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技術 引込クレーン

出願人 IHI運搬機械株式会社
発明者 西本卓司斉藤仁
出願日 2016年3月22日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-056622
公開日 2017年9月28日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-171421
状態 特許登録済
技術分野 ジブクレーン(門形、ケーブルクレーン) クレーンの細部(制御,安全)
主要キーワード 引込動作 走行架台 ダブルリンク メインリンク スクリューロッド テンションバー 追加リンク センターポスト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

吊具の移動に合わせ、運転室を簡便に前後させ得る引込クレーンを提供する。

解決手段

基台104上に起伏可能に設置されたフロントリンク107と、該フロントリンク107の先端に軸107bを介して連結され、フロントリンク107の倒伏連動して先端が張り出し、且つフロントリンク107の起立に連動して先端が引き込まれるよう構成されたメインリンク113と、該メインリンク113の先端から吊り下げられる吊具18と、運転室121を支持しつつ前記基台上をメインリンク113の引込方向にスライド可能に構成された移動フレーム123と、メインリンク113と移動フレーム123を接続する追加リンク124とを備え、メインリンク113の引込方向の動きに連動して移動フレーム123がスライドするよう構成する。

概要

背景

一般に、港湾等においては、鉱石石炭等の荷を荷揚げするため、岸壁クレーン等の荷役機械が備えられている。

図3には、こうした荷役機械の一種であるダブルリンク式の引込クレーンを示している。引込クレーン50は、走行架台1の上面側にセンターポスト1aが立設され、下面側には複数組タイヤ走行装置2が配設されている。

センターポスト1a上には、旋回機構3を介して基台4が旋回自在に備えられ、該基台4上の後部側には機械室5が設けられ、前側にはAフレーム6が立設されている。

基台4上における前端には、フロントリンク7の基端部が軸7aを介して起伏自在に枢着され、該フロントリンク7の基端に近い部分がAフレーム6の上部に回動可能に支持されたバランシングレバー8の先端にテンションバー9を介して連結されている。フロントリンク7の基端に近い部分には更に、基端部をAフレーム6の中段枢支せしめたギヤジャッキ10のスクリューロッド11先端が連結されており、該ギヤジャッキ10のスクリューロッド11の引出引込動作によってフロントリンク7が起伏されるようになっている。

Aフレーム6の上部には上部リンク12の基端が軸12aを介して枢着されており、フロントリンク7の先端部と、上部リンク12の先端部とがメインリンク13の中間部と基端部とに軸7bと軸12bとを介しそれぞれ連結されてダブルリンクが構成され、メインリンク13の先端が水平方向に張り出し又は引き込み可能となるよう構成されている(以下、このメインリンク13が水平方向に張り出し又は引き込まれる向きを「引込方向」と称する)。

メインリンク13の先端には吊フレーム14が枢着され、該吊フレーム14より、機械室5内に設けられた巻上装置15から繰り出されるワイヤロープ16にて、バラ物粉状物等の荷17を掴んで運搬するグラブバケット等の吊具18が吊り下げられている。

このようなダブルリンク式の引込クレーン50においては、ギヤジャッキ10のスクリューロッド11を張り出させると、フロントリンク7が倒伏し、メインリンク13の先端部が図3中に実線で示すように海側へ移動する。一方、ギヤジャッキ10のスクリューロッド11を引き込ませると、フロントリンク7が起立し、メインリンク13の先端部が図3中に二点鎖線で示すように陸側へ移動するようになっている。

荷役作業の際には、フロントリンク7を倒伏させてメインリンク13の先端部から開いた状態の吊具(グラブバケット)18をバラ物運搬船19の上部開口19aから船内に吊り下げ、グラブバケット18を閉じることにより荷17を掴んだ後、グラブバケット18を上昇させる。続いて、フロントリンク7を起立させることによりメインリンク13の先端部をグラブバケット18と共に陸側へ移動させ、グラブバケット18が走行架台1に備えたホッパ20上に来たときに開くことにより、荷17をホッパ20内へ投入するようにしている。

ここで、機械室5の前方側には運転室21が備えられ、ここからフロントリンク7の倒伏・起立やグラブバケット18の昇降開閉等の運転操作を行うようになっている。

図3、図4に示す如く、基台4上におけるフロントリンク7の基端部付近の脇には架台22が備えられており、運転室21は、ここに移動フレーム23を介して支持されている。この移動フレーム23は、架台22に対し引込方向に沿ってスライド可能に設置されており、運転室21を前方に支持しつつ、基台4上を海側と陸側との間でスライドするようになっている。すなわち、荷役を行わない場合には運転室21を図3中に二点鎖線で示す如く陸側の機械室5付近に格納し、荷役作業にあたって実線で示す如く海側に張り出すことができるようになっている。尚、図4中では説明の都合上、一部機器(ホッパ20等)の図示を省略している。

この種の引込クレーンに関する一般的技術水準を示す文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。

概要

吊具の移動に合わせ、運転室を簡便に前後させ得る引込クレーンを提供する。基台104上に起伏可能に設置されたフロントリンク107と、該フロントリンク107の先端に軸107bを介して連結され、フロントリンク107の倒伏に連動して先端が張り出し、且つフロントリンク107の起立に連動して先端が引き込まれるよう構成されたメインリンク113と、該メインリンク113の先端から吊り下げられる吊具18と、運転室121を支持しつつ前記基台上をメインリンク113の引込方向にスライド可能に構成された移動フレーム123と、メインリンク113と移動フレーム123を接続する追加リンク124とを備え、メインリンク113の引込方向の動きに連動して移動フレーム123がスライドするよう構成する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

基台上に起伏可能に設置されたフロントリンクと、該フロントリンクの先端に軸を介して連結され、前記フロントリンクの倒伏連動して先端が張り出し、且つ前記フロントリンクの起立に連動して先端が引き込まれるよう構成されたメインリンクと、該メインリンクの先端から吊り下げられる吊具と、運転室を支持しつつ前記基台上を前記メインリンクの引込方向にスライド可能に構成された移動フレームと、前記メインリンクと前記移動フレームを接続する追加リンクとを備え、前記メインリンクの引込方向の動きに連動して前記移動フレームがスライドするよう構成したことを特徴とする引込クレーン

請求項2

前記フロントリンクの基端側中央に空隙を備え、前記移動フレームが前記空隙を通ってスライドするよう構成し、前記追加リンクの基端は前記移動フレームに軸を介して連結され、前記追加リンクの先端は前記メインリンクに軸を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の引込クレーン。

技術分野

0001

本発明は、引込クレーンに関する。

背景技術

0002

一般に、港湾等においては、鉱石石炭等の荷を荷揚げするため、岸壁にクレーン等の荷役機械が備えられている。

0003

図3には、こうした荷役機械の一種であるダブルリンク式の引込クレーンを示している。引込クレーン50は、走行架台1の上面側にセンターポスト1aが立設され、下面側には複数組タイヤ走行装置2が配設されている。

0004

センターポスト1a上には、旋回機構3を介して基台4が旋回自在に備えられ、該基台4上の後部側には機械室5が設けられ、前側にはAフレーム6が立設されている。

0005

基台4上における前端には、フロントリンク7の基端部が軸7aを介して起伏自在に枢着され、該フロントリンク7の基端に近い部分がAフレーム6の上部に回動可能に支持されたバランシングレバー8の先端にテンションバー9を介して連結されている。フロントリンク7の基端に近い部分には更に、基端部をAフレーム6の中段枢支せしめたギヤジャッキ10のスクリューロッド11先端が連結されており、該ギヤジャッキ10のスクリューロッド11の引出引込動作によってフロントリンク7が起伏されるようになっている。

0006

Aフレーム6の上部には上部リンク12の基端が軸12aを介して枢着されており、フロントリンク7の先端部と、上部リンク12の先端部とがメインリンク13の中間部と基端部とに軸7bと軸12bとを介しそれぞれ連結されてダブルリンクが構成され、メインリンク13の先端が水平方向に張り出し又は引き込み可能となるよう構成されている(以下、このメインリンク13が水平方向に張り出し又は引き込まれる向きを「引込方向」と称する)。

0007

メインリンク13の先端には吊フレーム14が枢着され、該吊フレーム14より、機械室5内に設けられた巻上装置15から繰り出されるワイヤロープ16にて、バラ物粉状物等の荷17を掴んで運搬するグラブバケット等の吊具18が吊り下げられている。

0008

このようなダブルリンク式の引込クレーン50においては、ギヤジャッキ10のスクリューロッド11を張り出させると、フロントリンク7が倒伏し、メインリンク13の先端部が図3中に実線で示すように海側へ移動する。一方、ギヤジャッキ10のスクリューロッド11を引き込ませると、フロントリンク7が起立し、メインリンク13の先端部が図3中に二点鎖線で示すように陸側へ移動するようになっている。

0009

荷役作業の際には、フロントリンク7を倒伏させてメインリンク13の先端部から開いた状態の吊具(グラブバケット)18をバラ物運搬船19の上部開口19aから船内に吊り下げ、グラブバケット18を閉じることにより荷17を掴んだ後、グラブバケット18を上昇させる。続いて、フロントリンク7を起立させることによりメインリンク13の先端部をグラブバケット18と共に陸側へ移動させ、グラブバケット18が走行架台1に備えたホッパ20上に来たときに開くことにより、荷17をホッパ20内へ投入するようにしている。

0010

ここで、機械室5の前方側には運転室21が備えられ、ここからフロントリンク7の倒伏・起立やグラブバケット18の昇降開閉等の運転操作を行うようになっている。

0011

図3図4に示す如く、基台4上におけるフロントリンク7の基端部付近の脇には架台22が備えられており、運転室21は、ここに移動フレーム23を介して支持されている。この移動フレーム23は、架台22に対し引込方向に沿ってスライド可能に設置されており、運転室21を前方に支持しつつ、基台4上を海側と陸側との間でスライドするようになっている。すなわち、荷役を行わない場合には運転室21を図3中に二点鎖線で示す如く陸側の機械室5付近に格納し、荷役作業にあたって実線で示す如く海側に張り出すことができるようになっている。尚、図4中では説明の都合上、一部機器(ホッパ20等)の図示を省略している。

0012

この種の引込クレーンに関する一般的技術水準を示す文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。

先行技術

0013

特開2001−354389号公報

発明が解決しようとする課題

0014

上述の如く、引込クレーン50により荷役作業を行う際には、運転室21を海側に張り出させる。この位置からグラブバケット18やバラ物運搬船19内部を視認しつつ運転操作を行うためであるが、一方で、グラブバケット18でバラ物運搬船19内の荷17を掴み上げた後、グラブバケット18をホッパ20まで移動させて荷17を落とす際には、運転室21がホッパ20から遠い位置にあるため、荷17をこぼさずにホッパ20内に確実に投入できたかどうかの確認がしづらい。また、このときにはグラブバケット18が運転室21の後方に移動しているため、運転手後ろを向いて運転操作を行わねばならず、面倒であった。グラブバケット18を後退させるのに合わせて運転室21を陸側に移動させることも不可能ではないものの、運転操作が煩雑になり、これも面倒である。

0015

本発明は、斯かる実情に鑑み、吊具の移動に合わせ、運転室を簡便に前後させ得る引込クレーンを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0016

本発明は、基台上に起伏可能に設置されたフロントリンクと、該フロントリンクの先端に軸を介して連結され、前記フロントリンクの倒伏に連動して先端が張り出し、且つ前記フロントリンクの起立に連動して先端が引き込まれるよう構成されたメインリンクと、該メインリンクの先端から吊り下げられる吊具と、運転室を支持しつつ前記基台上を前記メインリンクの引込方向にスライド可能に構成された移動フレームと、前記メインリンクと前記移動フレームを接続する追加リンクとを備え、前記メインリンクの引込方向の動きに連動して前記移動フレームがスライドするよう構成したことを特徴とする引込クレーンにかかるものである。

0017

本発明の引込クレーンにおいては、前記フロントリンクの基端側中央に空隙を備え、前記移動フレームが前記空隙を通ってスライドするよう構成し、前記追加リンクの基端は前記移動フレームに軸を介して連結し、前記追加リンクの先端は前記メインリンクに軸を介して連結することができる。

発明の効果

0018

本発明の引込クレーンによれば、吊具の移動に合わせ、運転室を簡便に前後させ得るという優れた効果を奏し得る。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施による引込クレーンを示す正面図である。
本発明の実施による引込クレーンを示す側面図であり、図1のII−II矢視相当図である。
従来の引込クレーンを示す正面図である。
従来の引込クレーンを示す側面図であり、図3のIV−IV矢視相当図である。

実施例

0020

以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。

0021

図1図2は本発明の実施による引込クレーンの形態の一例を示すものであって、図中、図3図4と同一の符号を付した部分は同一物を表し、基本的な構成は図3図4に示す従来のものと同様である。尚、図2中では説明の都合上、一部機器の図示を省略している。

0022

本実施例の引込クレーン100は、走行架台101の上面側にセンターポスト101aが立設され、下面側には複数組のタイヤ走行装置2が配設されており、センターポスト101a上には、旋回機構103を介して基台104が旋回自在に備えられ、該基台104上の後部側には機械室105が設けられ、前側にはAフレーム106が立設されている。

0023

基台104上における前端には、フロントリンク107の基端部が軸107aを介して起伏自在に枢着され、該フロントリンク107の基端に近い部分がAフレーム106の上部に回動可能に支持されたバランシングレバー108の先端にテンションバー109を介して連結されている。フロントリンク107の基端に近い部分には更に、基端部をAフレーム106の中段に枢支せしめたギヤジャッキ110のスクリューロッド111先端が連結されており、該ギヤジャッキ110のスクリューロッド111の引出・引込動作によってフロントリンク107が起伏されるようになっている。

0024

Aフレーム106の上部には上部リンク112の基端が軸112aを介して枢着されており、フロントリンク107の先端部と、上部リンク112の先端部とがメインリンク113の中間部と基端部とに軸107bと軸112bとを介しそれぞれ連結されてダブルリンクが構成され、メインリンク113の先端が水平方向に引き込み可能となるよう構成されている(以下、上記従来例(図3参照)と同様、メインリンク113が水平方向に張り出し又は引き込まれる向きを「引込方向」と称する)。

0025

メインリンク113の先端には吊フレーム114が枢着され、該吊フレーム114より、機械室105内に設けられた巻上装置115から繰り出されるワイヤロープ116にて、バラ物や粉状物等の荷17を掴んで運搬するグラブバケット等の吊具18が吊り下げられている。

0026

そして、ギヤジャッキ110のスクリューロッド111の張り出し又は引き込みによりフロントリンク107を倒伏又は起立させ、メインリンク113の先端部を図1中に示す如く、海側(実線で示す)又は陸側(二点鎖線で示す)へ引込方向に沿って移動させることができるようになっている。

0027

以上の構成については図3図4に示した従来の引込クレーン50とほぼ同様であるが、本実施例の引込クレーン100の場合、図2に示す如く、フロントリンク107の基端側中央に空隙107cを設け、該空隙107cに運転室121及び移動フレーム123を配置し、空隙107cを通って運転室121と移動フレーム123が引込方向にスライドするようにしている。本実施例の場合、フロントリンク107は、上下に延びる二本の縦材107dを複数の横材107eによって連結して構成されているが、ここで縦材107dの基端側における所定の範囲には横材107eを備えないことにより、二本の縦材107dの間に空隙107cを設けるようにしている。

0028

そして、移動フレーム123は、上記従来例の引込クレーン50(図3参照)の如きフロントリンク107の脇に張り出す形の架台22を介することなく、基台104上に該基台104に対してスライド可能に設置されている。

0029

尚、フロントリンク107ないし空隙107cの構成は上述の例に限定されない。例えば、フロントリンク107を逆Y字型あるいは逆U字型一個の材として形成することで基端側中央に空隙を設け、ここに運転室121及び移動フレーム123をスライド可能に配置しても良い。

0030

そして、本実施例の引込クレーン100では、メインリンク113の中央部付近と、移動フレーム123の中央部付近との間を追加リンク124によって接続している。追加リンク124の基端は軸124aを介して移動フレーム123に連結され、追加リンク124の先端は軸124bを介してメインリンク113に連結されている。こうして、メインリンク113の動きに連動して移動フレーム123が海側と陸側の間を引込方向に沿ってスライドするようになっている。

0031

次に、上記した本実施例の作動を説明する。

0032

荷役作業の際には、まず、図1に実線で示す如くフロントリンク107を倒伏させると、同時にこれと連動してメインリンク113が倒伏し、該メインリンク113の先端部が吊具(グラブバケット)18と共に海上のバラ物運搬船19に向かって張り出す。この際、上述の如くメインリンク113は追加リンク124により移動フレーム123と接続されているので、メインリンク113の張り出しに連動して移動フレーム123が運転室121と共に海側へスライドする。運転室121内の運転手は、この位置からメインリンク113の先端やグラブバケット18、バラ物運搬船19を目視し、グラブバケット18をバラ物運搬船19の上部開口19aから船内に吊り下げて荷17を掴み、グラブバケット18を上昇させる操作を行う。

0033

続いて、フロントリンク107を起立させると、同時にこれと連動して図1に二点鎖線で示す如くメインリンク113が起立し、該メインリンク113の先端部がグラブバケット18と共に上のホッパ20に向かって引き込まれる。この際、メインリンク113の引き込みに連動して移動フレーム123が運転室121と共に陸側へスライドするので、運転室121内の運転手は、この位置からメインリンク113の先端やグラブバケット18、ホッパ20を目視し、グラブバケット18をホッパ20上に移動させて開き、荷17をホッパ20に投入する操作を行うことができる。

0034

このように、本実施例の引込クレーン100においては、フロントリンク107の倒伏に応じてメインリンク113が張り出し、これと連動して運転室121が海側へ前進するようになっている。したがって、フロントリンク107を倒伏させてメインリンク113を張り出させる操作を行えば、自動的に運転室121が海側における荷役作業に適した位置にスライドする。このように、荷役作業の開始にあたり、運転室121を前進させる操作をフロントリンク107やメインリンク113の操作とは別に単独で行う必要がなく、簡便である。

0035

また、本実施例では、フロントリンク107の起立に応じてメインリンク113が引き込まれ、これと連動して運転室121が陸側へ後退するようになっている。したがって、グラブバケット18で掴み上げた荷17をホッパ20に投入する際には、グラブバケット18の後退に合わせて運転室121も自動的に後退するため、ホッパ20に近い位置から該ホッパ20やグラブバケット18を目視して運転操作を行うことができ、より確実で効率の良い荷役作業が可能となる。上述の従来例による引込クレーン50(図3参照)のように、海側に張り出した運転室21から後ろを向いて操作するような必要もない。

0036

この際、本実施例の引込クレーン100では、上述の如く、フロントリンク107の基端側中央に備えた空隙107cを通って移動フレーム123がスライドする構成をとっており、移動フレーム123は、フロントリンク107やメインリンク113が作動する面内でスライドするようになっている。このため、メインリンク113と移動フレーム123とを連結するにあたっては、前記面内に一個の棒状の追加リンク124を備えた単純な構造により、メインリンク113と移動フレーム123を無理なく連動させることができる。

0037

すなわち、図3図4に示す如く運転室21や移動フレーム23を配置した従来例の引込クレーン50では、移動フレーム23のスライドする面がフロントリンク7やメインリンク13の作動面と一致していない。このため、仮に従来例の引込クレーン50に対して本実施例の如き追加リンクを設置し、メインリンク13と移動フレーム23を連結しようとすれば、メインリンク13と移動フレーム23の相対移動に伴って前記追加リンクにねじれが発生しかねない。また、このねじれを避けようとすれば、追加リンクの構成は、例えば別々の作動面を持つ複数の部品を備えた複雑なものとせざるを得ない。このように、本実施例では、運転室121や移動フレーム123を上述の如き配置とすることで、メインリンク113と移動フレーム123の動きを連動させる追加リンク124の構成を簡単なものとしている。

0038

また、上記従来例の引込クレーン50の如きフロントリンク7の脇に張り出す形の架台22も不要であり、このような架台の設置にかかるコストを削減することができる。

0039

以上のように、上記本実施例においては、基台104上に起伏可能に設置されたフロントリンク107と、該フロントリンク107の先端に軸107bを介して連結され、フロントリンク107の倒伏に連動して先端が張り出し、且つフロントリンク107の起立に連動して先端が引き込まれるよう構成されたメインリンク113と、該メインリンク113の先端から吊り下げられる吊具(グラブバケット)18と、運転室121を支持しつつ基台104上をメインリンク113の引込方向にスライド可能に構成された移動フレーム123と、メインリンク113と移動フレーム123を接続する追加リンク124とを備え、メインリンク113の引込方向の動きに連動して移動フレーム123がスライドするよう構成しているので、メインリンク113の張り出しに伴って運転室121が自動的に前進し、メインリンク113の引き込みに伴って運転室121が自動的に後退する。このため、運転室121の移動を単独で操作する必要がなく、また、荷役作業にあたり、グラブバケット18に近い位置から該グラブバケット18を目視しつつ運転操作を行うことができる。

0040

また、本実施例においては、フロントリンク107の基端側中央に空隙107cを備え、移動フレーム123が空隙107cを通ってスライドするよう構成し、追加リンク124の基端は移動フレーム123に軸124aを介して連結され、追加リンク124の先端はメインリンク113に軸124bを介して連結されているので、簡単な構成で移動フレーム123の動きをメインリンク113に連動させることができる。しかも、フロントリンク107の脇に張り出す形の架台も不要である。

0041

したがって、上記本実施例によれば、吊具の移動に合わせ、運転室を簡便に前後させ得る。

0042

尚、本発明の引込クレーンは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

0043

18 吊具(グラブバケット)
100引込クレーン
104基台
107フロントリンク
107b 軸
107c 空隙
113メインリンク
121運転室
123移動フレーム
124追加リンク
124a 軸
124b 軸

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