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技術 ピロータイプ包装袋

出願人 テルモ株式会社
発明者 金廣勝徳佐藤恭平中根正勝
出願日 2016年3月22日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-056668
公開日 2017年9月28日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-171318
状態 特許登録済
技術分野 包装体 医療品保存・内服装置
主要キーワード 天面開口 開封箇所 印刷ズレ 平積み 合掌状 輸液用容器 エンドシール 封止領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

外箱収納された状態でも容易に開封することができるピロータイプ包装袋を提供する。

解決手段

ピロータイプ包装袋1は、第1のエンドシール部5の近傍で且つ第1のエンドシール部5と側面視で平行に配列された複数の第1の貫通孔からなる第1の易開封線7を備え、複数の第1の貫通孔は、表面側のフィルム部材および裏面側のフィルム部材の双方を貫通し、第1の易開封線7により第1のエンドシール部5を切除することで内部空間Sが開放される。

概要

背景

輸液は、体液補給電解バランス補正栄養補給等の目的で、水分、電解質、栄養素等を含む輸液剤非経口的に体内投与する治療法であるが、輸液剤は、一般に、輸液用容器内に収容された状態で使用される。輸液用容器は、例えば、ブロー成形により熱可塑性樹脂から形成された、柔軟性を有する中空容器であり、内部に収容された輸液剤を排出するための排出部を有している。
このような輸液用容器は、複数の輸液用容器を1つの包装袋収納し、さらに、複数の包装袋を1つの段ボール箱等の外箱に収納した状態で医療施設等に輸送されている。

従来、複数の輸液用容器を収納する包装袋として、樹脂フィルムから形成された、いわゆるピロータイプの透明な包装袋が使用されている。例えば、特許文献1に示されるピロータイプの包装袋は、基材層アルミニウム箔熱接着性樹脂層を順に積層した積層フィルムの両側端部を熱接着して筒状体を形成し、さらに、筒状体の両端開口部を熱接着して端縁熱接着部を形成したもので、基材層に端縁熱接着部と平行なミシン目状切目が形成されている。ミシン目状切目に沿って積層フィルムを引き裂くことで、包装袋を開封することができる。

概要

外箱に収納された状態でも容易に開封することができるピロータイプ包装袋を提供する。ピロータイプ包装袋1は、第1のエンドシール部5の近傍で且つ第1のエンドシール部5と側面視で平行に配列された複数の第1の貫通孔からなる第1の易開封線7を備え、複数の第1の貫通孔は、表面側のフィルム部材および裏面側のフィルム部材の双方を貫通し、第1の易開封線7により第1のエンドシール部5を切除することで内部空間Sが開放される。

目的

この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、外箱に収納された状態でも容易に開封することができるピロータイプ包装袋を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

フィルム部材の対向する両側端部を合掌状シールしたセンターシール部と、前記センターシール部を配する裏面と、前記裏面に対向する表面とを有する筒状体と、前記筒状体の、前記センターシール部と直交する方向の両端をシールした第1のエンドシール部および第2のエンドシール部と、を有するピロータイプ包装袋であって、前記ピロータイプ包装袋は、前記筒状体と前記第1のエンドシール部および前記第2のエンドシール部により形成された内部空間を有し、前記第1のエンドシール部の近傍で且つ前記第1のエンドシール部と側面視で平行に配列された複数の第1の貫通孔からなる第1の易開封線を備え、前記複数の第1の貫通孔は、前記表面側の前記フィルム部材および前記裏面側の前記フィルム部材の双方を貫通し、前記第1の易開封線により前記第1のエンドシール部を切除することで前記内部空間が開放されることを特徴とするピロータイプ包装袋。

請求項2

前記第1のエンドシール部の前記第2のエンドシール部側の端部から前記第1の易開封線までの間隔が、0〜10mmである請求項1に記載のピロータイプ包装袋。

請求項3

前記複数の第1の貫通孔は、それぞれ、前記第1のエンドシール部と平行な長さ1.3〜1.7mmを有すると共に、互いに隣接する第1の貫通孔が間隔2.3〜2.7mmを隔てて配置されている請求項1または2に記載のピロータイプ包装袋。

請求項4

前記第1のエンドシール部は、前記第1の易開封線と直交する方向に30〜50mmの幅の封止領域を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のピロータイプ包装袋。

請求項5

前記第1のエンドシール部は、前記封止領域の全域にわたって前記表面側の前記フィルム部材と前記裏面側の前記フィルム部材を接合したものからなる請求項4に記載のピロータイプ包装袋。

請求項6

前記第1のエンドシール部は、前記封止領域内における前記第1の易開封線と平行な複数の直線状の領域でのみ前記表面側の前記フィルム部材と前記裏面側の前記フィルム部材を接合したものからなる請求項4に記載のピロータイプ包装袋。

請求項7

前記第1のエンドシール部および前記第2のエンドシール部は、熱溶着により形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のピロータイプ包装袋。

請求項8

それぞれ前記第1のエンドシール部から前記第2のエンドシール部まで前記センターシール部と平行な方向に延び且つ互いに平行な2本の第2の易開封線をさらに備え、前記第2の易開封線は、前記表面側の前記フィルム部材および前記裏面側の前記フィルム部材のうちの一方を貫通する複数の第2の貫通孔からなる請求項1〜7のいずれか一項に記載のピロータイプ包装袋。

請求項9

前記2本の第2の易開封線の間に位置する前記フィルム部材に形成された切り込みからなるつまみをさらに備える請求項8に記載のピロータイプ包装袋。

技術分野

0001

この発明は、ピロータイプ包装袋係り、特に、複数の輸液用容器を収容するためのピロータイプ包装袋に関する。

背景技術

0002

輸液は、体液補給電解バランス補正栄養補給等の目的で、水分、電解質、栄養素等を含む輸液剤非経口的に体内投与する治療法であるが、輸液剤は、一般に、輸液用容器内に収容された状態で使用される。輸液用容器は、例えば、ブロー成形により熱可塑性樹脂から形成された、柔軟性を有する中空容器であり、内部に収容された輸液剤を排出するための排出部を有している。
このような輸液用容器は、複数の輸液用容器を1つの包装袋収納し、さらに、複数の包装袋を1つの段ボール箱等の外箱に収納した状態で医療施設等に輸送されている。

0003

従来、複数の輸液用容器を収納する包装袋として、樹脂フィルムから形成された、いわゆるピロータイプの透明な包装袋が使用されている。例えば、特許文献1に示されるピロータイプの包装袋は、基材層アルミニウム箔熱接着性樹脂層を順に積層した積層フィルムの両側端部を熱接着して筒状体を形成し、さらに、筒状体の両端開口部を熱接着して端縁熱接着部を形成したもので、基材層に端縁熱接着部と平行なミシン目状切目が形成されている。ミシン目状切目に沿って積層フィルムを引き裂くことで、包装袋を開封することができる。

先行技術

0004

特開2005−219776号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このような包装袋に、端縁熱接着部と平行な方向に複数の輸液用容器を並べると共にそれぞれの排出部を上方に向けて収納し、そのままの姿勢で包装袋を外箱の天面開口部から外箱に収納することにより、輸送先の医療施設等において、外箱の天面を開口し、外箱の内部で包装袋を開封して輸液用容器を一つずつ取り出すことができる。

0006

しかしながら、特許文献1の包装袋では、袋の表面および裏面のうち、一方の面の積層フィルムにのみ端縁熱接着部と平行なミシン目状切目が形成されているため、包装袋が外箱に収納された状態では、包装袋を開封しづらいという問題があった。
また、透明な包装袋に形成されたミシン目状切目は、目視で確認しづらく、開封箇所であるミシン目状切目を探すための手間が生じていた。

0007

この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、外箱に収納された状態でも容易に開封することができるピロータイプ包装袋を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

この発明に係るピロータイプ包装袋は、フィルム部材の対向する両側端部を合掌状シールしたセンターシール部と、センターシール部を配する裏面と、裏面に対向する表面とを有する筒状体と、筒状体の、センターシール部と直交する方向の両端をシールした第1のエンドシール部および第2のエンドシール部と、を有するピロータイプ包装袋であって、ピロータイプ包装袋は、筒状体と第1のエンドシール部および第2のエンドシール部により形成された内部空間を有し、第1のエンドシール部の近傍で且つ第1のエンドシール部と側面視で平行に配列された複数の第1の貫通孔からなる第1の易開封線を備え、複数の第1の貫通孔は、表面側のフィルム部材および裏面側のフィルム部材の双方を貫通し、第1の易開封線により第1のエンドシール部を切除することで内部空間が開放されるものである。

0009

第1のエンドシール部の第2のエンドシール部側の端部から第1の易開封線までの間隔が、0〜10mmであることが好ましい。
また、複数の第1の貫通孔は、それぞれ、第1のエンドシール部と平行な長さ1.3〜1.7mmを有すると共に、互いに隣接する第1の貫通孔が間隔2.3〜2.7mmを隔てて配置されていることが好ましい。
さらに、第1のエンドシール部は、第1の易開封線と直交する方向に30〜50mmの幅の封止領域を有することが好ましい。

0010

第1のエンドシール部は、封止領域の全域にわたって表面側のフィルム部材と裏面側のフィルム部材を接合したものから構成することができる。あるいは、第1のエンドシール部は、封止領域内における第1の易開封線と平行な複数の直線状の領域でのみ表面側のフィルム部材と裏面側のフィルム部材を接合したものから構成することもできる。
なお、第1のエンドシール部および第2のエンドシール部は、熱溶着により形成されることが好ましい。
また、それぞれ第1のエンドシール部から第2のエンドシール部までセンターシール部と平行な方向に延び且つ互いに平行な2本の第2の易開封線をさらに備え、第2の易開封線は、表面側のフィルム部材および裏面側のフィルム部材のうちの一方を貫通する複数の第2の貫通孔からなるように構成することができる。この場合、2本の第2の易開封線の間に位置するフィルム部材に形成された切り込みからなるつまみをさらに備えることが好ましい。

発明の効果

0011

この発明によれば、第1のエンドシール部の近傍で且つ第1のエンドシール部と側面視で平行に配列された第1の易開封線が、表面側のフィルム部材および裏面側のフィルム部材の双方を貫通する複数の第1の貫通孔からなり、第1の易開封線により第1のエンドシール部を切除することで内部空間が開放されるので、外箱に収納された状態でも容易に開封することが可能となる。

図面の簡単な説明

0012

実施の形態1に係るピロータイプ包装袋を示す平面図である。
複数の容器が収納された実施の形態1に係るピロータイプ包装袋を示す斜視図である。
実施の形態1に係るピロータイプ包装袋の第1のエンドシール部および第1の易開封線を示す部分拡大平面図である。
実施の形態1に係るピロータイプ包装袋に形成された第1の易開封線を示す部分拡大平面図である。
実施の形態1に係るピロータイプ包装袋を製造するためのフィルム部材を示す平面図である。
フィルム部材から形成された筒状体を示す斜視図である。
筒状体の内部に複数の容器を配置した状態を示す斜視図である。
第1のエンドシール部を形成するために扁平に変形されたフィルム部材を示す断面図である。
第1の易開封線を形成するためのカッターを示す図である。
複数の容器が収納された実施の形態1に係るピロータイプ包装袋を外箱に収納した状態を示す斜視図である。
実施の形態1に係るピロータイプ包装袋を開封した状態を示す斜視図である。
実施の形態2に係るピロータイプ包装袋の第1のエンドシール部および第1の易開封線を示す部分拡大平面図である。
実施の形態3に係るピロータイプ包装袋を示す平面図である。
複数の容器が収納された実施の形態3に係るピロータイプ包装袋を示す斜視図である。
収納されている複数の容器を横置きにした状態の実施の形態3に係るピロータイプ包装袋を示す斜視図である。
実施の形態3に係るピロータイプ包装袋を製造するためのフィルム部材を示す平面図である。
実施の形態4に係るピロータイプ包装袋を示す平面図である。

実施例

0013

以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に実施の形態1に係るピロータイプ包装袋1を示す。ピロータイプ包装袋1は、略平行な2辺を有する透明なフィルム部材2を折り曲げて、一対の突き合わせ端部3(フィルム部材2の対向する両側端部)を互いに熱溶着して合掌状に接合(シール)することにより形成された直線状のセンターシール部4と、センターシール部4の両端においてそれぞれセンターシール部4に直交する方向に延びる第1のエンドシール部5および第2のエンドシール部6を有している。

0014

第1のエンドシール部5および第2のエンドシール部6は、フィルム部材2の突き合わせ端部3をセンターシール部4で接合して形成される筒状体の両端をそれぞれフィルム部材2の熱溶着により封止してピロータイプ包装袋1に閉じられた内部空間Sを形成するものである。

0015

さらに、ピロータイプ包装袋1は、第1のエンドシール部5の近傍で且つ第1のエンドシール部5と平行に延びる第1の易開封線7を有している。第1の易開封線7は、第1のエンドシール部5と平行に配列された複数の第1の貫通孔8から形成された、いわゆるミシン目形状を有しており、それぞれの第1の貫通孔8は、ピロータイプ包装袋1の表面側のフィルム部材2と、この表面側のフィルム部材2に重なる裏面側(センターシール部4を配する側)のフィルム部材2の双方を貫通している。

0016

このような構成のピロータイプ包装袋1に複数の輸液用容器11が収納された状態を図2に示す。それぞれの輸液用容器11は、内部に収容された輸液剤を排出するための排出部12を有している。複数の輸液用容器11は、第1のエンドシール部5と平行な方向に並べられ、それぞれ排出部12を第1のエンドシール部5に向けた姿勢でピロータイプ包装袋1の内部空間Sに収納されている。
図3に示されるように、ピロータイプ包装袋1の第1のエンドシール部5は、第1の易開封線7と直交する方向に幅W1の封止領域を有している。また、第1の易開封線7は、第1のエンドシール部5の第2のエンドシール部6側の端部から間隔G1だけ離れている。

0017

なお、図2に示したように、それぞれの輸液用容器11の排出部12を上方に向けた状態で、第1のエンドシール部5を手で把持してピロータイプ包装袋1を持ち上げることがし易くなるように、第1のエンドシール部5の封止領域の幅W1は、30mm〜50mmであることが好ましい。
また、第1のエンドシール部5と第1の易開封線7との間の間隔G1は、0〜10mmに設定することができる。これは、第1の易開封線7が第1のエンドシール部5に近接していることで、第1のエンドシール部5を引っ張った際に、第1の易開封線7に沿ってピロータイプ包装袋1を開封しやすくするためである。

0018

図4に示されるように、第1の易開封線7を構成する複数の第1の貫通孔8は、それぞれ、第1のエンドシール部5と平行な長さL1を有すると共に、互いに隣接する第1の貫通孔8が間隔L2を隔てて配置されている。それぞれの第1の貫通孔8の長さL1は、1.3〜1.7mmの範囲内で設定され、互いに隣接する第1の貫通孔8の間隔L2は、2.3〜2.7mmの範囲内で設定されることが望ましい。第1の貫通孔8の長さL1および互いに隣接する第1の貫通孔8の間隔L2がこのような範囲内の値に設定されることで、第1のエンドシール部5を手で把持してピロータイプ包装袋1を持ち上げたときに、第1の易開封線7が引き裂けない程度の強度を確保しつつ、ピロータイプ包装袋1から第1のエンドシール部5を引っ張ったときに、第1の易開封線7が引き裂けて容易にピロータイプ包装袋1の開封を行うことができることとなる。

0019

次に、実施の形態1に係るピロータイプ包装袋1を製造する方法について説明する。
まず、図5に示されるように、ピロータイプ包装袋1の形成材料として、長方形状の透明なフィルム部材2を用意する。フィルム部材2としては、例えば、ポリプロピレンおよびポリエチレン共押出フィルムを用いることができる。
このフィルム部材2の長方形の一対の短辺が互いに合掌状に突き合うようにフィルム部材2を折り曲げ、フィルム部材2の長方形の一対の短辺をそれぞれ突き合わせ端部3として互いに熱溶着することにより、図6に示されるように、直線状のセンターシール部4を形成する。また、これにより、筒状体13が形成される。

0020

次に、図7に示されるように、筒状体13の内部に複数の輸液用容器11を配置する。このとき、複数の輸液用容器11は、それぞれ、筒状体13の軸方向に向けられた状態で配置される。
そして、図8に示されるように、筒状体13の軸方向の一端における筒状の領域R1に位置するフィルム部材2が扁平に変形され、互いに重なったフィルム部材2が熱溶着して接合されることで第1のエンドシール部5が形成される。このとき、袋の表面側のフィルム部材2Aと裏面側(センターシール部4を配する側)のフィルム部材2Bが、図3に示した幅W1の封止領域の全域にわたって接合される。同様に、筒状体13の軸方向の他端における筒状の領域R2に位置するフィルム部材2が扁平に変形され、互いに重なったフィルム部材2が熱溶着して接合されることで第2のエンドシール部6が形成される。

0021

また、筒状体13の領域R1から領域R2に向かって間隔G1を隔てた位置に筒状体13の全周に沿って第1の易開封線7を形成するための易開封線形成領域R3が設定されている。
第1の易開封線7は、図9に示されるように、複数の刃14を有するカッター15を用いて形成することができる。複数の刃14は、第1のエンドシール部5の全長より長い長さにわたって直線状に配列されている。第1のエンドシール部5が形成される際に同時に、または、第1のエンドシール部5が形成された後に、カッター15を扁平に変形されているフィルム部材2に向けて移動させ、複数の刃14を袋の表面側のフィルム部材2Aと裏面側のフィルム部材2Bの双方に貫通させることにより、複数の第1の貫通孔8からなる第1の易開封線7が形成される。

0022

このようにして、例えば、厚さ50μmのポリプロピレンおよびポリエチレンの共押出フィルムを用い、センターシール部4に沿った長さ410mm、第1のエンドシール部5および第2のエンドシール部6に沿った幅310mmで、閉じられた内部空間Sに合計約2,8kgの重量を有する5個の輸液用容器11が収納されたピロータイプ包装袋1を製造した。

0023

ピロータイプ包装袋1は、図10に示されるように、第1のエンドシール部5を上方に向けた姿勢で段ボール箱等からなる外箱16に収納されて医療施設等に輸送される。そして、輸送先の医療施設等において、外箱16の天面を開口し、上方を向いている第1のエンドシール部5を把持してピロータイプ包装袋1から上方に引っ張ると、第1のエンドシール部5の直下に袋の表面側のフィルム部材2Aと裏面側のフィルム部材2Bの双方を貫通する複数の第1の貫通孔8からなる第1の易開封線7が形成されているので、第1の易開封線7が引き裂けて第1のエンドシール部5がピロータイプ包装袋1から切除される。その結果、図11に示されるように、ピロータイプ包装袋1が開封されて内部空間Sが露出され、ピロータイプ包装袋1から輸液用容器11を一つずつ取り出すことができる。

0024

このとき、第1の易開封線7が、第1のエンドシール部5の近傍に配置され且つ袋の表面側のフィルム部材2Aおよび裏面側のフィルム部材2Bの双方を貫通する複数の第1の貫通孔8から形成されているので、外箱16に収納された状態でも、第1の易開封線7を目視で確認することなく、第1のエンドシール部5を引っ張るだけで、容易にピロータイプ包装袋1の開封を行うことが可能となる。
なお、外箱16の天面を開口してピロータイプ包装袋1を外箱16から取り出した後に、第1のエンドシール部5を引っ張ってピロータイプ包装袋1を開封することもできる。

0025

実施の形態2
上記の実施の形態1では、第1のエンドシール部5が、幅W1の封止領域の全域にわたって袋の表面側のフィルム部材2Aと裏面側のフィルム部材2Bを接合したものから形成されているが、これに限るものではない。
実施の形態2に係るピロータイプ包装袋21は、図12に示されるように、幅W1の封止領域を有する第1のエンドシール部22を有し、この第1のエンドシール部22から間隔G1だけ離れた位置に第1の易開封線7が形成されている。第1のエンドシール部22以外の部分は、実施の形態1のピロータイプ包装袋1と同様の構造を有している。

0026

第1のエンドシール部22は、幅W1の封止領域内において、第1の易開封線7と平行で且つ互いに間隔を隔てた2本の直線状の接合領域23および24でのみそれぞれ袋の表面側のフィルム部材2Aと裏面側のフィルム部材2Bを接合したものである。例えば、封止領域の幅W1が30mmの場合に、2本の直線状の接合領域23および24が、それぞれ10mmの幅を有し、互いに10mmの間隔を隔てて配置される。

0027

このように、幅W1の封止領域の全域ではなく、封止領域内の2本の直線状の接合領域23および24でフィルム部材2が接合された第1のエンドシール部22を有していても、実施の形態1と同様に、第1の易開封線7を目視で確認することなく、第1のエンドシール部22を引っ張るだけで、容易にピロータイプ包装袋21の開封を行うことが可能となる。
なお、接合領域は、2本に限るものではなく、3本以上の接合領域からなる第1のエンドシール部を形成することもできる。

0028

実施の形態3
図13に実施の形態3に係るピロータイプ包装袋31を示す。ピロータイプ包装袋31は、図1に示した実施の形態1のピロータイプ包装袋1において、互いに平行な2本の第2の易開封線7Aおよび7Bをさらに形成したものであり、その他の部分は、実施の形態1のピロータイプ包装袋1と同様の構成を有している。
2本の第2の易開封線7Aおよび7Bは、それぞれ、第1のエンドシール部5から第2のエンドシール部6までセンターシール部4と平行な方向に延びている。これら第2の易開封線7Aおよび7Bは、それぞれ、表面側のフィルム部材2Aおよび裏面側のフィルム部材2Bのうち一方のフィルム部材を貫通する貫通孔から形成された、いわゆるミシン目形状を有している。第2の易開封線7Aおよび7Bは、それぞれ複数であってもよい。

0029

実施の形態3に係るピロータイプ包装袋31に複数の輸液用容器11が収納された状態を図14に示す。複数の輸液用容器11は、第1のエンドシール部5と平行な方向に並べられ、それぞれ排出部12を第1のエンドシール部5に向けた姿勢でピロータイプ包装袋31の内部空間Sに収納されている。
ここで、それぞれの輸液用容器11を横置きにして、複数の輸液用容器11が平積みされるように、ピロータイプ包装袋31の姿勢を変えると、図15に示される状態となる。この状態で、外箱16に収納される場合、あるいは、外箱16から取り出されたピロータイプ包装袋31が図15に示される状態に置かれている場合には、第1のエンドシール部5が上方ではなく、側方を向くこととなり、第1のエンドシール部5を引っ張ることで第1の易開封線7を引き裂いてピロータイプ包装袋31を開封する作業がしにくくなる。

0030

ところが、実施の形態3に係るピロータイプ包装袋31においては、図15に示されるように、センターシール部4と平行な方向に延びる第2の易開封線7Aおよび7Bが存在するため、複数の輸液用容器11が平積みされた姿勢でピロータイプ包装袋31が置かれていても、第2の易開封線7Aおよび7Bを引き裂くことにより、容易にピロータイプ包装袋31を開封してピロータイプ包装袋31から輸液用容器11を一つずつ取り出すことができる。

0031

このようなピロータイプ包装袋31は、図16に示されるように、まず、長方形状の透明なフィルム部材2に、長方形の短辺に平行に2本の第2の易開封線7Aおよび7Bを形成し、このフィルム部材2を用いて、図5図9に示したように、センターシール部4、第1のエンドシール部5および第2のエンドシール部6を形成した後、第1の易開封線7を形成することで、製造することができる。

0032

第2の易開封線7Aおよび7Bの形成位置を目視で確認しやすくするために、フィルム部材の表面に、第2の易開封線7Aおよび7Bに沿った2本の破線等を目印として印刷することが好ましい。このとき、印刷ズレを生じて、目印となる破線が、実際の第2の易開封線7Aおよび7Bと位置がズレるおそれがあるが、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bが互いに平行に形成されているので、印刷ズレに起因して、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bのうちの一方に指がかかる場合でも、他方の第2の易開封線には指がかからない状況を作りやすくなり、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bのうちのいずれか一方を引き裂いて、確実にピロータイプ包装袋31を開封することが可能となる。
このように、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bのうちの一方に指がかかる場合でも、他方の第2の易開封線には指がかからない状況を作るために、平行な2本の第2の易開封線7Aおよび7Bの間隔G2を、例えば30mm程度に設定することが望ましい。

0033

なお、第2の易開封線7Aおよび7Bを形成する複数の第2の貫通孔は、それぞれ、1.0〜1.5mmの範囲内の長さを有し、互いに隣接する第2の貫通孔の間隔は、2.5〜3.0mmの範囲内で設定されることが望ましい。
また、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bを用いてピロータイプ包装袋31を開封するには、ピロータイプ包装袋31を形成するフィルム部材2が、50〜200μmの厚さを有することが好ましい。

0034

実施の形態4
図17に実施の形態4に係るピロータイプ包装袋41を示す。このピロータイプ包装袋41は、図13に示した実施の形態3のピロータイプ包装袋31において、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bの間に位置するフィルム部材に、切り込みからなるつまみCを形成したものであり、その他の部分は、実施の形態3のピロータイプ包装袋31と同様の構成を有している。
このようなつまみCを形成することにより、つまみCを把持して引っ張ることで、2本の第2の易開封線7Aおよび7Bを同時に引き裂くことができ、さらに容易にピロータイプ包装袋41を開封することが可能となる。

0035

1,21,31,41ピロータイプ包装袋、2フィルム部材、2A 表面側のフィルム部材、2B 裏面側のフィルム部材、3 突き合わせ端部、4センターシール部、5,22 第1のエンドシール部、6 第2のエンドシール部、7 第1の易開封線、7A,7B 第2の易開封線、8 第1の貫通孔、11輸液用容器、12 排出部、13筒状体、14 刃、15カッター、16外箱、23,24接合領域、S 内部空間、W1封止領域の幅、G1 第1のエンドシール部と第1の易開封線の間隔、G2 2本の第2の易開封線の間隔、L1 第1の貫通孔の長さ、L2 第1の貫通孔の間隔、R1,R2 領域、C つまみ。

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