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技術 包装構造及び結束体

出願人 株式会社フジシールインターナショナル花王株式会社
発明者 松井重徳大矢祐司
出願日 2016年3月17日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2016-054550
公開日 2017年9月21日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2017-165472
状態 特許登録済
技術分野 包装体 梱包枠と結束バンド
主要キーワード 寸胴形状 湾曲箇所 機械的読み取り 舟形状 周方向範囲 意匠デザイン 粉石けん 結束体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月21日)のものです。
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図面 (10)

課題

内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、軟包材内の内容物が漏れる虞を低減できる包装構造及び結束体を提供すること。

解決手段

包装構造80が、パウチ容器40内に内容物が充填された包装体10が複数集まった集合包装体50と、集合包装体50を取り囲むことによって集合包装体50を一体に結束するスリーブ状の結束体60とを備えるようにする。結束体60の周方向の第1部分に、熱によって収縮しない非収縮部61を設け、結束体60の周方向の第2部分に、熱によって収縮する収縮部62を設ける。

概要

背景

従来、複数の容器等の物品結束する手法としては、シュリンクフィルムからなる包材によって硬くて変形しない複数の物品を包み込んで結束する方法がある(特許文献1参照)。また、粘着シートを用いて硬くて変形しない複数の物品を結束する方法もある。また、鮭フレーク瓶を2本結束する場合、スリーブ状のシュリンクフィルムが使用されることがある。

概要

内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、軟包材内の内容物が漏れる虞を低減できる包装構造及び結束体を提供すること。包装構造80が、パウチ容器40内に内容物が充填された包装体10が複数集まった集合包装体50と、集合包装体50を取り囲むことによって集合包装体50を一体に結束するスリーブ状の結束体60とを備えるようにする。結束体60の周方向の第1部分に、熱によって収縮しない非収縮部61を設け、結束体60の周方向の第2部分に、熱によって収縮する収縮部62を設ける。

目的

本発明の目的は、内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、結束状態美観が比較的に優れ、軟包材内の内容物が漏れるおそれも低減できる包装構造及び結束体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

軟包材内に内容物が充填された包装体が複数集まった集合包装体と、前記集合包装体を取り囲むことによって前記集合包装体を一体に結束するスリーブ状の結束体と、を備え、前記結束体の周方向の第1部分には、熱によって収縮しない非収縮部が設けられ、前記結束体の前記周方向の第2部分には、熱によって収縮する収縮部が設けられる、包装構造

請求項2

請求項1に記載の包装構造において、前記結束体は、1以上の帯状熱収縮性フィルムと、1以上の帯状の非熱収縮性フィルムと、を有し、前記熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部に接着される一方、前記熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部に接着され、前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部に接着される一方、前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部に接着されている、包装構造。

請求項3

請求項1に記載の包装構造において、前記結束体は、帯状の熱収縮性フィルムの延在方向の一端部と他端部とが接着された構成を有するスリーブ状の熱収縮性フィルムと、前記熱収縮性フィルムの内周面又は外周面もしくはその両方における周方向の一部に接合された帯状の非熱収縮性フィルムと、を含む包装構造。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか1つに記載の包装構造において、前記集合包装体は、一列に整列する複数の前記包装体を含み、前記軟包材は、少なくとも正面部及び背面部を構成する一対の胴部シートを有し、前記一列に整列する前記複数の包装体において隣接する前記包装体は、互いの前記胴部シート同士が接触するように重ねられる、包装構造。

請求項5

請求項1乃至4のいずれか1つに記載の包装構造において、前記集合包装体は、凹部スペースを側面部に有し、前記収縮部の少なくとも一部は、上記凹部スペースに対向する箇所に配置される、包装構造。

請求項6

軟包材内に内容物が充填された包装体が複数集まった集合包装体を取り囲むことによって前記集合包装体を一体に結束するスリーブ状の結束体であって、周方向の第1部分に熱によって収縮しない非収縮部が設けられ、前記周方向の第2部分に熱によって収縮する収縮部が設けられる、結束体。

技術分野

0001

本発明は、内容物が充填された複数の軟包材結束体結束された包装構造に関する。また、本発明は、内容物が充填された複数の軟包材を一体に結束する結束体に関する。

背景技術

0002

従来、複数の容器等の物品を結束する手法としては、シュリンクフィルムからなる包材によって硬くて変形しない複数の物品を包み込んで結束する方法がある(特許文献1参照)。また、粘着シートを用いて硬くて変形しない複数の物品を結束する方法もある。また、鮭フレーク瓶を2本結束する場合、スリーブ状のシュリンクフィルムが使用されることがある。

先行技術

0003

特開2006−44797号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、変形しやすい複数の容器、例えば内容物が充填された複数の軟包材を結束する場合、結束に非収縮フィルムを用いると、締め付け力が小さすぎて複数の軟包材をうまく結束できない場合がある。

0005

他方、結束にシュリンクフィルムを用いると、締め付け力が大きすぎて収縮応力が過大となって、結束状態美観を損なうおそれや、中身漏れるおそれがある。

0006

本発明の目的は、内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、結束状態の美観が比較的に優れ、軟包材内の内容物が漏れるおそれも低減できる包装構造及び結束体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様である包装構造は、軟包材内に内容物が充填された包装体が複数集まった集合包装体と、前記集合包装体を取り囲むことによって前記集合包装体を一体に結束するスリーブ状の結束体と、を備え、前記結束体の周方向の第1部分には、熱によって収縮しない非収縮部が設けられ、前記結束体の前記周方向の第2部分には、熱によって収縮する収縮部が設けられる。

0008

本発明によれば、軟包材内に内容物が充填された包装体が複数集まった集合包装体を取り囲むスリーブ状の結束体が、周方向の互いに異なる領域に、熱によって収縮する収縮部と熱によって収縮しない非収縮部とを有するので、集合包装体を適度な締め付け力で締め付けできる。したがって、内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、結束状態の美観も比較的に優れたものにでき、軟包材内の内容物が漏れるおそれも低減できる。

0009

本発明において、前記結束体は、1以上の帯状熱収縮性フィルムと、1以上の帯状の非熱収縮性フィルムと、を有し、前記熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部に接着される一方、前記熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部に接着され、前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部に接着される一方、前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の他方側端部は、前記熱収縮性フィルム又は前記非熱収縮性フィルムの前記周方向の一方側端部に接着されていてもよい。

0010

この場合、結束体を、帯状の熱収縮性フィルム、帯状の非熱収縮性フィルム及び接着剤で構成できるから、結束体を簡易に構成でき、結束体の製造コストを低減できる。

0011

また、本発明において、前記結束体は、帯状の熱収縮性フィルムの延在方向の一端部と他端部とが接着された構成を有するスリーブ状の熱収縮性フィルムと、前記熱収縮性フィルムの内周面又は外周面もしくはその両方における周方向の一部に接合された帯状の非熱収縮性フィルムと、を含んでもよい。

0012

この場合においても、結束体を、スリーブ状の熱収縮性フィルムと、それに接合された帯状の非熱収縮性フィルムとで構成できるので、収縮部と非収縮部とを有するスリーブ状の結束体を簡易に構成できる。なお、この場合、非収縮性フィルムが接合された領域を非収縮部とでき、非収縮性フィルムが接合されていない領域を収縮部とできる。

0013

また、本発明において、前記集合包装体は、一列に整列する複数の前記包装体を含み、前記軟包材は、少なくとも正面部及び背面部を構成する一対の胴部シートを有し、前記一列に整列する前記複数の包装体において隣接する前記包装体は、互いの前記胴部シート同士が接触するように重ねられてもよい。

0014

この場合、一列に整列する複数の包装体において隣接する包装体は、互いの胴部シート同士が接触するように重ねられるので、隣接する包装体を密着させることができ、集合包装体をコンパクトに構成できる。したがって、集合包装体の良好な結束状態を実現できる。

0015

また、本発明において、前記集合包装体は、凹部スペースを側面部に有し、前記収縮部の少なくとも一部は、上記凹部スペースに対向する箇所に配置されてもよい。

0016

この場合、収縮部の少なくとも一部が、凹部スペースに対向する箇所に配置されるから、結束体は、収縮の自由度がより大きい凹部スペースに対向する部分の少なくとも一部が収縮することになる。その結果、スリーブ状の結束体に皺が寄りにくく、包装構造の美観が結束体の皺で損なわれることを抑制できる。

0017

本発明の別の態様である結束体は、軟包材内に内容物が充填された包装体が複数集まった集合包装体を取り囲むことによって前記集合包装体を一体に結束するスリーブ状の結束体であって、周方向の第1部分に熱によって収縮しない非収縮部が設けられ、前記周方向の第2部分に熱によって収縮する収縮部が設けられる。

0018

本発明によれば、周方向の互いに異なる領域に、熱によって収縮する収縮部と熱によって収縮しない非収縮部とを有するので、集合包装体を適度な締め付け力で締め付けできる。したがって、内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、結束状態の美観も比較的に優れたものにでき、軟包材内の内容物が漏れるおそれも低減できる。

発明の効果

0019

本発明に係る包装構造及び結束体によれば、内容物が充填された複数の軟包材を確実に結束でき、結束状態の美観が比較的に優れ、軟包材内の内容物が漏れるおそれも低減できる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の一実施形態における包装構造の斜視図である。
起立した状態の包装体の斜視図である。
包装体を底側から見た時の斜視図である。
集合包装体を取り囲む前の結束体を示す斜視図である。
集合包装体を取り囲む前の結束体の模式平面図である。
変形例のスリーブ状の結束体における図5に対応する模式平面図である。
他の変形例のスリーブ状の結束体における図5に対応する模式平面図である。
非収縮部にデザイン層を設けた場合における当該デザイン層を設けた部分の径方向積層構造の一例を示す模式図である。
軟包材がパウチ容器でない変形例の包装構造の斜視図である。

実施例

0021

以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。また、実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは現物と異なる場合があり、寸法比率などは複数の図面で整合が取れない場合がある。

0022

図1は、本発明の一実施形態における包装構造80の斜視図である。

0023

この包装構造80は、2つの包装体10が集まって構成される集合包装体50と、集合包装体50を一体に結束する結束体60とを備える。集合包装体50を構成する2つの包装体10は、一列に整列している。結束体60は、スリーブ状の形状を有し、集合包装体50を取り囲んでいる。集合包装体50がスリーブ状の結束体60に締め付けられることによって、2つの包装体10は、一体化され、分離しないようになっている。なお、図1に示す例では、集合包装体50が、一列に配置された包装体10で構成されているが、集合包装体は、複列に配置された包装体で構成されてもよい。

0024

包装体10は、内容物と、内容物の充填によって膨らんだパウチ容器40とで構成される。パウチ容器40は軟包材の一例である。内容物は、特に限定されないが、例えば、シャンプーリンストリートメント洗剤粉石けん等の生活用各種ケア製品スポーツドリンクゼリー流動食等の飲食品医薬品、医薬部外品等で構成される。内容部は、液体に限らず、粘性物粉状物であってもよい。

0025

以下、図2及び図3を用いてパウチ容器40について詳述し、後述の図4及び図5を用いて結束体60について詳述する。そして、その後、集合包装体50や集合包装体50に対する結束体60の締め付け等について再度詳しく説明する。

0026

図2は、起立した状態の包装体10の斜視図であり、図3は、包装体10を底側から見た時の斜視図である。

0027

包装体10のパウチ容器40は、一対の胴部シートである表面シート11及び裏面シート12と、一対のサイドガセットシート13,14とを備える。一対のサイドガセットシート13,14は、一対の胴部シート11,12の幅方向Xの両縁部から幅方向内側に折り込まれる。表面シート11及び裏面シート12は、パウチ容器40の表面部及び裏面部を構成するシート材であり、一対のサイドガセットシート13,14は、パウチ容器40の幅方向Xの両サイドガセット部を構成するシート材である。

0028

パウチ容器40は、4つのシート、すなわち一対の胴部シート11,12及び一対のサイドガセットシート13,14が上下左右端縁部でヒートシールされ、内容物が充填される内部スペースである充填部17を密閉した構造を有する。

0029

詳しくは、一対の胴部シート11,12は、上下方向に帯状に延び、下方は面取りされている。また、一対のサイドガセットシート13,14は、胴部シート11,12よりも幅狭で、胴部シート11,12と同様に上下方向に延び、下方は面取りされている。パウチ容器40は、トップシール部20、ボトムシール部21(図3参照)及びサイドシール部22を有する。トップシール部20は、一対の胴部シート11,12の上縁部同士がヒートシールされ、一対の胴部シート11,12の上縁部と一対のサイドガセットシート13,14の上縁部とがヒートシールされことにより構成される。

0030

図3を参照して、ボトムシール部21は、一対の胴部シート11,12の下縁部同士、及び一対の胴部シート11,12の下縁部と一対のサイドガセットシート13,14の下縁部とがヒートシールされることにより構成される。図2を参照して、サイドシール部22は、折り込まれたサイドガセットシート13,14の周縁内面が一対の胴部シート11,12の内面にヒートシールされることによって構成される。サイドシール部22は、上下方向に沿って延在して形成される。このようにして、4つのシート11〜14が接合され、充填部17が密閉される。

0031

サイドガセットシート13,14は、周縁部の内面が一対の胴部シート11,12の内面に接合されるので、サイドガセットシート13,14の周縁部以外の部分は、一対の胴部シート11,12における幅方向Xの縁よりも幅方向内側に配置される。よって、図2に示すように、サイドガセットシート13,14は幅方向内側に窪み、包装体10のサイド側にサイドガセットでできる凹部スペース46が形成される。

0032

図2に示すように、包装体10は、上方に向かって矢印Y方向の寸法である奥行き寸法が狭くなり始める肩部18を有すると好ましいが、肩部は存在しなくてもよい。包装体10は、肩部18より上は先細りの形状になっており、肩部18より下は寸胴形状に近い形状となっている。

0033

図2に示すように、パウチ容器40は、上部側の幅方向中央部に内容物を充填及び取り出すための口栓30を有する。口栓30は、スパウト31と、スパウト31の外周に形成されたネジ部に螺合されたキャップ32とで構成される。スパウト31は、一対の胴部シート11,12の上端縁に挟み込まれた状態で一対の胴部シート11,12にヒートシールされる略平面舟形状装着部(図示せず)と、装着部の下部に設けられてパウチ容器40内に充填された内容物を吸い上げる導出管(図示せず)とを備える。

0034

図2及び図3を参照して、スパウト31からパウチ容器40の充填部17に内容物を充填すると、表面シート11および裏面シート12が図2に矢印Yで示す奥行き方向に互いに離間し、一対の胴部シート11,12の下縁部の夫々がパウチ容器40の奥行き方向のいずれか一方側に折れ曲がって平面状に広がった底部が形成される。そして、パウチ容器40の胴部が膨らんだ形態となって、パウチ容器40及びそれに充填された内容物からなる包装体10が自立性を有することになる。内容物の充填後にキャップ32をスパウト31のネジ部に締めこむことによって、内容物が充填部17に密閉され、包装体10の自立性が維持される。

0035

なお、本実施形態では、包装体10において一対の胴部シート11,12が折り返されて底部が構成される場合について説明した。しかし、一対の胴部シートが折り返される代わりに一対のサイドガセットシートが折り返されて底部が構成されてもよい。

0036

また、パウチ容器40が、口栓30及びサイドガセットシート13,14を有する場合について説明したが、パウチ容器はこの形態に限定されず、通常公知の形態のものを用いることができる。例えば、パウチ容器は口栓を有さず、購入者等が上部側の角部を破断させることによって内容物を取り出す構造を有してもよい。また、パウチ容器は、サイドガセットシートを有さず、一対の胴部シートの幅方向の両端部同士が接合された構造であってもよい。また、サイドガセットを有さず、底面側にガセットのある構成でもよい。また、一対の胴部シート、一対のサイドガセットシートを別体の4枚のシートにより形成したが、一対の胴部シート、一対のサイドガセットシートを1枚のシートを織り込んでシール部を設けるようにして形成してもよい。

0037

各シート11〜14を形成するシート材は、通常、樹脂フィルムから構成される。シート材を構成する樹脂フィルムには、耐衝撃性耐磨耗性、および耐熱性など、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。シート材の厚みは、例えば20μm〜300μmであり、好ましくは30μm〜200μmである。また、シール部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シート材には、ヒートシール性も要求される。シート材としては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シート材が好適であり、高いガスバリア性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にガスバリア層を設けることが好適である。

0038

ここで、ベースフィルム層、シーラント層、およびガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用ラミネート法、例えば、接着剤によるドライラミネーション熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーションなどにより行うことができる。

0039

ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステルポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィンポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミドナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニルPVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレートPMMA)、およびポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層又は二層以上の延伸又は未延伸フィルムが例示できる。ベースフィルム層の厚みは、例えば10μm〜200μmであり、好ましくは10μm〜100μmである。

0040

シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレンLLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレンCPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレンオレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体EMAA)およびエチレン−酢酸ビニル共重合体EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又は未延伸フィルムが例示できる。シーラント層の厚みは、例えば10μm〜200μmであり、好ましくは20μm〜180μmである。

0041

ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。ガスバリア層の厚みは、例えば0.1μm〜20μmであり、好ましくは0.2μm〜10μmである。上記ヒートシールによる各シール部20,21,22は、各シート材のシーラント層が容器の内側となるように重ね合わせて熱圧着することで形成できる。

0042

図4は、集合包装体50を取り囲む前の結束体60を示す斜視図であり、図5は、集合包装体50を取り囲む前の結束体60の模式平面図である。

0043

図4及び図5に示すように、結束体60は、帯状のフィルムからなる。結束体60は、周方向の第1部分に熱によって収縮しない非収縮部61を有し、周方向の第2部分に熱によって収縮する収縮部62を有する。図5を参照して、スリーブ状の結束体60は、次のように構成される。すなわち、帯状で一体の非熱収縮性フィルム64の長手方向(結束体60の周方向に一致)の一方側端部を、帯状で一体の熱収縮性フィルム65の長手方向(結束体60の周方向に一致)の他方側端部に径方向に重ねて重なり部68を設け、非熱収縮性フィルム64の長手方向の他方側端部も、帯状で一体の熱収縮性フィルム65の長手方向の一方側端部に径方向に重ねて重なり部69を設ける。そして、各重なり部68,69の少なくとも一部を溶剤による接着部で接着することによって結束体60を構成する。結束体60において非熱収縮性フィルム64が存在する周方向部分は熱によって収縮しない第1部分を構成し、結束体60においてそれ以外の周方向部分は熱によって収縮する第2部分を構成する。なお、結束体は、帯状で一体の非熱収縮性フィルムの長手方向(結束体の周方向に一致)の一方側端部を帯状で一体の熱収縮性フィルムの長手方向(結束体の周方向に一致)の他方側端部に径方向に重ねて、その重なり部の少なくとも一部を接着剤やヒートシールで接合すると共に、非熱収縮性フィルムの長手方向の他方側端部を熱収縮性フィルムの長手方向の一方側端部に重ねて、その重なり部の少なくとも一部を接着剤やヒートシールで接合することによって、構成されてもよい。なお、図4及び図5に示す例では、隣接する帯状の非熱収縮性フィルム64及び帯状の熱収縮性フィルムは、フィルムの延在方向のうち長手方向の端部同士が接着されていた。しかし、隣接する帯状の非熱収縮性フィルム及び帯状の熱収縮性フィルムは、当該フィルムの短手方向の端部同士が接着されてもよく、いずれか一方の長手方向の端部と、他方の短手方向の端部とが接着されてもよい。

0044

非熱収縮性フィルム64は、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂ポリ乳酸系樹脂等のポリエステル系樹脂ポリエチレン系樹脂ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂等の延伸フィルム又は無延伸フィルムで好適に構成される。他方、熱収縮性フィルム65は、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂やポリ乳酸系樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂ポリ塩化ビニル系樹脂ポリアミド系樹脂などの熱可塑性樹脂から選択される1種、又は2種以上の混合物で構成される。これらの材料のうち、熱収縮性フィルム65は、シュリンク特性等の観点からポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂を用いることが好ましく、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂を用いることがより好ましい。熱収縮性フィルム65は、単層フィルムであってもよく、複数の層を有する多層フィルムであってもよい。多層フィルムの場合、裏面を構成する層としてヒートシール層を有していてもよい。また、接着剤を用いて接着を行う場合、接着剤としては、例えば、ウレタン系、エポキシ系などの二液硬化型接着剤酢酸ビニルなどのビニル系、ニトリルゴムなどの合成ゴム系アクリル系、ウレタン系などの溶剤型接着剤エマルジョン型接着剤又は感熱接着剤などを好適に採用できる。なお、非熱収縮性フィルム64は、前述のフィルムの代わりに、紙、合成紙、不織布又は発泡シートを用いてもよい。また、非熱収縮性フィルム64としては、感圧接着剤付き非熱収縮性フィルム(タックシート)を用いてもよい。この場合は、非熱収縮性フィルム64は、前記ドライラミネート接着剤は用いず、感圧接着剤によって熱収縮性フィルム65と貼り合わせられる。

0045

図5に示す例では、重なり部分において、熱収縮性フィルム65が、非熱収縮性フィルム64の外側に配置されている場合について説明したが、重なり部分において、熱収縮性フィルムは、全てが非熱収縮性フィルムの外側に配置されてもよく、全てが非熱収縮性フィルムの内側に配置されてもよく、又は一部が外側で且つ一部が内側に配置されてもよい。また、フィルム同士の接着は、外側となるフィルムは、重なり部において、端まで接着されていることが好ましい。一方、内側となるフィルムは、端まで接着されていてもよく、端近傍が非接着で端近傍まで接着されていてもよい。また、図5に矢印Aで示される非収縮部61が占める結束体周方向の範囲が、図5に矢印Bで示される収縮部62が占める結束体周方向の範囲よりも大きい方が好ましい。また、非収縮部61が占める結束体60の周方向の割合が60%以上であることがより好ましく、非収縮部61が占める結束体60の周方向の割合が70%以上であることが特に好ましい。収縮部62が占める周方向の割合は、収縮前において、例えば、3〜40%が好ましく、5〜30%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、収縮部62が占める周方向の割合は、1〜30%が好ましく、3〜25%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、非収縮部61が占める周方向の割合は、70%〜99%が好ましく、75%〜97%がより好ましい。

0046

再度、図1を参照して、包装体10は、互いの胴部シート11,12の高さ方向Zの中央部同士が接触するように奥行き方向Yに重ねられる。図1に示す例では、左側に位置する一方の包装体10の裏面シート12が右側に位置する他方の包装体10の表面シート11と接触している。包装体10の奥行き方向Yから見たとき、一方の包装体10は、他方の包装体10に略重なる。その結果、2つの包装体10のサイドガセットシート13,13,14,14(サイドガセットシート14は図2参照)は、包装体10の幅方向Xの一方側及び他方側で幅方向X外側に向けられた状態で奥行き方向Yに隣り合うように配置される。

0047

一方の包装体10において口栓30が存在する高さ方向の上部は、他方の包装体10において口栓30が存在する高さ方向の上部に水平方向に略重なり、一方の包装体10の上部の高さ方向位置は、他方の包装体10の上部の高さ方向位置に略一致している。また、一方の包装体10の高さ方向の底部は、他方の包装体10の高さ方向の底部に水平方向に略重なり、一方の包装体10の底部の高さ方向位置は、他方の包装体10の底部の高さ方向位置に略一致している。

0048

本実施形態によれば、一方の包装体10の底部の高さ方向位置が、他方の包装体10の底部の高さ方向位置に揃っているので、集合包装体50の正立姿勢を安定させることができる。また、図1に示すように、包装体10は、底部の奥行き方向Yの寸法が上部の奥行き方向Yの寸法よりも大きくなっており、この視点からも、正立姿勢を安定に維持できる。

0049

結束体60は、バーコード等の機械的読み取り記号の領域を除いて透明である。当該機械的読み取り記号は、結束体60の非収縮部61における胴部シート11,12以外の部分に設けられると好ましく、結束体60の非収縮部61におけるサイドシール部22や凹部スペース46に対向する集合包装体50の側面領域に設けられると好ましい。また、例えば、包装体10の表面シート11における中央部42には、購買者に目に付き易い意匠、例えば商品名やロゴマークやそれらで構成される商標等が印刷され、包装体10の裏面シート12には、説明事項、例えば商品の成分表示や使用上の注意事項等が印刷される。この例では、包装体10に意匠を印刷する例を説明するが、包装体に意匠を印刷しなくてもよい。

0050

包装構造80は、一方の包装体10の表面シート11が正面に向けられた状態で商品棚等に配置されることが想定される。また、一方の包装体10の裏面シート12が他方の包装体10の表面シート11と接触するので、包装構造80が商品棚等に適切に載置された際、包装構造80の裏側は、他方の包装体10の裏面シート12で構成される。よって、購買者等は、透明の結束体60を介して包装体10の表面シート11に印刷された目に付き易い意匠を容易に視認でき、包装構造80を手に取った後、前後を逆に反転させる等することによって、包装体10の裏面シート12に印刷された説明事項を視認できる。

0051

結束体60は、一方の包装体10の表面シート11、他方の包装体10の裏面シート12、及び2つの包装体10に含まれる全てのサイドシール部22の先端に接触する。図1に示すように、収縮部62は、サイドガセットシート13に対向するように配置される。詳しくは、収縮部62は、一方の包装体10と他方の包装体10の接触部43の一方側の側端を跨ぐように配置され、各包装体10のサイドガセットシート13の一部に対向する。換言すれば、集合包装体50は、各包装体10の凹部スペース46を足し合わせてなる凹部スペースを有し、特に、集合包装体50は、側部に2つの包装体10の凹部スペース46を有する。収縮部62は接触部43の一方側の側端を除いて凹部スペース46に対向し、収縮部62の殆どの部分は凹部スペース46に対向する。図1に示す例のように、集合包装体が凹部スペースを側面部に有し、収縮部の少なくとも一部が凹部スペースに対向する箇所に配置されると好ましい。また、非収縮部は、集合包装体において胴部シートに対向する箇所を含む領域に配置されると好ましい。

0052

なお、図1に示す例では、包装体10自身が凹部スペース46を有する結果として、集合包装体50が凹部スペース46を有する例について説明した。しかし、包装体自身には凹部スペースがなくても、集合包装体が凹部スペースを有する場合がある。例えば、後述の図9に示すように、包装体が幅方向の一方および他方の端部側から中央側に向かうにしたがって、包装体が奥行き方向に広がるような構造を有する場合、集合包装体における隣接する包装体を包装体の奥行き方向が重なるように接触させるようにすると、隣接する包装体の接触部の側端に凹部スペースが構成される。この場合においても、収縮部の少なくとも一部が凹部スペースに対向する箇所に配置されると好ましい。

0053

図1に示す例では、収縮部62が収縮した後において、収縮部62の周方向長さが、集合包装体50のY方向長さ、すなわち1つのサイドガセットシート13のY方向長さの2倍程度の長さ、よりも短くなっている。この場合、収縮部62の全領域が、1つのサイドガセットシート13に対向するか、又は隣り合う2つのサイドガセットシート13,13及び2つの包装体10の接触部43の側端に対向する周方向範囲に収まると好ましい。集合包装体50との関係では、収縮部62の全領域が、包装体10の接触部43の側端に対向する領域を除いて集合包装体50の凹部スペースに対向するように配置されると好ましい。また、収縮部の周方向長さが、Y方向長さよりも長い場合、収縮部は、隣り合う2つのサイドガセットシートに対向する周方向範囲の全てを含むと好ましい。他方、非収縮部61は、図1の形態では、一方の包装体10の表面シート11、他方の包装体10の裏面シート12及びサイドガゼットシート14,14に対向する位置に形成されている。なお、これら好ましい例では、収縮部は、隣り合う2つのサイドガセットシートに対向する周方向範囲の少なくとも一部を含むように配置されるが、収縮部は、結束体においてサイドガセットシートに対向しない箇所に配置されてもよい。

0054

結束体60は、包装体10において肩部18よりも若干下側の位置から胴部シート11,12において面取りがされている箇所の若干上側までの領域を覆っている。この例では、結束体60が、包装体10の肩部18よりも包装体10の底側の一部領域を覆っている場合について説明したが、スリーブ状の結束体は、集合包装体の側方における包装体の口栓以外の全領域を全周に亘って覆ってもよく、包装体の肩部よりも上側を覆ってもよい。また、スリーブ状の結束体は、集合包装体の側方における包装体の口栓も含んだ全領域を全周に亘って覆ってもよい。また、図1に示す例では、結束体60が、包装体10の下端部を覆っていないが、結束体は、包装体の下端部を含む高さ領域を覆ってもよい。結束体は、包装構造の高さ方向の如何なる高さ範囲を覆ってもよい。環状の結束体は、集合包装体における胴部の高さ方向の50%以上又は60%以上を覆っていると好ましい。また、環状の結束体は、胴部全体を覆ってもよいが、覆っていない領域を有することが好ましい。覆っていない領域は、胴部の高さ方向の5%〜50%、10%〜40%、15%〜30%が好ましい。また、集合包装体の上部側は覆われていないことが好ましい。また、スリーブ状の結束体は、図1想像線LuとLbで示す高さ範囲、すなわち、包装体10の肩部18から包装体10の下端部までを覆ってもよい。この場合、肩部18は、胴部よりも若干大きく縮径しているので、結束体が下側に抜けることを抑制できる。また、結束体が、下端部まで覆っているので、包装構造の起立安定性を向上させることができる。

0055

図1及び図4に示すように、結束体60は包装構造80の高さ方向Zに延在するミシン目67を有すると好ましい。図1に示す例では、ミシン目67は、収縮部62に設けられ、凹部スペース46に対向する領域に設けられている。ミシン目67は、1条のミシン目であり、結束体60の上部と下部に高さ方向Zに間隔をおいて設けられている。製品購入者は、ミシン目線67にそって結束体60を破断することで、集合包装体50を容易に分断でき、包装体10を容易に取り出すことができる。図1に示すように、包装構造80においてミシン目67が凹部スペース46に対向するように配置されると、ミシン目67を切断し易くて好ましい。なお、ミシン目は、非収縮部に設けられてもよく、上から下まで連続的に設けられてもよく、2条以上のミシン目が設けられてもよく、例えば収縮部の一方端と他方端において、各1条ずつのミシン目が形成されてもよい。但し、結束体は、ミシン目を有さなくてもよい。

0056

上記実施形態によれば、パウチ容器40内に内容物が充填された包装体10が複数集まった集合包装体50を取り囲むスリーブ状の結束体60が、周方向の互いに異なる領域に、熱によって収縮する収縮部62と熱によって収縮しない非収縮部61とを有するので、集合包装体50を適度な締め付け力で締め付けできる。したがって、内容物が充填された複数の包装体10を確実に結束でき、集合包装体50の結束状態の美観も比較的に優れたものにでき、包装体10内の内容物が漏れるおそれも低減できる。

0057

また、結束体60が、熱収縮性を有する帯状の熱収縮性フィルム65、非熱収縮性を有する帯状の非熱収縮性フィルム64及び接着剤68,69で構成できるから、結束体60を簡易に構成できる。

0058

また、収縮部62の殆どの部分が、サイドガセットシート13に対向するように配置されるから、収縮部62の殆どの部分は、凹部スペース46に対向する。よって、スリーブ状の結束体60は、収縮の自由度が大きい凹部スペース46に対向する部分を含んだ箇所が収縮することになる。その結果、スリーブ状の結束体60に皺が寄りにくく、包装構造80の美観が結束体60の皺で損なわれることを抑制できる。

0059

また、スリーブ状の結束体60は、パウチ容器が上方に向かって奥行き寸法が狭くなり始める肩部18よりも下方側に配置されるので、結束体60は、奥行き寸法が狭くなる箇所に巻かれることがない。結束体60が、包装体10において肩部18より上側に位置して奥行き寸法が狭くなる大きな湾曲箇所締め付けることがないので、結束体60の表面が湾曲することを抑制でき、結束体60に皺が寄りにくい。よって、包装構造80の美観が結束体60の皺で損なわれることを抑制できる。

0060

次に、図6図8を参照して、環状の結束体の変形例について説明する。図6は、変形例のスリーブ状の結束体160における図5に対応する模式平面図である。図6に示すように、結束体160は、2つの非収縮部161と2つの収縮部162とを接着代を除いて周方向に交互に配置してなる構成であってもよい。例えば、結束体160が、2つの略同一の非熱収縮性フィルム164、2つの略同一の熱収縮性フィルム165及び溶剤等を用いて形成される4つの接着部168を有するようにしてもよい。そして、一方の熱収縮性フィルム165の周方向の一方側端部の内側を、一方の非熱収縮性フィルム164の周方向の他方側端部の外側に接着し、一方の熱収縮性フィルム165の周方向の他方側端部の内側を、他方の非熱収縮性フィルム164の周方向の一方側端部の外側に接着してもよい。また、他方の熱収縮性フィルム165の周方向の一方側端部の内側を、他方の非熱収縮性フィルム164の周方向の他方側端部の外側に接着し、他方の熱収縮性フィルム165の周方向の他方側端部の内側を、一方の非熱収縮性フィルム164の周方向の一方側端部の外側に接着してもよい。このようにして、非熱収縮性フィルム164と熱収縮性フィルム165とが接着代を除いて交互に配置されるようにしてもよい。この例の場合、非収縮部161は、結束体160において非熱収縮性フィルム164が存在する周方向箇所に設けられる。また、収縮部162は、結束体160におけるそれ以外の周方向部分に設けられる。なお、スリーブ状の結束体は、3以上同じ数の非熱収縮性フィルムと熱収縮性フィルムとを接着代を除いて交互に配置することによって形成されてもよい。また、スリーブ状の結束体は、互いに異なる数の非熱収縮性フィルムと熱収縮性フィルムとを、接着代を除いて環状に配置することによって形成されてもよい。すなわち、スリーブ状の結束体は、非熱収縮性フィルムの周方向の一方側端部と非熱収縮性フィルムの周方向の他方側端部とが接着される構造を含んでもよい。また、スリーブ状の結束体は、熱収縮性フィルムの周方向の一方側端部と熱収縮性フィルムの周方向の他方側端部とが接着される構造を含んでもよい。

0061

図6に示す例の場合でも、非収縮部161が占める結束体周方向の位相範囲が、収縮部162が占める結束体周方向の位相範囲よりも大きい方が好ましい。また、非収縮部161が占める結束体160の周方向の位相割合が60%以上であることがより好ましく、非収縮部161が占める結束体160の周方向の位相割合が70%以上であることが特に好ましい。収縮部162が占める周方向の割合は、収縮前において、例えば、3〜40%が好ましく、5〜30%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、収縮部162が占める周方向の割合は、1〜30%が好ましく、3〜25%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、非収縮部161が占める周方向の割合は、70%〜99%が好ましく、75%〜97%がより好ましい。また、各収縮部162が、胴部シート11,12同士が接触する接触部43の側端に対向するように配置されると収縮の自由度を大きくできて結束体160に皺が寄りにくくなって好ましい。

0062

なお、図6に示す例では、結束体160が2つの非収縮部161と2つの収縮部162とを周方向に交互に配置してなる構成を有する場合について説明したが、結束体は3つ以上の収縮部と3つ以上の非収縮部とを周方向に交互に配置してなる構成を有してもよい。また、図6に示す例では、収縮部162及び非収縮部161の重なり部分において、2つの収縮部162が2つの非収縮部161よりも外側に配置される場合について説明した。しかし、複数の収縮部と複数の非収縮部が交互に配置される場合に、収縮部及び非収縮部の重なり部分において、収縮部は非収縮部の内側に配置されてもよく、収縮部が非収縮部の外側に配置される場合と内側に配置される場合とが混在してもよい。

0063

図7は、他の変形例のスリーブ状の結束体260における図5に対応する模式平面図である。図7に示すように、結束体260は、帯状のフィルムからなる。結束体260は、周方向の第1部分に熱によって収縮しない非収縮部261を有し、周方向の第2部分に熱によって収縮する収縮部262を有する。図7に示すように、結束体260は、スリーブ状の熱収縮性フィルム265、及び熱収縮性フィルム265内側の周方向一部に接着剤で接合された非環状の非熱収縮性フィルム266で構成される。ここで、スリーブ状の熱収縮性フィルム265は、例えば帯状の熱収縮性フィルムにおける延在方向の一例としての長手方向の一端部と他端部とを溶剤で接着して接着部268を形成することによって構成される。この例の場合、非収縮部261は、図7に矢印Dで示す熱収縮性フィルム265において非熱収縮性フィルム266が接合されている周方向部分で構成される。また、収縮部262は、図4に矢印Cで示す結束体260におけるそれ以外の周方向部分で構成され、非熱収縮性フィルム266が接合されていない領域で構成される。なお、図7に示す変形例では、延在方向が長手方向で、スリーブ状の熱収縮性フィルム265が、例えば帯状の熱収縮性フィルムの長手方向の一端部と他端部とを溶剤で接着して接着部268を形成することによって構成された。しかし、延在方向は短手方向であってもよく、スリーブ状の熱収縮性フィルムは、例えば帯状の熱収縮性フィルムの短手方向の一端部と他端部とを溶剤で接着して接着部を形成することによって構成されてもよい。

0064

図7に示すように、接着部268の近傍領域は収縮部262になっている。非熱収縮性フィルム266は、非熱収縮性フィルム266の周方向における両端付近を除いて熱収縮性フィルム265にドライラミネート用接着剤等の接着剤で接合されている。熱収縮性フィルム265及び非熱収縮性フィルム266の材料としては、上記実施形態で述べた材料を好適に適用できる。

0065

図7に示す例でも、矢印Dで示される非収縮部261が占める結束体周方向の位相範囲が、図4に矢印Cで示される収縮部262が占める結束体周方向の位相範囲よりも大きい方が好ましい。また、非収縮部261が占める結束体260の周方向の位相割合が60%以上であることがより好ましく、非収縮部261が占める結束体260の周方向の位相割合が70%以上であることが特に好ましい。収縮部262が占める周方向の割合は、収縮前において、例えば、3〜40%が好ましく、5〜30%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、収縮部262が占める周方向の割合は、1〜30%が好ましく、3〜25%がより好ましい。また、包装構造(収縮後の状態)においては、非収縮部261が占める周方向の割合は、70%〜99%が好ましく、75%〜97%がより好ましい。なお、図7に示す例では、スリーブ状の熱収縮性フィルム265の内側に非熱収縮性フィルム266を接合する場合について説明したが、スリーブ状の熱収縮性フィルムの外側に非熱収縮性フィルムを接合してもよく、又はスリーブ状の熱収縮性フィルムの内側及び外側の両方における周方向の一部に非熱収縮性フィルムを接合してもよい。

0066

この変形例によれば、帯状の外側熱収縮性フィルムの長手方向の一端部と他端部とを接着してなるスリーブ状の外側熱収縮性フィルム265が径方向の最外方に配置され、フィルムが接着剤268を介して径方向に重なる段部269が結束体260の径方向の最外方に、1つしか存在しない。また、その段部269は、熱収縮性フィルム265と非熱収縮性フィルム266との積層領域でない箇所に設けられる。この変形例によれば、段部269が径方向の外側に少ないので、美観が良好な結束体260を構成できる。

0067

なお、図4図6及び図7では、スリーブ状の結束体60,160,260が、非収縮部61,161,261と収縮部62,162,262とを有する場合について説明したが、リーブ状の結束体は、それらの構成以外の構成で非収縮部及び収縮部を有してもよい。

0068

次に、図8を参照して、結束体360に意匠デザインを施す場合について説明する。図8は、非収縮部361にデザイン層372を設けた場合における径方向の積層構造の一例を示す模式図である。図8に示すように、非収縮部361におけるデザイン層372が設けられた箇所361aは、例えば、外側に配置される透明の熱収縮性フィルム層371、熱収縮性フィルム層371の内側に配置されるデザイン層372、デザイン層372の内側に設けられるドライラミネート用接着剤層373、ドライラミネート用接着剤層373の内側に設けられる透明の非熱収縮性フィルム層374、及び非熱収縮性フィルム層374の内側に設けられる白色層375で構成されることができる。

0069

デザイン層372は、例えば、複数の異なる色彩を有する印刷層を組み合わせることによって形成される。但し、デザイン層372は1の印刷層を用いて、印刷層を設ける部分と設けない部分とによって形成されてもよい。デザイン層372の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.1μm〜5μmである。

0070

印刷層は、従来公知の油性インキ溶剤系インキ)又は水性インキを用いて形成できる。これらインキは、例えばバインダ樹脂と、色材と、任意の添加剤と、溶媒又は分散媒(以下、溶媒等という)とを含有し、バインダ樹脂や色材が溶媒等に溶解又は分散したものである。溶媒等は、バインダ樹脂等を溶解又は分散させることができれば特に限定されないが、水性インキの場合は水を含む。印刷層は、グラビア印刷法フレキソ印刷法凸版輪転印刷法、及びインクジェット印刷法などの従来公知の印刷法により形成することができる。これらの印刷法により、フィルム基材上にインキを塗工した後、溶媒等を揮発除去して、色材と、バインダ樹脂と、任意の添加剤とを含む印刷層が形成される。

0071

白色層375とは、白色の色材及びボイドの少なくとも一方を含む層である。白色層375としては白色印刷層白色フィルム層が例示される。白色印刷層は白色の色材を含むことが好ましい。白色フィルム層はボイドを含有することが好ましい。白色の色材としては、酸化チタン亜鉛華亜鉛白)、鉛白、リトボン(硫酸バリウム硫化亜鉛の混合物)等の白色顔料が例示でき、好ましくは酸化チタンである。図8の実施例の場合、白色層375は白色印刷層であることが好ましい。例えば、白色層が白色印刷層の場合、白色の色材(例えば、酸化チタン)の含有量は、白色層の全体に対して、例えば20重量%以上、好ましくは30重量%〜90重量%、より好ましくは40重量%〜80重量%である。白色層375が白色印刷層の場合、白色層375の厚みは、例えば0.5〜10μmである。白色層375が白色フィルム層の場合、白色フィルム層の厚みは、例えば、5〜80μmであり、5〜50μmが好ましい。ボイドは層内に形成される空洞部であって、白色層375を構成する樹脂とボイドとの界面で可視光散乱されるため、ボイドを含む白色層375は白色に見える。白色層375は、可視光(波長380nm〜780nm)の全波長に亘って反射率が10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましい。また、図8の実施例において、白色層375を積層構造の最内面としたが、例えば、白色層375の内側にさらにすべり層を配置してもよい。当該すべり層は、例えば、周知乃至公用の印刷法によって形成され、滑材を含む印刷層である。この場合、滑材はすべり層の全体に対して、0.1重量%〜10重量%含有していることが好ましい。

0072

なお、結束体に意匠デザインを施す場合において、意匠デザインを施す部分を次に示す積層構造で構成してもよい。すなわち、変形例1では、その意匠デザインを施す部分に、スリーブ状の結束体の外側から内側に向けて、熱収縮性フィルム(透明)層、デザイン層、ドライラミネート用接着剤層、白色の非熱収縮性フィルム層(ボイド含む白色フィルム層)、すべり層の順番に各層を設けてもよい。また、変形例2では、意匠デザインを施す部分に、スリーブ状の結束体の外側から内側に向けて、熱収縮性フィルム(透明)層、デザイン層、白色印刷層、ドライラミネート用接着剤層、非熱収縮性フィルム(透明)層、すべり層の順番に各層を設けてもよい。また、変形例3では、意匠デザインを施す部分に、スリーブ状の結束体の外側から内側に向けて、熱収縮性フィルム(透明)層、デザイン層、ドライラミネート用接着剤層、非熱収縮性フィルム(透明)層、すべり層の順番に各層を設けてもよい。変形例3は白色層が設けられていない構成で、ラベル内面が透けて見えるような透明基調デザインとなるラベルに用いられる積層構造である。

0073

図8では、デザイン層372を、非収縮部361における熱収縮性フィルム層371の内側に形成する例について説明した。しかし、デザイン層は、非収縮部における熱収縮性フィルム層の外側に形成されてもよく、非収縮部における熱収縮性フィルム層の外側及び内側の両方に形成されてもよい。また、デザイン層は、収縮部における非熱収縮性フィルム層の内側、外側、又は内側及び外側の両側に設けられてもよい。

0074

次に、図9を参照して、軟包材がパウチ容器でない場合の変形例について説明する。図9は、変形例の包装構造480の斜視図である。

0075

図9に示すように、包装体410の軟包材は、合成樹脂アルミを蒸着した複合素材等からなって、ポテトチップス等の駄菓子封入するための袋440であってもよい。また、包装体410の内容物は、袋440で密閉された充填部417につめられたポテトチップス等の駄菓子であってもよい。

0076

図9に示すように、集合包装体450を、袋440の奥行き方向に重なった2つの包装体410で構成してもよい。また、包装構造480を、集合包装体450と、集合包装体450の胴部周りを全周に亘って取り囲むことによって、集合包装体450を内側に締め付けて一体化させるスリーブ状の結束体460とで構成してもよい。

0077

図9に示す場合でも、袋440の奥行き方向に重ねられた2つの包装体10の接触部の側端に凹部スペースが形成される。ここで、この変形例の場合にも、結束体460において熱によって収縮する収縮部462が、2つの袋440の接触部443の側端に形成される凹部スペースに対向するように配置されると好ましい。この場合、結束体460で収縮する収縮部462の少なくとも一部が、2つの袋440の接触部の側端周辺に形成される凹部スペースに対向する収縮の自由度が大きい箇所に配置されるので、結束体460に皺が寄りにくくて、美観を損ねにくい。

0078

図9を参照して、一方の袋440における他方の袋440側とは反対側の表面の中央部442には、商品名等の意匠デザインが印刷されてもよい。この例でも、結束体460は、透明の材質で構成される。購買者等は、透明の結束体460を介して袋440の意匠デザインを視認できる。

0079

なお、収縮部462の少なくとも一部が、2つの袋440の接触部の側端周辺に形成される凹部スペースに対向する場合について説明した。しかし、収縮部462の全領域が、2つの袋の接触部の側端周辺に形成される凹部スペースに対向しない箇所に配置されてもよい。また、軟包材がポテトチップス等の駄菓子を封入するための袋440である場合に、結束体460が透明な例について説明した。しかし、軟包材がポテトチップス等の駄菓子を封入するための袋である場合に、結束体が透明でなくてもよく、結束体に文字や意匠デザイン等が付されてもよい。

0080

また、集合包装体50,450が、2つの包装体10,410で構成される場合について説明したが、集合包装体は3つ以上の包装体で構成されてもよい。また、集合包装体50,450が、1つのスリーブ状の結束体60,160,260,360,460で結束される場合について説明したが、集合包装体は、2つ以上のスリーブ状の結束体で結束されてよい。

0081

10,410包装体、 11表面シート(一方の胴部シート)、 12裏面シート(他方の胴部シート)、 13, 14サイドガセットシート、 18肩部、 40パウチ容器、 50,450集合包装体、 60, 160, 260, 360, 460結束体、 61, 161, 261, 361, 461 非収縮部、 62, 162, 262, 362, 462 収縮部、 64非熱収縮性フィルム、 65熱収縮性フィルム、 68, 69接着部、 80, 480包装構造、 265 外側熱収縮性フィルム、 266 内側非熱収縮性フィルム、 440 袋。

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  • 東洋紡株式会社の「 鮮度保持用ポリエステル系フィルムおよび包装体」が 公開されました。( 2021/07/08)

    【課題・解決手段】本発明は、エチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル系樹脂層を含有し、次の要件(1)〜(4)を満たす鮮度保持用ポリエステル系フィルムであり、包装体としたときに青果物等の... 詳細

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