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技術 オープンカーの排水構造

出願人 西川ゴム工業株式会社マツダ株式会社
発明者 小田廣岡山彰夫篠原三和西浦啓一郎
出願日 2016年3月18日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2016-055119
公開日 2017年9月21日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2017-165364
状態 特許登録済
技術分野 車両用シール装置
主要キーワード 裏面周囲 収集樋 左側サイドパネル バックウィンドウ アンダーパネル スクリューネジ トランク室 サポートフレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカー排水構造を提供する。

解決手段

アンダーパネル301,トップパネル302,左右に立設されたサイドパネル303からなる後傾可能なデッキカバー300と、それらのパネルで囲まれた開口部に位置し、回転自在でルーフ100とともに収納可能なバックウィンド200と、バックウィンド200の外周縁部に取付けられ、メインシール部502とサブシール部503を有するバックウィンドウェザーストリップ500を備え、バックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面の下部コーナー部Cでは、バックウィンドウェザーストリップ500を外方側に突出するように湾曲させ、サブシール部503より内方側となる取付基部501に流入して溜まった水Wを車外に導くための内方水抜き孔11を形成した。

概要

背景

従来、図7に示すような、ルーフ1が開閉式で、そのルーフ1を閉鎖状態(図7(a))から開放状態(図7(b))にする時には、ルーフ1の後部に配置されたバックウィンド2をルーフ1とともに回転させて車両後方トランク室3へ収納可能なオープンカーが知られている。
バックウィンド2の外周縁部には、図8に示すように、バックウィンドウェザーストリップ5が取付けられ、ルーフ1やトランク室3を塞ぐリッドパネル4に弾接して車内外シールする。
しかし、バックウィンド2はルーフ1の開閉時に回転するので、バックウィンド2の外周縁部にバックウィンドウェザーストリップ5を取付けたものであっても、バックウィンド2の左右下部コーナー部におけるシール性が問題になる。

そこで、バックウィンドウェザーストリップ5に水抜き孔を形成してバックウィンドウェザーストリップ5の溝内に沿って流れる降雨洗車などによる水Wを水抜き孔から車外に排水させる構造のものが開示されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載の発明は、ルーフとバックウィンド間の間隙に位置するウェザーストリップ中空シール部に孔部を設けて、溝内を伝わってきた水を中空シール部内に導き、末端部に設けた排水口を介してその水を車外に排出させるようにしたものである。
また、特許文献2に記載の発明は、バックウィンドの下部に設けられたウェザーストリップに収集樋とそれに接続された可撓性ホースを設けて、伝わってきた水をサイドウィンド側に排出するようにしたものである。

概要

大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカーの排水構造を提供する。アンダーパネル301,トップパネル302,左右に立設されたサイドパネル303からなる後傾可能なデッキカバー300と、それらのパネルで囲まれた開口部に位置し、回転自在でルーフ100とともに収納可能なバックウィンド200と、バックウィンド200の外周縁部に取付けられ、メインシール部502とサブシール部503を有するバックウィンドウェザーストリップ500を備え、バックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面の下部コーナー部Cでは、バックウィンドウェザーストリップ500を外方側に突出するように湾曲させ、サブシール部503より内方側となる取付基部501に流入して溜まった水Wを車外に導くための内方水抜き孔11を形成した。

目的

本発明の目的とするところは、大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカーの排水構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

開閉式のルーフ収納可能な収納部を覆うアンダーパネルと、そのアンダーパネルに対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、前記ルーフに弾接するトップパネルと、前記アンダーパネルと前記トップパネルの左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネルからなる、後傾可能なデッキカバーと、前記デッキカバーの前記アンダーパネルの前辺部,前記トップパネルの後辺部,前記左右のサイドパネルで囲まれた開口部に位置し、回転自在で前記収納部に収納可能なバックウィンドと、前記バックウィンドの外周縁部に取付けられる取付基部と、その取付基部に一体成形され前記バックウィンドの上面では前記トップパネル,下面では前記アンダーパネル,左右両側面では前記サイドパネルにそれぞれ弾接する、前記バックウィンドの外周縁部において外方と内方に並設されたメインシール部とサブシール部を有するバックウィンドウェザーストリップを備えるオープンカーで、前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部では、前記バックウィンドウェザーストリップを、少なくとも前記メインシール部と前記サブシール部を前記外方側に突出するように湾曲させ、前記サブシール部より前記内方側となる前記取付基部の位置に、溜まった水を車外に導くための内方水抜き孔を形成したことを特徴とするオープンカーの排水構造

請求項2

前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部では、前記バックウィンドウェザーストリップを、前記取付基部に対して少なくとも前記メインシール部と前記サブシール部を前記外方側に突出するように湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載のオープンカーの排水構造。

請求項3

前記バックウィンドウェザーストリップの左右両側面の下部コーナー部において、前記メインシール部と前記サブシール部の間になる前記取付基部の位置にも、溜まった水を車外に導くための外方水抜き孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のオープンカーの排水構造。

請求項4

前記バックウィンドは、バックウィンドガラス裏面周囲サポートフレームが取付けられてなるもので、前記バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、前記サポートフレームに重ねられた状態で固定されるとともに、前記サポートフレームの、前記内方水抜き孔に相対向する位置には内方貫通孔が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のオープンカーの排水構造。

請求項5

前記バックウィンドは、バックウィンドガラスの裏面周囲にサポートフレームが取付けられてなるもので、前記バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、前記サポートフレームに重ねられた状態で固定されるとともに、前記サポートフレームの、前記外方水抜き孔に相対向する位置には外方貫通孔が形成されてなることを特徴とする請求項3又は4に記載のオープンカーの排水構造。

技術分野

0001

本発明は、開閉式のルーフを有し、ルーフ後部に配置されたバックウィンドも回転するオープンカー排水構造に関するものである。

背景技術

0002

従来、図7に示すような、ルーフ1が開閉式で、そのルーフ1を閉鎖状態図7(a))から開放状態図7(b))にする時には、ルーフ1の後部に配置されたバックウィンド2をルーフ1とともに回転させて車両後方トランク室3へ収納可能なオープンカーが知られている。
バックウィンド2の外周縁部には、図8に示すように、バックウィンドウェザーストリップ5が取付けられ、ルーフ1やトランク室3を塞ぐリッドパネル4に弾接して車内外シールする。
しかし、バックウィンド2はルーフ1の開閉時に回転するので、バックウィンド2の外周縁部にバックウィンドウェザーストリップ5を取付けたものであっても、バックウィンド2の左右下部コーナー部におけるシール性が問題になる。

0003

そこで、バックウィンドウェザーストリップ5に水抜き孔を形成してバックウィンドウェザーストリップ5の溝内に沿って流れる降雨洗車などによる水Wを水抜き孔から車外に排水させる構造のものが開示されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に記載の発明は、ルーフとバックウィンド間の間隙に位置するウェザーストリップ中空シール部に孔部を設けて、溝内を伝わってきた水を中空シール部内に導き、末端部に設けた排水口を介してその水を車外に排出させるようにしたものである。
また、特許文献2に記載の発明は、バックウィンドの下部に設けられたウェザーストリップに収集樋とそれに接続された可撓性ホースを設けて、伝わってきた水をサイドウィンド側に排出するようにしたものである。

先行技術

0004

特許第4680092号公報
特許第3667722号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1,2に記載された発明は、排水時の水量が増大した場合に対応すること難しい。
特に、図9に示すように、開閉時のルーフ100の後部に回転自在のバックウィンド200が配置されるとともに、バックウィンド200のさらに後部にバックウィンド200を取り囲むように、段違いに設けられたアンダーパネル301とトップパネル302と、それらアンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結する左右のサイドパネル303からなるデッキカバー300を備えるオープンカーの場合、バックウィンド200の外周縁部に取付けられたバックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面が弾接するサイドパネル303が立設されたデザインであるので、この断崖絶壁状のサイドパネル303の存在により、バックウィンド200の左右両側面の下部コーナー部では水Wが大量に流入して溜まってしまうという極めて特殊な事情がある。

0006

特許文献1,2に記載された発明は車両構造上、図7に示したオープンカーのように、ルーフ1の閉鎖時にバックウィンド2の左右下部コーナー部に大きな凹部が形成されることはないので、降雨や洗車などによる水Wは、ルーフ1の閉鎖時に傾斜したバックウィンド2に沿って後方及び側方に流れる。よって、バックウィンド2の左右下部コーナー部に大量の水Wが流入して溜まることを想定することはできない。

0007

ここで、図9に示したオープンカーの場合、ルーフ100を閉鎖状態(図9図10(a))から開放状態にする時には、デッキカバー300をリンク機構(図示しない)を介して斜め後方に向けて上昇させた後、バックウィンド200の上部をリンク機構を介して前方に傾けつつ後方に回転させ(図10(b))、ルーフ100についてもリンク機構を介して斜め後方に向けて上昇させる(図10(c))。その後、ルーフ100をさらに後方に移動させつつ下降し、バックウィンド200をその上部が後方に、下部が前方になるように回転させて、ルーフ100とバックウィンド200を収納部400に格納し、デッキカバー300を斜め前方に向けて下降させて元の位置に戻すことによって完了する。なお、ルーフ100は車両前方側のフロントルーフ100aと車両後方側のミドルルーフ100bからなり、ルーフ100を収納部400に格納するときには、フロントルーフ100aに対してミドルルーフ100bが折り返された後、重ねられるようになっている。また、バックウィンド200の外周縁部には、バックウィンドウェザーストリップ500が取付けられている。ここで符号Gはサイドガラスを示す。

0008

そこで、本発明の目的とするところは、大量の水が流入して溜まっても安定して車外に排水することのできるオープンカーの排水構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記の目的を達成するために、本発明のオープンカーの排水構造は、開閉式のルーフ(100)を収納可能な収納部(400)を覆うアンダーパネル(301)と、そのアンダーパネル(301)に対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、前記ルーフ(100)に弾接するトップパネル(302)と、前記アンダーパネル(301)と前記トップパネル(302)の左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネル(303)からなる、後傾可能なデッキカバー(300)と、
前記デッキカバー(300)の前記アンダーパネル(301)の前辺部,前記トップパネル(302)の後辺部,前記左右のサイドパネル(303)で囲まれた開口部に位置し、回転自在で前記収納部(400)に収納可能なバックウィンド(200)と、
前記バックウィンド(200)の外周縁部に取付けられる取付基部(501)と、その取付基部(501)に一体成形され前記バックウィンド(200)の上面では前記トップパネル(302),下面では前記アンダーパネル(301),左右両側面では前記サイドパネル(303)にそれぞれ弾接する、前記バックウィンド(200)の外周縁部において外方と内方に並設されたメインシール部(502)とサブシール部(503)を有するバックウィンドウェザーストリップ(500)を備えるオープンカーで、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)では、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)を、少なくとも前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)を前記外方側に突出するように湾曲させ、前記サブシール部(503)より前記内方側となる前記取付基部(501)の位置に、溜まった水(W)を車外に導くための内方水抜き孔(11)を形成したことを特徴とする。

0010

また本発明は、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)では、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)を、前記取付基部(501)に対して少なくとも前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)を前記外方側に突出するように湾曲させたことを特徴とする。

0011

また本発明は、前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の左右両側面の下部コーナー部(C)において、前記メインシール部(502)と前記サブシール部(503)の間になる前記取付基部(501)の位置にも、溜まった水(W)を車外に導くための外方水抜き孔(12)を形成したことを特徴とする。

0012

また本発明は、前記バックウィンド(200)は、バックウィンドガラス(201)の裏面周囲サポートフレーム(202)が取付けられてなるもので、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の取付基部(501)は、前記サポートフレーム(202)に重ねられた状態で固定されるとともに、
前記サポートフレーム(202)の、前記内方水抜き孔(11)に相対向する位置には内方貫通孔(21)が形成されてなることを特徴とする。

0013

また本発明は、前記バックウィンド(200)は、バックウィンドガラス(201)の裏面周囲にサポートフレーム(202)が取付けられてなるもので、
前記バックウィンドウェザーストリップ(500)の取付基部(501)は、前記サポートフレーム(202)に重ねられた状態で固定されるとともに、
前記サポートフレーム(202)の、前記外方水抜き孔(12)に相対向する位置には外方貫通孔(22)が形成されてなることを特徴とする。

0014

なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。

発明の効果

0015

本発明によれば、後傾可能なデッキカバーが、開閉式のルーフを収納可能な収納部を覆うアンダーパネルと、そのアンダーパネルに対して前方上部に段違いでかつ略平行に延びルーフに弾接するトップパネルと、アンダーパネルとトップパネルの左右両側面を連結するように立設された左右のサイドパネルからなり、ルーフの閉鎖時にはバックウィンドの左右下部コーナー部と立設された左右のサイドパネルの間に大きな凹部が生じてそこに大量の水が流入して溜まるといった特別なデザインのオープンカーが有する特有の問題点を、バックウィンドウェザーストリップを外方側に突出するように湾曲させることによって水受け部の領域を広くし、バックウィンドウェザーストリップのサブシール部より内方側となる取付基部の位置に形成した内方水抜き孔から溜まった水を車外に導いて排出するようにしたものである。バックウィンドウェザーストリップの湾曲は、バックウィンドウェザーストリップの全体を外方側に突出するように湾曲させても、あるいは、取付基部に対してメインシール部とサブシール部を外方側に突出するように湾曲させてもよい。

0016

これによれば、バックウィンドの左右下部コーナー部と立設された左右のサイドパネルの間に大量の水が流入して溜まっても、サブシール部の内方側に形成された広い領域の水受け部で受けて内方水抜き孔を介して車外に排出することで、水がサブシール部とメインシール部を越えて車内側に浸入することを防止することができる。

0017

また本発明によれば、内方水抜き孔に加えて、バックウィンドウェザーストリップのメインシール部とサブシール部の間になる取付基部の位置にも、溜まった水を車外に導くための外方水抜き孔を形成したので、メインシール部とサブシール部の間を伝わって流れる水に加えて内方側から外方側にサブシール部を越えてくる水があったとしても外方水抜き孔から車外に排出することができる。

0018

また本発明によれば、バックウィンドは、バックウィンドガラスの裏面周囲にサポートフレームが取付けられてなるもので、バックウィンドウェザーストリップの取付基部は、サポートフレームに重ねられた状態で固定されるので、バックウィンドウェザーストリップは強固に固定され、バックウィンドウェザーストリップが外方側に突出するように湾曲するものであっても取付け上、特に問題はない。
そして、サポートフレームの、内方水抜き孔に相対向する位置には内方貫通孔が形成されてなるので、内方水抜き孔に入った水が溢れだすことはなく確実に内方貫通孔から排出される。
また、同様にサポートフレームの、外方水抜き孔に相対向する位置にも外方貫通孔が形成されてなるので、外方水抜き孔に入った水が溢れだすことはなく確実に外方貫通孔から排出される。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施形態に係るオープンカーのバックウィンドを示す拡大斜視図である。
図1のX部を示す拡大斜視図である。
図2のA−A線断面図である。
図2のB−B線断面図である。
図2においてバックウィンドウェザーストリップの型成形部を除してサポートフレームを示した状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る別のオープンカーにおける、図2のB−B線断面図である。
オープンカーを示す斜視図であり、(a)はルーフの閉鎖時,(b)はルーフの開放時を示す。
図7に示すオープンカーのバックウィンドを示す拡大斜視図である。
別のオープンカーを示す斜視図であり、ルーフの閉鎖時を示す。
図9に示すオープンカーのルーフ閉鎖時から開放時に移る過程を示す要部側面図である。

実施例

0020

図1乃至図5及び図9図10を参照して、本発明の実施形態に係るオープンカーの排水構造について説明する。
このオープンカーは、図9に示したものと同様に、開閉式のルーフ100の後部に回転自在のバックウィンド200が配置されるとともに、バックウィンド200を取り囲むようにデッキカバー300が設けられている。ルーフ100は前側に位置するフロントルーフ100aと後側に位置するミドルルーフ100bからなり、フロントルーフ100aにミドルルーフ100bを重ねるように折り畳め、折り畳んだ状態で車両の後部に設けられた収納部400に収納することができるようにされている。

0021

デッキカバー300は、アンダーパネル301とトップパネル302と、それらアンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結する左右のサイドパネル303からなるもので、リンク機構(図示しない)を介して後傾可能にされている。なお、ここでいう「前後」,「左右」とは、車両の前後方向,左右方向を意味するものである。

0022

アンダーパネル301は、開閉式のルーフ100を収納可能な収納部400を覆っている。
トップパネル302は、アンダーパネル301に対して前方上部に段違いでかつ略平行に延び、ルーフ100の閉鎖時にはルーフ100(ミドルルーフ100b)の後端に弾接するようになっている。
サイドパネル303は、略三角形状パネルを立設したもので前側から後側に向けて上面の高さが低くなるように傾斜していて、アンダーパネル301とトップパネル302の左右両側面を連結している。なお、サイドパネル303の内側、すなわち、左側のサイドパネル303Aの右面及び右側のサイドパネル303Bの左面にガーニッシュを設けることもできる。

0023

バックウィンド200は、デッキカバー300のアンダーパネル301の前辺部,トップパネル302の後辺部,左右のサイドパネル303A(303),303B(303)で囲まれた開口部の前方に位置し、ルーフ100,デッキカバー300とは独立してリンク機構を介して回転自在にされている。
このバックウィンド200は、後述するバックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202が取付けられてなり、バックウィンド200はルーフ100の開放時にはルーフ100とともに収納部400に収納されるようになっている。

0024

なお、ルーフ100を閉鎖状態(図9(a),図10(a))から開放状態にする時には、デッキカバー300をリンク機構を介して後方に向けて上昇させた後、バックウィンド200の上部をリンク機構を介して前方に傾けつつ後方に回転させ(図10(b))、ルーフ100についてもリンク機構を介して斜め後方に向けて上昇させる(図10(c))。その後、ルーフ100をさらに斜め後方に移動させつつ下降し、バックウィンド200をその上部が後方に、下部が前方になるように回転させて、ルーフ100とバックウィンド200を収納部400に格納し、デッキカバー300を前方に向けて下降させて元の位置に戻すことによって完了し、ルーフ100を開放状態から閉鎖状態にするには逆の動きになる。

0025

バックウィンド200の外周縁部には全周を取り囲むようにバックウィンドウェザーストリップ500が取付けられている。バックウィンドウェザーストリップ500は、図1に示すように、バックウィンド200の四つのコーナー部に配置された型成形部500Bと、それら型成形部500Bを接続しバックウィンド200の直線部に配置された押出成形部500Aからなる。

0026

バックウィンドウェザーストリップ500は図3に示すように、バックウィンド200の外周縁部に取付けられる取付基部501と、その取付基部501に一体成形されたメインシール部502とサブシール部503を有している。取付基部501には剛性を強くするため芯材504(ここでは黒く塗りつぶした)が埋設されている(なお、芯材504を設けないようにしてもよい)。
メインシール部502とサブシール部503は、バックウィンド200の外周縁部において外方(バックウィンドガラス201から遠ざかる方向)と内方(バックウィンドガラス201に近づく方向)に並設され、バックウィンド200の上面ではデッキカバー300のトップパネル301の後辺部,バックウィンド200の下面ではデッキカバー300のアンダーパネル302の前辺部,そしてバックウィンド200の左右両側面ではデッキカバー300のサイドパネル303にそれぞれ弾接する。

0027

バックウィンドウェザーストリップ500の押出成形部500Aでは、図3に示すように、取付基部501は、断面略字形状で、バックウィンドガラス201側に長く延びる先端501a側はバックウィンドガラス201とサポートフレーム202の間に挟まれるようにして固定され、後端501b側に形成され、内方に複数の突条リップ501dが設けられた嵌合部501cはサポートフレーム202の周縁部に差し込まれるようにして固定されている。
また、押出成形部500Aにおけるメインシール部502A(502)とサブシール部503A(503)はともに中空形状で取付基部501の上壁から突出するように、取付基部501に一体成形されている。

0028

また、バックウィンドウェザーストリップ500の型成形部500Bでは、図4に示すように、取付基部501は、バックウィンドガラス201側に長く延びる先端501a側がバックウィンドガラス201とサポートフレーム202の間に挟まれるようにして固定され、後端501b側に形成された平担部501eはサポートフレーム202の周縁部の表面側に重ねられ、締結部材としての固定用ボルトスクリューネジなどであってもよい)30で強固に固定されている。

0029

特に図9に示したバックウィンドウェザーストリップ500の下部コーナー部Cにおける型成形部500Bでは、図4に示すように、取付基部501の平担部501eはサポートフレーム202の周縁部の表面側に重ねられるとともに、サポートフレーム202の裏面側には、底面にホース31が接続されたドレインカバー32が設けられ、そのドレインカバー32の上面フランジ32aもサポートフレーム202に重ねられ、すなわち、取付基部501の平担部501e,サポートフレーム202の周縁部,ドレインカバー32の上面フランジ32aが三層状に重ねられ固定用ボルト30でまとめて強固に固定されている。なお、芯材504にも固定用ボルト30が貫通する孔が形成されていて、固定用ボルト30の頭部は芯材504に係止され、さらに強固に固定するようにしている。
また、型成形部500Bにおけるメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)は、押出成形部500Aにおけるメインシール部502A(502)とサブシール部503A(503)に連設されるため外殻の大きさ及び形状は略同一で接続位置に大きな段差が生じないようにされた互いに向かい合う半円弧状で、型成形時中芯(図示しない)を取り出すための穴として使用する。

0030

そして、図9に示したバックウィンドウェザーストリップ500の左右両側面の下部コーナー部Cでは、図2に示すように、バックウィンドウェザーストリップ500を、バックウィンド200の外周縁部からさらに外方(バックウィンドガラス201から遠ざかる方向)側に突出するように湾曲させた状態で取付けている。
ここでは、型成形部500Bにおける取付基部501に対してメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の位置を外方側に突出するように型成形して、水受け部Vの領域を広くしている。

0031

また、型成形部500Bにおけるサブシール部503B(503)より内方(バックウィンドガラス201に近づく方向)側となる取付基部501の位置には、図4及び図5に示すように、内方水抜き孔11を形成するとともに、サポートフレーム202の、内方水抜き孔11に相対向する位置にも内方貫通孔21が形成され、バックウィンドガラス201とサブシール部503B(503)の間に溜まった水Wを、内方水抜き孔11と内方貫通孔21を介してドレインカバー32からホース31を通じて車外に導くようにしている。ここでは、取付基部501に重ねられたサポートフレーム202と取付基部501では同じ位置にそれぞれ内方水抜き孔11と内方貫通孔21を形成し同じ大きさとした。

0032

さらに、型成形部500Bにおけるメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間で、かつ固定用ボルト30による固定位置より車両中央側となる取付基部501の位置には、図4及び図5に示すように、外方水抜き孔12を形成するとともに、サポートフレーム202の、外方水抜き孔12に相対向する位置にも外方貫通孔22が形成され、メインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間に溜まった水Wを、外方水抜き孔12と外方貫通孔22を介してドレインカバー32からホース31を通じて車外に導くようにしている。ここでは、取付基部501に重ねられたサポートフレーム202と取付基部501では同じ位置にそれぞれ外方水抜き孔12と外方貫通孔22を形成し同じ大きさとするとともに、取付基部501に埋設された芯材504にも同じ位置に同じ大きさの孔を形成した。
た。

0033

以上のように構成されたオープンカーの排水構造によれば、バックウィンド200の外周縁部に取付けられたバックウィンドウェザーストリップ500で、バックウィンド200の左右コーナー部Cに位置する型成形部500Bの部位を、外方側に向けて突出するように湾曲させたので、突出させた分、水受け部Vの領域が広くなり、水受け部Vで受けることのできる水Wの量を増加させることができる。

0034

これによれば、バックウィンド200の左右下部コーナー部Cと立設された左右のサイドパネル303A(303),303B(303)の間に大量の水Wが流入して溜まっても、サブシール部503B(503)の内方側に広い領域に形成された水受け部Vで受けて内方水抜き孔11を介して車外に排出することで、水Wがサブシール部503B(503)とメインシール部502B(502)を越えて車内側に浸入することを防止することができる。

0035

また、内方水抜き孔11に加えて、バックウィンドウェザーストリップ500のメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間になる取付基部501の位置にも、溜まった水Wを車外に導くための外方水抜き孔12を形成したので、メインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の間を伝わって流れる水Wに加えて内方側から外方側にサブシール部503B(503)を越えてくる水Wがあったとしても外方水抜き孔12から車外に排出することができる。

0036

また、バックウィンド200は、バックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202が取付けられてなるもので、バックウィンドウェザーストリップ500の取付基部501は、サポートフレーム202に重ねられた状態で固定されるので、バックウィンドウェザーストリップ500は強固に固定され、バックウィンドウェザーストリップ500が外方側に突出するように湾曲するものであっても取付けが不安定になることはなく、特に問題はない。

0037

そして、サポートフレーム202の、内方水抜き孔11に相対向する位置には内方貫通孔21が形成されてなるので、内方水抜き孔11に入った水Wが溢れだすことはなく確実に内方貫通孔21から排出される。
また、同様にサポートフレーム202の、外方水抜き孔12に相対向する位置にも外方貫通孔22が形成されてなるので、外方水抜き孔12に入った水Wが溢れだすことはなく確実に外方貫通孔22から排出される。

0038

なお、本実施形態では、バックウィンド200を、バックウィンドガラス201の裏面周囲にサポートフレーム202を取付けたものとしたが、図6に示すように、サポートフレーム202を設けことなくホース31付きのドレインカバー32を型成形部500Bにおける取付基部501に直接取付けるようにしてもよい。

0039

また、本実施形態では、バックウィンドウェザーストリップ500を湾曲させることについては、型成形部500Bにおける取付基部501に対してメインシール部502B(502)とサブシール部503B(503)の位置を外方側に突出するように型成形したものであったが、バックウィンドウェザーストリップ500の全体を外方側に突出するように湾曲させてもよい。また、下面にホース31付きのドレインカバー32を取付けられるものであれば、バックウィンドウェザーストリップ500の下部コーナー部Cであっても押出成形部を採用することもできる。

0040

また、本発施形態では、図2及び図5に示すように、内方水抜き孔11の形状については車両の左右方向に長い略矩形状とし、外方水抜き孔12の形状については車両の前後方向に長い略矩形状にしたが十分な量の水Wを排出できるものであればよく、特に限定されるものではない。
また、バックウィンドウェザーストリップ500の型成形部500Bに対して内方水抜き孔11と外方水抜き孔12を形成したが、内方水抜き孔11だけを形成するだけでも排水量を増加して溢れを防止することはできる。

0041

1ルーフ
2バックウィンド
3トランク室
4リッドパネル
5バックウィンドウェザーストリップ
11内方水抜き孔
12 外方水抜き孔
21 内方貫通孔
22外方貫通孔
30固定用ボルト(締結部材)
31ホース
32ドレインカバー
32a 上面フランジ
100 ルーフ
100aフロントルーフ
100bミドルルーフ
200 バックウィンド
201バックウィンドガラス
202サポートフレーム
300デッキカバー
301アンダーパネル
302トップパネル
303サイドパネル
303A左側サイドパネル
303B 右側サイドパネル
400収納部
500 バックウィンドウェザーストリップ
500A押出成形部
500B型成形部
501取付基部
501a 先端
501b後端
501c 嵌合部
501d突条リップ
501e 平担部
502(502A,502B)メインシール部
503(503A,503B)サブシール部
504芯材
C 下部コーナー部
Gサイドガラス
V水受け部
W 水

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