、クリーナ14により、感光体ドラム10上から除去される。

0021

転写装置20は、転写ロール21と、圧接ロール22と、剥離ロール23と、それらのロールに架け回された無端状の転写ベルト24を備えている。転写ロール21、圧接ロール22、および剥離ロール23は、転写器支持フレーム20Aに回転自在に支持されている。

0022

転写ロール21は、そのロール表面弾性的に変形す弾性ロールからなり、矢印Bの向きに回転して転写ベルト24を駆動する。転写ベルト24は、この駆動力を受けて、矢印Cの向きに循環移動する。転写ロール21は、感光体ドラム10の回転中心軸よりも用紙走行方向上流側に位置していて、転写ベルト24の内側から転写ベルト24を感光体ドラム10に押し当てている。そして、この転写ロール21により、感光体ドラム10と転写ベルト24とが互いに接触した転写領域Tの上流側の縁が定められている。

0023

また、圧接ロール22は、感光体ドラム10の回転中心軸よりも用紙走行方向下流側に位置していて、転写ベルト24の内側から転写ベルト24を感光体ドラム10側に押し上げている。そして、この圧接ロール22により、転写領域Tの下流側の縁が定められている。

0024

また、剥離ロール23は、転写ロール21と比べ径の小さなロールであり、この剥離ロール23で転写ベルト24の走行方向を急激に曲げることで、その転写ベルト24の上に載った状態にある用紙Pの先端を転写ベルト24から剥離させる。転写ベルト24から剥離した用紙Pは、ガイド部材41に案内されて矢印Y方向に進み、上述の通り、定着装置30の定着領域Sを通過して、その通過の間にトナー像が用紙P上に定着され、その用紙P上に定着トナー像からなる画像が形成される。画像が形成された用紙Pは、不図示の排紙トレイ上に送り出される。

0025

また、この転写装置20はクリーナ25を備えている。転写ベルト24に付着したトナーやその他の汚れは、このクリーナ25により、転写ベルト24上から除去される。

0026

転写ロール21は、不図示の電源に接続されていて、その電源から転写バイアス印加され、その転写バイアスの作用により、用紙Pが転写領域Tを通過する間に、感光体ドラム10上のトナー像が用紙P上に転写される。

0027

図2は、転写ロール周辺の拡大模式図である。この図2では、転写ベルト等の一部の構成要素については図示を省略している。

0028

転写ロール21は、回転軸211を有し、その回転軸211は軸支持フレーム212に回転自在に支持されている。この軸支持フレーム212は、転写装置20の全体を支持する転写器支持フレーム20A(図1参照)に、上下動自在に支持されている。

0029

また、ここには、カム部材213が備えられている。このカム部材213は、モータ214からの回転駆動力を受けて、回転軸213aの回りに、矢印u−v方向に、半回転ずつ往復回転する。モータ214は、制御部29(図1参照)からの指示に応じて、回転および停止する。このカム部材213の回転軸213aは、転写器支持フレーム20Aに回転自在に支持されている。また、このカム部材213と、転写ロール21の回転軸211を回転自在に支持する軸支持フレーム212との間には、圧縮ばね215が配置されている。カム部材213が矢印uの向きに回転すると、転写ロール21を感光体ドラム10に押し当てる向きに圧縮ばね215が強く圧縮される。図2には、転写ロール21を最も強く押している状態が示されている。

0030

ここで、図2では、転写ロール21が感光体ドラム10にニップ量δだけ食い込んでいるいるように示されているが、これは、転写ロール21の、変形を無視して外力が加えられていない状態の形状を示しているためである。この転写ロール21は、弾性ロールであり、実際は、感光体ドラム10の表面に沿う形状に変形して、転写領域T(図1参照)の一部を形成している。ここでは、この図2に示すように、転写ロール21を変形前の形状のまま図示したときの、転写ロール21の、感光体ドラム10への食い込み量を、ニップ量δと称する。

0031

一方、カム部材213が、矢印vの向きに回転すると、圧縮ばね215が緩み、転写ロール21を感光体ドラム10に押し当てようとする力が弱められる。

0032

また、ここには、感光体ドラム10を支持するドラム支持フレーム10Aと、転写ロール21を支持する軸支持フレーム212との間に、ゴムダンパ216が配置されている。このゴムダンパ216は、本発明にいう押圧力規制部材の一例に相当する。

0033

このゴムダンパ216は、圧縮ばね215と比べると伸縮の程度は僅かである。本実施形態では、このゴムダンパ216は、軸支持フレーム212に固定されていて、ドラム支持フレーム10Aには固定されておらずに押し当てられる構造となっている。ここで、カム部材213、圧縮ばね215、およびゴムダンパ216は、転写ロール21の軸方向両端に備えられていて、それらの作用は転写ロール21の全長にわたって及ぶ構造となっている。

0034

このゴムダンパ216は、予め定められたニップ量δ以上のニップ量とはならないように規制する役割を担っている。すなわち、さらに大きなニップ量δとなるまで転写ロール21を押し上げようとしてカム部材213が回転しても、このゴムダンパ216により阻まれて、ニップ量δは予め定められたニップ量に抑えられることになる。

0035

なお、図2では、カム部材213、圧縮ばね215、およびゴムダンパ216は、転写ロール21の回転軸211から横に逸れた位置に配置されているが、これは図示の都合上であって、これらの部材は、転写ロール21の回転軸211と感光体ドラム10の回転中心軸とを結ぶ直線上に並んでいることが好ましい。

0036

ここで、カム部材213は、制御部29に指示を受けたモータ214の回転駆動力を受けて、以下のように回転する。

0037

用紙Pが、図1に示す転写領域Tに差し掛かるよりも前に、カム部材213を矢印vの向きに回転させる。そして、ゴムダンパ216がドラム支持フレーム10Aに軽く触れるか、あるいは、そのドラム支持フレーム10Aからやや離れた状態にしておく。この状態では、転写ロール21は、転写ベルト24を介して感光体ドラム10に弱めに接している。したがって、用紙Pの先端が転写領域Tに突入したときの衝撃による画像品質の低下が抑えられる。そして、用紙Pが転写領域Tに入り込むと、今度は、カム部材213が矢印uの向きに回転し、圧縮ばね215を介して転写ロール21を感光体ドラム10に向かって強く押し当てようとする。これにより圧縮ばね215は縮むが、ゴムダンパ216の作用により、ニップ量δはほとんど変化しないか、多少変化する程度に抑えられる。すなわち、転写の途中での転写領域Tの寸法が大きく変化することが回避され、転写の途中での転写領域Tの寸法が変化することによる画像品質の低下が抑えられる。また、ゴムダンパ216によりニップ量δが制限されているため、感光体ドラム10の摩耗や転写ロール21の異常な変形などによる部材の短命化も抑えられる。

0038

ここで、今回の画像形成に用いた用紙Pが長尺の用紙であって、その用紙Pの一部が未だ転写領域Tに存在する間にその用紙Pの先端が定着領域Sに突入する長さを有するものとする。この画像形成装置1は、転写領域Tと定着領域Sとの間の距離がおよそ230mmであって、A4以下のサイズの用紙の場合は、その用紙の後端が転写領域から外れた後で、その用紙の先端が定着領域Sに突入する。ただし、A3サイズの用紙をその長手方向に走行させたときは、その用紙の先端が定着領域Sに突入する時点ではその用紙の後端部は未だ転写領域T内に存在する。このように、用紙先端が定着領域Sに突入するタイミングで転写が未だ行われているときに、用紙先端が定着領域Sに突入したことによる衝撃が伝わって転写ロール21が振動すると、転写不良による画像品質の低下が生じるおそれがある。ただし、本実施形態の場合、用紙Pの先端が定着領域Sに突入するタイミングではカム部材213が矢印uの向きに回転して圧縮ばね215が強く圧縮されている。このため、用紙Pの先端が定着領域Sに突入したときの衝撃が転写領域Tにまで伝わっても転写ロール21の振動が抑えられ、したがって転写不良が抑えられて、画像品質の低下が抑えられる。このように、本実施形態によれば、用紙Pの先端が転写領域Tに突入する際の衝撃に起因する画像品質の低下、転写領域Tの寸法が途中で変わることによる画像品質の低下、さらに、長尺の用紙先端が定着領域Sに突入する際の衝撃に起因する画像品質の低下の全てが抑えられる。

0039

なお、上述の実施形態では、本発明にいう押圧力規制部材としてのゴムダンパ216を備えた例について説明したが、本発明にいう押圧力規制部材は、ゴムダンパ216に限られるものではなく、あるいはダンパに限られるものではなく、ばね定数の大きなばね部材であってもよく、あるいは変形が期待できない剛体であってもよく、圧縮ばね215と比べ伸縮の程度が僅かな部材でああればよい。

0040

また、上述の実施形態では、転写ベルト24を備えたベルト転写方式の転写装置20を例に挙げて説明したが、本発明は、転写ベルトを備えずに転写ロールを感光体ドラム10に直接に接触させる方式の転写装置についても適用することができる。

0041

また、上述の実施形態では、感光体ドラム10を本発明にいう像保持体とする例について説明したが、本発明は、感光体ドラム10からトナー像の一次転写を受けてそのトナー像を用紙上に2次転写する中間転写体を本発明にいう像保持体とする場合にも適用することができる。

0042

1画像形成装置
10感光体ドラム
10Aドラム支持フレーム
20転写装置
20A転写器支持フレーム
21転写ロール
22圧接ロール
23剥離ロール
24転写ベルト
29 制御部
211回転軸
212軸支持フレーム
213カム部材
214モータ
215圧縮ばね
216ゴムダンパ
30定着装置
T転写領域
S 定着領域

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