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図面 (20)

課題

視角や別の原因のために生じる波長シフトを補う3D画像を視聴するための眼鏡を提供する。

解決手段

形成された眼鏡は、その上にスペクトル的に補色のフィルターを備えた湾曲レンズを有する。補色の画像が映写フィルターを通して視聴するために映写されるが、この映写フィルターは、後の波長シフトを補うために予めシフトさせる通過帯域を有する。少なくとも1個のフィルターには3個以上の主要な通過帯域がある。例えば、2個のフィルターがあり、第1のフィルターには、下位の青、上位の青、下位の緑、上位の緑および赤の通過帯域がある。第2のフィルターには、青、緑、赤の通過帯域がある。追加の通過帯域はフィルターが使用される映写機の色空間と白色点により近く適合するために利用される。形成された眼鏡と映写フィルターは、3D画像を映写したり視聴したりするためにシステムとして利用される。

概要

背景

3Dの立体視的映写方法にはアナグリフ(Anaglyph)、直線偏光、回転偏光シャッター眼鏡(Shutter Glasses)およびスペクトル分離(Spectral Separation)が含まれている。アナグリフは最も古い技術で、2個のカラーフィルターを通じて光をフィルターして左右の目の分離を提供するもので、一般には一方の目には赤色フィルター、他方の目には青緑色(cyan)フィルターを有する。映写機では、一般には、左目画像は赤色フィルターを通してフィルターされ、右目画像青緑色フィルターを通してフィルターされる。アイウエアは、例えば、左目用の赤色フィルターと右目用の青緑色フィルターを備えている。この方法は、白黒オリジナル画像に対しては最もうまくゆくが、カラー画像にはあまり適していない。

直線偏光3Dは、一般に、水平方向に適応した直線偏光子で右目画像をフィルターし、垂直方向に適応した直線偏光子で左目画像をフィルターすることで、映写機で分離を提供する。アイウエアは、左目用の垂直方向に適応した直線偏光子と右目用の水平方向に適応した偏光子を有する。映写スクリーンは、その特殊な色のために銀幕(silver screen)と一般に呼ばれる偏光を維持する形式である。直線偏光では、フルカラー画像がほとんど色の歪みがなく表示される。これには、高価で、脆く、一様でない銀幕が必要になるという幾つかの問題が含まれる。別の問題は、一方の目と他方の目のクロストークを回避するために、視聴者はその頭を垂直方向に適応させ続ける必要があることである。

回転偏光3Dは視聴者の頭を垂直方向に適応させ続けることを視聴者に要求する問題に取り組み発明された。回転偏光は、一般に、左円偏光子で左目画像をフィルターし、右円偏光子で右目画像をフィルターすることにより、映写機で分離を提供する。アイウエアは、左目用の左円偏光子と右目用の右円偏光子を有する。銀幕もこの手法では必要とされる。

シャッター眼鏡は左画像右画像を正しいテンポ多重化することにより、分離を提供する。映写機の分離用のフィルターは必要ではない。アイウエアはシャッター眼鏡を有する。これらは、映写機のフレーム率同調して、レンズ電子的に閉じるアクティブ眼鏡である。左目画像が最初に表示され、右目画像等がその後に続けて表示される。劇場中で眼鏡に対して直接の有線接続を設けることが非実用的であるので、無線方式赤外線信号方式が左右の目のシャッター基準タイミングを提供するために使用される。この方法では、ホール赤外線送信機無線送信機を必要とする。シャッター眼鏡は高価で清潔にするのが困難である。また、頻繁に交換するバッテリーを必要とし、またそのスイッチングレート制限されている。シャッター眼鏡をフレーム率と同期するのに必要な信号を提供するフィルム映写機は、ほとんどないので、シャッター眼鏡は、Dシネマや他の電子映写系を備えた使用についてのみ実用的である。この方法は銀幕を必要としない。

スペクトル分離は映写機で左目右目スペクトル的にフィルターすることで分離を行う。この方式は、アナグリフと異なり、フルカラー画像を提供するために、左目と右目のためのフィルターの各々が赤、緑、青のスペクトルの一部を透過させる。左目フィルターの通過帯域スペクトル(band pass spectrum)は右目フィルターの通過帯域スペクトルと相補的である。アイウエアは、映写機の中で使用されるのと同様の一般的なスペクトル特性を備えたフィルターを有する。この方法はフルカラー画像を提供しているが、オリジナル画像にある色彩と一致させる為には、左目と右目で作られる色彩にカラー補償をすることが必要となる。また、映写機の色域と比較すると、この色域には小さな減少がある。

3Dの立体視的なプレゼンテーションのために左目と右目の分離を提供する上記の方法のすべては、2台の映写機(一台は左目用で、他の一台は右目用)のどちらと共に使用でき、あるいは、一台のDシネマ映写機方式と共に使用される。二重映写系では、映写フィルターは通常静的で、映写レンズの前に位置する。単一のDシネマ映写機方式では、左画像と右画像は時分割多重化してある。シャッター眼鏡の場合を除いて、映写フィルターは必要ではないが、これは左右の多重周波数で映写フィルターを取り替えることを意味する。これは、多重周波数に同期させた映写機中のフィルターホイールか、電子的に切り替えられたフィルターのどちらか一方で行われる。

概要

視角や別の原因のために生じる波長シフトを補う3D画像を視聴するための眼鏡を提供する。形成された眼鏡は、その上にスペクトル的に補色のフィルターを備えた湾曲面レンズを有する。補色の画像が映写フィルターを通して視聴するために映写されるが、この映写フィルターは、後の波長シフトを補うために予めシフトさせる通過帯域を有する。少なくとも1個のフィルターには3個以上の主要な通過帯域がある。例えば、2個のフィルターがあり、第1のフィルターには、下位の青、上位の青、下位の緑、上位の緑および赤の通過帯域がある。第2のフィルターには、青、緑、赤の通過帯域がある。追加の通過帯域はフィルターが使用される映写機の色空間と白色点により近く適合するために利用される。形成された眼鏡と映写フィルターは、3D画像を映写したり視聴したりするためにシステムとして利用される。 A

目的

アナグリフは最も古い技術で、2個のカラーフィルターを通じて光をフィルターして左右の目の分離を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

一対の画像として送信されたカラー3D画像をユーザが視聴することを可能にする眼鏡であって、各画像は、赤色、緑色、青色の少なくとも3つの異なる波長帯域の光から形成され、1つの画像の各波長帯域は、他の画像の各波長帯域の外側にあり、各波長帯域は、個々の最短波長最長波長の間に広がる、前記眼鏡において、少なくとも3つの可視光通過波長領域の組を含むスペクトル特性を有する第1の眼用レンズ干渉フィルターであって、各通過波長領域は、前記画像のうちの1つの画像の赤色、緑色、および青色の波長帯域のうちの1つを通過させるように構成されている、前記第1の眼用レンズ干渉フィルターと、少なくとも3つの可視光通過波長領域の第2の組を含むスペクトル特性を有する第2の眼用レンズ干渉フィルターであって、各通過波長領域は、前記画像のうちの他方の画像の赤色、緑色、および青色の波長帯域のうちの1つを通過させるように構成されている、前記第2の眼用レンズ干渉フィルターとを備え、眼用レンズ干渉フィルターの中央領域および眼用レンズ干渉フィルターの表面に垂直な光に対して、フィルターの各々における少なくとも1つの光通過領域の最長波長が、各フィルターを通過する光波長帯域に対してより長い波長に偏移されて、その光通過領域の最長波長が、その光通過領域を通過する光波長帯域の最長波長よりもより長い波長になるようにする、眼鏡。

請求項2

フィルターのスペクトル特性は、レンズの中央領域と比較して各レンズの縁において異なる、請求項1に記載の眼鏡。

請求項3

前記スペクトル特性は、前記レンズの中央領域と比較して各レンズの縁において赤方偏移している、請求項2に記載の眼鏡。

請求項4

前記スペクトル特性は、レンズの表面が前記中央領域から前記レンズの縁部まで横断するにつれて、より長い波長に偏移する、請求項1に記載の眼鏡。

請求項5

フィルターが少なくとも1つのノッチフィルターを含む、請求項1に記載の眼鏡。

請求項6

フィルターが複数のノッチフィルターを含む、請求項1に記載の眼鏡。

請求項7

フィルターが少なくとも1つの阻止フィルターを含む、請求項1に記載の眼鏡。

請求項8

レンズの表面が前記中央領域からレンズの縁部まで横断するにつれて、スペクトル特性がより長い波長に向かって偏移し、複数のデジタルシネマプロジェクタを使用してシネマコンテンツを表示する施設において、眼鏡が、視聴者配布され、かつ3D画像化システムと関連して利用される、請求項1に記載の眼鏡。

請求項9

ユーザがカラー3D画像を視聴することができるようにする眼鏡であって、眼鏡は2つのレンズを備え、各レンズは、3D画像を視聴するために複数の光波長を通過させるように構成されたスペクトル特性を持つ光通過領域を有するフィルターを含み、レンズの曲率と、正常に視聴したときに光通過領域を通過する波長に対する光通過領域の少なくとも1つのスペクトル特性の偏移とにより、視野角に関連する光通過領域のスペクトル特性の偏移の影響が低減される、眼鏡。

請求項10

前記フィルターは湾曲しており、前記少なくとも1つのスペクトル特性の偏移および前記曲率の組み合わせにより、前記フィルターの中央領域から離れたところで非垂直な角度で入射する3D画像を視聴することによって生じる不都合な影響が低減される、請求項9に記載の眼鏡。

請求項11

前記偏移は、前記フィルターの縁に向かってより長い波長への連続的な偏移を生じさせるフィルター特性の滑らかな変化を含む、請求項10に記載の眼鏡。

請求項12

第1および第2の眼用レンズフィルターは、眼用レンズフィルターの通過領域と他方の眼用レンズフィルターの通過領域との間の透過を阻止する保護帯域を含む、請求項10に記載の眼鏡。

請求項13

レンズの表面が中央領域から前記レンズの縁部まで横断するにつれて、前記スペクトル特性がより長い波長に偏移する、請求項10に記載の眼鏡。

請求項14

前記フィルターが複数のノッチフィルターを含む、請求項10に記載の眼鏡。

請求項15

前記フィルターが少なくとも1つの阻止フィルターを含む、請求項10に記載の眼鏡。

請求項16

レンズの表面がレンズの中央領域から縁部まで横断するにつれて、スペクトル特性がより長い波長に向かって偏移し、複数のデジタルシネマプロジェクタを使用してシネマコンテンツを表示する施設において、眼鏡が、視聴者に配布され、かつ3D画像化システムと関連して利用される、請求項10に記載の眼鏡。

技術分野

0001

本発明は、スペクトル的に分離された3次元(3D)の画像を映写視聴するための視聴システム並びに視聴生成物に関する。また本発明は、デジタル映画(Dシネマ劇場で用いられる視聴システムに関し、3Dの立体視的映画を映写し視聴する現行のシステムを改良するものに関する。
著作権表示
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背景技術

0002

3Dの立体視的な映写方法にはアナグリフ(Anaglyph)、直線偏光、回転偏光シャッター眼鏡(Shutter Glasses)およびスペクトル分離(Spectral Separation)が含まれている。アナグリフは最も古い技術で、2個のカラーフィルターを通じて光をフィルターして左右の目の分離を提供するもので、一般には一方の目には赤色フィルター、他方の目には青緑色(cyan)フィルターを有する。映写機では、一般には、左目画像は赤色フィルターを通してフィルターされ、右目画像青緑色フィルターを通してフィルターされる。アイウエアは、例えば、左目用の赤色フィルターと右目用の青緑色フィルターを備えている。この方法は、白黒オリジナル画像に対しては最もうまくゆくが、カラー画像にはあまり適していない。

0003

直線偏光3Dは、一般に、水平方向に適応した直線偏光子で右目画像をフィルターし、垂直方向に適応した直線偏光子で左目画像をフィルターすることで、映写機で分離を提供する。アイウエアは、左目用の垂直方向に適応した直線偏光子と右目用の水平方向に適応した偏光子を有する。映写スクリーンは、その特殊な色のために銀幕(silver screen)と一般に呼ばれる偏光を維持する形式である。直線偏光では、フルカラー画像がほとんど色の歪みがなく表示される。これには、高価で、脆く、一様でない銀幕が必要になるという幾つかの問題が含まれる。別の問題は、一方の目と他方の目のクロストークを回避するために、視聴者はその頭を垂直方向に適応させ続ける必要があることである。

0004

回転偏光3Dは視聴者の頭を垂直方向に適応させ続けることを視聴者に要求する問題に取り組み発明された。回転偏光は、一般に、左円偏光子で左目画像をフィルターし、右円偏光子で右目画像をフィルターすることにより、映写機で分離を提供する。アイウエアは、左目用の左円偏光子と右目用の右円偏光子を有する。銀幕もこの手法では必要とされる。

0005

シャッター眼鏡は左画像右画像を正しいテンポ多重化することにより、分離を提供する。映写機の分離用のフィルターは必要ではない。アイウエアはシャッター眼鏡を有する。これらは、映写機のフレーム率同調して、レンズ電子的に閉じるアクティブ眼鏡である。左目画像が最初に表示され、右目画像等がその後に続けて表示される。劇場中で眼鏡に対して直接の有線接続を設けることが非実用的であるので、無線方式赤外線信号方式が左右の目のシャッター基準タイミングを提供するために使用される。この方法では、ホール赤外線送信機無線送信機を必要とする。シャッター眼鏡は高価で清潔にするのが困難である。また、頻繁に交換するバッテリーを必要とし、またそのスイッチングレート制限されている。シャッター眼鏡をフレーム率と同期するのに必要な信号を提供するフィルム映写機は、ほとんどないので、シャッター眼鏡は、Dシネマや他の電子映写系を備えた使用についてのみ実用的である。この方法は銀幕を必要としない。

0006

スペクトル分離は映写機で左目右目をスペクトル的にフィルターすることで分離を行う。この方式は、アナグリフと異なり、フルカラー画像を提供するために、左目と右目のためのフィルターの各々が赤、緑、青のスペクトルの一部を透過させる。左目フィルターの通過帯域スペクトル(band pass spectrum)は右目フィルターの通過帯域スペクトルと相補的である。アイウエアは、映写機の中で使用されるのと同様の一般的なスペクトル特性を備えたフィルターを有する。この方法はフルカラー画像を提供しているが、オリジナル画像にある色彩と一致させる為には、左目と右目で作られる色彩にカラー補償をすることが必要となる。また、映写機の色域と比較すると、この色域には小さな減少がある。

0007

3Dの立体視的なプレゼンテーションのために左目と右目の分離を提供する上記の方法のすべては、2台の映写機(一台は左目用で、他の一台は右目用)のどちらと共に使用でき、あるいは、一台のDシネマ映写機方式と共に使用される。二重映写系では、映写フィルターは通常静的で、映写レンズの前に位置する。単一のDシネマ映写機方式では、左画像と右画像は時分割多重化してある。シャッター眼鏡の場合を除いて、映写フィルターは必要ではないが、これは左右の多重周波数で映写フィルターを取り替えることを意味する。これは、多重周波数に同期させた映写機中のフィルターホイールか、電子的に切り替えられたフィルターのどちらか一方で行われる。

課題を解決するための手段

0008

本願の発明者は、スペクトル的に分離された視聴装置と視聴システムにおける改善の必要性に気が付いた。本発明は、軸外(垂直以外)の角度のフィルターを通して画像を見る場合に、生じる青方偏移補償したり取り除いたりするための技術を提供する。青方偏移が3D画像プレゼンテーションで左画像と右画像のクロストークをもたらす場合があるので、青方偏移は不適当である。

0009

また、本発明者は、スペクトル分離フィルターにおける改善の必要性に気が付いて、特に3DのDシネマ応用でそれが用いられる場合について気が付いた。認識された1個の問題は、典型的な3D映写系が低い輝度効率を有することであり、その中では色空間、色域および有効な輝度が不適当なことである。認識された別の問題は、3D映写のチャンネル中輝度レベル間の不均衡が輝度効率を減少させることである。従って、以下により詳細に記述されるように、本発明は、さらに、単体又は青方偏移補償技術と結合して使用される映写画像の色空間および輝度効率を増加させる技術を提供する。

0010

本発明は、垂直な角度を外れた角度でフィルターを通してスペクトル分離された画像を見る場合に、生じる青方偏移を補償するための1個以上の技術と結合してもよい、スペクトル的に分離された画像の色空間を増加させるための1個以上の技術を含んでいる。個々の技術はさらにここに記述される。ともに利用された時、本発明は、非対称の映写フィルターを使用し、スペクトル的に補色のフィルターを備えた非平面レンズを有する眼鏡で見る、3D映写装置を含むシステムである。

0011

一般に記述すると、一実施例では、本発明では一組の3Dスペクトル分離フィルター(目フィルター)を供給するもので、当該目フィルターは一組の視聴眼鏡(viewing glasses)の左右のレンズに配置されるものにおいて、前記目フィルターは増加した(かつ波長に比例する)保護周波数帯組合せと、視野の縁におけるクロストーク、色違いおよび反射を低減する適切に湾曲したレンズを備えている。眼鏡を通して見るために画像を映写する映写機中の青方偏移したカラーフィルターを用いても良い。本発明は、眼鏡を用いて見ることの改善と視聴用の画像の準備(例えば画像映写)の組合せを包含するが、本発明は組合せ中の改善の一部だけで実施されてもよい。

0012

一実施例では、本発明は非平面基板とスペクトル的に補色のフィルターで構成されたフィルターで見ることを含む。
一実施例では、本発明は、スペクトル分離の視聴眼鏡を提供するもので、第1のスペクトルフィルターを有する第1のレンズ、および第1スペクトルフィルターと補色の第2のスペクトルフィルターを有する第2のレンズを備える。ここで、第1のレンズと第2のレンズは、画像を見る際のフィルターに対して垂直な角度を外れて画像を見る場合に、生じる波長シフトを低減するように各々湾曲している。レンズ(従ってフィルター)の曲率の量は、視聴するスクリーンと交差する視角(viewing angle)がレンズと垂直な角度に近いように計算される。曲率は、例えば球状のカーブとして、実施される。

0013

別の実施例では、発明は、スペクトル分離の視聴眼鏡として具体化されるもので、第1のスペクトルフィルターを有する第1のレンズと、第1スペクトルフィルターと相補的な第2のスペクトルフィルターを有する第2のレンズを備える。ここで、第1スペクトルフィルターと第2のスペクトルフィルターにはスペクトルフィルターのスペクトルの隣接した部分の間に少なくとも1個の保護帯域を有する。保護帯域は、眼鏡を通して見る場合に、スペクトル的に分離された画像のクロストークを除去するのに十分な帯域幅を有している。保護帯域は、例えば、両フィルターを通しての角度でスペクトル的に分離された画像の部分を見る場合に生じる波長シフトの量に基づいて計算される。

0014

一実施例では、本発明はスペクトル的に分離された視聴システムを提供するもので、湾曲したレンズと増加した保護帯域を両方有する視聴眼鏡と、第1と第2のスペクトル的に分離された画像を映写するように構成された映写システムを備える。ここで、画像は、画像の表示及び/又は画像の視聴の間に生じる波長シフトを補うために予めシフトされた波長である。そのようなシステムは、好ましくは営利的な映画館で実施されるが、また、大画面テレビコンピューターバーチャルリアリティ装置や別のディスプレイ装置に適用可能である。

0015

本発明は、表示画面上への第1と第2のスペクトル的に分離された画像を映写する工程と、1対の眼鏡による映写画像を見る工程を有する方法を含む。ここで、1対の眼鏡には、第1のスペクトル的に分離された画像に適合する第1のスペクトルフィルターを有する第1のレンズと、第2のスペクトル的に分離された画像に適合する第2のスペクトルフィルターを有する第2のレンズを設ける。ここで、スペクトルフィルターはレンズを通る視角に依存して波長シフト効果の量が変化するように構成される。

0016

一実施例では、本発明は3D視聴システムであって、スペクトル的に分離された画像を映写する手段と、スペクトル的に分離された画像を異なる視覚チャンネルにより視聴するための手段と、画像の部分に対する視角のために生じる波長シフトを補償する手段とを備える。補償する手段は、例えば、視角に基づいて画像の異なる部分で行なわれるスペクトルフィルターの量を調整するための手段を有していてもよい。補償する手段は、例えば、視角のために目フィルターに生じる波長シフトの量を補償するように、映写フィルターと目フィルターの間での波長の不整合を生成する手段を有する。

0017

また、本発明は、眼鏡の湾曲したレンズに配置された一組のスペクトル的に補色のフィルターを有して形成された眼鏡として記述される。スペクトル的に補色のフィルターは、スペクトル的に補色のフィルターの隣接したスペクトルとの間に保護帯域を有する。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターの誘電体層の厚みはレンズの縁の方に増加する。

0018

本発明は、視聴者に形成された眼鏡を配布する工程と、視聴者メンバー視界内の表示画面に第1と第2のスペクトル的と補色の画像を映写する工程を有する方法を含む。ここで、形成された眼鏡は、各々その上に配置された第1と第2のスペクトル的に補色のフィルターを有する第1と第2の形成されたレンズを有する。一実施例では、第1と第2のスペクトル的に補色のフィルターは、それぞれ第1と第2のスペクトル的に補色の画像の映写した帯域幅に対応する。しかしながら、フィルターはフィルターの映写画像に正確に一致するためには必ずしも要求されない。形成された眼鏡は、例えば、球形に形成されたレンズを含む。

0019

本発明は、少なくとも1個の視機能(visual performance)をその中に記憶している記憶メディアを有しており、ディスプレイ装置に結合したメディアプレイヤーにロードされた時、ディスプレイ装置に表示させるために当該視機能をメディアプレイヤーに送信させる。そこでは、ディスプレイ装置に表示される視機能は1対の形成された眼鏡を通して見るために構成される。記憶メディアは、例えば、少なくとも1対の形成された眼鏡と共に包装済みであり、小売店経由で購入可能である。

0020

さらに別の実施例では、本発明は、3D画像の視聴システムであって、受信電子装置ネットワーク経由で3Dコンテンツを供給し、3Dコンテンツを表示するものである。ここで、3Dコンテンツは、スペクトル的に分離するべく形成された眼鏡で視聴することを目的とするスペクトル的と補色の画像を含む。受信電子装置は、例えば映画館にある表示システムである。

0021

本発明は、3D画像を映写するためのスペクトル分離法に関する問題のうちのいくつか、特に効率の改善、色域の増加、および必要とされるカラー補償の量の削減、に取り組んでいる。ある場合には、カラー補償が必要ではない。本発明では、映写機の原色を下位区分に分割して、効率と色空間の問題を取り扱う。原色を下位区分に分割することは、一部分が映写機に設置されたフィルターを通して遂行される。それは、システムの色空間の主な制御要因である。映写画像の効率と色域は、両方とも原色を分割した追加の下位区分を使用して増加される。

0022

一実施例では、本発明は映写フィルターであって、主要な通過帯域の第1の組を有する第1のフィルターと、主要な通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターを備える。そこでは主要な通過帯域の第1の組では、第2のフィルターとは主要な通過帯域の数が異なる。第1のフィルターは、例えば、少なくとも2個の青い主要な通過帯域を有する。また、第2のフィルターには少なくとも1個の青い主要な通過帯域がある。さらに、第1のフィルターは、例えば、少なくとも2個の緑の主要な通過帯域を有する。また、第2のフィルターには少なくとも1個の緑の主要な通過帯域がある。例えば、第1フィルターは、400〜440nm、484〜498nm、514〜528nm、567〜581nmおよび610〜623nmに対して通過帯域波長を有している。また、第2のフィルターにはおよそ455〜471nm、539〜556nmおよび634〜700nmの通過帯域波長を有している。第1フィルターおよび第2のフィルターの通過帯域は例えば、Dシネマ映写機の色空間の複製を最大化するように選択されている。

0023

本発明は、スペクトル的に分離された3D画像の映写システムであって、視聴者によるディスプレイのための左右チャンネル画像を映写するように構成された映写システムと、左チャンネルフィルターと右チャンネルフィルターを有する映写システムの少なくとも1つの光路に置かれたフィルターとを備え、そこでは左右チャンネルフィルターの少なくとも一方には3個以上の主要な通過帯域を有する。一実施例では、左右のチャンネルフィルターのうち一方には青い波長に少なくとも2個の主要な通過帯域を有する。また、左右のチャンネルフィルターのうち一方には緑色波長の中に少なくとも2つの主要な通過帯域を有する。さらに、フィルターの主要な通過帯域は、映写システムによって映写された画像中の映写システムの色空間の複製を最大化するように選択されている。映写システムは、例えば、フィルターの色空間に対応して、映写システムによって映写された画像に正確な色をつけるように構成された色補正モジュールを含んでいる。

0024

また、本発明は一組のフィルターであって、原色通過帯域の第1の組を有する第1のフィルターと、原色通過帯域の第一組と比較して異なる波長の原色通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターとを備え、ここでは第1フィルターは少なくとも1個の色帯域に1個以上の原色を有するものとして具体化される。

0025

さらに、本発明は、左画像と右画像を有する3D画像を準備する工程と、左チャンネルフィルターで左画像をフィルターする工程と、右チャンネルフィルターで右画像をフィルターする工程と、スクリーン上へ左右のフィルターされた画像を映写する工程とを備える方法として具体化される。ここで、左チャンネルフィルターと右チャンネルフィルターの少なくとも一方には、3個以上の主要な通過帯域がある。上述された実施例のすべてにおいて、フィルター(例えばフィルタリングの工程を行なうのに使用されるフィルター)は、電子的に切り替え可能なフィルターセット、2台のプロジェクタ装置中の固定フィルター、又はフィルターホイールで具体化される。ここで、このフィルターホイールの凡そ半分は本発明に従った左チャンネルのフィルタ特性であり、フィルターホイールの凡そ半分は本発明に従った右チャンネルのフィルタ特性を有する。

0026

発明の一部分は、汎用コンピューター又はネットワーク化したコンピューター上でプログラムする際に好適に実施される。また、結果は、汎用コンピューターやネットワーク化したコンピューターの何れかに接続された出力装置に表示され、或いは出力またはディスプレイ用のリモート装置に送信してもよい。特に、本発明は、各々の視覚のチャンネル上でカラー処理を別々に実施するソフトウェアの利用を含んでいる。コンピュータープログラムデータシーケンス、及び/又は、制御信号中に表わされた本発明のどんな要素も、無線放送銅線光ファイバーケーブル同軸ケーブルによる伝送等を含む任意にメディアを用いて、任意の周波数で放送又は送信された電子信号として具体化されるが、しかし伝送メディアはこれに限定されない。

図面の簡単な説明

0027

添付の図面に関連して発明の詳述な説明を考慮した場合に、以下の発明の詳述な説明を参照することで、発明のより完全な正しい評価とそれに付随する長所の多くがたやすく理解できると共に、発明の内容が一層よく理解できる。そこで:
図1Aは視角の具体例である。
図1Bは左側の映写フィルターと右目フィルターのスペクトルを示すグラフである。
図2は左側の映写フィルター対青方偏移した右目フィルターのスペクトルを示すグラフである。
図3は青方偏移した左側の映写フィルター対青方偏移した右目フィルターのスペクトルを示すグラフである。
図4Aは視聴者のひとみに中心がある湾曲したレンズの形状を示すダイヤグラムである。
図4B球面レンズを備えた眼鏡の具体例である。
図5は湾曲したレンズの形状を示すと共に、子ども瞳孔間距離を示すダイヤグラムである。
図6はレンズの縁で20度の角度で湾曲したレンズの形状を示すダイヤグラムである。
図7は非球状曲面で湾曲したレンズの形状を示すダイヤグラムである。
図8Aは視聴者の背後から来る光に対するレンズ曲率の影響を示すダイヤグラムである。
図8Bは1対の視聴眼鏡に関する二面角の図面である。
図9は異なるサイズの頭に使用するために構成されたメガネフレームを示す図面である。
図10は最適化された二面角の眼鏡の形状を示すダイヤグラムである。
図11は従来の左右のスペクトル分離フィルターのグラフである。
図12は典型的なデジタル映画(Dシネマ)映写機の色空間を示す1931年のCIE色度図である。
図13は従来のスペクトル分離フィルターの色空間を示す1931年のCIE色度図である。
図14は左右の映写フィルターのグラフである。
図15はカラーフィルターの色空間を示す1931年のCIE色度図である。
図16は図4に記述された映写機フィルターと共に適用される左右の眼鏡フィルターのグラフである。
図17Aは映写のブロックダイヤグラムである。
図17Bはフィルターホイールの図面である。
図18は2台のプロジェクタ装置の固定フィルター配置の図面である。

実施例

0028

本発明は、3D画像を映写するためのスペクトル分離法に関する問題のいくつかに取り込むもので、特に本発明は、薄膜誘電体干渉)フィルター(例えば右目フィルターおよび左目フィルター)がスペクトル的に分離された画像を見るためにアイウエア(例えば眼鏡)に実施するために使用される場合の、軸外フィルター特性を改善することを目的とする。

0029

光が非垂直な角度で干渉フィルターを通過する場合、フィルター特性(応答特性(response shapes)、フィルターの物理的な形状と混同しない)が変更される。また、スペクトルのフィルター応答全体短波長の方へ(青色に向かって)移動する。フィルター特性の応答形状もより大きな角度で悪影響を受ける。これは干渉フィルターの基本の特質で、光線がすべて並列の場合に、特定角度用のフィルターを設計することで補える。3D眼鏡を使用する場合のように、光束が並列ではない場合には、フィルター特性のデザインに専ら依存する解決策は、それほど実用的でない。

0030

スペクトルの分離に現在使用される眼鏡は、視聴者の眼の前2cmに位置する平面干渉フィルターから成る。3D映画劇場(例えば3DのDシネマ)では、スクリーンからの光は単一の角度で干渉フィルターを通過しない。中央の一スクリーン幅後ろに位置する視聴者について、スクリーンの中央画像を見る時、スクリーンの中心からの光は、垂直な(垂直)角で眼鏡の干渉フィルターを通過する(干渉フィルターの平面がスクリーンの平面と平行になるように、視聴者の頭が位置すると仮定する)。同様の条件の下では、スクリーンの縁からの光は約26度の角度で干渉フィルターを通過する。

0031

この視野位置は、スクリーンに適度に接近しており、並外れてはいない。一般の講堂シートの多くはより接近して位置しており、40度の角度は可能である。スクリーンの縁から26度の角度は、フィルター応答を青方に約14ナノメーター(nm)偏移させる効果があり、多少フィルター形状を歪める。得られる3D画像は、目にとまる程度の色違いを有するように見え、スクリーンの縁に向かって左右の目のクロストークを増加させる。

0032

本発明は、青方偏移の影響を弱めて、かつ非垂直な視角から生じる青方偏移を低減するためにいくつかの技術の組合せを使用する。干渉フィルター(例えばその上にフィルターが配置された眼鏡のレンズ)の青方偏移が、主として重要であることを思い出すべきである。その理由は、干渉フィルターの青方偏移が、与えられた視角で映写フィルター(例えばフィルターホイールあるいは電子的に切り替えられるフィルター)と眼鏡との不適合、あるいはより正確には、画像を形成する光(如何なる源からであっても)のスペクトルと、与えられた視角での眼鏡特性との不適合を引き起こすからである。

0033

ここでは図面を参照するが、図面には参照数字が同一又は対応する部品を指定している。さらに詳しくは、図面の図1Aを参照するが、図1Aではスクリーン1120に映写された画像の視聴者1100用の眼鏡1110を通る視角を例示している。視角は、垂直からいくぶん斜位(例えば各々Θ1からΘ3まで)まで及ぶ。眼鏡1110は、干渉フィルターをベースとする誘電体を有するレンズを備える。非垂直な視角は、干渉フィルターを通して視角がより大きな傾斜となるにつれて、視聴する画像に関係する青方偏移の量が増加する。例えば、より多くの斜角Θ2及びΘ3から視聴者の眼に入る光は、青い波長の方へ偏移するが、しかし、より垂直な角度Θ1では、もしあるとしても、少ししか青方偏移を有するに過ぎない。青方偏移、すなわち波長シフトは干渉フィルター特性の偏移に起因するものと記述され、その結果として干渉フィルターによって通過した明帯(light bands)が短波長側へ偏移する。

0034

スクリーンの端に見られる光(例えば、光1130)の青方偏移が影響して、画像にクロストークが導入される。これは左目と右目のフィルター特性間の保護帯域を増加させることで低減できる。図1Bにおいて、3Dスペクトル分離に使用される典型的なフィルター特性を示す。図1Bに示すように、左映写フィルター100と右目フィルター110の帯域幅では、隣接した明帯間のノッチとして現われる保護帯域120、122、124、126および128を含んでいる(図1Bは右目フィルターと左映写フィルターを表す。ここで、右目フィルターは左映写フィルターの帯域幅を近似的に表し、左映写フィルターは左目フィルターの帯域幅を近似的に表わす)。両方の目フィルターと対応する映写フィルターの左右のスペクトル間でノッチ(または保護帯域)の幅を増加させることで、クロストークを低減できる。これはまた知覚された色違いを低減する。また、この方法は、システムの光学効率を低減するので、兼ね合いをとることになる。

0035

図1Bで理解できるように、左目フィルターのフィルター特性(ほぼ左映写フィルター100によって表わされる)が、右目フィルター110のフィルター特性を補完するという点で、左目フィルターと右目フィルターは、ペアとして、相補的である。保護帯域のために、組み合わせたフィルターはフィルターを通過した最長と最短の波長の間のスペクトルの全部分を通せない点で完全な補完にあたらない。さらに、特定用途のために扱われる必要のある色空間問題に関する適切な技術的決定のために、フィルターを通過した様々な帯域の範囲内における帯域幅に対する追加的な違いが設けられる。

0036

別の手法は、映写フィルターの前青方偏移特性又は目フィルターの赤方偏移であり、目フィルターを通して垂直な入射角で見るために、フィルター特性は映写フィルターに関して赤方偏移している。これは、垂直な(軸上で)視聴での色違いとクロストークを増加させる、しかし、軸上での視聴について、クロストークと色違いが不愉快でないようにこれは調整できる。軸外の場合には、映写フィルターと青方偏移した(軸外)目フィルターとの間の差が小さいため、特性が改善される。

0037

図2図3はこの状況について記述する。図2に示すように、左映写フィルター200と青方偏移した右目フィルター210は、光の隣接した帯域を分離する保護帯域220を含む保護帯域を有する。図3に示すように、青方偏移した左映写フィルター300と青方偏移した右目フィルター310は、光の隣接した帯域を分離する保護帯域320を含む保護帯域を有する。図2図3の比較に見られるように、光の隣接した帯域を分離するノッチ(保護帯域210、310)は、図3においてより大きい。

0038

以前に記述されたケースにこれを適用して、もし映写フィルターが3nm青方に移されたならば、スクリーンの縁で14nmのシフトを11nmの有効なシフトに削減できる。スクリーンの中央に3nmの「赤方偏移」がある。

0039

別の方法はフィルターを曲げることである。例えば、視聴眼鏡の湾曲したレンズ上に目フィルターを配置することにより実施することができる。これが有する長所は、それに実際に青方偏移を低減する潜在力がある点である。

0040

図4Aは、瞳を中心とする半径を有する湾曲したレンズの形状を示している。図示されたレンズの幅は50mmで、光学軸410Aを有するレンズ405Aと、光学軸410Bを有するレンズ405Bがある。また、翼弦(chord)は、各々の瞳(また曲率中心)(例えば400aと400b)から20mmに位置する。この測定は発明者に対して行われたが、3D眼鏡をかけている人なら誰でも実施できる一般的な代表例である。目の入射ひとみ半径中心を備えた球状部分を有するレンズを備えた眼鏡を使用することで、事実上フィルター上のどんな青方偏移も除去される。その理由は、スクリーンの全ての部分を見る時に、光がレンズやフィルターに対して事実上垂直にレンズ(従ってフィルター)を通過するためである。視聴者がスクリーン上の違う部分を見るために彼の眼を動かす場合、ある歪みが生じる。しかし、図示された幾何学形状のように、これは重要ではない。図4Bでは、球形に形成され、スペクトル的と補色の誘電体フィルター(左目フィルター496Aと右目フィルター496B)をその上に配置している湾曲したレンズ492A、492Bを有する1対の眼鏡490についての2個の図面を示す。

0041

レンズの曲率は、実施された曲率が視力矯正しない点で度付き眼鏡と区別されて、実施される。しかしながら、一実施例では、発明の曲率は、視聴者の度付き眼鏡のニーズを満たすように意図した他のレンズ特性に重ねて、あるいは加えて実施されてもよい。

0042

湾曲したレンズによる解決には、まだいくつかの限界を有している。最初に、上述された形状に起因する30mmの曲率半径によって非常に「出目に」見えて、外観が不愉快である。次に、この曲率によって、眼鏡の重量が鼻当ての前に相当に集中した眼鏡を製作することになると共に、バランスが不良である。第3に、この半径が短すぎるため、干渉フィルターを一様にコーティングすることができない。

0043

第4に、眼の瞳孔間距離は著しく変わる。そこで、眼の瞳孔間距離が平均距離以外の者には、平均用に設計された眼鏡が不適当に湾曲していることになる。例えば、子どもとの状況では、スクリーンの中心の見るために約10度の角度に帰着する。図5に示されるように、子どものひとみの場所(510Aと510B)と子どもの目(530Aと530B)の得られる光学軸は、眼鏡(曲率500A及び500Bの中心に各々の中心がある520Aと520B)の対応する光学軸と置き換えられる。

0044

レンズ及び/又はフィルターを曲げることに関連する制限を考慮すれば、この技術は価値がある。一般の場合や多数の聴衆用の生産では、目の入射ひとみを直接中心として曲率半径を設ける試みには、意味がない。レンズを球状にすると共に、目のひとみの入口の背後を中心として曲率半径を有することは、問題の多くが取り除かれる(例えば、重心を視聴者の後方に移動させて、および「それほど出目でない」外観にすること)。また、その長所は有意に保持される。

0045

1個の代替案では、レンズには、左から右に湾曲しているのみで、垂直方向に曲率がない円筒状の曲率のような、非球状の曲率を使用する。水平の大きさ(例えば幅)が、例えば高さのような垂直の大きさのおよそ2倍であるような、アスペクト比をスクリーンが常に有しているために、これは可能である。別の代案は、複合の半径表面や特定の数学的関数準拠する表面のような、いずれの方向にも非球状の曲率を使用することである。これらは、より大きな瞳孔間の変化を可能にするという長所を有する。湾曲したレンズの追加的な長所には、反射光が直接目に入らない為に、視聴者の後ろの明るい表面からの反射光が減少する点がある。

0046

最後の手法は、干渉フィルターのデザインを含んでいる。この手法は各目フィルターの中心からの距離の関数として誘電体層の厚みを変更することを必要とする。誘電体層の厚さが、フィルター特性により赤方偏移を引き起こすように、フィルターの縁で増加する場合に、これはフィルターによる視野の縁で角度の変更によって引き起こされた青方偏移を補うために使用できる。

0047

フィルターが板ガラス上に製作される場合、誘電体層を厚くすることによって、板ガラス上の異なる点で厚み増加を行うことが困難であるため、製造原価が増える。しかしながら、湾曲面で塗布する場合、ある程度厚くすることがコーティング工程の間で生じる。したがって、この手法は湾曲したレンズによる解決への実用的な補佐役となる。

0048

干渉フィルターを用いて高機能を達成する最良の方法は、上述された4個の技術を以下の手順で組み込むことである。最初に、左目フィルターと右目フィルターの間の保護帯域は、そのフィルター帯域の波長の約2%より大きくする(例えば2.2%)。例えば、640nmで左右交差を有するフィルターには、保護帯域は約14nmとなる。第2に、映写フィルターは、フィルター帯域の波長の0.6%よりも大きな(眼鏡フィルターに関して)青方偏移をするべく設計する。同じ例において、映写フィルターの保護帯域の中心は640−3.8=636.2nmになる。これらの組合せは、(名目上製造された映写レンズ及び映写フィルターと共に使用された時に)名目上製造されたレンズと目フィルターが傾けられて、画像の深刻な劣化を起こすことなく18nmの青方偏移が生じることを可能にする。

0049

しかしながら、映写フィルターと目フィルターからの組み合わせた製作公差により、これが約9nmに減る。残る9nmの保護帯域は、ある角度で左右の目フィルターを通り抜ける光によって引き起こされる青方偏移に対して協調的に使用できる。9nmのシフトを引き起こす左右の目フィルターによる角度は、約20度である。目フィルターの縁からの光が縁で目フィルターの垂直線に関連して最大20度で目を通過するように目フィルターの曲率(例えば、目フィルターが配置されるか組込まれるレンズの曲率)が調整されれば、目フィルターの端にある画像の深刻な劣化は生じない。

0050

単純な球体については、スクリーンの中心を真っ直ぐ見詰める目(例えばレンズの接線に対して垂直な主要な凝視)を伴なう場合、これを達成するために必要とされる曲率半径はおよそ50mmである。図6に図示したように、レンズ605A、605Bにはそれぞれの曲率中心610A、610Bがある。また、成人のひとみは615A、615Bに位置し、対応するレンズと成人の目の光学軸は630A、630Bである。子どものひとみは620A、620Bに位置し、対応する子どもの目の光学軸は635A、635Bである。実際上、目が絵画スクリーンの縁を観察するために動く場合に、ひとみ移動に対応するために、曲率半径は50mmよりもある程度大きい。

0051

球形に形成されたレンズが好まれるが、非球面レンズにはいくつかの長所がある。図7は、非球状曲面を有する左右のレンズ705A、705Bを示す(成人のひとみは700A、700B;レンズの光学軸は715A、715B;子どもひとみ710A、710B;子どもの目の対応する光学軸720A、720B)。左右のレンズは対応する左右の目フィルターを組込む。左右の目フィルターは例えば、レンズの1個以上の表面に配置される。非球状曲面の長所は、異なる視聴者間の瞳孔間距離の変化量への対応である。最後に、不均一の誘電体コーティングはフィルターの縁のフィルター特性の赤方偏移に用いられ、さらにパフォーマンスを改善する。

0052

より重要な長所は、視聴者の背後からの反射光が曲率によって低減されることである。眼鏡レンズに配置された干渉フィルターが透過されない光を反射し、そこで、かなり反射するために、これは重要である。湾曲面なしでは、視聴者の後ろの視聴者がレンズの裏面の多くにわたって見える。湾曲面によって、レンズのある部分だけ(又は存在しない)が視聴者の背後からの反射を有する。図8では、708に曲率中心を有する湾曲したレンズ705と平面レンズ710の比較によりこの長所を示す。平面レンズ710に関して、視聴者の背後からの比較的広い角度を成した光線725が、平面レンズから視聴者のひとみ700Aへ反射される。湾曲したレンズ705に関しては、比較的狭い角度だけ(光線720)が湾曲したレンズからの反射によって視聴者のひとみ700Bに達する。さらに、視聴者のこめかみ730が十分に狭いので、たいていの光線は視聴者のこめかみに侵入することをブロックされる。

0053

議論された技術のさらに進んだ最適化は、人々中の瞳孔間距離変化に適応させることで成し遂げられる。一般に、瞳孔間の間隔は、頭の幅と周囲の長さ(girth)に直接関係がある。子どもは頭の幅と周囲の長さの寸法がより小さいけれども、大人はより大きな幅と周囲の長さ、およびより広い瞳孔間の間隔を有する。理想的には、視聴者は、眼鏡の対応する左右のレンズに対応して配置された、左目フィルターおよび右目フィルターを備えた眼鏡をかけている。ここで、レンズの両眼間隔は視聴者の個別の瞳孔間距離用に最適化される。

0054

劇場や他の大規模な応用場面では、違う大きさの眼鏡を備えることは煩わしい。湾曲ガラスに対しての最適化として、眼鏡のフレームのデザインに、瞳孔間の間隔を広くしたり狭くしたりするために湾曲レンズ間の二面角を自動的に調整する機構組み入れることは可能である。本来の熟視を伴ってスクリーンを見る場合、二面角の調整によってほとんど垂直光入射であることが保証される。この調節は、成型された熱可塑性のフレームの柔軟性と曲げ強さ性質活用、あるいは強さおよび柔軟性について同様の性質がある別のフレーム(例えば、金属、ガラス繊維複合材料など)より行われる。

0055

この設計では、フレームの形状に外側の凸面がある。これは、レンズ間の二面角を形成する。一実施例では、眼鏡のブリッジは、フレームに対する圧力(例えばフレームのこめかみ部分にかけられた圧力)のために、頭部のサイズ変化によりわずかに屈曲するように設計される。この可撓性により二面角が変更される。図8Bに図示されるように、より大きな瞳孔間の間隔を持った(統計的に)より広い頭875は、より大きな二面角ΘAを有する。この前後関係では、二面角は、レンズの反対端終了点伸びる平面となす角度として定義される(図8B破線を参照)。より小さな頭880は、より小さな二面角ΘBを有する。よりしっかりと小さな瞳孔間の間隔と一致するように、より小さな頭と対応するレンズ間のより小さな二面角となるように、湾曲レンズの前方を向いた半径の間の距離を減少させる。

0056

図9は両方の場合を示す。比較的大きな頭の大人によって着用された場合として、眼鏡900が第1の位置900Aで示される。大人の瞳孔間の間隔はYによって表わされる。こめかみ又は眼鏡のフレームの「のまわりの」部分は、大人の頭寸法に適応するもので、Y’によって間隔を表わす。これは、眼鏡のブリッジ910の屈曲を引き起こして、レンズ間の二面角がより大きくなる。

0057

比較的小さな頭の子どもによって着用された場合として、位置900Bが同様に示される。子どもの瞳孔間の間隔はYによって表わされる。レンズ間の二面角がより小さくなるように、こめかみ又は眼鏡のフレームの「耳のまわりの」空間がY’に減少し、眼鏡のブリッジ910の屈曲を少なくする。より小さな二面角が、上述されるような子どもの小さな瞳孔間の間隔に適応している。

0058

図10は、レンズの詳細を示す。1005において、成人の右目のひとみ1010Aが、1025Aの曲率中心を有するレンズ1020と共に、子どもの目のひとみ1015Aに関連して示される。位置1030Aのレンズ1030に対するレンズ1020の位置を比較すると、図10に示すように、より大きな二面角がレンズ間に存在する。これは大人のための適切なレンズ構成である。

0059

子ども(または比較的小さな頭の人)によって着用された時、眼鏡のブリッジの屈曲量によって、左目に対して1050で示されるように、レンズ1030とレンズ1020の二面角を減少させる(図9と一致して、レンズ1020において右目に対して同様の二面角の減少(図示せず)が生じる)。曲率半径の中心(位置1030Bのレンズ1030に対する1040)は、成人のひとみ1010Bに対応する位置合せから子どものひとみ1015Bに対応する位置合せまで移動じた。

0060

図8B図9及び図10は、「大人サイズ」と「子どもサイズ」の頭の両方と瞳孔間距離の調節についての例証となる。しかしながら、瞳孔間距離と頭寸法が全ての人々中で変わることは理解される。ほぼ完全な位置合せが何人かの視聴者について起こるが、それは必須とされない。また、実施例では、ほとんどの場合に視角位置合せを改善することで、頭寸法や瞳孔間距離の変化に適応する機能を示した。

0061

図10に示されるレンズは50mmの曲率半径を有し、二面角は2度である。従来サイズのフレームでは、平均的な成人対子どもの二面角変更は、約5度である(フレームの各側に対して約2.5度と計算されるので、合計は約5度である)。この技術は、眼鏡のこめかみ部分のおよそ半分の長さである曲率半径を備えたレンズで最良に働く。

0062

上で注記したように、本発明は3D画像を映写するためのスペクトル分離法に関する問題のいくつかを取り組む。特に、効率における改善、色域の増加、および必要とされるカラー補償の量の減少である。ある場合には、カラー補償が必要ではない。

0063

図面、特にその図11をさらに参照して、D映画の3次元(3D)プレゼンテーションで現在使用される典型として一組の左右のスペクトル分離フィルターを示す。図11に示されるように、従来のスペクトルの分離フィルターは、映写機の赤、緑、青のカラーチャンネルを2組の原色に分割することにより、各目に3原色を提供する。一組は左目のためであり(原色1110R、1110G及び1110B)、一組は右目のためである(原色1112R、1112G及び1112B)。例えば、左目は、右目より短波長の青色、緑および赤の帯域を有するものとして示される。従来の設計に従って、左目では例えば、約400〜445(青)、505〜525(緑)および595〜635(赤)の通過帯域波長を有する。右目では例えば、約455〜495(青)、535〜585(緑)及び645〜700(赤)の通過帯域波長を有する。

0064

図11で例証したように、フィルター構成は各目に対して3個の色彩をすべて提供しているが、得られる画像は各目でいくぶん異なる色相を有する。画像に関して各目の色彩がより近く一致し、オリジナル画像の色彩と一致するように、色補正が適用される。色補正は、(それが他に対してある原色を優先的に押し上げるので)システムの総合効率を低下させる。さらに加えて、色補正と共にでさえ、新しい左右の原色は、映写機ほどの大きな色空間を有しておらず、単にその一部だけを表現するに過ぎないので、もし2D方式のフィルターなしで映写されれば、すべての色を表すものではない。

0065

図12は、フィルターしていない色空間1200と典型的なデジタル映画(Dシネマ)映写機のP3白色点1210を示す1931年のCIE色度図である。映写機のフィルターしていない色空間は画像の映写に利用可能な色空間を表わす。

0066

図13は映写機中の左目チャンネル1320と右目チャンネル1330を分離するために使用される従来のスペクトルの分離フィルターの色空間を示す1931年のCIE色度図である。左右の目のチャンネル色空間の交差は、フィルターを通して映写された画像の潜在的な色空間を表わす。図13で判断できるように、映写機色空間(1200及び図2)と比較して、従来のフィルターを使用する潜在的な色空間は制限される。さらに、P3白色点1310は、映写画像の全面的な結果の重要な要素で、映写機だけの場合と比較して、著しく移動している。図13に参考のために図示してあるが、左目のP3白色点1315と右目のP3白色点1325を参照し、映写機のP3白色点1210と比較されたい。

0067

本発明は映写機に設置されたフィルターに関係する。それは、本システムの色空間の主な制御因子である。本発明は、映写機の主要な少なくとも1個を下位部分に分割することにより、効率と色空間の問題の両方を取り扱う。一実施例では、青と緑の映写原色は各々3個のサブ部分に分割される。原色が分割される正確な波長は、再生される特定色空間を考慮に入れて任意の方法から選ばれる。

0068

例えば、図14に示されるように、1個の潜在的な構成では、右チャンネル映写フィルターは青として400〜440nm(1410−B1)と484〜498nm(1410−B2)、緑として514〜528nm(1410−G1)と567〜581nm(1410−G2)、および赤として610〜623nm(1410−R)の通過帯域波長を有する。左チャンネル映写フィルターは、青として455〜471nm(1412−B)、緑として539〜556nm(1412−G)、および赤として634〜700nm(1412−R)の通過帯域波長を有する。もちろん、例えば、左チャンネル波長と右チャンネル波長を交換したり、或いは緑波長と青波長を交換したりする等の別の順列が存在する。さらに、通過帯域波長は近似であり、例えば、帯域は各々+/−5nm以上変動してもよい。そのような変化量が、全通過帯域を移動すること、及び/又は通過帯域に1個以上の異なる端点を選択することにより生じてもよい。重要な考慮事項は、フィルターを使用するシステムがチャンネル間の承諾しがたいレベルのクロストークを招くようなレベルにまで、そのような変動が通過帯域の間にある保護帯域を減らすべきでない点である。

0069

例えば、図12で示されるように、画像がP3白色点1210と色空間1200を備えたDシネマ映写機で映写される場合に、チャンネルの合成の色空間、特に映写画像の組み合わせた色空間には、図13に示すように、従来のスペクトル分離を使用する場合に生じる色空間と白色点を比較して、色空間1200及びP3白色点1210とより緊密に一致する色空間と白色点を有するように、通過帯域波長の選択がなされる。通過帯域もまた通過帯域を選択することにより効率を最大化するように選択され、各チャンネルの輝度レベルがほぼ同じ程度を有するか、均衡を保つことに帰着する。例えば、実験結果によって証明されたときのように、一定の改善を達成する為の十分な帯域幅が各通過帯域において利用可能な限り、ここに記述された通過帯域波長の例示で生じる変動に関して理論的な制限はない。

0070

色彩のスペクトルのギャップについて前の設計では存在しなかったものがある点に留意されたい(例えば、右チャンネルの青から緑への遷移に対する498nmから514nmまでの間、右チャンネルの緑から赤への遷移に対する581nmから610nmまでの間)。これらのノッチは、Dシネマ映写機でP3色空間と適合するように、色空間を増加させるように設計される。正確なP3結果を得るために必要とされるフィルター応答は、Dシネマ映写機の現実の(測定された)スペクトル反応を使用して導き出された。それは上述された通過帯域用の選択された波長に反映されている。

0071

また図示された例において、右左のチャンネルの間で3個のサブ部がはさまれるように、3個のサブ部が構成されることに注意されたい。実際的見地からは、別のフィルターのサブ部と比較して、フィルターは少なくとも1個の低い側のサブ部と高い側のサブ部を有するように、3個のサブ部が配置されることを意味する。例えば、図14では、右チャンネル映写フィルターの青の通過帯域は、左チャンネル映写フィルターの青の通過帯域の両側に位置している。そのような交互配置は、通過帯域を3個以上のサブ部に分割する実施例を含む様々な実施例中で好ましくは維持される。理論上、どんな通過帯域も分割されるサブ部の数に制限がないが、費用および別の要因のために、収穫逓減の点に速く到達する。そして青と緑の各々について3個のサブ部で、赤について2個のサブ部が、合理的な費用を有しながら最も大きな成果を有するように見える。改善された部品及び/又は部品の割引料金によって、異なる経済分析に帰着してもよい。また、赤についての追加のサブ部を含む4個、5個又はこれを超える数のサブ部が、色空間を増加するような追加の増加分のために正当化される。そのような増加分の改善は、高額物件設備市場における経済の傾向と費用モデルの下で正当化される。

0072

図15は、上述された本発明のフィルター用色空間図を示す。図15に示すように、左チャンネル映写フィルター色空間と右チャンネル映写フィルター色空間の交差(すなわち製品)は、従来のスペクトル分離で生じるよりも、色空間1200(図12)とより近く適合する色空間が得られる。色空間のある部分は減少し、また、色空間の別の部分は増加する。色空間のある領域は減少するが、減少した領域は視聴者にとってそれほど重要ではない。視聴者がより敏感な色空間の領域は、従来のスペクトル分離との対比において本発明により著しい収益を得た。

0073

改善された色空間を提供するノッチは、左右の目(または左右チャンネル)分離に影響を及ぼさないので、映写画像を見るために使用される眼鏡は、映写フィルターほど複雑である必要がない。したがって、眼鏡の視聴フィルターではノッチを再現する必要はない(映写フィルターは視聴フィルターより多くの帯域を有し、したがって視聴フィルターよりもっと複雑である)。図16に図示するように、眼鏡の右接眼レンズ(eye lens)が有する一構成として、約430〜440nm(青帯域の部分)、484〜528nm(青帯域の部分と緑帯域の部分)、568〜623(緑帯域の部分と赤帯域)の通過帯域波長を備えたフィルターがある。これは、右チャンネル映写フィルターの通過帯域を包含する。眼鏡の左接眼レンズは、左チャンネル映写フィルターの通過帯域を包含する455〜471(青)、539〜555nm(緑)および634〜700nm(赤)の通過帯域波長を備えたフィルターを有する。青の開始波長より下の波長(およそ430nm)と赤の波長の終端を越えた波長(およそ700nm)は、可視スペクトルを越えており、通過帯域に含まれてもよく、また除外されてもよい。以前に記述されたように、(左右のチャンネル交換を含んで)別の順列が存在する。しかし、眼鏡の左右の接眼レンズは、左右のチャンネル映写フィルターの順列を包含するか適合する、対応する順列を含んでいる。

0074

映写機色空間や白色点のような他の要因と共に、眼鏡を通して見られた最終画像は、映写フィルターと視聴フィルター(例えば画像を見るために使用される眼鏡のフィルター)の生成物である。記述された実施例では、受入フィルターでのノッチは少なく、一般に少なくともある通過帯域についてより多くの波長を包含するので、受入フィルターでは通過帯域設計までは要求していない。眼鏡によって演じられる重要な役割は、映写フィルター用に記述されるような各画像内の特定の帯域ではなく、全体の及び映写された全画像の分離である。

0075

目への全体応答(色空間と白色点)は、映写フィルターのスペクトル応答、眼鏡のレンズ/フィルター、および基本のDシネマ映写機応答(左右のチャンネル映写フィルターのないDシネマ映写機の色空間と白色点)の生成物である。しかしながら、色空間は、黄色と青緑色の帯域中で通過帯域とノッチの位置によってほとんど定義されている。したがって、全体応答は、ほとんど映写フィルターの関数である(眼鏡はノッチを必要とせず、好ましくは、ノッチを有しないからである)。

0076

一つには、眼鏡フィルター(または視聴フィルター)の複雑さが低いために、眼鏡フィルターは映写フィルターと比較して製作することは比較的高価ではない。眼鏡フィルターが視聴者(一般大衆を含む)によって着用された1対の眼鏡として一般に具体化されるので、これは利益である。また、映写フィルターを含む映写機設備が、一般により安全で安定した環境中で維持されるのに対して、眼鏡フィルターは充分な手入れを受けることが少ない。さらに、眼鏡は、映写フィルターより一般に多く購入される。

0077

映写フィルターと比較して眼鏡フィルター(または視聴フィルター)の異なる複雑さの別の態様は、それらが非対称のフィルターシステムを形成することである。すなわち、視聴フィルターおよび同じチャンネルのこれに対応する映写フィルターは、各々帯域幅及び/又は通過帯域の数において対称ではない。視聴フィルターの通過帯域は、また完全に映写フィルターの通過帯域を包含してもよい(また、ある実施例では、視聴フィルターについて青方偏移を関連づけた視角を考慮するため、映写フィルターの通過帯域は視聴フィルターの通過帯域に関連して青方偏移する)。映写フィルターが視聴フィルターの通過帯域によって完全に包含されるかどうかにかかわらず、好ましくは視聴フィルターと映写フィルターの通過帯域が異なる。したがって、好ましい結果は非対称フィルターシステムである。

0078

本発明を説明するのに使用される特別の映写フィルター応答では、青の映写機カラーバンドと緑の映写機カラーバンドについて3分割を使用する。赤の帯域は2個に分割される(右チャンネルのための1個と、左チャンネルのための1個)。追加の分割は増加した色空間のために利用されるが、しかし、フィルターの追加費用を発生する。視覚の通過帯域の注意深い選択によって、オリジナルのフィルターされない映写機の色空間と白色点に対して厳密に適合することができる。眼鏡のデザインでは、従来のスペクトル分離設計と同じ複雑さであるが、しかし左右のチャンネルで映写された画像間のクロストークを最小限にするために適切な選択性を提供する。

0079

図17Aは、本発明の実施例による映写系1700のブロックダイヤグラムである。映写系1700は、3D画像(左チャンネル画像と右チャンネル画像)をスペクトル分離して、眼鏡1715で見るために映写フィルター1730と映写レンズ1720を経由してスクリーン1710の上に映写するデジタル映画映写機1705を有する。眼鏡1715は、例えば、眼鏡の各レンズ上のコーティングとして配置されたスペクトル分離するフィルターを有する。ここで、右のレンズは、右チャンネルフィルターの通過帯域と一致するか包含するフィルターを含み、左のレンズは、左チャンネルフィルターの通過帯域と一致するか包含するフィルターを含む。(左チャンネル画像と右チャンネル画像の各々は、対応する眼鏡の左又は右の接眼レンズ/フィルターを経由して、視聴者の対応する左目か右目によって見られるように意図される)。眼鏡1715と映写系1700は、例えば、発明者をリチャード他とし、発明の名称成形された眼鏡と3D画像を視聴するための方法とシステム』(METHODAND SYSTEMFOR SHAPED GLASSESAND VIEWING 3DIMAGES)、米国特許出願番号11/801,574、2007年5月9日出願に記載された、機構、システム、又は装置のうちの任意のものを含んでいる。この出願の内容は、あたかも特に説明したかのように、参照によってここに組込まれる。

0080

映写機1705は、サーバー1780から予測のための画像データを受け取る。3Dコンテンツは、例えばディスクドライブ1740からサーバー1780に提供される。あるいは、3Dコンテンツは例えば画像倉庫スタジオ1750からネットワーク1755の安全なリンクを経由して映写機1705に送信されてもよい。例えば劇場でのグローブ周り、17601…1760nのような、多数の別の映写機が、同様のネットワークあるいは無線ネットワーク、衛星送信、高品質放送電波(例えば高解像度やよりよい放送)を含む別の電子接続又は無線接続により供給する。

0081

サーバー1780は、画像映写に先立って映写機によって再生される色の数学的な変換を行なう色補正モジュール1775を含んでいる。数学的な変換は、左右のチャンネルの各々の画像データを利用し、また画像データを対応する左右のチャンネルフィルターの原色か通過帯域と適合するパラメーター転換する。数学的な変換(すなわち色補正)は、各画像の色相を調整し、利用可能な色空間を最大化し、映写機1705の色空間と白色点をできるだけ緊密に適合させる。従来のスペクトル分離と比較する場合、本発明を使用する場合に必要とされる色補正の量は著しく低減される。

0082

3Dコンテンツを矯正した色は、映写機1705に送信される。3Dコンテンツは、眼鏡1715を通して視聴者に見られた時、それらが単一の3D画像に融合するような、充分に早い速度で切り替えられる、左右のチャンネル画像を含んでいる。映写系の光学通路中のある点では、本発明によるフィルターが利用される。例えば、フィルターホイール1730は発光源に近い光学通路中の点に置かれる。図17Bは、フィルターホイールの実例となる具体例を提供するもので、正面図、側面図および斜視図を示す。適切な物理的な寸法と典型的なフィルターホイール1730の特性の仕様書では、次の事項を例えば含んでいる:外径(OD)1732は、125.00mm+/−0.15mm、内部の穴1734の内径(ID)は15.08mm+/−0.04mm(すなわち、偏心は0.075mm以下)、厚みは1.00mm−1.20mm。典型的なフィルターホイールは例えば、次の材料を含んでいる:Borofloat(SCHOTT社製のフロートガラスFloat glassの商標)あるいは融解石英モノリシックフィルター(Monolithic Filter)、2個のセクション(例えばTYPEAが第1のチャンネルフィルター、TYPEBが第2のチャンネルフィルター)、最大値3mmの未定義遷移(Undefined Transition)、開放口(Clear Aperture):外径から1mm、内径から10mm、表面品質:80−50、ここでスクラッチ数(Scratch Number)はミクロンで測定した幅、縁の仕上げ(Edge Finish):製造されたまま、チップの縁(Edge Chips):1mm以下。すべての上記仕様書は典型的なものであり、材料、寸法及び/又は構造技術等の別の組合せを用いて良い。あるいは、電子的に切り替えられるフィルター1725は、映写レンズ1720の後に、例えば置かれる。

0083

制御装置1735は、フィルター1730と映写されている画像の間の同期を維持する信号を提供する。例えば、左チャンネル画像が映写されている場合、本発明による左チャンネルフィルターの機能はアクティブであり、右チャンネル画像が映写されている場合、本発明による右チャンネルフィルターの機能はアクティブである。電子的スイッチングフィルターの場合、制御装置の信号は左右の画像映写に同期して左右の右チャンネルフィルターの間で切り替える。フィルターホイール実施例では、例えば、制御装置は、左右のチャンネル画像の間及び左右のチャンネルフィルターの間で、それぞれの回転速度と同時発生を維持する。眼鏡1710を通して見られる混合された画像には、フィルター1730のない映写機1705の色空間と白色点に対して厳密に適合する色空間と白色点がある。

0084

本発明は、左右のチャンネル映写フィルターがその上に配置されたフィルターホイールが、映写機の発光源と統合されたロッドとの間で、映写機の内部に置かれた、実施例を含んでいる。この配置の長所は、残りの光学部品を通過する光量が減少して、敏感なエレクトロニクスや別の部品(例えばDLP、LCOS、あるいは映写機中の別の光プロセッサ光弁)に過負荷をかけない点である。しかし、映写機がシステムとして存在する場合の光量は、映写フィルターがさらに下流の場所に置かれる場合の実施例と等価である。あるいは、統合ロッドや別の下流部品に危害を及ぼさずに、増加した出力を得られるように、発光源のパワーが増加する場合がある。

0085

フィルターの上述された配置のさらなる長所は、光斑(light patch)の大部分の別の点よりもフィルターが小さくなり、大きなフィルターと比較してコストが低減されることである。また、フィルタリングの後に形成された画像は、一般に画像が形成された後でフィルターされたものより鋭いことが見出される点である。

0086

一実施例では、映写フィルターは、ホイールのおよそ半分は本発明の左チャンネルフィルターのフィルター特性を有し、ホイールのおよそ半分は本発明の右チャンネルフィルターのフィルター特性を有する、フィルターホイールである。表1は、左チャンネルフィルター部および右チャンネルフィルター部があるマルチバンドフィルター用の典型的なフィルターホイール仕様書を明示する。表1に示されるデルタ値は、バンド縁の傾斜(急勾配)を指定する。T50値は、光透過率が50%である場合の、バンド縁での波長を指定する。帯域通過波長では、透過率は少なくとも90%である。また、帯域阻止波長では、透過率は0.5%未満である。例えば、ホイールは、発光源と統合ロッドと間でDシネマ映写機(例えば映写機705)に実装するのに好適な約125mmの直径を有する径を有する。

0087

上記の典型的な仕様書は、上記の引用されたリチャーズらの特許出願と一致している、いくらかの前青方偏移を含んでいる。しかしながら、青方偏移や別の機能の介在物は必須ではない。

0088

表2は、適合する視聴フィルター(または、映写フィルターの通過帯域を包含すると共に少量の赤方偏移を含む)の典型的な組を明示する。フィルターは、左チャンネル(または左接眼レンズ)用のマルチバンドフィルターおよび右チャンネル(または右接眼レンズ)用のマルチバンドフィルターを含んでいる。デルタ値は、バンド縁の傾斜(急勾配)を指定する。T50値は、光透過率が50%である場合の、バンド縁での波長を指定する。帯域通過波長では、透過率は少なくとも90%である。また、帯域阻止波長では、透過率は0.5%未満である。これらのフィルターは例えば、眼鏡1715の左右のレンズ上に置かれる。

0089

図18は、本発明の実施例による2台のプロジェクタ装置1800の固定フィルター配置の図面である。左右のチャンネル画像は、サーバー1880によって、ディスクドライブ1840上で保存された(あるいは適切なネットワークか伝達受信から受け取られた)データに由来するか、デコードされるか、検索されるか、再構成される。上述される色補正も適用されてもよい(図示せず)。

0090

次に、デコードされ、色補正された(適用可能な場合)左右のチャンネル画像は、眼鏡1715を通して見るために、左右のチャンネル映写機1805A、1805Bからスクリーン1810上に同時に映写される。上述される通過帯域特性を有する右チャンネルフィルター1820Aは、映写された右チャンネル画像をフィルターするために使用される。上述される通過帯域特性を有する左チャンネルフィルター1820Bは、映写された左チャンネル画像をフィルターするために使用される。例えば、右と左のチャンネルフィルターは固定フィルター(例えば時間とともに変化しない特性を備えたフィルター)で、所望の左か右のチャンネルフィルター特性のための通過帯域を生成するために適切な層で覆われた、透明な基板(例えばガラス)から構成される。固定フィルターは光学通路中の任意の点で映写機の内部に位置してもよいし、あるいは図18に示されるような映写レンズを過ぎた映写機の外部で位置してもよい。

0091

本発明は青と緑の波長における通過帯域の数を増加させることにより(また、青と緑の通過帯域を左右のチャンネルの間にはさんで)、色空間を増加させるものとして、主に説明されたが、本発明は、特にここに記述されるのと同じ波長中又は同数の通過帯域の数を増加させることに制限されるべきではなく、映写フィルターによって通過することができる任意の波長で増加した通過帯域のどんな数も含んでいると解するべきである。例えば本来の青を3個のサブ部へ分割する(一方のチャンネルに2個のサブ部、および他方のチャンネルに1個のサブ部)代わりに;本来の青を4個又はそれを超えるサブ部へ分割する(例えば、一方のチャンネルに3個のサブ部、および他方のチャンネルに2個のサブ部)。さらに、ここに記述されるサブ部の分割は利用可能な波長のどれでも行なわれ、したがって、赤い波長へ拡張できる。しかし、さらに進んで、上記の議論は青の帯域と緑の帯域における追加のサブ部が、同じチャンネルに設けられることが必要であるとの実施に限定するものではない。何故なら、第1のチャンネルの青に2個のサブ部を有し、第2のチャンネルの青に1個のサブ部を有し、第2のチャンネルの緑に2個のサブ部を有し、第1チャンネルの緑に1個のサブ部を有することで、発明を実施できるからである。追加のサブ部が任意のカラーバンドと任意のチャンネルにあってもよい場合、同じことは、また論理上3個以上のサブ部を備えた実施例まで及ぶ。

0092

さらに別の例で、50mmの曲率半径がある湾曲ガラスレンズに関する記述は典型例であり、半径を無限大(眼鏡を水平に作るか、本質的に平面にする)に向かって拡張しない限り、別の半径でも利用できる。例えば、半径40mmや半径80mm、さらにもっと(例えば200mmに至るまで)適切な代案を提供でき、記述された50mmの曲率半径の利点が承諾しがたいほど損なわれることはない。最適に湾曲したレンズの利点を本質的に損ないすぎずに、大きな曲率のレンズを被覆することの困難さとコストの容認できるトレードオフを表わすものとして、一実施例では、メガネレンズの曲率半径は90mm(或いは約90mm)である。

0093

本発明の様々な制限をしないで典型的な実施例がここでは記述される。例えば、スペクトル的に補色のフィルターを備えた非平面基板(例えば、非平面レンズ)により視聴眼鏡が構成されていることを含む(あるいは、フィルターは、第1のチャンネルのフィルターが第1チャンネルの明帯を通過し、第2のチャンネルの明帯を阻止するような2個のチャンネルに対する。そして、逆もまた同様である)。視聴眼鏡は、例えば、第1のスペクトルフィルターがある第1のレンズと、第1のスペクトルフィルターと相補的な第2のスペクトルフィルターがある第2のレンズ、およびレンズを通して垂直な角度以外で画像を見る場合に、生じる波長シフトを低減するように各々湾曲している第1と第2のレンズを備えている。様々な実施例では、各レンズの湾曲面は、例えば、視聴者のひとみを中心とする半径、視聴者のひとみの後ろを中心とする半径、多数の半径、予め定義された数学上の関数や規定の曲率を有する非球形形状筒状体で構成される。一実施例では、スペクトルフィルターはレンズ上の場所によって厚みが変化している。別の実施例では、スペクトルフィルターは複数の誘電体層を含む。また、誘電体層はレンズの縁に向かって層の厚さが増加している。

0094

別の実施例では、本発明は非平面基板とスペクトル的に補色のフィルターで構成された視聴フィルターを構成する。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターの少なくとも1つは、例えば、異なる色彩の2つの明帯を通過するように構成された単一の通過帯域を含む。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターの少なくとも1つは、光の2つの異なる色彩を通るように構成された単一の通過帯域を含む。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは3Dディスプレイを見るために構成される。3Dディスプレイは、例えば、映写スクリーンから反射光を含んでいる。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは、例えば、一組の主要な通過帯域がある第1のフィルターであって、緑の明帯と赤い明帯の両方を通過するように構成された第1の通過帯域と、青の明帯と緑の明帯の両方を通過するように構成された第2の通過帯域を備える。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは、緑の明帯と赤の明帯の両方を通過するように構成された通過帯域を含む主要な通過帯域の第1の組を有する第1のフィルター、および青の明帯と緑の明帯の両方を通過するように構成された通過帯域を含む主要な通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターを備える。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは、一組の3個以上の原色明帯を通過するように構成された一組の3個の通過帯域を有する第1のフィルターを備える。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは、主要な明帯の第1の組を通過するように構成された通過帯域の第1の組を有する第1のフィルター、および主要な明帯の第2の組を通過するように構成された通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターを備える。ここで、主要な明帯の第1の組は、主要な明帯の第2の組に対して相互排他的である。さらに、通過帯域の第1の組および通過帯域の第2の組は、例えば、視聴フィルターを通して見られた時に主要な明帯間の分離を維持し、かつ視聴フィルターを通して主要な明帯の視角のために生じた青方偏移を補うために、計算された幅を有する保護帯域によって分離されてもよい。一実施例では、通過帯域の少なくとも1個は、少なくとも主要な明帯の2個を包含する。

0095

別の実施例では、本発明の視聴眼鏡のスペクトル分離は、第1のスペクトルフィルターを含む第1のレンズ、および第1スペクトルフィルターと補色の第2のスペクトルフィルターを含む第2のレンズを備える。ここで、第1のスペクトルフィルターおよび第2のスペクトルフィルターは、スペクトルフィルターのスペクトルの隣接した部分の間に少なくとも1つの保護帯域を有する。また、保護帯域の帯域幅は、レンズを通してある角度でスペクトル的に分離された画像の部分を見る場合に生じる青方偏移の量に基づいて計算される。一実施例では、保護帯域には眼鏡を通して見た時に、スペクトル的に分離された画像のクロストークを低減するのに十分な帯域幅がある。保護帯域は、例えば、スペクトルフィルターの隣接した部分の交差点の波長の約2%以上である。

0096

別の実施例では、本発明のスペクトル分離の視聴システムでは、第1のスペクトルフィルターを有する第1のレンズと、第1のスペクトルフィルターと補色の第2のスペクトルフィルターを有する第2のレンズとを備える視聴眼鏡を含む。ここで、スペクトルフィルターは、第1と第2のレンズのスペクトルの隣接した部分の間に保護帯域を含んでいる。また、平面レンズと比較する時、レンズの縁での光の入射角が垂直により接近するような曲率をレンズが有するように構成される。レンズの曲率は、例えば球状である。一実施例では、スペクトルフィルターはレンズ全体にわたって一様ではない。様々な別の実施例では、視聴システムは、例えば、第1と第2のスペクトル的に分離した画像を映写するように構成された映写系をさらに有しており、第1と第2のスペクトル的に分離された画像は各々視聴眼鏡のスペクトルフィルターを通してそれぞれ見られる。視聴システムは、例えば、複数の対の前記視聴眼鏡をさらに有しており、視聴眼鏡の各対が映画館視聴者内の個々の視聴者に割り当てられて、第1と第2のフィルターが各対の眼鏡のレンズに配置される。

0097

さらに別の実施例では、本発明は次の工程を含む方法を含む;表示スクリーン上へ第1と第2のスペクトル分離された画像を映写する工程;第1のスペクトル分離された画像に用いるために設計された第1のスペクトルフィルターを有する第1のレンズと、第2のスペクトル分離された画像に用いるために設計された第2のスペクトルフィルターを有する第2のレンズとを備える1対の眼鏡によって映写画像を見る工程;ここで、スペクトルフィルターはレンズを通る視角に依存する波長シフト効果の量を有するように構成される。一実施例では、第1と第2のスペクトルフィルターのスペクトルの隣接部分は、中央の視聴場所から計算された帯域幅を有する保護帯域によって分離され、表示スクリーンの縁からの垂直な視聴に関してクロストークを除去するのに十分である。さらに別の実施例では、スペクトルフィルターは、第1と第2のフィルター中の隣接したスペクトルの異なる組を各々分離する複数の保護帯域を含む。また、各保護帯域の帯域幅は、表示スクリーンの縁に対する視角と隣接したスペクトルの交差波長の関数に基づいて決定される。表示スクリーンは、例えば、映画スクリーンである。

0098

さらに別の実施例において、本発明の3D視聴システムであって、スペクトル分離された画像を映写する手段と、異なる視覚のチャンネルを通してスペクトル分離された画像を見るための手段と、画像の部分への視角のために生じる波長シフトを補償する手段とを備える。一実施例では、補償する手段は、例えば、視角に基づいて行なわれたスペクトルフィルタリングの量を調整する手段を有する。別の実施例では、補償する手段は、例えば、スペクトル分離された画像を映写するのに用いられる映写フィルターと、スペクトル分離された画像を見るために使用される目フィルターとの間の波長不一致を生成する手段を備えている。ここで、当該不一致は、非垂直な角度で目フィルター上に光が入射するために目フィルターに生じる波長シフトの量を補う。

0099

さらに別の実施例では、本発明の視聴システムであって、眼鏡の左右の湾曲レンズにそれぞれ配置された一対の左右のスペクトル的に補色のフィルターを備える成形眼鏡と、左右の補色のフィルターを通して見られるようにそれぞれ構成された左右の画像をスペクトル分離して表示するように構成されたディスプレイシステムとを備える。ここで、スペクトル分離された画像はそれぞれ、少なくともその対応するフィルターの1個の通過帯域にほぼ匹敵する少なくとも1個の明帯幅を有する。ディスプレイシステムは、例えば、予め定義した量の前青方偏移を備えた、スペクトル分離された左右の画像を表示するように構成された映写機をさらに含む。一実施例では、スペクトル的に補色のフィルターは、スペクトル的に補色のフィルターの隣接したスペクトルの間に保護帯域を有する。視聴システム用の成形された眼鏡は、例えば、スペクトルに補色の画像の色に移動した映写を見るために利用される。一実施例では、視聴システム用の成形された眼鏡はフレームこめかみと、レンズ間の調整可能な二面角を実装して屈曲するように設計されたブリッジを有する。可撓性による二面角変更の量は例えば約5度である。

0100

さらに別の実施例では、本発明は、視聴者メンバーに形成された眼鏡を配布する工程と;視聴者メンバーの視界内の表示スクリーンに第1と第2のスペクトル的と補色の画像を映写する工程とを備える方法である。ここで、形成された眼鏡は、第1と第2のスペクトル的と補色の補色フィルターがそれぞれその上に配置された第1と第2のレンズを有する。第1と第2のスペクトル的に相補的な補色フィルターは、映写された第1と第2のスペクトル的に相補的な画像とそれぞれ帯域幅に対応する。一実施例では、第1のスペクトル的に補色のフィルターに関連する帯域幅は、映写の第1チャンネルの色を通過させ、映写の第2チャンネルの色を阻止すると共に、第2のスペクトル的に補色のフィルターに関連する帯域幅は、映写の第2チャンネルの色を通過させ、映写の第1チャンネルの色を阻止する。

0101

さらに別の実施例では、本発明は、その上に視覚的上演を記憶する記憶メディアを備える。当該記憶メディアは、表示装置に結合したメディアプレイヤーにロードされた時、メディアプレイヤーに対して表示装置に表示するための視覚的上演を送信させる。ここで、視覚的上演は、湾曲したスペクトル分離されたフィルターを使用して、独立した視覚のチャンネルを通してそれぞれ見られるように構成された、スペクトル分離された画像を有する。記憶メディアは、例えば、湾曲したスペクトル分離されたフィルターが配置される湾曲したレンズを有する少なくとも1対の眼鏡と共に、販売前に包装される。スペクトル分離された画像は、例えば、フィルターを使用して表示装置によって表示されるが、この画像は、湾曲したスペクトル分離されたフィルターの垂直な視角の場合に生じるフィルタリングと比較して青方偏移している。スペクトル的に分離された画像は、例えば、映写画像と映写画像を見るために使用されるフィルターの特性との間のスペクトルの不一致を補うように構成された保護帯域によって分離される。画像を見る場合に、前青方偏移、湾曲したレンズおよび保護帯域の組合せによって、クロストークが有効に除去される。

0102

さらに別の実施例では、本発明は、例えば、3D画像を視聴するためのシステムであって、受信電子装置にネットワーク経由で3Dコンテンツを配給し、表示装置に3Dコンテンツを映写することを備えている。ここで、3Dコンテンツは、形成された眼鏡で見られることを意図したスペクトル的と補色の画像を含む。受信電子装置は、例えば、映画館にある表示システムを含む。一実施例では、映写された3Dコンテンツは、所定量の青方偏移と共に映写される。

0103

さらに別の実施例では、本発明は、スクリーンに左右のフィルターされた画像を映写する工程と、スクリーン上の表示に先立って画像に対応する各々のスペクトル的に特有の特性で左右の画像をフィルターする工程を備える3D画像を表示する方法である。ここで、フィルタリングは、視聴者がスクリーンを見る場合に生じる波長シフトを補うように構成された量を移動させる特性があるフィルターで行なわれる。波長シフトは、例えば、視角のために生じる青方偏移を含む(それらは、例えば、画像を見るのに使用する目フィルターの特性により生じる青方偏移、あるいは別の例として、垂直以外の角度でフィルターされた視聴眼鏡を通して任意の画像を見る場合に、フィルターされた視聴眼鏡に生じる青方偏移である)。画像に対応するスペクトル的に特有の特性は、例えば、右画像に対応する一組の波長と左画像に対応する波長の補色の組を含む。

0104

さらに別の実施例では、本発明は、主要な通過帯域の第1の組を有する第1のフィルターと、主要な通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターを備える映写フィルターである。ここで、第1の組の主要な通過帯域は、第2のフィルターとは異なる数の主要な通過帯域を有する。一実施例では、第1のフィルターは例えば、少なくとも2個の青い主要な通過帯域を有し、第2のフィルターでは少なくとも1個の青い主要な通過帯域を有する。別の実施例では、第1のフィルターは例えば、少なくとも2個の緑の主要な通過帯域を有し、第2のフィルターは少なくとも1個の緑を主要な通過帯域を有する。別の実施例では、第1のフィルターは例えば、2個の青い原色と2個の緑の原色を有し、第2のフィルターは1個の青い原色と2個の緑の原色を有する。別の実施例では、第1のフィルターは、例えば、約400〜440nm、484〜498nm、514〜528nm、567〜581nmおよび610〜623nmの通過帯域波長を有する。第2のフィルターには例えば、およそ455〜471nm、539〜556nmおよび634〜700nmの通過帯域波長がある。通過帯域波長仕様書には、例えばほぼ±5nmの許容範囲がある。一実施例では、第1のフィルターの主要な通過帯域は、第2のフィルターで通過される波長を除外する。一実施例では、フィルターの主要な通過帯域は映写機の色空間の複製を最大化するために選択されている。映写機色空間は例えばDシネマ映写機の色空間である。一実施例では、映写フィルターは、画像同期信号によって第1と第2のフィルターの間で切り替わる、電子的に切り替え可能なフィルターである。

0105

さらに別の実施例中で、本発明は、スペクトル分離された3D画像の映写系であって、ビューアーによる表示のための左右のチャンネル画像を映写するように構成された映写系と、左チャンネルフィルターと右チャンネルフィルターを有する映写系の少なくとも1個の光路に置かれたフィルターを備えている。ここで、左右のチャンネルフィルターの少なくとも1個は3個以上の主要な通過帯域を有する。一実施例では、左右のチャンネルフィルターのうちの1個は青の波長に少なくとも2個の主要な通過帯域を有する。一実施例では、左右のチャンネルフィルターのうちの1個は緑の波長に少なくとも2個の主要な通過帯域を有する。一実施例では、左右の目チャンネルフィルターのうちの1個は青の波長に少なくとも2個の主要な通過帯域を有しており、緑の波長に少なくとも2個の主要な通過帯域を有する。一実施例では、フィルターの主要な通過帯域は映写系によって映写された画像中の映写系の色空間の複製を最大化するように選択されている。一実施例では、映写系は、フィルターの色空間による映写系によって映写された色補正された画像を構成するような色補正モジュールをさらに有する。あるいは、色補正モジュールはフィルターによって通過された光の色空間に基づいて色補正された画像を構成する。

0106

さらに別の実施例では、本発明は、青の映写機主要部を3個のサブ部へ、緑の映写機主要部を3個のサブ部へ、および赤の映写機主要部を2個のサブ部へ分割するように構成された、一組の映写機スペクトル分離フィルターを備える。一方のフィルターは、例えば、青に2個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤に1個の単一の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青に1個の通過帯域を有し、緑に1個の通過帯域を有し、赤の中の1個の通過帯域を有している。別の実施例では、一方のフィルターは、例えば、青に2個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青にただ1個の通過帯域を有し、緑にただ1個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。別の実施例では、一方のフィルターは、例えば、青に2個の通過帯域を有し、緑に1個の通過帯域を有し、赤に1個の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青に1個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤の中の1個の通過帯域を有している。別の実施例では、一方のフィルターは、例えば、青に2個の通過帯域を有し、緑にただ1個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青にただ1個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。また、一方のフィルターは、例えば、青に1個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤に1個の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青に2個の通過帯域を有し、緑に1個の通過帯域を有し、赤の中の1個の通過帯域を有している。別の実施例では、一方のフィルターは、例えば、青にただ1個の通過帯域を有し、緑に2個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。また、他方のフィルターは、青に2個の通過帯域を有し、緑にただ1個の通過帯域を有し、赤にただ1個の通過帯域を有している。一実施例では、サブ部通過帯域はフィルターされないDシネマ映写機の原色空間と白色点への本質的な適合を達成するために設けられる。

0107

さらに別の実施例では、本発明は、例えば、一組のカラーフィルターであって、原色通過帯域の第1の組を有する第1のフィルター、原色通過帯域の第1の組と比較して、異なる波長の原色通過帯域の第2の組を有する第2のフィルターを含み、ここで、第1のフィルターは少なくとも1個のカラーバンドに1個以上原色を有することを特徴とする。フィルターセットは、電子的に切り替え可能なフィルターセットとして、例えば具体化される。一実施例では、カラーフィルターセットは3D映写系の部分である。また、第1と第2のフィルターの主要な通過帯域は、第1と第2のフィルターのない3D映写系の色空間の複製を最大化するように選択されている。

0108

さらに別の実施例では、本発明は、例えば、左画像と右画像を構成する3D画像の準備をする工程と、左チャンネルフィルターで左画像をフィルターする工程と、右チャンネルフィルターで右画像のフィルターする工程と、スクリーンの上へ左右のフィルターされた画像を映写する工程とで構成される方法である。ここで左右のチャンネルフィルターの少なくとも一方には、3個以上の主要な通過帯域がある。左右のチャンネルフィルターの少なくとも一方には、例えば、青い波長中の2個の主要な通過帯域と緑色波長で2個の主要な通過帯域を含む。一実施例では、本方法は、例えば、右チャンネルフィルターと左チャンネルフィルターの通過帯域を各々除外する通過帯域を有する、左右の視聴フィルターを経た3D画像を映写する工程をさらに有する。別の実施例では、本方法は、例えば、3D画像の左右のチャンネル画像を映写すると共に、同時に左右のチャンネルフィルターを切り替える工程をさらに有する。

0109

さらに別の実施例では、本発明は、例えば、映写フィルターと視聴フィルターを有する第1の非対称フィルターセットを備える3Dの視聴システムを含む。一実施例では、3D視聴システムは、さらに例えば、第2の非対称フィルターセットを有し、ここで、第1の非対称フィルターセットがシステムの光学通路中に位置し、システムの第1のチャンネルの波長を通過するように構成され、第2の非対称フィルターセットがシステムの第2のチャンネルの波長を通過するように構成される。別の実施例では、視聴フィルターは、映写フィルターの通過帯域を包含する通過帯域を含んでいる。さらに別の実施例では、視聴フィルターは、例えば、ほぼ映写フィルターの通過帯域を包含する通過帯域を含んでいる;また、映写フィルターの通過帯域は、視聴フィルターの通過帯域と比較して青方偏移している。

0110

さらに別の実施例では、本発明は、第1の組の光学通過帯域(optical passband)を有する第1の組のフィルターと、第1の組の光学通過帯域と異なる第2の組の光学通過帯域を有すると共に、第1の組の光学通過帯域を包含する第2の組の光学通過帯域を有する第2の組のフィルターで構成された非対称のフィルターシステムを備える。1つの実施例では、第1の組のフィルターは、第2の組のフィルターに関して光学通路において上流である。別の実施例では、第1の組のフィルターは映写フィルターを構成し、第2の組のフィルターは視聴フィルターを構成する。別の実施例では、第1の組の光学通過帯域は、光学通過帯域の右チャンネル組と、光学通過帯域の右チャンネル組の何れの部分も除外してある光学通過帯域の左チャンネル組を備える。別の実施例では、第2の組の光学通過帯域は、光学通過帯域の左チャンネル組と、光学通過帯域の左チャンネル組の何れの部分も除外してある視覚の通過帯域の右チャンネル組を備える。

0111

さらに別の実施例では、本発明は、左右のレンズがそれぞれ左右の視聴フィルターを有する一組の3D視聴眼鏡を、映画館視聴者に対して提供する工程と、左右の映写フィルターを用いて、表示スクリーンに左右の画像を映写する工程を有するもので、ここで、左の映写フィルターと左の視聴フィルターが第1の非対称のフィルターセットを構成し、右の映写フィルターと右の視聴フィルターが第2の非対称のフィルターセットを構成する。一実施例では、視聴フィルター中の通過帯域の全個数は、映写フィルター中の通過帯域の全個数より少ない。一実施例では、映写フィルターは、青の光波長を少なくとも3個の青いサブ部に分割し、緑の波長を少なくとも2個の緑のサブ部に分割する通過帯域を含む。一実施例では、非対称のフィルターセットのうちの1個の視聴フィルターは、青のサブ部中の最長波長と、緑のサブ部の波長を包含する通過帯域を含む。一実施例では、映写機フィルターは、緑の光波長を少なくとも3個のサブ部に分割し、赤の光を少なくとも2個の赤いサブ部に分割する通過帯域を含む。また、非対称のフィルターセットのうちの1つの中の視聴フィルターは、緑のサブ部中の最長波長と、赤のサブ部の波長を包含する通過帯域を含む。一実施例では、映写機フィルターは、通過帯域について、青の波長を少なくとも3個のサブ部に分割し、緑の波長を少なくとも3個のサブ部に分割し、また、非対称のフィルターセットのうちの1個の視聴フィルターは、青のサブ部中の最長波長と、緑のサブ部の最短波長を包含する通過帯域を含む。一実施例では、映写機フィルタは、緑の波長を少なくとも3個のサブ部に分割し、赤の波長を少なくとも3個のサブ部に分割する通過帯域を含む。また、非対称のフィルターセットのうちの1個の視聴フィルターは、緑のサブ部中の最長波長と、赤のサブ部の最短波長を包含する通過帯域を含む。一実施例では、各視聴フィルターは、青の波長を含む1つの通過帯域、緑の波長を含む1つの通過帯域、および赤の波長を含む1つの通過帯域をそれぞれ排他的に有する3個の通過帯域を含む。一実施例では、映写機フィルターは、青と緑の波長に3個の通過帯域を含み、赤の波長に2個の通過帯域を含む。一実施例では、視聴フィルタは各々が排他的な3個の通過帯域を有しており、青の波長に1個の通過帯域、緑の波長に1個の通過帯域、赤の波長に1個の通過帯域を有する。他の典型的な実施例は現在の開示の全体にわたって提供されている。

0112

さらに別の実施例では、本発明は、スペクトル分離された3D視聴システムのアイウエア装置にフィルターを設定可能に構成されたものであって、一組の通過帯域と阻止帯域によって、光を通過するように構成され、ここで、通過帯域の少なくとも1個は光の2つの異なる色の通過帯域ができ、阻止帯域は前記2個の異なる色の各々の少なくとも1個の光の帯域の光を阻止するように構成される。一実施例では、光の2つの異なる色の通過帯域を可能とする通過帯域は、第3の色の光を通さない。一実施例では、光の2つの異なる色の帯域がノッチによって分離される。ノッチは、例えば光透過用の3D視聴システムによって利用されないバンド(ノッチ帯域)である。一実施例では、例えば、光の2つの異なる色の帯域と比較して、ノッチバンドは比較的狭い。別の実施例では、ノッチバンドの帯域幅は、光の2つの異なる色の帯域の少なくとも1個の帯域幅と同じ程度である。一実施例では、ノッチバンドは、光の2つの異なる色の第1の波長から光の2つの異なる色の第2の波長までの遷移を包含する。一実施例では、光の2つの異なる色は青の光と緑の光を構成し、第3の光は赤を含む。一実施例では、光の2つの異なる色は赤の光と緑の光を構成し、第3の光は青を含む。一実施例では、フィルターは湾曲した基板に配置される。一実施例では、フィルターは半径約90mmを有する湾曲した基板に配置される。一実施例では、フィルターは、半径約40mmから200mmを有する湾曲したレンズに配置される。

0113

一実施例では、本発明は、可視光線のわずか3個の相互に排他的な通過帯域しか含まないフィルターを構成するもので、第1の通過帯域は光の第1の色を専ら通過するように構成され、第2の通過帯域は光の第1の色と光の第2の色を含む光の隣接した色の2個のスペクトルを通過するように構成され、第3の通過帯域は光の第2の色と光の第3の色を含む光の隣接した色の2個のスペクトルを通過するように構成される。一実施例では、光の第1、第2及び第3の色は、例えば、それぞれ青、緑、赤である。別の実施例では、光の第1、第2及び第3の色は、例えば、それぞれ赤、緑、青である。フィルターは、例えば、1対の3D視聴眼鏡中のチャンネルフィルターとしてレンズに設定可能に配置される。

0114

図面の中で例証された本発明の好ましい実施例について記述する際に、特定の用語が明瞭さのために使用されている。しかしながら、本発明は、選択された特定の専門用語に制限されるように意図するものではなく、したがって、特定の要素は各々同様のやり方で作動する技術的な等価物をすべて含むものであると理解すべきである。

0115

例えば、映写フィルターについて記述する場合、ここにリストされているかリストされていないかに拘らず、任意の等価な機能か能力がある別の同等品や装置が映写フィルターに代用されてもよい。別の例において、誘電体層について記述する時、別の材料もフィルターとして使用し、本質的な波長シフト(例えばナノ材料コーティング)を示すものが誘電体層に代用されてもよい。これは、等価な機能か能力を有するように、単独で又は他のものと結合して使用されかに拘らず、またここにリストされているか否かに拘るものではない。別の例において、柔軟なブリッジ部品は、ラチェット機構バネ負荷された停止部、その他を含むような、レンズの二面角を調整するのに適切な任意の機構と置き換えられる。さらに別の例において、本発明によるレンズは、ガラス、プラスチックあるいは上述されるような適切な形を提供する別のそのような材料から造られてもよい。

0116

更に、発明者は、ここでは未知新しく開発された技術も記述された部品の代わりに用いられ、本発明の範囲から外れるものではないことを認める。レンズ、層、フィルター、ホイール、スクリーン、表示装置、通過帯域、コーティング、眼鏡、制御装置、映写機、表示スクリーン、ネットワーク、あるいは別の透過能力等を含むが、これに限定されるものではないすべての他の記述された項目は、全ての利用可能な等価物に照らして考慮されるべきである。

0117

本発明は、任意の要素(発明の様々な部分や機能)やここに記述される等価物によって適切に構成され、これらからなり、或いは本質的に含んでいてもよい。さらに、説明的にここに開示された本発明では、特にここに開示されているか否かによらず、任意の要素がない状態で実施されてもよい。明らかに、本発明の多様な修正バリエーションが上記の教えに照らして可能である。したがって、添付された請求項の範囲内で、特にここに記述された通り以外に、発明は実施されてもよいが了解される。

0118

本発明の部分は、コンピューターアート熟練している人々に明白であるように、現在の開示の教えに従ってプログラムされた従来の汎用コンピューター、専門のデジタル計算機、又は、マイクロプロセッサーを使用して、適宜に実施される(例えば、電子的に切り替えられる前青方偏移映写フィルターを制御すること)。

0119

本発明は、以下に示される記憶メディア(媒体)を含むコンピュータープログラムプロダクトを含んでいるが、これに制限されていない。即ち、フロッピーディスクミニディスク(MD)、光ディスク、DVD、HD−DVD、ブルーレイCD−ROMマイクロドライブ光磁気ディスクを含む任意の形式のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、DRAMVRAMフラッシュメモリ装置フラッシュカードメモリステックを含む)、磁気カード光学式カードSIMカードMEMS、ナノシステム分子メモリICを含む)、RAID装置遠隔データの保存/アーカイブ倉庫保管、指示及び/又はデータを記憶するのにふさわしい任意の形の媒体あるいは装置。本発明は本発明の態様を制御するソフトウェアを含んでいる、例えば、任意のコンピューター読取り可能なメディア(媒体)上に記憶された色補正の遂行や、前青方偏移フィルターのスイッチングである。

0120

さらに、そのような媒体は、本発明による表示の準備又は用意ができているコンテンツを含むか、排他的に含む。例えば、そのようなコンテンツが媒体から読み出され、次にネットワークを通して電子的に送信され、空中に放送され、または線やケーブル又は別の機構によって伝送される。究極的に、そのような媒体のコンテンツは表示装置に提供され、次に、発明の1個以上の態様に従って視聴される。例えば、ここに記述された表示と視聴のプロセスのために帯域幅を最適化したプロジェクト画像を有するように、コンテンツが準備されるか最適化される。そのような媒体も、上述されるような発明の様々の態様の1つ以上に従って準備されたフィルター及び/又は眼鏡と共に包装される。

0121

本発明は、例えば、形成されたレンズ、変わる誘電体層厚さ、前青方偏移した映写され又は表示される画像、その他及び/又は任意の等価物等の任意の要素を適宜に備え、構成され、或いは本質的に有する。さらに、説明的にここに開示された本発明は、特にここに開示されたか否かに寄らず、任意の要素がない状態で実施されてもよい。上記の教えに照らして、明らかに、本発明の多数の修正とバリエーションが可能である。したがって、添付された請求項の範囲内で、特にここに記述された通り以外に、発明は実施されてもよいことが、了解される。

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