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技術 空気清浄機

出願人 シャープ株式会社
発明者 山下裕康寺島健太郎
出願日 2016年3月17日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-054383
公開日 2017年9月21日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2017-166782
状態 特許登録済
技術分野 ガス中の分散粒子の濾過 換気1 加湿
主要キーワード 給水空間 スポットクーラー 片開き構造 観音開き構造 イオン発生機 各板状部材 蛇腹部分 タンク受け
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月21日)のものです。
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図面 (14)

課題

加湿フィルタを脱着するための開口部の開口縁部と、この開口部を閉塞する仕切板との間に生じる無用な空隙に起因する種々の問題が発生しない空気清浄機を実現する。

解決手段

ハウジング(10)に形成された、加湿フィルタ(30)を着脱するための開口部(10a)を覆う扉(11・12)がハウジング(10)に形成されている。

概要

背景

室内の空気を清浄するための空気清浄機に、加湿機能を備えた空気清浄機が知られている。このような空気清浄機では、自身を通過する空気を浄化する集塵フィルタの他に、自身を通過する空気に水分を与える加湿フィルタが備えられている。

加湿フィルタは、吸水性及び通気性を有する加湿フィルタ本体と、加湿フィルタ本体を保持する枠体とで構成されており、加湿フィルタ本体の一部分が水槽にて浸水することによって、吸水するようになっている。

また、空気清浄機内通風路には吸込口及び吹出口が設けられている。送風機送風することによって、吸込口を介し、外部から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、集塵フィルタ及び加湿フィルタをこの順に通過してから、吹出口を介して外部に吹き出る。このとき、加湿フィルタに吸収されていた水が気化し、気化した水が、集塵フィルタによって浄化された空気と共に空気清浄機の外部に吹き出る。このようにして、加湿機能を有する空気清浄機の外部の空気が浄化及び加湿される。

加湿フィルタ及び水槽は、空気清浄機内の通風路の中途に設けられている開口(以下、中途開口という)を介して、通風路の所定位置押し入れられ、また、当該通風路の所定位置から引き出される。中途開口の開口位置は、集塵フィルタよりも通風方向下流側、且つ、送風機よりも通風方向上流側である。

空気清浄機において、送風機が送風すると、通風路における送風機よりも通風方向上流側の気圧は、給水空間の気圧よりも低くなる。このため、中途開口が開放された状態で送風機が送風すると、中途開口を介して空気が無用に流入する。中途開口を介して流入した空気は、集塵フィルタを全く通過しない、又は、加湿フィルタを効率よく通過しない、等の問題を起こす。

そこで、中途開口は、通風路と給水空間とを仕切仕切板、及び水槽によって、略気密に閉塞される。

ところで、中途開口を略気密に閉塞するためには、仕切板が中途開口の開口縁部に密着している必要がある。しかしながら、加湿装置各部の僅かな寸法誤差、又は通風路の所定位置へ水槽を押し入れた際の位置ズレ等によって、中途開口の開口縁部と仕切板との間に空隙(以下、中途空隙という)が生じることがある。

このような中途空隙が生じた状態で送風機が送風すると、負圧によって、やはり、当該中途空隙を介して通風路内に空気が無用に流入する。このような中途空隙は中途開口に比べて狭いため、中途空隙を通過する空気によって、ピューというような吹き音が発生する。

また、仕切板は、基端部が水槽に固定されている。このため、仕切り板は、基端部が固定端であり、先端部が自由端である。このため、負圧によって仕切板が撓み、中途開口の開口縁部に当接する現象と、弾性によって仕切板が復元し、中途開口の開口縁部から離隔する現象とが交互に起きる場合がある。そして、この場合には、バタバタというような異音が発生する。

そこで、特許文献1には、仕切板を、遊びを有して水槽に取り付ける構成とすることにより、仕切板と中途開口の開口縁部との間に生じる無用な空隙に起因する騒音の発生を抑制することができる空気清浄機能を有する加湿装置が開示されている。

概要

加湿フィルタを脱着するための開口部の開口縁部と、この開口部を閉塞する仕切板との間に生じる無用な空隙に起因する種々の問題が発生しない空気清浄機を実現する。ハウジング(10)に形成された、加湿フィルタ(30)を着脱するための開口部(10a)を覆う扉(11・12)がハウジング(10)に形成されている。

目的

本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加湿フィルタを脱着するための開口部の開口縁部と、この開口部を閉塞する仕切板との間に生じる無用な空隙に起因する種々の問題が発生しない空気清浄機を実現することにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筐体内の通風路上流側から集塵フィルタ加湿フィルタの順に配置された空気清浄機において、上記集塵フィルタよりも上記通風路の下流側で上記加湿フィルタを着脱するための開口が上記筐体に形成され、上記筐体には、上記開口を閉塞する蓋体が設けられていることを特徴とする空気清浄機。

請求項2

上記蓋体は、上記通風路内所定位置への上記加湿フィルタの着脱動作連動して上記開口を閉塞し、上記通風路内の所定位置からの上記加湿フィルタの取り出し動作に連動して上記開口を開放することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。

請求項3

上記蓋体は、上記開口の中心を通る線で分割される2枚の扉からなり、上記2枚の扉は、上記開口の中心を通る線から当該開口の外側に向かって開く構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄機。

請求項4

上記蓋体は、上記開口を覆う1枚の板状部材からなり、上記板状部材は、当該板状部材の端部を回転中心として、上記開口の外側に向かって開く構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄機。

請求項5

上記蓋体は、上記開口を覆う1枚の板状部材からなり、上記板状部材は、上記開口の開口面に沿ってスライド移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄機。

請求項6

上記蓋体は、上記開口を覆う複数枚の板状部材からなり、上記複数枚の板状部材は、それぞれ上記開口の開口面に沿ってスライド移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気清浄機。

請求項7

上記通風路内に蓄冷材が配置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の空気清浄機。

請求項8

上記蓄冷材の表面は、複数の畝状突起部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の空気清浄機。

請求項9

上記蓄冷材は、略直方体であり、上記通風路における空気の流れが鉛直方向とは逆向きであるとき、上記蓄冷材は長手方向を鉛直方向に一致させて配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の空気清浄機。

技術分野

0001

本発明は、空気清浄機に関し、特に加湿機能を備えた空気清浄機に関する。

背景技術

0002

室内の空気を清浄するための空気清浄機に、加湿機能を備えた空気清浄機が知られている。このような空気清浄機では、自身を通過する空気を浄化する集塵フィルタの他に、自身を通過する空気に水分を与える加湿フィルタが備えられている。

0003

加湿フィルタは、吸水性及び通気性を有する加湿フィルタ本体と、加湿フィルタ本体を保持する枠体とで構成されており、加湿フィルタ本体の一部分が水槽にて浸水することによって、吸水するようになっている。

0004

また、空気清浄機内通風路には吸込口及び吹出口が設けられている。送風機送風することによって、吸込口を介し、外部から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、集塵フィルタ及び加湿フィルタをこの順に通過してから、吹出口を介して外部に吹き出る。このとき、加湿フィルタに吸収されていた水が気化し、気化した水が、集塵フィルタによって浄化された空気と共に空気清浄機の外部に吹き出る。このようにして、加湿機能を有する空気清浄機の外部の空気が浄化及び加湿される。

0005

加湿フィルタ及び水槽は、空気清浄機内の通風路の中途に設けられている開口(以下、中途開口という)を介して、通風路の所定位置押し入れられ、また、当該通風路の所定位置から引き出される。中途開口の開口位置は、集塵フィルタよりも通風方向下流側、且つ、送風機よりも通風方向上流側である。

0006

空気清浄機において、送風機が送風すると、通風路における送風機よりも通風方向上流側の気圧は、給水空間の気圧よりも低くなる。このため、中途開口が開放された状態で送風機が送風すると、中途開口を介して空気が無用に流入する。中途開口を介して流入した空気は、集塵フィルタを全く通過しない、又は、加湿フィルタを効率よく通過しない、等の問題を起こす。

0007

そこで、中途開口は、通風路と給水空間とを仕切仕切板、及び水槽によって、略気密に閉塞される。

0008

ところで、中途開口を略気密に閉塞するためには、仕切板が中途開口の開口縁部に密着している必要がある。しかしながら、加湿装置各部の僅かな寸法誤差、又は通風路の所定位置へ水槽を押し入れた際の位置ズレ等によって、中途開口の開口縁部と仕切板との間に空隙(以下、中途空隙という)が生じることがある。

0009

このような中途空隙が生じた状態で送風機が送風すると、負圧によって、やはり、当該中途空隙を介して通風路内に空気が無用に流入する。このような中途空隙は中途開口に比べて狭いため、中途空隙を通過する空気によって、ピューというような吹き音が発生する。

0010

また、仕切板は、基端部が水槽に固定されている。このため、仕切り板は、基端部が固定端であり、先端部が自由端である。このため、負圧によって仕切板が撓み、中途開口の開口縁部に当接する現象と、弾性によって仕切板が復元し、中途開口の開口縁部から離隔する現象とが交互に起きる場合がある。そして、この場合には、バタバタというような異音が発生する。

0011

そこで、特許文献1には、仕切板を、遊びを有して水槽に取り付ける構成とすることにより、仕切板と中途開口の開口縁部との間に生じる無用な空隙に起因する騒音の発生を抑制することができる空気清浄機能を有する加湿装置が開示されている。

先行技術

0012

特開2013−72585号公報(2013年4月22日公開

発明が解決しようとする課題

0013

しかしながら、特許文献1に開示された加湿装置では、仕切り板が水槽に取り付けられているため、仕切り板と中途開口の開口縁部との間に生じる無用な空隙を完全に無くすためには、水槽の装置本体への装着精度、仕切り板の水槽への取付精度、仕切り板の加工精度の全てを上げる必要がある。このため、各精度が十分でないと、仕切り板と中途開口の開口縁部との間に生じる無用な空隙を完全に無くすことができない。従って、特許文献1に開示された加湿装置では、この無用な空隙に起因する問題、すなわち集塵フィルタを全く通過しない空気が流入するため、空気清浄機能を十分に発揮できないという問題や、騒音が発生するという問題が生じる。

0014

本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加湿フィルタを脱着するための開口部の開口縁部と、この開口部を閉塞する仕切板との間に生じる無用な空隙に起因する種々の問題が発生しない空気清浄機を実現することにある。

課題を解決するための手段

0015

上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気清浄機は、筐体内の通風路の上流側から集塵フィルタ、加湿フィルタの順に配置された空気清浄機において、上記集塵フィルタよりも上記通風路の下流側で上記加湿フィルタを着脱するための開口が上記筐体に形成され、上記筐体には、上記開口を覆う蓋体が形成されていることを特徴としている。

発明の効果

0016

本発明の一態様によれば、仕切板と中途開口の開口縁部との間に生じる無用な空隙に起因する種々の問題が発生しない空気清浄機を実現できるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施形態1に係る空気清浄機の斜視図である。
図1に示す空気清浄機の筐体に形成された加湿フィルタユニット着脱用の開口部に設けられた蓋体の回転動作を説明する図である。
図1に示す空気清浄機における水槽と、筐体の加湿フィルタユニット着脱用の開口部に設けられた蓋体との連動動作を説明する図である。
本発明の前提となる空気清浄機の斜視図である。
本発明の実施形態2に係る空気清浄機の斜視図である。
図5に示す空気清浄機の筐体に形成された加湿フィルタユニット着脱用の開口部に設けられた蓋体の回転動作を説明する図である。
本発明の実施形態3に係る空気清浄機の斜視図である。
図7に示す空気清浄機の筐体に形成された加湿フィルタユニット着脱用の開口部に設けられた蓋体のスライド動作を説明する図である。
本発明の実施形態4に係る空気清浄機の斜視図である。
図9に示す空気清浄機の筐体に形成された加湿フィルタユニット着脱用の開口部に設けられた蓋体のスライド動作を説明する図である。
本発明の実施形態5に係る空気清浄機の斜視図である。
図11に示す空気清浄機の内部構造を示す概略構成図である。
図11に示す空気清浄機の模式図である。

実施例

0018

本発明の実施形態を説明する前に、本発明の空気清浄機の前提となる構成の空気清浄機について説明し、その後、本発明の各実施形態について説明する。

0019

(前提となる空気清浄機)
図4は、本発明の前提となる空気清浄機の斜視図を示す。図4に示すように、空気清浄機は、矩形箱形ハウジング(筐体)10の内部に、送風ファン60、加湿フィルタユニット30、水槽20を備えている。また、ハウジング10の後面には、図示しない外気を導入するための開口部が形成され、この開口部を覆うように後面パネル40が着脱自在に設けられている。この後面パネル40とハウジング10の後面の開口部(図示せず)との間に脱臭フィルタ及び集塵フィルタ42が配置されている。脱臭フィルタは、例えば、不織布に活性炭分散保持させてなり、通気中の臭い成分を吸着、除去する作用をなす。集塵フィルタ42は、例えば、公知のHEPA(High Efficiency Particulate Air )フィルタであり、通気中に含まれる微細塵埃捕集、除去する作用をなす。

0020

ハウジング10は、通風路の所定位置に加湿フィルタユニット30及び水槽20を挿入できるように、当該通風路の中途を側面から開口する、加湿フィルタユニット30を着脱するための開口部(開口)10aが形成されている。つまり、加湿フィルタユニット30及び水槽20は、ハウジング10内の通風路10eの中途を側面から開口する開口部10aを介して、当該通風路10eの所定位置へ押し入れられ、また、当該通風路10eの所定位置から引き出される。開口部10aの開口位置は、上記後面パネル40に配置された集塵フィルタ42よりも通風方向下流側、且つ、送風ファン60よりも通風方向上流側である。また、ハウジング10には、上記の開口部10aの他に、天面に加湿された清浄な空気を排出するための開口部10bが形成されている。

0021

上記構成の空気清浄機は、ハウジング10内において、後面パネル40から導入された外気が当該ハウジング10の天面の開口部10bから排出されるまのでの通風路10eの上流側から集塵フィルタ42、加湿フィルタユニット30内の加湿フィルタ(図示せず)の順に配置されている。従って、上記空気清浄機は、ハウジング10内の送風ファン60が回転することにより、後面パネル40側から外気が導入され、脱臭フィルタ及び集塵フィルタ42を経て、さらに加湿フィルタユニット30を経て、ハウジング10の天面の開口部10bから加湿された清浄な空気を排出する。

0022

上記構成の空気清浄機において、送風ファン60が送風すると、ハウジング10内の通風路10eにおける当該送風ファン60よりも通風方向上流側の気圧は、ハウジング10外の気圧よりも低くなる。このため、ハウジング10の開口部10aが開放された状態で送風ファン60が送風すると、外気が開口部10aを介して通風路10eに無用に流入する。そこで、開口部10aは、図4の(a)に示すように、仕切板50、及び水槽20によって、略気密に閉塞される。

0023

水槽20は、上部が開放された皿形容器であり、給水タンク70を搭載するタンク受け部20aと、加湿フィルタユニット30を搭載するユニット受け部20bとが形成されている。ユニット受け部20bは、タンク受け部20aに搭載された給水タンク70から給水され一定の水位の水を貯留し、搭載している加湿フィルタユニット30内の加湿フィルタの一部を浸漬させるようになっている。

0024

水槽20のタンク受け部20aとユニット受け部20bとの間には、図4の(b)に示すように、上述した仕切り板50が取り付けられている。これにより、水槽20は、ハウジング10の底板に設けたガイド部(図示せず)に嵌め込むことにより、当該ハウジング10の側面に形成された開口部10aからユニット受け部20bが挿入される。このとき、仕切り板50によって、タンク受け部20aが開口部10bに挿入されないようになっている。

0025

ところで、開口部10aを略気密に閉塞するためには、仕切板50が開口部10aの開口縁部に密着している必要がある。しかしながら、仕切り板50が水槽20に取り付けられているため、仕切り板50と開口部10aの開口縁部との間に生じる無用な空隙を完全に無くすためには、水槽20のハウジング10への装着精度、仕切り板50の水槽20への取付精度、仕切り板50の加工精度の全てを上げる必要がある。このため、各精度が十分でないと、仕切り板50と開口部10aの開口縁部との間に生じる無用な空隙を完全に無くすことができない。

0026

そこで、本発明に係る各実施形態では、ハウジング10側に、開口部10aを閉塞するための蓋体を設けることにより、蓋体の設計精度を考慮するだけで、開口部10aを閉塞したときに当該開口部10aの周縁部に生じる無用な空隙を完全に無くすことができる空気清浄機について説明する。

0027

〔実施形態1〕
本発明の実施の形態について説明すれば以下の通りである。なお、前記の前提となる空気清浄機と同一の機能を奏する部材については同一の番号を付記し、詳細な説明は省略する。

0028

(空気清浄機の概要
図1は、本実施形態に係る空気清浄機101の斜視図であり、(a)は加湿フィルタユニット30がハウジング10内に収納された状態を示し、(b)は加湿フィルタユニット30がハウジング10から引き出された状態を示している。

0029

空気清浄機101は、図1の(a)に示すように、図4に示す空気清浄機の仕切り板50に相当する部材として、ハウジング10の開口部10aを閉塞するための蓋体(扉11・12)が設けられている。従って、ハウジング10の開口部10aは、扉11、扉12及び水槽20によって、略気密に閉塞される。すなわち、開口部10aを閉塞するための蓋体は、当該開口部10aの中心を通る線で分割される2枚の扉11・12からなっている。

0030

図1の(a)(b)に示すように、開口部10aの正面に向かって、左側に扉11、右側に扉12が設けられている。扉11は、開口部10aの左側縁部を中心として開閉可能に設けられ、扉12は、開口部10aの右側縁部を中心として開閉可能に設けられている。これにより、上記2枚の扉11・12は、上記開口部10aの中心を通る線から当該開口部10aの外側(正面手前)に開く、所謂、観音開き構造となる。

0031

図1の(a)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10へ収納されているときは、扉11及び扉12は閉じた状態となり、図1の(b)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10から引き出されているときは、扉11及び扉12は開いた状態となる。

0032

(扉11・12の開閉動作
図2は、扉11・12の開閉動作を説明するための図であり、(a)は扉11・12が閉じた状態を示し、(b)は扉11・12が開いた状態を示す。

0033

図3は、扉11と水槽20との連動動作を説明するための図であり、(a)は図2の(a)に対応し、扉11(扉12)が閉じた状態を示し、(b)は図2の(b)に対応し、扉11(扉12)が開いた状態を示す。

0034

扉11は、端部に回転中心としての回転中心軸Xとなる軸部13を有している。この軸部13の先端部(開口部10aの下側)には、扉11の扉面と直交し、且つ当該扉11が閉じたときにハウジング10内部に向かう方向に延設されたレバー13aが設けられている。図示しないが、扉12も扉11と同様に軸部を有し、その軸部にレバーが設けられている。

0035

扉11が閉じた状態では、図3の(a)に示すように、軸部13のレバー13aが水槽20のタンク受け部20aの挿入方向に平行な壁面20cに当接し、扉11が開いた状態では、図3の(b)に示すように、軸部13のレバー13aが水槽20のタンク受け部20aの挿入方向に直交する壁面20dに当接する。つまり、水槽20をハウジング10内の通風路の所定位置に挿入完了する直前に、当該水槽20のタンク受け部20aの壁面20dによって、扉11に連結している軸部13のレバー13aを押して当該扉11を90度回転(手前から開口部10a側に回転)させて、開口部10aを閉める。このとき、扉11の軸部13のレバー13aは、タンク受け部20aの壁面20cに当接することで、当該扉11の閉塞状態を維持するようになっている。一方、水槽20をハウジング10内の通風路の所定位置から引き出すときには、当該水槽20のタンク受け部20aの壁面20cと上記レバー13aと当接が解除され、扉11が開放され、水槽20が引き出される。扉12も扉11と同様の動作を行う。

0036

これにより、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動、すなわち水槽20の着脱動作に連動して、扉11と扉12の開閉が行われる。なお、扉11・12の開閉は、上述のように、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動してもよいし、連動しなくてもよい。つまり、ユーザが、加湿フィルタユニット30と水槽20との挿入を完了させた後、手動により扉11と扉12を閉めてもよい。

0037

また、上記の例では、扉11・12の開閉と、水槽20の挿入動作及び引き出し動作は簡単な構成により機械的に行っていたが、電子的に行ってもよい。例えば、扉11・12を回転させるための駆動用モータを設け、水槽20の通風路内の位置を位置検出用センサにより検出し、このセンサからの検出信号に応じて上記モータを駆動させて扉11・12の開閉を行うようにしてもよい。

0038

なお、上記構成の空気清浄機101では、ハウジング10の開口部10aを閉塞するために、観音開き構造の扉11・12を用いているが、ハウジング10の気密性を向上させるには、扉11・12を閉じた状態における当該扉11・12の合わせ部分の加工精度を上げる必要がある。

0039

以下の実施形態2では、扉を1枚にして片開き構造とすることで、ハウジング10の気密性をさらに向上させる例について説明する。

0040

〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記前提となる空気清浄機、前記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0041

(空気清浄機の概要)
図5は、本実施形態に係る空気清浄機102の斜視図であり、(a)は加湿フィルタユニット30がハウジング10内に収納された状態を示し、(b)は加湿フィルタユニット30がハウジング10から引き出された状態を示している。

0042

空気清浄機102は、図5の(a)に示すように、ハウジング10の開口部10aを閉塞するための蓋体として、前記実施形態1に記載した扉11・12に代えて、扉14が設けられている。従って、ハウジング10の開口部10aは、扉14及び水槽20によって、略気密に閉塞される。

0043

図5の(a)(b)に示すように、扉14は、開口部10aの正面に向かって、当該開口部10aの右側縁部を中心として開閉可能に設けられている。つまり、扉14は、前記実施形態1の扉11・12を合わせた大きさの1枚板であり、片開き構造となる。

0044

図5の(a)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10へ収納されているときは、扉14は閉じた状態となり、図5の(b)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10から引き出されているときは、扉14は開いた状態となる。

0045

(扉14の開閉動作)
図6は、扉14の開閉動作を説明するための図であり、(a)は扉14が閉じた状態を示し、(b)は扉14が開いた状態を示し、(c)は水槽20の挿入完了直前または引き出し直後の扉14の状態を示す。

0046

扉14は、基本的な構造及び動作は、前記実施形態1の扉11・12と同じである。すなわち、扉14は、回転中心軸Xとなる軸部15を有している。この軸部15の先端部(開口部10aの下側)には、扉14の扉面と直交し、且つ当該扉14が閉じたときにハウジング10内部に向かう方向に延設されたレバー15aが設けられている。

0047

これにより、前記実施形態1の扉11と扉12と同様に、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動して、扉14の開閉が行われる。なお、扉14の開閉は、上述のように、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動してもよいし、連動しなくてもよい。つまり、ユーザが、加湿フィルタユニット30と水槽20との挿入を完了させた後、手動により扉14を閉めてもよい。

0048

上記の例では、扉14の開閉と、水槽20の挿入動作及び引き出し動作は、前記実施形態1と同様に簡単な構成により機械的に行っていたが、電子的に行ってもよい。例えば、扉14を回転させるための駆動用のモータを設け、水槽20の通風路内の位置を位置検出用のセンサにより検出し、このセンサからの検出信号に応じて上記モータを駆動させて扉14の開閉を行うようにしてもよい。

0049

このように、上記構成の空気清浄機102では、ハウジング10の開口部10aを閉塞するために、観音開き構造の扉11・12ではなく、片開き構造の扉14を採用しているため、ハウジング10の開口部10aの気密性を向上させるために、当該扉14の加工精度をそれほど上げる必要はない。

0050

〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記前提となる空気清浄機、前記実施形態1及び2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0051

(空気清浄機の概要)
図7は、本実施形態に係る空気清浄機103の斜視図であり、(a)は加湿フィルタユニット30がハウジング10内に収納された状態を示し、(b)はハウジング10に形成された開口部10aが開放された状態を示し、(c)は加湿フィルタユニット30がハウジング10から引き出された状態を示している。

0052

空気清浄機103は、図7の(a)に示すように、ハウジング10の開口部10aを閉塞するための蓋体として、前記実施形態1に記載した扉11・12に代えて、スライド部材16が設けられている。従って、ハウジング10の開口部10aは、スライド部材16及び水槽20によって、略気密に閉塞される。

0053

図7の(a)(b)に示すように、スライド部材16は、ハウジング10の開口部10aを開閉するために、当該開口部10aの開口面に平行にスライド移動可能に設けられている。本実施形態では、開口部10aを正面からみたときに、スライド部材16は左側から右側にスライド移動して当該開口部10aを開放し、右側から左側にスライド移動して当該開口部10aを閉塞する。なお、スライド部材16は、樹脂からなる1枚板であり、水槽20と共に開口部10aを覆う大きさであればよい。

0054

図7の(a)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10へ収納されているときは、スライド部材16は開口部10aが閉じる位置まで移動し、図7の(c)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10から引き出されているときは、スライド部材16は開口部10aが開いた位置まで移動する。

0055

(スライド部材16のスライド機構
図8は、スライド部材16のスライド機構を説明するための図である。

0056

ハウジング10の開口部10aの上下の縁部には、図8に示すように、スライド部材16をガイドするためのガイドレール17・17が設けられている。スライド部材16は、ガイドレール17・17にガイドされ、矢印方向にスライド移動する。

0057

スライド部材16のスライド移動は、ユーザによる手動で行われるが、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動するようにしてもよい。例えば、スライド部材16を移動させるための駆動用のモータを設け、水槽20の通風路内の位置を位置検出用のセンサにより検出し、このセンサからの検出信号に応じて上記モータを駆動させてスライド部材16をスライド移動させるようにしてもよい。

0058

〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記前提となる空気清浄機、前記実施形態1〜3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0059

(空気清浄機の概要)
図9は、本実施形態に係る空気清浄機104の斜視図であり、(a)は加湿フィルタユニット30がハウジング10内に収納された状態を示し、(b)は加湿フィルタユニット30がハウジング10から引き出された状態を示している。

0060

空気清浄機104は、図9の(a)に示すように、ハウジング10の開口部10aを閉塞するための蓋体として、前記実施形態1に記載した扉11・12に代えて、仕切り板18が設けられている。従って、ハウジング10の開口部10aは、仕切り板18及び水槽20によって、略気密に閉塞される。

0061

図9の(a)(b)に示すように、仕切り板18は蛇腹形状であり、蛇腹部分を延ばしたり、縮めたりすることで、開口部10aを開閉するようになっている。

0062

図9の(a)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10へ収納されているときは、仕切り板18の蛇腹部分が延びて開口部10aを閉塞した状態となり、図9の(b)に示すように、加湿フィルタユニット30及び水槽20がハウジング10から引き出されているときは、仕切り板18の蛇腹部分が縮まり開口部10aを開放した状態となる。

0063

(仕切り板18の開閉機構
図10は、仕切り板18の開閉動作を説明するための図であり、(a)は仕切り板18が閉じた状態を示し、(b)は仕切り板18が開いた状態を示す。

0064

仕切り板18は、蛇腹部分を構成する、複数枚板状部材18aと、板状部材18aの長手方向の両側に設けられた稼働軸18bとで構成されている。稼働軸18bは、図10の(a)(b)に示すように、開口部10aの両側に形成されたガイド用の溝10cに入り込むようになっている。これにより、仕切り板18は、各板状部材18aの稼働軸18bが溝10cに沿って上下移動することで、各板状部材18aが下方に移動して延びた状態となり、各板状部材18aが上方に移動して縮んだ状態となる。

0065

仕切り板18の開閉動作は、ユーザによる手動で行われるが、水槽20の挿入動作及び引き出し動作に連動するようにしてもよい。例えば、仕切り板18の各板状部材18aを移動させるための駆動用のモータを設け、水槽20の通風路内の位置を位置検出用のセンサにより検出し、このセンサからの検出信号に応じて上記モータを駆動させて各板状部材18aを上下に移動させるようにしてもよい。

0066

〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記前提となる空気清浄機、前記実施形態1〜4にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0067

(空気清浄機の概要)
図11は、本実施形態に係る空気清浄機105の斜視図である。

0068

空気清浄機105は、外観上、前記実施形態1〜4とほぼ同じであるが、通風路上蓄冷材200(詳細は後述する)が配置されている点で異なる。

0069

図12は、図11に示す空気清浄機105の側面図及び断面図である。

0070

上記蓄冷材200は、図12に示すように、ハウジング10内の送風ファン60の回転により、外部から後面パネル40を介して導入された空気が、集塵フィルタ42、HEPAフィルタ41を通り、開口部10bから排気されるまでの通風路10eに配置される。蓄冷材200の通風路10eにおける好ましい配置位置は、HEPAフィルタ41の上流側で、且つ集塵フィルタ42の下流側であるが、少なくとも、HEPAフィルタ41の上流側であればよい。この蓄冷材200は、略直方体であり、長手方向が通風路10eの通風方向に平行となるように配置され、集塵フィルタとしての機能を有している。この点について以下に説明する。

0071

(蓄冷材200の機能)
図13は、図12の(b)に示す空気清浄機105を模式的に示した図である。

0072

空気清浄機105において、送風ファン60が回転することにより、通風路10e内が減圧され、後面パネル40から外気が導入され、導入された外気は、まず、集塵フィルタ42を通過し、次に、下流側に配置された蓄冷材200を通過し、その後、HEPAフィルタ41を通過して、当該HEPAフィルタ41の下流側に配置されたイオン発生機80によって発生したイオンと共に清浄な空気として開口部10bから排出される。

0073

ここで、蓄冷材200は、外気よりも冷やされているため、表面が結露している。表面が結露している蓄冷材200に対して、集塵フィルタ42を通過した空気が当たると、空気中に残っている塵や埃が当該蓄冷材200の表面の水滴に吸着される。水滴は、自重により蓄冷材200の表面から落下する。なお、空気清浄機105では、蓄冷材200の配置位置の真下に水受部90が設けられている。つまり、蓄冷材200で結露した水滴は、真下に設けられた水受部90に落下し、回収される。

0074

蓄冷材200に空気が当たる面積を大きくするためには、当該蓄冷材200の表面積を大きくすればよい。このため、図13に示すように、蓄冷材200の表面は、複数の畝状突起部200aが形成されている。なお、蓄冷材200の表面積を大きくする形状であれば、畝状の突起部200aに限定されず、どのような形状であってもよい。

0075

また、上記通風路10eにおける空気の流れが鉛直方向とは逆向きであるとき、上記蓄冷材200は長手方向を鉛直方向に一致させて配置するのが好ましい。これにより、通風路10eの通路幅を広くすることなく、蓄冷材200に当たる空気の面積を大きくすることができるので、蓄冷材200の表面に付着した水滴に吸着されたごみを効率よく回収することができる。

0076

以上のように、蓄冷材200を集塵フィルタとして機能させれば、集塵フィルタ42を省略することもできるので、空気清浄機105に用いられるフィルタの数を減らすことができる。

0077

さらに、蓄冷材200を通過した空気は、当該蓄冷材200により結露されるため、HEPAフィルタ41に到達する空気の湿度は、後面パネル40から導入された空気の湿度よりも低くなる。従って、蓄冷材200は、集塵機の他に、除湿機としても機能する。

0078

蓄冷材200を除湿機として機能させれば、湿度が上がり過ぎることによるイオンの濃度の低下を抑制できる。つまり、HEPAフィルタ41の下流側に配置されたイオン発生機80を通り空気の湿度を下げることで、イオンが水に付着する量を抑えて、イオンの濃度の低下を抑制することができる。

0079

なお、蓄冷材200は、時間が経過すれば、冷却効果が低下するため、適当な時間が経過すれば、再度冷却する必要がある。このため、空気清浄機105では、図13の(a)(b)に示すように、蓄冷材200を着脱可能なスロットイン構造としている。これにより、ユーザは、蓄冷材200を簡単に空気清浄機105から取り出したり、取り付けたりすることができる。

0080

つまり、空気清浄機105は、さらに、上記通風路10e内に配置された蓄冷材200の温度を検出する温度センサ201と、上記温度センサにより検出された温度が予め設定した温度以上になったことを報知する報知部202とを備える。

0081

このように、蓄冷材200の温度を温度センサ201によって監視して、当該蓄冷材200の温度が予め設定した温度以上、例えば結露しない温度以上になったことを報知部202により報知することで、ユーザは蓄冷材200の交換時期であることを容易に把握することができる。

0082

蓄冷材200の再冷却の時期をユーザに知らせる方法としては、(1)所定の時間が経過したときにユーザに知らせる方法、(2)上述のように蓄冷材200の温度を監視して、所定の温度以上になったときにユーザに知らせる方法、(3)蓄冷材200の下流側に埃センサを設けて、埃センサによる検出信号から所定量以上の埃の量が検出されたとき、すなわち蓄冷材200の集塵フィルタとしての機能が低下したときに知らせる方法等がある。

0083

上記の(1)〜(3)のいずれかの方法によって蓄冷材200の再冷却の時期が知らされたユーザは、蓄冷材200を空気清浄機105から取り出し、取り出した蓄冷材200を冷却する。このとき、別の蓄冷材200を予め冷却しておき、取り出した蓄冷材200と交換するようにしてもよい。

0084

(効果)
上記構成の空気清浄機105によれば、蓄冷材200が集塵フィルタとして機能するため、ハウジング10の開口部10bからより埃や塵の少ない清浄な空気が排出される。このように、蓄冷材200が集塵フィルタとして機能すれば、空気清浄機105内のHEPAフィルタ41や集塵フィルタ42を用いなくてもよくなる。

0085

さらに、蓄冷材200が除湿機として機能するため、イオン発生機80から発生するイオンに当たる空気の湿度を下げることができる。これにより、イオンが水に付着する量を抑えてイオンの濃度の低下を抑制することができる。

0086

また、上記構成の空気清浄機105は、排出される空気の湿度が低いため、卓上に設置するスポットクーラーとして用いるのが好ましい。これにより、空気清浄機105とは別に駆動させているエアコン設定温度を上げて利用することができるため、エアコンの消費電力を低減させることができ、省エネ効果も奏する。

0087

なお、通風路10eに蓄冷材200を設ける上記構成については、空気清浄機105のみならず、前記実施形態1〜4で説明した空気清浄機101〜104にも適用することができる。

0088

〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気清浄機は、筐体(ハウジング10)内の通風路10eの上流側から集塵フィルタ42、加湿フィルタ(加湿フィルタユニット30)の順に配置された空気清浄機(101〜104)において、上記集塵フィルタ42よりも上記通風路10eの下流側で上記加湿フィルタ(加湿フィルタユニット30)を着脱するための開口(開口部10a)が上記筐体(ハウジング10)に形成され、上記筐体(ハウジング10)には、上記開口(開口部10a)を閉塞する蓋体(扉11・12、扉14、スライド部材16、仕切り板18)が設けられていることを特徴としている。

0089

上記の構成によれば、筐体に形成された、加湿フィルタを着脱するための開口を覆う蓋体が当該筐体に形成されているので、蓋体が開口を適切に覆うように形成するだけでよいため、従来のように複数の部材の加工精度を上げる必要がない。このため、蓋体と開口の開口縁部との間に無用な空隙を生じさせないようにできるため、この無用な空隙に起因する種々の問題、集塵フィルタを全く通過しない空気が流入するため、空気清浄機能を十分に発揮できないという問題や、騒音が発生するという問題は生じない。

0090

本発明の態様2に係る空気清浄機は、上記態様1において、上記蓋体(扉11・12、扉14、スライド部材16、仕切り板18)は、上記通風路10e内の所定位置への上記加湿フィルタ(加湿フィルタユニット30)の着脱動作に連動して上記開口(開口部10a)を閉塞し、上記通風路10e内の所定位置からの上記加湿フィルタ(加湿フィルタユニット30)の取り出し動作に連動して上記開口(開口部10a)を開放する構成であってもよい。

0091

上記構成によれば、蓋体の開口に対する開閉が、加湿フィルタの通風路内の所定位置への着脱動作に連動しているので、蓋体による開口の開閉を確実に行わせることができる。特に、加湿フィルタを通風路内の所定位置に装着したときに、開口を蓋体により閉め忘れることがなくなるため、加湿空気清浄機を動作させた場合に、集塵フィルタを通らない外気、すなわち開口と蓋体との隙間から入る外気が通風路に導入されることを確実に防ぐことができる。

0092

上記蓋体としては、以下のような構成がある。

0093

本発明の態様3に係る空気清浄機は、上記態様1または2において、上記蓋体は、上記開口(開口部10a)の中心を通る線で分割される2枚の扉(扉11・12)からなり、上記2枚の扉(扉11・12)は、上記開口(開口部10a)の中心から当該開口(開口部10a)の外側に向かって開く構造であってもよい。

0094

本発明の態様4に係る空気清浄機は、上記態様1または2において、上記蓋体は、上記開口(開口部10a)を覆う1枚の板状部材(扉14)からなり、上記板状部材(扉14)は、当該板状部材(扉14)の端部(軸部13)を回転中心として、上記開口(開口部10a)の外側に向かって開く構造であってもよい。

0095

本発明の態様5に係る空気清浄機は、上記態様1または2において、上記蓋体は、上記開口を覆う1枚の板状部材(スライド部材16)からなり、上記板状部材(スライド部材16)は、上記開口(開口部10a)の開口面に沿ってスライド移動可能に設けられていてもよい。

0096

本発明の態様6に係る空気清浄機は、上記態様1または2において、上記蓋体(仕切り板18)は、上記開口(開口部10a)を覆う複数枚の板状部材(板状部材18a)からなり、上記複数枚の板状部材(板状部材18a)は、それぞれ上記開口(開口部10a)の開口面に沿ってスライド移動可能に設けられていてもよい。

0097

本発明の態様7に係る空気清浄機は、上記態様1〜6の何れか1態様において、上記通風路10e内に蓄冷材200が配置されていてもよい。

0098

上記構成によれば、蓄冷材を冷却した状態で、通風路内に配置することで、当該通風路を抜ける空気中の水分が当該蓄冷材の表面に結露する。そして、この結露によって蓄冷材の表面に付着した水滴に空気中の塵や埃等のごみが吸着される。このため、蓄冷材を通過する前よりも通過した後のほうが空気中に含まれる塵や埃などのごみが少なくなる。つまり、蓄冷材は集塵フィルタとして機能していることになる。

0099

また、蓄冷材に空気中の水分が水滴として付着するため、当該蓄冷材の配置位置よりも下流側では、通風路内の空気の湿度が下がる。これにより、蓄冷材は除湿機能を有していることになる。

0100

本発明の態様8に係る空気清浄機は、上記態様7において、上記蓄冷材200の表面は、複数の畝状の突起部200aが形成されていてもよい。

0101

上記構成によれば、蓄冷材の表面積を大きくすることができるため、当該蓄冷材の表面に付着する水滴を多くできる。これにより、蓄冷材のフィルタとしての機能及び除湿材としての機能を高めることができる。

0102

本発明の態様9に係る空気清浄機は、上記態様7または8において、上記蓄冷材200は、略直方体であり、上記通風路10eにおける空気の流れが鉛直方向とは逆向きであるとき、上記蓄冷材200は長手方向を鉛直方向に一致させて配置されていてもよい。

0103

上記構成によれば、通風路における空気の流れが鉛直方向とは逆向きであるとき、上記蓄冷材は長手方向を鉛直方向に一致させて配置されていることで、通風路の通路幅を広くすることなく、蓄冷材に当たる空気の面積を大きくすることができる。これにより、蓄冷材の表面に付着した水滴に吸着されたごみを効率よく回収することができる。

0104

本発明の態様10に係る空気清浄機は、上記態様7〜9の何れか1態様において、上記通風路10e内に配置された蓄冷材200の温度を検出する温度センサ201と、上記温度センサ201により検出された温度が予め設定した温度以上になったことを報知する報知部202と、をさらに備えていてもよい。

0105

上記構成によれば、蓄冷材の温度を監視して、当該蓄冷材の温度が予め設定した温度以上、例えば結露しない温度以上になったことを報知することで、ユーザは蓄冷材の交換時期であることを把握することができる。

0106

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

0107

10ハウジング(筐体)
10a 開口部(開口)
10b 開口部
10c 溝
10e通風路
11 扉(蓋体)
12 扉(蓋体)
13 軸部
13aレバー
14 扉(蓋体)
15 軸部
15a レバー
16スライド部材(蓋体)
17ガイドレール
18仕切り板(蓋体)
18a板状部材
18b稼働軸
20水槽
20aタンク受け部
20bユニット受け部
20c 壁面
20d 壁面
30加湿フィルタユニット(加湿フィルタ)
40後面パネル
41HEPAフィルタ
42集塵フィルタ
50仕切板
60送風ファン
70給水タンク
80イオン発生機
90水受部
101〜105空気清浄機
200蓄冷材
200a突起部
201温度センサ
202報知部
X 回転中心軸

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