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技術 化粧材

出願人 大和ハウス工業株式会社倉敷紡績株式会社
発明者 安河内義剛輪湖潤一鈴木裕之
出願日 2016年3月22日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-056577
公開日 2017年9月28日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-172131
状態 特許登録済
技術分野 開口に固定される戸、窓等の枠
主要キーワード 案内腕 嵌め込み構造 固定腕 開口内縁 組み立て構成 化粧モール 開口部周り カバー部材内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
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図面 (15)

課題

取り付け金具を介して外壁表面に取り付けられ、外力に起因する脱落を防止することができる化粧材を提供する。

解決手段

外壁に対して略垂直に伸び固定腕32を備え前記外壁101に固定される取り付け金具3と、前記固定腕32を収納可能な開口14を備え前記外壁101に対して突出した状態に取り付けられるカバー部材2aとを有し、前記固定腕32の先端側及び前記開口側壁16に互いに係合する係合部33,19により前記取り付け金具3とカバー部材2aとが固定される化粧材1である。化粧材1は、前記取り付け金具3の前記係合部19よりも前記外壁101側に位置し、前記カバー部材2aの内面16に向かって伸び前記カバー部材2aの側壁16,21と間隙を有する抜け止め部28と、前記カバー部材2aの開口14近傍に位置し前記抜け止め部28を収納可能な抜け止め溝20とを備える。

概要

背景

従来、建物外壁に設けられた窓などの開口部に窓や扉を設置する場合、外壁の開口部周り化粧材を設けて開口部周りに立体感のあるデザインを施すことが行われている。

この化粧材としては、例えば図1に示すように、建物100の外壁101に設けられた窓105を取り付けるための開口102の周囲に、外壁101面に対して突出した化粧モール1等が例示できる。

また、このような建物の開口部外周に設けられる化粧材は、単なる装飾だけではなく、外装材隠蔽や窓の固定などに用いられることがあり、これらの化粧材としては、それぞれ特許文献1(特開2000−257340号公報)や、特許文献2(2009−79454号公報)等に例示されている。

これらの各特許文献に開示された化粧材は、金属などで構成された取付部材をねじなどで外壁表面に固定し、カバー部材を取付部材に固定する。このとき、当該取付部材の表面側からカバー部材である化粧材を取付部材に被せて当該取付部材をカバー部材内収納して隠蔽している。

また、デザイン的な要請より、化粧材は取り付け後において、表面から固定のためのねじなどが見えないようにするために、化粧材を断面コの字状に構成し、化粧材の内壁面と取付部材の外表面に互いに連結する嵌め込み構造が設けられた構成が広く採用されている。

概要

取り付け金具を介して外壁表面に取り付けられ、外力に起因する脱落を防止することができる化粧材を提供する。外壁に対して略垂直に伸び固定腕32を備え前記外壁101に固定される取り付け金具3と、前記固定腕32を収納可能な開口14を備え前記外壁101に対して突出した状態に取り付けられるカバー部材2aとを有し、前記固定腕32の先端側及び前記開口側壁16に互いに係合する係合部33,19により前記取り付け金具3とカバー部材2aとが固定される化粧材1である。化粧材1は、前記取り付け金具3の前記係合部19よりも前記外壁101側に位置し、前記カバー部材2aの内面16に向かって伸び前記カバー部材2aの側壁16,21と間隙を有する抜け止め部28と、前記カバー部材2aの開口14近傍に位置し前記抜け止め部28を収納可能な抜け止め溝20とを備える。

目的

本発明が解決しようとする技術的課題は、取り付け金具を介して外壁表面に取り付けられる化粧材について、外力、特に上面からの外力に起因する脱落を防止することができる化粧材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建物外壁表面に取り付けられる取り付け金具と、前記取り付け金具を収納可能な開口を有し前記外壁に対して突出した状態に取り付けられるカバー部材とを備え、前記取り付け金具及び前記カバー部材の内壁に設けられ互いに係合する係合部によって前記取り付け金具とカバー部材とが固定される化粧材であって、前記取り付け金具の前記係合部よりも前記外壁側に位置し、前記カバー部材の内壁に向かって伸び先端が前記カバー部材の内壁の側面と間隙を有する抜け止め部と、前記カバー部材の内壁の側面の開口近傍に設けられ、前記抜け止め部を収納可能な抜け止め収納部とを備えることを特徴とする、化粧材。

請求項2

前記取り付け金具は、建物の外壁に対して略垂直方向に伸びる固定腕を備え、前記係合部は、前記固定腕の先端側に設けられた係合突部と、前記カバー部材の内壁に設けられた係合凹部とで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の化粧材。

請求項3

前記係合凹部は、前記カバー部材の前記内壁の側面に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧材。

請求項4

前記カバー部材は、断面が略コの字状に構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の化粧材。

請求項5

前記固定腕はバネ板で構成され、前記バネ板の先端が折り曲げられて形成され、前記カバー部材の内壁の奧面を押圧する押さえバネを備えることを特徴とする、請求項2から4のいずれか1つに記載の化粧材。

請求項6

前記取り付け金具は、前記カバー部材の前記内壁の側面に沿って伸びる案内腕を有し、前記抜け止め部は、前記案内腕に設けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の化粧材。

請求項7

前記カバー部材は、前記内壁に前記案内腕の先端側を挿入する案内腕収納部を有していることを特徴とする、請求項7に記載の化粧材。

技術分野

0001

本発明は、建物外壁表面に設置される化粧材に関するものであり、さらに詳しくは、窓や扉などの外壁開口部周囲に設けられる化粧材に関するものである。

背景技術

0002

従来、建物の外壁に設けられた窓などの開口部に窓や扉を設置する場合、外壁の開口部周りに化粧材を設けて開口部周りに立体感のあるデザインを施すことが行われている。

0003

この化粧材としては、例えば図1に示すように、建物100の外壁101に設けられた窓105を取り付けるための開口102の周囲に、外壁101面に対して突出した化粧モール1等が例示できる。

0004

また、このような建物の開口部外周に設けられる化粧材は、単なる装飾だけではなく、外装材隠蔽や窓の固定などに用いられることがあり、これらの化粧材としては、それぞれ特許文献1(特開2000−257340号公報)や、特許文献2(2009−79454号公報)等に例示されている。

0005

これらの各特許文献に開示された化粧材は、金属などで構成された取付部材をねじなどで外壁表面に固定し、カバー部材を取付部材に固定する。このとき、当該取付部材の表面側からカバー部材である化粧材を取付部材に被せて当該取付部材をカバー部材内収納して隠蔽している。

0006

また、デザイン的な要請より、化粧材は取り付け後において、表面から固定のためのねじなどが見えないようにするために、化粧材を断面コの字状に構成し、化粧材の内壁面と取付部材の外表面に互いに連結する嵌め込み構造が設けられた構成が広く採用されている。

先行技術

0007

特開2000−257340号公報
特開2009−79454号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかし、上記の特許文献に記載された化粧材は、取付部材の表面側からカバー部材である化粧材を嵌め込みにより固定する構造であるため、側方からの外力を受けると化粧材が脱落するという問題があった。

0009

特に、外壁面に対し突出した状態に設けられる化粧材は、当該化粧材の上面に人が乗ることによってカバー部材が取付部材から外れて落下することを防止するために、化粧材の上に人が乗ることを禁止している。しかし、子ども等が高い場所への踏み台とする場合があるなど確実に防止できるものではない。その結果、化粧材の脱落により人物落下事故などの原因につながるという問題があった。

0010

したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、取り付け金具を介して外壁表面に取り付けられる化粧材について、外力、特に上面からの外力に起因する脱落を防止することができる化粧材を提供することである。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の化粧材を提供する。

0012

本発明の第1態様によれば、
建物の外壁表面に取り付けられる取り付け金具と、前記取り付け金具を収納可能な開口を有し前記外壁に対して突出した状態に取り付けられるカバー部材とを備え、前記取り付け金具及び前記カバー部材の内壁に設けられ互いに係合する係合部によって前記取り付け金具とカバー部材とが固定される化粧材であって、
前記取り付け金具の前記係合部よりも前記外壁側に位置し、前記カバー部材の内壁に向かって伸び先端が前記カバー部材の内壁の側面と間隙を有する抜け止め部と、
前記カバー部材の内壁の側面の開口近傍に設けられ、前記抜け止め部を収納可能な抜け止め収納部とを備えることを特徴とする、化粧材を提供する。

0013

本発明の第2態様によれば、前記取り付け金具は、建物の外壁に対して略垂直方向に伸びる固定腕を備え、
前記係合部は、前記固定腕の先端側に設けられた係合突部と、前記カバー部材の内壁に設けられた係合凹部とで構成されることを特徴とする、第1態様の化粧材を提供する。

0014

本発明の第3態様によれば、前記係合凹部は、前記カバー部材の前記内壁の側面に設けられていることを特徴とする第1又は第2態様の化粧材を提供する。

0015

本発明の第4態様によれば、前記カバー部材は、断面が略コの字状に構成されていることを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの化粧材を提供する。

0016

本発明の第5態様によれば、前記固定腕はバネ板で構成され、前記バネ板の先端が折り曲げられて形成され、前記カバー部材の内壁の奧面を押圧する押さえバネを備えることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つの化粧材を提供する。

0017

本発明の第6態様によれば、前記取り付け金具は、前記カバー部材の前記内壁の側面に沿って伸びる案内腕を有し、前記抜け止め部は、前記案内腕に設けられていることを特徴とする、第1から第5態様のいずれか1つの化粧材を提供する。

0018

本発明の第7態様によれば、前記カバー部材は、前記内壁に前記案内腕の先端側を挿入する案内腕収納部を有していることを特徴とする、第5態様の化粧材を提供する。

発明の効果

0019

本発明によれば、カバー部材と取り付け金具とが、それぞれに設けられた係合部同士の嵌め合いにより固定されると共に、当該カバー部材に外力が加わった場合、カバー部材の開口側に設けられた抜け止め部と抜け止め収納部が係合してカバー部材の脱落を防止することができる。また、抜け止め部は、通常時はカバー部材の抜け止め収納部に収まらないような大きさに構成されているため、カバー部材の取り付け時に緩衝することはなく、化粧材の組み立ての手間が増大することがない。一方で、外力が加わることによりカバー部材が撓むと、抜け止め収納部が抜け止め部を収納し、両者が係合することで脱落を防止することができる。

0020

また、係合部を固定腕の先端側に設けられた係合突部と前記内壁に設けられた係合凹部で構成することにより、カバー部材を建物の外壁側に押しつける作業のみで、取り付け金具への固定が可能であり、取り付け作業を簡略化することができる。

0021

さらに、固定腕をバネ板で構成することにより、カバー部材の取り付け時にバネ板が撓むことで取り付け作業を簡略化することができると共に、先端に設けられている押さえバネにより、カバー部材の内壁の奧面を押圧してカバー部材のガタツキを抑制することが可能である。

0022

さらに、抜け止め部を案内腕に設けることにより、カバー部材の取り付け作業を容易にすると共に、固定腕とは別の部材により脱落が防止されるので、固定腕の損傷が生じた場合でもカバー部材の脱落が防止される。

図面の簡単な説明

0023

外壁開口部に化粧材を取り付けた状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態にかかる化粧材の取り付け構成を示す図である。
図2の化粧材の取り付け手順を説明する図である。
図2の化粧材の取り付け手順を説明する図であり、図3に続く図である。
図2の化粧材を構成するカバー部材の構成を示す部分拡大斜視図である。
図2の化粧材を構成する取り付け金具の構成を示す斜視図である。
図6の取り付け金具の正面図である。
図2の化粧材の上側水平材の組み立て分解図である。
図2の化粧材の上側水平材の組み立て構成図であり、図2のIX-IX線における断面図である。
図9部分拡大図である。
上側から外力が加わり、抜け止め溝に抜け止め部が挿入した状態を示す説明図である。
図2の化粧材の下側水平材の組み立て構成図であり、図2のXII-XII線における断面図である。
図2の化粧材を構成する取り付け金具の構成を示す斜視図であり、垂直材を固定する場合の取り付け状態を示す図である。
図2の化粧材の垂直材の組み立て構成図であり、図2のXIII-XIII線における断面図である。

実施例

0024

以下、本発明の実施形態に係る化粧材について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明における化粧材は、取り付け金具及び取り付け金具を介して建物に固定されるカバー部材を少なくとも含んでいる。

0025

図2は、本発明の実施形態にかかる化粧材の取り付け構成を示す図である。本実施形態にかかる化粧材1は、図1の従来例の化粧材と同様に、建物外壁101の開口部102の周囲に設けられる。本実施形態では、建物外壁101の開口部102として、矩形の窓105を例にとって説明する。開口部102の周囲には、窓ガラスを取り付けるためのサッシ枠106が設けられており、当該サッシ枠106の外側周縁に沿って化粧材1が配置される。

0026

化粧材1は、外壁101の表面に対して突出した状態に取り付けられ、窓周りに立体感のある装飾を施すことができる。また、外壁面に取り付け可能であるため、固定窓引き違い窓などサッシ枠106の種類や形状によらず、例えば、1〜2階の窓など上下方向に連続した窓を一体として囲うように配置することも可能であり、装飾のバリエーションを多様にすることができる。

0027

化粧材1は、取り付け金具及び該取り付け金具を表面側からカバーし取り付け金具に固定されることで建物躯体に固定されるカバー部材とからなる。図2においては、窓枠に沿って配置されるカバー部材2(2a,2b,2c)と、カバー部材2を固定するための取り付け金具3とを備える。取り付け金具3は、外壁101の表面に直接又は下地材を介してねじ止めなどの手段によって取り付けられる。本実施形態では、矩形の窓の一辺に沿って、それぞれ3つの取り付け金具3を所定の間隔をおいて固定し、その取り付け金具3を隠蔽するようにカバー部材2を固定する。

0028

図3及び図4は、本実施形態の化粧材の取り付け手順、すなわち化粧材の建物への取付方法を説明する図である。本実施形態にかかる化粧材1は、図3に示すように、外壁開口部102の周りに取り付け位置の基準となる墨出しを行ない、当該墨出し線に基づいて位置決めし、取り付け金具3を外壁101の表面に固定する。墨出し線の位置は、化粧材1や窓105のサイズ等に応じて適宜決定すればよく、開口部102の周囲を囲うように墨出しを行う。

0029

取り付け金具3に固定されるカバー部材2は、開口部102の上辺に沿って配置される上側水平材2a,開口部102の下辺に沿って配置される下側水平材2b,開口部102の左右両辺に沿って配置される垂直材2cから構成される。それぞれのカバー部材2は、断面が略コの字状に構成されており、その開口が外壁101側となるように取り付けられる。

0030

カバー部材2の取り付けは、図3に示すように最初に垂直材2cから行う。垂直材2cの対向面4の上下端には、上側水平材2a及び下側水平材2bの両端と嵌合するガイド部材5が設けられている。その後、矢印90に示すように、外壁面に対して垂直方向から取り付け金具3を被覆するように垂直材2cを被せることで、カバー部材2及び取り付け金具3に設けられる係合部が互いに係合して、カバー部材2が固定される。カバー部材2及び取り付け金具3に設けられる係合部について詳細は後述する。

0031

次いで、垂直材2cと同様に、矢印91に示すように、外壁面に対して垂直方向から上側水平材2a及び下側水平材2bを取り付け金具3に固定する。なお、上側水平材2a及び下側水平材2bはその端部6が、垂直材2cの上下端に設けられたガイド部材5に嵌るように取り付けることで、カバー部材2の継ぎ目部分のガタツキを抑えることができる。

0032

このように化粧材1を取り付けることにより、外壁101の表面に対してカバー部材2が突出する状態に取り付けられる。また、カバー部材2と取り付け金具3とは、嵌め合いにより連結される構成であるため、カバー部材2に外力、特に上側からの外力が加わることにより脱落する場合があるが、本実施形態では、後述する脱落防止のための構造を有しており、外力によるカバー部材2の脱落を抑制している。

0033

図5は、本実施形態の化粧材を構成するカバー部材の構成を示す部分拡大斜視図である。図5は、一例として上側水平材2aの構成を例にとって説明するが、それぞれのカバー部材の構成は共通するものである。

0034

カバー部材2は、アルミ合金製長尺金属部材10と、金属部材10の外表面に被覆されるコーティング層11とで構成されている。金属部材10は、押し出し成形により構成されており、その長手方向のどの位置においても同じ断面形状を有する。コーティング層11は、本実施形態では、合成樹脂木粉ペレット混合剤を塗布したものであり、表面に木調の温かみのある装飾を施している。

0035

金属部材10は、全体が一体として構成されているが、機能的にその外形を構成する外層12と、外層12内に位置する内層13とに大別される。

0036

外層12は、コの字状の形状であり、開口14部分を除きコーティング層11で被覆されている。外層12の幅寸法Wは、外壁101からの突出量を考慮して適宜設計すればよい。

0037

内層13は、外層12の内部を幅方向仕切仕切り壁15と、開口14と仕切り壁15との間に設けられる側壁16とを備える。

0038

なお、仕切り壁15と側壁16に囲まれた領域に開口14が画定され、当該開口の周りに位置する仕切り壁15の中間部分17と側壁16が本発明の内壁に相当し、内壁の奥面に仕切り壁15が内壁の側面に側壁16が位置することとなる。

0039

開口14から仕切り壁15までの奥行き寸法W1は、後述する取り付け金具3の固定腕の長さに応じて適宜決定することができ、外力による外層12の撓みが大きくならない程度にしておくことが好ましい。仕切り壁15は、中央部分17が開口14側に突出し、中間部分17の上下に案内腕収納部18が設けられている。

0040

側壁16は、開口14から仕切り壁15に向かうにつれて互いの離間距離が小さくなるように傾斜しており、その表面には後述する取り付け金具3の係合突部と連結する係合凹部19と脱落防止用の抜け止め溝20が全長にわたって設けられている。抜け止め溝20は本発明の抜け止め収納部の一例に相当する。係合凹部19の開口側は傾斜面19aで構成され、後述する取り付け金具3との係合がスムーズに行われる。

0041

抜け止め溝20は、開口内縁21よりも外層12側に凹むように設けられ、側壁16に対して略垂直な係止壁20aを形成する。

0042

図6図7は、本実施形態の化粧材を構成する取り付け金具の構成を示す斜視図である。取り付け金具3は、金具本体22と、金具本体22の上下に設けられたバネ部材23とで構成されている。取り付け金具3は、上側及び下側水平材2a,2bと水平材2cとで共通して使用されるが、後述するように両者で外壁101への取り付けの向きが異なる。なお、図6及び図7は、上側水平材2a及び下側水平材2bに用いられる場合の取り付け方向を示している。

0043

金具本体22は、1枚の金属板を折り曲げて形成されており、外壁101に沿って配置される取付板24と、取付板24の上下中央部分に取付板24に対して垂直な案内腕25とを備えている。案内腕25の根本部分は、切り抜き26が設けられており、当該切り抜き26の内側の舌片27先端側が上下方向に折り曲げられて抜け止め部28が構成されている。

0044

取付板24は、四角に外壁101に固定するためのねじ孔29を備えている。

0045

金具本体22の上下方向中央位置及び幅方向中央位置には、位置合わせ用切り欠き30a,30bが、また、取付板24の中央には、センター穴31が設けられている。切り欠き30a,30bは、外壁101に取り付け金具3を取り付ける際に、外壁101に設けられた墨出し線に位置合わせし、墨出し線がセンター穴31の中央を通過するように取り付け角度の調整に使用する。

0046

図6図7に示す上側水平材2a及び下側水平材2bの固定に使用される場合は、墨出し線が水平方向に伸びるので、切り欠き30aの中央部分に墨出し線を合わせ、センター穴31を上下方向の中央位置を通過するように角度調整を行う。

0047

バネ部材23は、バネ板で構成され、案内腕25の幅方向両側に取付板24対して垂直な固定腕32と固定腕の先端側に係合突部33が設けられている。係合突部33は、カバー部材2の係合凹部19と係合し、カバー部材2を取り付け金具3へ固定する。係合突部33の先端側面は傾斜面33aとなっており、カバー部材2の取り付け時には、固定腕32が撓んで係合凹部19への係合をスムーズにしている。

0048

固定腕32の先端は、内側方向へ折り曲げられて押さえバネ34を構成する。押さえバネ34は、カバー部材2の取り付け時に仕切り壁15の中間部17仕切り壁の中間部分17を押圧し、カバー部材2を取り付け金具3から離間させる方向に付勢し、カバー部材2のガタツキを軽減する。なお、押さえバネ34は、中央部分に切り欠き34aを備え、図7に示すようにねじ孔29へねじ80の取り付け作業を容易にしている。

0049

図8は本実施形態の化粧材の上側水平材の組み立て分解図である。図9は本実施形態の化粧材の上側水平材の組み立て構成図であり、図2のIX-IX線における断面図である。すなわち、この図8及び図9は建物躯体に対しカバー部材を固定する際の固定構造の詳細を示している。上側水平材2aの取り付けには、外壁101に位置決めしてねじ80によって固定された取り付け金具3に矢印92に示すように上側水平材2aを被せるように固定する。なお、上側水平材2aの取り付けに先立ち、外壁101の取り付け金具3の上下にシール部材81を設置してもよい。

0050

カバー部材2の取付方法として、まず上側水平材2aを矢印92に示す方向に移動させると、案内腕25と固定腕32が上側水平材2aの開口14に挿入される。案内腕25は、内層13の側壁16に沿って上下方向の位置決めを行いつつ、上側水平材2aをガイドし、案内腕25の先端25aが案内腕収納部18に挿入される。

0051

一方、固定腕32の先端側に位置する係合突部33が係合凹部19の傾斜面19aの傾斜によって上下方向に撓んで傾斜面を乗り越え、係合凹部19内に移動することで、係合突部33と係合凹部19が係合する。

0052

また、固定腕32の先端に位置する押さえバネ34が内層13の仕切り壁15の中間部分17に当接して、上側水平材2aを押圧するため、上側水平材2aを取り付け金具3から離間させる方向に付勢し、上側水平材2aのガタツキを軽減する。なお、上側水平材2aを取り付け金具3に固定した後は、図9に示すように、固定ねじ82を上側水平材2a下面側から挿入して固定を強固にしてもよい。

0053

なお、図9に示すように、取り付け時においては、開口14の近傍に設けられた抜け止め溝20の下方には、抜け止め部28が位置する。抜け止め部28は、図10に示すように、先端28aと開口内縁21の間に間隙Gが生じるように構成されており、取り付け時に抜け止め部28が開口内縁21と緩衝しないので、取り付け動作をスムーズにすることができる。

0054

一方、取り付け後、上側水平材2aの上面2uに人が乗った場合など、図11に示すように、矢印93に示す所定以上の下向きの加重が加わると、上側水平材2aが当該荷重により変形し、側壁16が下向きに撓む場合がある。この場合、側壁16が下方向に移動して、抜け止め部28の先端28aが抜け止め溝20に挿入されることとなる。

0055

このため、矢印94に示すように、上側水平材2aが取り付け金具3から外れるように移動した場合、抜け止め部28が抜け止め溝20の係止壁20aに係止されることとなるため、矢印94に示す上側水平材2aの回転移動が制限され、また、案内腕25により下方向への移動が制限されるため、上側水平材2aの脱落を防止することができる。

0056

なお、図12に示すように、下側水平材2bの取り付け金具3への取り付けにおいても、同様に、下側水平材を外壁101に対して垂直方向に移動させることで、部材間の緩衝が生じることなく、取り付け金具3への下側水平材2bの固定を容易に行なうことができ、また、上面に対する下向きの荷重が加わった場合にも、抜け止め部28が抜け止め溝20の係止壁20aに係止されることとなるため、下側水平材2bの脱落を防止することができる。

0057

また、垂直材2cを固定するためには、図13に示すように取り付け金具3を90度回転させた状態で外壁101にねじ止めする。すなわち、墨出し線が鉛直方向に伸びるので、切り欠き30aの中央部分に墨出し線を合わせ、センター穴31を左右方向の中央位置を通過するように角度調整を行う。なお、窓のコーナー部分に取り付け金具3を取り付ける場合は、90度交差する方向に設けられる墨出し線が切り欠き30a、30bの中央部分となるように位置合わせし、墨出し線の角部がセンター穴31に位置するように角度調整すればよい。

0058

なお、図14に示すように、垂直材2cの取り付け金具3への取り付けにおいても、同様に、垂直材2cを外壁101に対して垂直方向に移動させることで、部材間の緩衝が生じることなく、取り付け金具3への垂直材2cの固定を容易に行なうことができる。また、垂直材2cや取り付け金具3を上側水平材2aの固定のための部品と共通化することができるので、部品点数が少なく、製造コストを抑えることができる。

0059

以上説明したように、本実施形態の化粧材によれば、カバー部材と取り付け金具とが、それぞれに設けられた係合突部と係合凹部の嵌め合いにより固定されると共に、当該カバー部材に外力が加わった場合、カバー部材の開口側に設けられた抜け止め部と抜け止め溝が係合してカバー部材の脱落を防止することができる。また、抜け止め部は、通常時はカバー部材の内壁と間隙が設けられているため、カバー部材の取り付け時に緩衝することはなく、外力によりカバー部材が撓むことによって、抜け止め部と抜け止め溝が係止してカバー部材の脱落を防止することができる。

0060

なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。たとえば、カバー部材と取り付け金具とを固定する機構については、実施形態に記載の構造に限定されず、カバー部材の係合部を仕切り壁15に設けることも可能である。すなわち、抜け止め部が係合部よりもカバー部材の開口側に位置するように構成され、かつ、取り付け金具の固定腕がカバー部材の内面に係合する構成であれば特にその構成は問わない。

0061

また、カバー部材も直線的に構成されている必要はなく、例えば、屈曲した形状や環状に構成されていてもよい。また、本実施形態において、カバー部材は、金属部材10の外表面にコーティング層11を被覆した構成となっているが、例えば、本発明において、カバー部材を金属部材10のみで構成することも可能である。

0062

1化粧材
2カバー部材
2a 上側水平材
2b 下側水平材
2c垂直材
3取り付け金具
4 対向面
5ガイド部材
6 端部
10金属部材
11コーティング層
12外層
13内層
14 開口
15仕切り壁
16内壁
17 仕切り壁中間部
18案内腕収納部
19係合凹部
19a 抜け止め溝傾斜面
20 抜け止め溝(抜け止め収納部)
20a 抜け止め溝係止壁
21開口内縁
22金具本体
23バネ部材
24取付板
25 案内腕
26切り抜き
27舌片
28 抜け止め部
28a 抜け止め部先端
29 ねじ孔
30a,30b切り欠き
31センター穴
32固定腕
33係合突部
34押さえバネ
34a 押さえバネ切り欠き
80 ねじ
81シール部材
82固定ねじ
101外壁
102 開口部
105 窓
106サッシ枠
G 間隙

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